JP2001514031A - 脳および心臓の一次電流の断層撮影システムおよび方法 - Google Patents

脳および心臓の一次電流の断層撮影システムおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 頭蓋骨表面において測定した電気および/または磁気信号(EEG/MEG)から、機能的脳状態の確率の三次元マップを求める。このために、EEG/MEGの統計的記述パラメータを測定し、その脳分布マップを算出する。マップは、a)解剖図解を用いて電気活動を発生する高い確率を有する構造に対する解の制約、およびc)解が所定の不確実性を有することに基づくEEG/MEG/EKG/MKG問題の逆解である。前記マップまたは前記マップの部分的組み立てがテンプレート群に属する確率を判定する。該判定を得るために、マップの空間相関性および実験的共変数の依存性をモデル化する。得られた確率を疑似カラー・スケールでコード化し、脳図解上に重ね合わせ、それらの双方向三次元表示を得る。逆問題およびその表示に用いられる脳図解は、個々の神経画像、確率的図解、または個人の形態学に関する確率的図解の可塑的変形とすることができる。前記方法論は、定量的電磁脳撮影断層分析(qEEG−T)と呼ばれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、脳の神経細胞および心臓の筋肉細胞によって生成される一次電流(
PEC:Primary Electric Current)の断層撮影映像
を得るためのシステムおよび方法から成る。
【0002】 (背景) 当技術分野で使用する句および用語について、本発明では次のように定義する
こととする。 ベクトルは太い小文字で示し、行列は太い大文字で示す。1は、1のN次元 (matrix Kronecker product)を示し、″.*″はア
ダマール積を示し、οはベクトル間の二進積(diadic product)
を示す。xが行列またはベクトルの場合、xはxの転置を示し、xはxの転
置共役を示す。xに適用される演算vech(X)は、Xの列を有するベクトル
を形成し、繰り返し要素または問題の文脈で一定と考えられるものを除去するこ
とから成る。 一次電流(PEC)jp(r,t)は、位置rおよび時点tにおける神経また
は心臓細胞群のシナプス後活動(post−synaptic activit
y)の空間的および時間的平均によって得られる微視的な大きさである。 立体的導体Ω:研究対象の身体、頭部または胸部の内側領域。 発生立体Ω:PECが発生するΩの部分集合であり、脳または心臓から成
る。 立体的導体の格子R:N点の離散群 r∈Ω。 発生立体の格子R:N点の離散群 r∈Ω義した期間。
【0003】 電子脳撮影図(EEG:electroencephalogram)および
心電図(EKG:electro−cardiogram):頭部および胸部上
の位置r(記録電極)およびr(基準)において、身体上に配置した一対の
電極に生ずる電圧差Ver(t)を測定することによって得られる時系列。V
(t)は、身体のN部位で測定される。この種の測定ベクトルをv(t)で
示す。 磁気脳撮影図(MEG:magneto−encephalogram)およ
び磁気心電図(MKG:magneto−cardiogram):単純コイル
の中心rにおける磁界密度ベクトルの、それを含む面に対して垂直なベクトル
上の投影bcn(t)を測定することによって得られる時系列。これらの単
純コイルは、1群の磁気流検出変換器によって、超電導量子干渉装置(dcSQ
UID:dc Superconducting Quantum Inter
ference Device)に接続される。この種の測定のベクトルを、b
(t)で示す。 解剖学的画像:コンピュータ断層撮影装置(CAT)、磁気共鳴画像(MRI
)、凍結切開術(cryotomy)を用いた頭部の死後断面のような身体に関
する構造情報を提供する医学的画像の一種。 解剖図解:頭部または胸部の基準系における、それぞれ、脳または心臓の解剖
画像。脳に対する基準系の特定のインスタンス(instance)が、″Ta
lairach″国際系である。解剖図解の可能な形式には次のものがある。 研究対象の個々の構造画像(図1)。 確率:所与の母集団における解剖画像の正常または異常形態学の個体内変異性
(variability)を要約した複合統計画像(valdes P.an
d Biscay R. The statistical analysis
of brain images.In:Machinary of the
Mind,E.Roy Hohn et al.the,(ed.),(19
90),Birkhauser,pp.405−434;Collins DL
,Neelin P,Peter TM,Evans AC(1994)Aut
omatic 3D registration of MR volumet
ric dates in standardized talairach
space.J Comput Assist Tomogr 18(2);1
92−205;Evans AC,Collins DL,Mills SR.
Brown ED, Kelly RL,Peters TM(1993) 3
D statistical neuroanatomical models
from 305 MRI volumes.Proc.IEEE−nucl
ear Science Symposium and Medical Im
aging Conference: 1813−1817;Evans,A.
C.,Collins,D.L.,Neelin,P.,MacDonald,
D.,Kambei,M.,and Marret,T.S〉(1994)Th
ree dimensional correlative imaging:
Applications in human brain mapping.
In R.Thatcher,M.Hallet,T.Zeffiro,E.R
oy John and M.Huerta(Eds.) Functiona
l neuroimaging technological foundat
ions,Academic Press)。
【0004】 機能的画像:機能的磁気共鳴(fMRI)、ポジトロン放出断層撮影(PET
)および単一光子放出断層撮影(SPECT)のような、血行動態体物質代謝(
hemodynamics corporal metabolism)に関す
る情報を提供する医学的画像の一種。 画像)のM回の測定から成る群。全ての測定は、選択した解剖図解の基準系に基
づく。EEG/EKG(o(t))および/またはMEG/MKG(o(t
))ならびにオプションとして、fMRI,PET,およびSPECT(o
t),m>2)は常にo(t)に含まれ、これらの観察は座標y∈Δに対して
定義される。ここで、Δは様式mの測定空間である。 ランダム変数のベクトルの多変量Z変換
【数5】 xΘ={u,Σ} その平均ベクトル、および この最後の式において、Σの二乗根の1つを選択し、これが完全な範囲のもの
でない場合、疑似逆数(pseudoinverse)を用いる。xが次元1で
ある場合、そのZ 多変量実ガウス分布からのサンプルであることを表現するために用いられる。 関数空間(functional space):共通の特性を有する関数の
集合(Triebel,H.1990.Theory of Function
Spaces II,Basel;Birkhauser)。関数空間におけ
るメンバシップを用いて、考慮対象のTPECにおける所望の特性を指定する。
関数空間は、原子の組み合わせから成ると考えられる。 可能となるような、特性を有する原子の集団。ここで、ψは原子である。その
例には″Wavelets″(Meyer,Y.1992.Wavelets
and Operators.Cambridge:Cambridge Un
iversity Press)、複素指数のフーリエ・ベース(Fourie
r base)、一般化関数の空間におけるディラック・デルタ(Dirac
delta)の集団等がある。メガ辞書(megadictionary)は、
数個の原子の辞書の合体である。
【0005】 によって指定される平滑度を有するR内の値を取る関数の集合(Triebe
l,H.1990.Theory of Function Spaces I
I.Basel,Birkhauser)。いずれの所与の ナリゼーション(penalization)、即ち、原子の重み付け組み合わ
せのノームによって、強制される(De vore R.A.and Popo
v V.(1988) Interpolation of Besov Sp
aces.Transactions of the American Ma
thematical Society 305,397−414)。これらの
空間は、制御可能な程度の空間不均質性を有する関数のモデリングを可能にする
。特定の事例として、次のものがある。 (次数mの導関数に対して)最大平滑度のソボレフ空間(Sobolev 共通フレームワークにおける点源(双極子)および分散源双方のモデリングを Cambridge:Cambridge University Press
)。 基準群:所与のTPEC画像に対してメンバシップが確率されるべき基準群か
ら成る。 古典的定量電気生理学(qEEK/qEKG) 本発明の先行技術として、多変量統計分析をEEGおよびEKGに適用するこ
とによって、脳および心臓の異常状態の定量化およびその検出を目的とするため
に行われた研究がある。これらの方法は、電気脳撮影法および定量的心電図(そ
れぞれ、qEEGおよびqEKGと省略する)として知られている。qEEGの
システムおよび方法っは、米国特許第4,846,190号、第4,913,1
60号、第5,282,474号、第5,083,571号に記載されており、
qEKGの方法は、米国特許第4,974,598号に記載されていた。これら
の特許は以下のことを詳細に説明する。 複数のセンサによるEEGおよび/またはEKG(v(t))の記録。 オプションとして、元々記録されているv(t)を分析する代わりに、時系列
s(t)、外部イベントのマーカ、に対するv(t)の相互共分散の算出によっ
て、予め処理してある系列(PPS)を得る。EEGの場合、s(t)は、ある
種の刺激が検査対象に与えられた時点を示す、一連のディラック・デルタ関数と
して見なすことができる。得られる時系列は、平均誘発電位(AEP)として知
られている。EKGの場合、s(t)は、EKG自体のR波の発生を報せること
ができ、得られるPPSは平均EKG(AEKG)である。
【0006】 これらの時系列からの記述パラメータ(DP)の抽出。これらは、通常および
異常生理学的活動における変動を反映するように設計された、記録時系列の統計
的要約である。 前述の特許では、EEGに対して指定されるDPは、広帯域周波数スペクトル
における平均であり、これらDPの基礎変換も含まれる。広帯域スペクトル分析
(BBSA)のDPは、形式的に次のように定義される。So(ω)をV(t)
のフーリエの係数のクロススペクトルまたは分散および共分散行列とする。DP
−BBSAは、 列So(ω)の要素i,jである。 先に引用した特許では、AEPおよびAEKGに対するDPは、カーフネン・
レーブ・ベース(Karhunen−Loeve bases)の係数として定
義される。これらのパラメータは、要因分析負荷(Factorial Ana
lysis loading)として知られている。 引用した特許では、DPの変換を行い、そのガウス性(gaussianit
y)を保証する。 で示し、ベクトルを表記x=T(DP)で示す。 先に引用した特許では、母集団平均μに対する標準偏差σの単位で測定し
た偏差としてDPを表現する単一変量z変換によって、DPの比較を通常の変異
性に対して行う。規範的データベースに基づくzの算出において、診断対象で
はない変異性を発生する随伴性変異(被験者の年齢の場合のように)の効果は、
等分散的多項式回帰によって除去される。 脳および心臓局所マップ(TM)の構築。これらのTMでは、ノームに対する
被験者の偏差度を、カラー・スケールによってコード化する。TMは、センサの
測定間に補間される画像であり、頭部または胸部の概略的な二次元投影図を表わ
す。 同様の被験者群を、そのDP値にしたがって規定するためのクラスタ分析の使
用(米国特許第5,083,571号)。 線形判別分析を用いて、検査対象の被験者を、診断群、即ち、そのDPの既定
値に基づくクラスタ分析によって予め定義されている診断群に属するものとして
分類する(米国特許第5,083,571号)。
【0007】 被験者の、選択した時点において実行した彼自身の以前の状態に対する、統計
的距離の測定。これは、被験者の物理的状態に関する情報を提供する。例えば、
次のような状態である。手術中、集中治療中、または病理学の評価に対する評価
中(米国特許第4,545,388号、第4,815,474号、第4,844
,086号および第4,841,983号)。これらの方法の有用性は、いくつ
かの研究において確認されている(John,E.R.;Harmony,T.
