JP2001516241A - 膨張可能なチャンバー、特にマットレスのような支持装置チャンバーを実質的に急速完全収縮させて空にする方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明はチャンバーを急速に収縮させる方法及び装置に関する。所定膨張体積を有する膨張可能なチャンバー（２１３）を膨張流動体で急速に膨張させ、前記膨張可能なチャンバーを膨張流動体により所定膨張圧へ膨張させる膨張手段を含む装置は、高流速度で前記膨張流動体を吸引することにより前記チャンバー（２１３）を急速に収縮させ、前記チャンバー（２１３）を不作動にする際に利用される急速収縮手段（２２０）を含み、特にできるだけ小さく減少させた体積でチャンバーを運搬することができることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 膨張可能なチャンバー、特にマットレスのような支持装置 チャンバーを実質的に急速完全収縮させて空にする方法及び装置 本発明は膨張可能なチャンバー、特にマットレスのような支持装置のチャンバ ーを急速に収縮させ、実質的に完全に空にする方法及び装置に関する。本発明は 長期間ベッドに拘束され、そのまま維持されることに関連する合併症、特に床ず れを防止して治療するために特に好ましい。 先行技術、及び特に本出願人らの先行文献である仏国特許第Ａ-２７１８３４ ７号、これは欧州特許第Ａ-６７６１５８号に相当するが、上記文献には支持さ れるべき要素、特に患者の体を支える方法及び装置が開示されており、本質的に 一定制御された浸透深さで要素を支えることが可能である。 残念ながら、先行技術においてかかる膨張可能なチャンバーの好ましい適用は 治療表面であるが、輸送されるときに問題がある。容易に運び易いようにするた めに、起こり得る汚染の危険の見地から、できるだけ触らずに、チャンバーの体 積をできるだけ小さくしなければならない。 体積を減少させるためには、チャンバーが含む全空気を実質的に取除かなけれ ばならない。空気を取除く最も共通に利用される技法はマットレスを巻き上げる 、又はマットレスの全表面を押すことである。空にする目的のかかる接触は汚染 が生じ、感染性疾患を患っている患者に利用された治療用マットレスを空にする 際には、特に大きな危険が伴う。加えて、そのような方法でチャンバーの体積を 減少させるには、比較的長い時間が必要である。 しかしながら、発明に先立ち、膨張可能なチャンバーを、特にマットレスのよ うな支持装置のチャンバーを急速にしかも実質的に完全に空にすることを誰も問 題にしていない。 よって、本発明の主な目的は、膨張可能なチャンバーの体積を、特にマットレ スのような支持装置のチャンバーの体積を比較的短時間でできるだけ小さく減少 させることを可能にする解決策を提供して、新しい技術的課題を解決することで ある。 本発明の他の主な目的は、１０分以内に、好ましくは５分以内に、さらに好ま しくは約２分以内に膨張可能なチャンバー体積の減少を達成させることが可能な 解決策を利用して、上記新しい技術的課題を解決することである。 本発明の別の主な目的は、技術又は看護スタッフの、つまり技術又は看護スタ ッフと膨張可能なチャンバー、特にマットレスにような支持装置のチャンバー、 好ましくは治療用マットレスの間の直接的な接触を回避する又は排除することに より、汚染の回避可能な解決策を提供することにより、前述の新たな技術的課題 を解決することである。 上記全ての技術的課題は、簡単で、安価に、容易に実行され、しかも産業的及 び医療的に利用可能な方法で、本発明により初めて解決される。 