JP2001514782A - コンピュータ用外部データ記憶ドライブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 外部ハードドライブは、それぞれの端部でＰＣ（ＰＣＭＣＩＡ）カード３にヒンジ結合された連結部材２と、異なる高さでラップトップコンピュータ７のＰＣ（ＰＣＭＣＩＡ）スロットの内部にカードが挿入されうるようにするハードドライブの本体部１とを備えている。電気的接続は、連結部材２におけるボアを通して延びる撓みうるプリント回路基板によって形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 コンピュータ用外部データ記憶ドライブ 本発明は、コンピュータ用の携帯式外部データドライブに関するものである。 急速に高まるコンピュータのデータ記憶容量に対する需要と共に、コンピュー タの限られた内部記憶容量を補助するための大容量の外部ハードディスクドライ ブ（また、たとえばＣＤ−ＲＯＭドライブや磁気光学ドライブといった外部デー タ記憶ドライブ）が必要となった。たとえば１年前に製造されたコンピュータの ハードディスク容量は数百メガバイト程度であるが、現在では数ギガバイトの容 量が必要とされる（また、この容量で製造されている）。 外部ハードドライブの大きさは可能な限り小型である の大きさで大容量のＩＤＥハードドライブ（たとえば６ＧＢ以上）が販売されて いる。 しかし、大型のアセンブリに追加されたコンピュータにハードドライブを連結 するケーブル同様、コネクタも、ラップトップコンピュータに使用する場合には とくに不利である。 国際公開第ＷＯ ９５／１８４７５号公報には、コンピュータのスロット内に 挿入する電子カードと、外部データドライブの本体と電子カードをつなぐコネク タとを備えたコンピュータ用のポータブルな外部データドライブが開示されてい る。 本発明は上述したような携帯式外部データドライブを提供する。このデータド ライブは、電子カードと外部データドライブの本体とを連結するための、少なく とも１つのヒンジを備えたコネクタを特徴とするものである。 国際公開第ＷＯ ９２／１１６２８号公報に開示された装置において、コネク タはリボンケーブルである。 カードはたとえば、標準のＰＣ（ＰＣＭＣＩＡ）スロットに合うように設計さ れたＰＣ（ＰＣＭＣＩＡ）カードである。 電子カードは、不使用時には外部データドライブの本体に対して折り返しが可 能であることが好ましい。この特徴によってカードが保護され、装置がよりコン パクトになる。 コネクタは、対応するヒンジにおいて電子カード、外部データドライブ本体と 接続した中間の連結部材を備えていることが好ましい。この特徴によって、異な る高さで、ＰＣスロットを備えたコンピュータにドライブを接続することが可能 になる。これについては後で詳細に説明する。 その他の特徴については従属クレームにおいて定義される。 つぎに、添付図面の図１〜９を参照しながら、好ましい実施例を例証の方法の みによって説明する。 図１は、カードを延ばした状態の、本発明による外部ハードドライブの斜視略 図である。 図２は、カードをベースの下に折り畳んだ状態の、図１に示したハードドライ ブの概略斜視図である。 図３は、折り畳んだプリント基板を示す図１、図２の ドライブの縦断面図である。 図４は、分解した状態の、図１のハードドライブを示す概略斜視図である。 図５は、ラップトップコンピュータと接続した状態の、図１のドライブを示す 側面図である。 図６は、低位置でＰＣスロットにより別のラップトップコンピュータと接続し たハードドライブを示す図５と類似する図である。 図７は、懸垂方法でラップトップコンピュータと接続している図１のハードド ライブを示す側面図である。 図８は、延びた状態にあるカード（折り畳んだ状態はファントムで示す）を示 す図１のハードドライブの下面平面図である。 図９Ａ〜図９Ｃは、ＰＣ、パラレルポートコネクタ、ディスクドライブと関連 する電子回路を示す回路図である。 図１を参照すると、ハードドライブは本体部分１を有する。