JP2001516911A - 眼科手術装置用のデュアルポジションフットペダル - Google Patents
眼科手術装置用のデュアルポジションフットペダルInfo
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Abstract
(57)【要約】
デュアルポジションフットペダルは、ベースと、ペダル操作のためにユーザの足の指又は足の裏によりアクセスできるペダル構成とを有する。２つのペダル位置のスイッチングは、ペダルを回転することにより行われる。このようにして、フットペダルは、２つの手術用フットペダルタイプの機能を１つのペダルで兼用する。
Description
【０００１】 本発明は、一般に眼科手術装置用の手術制御部、特に足で作動する制御部に関
する。
する。
【０００２】 水晶体超音波吸引装置などの眼科手術装置は一般に、該装置のパラメータや機
能を調整する手術制御部を有する。上記水晶体超音波吸引装置は特に、人工の眼
内レンズを挿入するに先立って、白内障の眼からもとの水晶体を外科的に除去す
るためのものである。
能を調整する手術制御部を有する。上記水晶体超音波吸引装置は特に、人工の眼
内レンズを挿入するに先立って、白内障の眼からもとの水晶体を外科的に除去す
るためのものである。
【０００３】 上記装置は一般に、音波で眼細胞を乳化し、眼に塩水を注ぎ、乳化したレンズ
を眼から吸引するために、複数の機能を有する携帯用手術器具を操作するための
制御キャビネット、電源、真空ポンプ、及び関連する電子機器を有する。
を眼から吸引するために、複数の機能を有する携帯用手術器具を操作するための
制御キャビネット、電源、真空ポンプ、及び関連する電子機器を有する。
【０００４】 水晶体超音波吸引処理に必要な器具を手に持つことを考慮して、他の制御機能
をフットペダル装置に移すことで携帯器具の使用を容易にするために、足による
制御装置を設けることが多い。
をフットペダル装置に移すことで携帯器具の使用を容易にするために、足による
制御装置を設けることが多い。
【０００５】 眼科手術装置を制御するために、種々の空気式及び電気式アクチュエータを有
するフットペダル装置が、多数利用されてきた。
するフットペダル装置が、多数利用されてきた。
【０００６】 例えば米国特許第４，９８３，９０１号に記載されているような改良型フット
ペダル制御装置は、水晶体超音波吸引装置を操作する上で実質無制限の制御変数
・モードを備える。
ペダル制御装置は、水晶体超音波吸引装置を操作する上で実質無制限の制御変数
・モードを備える。
【０００７】 しかしながら、装置を調整又は制御する際に上記フットペダルから出力を行う
にもかかわらず、外科医が信頼性を持って楽に使用でき、したがって外科手術を
行う際に外科医の集中力を乱すことがないように、ペダルはユーザフレンドリー
である必要がある。
にもかかわらず、外科医が信頼性を持って楽に使用でき、したがって外科手術を
行う際に外科医の集中力を乱すことがないように、ペダルはユーザフレンドリー
である必要がある。
【０００８】 当然のことながら、外科医によって好みのフットペダルのタイプが異なり、足
の裏で押し下げを行うようなアクセルタイプのペダルを好む外科医もいるし、一
方で、ペダルを押し下げるために足の指を当てることのできるペダルを望む外科
医もいる。
の裏で押し下げを行うようなアクセルタイプのペダルを好む外科医もいるし、一
方で、ペダルを押し下げるために足の指を当てることのできるペダルを望む外科
医もいる。
【０００９】 このことの当然の結果として、個々の外科医が望むような使いやすさや信頼性
を提供するために、様々な形状のフットペダル装置が多数開発された。
を提供するために、様々な形状のフットペダル装置が多数開発された。
【００１０】 しかしながら、水晶体超音波吸引装置を多数の医者が使用する場合、フットペ
ダルを取り換える必要がしばし生じる。これは、不都合なことが多く、装置の再
調整を必要とする場合もある。加えて、こうした代替フットペダルは、手に入ら
ない可能性もあるし、製造業者により提供されていない可能性もある。
ダルを取り換える必要がしばし生じる。これは、不都合なことが多く、装置の再
調整を必要とする場合もある。加えて、こうした代替フットペダルは、手に入ら
ない可能性もあるし、製造業者により提供されていない可能性もある。
【００１１】 したがって、足の指や足の裏で作動するペダルに関する好みによることなく、
現場にいる全ての医者が利用できるようなフットペダル装置を提供することが望
ましい。本発明はこの要望に応えるものである。
現場にいる全ての医者が利用できるようなフットペダル装置を提供することが望
ましい。本発明はこの要望に応えるものである。
【００１２】 （発明の概要） 本発明に係るデュアルポジション（２つの位置をとることのできる）フットペ
ダルの一つの形態は、概して、ペダルと、ベースと、ペダルを操作するためにユ
ーザの足の指又は足の裏のいずれか一つがペダルにアクセスできるように、ペダ
ルをベースに回転可能に取付けるための手段とを有する。
ダルの一つの形態は、概して、ペダルと、ベースと、ペダルを操作するためにユ
ーザの足の指又は足の裏のいずれか一つがペダルにアクセスできるように、ペダ
ルをベースに回転可能に取付けるための手段とを有する。
【００１３】 更に詳しくは、ペダルは、指側の端部及び踵側の端部を有し、取付け板を設け
るとともに、ペダルの踵側端部でペダルを取付け板にピボット回転可能に取付け
る手段を設ける。
るとともに、ペダルの踵側端部でペダルを取付け板にピボット回転可能に取付け
る手段を設ける。
【００１４】 加えて、ペダルを回転可能に取付ける手段は、取付け板をベースに取付けるた
めのスイベル手段をさらに有する。
めのスイベル手段をさらに有する。
【００１５】 スイベル手段は、ベースに対し傾斜して取付け板を支持する手段を有するのが
重要である。この結果、ユーザの足の裏又はユーザの足の指のいずれかでペダル
を押し下げることが容易にできるように、ペダルの指側端部の高さを変えること
ができる。
重要である。この結果、ユーザの足の裏又はユーザの足の指のいずれかでペダル
を押し下げることが容易にできるように、ペダルの指側端部の高さを変えること
ができる。
【００１６】 この操作を容易にするために、踵を支持する引出し板をベース内にスライド可
能に設けてもよい。したがって、スライド可能な踵支持引出し板は、異なるサイ
ズに適応するだけでなく、ユーザにとって快適な位置を提供する。
能に設けてもよい。したがって、スライド可能な踵支持引出し板は、異なるサイ
ズに適応するだけでなく、ユーザにとって快適な位置を提供する。
【００１７】 加えて、踵支持引出し板と一直線上に並んだペダルの指側端部又は踵側端部の
一つに関する回転を防止するために、ベース上に配置され、取付け板に取外し可
能に係合するための位置合わせ手段をさらに設けてもよい。更に詳しくは、位置
合わせ手段は、該位置合わせ手段の取付け板に対する係合・離脱を可能にするた
めの、足がアクセスできるレバー手段を有する。このようにして、ユーザの足の
みによって行われる形状変更により、足の指による押し下げ用あるいは足の裏に
よる押し下げ用に形状を調整・変更することができる。すなわち、ユーザは、手
を用いて操作する必要がない。
一つに関する回転を防止するために、ベース上に配置され、取付け板に取外し可
能に係合するための位置合わせ手段をさらに設けてもよい。更に詳しくは、位置
合わせ手段は、該位置合わせ手段の取付け板に対する係合・離脱を可能にするた
めの、足がアクセスできるレバー手段を有する。このようにして、ユーザの足の
みによって行われる形状変更により、足の指による押し下げ用あるいは足の裏に
よる押し下げ用に形状を調整・変更することができる。すなわち、ユーザは、手
を用いて操作する必要がない。
【００１８】 さらに、フットペダルは、足で作動する少なくとも１つのスイッチと、ペダル
を押し下げるユーザの足を横方向に移動することによりスイッチを作動できるよ
うに、スイッチをペダルに隣接して配置する手段とを有してもよい。さらに、本
発明は、足で作動する２つのスイッチと、ペダルを押し下げるユーザの足を横方
向に移動することによりスイッチを作動できるように、スイッチの一つを、ペダ
ルに隣接する側部に且つペダルとともに移動できるように配置する手段とを有し
てもよい。
を押し下げるユーザの足を横方向に移動することによりスイッチを作動できるよ
うに、スイッチをペダルに隣接して配置する手段とを有してもよい。さらに、本
発明は、足で作動する２つのスイッチと、ペダルを押し下げるユーザの足を横方
向に移動することによりスイッチを作動できるように、スイッチの一つを、ペダ
ルに隣接する側部に且つペダルとともに移動できるように配置する手段とを有し
てもよい。
【００１９】 本発明に係るデュアルポジションフットペダルの別の形態は、ベースと、ユー
