JP2001517975A - 治療用装置及び方法 - Google Patents

治療用装置及び方法

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マーガレット ピー サーベック
ロバート エル デブリーズ
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マーガレット ピー サーベック
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/40Applying electric fields by inductive or capacitive coupling ; Applying radio-frequency signals

Abstract

(57)【要約】 ヒト及び動物のガン及びその他の疾病を処置するための装置及びを提供する。該処置は、少なくとも100万分の1の半分の精度をもって同調したラジオ周波数の、低電力でパルスを用いた適用を含む。必要とされるRF信号を発生し、該信号を治療用に適用する装置について、代替可能な態様を開示する。実験室データから、開示された装置及び方法を、マウスのガン性腫瘍を抑制し除去するのに有効に使用し得ることが明らかである。

Description

【発明の詳細な説明】 治療用装置及び方法技術分野 本発明は、一般に、ヒト及び動物のガン及びその他の疾病を処置するための装 置及び方法に関する。さらに具体的には、本発明は、正確に調整された、低電力 の、パルスを用いた電磁気放射(EMR)の適用を基礎とする治療用装置及び方 法に関する。背景技術 43MHz領域にあるラジオ周波数(RF)を用いた様々な疾病の処置に関す る、著しい量の先行文献がある。米国特許第2,545,087号明細書において、F.J. ハートは、43MHz領域にある一連のラジオ周波数を、段階的な様式で適用し て、被験対象を処置する装置を開示している。該周波数は各々60Hzで正弦変 調され、さらに、1分あたり90サイクル(1.5Hz)で操作される第2のゆっ くりとした正弦波発信器によりパルスされている。ハートにより採用されている RF周波数は、小数点以下3桁まで特定されている。 ハート及びその他の研究者たちが、当時入手することができた装置は、真空管 増幅器を基礎としたものであり、その結果発信器は著しくドリフトし、正確に同 調することは不可能であった。RFエネルギーを被験対象に適用するハートの手 段は、ほとんどの場合アンテナとして作用する金属板からなるものであった。前 記のような発信器のドリフト及び不正確性、並びに入手可能な出力デバイスの非 効率性の結果、ハート及び彼と同時代の研究者は、正確に制御された周波数を用 いて科学的な試験を行うことも、あるいは最適な処置療法を見出すこともできな かった。 現代の電子技術により、ハートが利用することかできたものよりも正確かつ安 定な装置を構成することは、比較的容易になっている。その結果、EMRの潜在 的な治療価値を系統的に研究することが可能となっている。本発明者らは、該研 究に長期間取り組み、その結果、研究室のマウスにおけるガン性腫瘍の処置に有 効であることが証明された装置及び方法を完成させた。本発明者らは、同様の方 法を有効にヒトの治療に適用することが可能であると確信する。 本発明者らは、ハートによる解決手段の限界を克服するよう設計された装置を 構成した。本件発明者らは、さらに、動物実験を通して本件発明の有用性を確立 し、次いで該実験の結果を利用して、前記装置及び該装置を有効に使用するため の方法を改良することを試みた。得られた装置及び方法、並びにマウスのガン性 腫瘍の処置への該装置及び方法の適用の実験結果について、以下に詳細に記述す る。発明の開示 一般に、本発明の目的は、電磁気放射を利用して、ガン及びその他の疾病につ いての有効な処置方法を提供することにある。 さらに、本発明の目的は、処置周波数にわたって正確な制御を達成することに より、信頼性がありかつ再現性のある治療結果を、EMR処置方法から得ること にある。 また、本発明の目的は、発生手段から被験対象へEMRを転送するための、効 率的な手段を提供することにある。 本発明の他の目的は、害を生ずる可能性のないきわめて低い電力レベルで適用 し得るEMR処置を提供することにある。 これらの目的及び他の目的は、本発明に従って、1mw未満の電力で、43M Hz領域にあり、小数点以下5桁もしくは6桁まで調整されかつ安定化され、次 いで60Hz、50%デューティーサイクルの方形波で変調され、次いでまた5 0%のデューティーサイクルで、1.167Hz(毎分70パルス)の速さでゲート されたRF周波数を出力する発信器を含む装置の使用を通して達成される。 本願明細書に記載するように、RF周波数は、具体的な被験対象について、問 題となる疾病を処置するにあたり、該周波数について考えられる有効性に基づい て選択される。 本発明の装置による変調されたRF信号出力は、長さ約60cmで、一端が接 地され、約3.175mmの間隔をおいて5回、フラットに同心の方形螺旋状に巻か れたワイヤのフラットループに印加され、ここで該ループ(本願明細書では「処 置ループ」という。)は、金属板に接着されている絶縁層に取付けられている。 この装置を使用するにあたっては、該金属板を、ループを下にして、処置すべ き部位の付近の被験対象の身体の上に置く。RF電力を、1個の処置RF周波数 で1度に1時間以上、ループに印加する。処置の間、処置ループは、直射光及び 移動する空気流から遮蔽される。 本発明には、回路及び詳細な構成の点で、いくらか異なる代替可能な態様があ る。第1に、「バッテリSCPO」と呼ぶものは、バッテリ駆動の「単一結晶パ ルス発信器」であって、金属ハウジングに収容され、内部水晶結晶、及び不可欠 の、外部に取付けられた処置ループを備えるものである。各バッテリSCPOは 、単一の周波数に限定される。この変形も示されており(「マウスSCPO」)、こ の場合には、SCPOは、バッテリの代わりに外部DC電源モジュールで駆動さ れる。「発生器態様」と呼ばれる代替可能な態様は、ヒューレット−パッカード ・モデル8662A周波数発生器の、変調された出力から処置信号を誘導し、該信号 を処置ループに短い同軸ケーブルを通して供給する。発生器態様の周波数及び電 力は、8662A周波数発生器の前面パネルのコントロールを用いて、容易に調整す ることができる。他の代替可能な態様は、また8662A周波数発生器を基礎とする ものであって、RF信号を完全にHP 8662Aの外部で変調し、特定の種類の同軸ケ ーブルを使用して、信号を変調器から処置ループへ搬送する。これらの代替可能 な態様は、回路及び詳細な構成の点で、いくらか異なるが、この点については後 にさらに詳述する。 いずれの代替可能な態様においても、処置は非制限的なものであり、かつヒト に対して完全に安全であると考えられる低電力を使用するものである。 本発明の他の特徴および効果は、以下のさらに詳細な記載から、本発明の原理 を例示により説明するための添付図面を参酌することにより、明らかになると考 えられる。図面の簡単な説明 FIG.1A及び1Bは、バッテリSCPOの上及び下からの外観を示す。 FIG.2は、バッテリSCPOの主たる機能ユニットのブロックダイアグラムで ある。 FIG.3は、バッテリSCPOの概略図である。 FIG.4Aは、バッテリSCPOの変調波形を示す。FIG.4Bないし4Fは、バッテリ SCPOの出力のスペクトル分析を示す。 FIG.5は、発生器態様の構成要素の外観である。 FIG.6は、発生器態様の変調器回路の概略図である。 FIG.7A及び7Bは、各々、発生器態様の変調波形及び出力波形の一部である。 FIG.8A及び8Bは、発生器態様との関係で使用する処置ループの前景及び後景を 示す。 FIG.9A1ないし9J4は、本願明細書に記載されている実施例において、マウスの 処置に使用した処置ハウジング及び処置ループを示す。 