Valdes−Sosa and P.(1987b);The uses o
f statistics in electrophysiology.In
:Gevins,A.S.and Remond,A.(Eds),Handb
ook of Electroencephalography and Cl
inical Neurophisiology.Revised Serie
s.Volume 1,Elsevier,The Netherlands,
497−540 and Hon,E.R.;Prichep,L.S.and
Easton,P.(1987a);Normative data bas
es and neurometrics. Basic concepts,
methods and results of norm construc
tion.In:Gevins,A.S.and Remond,A.(Eds
),Handbook of Electroencephalography
and Clinical Neurophisiology.Revise
d Series,Volume 1,Elsevier,The Nethe
rlands,449−496)。しかしながら、これらの方法には次のような
制約がある。
【0008】 DP−BBSAは、EEGの多種類の活動の定量化には、記述パラメータとし
て不十分である。これは、周波数帯域の平均化に起因する解像度の損失によるも
のであり、その結果診断における感度および特定性の損失を招く(Szava,
S.;Valdes,P.;Biscay,R;Galan L.;Bosch
,J.;Clark,I.and Jimenez,J.C.:High Re
solution Quantitative EEG Analysis.B
rain Topography,Vol.6,Nr.3,1994,pp.2
11−219)。 TMの使用によるDP群の分析は、変数間の高い相関性によって阻害される。
この困難を克服するために、Galan et al.(Galan,L;Bi
scay,R;Valdes,P.;Neira,L.and Virues
T.(1994);Multivariate Statistical Br
ain Electromagnetic Mapping,Brain To
pography,vol 7,10.1)は、多変量Z変換の使用により、多
変量TMを導入した。 TMの正常性(normality)の評価は、マップの多点に対する多数の
比較によって生ずるタイプI誤差の制御の必要性を考慮せずに、単一変量統計に
よって行う。これによって、誤った異常検出の確率が、制御不可能なレベルに上
昇する。 群間の判断境界は線形であり、余りに狭すぎることを意味する。加えて、最高の
分類パワーによるDPの選択に最適な手順が適用されていない。 磁気測定b(t)の使用は、V(t)によって提供される情報にこれらが追加
の情報を付加するという事実にも拘らず、含まれていない。 生理学的情報の分析は、j(t)に関する推論は全くなく、v(t)に限定さ
れている。したがって、これらの方法には、TPECの様式を較正するものはな
い。これらは、単に、神経/心臓PECの発生器およびセンサ間に介挿された被
験者の組織によって歪められた後に、身体の表面上のj(t)の投影を分析する
に過ぎない。実際、PECおよびEEG/MEG/EKG/MKG間の関係は、
頭部および胸部の導体特性に左右される(例えば、幾何学的形状、導電性、電気
および磁気浸透性等) 脳および心臓多変量統計マップ これらの制約の一部は、Pedro Valdes−Sosa et al.
の米国特許第5,282,474号によって克服された。この特許では、脳およ
び心臓の異常な活動の評価のために、以下の革新技術によって、統計的方法を用
いることを主張する。 オプションの生理学的情報源として、b(t)を追加する。続いて、v(t)
およびb(t)双方から得られたDPの使用が、qEEGおよびqEKGの定義
に含まれる。 時系列s(t)の追加成分が、被験者自身の自発的または非自発的反応から得
られるような、より一般的な形式の外部イベント、またはそれら自体の分析o(
t)から得られるもののマーカの形態で含まれる。かかる呼び処理によって導出
される系列を、o(t)から導出されるイベント関連成分(ERC)と命名する
【0009】 機能的空間・時間ベースのテンソル積におけるERCの拡張。これらは、フー
リエの基礎だけでなく、生理学的プロセスの記述において柔軟性を高める別のD
P集合間のウェーブレット(非統計的プロセスの記述のため)も含む。 高次統計モーメントおよび異なるパラメトリック時系列モデルの使用による、
これらDPを含めて纏める。特に、線形自己回帰の係数が含まれる。 離散フーリエの一変形による全周波数ωに対するSo(ω)の使用において一
貫性のある高解像度区間分析(HRSA)のDPとしての導入。 DPの大域最大および大域最小の経験的確率分布に基づくカラー・スケールの
TMにおける導入。このスケールは、偽りの異常検出の確率の効果的な制御を行
う。 この特許において導入された脳活動評価に対する改善が、例示されている。 5才から97才までのキューバ人に対するHRSAのノームの構築による(V
aldes,P.;Biscay,R.;Galan,L.;Bosch,L.
;Szava,S.;and Virues,T.:High Resolut
ion Spectral EEG norms for topograph
y,Brain Topography,1990,vol.3,pp.281
−283 and Valdes,P.;Bosch,J.;Serius o
f it Banks,R.;Hernandez,J.L.;Pascual
,R.and Biscay,R,:Frequency domain mo
dels for the EEG.Brain Topography,19
92a,vol.4,pp.309−319)。 DP−HRSAが、神経学および精神学的病理学の検出に対して、DP−BB
SAよりも高い感度および特定性を達成することを示すことによる(Szava
,S.;Valdes,P.;Biscay,R.;Galan,L.;Bos
ch,J.;Clark,I.and Jimenez,J.C.:High
Resolution Quantitative EEG Analysis
,Brain Topography,Vol.6,Nr.3,1994,pp
.211−219)。 しかしながら、この先に引用した特許において用いられたo(t)のDPの構
築は、DP−HRSAのようなパラメトリック・モデルに限定される。静止およ
び線形確率的信号、または限られた種類の非線形を有する信号に対するo(t)
にのみ完全な記述がある。かかるDPのある種の被験者のEEGの研究の不適格
性(特に、癲瘤の患者)は、Hernandez,Valdes−Sosa a
nd Vilaによって例証された(Hernandez,J.L.,Vald
es,P.A.,and Vila,P.(1996) EEG spike
and wave modeled by to stochastic li
mit cycle,NeuroReport,7:2246−2250)。 qEEG方法およびqEKGは、これらはTPECの真の変異体ではないとい
う理由のために、j(t)の推定値には適用されない。
【0010】 脳および心臓一次電流の断層撮影法 全種類の断層撮影法におけるように、TPECの進展の開始点は、観察データ
を推定対象量に関係付けるモデルの確率であり、このモデルは直接問題(Dir
ect Problem)として知られている。TPECでは、直接問題は、い
かにしてo(t)をj(t)から発生するかを過程する。このモデルは、2つの
成分を有する。 仮定する立体的導体、即ち、頭部おおび胸部の導電特性の特定モデル、特にそ
れらの幾何学的形状、導電性、電気および磁気浸透性等。 j(t)に対して仮定したモデル、またはソース・モデル。 立体的導体の特性は、電気k(r)および磁気k(r)リード・フィール
ド(LF)において要約される。これらは、PEC j(r,t)、ver
t)およびben(t)間直接的な関係を確率する、最初の種類のフレドホルム
型積分方程式のカーネルである。
【数18】 式(1)および(2)において表現される項の離散化により、直接問題の以下
の式が得られる。
【0011】 いて混入した誤差である。 古典的なグリーン定式化の代わりに、LFを用いて直接問題を定式化すること
により、Rush and Driscoll(Rush S.and Dri
scoll D.A.EEG electrode sensitivity−
an application of reciprocity. IEEE
Trans,on Biomed,Eng.,vol.BME−16,pp.1
5−22,1969)およびPlonsey (Plonsey R. Cap
ability and limitations of electroca
rdiography and magnetocardiography,I
EEE Trans.Biomed.Eng.,vol.BME−19,not
.3,pp.239−244,1972)によれば、注目に値する利点が得られ
た。これは、主に、PECに対する特定のモデルを想定せずに、頭部および胸部
の導電特性全てが、これらの大きさで抄録することができるからである。しかし
ながら、身体における導電性は、非均質であり、異方性であることは周知であり
(Hoeltzell P.B.and Dykes R.W. Conduc
tivity in the somatosensory cortex o
f the cat.Evidence for cortical anis
otropy,Brain Research,117,pp.61−82,1
979)、実際にはLFの算出を非常に複雑化する。しかしながら、区域を較正
する各組織種別毎に、導電性を一定および等方性と見なせば、大幅な簡略化が可
能である(Schwan H.P.and Kay C.F. The con
ductivity of living tissues,Ann,N.Y.