ザの足の裏を受ける手段、及び、ユーザの足の指を受けるための手段を備えたペ
ダルとを有する。ユーザの足の裏を受ける手段とユーザの足の指を受けるための
手段とは、互いに間隔を開けて配置される。また、ペダルをベースに対しピボッ
ト回転可能に取付けるための手段が設けてある。
ザの足の裏を受ける手段、及び、ユーザの足の指を受けるための手段を備えたペ
ダルとを有する。ユーザの足の裏を受ける手段とユーザの足の指を受けるための
手段とは、互いに間隔を開けて配置される。また、ペダルをベースに対しピボッ
ト回転可能に取付けるための手段が設けてある。
【００２０】 ユーザの足の裏を受ける手段と、ユーザの足の指を受けるための手段を別々に
設けることにより、ペダルは、足の指又は裏で作動するペダルに対するユーザの
好みに応じて、位置を変えて使用できる。
設けることにより、ペダルは、足の指又は裏で作動するペダルに対するユーザの
好みに応じて、位置を変えて使用できる。
【００２１】 特に、ユーザの足の裏を受ける手段は、ベースに対し傾斜して配置された平板
を有し、ユーザの足の指を受ける手段は、平板と平行に配置されたローラを有す
る。ローラは、ベースと、平板の高い方の端部との間に配置される。
を有し、ユーザの足の指を受ける手段は、平板と平行に配置されたローラを有す
る。ローラは、ベースと、平板の高い方の端部との間に配置される。
【００２２】 加えて、足で作動する少なくとも１つのスイッチレバーを、ユーザの足の裏が
平板に当たる際、及びユーザの足の指がローラに当たる際に、ユーザの足を横方
向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できるように、平板及びロー
ラの両方に隣接して配置してもよい。ベースから外側に引出されるようにベース
内にスライド可能に配置された、踵支持用引出し板は、ユーザの足の指がローラ
に当たる際に踵を支持する手段を提供する。
平板に当たる際、及びユーザの足の指がローラに当たる際に、ユーザの足を横方
向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できるように、平板及びロー
ラの両方に隣接して配置してもよい。ベースから外側に引出されるようにベース
内にスライド可能に配置された、踵支持用引出し板は、ユーザの足の指がローラ
に当たる際に踵を支持する手段を提供する。
【００２３】 本発明の利点及び特徴は、添付図面とともに以下の詳細な説明を考慮すること
により、より理解されるものと考えられる。
により、より理解されるものと考えられる。
【００２４】 （発明の詳細な説明） 図１には、線１４を介して眼科手術装置１２に接続された、本発明に係るデュ
アルポジションフットペダル１０が示されている。なお、本発明の一部をなすも
のではないが、装置１２は、水晶体超音波吸引処理を制御するコンソール１６を
有してもよいし、このコンソール１６は、支持された容器２０内の例えば塩水な
どの液体の流れを制御するために、コンソール１６に着脱可能に配置されたカセ
ット１８を有してもよい。
アルポジションフットペダル１０が示されている。なお、本発明の一部をなすも
のではないが、装置１２は、水晶体超音波吸引処理を制御するコンソール１６を
有してもよいし、このコンソール１６は、支持された容器２０内の例えば塩水な
どの液体の流れを制御するために、コンソール１６に着脱可能に配置されたカセ
ット１８を有してもよい。
【００２５】 当該分野でよく知られているように、線１４を介してコンソール１６に供給さ
れる入力は様々である。線１４は、フットペダル１０からコンソール１６に情報
を送るのに電気又は空気を利用したものであるが、これもまた当該分野で周知で
ある。
れる入力は様々である。線１４は、フットペダル１０からコンソール１６に情報
を送るのに電気又は空気を利用したものであるが、これもまた当該分野で周知で
ある。
【００２６】 図２及び図３に示されるように、本発明に係るフットペダル１０は、ペダル２
４と、ベース２６と、ユーザの足３６の指３２（図３及び図４参照）又足の裏３
４（図２及び図４参照）がペダル２４にアクセスできるように、ベースに対しペ
ダル２４を回転可能に取付けるための手段２８とを有する。更に詳しくは、図４
に示すように、手段２８は、取付け板４２と、ペダル２４の一端４６でペダル２
４を取付け板４２に対しピボット回転可能に取付けるためのヒンジ４４とを有す
る。
４と、ベース２６と、ユーザの足３６の指３２（図３及び図４参照）又足の裏３
４（図２及び図４参照）がペダル２４にアクセスできるように、ベースに対しペ
ダル２４を回転可能に取付けるための手段２８とを有する。更に詳しくは、図４
に示すように、手段２８は、取付け板４２と、ペダル２４の一端４６でペダル２
４を取付け板４２に対しピボット回転可能に取付けるためのヒンジ４４とを有す
る。
【００２７】 加えて、スイベル５０は、該スイベル５０を用いて取付け板４２をベースに取
付けるための手段を提供する。スイベル５０は取付けブラケット５２を有し、こ
のブラケット５２は、ペダル４２の垂直部６６に嵌合した上部６４を介してペダ
ル４２に取付けられたシリンダ６０を、収容するためのベアリング５４を備える
。
付けるための手段を提供する。スイベル５０は取付けブラケット５２を有し、こ
のブラケット５２は、ペダル４２の垂直部６６に嵌合した上部６４を介してペダ
ル４２に取付けられたシリンダ６０を、収容するためのベアリング５４を備える
。
【００２８】 なお、本発明に係るフットペダルを構成する上述及び後述の要素はすべて、本
願に示すように操作するために、任意の適当な材料で形成され、形付けられれば
よい。
願に示すように操作するために、任意の適当な材料で形成され、形付けられれば
よい。
【００２９】 フットペダル２４と取付け板４２との間には折り畳み可能な隔壁７０が設けて
あり、これによりフットペダル２４と取付け板４２との間に、図示しない作動機
構（これは、電気式又は空気式であって、線１４を介してフットペダル２４の押
し下げ量に対応する信号をコンソール１６に送る。）を支持するための閉鎖空間
７２が形成される。なお、押し下げ量に応じた出力を行うタイプの機構であれば
いずれも、本発明とともに用いることができる。
あり、これによりフットペダル２４と取付け板４２との間に、図示しない作動機
構（これは、電気式又は空気式であって、線１４を介してフットペダル２４の押
し下げ量に対応する信号をコンソール１６に送る。）を支持するための閉鎖空間
７２が形成される。なお、押し下げ量に応じた出力を行うタイプの機構であれば
いずれも、本発明とともに用いることができる。
【００３０】 ブラケット５２は、ベース２６に対し傾斜した状態で取付け板４２を支持する
手段を提供する。これは重要である。その理由は、図４に示すようにペダル２４
の破線位置とペダル２４の実線位置とを比較することにより明らかであるように
、ベース２６に対し傾斜した状態で取付け板４２が支持されることで、取付け板
４２がペダル２４の足の指側の端部７４を上げ下げすることが可能となるからで
ある。
手段を提供する。これは重要である。その理由は、図４に示すようにペダル２４
の破線位置とペダル２４の実線位置とを比較することにより明らかであるように
、ベース２６に対し傾斜した状態で取付け板４２が支持されることで、取付け板
４２がペダル２４の足の指側の端部７４を上げ下げすることが可能となるからで
ある。
【００３１】 ユーザの足の裏に当たる位置（図４の実線位置）又はユーザの足の指３２に当
たる位置（図４の点線位置）にフットペダル２４を一時的に固定するために、位
置合わせ手段８０が、ブラケット８２によりベース２６に取付けられている。
たる位置（図４の点線位置）にフットペダル２４を一時的に固定するために、位
置合わせ手段８０が、ブラケット８２によりベース２６に取付けられている。
【００３２】 ブランケット８２に取付けられたヒンジ８６を有する、足がアクセス可能なレ
バー８４は、ばね９６により切欠き９４内に付勢されたピン９０を有する。図４
で明らかなように、フットレバー８４の押し下げによりばね９６は圧縮され、ピ
ン９０の端部１００が切欠き９４から退避し、その結果、ピンの端部１００が取
付け板４２に設けた切欠き１０４に収容されるまで、取付け板４２及びペダル２
４が回転し、その結果、ユーザの足の指３２がペダル２４の端部７４にアクセス
できるようになる。フットペダル２４の端部７４がユーザの足の指３２と当たり
易くするためにバンパー１０８を設けてもよい。このバンパー１０８は、ユーザ
の足の指３２とスリップせずに接触が容易に行えるように、繊維状の表面あるい
は他の好適な部分を有してもよい。
バー８４は、ばね９６により切欠き９４内に付勢されたピン９０を有する。図４
で明らかなように、フットレバー８４の押し下げによりばね９６は圧縮され、ピ