FIG.10ないし29は、本発明者らが実験的研究に使用した、各々処置用および対 照用マウスを示しており、Aは(存在する場合)発現した腫瘍の位置であり、B は様々な腫瘍の各体積の時間の関数としてのプロット(対数目盛)であり、また Cはマウスの体重及びヘマトクリット測定の時間の関数としてのプロットである 。 FIG.30A及びBは、各々処置用および対照用マウスの寿命の棒グラフを示す。 FIG.31A及びBは、腫瘍が検出された後の、各々処置用および対照用マウスの寿 命の棒グラフを示す。 FIG.32A及びBは、各々処置用および対照用マウスにおける、腫瘍の数の棒グラ フを示す。 FIG.33A及びBは、各々処置用および対照用マウスにおける、腫瘍に関する結果 の棒グラフを示す。 FIG.34A及びBは、各々処置用および対照用マウスにおける、観察された体重変 化の棒グラフを示す。 FIG.35A及びBは、各々処置用および対照用マウスにおける、観察された腫瘍の 最大寸法の棒グラフを示す。 FIG.36は、8662A周波数発生器のラジオ周波数出力に取付けられる外部変調器 の概略図であり、FIG.36Aは、デバイスの外側の上からの外観である。 FIG.37は、FIG.36に示した変調器により外部からパルスする発生器態様を用い て処置したマウスについて示しており、Aは発現した腫瘍の位置であり、Bは腫 瘍の体積の時間の関数としてのプロット(対数目盛)てあり、またCはマウスの 体重及びヘマトクリット測定の時間の関数としてのプロットである。発明を実施するための最良の形態 1.設計の考察 本発明者らが行った実験によれば、EMRを用いた処置は、次の条件の下で、 最も有効である。 a)処置周波数を、小数点以下5桁または6桁まで、あるいは少なくとも100 万分の1の半分の精度をもって、選択すること。 b)周波数は、処置の間を通じて、極めて安定であること。 c)選択した正確な周波数を、その周波数に維持し、1時間以上変化させるこ となく印加すること。 d)被験対象に印加するRF電力は、1ミリワット(mw)未満に維持するこ と。 e)EMRは、コイル状のワイヤのループであって、43MHz領域の処置の 場合、長さ約60cmのものを通して適用する。 表1に列挙した周波数は、表示した疾患を処置するのに有効であると考えられ る。表1: 処置周波数 上記のリストは、本発明者らが研究し、有効であることを見出した周波数の全 てを含む。本発明者らは、異なる周波数は、上記周波数に近いものであっても、 有効ではないと確信する。本発明者らは、処置の有効性が、本願明細書に記載さ れている精度まで正確に選択された周波数に、臨界的に依存することを見出した 。本発明者らは、また、定常的な処置周波数が、掃引または変化する周波数に比 べてより有効であることを見出した。 本発明は、上記の表に記載された周波数に制限されることを意図するものでは ない。本発明者らは、43MHz領域中に、本発明者らが未だ研究してはいない が、同様に有効な他の周波数が存在するものと確信する。同様に、本発明者らは 、全く違った領域中、例えば、はるかに高い周波数に、有効な処置周波数が存在 するものと確信する。最も重要な因子は、本発明者らの観点によれば、正確に選 択した周波数を、定常的に、1度に1時間以上適用することにある。 2.代替可能な治療用デバイスの構成 20年間、本発明者らは、マウスを処置するための正しい周波数、及びマウス に処置を施すのに最も可能性の高い装置(方法)を得るために研究してきている 。本発明者らの実験には、処置ループの代わりに2枚のプレート(ホット及びグ ランド)を使用することも含まれていた。全てを考慮に入れた結果、本発明者ら は、処置ループ電極を採用する態様が、マウスについての実験で最も成果があっ たと考えている。 本発明の代替可能な態様について、本願明細書に詳細な説明を記載することに より、本発明において教示されている原理が、容易に実施しうるものであること を示す。これらの態様は、本発明の可能な構成のいくつかを示しているに過ぎず 、また、本願明細書に記載されている本発明の原理を利用することにより、類似 の装置及び方法を、RFエネルギーの制御された治療用の適用を適用を目的とし て、容易に案出し得ることが、理解されるべきである。 A.バッテリSCPO FIG.1A及び1Bに、処置用デバイスのバッテリ制御の態様の上及び下からの外観 を示す。デバイス100は、小型で、自給型の、方形の金属パッケージであって、 大きさが、長さ約7.37cm、幅約5.46cm、及び厚さ約1.78cmのものの中に組 立てられている。 ハウジング110は、好ましくは金属である。これは、装置のための機械的な保 護を与え、また電磁気シールドとして作用する。ハウジング110は、はんだ付け されている。パッケージの外部からアクセス可能なバッテリホルダ(カルトロニ クスBH-124)(これはまた、ハウジング110の外側に置き、又は取付けてもよ い。)において、ハウジングは、ユニットに電力を供給する、各々約1.5ボルトの 、4個の標準的な1.5ボルト「AA」アルカリ乾電池115を収容できる。 FIG.1Bに示されているデバイスの下側は、本願明細書で「処置ループ」と呼ぶ 表面取付けのワイヤのコイルを収容することができる。処置ループ120の一端は 、ハウジング110の底にあるワイヤ供給孔140を通って、ハウジングの底面を入っ ている。処置ループの他の末端は、はんだ点150で、110の外部に接地されている 。処置ループ自体は、同心の方形螺旋状に5回巻かれた20AWGソリッド銅ワイヤ であって、厚さ2mm(0.080インチ)の高衝撃性スチレンのシート111に埋め込 まれており、該シートが110の底面に接着されているものからなる。(あるいは 、処置ループは、プリント配線基板上に構成されていてもよい。)巻線は3.175 mmの間隔で離れており、ループの全体の寸法は、2.858×5.258cmである。 処置ループ120は、コイルからの広い照射パターンを有する。これは、「収束 型」の照射ではなく、発散型の照射である。処置ループ120の背面からよりも、 前面からより多くの信号を入手することが可能である(背面は接地平面により遮 蔽されている)。背面のシールドなしのループを用いて試験を行ったが、背面シ ールドがある場合ほど良好な結果は得られなかった。信号は中心で最も強い。な ぜなら、そこで「ホットな」リードが処置ループ120に接続されているからであ る。 処置ループ120を駆動する回路構成は、ハウジング110中のプリント配線基板19 0(FIG.1Bのカッタウェイ図180に示されている)上に含まれている。この回路に ついての概略は、FIG.3に示されている。回路は2個のタイマ回路210及び240を 含み、これらは、約60Hz、約50%のデューティーサイクルの方形波、及び 毎分約70パルス(1.167Hz)、約50%のデューティーサイクルの方形波を、 各々供給する。これら2種類の方形波は、ANDゲート260で組合され、約1.167 Hzでパルスされた約60Hzの方形波が生成され、約60Hzの方形波及び約 1.167Hzの方形波は、各々約50%のデューティーサイクルを有する。AND ゲート260による出力波形を、FIG.4Aに示す。 ANDゲート260の出力は、次いでフィルタ270に向けられ、次に水晶結晶X 1280に向けられる。多数の周波数を選択することができるが、現在までに作製さ れてきたバッテリSCPOは、43.351830±20Hz、43.351850±20Hz、43.351 855±20Hz、及び43.351870±20Hzの第3高調波のための結晶カットを使用し ている(14.450MHz領域内のベース周波数に対応する)。これらの周波数が、広 い範囲の疾患を処置するのに最も有効であることが、見出された。結晶280の出 力は、処置ループ120に向けられる。 さらに詳細に見ると、FIG.3中の概略図は、4個の乾電池301から誘導される回 路のための電力を示している。この電源は、正の線302及び接地線303を供給して いる。 約60Hzのタイミンク回路210は、低電力TLC 555タイマU2311であって、無 安定マルチバイブレータとして接続ピン2(トリガ)及び6(スレッショルド) により設定されているものを基礎としている。ピン1は接地303に接続されてい る。ピン4及び8は、正電源線302に接続されている。