Acad,Sci.,vol.65,pp.1007−1013,1957)。
この立体的導体のモデルは、等方性個別均質立体的導体(IPHC:Isotr
opic and Piecewise Homogeneous Volum
e Conductor)と命名されている。一般に、2種類のモデルIPHC
が頭部および胸部に用いられている。 球体:異なる区域が同心球であることを定義する表面を指定する最も単純なモ
デル。このモデルでは、Kを評価する明示的な式が存在する。このモデルは、評
価が簡単であるが、主に頭部の時間領域に対してはあまり正確でない。 現実:区域の表面が、解剖図解から得られる。このモデルのために、Flet
cher et al.(Fletcher D.j.,Amir A.,Je
wett D.L.and Fein G. Improve method
for the calculation of potentials in
a realistic head shape model.IEEE t
rans.Biomed.Eng.,vol.42,not.11,pp.10
94−1104,1995)およびOostendorp and Ooste
room (Oostendorp T.and van Oosterom
A.The potential distribution generat
ed by surface electrodes in homogene
ous volume conductive of arbitrary s
hape.IEEE Trans.Biomed.Eng.,vol.BME−
38,pp.409−417,1991)によってモデル数値方法が開発されて
いる。しかしながら、この手順は、センサを付勢することによって生成される区
域を制限する表面上の電位差の計算に対する境界要素法(BEM:boudar
y element method)に基づいている。 式
【数19】 は、ノームpoにおける直接問題の関数である。
【数20】l(o(t)|j(t),ΣEE)=Cexp[−Rθ]は、式(
3)に対応する尤度として定義され、Cは密度の正規化の定数である。以下で
は、特に述べない限り、po=2とする。
【0012】 TPECの中心的な目的は、(4)の最小化によるj(t)の推定であり、こ
れは「逆問題」である。一般に、(4)は一意の解がないことは周知である。何
故なら、同時電気および磁気測定が可能な場合でも、LF演算子は非自明なヌル
空間を有するからである。 PECの推定が可能なのは、一連の制約を強要するj(t)に対するモデルの
形式で、先験的情報に寄与する場合のみである。これらは、以下のように分類す
ることができる。 外因的:所望の解の、他の種類の神経画像から提供される情報との適合性を要
求することからなる。脳の解剖学的神経画像の典型的な要件は、 頭部をモデル化する球状立体的導体の内側のみでj(t)を推定すること、 j(t)を、被験者の皮質面に限定し、前記皮質に垂直に方位付けすること、
である(Dale,A.M.,and Sereno and M.I.,J.
Cognit.Neurosc.,1993,5:2,pp.162−176)
。 内因性:活性化組織の形状および面積範囲に関する要件からなる。モデルとデ
ータの適合性を維持しつつ(簡素性)、活性化面積をできるだけ小さくすること
が必要である。空間j(t)における形状のばらつきについては、この要件は、
最小の平滑度(現双極子に対応するディラック・デルタの集合体)から、最大限
平滑な関数までの範囲を取る。 前述の条件は全て、2つの等価な方法で、解に強要される。 規制化:(4)に、非負関数R=R(j(t)|Θ)を追加し、最小化す
る。
【0013】 ベイズの推定:後験分布(a posteriori distributi
on)を最大化する
【数21】 ここで、π(j(t)|Θ)=Cexp[−R]は、j(t)の先見確率
である。 o(t)の発生器を推定するために開発された異なる方法における基本的な差
は、j(t)に対して指定されたモデルにある。これらについて以下のように見
直しを行う。 R(j(t)|Θ)がN<Θを保証する関数である場合、Θが定数で
あれば、式(4)の解の一意性が保証される。j(t)に対するこのクラスのモ
デルは、現双極子(current dipole)と命名されている(Sch
erg,M.and Ebersole,J.S.(1993);Models
of Brain Sources,Brain Topography,V
ol.5,Nr.4,pp.419−423)。
【数22】 ここで、α(t)は、発生器gの活動であり、μ(t)はその方位である
。この種のモデルは、米国特許第4,949,725号、第5,285,385
号、題意5,524,086号、および第5,361,774号に記載されてい
た。これらのモデルの利点は、次の通りである。 これらは、小さな領域群がPECを生成し、全てが小さい範囲であるという状
況をモデル化するには有効である。 形式化によって、単純な最小二乗推定方法が得られる。 得られる推定値のDPの集合は非常にコンパクトであり、現双極子各々の位置
および方位から成る。 モデルの単純さのため、PECのこのモデルの推定に追加の制約を加えるのは
容易である(Scherg,M.and Ebersole,J.S.(199
3);Models of Brain Sources.Brain Top
ography,Vol.5,Nr.4,pp.419−423)。例えば、α
(t)にある程度の平滑度を強要することができ、μ(t)=μという要
件は、時間に依存しない。これらの要件は、推定DPを安定化する。
【0014】 しかし、論じた双極子モデルには、以下の制約がある。 PEC(N)の可能な発生器数が大きすぎると、この種のモデルは、オペレ
ータの手動介入を頻繁に必要とする。この場合、逆問題も誤って解決されること
になる。実際、これらのモデルは、Nを決定するための統計的な手法を含まな
い。 PEGを発生する組織の異なる領域が広い区域に分散している場合、双極子モ
デルは、実際の領域の質量中心に位置する等価双極子を推定し、したがってアー
チファクトが生ずる。 α(t)の平滑度は、スプライン基準(spline basis)の使用
によって強要され、活動の広さの可能な形態を、ソボレフ関数空間W(L
(二時導関数積分可能ルベーグ)に属することに限定する。 この種のモデルは、AEPまたはAEKGを記述するためにのみ用いられてき
た。 この発生器のモデルは、立体的導体の球または現実モデルを用いて適用されて
いる。しかしながら、LF方法論は用いられてなく、現実的な場合には、数値ア
ルゴリズムの使用が必要となる。これらは各繰り返し毎にBEMの工程の評価を
必要とするので、あまり実用的でない。 TPECは、Valdes−Sosa et al.の米国特許第5,307
,807号において、最初に提案され、医学的画像の新たな様式に地位を与えた
。この発明は、以下の革新によって、神経/心臓PECの発生器の広さ、方位お
よび導電性の三次元マップを作成する方法およびシステムから成る。 身体内の内側の三次元格子上でj(t)の推定を実行する。 CREのPECのDPを検討する。 他の種類の構造的医学画像から得られる情報を用いて、被験者身体の導電特性
を特定する。また、これを用いて、PECを既定する格子の空間範囲を既定し(
したがって、PECを推定する可能な部位を制限する)、PECの方位を判定す
る。被験者の身体幾何学的特性は、パラメトリック・モデルの使用により、定量
的にPTECに組み込まれる。
【0015】 他の種類の機能的医学画像から得られる研究対象被験者の物質代謝に関する情
報を、j(t)を推定する格子を更に限定するために使用する。 モデル化される発生器は、個別ソース(双極子)を含むだけでなく、個別発生
器よりも広さが大きい場合、背景発生器ノイズを記述する発生器を拡散する。 CREの発生器に周波数ドメイン推定を導入する、特に、発生器の相互スペク
トル行列S(ω)を導入する。この特許において導入される脳活動の評価に対
する改良は、後に、限局性神経病変がある被験者における異常電気活動の原初に
関する研究によって検証された。例えば、Harmony,T.;Fernan
dez−Bouzas,A.;Marosi,E.;Fernandez,T.