本体部分１は、そ の上面の短いエッジ付近に、軸Ａ１の周囲で旋回する中間連結部材２を備えてい る。短いエッジには、部材２の自由端部付近の軸Ａ２の周囲に旋回的に支持され たＰＣ（ＰＣＭＣＩＡ）カード３が設けられている。本体部分１内のＩＤＥ ６ ３ｍｍ（ うるプリント基板を介して、カード３の自由端部において標準コネクタ（図示せ ず）と接続している。 図４に示すように、プリント基板５は連結部材２の長方形の穴を通って延びて いる。さらに図４に示すように、連結部材２が本体部分１の２つの耳部分４の間 に旋回自 在に取付けられている（これにより軸Ａ１、Ａ１’が一致する）。この取りつけ は、たとえば軸突起と溝（図示せず）を相互に係合することで行われ、また、カ ード３の１端にある旋回部６も同様の方法で、軸Ａ２、Ａ２’が一致するように 連結部材２の耳部分間に取り付けられている。図４において、プリント基板５の 長さは明瞭性を目的として長く図示されている。部材２を通って延びる部分には 構成要素は設けられておらず、基板の撓みうる回路基板上に形成された撓みうる コンダクタトラックのみを備えている。 したがって、カードと外部ドライブ本体とは、堅固なヒンジ（この実施例では ヒンジ軸は２つ備えているが、別の実施例ではヒンジ軸が１つの場合もある）に よって連結されている。 図２、図３に示すように、カード３と連結部材２は、矢印１８の方向に揺動す ることによって本体部分１の底部の下に折り畳むことが可能である。 つぎに図５、図６を参照すると、カード３をラップトップコンピュータ７の高 さの異なるＰＣ（ＰＭＣＩＡ）スロット９内に入れるために、連結部材２がカー ド３を異なる高さで水平に維持している。ラップトップコンピュータは正面図で 示されている。すなわち画面８が正面を向いている。ラップトップコンピュータ とハードドライブの両方が表面１１上に支持されている。また、ハードドライブ は、パラレルポートと接続するためのコネクタ２０を備えている。 図７を参照すると、ハードドライブは、そのカード３と連結部材２から縦方向 に懸垂するのに充分に軽量でコ ンパクトである。この形態のために、表面１１の幅が限られている場合でもスペ ースをとらない。 図８を参照すると、ハードドライブの本体部分１の底面側に溝１０が形成され ている。カード３を溝の床部へと移動するために、カード３は軸Ａ２の周囲で、 連結部材２は軸Ａ１の周囲で旋回可能になっている。この移動の際に、カード３ の自由端部は、溝の口部の内端に形成されたタブ１２にまでは届かない。つぎに 、カード３を矢印１４の方向に移動するために、連結部材２が軸Ａ１の周囲でさ らに旋回する。その結果、カード３の端部がタブ１２と溝１０との間に位置する 。（想像線で示した）この形態において、カードはその位置に弾性的および解除 可能に維持される。これとは逆の方法で、装置を折り畳んでいない状態にするこ とができる。 溝１０は、折り畳んだ状態でカード３の端部へのフィンガーアクセス（ｆｉｎ ｇｅｒ ａｃｃｅｓｓ）を許容するために、その内端部に切り欠き部分１３を設 けている。さらに本体１の側部は、持ち易くするために、正面図で見て波形の形 状を設けている。 図９Ａ〜図９Ｃを参照すると、ハードディスクドライブユニット１６は、ＰＣ （ＰＣＭＣＩＡ）アダプタカード３またはパラレルポートのいずれかを介してホ ストコンピュータに、また、ＤＢ４４コネクタ２０を使用してハードドライブア ダプタケーブル接続可能である。ＰＣ（ＰＣＭＣＩＡ）カードは、不使用時でも ユニットと永久的に接続しているのに対し、パラレルポートケーブルは必要な時 のみ接続される。ユニットは、両方の方法を使って２つのコンピュータと同時に 接続するようにはな っていない。ユニットへの電力は、ＰＣＭＣＩＡカードから、または１．３ｍｍ の電気ソケット２１を介して供給される。電気ソケットが使用されている場合は 、電力は外部のバッテリーパックまたは主要の電源から供給されるか、またはキ ーボードアダプタケーブルを使用するホストコンピュータ（図示せず）から供給 される。ユニットは適切な電源を選択する。 ＰＣＭＣＩＡカード３がユニットに永久的に接続しているので、不使用時にこ のカードをドライブから絶縁するための電子回路を採用する必要がある。