ピン5は、正電源からの IKの抵抗器R9317(このもの及び本願明細書に記載の他の全ての固定抵抗器 は、特に断らない限り、5%、1/4ワットである。)及び接地302への2.2Kの 抵抗器R8325を含む電圧分配器の中間点に接続されている。ピン6は、さらに 、ピンから順方向にバイアスされている1N914、75PIVのスイッチングダイオード D2319、接地303への0.22uF(50ボルト)の電解質キャパシタC3327、20 K,15巻、3/4ワットの可変抵抗器R7323のワイパへの47Kの抵抗R532 1(その一端はオープンであり、他の一端はピン7に接続されている。)に接続 されている。ピン7はさらに、20K,15巻、3/4ワットの可変抵抗器R6 315のワイパへの33Kの抵抗器R4313(その一端はオープンであり、他の一端 は正電源線302に接続されている。)に接続されている。ピン3は出力である。 555タイマU2215により生成される方形波周波数及びデューティ−サイクルは 、20K,15巻、3/4ワットの可変抵抗器R6315及びR7323により、次式 にしたがって調整される: t1(出力高)=0.693×(R4+R5+R6+R7)×C3 t1(出力低)=0.693×(R5+R7)×C3 T(全期間)=t1+t2 f(周波数)=1/T D(デューティーサイクル)=(R5+R7)/((R4+R6)+2 ×(R5+R7)) (単位:R−オーム、C−ファラッド、t、T−秒、f−Hz) この方形波の正確な周波数及びデューティーサイクルは、バッテリの電圧及び 正確な素子の値により変化する。好ましい態様の操作が成功するのに必要とされ る60Hz及び50%デューティーサイクルの数字は、バッテリの状態、正確な 素子特性、及び、周囲及び層さ温度などの環境因子に基づけば、±10%である と考えられる。 1.167Hz(毎分70パルス)のタイミンク回路240は、回路210のものに類似 している。約1.167Hzのタイマ回路240は、低電力TLC 555タイマU3341であっ て、無安定マルチバイブレータとして接続ピン2(トリガ)及び6(スレッショ ルド)により設定されているものを基礎としている。ピン1は接地303に接続さ れている。ピン4及び8は、正電源線302に接続されている。ピン5は、正電源 からの1Kの抵抗器R14347及び接地303への2.2Kの抵抗器R15355を含む電 圧分配器の中間点に接続されている。ピン6は、さらに、ピン7から順方向にバ イアスされている1N914、75PIVのスイッチングダイオードD3349、接地303への 10.0uF(16ボルト)の電解質キャパシタC4357、20K,15巻、3/4 ワットの可変抵抗器R13353のワイパへの47Kの抵抗R11351(その一端は オープンであり、他の一端はピン7に接続されている。)に接続されている。ピ ン7はさらに、20K,15巻、3/4ワットの可変抵抗器R12345のワイパ への33Kの抵抗器R10343(その一端はオープンであり、他の一端は正電源 線302に接続されている。)に接続されている。ピン3は出力である。 TLC 555タイマ回路210及び240のいすれの出力電圧も約4ボルトであるが、 これはバッテリの供給電圧により変化する。 約1.167Hzの信号は、330オームの入力抵抗器R2367及びR3367、並びにMP S2907 PNPトランジスタQ1280及びQ2290からなるANDゲート260において、 約60Hzの信号と組み合わされる。FIG.4Aは、ANDゲート260からの波形出 力を示す。 ANDゲート260の出力に続くのは、接地303に順方向バイアスされた2ma赤 色発光ダイオード(LED)(ラジオ・シャック276-044又は同等の物)と直列の2 .15K抵抗器R1369である。該LEDは、ハウジング110の外側上に見ることが でき、単にバッテリSCPOが作動していることの視覚的な表示を提供するため に、回路中に置かれている。 回路の残りは、8.2mHのインダクタL2371(ミラー8230-18)、5.5-18pFト リマキャパシタC2372(スプラーグ−グッドマンGY A22000又は同等の物)、水晶 結晶X1280及び接地303への処置ループL1120からなる。 結晶X1280は、14.450MHz領域内のベース周波数、及び43.351830±20Hz 、43.351850±20Hz、43.351855±20Hz、及び43.351830±20Hzの周波数の 1つの第3高調波を有するようなカットである。水晶結晶280は、インターナシ ョナル・クリスタル・マニュファクチャーズ(私書箱26330、オクラホマ・シテ ィ、OK 73126)から入手し、十分に注意して選択した。結晶の他の入手元には、 CTS社、ナイツ・ディヴィジョン(400イースト・ライマン・アヴェニュー、 サンドウィッチ、IL60548)(現在は営業していない)及びNELフリークエンシ ィ・コントロールズ社(357ベロイト・ストリート、バーリントン、WI)が含ま れる。 結晶は、各周波数について1回に25〜50個注文し、次いでソーンダース結 晶試験システムで各々試験を行って、所望の周波数特性を有する結晶を選択した 。1個の代表的な結晶について、44オームへ2060マイクロワットのドライブレ ベルで、容量負荷10pFとして、予想される一連の共振周波数付近の参照周波 数で駆動した試験結果を、表2に示す。表2: 結晶測定実験 このデバイスでは、オーブンは使用しなかった。代わりに、該ユニットの電源 を使用前に10分間入れておき、華氏約72°の室温の室内で使用した。 バッテリSCPOの出力部分は、一連のLC回路、一連の結晶、及び、もう一 つのインダクタである処置ループを含む。結晶の大きなモーショナルインダクタ ンス、及びその極めて小さなモーショナル容量が、出力回路を支配している。こ れは、ANDゲート260から出る方形波列により駆動される。FIG.4Aに示したよ うに、トランジスタQ2365のコレクタで測定した、ANDゲート260からの変調 波形出力は、18nSの立ち上がり時間及び約120nSの下降時間を有する。妥 当な概算では、変調波形における各60Hzサイクルは、低い一連の抵抗を有す る一連のLC回路への、前記立ち上がり時間及び下降時間を有する4ボルトステ ップの入力を表わす。この方形波の急峻な立ち上がり及び下降の高周波成分によ り、結晶の特徴的な基本周波数及び高調波でのリンキングが刺激される。 処置ループ120への入力点でのバッテリSCPOの実際の出力は、オシロスコ ープ上で観察することができ、RF周波数が含まれているのが認められる。これ は、43.351870Hz結晶で構成されたSCPOを用いて観察された。SCPOか らの信号をスペクトル・アナライザに入力すると、14.448461MHzの基本結晶 周 波数において−75dBのピークが観察され、43.351870MHzの結晶の第3高 調波周波数において−85dBのピークが観察された。さらに、比較的弱いRF 信号が、43.420000MHzにおいて観察された。これら様々なスペクトル・アナ ライザのスキャンを、FIG.4Bないし4Fに示す。 要するに、従来の結晶発信器回路を使う代わりに、バッテリSCPOは、可聴 範囲の方形波入力パルスにより駆動される結晶列を使用することで、低電力であ りながら、なお正確に同調された、パルスされたRFエネルギーを生成する。 処置デバイスは、処置ループを下にして、処置すべき所望の部位において被験 対象の身体に印加することにより使用される。 上記のとおり、バッテリSCPOは、43.351830±20Hz、43.351850±20Hz 、43.351855±20Hz、及び43.351870±20Hzに同調された結晶を用いて組立て られた。これらの周波数が選択された理由は、これらが各々複数の疾病を処置す るのに有用であると考えられるからであり、また、結晶を交換するのは不便なの で、多目的デバイスが好都合だからである。しかしながら、この態様が、治療上 有用であるとされている上記の任意の周波数において有効であり、また、将来に おいて治療上有用であることが見出された任意の周波数において、必要に応じて 適切に調整された出力要素を用ることにより有効であると考えられない理由はな い。 