;Valdes,P.;Bosch,J.;Riera,J.;Rodrigu
es,M.;Reyes,A.;Silva,J;Alonso,M.and
Sanchez,J.M.(1995):Frequency Source
Analysis in Patents with Brain Lesio
ns,Brain Topograpy,vol 8,No.2を参照されたい
。 しかしながら、前述の臨床研究およびその他(Valdes,P.;Carb
allo,J.A.;Alvarez,A.;Diaz,G.F.;Bisca
y,R.;Perez,M.C.;Szava,S.;Virues,T.an
d Quesada,M.E.:qEEG in to public Hea
lth System,Brain Topography,Vol.4,Nr
.4,1992b,pp.259−266)によって、米国特許第5,282,
474号および第5,307,807号に記載されている発明は、TPECの方
法論の一層の完成度のために必要な以下の面を考慮していなかった。 米国特許第5,282,474号に記載されている統計的手順は、TPECに
おける使用に拡張されていなかった。即ち、TPECのサンプル空間は、4次元
空間時間多様体上で定義された確率場であり、したがってこの分析のためには、
特別な方法が必要であるが、前記特許ではそれが考慮されていなかった。 米国特許5,282,474号において実験的随伴変数の影響を排除するため
に用いられている回帰方法は、パラメトリック大域多項式型のものである。これ
らは、電気生理学的データには典型的な多重スケールにおける変動を記述するた
めには、十分な柔軟性がない。 米国特許第5,307,807号の場合、規制化源のみが、パラメータを検討
する双極子数の制御から成る。これは、N<Θを保証する関数R(j(t
)|Θ)の暗示的な使用であり、あまり柔軟性がなく、頻繁な人手の介入を必要
とする。 米国特許第5,307,807号の場合、発生器の活動を観察可能な信号に関
係付ける直接問題に対する解が、解剖的デコンボリューション(anatomi
cal deconvolution)によって得られる。この方法は、発生器
の一般的な構成には適合せず、最適解に対する不正確な数値近似に過ぎない。
【0016】 米国特許第5,307,807号の場合、被験者の身体の幾何学的形状を特徴
付けるために採用されたパラメトリック記述は、関数形態の定量的記述の使用に
基づいており、固体内の形態的変異性を適切に記述する程十分な柔軟性がない。
即ち、この方法は、研究対象の特定の被験者の構造的画像の獲得が望ましくない
場合や実用的でない場合には、確率的解剖情報を含むことができない。 米国特許第5,307,807号の場合、他の画像様式から得られる物質代謝
情報は、アクティブな双極子が許される領域に対する制約として一体化されるに
過ぎない。したがって、この情報は、統計的に最適な推定手順には用いられない
。 前述の2つの特許の公表以降、一連の研究が現れ、先に概要を説明した問題を
完全には解決していないものの、本発明において主張する解法の洗練化には寄与
している。次に、関連のある開発を、それらの利点および不適当性の評価と共に
列挙する。 今日まで全てのTPECの構築において用いられてきたDPは、生データか、
または当該データから導出した十分な統計であり、殆ど常に時間または周波数ド
メインにおける低次統計モーメント(lower order statist
ical moment)の一部である。最近の研究(Hernandez,J
.L.,Valdes,P.A.,and Vila,P.(1996)EEG
spike and wave modeled by to stocha
stic limit cycle,NeroReport,7:2246−2
250)は、神経および心臓組織の質量の特徴である、動的な活動、特に非線形
性の記述を可能にするEEG/MEG/EKG/MKGの時間的シーケンスのた
めの柔軟な非パラメトリック記述の必要性を論証する。 なJ(t)のモデルを、平滑な輪郭で、可能にする。即ち、線形分布解法は、各
時点 の推定器は、スプライン型解として定式化される。 (Riera,J.J.,Aubert,E.,Valdes,P.,Casa
nova,R.and Lins,O.Discrete Spline El
ectric−Magnetic Tomography(DSPET)bas
ed on Realistic Neuronatomy,proceedi
ngs of The Tenth International Confe
rence on Biomagnetism,BIOMAG′96,Sant
a Fe,New Mexico,February 1996に記載されてい
る)。ここでは、解の平滑度は、行列ΣJJによって指定される。PECの推定
器は、この場合、以下の明示的な表現を有する。
【数24】
【0017】 このTPEC系統において最も重要な代表物は、ΣEE=σ EE|と仮定す
ることによって特徴付けられる。ここで、σ EEは、同一種類のセンサに共通
な分散である。異なる線形解が、以下に示すように仮定することによって、Σ
によって特徴付けられる。 が、最尤度と適合性のある最小エネルギを有することを要件とする(Wang
J.Z.,Williamson S.J.and Kaufman L.Ma
gnetic source images determined by l
ead−field analysis:the unique minimu
m−norm least squares estimation,IEEE
trans.Biomed,Eng.,39,7,665−667,1992
)。この方法は、空間的に広がった推定値を生成し、正しく個別のソースを特定
できない。この方法論の変異体が、米国特許第5,228,443号において紹
介されている。
【数27】 Wは対角であり、重みを含む。これらは、センサ付近に集中する解の、分散解が
有するバイアスを中和する(George,J.S.,P.S.Lewis,H
.A.Schlitt,L.Kaplan,I.and C.C.Wood(1
993) Strategies for source space lim
itation in tomographic inverse proce
dures,In:Proc,9thInt.Conf.On Biomagn
etism,Vienna)。この方法は、偽性表在解を回避するが、精度高く
個別のソースを特定できない。
【0018】 低解像度電気断層撮影法(LORETA)。
【数28】 尤度項と適合する最大の空間平滑度を求める(Pascual−Marqui,
R.D.,1994.Low resolution electromagn
etic tomography: a new method for lo
calizing electrical activity in the
brain, Int.J.Phychophysiol.18:49−65.
LORETA)。この方法は、脳または心臓のあらゆる部分においても、単一の
点源を高精度に突き止める。LORETAは、EEGの発生器の相互スペクトル
の推定に拡張されている。Casanova et al.による論文を参照さ
れたい(Casanova,R.,Valdes P.,Garcia F.M
.,Aubert E.,Riera,J.J.,Korin W.and L
ins O. Frequency domain distributed
inverse solutions. To appear in the
proceedings of the Tenth Internation
al Conference on Biomagnetism,BIOMAG
′96,Santa Fe,New Mexico,February 199
6)。これは、以下の推定器に基づく。
【数29】 しかしながら、(9)では、完全なベイズ・モデルには対応しない。何故なら
、先験確率は、j(t)に対して指定されるのであり、Σに対してではないか
らである。 場合によっては、追加の制約を加えて、米国特許第4,977,896号に記
載されている、周知のBackus and Gilbert解を得ることがで
きる。 これらスプライン法は全て、整数qについて、ソボロフ空間H(L)に対
するj(t)のメンバシップを指定する。双極子型のPECの推定は許されない
ので、これは制約がきつ過ぎる。実際、レイリー限界は有効であり、近隣の点源
を判別する不可能性を述べる。加えて、この限界は、「ゴースト」解の出現の原
因であり、線形方法による解の限界のためのアーチファクトと干渉する。
【0019】 広がりが少ない解を求めて、何人かの著者がj(t)の非線形推定器を提案し
ている。その中でも、1)Matsuura and Okabe(Matsu
ura L.and Okabe Y.(1995)Selective Mi
nimum−Norm Solution of the Biomagnet
ic Inverse Problem.IEEE Trans.BME Vo
ls.43not.6pp.608−615)は、逆問題を定義する一般化ガウ
ス分布において、pおよびpを変動させ、その結果、逆解を非線形に推定し
なければならないという結果を得た。2)Gorodnitsky and B
haskar(Gorodnitsky,I.and Bhaskar D.R
.1997. Sparse signal reconstruction
from limited data using FOCUSS: a re
weighted minimum norm algorithm. IEE
E Trans.Signal Proc.Vol.45(3)pp600−6
16)は、式(5)の推定器を繰り返し適用し、前回のステップにおいて推定し
たj(t)値に比例して各格子点に重み付けすることを提案した。双方の提案は
、アルゴリズム的に、センサ数に等しい数の個別発生器に収束し、したがって実
際には、双極子嵌め合い(dipole fit)の更に精巧な形態となる。そ
の結果、これらは、これらの双極子モデルと、空間的に分散された点源を推定で
きないという欠陥を共有する。 Philips et al.(Philips JW,leahy RM
and Mosher JC.MEG based imaging of f
