JP2001516618A - 融合移植装置及びその使用方法 - Google Patents

融合移植装置及びその使用方法

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JP2001516618A
JP2001516618A JP2000511437A JP2000511437A JP2001516618A JP 2001516618 A JP2001516618 A JP 2001516618A JP 2000511437 A JP2000511437 A JP 2000511437A JP 2000511437 A JP2000511437 A JP 2000511437A JP 2001516618 A JP2001516618 A JP 2001516618A
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スカーボローグ,ネルソン
ダブリュー モーリス,ジョン
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オステオテック インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 椎間の受け部内での固定を容易にした融合移植装置を提供する。 【解決手段】椎間補綴は、骨移植インプラント部材を含み、この椎間補綴は、隣接する脊椎骨間に形成される椎間空所内に挿入可能な寸法に設定されたインプラント部材を備え、前記インプラント部材は、第1および第2の断面積をそれぞれ有する第1および第2の長手部分を少なくとも有している。保持面を有する段付き領域を形成するために、前記第1の長手部分の第1の断面積は第2の長手部分の第2の断面積よりも大きく設定されている。したがって、隣接する脊椎骨内に対応した寸法で形成された受け部にインプラント部材が挿入されると、前記保持面は、受け部の対応する面と係合することによって、受け部内での固定を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、骨形成のための体内型融合移植装置に係わり、特に、椎間領域内に
おける固定が容易な段付き形状の非螺合型椎間骨移植片(インプラント)に関す
る。
【0002】 (背景技術) 脊柱(背骨)は、脊椎骨と呼ばれる一連の骨によって形成される柔軟な柱であ
る。脊椎骨は、中空であり、互いに上下に積み重ねられている。また、脊椎骨は
、頭蓋と胴体とを支持する強固な中空の柱を形成している。脊柱の中空の芯部は
、脊髄の神経を収容して保護している。異なる脊椎骨は、関節突起と線維軟骨性
の空所とによって、互いに接続されている。 また、椎間の線維軟骨は、椎間板として知られており、肉質材料で満たされた
線維状のリングによって形成されている。また、椎間板は、脊柱のショックアブ
ソーバーとして機能し、滑液ジョイント(synovial joint)と協働して脊柱の動
きを容易にするとともに、脊柱の柔軟性を維持する。1または複数の椎間板が事
故や病気で冒されると、その冒された領域の近傍を通る神経が圧迫されて刺激さ
れる。これにより、慢性的で且つ衰弱を与える痛みを背中に感じる。このような
背中の痛みを和らげるための外科的あるいは非外科的な様々な方法および装置が
提案されている。
【0003】 その1つの方法は、神経根管のサイズが大きくなって神経への刺激が除去もし
くは低減される自然な位置へと脊柱を引き伸ばす方法である。脊椎骨間の空間は
、冒された領域内の脊椎骨を互いに所定の距離をもって融合させることにより、
維持される。脊椎骨間の隙間を埋めるために様々な補綴インプラント(prosthet
ic implant)が提案されてきている。例えば、USP4、936、848には、
金属やセラミックによって形成され且つ互いに隣接する脊椎骨間に挿入される球
状のケージインプラント(cage implant)が開示されている。このケージは、骨
の断片が挿入される内腔を有している。そのような骨の断片は、自生のものであ
っても良く、その後の骨の成長と脊椎骨の融合とを促進する。
【0004】 脊椎骨の接触を防止する他の方法がUSP5、011、484に開示されてい
る。この方法では、スタッド状の挿入体が2つの脊椎骨間に長手方向で挿入され
る。前記挿入体は、脊椎骨間で、リテーナによって保持される。USP4、30
9、777には人工的な椎間板が開示されている。この人工的な椎間板は、スプ
リングによって互いに接続される上板と下板とを有しており、板から脊椎骨に向
けて突出するスパイクによって脊椎骨間に保持される。USP4、743、25
6には、脊椎骨間に挿入可能で且つ突起やネジによって所定の位置に保持される
強固で多孔性のプラグが開示されている。このプラグの多孔性により、骨組織の