ン９０の端部１００が切欠き９４から退避し、その結果、ピンの端部１００が取
付け板４２に設けた切欠き１０４に収容されるまで、取付け板４２及びペダル２
４が回転し、その結果、ユーザの足の指３２がペダル２４の端部７４にアクセス
できるようになる。フットペダル２４の端部７４がユーザの足の指３２と当たり
易くするためにバンパー１０８を設けてもよい。このバンパー１０８は、ユーザ
の足の指３２とスリップせずに接触が容易に行えるように、繊維状の表面あるい
は他の好適な部分を有してもよい。
【００３３】 加えて、図５に示すように、踵を支える引出し板１１２をベース２６内にスラ
イド可能に配置してもよい。引出し板１１２には、ベース２６に固定されたピン
１１６を収容する溝１１４が設けてあり、これにより板１１２が閉鎖位置（図５
の実線位置）と開放位置（図５の破線位置）との間でスライドできるようになっ
ている。踵支持用引出し板１１２に連結され且つ該引出し板１１２から垂直に伸
びた踵部材１１８は、図３及び図４に示すように、ペダル２６を押す際にユーザ
の足３６が滑るのを防止するように、ユーザの踵を支持するためのものである。
溝１１４とピン１１６との摩擦による嵌合は、引出し板１１２のベースからの引
出し量を調整することを可能にし、これにより、様々な大きさの足３６に対して
も、フットペダル２６を押し下げる際の足の位置での種々のサイズ及び好みを提
供することができる。フットペダル１０の配置を容易にするために、ブラケット
すなわちフープ１１８は、ベース１２６に取付けられたブラケット１２０に固定
し、これにより、フットペダル１０を、フロア１２４上のある位置から手で持っ
て移動できるようにしてもよい。
イド可能に配置してもよい。引出し板１１２には、ベース２６に固定されたピン
１１６を収容する溝１１４が設けてあり、これにより板１１２が閉鎖位置（図５
の実線位置）と開放位置（図５の破線位置）との間でスライドできるようになっ
ている。踵支持用引出し板１１２に連結され且つ該引出し板１１２から垂直に伸
びた踵部材１１８は、図３及び図４に示すように、ペダル２６を押す際にユーザ
の足３６が滑るのを防止するように、ユーザの踵を支持するためのものである。
溝１１４とピン１１６との摩擦による嵌合は、引出し板１１２のベースからの引
出し量を調整することを可能にし、これにより、様々な大きさの足３６に対して
も、フットペダル２６を押し下げる際の足の位置での種々のサイズ及び好みを提
供することができる。フットペダル１０の配置を容易にするために、ブラケット
すなわちフープ１１８は、ベース１２６に取付けられたブラケット１２０に固定
し、これにより、フットペダル１０を、フロア１２４上のある位置から手で持っ
て移動できるようにしてもよい。
【００３４】 加えて、フープ１１８は、フットペダル装置１０を使用中に、ペダル２４が偶
発的に下げられたり、ユーザの足３６と偶発的に干渉したりするのを防止するこ
とができる。
発的に下げられたり、ユーザの足３６と偶発的に干渉したりするのを防止するこ
とができる。
【００３５】 図２及び図３に示すように、足の側部に対応するスイッチレバー１３０、１３
２を、アングルブラケット１３４、１３６を介して、ペダル２６に隣接した取付
け板４２上に配置してもよい。
２を、アングルブラケット１３４、１３６を介して、ペダル２６に隣接した取付
け板４２上に配置してもよい。
【００３６】 スイッチレバー１３０、１３２は、望むならば、コンソール１２に更に制御信
号を送るために、図示しない周知のスイッチに接続してもよい。
号を送るために、図示しない周知のスイッチに接続してもよい。
【００３７】 以上のように、本発明に係るフットペダルは、一般的な２つの手術用フットペ
ダルタイプの機能を、１つのペダル、すなわち踵で作動し且つ足の指で作動する
手術用フットペダルで兼用する。
ダルタイプの機能を、１つのペダル、すなわち踵で作動し且つ足の指で作動する
手術用フットペダルで兼用する。
【００３８】 ２つのペダル２６位置のスイッチングは、取付け板４２及び該板４２に取付け
られたフットペダル２４を、スイベル５０周りに９０°回転するだけで行われる
。この操作では、例えば重い安定した構造を有するベース２６は、所定の位置に
留まることができる。上述したように、ペダル２６は、位置合わせ手段８０によ
りいずれかの位置に固定される。
られたフットペダル２４を、スイベル５０周りに９０°回転するだけで行われる
。この操作では、例えば重い安定した構造を有するベース２６は、所定の位置に
留まることができる。上述したように、ペダル２６は、位置合わせ手段８０によ
りいずれかの位置に固定される。
【００３９】 プレート４２をベース２６に対し傾斜して取付けることによって、各モードに
対しフットペダルの最大角度が得られる。
対しフットペダルの最大角度が得られる。
【００４０】 踵で作動するモードに対するフットペダルの操作範囲は、ユーザの踵の下方の
ペダルピボット回転中心点１２８に対し、約２５°〜１０°である（図２参照）
。足の指で作動するモードに対するフットペダルの操作範囲は、足の指３２の前
方約６インチにあるピボット回転中心点に対し、約５°〜−１０°である（図３
参照）。なお、このピボット回転中心点は、踵支持部１１８により安定する。こ
のように、本発明に係るフットペダル装置は、各ペダルタイプに対する人間によ
る操作性を最大にする操作範囲を提供する。
ペダルピボット回転中心点１２８に対し、約２５°〜１０°である（図２参照）
。足の指で作動するモードに対するフットペダルの操作範囲は、足の指３２の前
方約６インチにあるピボット回転中心点に対し、約５°〜−１０°である（図３
参照）。なお、このピボット回転中心点は、踵支持部１１８により安定する。こ
のように、本発明に係るフットペダル装置は、各ペダルタイプに対する人間によ
る操作性を最大にする操作範囲を提供する。
【００４１】 図６及び図７には、本発明に係るデュアルポジションフットペダル２００の別
の実施形態が示されており、このフットペダル２００は通常、ベース２０２及び
ペダル２０４を有する。ペダル２０４は、ユーザの足の裏２２２（図８参照）を
受ける手段を提供する平板２０６を有し、この平板２０６は、ベース２０２に対
し傾斜して配置されている。さらに、ペダル２０４は、平板２０６と平行に配置
されたローラ２０８を有し、このローラ２０８は、ユーザの足の指２２４を受け
る手段を提供する。
の実施形態が示されており、このフットペダル２００は通常、ベース２０２及び
ペダル２０４を有する。ペダル２０４は、ユーザの足の裏２２２（図８参照）を
受ける手段を提供する平板２０６を有し、この平板２０６は、ベース２０２に対
し傾斜して配置されている。さらに、ペダル２０４は、平板２０６と平行に配置
されたローラ２０８を有し、このローラ２０８は、ユーザの足の指２２４を受け
る手段を提供する。
【００４２】 図８に示すように、ヒンジ２１２は、ペダル２０６をベース２０２にピボット
回転可能に取付けるための手段を提供する。図８に最も明らかに示されているよ
うに、ローラ２０８は、足の指がアクセスできるようにするとともに、図８に破
線で示すユーザの足２１６と適切な角度をなすように、ベース２０２と平板２０
６の高い方の端部２１４との間に配置されている。このように、平板２０６に接
触するユーザの足の裏２２２、あるいはローラ２０８に接触するユーザの足の指
２２４によりアクセスできるようにするためには、フットペダル２００は、支持
フロア２２０上で位置を変えるだけでよい。ヒンジ２１２とともに作動可能に配
置されたばね２２８、あるいは別の適当な付勢機構により、押し下げに対する弾
力性をペダルに与えてもよい。平板２０６とベース２０２に固定されたブラケッ
ト２２６との間に連結されたアクチュエータ２２４は、ペダル位置に対応してコ
ンソール１６に信号を送る手段を提供する。このアクチュエータ２２４は周知の
構成を有する。周囲の汚れから隔離するために、アクチュエータ２２４を囲むよ
うに隔壁２３０を設けてもよい。上述したフットペダル１０と同様に、ベース２
０６内にスライド可能に配置され且つベース２０６から外側に引出し可能な、踵
を支持する引出し板２３２（図７、８、９参照）は、ユーザの足の指２２４がロ
ーラ２０８に当たる際に踵２３４を支持する手段を提供する。また、上述したよ
うに、スロット２３６及びピン２３８は、引出し板２３２の踵部材２３４のスラ
イド移動を可能にする。
回転可能に取付けるための手段を提供する。図８に最も明らかに示されているよ
うに、ローラ２０８は、足の指がアクセスできるようにするとともに、図８に破
線で示すユーザの足２１６と適切な角度をなすように、ベース２０２と平板２０
６の高い方の端部２１４との間に配置されている。このように、平板２０６に接
触するユーザの足の裏２２２、あるいはローラ２０８に接触するユーザの足の指
２２４によりアクセスできるようにするためには、フットペダル２００は、支持