バッテリSCPOの部品リストを、表3に示す。 表3: バッテリSCPOの部品リスト B.発生器態様 処置デバイスの代替可能な態様を、FIG.5に示す。これは、ヒユーレット−パ ッカード社製のモデル8662A周波数発生器500を使用している。周波数発生器500 は変調入力520を有し、ここに変調器ユニット540が接続されており、これが約5 0%のデューティーサイクルを有する約60Hzの方形波を供給し、次いでこれ が、やはり約50%のデューティーサイクルを有する約1.167(毎分70 パルス)の方形波でゲートされる。 変調器ユニット540の回路構成については、以下にさらに詳細に記載するが、 ANDゲートの点までは、バッテリSCPOの場合と同様である。 FIG.6に示すように、電力はプラグインDC電源モジュール550(ラジオシャッ ク、カタログ番号273-1455C又は同等物)であって、定格が9ボルトD.C.で0.3ア ンペアであるものにより供給される。モジュールからの正のリードはパワースイ ッチSW1542を通ってスイッチされ、次いで、78055ボルト電圧調整器U1605 に向けられる。電源の負のリードは、ユニットの接地レール603に接続されてい る。電圧調整器U1605の入力及び出力は、ともに、0.01uF、500ボルトのディ スクセラミックキャパシタC1606及びC2607により、グランドにバイパスされ ている。出力である定格5ボルトは、正の電源レール602に印加される。 TLC555タイマ611及び641に関する回路構成は、FIG.6に示されており、バッテ リSCPOに関連して上に記載した対応する回路構成と同一である。FIG.6中の" 611"ないし"657"の参照数字は、FIG.6中の同一の素子"31F"ないし"35T"に対応す る。 発生器態様についての変調器のANDゲートも、バッテリSCPOの場合と同 一に構成されている。R2、R3、Q1及びQ2(661、663、665、及び667)は 、SCPO回路の場合(361、363、365、及び367)と同一の値を有する。 LEDインジケータ回路R1669及びD1541は、R1669が2.15Kではなく330 オームである点で、バッテリSCPOの対応部分と相違する。抵抗器の相違は、 各回路において適切なLEDの明るさを得ることを目的とするものである。 可変抵抗R17677は、正のレール602と接地603との間の電圧分配器の役割を 果たす。R17677のワイパは、HP 8662Aへの出力のための、正にオフセットし た「グランド」を提供する。この理由は、HP 8662Aが変調のためのDC信号を要 求し、そのため、この調整を行うことにより、HP 8662Aのシャーシを参照した場 合の「ゼロボルト」付近での出力をオフセットするからである。 Q2665のエミッタでのANDゲートの出力は、8.2uHのインダクタL2671 (ミラー8230-18)に接続されている。得られた信号は、比較的大きな電解質キ ャパシタ、すなわち、1.5uF、定格35ボルトのC5673によりグランドにバイ パスされ、次いで出力BNCコネクタ521の中心リードに受け渡される。 変調器ユニット540により生成される変調波形の概略を、FIG.7Aに示す。波形 の立ち上がり及び下降の丸まりは、キャパシタC5673の影響である。HP 8662A による60Hzサイクルの出力の1つの変調された波形を、FIG.7Bに示す(この 図のRF成分は一定縮尺で描かれてはいない)。周波数発生器の出力電力は、1 mw未満である。 周波数発生器500の出力は、装置のパネルに接続された第2のBNCコネクタ5 31を通って、また、50オームの、二重に遮蔽された同軸ケーブル567(RG174ケ ーブル、マウザー#515-156-12又は同等物)を通って向けられている。該同軸ケ ーブルは、ステンレススチール板上にラミネートされた厚さ2.0mm(0.080イン チ)のスチレンシートに取付けられた処置ループ565へ向けられている。この板 の寸法は、おおよそ10.2cm×6.35cmである。処置ループ565は、長さ約60 cmの20AWGソリッド銅ワイヤであって、5回巻を含むフラットな方形螺旋状に 巻かれており、巻から巻までの間隔は約3.175mmであり、全体の寸法が2.858× 5.258cmのものである。ループの中心は同軸ケーブル567の中心リードにはんだ 付けされている。同軸ケーブル567のシールド863は、プレート560の裏面にはん だ点861ではんだ付けされている。処置ループ565の外側末端は、はんだ点570で プレート560のループ側にはんだ付けされることにより、接地されている(プレー トの両側を示すために図A及びBを使用する)。 周波数発生器を基礎とする処置用デバイスの態様からの信号は、バッテリで操 作するデバイス100により出力されるものよりも、電磁気的に強い。また、43 MHz領域中の所望の周波数で、単一の純粋なRF成分のみを有する点で、特徴 的である。発生器態様の処置ループは、バッテリ駆動態様の場合と同様の方法に より、被験対象に適用される。 発生器態様の部品リストを、表4に示す。表4: 発生器態様の部品リスト C.代替可能なマウス研究用「マウスSCPO」 以下に記載するマウス研究の目的のため、処置用デバイスの代替可能な態様を 開発した。本願明細書では、これを「試験態様」と呼ぶ。マウスSCPOは、上 記のバッテリSCPOに類似の装置からなるが、バッテリ区画を有さず、外部A C電源アダプタにより駆動される。使用した電源アダプタは、発生器態様につい ての変調器で使用したのと同じラジオシャックアダプタ550である。マウスSC POにおける電源回路は、発生器態様についての変調器で使用したのと同一であ り、7805調整器U1605、及び2個の0.01uFバイパスキャパシタC1606及びC 2607を含む。他の全ての観点において、マウスSCPOは、FIG.1、2及び3 に示したものであり、表4に列挙した素子を使用している。 マウスSCPOで失われている特徴は、ワイヤで束縛されることによる結果の 拘束の不存在である。しかしながら、マウスを扱う場合には、この特徴は無関係 である。なぜなら、いかなる場合においても、マウスを処置のために固定してお く必要があるからである。他方、該試験態様は、消耗したり確認したり交換した りする必要のあるバッテリを有さない点で、優れている。D.外部パルス発生器態様 さらに他の処置用装置の代替可能な態様を開発した。本願明細書では、これを 「外部パルス発生器」と呼ぶ。外部パルス変調器態様は、(1)変調器が、HP 8 662Aの変調器入力に接続されておらず、代わりに、HP 8662AのRF出力へのBN Cコネクタを通じて直接接続されている点、(2)変調器が外部からRF信号を 変調し、HP 8662Aにより提供される内部変調回路を利用しない点、及び(3)変 調器を処置ループに接続するのに使用するケーブルが、特定の種類の同軸ケーブ ル、すなわち、50オームの同軸ケーブルであって長さが1.1メートルの、ヒュ ーレット−パッカード10501Aである点、を除き、FIG.5に示す装置と同一である 。 外部パルス発生器態様における変調器は、一連のソリッドステートRFスイッ チ及び関連するコネクタを含み、ポテンシオメータR17677及びキャパシタC 5677が除かれ、主電源接地レール1303(FIG.6中のレール603に対応する)から グランドをとっていることを除き、FIG.6に示されているものと同一のパルス回 路によりパルスされる。(8662Aの変調入力とインターフェイスする必要がない ので、FIG.6の出力回路において浮動接地を使用する必要がない。) FIG.36中の概略図は、この外部変調器の回路全体を示している。該デバイスの 外観を示すFIG.36Aにおいて、遮蔽された箱3601が、変調器ハウジング3600の端 に取り付けられている。オスBNCコネクタ3610は、8662AのRF出力に直接取 付けられている。メスBNCコネクタ3620は、10501同軸ケーブルに取り付けら れ、これが処置ループに繋がっている。