JP2001516253A - 呼吸波形の神経と筋肉の呼吸との関りについて呼吸波形を分析する手段 - Google Patents

呼吸波形の神経と筋肉の呼吸との関りについて呼吸波形を分析する手段

Info

Publication number
JP2001516253A
JP2001516253A JP54073098A JP54073098A JP2001516253A JP 2001516253 A JP2001516253 A JP 2001516253A JP 54073098 A JP54073098 A JP 54073098A JP 54073098 A JP54073098 A JP 54073098A JP 2001516253 A JP2001516253 A JP 2001516253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
respiratory
subject
drive
peak inspiratory
determining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP54073098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001516253A5 (ja
Inventor
サックナー,マービン,エー.
インマン,ディー.,ミカエル
Original Assignee
ノンインベイシブ モニタリング システムズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノンインベイシブ モニタリング システムズ インコーポレイテッド filed Critical ノンインベイシブ モニタリング システムズ インコーポレイテッド
Publication of JP2001516253A publication Critical patent/JP2001516253A/ja
Publication of JP2001516253A5 publication Critical patent/JP2001516253A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/41Detecting, measuring or recording for evaluating the immune or lymphatic systems
    • A61B5/411Detecting or monitoring allergy or intolerance reactions to an allergenic agent or substance
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/021Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes operated by electrical means
    • A61M16/022Control means therefor
    • A61M16/024Control means therefor including calculation means, e.g. using a processor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/20Valves specially adapted to medical respiratory devices
    • A61M16/201Controlled valves
    • A61M16/202Controlled valves electrically actuated
    • A61M16/203Proportional
    • A61M16/204Proportional used for inhalation control
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/20Valves specially adapted to medical respiratory devices
    • A61M16/201Controlled valves
    • A61M16/202Controlled valves electrically actuated
    • A61M16/203Proportional
    • A61M16/205Proportional used for exhalation control
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/0003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure
    • A61M2016/003Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter
    • A61M2016/0033Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter electrical
    • A61M2016/0039Accessories therefor, e.g. sensors, vibrators, negative pressure with a flowmeter electrical in the inspiratory circuit
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2230/00Measuring parameters of the user
    • A61M2230/60Muscle strain, i.e. measured on the user