内殖が促進される。
【0005】 また、脊椎骨間への挿入のためのインプラントボーンプラグがUSP4、87
8、915に開示されている。ここに開示された1つの実施例では、プラグの外
面に外ネジが設けられている。この外ネジは、プラグが回転された際に、脊椎骨
間の所定の領域に向けてプラグを押し進める。また、このプラグの一部には、プ
ラグを回転させるために使用されるキーの端部を受ける穴が設けられている。U
SP5、105、255には、互いに隣接する2つの脊椎骨間に穴を形成する方
法と、細かく刻まれた皮質で海綿状の骨チップのような移植媒体からなる挿入体
とが開示されている。USP4、961、740には、所定の位置にねじ込まれ
ることによって脊椎骨同士の互いに隣接する骨表面間に挿入される開口型の融合
ケージが開示されている。このケージは骨チップもしくは他の骨誘導物質で満た
されており、ケージが椎間の空所に挿入された際には、ケージ内に含まれる骨誘
導物質と本来の骨との間の直接的な接触がケージの外面を介して起こる。
【0006】 融合移植片(fusion graft)は、椎間の空所を安定化させ、隣接する脊椎骨を
融合させることが理想である。さらに、融合が起きている間、移植片は、実質的
に退化や変形を生じることなく空所を維持して力に耐えるべく十分な構造上の一
体性を備えるとともに、骨が実際に内殖融合する前に所定の位置に確実に留まる
安定性を備えていなければならない。したがって、融合移植片は、ある種の支持
部と、急速に骨を成長させるとともに隣接する脊椎骨に移植片を迅速に融合させ
る骨誘導物質とを有していなければならない。また、融合移植片を形成する材料
は、生体適合性を有し且つ生体の自然形成組織を擬態するものでなくてはならな
い。
【0007】 前述した全てのインプラントは、椎間の空所を確保して適度に維持するように
なっている。しかしながら、これらのインプラントは、生体内の融合移植片に関
する一定の理想的な基準に適合し得ない。例えば、USP4、936、848に
開示されているようなインプラントは、金属やセラミックによって形成されてお
り、生体適合性はあるが、生体の自然形成組織を正確に擬態してはいない。また
、USP5、015、255には、脊椎骨間の融合を結果的に生じ得る骨チップ
の形態をとる移植片が開示されており、骨チップの十分な融合が生じれば、最終
的に融合された移植片は生体の自然形成組織を正確に擬態し得る。しかし、骨チ
ップは、その挿入後は、互いに十分に融合し且つ隣接する脊椎骨に十分に融合す
るための十分な時間だけ脊椎骨間に留置し続けることができない。また、USP
4、878、915に開示されているボーンプラグは、インプラントを隣接する
脊椎骨間に位置決めするためのネジが形成された外面を有している。しかし、こ
の外面のネジはインプラントの強度に悪影響を及ぼす。また、このネジ付きのボ
ーンインプラントは、所定の穴から押し出される傾向がある。 したがって、理想的な脊柱融合インプラント対してより強固に取り付く改良さ
れた体内型融合インプラントが必要となる。
【0008】 (発明の開示) したがって、本発明は椎間補綴に関するものであり、この椎間補綴は、隣接す
る脊椎骨間に形成される椎間空所内に挿入可能な寸法に設定されたインプラント
部材(好ましくは、骨)を備え、前記インプラント部材は、第1および第2の断
面積をそれぞれ有する第1および第2の長手部分を少なくとも有している。保持
面を有する段付き領域を形成するために、前記第1の長手部分の第1の断面積は
第2の長手部分の第2の断面積よりも大きく設定されている。したがって、隣接
する脊椎骨内に対応した寸法で形成された受け部にインプラント部材が挿入され
ると、前記保持面は、受け部の対応する面と係合することによって、受け部内で
の固定を容易にする。
【0009】 インプラント部材は、好ましくは、円形の断面形状を成し、前記第2の長手部
分の径が第1の長手部分の径の約50%〜約95%の範囲に設定されている。イ
ンプラント部材は、1つの段部を有していることが望ましいが、多数の段部を有
していても構わない。また、インプラント部材には、骨成長誘導材料を収容する
ための中空な内孔が形成されていても良い。融合プロセスを容易にするために、
中空の内孔に設けられた骨成長誘導材料に通じる少なくとも1つの開口がインプ
ラント部材の外壁を貫通して延びていても良い。 また、補綴を使用して隣接する脊椎骨を融合させるための方法が開示されてい
る。
【0010】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例について説明する。 本発明に係る脊柱のための体内型融合移植装置は、脊柱構造の衰弱的な悪化 を修復するために、隣接する脊椎骨間に配置されるようになっている。人間に対
して、この装置は、主に脊柱の腰部領域に使用されるが、胸部や首部の領域に対