よって、第一の態様において、本発明は膨張流動体で膨張された一定の膨張体 積を有する膨張可能なチャンバーの体積を急速に減少させる方法を提供し、前記 方法はチャンバーを所定膨張圧へ膨張させる前段階を含み、前記方法は特に運搬 するために膨張可能なチャンバーを不作動にして、チャンバー内に存在する膨張 流動体を吸引することにより、チャンバーからの全ての膨張流動体を実質的に取 除くのに十分長い時間の間高流速度で急速に収縮させ、よって収縮状態での前記 膨張可能なチャンバーの体積をできるだけ小さく減少させることを特徴とする。 本発明の方法の好ましい実施において、前記方法は前記チャンバーが支持装置 、特に患者の体を支える装置の一部であり、前記支持装置は好ましくはマットレ スを含むことを特徴とする。 本発明の方法の好ましい実施において、前記方法はチャンバーを急速に収縮さ せる働きがある高流速度が、少なくとも毎分５０リッター（ｌ/min）で、好まし くは少なくとも１００ｌ/minで、さらに好ましくは２００ｌ/min以上で、最も好 ましくは３００ｌ/min以上の流速度で実行されることを特徴とする。 本発明のさらに別の好ましい実施において、高流速度での収縮は約２０ミルバ ール以下の低圧で行われる。 本発明のさらに別の好ましい実施において、チャンバーの収縮の全時間はせい ぜい約１０分、好ましくはせいぜい約５分、さらに好ましくは約２分以内で、最 も好ましくは約１分である。 本発明は支えるべき要素、特に患者の体を支える方法に関係して特に好ましく 適用され、その方法は柔軟であり膨張可能な少なくとも一つの閉じた又は徐放性 （controlled-release）チャンバーを含む少なくとも一つの支持装置を提供し、 満たし又は空にする手段及び満たし空にする制御手段は、多様な選択パラメータ 、特に前記チャンバーを含む支持要素へ浸透する患者の体のような支えるべき要 素への浸透距離の、及び/又は前記チャンバー内の膨張圧の関数として、前記チ ャンバーを充填流動体を満たすこと及び前記流動体を空にすることに対して提供 され、前記方法は高流速度で膨張流動体を吸引する急速収縮手段をさらに含むこ とを特徴とする。 偶然に、チャンバーでの浸透距離又は膨張圧を調整するパラメータは当業者に は周知であり、特に患者を支えるときに、パラメータにより患者に予防的又は他 の治療を行うことに関して、特に患者がベッドに拘束され長時間そのまま維持さ れることに関連する床ずれのような合併症を予防し治療する際に所期の性能レベ ルを達成させることが可能であり、支えるべき要素、特に患者の体の多様な部分 上の比較的高い圧力を回避することが可能となり、かかる圧力は治療にとっては 有害であり、あるタイプの患者、特に皮膚移植を受けた患者又はある病気の結果 としての激痛のある患者を楽にすること が可能であることを指摘しておく。 本発明に関係して、特に上記方法は支持装置、特に膨張可能なチャンバーの体 積を減少させることを目的とし、できるだけ小さい体積を得、支持装置に触れる ことなく体積減少を実行することを目的とする。 第二の態様において、さらに本発明は膨張流動体で膨張可能なチャンバーを急 速に膨張させる装置を提供し、前記チャンバーは所定膨張体積を有し、前記装置 は前記膨張可能なチャンバーを膨張流動体で所定膨張圧へ膨張させる膨張手段を 含み、前記装置は高流速度で前記膨張流動体を吸引することにより、前記チャン バーを急速に収縮させ、前記チャンバーを不作動にさせる際に利用される急速収 縮手段をさらに含み、特にできるだけ小さい体積へ減少させてチャンバーを運搬 できるようにすることを特徴とする。 本発明の特に好ましい実施例において、高流速度でチャンバーを急速に収縮さ せる前記急速収縮手段は、少なくとも５０ｌ/minの流速度で、好ましくは少なく とも１００ｌ/minの流速度で、さらに好ましくは少なくとも２００ｌ/minの流速 度で、最も好ましくは３００ｌ/min以上の流速度で作動する少なくとも一つのタ ービン又はミニタービンを含む。 