これを 行うのは集積回路ＩＣ１〜ＩＣ７である。これらは、Ｍａｘｉｍ ＭＡＸ ３９ ２または同等の固体アナログスイッチである。ＰＣＭＣＩＡカード３が始動する と、ＲＥＳＥＴ／＋５Ｖラインが上昇する。上述のスイッチがレジスタＲ２を介 してこれを検出し、低インピーダンスのオン状態に入る。この電力が切られると 、スイッチラインがレジスタＲ３によって下げられ、スイッチが高インピーダン スのオフ状態に戻るため、ドライブがＰＣＭＣＩＡカードから絶縁される。ＤＢ ４４パラレルポートアダプタ２０には、不使用の場合には物理的に接続されてい ないため、このような電子回路は必要ない。 ＰＣＭＣＩＡカード３または１．３ｍｍの電気ソケット２１（中心が負である ）のいずれかより電力が供給される。いずれの電源からの電力も、高電流、低電 圧降下のショットキーダイオードＤ２、Ｄ３を介して供給される。１．３ｍｍの ソケットへの電力は、キーボードアダプタケーブル、または外部メイン、または バッテリーパック電力供給から誘導できる。この電力供給は５．３Ｖ、 １Ａｍｐの直流に特定される。ショットキーダイオードは以下に示す機能を満た す。 ・電源逆極性接続を提供する。 ・ＰＣＭＣＩＡアダプタカードが、不使用時にディスクドライブユニットによっ て電力供給されることを防止する。 ・上述のアナログスイッチの適切な動作を許容する。 ・ＰＣＭＣＩＡカードと外部電源の両方を使用している場合、ＰＣＭＣＩＡカー ドから外部電源へのスムーズな電源接続の切替えを許容する。外部電源が５．３ Ｖに指定されているこの場合、ＰＣＭＣＩＡカードからのダイオードＤ２が逆バ イアスされるために伝導せず、必要な全電力が外部電源から引出される。 ＰＣＭＣＩＡカードから電力が引出された場合、供給する側のコンピュータは 必要な電流を供給することが出来なければならない。場合によっては、これによ りバッテリーの寿命を縮めてしまう。これは使用するコンピュータのタイプと、 ディスクアクティビティ（ｄｉｓｃ ａｃｔｉｖｉｔｙ）の量の両方に依存する 。実際のＰＣＭＣＩＡカード自体が２Ａｍｐｓまでの電力供給が可能である。 集積回路ＩＣ１〜ＩＣ７のアナログスイッチは５Ｖ電源から直接は電力供給さ れないが、小型ダイオードＤ１を介して供給が行われる。これは、電力供給順序 付けの最中に電流が過剰に引出されることを防止する。ＬＥＤインジケータには 、ＬＥＤ１（緑）とＬＥＤ２（黄）の２つがある。緑のＬＥＤインジケータは、 ユニットに電力供給がされている際には常に発光する。黄色のＬＥ Ｄインジケータは、ディスクアクティビティを示し、ＩＣ８、／ＤＡＳＰ信号か らの７４ＬＳ４によって駆動される。 全ての構成部品は堅固なプリント基板（図示せず）上に取付けられている。他 端には、０層入力コネクタを介して撓みうるプリント基板５が接続している。こ のフレキシブルボード５は、長さが１００ｍｍと少しであり、蝶番止めされたケ ーシング（連結部材２）を介してＰＣＭＣＩＡカード３に供給される。このフレ キシブルボードの末端には入出力コネクタ１５が取り付けられている。フレキシ ブルボード５上には、磨耗を防ぐための保護層（図示せず）が接着されている。 本発明は、説明した実施例に限定されるものではなく、とくに、データドライ ブ以外のアクセサリに適用可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ウッドワード、クリストファー イギリス国、エス96 １ジェイエイ ハー ツ、レッチワース、バーズヒル、オウグル デザイン リミテッド（番地なし) (72)発明者 ハリスン、リチャード イギリス国、エス96 １ジェイエイ ハー ツ、レッチワース、バーズヒル、オウグル デザイン リミテッド（番地なし)