しても使用可能である。この装置は、所定の位置にある時、脊椎骨間の距離を適
切に確保して維持するとともに、骨組織を形成して骨組織と一体になる。したが
って、椎間の空所が自生の骨組織で満たされ、隣接する脊椎骨間で骨が一体的且
つ強固に接続される。
【0011】 図1および図2には本発明に係る融合インプラント(fusion impl
ant)が示されている。インプラント10は、皮質で且つ海綿状の骨から成る
長尺な本体12を有している。この骨は、自生であっても良く、また、同種間あ
るいは異種間のものであっても良いが、この分野において知られるように、上腕
骨、脛骨、大腿骨等から採取されたものであることが望ましい。図示のように、
長尺な本体12は、長手方向軸aを規定するとともに、第1および第2の長手部
分14、16をそれぞれ有している。第1および第2の長手部分14、16は、
好ましくは円柱状を成しており、長手方向軸aを中心に同心的に配置されている
【0012】 第1の長手部分14は第2の長手部分16の断面積よりも大きい断面積を有し
ており、これによって、2つの長手部分14、16の接続部に段付き領域18が
形成されている。後述するように、段付き領域18は、隣接する脊椎骨間(例え
ば、隣接する脊椎骨間に形成された特定の基台内)での融合インプラント10の
保持を容易にする保持面20を形成している。これにより、インプラント10は
治療処置中に移動しない。好ましい実施例において、第1の長手部分14の外径
は、約8〜20mmの範囲、好ましくは約12〜16mmの範囲に設定されてい
る。第2の長手部分16の外径は、好ましくは、第1の長手部分14のそれより
も約2mm小さく設定されている。長尺な本体12の長さは、約10〜35mm
の範囲、好ましくは約15〜30mmの範囲に設定されている。
【0013】 好ましい実施例において、第2の長手部分16は、その比重が第1の長手部分
14のそれよりも大きく設定されている。このように設定すれば、第2の長手部
分16が小径であっても、インプラント10の全体の強度を低下させないで済む
。第2の長手部分16は、インプラントの採取形成時に、その比重が大きく設定
される。すなわち、後述するように脛骨(すなわち、海綿状プラグの場合)から
インプラントを採取する場合、第2の長手部分16は基部の軟骨から採取され、
第1の長手部分14は海綿状の骨領域から採取される。
【0014】 図3〜図5には、本発明の段付きの融合インプラント10を形成するための新
規なインプラントカッタが示されている。インプラントカッタ100は、後述す
るように、従来の回転可能なドリル器具に装着可能である。インプラントカッタ
100は、切削刃104を有する外側の中空なドリル部102と、切削刃108
を有する内側の中空なドリル部106とを有している。一般に、外側のドリル部
102はインプラント10の第1の長手部分14の形成に役立ち、内側のドリル
部106は第2の長手部分16の形成に役立つ。内側のドリル部106は外側の
ドリル部102に対して基端側に位置しており、これによって、内側のドリル部
の切削刃108は、図4および図5に示されるように、外側のドリル部102の
内壁に向かって延びている。
【0015】 図5に示されるように、インプラントカッタ100は、基端側に設けられた内
側のネジ部110を有している。インプラントカッタ100をドリル器具に装着
するため、内側のネジ部110はドリル器具の対応する構成部分と噛み合う。ま
た、インプラントカッタ100の取り扱い及びドリル器具に対するインプラント
カッタ100の装着を容易にするために、インプラントカッタ100は基端フラ
ンジ112を有している。
【0016】 図6〜図8は、図3〜図5に示されるインプラントカッタの変形例を示してい
る。この変形例に係るインプラントカッタ120は、インプラントカッタ100
と類似しており、内側のドリル部122を備えている。内側のドリル部122は
、互いに対向して半径方向に延びる2つの刃124を有している。半径方向にの
びた刃124は横方向に延びるカッティングエッジ126を有している。このカ
ッティングエッジ126は、骨をカットして、インプラントの第2の長手部分1
6を形成する。なお、その他のインプラントカッタ200の構成は、図3〜図5
のインプラントカッタと同一である。
【0017】 図9は、図3〜図5に示されたインプラントカッタ100を従来の外科用ドリ
ル器具(cannulated drill instrument)1000
の先端部に装着した状態を示している。インプラントカッタ100は、これをド
リル器具1000に装着するための装着アッセンブリ200に接続されている。
この特別な装着アッセンブリ200は、1995年3月15日に出願された米国
出願番号第08/404、255号に開示されており、その内容が本出願に組み