ocal neuronal current sources.(1997)
.IEEE trans Medical Imaging,Volume 1
6:338−348)は、モデル(6)に次の関数(functional)を
導入した。
【数30】 いてψ(t)の平滑度を欠くという欠点がある。また、これは、近傍ξ(その
発散はパラメータQおよび重みβによって制御される)に集中するアクティブ
なZ(重みαによって制御される)が殆どないことという追加の要件も強要
する。これは、以下の項によって得られる。
【数31】 得られるベイズ階層モデルは、「平均場アニーリング」(Mean Field
Annealing)の方法を用いることによって、推定される。このモデル
は、潜在的には非常に柔 前述の方法には、各tに対してj(t)が独立であるという暗示的な想定の使
用に等しい、j(t)の時間依存性をモデル化するものは全くない。この想定は
、統計的な推定値においてかなりの変移を生ずる原因となり得る。 数多くの研究によってo(t)画像の処理が達成され、時として他の神経画像
様式によって寄与された情報も考慮に入れているが、j(t)の推定およびその
後の使用を目的として有するものはないことを述べるべきであろう。これは、フ
ィンランド特許第925,461号、および米国特許第5,331,970号の
場合である。これらの特許は、TPECを得ることを目的としていないので、こ
の技術の分析には、これらの形式の先行技術は含まれていない。
【0020】 (発明の説明) 本発明の目的は、o(t)に基づいてj(t)の推定値を算出するシステムお
よび方法を提供することであり、前記推定値はTPECとして示す。脳の研究に
言及すると、具体的には脳の一次電流の断層撮影法では、その手順を(TPEC
c)として示し、心臓の場合、心臓一次電流の断層撮影法(TPECk)として
示す。 マップは、a)この制約のために解剖図解を用いて電気活動を発生する高い確
率を有する構造に対する解の制約、およびb)解が、ベソフ型、またはメガ辞書
によって定義される、予め指定した関数空間に属することを強要することに基づ
くEEG/MEG/EKG/MKG問題の逆解である。このマップまたはその部
分集合が検査群に属することの確率を判定する。この限定のために、マップの空
間的および時間的相関をモデル化すると共に、実験的共変数(covariab
le)への依存性もモデル化する。得られた確率を疑似カラー・スケールでコー
ド化し、それらの双方向三次元視覚化のために解剖図解上に重ね合わせる。逆問
題の解決および視覚化のために用いられる図解は、個々の構造的神経画像、確率
的図解、または確率的図解から個々の形態学(morphology)への可塑
的変形とすることができる。
【0021】 したがって、本発明の態様の1つは、脳(TPECc)および心臓(TPEC
k)の一次電流断層撮影法(TPEC)システムから成り、 脳(TPECc)および心臓(TPECk)の一次電流断層撮影(TPEC)
システムであって、以下の要素、即ち、 ・被験者身体に近接して配置され、増幅サブシステムに接続された複数の外部
電界および/磁界センサであって、TPECcの場合被験者の頭蓋骨に近接して
配置され、TPECkの場合被験者の胸部に近接して配置される、センサと、 ・前置増幅器と電子増幅器とから成り、センサが検出した信号を記録し、その
アナログ/ディジタル変換のために信号の予備調整を行う増幅サブシステムと、 ・増幅信号を二進数o(t)のシーケンスに変換し、該シーケンスを、制御ユ
ニット(CU)として機能する汎用ディジタル・コンピュータのメモリに格納す
るアナログ/ディジタル変換サブシステムであって、TPECcの場合、電気セ
ンサから得た時系列は電気脳撮影図(EEG)であり、一方TPECkの場合、
電気センサから得た時系列は心電図(EKG)であり、磁気センサから得た時系
列が磁気心臓記録図(MKG)である、アナログ/ディジタル変換サブシステム
と、 ・CUに結合され、脳または心臓の解剖図解の頭部および胸部それぞれの基準
系への入力、ならびに、当該図解に記載されている組織に関連する導電性値、電
気および磁気浸透性の入力を可能にする外部ディジタル記憶サブシステムであっ
て、脳の基準系の特定でかつ排他的でないインスタンスが、″Talairac
h″国際系である、外部ディジタル記憶サブシステムと、 ・CUに結合された外部ディジタル記憶サブシステムであって、CUが、機能
的磁気共鳴撮像(fMRI)、ポシトロン放出断層撮影(PET)および単一光
子放出断層撮影光子(SPECT)のような他の生物物理的手順によって得られ
た被験者の脳または心臓の機能的状態の画像の入力を可能とし、機能画像が、頭
部または胸部の基準系において定義される、外部ディジタル記憶サブシステムと
、 ・ディジタル形態で、センサの座標および被験者の頭部または胸部の外部解剖
学的構造の座標を伝達する、センサ位置検出デバイスであって、座標が、頭部ま
たは胸部の基準系において定義され、CUに格納されている、センサ位置検出デ
バイスと、 ・CUに接続され、聴覚視覚的刺激、および患者の神経または心臓血管系を刺
激する目的のための熱、電気、および磁気パルスを放出する、複数の刺激デバイ
スと、 ・研究対象被験者の運動的、生理学的、および言語的反応(被験者の応答)を
測定する、複数のセンサ・デバイスと、 ・研究の実施を制御するための命令群(プログラム)が常駐するメモリを有す
るCUであって、該プログラム動作領域が、既定の設計に応じた刺激デバイスの
活性化、EEG/MEG/EKG/MKGの獲得の制御、センサ位置の決定、研
究対象被験者の活動の記録、その他の生物物理学的様式から来る機能画像の獲得
、および脳の機能状態の時間的進展の三次元統計的マップを構築するための被験
者の研究において獲得した全情報のディジタル処理を含む、CUと、 から成る。
【0022】 加えて、本発明は、前述のシステムと共に用いる算出方法も提供し、以下のス
テップから成る。 a)センサの座標の解剖図解(図4)の基準系への変換。これは、粘弾性変形
(最も一般的には、非線形)の提供によって達成され、被験者の外部解剖学的マ
ーカの座標をCU内に格納されている解剖図解に対応付ける。 b)脳または心臓のいずれかの部分にPECが存在する被験者において生成さ
れるEEG/MEG/EKG/MKGを予測する線形演算子(電気的カーネルお
よび磁気的カーネル)の算出。このカーネルは、電気および磁気相互性の原理を
用いて、格子 に対して算出される。この原理は、電気および磁気LF間に
線形関係を確立し、センサを低周波の直流または交流で付勢すると、電界が現れ
る。したがって、この電界は、任意のCEPの出現とは無関係に、心臓または胸
部の導電特性全てを要約する。相互性の定理。δrを導体Ω内部の立体的要
素とする。導体内部の位置rにおける一次電流j(t)δrの点源は、頭
蓋骨上に位置する電極リードにお が導体内のゼロに等しい)で、以下に明記する2つの状況で、導体全体において
異なる電界の分布が生ずる。1)EEGでは、直流Ier(記録電極を介して導
体から出て、基準電極を介して入る)を同じリード電極(図6a)に印加する。
この電気相互性の定理によって、
【数33】 と表わされる。2)MEGでは、交流I(ω)(特定の周波数(0≦ω≦10
0)Hz)が同じコイル(図6b)を循環する。相互性の定理によって、
【数34】 と表わされる。前述の2つの状況における電界e(r)およびe(r,ω)
の算出では、最終的に電気および磁気LFを得るために計算しなければならない
。この算出は、被験者の頭部または胸部を導体として、その実際の物理的特性の
モデルに基づいて、実行することができる。有限要素法(FEM)または有限差
分(FDM)の使用により(Ramirez,S.,Eisenberg,J.
Lehr and F.Schoen. Effects of cardia
c configuration,paddle placement,and
paddle size on defibrillation curre
nt distribution: A finite element mo
de. Med.Biol.Eng. Comput.,vol.27,pp.
587−594,1989;Fahy,J.,Kim Y.and Anant
haswamy A..Optimal electrode configu
rations for external cardiac pacing
and defibrillation: An inhomogeneous
study. IEEE Trans. Biomed.Eng.,vol.
BEM−34,pp.743−748,1987)、非均質でありかつ異方性の
立体的導体(Volume Conductor)のモデル化が可 と考えると、境界要素法が用いられる(BEM)(Oostendorp T.
and van Oosterom A.The potential dis
tribution generated by surface elect
rodes in homogeneous volume conducti
ve of arbitrary shape. IEEE Trans.Bi
omed.Eng.,vol.BME−38,pp.409−417,1991
)。この特定の場合、テトラヘドロンは、立体を離散化するためにも用いられる
が、連続する区分を分離する表面と交差する場合、これらテトラヘドロンは三角
形を形成し、これらの表面は格子によって離散化されることが異なる。これらの
方法は全て、電位に対するスカラー境界問題の定式化に基づいて発展した。これ
らは、空間定数(spatial constant)まで電位を決定する最の
不確実性のために、(物理的視点から)不良提起問題に至る。一旦電位を算出し
たなら、次いである形式の数値勾配を用いて、先に明記した状況における電位を
算出する。リード・フィールド分析(LFA)と命名された、Fletcher
et al..によって提案された方法(Fletcher D.J.,Am
ir A.,Jewett D.L.,and Fein G.Improve
method for calculation of potential
s in realistic head shape model.IEEE
Trans.Biomed.Eng.,vol 42,not.11,pp.