Abstract

(57)【要約】 呼吸ドライブを測定する方法は、体積記録器または他の外部呼吸測定装置を用いて、胸郭の動きおよび腹部の動きに由来する呼吸波形からピーク吸気流量とピーク吸気加速とを決定することからなる。呼吸ドライブは、呼吸器系の完全な閉塞時にも確認可能である。本発明の方法を用いて得られたピーク吸気ドライブは、機械的人工呼吸器で吸気を開始するために、および連続的正空気圧(CPAP)装置を制御するための波形形状を示す指標を決定するために用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】 呼吸波形の神経と筋肉の呼吸との関りについて呼吸波形を分析する手段発明の背景 1.発明の分野 本発明は、ピーク吸気流量と加速を用いて呼吸波形から呼吸ドライブを測定す る方法に関する。また、本発明は、迅速なサンプリング速度と減少されたS/N 比を有しとりわけ呼吸ドライブの新しい尺度におけるばらつきを減少させる誘導 体積記録システムに関する。さらに、本発明は、機械的人工呼吸器拡張を開始す るためのトリガーとして誘導体積記録システムを使用すること、および閉塞性睡 眠時無呼吸や睡眠時の上気道抵抗の上昇を排除するために連続的正の気道圧(CPA P,continuous positive airway pressure)のレベルを制御するために呼吸波形 と共に呼吸ドライブの2つの尺度を使用することに関する。 2.関連技術の説明 呼吸波形と呼吸パターンはそれぞれ、脳の呼吸中枢から呼吸筋への神経伝達と 、呼吸器系の物理的構成要素に作用する呼吸筋によるそれらのインパルスに対す る応答によって形成され変化される。脳から生じる呼吸ドライブや呼吸波形の形 態に影響を与える物理的要因についての情報を提供するために、肺活量計や呼吸 気流計のような類似の呼吸波形を提供する装置が用いられてきた。 呼吸筋への呼吸中枢の作用あるいは「ドライブ」の最も直接的な表示は、横隔 膜筋電図(Edi)である。運動時平均Edi(mtaEdi)の上昇率(平均傾斜)は、 呼吸中枢を刺激する処置であるCO2吸入時の換気量に対するプロット(plots)か らの最高相関係数に反映されるように、ドライ ブの尺度として最も一貫した結果を示す。しかしながら、Ediの測定は、患者 の食道内への電極カテーテルの技術的に困難で不快な挿入を伴い、この挿入には 、吸気と同期する最大の筋電図の動きが確認される点に到達するまで手探りの試 行錯誤によるカテーテルの上下移動が続く。この方法は、許容できる横隔膜筋電 図の動きを有する部位を確定できないことから、失敗率が高い。 運動時平均Edi(mtaEdi)を採取する上記の食道電極方法の技術的侵襲的欠 点のため、呼吸ドライブを評価するためのより非侵襲的で間接的な方法が試され た。これらの代替方法には、平均吸気流量(VtTi)と口閉鎖圧力(mouth occlus ion pressure)(P0.1)を用いて呼吸波形からのmtaEdiの機械的類似物の決定が含 まれる。 正常な状態では、呼吸ドライブの上昇は、呼吸速度と一回呼吸量の上昇によっ て明かになる換気量の上昇の原因となる。しかしながら、高度な呼吸閉塞がある 場合など、呼吸器系の機械的特性が損なわれている場合、呼吸ドライブの上昇が 換気量を上昇させないこともある。呼吸器系が全く閉塞されている閉塞性無呼吸 に代表されるような極端な場合、胸郭と腹部の逆の運動によって表される呼吸作 用力は、呼吸中枢から呼吸筋への神経伝達が生じていることを示す。しかしなが ら、閉塞のため、呼吸器系の中には空気は流れない。この場合、呼吸パターンを 気道で体積または流量の変化によってそれぞれ測定する、肺活量計または呼吸気 流計などの装置からの類似の呼吸波形は、呼吸あるいはドライブの存在を検知し ない。これらの装置からの波形は平らな線である。従って、ドライブの尺度とし てVt/Tiの測定を用いることは、臨床現場では用途が限られている。 口閉鎖圧力(即ち、予期しない気道の呼吸閉鎖後100msで発生した圧力)もま た、呼吸ドライブの大まかなテストとして支持されてきた。こ の方法は、完全な気道閉塞時にドライブを検知するが、いくつかの欠点がある。 それは、閉鎖が行われている肺の容積に影響され、所定の試験における比較は、 肺の容積が一定に保たれている場合しかできない。加えて、呼吸器系の首および 中咽頭の平行するコンプライアンス(compliance)による圧力減があるため、P0 .1は、非直線的に圧力を過小評価する。この問題は、口圧力よりむしろ食道圧力 を用いることによって最小にできるが、これにより、テストは侵襲性になり、臨 床的に容認されにくくなる。しかも、これら2つの部位からの圧力測定値は、圧 力波形から吸気の開始を見分けるのが困難であることから、もともと不正確であ る。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者においてCO2吸入時に口および食道で同時にP0.1 を測定し、これらの測定値のうちどちらかが中枢の呼吸ドライブを反映するかを 確かめる研究によって、CO2吸入の口で測定した圧力(Pm)と食道で測定した圧 力(Pes)との間にかなりのばらつきがあること、この2つの間に時間差がある ことが分かった。PesとPmは明白な吸気の開始を欠くことがよくあるのでPesとPm から吸気の開始を決めるのには重大な困難がある。また、COPD患者でよく起こる ような、内因性の正の呼気終期圧(PEEP、positive end expiratory pressure) が存在するとき、神経の吸気開始は物理的な開始と異なるかもしれない。外的な 筋電図信号の記録は神経の吸気開始を明確にするのに役立つかもしれないが、筋 電図電極は、下にある筋肉群からしか記録せず、異なる筋肉群が異なる時に動か されまた吸気開始時を不明瞭にするかもしれない。圧力データから吸気筋肉活動 の真の開始を決定する問題、および呼吸が異なる肺容積から起こる可能性によっ て、Pes0.1もしくはPm0.1のいずれかがCOPDにおけるドライブを実際に示す ことはなさそうである。 その限界にも関らず、ドライブの尺度としてのP0.1は、心肺の不調の 目立った症状である、呼吸困難としても知られる、所定の運動活動についての不 快な息切れの感覚のメカニズムに対する洞察を提供した。「長さ−張力不適当」 がそのような息切れの原因であるかもしれないと仮定される。呼吸筋において到 達した長さが、患者の以前の経験に関して生成された張力について不適当であれ ば、息切れの感覚が続いて起こる。換言すれば、呼吸筋に発生した張力の量に対 し、胸の拡張が期待より小さいのである。この説は、呼吸困難を引き起こすかも しれない他の要因のような呼吸器系の相の歪み等の「機械的な不適当」と含むよ うに後に変更された。この主張を臨床的に調べた際、「呼吸筋に発生した張力の 量」とP0.1間と「胸の拡張」と換気量間に類似が引き出された。休息時の換気 量対0.1比は、息切れのない休息中のCOPD患者と比較して、息切れにおいて かなり少なかった:3.7対6.3(p<.01)。息切れは、酸素消費に対する動脈 血ガスレベルにも毎分換気量にも呼吸速度にも関係がなかった。 追跡研究において、84人の健康な着席、休息被験者、およびCOPD(63 人)または制限的肺疾患(16人)を患う79人の患者のP0.1/換気量比によ って測定した呼吸ドライブの関係を分析した。P0.1によって測定した休息ドラ イブは、正常な被験者より肺疾患の患者の方が大きいことが確認された。しかし ながら、P0.1の個人内および個人間(intra-and interindividual)のばらつき が大きいため、正常な被験者と患者についての値が大きく重なった。毎分換気量 は呼吸ドライブの直接の結果であるので、各個人において、換気量とP0.1の間 に直線的関係があった。故に、P0.1と換気量は、呼吸ポンプ器官の入力と出力 と考えられるかもしれない。呼吸ポンプ器官の機械的構造、即ち肺および/また は胸ふいご(chest bellows)のいかなる動揺もこの関係を変化させるかもしれ ない。換気量/P0.1比は、休息ドライブのレベルについての みならず呼吸の機械的構造およびドライブの適切または不適切についての情報を 提供すると期待できる。研究により、この比は、健常な被験者では年齢あるいは 性別によって変化しないが、正常な肺機能を有する人を肺疾患を有する患者から はっきりと区別する。健常な被験者の99%において、換気量/P0.1は>8で あったが、79人の肺疾患患者の1人だけが>7.9の値であった。研究の著者 は、P0.1と換気量の測定は、時期的に別けられるとこれらのパラメータの瞬間 瞬間のばらつきによって誤差が生じ得るので、同じ記録時期になされるようにと 警告した。 呼吸ドライブの上昇と換気効率の低下が、疾患の顕著な特徴である、COPD 患者における無効な力の発生源となる平坦な横隔膜筋に関係すると思われる。重 篤なCOPDを患う患者は、肋間および呼吸関連筋への神経ドライブが上昇し、 健常な被験者より胸郭の吸気拡張が大きい。また、彼らは、吸気時に腹側の腹壁 の外側への拡張が減少するか、あるいは逆に内側に移動するが、これは、横隔膜 の移動が減ることを意味する。横隔膜運動ユニットからの伝達横隔膜筋電周波数 から、これらの患者は横隔膜への神経ドライブが上昇していたことが分かった。 その結果、重篤なCOPDにおいて腹部の吸気拡張の減少は、横隔膜の収縮の機 械的制限のみに由来する。COPD患者のこの現象は、正常な被験者では圧力負 荷、即ち、呼気時5〜10cm H2OのPEEP(正の呼気終期圧)で呼吸さ せることで模倣することができる。これは、横隔膜を呼気終期レベル(EELV)で 通常の位置から下げ、EELVの上昇によって検知されるCOPD患者のような平坦な形 状にする。 正常な被験者とCOPD患者との運動時の息切れの感覚的経験が比較された。息切 れは、運動中の正常な被験者とCOPD患者とでは、質的に異なっていた。回帰分析 によれば、食道(胸膜)圧/最大自発圧力(ドライブ尺度)の一回呼吸量/予想 肺活量(換気尺度)に対する比は、主観的な 息切れの標準化ボルグ(Borg)尺度の最も強い相関物であった。後者はまた、動 的呼気終期肺容積レベルの全肺容量に対する比とも強く相関していた。この研究 の著者は、COPD患者に特有の実行吸気困難の質的に分離した呼吸感覚は、その原 因が動的な肺の過度膨張およびその結果の呼吸作用力と換気出量との格差にある かもしれないと結んだ。 呼吸症状と肺活量計によって測定された気道閉塞の程度は、中程度から重篤な 喘息の成人喘息患者であまり相関しないことも分かっている。 著者は、結果から気管支喘息の成人患者を調べる際に気道閉塞が客観的に測定さ れるべきであると推奨されると述べた。しかしながら、研究から反対の結論も引 き出すことも可能である。休息時と運動時の双方において、肺の動的過度膨張が 症状とよく相関するという証拠がある。これは、呼吸ドライブ対換気量比の上昇 (または、換気量対呼吸ドライブ比の現象)を引き起こすが、これは、上記の長 さ−張力不適当理論と矛盾しない。 前記の記載に示したように、呼吸ドライブと換気を測定する現行の技術には大 きな問題がある。臨床関連では、理想的には、方法は非侵襲的技術を利用し、個 別または連続モニター能力を有し、呼吸波形を簡単なアルゴリズムを用いて分析 し呼吸毎にまたは1分平均でドライブと換気量を同時に得る。呼吸ドライブのた めの「金の標準」である運動時平均Edi(mtaEdi)は、広範な臨床的使用が不 可能な調査用途に残された侵襲的処置である食道カテーテルの挿入を必要とする 。しかも、換気量を採取するには別の装置が必要である。P0.1評価は、連続的測 定には使用できず、特にCOPD患者において圧力波形から正確な吸気開始を選択す るのが困難であるため正確という点で問題がある。さらに、換気量を測定するに は別の技術が必要である。平均吸気流量(Vt/Ti)は、呼吸器系が高い抵抗負荷 に当てられた場合、呼吸ドライブを辿ることができない。 呼吸ドライブを測定する呼吸パターンの標準的尺度、平均吸気流量(Vt/Ti) は、高度な抵抗負荷の存在下、あるいは、閉塞性睡眠時無呼吸のような完全な気 道の閉塞時、ドライブを反映しない。閉鎖圧力、即ち、P0.1は、遮断された呼吸 時のドライブを測定するが、遮断部位に対し近位の気道に圧力センサを必要とす る。この方法は、別個の測定のために実験室で用いることができるが、連続的デ ータが好まれる睡眠時あるいは病状が深刻な患者にはうまく用いることができな い。この技術は、COPDの患者において正確性に疑問がある。ドライブの横隔膜筋 電図測定は、食道カテーテルの挿入を必要とし、ノイズのないデータを得ること は技術的に困難である。この測定は、長期モニターには実用的でない。従って、 呼吸器系の高度な抵抗性かつ弾性の負荷時に、非侵襲的、連続的測定値を提供す ることができる呼吸ドライブパラメータを持てれば望ましいであろう。 現行の方法によって呼吸波形からドライブと換気量を測定できる非侵襲的技術 に呼吸誘導体積記録器がある。これは、一回呼吸量と速度の乗法から呼吸毎の換 気量を測定し、一回呼吸量を吸気時間で割って呼吸ドライブを計算して平均吸気 流量パラメータ(Vt/Ti)を提供する。残念なことに、上述したように、Vt/Tiは 、例えば重篤な気管支痙攣あるいは閉塞性呼吸低下で生じるかもしれないように 、高度な呼吸負荷状態ではドライブの良い指標ではなく、機械的呼吸作用時には Vtがゼロの値を示すので閉塞性無呼吸では全くドライブを辿れない。 近年、機械的人工呼吸器(ventilator)による吸気膨張の開始をトリガーする 方法に注意が向けられてきた。赤ちゃんについては、速い呼吸速度、内因性の気 道抵抗、およびトリガーの測定部位から人工呼吸装置への圧力トリガー(PT)ま たはフロートリガー(FT)パルスの伝達が理由の遅延および非同期に関心が寄せ られてきた。自発呼吸をしているが 機械的に換気されている幼児と人工呼吸器との間に時期のずれをもたらすこの遅 延は、気胸、頭蓋内出血および血流の不安定に関連していた。赤ちゃんでのトリ ガー遅延を最小にするために、(腹壁上の圧平装置)グラスビー(Grasby)カプ セルやインピーダンス呼吸記録器のような体表に設置するセンサから得られるト リガーパルスが、気道上の装置の代替物として利用されてきた。成人では、内因 性PEEPと人工呼吸器呼吸の開始における遅延の影響のトリガーに対処する主要な 関心は、PEEPを克服しその結果として呼吸の仕事量に増加をもたらすことが関る 。遅延に関するトリガー効果、トリガーの失敗および呼吸の仕事量がモデルと患 者で測定された。 図15は、内因性PEEPの存在下の遅延を計算する際に考慮すべきことを示して いる。図15は、S.Nava,N.Ambrosino,C.Bruschi,M.ConfalonieriおよびC .Rampullaによる論文、Physiological Effects of Flow and Pressure Triggeri ng During Non-Invasive Mechanical Ventilation In Patients With Chronic O bstructive Pulmonary Disease,52 Thorax 249-254(1997)の図1からコピー した。図15において、流量、食道圧および気道圧が上から下へと示されている 。2つの実線は、食道圧線上で、前トリガー期の吸気作用を示す。負の偏りの開 始とゼロ流量の交線(破線)に対応する点の間の食道圧の初期部分は、内因性PEEP を克服しようとする作用を表す。ゼロ流量の交線と急な上昇(および最大の負の 気道圧)との間の食道圧線の第2の部分は、機械的人工呼吸器の吸気バルブを開 ける作用を表す。 換気される新生児において、機械による呼吸と自発呼吸との間の非同時性は、 換気およびガス交換障害あるいは気圧障害をもたらす。自発呼吸と機械による呼 吸に同時性をもたせることは、機械による呼吸の一回換気量を増し、血圧の変動 を減らし、ガス交換を向上させる。幼児の自 発呼吸パターンに人工呼吸器が生じる呼吸を同期させるには、開始吸気を鋭く検 知しなければならない。応答時間が長すぎると、機械による吸気が自発的呼気相 まで続くか、あるいは呼気時に始まることさえあるかもしれない。これは、換気 とガス交換を損なう可能性がある。フロートリガー(FT)人工呼吸器は、肺の吸気 膨張を開始する1つの手段である。インピーダンストリガー(IT)システムの性 能をFTシステムに接続された胸の電極とを比較する研究において、FTシステムの 応答時間中央値は、115(79-184)msec.であり、一方、ITシステムの応答時間中 央値は、169(98-305)msec.であった。インピーダンスシステムの長くばらつき の大きい応答は、「胸壁歪み」によって生じるインピーダンス信号の相のずれに 付随するものである。機械による呼吸の13%がインピーダンスシステムで自動的 にトリガーされるが、FTで自動的にトリガーされる呼吸はない。 3つの市販の新生児用人工呼吸器も測定された。Draeger Babylog 8000は、加 熱線利用風速計(hot wire anaemometer)によるフロートリガー(FT)と5ml/sの 閾値を利用する。最大感度設定で、この人工呼吸器は、5ml/s流量より0.3ml上の 自発吸気量でトリガーした。Bear Cub Enhancementモジュールは、フロートリガ ーの機能を果たす加熱線利用風速計を有する。最大感度で、流速は1ml/sである 。InfantStar人工呼吸器のStar Synchモジュールは、グラスビー(Graseby)圧 力カプセルを腹部上にトリガーとして用い、閾値レベルを持たない。応答時間の 記録は、1000ポイント/秒、確実性のために200ポイント/秒でデジタルでサン プリングした。Star Sychの応答時間は53(13)mse.、Bear Cub は65(15)mse. 、Babylogは95(24)mse.であった。 患者によるトリガーの人工呼吸器(PTV)は、トリガー圧力が大きく遅延時間 がながいので、幼児には疑問視されてきた。最近、フロートリガ ー有する4つの幼児用人工呼吸器が入手可能になった。それらが幼児モデル肺シ ミュレータを用いてテストされた。テストは、幼児において換気ドライブが上昇 した状態や気管内チューブが小さい状態ではPVTは適当ではないかもしれないと 示した。例えば、高換気ドライブ時3mmの気管内チューブを用いたとき、遅延時 間は138msec.であった。いずれの人工呼吸器、部位(気道、気管、肺胞)および 気管内チューブ直径(3mm、4mm、5mm)についても遅延時間は、最低値60msec .であった。研究者は、機械的人口呼吸器をトリガーするのに許容できない遅延 があるため、幼児において換気ドライブが上昇した状態や気管内チューブが小さ い状態ではPVTは適当ではないと結んでいる。 成人については、急性の悪化から回復中のCOPD患者に対しフルフェースマスク を介して非侵襲的に送られる圧力維持換気(PSV)および補助/制御換気(A/C) 中の、1および5L/mでのフロートリガー(FT)および1cm.H2Oでの圧力トリガー (PT)についてのデータが報告されている。毎分換気量、呼吸パターン、動的肺 コンプライアンス(dynamic lung compliance)と抵抗、および呼気終期肺容積 の変化は、2つのトリガーシステムで同じであった。呼吸仕事量を扱う測定値は 、PSVおよびA/Cモードの双方でPTよりFTが低かった。これは、FTでは内因性PEEP が減少しバルブ開口時間が速かったためである。フロートリガー(FT)は、一定 の流量補助/制御換気よりPSVと共に用いたとき、圧力トリガー(PT)より一貫 して呼吸作用を減少させた。この分野における重要な進歩は、食道圧のような患 者により近い信号からの人工呼吸器をトリガーすることができる技術の発達を待 たなければならないかもしれないと報告されている。 圧力調節能を有する空気源から鼻マスクを通して通常送られる正の連続的気道 圧(CPAP)は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群や「上気道抵抗症候 群」の治療に利用される。この治療は、上気道に当木を施し、閉塞性無呼吸と呼 吸低下を除去または最小にし、部分的上気道閉塞(上気道抵抗症候群)を低減す る。最初の市販のCPAP装置は、固定値に設定できる圧力制御装置を有していた。 通常、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者は、睡眠研究所で研究され、圧力は、無 呼吸がなくなるか、あるいは頻度が大幅に減少するレベルに職員によって調整さ れた。そして患者は自宅に設置するCPAP装置にこの設定圧力を利用した。気道障 害の全形態(spectrum)が夜中変化する閉塞性睡眠時無呼吸症候群に存在する一 完全な閉塞、無呼吸から呼吸低下や「上気道抵抗症候群」に例示されるような部分 的閉塞まで及ぶ−という認識から、この治療は再評価された。部分的閉塞でさえ 、呼吸関連睡眠障害の顕著な特徴である日中過剰傾眠をもたらす覚醒および睡眠 欠乏を引き起こす可能性がある。 CPAP装置は、これらの装置の吸気口および呼気口の流量測定装置による吸気流 量波形の形状分析と無呼吸の検知によって印加圧力のレベルを自動的に変更する ように考案された。吸気流量波形が無閉塞の呼吸ではシヌソイド形を有し、吸気 上気道閉塞があるときには平坦あるいは矩形形状であることは長年知られている 。吸気流量パターンは、ピーク吸気流量を平均吸気流量で割った指数(PIF/MF) として表すことができる。無閉塞呼吸を示すシヌソイド形の吸気流量波形は、pi e/2=3.14/2=1.57のPIF/MF値を有する。完全な矩形形状の吸気流量波形は、1.0 のPIF/MF値を有する。シヌソイド形からの有意の平坦化は、約1.3以下のPIF/MF 値で生じる。 この指数の変数は、絶えず指数を計算して減衰閉鎖ループ応答としてCPAP圧力を 調節するのに用いられた。これらの装置はまた、鼾表示器としてのマイクロフォ ンを組み込み、鼾音に応じてCPAPのレベルを調節してもよい。無呼吸もまた検知 され、従ってCPAPのレベルが調節できる。 システムあるいはマスク−顔界面または鼻プロング(nasal prongs)−鼻界面で の空気のもれは、CPAP装置から送られる吸気量と呼気部分で品質管理尺度として 記録される値の差として検知される。最近上市された新しい自己滴定CPAP装置は 、患者よりむしろ装置をモニターする。マスクに通じる管系内の高圧力は、管系 のコンプライアンスの関数として患者に送られる量に損失をもたらす可能性があ り、そのような量は計算されない。マスク−顔界面でのもれは、正確に測定でき ない。CPAPマスクあるいはCPAP鼻プロング(CPAPを幼児に送る手段として用いら れる)が顔から外れた場合、モニターし分析する呼吸からのすべてのデータはそ の後失われる。呼吸気流計、即ち、これらの装置の吸気口および呼気口内に設置 された流量測定器は、高いシステム圧力と並べられると正確さが損なわれるので 不正確かもしれない。さらに、このような装置は中枢性無呼吸と閉塞性無呼吸を 正確に区別することができない。発明の概要 従って、本発明の目的は、被験者の呼吸波形からピーク吸気流量(flow)と加速 (acceleration)の2つの新しいパラメータを用いて呼吸ドライブを決定(determi ne)する方法を提供することである。 本発明の他の目的は、十分に高いサンプル速度を有しピーク吸気流量と加速を 正確に決定する呼吸誘導体積記録器を提供することである。 本発明のさらなる目的は、ピーク吸気流量と加速の2つの新しいパラメータを 用いて機械的人工呼吸器の膨張の開始をトリガーする方法を提供することである 。 本発明のさらに別の目的は、ピーク吸気流量と加速の2つの新しいパラメータ を用いて正の連続的圧力呼吸装置を制御する方法を提供することである。 上記のように、先行技術は、食道電極カテーテルの設置によって得ら れた横隔膜筋電図は、現在のところ、人間の呼吸ドライブを査定する「金の標準 」と考えられている。運動時平均横隔膜筋電図(mtaEdi)の平均傾斜は、呼吸中 枢ドライブをCO2吸入によって刺激する時に上昇する値によって設定されたよう なドライブのためにこれまで得られた最も一貫したパラメータである。それは、 その物理的な変換、呼吸波形からのVt/Tiの類似物であるが、mtaEdiの谷からピ ークへの振幅はまた良い尺度であるが平均傾斜より僅かに一貫性にかけるので、 物理的な制限を受けない。 呼吸ドライブを示すかもしれないmtaEdiから得られる他の可能性のあるパラメ ータを確認する試みに調査がなされた。図1、2および3は、呼吸ドライブが刺 激または状態によって変えられ、mtaEdi波形が一回呼吸量または流量呼吸波形に よって表示される、関連文献中の論文の検討によって見つけられた。 図1は、J.Orem、C.A.AndersonのDiaphragmatic Activity During REM Slee p,81 J.Appl.Physiol.751-760(1996)の図9から引用した。この図から、m taEdiの平均傾斜がNREM睡眠よりREM睡眠のほうが急で、脊髄I-augニューロンの 伝達頻度の結果に一致していることが分かる。