入れられている。米国出願番号第08/404、255号に開示されている装着
アッセンブリ(カッティングアッセンブリ)200は、装着部材202と、支持
シャフト204(図10参照)と、螺合体206とを備えている。装着部材20
2は、ドリル器具1000のチャックに装着されるように形成された基端部と、
インプラントカッタ100を装着するためにカッタ100の内側のネジ部110
と螺合可能な先端ネジ部208(図10参照)とを有している。支持シャフト2
04は、装着部材202内に形成された軸孔を貫通して延びており、その基端側
がドリル器具1000の対応する孔を通じて延びる(図10の点線参照)ととも
に、その先端側がインプラントカッタ100を貫通して延びている。支持シャフ
ト204の先端にはドリルガイド210が装着されている。このドリルガイド2
10は、パイロット穴を形成して、インプラントカッタ100を骨の内部へと案
内する。螺合体206は、装着部材202を貫通して延びており、支持シャフト
204を所望の長手方向位置で装着部材202に対し選択的に固定するのに役立
つ。なお、装着アッセンブリ200のその他の詳細は米国出願番号第08/40
4、255号を参照すれば確認できる。
【0018】 ボーンインプラントの形成 インプラントカッタ100と装着アッセンブリ200とドリル器具1000と
を用いたボーンインプラント(bone implant)10の形成について
以下に説明する。 図10〜図13には、図1〜図3の骨融合インプラント10を形成する好まし
い方法が示されている。なお、インプラントカッタ100は、前述した図9に示
されるように、装着アッセンブリ200を介してドリル器具1000に装着され
ている。図10に示されるように、装着アッセンブリ200の螺合体206が支
持シャフト204に係合されている状態で、パイロット穴を形成するためにドリ
ルガイド210が骨部b内に導入される。この場合、骨部bは脛骨や腸骨の頂部
であっても良い。その後、ドリル器具1000は、インプラントカッタ100に
回転運動を与えるために作動される。インプラントカッタ100は、外側のドリ
ル部102の切削刃104が骨部bに突き刺さるように、骨部b内に押し進めら
れる。切削刃104が骨部bに突き刺さった時点(図11参照)で、ドリル器具
1000の作動が停止される。螺合体206が解除位置(図11参照)まで回転
されて支持シャフト204が解放されると、支持シャフト204は、インプラン
ド100が形成されるにつれて、基端側にスライドされる。すなわち、支持シャ
フト204は、インプラントカッタ100が骨部b内に押し進められるにつれて
、基端側にスライドされていく。
【0019】 図12に示されるように、ドリル器具1000が再び作動され、骨部b内への
インプラントカッタ100の導入が続けられる。このようにインプラントカッタ
100を骨部b内に押し進めている間、外側のドリル部102の切削刃104は
、芯を抜くように骨部bをカットし、インプラント10の第1の長手部分14を
形成する。インプラントカッタ100がさらに押し進められると、内側のドリル
部108の切削刃108は、インプラントカッタ100内に受けられる骨材料を
芯抜きカットして、インプラント10の第2の長手部分16を形成する。インプ
ラントカッタ100は、インプラントカッタ100のフランジが骨部bと当接す
るまで、骨部b内に押し進められる。脛骨内に穴を開けてインプラント10を形
成すると、外側のドリル部102は、内奥に位置する海綿状の骨の芯抜きを行な
って比重が小さいインプラントの第1の長手部分14を形成し、内側のドリル部
108は比重の大きい軟骨の芯抜きを行なって比重が大きいインプラント10の
第2の長手部分16を形成する。
【0020】 ボーンインプラント10が完全に形成されると、ドリル器具1000の作動が
停止される。図13に示されるように、螺合体206が再び支持シャフト204
に対して締め付けられると、形成されたインプラント10を内側に配置して成る
インプラントカッタ100が骨部bから抜去される。その後、螺合体206が解
放されて、インプラント10をインプラントカッタ100から排出させるように
支持シャフト204が先端側に押し進められると、ボーンインプラント10がイ
ンプラントカッタ100から取り除かれる。このような手段でボーンインプラン
トをインプラントカッタ100から除去することができない場合には、一般的な
振動鋸刃や他のカッティング装置を使用して横側からカットすれば、ボーンイン
プラント10を除去することができる。
【0021】 脊柱融合処置 ランバダイセクトミー(lumbar discectomy)および脊柱融
合のために、後側からのアプローチによって融合インプラントを挿入する場合に
ついて説明する。なお、ダイセクトミー(discectomy)を行なってイ