フロア２２０上で位置を変えるだけでよい。ヒンジ２１２とともに作動可能に配
置されたばね２２８、あるいは別の適当な付勢機構により、押し下げに対する弾
力性をペダルに与えてもよい。平板２０６とベース２０２に固定されたブラケッ
ト２２６との間に連結されたアクチュエータ２２４は、ペダル位置に対応してコ
ンソール１６に信号を送る手段を提供する。このアクチュエータ２２４は周知の
構成を有する。周囲の汚れから隔離するために、アクチュエータ２２４を囲むよ
うに隔壁２３０を設けてもよい。上述したフットペダル１０と同様に、ベース２
０６内にスライド可能に配置され且つベース２０６から外側に引出し可能な、踵
を支持する引出し板２３２（図７、８、９参照）は、ユーザの足の指２２４がロ
ーラ２０８に当たる際に踵２３４を支持する手段を提供する。また、上述したよ
うに、スロット２３６及びピン２３８は、引出し板２３２の踵部材２３４のスラ
イド移動を可能にする。
【００４３】 押し下げのために平板２０６を使用した場合、ユーザの踵２３４用の同様の支
持は、平板２０６の周囲の垂直部分２４０により行われる。
持は、平板２０６の周囲の垂直部分２４０により行われる。
【００４４】 図６及び図７に戻って、上述したフットペダル１０と同様に、足の側部に対応
するスイッチレバー２５０、２５２を、周知のやり方でブラケット２５４、２５
６を介して、平板２０６及びローラ２０８に隣接して配置させてもよい。この結
果、ユーザの足の裏２２２が平板２０６に当たる際、及びユーザの足の指２２４
がローラ２２４に当たる際に、ユーザの足２１６を横方向に移動することにより
、スイッチレバー２５０、２５２を起動できる。スイッチレバー２５０、２５２
は、望むならば、コンソール１２に更に制御信号を送るために、図示しない周知
のスイッチに接続してもよい。
するスイッチレバー２５０、２５２を、周知のやり方でブラケット２５４、２５
６を介して、平板２０６及びローラ２０８に隣接して配置させてもよい。この結
果、ユーザの足の裏２２２が平板２０６に当たる際、及びユーザの足の指２２４
がローラ２２４に当たる際に、ユーザの足２１６を横方向に移動することにより
、スイッチレバー２５０、２５２を起動できる。スイッチレバー２５０、２５２
は、望むならば、コンソール１２に更に制御信号を送るために、図示しない周知
のスイッチに接続してもよい。
【００４５】 以上、本発明の好適な実施形態を示す目的で、本発明に係るデュアルポジショ
ンフットペダルの特定の構成を説明してきたが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。したがって、当業者にとって容易に考えられる全ての修正、変形、あ
るいは等価な構成は、添付の請求項で定義される本発明の範囲内にあるものと考
えられる。
ンフットペダルの特定の構成を説明してきたが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。したがって、当業者にとって容易に考えられる全ての修正、変形、あ
るいは等価な構成は、添付の請求項で定義される本発明の範囲内にあるものと考
えられる。
【図１】 眼科手術装置に接続した、本発明に係る回転可能なフットペダル
の一実施形態の斜視図。
の一実施形態の斜視図。
【図２】 ユーザの足の裏で操作する場合における、図１に示したフットペ
ダルの拡大斜視図。
ダルの拡大斜視図。
【図３】 ユーザの足の指で作動するために回転させた、本発明に係るフッ
トペダルの一実施形態の斜視図。
トペダルの一実施形態の斜視図。
【図４】 本発明の一実施形態の断面図。ユーザの足の裏で作動するために
回転させたフットペダルを実線で表わし、ユーザの足の指で作動するために回転
させたフットペダルを破線で表わす。
回転させたフットペダルを実線で表わし、ユーザの足の指で作動するために回転
させたフットペダルを破線で表わす。
【図５】 図４のフットペダルのベースの平面図。フットペダルのベース内
に収容された踵用支持部を実線で表わし、ペダルに足の指を接触させる位置でユ
ーザの踵を収容する、引出し位置での踵支持部を点線で表わす。
に収容された踵用支持部を実線で表わし、ペダルに足の指を接触させる位置でユ
ーザの踵を収容する、引出し位置での踵支持部を点線で表わす。
【図６】 ユーザの足の裏で操作するための位置・方向にある、本発明の別
の実施形態の斜視図。
の実施形態の斜視図。
【図７】 ユーザの足の指で使用するのに適した位置・方向にある、図６に
示す実施形態の斜視図。
示す実施形態の斜視図。
【図８】 図６及び図７に示す実施形態の断面図。
【図９】 図６及び図７に示す実施形態の平面図。フットペダルのベース内
に収容された踵用支持部を実線で表わし、ペダルに足の指を接触させる位置でユ
ーザの踵を収容する、引出し位置での踵用支持部を点線で表わす。
に収容された踵用支持部を実線で表わし、ペダルに足の指を接触させる位置でユ
ーザの踵を収容する、引出し位置での踵用支持部を点線で表わす。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年３月１０日（２０００．３．１０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、一般に眼科手術装置用の手術制御部、特に足で作動する制御部に関
する。
する。
【０００２】 水晶体超音波吸引装置などの眼科手術装置は一般に、該装置のパラメータや機
能を調整する手術制御部を有する。上記水晶体超音波吸引装置は特に、人工の眼
内レンズを挿入するに先立って、白内障の眼からもとの水晶体を外科的に除去す
るためのものである。
能を調整する手術制御部を有する。上記水晶体超音波吸引装置は特に、人工の眼
内レンズを挿入するに先立って、白内障の眼からもとの水晶体を外科的に除去す
るためのものである。
【０００３】 上記装置は一般に、音波で眼細胞を乳化し、眼に塩水を注ぎ、乳化したレンズ
を眼から吸引するために、複数の機能を有する携帯用手術器具を操作するための
制御キャビネット、電源、真空ポンプ、及び関連する電子機器を有する。
を眼から吸引するために、複数の機能を有する携帯用手術器具を操作するための
制御キャビネット、電源、真空ポンプ、及び関連する電子機器を有する。
【０００４】 水晶体超音波吸引処理に必要な器具を手に持つことを考慮して、他の制御機能
をフットペダル装置に移すことで携帯器具の使用を容易にするために、足による
制御装置を設けることが多い。
をフットペダル装置に移すことで携帯器具の使用を容易にするために、足による
制御装置を設けることが多い。
【０００５】 眼科手術装置を制御するために、種々の空気式及び電気式アクチュエータを有
するフットペダル装置が、多数利用されてきた。
するフットペダル装置が、多数利用されてきた。
【０００６】 例えば米国特許第４，９８３，９０１号に記載されているような改良型フット
ペダル制御装置は、水晶体超音波吸引装置を操作する上で実質無制限の制御変数
・モードを備える。
ペダル制御装置は、水晶体超音波吸引装置を操作する上で実質無制限の制御変数
・モードを備える。
【０００７】 米国特許第４，１６８，７０７号は、手術の間に種々の機能を制御するための、
７つの位置をとるフットペダル装置を開示している。
７つの位置をとるフットペダル装置を開示している。
【０００８】 しかしながら、装置を調整又は制御する際に上記フットペダルから出力を行う
にもかかわらず、外科医が信頼性を持って楽に使用でき、したがって外科手術を
行う際に外科医の集中力を乱すことがないように、ペダルはユーザフレンドリー
である必要がある。
にもかかわらず、外科医が信頼性を持って楽に使用でき、したがって外科手術を
行う際に外科医の集中力を乱すことがないように、ペダルはユーザフレンドリー
である必要がある。
【０００９】 当然のことながら、外科医によって好みのフットペダルのタイプが異なり、足
の裏で押し下げを行うようなアクセルタイプのペダルを好む外科医もいるし、一
方で、ペダルを押し下げるために足の指を当てることのできるペダルを望む外科
医もいる。
の裏で押し下げを行うようなアクセルタイプのペダルを好む外科医もいるし、一
方で、ペダルを押し下げるために足の指を当てることのできるペダルを望む外科
医もいる。
【００１０】 このことの当然の結果として、個々の外科医が望むような使いやすさや信頼性
を提供するために、様々な形状のフットペダル装置が多数開発された。
を提供するために、様々な形状のフットペダル装置が多数開発された。
【００１１】 しかしながら、水晶体超音波吸引装置を多数の医者が使用する場合、フットペ
ダルを取り換える必要がしばし生じる。これは、不都合なことが多く、装置の再
調整を必要とする場合もある。加えて、こうした代替フットペダルは、手に入ら
ない可能性もあるし、製造業者により提供されていない可能性もある。