しかもピークの傾斜は(即ち、横 隔膜筋電図線でわれわれが示した最も急な接線)もまた、NREM睡眠よりREM睡眠 のほうが急で、この手段が呼吸ドライブのしるしとして可能性があることを示し ている。最後に、ピーク加速と同等なフロー線上に示される最も急な接線もまた 、NREM睡眠よりREM睡眠のほうが大きく、ピーク吸気加速が呼吸ドライブの尺度 になるかもしれないと示唆している。 図2は、M.Gorini,M.EstennのEffect of Head-Up Tilt on Neural Inspira tory Drive in the Anesthetized Dog,85Respir.Physiol.83-96(1991)から 引用した。麻酔をかけた犬がヘッドアップして傾けられる時、横隔膜ENG(横隔膜 ニューログラム)の平均傾斜とピーク傾斜の双方 (最も急な傾斜までの接線として示す)が増加する。肺容積線の吸気リム(limb )に接するの最も急な線は、派生または流量線のピーク傾斜と同等である。これ らもまた、ヘッドアップ傾きと共に増加し、ピーク吸気流量が呼吸ドライブのし るしとして役立つかもしれないと示唆する。 図3は、W.A.LaFramoise,D.E.WoodrumのElevated Diagram Electromyogr am During Neonatal Hypoxix Ventilatory Depression,59.Appl.Physiol.104 0-1045(1985)から引用した。接線は、統合筋電図(Integrated Electromygram )線(mtaEdi)とVt線の最も急な傾斜で元の図に加えられた。これら2つのパラ メータのピーク傾斜と平均傾斜の双方は、低酸素症のガス混合物を子猿に投与し たとき増加した。これは、呼吸気流計または呼吸誘導体積記録器からのピーク吸 気流量が呼吸ドライブのしるしとなるかもしれないことを示唆する。 従って、図1、2および3の分析から、呼吸波形からのピーク吸気流値とピー ク加速値がCO2吸入による呼吸中枢刺激時のmtaEdiの平均傾斜、「呼吸ドライブ の金の標準」および関連するEdiパラメータに対する相関関係の候補であること が明らかである。これらのパラメータの双方がP0.1とVt/Tiが不正確になる可能 性の問題を避ける。つまり、これらの各パラメータのピークは、目あるいはコン ピュータプログラムによって簡単に選択でき、吸気が開始した点の選択から独立 している。一回呼吸波形のピーク吸気流量は、ピーク呼気流量あるいは平均吸気 流量の比の成分として利用されるとき上気道吸気閉塞の特徴となる。ピーク吸気 流量は、医学文献では呼吸ドライブのしるしと認識されていなかった。さらに、 呼吸波形のピーク加速は、医学文献では以前に呼吸パターンのいかなる種類のパ ラメータとしても記載されたことがない。ピーク加速が、通常呼吸(通常空気呼 吸)およびCO2呼吸の双方について、吸気呼吸時の最初の30%で殆どのニューロ ンが補充(recruit)されることを示す 実験に照らして特に興味のある点である吸気の初期部分で起こる。 ピーク吸気流量および加速双方の一回呼吸パラメータは、それ自身、呼吸ドラ イブのしるしとして役立つ魅力的な候補であるが、それらはまだ、平均吸気流量 (Vt/Ti)と同じ限界、即ち、高度あるいは完全な上気道閉塞、閉塞性呼吸低下 あるいは無呼吸においてドライブを追跡不可能なことを有する。しかしながら、 半定量的に較正される呼吸誘導体積記録器は、呼吸器系の胸郭および腹部部分か らの一回呼吸ピーク吸気流量および加速の値を間接的に査定する追加の可能性を 提供する。閉塞性無呼吸は、一回呼吸量である2つの合計が平坦な線を描くよう な、等しい振幅の胸郭(RC)および腹部(AB)部分の完全に逆な拡張の存在によ って診断される。RCとABのこれらの逆の拡張は、食道圧の変動から描かれるよう な呼吸作用と同時性である。従って、呼吸誘導体積記録器のRCおよびAB線につい てのピーク吸気流量と加速の測定値は、呼吸ドライブの正確な尺度となるはずで ある。 本発明によって一回呼吸時の呼吸波形から呼吸ドライブを測定するために、ピ ーク吸気流量と加速は、呼吸誘導体積記録器の呼吸波形に由来し、脳の呼吸中枢 からのドライブの指標となる。体積記録器のセンサは、胸郭と腹部部分にわたっ て個々に置かれ、その値は、合計され一回呼吸量を与える。ピーク吸気流量値と 加速値は、一回呼吸量、胸郭および腹部波形から得られる。呼吸誘導体積記録器 からのピーク吸気流量と加速パラメータは、その技術が非侵襲性であるという点 で従来技術に対し顕著な改良を提供し、別個のあるいは連続的なモニター能力を 有し、単純なアルゴリズムで呼吸波形を分析しドライブパラメータを得る。 呼吸ピーク吸気流量および加速による呼吸の測定と、ここに記載のような呼吸 の呼吸速度と一回呼吸量の積である呼吸毎の換気量とはまた、呼吸毎あるいは時 間平均のいずれかの呼吸ドライブ対換気量比の同時計 算を許容する。ピーク呼吸量対換気量比は、ディメンションレス(dimensionless )で、測定装置の容積較正における誤差に影響されない。ピーク吸気加速対換気 量比は、時値を生じ、測定装置の容積較正における誤差に影響されない。従って 、ドライブ対換気量比は、目的とする息切れの尺度を提供する。 ピーク吸気加速値は、吸気の初期部分時で、通常呼吸は経過からの初期吸気の 開始検知の近くの約±300msecの範囲内の測定される。ピーク吸気流量と加速値 は、例えば、数ある中で、肺活量計、呼吸気流計、身体体積記録器、鼻口サミス タおよび鼻口熱電対のような一回呼吸量あるいは気流のみを収集するいかなる種 類の器具からも得てもよい。ピーク吸気加速値は、数ある中で、呼吸誘導体積記 録器、ジャーキン(jerkin)体積記録器、線形差分変換機、磁気計、ふいご呼吸 記録器、ひずみゲージ、圧電装置および誘導周囲変換機のような外部から体表に あてる呼吸を測定する器具から得てもよい。胴体の運動の波形表示へのインピー ダンス呼吸記録器や映像変換器のような他の外部呼吸モニター装置は、現在、一 回呼吸量のみの推定値を与える。ピーク加速は、例えば、気道圧、胸膜内圧、横 断横隔膜圧、首誘導体積記録器および呼吸音測定値を提供するような器具から得 てもよい。 ピーク吸気流量および加速値が呼吸ドライブの測定手段であるという主張の基 礎は、運動時平均横隔膜筋電図Ediに由来するパラメータに対する統計上十分な 相関関係である。後者からの測定は、ここに記載の呼吸に基づくピーク吸気およ び加速パラメータのような他の方法が比較されるべき基準と考えられる。 上記の装置からのピーク流量および/または加速の測定は、呼吸ドライブの測 定を必要または実行する下記を含む数多くの状況において診断的な重要性を持つ : CO2および/または低O2ガス混合物の呼吸による脳の呼吸中枢の完全性を査定 するために−呼吸ドライブはこのような状況で通常増加する; 覚醒状態および睡眠状態にわたる基礎の呼吸中枢活動を査定するために−通常 ドライブは、覚醒状態で最も高く、活動性即ちREM状態のとき中間で、平静即ちN REM状態のとき最も低い; 一回呼吸量が欠如もしくは極僅かであるが、胸郭および腹部部分からのピーク 吸気流量値および加速値が呼吸ドライブの尺度を提供できる閉塞性無呼吸/呼吸 低下時の呼吸中枢ドライブを査定するために; 鼾および/または「上気道抵抗症候群」のような睡眠時の外部呼気抵抗負荷の 有無を検知するために; 鼾および/または「上気道抵抗症候群」を持つ患者の正の気道圧の用手または サーボ滴定のための設定点として役立つために; 喘息、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性繊維症等の患者のような危険な状態の患者の ドライブを増加する気管支収縮の有無をモニターするために; 呼吸ドライブを通常抑制する麻酔、鎮静および類似の薬剤の効果を測定するた めに; 様々な疾患において状態の尺度として呼吸ドライブを分類するために; 機械的な換気時のドライブの状態を査定するために;患者がもし機械的換気に よって完全に制御されていれば、ドライブは事実上なく、一方、患者が人工呼吸 器に対し努力をしていれば、ピーク吸気流量値および加速値は、この状況を反映 するであろう。前者において、ピーク吸気流量あるいは加速は、人口呼吸器のピ ーク吸気流量あるいは加速のみと同等であろう。一方、後者の状況では、値はよ り大きくなるであろう。 1)肺浮腫または成人および幼児呼吸困難症候群のような弾性負荷、2)喘息 の発作、COPDおよび上気道抵抗症候群のような抵抗性負荷、3) 心臓性および非心臓性ショック時、等の疲労の可能性のある負担時の呼吸筋の状 態を査定するために; 新生児の低酸素血症発生を知らせる間接的手段として-呼吸ドライブが増加す る; 滞留気管気管支分泌物を知らせる手段として、これらの状況下でドライブが増 加するかもしれないの; 睡眠時の夜間気管支痙攣の診断手段として; 高呼吸ドライブを過剰に抑制する麻酔剤の投与後の呼吸中枢抑制を検知する手 段として; 内因性PEEP(正の呼気終期圧力)の有無をモニターする手段; 有害ガス環境で働く労働者や軍人の呼吸困難を検知する手段として。 また、発明は、ピーク吸気流量および加速を正確に測定するのに十分なサンプ ル速度を有する体積記録器の使用と、機械的人口呼吸器膨張呼吸を開始するため のトリガーとしておよび正の連続的圧力呼吸装置のための制御としてのこれらの 新しいパラメータの使用を意図している。 本発明はまた、従来の信号サンプリング速度を4の因数によって増加させる迅 速応答誘導体積記録システムを提供する。発明の配列は、バンド周波数ディバイ ダーを4096サイクルから1024サイクルに減少し、振動期間カウンタを10MHzから4 0MHzに増加し、従来のシステムで用いられていた分離ポットコアを高性能トロイ ドに置き換える。システムはまた、モニターされる身体の部分の周りのトランス デューサの回転数を増加させることでS/N比を向上する。S/N比はまた、オシレー タモジュールをトランスデューサに直接設置し身体の復調器システムにそれを掛 けて、電気的ノイズの主な原因である、これまでの長い記録器電気ケーブルを排 除することで改善される。システムの大きさを減らし、現在2つしか許容しない 同じカードに追加の誘導体積記録チャンネルを収容す るために、追加の電子的改良がなされた。この新しい体積記録システムは、ピー ク吸気流量値と加速値の測定精度を改善するのに利点がある。迅速なサンプリン グ速度は、高頻度換気時(即ち、4Hzから15Hzの間の呼吸往復運動)の正確な誘 導体積記録呼吸波形表示を許す。 迅速な応答システムはまた、機械的人口呼吸装置の吸気膨張の開始を迅速にト リガーする精度を向上し、心室容量、心収縮間隔および頚動脈と内部頚静脈パル スの誘導体積測定の改善されたタイミング精度を提供する。 発明は、自己滴定CPAP装置を使用する方法を提供するが、その好ましい実施態 様は、呼吸誘導体積記録器と、圧力のレベルが呼吸誘導体積記録器の較正された 波形に応答するような鼻マスクあるいは鼻プロングにチューブで結合された圧縮 空気源によって動力を供給されるCPAPとからなる。減衰閉鎖ループ制御システム が、呼吸誘導体積記録器で得られる吸気および呼気空気流波形の計上を記載する インデックスに応答してCPAPのレベルを調整するために用いられる。CPAPを制御 するために用いられるインデックスは、平均吸気流量(PIF/MIF)によって割っ たピーク吸気流量と平均呼気流量(PEF/MEF)で割ったピーク呼気流量である。こ れらのインデックスの値は、約1.31から1.85の範囲に維持されるべきである。値 がこの範囲外になると、より多くのCPAPが印加される;値がこの範囲内であれば 、CPAPレベルが保たれ、徐々に減少する。PIF/MIFとPEF/MEFの値は、自己滴定CP AP装置の手動装置に用いられる。呼吸誘導体積記録器呼吸波形のピーク流量およ び加速に由来するような呼吸ドライブの値とドライブ対換気量比は、閉塞性睡眠 時無呼吸および上気道抵抗症候群の患者における、最適CPAPレベルの確認テスト として使用できる。即ち、ドライブが高くなればなるほど、より高いCPAPレベル が必要になる。呼吸誘導体積記録器呼吸波形のピーク吸気流量および加 速に由来するような呼吸ドライブの値とドライブ対換気量比はまた、動的過剰膨 張の患者においてCPAPレベルを調節するために使用できる。即ち、ドライブが高 くなればなるほどCPAPレベルが高くなる。 本発明の他の目的や特徴は、添付の図面と共に考慮される下記の詳細な説明か ら明らかになるであろう。しかしながら、図面は説明のためだけのものであって 、発明の範囲を限定するものではない。範囲については添付の請求項を参照すべ きである。図面の簡単な説明 図面において、同じ参照記号はいくつかの図面を通して動揺の要素を示す: 図1−3は、呼吸波形を示すグラフであり; 図4は、気道閉鎖中の横隔膜筋電図およびピーク吸気加速のトレースをプロッ トするグラフであり; 図5は、CO2吸入中のピーク吸気流量パラメータのトレースを示すグラフであ り; 図6は、CO2吸入中のピーク吸気加速パラメータのトレースをプロットするグ ラフであり; 図7は、CO2吸入中のピーク吸気流量および加速パラメータのトレースをプロ ットするグラフであり; 図8は、CO2吸入中の平均吸気流量および換気量のトレースをプロットするグ ラフであり; 図9は、吸気抵抗負荷中のピーク吸気流量パラメータのトレースをプロットす るグラフであり; 図10は、吸気抵抗負荷中のピーク吸気加速パラメータのトレースをプロットす るグラフであり; 図11は、呼気抵抗負荷中のピーク吸気流量パラメータのトレースをプ ロットするグラフであり; 図12は、呼気抵抗負荷中のピーク吸気加速パラメータのトレースをプロットす るグラフであり; 図13は、PEEP10cmH2O負荷中のピーク吸気流量および加速パラメータのトレー スを示すグラフであり; 図14は、PEEP10cmH2O負荷中のピーク吸気流量および換気量のトレースを示す グラフであり; 図15は、機械的人口呼吸器のトリガー相を示すタイミングダイアグラムである 。 発明の詳細な説明 本発明による呼吸ドライブを決定(determine)する方法は、呼吸波形のピーク 吸気流量パラメータおよびピーク吸気加速パラメータを使用することを含む。こ れらパラメータの換気に対する比率は、長さ-張力適性と関連して分析される。 呼吸誘導体積記録器を用いることにより、本発明の方法は上記のような呼吸ドラ イブの理想的なモニター特性を満たす。この方法は非侵入的技術を用いる点で有 利であり、非連続的または連続的な観察が可能であり、一呼吸ごと、または1分 平均でドライブおよび換気を得るために簡単なアルゴリズムを用いて呼吸波形を 分析する。以下の段落で、本発明の方法を評価および説明するための実験に基づ く根拠が提供される。 第1の実験では、ネコの観察において呼吸ドライブがノンレム睡眠中よりもレ ム睡眠中のほうが高いことを確認するために、本発明の方法を使用した。この実 験の目的は、睡眠中の正常なヒトの新生児におけるこの実験結果を調査し、確認 することであった。 我々は、新生児の仰向けとうつ伏せの姿勢でのCO2再吸入時に、鼻マスク式 呼吸流量計および呼吸誘導体積記録器を用いた測定を伴う調査を行った。新生児 の状態は行動判定基準により診断した。我々は市販のソフトウエアプログラムRe spiEvents(Non-invasive Monitoring Systems,Inc,マイアミビーチ、フロリ ダ 33139)を用いてデータを再分析し、呼吸誘導体積記録器で測定した呼吸波形 の一呼吸ごとのピーク加速、一呼吸ごとの換気およびVt/Tiを計算した。16人の 新生児について62回のテストを行った結果は以下のとおりである。1)一回呼吸 量の終期CO2、2)換気、3)呼吸流量計で測定した一回呼吸量、4)呼吸誘導体積 記録器で測定した一回呼吸量、5)呼吸流量計で測定した一回呼吸量と呼吸誘導 体積記録器で測定した一回呼吸量の違いに関して、基線量と定常状態での活性( REM)および安静(NREM)状態における再吸入パラメータ間における違いは見ら れなかった。 表1にこの調査の結果を示す。呼吸誘導体積記録器によるVt、RCおよびABの呼 吸波形のピーク吸気加速で測定した呼吸ドライブは、安静状態よりも活性状態に おいて著しく高かった。これは平均吸気流量においても同じであった。Vtおよび ABのピーク吸気加速の上昇は、CO2再吸入の際でも安静状態よりも活性状態の方 が高かった。この調査結果はRCまたはVt/Tiのピーク吸気加速では反映されなか った。表2はVt(RIP)から一呼吸ごとに計算された換気に対する呼吸ドライブ (ピーク吸気加速)の比率が、基線量でもCO2再吸入中においても活性状態と 安静状態で変化しなかったことを表す。CO2再吸入の際の上昇は活性状態より 安静状態のほうが高かった。これらの実験により、呼吸ドライブはヒトの新生児 においては安静状態より活性状態のほうが高いことが判明した。これはネコによ る実験結果と一致する。しかしながら、呼吸中枢のCO2刺激は安静状態におい てより急なドライブ応答を引き起こすため、終期のC O2テストにおいて、2つの状態間でピーク吸気加速および平均呼吸流量に反映 される呼吸ドライブは変化しなかった。したがって新生児における呼吸ドライブ -CO2応答は新しい発見である。この研究のみが唯一、間接的に呼吸ドライブの 標識としてのピーク吸気加速パラメータの有用性を確認したことは注意されるべ きである。完全な確認のためには、次の実験で行われるように、ピーク吸気加速 を運動時間平均横隔膜筋電図(moving time average diaphragmatic electromyo gram)(mtaEdi)測定と比較する必要がある。 呼吸誘導体積記録器で回収した呼吸波形からのピーク吸気加速値およびピーク 吸気流量値に対する運動時間平均横隔膜筋電図(mtaEdi)の初回の評価は麻酔し た子豚で行った。上記図1の分析で説明した呼吸流量計による空気流波形トレー スの試験とその誘導体の誘導(空気流は第1の体積誘導であるので第2の誘導体 または促進)は、呼吸中枢ドライブがmta Ediに由来する横隔膜活性化(PIA Ed i)のピーク吸気加速から反映されているかもしれないことを示唆している。こ れはまた、加速が安静状態よりも活性状態において高いことを示しており、これ は最初の研究者によって言及されなかった観察結果である。ピーク加速は初期の 吸気中に生じ、横隔膜筋の漸増を反映していると思われる。 較正した呼吸誘導体積記録器(RIP)により、胸郭部(RC)の波形、腹部(AB )の波形およびそれらの合計(Vt)の波形を非侵入的に得た。したがって我々は RIP由来のピーク吸気加速信号(PIA,RC,PIA ABまたはPIA Vt)を呼吸ドライブ の尺度として使用することができるという仮説について、妨害されない呼吸中お よび閉塞作用中のmtaPaEdiで確認することにより試験した。生まれたばかりの5 匹の子豚に軽く麻酔をかけ、加圧気管チューブを通して自発呼吸させた。ワイヤ 電極を経皮的に肋骨下から横隔膜に挿入し、RIPトランスデューサをRCおよびAB 部に適用し た。RIP波形からのピーク加速を、吸気を機械的に開始してから±300m秒のウイ ンド領域における最高値として測定した。同一のウインドをPaEdiにも使用した 。データはその後のRespiEventsソフトウエアでの分析のために、Respitrace PT 16レコーダ(Nims,マイアミビーチ、フロリダ)に表示し、記憶した。介入は7 %CO2再吸入および手動による2〜4作用力の気管チューブの終期呼気閉塞を 含んでいた。CO2再吸入では、相関マトリクスを各動物に対し計算した。その 平均値(SD)を以下に示す。*は5匹の子豚すべてにおけるp<.05でのr を示す。 CO2再吸入中のPIA RCで探知したPaEdiはPIA ABより良好 であった。対照的に、閉塞作用中においてはPIA mTaEdi値およびPI A AB値は密接に相関しており、EdiA(mTaEdiの振幅)が閉塞前の 呼吸を超えていても、両方とも閉塞前の呼吸より少なかった。これはドライブが 短時間の気道閉塞中に増加しなかったことを示唆している。このように、非侵入 的に回収された呼吸波形は新生児呼吸制御の研究における非侵入的横隔膜記録の 代案となる可能性を有する。 ピーク吸気加速およびピーク吸気流量は、Ediが得られなかった実験におけ る新生児の呼吸ドライブの標識である。これは子豚の運動時間平均横隔膜筋電図 から測定したドライブ測定単位との良好かつ統計的に顕著な線形相関関係により 支持されている。予備分析によると、ピーク吸気流量はピーク吸気加速よりも確 実なドライブ尺度であることが示唆されている。 さらに、軽く麻酔をかけて挿管した自発的に呼吸を行う4体の子豚における調 査報告を上記した最初の調査報告に付加する。これにより、データ分析用に合計 9体の子豚が提供された。実験プロトコルは電極ワイヤを経皮的に横隔膜筋に配 置すること、および等容操作較正技術(isovolume maneuver calibration techn ique)に基づく自然呼吸法であるQDC手法で呼吸誘導体積記録器を較正するこ とからなる。一般的に較正はまず仰向けの姿勢で行い、次いで一連の実験を行う 。実験が完了した後、呼吸誘導体積記録器の較正を繰り返し、一連の実験ととも にQDC手法を行う。実験は、1)1分間の基線量と回収率で約4分間の7%C O2再吸入、2)1分間の基線量と回収率で5cmH2OPEEPバルブに対する 約3〜4分間の呼吸、3)閉塞作用3〜4の子豚の気管チューブ手動閉塞の試験 からなる。 CO2再吸入試験は6分間継続し、基線量、試験、回収時間から構成される。 これらの試験からのデータをRespitrace PT 16レコーダ(Ni ms,マイアミビーチ、フロリダ)で回収し、ソフトウエアRespiEven tsで加工した。得られたデータをASCIIテキストに変換し、統計的分析のた めソフトウエアStatistica(StatSoft,タルサ、オクラホマ )に移した。 CO2再吸入試験からのデータを、mtaEdiと呼吸波形ドライブのパラメ ータとの相関関係について分析した。表3は微分係数およびCO2再吸入時のm taEdiと呼吸波形(呼吸誘導体積記録器[RIP])の流量測定値から計算し た相関係数値[r]を示す。表3に9体の子豚における1つ以上の試験手段を体姿 勢と較正がなされたときの姿勢によって示す。例えばscは仰向けでの較正(仰 向けの姿勢でのRIP較正はQDC手法)、puはうつ伏せでの較正(うつ伏せの 姿勢でのRIP較正はQDC手法を使用)である。表3中、姿勢と構成の呼称の 後ろの文字‘d’ は粗のデータのアウトライヤー値を削除して編集されている試験を意味する。2 02回の呼吸の平均値はCO2再吸入試験のために回収した。9回の呼吸(4. 5%)は相関関数データが統計的ソフトウエアプログラムStatistica においてグラフ上で考察された際に、呼吸のいくつかの測定値が許容不可能なア ウトライヤー値を有していたため削除した。MANOVA統計分析(Stati sticaプログラムの一部)をデータに適用すると、粗のデータと編集データ は1)換気とEdiA/Ti、2)PIA VtとEdiA/Ti、3)Vt/ TiとEdiA/Ti、4)換気とPIF Ediおよび5)Vt/TiとPI F Ediにおいて顕著な違いを示した。その他の相関関数比較では粗のデータ と編集データの間に統計的な違いは見られなかった。 相関関数、体姿勢およびデータを回収した較正手段の間に統計的な違いは見ら れなかった。 運動時間平均Ediに由来する測定値、およびRIPで測定した一呼吸での呼 吸流量(PIF Vt)で高い相関関数、例えば0.70〜0.80が見られた 。これらの結果から、呼吸誘導体積記録器(Vt[RIP])による一回呼吸量の 波形に由来するピーク吸気流量が呼吸ドライブの有効な標識であることは明らか である。 表4はCO2再吸入時のmtaEdiの加速測定値および呼吸波形(呼吸誘導 体積記録器[RIP])から計算された相関関数値[r]を示す。9体の子豚におけ る1つ以上の試験手段を体姿勢および較正がなされた姿勢により示す。例えばs cは仰向けでの較正(仰向けの姿勢でのRIP較正はQDC手法)、puはうつ伏 せでの較正(うつ伏せの姿勢でのRIP較正はQDC手法を使用)である。表3 中、姿勢と構成の呼称の後ろの文字‘d’は粗のデータのアウトライヤー値を削 除して編集されている試験を意味する。作動時間平均EdiおよびRIPで測定 された一 回呼吸量のピーク吸気加速(PIA Vt)に由来する測定において、例えば0 .45〜0.56のような適度に高い相関関数が見られた。これらの相関係数は ピーク吸気流量のものよりも低かった。この違いはハードウエア呼吸誘導体積記 録器のデジタルサンプリング率、すなわち50ポイント/秒による加速計算の減 衰周波数レスポンスに関係していると思われる。さらなる実験により、200ポ イント/秒でサンプリングを行う新規のハードウエアである呼吸誘導体積記録器 がこの状態を回避することが示された。 