ンプラント100を挿入するために、前側からのアプローチや後外側からのアプ
ローチ等、他の外科的なアプローチが利用されても良い。
【0022】 まず、適当な圧排子(リトラクタ)を用いて隣接する筋肉組織や血管あるいは
神経組織等を圧排しながら、後側からのアプローチによって脊柱に接近する。続
いて、適当な切削具(rongeur)を用いて変成退化した椎間板の少なくと
も一部を除去する。図14に示されるように、隣接する脊椎骨V1、V2の互い
に対向する面に、融合インプラント10の形状に対応した受け部rが形成される
。受け部rは、切削もしくは穴開け加工によって形成することができる。そのよ
うな技術はこの分野において良く知られている。このようして予め形成される領
域は、好ましくは、中央にある柔軟な海綿状の骨にまで広がり且つ隣接する脊椎
骨V1、V2の硬い皮質の骨が含まれるような、十分な大きさの寸法で形成され
る。
【0023】 図15に示されるように、リトラクタcが脊椎骨V1、V2の後側の面に装着
される。この目的に適するリトラクタcとしては、Codmanによって製造さ
れたCloward Lumbar Lamina Spreaderを挙げる
ことができる。リトラクタcは、脊椎骨V1、V2の後側の面にネジによって装
着可能な一対のリトラクタアームを有している。リトラクタcが適正に装着され
た状態で、図16に示されるようにリトラクタアームが広げられて、隣接する脊
椎骨V1、V2同士が引き離されると、融合インプラント100の挿入のための
十分なクリアランスが受け部r内に形成される。その後、融合インプラント10
0は、適当な把持鉗子(図示せず)を用いて、引き離された空間内に挿入され、
図17に示されるように受け部r内に受けられる。融合インプラント10が受け
部r内で適正に位置決めされると、リトラクタcが初期位置に戻され、隣接する
脊椎骨V1、V2同士が通常の位置へと戻される。
【0024】 図18に示されるように、融合インプラント10は、支柱を形成して、隣接す
る脊椎骨V1、V2を所望の離間状態に維持する。実際には、隣接する脊椎骨間
の受け部rの寸法によって、融合インプラント100の最適な寸法がある程度決
定される。第1および第2の長手部分14、16の接続部に形成された段付きの
領域18は、その保持面20が受け部rに形成された脊椎骨の表面sと係合する
ことによって、挿入されたインプラントの抜け(逆方向に押し出されること)あ
るいは移動を防止する。このような方法によれば、融合インプラント10は椎間
の空所内に永久に固定される。図示のように、インプラントの小径の第2の長手
部分16は、脊椎骨の端部プレート間の内側に位置することができる。前述した
ように、インプラント10の第2の長手部分は、比較的比重が大きく形成されて
いるため、脊椎骨を支持するに十分な硬度を提供できる。時間の経過とともに、
隣接する脊椎骨の本体部は、内殖してインプラント10と融合し、硬質の融合体
を形成する。
【0025】 図19は、2つの融合インプラント10が椎間の空所に位置決めされた状態を
示している。図19Aは、従来の前側からのアプローチ(anterior a
pproach)によって、2つの融合インプラント10が椎間の空所に位置決
めされた状態を示している。このような前側からのアプローチは、インプラント
10を位置決めするために容易に利用できる。
【0026】 変形例 図20〜図25は本発明の段付き融合インプラントの変形例を示している。図
20に示される融合インプラント40は、断面積が異なる複数の部分42、44
を交互に繰り返して連設することによって、多段形状に形成されている。この場
合、インプラント部42は、第2のインプラント部44の径よりも小さい第1の
径を有している。第1および第2のインプラント部42、44の接続部は段付き
領域を形成している。この段付き領域は保持面46を有しており、この保持面4
6は、隣接する脊椎骨内の受け部によって形成される対応する構成部分と係合す
る。
【0027】 図21には他の多段形状のインプラント50が示されている。このインプラン
ト50では、数多くの保持面53、55、57を形成するために、一端側から他
端側に向かってインプラント部52、54、56、58の断面積が連続的に大き
くなっている。図22には、図1〜図3のインプラントに類似した1段型の融合
インプラント60が示されている。しかし、この実施例では、小径のインプラン
ト部62が先端部になっている。すなわち、隣接する脊椎骨V1、V2内への挿
入時には、小径のインプラント部62が最初に椎間の空所内に押し進められ、続
いて、大径のインプラント部64が椎間の空所内に挿入される。インプラント部
62、64は保持面66を形成している。図23は他の実施例を示している。こ
の実施例のインプラント70は、複数のインプラント部72、74、76がイン