(このユニットは自給型外部変調器なの で、HP 8662Aのコントロールパネル上の所定のスイッチを使用して、HP8662Aへ の内部変調を切っておく必要がある。) RFスイッチング回路においては、インダクタL23671の出力は60Hz/1. 667Hzの波形3640である(FIG.7Aに示されているどおり)。この波形は、L2367 1からのパルスに従って入力3653に適用されるRFをスイッチするように、D43 651及びD53652上のバイアスをシフトさせる。また、インダクタL23671は、 この回路において、過剰なRFがパルス回路構成に戻ってくるのを防ぐためのチ ョークとしての役割を果たす。表4A: 外部パルス発生器態様のための追加の部品 3.実験方法及び結果 1995年〜1996年の間、1996年6月25日まで、ガン性腫瘍、のう腫、外傷、及び 腫瘍形成の抑制及び除去に関する本発明の有用性を試験するため、コントロール された一連の実験を行った。実験はマウスについて、通常のスケジュールにより 特定の周波数及び強度で局所的に雷磁気照射(EMR)を適用することによって 、マウスにEMRを適用するために調整された本発明の装置を使用して行った。 また、1997年に、外部パルス発生器態様を使用して処置したあるマウスに関して 、いくつかの追加の測定を行った。 「抑制及び除去」とは、サイズが大きくなり、発生頻度が高くなり、また消失 するとは思えない未処置の腫瘍とは反対に、発達すべき腫瘍などのサイズが小さ くなり、その発生頻度が比較的低くなり、また消失しそうであることを意味する 。実験用被験対象としてのJAXマウスの使用 バー・ハーバー、メイン州、04609にあるジャクソン・ラボラトリは、科学的 研究用のマウスを提供している。この特別なマウスは、C3H HeOuJとして特定さ れる、特殊な同系交配の「JAXマウス」である。このマウスは、承継遺伝子、 過剰なホルモン刺激、及び母乳を通して子に伝えられるマウスの乳腫瘍ウイルス といった寄与因子に起因して、本質的に乳腺の腺癌に非常にかかり易い点で、極 めて異常である。このマウスでは、腺癌は自発的に発達し、該品種は年齢8ヶ月 までに、乳腫瘍の高い発病率により特徴付けられる。本発明者らは、本願明細書 に記載の全ての処置及び対照を含む、マウスの腫瘍の処置に関する全ての研究を 通じて、「JAXマウス」C3H HeOuJを使用した。 JAXC3H HeOuJマウスを選択して、抗ガン処置の試験のための感度の高い動 物モデルを得た。処置を受けたグループの、未処置の対照に対する、寿命あるい は全体的な様子、健康状態、及び関連するその他のデータ等の身体的特徴におけ る改善を決定することにより、該腫瘍についての様々な処置の有効性を測定した 。JAXマウスを使用したこの試験方法は、ヒトにおけるガン処置の予測される 効果を決定するのに有効な動物モデルであることが認められた。 1997年3月18日付けのメモにおいて、ジャクソン・ラボラトリは、C3H/HeOuJ の使用者に、この種において腫瘍の発達及び発病が時間経過とともに変化するこ とが観察される旨を告知した。本件発明者らの実験は、このメモが関連する期間 よりもはるかに短い期間で主として行なわれたものであり、本件発明者らによる 実験結果は、いずれもこれにより影響を受けないものと確信する。 実験方法及び結果の要約 「対照」及び「処置」の選択されたJAXマウス(各グループ10匹のマウス )を、その寿命の存続期間にわたって観察した。対照マウスは、処置方法を全く 受けなかった。処置マウスは、皮膚層にEMRの照射を受けた。 与えられた処置は、マウスの皮膚に適用された電磁気放射に曝露されることで あり、ここで照射は処置の間所定の周波数に維持された。処置の時間は通常30 分〜1時間とし、処置の間、電極は過度の光及び空気流の動きから遮蔽された。 以下に詳細に記載する本発明者らの実験からのデータは、次のことを示してい る。 1. 処置マウスは対照よりもはるかに長く生きる。 2. 処置マウスの寿命は、通常の(JAXでない)マウスの寿命に比べて有 望である。 3. 処置マウスは、その一生の間健康である。 4. 事前の処置により、腹部の腫瘍の発達が予防される。 5. 腹部の腫瘍を電極で直接処置した場合、該腫瘍は消失する。 6. 反対に、 a) 対照マウスの腫瘍は、マウスが死亡するまで急速に発達する。 b) また、腫瘍が発達するに従って、対照マウスの体重は増加し、ヘ マトクリットは減少し、死亡まで健康は悪化する。 本願明細書に記載の特定のマウスの処置は、43.351830MHz、43.351850MH z及び43.351870MHzの周波数を供給するように予め設定された低電力源によ り電圧を印加された電極からの照射に、JAXマウスを曝露することによる。い くつかの場合においては、これらの周波数に予め設定したHP-8662A信号発生器で あって、前記の約1.667及び60Hz、約50%のデューティーサイクルの方形 波パルス列を供給するために、変調器(1997年のデータ以外の全てのデータにお いて、内部結合変調器)を備えたものを使用した。他の場合においては、同一の パルス処理周波数を、内部水晶結晶で駆動する自己の変調器回路を有する上記「 マウスSCPO」態様を用いて得た。 前段落に列挙した選択周波数は、長年にわたって行った予備実験に基づくもの であり、予備実験の間、多数のマウスを様々な条件下で、また様々な方法で処置 した。前段落で特定した3つの周波数は、広い範囲の疾患の処置に最も有効であ ると本発明者らが確信したものに含まれる。マウスSCPO態様を使用する場合 、69%の時間(全950時間のうち659時間)使用した周波数は、4335187OHzで あった。HP 8662A信号発生器を処置に使用する場合、多数の(35)異なる周波 数を使用した。処置方法 腫瘍が認められる前に処置を受けた処置マウスのうちの一匹(OUJ-479)は生 き、腫瘍なしに死亡した。 残りのマウスの処置は、腫瘍が、長さ、幅及び高さが0.07インチ、すなわち、 0.0295cm3(0.00018立方インチ)の体積を有する楕円体に相当するに到った直 後に開始した。これら10匹のマウス全てについての処置を、日曜日を除く毎日 行った。処置周波数は、狭い範囲内のいくつかの特定の周波数に限定し、強度は 50オームの負荷への0dBmに設定した。 各々のマウスの間の多様性により(ヒトを含む他の種と同様に)、1の被験対象 について有効な治療構成が、他の場合にも機能するとは限らない。43.351850M Hz及び43.351870MHzの周波数を、ほとんど全てのマウスについての標準治 療のために使用した。これらの周波数は、良好な結果を示した。マウスを信号発 生器及び/又はパルス結晶由来の43.351850MHzで処置すると、二次感染が解 消することが明らかになり、また、43.351870MHzで処置すると、一般的な健 康を維持するように思われた。全ての処置マウスは、非常に活発で、健康な皮膚 及び毛並を有していることが認められた。以下に列挙するマウスのうち、全ての ヘマトクリット値は38%〜46%の健康範囲に留まり、体重は基本的に治療の 開始から同じであった。 次の方法に従って、処置および対象の両方のマウスについて、ヘマトクリット を測定した。ヘマトクリットは1週間に1回測定した。マウスを熱電灯の下に数 分間置いて、尾の血管を膨張させ、試料のための血液の抽出を容易にした。採取 する血液の量は、標準的な長さ75mmのキャピラリチューブに約半分とした。 血液を入れたキャピラリチューブを、マイクロ−ヘマトクリット遠心機中で、「 No.3」の印に合わせて回転させた。キャピラリチューブを取り出して、試料 中に見出すことのできる赤血球の割合が得られるマイクロ−ヘマトクリット・チ ューブリーダー中に置いた。 長さ0.07インチ、幅0.07インチ、高さ0.07インチの腫瘍は絶対的に悪性腫瘍で あり、良性腫瘍又は包のう外傷は除去され得ることが観察された。一致した寸法 の下での腫瘍形成は問題であった。認められたほとんど全ての腫瘍形成は 0.07インチ、0.07インチ、0.07インチ及びそれ以上であった。 処置は、FIG.9に示すような様々な処置電極及びハウジングを採用した。