表4の結果から、呼吸誘導体積記録器(Vt[RIP])の呼吸波形に由来する ピーク吸気加速が呼吸ドライブの有効な標識であることがわかる。 表5にCO2再吸入時の呼吸ドライブの流量測定および促進測定から得た相関 関数を昇順から降順で列挙する。最も広く受け入れられている呼吸ドライブの生 理学的測定に対してピーク吸気流量Vt(RIP)をグラフ表示した(plot)と ころ、mtaEdi(EdiA/Ti)の平均勾配は、例えば両者において統計 的な重要性があっても0.80に対0.56というようにVt(RIP)のピー ク吸気加速の相関関数より高かった。ピーク吸気加速区画もドライブの横隔膜で の測定に密接に相関していた。 CO2再吸入中、呼吸ドライブおよび換気は増加する;mtaEdiの平均勾 配がこの活性を反映している。呼吸誘導体積記録器から計算されたピーク吸気流 量はmtaEdiの平均勾配における変化に密接に相関しているため、ドライブ の横隔膜筋電図測定の非侵入的な代案とすることができると考えられる。ピーク 吸気加速はピーク吸気流量ほど密接にmtaEdiの平均勾配に相関してはいな いが、横隔膜の平均勾配に重要に相関しているため、ドライブの指標として有効 利用される。 CO2再吸入は呼吸中枢を刺激して呼吸筋に神経衝撃を放出する。筋肉に負荷 がなければ、つまり気道または胸郭-肺系に疾患あるいは実験の結果として抵抗 性あるいは弾性の負荷がなければ、ドライブおよび換気は線形の関係を有する。 表6はそのような関係の線形相関関数を示す。前記論考から予測されるように、 CO2再吸入時のピーク吸気流量Vt、平均勾配mtaEdiおよび換気の間に は高い相関関係が存在する。高い方ではあるがそれよりも低い相関関係が平均吸 気流量、ピーク勾配mtaEdiおよびピーク吸気加速パラメータ間に見られた 。 呼吸波形のピーク吸気流量およびピーク吸気加速の一呼吸ごとの値はCO2再 吸入時の換気の一呼吸ごとの値と密接に相関している。これにより、呼吸ドライ ブの非侵入的尺度としてのこれらパラメータの有効性がさらに確実になる。 これらの実験のもうひとつの目的は、肺の膨張過多によってドライブおよび/ またはドライブの換気に対する比率が増加するかどうかを測定することである。 PEEPの印加によって平坦化した横隔膜からの求心神経の放出が呼吸中枢を刺 激することが知られているため、この仮定を試験された。 第一回目の上記CO2再吸入実験を行った後、常圧で研究対象の9個体の子豚 のうち6個体に空気を加圧気管チューブを通して吹き込み、約3〜4分間、5cm H2OPEEPバルブに対して吐き出した。DC結合呼吸誘導体積記録器で測定 された終期呼気肺容量は一般に、PEEP印加に応答して最初に上昇する。多く の場合、その後すぐに終期呼気肺容量レベルは3〜4分のPEEPの残りが印加 された後、PEEP印加前のレベルに戻る。合計14の試験結果を得た。6個の試 験結果において平均値および呼気肺容量がPEEP期間中に基線量以上に増加し 、8個の試験結果においては変化や減少は見られなかった。筋電図を記録するた めに 呼気性呼吸筋に電極を挿入した5個体の子豚において、PEEPが基線量よりは るかに大きいと思われる活発な呼気筋の収縮を引き起こしたことは興味深いこと である。 基線量または回収率と比較して、PEEP期間中の呼吸ドライブまたは換気に 対するドライブの比率のいずれのパラメータにおいても目立った統計的差異は見 られなかった。したがって、14個すべての試験結果がANOVA統計分析、次い でTukey honest significance difference testにより分析された。横隔膜筋電 図(mtaEdi)またはPEEP印加した呼吸ドライブの呼吸波形パラメータ のいずれにおいても変化はなかった。呼吸率は29.5ブレス/分から23.3 ブレス/分に減少し、一回呼吸量は基線量からPEEP5cmH2Oへ27%増 加した。換気は変化しなかった。基線量、PEEPおよび回収時間において、P EEP印加による横隔膜または呼吸測定法での顕著な変化は現れなかった。横隔 膜または呼吸測定法によるドライブの換気に対する比率は、基線量とPEEP期 間では顕著な違いが見られなかった。しかしながら、Vi/Ti/換気、PIF Vt/換気、PIF RC/換気およびPIA Vt/換気の比率においては PEEP試験から回収率への顕著な減少が見られた。 軽く麻酔をかけた子豚への3〜4分間の5cmH2OPEEP印加は基線量、P EEPおよび回収時間において呼吸ドライブの横隔膜測定または呼吸測定に影響 を与えなかった。ドライブの呼吸からのドライブおよび横隔膜からのドライブの 換気に対する比率はPEEPによっては変化しなかった。これは麻酔をかけられ たヒトに16cmH2OPEEPを印加したときのP0.1に言及したように、 呼吸中枢の麻酔による機能低下が肺の膨張過多への応答を鈍くしているためであ ると思われる。PEEPを回収率と比較した時の換気に対するドライブの比率の 上昇は、ピ ーク吸気流量およびピーク吸気加速の両方において生じたが、ドライブの横隔膜 パラメータではいずれにおいても生じなかった。これは呼吸波形に基づいたドラ イブ測定値が、より高感度のドライブ測定値であることを示唆している。 一連の実験におけるCO2再吸入に対する応答からのデータは、呼吸誘導体積 記録器技術におけるすべての構成要素のピーク吸気流量およびピーク吸気加速、 すなわちVt、RCおよびABが呼吸ドライブの有効な標識となることを示して いる。閉塞性無呼吸は一般に胸郭の受動的運動による横隔膜の作用力に特徴付け られるため、AB波形をドライブのパラメータのトレースとして利用することが できる。 上記した初回のCO2応答およびPEEPデータを得た後、麻酔をかけた子豚 の気道をそれぞれ終期呼気3〜4作用力で手で閉塞させた。横隔膜筋電図および呼 吸誘導体積記録器による呼吸ドライブの測定値はソフトウエアRespiEve nts(Nims,マイアミビーチ、フロリダ)で記録した。9個体の子豚中7 個体において合計34の好結果の閉塞を得た。図4は手での気道閉塞の代表的な トレースを示すグラフである。 図4に手での気道閉塞の際に生じた4作用力以上のmtaEdi(mEdiJ )の振幅における連続的な増加を示す。文字‘m’はトレースがトレースに使用 した各デジタルフィルタのタイミングに「合致した」ことを示す。PIA AB の値(ここではAABPK)は初回の閉塞作用の直後に基線量から減少し、その 後閉塞が終了したときに増加した。PIA Edi(ここではAEdJP)は定 量的に同じ過程に準じている。呼気筋(mGEN3)のmtaEdiは閉塞の間 活性化し、mABトレースを呼気要素とともに歪曲させた。 表7は4〜8回の呼吸の基線量からの平均値および手での気道閉塞の際の3ま たは4作用力の平均値を表す34の閉塞試験から得られた結果 を示す。呼吸ドライブパラメータはmtaEdiおよびAB RIPより計算し た。気道閉塞中の、3〜4作用力の運動時間平均横隔膜筋電図の増加した振幅以 外は、平均勾配Edi、ピーク吸気流量ABおよびピーク吸気加速ABのいずれ においても変化は見られなかった。呼吸ドライブに関していえば、手での気道閉 塞に対する応答は変化する。子豚のうち何体かは初回の作用力は基線量PIA ABから減少したドライブを示すが、その他ではドライブは維持されていた。代 表的な記録(図4)に記載されるように、4回の呼吸でドライブは連続的に上昇 した。あるいは3〜4作用力のうちで無作為の変化を有していた。これはPIA ABと同様に初回の作用で減少したが、PIA EdiまたはPIA ABの ようにさらなる作用で上昇したPIF ABには当てはまらない。これは閉塞性 無呼吸時のピーク吸気加速がピーク吸気流量よりも確実なドライブの標識である ことを示唆している。 麻酔をかけた子豚において、手での気道閉塞はmtaEdi振幅を上昇させた が、最も確実な呼吸ドライブの測定法と考えられる横隔膜筋電図の平均勾配にお ける変化はなかった。さらに、手動による気道閉塞では振幅に基づく呼吸作用か ら増加したドライブが見られたが、横隔膜筋電図の平均勾配に基づく変化はなか った。後者の結果は呼吸誘導体積記録器による腹部のピーク吸気流量またはピー ク吸気加速において見られた結果と同様であった。したがって、区画呼吸波形か らの非侵入的測定は、全体の気道閉塞時の呼吸ドライブを反映すると思われる。麻酔した子豚における呼吸ドライブ実験の結論 呼吸波形に由来する初期の吸気時のピーク吸気流量またはピーク吸気加速は、 呼吸ドライブの有効かつ信頼性のある測定を提供する。通常ま たはほぼ通常の胸部と腹部との共同作用運動とともに、一回呼吸量、胸郭または 腹部の呼吸波形に由来するすべてのパラメータを利用することができる。呼吸中 枢からのドライブを刺激するCO2再吸入時の測定において、ピーク吸気流量はピ ーク吸気加速よりもやや確実な結果を提供すると思われる。ピーク吸気流量値お よびピーク吸気加速値は一回呼吸量のみ、または流量を回収することが可能なす べての装置により得ることができる。そのような装置として、肺活量計、呼吸流 量計、身体体積記録器、鼻-口サーミスタおよび鼻-口熱電対その他があげられる 。ピーク吸気流量値およびピーク吸気加速値は本研究の呼吸誘導体積記録器、ジ ャーキン体積記録器、線形差分変換器、磁気計、ふいご型呼吸記録器、ひずみゲ ージ、圧電装置、インダクタンス周囲変換器その他のような、身体表面に外部か ら取り付けられる呼吸測定装置により得ることができる。これら装置のセンサは 胸郭および腹部に離れて配置され、一回呼吸量を算出するために値が合計される 。その他の外的呼吸モニター装置、例えばインピーダンス呼吸記録器および胴の 運動を波形表示する画像転換などは、現状では一回の呼吸量のみを算出する。ピ ーク加速値は気道内圧、胸腔内圧、横断横隔膜圧、首誘導体積記録器および呼吸 音測定法からも得ることができる。 胸郭呼吸部(RC)および腹部呼吸部(AB)の逆運動により、ドライブは優勢部 での呼吸におけるピーク吸気流量またはピーク吸気加速から最良の状態で測定さ れる。すなわち、特に呼吸系への昂じた抵抗負荷、例えば喘息発作時の重度の気 管支痙攣または上気道の部分的閉塞の際、RCおよびABの合計である一回呼吸 量よりもRCまたはABの呼吸波形から測定される。閉塞性睡眠時無呼吸における完 全気道閉塞のような極端な例では、RCまたはAB部のどちらかからのピーク吸気値 またはピーク吸気加速値は一回呼吸量のトレースが平坦またはほぼ平坦な運動で あるた め、ドライブを算出し、ピーク吸気値またはピーク吸気加速値が無意味になって しまう。RCまたはABの選択は、閉塞前の呼吸時にどの波形がその部分と同じ偏向 方向を有しているかに関連する。これは優勢または主要部と呼ばれる。 無呼吸または肺の膨張過多の客観的な尺度としてのドライブの換気に対する比 率は、換気に分割されたピーク吸気流量値またはピーク吸気加速値から一呼吸ご とに計算してもよい。これらの値はCO2再吸入に誘発された膨張過度の際には基 線量から変化しなかった。これはこの実験において呼吸器系に負荷がかからなか ったことと、ドライブの換気に対する比率が適切であったためである。一方、5 cmH2OPEEPで呼吸させた麻酔をかけた子豚では、外的負荷が排除されたときに 予想されたように、ドライブの換気に対する比率がPEEPと回収時間の間で著しく 低下した。ドライブと換気の比率が基線量からPEEPに増加しなかったことは、ド ライブを低下させる麻酔の混乱効果、または活発な呼気作用により肺の膨張過多 が起こらなかったことに関連していると思われる。この点において、その他の実 験では、ドライブ(ピーク吸気流量またはピーク吸気加速)の換気に対する比率 が2.5cmH2OPEEPで呼吸する麻酔なしのヒツジおよび5〜10cmH2OPEEPで呼 吸する正常なヒトでは著しく増加したことが示されている。 「麻酔した大人のサルでの呼吸ドライブおよび抵抗負荷に対する換気応答」( Newth,C.J.L.,Adams,J.A.,and Sackner,M.A.,Children's Hospital of Lo s Angeles,Los Angeles CA & Mt.Sinai Med Center,Miami Beach FL)と題さ れた研究において、呼吸誘導体積記録器(RIP)波形からのピーク吸気流量(PIF Vt)およびピーク吸気加速(PIA Vt)は、CO2再吸入をした子豚の運動時間平均 横隔膜筋電図(EdiA/Ti)の平均勾配と密接に相関している(それぞれr=.80お よびr=.56)。さらに、 PIF Vt、EdiA/TiおよびPIA Vtは一呼吸ごとの換気(Ve)と密接に相関してい る(それぞれr=.85、.82および.74)。RIPおよび呼吸流量計(PNT)ドライブな らびに換気(Ve)パラメータは横断肺圧(Ptp)と同様に、外部吸気(I)、呼気(E) およびその両方の組み合わせ(I+E)時において、5〜1500cmH2O/l/sの 抵抗付加[R]を2分間与えて麻酔したサルで測定した。すべての動物において基 線量での胸郭の逆運動を記録した(平均位相角100°)。分析はRIP腹部(AB )およびPNTデータに制限した。表8におけるAB Pif/PNT Veの比 率は換気に対する無限数のドライブに関連する*。これはパラメータが低い方のR の値よりも重要である値を示している。 いずれの抵抗Rにおいても、AB FRCのレベルは変化しなかった。換気に 対するドライブの比率はIおよびEの両方において増加したことから、抵抗負荷 がかかったために呼吸筋がドライブに対して効果的に応答しなかったことがわか る。トレース時間のグラフは高いRでのドライブの遅延増加および高いRから低 いRに切り替わったときの遅延減少を示した。後者は高いRでの上昇したPa CO2付帯に関連していると思われる(19 Ped Pulm 167(1995) )。麻酔をかけたサルでは、非侵入的なドライブでの外部抵抗付加および換気パ ラメータに対するドライブの検出は直接測定された横断肺圧の増加ほど高感度で はない。 前記研究では、呼吸ドライブおよび換気に対するドライブの比率の上昇は適度 な抵抗付加に伴って生じることが示されている。ピーク吸気加速はこの点におい てピーク吸気流量よりも高感度であると思われる。横断肺圧においては顕著な増 加が見られたが、適度な抵抗付加では何の変化も現れなかった。後者は増加した 負荷の機械的側面に直接に関連している。したがって、抵抗付加の短期間での増 加には、ドライブ前に閾値 に達するか、または換気に対するドライブの比率が顕著な増加を示すことが必要 とされる。 呼吸誘導体積記録器の呼吸波形に由来するドライブおよび換気パラメータに対 するドライブの比率は、負荷の機械的な因果関係を直接測定する横断肺圧のよう な増加抵抗付加の検出ほど高感度ではない。しかしながら、抵抗付加の検出の際 には、ピーク吸気加速はピーク吸気流量よりも高感度であると思われる。胸郭( RC)と腹部(AB)間での主要な逆運動が負荷中に生じた場合、優勢部すなわ ちRCまたはABが一回呼吸量(Vt)よりもむしろ呼吸ドライブのパラメータ の供給源として使用されなければならない。さらに、これらの発見により、危険 な高抵抗付加について指示または警告するために、ドライブまたは換気に対する ドライブの比率の増加を継続的なモニター状態に利用してもよいことが示唆され る。 「新生児の状態の段階分類に有用な呼吸パターンのパラメータ」(Adams,J.A .,Zabaleta,I.,Sackner,M.A.,Div Neonatology,Div.Pulm.Dis.Mt.Sin ai Med.Center,Mianmi Beach FL)と題されたもうひとつの研究が、どのパラ メータが新生児の覚醒、活性および安静状態の分類に有用であるかを確認するた めに行われた。9人の新生児で研究グループを構成し、同じ日に2つの場合につ いて95分間、調査を行った。SDは19分で行った。彼らの行動を1分単位でのビ デオ観察(Prechtl行動標準)、ならびに対応する呼吸誘導体積記録器(R IP)、脈拍酸素飽和度測定(SaO2)および±1m秒のRR間隔解像心電図(R espitrace PT,RespiEvents,Nims,マイアミビーチ、フロリダ)を用いて得ら れた波形記録から評価した。認識に基づいたパターンで状態を記録するために、 粗の波形トレースを評価した。例えば、覚醒=呼吸波形トレースの人為的運動、 安静=比率とVtの調和および通常の胸 部・腹部共同作用、活性=比率とVtの不一致、胸部と腹部の逆運動および胸郭 部運動への寄与が少なくなることである。また、1分間の中央値および以下のパ ラメータの4分位領域に基づく経験的ソフトウエアアルゴリズムを、状態を評価 するために使用した。パラメータは1)中央値Vt,2)一呼吸ごとのVtおよ び全呼吸時間の差、3)心拍数および4)吸気中の位相関係の閾値である。コン ピュータとパターン認識の一致は82%、SDでは8%、コンピュータとビデオ では50%、SD15%、パターン認識とビデオでは51%,SD15%であっ た。この3つの方法における一致が芳しくないため、3つの方法すべてが一致し て他のパラメータを取り出せる期間に限ってANOVA統計分析を行い、そのパ ラメータをNeuman−Keuls試験に用いてこれらの状態を区別した。初 回の記録に使用したものを除いて、試験した合計70のうち、以下のパラメータ は分類基準を満たしていた。グループ-違いの重要性のためにF値の降順で分類 したため、1)時間RCの比率は呼気中のVtと逆であった、2)全呼吸の位相 関係、3)呼気の位相関係、4)位相角、5)時間RCの率は吸気中のVtと逆 であった、6)腹部ピーク吸気流量の換気に対する比率(PIF AB/換気)、 7)Vtの平均吸気流量および8)一回呼吸のピーク吸気流量の換気に対する4 分位領域を含む。最初の5つのパラメータは胸部・腹部運動の指標であり、次の 2つが呼吸ドライブパラメータ、そして最後の1つが呼吸ドライブ変数パラメー タである。1つ以上のこれらのパラメータをソフトウエアアルゴリズムに加減す ることにより、状態を区別するための識別力が高まる。新生児の状態を段階分け するためのこの改良したソフトウエアアルゴリズムは、臨床的睡眠ポリグラフの 比較実験に使用することができると思われる。 この研究における呼吸ドライブおよび換気に対するドライブの比率の 利用は、新生児の睡眠状態および覚醒状態を識別するための補助的な手段として もよい。このように、ドライブは安静睡眠では最小、活性睡眠時には中間、覚醒 状態では最高である。ドライブの換気に対する比率はドライブ識別測定のみに相 似する。 CO2再吸入により呼吸ドライブが刺激され、その神経出力が比率を増加させ 、呼吸が深くなることが確認された。一般成人または呼吸流量計を通して呼吸す る喘息患者のマウスピースの末端に取り付けた吸気および呼気抵抗器に加えて、 呼吸ドライブへのもうひとつの刺激を組み合わせる。 抵抗付加は、エアロゾル化メタコリンに誘発される気管支収縮、または吸気お よび呼気に負荷を課すために13cmH2O/l/sまでの外部抵抗器をマウス ピースに付加することのいずれかにより設定される。この方法を試験中、100 %の酸素で呼吸を行った6人の一般成人および11人の喘息患者に対して使用し、 口腔収縮圧(P0.1)および呼吸パターンを観察した。メタコリンに誘発され た気管支痙攣は換気、比率、Vt/TiおよびP0.1を増加させた。外部抵抗 器を付加することにより、比率およびVt/Tiは減少したが換気は変化しなか った。終期呼気肺容量レベルは外部抵抗付加よりも気管支収縮によって著しい増 加を示した。P0.1は気管支収縮および外部抵抗付加のどちらによっても気道抵抗 の変化に比例して増加した。しかしながら、P0.1は外部抵抗付加よりも気管 支収縮の際に与えられた抵抗の変化とともに大きく変化した。被験者が知覚する 不快な無呼吸(呼吸困難)は両方の抵抗付加において増加したが、気管支収縮に よって与えられた抵抗は常に高い方の値であった。 正の呼気終期圧(PEEP)を気道に印加することにより、肺に過度膨張が起 こり、そのために呼吸ドライブが増加する。 下記の実験の目的は、ピーク吸気流量およびピーク吸気加速が上記に報告した 実験条件のときと同じ呼吸ドライブの変化を反映することを確認することである 。8人の一般成人がこれらの実験に参加したか、1人の有志のデータのみを使用 して以下に記載した。 一般成人の実験において、O2混合物中7%のCO2の再吸入を約3分間行った 。図5に有志成人のCO2再吸入に対する呼吸波形の応答を示す。これはピーク 吸気流量パラメータを表す。図6はCO2再吸入に対する呼吸波形の応答を示す 。これは主にピーク吸気加速パラメータを表す。 図7および8は呼吸ドライブの尺度、例えばPIF Vt、PIA Vt、V t/Tiおよびその出力における良好な相関関係、つまり換気を示す。 図9は13cmH2O/l/sまでの吸気への外的抵抗付加がドライブのピー ク吸気流量の尺度およびドライブの換気に対する比率に影響を与えなかったこと を示す。回収時にドライブは増加した。図10は吸気への抵抗付加によって呼吸 ドライブのピーク吸気加速の尺度が低下したことを示す。 図11および12において、吸気への外部付加とは対照的に、ピーク吸気流量 (図11参照)およびピーク吸気加速(図12参照)パラメータの両方での増加 から明らかなように、呼気への外部抵抗付加(13cm/H2O/l/s)によ り、呼吸ドライブが増加した(図11参照)。ドライブの換気に対する比率が増加 した。また、終期呼気肺容量レベルにおいてわずかな増加がみられた。 図13および14に示すように、被験者が常圧で吸気した時に10cmH2O PEEPを印加することにより、ピーク吸気流量パラメータまたはピーク吸気加 速パラメータのいずれかにより測定されたドライブの連続的な増加を伴う終期呼 気肺容量レベルの著しい増加が見られた。ドラ イブの換気に対する比率において、連続的で大きな増加が見られた。これは強力 な肺の過度膨張に関連する増加したドライブに対する非常に非効率的な換気応答 を意味する。さらに、最後3分の1のPEEP印加中に心電図のRR間隔(記録 のRRトレース)が減少したことは、心拍数の著しい増加を表している。被験者 は無呼吸状態に耐えられなくなるので、マウスピースでの呼吸を2〜3分以内に 任意に中断してPEEPバルブに移動した。心電図のRR間隔(図12参照)の 低下によって表される心拍数は最後3分の1のPEEP印加中に上昇し、肺の過 度膨張の交感神経系ストレスの他覚的徴候を示している。この実験モデルは、同 様に肺の過度膨張、呼吸ドライブの増加およびドライブの換気に対する比率の増 加を伴う肺気腫と類似している。 「アレルギー症のヒツジにおけるカルバコール投与時の呼吸ドライブ」(T Str omberg,JA Adams,WM AbrahamおよびMA Sacner)と題された研究において、14 体の麻酔なしのヒツジに対照としてエアロゾル化した塩水を吸入させ、次いで閾 値まで気管支収縮が生じるまでカルバコールを吸入させた。 結果は表9に要約されたこの研究により、気管支収縮時にピーク吸気加速が増 加し、したがって呼吸ドライブが増加することがわかる。この現象は気道におけ る流量の呼吸誘導体積記録による測定、または呼吸流量計による測定のいずれに おいても検出することができる。 ここに記載したような呼吸ドライブの尺度としてのピーク吸気流量およびピー ク吸気加速を評価するための独自の調査報告のほかに、呼吸ドライブが変化する 別の事態が存在する。このような事態において、例えば横隔膜筋電図、閉塞圧( P0.1)、平均吸気流量および最大吸気圧の画分としての食道圧比率(%PI maxに分割されたPes)のような他の方法が、ドライブの指標として使用さ れた。このような他の事態の 例についてこれより説明する。 呼吸筋疲労。この状態は、呼吸筋収縮の欠如または無駄な収縮による換気排出量 の減少を伴う呼吸ドライブの増加の有無によって診断される。その初期段階にお いて、動脈中の二酸化炭素は減少するが、後に動脈中の二酸化炭素は保持される 。もし治療しないでおくと、呼吸停止と死がついに起こる。この進行は、麻酔を かけた犬における敗血症性ショックのモデルで実験的に生じた。横隔膜筋電図、 横隔膜ニューログラムおよび気管閉塞圧力がドライブをモニターするのに用いら れた。横断横隔膜圧力が、横隔膜筋の収縮状態とその出力尺度としての毎分換気 量を記録するために用いられた。機能不全における呼吸筋疲労もまた、慢性閉塞 性は肺疾患を患う患者および肺浮腫を患う患者において換気不全症の急性悪化時 に、出血性ショックで見られた。 肺塞栓症。実験的な肺塞栓症によって速く浅い呼吸が生じるが、これは呼吸中枢 の反射刺激に帰せられる発見である。臨床的には、(不快な息切れである)呼吸 困難や頻呼吸(急速な呼吸速度)が知られている。呼吸ドライブの値は、肺塞栓 症においては報告されていないが、それが呼吸困難や頻呼吸の原因になることは 非常にありそうだ。 急性肺浮腫。心不全または成人呼吸困難症候群を伴うこの状態の呼吸パターンは 、呼吸速度の増加、変化しやすい一回呼吸量値、毎分換気量の増加によって特徴 づけられる。呼吸ドライブは増加する。流体の蓄積による硬化した肺のためもし 弾性負荷が過度になれば、呼吸筋の疲労は進み、ドライブは連続するが換気は減 少する。 喘息。