プラントの軸aに対して偏心して配置されることによって、多段形状に形成され
ている。
【0028】 図24および図25は本発明の融合インプラントの他の実施例を示している。
このインプラント80は、図1〜図3のインプラントに類似しているが、その内
部に骨誘導物質sを収容するための内孔または腔82を有している。インプラン
ト80の外壁には、内孔82に連通する複数の開口84が形成されている。椎間
の空所内への挿入時において、骨は、ケージの外面を乗り越えるようにして内孔
82に達し、内孔82に収容されている骨誘導物質sと接触する。従来技術と同
様に、骨誘導物質sは腸骨の頂部から採取されても良い。骨誘導物質と本発明の
融合インプラントとを組み合わせる1つの形態は、1994年2月4日に出願さ
れた米国出願番号第08/191、624号に開示されており、その内容が本出
願に組み入れられている。米国出願番号第08/191、624号に開示されて
いる骨誘導物質は流動性の構成要素を有している。また、この流動性の構成要素
は、流動性と生体適合性とを有するキャリア内に所定の粒径の骨粉末を有してい
る。
【0029】 図26および図27には本発明の他の実施例が示されている。このインプラン
ト90は、チタンやチタン合金や外科用スチール(surgical stee
l)を含む金属材料によって形成される。また、インプラント90は、セラミッ
クや適当な硬い重合体材料あるいは前述した骨によって形成されても良い。イン
プラント90は、その形状が図1および図2のインプラント10と類似している
が、複数の環状溝92および突起94と段付き領域95とを有している。環状溝
92と突起94は、脊椎骨本体とインプラント90の外面との接触面積を増大さ
せることによって、椎間の空所内での保持を容易にする。
【0030】 図28および図29は融合インプラントの他の実施例の側面図および平面図を
それぞれ示している。また、図30はこの融合インプラントの斜視図である。こ
のインプラント96は図示のように楔型を成している。また、インプラント90
は、第1および第2の部分97、98と、これら2つの長手部分97、98の接
続部に形成された段部領域99とを有している。段部領域99は、好ましくは、
第2の部分98の両側の周部99a(図中に点線で示されている)を切り欠くこ
とによって形成される。無論、段部領域99は、2つである必要はなく、1つだ
け設けられても良い。インプラント96は、隣接する脊椎骨内に対応した寸法で
形成される孔内に挿入される。これによって、段部領域99は、図1および図2
において述べたと同様の形態で、受け部によって形成される脊椎骨の面と係合す
る。
【0031】 なお、本発明は、前述した実施例に限定されることなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施できることは言うまでもない。前述した記載は、本発明を
限定するように解釈されるべきではなく、単なる好ましい実施例として解釈され
るべきである。当業者は、ここに添付された請求の範囲によって規定される本発
明の範囲や技術的思想の範囲内で、他の変形に想到し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る段付きの骨融合インプラントを前側から見た斜視図であ
る。
【図2】 図1の融合インプラントを後側から見た斜視図である。
【図3】 図1および図2の骨融合インプラントを形成する新規なインプラントカッタの
斜視図である。
【図4】 図3のインプラントカッタの側断面図である。
【図5】 図4の5−5線に沿うインプラントカッタの断面図である。
【図6】 図3のインプラントカッタの変形例に係る一部カットされた斜視図である。
【図7】 図6のインプラントカッタの側断面図である。
【図8】 図7の8−8線に沿うインプラントカッタの軸方向断面図である。
【図9】 図3〜図5に示されたインプラントカッタが装着されたカッタ器具の先端部の
斜視図である。
【図10】 インプラントカッタが骨部に隣接して位置され、ドリルガイドが骨部に突き刺
さっている状態を示すカッタ器具の側面図である。
【図11】 インプラントカッタの円柱状の切削刃が骨部に突き刺さっている状態を示す図
10に類似した図である。
【図12】 円柱状の切削刃が十分に押し進められて段付きの融合インプラントが形成され
た状態を示すカッタ器具の側面図である。
【図13】 インプラントカッタを抜去して段付きの融合インプラントを骨部から形成した
状態を示す図12に類似した図である。
【図14】 段付きの融合インプラントを受けるために隣接する脊椎骨内に形成されたイン
プラント受け部が描かれた脊柱の一部の斜視図である。
【図15】 脊椎骨を引き離して融合インプラントの挿入を容易にするために隣接する脊椎