本発明のさらに別の好ましい実施例において、急速収縮手段は前記収縮手段に よりチャンバーの収縮の自動操作を行う電子的、電子機械的又は電空式処理ユニ ットを通常含む制御ステーションを好ましく包含する制御手段により制御される 。かかる制御手段は当業者には周知であり、本願ではさらに詳細には説明しない 。前記制御手段は当業者が引用する本出願人らによる先行技術文献である仏国特 許第Ａ-２７１８３４７号、これは欧州特許第Ａ０６７６１５８号に相当する、 に説明されたタイプのものである。 本発明の他の特に好ましい実施例には、前記急速収縮手段は膨張可能なチャン バーへ供給される膨張流動体が経由する送りチューブ に少なくとも一時的に接続可能であり、かかる接続は収縮手段の吸引入口で、例 えばタービン又はミニタービンの吸引入口で接続され、目下の好ましい収縮手段 を構成する。本実施例に関係して、それから急速収縮手段は膨張可能なチャンバ ーに含まれる全ての膨張流動体が完全に吸引されるまで行われる。 本発明に関係して、チャンバーを膨張される膨張流動体は空気であることが好 ましいが、当然水又は水溶性溶液のような液体を利用することも可能である。 本発明の他の特に好ましい実施例において、前記膨張可能なチャンバーを膨張 させることにも役に立つように作られた急速収縮手段を提供することも可能であ り、よって同じ手段は当業者には十分に理解され、以下に説明される図２および 図３を参照して容易に理解されるように、膨張可能なチャンバーに供給される膨 張流動体が経由する送りダクトの接続配置をただ変更することにより、膨張可能 なチャンバーを急速に膨張させる及び収縮させることの双方に利用される。 本発明の目下の好ましい実施例において、装置は前記膨張可能なチャンバーを 膨張及び収縮の双方を行う働きがある単一のポンプ手段を含み、その単一手段は チャンバー膨張位置で膨張流動体供給から、又はチャンバー収縮位置でチャンバ ーからのいずれかで供給される膨張流動体が経由する入口と、チャンバー膨張位 置でチャンバーに供給された膨張流動体が経由する送りダクトへ、又はチャンバ ー収縮位置で膨張流動体供給若しくは周囲の大気へのいずれかへ運ばれる膨張流 動体が経由する出口とを有する。 後者の実施例において、単一の急速収縮及び膨張手段は、二つの膨張流動体ア クセス経路、つまり膨張流動体供給からの一つのアクセス経路と、膨張可能なチ ャンバーからの他のアクセス経路と、二つの出口経路、つまり膨張可能なチャン バーと接続している少なくとも一時的な一つの出口経路と流動体供給又は周囲の 大気と少なく とも一時的に接続している一つの出口経路のあるタービン又はミニタービンを含 む。 流動体が空気から成る目下の好ましい実施例において、実際には流動体供給は 周囲の大気から成る。 特別な変形実施例において、タービン又はミニタービンへの二つの経路は、ま ず流動体供給へ、特に周囲の大気へ接続させる通常主要接続経路と、前記チャン バーが急速に膨張させるべき又は収縮させるべきであるかに依存するが、バルブ のような接続を可能にする又は不可能にする手段により、例えば膨張可能なチャ ンバーの送り管と一時的に接続するベンチュリシステムを含む第二のアクセス経 路から成る。 よって、膨張可能なチャンバーは膨張可能なチャンバーとの物理的接触なしに 、１０分以内で、好ましくは５分以内に、さらに好ましくは２分以内に、理想的 には約１分の非常に短時間で、急速にそして実質的に完全に収縮可能であること が、本発明により理解される。 本発明により、簡単で、安価に、容易に実施され、産業的に及び医学的に利用 可能である方法で、前述の技術的課題を解決させることが可能である。 さらに本発明により、支持装置、特に患者の体を支える装置の特定チャンバー において、どんなタイプのチャンバーをも急速に収縮させることが可能である。 