ドライブの尺度である平均吸気流量は、喘息を患う子供において 睡眠時の胃酸の下部食道への逆流が原因で起こる気管支痙攣時に増加する。しか も、動的肺膨張は、誘発された喘息、特に高レベルの気管支収縮時の急性の息切 れの重要な一因となる。これは、吸気筋の圧力を生じる能力を著しく損ない、気 管支痙攣の制限的な負荷によってすでに負担を負っている筋肉に実質的に弾性の 吸気閾値負荷を加える。動的過度膨張(DH)に続く吸気閾値負荷(ITL)は 、各呼吸の開始時に生み出される吸気作用力が呼気終期の胸壁および肺の対抗す る内側抵抗圧力が克服されるまで報われないことを意味する。さらに、気管支収 縮は、Pes値を標準化する手段である、%PImaxで割った食道圧(Pes )の比によって測定したような呼吸ドライブの上昇に関連する。 心不全の中枢性睡眠時無呼吸。45%未満の駆出割合を持つ治療された持続性の 心不全を患う患者は、覚醒時正常呼吸(PaCO2>35かつ<44)と低炭酸 症(PaCO2<35)に分類された。中枢性の無呼吸および呼吸低下の存在、 心室性頻拍の度重なる発生は、正常呼吸の患者より低炭酸症の患者のほうがかな り大きかった。低炭酸症の患者は、過度の周期性変動呼吸のため、覚醒がかなり 増え、睡眠効率が低下する。中枢性睡眠時無呼吸についての低覚醒PaCO2の 正の予測値は78%であった。心室性頻拍の罹患率は、慢性的心不全をもつ正常 呼吸患者より低炭酸症患者のほうが20倍大きい。低炭酸症患者は、低いPaC O2のため、覚醒状態時、呼吸ドライブを増加させた思われる。 呼吸ドライブの抑制。呼吸ドライブの測定は、制限性および閉塞性の肺疾患を患 う患者のようにドライブが過剰に上昇している場合、麻酔剤や鎮静剤のドライブ を下げる効果を測定するのに用いることができる. 過度の気管気管支分泌物。気管気管支分泌物を過度に停留させている患者におい ても呼吸ドライブが増加する。その値をモニターすることは、気管気管支の洗浄 を向上させる手段、例えば、吸引、体位廃液法等についての決定に役立つ。 機械的換気補助からの離脱。P0.1と測定されるような呼吸ドライブの増加は 、機械的換気補助が必要な換気不全を患うCOPD患者に見られる。測定は、換 気補助からの離脱のタイミングを計るのに用いられる。離脱を考慮する何日間か にわたってドライブが上昇したままであれば、おそらく、患者を人工呼吸器から 離せば、その後まもなく再挿管が必要となり人工呼吸器に戻ることになるであろ う。一方、呼吸ドライブが落ちれば、おそらく人工呼吸器から永続的に離してお くことが成功するであろう。 換気補助のためのCPAP。mtaEDi(横隔膜筋電図)活性は、深刻なCO PD FEV1.0=20%予測正常を持つ患者において増加する。このような 患者は、2.6cm.H2Oに匹敵する内因性PEEPを持つ。外部PEEPの 追加は、内因性PEEPとmtaEDiを減少させた。これらのデータは、呼吸 ドライブの測定が効果的な換気補助を達成するのに必要な外部PEEPの大きさ を制御するのに使用できることを示唆している。肺の動的過度膨張は、誘発され た喘息時、特に高レベルの気管支収縮時の急性息切れの重要な誘引である。これ は、吸気筋の圧力を生成する能力をひどく損ない、気管支痙攣の抵抗負荷によっ てすでに負担を強いられている筋肉に実質的に弾性の吸気閾値負荷を追加する。 動的過度膨張(DH)に続く吸気閾値負荷(ITL)は、各呼吸の開始時に生み 出される吸気作用力が呼気終期の胸壁のおよび肺の対抗 する内側抵抗が克服されるまで報われないことを意味する。この現象は、内因性 PEEPによって明らかなように、機械的に換気される換気不全のCOPD患者 に起こる。外的な正の連続性気道圧(CPAP)の印加は、患者を楽にし、人工 呼吸器のトリガー感度を向上させることによって息切れを軽減する。内因性PE EPは呼吸ドライブとドライブ対換気量比の増加に関連するので、内因性PEE Pを検知する量的モニターが達成可能である。 上記の実験の間、ピーク吸気加速の分析結果はピーク吸気流量のそれと平行し たが、一般的に、加速値は流量値より変わりやすい。これは、特許誘導体積記録 ハードウェアの比較的遅いデジタルサンプリング速度によるものであった。これ まで入手可能であったハードウェアは、50ポイント/秒でトランスデューサ信 号をサンプリングすることで本当の加速ピーク値をいくつか逃す。今日新しい電 子回路が開発され、200ポイント/秒までのデジタルサンプリング速度を可能 にし、この問題を回避することによって、ピーク吸気流量値と加速値の測定精度 を向上させた。迅速なサンプリング速度は、高周波数換気(4から15Hzの呼吸 往復運動)時の、誘導体積記録器によってモニターされる呼吸波形の正確な表示 を可能にする。この装置は、機械的人工呼吸器による吸気膨張を開始させる迅速 反応トリガーとして役立つことができる。この装置は、心室容積、収縮期間隔、 頚動脈波および内頚静脈波の誘導体積記録器での測定のタイミング精度を向上さ せる。 誘導体積記録トランスデューサのベース周波数は、トランスデューサのインダ クタンスとオシレータ回路の抵抗とキャパシタンスによって決定される。これら のパラメータのそれぞれは、独立して調節してもよい。例えば、RCまたはAB、ネ ック等のモニターされる身体の部位を周るトラ ンスデューサの回転数を上げると、信号の振動周波数が変化し、S/N比が改善 される。トランスデューサ間の振動信号周波数の差を最大にすることによって、 トランスデューサ間の電気的クロストークを最小にでき、これによって隣接する 誘導体積記録センサ間のS/N比を上げることもできる。誘導体積記録信号の電 気的ノイズの他の原因は、未復調信号を復調モジュールに運ぶケーブルである。 このノイズは、オシレータをトランスデューサバンド上に直接位置させ、オシレ ータが生成する信号をいかなる数であっても誘導体積記録ハードウェアが受信で きるようにして最小化される。これらのハードウェアおよびトランスデューサの 動作の変更と改善によって、より一貫したピーク吸気流量値と加速値がもたらさ れることが予備研究によって確認された。 現在市販されているこれまでの誘導体積記録ハードウェアは、50Hzの速度 で、トランスデューサのインダクタンスの変化を、バンド下の断面積の変化に比 例して対応する信号に変える。S/Nは、信号が通常の呼吸であるとき約100 対1である。 50ポイント/秒から200ポイント/秒にデータサンプリング速度を上げる ために、バンド周波数ディバイダは4906サイクルから1024サイクルに減 少された。バンド振動周波数は変わらなかった。S/N比を保つ実際には改善す るために、2つの処置がとられた。第1に、振動周期カウンタが10MHzから 40MHzに増加され、50ポイント/秒ハードウェアと同じ振動周期分解能を 保った。第2に、従来の誘導体積記録ハードウェアで用いられていた分離ポット コアが高性能トロイドに取り換えられた.以前のポットコアの応答は、新しい5 ms(200Hz)ウィンドで正確なサンプリングを達成するためには不充分だ と分かった。新しいトロイドは、50Hzでポットコアが達成したより良いS/ N比を200Hzでもたらした。 これまで市販されている誘導体積記録ハードウェアは、フィリップス(Philli ps)1408PL00−3B9ポットコアを使用している。本発明の迅速応答装 置において、これらは、フィリップス768XT188−3F3に変更された。材 料の変更(3B9から3F3へ)によって製造の困難性が増したが、それでも得ら れたものによって相殺される。 ハードウェアのデジタル回路もまた新しくされ、74シリーズCMOSロジックか ら集積界磁プログラム可能ゲート列(FPGA)(フィリップスPZ5128-S10A94)に変 更された。この単独FPGAは、2つの誘導体積記録チャンネルのためのデジタ ルロジックをすべて含み、またマイクロコンドローラのためのグルーロジック( glue logic)となる残存容量(leftover capacity)も有する。マイクロコント ローラは、誘導体積記録チャンネルと同じプリント回路カード上に今や統合され 、始めて単一カードQDC較正可能誘導体積記録解決を実現する。表面実装技術お よび集積FPGAの利用によって、この単一カードの大きさは、QDC較正やア ナログ出力のために必要な部品であるマイクロプロセッサを含まなかった、以前 の誘導体積記録ハードウェアカードの約半分に減少した。本発明の2チャンネル 誘導体積記録チャンネル方式は、電気的クロストークを避けるために別個のベー ス周波数に各オシレータを保持することによって8チャンネルまで拡張可能であ る。これは、2チャンネル方式を繰り返すか、または、より高性能なマイクロコ ントローラと共に高密度FPGAを用いて、単一カード上に追加の誘導体積記録 チャンネルを設けることによって実行される。 上述したように、流量または圧力センサからの気道部位でのトリガー技術は、 患者自身の吸気の開始に対し常に遅くなる。このことは、体表に設置されたトリ ガーセンサについての研究を生み出したが、利用された技術、例えば、インピー ダンス呼吸記録法やグラスビー(Graseby)カ プセルは信頼できない。グラスビーカプセルは、おそらく腹部全体または胸郭全 体の呼吸信号よりむしろ腹壁の局所的動きからトリガーするため、流量によって トリガーされるシステムの遅延を短縮しなかった。 発明の迅速応答呼吸誘導体積記録器は、食道の圧力に近いので、これまで満た されていなかった、急速にトリガーする必要性を達成することは明らかだ。トリ ガー閾値は、パーセント基線量体積に基づく準量的なものであってもよいし、m l体積またはml/s流量に基づく量的なものであってもよい。トリガーパルス は、胸郭または腹部の主導部分に起因してもよい。 好ましい実施態様において、迅速応答呼吸誘導体積記録装置(200ポイント /秒までの分解能)は、体積、流量または加速のいずれかの閾値を超えたときパ ルスを人工呼吸器に送ることによって機械的人工呼吸器の吸気膨張の開始を制御 する。好ましさが劣る実施態様において、これまで入手可能な呼吸誘導体積記録 装置(50ポイント/秒までの分解能)は、体積、流量または加速のいずれかの 閾値を超えたときパルスを人工呼吸器に送ることによって機械的人工呼吸器の吸 気膨張の開始を制御する。トリガーパルスは、体積、流量または加速のいずれか の閾値を超えたとき、胸郭または腹部のどちらが主導であるかによって、その波 形から生み出される。トリガーのための部分の選択は、手動またはコンピュータ によって自動的に実行してもよい。 本発明の他の目的は、呼吸誘導体積記録器をコントローラとして用いることに よって、現行のCPAP装置内の呼吸タコグラフ主要センサの制限を排除または 最小にすることである。胸郭および腹部にわたって配置されるトランスデューサ が量的に較正され呼吸量をモニターし無呼吸/呼吸低下を検知できる他の呼吸モ ニター装置は、より好ましさが劣る選択肢になるかもしれない。平均吸気流量( MIF)で割ったピーク吸 気流量(PIF)指数は、呼吸タコグラフ流量波形について他のものによって計 算されてきたような同様の方法での吸気流量形の尺度としての、呼吸ごとの、呼 吸誘導体積記録の一回呼吸量呼吸波形から計算される。MIFは、吸気時間で割 った一回呼吸量からではなく、流量波形からの任意の流量閾値の上の積分値から 計算されなければならない。これは、呼吸内の流量ゼロの正常の休止または極め て低い流速が、どこで吸気が始まったか不確かなことから、吸気時間の一部とし て含まれてしまう恐れがあるからである。例えば、もし1秒の呼気の休止があれ ば、その一部が意図せずに吸気時間に含まれ、そのためPIF/MIF比の間違 った低い値が導かれる。 非閉塞呼吸を示すシヌソイド形の吸気流量波形は、π/2=1.57のPIF /MIF値を有する。完全な矩形の吸気流量波形は、1.0のPIF/MIF値 を有する。シヌソイド形からのかなりの平坦化は、約1.3以下のPIF/MI F値で存在する。場合により、部分的な閉塞が約1.85より大きいPIF/M IF値になるような非常に高いピーク吸気流量を伴うことがある。従って、1. 3未満および1.85より大きいPIF/MIF値は、PIF/MIF値を約1 .31〜1.84の最適範囲に保つために、手動でまたはサーボ制御システム内 の遅延により処理されるCPAPレベルの上昇を必要とする。 また、PIF/MIFの計算のための同じアルゴリズムを呼気流量波形に適用 することができる。呼気道閉塞についての形状の意義は、吸気道閉塞と同じであ る。MEFは、呼気時間で割った一回呼吸量からではなく、流量波形からの任意 の流量閾値の上の積分値から計算されなければならない。これは、呼吸中の流量 ゼロの正常の休止または極めて低い流速が、どこで呼気が終わったか不確かなこ とから、呼気時間の一部として含まれてしまう恐れがあるからである。例えば、 もし1秒の呼気の 休止があれば、その全部または一部が意図せずに呼気時間に含まれ、そのためP EF/MEF比の間違った低い値が導かれる可能性がある。1.3末満および1 .85より大きいPEF/MEF値は、PEF/MEF値を約1.31〜1.8 4の最適範囲に保つために、手動でまたはサーボ制御システム内の遅延により処 理されるCPAPレベルの上昇を必要とする。 吸気および/または呼気流量波形の形状をCPAPレベルの制御に利用するの に加えて、呼吸ドライブおよび呼吸ドライブの換気量に対する比は、抵抗負荷の 確認指標または独立標識として利用できる。ピーク吸気流量および加速等の尺度 は、抵抗負荷によって増加されるドライブの尺度としてここでは記載してきた。 ドライブの換気量に対する比は、患者に送られるCPAP圧力の二次調節を許容 する。CPAPレベルはまた、呼吸誘導体積記録器によって検知される閉塞性無 呼吸および呼吸低下の頻度に基づいて変更してもよい。体積記録器は、中枢性無 呼吸および呼吸低下が存在するとき、CPAPの変更を避けたり、またはCPA Pを変更したりするようプログラムしてもよい。 最後に、ドライブおよびドライブ対換気量比尺度は、急性気管支痙攣によって 生じた動的な過度膨張による吸気閾値負荷の上昇を検知するのに用いることがで きる。この状態は、CPAPを適用してドライブおよびドライブ対換気量比を下 げることによって矯正することができる。 このように本発明の基本的な新規な特徴をその好ましい実施態様に適用したも のとして示し、説明し、指摘してきたが、本発明の精神から離れることなく、記 載された装置の形態および詳細についての様々な省略、置換および変更が当業者 によってなされるかもしれないと理解できるであろう。例えば、同じ結果を達成 する実質的に同じ方法で実質的に同じ機能を実行するこれらの要素および/また は方法過程の組み合せのすべ てが本発明の範囲に入ることが明白に意図されている。従って、添付の請求項の 範囲によって示されるようにしか制限されないということが意図することである 。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月16日(1998.10.16) 【補正内容】 ーを有する4つの幼児用人工呼吸器が入手可能になった。それらが幼児モデル肺 シミュレータを用いてテストされた。テストは、幼児において換気ドライブが上 昇した状態や気管内チューブが小さい状態ではPVTは適当ではないかもしれない と示した。例えば、高換気ドライブ時3Eの気管内チューブを用いたとき、遅延 時間は138msec.であった。いずれの人工呼吸器、部位(気道、気管、肺胞)およ び気管内チューブ直径(3mm、4mm、5mm)についても遅延時間は、最低値60ms ec.であった。研究者は、機械的人口呼吸器をトリガーするのに許容できない遅 延があるため、幼児において換気ドライブが上昇した状態や気管内チューブが小 さい状態ではPVTは適当ではないと結んでいる。 図16は、抵抗性気道疾患または気管狭窄の患者で起こるかも知れないような、 気流への抵抗の増加がどのように気道に設置されたセンサからの機械的人口呼吸 器をトリガーする際の許容できない遅延を生み出すかを示す。図16に示す記録 は、高い抵抗を介して呼吸する麻酔を施したサルのものである。MVt(一回呼吸量 )、mRC(胸郭)およびmAB(腹部)は、タイミングがすべての線について合うよ うにフィルタ遅延のために調節したレスリトレース(Resritrace)波形を示す。 吸気の本当の開始は、食道(横断肺圧力-Ptp)の負の偏りから描かれ、吸気の遅 延開始は、抵抗負荷の存在下の一体化呼吸気流計波形(IPNT)から描かれる。こ の例では、気道センサからの吸気の開始の遅延は、機械的人口呼吸器からの吸気 呼吸のトリガーとして容認できない。しかしながら、呼吸誘導体積記録器(Resp itraceTM)の腹部部分(AB)からの信号は、Ptpと位相が同じなので、容認でき るであろう。この記録の他の線は、その数値と共に胸腹部協調のインデックスで ある。 成人については、急性の悪化から回復中のCOPD患者に対しフルフェースマスク を介して非侵襲的に送られる圧力維持換気(PSV)および補助/ 制御換気(A/C)中の、1および5L/mでのフロートリガー(FT)および1cm.H2O での圧力トリガー(PT)についてのデータが報告されている。毎分換気量、呼吸 パターン、動的肺コンプライアンス(dynamic lung compliance)と抵抗、およ び呼気終期肺容積の変化は、2つのトリガーシステムで同じであった。呼吸仕事 量を扱う測定値は、PSVおよびA/Cモードの双方でPTよりFTが低かった。これは、 FTでは内因性PEEPが減少しバルブ開口時間が速かったためである。フロートリガ ー(FT)は、一定の流量補助/制御換気よりPSVと共に用いたとき、圧力トリガ ー(PT)より一貫して呼吸作用を減少させた。この分野における重要な進歩は、 食道圧のような患者により近い信号からの人工呼吸器をトリガーすることができ る技術の発達を待たなければならないかもしれないと報告されている。この点で 、図16は、RespitraceTMまたは断面積あるいは周囲を測定する他のいかなる種類 の装置を用いる腹部部分拡張の吸気開始がその必要を満たすことを示す。いくつ かの場合では、RC拡張の吸気開始もまた適切なトリガーとして役立つかもしれな い。 圧力調節能を有する空気源から鼻マスクを通して通常送られる正の連続的気道 圧(CPAP)は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群や「上気道抵抗症候 (最も急な傾斜までの接線として示す)が増加する。肺容積線の吸気リム(limb )に接するの最も急な線は、派生または流量線のピーク傾斜と同等である。これ らもまた、ヘッドアップ傾きと共に増加し、ピーク吸気流量が呼吸ドライブのし るしとして役立つかもしれないと示唆する。図3は、W.A.LaFramoise,D.E. WoodrumのElevated Diagram Electromyogram During Neonatal Hypoxix Ventila tory Depression,59.Appl.Physiol.1040-1045(1985)から引用した。接線は 、統合筋電図(Integrated Electromygram)線(mtaEdi)とVt線の最も急な傾斜 で元の図に加えられた。これら2つのパラメータのピーク傾斜と平均傾斜の双方 は、低酸素症のガス混合物を子猿に投与したとき増加した。これは、呼吸気流計 または呼吸誘導体積記録器からのピーク吸気流量が呼吸ドライブのしるしとなる かもしれないことを示唆する。 従って、図1、2および3の分析から、呼吸波形からのピーク吸気流値とピー ク加速値がCO2吸入による呼吸中枢刺激時のmtaEdiの平均傾斜、「呼吸ドライブ の金の標準」および関連するEdiパラメータに対する相関関係の候補であること が明らかである。これらのパラメータの双方がP0.1とVt/Tiが不正確になる可能 性の問題を避ける。つまり、これらの各パラメータのピークは、目あるいはコン ピュータプログラムによって簡単に選択でき、吸気が開始した点の選択から独立 している。一回呼吸波形のピーク吸気流量は、ピーク呼気流量あるいは平均吸気 流量の比の成分として利用されるとき上気道吸気閉塞の特徴となる。さらに、呼 吸波形のピーク加速は、医学文献では以前に呼吸パターンのいかなる種類のパラ メータとしても記載されたことがない。ピーク加速が、通常呼吸(通常空気呼吸 )およびCO2呼吸の双方について、吸気呼吸時の最初の30%で殆どのニューロン が補充(recruit)されることを示す ロットするグラフであり; 図12は、呼気抵抗負荷中のピーク吸気加速パラメータのトレースをプロットす るグラフであり; 図13は、PEEP10cmH2O負荷中のピーク吸気流量および加速パラメータのトレー スを示すグラフであり; 図14は、PEEP10cmH2O負荷中のピーク吸気流量および換気量のトレースを示す グラフであり; 図15は、機械的人口呼吸器のトリガー相を示すタイミングダイアグラムである 。 図16は、麻酔を施したサルに加えた外因性の吸気抵抗性負荷の記録であり、も し機械的な人工呼吸器が気道に設置されたセンサによってトリガーされたならば 起こり得るタイミングの間違いを示す。 発明の詳細な説明 本発明による呼吸ドライブを決定(determine)する方法は、呼吸波形のピーク 吸気流量パラメータおよびピーク吸気加速パラメータを使用することを含む。こ れらパラメータの換気に対する比率は、長さ-張力適性と関連して分析される。 呼吸誘導体積記録器を用いることにより、本発明の方法は上記のような呼吸ドラ イブの理想的なモニター特性を満たす。この方法は非侵入的技術を用いる点で有 利であり、非連続的または連続的な観察が可能であり、一呼吸ごと、または1分 平均でドライブおよび換気を得るために簡単なアルゴリズムを用いて呼吸波形を 分析する。以下の段落で、本発明の方法を評価および説明するための実験に基づ く根拠が提供される。 第1の実験では、ネコの観察において呼吸ドライブがノンレム睡眠中 よりもレム睡眠中のほうが高いことを確認するために、本発明の方法を使用した 。この実験の目的は、睡眠中の正常なヒトの新生児におけるこの実験結果を調査 し、確認することであった。 これまで市販されている誘導体積記録ハードウェアは、フィリップス(Philli ps)1408PL00−3B9ポットコアを使用している。本発明の迅速応答装 置において、これらは、フィリップス768XT188−3F3に変更された。材 料の変更(3B9から3F3へ)によって製造の困難性が増したが、それでも得ら れたものによって相殺される。 ハードウェアのデジタル回路もまた新しくされ、74シリーズCMOSロジックか ら集積界磁プログラム可能ゲート列(FPGA)(フィリップスPZ5128-S10A94)に変 更された。この単独FPGAは、2つの誘導体積記録チャンネルのためのデジタ ルロジックをすべて含み、またマイクロコントコーラのためのグルーロジック( glue logic)となる残存容量(leftover capacity)も有する。マイクロコント ローラは、誘導体積記録チャンネルと同じプリント回路カード上に今や統合され 、始めて単一カードQDC較正可能誘導体積記録解決を実現する。表面実装技術お よび集積FPGAの利用によって、この単一カードの大きさは、QDC較正やア ナログ出力のために必要な部品であるマイクロプロセッサを含まなかった、以前 の誘導体積記録ハードウェアカードの約半分に減少した。本発明の2チャンネル 誘導体積記録チャンネル方式は、電気的クロストークを避けるために別個のベー ス周波数に各オシレータを保持することによって8チャンネルまで拡張可能であ る。これは、2チャンネル方式を繰り返すか、または、より高性能なマイクロコ ントローラと共に高密度GAを用いて、単一カード上に追加の誘導体積記録チャ ンネルを設けることによって実行される。 上述したように、流動または圧力センサからの気道部位でのトリガー技術は患 者自身の吸気の開始に関して常に遅くなる。この遅延は図16に示すように強い 抵抗負荷時に非常に長くなる。この図において、一体型肺タコグラフである気道 センサは、吸気の開始についての基準、即 ち、食道または横断肺圧力に比べ大幅に遅れている。 このことは、体表に設置さ れたトリガーセンサについての研究を生み出したが、利用された技術、例えば、 インピーダンス呼吸記録法やグラスビー(Graseby)カプセルは信頼できない。 グラスビーカプセルは、おそらく腹部全体または胸郭全体の呼吸信号よりむしろ 腹壁の局所的動きからトリガーするため、流動によってトリガーされるシステム の遅延を短縮しなかった。 発明の迅速応答呼吸誘導体積記録器は、食道の圧力に近いので、これまで満た されていなかった、急速にトリガーする必要性を達成することは明らかだ。トリ ガー閾値は、パーセント基線量体積に基づく準量的なものであってもよいし、m l体積またばml/s流量に基づく量的なものであってもよい。トリガーパルス は、胸郭または腹部の主導部分に起因してもよい。図16において、呼吸誘導体 積記録器で測定された腹部拡張(AB)は、最も一貫してPtpをたどり、この 状況で必要であれば機械的換気をトリガーする非侵襲性の波形を提供することが できた。 