骨に装着されたランバスプレッダの図である。
【図16】 ランバスプレッダによって引き離された隣接する脊椎骨を示す図15に類似す
る図である。
【図17】 融合インプラントを引き離された脊椎骨間に挿入するとともにインプラント受
け部に挿入した状態を示す図である。
【図18】 インプラント受け部内に受けられた融合インプラントを示す図である。
【図19】 後側からのアプローチによって脊柱内に一対の融合インプラントが位置決めさ
れた状態を示す脊柱の断面図である。
【図19A】 前側からのアプローチによって脊柱内に一対の融合インプラントが位置決めさ
れた状態を示す脊柱の断面図である。
【図20】 図1および図2の融合インプラントの他の実施例を示す斜視図である。
【図21】 図1および図2の融合インプラントの他の実施例を示す斜視図である。
【図22】 図1および図2の融合インプラントの他の実施例を示す斜視図である。
【図23】 図1および図2の融合インプラントの他の実施例を示す斜視図である。
【図24】 図1および図2の融合インプラントの他の実施例を示す斜視図である。
【図25】 図1および図2の融合インプラントの他の実施例を示す斜視図である。
【図26】 金属性の融合インプラントの斜視図である。
【図27】 図26の27−27線に沿う融合インプラントの断面図である。
【図28】 他の実施例に係る楔形状の融合インプラントの側面図である。
【図29】 他の実施例に係る楔形状の融合インプラントの平面図である。
【図30】 図28および図29の融合インプラントの斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C097 AA10 BB01 CC01 DD10 DD15 FF03

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する脊椎骨間に形成される椎間空所内に挿入可能な寸法
    に設定されたインプラント部材を備え、前記インプラント部材は、長手方向軸を
    形成するとともに、第1および第2の断面積をそれぞれ有する第1および第2の
    長手部分を少なくとも有し、前記インプラント部材の保持面を形成するために前
    記第1の断面積は第2の断面積よりも大きく、脊椎骨間に前記インプラント部材
    が挿入された際に、前記保持面は、隣接する脊椎骨の対応する面と係合すること
    によって、脊椎骨間内での固定を容易にすることを特徴とする椎間補綴。
  2. 【請求項2】 前記インプラント部材が円形の断面形状を成していることを
    特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  3. 【請求項3】 前記第2の長手部分の径は、第1の長手部分の径の約50%
    〜約95%の範囲に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の椎間補綴
  4. 【請求項4】 前記インプラント部材が楔形状を成していることを特徴とす
    る請求項1に記載の椎間補綴。
  5. 【請求項5】 前記インプラント部材が1つの段付き領域を形成しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  6. 【請求項6】 前記インプラント部材は多数の段付き領域を有していること
    を特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  7. 【請求項7】 前記インプラント部材が骨移植用インプラントであることを
    特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  8. 【請求項8】 前記インプラント部材が皮質性の骨もしくは海綿質の骨から
    成ることを特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  9. 【請求項9】 前記インプラント部材は、チタン、チタン合金、外科用スチ
    ール、重合体材料、セラミック材料からなるグループから選択される何れか1つ
    の材料によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  10. 【請求項10】 前記インプラント部材は、骨成長誘導材料を収容するため
    の中空な孔を内部に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の椎間補綴。
  11. 【請求項11】 前記中空の孔内に前記骨成長誘導材料が設けられ、前記骨
    成長誘導材料は、骨成長因子、グリセロール、鉱質除去された骨基質(dbm)
    、骨髄、骨形態形成タンパク質(BMP−4)を含んでいることを特徴とする請