ダルを取り換える必要がしばし生じる。これは、不都合なことが多く、装置の再
調整を必要とする場合もある。加えて、こうした代替フットペダルは、手に入ら
ない可能性もあるし、製造業者により提供されていない可能性もある。
【００１２】 したがって、足の指や足の裏で作動するペダルに関する好みによることなく、
現場にいる全ての医者が利用できるようなフットペダル装置を提供することが望
ましい。本発明はこの要望に応えるものである。
現場にいる全ての医者が利用できるようなフットペダル装置を提供することが望
ましい。本発明はこの要望に応えるものである。
【００１３】 （発明の概要） 本発明に係るデュアルポジション（２つの位置をとることのできる）フットペ
ダルの一つの形態は、概して、ペダルと、ベースと、ペダルを操作するためにユ
ーザの足の指又は足の裏のいずれか一つがペダルにアクセスできるように、ペダ
ルをベースに回転可能に取付けるための手段とを有する。
ダルの一つの形態は、概して、ペダルと、ベースと、ペダルを操作するためにユ
ーザの足の指又は足の裏のいずれか一つがペダルにアクセスできるように、ペダ
ルをベースに回転可能に取付けるための手段とを有する。
【００１４】 更に詳しくは、ペダルは、指側の端部及び踵側の端部を有し、取付け板を設け
るとともに、ペダルの踵側端部でペダルを取付け板にピボット回転可能に取付け
る手段を設ける。
るとともに、ペダルの踵側端部でペダルを取付け板にピボット回転可能に取付け
る手段を設ける。
【００１５】 加えて、ペダルを回転可能に取付ける手段は、取付け板をベースに取付けるた
めのスイベル手段をさらに有する。
めのスイベル手段をさらに有する。
【００１６】 スイベル手段は、ベースに対し傾斜して取付け板を支持する手段を有するのが
重要である。この結果、ユーザの足の裏又はユーザの足の指のいずれかでペダル
を押し下げることが容易にできるように、ペダルの指側端部の高さを変えること
ができる。
重要である。この結果、ユーザの足の裏又はユーザの足の指のいずれかでペダル
を押し下げることが容易にできるように、ペダルの指側端部の高さを変えること
ができる。
【００１７】 この操作を容易にするために、踵を支持する引出し板をベース内にスライド可
能に設けてもよい。したがって、スライド可能な踵支持引出し板は、異なるサイ
ズに適応するだけでなく、ユーザにとって快適な位置を提供する。
能に設けてもよい。したがって、スライド可能な踵支持引出し板は、異なるサイ
ズに適応するだけでなく、ユーザにとって快適な位置を提供する。
【００１８】 加えて、踵支持引出し板と一直線上に並んだペダルの指側端部又は踵側端部の
一つに関する回転を防止するために、ベース上に配置され、取付け板に取外し可
能に係合するための位置合わせ手段をさらに設けてもよい。更に詳しくは、位置
合わせ手段は、該位置合わせ手段の取付け板に対する係合・離脱を可能にするた
めの、足がアクセスできるレバー手段を有する。このようにして、ユーザの足の
みによって行われる形状変更により、足の指による押し下げ用あるいは足の裏に
よる押し下げ用に形状を調整・変更することができる。すなわち、ユーザは、手
を用いて操作する必要がない。
一つに関する回転を防止するために、ベース上に配置され、取付け板に取外し可
能に係合するための位置合わせ手段をさらに設けてもよい。更に詳しくは、位置
合わせ手段は、該位置合わせ手段の取付け板に対する係合・離脱を可能にするた
めの、足がアクセスできるレバー手段を有する。このようにして、ユーザの足の
みによって行われる形状変更により、足の指による押し下げ用あるいは足の裏に
よる押し下げ用に形状を調整・変更することができる。すなわち、ユーザは、手
を用いて操作する必要がない。
【００１９】 さらに、フットペダルは、足で作動する少なくとも１つのスイッチと、ペダル
を押し下げるユーザの足を横方向に移動することによりスイッチを作動できるよ
うに、スイッチをペダルに隣接して配置する手段とを有してもよい。さらに、本
発明は、足で作動する２つのスイッチと、ペダルを押し下げるユーザの足を横方
向に移動することによりスイッチを作動できるように、スイッチの一つを、ペダ
ルに隣接する側部に且つペダルとともに移動できるように配置する手段とを有し
てもよい。
を押し下げるユーザの足を横方向に移動することによりスイッチを作動できるよ
うに、スイッチをペダルに隣接して配置する手段とを有してもよい。さらに、本
発明は、足で作動する２つのスイッチと、ペダルを押し下げるユーザの足を横方
向に移動することによりスイッチを作動できるように、スイッチの一つを、ペダ
ルに隣接する側部に且つペダルとともに移動できるように配置する手段とを有し
てもよい。
【００２０】 本発明に係るデュアルポジションフットペダルの別の形態は、ベースと、ユー
ザの足の裏を受ける手段、及び、ユーザの足の指を受けるための手段を備えたペ
ダルとを有する。ユーザの足の裏を受ける手段とユーザの足の指を受けるための
手段とは、互いに間隔を開けて配置される。また、ペダルをベースに対しピボッ
ト回転可能に取付けるための手段が設けてある。
ザの足の裏を受ける手段、及び、ユーザの足の指を受けるための手段を備えたペ
ダルとを有する。ユーザの足の裏を受ける手段とユーザの足の指を受けるための
手段とは、互いに間隔を開けて配置される。また、ペダルをベースに対しピボッ
ト回転可能に取付けるための手段が設けてある。
【００２１】 ユーザの足の裏を受ける手段と、ユーザの足の指を受けるための手段を別々に
設けることにより、ペダルは、足の指又は裏で作動するペダルに対するユーザの
好みに応じて、位置を変えて使用できる。
設けることにより、ペダルは、足の指又は裏で作動するペダルに対するユーザの
好みに応じて、位置を変えて使用できる。
【００２２】 特に、ユーザの足の裏を受ける手段は、ベースに対し傾斜して配置された平板
を有し、ユーザの足の指を受ける手段は、平板と平行に配置されたローラを有す
る。ローラは、ベースと、平板の高い方の端部との間に配置される。
を有し、ユーザの足の指を受ける手段は、平板と平行に配置されたローラを有す
る。ローラは、ベースと、平板の高い方の端部との間に配置される。
【００２３】 加えて、足で作動する少なくとも１つのスイッチレバーを、ユーザの足の裏が
平板に当たる際、及びユーザの足の指がローラに当たる際に、ユーザの足を横方
向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できるように、平板及びロー
ラの両方に隣接して配置してもよい。ベースから外側に引出されるようにベース
内にスライド可能に配置された、踵支持用引出し板は、ユーザの足の指がローラ
に当たる際に踵を支持する手段を提供する。
平板に当たる際、及びユーザの足の指がローラに当たる際に、ユーザの足を横方
向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できるように、平板及びロー
ラの両方に隣接して配置してもよい。ベースから外側に引出されるようにベース
内にスライド可能に配置された、踵支持用引出し板は、ユーザの足の指がローラ
に当たる際に踵を支持する手段を提供する。
【００２４】 本発明の利点及び特徴は、添付図面とともに以下の詳細な説明を考慮すること
により、より理解されるものと考えられる。
により、より理解されるものと考えられる。
【００２５】 （発明の詳細な説明） 図１には、線１４を介して眼科手術装置１２に接続された、本発明に係るデュ
アルポジションフットペダル１０が示されている。なお、本発明の一部をなすも
のではないが、装置１２は、水晶体超音波吸引処理を制御するコンソール１６を
有してもよいし、このコンソール１６は、支持された容器２０内の例えば塩水な
どの液体の流れを制御するために、コンソール１６に着脱可能に配置されたカセ
ット１８を有してもよい。
アルポジションフットペダル１０が示されている。なお、本発明の一部をなすも
のではないが、装置１２は、水晶体超音波吸引処理を制御するコンソール１６を
有してもよいし、このコンソール１６は、支持された容器２０内の例えば塩水な
どの液体の流れを制御するために、コンソール１６に着脱可能に配置されたカセ
ット１８を有してもよい。
【００２６】 当該分野でよく知られているように、線１４を介してコンソール１６に供給さ
れる入力は様々である。線１４は、フットペダル１０からコンソール１６に情報
を送るのに電気又は空気を利用したものであるが、これもまた当該分野で周知で
ある。
れる入力は様々である。線１４は、フットペダル１０からコンソール１６に情報
を送るのに電気又は空気を利用したものであるが、これもまた当該分野で周知で
ある。
【００２７】 図２及び図３に示されるように、本発明に係るフットペダル１０は、ペダル２
４と、ベース２６と、ユーザの足３６の指３２（図３及び図４参照）又足の裏３
４（図２及び図４参照）がペダル２４にアクセスできるように、ベースに対しペ