好ましい実施態様において、迅速応答呼吸誘導体積記録装置(200ポ イント/秒までの分解能)は、体積、流量または加速のいずれかの閾値を超えた ときパルスを人工呼吸器に送ることによって機械的人工呼吸器の吸気膨張の開始 を制御する。好ましさが劣る実施態様において、これまで入手可能な呼吸誘導体 積記録装置(50ポイント/秒までの分解能)は、体積、流量または加速のいず れかの閾値を超えたときパルスを人工呼吸器に送ることによって機械的人工呼吸 器の吸気膨張の開始を制御する。トリガーパルスは、体積、流量または加速のい ずれかの閾値を超えたとき、胸郭または腹部のどちらが主導であるかによって、 その波形から生み出される。トリガーのための部分の選択は、手動またはコンピ ュータによって自動的に実行してもよい。 本発明の他の目的は、呼吸誘導体積記録器をコントローラとして用い ることによって、現行のCPAP装置内の呼吸タコグラフ主要センサの制限を排 除または最小にすることである。胸郭および腹部にわたって配置されるトランス デューサが量的に較正され呼吸量をモニターし無呼吸/呼吸低下を検知できる他 の呼吸モニター装置は、より好ましさが劣る選択肢になるかもしれない。平均吸 気流量(MIF)で割ったピーク吸 請求の範囲 1.被験者の呼吸波形をモニターするステップと、 モニターした呼吸波形から被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速の うちの一つを決定するステップと、 決定されたピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つから被験者の 呼吸ドライブを決定するステップとからなる、生体被験者の呼吸ドライブを測定 する方法。 2.呼吸波形をモニターするステップが、被験者の胸郭の動きおよび腹部の動き を測定するステップと、胸郭の動きおよび腹部の動きの合計から一回呼吸量を決 定するステップとからなり、ピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つ を決定するステップが、測定された胸郭の動きと測定された腹部の動きと決定さ れた一回呼吸量の一つに応答して選択された所定の時にピーク吸気流量およびピ ーク吸気加速の一つを決定することからなる請求項1の方法。 3.呼吸波形をモニターするステップが、被験者の一回呼吸気量および気流の一 つを測定することからなる請求項1の方法。 4.呼吸波形をモニターするステップが、肺活量計、呼吸記録器、身体体積記録 器、鼻口サーミスタおよび鼻口熱電対の一つを用いて被験者の呼吸波形をモニタ ーすることからなる請求項1の方法。 5.呼吸波形をモニターするステップが、被験者の体表に外側からあてがわれる 装置を用いて被験者の呼吸を測定することからなる請求項1の方法。 6.呼吸波形をモニターするステップが、呼吸誘導体積記録器、ジャーキン(je rkin)体積記録器、線形差分変換器、磁気計、ふいご型呼吸記録器、ひずみゲー ジ、圧電装置、インダクタンス周囲変換器、インピー ダンス呼吸記録器および胴の動きの画像変換の一つを用いて被験者の呼吸波形を モニターすることからなる請求項1の方法。 7.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステ ップが、気道内圧、胸腔圧、横断横隔膜圧、首誘導体積記録器および呼吸音測定 の一つを用いてピーク吸気加速を決定することからなる請求項1の方法。 8.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステ ップが、被験者の吸気の開始から±300msec.の領域内のピーク吸気加速 を決定することからなる請求項1の方法。 9.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステ ップが、呼吸毎に時間平均でピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つ を決定することからなる請求項1の方法。 10.CO2および低O2ガス混合物のうちの一つの呼吸による被験者の脳の呼吸 中枢の完全性の査定、被験者の覚醒および睡眠状態にわたる被験者の基線量呼吸 中枢活性の査定、閉塞性の無呼吸/呼吸低下時の被験者の呼吸中枢ドライブの査 定、睡眠時の被験者の外的呼気抵抗負荷の有無の検知、被験者が鼾と上気道抵抗 症候群の一つを持つ場合、被験者の正の気道圧の滴定のための設定点の提供、被 験者の気管支収縮の有無のモニター、通常呼吸ドライブを低下させる麻酔剤、鎮 静剤および鎮痛剤の被験者への作用の測定、被験者の疾病状態の尺度としての被 験者の呼吸ドライブの類別、被験者の機械的換気時の呼吸ドライブの状態の査定 、被験者が行う疲労の可能性のある作業時の被験者の呼吸筋の状態の査定、新生 児被験者の低酸素血症発生の間接的な標識、被験者の滞留気管気管支分泌物の標 識、被験者の睡眠時の夜間気管支痙攣の診断、過度に高い呼吸ドライブを低下さ せるために被験者に麻酔剤を投与した後の被験者の呼吸中枢抑制の検知、被験者 の内因性の正の呼気終期圧(positive end expiratory pressure PEEP)の有無のモニターおよび有害なガス環境で作業する 被験者の呼吸困難の検知のうちの一つのために、決定された呼吸ドライブを用い るステップをさらに含む請求項1の方法。 11.一回呼吸量、吸気流量および吸気加速のうちの一つが閾値を超えたときト リガーパルス信号を発生するステップをさらに含む請求項2の方法。 12.トリガーパルスを発生するステップが、胸郭の運動および腹部の運動のう ち主導のものに由来する一回呼吸量、吸気流量および吸気加速の一つを用いるこ とからなる請求項11の方法。 13.手動選択および自動選択のうちの一つを用いて胸郭の運動および腹部の運 動のうち主導のものを選択するステップをさらに含む請求項12の方法。 14.トリガーパルスに応答して機械的人工呼吸器による膨張を開始するために 、被験者に接続された機械的人工呼吸器にトリガーパルス信号を送るステップを さらに含む請求項11の方法。 15.呼吸速度と一回呼吸量との積から換気量を決定するステップと、息切れの 尺度としてピーク吸気加速の換気量に対する比を計算するステップとをさらに含 む請求項2の方法。 16.呼吸ドライブおよび呼吸ドライブの換気量に対する比のうちの一つに応答 して、被験者に接続された連続正空気圧(CPAP)装置のために最適圧力レベ ルを決定するステップをさらに含む請求項15の方法。 17.最適圧力レベルを決定するステップが、被験者が閉塞性睡眠時無呼吸、呼 吸低下、上気道抵抗症候群および動的過度膨張の一つを患っている場合、被験者 に接続されたCPAP装置の最適圧力レベルを決定することからなる請求項16 の方法。 18.呼吸波形をモニターするステップが、呼吸誘導体積記録器を用い て呼吸波形をモニターすることからなり、前記方法が、呼吸波形から平均吸気流 量を測定するステップと、ピーク吸気流量を平均吸気流量で割って計算された値 に応答して、被験者に接続された連続的正空気圧(CPAP)装置の圧力レベル を制御するステップとをさらに含む請求項1の方法。 19.呼吸波形をモニターするステップが、呼吸誘導体積記録器を用いて呼吸波 形をモニターすることからなり、前記方法が、呼吸波形から平均呼気流量とピー ク呼気流量とを測定するステップと、ピーク呼気流量を平均呼気流量で割って計 算された値に応答して、被験者に接続された連続的正空気圧(CPAP)装置の 圧力レベルを制御するステップとをさらに含む請求項1の方法。 20.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップと、 測定された胸郭の動きと測定された腹部の動きとの合計から被験者の呼吸器 系の一回呼吸量を決定するステップと、 胸郭の動き、腹部の動きおよび一回呼吸量の一つから被験者のピーク吸 気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステップと、 ピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つから呼吸ドライブを決定 するステップとからなる、被験者の呼吸ドライブを測定する方法。 21.胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験患者の体表に外側 からあてがわれた装置を用いて前記動きを測定することからなる請求項20の方 法。 22.胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、呼吸誘導体積記録器、 ジャーキン(jerkin)体積記録器、線形差分変換器、磁気計、ふいご呼吸記録器 、ひずみゲージ、圧電装置、インダクタンス周囲変換器、インピーダンス呼吸記 録器および胴の動きの画像変換の一つを用い ることからなる請求項20の方法。 23.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するス テップが、被験者の吸気の開始から±300msec.の領域内のピーク吸気加 速を決定することからなる請求項20の方法。 24.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するス テップが、呼吸毎に時間平均でピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一 つを決定することからなる請求項20の方法。 25.被験者の吸気流量と吸気加速を測定するステップと、一回呼吸量、吸気流 量および吸気加速のうちの一つが閾値を超えたときトリガーパルス信号を生成す るステップをさらに含む請求項20の方法。 26.トリガーパルスを生成するステップが、胸郭の動きおよび腹部の動きのう ち主導のものに由来する一回呼吸量、吸気流量および吸気加速の一つを用いるこ とからなる請求項25の方法。 27.手動選択および自動選択の一つを用いて胸郭の動きおよび腹部の動きのう ち主導のものを選択するステップをさらに含む請求項26の方法。 28.トリガーパルスに応答して機械的人工呼吸器による膨張を開始するために 、被験者に接続された機械的人工呼吸器にトリガーパルス信号を送るステップを さらに含む請求項25の方法。 29.被験者の呼吸速度を測定するステップと、呼吸速度と一回呼吸量との積か ら被験者の換気量を決定するステップと、無呼吸の尺度としてピーク吸気加速の 換気量に対する比を計算するステップとをさらに含む請求項20の方法。 30.呼吸ドライブおよび呼吸ドライブの換気量に対する比の一つに応答して、 被験者に接続された連続的正空気圧(CPAP)装置のために最適圧力レベルを 決定するステップをさらに含む請求項29の方法。 31.最適圧力レベルを決定するステップが、被験者が閉塞性睡眠時無呼吸、呼 吸低下、上気道抵抗症候群および動的過度膨張の一つを患っている場合、被験者 に接続されたCPAP装置の最適圧力レベルを決定することからなる請求項30 の方法。 32.被験者の平均吸気流量を測定するステップと、ピーク吸気流量を平均吸気 流量で割って計算された値に応答して、被験者に接続された連続的正空気圧(C PAP)装置の圧力レベルを制御するステップとをさらに含む請求項20の方法 。 33.被験者の平均呼気流量とピーク呼気流量を測定するステップと、ピーク呼 気流量を平均呼気流量で割って計算された値に応答して、被験者に接続された連 続的正空気圧(CPAP)装置の圧力レベルを制御するステップとをさらに含む 請求項20の方法。 34.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 された呼吸誘導体積記録器を用いることからなり、前記方法が、測定された胸郭 の動きと測定された腹部の動きに由来する吸気波形および呼気波形の形状を示す 指標を決定するステップと、決定された指標に応答して、被験者に接続された連 続的正空気圧(CPAP)装置を減衰閉鎖ループ制御システムを用いて制御する ステップとをさらに含む請求項20の方法。 35.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 され、少なくとも毎秒200ポイントのサンプル速度を有する体積記録装置を用 いることからなる請求項20の方法。 36.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 され、クロストークを減らし、これによってオシレータが生成した多数の信号を 収容するために、装置のトランスデューサバンド上に直接位置させたオシレータ を有する体積記録装置を用いることからなる 請求項20の方法。37.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 され、少なくとも毎秒200ポイントのサンプル速度を有する体積記録装置を用 いることからなる請求項25の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.被験者の呼吸波形をモニターするステップと、 モニターした呼吸波形から被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速の うちの一つを決定するステップと、 決定されたピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つから被験者の 呼吸ドライブを決定するステップとからなる、生体被験者の呼吸ドライブを測定 する方法。 2.呼吸波形をモニターするステップが、被験者の胸郭の動きおよび腹部の動き を測定するステップと、胸郭の動きおよび腹部の動きの合計から一回呼吸量を決 定するステップとからなり、ピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つ を決定するステップが、測定された胸郭の動きと測定された腹部の動きと決定さ れた一回呼吸量の一つに応答して選択された所定の時にピーク吸気流量およびピ ーク吸気加速の一つを決定することからなる請求項1の方法。 3.呼吸波形をモニターするステップが、被験者の一回呼吸気量および気流の一 つを測定することからなる請求項1の方法。 4.呼吸波形をモニターするステップが、肺活量計、呼吸記録器、身体体積記録 器、鼻口サーミスタおよび鼻口熱電対の一つを用いて被験者の呼吸波形をモニタ ーすることからなる請求項1の方法。 5.呼吸波形をモニターするステップが、被験者の体表に外側からあてがわれる 装置を用いて被験者の呼吸を測定することからなる請求項1の方法。 6.呼吸波形をモニターするステップが、呼吸誘導体積記録器、ジャーキン(je rkin)体積記録器、線形差分変換器、磁気計、ふいご型呼吸記録器、ひずみゲー ジ、圧電装置、インダクタンス周囲変換器、インピー ダンス呼吸記録器および胴の動きの画像変換の一つを用いて被験者の呼吸波形を モニターすることからなる請求項1の方法。 7.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステ ップが、気道内圧、胸腔圧、横断横隔膜圧、首誘導体積記録器および呼吸音測定 の一つを用いてピーク吸気加速を決定することからなる請求項1の方法。 8.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステ ップが、被験者の吸気の開始から±300msec.の領域内のピーク吸気加速 を決定することからなる請求項1の方法。 9.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステ ップが、呼吸毎に時間平均でピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つ を決定することからなる請求項1の方法。 10.CO2および低O2ガス混合物のうちの一つの呼吸による被験者の脳の呼吸 中枢の完全性の査定、被験者の覚醒および睡眠状態にわたる被験者の基線量呼吸 中枢活性の査定、閉塞性の無呼吸/呼吸低下時の被験者の呼吸中枢ドライブの査 定、睡眠時の被験者の外的呼気抵抗負荷の有無の検知、被験者が鼾と上気道抵抗 症候群の一つを持つ場合、被験者の正の気道圧の滴定のための設定点の提供、被 験者の気管支収縮の有無のモニター、通常呼吸ドライブを低下させる麻酔剤、鎮 静剤および鎮痛剤の被験者への作用の測定、被験者の疾病状態の尺度としての被 験者の呼吸ドライブの類別、被験者の機械的換気時の呼吸ドライブの状態の査定 、被験者が行う疲労の可能性のある作業時の被験者の呼吸筋の状態の査定、新生 児被験者の低酸素血症発生の間接的な標識、被験者の滞留気管気管支分泌物の標 識、被験者の睡眠時の夜間気管支痙攣の診断、過度に高い呼吸ドライブを低下さ せるために被験者に麻酔剤を投与した後の被験者の呼吸中枢抑制の検知、被験者 の内因性の正の呼気終期圧(positive end expiratory pressure PEEP)の有無のモニターおよび有害なガス環境で作業する 被験者の呼吸困難の検知のうちの一つのために、決定された呼吸ドライブを用い るステップをさらに含む請求項1の方法。 11.一回呼吸量、吸気流量および吸気加速のうちの一つが閾値を超えたときト リガーパルス信号を発生するステップをさらに含む請求項2の方法。 12.トリガーパルスを発生するステップが、胸郭の運動および腹部の運動のう ち主導のものに由来する一回呼吸量、吸気流量および吸気加速の一つを用いるこ とからなる請求項11の方法。 13.手動選択および自動選択のうちの一つを用いて胸郭の運動および腹部の運 動のうち主導のものを選択するステップをさらに含む請求項12の方法。 14.トリガーパルスに応答して機械的人工呼吸器による膨張を開始するために 、被験者に接続された機械的人工呼吸器にトリガーパルス信号を送るステップを さらに含む請求項11の方法。 15.呼吸速度と一回呼吸量との積から換気量を決定するステップと、息切れの 尺度としてピーク吸気加速の換気量に対する比を計算するステップとをさらに含 む請求項2の方法。 16.呼吸ドライブおよび呼吸ドライブの換気量に対する比のうちの一つに応答 して、被験者に接続された連続正空気圧(CPAP)装置のために最適圧力レベ ルを決定するステップをさらに含む請求項15の方法。 17.最適圧力レベルを決定するステップが、被験者が閉塞性睡眠時無呼吸、呼 吸低下、上気道抵抗症候群および動的過度膨張の一つを患っている場合、被験者 に接続されたCPAP装置の最適圧力レベルを決定することからなる請求項16 の方法。 18.呼吸波形をモニターするステップが、呼吸誘導体積記録器を用い て呼吸波形をモニターすることからなり、前記方法が、呼吸波形から平均吸気流 量を測定するステップと、ピーク吸気流量を平均吸気流量で割って計算された値 に応答して、被験者に接続された連続的正空気圧(CPAP)装置の圧力レベル を制御するステップとをさらに含む請求項1の方法。 19.呼吸波形をモニターするステップが、呼吸誘導体積記録器を用いて呼吸波 形をモニターすることからなり、前記方法が、呼吸波形から平均呼気流量とピー ク呼気流量とを測定するステップと、ピーク呼気流量を平均呼気流量で割って計 算された値に応答して、被験者に接続された連続的正空気圧(CPAP)装置の 圧力レベルを制御するステップとをさらに含む請求項1の方法。 20.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップと、 測定された胸郭の動きと測定された腹部の動きとの合計から被験者の呼吸器 系の一回呼吸量を決定するステップと、 胸郭の動き、腹部の動きおよび一回呼吸量の一つから被験者のピーク吸 気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するステップと、 ピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つから呼吸ドライブを決定 するステップとからなる、被験者の呼吸ドライブを測定する方法。 21.胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験患者の体表に外側 からあてがわれた装置を用いて前記動きを測定することからなる請求項20の方 法。 22.胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、呼吸誘導体積記録器、 ジャーキン(jerkin)体積記録器、線形差分変換器、磁気計、ふいご呼吸記録器 、ひずみゲージ、圧電装置、インダクタンス周囲変換器、インピーダンス呼吸記 録器および胴の動きの画像変換の一つを用い ることからなる請求項20の方法。 23.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するス テップが、被験者の吸気の開始から±300msec.の領域内のピーク吸気加 速を決定することからなる請求項20の方法。 24.被験者のピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一つを決定するス テップが、呼吸毎に時間平均でピーク吸気流量およびピーク吸気加速のうちの一 つを決定することからなる請求項20の方法。 25.被験者の吸気流量と吸気加速を測定するステップと、一回呼吸量、吸気流 量および吸気加速のうちの一つが閾値を超えたときトリガーパルス信号を生成す るステップをさらに含む請求項20の方法。 26.トリガーパルスを生成するステップが、胸郭の動きおよび腹部の動きのう ち主導のものに由来する一回呼吸量、吸気流量および吸気加速の一つを用いるこ とからなる請求項25の方法。 27.手動選択および自動選択の一つを用いて胸郭の動きおよび腹部の動きのう ち主導のものを選択するステップをさらに含む請求項26の方法。 28.トリガーパルスに応答して機械的人工呼吸器による膨張を開始するために 、被験者に接続された機械的人工呼吸器にトリガーパルス信号を送るステップを さらに含む請求項25の方法。 29.被験者の呼吸速度を測定するステップと、呼吸速度と一回呼吸量との積か ら被験者の換気量を決定するステップと、無呼吸の尺度としてピーク吸気加速の 換気量に対する比を計算するステップとをさらに含む請求項20の方法。 30.呼吸ドライブおよび呼吸ドライブの換気量に対する比の一つに応答して、 被験者に接続された連続的正空気圧(CPAP)装置のために最適圧力レベルを 決定するステップをさらに含む請求項29の方法。 31.最適圧力レベルを決定するステップが、被験者が閉塞性睡眠時無呼吸、呼 吸低下、上気道抵抗症候群および動的過度膨張の一つを患っている場合、被験者 に接続されたCPAP装置の最適圧力レベルを決定することからなる請求項30 の方法。 32.被験者の平均吸気流量を測定するステップと、ピーク吸気流量を平均吸気 流量で割って計算された値に応答して、被験者に接続された連続的正空気圧(C PAP)装置の圧力レベルを制御するステップとをさらに含む請求項20の方法 。 33.被験者の平均呼気流量とピーク呼気流量を測定するステップと、ピーク呼 気流量を平均呼気流量で割って計算された値に応答して、被験者に接続された連 続的正空気圧(CPAP)装置の圧力レベルを制御するステップとをさらに含む 請求項20の方法。 34.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 された呼吸誘導体積記録器を用いることからなり、前記方法が、測定された胸郭 の動きと測定された腹部の動きに由来する吸気波形および呼気波形の形状を示す 指標を決定するステップと、決定された指標に応答して、被験者に接続された連 続的正空気圧(CPAP)装置を減衰閉鎖ループ制御システムを用いて制御する ステップとをさらに含む請求項20の方法。 35.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 され、少なくとも毎秒200ポイントのサンプル速度を有する体積記録装置を用 いることからなる請求項20の方法。 36.被験者の胸郭の動きと腹部の動きとを測定するステップが、被験者に接続 され、クロストークを減らし、これによってオシレータが生成した多数の信号を 収容するために、装置のトランスデューサバンド上に直接位置させたオシレータ を有する体積記録装置を用いることからなる 請求項20の方法。
JP54073098A 1997-03-17 1998-03-17 呼吸波形の神経と筋肉の呼吸との関りについて呼吸波形を分析する手段 Pending JP2001516253A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3932697P 1997-03-17 1997-03-17
US60/039,326 1997-03-17
PCT/US1998/005229 WO1998041146A1 (en) 1997-03-17 1998-03-17 Means for analyzing breath waveforms as to their neuromuscular respiratory implications