1094−1104,1995)も、電位に対するBEM問題の解法に基づくも
のである。この方法論の主要な難問は、これら全ての方法から得られた行列が特
異であり、したがって特定の解を得るためには、多収縮の方法(method
of multiple deflation)のしようが必要となることであ
る(Lynn M.S.and Timlake W.P.The user
of multiple deflations in the numeri
cal solution of singular systems of
equations,with application to potent
ial theory.SIAM J.Numer.Anal.,vol.5,
not.2,1968)。加えて、皮膚および骨の導電性の比率を増大または減
少させると、得られる行列は非常に条件が悪くなる。この条件悪化によって生ず
る数値誤差は、分離問題HamalaineinおよびSarvasの定式化を
用いることによって減少した(Hamailainen M.S.and Sa
rvas J.1989.Realistic conductivity m
odel of the head for interpretation
of neuromagnetic dates. IEEE Trans.B
iomed.Eng.Vol.36,pp′165−171)。これらの方法は
全て、双方の状況において発生したオーム電流密度に対するベクトル境界問題の
定式化の下でのこれら電界の算出に拡張することができ、FEM,FDMおよび
BEMのベクトル・バージョンが得られる。スカラー・バージョンとは異なり、
式の離散かから発する行列は特異ではなく、これにより多収縮の方法の使用が回
避される。「疎」悪条件(導電性間で比率の増減を行う場合)は、ブロック構造
の出現によって、前述の行列において反映される。BEMのベクトル・バージョ
ンは、ブロックによる逆を算出することができる。これらの逆は定義されていな
いので、スカラーの場合には不可能なことである。一例として、ベクトルBEM
の場合について、以下に詳細に展開していく。
【0023】 前述の手順から、大規模な代数方程式系が得られる。敷居(threshol
ding)の原理に基づく多解分析の使用により、これら膨大な代数方程式系の
疎なフォーマットへの変換が可能となり、このようにして、計算コスト及び丸め
によって生ずる誤差を大幅に低減することが可能となる(D.M.Bond a
nd S.A.Vavasis. Fast wavelet transfo
rms for matrices arising from bounda
ry element methods,1994 and Glowinsk
i R.,Bread T.W〉,Wells R.O.and Zhou Z
..Wavelet and finite element solutio
ns for Neumann problem using fictiti
ous domains,1994)。 c)解剖図解の使用による頭部または胸部におけるPEC発生器の存在可能部
位の判定 等方性個別均質立体的導体という特別な場合では、前述のIPHCは、N個の
区分域(R,R,…,R)から成り、これらは交差せず、区分域同士を含
まないように配列されている。空気は、RN+1と定義する。加えて、σは、
区分域Rにおける導電性の値を表わす(σN+1=0)。表面Sj,j+1
、区分域RおよびRj+1を分離する境界である。ベクトルn(r)は、当
該位置の表面に対する法線rを示す(図7)。 1)状況(1)に対する各区分域Rにおけるオーム電流密度j(r)は、
ベクトル境界問題に対応し、第2グリーン・ベクトル方程式に基づいて算出する
ことができる。
【数35】 2)状況(2)に対する各区分域Rにおけるオーム電流密度j(r)も、
ベクトル境界問題に対応し、第2グリーン・ベクトル方程式に基づいて算出する
ことができる。
【数36】 加えて、無限および均質媒体においてコイルによって生成されるベクトル次回
密度は、以下の式によって算出される。
【数37】
【0024】 式(11)および(13)は、IPHCの対称性によってラプラス・ベクトル
方程式の解に対する変数の分離を可能にする曲線座標系における表現が可能な場
合、分析的に解かれる。それ以外の場合には、これらは、デカルト座標に変換し
離散化しなければならない。(13)において固定周波数ω=ωに対して、こ
れらの式は、独立項{j(r),j(r,ω)}において相違するだけで
あることを注記しておく。一般ベクトル場をc(r)={j(r),j
r,ω)}と示すことにする。すると、これを独立項c(r)について書く
ことができ、この一般ベクトル場は、次の式を満足する。
【数38】 この式に基づくベクトルBEMは、極値r→Sj,j+1を算出し、得られる
第2形式のフレドホルム形積分方程式を離散化すると、得られる。 ここで、c=(c1∞;cN∞),c=(c1;;cN)、行列は、以
下の通りである。
【数39】 (3Nj,j+1x1)ベクトルcj∞およびcは、表面Sj,j+1の三
角形の質量の中心におけるcj∞(r)およびc(r)の評価によって形成さ
れる。cは、表面Sk,k+1の三角形の質量の中心の評価によって構築され
た(3Nk,k+1x1)ベクトルである。(3Nj,j+1x3Nk,k+1
)マト
【数40】
【0025】 代数式(17)の系の解は、系cest=(D+Γ)−1の行列を逆転す
ることによって得られる。この代数式の系は、特異性の問題を有さない。何故な
ら、オーム電流密度は、いずれの基準を指定することにも依存しないからである
。 区分域Rの内部の点rにおけるc(r)の値は、表面上で推定した一般ベ
クトル場を以下の式に代入することによって得られる。
【数41】 独立項EEG/MEG EEGについて 注入される電流は、電共に対応する、頭蓋骨上にマークされた三角形全てにお
いて一定であると見なすことを念頭に入れて、以下の式を得る。
【数42】 MEGについて 固定周波数ω=ωにおいて、各三角形において磁界ベクトル密度が一定であ
り、質量の中心におけるその値に等しいと考えると、以下の式が得られる。
【数43】 各表面を形成する三角形のそれぞれにおける磁界ベクトル密度の横断成分を指定
する必要があることに注意されたい。このためには、三角形の質量の中心のそれ
ぞれにおいて、以下に示す式を評価するだけでよい。
【数44】
【0026】 逆解の算出 逆問題に対する解は、画像融合に対する階層ベイズ・モデルの定式化に基づく
(Hurm,1996;Mardia,1996)。モデルの最も基本的なレベ
ルでは、観察不可能な脳または心臓組織の活動の存在A(t)を仮定する。 このモデルは、以下の成分から成る。 ・対応する直接問題に基づく各様式m毎の尤度項Iom
【数45】 式(18)は観察o(t)を関数指示子F(x,t)と関連付け、これら
は、画像様式mの空間的および時間的解像度を捕獲するカーネルであるKによ
る畳み込みによ ≦m≦Mを用いることにする。EEGおよびMEGに対して、f(t)=j(
t)であることを注記しておく。 ・以下の関係にしたがって脳活動度A(x,t)に対して調整した、各関数活
動F(x,t)毎の先験確率πfm
【数47】 これは、ある機構HにしたがってA(x,t)を投影し、機能指示子を形成す
る形態を 想定する。表記Θβ=[Θβml≦m≦Mを用いることにする。 ・脳または心臓活動A(t)〜π(A(t)|Θ)の先験確率π ・ハイパーパラメータに対する先験確率 Θ πΘA(Θ) Θβm πΘβm(Θβm) Θem πΘem(Θem) これらの全ては、先験確率を以下の基礎に導く。
【数48】
【0027】 モデルのパラメータA,Θ,F,Θβ,Θ全ての推定は、最大方法後験(
MAP:Maximum method a Posteriori)方法によ
って行われる。本発明の実施形態の中には、明示的な推定器が存在するものもあ
る。それ以外では、以下の繰り返し方法の1つによって推定値を得て、初期値と
して、より単純なモデルまたは単純にランダムな値の推定値とする。 パラメータA,Θ,F,Θβ,Θの部分集合に対する(20)を連続最大
化しつつ、他の全ては固定して維持する「繰り返し条件最大化」(ICM: I
terated Conditional Maximization;Win
ker,G.(1995) Image Analysis,Random F
ields and Dynamic Carlo Methods Moun
ts.Springer)。 A.パラメータの部分集合に対する(20)を連続最大し、他のパラメータを
その期待値に固定する「期待最大化」(EM:Expectation Max
imization;Tanner,1996)。 B.Monte Carlo Markov Chain methodsに
よって得られた(20)のMonte Carlo分布のモード選択(MCMC
,Tanner M. 1996 Tools for Statistica
l Inference.Third Edition,Springer)。 定式化(20)の利点は、統計的に最適な方法で、撮像様式によって与えられ
る情報の異なる時間的および空間的解像度との組み合わせを可能にすることであ
る。各様式に割り当てるべき重みは、自動的に得られる。即ち、EEGおよびM
EGを結合すべき、最適な相対重みを見出すことが可能である。 尤度の形式は、危険度の形態で指定する。
【数49】 以下の表記は、変数xのあらゆる集合のためにも導入される。分布の最も重要
なパラメータを、平均および共分散の行列Θ={μ,Σ}とする。すると
【数50】 は、次数p,(ε不感受)の多項式危険度を定義する。
【0028】
【数51】 このクラスの危険度は、先に用いた次数p>1のノーム(Lp)を含む
【数52】
【数54】 この種の危険度は、他の文脈で用いられる多くの特定ケースを含む。ε=0お
よびp=2の場合、危険度は、ロバストな推定器を定義するHuberのそれに
対応する。ε=0およびσ=0の場合、前述のノームLに減少する。最後に、
σ=0の場合、ノームはVapnikのε不感危険性となる(1995)。 ICM,EM,またはMCMCを用いて(20)のMAP推定器を求めるため
に、必須のステップは、R+λ・R(j(t)|Θ)(式5)という形式の
式の最小化である。R0を
【数55】
【数56】
【0029】 部分解(Smola,1996)は、支持ベクトル機構(SVM:Suppor
t Vector Mechanism)による回帰と等価である。二次プログ
ラミング問題として述べた、効率的な最小化を可能にすることの他に、得られる
解は、異常値によって汚染されたデータに対しても堅牢である。加えて、推定し
たPECは、Kの要素の減少数の関数であり、TPECの簡略化を保証する。 EEGおよびMEG f(t)=j(t)双方について、PECのモデルを
、更に次のように詳細化する。 ここで、μ(r):Ωg→Rは、PECの発生器の方位の場(field)
であり、 前記ランダム成分は、特定の実施形態では一般性の損失がなく、 として指定される。式(25)は、脳双極子(式7;Scherg,1993)
に初期に導入された空間時間モデリングをTPECに拡張する。 j(t)=M・G(t)+ξ(t) 発生器の方位および強度の指定は、以下の先験確率を定義することによって行