ダル２４を回転可能に取付けるための手段２８とを有する。更に詳しくは、図４
に示すように、手段２８は、取付け板４２と、ペダル２４の一端４６でペダル２
４を取付け板４２に対しピボット回転可能に取付けるためのヒンジ４４とを有す
る。
４と、ベース２６と、ユーザの足３６の指３２（図３及び図４参照）又足の裏３
４（図２及び図４参照）がペダル２４にアクセスできるように、ベースに対しペ
ダル２４を回転可能に取付けるための手段２８とを有する。更に詳しくは、図４
に示すように、手段２８は、取付け板４２と、ペダル２４の一端４６でペダル２
４を取付け板４２に対しピボット回転可能に取付けるためのヒンジ４４とを有す
る。
【００２８】 加えて、スイベル５０は、該スイベル５０を用いて取付け板４２をベースに取
付けるための手段を提供する。スイベル５０は取付けブラケット５２を有し、こ
のブラケット５２は、ペダル４２の垂直部６６に嵌合した上部６４を介してペダ
ル４２に取付けられたシリンダ６０を、収容するためのベアリング５４を備える
。
付けるための手段を提供する。スイベル５０は取付けブラケット５２を有し、こ
のブラケット５２は、ペダル４２の垂直部６６に嵌合した上部６４を介してペダ
ル４２に取付けられたシリンダ６０を、収容するためのベアリング５４を備える
。
【００２９】 なお、本発明に係るフットペダルを構成する上述及び後述の要素はすべて、本
願に示すように操作するために、任意の適当な材料で形成され、形付けられれば
よい。
願に示すように操作するために、任意の適当な材料で形成され、形付けられれば
よい。
【００３０】 フットペダル２４と取付け板４２との間には折り畳み可能な隔壁７０が設けて
あり、これによりフットペダル２４と取付け板４２との間に、図示しない作動機
構（これは、電気式又は空気式であって、線１４を介してフットペダル２４の押
し下げ量に対応する信号をコンソール１６に送る。）を支持するための閉鎖空間
７２が形成される。なお、押し下げ量に応じた出力を行うタイプの機構であれば
いずれも、本発明とともに用いることができる。
あり、これによりフットペダル２４と取付け板４２との間に、図示しない作動機
構（これは、電気式又は空気式であって、線１４を介してフットペダル２４の押
し下げ量に対応する信号をコンソール１６に送る。）を支持するための閉鎖空間
７２が形成される。なお、押し下げ量に応じた出力を行うタイプの機構であれば
いずれも、本発明とともに用いることができる。
【００３１】 ブラケット５２は、ベース２６に対し傾斜した状態で取付け板４２を支持する
手段を提供する。これは重要である。その理由は、図４に示すようにペダル２４
の破線位置とペダル２４の実線位置とを比較することにより明らかであるように
、ベース２６に対し傾斜した状態で取付け板４２が支持されることで、取付け板
４２がペダル２４の足の指側の端部７４を上げ下げすることが可能となるからで
ある。
手段を提供する。これは重要である。その理由は、図４に示すようにペダル２４
の破線位置とペダル２４の実線位置とを比較することにより明らかであるように
、ベース２６に対し傾斜した状態で取付け板４２が支持されることで、取付け板
４２がペダル２４の足の指側の端部７４を上げ下げすることが可能となるからで
ある。
【００３２】 ユーザの足の裏に当たる位置（図４の実線位置）又はユーザの足の指３２に当
たる位置（図４の点線位置）にフットペダル２４を一時的に固定するために、位
置合わせ手段８０が、ブラケット８２によりベース２６に取付けられている。
たる位置（図４の点線位置）にフットペダル２４を一時的に固定するために、位
置合わせ手段８０が、ブラケット８２によりベース２６に取付けられている。
【００３３】 ブランケット８２に取付けられたヒンジ８６を有する、足がアクセス可能なレ
バー８４は、ばね９６により切欠き９４内に付勢されたピン９０を有する。図４
で明らかなように、フットレバー８４の押し下げによりばね９６は圧縮され、ピ
ン９０の端部１００が切欠き９４から退避し、その結果、ピンの端部１００が取
付け板４２に設けた切欠き１０４に収容されるまで、取付け板４２及びペダル２
４が回転し、その結果、ユーザの足の指３２がペダル２４の端部７４にアクセス
できるようになる。フットペダル２４の端部７４がユーザの足の指３２と当たり
易くするためにバンパー１０８を設けてもよい。このバンパー１０８は、ユーザ
の足の指３２とスリップせずに接触が容易に行えるように、繊維状の表面あるい
は他の好適な部分を有してもよい。
バー８４は、ばね９６により切欠き９４内に付勢されたピン９０を有する。図４
で明らかなように、フットレバー８４の押し下げによりばね９６は圧縮され、ピ
ン９０の端部１００が切欠き９４から退避し、その結果、ピンの端部１００が取
付け板４２に設けた切欠き１０４に収容されるまで、取付け板４２及びペダル２
４が回転し、その結果、ユーザの足の指３２がペダル２４の端部７４にアクセス
できるようになる。フットペダル２４の端部７４がユーザの足の指３２と当たり
易くするためにバンパー１０８を設けてもよい。このバンパー１０８は、ユーザ
の足の指３２とスリップせずに接触が容易に行えるように、繊維状の表面あるい
は他の好適な部分を有してもよい。
【００３４】 加えて、図５に示すように、踵を支える引出し板１１２をベース２６内にスラ
イド可能に配置してもよい。引出し板１１２には、ベース２６に固定されたピン
１１６を収容する溝１１４が設けてあり、これにより板１１２が閉鎖位置（図５
の実線位置）と開放位置（図５の破線位置）との間でスライドできるようになっ
ている。踵支持用引出し板１１２に連結され且つ該引出し板１１２から垂直に伸
びた踵部材１１８は、図３及び図４に示すように、ペダル２６を押す際にユーザ
の足３６が滑るのを防止するように、ユーザの踵を支持するためのものである。
溝１１４とピン１１６との摩擦による嵌合は、引出し板１１２のベースからの引
出し量を調整することを可能にし、これにより、様々な大きさの足３６に対して
も、フットペダル２６を押し下げる際の足の位置での種々のサイズ及び好みを提
供することができる。フットペダル１０の配置を容易にするために、ブラケット
すなわちフープ１１８は、ベース１２６に取付けられたブラケット１２０に固定
し、これにより、フットペダル１０を、フロア１２４上のある位置から手で持っ
て移動できるようにしてもよい。
イド可能に配置してもよい。引出し板１１２には、ベース２６に固定されたピン
１１６を収容する溝１１４が設けてあり、これにより板１１２が閉鎖位置（図５
の実線位置）と開放位置（図５の破線位置）との間でスライドできるようになっ
ている。踵支持用引出し板１１２に連結され且つ該引出し板１１２から垂直に伸
びた踵部材１１８は、図３及び図４に示すように、ペダル２６を押す際にユーザ
の足３６が滑るのを防止するように、ユーザの踵を支持するためのものである。
溝１１４とピン１１６との摩擦による嵌合は、引出し板１１２のベースからの引
出し量を調整することを可能にし、これにより、様々な大きさの足３６に対して
も、フットペダル２６を押し下げる際の足の位置での種々のサイズ及び好みを提
供することができる。フットペダル１０の配置を容易にするために、ブラケット
すなわちフープ１１８は、ベース１２６に取付けられたブラケット１２０に固定
し、これにより、フットペダル１０を、フロア１２４上のある位置から手で持っ
て移動できるようにしてもよい。
【００３５】 加えて、フープ１１８は、フットペダル装置１０を使用中に、ペダル２４が偶
発的に下げられたり、ユーザの足３６と偶発的に干渉したりするのを防止するこ
とができる。
発的に下げられたり、ユーザの足３６と偶発的に干渉したりするのを防止するこ
とができる。
【００３６】 図２及び図３に示すように、足の側部に対応するスイッチレバー１３０、１３
２を、アングルブラケット１３４、１３６を介して、ペダル２６に隣接した取付
け板４２上に配置してもよい。
２を、アングルブラケット１３４、１３６を介して、ペダル２６に隣接した取付
け板４２上に配置してもよい。
【００３７】 スイッチレバー１３０、１３２は、望むならば、コンソール１２に更に制御信
号を送るために、図示しない周知のスイッチに接続してもよい。
号を送るために、図示しない周知のスイッチに接続してもよい。
【００３８】 以上のように、本発明に係るフットペダルは、一般的な２つの手術用フットペ
ダルタイプの機能を、１つのペダル、すなわち踵で作動し且つ足の指で作動する
手術用フットペダルで兼用する。
ダルタイプの機能を、１つのペダル、すなわち踵で作動し且つ足の指で作動する
手術用フットペダルで兼用する。
【００３９】 ２つのペダル２６位置のスイッチングは、取付け板４２及び該板４２に取付け
られたフットペダル２４を、スイベル５０周りに９０°回転するだけで行われる
。この操作では、例えば重い安定した構造を有するベース２６は、所定の位置に