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001516253A true JP2001516253A (ja) 2001-09-25
JP2001516253A5 JP2001516253A5 (ja) 2005-11-10

Family

ID=21904874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54073098A Pending JP2001516253A (ja) 1997-03-17 1998-03-17 呼吸波形の神経と筋肉の呼吸との関りについて呼吸波形を分析する手段

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6015388A (ja)
EP (1) EP0969763B1 (ja)
JP (1) JP2001516253A (ja)
AT (1) ATE383814T1 (ja)
DE (1) DE69839008D1 (ja)
IL (1) IL131593A (ja)
WO (1) WO1998041146A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005041770A1 (ja) 2003-10-31 2005-05-12 Tokyo University Of Agriculture And Technology Tlo Co.,Ltd. 乳児運動解析システムおよび乳児運動解析方法
JP2007525236A (ja) * 2003-04-10 2007-09-06 ヴィヴォメトリクス・インコーポレーテッド 呼吸事象検出システムおよび方法
JP2008507316A (ja) * 2004-07-23 2008-03-13 インターキュア リミティド 非接触マイクを使用する呼吸パターン決定のための装置と方法
JP2009183746A (ja) * 2009-04-17 2009-08-20 Tanita Corp 内臓脂肪蓄積情報推定装置
JP2010082226A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Terumo Corp 測定装置、情報処理装置及び情報処理方法
JP2010082227A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Terumo Corp 測定装置、情報処理装置及び情報処理方法
US8475387B2 (en) 2006-06-20 2013-07-02 Adidas Ag Automatic and ambulatory monitoring of congestive heart failure patients
US8762733B2 (en) 2006-01-30 2014-06-24 Adidas Ag System and method for identity confirmation using physiologic biometrics to determine a physiologic fingerprint
US9462975B2 (en) 1997-03-17 2016-10-11 Adidas Ag Systems and methods for ambulatory monitoring of physiological signs
US9492084B2 (en) 2004-06-18 2016-11-15 Adidas Ag Systems and methods for monitoring subjects in potential physiological distress
US9504410B2 (en) 2005-09-21 2016-11-29 Adidas Ag Band-like garment for physiological monitoring
US9833184B2 (en) 2006-10-27 2017-12-05 Adidas Ag Identification of emotional states using physiological responses
JP2022551709A (ja) * 2019-10-18 2022-12-13 ティンペル・メディカル・ベー・フェー 患者の呼吸努力を決定するシステム及び方法