い、
【数59】
【0030】 適合性に、脳活動A、およびベソフ空間によって予め定義されている関数平滑度
を適用(enforce)する。この場合インデックス(1,1,s)のベソフ
空間を選択すると、変数解像度TPEC(VARETA:Variable R
esolution TPEC)が得られる。VARETAは、点源発生器およ
び分散源発生器双方の推定を、同じフレームワーク内において可能にする。した
がって、これまで存在していた、双方の形式のモデリング間の絶対二分法は、不
要となる。VARETAでは、解に適用される平滑性の量が、発生立体内部にお
いて点毎に可変であることが可能である。これによって、「可変解像度」と命名
された。この可変解像度は、現点源の空間的適応非線形推定値を可能とし、通常
の線形分布解に存在する「ゴースト」解を除去する。また、これは、互いに非常
に接近している離散源を区別可能な、「超解像度」の達成を可能にする。特に、
排他的な実現ではないが、式(26)の先験確率は、次の通りである。 平滑度を指定し、pは対角線に確率が配置され、灰白質が格子点に存在する行
列である。
【数61】 れ以外の場合0の値を取る。言い換えると、次のようになるように、周辺分布に
対する混合モデルを得て、
【数62】 一方、iは確率pの多項式のサンプルとして得られる。 式(27)に対する同様の式も明らかである。pに対する依存性により、先
験的な我々の知識によって、格子の点に対するPECに、推定器の確率的制約が
許されることに注意されたい。即ち、pが0および1の値のみを取る場合、こ
のPECの特定に対する制約は、決定論的になる。
【0031】 統計的評価 検査群に対するメンバシップの決定 所与の被験者に対して、一旦j(x,t)およびγ(x,t)の推定値、およ
びハイパーパラメータの推定値を得たならば、DPのベクトルにおいて、これら
の選択を構成する。このベクトルは、多数の検査群の1つにおいて、非パラメト
リック統計の方法を用いて、得られたTPECが分類可能な否か判定するために
用いられる(Ripley B.D.(1966) Pattern Reco
gnition and Neural Networks. Cambrid
ge University Press)。本発明の異なる実施形態を表わす
検査群は、以下の通りである。 ・TPEC以外の評価基準によって正常と定義された被験者群。これらの群は
、データベース内に記憶されている正常な被験者のTPECのDPのサンプルに
よって、暗示的に指定される。この場合、統計的分析の目的は、評価されたTP
ECのDPが健康な被験者から得られる確率を判定することである。 ・TPEC以外の評価基準によって予め定義されている病変(patholo
gy)を有すると定義された被験者群は、データベースに記憶されている対象の
病変を有する患者のTPECのDPのサンプルによって暗示的に指定される。こ
の場合、統計的分析の目的は、指定した病気の被験者からTPECが得られる確
率を判定することである。 ・非監視パターン認識(Unsupervised Pattern Rec
ognition)の方法によって決定された群。正常および/または病変被験
者のサンプルのTPECのDPの基準は、共通して、対象の生理学的特性を有す
る。この場合、統計的分析の目的は、生理学的特性を有する被験者からTPEC
が得られる確率を判定することである。 ・研究対象の被験者から以前に得られたTPECのDPのサンプルから成る群
。各分析時毎にDP群は、ベクトル時系列を構成する。このベクトル時系列の統
計的分析の目的は、2つある。 1.DPの変化に反映される、脳または心臓の所定部分の機能における経時的
変化を判定し、例えば、手術の間の脳の状態を監視することも目的とする。 2.脳または心臓の機能状態を反映するDPのベクトルが、現試験後のある時
点において、所与の値集合を得ることの確率について、予測を行うこと。
【0032】 以前の確率の算出のために、発生立体の格子の各点におけるパラメータの各々
に対し、各検査群の平均μ(v)および分散x(v)を有する必要がある。こ
れらの平均および分散は、非パラメトリック回帰によって、制御変数vの関数と
して表わすことができる(Hastie,T.J.and Tibshiran
i,R.J.(1990):Generalized additive mo
dels. Chapman and Hall,Pp18−20;ISBN
0−412−34390−8 and Fan J.and Gibjels.
I.Local Polynomimal Modeling and its
Applications,1996)。 DPについても、以下の変換を行う。 1.ベクトルxが以前に指定した1つの選択fに近い分布を有することを確認
するための、非線形関数x=T(DP)による目標分布に対する変換。 2.単一変動変異体を用いたz変換の算出。 3.zの全てまたは一部が、予め指定した最大または最小値に達する確率の
算出。この算出は、多数の空間的および時間的相関の効果の補正によって実行す
る。これらは、推定プロセスの結果であると共に、脳および心臓の病変の結果で
もあり、全体的な影響により、病変状態の識別におけるタイプ1の誤差が増大す
る。 この問題の複雑性は、四次元多様体上で定義したランダム関数としてのz
性質にある。3つの次元は空間であり、1つは時間である(一般性を失うことな
くそう定義するが、時間次元は、メガ辞書に基づく拡大を意味する場合もあり、
したがって、周波数または時間周波数次元を定義する可能性もある)。n次元多
々様態上における確率プロセスとして定義される、この種のランダム変数のため
に、統計的方法が開発されている(Worsley,K.J.,Marrett
,S.,Neelin,P.,Vandal,A.C.,Friston,K.
J.,and Evans,A.C.(1995): A unified s
tatistical approximation for determi
ning significant signals in images o
f cerebral activation. Human Brain M
apping,4:58−73)。これら統計的手順は、機能的画像(fMRI
,SPECT,およびPET)だけでなく、構造的画像(CAT,MRI)の研
究に適用されている。前述の方法は、未だqEEG/qEKGの分野やTPEC
には適用されていない。即ち、これらの結果は、Zmax、(任意形状の)対象
領域Cにおいて観察されたzの最大値が、所与のスレシホルドUを超過する確率
を算出する。
【数63】
【0033】 ここで、ρmax(f)およびρmin(f)は、仮定したランダム場の
形式fに依存し(ガウス、t,F,χ等)、R、確率場のFWHMに関して
表現したCの幾何学的形状を特徴付ける。
【数64】 般的な場合、以前に表わした確率は、評価対象のランダム場の形式だけではなく
、統計的画像の自由度にも依存する。 zは以下の方法でプロットする。 ・一次元グラフとして、zは、格子の子定点に対する関数としてプロットす
る。この種のグラフを、TPECのz像と呼ぶ。プロットは、TPECの規範値
からの偏差度を示すカラー・コードにしたがって行う。このプロットを、画像の
背景を構成する解剖図解に重ね合わせる。 画像の統計的評価の明確化のために、以下の変換を定義する。
【数66】 ここで、選択した対象領域は、完全な画像であり、Fは逆ガウス分布関数で
ある。Umax,Uminは、ユーザが選択する極値であり、可能な選択は、U
min=−Umaxである。その結果、単一変量ガウス分布に対応する確率のス
ケールが得られる。これの利点は、ユーザが、分布形式fや対応する自由度を念
頭に入れておく必要なく、評価ができることである。
【0034】 好適な実施形態の例 周波数ドメインにおけるTPEC 本発明の好適であるが排他的でない実施形態の1つは、EEGのための周波数
ドメインにおけるTPECである。この実施形態は、個々のMRIを得ることが
都合よくなく、したがって確率的脳図解の使用が必要となるという状況に対して
進められる。ここでは、個人i,セグメントjに対するEEGとして観察を行い
【数67】 として、モデル化する(Valdes,P.,;Bosch,J.;Grave
de Peralta,R.;Hernandez,J.L.;Pascua
l,R.and Biscay,R.: Frequency domain
models for EEG.Brain Topography,1992
a,vol.4,pp.309−319)。 言い換えると、観察するEEGは、理想的な記録EEGvi,j(t)にスカ
ラー係数κj(個別およびランダム)を乗算し、更に基準電極ρij(t)の活
動を減算することによる歪みであると仮定する。 視覚検査によって、セグメントは、静止性(stationarity)およ
び「混合」(mixing)の仮定に一致することが保証される(Brilli
nger,D.R,(1975):Time series を保証する。ここで、ωは周波数を示し、EEGの相互スペクトルまたは共分散
行列は、次のように推定される。
【数68】 Valdes−Sosa(Valdes−Sosa,P.(1984):St
atistical Bases.Chapter 7.Neurometri
c assessment of brain dysfunction in
neurological patients. In:T.Harmony
.Functional Neuroscience,vol.3,Lawre
nce Erlbaum Associates,Hilsdale,New
Jersey,pp.141−254)。その結果、共分散性Σ(ω)の行列
のサンプル推定器は、
【数69】 となる。
【0035】 ここで、Hはデータを平均基準に変換する中心化行列(centering m
atrix)を示し(Mardia KV,Kent JT and Bibb
y JM.(1979):Multivariate Analysis. A
cademic Press Inc.London Ltd.)、κの最尤推
定器は、Hernandez et al.に記載されている(Hernand
ez,J.L.; Valdes,P.;Biscay,R.;Virues,
T.;Szava,S.;Bosch,J.;Riquenes,A.and
Clark,I.(1995): A Global Scale Facto
r in Brain Topography. Intern.Journa
l of Neuroscience,76:267−278)。 この場合、主要な対象目的は、Σji(ω)の推定であり、適切な先験確率を
選択することによって行われる。この場合、MAP推定手順は、以下の式を最小
化することと等価である。
【数70】 これは、繰り返しステップkについて次の計算を行うことによって得られる。
【数71】 これらのステップは、推定器は収束するまで繰り返される。 は、ハイパーパラメータ行列を有する通常規制項(usual regular
izing term)に対応する。第3項は、ハイパーパラメータΣji(ω
)に対するWishart行列のための先験自然共役(natural con