留まることができる。上述したように、ペダル２６は、位置合わせ手段８０によ
りいずれかの位置に固定される。
られたフットペダル２４を、スイベル５０周りに９０°回転するだけで行われる
。この操作では、例えば重い安定した構造を有するベース２６は、所定の位置に
留まることができる。上述したように、ペダル２６は、位置合わせ手段８０によ
りいずれかの位置に固定される。
【００４０】 プレート４２をベース２６に対し傾斜して取付けることによって、各モードに
対しフットペダルの最大角度が得られる。
対しフットペダルの最大角度が得られる。
【００４１】 踵で作動するモードに対するフットペダルの操作範囲は、ユーザの踵の下方の
ペダルピボット回転中心点１２８に対し、約２５°〜１０°である（図２参照）
。足の指で作動するモードに対するフットペダルの操作範囲は、足の指３２の前
方約６インチにあるピボット回転中心点に対し、約５°〜−１０°である（図３
参照）。なお、このピボット回転中心点は、踵支持部１１８により安定する。こ
のように、本発明に係るフットペダル装置は、各ペダルタイプに対する人間によ
る操作性を最大にする操作範囲を提供する。
ペダルピボット回転中心点１２８に対し、約２５°〜１０°である（図２参照）
。足の指で作動するモードに対するフットペダルの操作範囲は、足の指３２の前
方約６インチにあるピボット回転中心点に対し、約５°〜−１０°である（図３
参照）。なお、このピボット回転中心点は、踵支持部１１８により安定する。こ
のように、本発明に係るフットペダル装置は、各ペダルタイプに対する人間によ
る操作性を最大にする操作範囲を提供する。
【００４２】 図６及び図７には、本発明に係るデュアルポジションフットペダル２００の別
の実施形態が示されており、このフットペダル２００は通常、ベース２０２及び
ペダル２０４を有する。ペダル２０４は、ユーザの足の裏２２２（図８参照）を
受ける手段を提供する平板２０６を有し、この平板２０６は、ベース２０２に対
し傾斜して配置されている。さらに、ペダル２０４は、平板２０６と平行に配置
されたローラ２０８を有し、このローラ２０８は、ユーザの足の指２２４を受け
る手段を提供する。
の実施形態が示されており、このフットペダル２００は通常、ベース２０２及び
ペダル２０４を有する。ペダル２０４は、ユーザの足の裏２２２（図８参照）を
受ける手段を提供する平板２０６を有し、この平板２０６は、ベース２０２に対
し傾斜して配置されている。さらに、ペダル２０４は、平板２０６と平行に配置
されたローラ２０８を有し、このローラ２０８は、ユーザの足の指２２４を受け
る手段を提供する。
【００４３】 図８に示すように、ヒンジ２１２は、ペダル２０６をベース２０２にピボット
回転可能に取付けるための手段を提供する。図８に最も明らかに示されているよ
うに、ローラ２０８は、足の指がアクセスできるようにするとともに、図８に破
線で示すユーザの足２１６と適切な角度をなすように、ベース２０２と平板２０
６の高い方の端部２１４との間に配置されている。このように、平板２０６に接
触するユーザの足の裏２２２、あるいはローラ２０８に接触するユーザの足の指
２２４によりアクセスできるようにするためには、フットペダル２００は、支持
フロア２２０上で位置を変えるだけでよい。ヒンジ２１２とともに作動可能に配
置されたばね２２８、あるいは別の適当な付勢機構により、押し下げに対する弾
力性をペダルに与えてもよい。平板２０６とベース２０２に固定されたブラケッ
ト２２６との間に連結されたアクチュエータ２２４は、ペダル位置に対応してコ
ンソール１６に信号を送る手段を提供する。このアクチュエータ２２４は周知の
構成を有する。周囲の汚れから隔離するために、アクチュエータ２２４を囲むよ
うに隔壁２３０を設けてもよい。上述したフットペダル１０と同様に、ベース２
０６内にスライド可能に配置され且つベース２０６から外側に引出し可能な、踵
を支持する引出し板２３２（図７、８、９参照）は、ユーザの足の指２２４がロ
ーラ２０８に当たる際に踵２３４を支持する手段を提供する。また、上述したよ
うに、スロット２３６及びピン２３８は、引出し板２３２の踵部材２３４のスラ
イド移動を可能にする。
回転可能に取付けるための手段を提供する。図８に最も明らかに示されているよ
うに、ローラ２０８は、足の指がアクセスできるようにするとともに、図８に破
線で示すユーザの足２１６と適切な角度をなすように、ベース２０２と平板２０
６の高い方の端部２１４との間に配置されている。このように、平板２０６に接
触するユーザの足の裏２２２、あるいはローラ２０８に接触するユーザの足の指
２２４によりアクセスできるようにするためには、フットペダル２００は、支持
フロア２２０上で位置を変えるだけでよい。ヒンジ２１２とともに作動可能に配
置されたばね２２８、あるいは別の適当な付勢機構により、押し下げに対する弾
力性をペダルに与えてもよい。平板２０６とベース２０２に固定されたブラケッ
ト２２６との間に連結されたアクチュエータ２２４は、ペダル位置に対応してコ
ンソール１６に信号を送る手段を提供する。このアクチュエータ２２４は周知の
構成を有する。周囲の汚れから隔離するために、アクチュエータ２２４を囲むよ
うに隔壁２３０を設けてもよい。上述したフットペダル１０と同様に、ベース２
０６内にスライド可能に配置され且つベース２０６から外側に引出し可能な、踵
を支持する引出し板２３２（図７、８、９参照）は、ユーザの足の指２２４がロ
ーラ２０８に当たる際に踵２３４を支持する手段を提供する。また、上述したよ
うに、スロット２３６及びピン２３８は、引出し板２３２の踵部材２３４のスラ
イド移動を可能にする。
【００４４】 押し下げのために平板２０６を使用した場合、ユーザの踵２３４用の同様の支
持は、平板２０６の周囲の垂直部分２４０により行われる。
持は、平板２０６の周囲の垂直部分２４０により行われる。
【００４５】 図６及び図７に戻って、上述したフットペダル１０と同様に、足の側部に対応
するスイッチレバー２５０、２５２を、周知のやり方でブラケット２５４、２５
６を介して、平板２０６及びローラ２０８に隣接して配置させてもよい。この結
果、ユーザの足の裏２２２が平板２０６に当たる際、及びユーザの足の指２２４
がローラ２２４に当たる際に、ユーザの足２１６を横方向に移動することにより
、スイッチレバー２５０、２５２を起動できる。スイッチレバー２５０、２５２
は、望むならば、コンソール１２に更に制御信号を送るために、図示しない周知
のスイッチに接続してもよい。
するスイッチレバー２５０、２５２を、周知のやり方でブラケット２５４、２５
６を介して、平板２０６及びローラ２０８に隣接して配置させてもよい。この結
果、ユーザの足の裏２２２が平板２０６に当たる際、及びユーザの足の指２２４
がローラ２２４に当たる際に、ユーザの足２１６を横方向に移動することにより
、スイッチレバー２５０、２５２を起動できる。スイッチレバー２５０、２５２
は、望むならば、コンソール１２に更に制御信号を送るために、図示しない周知
のスイッチに接続してもよい。
【００４６】 以上、本発明の好適な実施形態を示す目的で、本発明に係るデュアルポジショ
ンフットペダルの特定の構成を説明してきたが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。したがって、当業者にとって容易に考えられる全ての修正、変形、あ
るいは等価な構成は、添付の請求項で定義される本発明の範囲内にあるものと考
えられる。
ンフットペダルの特定の構成を説明してきたが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。したがって、当業者にとって容易に考えられる全ての修正、変形、あ
るいは等価な構成は、添付の請求項で定義される本発明の範囲内にあるものと考
えられる。
Claims (30)
- 【請求項１】 ペダルと、 ベースと、 上記ペダルを操作するためにユーザの足の指又は足の裏のいずれか一つが上記
ペダルにアクセスできるように、上記ペダルを、上記ベースに対し１８０°回転
可能に上記ベースに取付けるための手段とを有するデュアルポジションフットペ
ダル。 - 【請求項２】 上記ペダルを回転可能に取付ける上記手段は、取付け板と、
上記ペダルの一端で上記ペダルを上記取付け板にピボット回転可能に取付ける手
段とを有することを特徴とする請求項１のフットペダル。 - 【請求項３】 上記ペダルを回転可能に取付ける上記手段はさらに、上記取
付け板を上記ベースに取付けるスイベル手段を有することを特徴とする請求項２
のフットペダル。 - 【請求項４】 上記スイベル手段は、上記取付け板を上記ベースに対し傾斜
して支持する手段を有することを特徴とする請求項３のフットペダル。 - 【請求項５】 上記ベース内にスライド可能に配置された、踵を支持する引