本発明に関係して、支持装置つまりマットレスは相互に接続する、又はあるゾ ーン上のみ相互に接続する多数のクッション又はチューブを含み、よってさまざ なま圧力へ膨張されるゾーンを明確にすることが可能となる。 さらに、他の実施例において、クッション又はチューブは、特に１つおきのチ ューブを、三つのチューブのうちの一つを、四つのチューブのうち一つを、ｎ個 のチューブのうち一つを、一般には周 囲の空気に導く開放バルブから成ることが好ましい別個の収縮手段により、交互 に個々に、そして順次収縮される。 本発明に関係して、急速収縮手段はチャンバー内の空気を周囲の空気へ単に放 出することにより操作される従来の収縮により達成されない、実質的に全ての膨 張流動体を、特に空気を取除くことにより収縮させるように作られている。 よって、本発明はいずれのタイプの膨張可能なチャンバーへも適用可能である ことが理解される。 本発明の他の目的、特徴及び利点は、本発明の範囲を限定させずに、以下のイ ラストにより示された本発明の目下のところ好ましい実施例を参照した説明的記 述を読むことにより明らかになる。どの先行技術と比較しても新規である特徴は 、全体の記述を基にした一般原理、つまり一般手段として本発明の一部である。 よって、図１から図５の添付図面は本発明の肝要な部分である。 図面において； 図１は本発明の急速収縮装置の原理を示す線図であり、膨張可能なチャンバー は患者の体のような支えるべき要素を支える支持要素の膨張可能なチャンバーで ある第一の実施例において、支持要素はマットレスタイプである； 図２及び図３は、交互に急速膨張（図２）及び急速収縮（図３）させる働きが ある流動体ポンプ手段を有する本発明の第二の実施例である； 図４及び図５は自動制御流動体フロー回路を利用して、単一の流動体ポンプ手 段をさらに含む本発明の装置の目下のところ好ましい第三の実施例を示し、図４ には急速膨張位置の回路を示し、図５には急速収縮位置を示す。 図１には、本発明の装置の第一の実施例を全体の参照番号１０で示す。 上記装置は、例えば柔軟でありかつ膨張可能である少なくとも一 つの閉じた又は徐放性ゾーン１３を含む支持装置プロパー(proper)１２を包含し 、しかも例えば相互に接続している多くの膨張可能なチューブから成る。上記チ ャンバー１３は、予め決められ調整可能な初期膨張圧の下で膨張可能である。一 般には支持装置１２は基部１４又は同等な手段上に置かれる。 当然、支持装置１２は複数の膨張可能なチャンバーに細別され、よって夫々は 予め決められ、他のチャンバーの初期膨張圧と異なる初期膨張圧へ膨張される。 好ましくは、装置１０は、チャンバー１３の膨張の自動操作を行う電子的、電 子機械的、又は電空式中央処理ユニットを通常含む制御ステーション４２を包含 する制御手段４０を更に含む。かかる制御手段４０は当業者には周知であり、本 願では更なる詳細な説明はしない。一般には、制御手段は、当業者らが引用する 本出願人らの先行技術文献である仏国特許第Ａ２７１８３４７号、これは欧州特 許第Ａ０６７６１５８号に相当する、に説明されているタイプである。 本発明に関係して、図１に示すように、患者Ｐの治療の目的で、チャンバー１ ３は急速に収縮され実質的に完全に空にするときに、チャンバー１３へ膨張流動 体が供給されるときに経由する送り管１６は、図示のように収縮手段２０の入口 １８と接続しており、収縮手段２０の出口２２は流動体供給へ接続されている。 流動体が空気であるときに、図示のように出口２２は周囲の大気に直接接続して いる。好ましくは、収縮手段２０は高流速度で、一般には低圧で収縮を行うター ビン又はミニタービン２４を含む。かかるタービン又はミニタービン２４は当業 者には周知であり、市販されている。一般には、タービン又はミニタービンは毎 分２００１(l/min)以上の流速度で、特に約８ミリバールの低圧で約３５０l/min で作動することが可能である。