    求項10に記載の椎間補綴。
  12. 【請求項12】 前記インプラント部材は、外面を貫通して延び且つ前記中
    空の孔内に設けられた前記骨成長誘導材料に通じる少なくとも1つの開口を有し
    ていることを特徴とする請求項10に記載の椎間補綴。
  13. 【請求項13】 生体適合性材料からなり且つ隣接する脊椎骨間に位置決め
    可能な寸法に設定されたインプラント部材を備え、このインプラント部材は第1
    および第2の円柱部を有し、第1の円柱部の径は第2の円柱部の径よりも大きく
    、第1および第2の円柱部の接続部には、隣接する脊椎骨間にインプラント部材
    が挿入された際に脊椎骨に対する移動が防止されて脊椎骨内での保持が容易とな
    るように、保持棚が形成されていることを特徴とする椎間補綴。
  14. 【請求項14】 前記第1および第2の円柱部は、インプラント部材の長手
    方向軸を中心に同心的に配置されていることを特徴とする請求項13に記載の椎
    間補綴。
  15. 【請求項15】 前記インプラント部材はネジが形成されていない外面を有
    していることを特徴とする請求項13に記載の椎間補綴。
  16. 【請求項16】 前記インプラント部材の外面部上には複数の環状溝が形成
    されていることを特徴とする請求項13に記載の椎間補綴。
  17. 【請求項17】 前記インプラント部材は前端部と後端部とを有し、前記第
    1の円柱部は前記前端部に隣接して設けられていることを特徴とする請求項14
    に記載の椎間補綴。
  18. 【請求項18】 前記インプラント部材が皮質骨によって形成されているこ
    とを特徴とする請求項13に記載の椎間補綴。
  19. 【請求項19】 前記インプラント部材が海綿状の骨によって形成されてい
    ることを特徴とする請求項13に記載の椎間補綴。
  20. 【請求項20】 隣接する脊椎骨間の椎間空所を広げることができる寸法に
    設定された骨移植インプラント部材を備え、前記インプラント部材は、ネジが形
    成されていない外面と、第1および第2の断面積をそれぞれ有する第1および第
    2の長手部分とを備え、第1および第2の長手部分の接続部には保持面が形成さ
    れ、前記保持面は、隣接する脊椎骨の対応する面と係合することによって、椎間
    空所内でのインプラント部材の保持を容易にすることを特徴とする脊椎骨生体融
    合装置。
  21. 【請求項21】 隣接する脊椎骨間に形成された椎間空所に接近し、椎間空
    所に受け部を形成し、第1および第2の断面積をそれぞれ有する第1および第2
    の長手部分を備えた長尺な本体部を有し且つ段付き領域を形成するために第1の
    断面積が第2の断面積よりも大きく設定された骨移植インプラント部材を前記受
    け部に提供し、前記インプラント部材を前記受け部内に位置決めし、受け部によ
    って形成される脊椎骨の保持面に前記段付き領域を係合させて、インプラント部
    材が受け部から抜去されることを防止することを特徴とする隣接する脊椎骨を融
    合させるための方法。
  22. 【請求項22】 後側からのアプローチによって隣接する脊椎骨間に形成さ
    れた椎間空所に接近することを特徴とする請求項21に記載された方法。
  23. 【請求項23】 ネジが形成されていない外面を有するインプラント部材を
    前記受け部に提供することを特徴とする請求項21に記載された方法。
  24. 【請求項24】 多数の段付き領域を有するインプラント部材を前記受け部
    に提供することを特徴とする請求項21に記載された方法。
  25. 【請求項25】 骨移植インプラント装置を骨の基体から形成する器具にお
    いて、その内側に孔が形成された外側のドリル部と、この外側のドリル部内に設
    けられた内側のドリル部とを有する長尺なドリルからなることを特徴とする器具
  26. 【請求項26】 その内側に孔が形成されて成る外側の中空なドリル部と、
    外側のドリル部内に同心的に設けられた内側のドリル部とを有する長尺なドリル
    を提供し、外側のドリル部によって骨材料から成る第1の円柱部分が芯抜きカッ
    トされるような第1の距離だけ、前記長尺なドリルを骨の基体内に導入し、内側
    のドリル部によって外側のドリル部内の骨材料が芯抜きカットされて骨材料から
    成る第2の円柱部分が形成されるような第2の距離だけ、前記長尺なドリルを骨
    の基体内に導入することを特徴とする骨移植インプラント装置を骨の基体から形
    成する方法。
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