好ま しいハウジングはFIG.9Aに示す“E”ハウジングであり、好ましい電極は、マウ スSCPOとの関連では“I”電極(FIG.9J)であり、ヒューレット−パッカー ド信号発生器と使用する場合“F”電極(FIG.9B)であった。 処置電極上で直接処置した腫瘍は、ゆっくりと退行し、ついには消失した。電 極上になかったか、あるいは部分的にのみ電極上にあった腫瘍は、成長速度が低 下したものの、腫瘍は定常的に成長し、退行することはなかった。いかなる腫瘍 をも処置し得るように、電極を再設計した。完全に成長を退行させるために必要 とされる最大の処置を受けるためには、腫瘍は直接電極上になければならない。 腹に外傷を有するマウスを直接電極に接触させたところ、全てが完全にゼロにま で退行した。首、左脚、右首、右脇腹などの外傷を有するマウスについても、同 様に成功したものがあった。 これらのマウスでは、乳腫瘍は自発的に発生するので、何匹かのマウスについ ては、いかなる腫瘍も出現する前に、ほぼ100%の発生率を有するガン性C3H種の 不可避の死を避けることを期待して、処置を行った。現在までのところ、1匹の マウスが腫瘍なしに寿命の間生き、老齢で死亡した。 処置マウス それぞれの処置マウスに関する本発明者らの実験結果を、以下に記載する。各 マウスについて、マウスの腫瘍が発現した場所を示す対応する図(ここで腫瘍は 「腫瘍番号」T−X並びに図の参照番号により特定される。)、腫瘍体積(単位 立方インチ)対時間(単位日)のグラフ、マウスの体重(単位グラム)及びヘマ トクリットの読み対時間(単位日)のグラフがあり、付録に、マウスについて得 られた全ての実験測定値が記載されている。 各腫瘍成長グラフ(FIG.10B、11Bなど)は、問題となっているマウスにおける 各腫瘍の寸法を、単位立方インチで、該被験対象の最初の腫瘍の出現の後の日数 の対数関数として示す。腫瘍体積(単位立方インチ)は、腫瘍がほぼ楕円体であ り、長さの1/2×幅の1/2×高さ×2.094に等しい体積を有するとの仮定 に基づいて算出した。 各体重及びヘマトクリットのグラフ(FIG.10C、11Cなど)は、2つの別のプロ ット、すなわち(a)マウスの体重(単位グラム)、及び(b)被験対象のヘマ トクリット値(赤血球の割合)を、該被験対象の最初の腫瘍の出現の後の日数の 線形関数として示す。 各処置マウスに関して収集した詳細なデータは、付録A−1、A−2等に表の 形で示されており、各対照マウスに関して収集したデータは、付録B−1、B− 2等に表の形で示されている。1997年に試験を行った1匹のマウスに関するデー タは、付録Cに表の形で示されている。 例1−処置されたマウスOUJ−456 表5:OUJ−456の処置の概要 このマウスは、腫瘍が現れる前219日間生存した。我々の電極に届くのが困難 であったT−2 1002が成長したか、通常の対照マウスより遅い比率で成長した ことを(図10Bで)認めなさい。これ及び他の例より分かるように、処置され たマウスは腫瘍が現れた後対照より3倍長く生存する。 例2−処置されたマウスOUJ−470 表6:OUJ−470の処置の概要 このマウスは、腫瘍が現れる前258日問生存した。T−1 1101は現れて、2度 の異なる時に消えることを(図10Bで)認めなさい。T−2 1102は短期間現 れた。T−3 1103は、このマウスが496日生存した時に現れた。これは我々の実 験で最も長く生存したマウスの1つである。 例3−処置されたマウスOUJ−471 表7:OUJ−471の処置の概要 このマウスは、腫瘍が現れる前305日間生存した。T−1 1201及びT−2 120 2は短期間現れたことが認められる。30グラムの安定した重量と一定の高いヘマ トクリット率の記録を(図12Cで)認めなさい。これもまた我々の最も長く生 存したマウスの1つであった。 例4−処置されたマウスOUJ−473 表8:OUJ−473の処置の概要 実験として、我々は、腫瘍が現れる前このマウスを処置した。このマウスは如 何なる腫瘍も発生しなかった(図13B)。それは、我々が処置を開始する前に 303日間生存した。28グラムの安定した重量を(図13Cで)認めなさい。これ もまた我々の最も長く生存したマウスの1つであった。 例5−処置されたマウスOUJ−475 表9:OUJ−475の処置の概要 このマウスは、腫瘍が現れる前に256日間生存した。T−1 1401及びT−2 1 402は短期間現れたことを認めなさい(図14B)。30グラムの安定した重量と ほとんど一定の高いヘマトクリット率の記録か認められる(図13C)。これも また我々の最も長く生存したマウスの1つであった。 例6−処置されたマウスOUJ−476 表10:OUJ−476の処置の概要 このマウスは、腫瘍が現れる前に267日間生存した。T−1 1501及びT−5 1 505は現れて残っていることを認めなさい(図15B)。30グラムの安定した重 量と高いヘマトクリット率の記録が認めなさい(図15C)。これらすべての腫 瘍にもかかわらず、このマウスは最後まで健康のままでいて長期間生存した。 例7−処置されたマウスOUJ−506 表11:OUJ−506の処置の概要 このマウスは、腫瘍が現れる前に287日間生存した。T−1 1601,T−2 160 2,及びT−3 1603が短期間現れたことを認めなさい(図16B)。170日後、 T−2 1602が表れた。一定の高いヘマトクリット率の記録を認めなさい(図1 6C)。これは我々の最も長く生存したマウスで、長い健康な生涯を送った。 例8−処置されたマウスOUJ−516 表12:OUJ−516の処置の概要 このマウスは、腫瘍の記録的な数を有し、それらの多くは腹部にあるのではな かった(図17A)。処置の後、T5 1705,T7 1707,T8 1708,及びT9 1709以外のすべての腫瘍が消えた(図17B)。多数の腫瘍にもかかわらず、そ れは418日間生存した。 例9−処置されたマウスOUJ−526 表13:OUJ−526の処置の概要 このマウスは消えて再発しなかった3つの腫瘍を有していた(図18B)。 それは、腫瘍が現れる前に267日間生存した。T4 1804及びT5 1805は1つの 腫瘍として一緒に成長した。ヘマトクリット率(図18C)その生存中ずっとか なり高いままであった。 例10−処置されたマウスOUJ−650 表14:OUJ−650の処置の概要 このマウスは3つの腫瘍を有し、それらのすべては消えて再発しなかった(図 19B)。測定期間中ずっと、そのヘマトクリット率は高いままであり、その重 量は一定のままであった(図19C)。対照マウス すべての下に列挙した対照は乳房領域のいろいろな領域に起こった多数の腫瘍 の自然発生を有し、また、一度腫瘍が現れると、通常約2ヶ月間の非常に短い生 存期間であった。 この研究の対照マウスのどれもはEMR処置又は他の介在方法を受けていなか った。毎日の重量と所要の測定と観察はヘマトクリットと同様に記録され、その ときのマウスの現在の健康状態を示していた。これらの未処置のマウスは、腫瘍 が小さいままで転移しなかった時は、優れた健康と外観を現わしていたが、悪性 に進行して他の組識に広がった時、マウスの影響が直ぐに見られた。 腫瘍の測定はほとんど毎日連続的に現れた腫瘍の急速な増加を示し、それは重 量の一定した増加、特に、新しい腫瘍の出現を伴った。また、他の副作用は、皮 がより粗い外観を示し始め、背骨が突き出て、それらが栄養不足に見られるよう に、対照で観察され、健康なマウスに見られる通常の好奇心及び身体の活動が欠 けている。また、腫瘍の外観は、一度腫瘍が一定の大きさに達すると変化し、通 常直径で約1.5cm以上であった。それらは通常、赤く膨れて見え始め、紫色 と黒色の傷の領域を示す色に濃くなって行き、ついにはひどい出血と共に潰瘍を 生じた。また、マウスの幾つかは、腫瘍が一度潰瘍を生じると、第2感染するよ うになり、きれいな流体と傷にあるWBCの排出により伴われる。腫瘍が1.8 cmの直径、及びヘマトクリットが25%又はそれ以下に達すると、通常、マウ スは2,3日以内に死んだ。 以下の実験データに示されているように、実験室で観察されたすべての対照マ ウスの特性は以下の大きさの測定値の増加及び重量の増加を示す腫痘の急速な成 長率、転移、及び腫瘍の測定値の増加と共にヘマトクリットの連続的な増加を含 んでいた。