出し板をさらに有する請求項４のフットペダル。 - 【請求項６】 上記ベース上に配置され、上記取付け板の回転を防止するた
めに上記取付け板に取外し可能に係合する位置合わせ手段をさらに有する請求項
５のフットペダル。 - 【請求項７】 上記位置合わせ手段は、該位置合わせ手段の上記取付け板に
対する係合・離脱を可能にするための、足がアクセスできるレバー手段を有する
ことを特徴とする請求項４のフットペダル。 - 【請求項８】 足で作動する少なくとも１つのスイッチレバーと、上記ペダ
ルを押し下げるユーザの足を横方向に移動することにより上記スイッチレバーを
作動できるように、上記スイッチレバーを上記ペダルに隣接して配置する手段と
をさらに有する請求項６のフットペダル。 - 【請求項９】 足で作動する２つのスイッチレバーと、上記ペダルを押し下
げるユーザの足を横方向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できる
ように、上記スイッチレバーの一つを、上記ペダルの側部に隣接して且つ上記ペ
ダルとともに移動できるように配置する手段とをさらに有する請求項６のフット
ペダル。 - 【請求項１０】 指側の端部及び踵側の端部を有するペダルと、 取付け板と、 上記ペダルを、ペダルの踵側端部で上記取付け板にピボット回転可能に取付け
るための手段と、 ベースと、 ペダルの指側端部のベースに対する高さを、上記取付け板の回転時に変えるこ
とができるように、上記取付け板を上記ベースに対して１８０°回転可能に取付
けるスイベル手段とを有するデュアルポジションフットペダル。 - 【請求項１１】 上記スイベル手段は、上記取付け板を上記ベースに対し傾
斜して支持する手段を有することを特徴とする請求項１０のフットペダル。 - 【請求項１２】 上記ベース内にスライド可能に配置された、踵を支持する
引出し板をさらに有する請求項１１のフットペダル。 - 【請求項１３】 上記ベース上に配置され、上記取付け板に取外し可能に係
合するための位置合わせ手段であって、踵支持引出し板と一直線上に並んだペダ
ルの指側端部又は踵側端部の一つに関する回転を防止するものをさらに有する請
求項１２のフットペダル。 - 【請求項１４】 上記位置合わせ手段は、該位置合わせ手段の上記取付け板
に対する係合・離脱を可能にするための、足がアクセスできるレバー手段を有す
ることを特徴とする請求項１３のフットペダル。 - 【請求項１５】 足で作動する少なくとも１つのスイッチレバーと、上記ペ
ダルを押し下げるユーザの足を横方向に移動することにより上記スイッチレバー
を作動できるように、上記スイッチレバーを上記ペダルに隣接して配置する手段
とをさらに有する請求項１３のフットペダル。 - 【請求項１６】 足で作動する２つのスイッチレバーと、上記ペダルを押し
下げるユーザの足を横方向に移動することにより上記スイッチレバーを作動でき
るように、上記スイッチレバーの一つを、上記ペダルの側部に隣接して且つ上記
ペダルとともに移動できるように配置する手段とをさらに有する請求項１３のフ
ットペダル。 - 【請求項１７】 ベースと、 ユーザの足の裏を受ける手段と、該手段と間隔を開けて配置され、ユーザの足
の指を受けるための別の手段とを備えたペダルと、 上記ペダルを上記ベースに対しピボット回転可能に取付けるための手段とを有
するデュアルポジションフットペダル。 - 【請求項１８】 ユーザの足の裏を受ける上記手段は、上記ベースに対し傾
斜して配置された平板を有することを特徴とする請求項１７のフットペダル。 - 【請求項１９】 ユーザの足の指を受ける上記手段は、上記平板と平行に配
置されたローラを有することを特徴とする請求項１８のフットペダル。 - 【請求項２０】 上記ローラは、ベースと、上記平板の高い方の端部との間
に配置されることを特徴とする請求項１９のフットペダル。 - 【請求項２１】 足で作動する少なくとも１つのスイッチレバーと、ユーザ
の足の裏が平板に当たる際、及びユーザの足の指がローラに当たる際に、ユーザ
の足を横方向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できるように、上
記スイッチレバーを平板及びローラに隣接して配置する手段とをさらに有する請
求項２０のフットペダル。 - 【請求項２２】 上記ベースから外側に引出し可能に上記ベース内にスライ
ド可能に配置され、ユーザの足の指がローラに当たる際に踵を支持する引出し板
手段を更に有する請求項２１のフットペダル。 - 【請求項２３】 ベースと、 ペダルであって、ユーザの足の裏がペダルに接触する第１の位置・方向におい
てユーザの足がペダルを押し下げることを可能にする手段、及び、該手段と間隔
を開けて配置され、ユーザの足の指がペダルに接触する第２の位置・方向におい
てユーザの足がペダルを押し下げることを可能にする別の手段を備えたものと、 上記ベース上に押し下げ用のペダルを取付ける手段とを有するデュアルポジシ
ョンフットペダル。 - 【請求項２４】 上記ペダルを取付ける手段は、ペダルの一端をベースにピ
ボット回転可能に取付ける手段を有することを特徴とする請求項２３のフットペ
ダル。 - 【請求項２５】 ユーザの足の第１と第２の位置・方向は、互いに１８０°
異なることを特徴とする請求項２４のフットペダル。 - 【請求項２６】 ユーザの足の裏を受ける上記手段は、上記ベースに対し傾
斜して配置された平板を有することを特徴とする請求項２３のフットペダル。 - 【請求項２７】 ユーザの足の指を受ける上記手段は、上記平板と平行に配
置されたローラを有することを特徴とする請求項２６のフットペダル。 - 【請求項２８】 上記ローラは、ベースと、上記平板の高い方の端部との間
に配置されることを特徴とする請求項２７のフットペダル。 - 【請求項２９】 足で作動する少なくとも１つのスイッチレバーと、ユーザ
の足の裏が平板に当たる際、及びユーザの足の指がローラに当たる際に、ユーザ
の足を横方向に移動することにより上記スイッチレバーを作動できるように、上
記スイッチレバーを平板及びローラに隣接して配置する手段とをさらに有する請
求項２８のフットペダル。 - 【請求項３０】 上記ベースから外側に引出し可能に上記ベース内にスライ
ド可能に配置され、ユーザの足の指がローラに当たる際に踵を支持する引出し板
手段を更に有する請求項２９のフットペダル。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/928,091 US5983749A (en) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | Dual position foot pedal for ophthalmic surgery apparatus |
| US08/928,091 | 1997-09-12 | ||
| PCT/US1998/018802 WO1999014648A1 (en) | 1997-09-12 | 1998-09-10 | Dual position foot pedal for ophthalmic surgery apparatus |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001516911A true JP2001516911A (ja) | 2001-10-02 |
| JP4262408B2 JP4262408B2 (ja) | 2009-05-13 |
Family
ID=25455717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000512120A Expired - Lifetime JP4262408B2 (ja) | 1997-09-12 | 1998-09-10 | 眼科手術装置用のデュアルポジションフットペダル |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (3) | US5983749A (ja) |
| EP (1) | EP1012686B1 (ja) |
| JP (1) | JP4262408B2 (ja) |
| DE (1) | DE69810316T2 (ja) |
| WO (1) | WO1999014648A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2016046192A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 沖電気工業株式会社 | フットスイッチおよび航空管制システム |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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