Families Citing this family (210)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7758503B2 (en) 1997-01-27 2010-07-20 Lynn Lawrence A Microprocessor system for the analysis of physiologic and financial datasets
US7081095B2 (en) * 2001-05-17 2006-07-25 Lynn Lawrence A Centralized hospital monitoring system for automatically detecting upper airway instability and for preventing and aborting adverse drug reactions
US20050062609A9 (en) * 1992-08-19 2005-03-24 Lynn Lawrence A. Pulse oximetry relational alarm system for early recognition of instability and catastrophic occurrences
US6223064B1 (en) 1992-08-19 2001-04-24 Lawrence A. Lynn Microprocessor system for the simplified diagnosis of sleep apnea
US6158432A (en) * 1995-12-08 2000-12-12 Cardiopulmonary Corporation Ventilator control system and method
US6463930B2 (en) * 1995-12-08 2002-10-15 James W. Biondi System for automatically weaning a patient from a ventilator, and method thereof
US8932227B2 (en) * 2000-07-28 2015-01-13 Lawrence A. Lynn System and method for CO2 and oximetry integration
US9468378B2 (en) * 1997-01-27 2016-10-18 Lawrence A. Lynn Airway instability detection system and method
US20060155207A1 (en) * 1997-01-27 2006-07-13 Lynn Lawrence A System and method for detection of incomplete reciprocation
US9042952B2 (en) * 1997-01-27 2015-05-26 Lawrence A. Lynn System and method for automatic detection of a plurality of SPO2 time series pattern types
US20080287756A1 (en) * 1997-07-14 2008-11-20 Lynn Lawrence A Pulse oximetry relational alarm system for early recognition of instability and catastrophic occurrences
US20070191697A1 (en) * 2006-02-10 2007-08-16 Lynn Lawrence A System and method for SPO2 instability detection and quantification
CA2239673A1 (en) 1998-06-04 1999-12-04 Christer Sinderby Automatic adjustment of applied levels of ventilatory support and extrinsic peep by closed-loop control of neuro-ventilatory efficiency
EP1140263B1 (en) * 1999-01-15 2011-05-11 ResMed Limited Method and apparatus to counterbalance intrinsic positive end expiratory pressure
US7073501B2 (en) * 1999-02-04 2006-07-11 Univerity Technologies International Inc. Ventilatory stabilization technology
US6752150B1 (en) 1999-02-04 2004-06-22 John E. Remmers Ventilatory stabilization technology
US6723055B2 (en) 1999-04-23 2004-04-20 Trustees Of Tufts College System for measuring respiratory function
US7094206B2 (en) 1999-04-23 2006-08-22 The Trustees Of Tufts College System for measuring respiratory function
US6287264B1 (en) 1999-04-23 2001-09-11 The Trustees Of Tufts College System for measuring respiratory function
IL130818A (en) 1999-07-06 2005-07-25 Intercure Ltd Interventive-diagnostic device
US6758216B1 (en) * 1999-09-15 2004-07-06 Resmed Limited Ventilatory assistance using an external effort sensor
FR2811214B1 (fr) 2000-07-05 2003-01-31 R B I Procede et dispositif de determination de parametres physiologiques cardio-respiratoires
US6522914B1 (en) * 2000-07-14 2003-02-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatuses for monitoring hemodynamic activities using an intracardiac impedance-derived parameter
WO2002019897A2 (en) 2000-09-08 2002-03-14 Wireless Medical, Inc. Cardiopulmonary monitoring
SE0004141D0 (sv) * 2000-11-13 2000-11-13 Siemens Elema Ab Method for adaptive triggering of breathing devices and a breathing device
US7181285B2 (en) 2000-12-26 2007-02-20 Cardiac Pacemakers, Inc. Expert system and method
US9053222B2 (en) * 2002-05-17 2015-06-09 Lawrence A. Lynn Patient safety processor
US20060195041A1 (en) * 2002-05-17 2006-08-31 Lynn Lawrence A Centralized hospital monitoring system for automatically detecting upper airway instability and for preventing and aborting adverse drug reactions
JP5000813B2 (ja) * 2001-06-21 2012-08-15 フクダ電子株式会社 生体情報記録装置及び生体情報記録装置の制御方法
US6575918B2 (en) 2001-09-27 2003-06-10 Charlotte-Mecklenburg Hospital Non-invasive device and method for the diagnosis of pulmonary vascular occlusions
US7383088B2 (en) * 2001-11-07 2008-06-03 Cardiac Pacemakers, Inc. Centralized management system for programmable medical devices
US6936011B2 (en) * 2002-01-22 2005-08-30 Medcare Flags Hf Analysis of sleep apnea
US20030183231A1 (en) * 2002-02-11 2003-10-02 Giuseppe Pedulla Apparatus & method for determining at least one parameter of a respiratory system's (RS) mechanical properties
FR2836049B1 (fr) * 2002-02-15 2004-12-24 Ela Medical Sa Dispositif medical actif, notamment stimulateur cardiaque, comprenant des moyens perfectionnes de detection et de traitement des troubles ventilatoires du sommeil
US20040122294A1 (en) * 2002-12-18 2004-06-24 John Hatlestad Advanced patient management with environmental data
US8043213B2 (en) * 2002-12-18 2011-10-25 Cardiac Pacemakers, Inc. Advanced patient management for triaging health-related data using color codes
US20040122487A1 (en) 2002-12-18 2004-06-24 John Hatlestad Advanced patient management with composite parameter indices
US7983759B2 (en) 2002-12-18 2011-07-19 Cardiac Pacemakers, Inc. Advanced patient management for reporting multiple health-related parameters
US20040122486A1 (en) * 2002-12-18 2004-06-24 Stahmann Jeffrey E. Advanced patient management for acquiring, trending and displaying health-related parameters
US20040122296A1 (en) * 2002-12-18 2004-06-24 John Hatlestad Advanced patient management for triaging health-related data
US8391989B2 (en) 2002-12-18 2013-03-05 Cardiac Pacemakers, Inc. Advanced patient management for defining, identifying and using predetermined health-related events
US7468032B2 (en) 2002-12-18 2008-12-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Advanced patient management for identifying, displaying and assisting with correlating health-related data
US7043305B2 (en) 2002-03-06 2006-05-09 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for establishing context among events and optimizing implanted medical device performance
US8790272B2 (en) * 2002-03-26 2014-07-29 Adidas Ag Method and system for extracting cardiac parameters from plethysmographic signals
US6783498B2 (en) * 2002-03-26 2004-08-31 Vivometrics, Inc. Method and system for extracting cardiac parameters from plethysmographic signals
US8137270B2 (en) * 2003-11-18 2012-03-20 Adidas Ag Method and system for processing data from ambulatory physiological monitoring
DE10217762C1 (de) * 2002-04-20 2003-04-10 Draeger Medical Ag Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung der Atemgasversorgung
US7113825B2 (en) * 2002-05-03 2006-09-26 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for detecting acoustic oscillations in cardiac rhythm
US20040107965A1 (en) * 2002-09-16 2004-06-10 Hickle Randall S. System and method for monitoring gas supply and delivering gas to a patient
US7226422B2 (en) * 2002-10-09 2007-06-05 Cardiac Pacemakers, Inc. Detection of congestion from monitoring patient response to a recumbent position
DE10248590B4 (de) * 2002-10-17 2016-10-27 Resmed R&D Germany Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Durchführung einer signalverarbeitenden Betrachtung eines mit der Atmungstätigkeit einer Person im Zusammenhang stehenden Messsignales
US7189204B2 (en) 2002-12-04 2007-03-13 Cardiac Pacemakers, Inc. Sleep detection using an adjustable threshold
US8672852B2 (en) 2002-12-13 2014-03-18 Intercure Ltd. Apparatus and method for beneficial modification of biorhythmic activity
US7101339B2 (en) * 2002-12-13 2006-09-05 Cardiac Pacemakers, Inc. Respiration signal measurement apparatus, systems, and methods
US7272442B2 (en) 2002-12-30 2007-09-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Automatically configurable minute ventilation sensor
US7972275B2 (en) * 2002-12-30 2011-07-05 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for monitoring of diastolic hemodynamics
US8050764B2 (en) 2003-10-29 2011-11-01 Cardiac Pacemakers, Inc. Cross-checking of transthoracic impedance and acceleration signals
US7378955B2 (en) * 2003-01-03 2008-05-27 Cardiac Pacemakers, Inc. System and method for correlating biometric trends with a related temporal event
US7136707B2 (en) 2003-01-21 2006-11-14 Cardiac Pacemakers, Inc. Recordable macros for pacemaker follow-up
US7809433B2 (en) * 2005-08-09 2010-10-05 Adidas Ag Method and system for limiting interference in electroencephalographic signals
US7727161B2 (en) 2003-04-10 2010-06-01 Vivometrics, Inc. Systems and methods for monitoring cough
US20080082018A1 (en) * 2003-04-10 2008-04-03 Sackner Marvin A Systems and methods for respiratory event detection
US20040249299A1 (en) * 2003-06-06 2004-12-09 Cobb Jeffrey Lane Methods and systems for analysis of physiological signals
US8020555B2 (en) * 2003-06-18 2011-09-20 New York University System and method for improved treatment of sleeping disorders using therapeutic positive airway pressure
US7200440B2 (en) 2003-07-02 2007-04-03 Cardiac Pacemakers, Inc. Cardiac cycle synchronized sampling of impedance signal
GB0316349D0 (en) * 2003-07-11 2003-08-13 Micro Medical Ltd Apparatus for determining respiratory muscle endurance of a person
WO2007040988A2 (en) * 2003-08-14 2007-04-12 New York University System and method for diagnosis and treatment of a breathing pattern of a patient
US7896812B2 (en) * 2003-08-14 2011-03-01 New York University System and method for diagnosis and treatment of a breathing pattern of a patient
US6988994B2 (en) * 2003-08-14 2006-01-24 New York University Positive airway pressure system and method for treatment of sleeping disorder in patient
US7610094B2 (en) * 2003-09-18 2009-10-27 Cardiac Pacemakers, Inc. Synergistic use of medical devices for detecting medical disorders
US8606356B2 (en) 2003-09-18 2013-12-10 Cardiac Pacemakers, Inc. Autonomic arousal detection system and method
US8251061B2 (en) * 2003-09-18 2012-08-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Methods and systems for control of gas therapy
US7887493B2 (en) * 2003-09-18 2011-02-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Implantable device employing movement sensing for detecting sleep-related disorders
US7396333B2 (en) 2003-08-18 2008-07-08 Cardiac Pacemakers, Inc. Prediction of disordered breathing
US7662101B2 (en) * 2003-09-18 2010-02-16 Cardiac Pacemakers, Inc. Therapy control based on cardiopulmonary status
US7575553B2 (en) * 2003-09-18 2009-08-18 Cardiac Pacemakers, Inc. Methods and systems for assessing pulmonary disease
US20050142070A1 (en) * 2003-09-18 2005-06-30 Hartley Jesse W. Methods and systems for assessing pulmonary disease with drug therapy control
US7967756B2 (en) * 2003-09-18 2011-06-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Respiratory therapy control based on cardiac cycle
US7668591B2 (en) * 2003-09-18 2010-02-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Automatic activation of medical processes
US8002553B2 (en) 2003-08-18 2011-08-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Sleep quality data collection and evaluation
US7664546B2 (en) * 2003-09-18 2010-02-16 Cardiac Pacemakers, Inc. Posture detection system and method
EP2008581B1 (en) * 2003-08-18 2011-08-17 Cardiac Pacemakers, Inc. Patient monitoring, diagnosis, and/or therapy systems and methods
US7115097B2 (en) * 2003-10-09 2006-10-03 Johnson Joseph L Positive airway pressure notification system for treatment of breathing disorders during sleep
JP3733133B2 (ja) * 2003-10-14 2006-01-11 三洋電機株式会社 睡眠状態推定装置
US20070118054A1 (en) * 2005-11-01 2007-05-24 Earlysense Ltd. Methods and systems for monitoring patients for clinical episodes
US8942779B2 (en) 2004-02-05 2015-01-27 Early Sense Ltd. Monitoring a condition of a subject
US7314451B2 (en) * 2005-04-25 2008-01-01 Earlysense Ltd. Techniques for prediction and monitoring of clinical episodes
US8491492B2 (en) 2004-02-05 2013-07-23 Earlysense Ltd. Monitoring a condition of a subject
US7077810B2 (en) * 2004-02-05 2006-07-18 Earlysense Ltd. Techniques for prediction and monitoring of respiration-manifested clinical episodes
US8403865B2 (en) 2004-02-05 2013-03-26 Earlysense Ltd. Prediction and monitoring of clinical episodes
US7878198B2 (en) 2004-03-31 2011-02-01 Michael Farrell Methods and apparatus for monitoring the cardiovascular condition of patients with sleep disordered breathing
US7402137B2 (en) * 2004-05-04 2008-07-22 Buxco Electronics, Inc. Adjustable table plethysmograph
CA2565625A1 (en) * 2004-05-04 2005-11-10 Dalhousie University Method of assessment of airway variability in airway hyperresponsiveness
US7276031B2 (en) * 2004-05-12 2007-10-02 New York University System and method for classifying patient's breathing using artificial neural network
US20050268912A1 (en) * 2004-06-04 2005-12-08 Norman Robert G System and method for automated titration of continuous positive airway pressure
CA2574759A1 (en) 2004-06-18 2006-01-26 Vivometrics, Inc. Systems and methods for real-time physiological monitoring
WO2006012205A2 (en) * 2004-06-24 2006-02-02 Convergent Engineering, Inc. METHOD AND APPARATUS FOR NON-INVASIVE PREDICTION OF INTRINSIC POSITIVE END-EXPIRATORY PRESSURE (PEEPi) IN PATIENTS RECEIVING VENTILATOR SUPPORT
US9468398B2 (en) 2004-06-24 2016-10-18 Convergent Engineering, Inc. Method and apparatus for detecting and quantifying intrinsic positive end-expiratory pressure
US7690378B1 (en) 2004-07-21 2010-04-06 Pacesetter, Inc. Methods, systems and devices for monitoring respiratory disorders
US7387610B2 (en) 2004-08-19 2008-06-17 Cardiac Pacemakers, Inc. Thoracic impedance detection with blood resistivity compensation
US7214189B2 (en) * 2004-09-02 2007-05-08 Proteus Biomedical, Inc. Methods and apparatus for tissue activation and monitoring
EP1791467B1 (en) 2004-09-21 2013-03-27 Adidas AG Improved sensors for inductive plethysmographic monitoring applications and apparel using same
CN101043913B (zh) 2004-10-20 2012-02-08 雷斯梅德有限公司 用于检测无效吸气努力并改进患者-呼吸机相互作用的方法和装置
US20060178591A1 (en) * 2004-11-19 2006-08-10 Hempfling Ralf H Methods and systems for real time breath rate determination with limited processor resources
US7680534B2 (en) * 2005-02-28 2010-03-16 Cardiac Pacemakers, Inc. Implantable cardiac device with dyspnea measurement
US20060200037A1 (en) * 2005-03-02 2006-09-07 Falasco Marianne R System and method for selectively collecting exhaled air
US7704211B1 (en) * 2005-03-21 2010-04-27 Pacesetter, Inc. Method and apparatus for assessing fluid level in lungs
EP1871223A4 (en) * 2005-04-20 2009-10-21 Vivometrics Inc SYSTEMS AND METHODS FOR NON-INVASIVE PHYSIOLOGICAL MEASUREMENT OF NON-HUMAN ANIMALS
US7762953B2 (en) * 2005-04-20 2010-07-27 Adidas Ag Systems and methods for non-invasive physiological monitoring of non-human animals
US7907997B2 (en) * 2005-05-11 2011-03-15 Cardiac Pacemakers, Inc. Enhancements to the detection of pulmonary edema when using transthoracic impedance
CA2606699C (en) * 2005-05-20 2017-04-18 Vivometrics, Inc. Methods and systems for determining dynamic hyperinflation
US7922669B2 (en) * 2005-06-08 2011-04-12 Cardiac Pacemakers, Inc. Ischemia detection using a heart sound sensor
US7848792B2 (en) * 2005-07-05 2010-12-07 Ela Medical S.A.S. Detection of apneae and hypopneae in an active implantable medical device
US8033996B2 (en) * 2005-07-26 2011-10-11 Adidas Ag Computer interfaces including physiologically guided avatars
US20070055115A1 (en) * 2005-09-08 2007-03-08 Jonathan Kwok Characterization of sleep disorders using composite patient data
US8545416B1 (en) * 2005-11-04 2013-10-01 Cleveland Medical Devices Inc. Integrated diagnostic and therapeutic system and method for improving treatment of subject with complex and central sleep apnea
US8108034B2 (en) 2005-11-28 2012-01-31 Cardiac Pacemakers, Inc. Systems and methods for valvular regurgitation detection
US8474455B2 (en) * 2006-01-10 2013-07-02 Carefusion 207, Inc. System and method for circuit compliance compensated volume assured pressure control in a patient respiratory ventilator
US8551009B2 (en) * 2006-01-19 2013-10-08 Maquet Critical Care Ab Method and system for determining dynamically respiratory features in spontaneously breathing patients receiving mechanical ventilatory assist
US7706852B2 (en) * 2006-01-30 2010-04-27 Nellcor Puritan Bennett Llc System and method for detection of unstable oxygen saturation
WO2007088539A2 (en) * 2006-01-31 2007-08-09 Technion Research & Development Foundation Ltd. Method device and system for monitoring lung ventilation
US7668579B2 (en) * 2006-02-10 2010-02-23 Lynn Lawrence A System and method for the detection of physiologic response to stimulation
US20070209669A1 (en) * 2006-03-09 2007-09-13 Derchak P Alexander Monitoring and quantification of smoking behaviors
US8460223B2 (en) 2006-03-15 2013-06-11 Hill-Rom Services Pte. Ltd. High frequency chest wall oscillation system
US7780606B2 (en) * 2006-03-29 2010-08-24 Cardiac Pacemakers, Inc. Hemodynamic stability assessment based on heart sounds
US20070270671A1 (en) * 2006-04-10 2007-11-22 Vivometrics, Inc. Physiological signal processing devices and associated processing methods
US8177724B2 (en) * 2006-06-08 2012-05-15 Adidas Ag System and method for snore detection and confirmation
US7861710B2 (en) * 2006-06-30 2011-01-04 Aeris Therapeutics, Inc. Respiratory assistance apparatus and method
FR2903314B1 (fr) * 2006-07-10 2018-01-12 Universite Pierre Et Marie Curie Dispositif de detection d'un reglage inapproprie d'une machine d'assistance ventilatoire utilisee sur un mammifere.
US8343049B2 (en) 2006-08-24 2013-01-01 Cardiac Pacemakers, Inc. Physiological response to posture change
WO2008025080A1 (en) * 2006-08-30 2008-03-06 Resmed Ltd Distinguishing closed and open respiratory airway apneas by complex admittance values
US20080077020A1 (en) 2006-09-22 2008-03-27 Bam Labs, Inc. Method and apparatus for monitoring vital signs remotely
ES2550960T3 (es) * 2007-02-01 2015-11-13 Boston Scientific Neuromodulation Corporation Sistema de neuroestimulación para medir la actividad de un paciente
EP2142095A1 (en) * 2007-05-02 2010-01-13 Earlysense Ltd. Monitoring, predicting and treating clinical episodes
US8585607B2 (en) 2007-05-02 2013-11-19 Earlysense Ltd. Monitoring, predicting and treating clinical episodes
CN109999289B (zh) * 2007-05-11 2021-09-24 瑞思迈私人有限公司 针对流量限制检测的自动控制
US20080295839A1 (en) * 2007-06-01 2008-12-04 Habashi Nader M Ventilator Apparatus and System of Ventilation
US20090025725A1 (en) * 2007-07-26 2009-01-29 Uti Limited Partnership Transient intervention for modifying the breathing of a patient
AU2008203812B2 (en) * 2007-08-17 2014-10-02 ResMed Pty Ltd Methods and Apparatus for Pressure Therapy in the Treatment of Sleep Disordered Breathing
WO2009052631A1 (en) * 2007-10-26 2009-04-30 Uti Limited Partnership Ventilation stabilization system
EP3493216A1 (en) * 2007-11-13 2019-06-05 Oridion Medical 1987 Ltd. Medical system, apparatus and method
US8414488B2 (en) * 2007-11-13 2013-04-09 Oridion Medical 1987 Ltd. Medical system, apparatus and method
US8275553B2 (en) 2008-02-19 2012-09-25 Nellcor Puritan Bennett Llc System and method for evaluating physiological parameter data
US20090205661A1 (en) * 2008-02-20 2009-08-20 Nellcor Puritan Bennett Llc Systems and methods for extended volume range ventilation
US8365730B2 (en) 2008-03-24 2013-02-05 Covidien Lp Method and system for classification of photo-plethysmographically detected respiratory effort
US20090247837A1 (en) * 2008-03-27 2009-10-01 Nellcor Puritan Bennett Llc System And Method For Diagnosing Sleep Apnea
US8882684B2 (en) 2008-05-12 2014-11-11 Earlysense Ltd. Monitoring, predicting and treating clinical episodes
US9883809B2 (en) 2008-05-01 2018-02-06 Earlysense Ltd. Monitoring, predicting and treating clinical episodes
JP5474937B2 (ja) * 2008-05-07 2014-04-16 ローレンス エー. リン, 医療障害パターン検索エンジン
EP2286395A4 (en) * 2008-05-12 2013-05-08 Earlysense Ltd MONITORING, FORECASTING AND TREATING CLINICAL EPISODES
EP2374493A3 (en) 2008-05-28 2012-12-12 Oridion Medical 1987 Ltd. Methods, apparatus and systems for monitoring CO2
WO2009149355A1 (en) 2008-06-06 2009-12-10 Nellcor Puritan Bennett Llc Systems and methods for monitoring and displaying respiratory information
WO2010001390A1 (en) * 2008-06-30 2010-01-07 Oridion Medical 1987 Ltd. Ventilation analysis and monitoring
US8398555B2 (en) * 2008-09-10 2013-03-19 Covidien Lp System and method for detecting ventilatory instability
US8393323B2 (en) 2008-09-30 2013-03-12 Covidien Lp Supplemental gas safety system for a breathing assistance system
FR2940038A1 (fr) * 2008-12-22 2010-06-25 Rbi Procede et systeme de surveillance de la deglutition
JP2010200901A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Nippon Koden Corp 生体信号測定装置
US20100288283A1 (en) * 2009-05-15 2010-11-18 Nellcor Puritan Bennett Llc Dynamic adjustment of tube compensation factor based on internal changes in breathing tube
US20110054290A1 (en) 2009-09-01 2011-03-03 Adidas AG, World of Sports Method and System for Interpretation and Analysis of Physiological, Performance, and Contextual Information
US9545222B2 (en) * 2009-09-01 2017-01-17 Adidas Ag Garment with noninvasive method and system for monitoring physiological characteristics and athletic performance
US9326705B2 (en) * 2009-09-01 2016-05-03 Adidas Ag Method and system for monitoring physiological and athletic performance characteristics of a subject
US20110054289A1 (en) * 2009-09-01 2011-03-03 Adidas AG, World of Sports Physiologic Database And System For Population Modeling And Method of Population Modeling
US20110050216A1 (en) * 2009-09-01 2011-03-03 Adidas Ag Method And System For Limiting Interference In Magnetometer Fields
US9526419B2 (en) * 2009-09-01 2016-12-27 Adidas Ag Garment for physiological characteristics monitoring
US8971936B2 (en) * 2009-09-01 2015-03-03 Adidas Ag Multimodal method and system for transmitting information about a subject
US8475371B2 (en) * 2009-09-01 2013-07-02 Adidas Ag Physiological monitoring garment
US8434481B2 (en) 2009-12-03 2013-05-07 Covidien Lp Ventilator respiratory gas accumulator with dip tube
US20120065533A1 (en) * 2010-05-28 2012-03-15 Carrillo Jr Oscar Positive Airway Pressure System and Method
US20120130201A1 (en) * 2010-11-24 2012-05-24 Fujitsu Limited Diagnosis and Monitoring of Dyspnea
US10292625B2 (en) 2010-12-07 2019-05-21 Earlysense Ltd. Monitoring a sleeping subject
CN103458784B (zh) 2011-01-31 2017-03-29 皇家飞利浦有限公司 自动化呼吸描记图分析和解释
US8783250B2 (en) 2011-02-27 2014-07-22 Covidien Lp Methods and systems for transitory ventilation support
US8714154B2 (en) 2011-03-30 2014-05-06 Covidien Lp Systems and methods for automatic adjustment of ventilator settings
US8776792B2 (en) 2011-04-29 2014-07-15 Covidien Lp Methods and systems for volume-targeted minimum pressure-control ventilation
US9327089B2 (en) 2012-03-30 2016-05-03 Covidien Lp Methods and systems for compensation of tubing related loss effects
EP3549628B1 (en) * 2012-04-13 2022-08-24 ResMed Pty Ltd Apparatus for ventilatory treatment
CN104470427B (zh) * 2012-06-08 2017-11-21 皇家飞利浦有限公司 用于监测患者的肺功能的方法和系统
US10362967B2 (en) 2012-07-09 2019-07-30 Covidien Lp Systems and methods for missed breath detection and indication
US9295803B2 (en) 2012-08-31 2016-03-29 General Electric Company Ventilator sychronization indicator
RU2015138433A (ru) 2013-02-13 2017-03-20 Лон ДАРКЕТ Система мониторинга состояния заболевания
EP3073916A1 (en) * 2013-11-26 2016-10-05 Cardiac Pacemakers, Inc. Detection of chronic obstructive pulmonary disease exacerbations from breathing patterns
US10517528B2 (en) 2013-12-18 2019-12-31 St. Michael's Hospital Method and system for validating inspiratory muscle activity of a patient, and mechanical ventilation system using the same
NZ630750A (en) * 2014-02-13 2016-03-31 Resmed Ltd Diagnosis and treatment of respiratory disorders
US11291786B2 (en) 2014-03-11 2022-04-05 Koninklijke Philips N.V. Reducing hypercapnic respiratory failure during mechanical ventilation
JP2017516567A (ja) * 2014-05-28 2017-06-22 チルドレンズ ホスピタル ロス アンジェルス 抜管失敗を評価するための方法、システムおよびソフトウェア
US9808591B2 (en) 2014-08-15 2017-11-07 Covidien Lp Methods and systems for breath delivery synchronization
US20160100808A1 (en) * 2014-10-08 2016-04-14 Keivan Anbarani System and method for respiratory system assessment
FR3026933A1 (fr) 2014-10-09 2016-04-15 Inst Nat De La Sante Et De La Rech Medicale (Inserm) Dispositif et procede de caracterisation de l'activite respiratoire d'un mammifere
US9950129B2 (en) 2014-10-27 2018-04-24 Covidien Lp Ventilation triggering using change-point detection
CN105982669A (zh) * 2015-03-02 2016-10-05 罗远明 膈肌肌电判断下气道阻力
SE538864C2 (sv) * 2015-05-25 2017-01-10 The Lung Barometry Sweden AB Method System and Software for Protective Ventilation
US10945628B2 (en) * 2015-08-11 2021-03-16 Koninklijke Philips N.V. Apparatus and method for processing electromyography signals related to respiratory activity
WO2017066358A1 (en) * 2015-10-12 2017-04-20 Loma Linda University Methods and systems to perform proton computed tomography
US11298074B2 (en) 2015-12-08 2022-04-12 Fisher & Paykel Healthcare Limited Flow-based sleep stage determination
US9682235B1 (en) * 2015-12-14 2017-06-20 Stimdia Medical, Inc. Electrical stimulation for preservation and restoration of diaphragm function
US11471085B2 (en) * 2016-07-11 2022-10-18 Strive Tech Inc. Algorithms for detecting athletic fatigue, and associated methods
EP3537961A1 (en) 2016-11-10 2019-09-18 The Research Foundation for The State University of New York System, method and biomarkers for airway obstruction
MX2019007125A (es) 2016-12-15 2019-09-16 Baxter Int Sistema y metodo para monitorizar y determinar parametros de paciente a partir de forma de onda venosa detectada.
US11234640B2 (en) * 2017-06-28 2022-02-01 The Nemours Foundation Non-invasive pulmonary function assessment and treatment of respiratory fatigue
US11925485B2 (en) 2017-12-06 2024-03-12 Cardiac Pacemakers, Inc. Non-invasive system for monitoring and treating respiratory distress
US11690559B2 (en) 2017-12-06 2023-07-04 Cardiac Pacemakers, Inc. Method and apparatus for monitoring respiratory distress based on autonomic imbalance
US11039754B2 (en) 2018-05-14 2021-06-22 Baxter International Inc. System and method for monitoring and determining patient parameters from sensed venous waveform
EP3793656A1 (en) 2018-05-14 2021-03-24 Covidien LP Systems and methods for respiratory effort detection utilizing signal distortion
US20210267488A1 (en) * 2018-07-02 2021-09-02 3M Innovative Properties Company Sensing system and method for monitoring time-dependent processes
US11752287B2 (en) 2018-10-03 2023-09-12 Covidien Lp Systems and methods for automatic cycling or cycling detection
US11813399B2 (en) 2019-11-28 2023-11-14 Liauna Kelly Continuous positive airway pressure (CPAP) apparatus and system
WO2021207600A1 (en) 2020-04-10 2021-10-14 Covidien Lp Gas mixing system for medical ventilator
US11872349B2 (en) 2020-04-10 2024-01-16 Covidien Lp Systems and methods for increasing ventilator oxygen concentration
CN111760146B (zh) * 2020-08-11 2022-12-20 南通大学附属医院 一种基于simv通气模式下呼吸机流速波形的控制方法
CN114176565B (zh) * 2021-12-20 2023-10-31 成都泰盟软件有限公司 一种分析生物的机能状态的方法及装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1596298A (en) * 1977-04-07 1981-08-26 Morgan Ltd P K Method of and apparatus for detecting or measuring changes in the cross-sectional area of a non-magnetic object
IL71468A (en) * 1984-04-08 1988-06-30 Dan Atlas Apnea monitoring method and apparatus
US4834109A (en) * 1986-01-21 1989-05-30 Respitrace Corporation Single position non-invasive calibration technique
US4915103A (en) * 1987-12-23 1990-04-10 N. Visveshwara, M.D., Inc. Ventilation synchronizer
US5353793A (en) * 1991-11-25 1994-10-11 Oishi-Kogyo Company Sensor apparatus
US5520192A (en) * 1991-12-23 1996-05-28 Imperial College Of Science, Technology And Medicine Apparatus for the monitoring and control of respiration
FR2695320B1 (fr) * 1992-09-04 1994-12-09 Sefam Procédé de régulation de la pression d'un flux d'air et dispositif d'assistance respiratoire mettant en Óoeuvre ledit procédé.
US5535738A (en) * 1994-06-03 1996-07-16 Respironics, Inc. Method and apparatus for providing proportional positive airway pressure to treat sleep disordered breathing
US5617847A (en) * 1995-10-12 1997-04-08 Howe; Stephen L. Assisted breathing apparatus and tubing therefore
IL115760A (en) * 1995-10-25 1999-09-22 S M C Sleep Medicine Center Apparatus and method for measuring respiratory airways resistance and airways collapsibility in patients

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9462975B2 (en) 1997-03-17 2016-10-11 Adidas Ag Systems and methods for ambulatory monitoring of physiological signs
US9750429B1 (en) 2000-04-17 2017-09-05 Adidas Ag Systems and methods for ambulatory monitoring of physiological signs
JP2007525236A (ja) * 2003-04-10 2007-09-06 ヴィヴォメトリクス・インコーポレーテッド 呼吸事象検出システムおよび方法
JP4832289B2 (ja) * 2003-04-10 2011-12-07 アディダス アーゲー 呼吸事象検出システムおよび方法
WO2005041770A1 (ja) 2003-10-31 2005-05-12 Tokyo University Of Agriculture And Technology Tlo Co.,Ltd. 乳児運動解析システムおよび乳児運動解析方法
US10478065B2 (en) 2004-06-18 2019-11-19 Adidas Ag Systems and methods for monitoring subjects in potential physiological distress
US9492084B2 (en) 2004-06-18 2016-11-15 Adidas Ag Systems and methods for monitoring subjects in potential physiological distress
JP2008507316A (ja) * 2004-07-23 2008-03-13 インターキュア リミティド 非接触マイクを使用する呼吸パターン決定のための装置と方法
US9504410B2 (en) 2005-09-21 2016-11-29 Adidas Ag Band-like garment for physiological monitoring
US8762733B2 (en) 2006-01-30 2014-06-24 Adidas Ag System and method for identity confirmation using physiologic biometrics to determine a physiologic fingerprint
US8475387B2 (en) 2006-06-20 2013-07-02 Adidas Ag Automatic and ambulatory monitoring of congestive heart failure patients
US9833184B2 (en) 2006-10-27 2017-12-05 Adidas Ag Identification of emotional states using physiological responses
JP2010082227A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Terumo Corp 測定装置、情報処理装置及び情報処理方法
JP2010082226A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Terumo Corp 測定装置、情報処理装置及び情報処理方法
JP2009183746A (ja) * 2009-04-17 2009-08-20 Tanita Corp 内臓脂肪蓄積情報推定装置
JP2022551709A (ja) * 2019-10-18 2022-12-13 ティンペル・メディカル・ベー・フェー 患者の呼吸努力を決定するシステム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998041146A1 (en) 1998-09-24
EP0969763B1 (en) 2008-01-16
ATE383814T1 (de) 2008-02-15
US6015388A (en) 2000-01-18
IL131593A0 (en) 2001-01-28
IL131593A (en) 2004-06-20
EP0969763A1 (en) 2000-01-12
EP0969763A4 (en) 2001-03-21
DE69839008D1 (de) 2008-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0969763B1 (en) Method for analyzing breath waveforms as to their neuromuscular respiratory implications
US9974479B2 (en) Monitoring asthma and other respiratory disorders with calibrated photoplethysmography devices and methods of using the same
Ballard et al. Influence of sleep on lung volume in asthmatic patients and normal subjects
US11918373B2 (en) Systems and methods for screening, diagnosis and monitoring sleep-disordered breathing
Issa et al. Upper airway closing pressures in snorers
KR101060923B1 (ko) 치료 처리중 수면 품질을 유지하고 모니터하기 위한 방법 및 장치
US20220386948A1 (en) Apparatus and methods for screening, diagnosis and monitoring of respiratory disorders
Parreira et al. Nasal two-level positive-pressure ventilation in normal subjects. Effects of the glottis and ventilation.
US8790274B2 (en) Non-invasive method for measuring changes in body position and respiration
EP2142095A1 (en) Monitoring, predicting and treating clinical episodes
WO2012095813A1 (en) Method and system for the delivery of carbon dioxide to a patient
WO2017185128A1 (en) Diagnosis and monitoring of respiratory disorders
Hirshkowitz et al. Monitoring techniques for evaluating suspected sleep-disordered breathing
Naifeh et al. Effect of aging on estimates of hypercapnic ventilatory response during sleep
DalľAva-Santucci et al. Respiratory inductive plethysmography
Liistro et al. Hypopharyngeal and neck cross-sectional changes monitored by inductive plethysmography
Mittal et al. Thoracic Bioimpedance and Respiratory Rate Monitoring
DelRosso CASE 5 A 2-week-old infant with some challenging epochs on polysomnography
Çavuşoğlu et al. Design and implemantation of a programmable apnea monitoring system
Santiago Respiration and Respiratory Function: Technique of Recording and Evaluation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071001

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080415

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080818

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081002

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090115