すべての上記兆候は、腫瘍が一度現れると、マウスの全体の外観、腫 瘍の外観及び短い生存期間に影響を与える。これは対照の成長率に続くデータ、 及びヘマトクリットと生存期間の長さの減少に反映される。 例11−対照マウスA−486 表15:A−486の概要 このマウスは非常に急速に大きなサイズに成長した1つの腫瘍を有していた( 図20B)。それは8日間現れた別の腫瘍を有していた。その重量は終わり近く で増加し始め、低いヘマトクリット記録は悪い一般の健康を示した(図20C) 。 例12−対照マウスA−488 表16:A−488の概要 このマウスは40日間ほとんど変化がなく、その後、急速に成長した1つの腫瘍 (T1 2101)を有していた(図21B)。T−2 2102ができて32日後に去った 。T−3 2103は約90日間一定の大きさのままでいて、その後、急速に成長した 。 例13−対照マウスA−490 表17:A−490の概要 このマウスは4つの急速に成長した腫瘍を有し、最初の腫瘍が現れた後50日だ け生存した(図22B)。20日後、その重量は増加し、ヘマトクリット記録は着 実に低下した(図22C)。 例14−対照マウスA−492 表18:A−492の概要 375日で、これは最も長く生存した対照マウスである(我々の10匹の処置した ねずみのうちの9匹はより長く生存した)。それは去った2つの腫瘍を有してい た(図23B)。しかし、30日後、T3 2303及びT4 2304が現れ、非常に急 速に成長し始めた。そのヘマトクリットは、測定の70日後に急速に低下した( 図23C)。 例15−対照マウスA−500 表19:A−500の概要 このマウスは余り長くは生存せず、26日抱け観察され、その後死んた。腫瘍は 急速に成長し(図24B)、ヘマトクリット記録はかなり低かった(図24C) 。 例16−対照マウスA−538 表20:A−538の概要 このマウスは3つの大きな腫瘍(図25B)と急速な重量の増加と非常に低い ヘマトクリット率の記録(図25C)を有していた。また、このマウスは余り長 く生存せず、かなり不健康であった。 例17−対照マウスA−540 表21:A−540の概要 このマウスは大きなサイズに成長し、早く成長した1つの腫瘍を有していた( 図26B)。低いヘマトクリットはこのマウスを短期間で死なせる原因となった (図26C)。 例18−対照マウスA−542 表22:A−542の概要 このマウスは大きなサイズに成長し、早く成長した2つの腫瘍を有していた( 図27B)。重量は腫瘍が成長するに連れて増加し始めた(図27C)。マウス に0.1から0.5立方インチの腫瘍の大きさはマウスにとってかなり負担であ る。それらはそのサイズの腫瘍では長く生存しない。 例19−対照マウスA−592 表23:A−592の概要 このマウスは1立方インチのサイズに成長し、早く成長した1つの腫瘍を有し ていた(図28B)。ヘマトクリットの急速な低下はこのマウスを短期間で死な せた(図28C)。重量の急速な増加、マウスが20日間で重量がほぼ2倍になっ たことに注目しなさい。これは非常に短命なマウスだった。 例20−対照マウスA−594 表24:A−594の概要 このマウスはまた大きなサイズに成長し、早く成長した1つの腫瘍を有してい た(図29B)。ヘマトクリットの急速な低下はこのマウスを短期間で死なせた (図29C)。これはそのグループの最も短命の対照マウスの1つである。 実験による結論 上記の実験に基づく、我々の重要な結論は、ガン−プローンJAXマウ スは本発明にかかる治療装置及び方法によりかなりの恩恵を受けていると言うこ とである。1.全体寿命日数:処置マウスの生存は50%長い 図30の棒グラフは処置マウスは対照マウスよりも平均で約50パーセント長く 生存したということを示している。各バーは待ち日数3001、処置(または測 定)日数、3002、3003、及び全生存日数3004を示す。 図30のもとのデータ(後述の図31及び図32も同様)はテーブル形 式で下に示している。 表25:生存日数、測定日数及び腫瘍の数 2.最初の腫瘍が現れた後の処置の開始:処置マウスは300パーセント長く生 存する 図31は、最初の腫瘍が現れてから、処置マウスが対照マウスよりも長 く生きたことを示している。これらのグラフのバーは処置マウスの処置日数また は対照マウスの測定日数を表す。図31の下のデータは上記表25で述べている 。3.処置マウスはより多くの腫瘍をもっていたが(約37パーセント)長く生存 した 図32は、各マウスで進行した腫瘍の数を示す。処置マウスで37パーセントも 多い腫瘍があったにもかかわらず、対照マウスよりも長く生存したことに注目し なければならない。図32のもとのデータは上記表25で述べている。4.出現した腫瘍は処置マウスでは対照マウスよりも5倍も消滅する可能性が高 かった 図33は、各マウスの腫瘍の数、消滅しあるいは治癒した腫瘍、及び各 マウスが死ぬときの残っている腫瘍を示している。(注:OUJ−506及びO UJ−650は、このデータがまとめられた1996年6月25日時点で生存し ていた。) 図33のもとのデータは後掲の表26に記載されている。 表26:消滅した腫瘍 5.処置マウスの体重は安定のままであり、一方対照マウスは体重増加が顕著 図34は、処置マウスがその平均体重を維持し、対照マウスは腫瘍の成長のため に体重がかなり増加するということを示している。(注:図示の体重変化は、各 マウスの後半10日の平均体重から前半10日の平均体重を引いたものである。 ) 図34のもとのデータは後掲の表27に記載されている。 表27:比較体重変化 6.対照マウスはよりおおきな腫瘍を持つ 図35は、20の異なるマウスにおける各腫瘍の最大サイズを示している。これ らの腫瘍のいくつかは消滅した。縦軸は、立方インチでの腫瘍サイズである。3 7個の処置にかかる腫瘍及び27個の対照にかかる腫瘍があったが、このグラフ は27個の最も大きい処置にかかる腫瘍と、27個のすべての対照にかかる腫瘍 を示している。 表28A:最大腫瘍サイズの比較(立方インチ) 表28B:最大腫瘍サイズの比較(立方インチ)外部パルス発生器のテスト 図37は、外部パルス発生器を使用して1977年の処置マウスOUJ−738 の実施例の結果を示している。処置は、図36に示す変調器を用いて外部から変 調されたHP8622A周波数発生器を用いて行った。この発生器は、図8A及 び図8Bに示される図9Aに図示される”E”に配置される処置ループに接続れ ている。対応の実験データはアペンディックスCに図示されている。 図37Aは、このマウスの左腕にできた1つの腫瘍T13701を示す 。 この位置は、処置が困難である。その理由は、この手法の外部にあり、その結果 、その腫瘍の近傍に処置電極を配置するのが困難であるからである。にもかかわ らず、このマウスの結果はテスト期間中極めて良好であった。図37Bに示すよ うに、この腫瘍は全期間にわたり小さいままであった。さらに、図37Cに示す ように、体重は安定しており、ヘマトクリットは高いままで推移した。このデー タはこの出願の提出のほんの二三日前まで継続した。そして、この期間の終わり においては、マウスは元気に生存していた。 さらに、この発生器にかかる実施例に伴う処置の後消滅した腫瘍に関し て1997年にデータをまとめたものである。このデータは、ここに別途図面と して表しており、以下の通りである。 表29:HP8622A周波数発生器を使用して処置されたマウスの腫瘍の消滅 実施例上記から、実験室マウスのガン及びその他の疾病を処置するための極めて効率的 なかつ人間に対する処置についても可能性が高いと考えられる新たな処置が開発 されたことは明白である。現状での好ましい実施例についてのみ詳述したが、添 付の特許請求の範囲に記載したように、本発明の範囲から逸脱することなく一定 の変更修正が可能であることは、当業者にとって明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),CA,JP,US (72)発明者 サーベック エル ホーマー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94027 アルバートン フォックソン ロ ード 88