この場合、圧は収縮の間は重要ではない。 収縮手段があることによる結果として、非常に急速に、つまり一 般には約１分でチャンバー１３の全体積を収縮させることが可能であり、その結 果支持装置（この場合マットレス）は極端に小さな体積に縮まる。体積の上記減 少は支持装置１２に触れることなく達成され、支持装置は小さな体積で保存可能 であり、技術又は看護スタッフを汚す危険なく、容易に運搬可能となる。 図２及び図３は本発明の装置の第二の実施例を示し、同じ機能を有する同じ部 分又は部分に対して、１００を足した以外は図１の実施例に示したのと同じ参照 番号を利用する。よって、装置は全体の参照番号が１１０であり、支持装置は１ １２で、チャンバーは１１３で、基部は１１４で、膨張流動体送り管は１１６で 、制御手段は１４０で、制御ステーションは１４２で示す。 第二の実施例において、装置１１０は図２に示すようにチャンバー１１３を膨 張させる膨張モードを、若しくは図３に示すようにチャンバー１１３の送り管１ １６の接続配置を単に変更させることにより、当業者にはよく理解され以下に詳 細に説明するように、入口１１８又は出口１２２のいずれかへ接続させるようチ ャンバー１１３を収縮させる収縮モードのいずれかを操作する単一の膨張流動体 ポンプ手段１２０を含む。 さらに、送り管１１６において、さらに装置１１０は、例えば数ミリバールに 耐える逆止めバルブ１３０を含む。管１１６において、出口１１２と逆とめバル ブ１３０の間に、流動体が空気から成っているか否かに依存して、周囲の大気又 は膨張流動体供給と一時的に接続している接続手段を構成する枝管１３２が設け られ、接続手段は、図３に示すように、望む際にポンプ手段１２０の出口１２２ と周囲の大気又は膨張流動体供給と接続させことを可能とするバルブ１３４のよ うな手段を含む。 加えて、さらにチャンバー１１３は少なくとも一時的に周囲の大気と、又は図 ２の相当する矢印により示されるように、制御手段１４０及び制御ステーション １４２により電子的に、電子機械的に若 しくは電空式に制御されるバルブのような一時的開放手段１３８を設けた管１３ ６を経由した膨張流動体とつながる。 図２に示す回路配置により、制御ステーション１４２のある制御手段１４０は 、タービン又はミニタービンのようなポンプ手段１２０にチャンバー１３０を始 めに急速に所望の所定膨張圧へ膨張させることは理解される。加えて、患者Ｐが 支持装置１１２に支えられ、所望の浸透距離Ｄの、又は当業者には周知であり、 当業者に引用される特に本出願人らによる先行技術文献である仏国特許第Ａ２７ １８３４７号、これは欧州特許第Ａ０６７６１５８号に相当するが、に開示され ているチャンバー１１３内の膨張圧の関数としてチャンバー１１３内の圧を調節 することが可能である。それに関係して、バルブのような一時的に開放する開放 手段１３８により、制御され限定された方法でチャンバー１１３を収縮させるこ とが可能であり、患者Ｐが支持装置１１２へ浸透する浸透距離Ｄを調節すること 、又はチャンバー１１３の所定膨張圧を得ることができる。 本発明に関係して、チャンバー１１３を実質的に完全に空にすることを含めて 、マットレスを急速にかつ完全に収縮させたいときには、図３に示す構造的変化 が行われる、つまりチャンバー１１３の送り管１１６は逆止め手段１３０から分 離され、ポンプ手段１２０の入口１１８へ接続される。加えて、それから一時的 接続手段１３４は開放される。結果として、ポンプ手段１２０が作動すると、チ ャンバー１１３に含まれる膨張流動体は枝管１３２を経由して急速にポンプで出 され、前記流動体が空気又は例えば窒素のような大気と混和性のあるガスのとき は大気へ、若しくは流動体が保存され再利用されるときには膨張流動体供給へ運 ばれる。 