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. コンピュータ７のための携帯式外部データドライブであって、 コンピュータのスロット９に挿入するための電子カード３と、 該外部データドライブの本体１とカードとのあいだのコネクタ とからなり、 前記コネクタ２が、電子カード３と、外部データドライブの本体１とを連結す る少なくとも１つのヒンジを備えてなる ことを特徴とする携帯式外部データドライブ。 2. 前記電子カード３が、不使用時に外部データドライブの本体１に対して折り 返されことができる請求の範囲第１項記載の携帯式外部データドライブ。 3. 前記コネクタが中間の連結部材２を備えており、該中間の連結部材が、個々 のヒンジ２，６；２，４において、電子カード３および個々のデータドライブ１ に接続されてなる請求の範囲第１項または第２項記載の携帯式外部データドライ ブ。 4. 前記ヒンジ２,４のうちの１つの軸Ａ１／Ａ１’が、本体１の１つの面のエ ッジ領域に隣接し、電子カード３がデータドライブの本体の反対側の面に対して 折り返されうるように、前記中間の連結部材２が内側に折り返されうる請求の範 囲第３項記載の携帯式外部データドライブ。 5. 前記反対側の面が、前記電子カード３と連通し、該 電子カード損傷を防止するような寸法を有し設けられた凹所１０を備えてなる請 求の範囲第４項記載の携帯式外部データドライブ。 6. 前記反対側の面に電子カード３を取り出し自在に保持するための手段１２を 備えてなる請求の範囲第４項または第５項記載の携帯式外部データドライブ。 7. 保持するための手段１２が、前記凹所１０の１または２以上の側面から内側 に突出している１または２以上のタブ１２を備えており、該１または２以上のタ ブ１２が、凹所の床と接触しない電子カード３の表面と接するように配列されて なる請求の範囲第５項に従属する請求の範囲第６項記載の携帯式外部データドラ イブ。 8. 前記電子カード３が、中間の連結部材２にかかわるヒンジの方向への長手方 向の運動によってのみ取り出せるように、前記保持するための手段によって保持 されてなる請求の範囲第６項または第７項記載の携帯式外部データドライブ。 9. 前記中間の連結部材２が、前記データドライブの本体１の小さい方の面に向 かって折り返されうる請求の範囲第３項、第４項、第５項、第６項、第７項また は第８項記載の携帯式外部データドライブ。 10．撓みうるコンダクタ５が、前記電子カード３とデータドライブの本体１との あいだのコネクタ２内部に延びてなる請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４ 項、第５項、第６項、第７項、第８項または第９項記載の携帯式外部データドラ イブ。 11．前記コネクタ２が一般的に管状であり、前記コンダ クタ５を取り囲んでなる請求の範囲第１０項記載の携帯式外部データドライブ。 12．前記コンダクタが撓みうるプリント回路基板５である請求の範囲第１０項ま たは第１１項記載の携帯式外部データドライブ。 13．従来のコンピュータデータケーブルと接続するためのさらなるポート２０を 備えてなる請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７ 項、第８項、第９項、第１０項、第１１項または第１２項記載の携帯式外部デー タドライブ。 14．使用時に前記コンピュータ７のスロット９から電子カード３に供給された電 力から給電されるパワーサプライＤ２，Ｃ１を有してなる請求の範囲第１項、第 ２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、第１０項、 第１１項、第１２項または第１３項記載の携帯式外部データドライブ。 15．磁気ハードドライブ、磁気光学ドライブまたは光学的ドライブである請求の 範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９ 項、第１０項、第１１項、第１２項、第１３項または第１４項記載の携帯式外部 データドライブ。 16．前記電子カード３がＰＣＭＣＩＡ（ＰＣ）カードである請求の範囲第１項、 第２項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項、第９項、第１０項 、第１１項、第１２項、第１３項、第１４項または第１５項記載の携帯式外部デ ータドライブ。