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.治療用装置であって、 約60Hz、50%のデューティーサイクルの方形波信号を、約1.167Hz の第2の50%のデューティーサイクルのパルスを用いて発生するための手段 、 ラジオ周波数領域にある共振周波数を有する水晶結晶であって、前記信号に より直列に駆動されるもの、 ワイヤループであって、その入力が前記水晶結晶の出力により直列に駆動さ れ、かつ他の末端が前記方形波信号発生手段に関して接地されているもの、 を含む、前記装置。 2.前記結晶の周波数が、43,322,480Hz、43,322,492Hz、43,322,485Hz、 43,346,000Hz、43,346,090Hz、43,346,000Hz、43,346,050Hz、43,353 ,800Hz、43,353,800Hz、43,353,850Hz、43,353,800Hz、43,296,000H z、43,351,830Hz、43,351,850Hz、43,351,855Hz、43,351,870Hz、43 ,352,000Hz、及び43,245,000Hz(いずれも±20Hz)からなる周波数の群 から選ばれる、請求項1記載の装置。 3.前記約60Hz、50%のデューティーサイクルの方形波信号を、約1.167 Hzの第2の50%のデューティーサイクルのパルスを用いて発生するための 手段が、 約60Hzの第1の方形波を、約50%のデューティーサイクルで発生す るための手段、 約1.167Hzの第2の方形波を、約50%のデューティーサイクルで発生 するための手段、及び、 前記第1の方形波と前記第2の方形波の論理積をとるための手段、 を含む、請求項1記載の装置。 4.前記論理積をとる手段と前記結晶との間に、インダクタ及び可変キャパシタ を含む一連のLCフィルタ手段が挿入されている、請求項3記載の装置。 5.前記ワイヤループが、約3.175mmの間隔をおいて約5回巻かれた、長さ約 60cmのワイヤからなる、請求項4記載の装置。 6.前記ワイヤループが、装置のハウジング上に取付けられている、請求項5記 載の装置。 7.前記装置のための電源が、装置が自給型となるように、装置内に収容された バッテリを含む、請求項6記載の装置。 8.前記装置のための電源が、外部の、電力線で駆動される変成器を含む、請求 項6記載の装置。 9.治療用装置であって、 安定な周波数発生器手段であって、変調入力、一定のレンジのラジオ周波数 の出力、1mw以下の定常電力で出力を供給する能力、及び少なくとも100万 分の1の半分まで同調可能なラジオ周波数の出力を供給する能力を有するもの 、 変調器であって、前記変調入力に接続されており、約60Hz、50%のデ ューティーサイクルの方形波信号を、約1.167Hzの第2の50%のデューテ ィーサイクルのパルスを用いて供給するもの、及び、 ワイヤループであって、その一端が前記周波数発生器手段の出力に接続され 、かつ他の末端が前記周波数発生器手段に関して接地されているもの、 を含む、前記装置。 10.前記ラジオ周波数の出力が、43,322,480Hz、43,322,492Hz、43,322,485 Hz、43,346,000Hz、43,346,090Hz、43,346,000Hz、43,346,050Hz、 43,353,800Hz、43,353,800Hz、43,353,850Hz、43,353,800Hz、43,296 ,000Hz、43,351,830Hz、43,351,850Hz、43,351,855Hz、43,351,870H z、43,352,000Hz、及び43,245,000Hz(いずれも±20Hz)からなる周波 数の群から選ばれる、請求項9記載の装置。 11.前記変調器が、 約60Hzの第1の方形波を、約50%のデューティーサイクルで発生する ための手段、 約1.167Hzの第2の方形波を、約50%のデューティーサイクルで発生す るための手段、及び、 前記第1の方形波と前記第2の方形波の論理積をとるための手段、 を含む、請求項9記載の装置。 12.治療用装置であって、 安定な周波数発生器手段であって、一定のレンジのラジオ周波数の出力、1 mw以下の定常電力で出力を供給する能力、及び少なくとも100万分の1の半 分まで同調可能なラジオ周波数の出力を供給する能力を有するもの、 変調器であって、前記変調入力のラジオ周波数の出力に直列に接続されてお り、約60Hz、50%のデューティーサイクルの方形波信号を、約1.167H zの第2の50%のデューティーサイクルのパルスを用いて供給するもの、及 び、 ワイヤループであって、その一端が前記周波数発生器手段の出力に接続され 、かつ他の末端が前記周波数発生器手段に関して接地されているもの、 を含む、前記装置。 13.前記ラジオ周波数の出力が、43,322,480Hz、43,322,492Hz、43,322,485 Hz、43,346,000Hz、43,346,090Hz、43,346,000Hz、43,346,050Hz、 43,353,800Hz、43,353,800Hz、43,353,850Hz、43,353,800Hz、43,296 ,000Hz、43,351,830Hz、43,351,850Hz、43,351,855Hz、43,351,870H z、43,352,000Hz、及び43,245,000Hz(いずれも±20Hz)からなる周波 数の群から選ばれる、請求項12記載の装置。 14.前記変調器が、, 約60Hzの第1の方形波を、約50%のデューティーサイクルで発生する ための手段、 約1.167Hzの第2の方形波を、約50%のデューティーサイクルで発生す るための手段、 前記第1の方形波と前記第2の方形波の論理積をとるための手段、及び、 一連のラジオ周波数の信号をスイッチングするために、前記論理積をとった 第1及び第2の方形波に応答する手段、 を含む、請求項12記載の装置。 15.前記ワイヤループが、前記周波数発生器手段の出力に、ヒューレット−パッ カード10501A又は同等の遮蔽同軸ケーブルで接続されている、請求項12記載 の装置。 16.ヒト又は動物の被験対象のガン及びその他の疾病を処置するための方法であ って、 少なくとも100万分の1の半分の精度まで特定しておいた処置周波数に同調 された、ラジオ周波数の信号を発生する工程、 前記ラジオ周波数を、約50%のデューティーサイクルを有する約1.167H zの方形波でゲートしておいた、約50%のデューティーサイクルを有する約 60Hzの方形波信号で、変調する工程、 前記変調したラジオ周波数の信号を、1mw以下の電力で、ワイヤループの 一端に印加し、かつ該ループの他の末端を接地する工程、及び、 前記ワイヤループを、前記変調したラジオ周波数の信号が、被験対象の身体 の表面に、少なくとも1時間の間適用される位置に、配置する工程、 を含む、前記方法。 17.前記ラジオ周波数の出力が、43,322,480Hz、43,322,492Hz、43,322,485 Hz、43,346,000Hz、43,346,090Hz、43,346,000Hz、43,346,050Hz、 43,353,800Hz、43,353,800Hz、43,353,850Hz、43,353,800Hz、43,296 ,000Hz、43,351,830Hz、43,351,850Hz、43,351,855Hz、43,351,870H z、43,352,000Hz、及び43,245,000Hz(いずれも±20Hz)からなる周波 数の群から選ばれる、請求項16記載の方法。 18.前記ワイヤループが、約3.175mmの間隔をおいて約5回巻かれた、長さ約 60cmのワイヤからなる、請求項16記載の方法。 19.低電力で、同調精度が高く、安定なRF発生器であって、 一連の可聴周波数の方形波を発生するための手段、及び、 RF周波数に同調された水晶結晶であって、前記方形波発生手段に直列に接 続されているもの、 を含む、前記発生器。
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