このようにして、チャンバー１１３から全ての膨張流動体を実質的に取除くこ とを含む完全な収縮は、図１に示す例のように必要とされる装置に触れることな く、かつしまい込む又は運搬する目的のためにチャンバー１１３を画成する支持 装置１１２に触れる必要な く非常に短時間で達成され、技術又は看護スタッフの汚染を制限し又は回避され る。 図４及び図５は本発明の装置の第三の実施例を示し、参照番号はさらにを１０ ０足している。よって、装置は全体の参照番号が２１０で、支持装置は２１２で 、チャンバーは２１３で示される。図４及び図５に示す実施例は、図２及び図３ に示す実施例の変形を構成し、上記変形は目下のところ好ましい。上記に関係し て、変更はチャンバー２１３に膨張流動体を供給する送り管２１６にあり、ポン プ手段２２０の出口２２０に自身が接続した逆止め手段２３０へ接続した第一の 細別２１６ａと、ポンプ手段２２０の主要入口２１８から枝分かれした第二の入 口２１８ｂｉｓへのバルブのような一時的な接続手段２４４により少なくとも一 時的に接続した第二の枝２１６ｂに細別される。例えば第二の枝分かれ入口２１ ８ｂｉｓはベンチュリを含む。 一時的接続手段２４４が閉じているときは、第二の枝分かれ入口２１８ｂｉｓ は作動せず、一時的接続手段２４４が開放されているときには、第二の入口が作 動する。接続手段２４４は単なるバルブから成る。本発明に関係して、一時的接 続手段２４４は、膨張流動体を膨張可能なチャンバー２１３に供給する働きをす る管部分２１６ａの枝２３２に設置された一時的接続手段２３４と結合される。 本発明に関係して、一時的接続手段２３４及び２４４は図４に示すように同時に 閉じており、よってポンプ手段２２０が作動している間はチャンバー２１３の膨 張を進める又は調節することが可能である、若しくは図５に示すように同時に開 放されているときは、図５を調べれば当業者にはよく理解されるように、チャン バー２１３を収縮させ、実施的に完全に空にすることが可能である。結果として 、手段２３４及び２４４は制御ステーション２４２及び制御手段２４０により非 常に簡単に、相互に又は電子的に、電子機械的に、又は電空式に制御可能な単一 な手段を効果的に構成する。 したがって、図４に示す配置にとってはチャンバーを膨張させ、制御手段２４ ０及び制御ステーション２４２に作用させることにより膨張を調節し、一方図５ に示す自動変更配置にとっては一時的接続手段２３４及び２４４を同時に自動的 に開放させることによりチャンバー２１３を収縮させ実質的に完全に空にするこ とは容易である。 したがって、本発明により、膨張可能なチャンバー２１３に供給する送りチュ ーブを接続する/分離させることなしに、単一のコマンドにより急速収縮を達成 させることが可能となることが理解される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 所定膨張圧へチャンバーを膨張させる前段階を含み、膨張流動体で膨張さ せて、一定の膨張体積を有する膨張可能なチャンバー（１３；１１３；２１３） の体積を急速に減少させる方法であって、特に運搬するために膨張可能なチャン バーを不作動にさせるときに、チャンバー（１３；１１３；２１３）は前記チャ ンバーから全ての膨張流動体を実質的に取除くのに十分長い時間の間高流速度で 前記チャンバーに存在する膨張流動体を吸引することにより急速に収縮させ、よ って前記膨張可能なチャンバーの体積を収縮状態でできるだけ小さく減少させる ことを特徴とする方法。 ２． 前記チャンバー（１３；１１３；２１３）は支持装置（１２；１１２；２ １２）、特に患者（Ｐ）の体を支える装置の一部であり、好ましくは前記支持装 置はマットレスを含むことを特徴とする請求項１記載の方法。 ３． チャンバーを急速に収縮させる働きがある高流速度は、少なくとも毎分５ ０リッター(l/min)の速度で、好ましくは少なくとも１００l/minの速度で、さら に好ましくは２００l/min以上の速度で、最も好ましくは３００l/min以上の速度 で行われることを特徴とする請求項１又は２記載の方法。 ４． 高流速度での前記収縮は約２０ミリバール以下の低圧で行われることを特 徴とする請求項１乃至３のうちいずれか１項記載の方法。 ５． チャンバー（１３；１１３；２１３）の収縮の全時間はせいぜい約１０分 で、好ましくはせいぜい約５分で、より好ましくは約 ２分以内で、特に好ましくは約１分以内であることを特徴とする請求項１乃至４ のうちいずれか１項記載の方法。 ６． 所定膨張体積を有する膨張可能なチャンバー（１３；１１３；２１３）を 膨張流動体で所定膨張圧へ膨張させる膨張手段を含み、膨張可能なチャンバー（ １３；１１３；２１３）を膨張流動体で急速に膨張させる装置（１０；１１０； ２１０）であって、急速収縮手段（２０；１２０；２２０）は高流速度で前記膨 張流動体を吸引することにより前記チャンバー（１３；１１３；２１３）を急速 に収縮させ、前記チャンバー（１３；１１３；２１３）を不作動にするとき、特 にできるだけ小さく減少させた体積で運搬するために利用されることを特徴とす る装置。 ７． 高流速度でチャンバーを急速に収縮させる前記急速収縮手段（２０；１２ ０；２２０）は、例えば少なくとも５０l/minの流速度で、好ましくは少なくと も１００l/minの流速度で、さらに好ましくは少なくとも２００l/minの流速度で 、最も好ましくは３００l/min以上の流速度で作動する少なくとも一つのタービ ン又はミニタービン（２４；１２４；２２４）を含むことを特徴とする請求項６ 記載の装置。 ８． 急速収縮手段（２０；１２０；２２０）は前記収縮手段によりチャンバー （１３；１１３；２１３）の収縮の自動操作を行う電子的、電子機械的、又は電 空式処理ユニットを通常含む制御ステーション（４２；１４２；２４２）を好ま しく包含する制御手段（４０；１４０；２４０）により制御されることを特徴と する請求項６又は７記載の装置。 ９． 前記急速収縮手段（２０；１２０；２２０）は収縮手段（２ ０；１２０；２２０）の吸引入口（１８；１１８；２１８ｂｉｓ）で、膨張可能 なチャンバーに供給される膨張流動体が経由する送りチューブ（１６；１１６； ２１６）に少なくとも一時的に接続可能であることを特徴とする請求項６乃至８ のうちいずれか１項記載の装置。 １０． 急速収縮手段（２０；１２０；２２０）は前記膨張可能なチャンバーを さらに膨張させる働きがあるように作られ、よって、単一のポンプ手段を構成し 、同じ手段は膨張可能なチャンバーに供給される膨張流動体が経由する送りダク ト（１６；１１６；２１６ａ又は２１６ｂ）の接続配置を単に変更させることに より（図３又は図５）、膨張可能なチャンバー（１３；１１３；２１３）を急速 に膨張及び収縮させるために利用させることを特徴とする請求項６乃至９のうち いずれか１項記載の装置。 １１． 装置は前記膨張可能なチャンバーを膨張及び収縮の双方を行う働きがあ る単一のポンプ手段を含み、単一の手段はチャンバー膨張位置で膨張流動体供給 から、又はチャンバー収縮位置でチャンバー（１３；１１３；２１３）からのい ずれかで供給される膨張流動体が経由する入口（１８；１１８；２１８）と、チ ャンバー膨張位置でチャンバー（１３；１１３；２１３）に供給された膨張流動 体が経由する送りダクト（１６；１１６；２１６ｂ）へ、又はチャンバー収縮位 置（図３又は図５）で膨張流動体供給又は周囲の大気へのいずれかへ運ばれる膨 張流動体が経由する出口（２２；１２２；２２２）とを有することを特徴とする 請求項６乃至１０のうちいずれか１項記載の装置。 １２． ポンプ手段（２２０）は特定ベンチュリタイプの主要入口（２１８）及 び枝分かれ入口（２１８ｂｉｓ）を設けることを特徴 とする請求項１０又は１１記載の装置。