jugate a priori)に対応し、
【数73】 に比例する。
【0036】 ここで、対角行列Λは、格子の各点に適用される平滑度を指定し、この場合
、灰白質の境界に対してゼロである。Λは、格子の各点におけるPECの許容
可能な大きさを荷重する。 灰白質を有する確率の推定器を含む。これらの確率は、例えば、Brain1の
確率図解を用いて求めることができる(Evans,A.C.,Collins
,D.L.,Neelin,P.,MacDonald,D.,Kambei,
M.,and Marret,T.S.(1994) Three dimen
sional correlative imaging: Applicat
ions in human brain mapping. In R.Th
atcher,M.Hallet,T.Zeffiro,E.Roy John
and M.Vegetable garden(Eds.)Functio
nal neuroimaging technological found
ations.Academic Press;Mazziotta JC,G
own TO,Evans AC,Fox P,Lancaster J(19
95) A probalilistic atlas of the hum
an brain:Theory and rationale for it
s development. Neuroimage2:89−101)。 として示す。式(28)は、自然対数をTとして用い、これら記述パラメータの
各々に適用される。周波数による、そして格子の各点毎の平均および分散は、回
帰モデルによって予め得られている。 点および各年齢毎に、異分散的非パラメトリック回帰によって求められる(Ha
stie,T.J.and Tibshirani,R.J.(1990):
Generalized additive models.Chapman
and Hall,Pp18−20;ISBN 0−412−34390−8;
Fan J.and Gibjels.I.Local Polynomima
l Modeling and its Applications. Cha
pman and Hall)。すると、完全なμ(ω;edad)の集合は
、Valdes et al.に記載されている発展表面(developme
ntal surfaces)の一般化を構成し(Valdes,P.;Bis
cay,R.;Galan,L.;Bosch,J.;Szava,S.;an
d Virues,T〉: High Resolution Spectra
l EEG norms for topography. Brain To
pography,1990,vol.3,pp.281−282)、今ではT
PECに拡張された。図9において、これらの回帰表面(Cuban Norm
ative EEG Data Baaseから得た)を観察することができる
。図において、発生器格子の数点に対する三次元表面が示されており、z・軸は
μ(ω;edad)であり、y・軸は周波数であり、x・軸は年齢である。
【0037】 このようにS(ω)から得られたz値の二次元または三次元プロットは、T
PECのz画像の一例を構成する。プロットは、算出した画像の規範値からの偏
差を示すカラー・コードを用いて行った。このプロットを、画像の背景を構成す
るTalairach座標の脳図解上に重ね合わせる。画像の統計的評価のた
めに、これらは4つの三次元ガウス・ランダム場(3空間および1周波数次元)
のサンプルであると仮定する。この場合、Worsley et al.が記載
した定理を適用する(Worsley,K.J.,Marrett,S.,Ne
elin,P.,Vandal,A.C.,Friston,K.J.,and
Evans,A.C.(1995): A unified tatisti
cal approximation for determining si
gnificant signals in images of cereb
ral activation. Human Brain Mapping,
4:58−73)。これは、画像zの最大または最小が所与の値を取る確率の評
価を可能とする。前述のz変換を、単一変量ガウス分布に対応する確率のスケ
ールを得るために選択する。
【0038】 臨床例1 図10a)において、周波数ドメインにおけるTPECcのZ画像を示す。こ
の画像は、27才の女の患者から得た画像であり、左前頭頂領域に神経膠星状細
胞腫が診断された。比較の目的のため、この図には、b)螺旋CAT、c)SP
ECT、およびおよびe)T2MRIも示す。 臨床例2 左(LCMA)または右(RCMA)内側脳動脈の閉塞による、虚血源(is
chemic origin)の脳血管性災害の診断に基づいて、最近入院した
11人の神経科の患者群を選択した。TCEPc周波数ドメインおよびCATを
全ての患者に適用した。得られたTPECc−FDの例を図11に示す。臨床診
断との完全な対応がある。事例7では、TPECc−DFがCATよりも優れて
おり、特定精度に関しては、3つが等しく、悪いのは1つだけであることが認め
られる。CATは、今日まで、その侵入性にも拘らず、CVAの評価のための、
画像選択方法である。
【表1】
【0039】 γ(x,t)の非線形分析 別の好適であるが限定ではない本発明の実施形態は、時間ドメインにおけるT
PECcである。この場合、前述の方法を用いて、個々の解剖脳図解を研究対象
被験者に有する場合に、活性化している脳領域およびその機能的接続を識別する
。一旦γ(x,t)を推定したなら、これらを非線形時系列として分析する。γ
(x,t)の値は、非パラメトリック非線形自己回帰モデル(NNAM)を嵌め
込むベクトル
【数76】 る(qは、含まれる過去の最大次数である)。自己回帰関数Fおよび共分散の行
列、 本モデルは、非静止的であり、かつ異分散的である。自己回帰関数Fおよび共分
1990)、局部多項式(Fan J.and Gibjels.I.,Loc
al Polynomimal Modeling and its Appl
ications. Chapman and Hall)、SVM(Smol
a A.,(1996)Regression Estimation wit
h Support Vector Machines. Ph.D.Diss
ertation Physik Department,Technisch
e Department,Technische Universitat
Munchen)、またはメガ辞書における回帰の形態で推定する。 は、癲瘤のEEGにおける発作性活動の活動の回帰に対する多スペクトル(po
lyespectra)によって与えられるものよりも情報量が多いことが例証
された生理学的系列(physiological series)の図解要素
(grapho−element)の形態に関する情報を含む(Hernand
ez,J.L.,Valdes,P.A.,and Vila,P.(1996
)EEG spike and wave modeled by to st
ochastic limit cycle. NeuroReport,7:
2246−2250)。ここで、この目的のために単純な線形方法だけでなく、
非線形パラメトリック方法 (Ripley B.D.(1996)Pattern Recognitio
n and Neural Networks. Cambridge Uni
versity Press)。
【0040】 加えて、Fの推定値によって、Geweke(1984)によって導入された
影響測定の皮下の非線形および非静止一般化によって、PECの発生器間におけ
るGranger因果律の推定値の算出が可能となる。A,B,Cをγから成
る時系列の部分集合(交差 リック回帰条件によってBの影響を除去したときにAから得られるものとして、
定義する。次に、BのAに対する(方向性のある)影響、Cに対する条件を、決
定因子の比の自然対数として定義する。
【数78】 癲癇病理の評価におけるTPECcと組み合わせた影響測定の潜在的な有用性
について、これより示す。γの推定器は、(病巣源および意識喪失を招く二次
伝搬の)複合部分的発作を有する患者のEEG記録に基づいて、得られた。患者
は、11才の少女であり、その記録を図12に示す。図12に、γの推定分散
を示す。4つのアクティブな部位を観察することができる(図では、文字Aない
しDで示す)。影響測定の算出により、想定した癲癇病巣間の情報の流れの方向
を示した。見てわかるように、病巣Aが他の全ての想定した病巣に影響を及ぼし
、他のものはこれに影響を及ぼさなかった。最大の活動の場所、および想定した
危機の一次源(primary origin)はAと考えられ、臨床診断と一
致した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 個々の構造画像に基づく脳の解剖図解。a)MRIの軸方向スライスであり
、これに輪郭検出手順を適用した。b)検出した皮膚の概要。c)全てのスライ
スにおいて検出された輪郭を用いた、皮膚表面の三角測量(triangula
tion)の3D再生。
【図2】 Talairach基準系における放物線構造画像に基づく脳の解剖図解。a
)平均画像の軸方向スライス。b)灰白質の出現確率の画像。c)後頭葉の灰白
質の出現の確率の画像。d)離散カラー・スケールによって表わされた灰白質の
異なる構造の区分化。
【図3】 この図は、TPECを得るためのシステムを示す図であり、TPECcの特定
の実施形態について、汎用性を失うことなく、以下に提示する部分から成る。こ
れらの要素は、次に記載され、その識別のために用いられる文字によって示され
る。a)被験者の身体に近接して配置される、複数の外部電界および/または磁
界センサ。TPECcの場合、前記センサは、患者の頭部に近接して配置される
。TPECkの場合、前記センサは、患者の胸部に近接して配置される。これら
のセンサは、電子前置増幅器と、前記センサによって取り上げられた信号を記録
し、後のアナログ/ディジタル変換のためにこれらの信号の予備調整を行う増幅
器から成る、増幅サブシステム(b)に接続されている。増幅サブシステムは、
増幅信号を一連の二進数に変換する、アナログ/ディジタル変換サブシステム(
1・c)に接続されている。前記アナログ/ディジタル変換サブシステムは、制
御ユニット(CU)として動作する汎用ディジタル・コンピュータに接続されて
いる。(i)デジタル化した信号は、CUのメモリに格納され、一方CUは外部
ディジタル記憶サブシステム(d)に結合され、以下の読み取りおよび格納を可
能にする。 ・頭部および胸部それぞれの基準系における脳または心臓の解剖図解。 ・他の生物物理的手順によって得られ、頭部または胸部の基準系において定義
された被験者の脳および心臓の機能画像。 本システムは、センサの位置を検出し、ディジタル形態でこれらセンサの座標
、および被験者の頭部または胸部の外部解剖学的構造の座標を伝送するデバイス
(f)も備えている。これらの座標は前記基準系において定義され、CU内に格
納されている。加えて、本システムは、CUに接続され、聴覚視覚的刺激、およ
び患者の神経または心臓血管系を刺激する目的のための熱、電気、および磁気パ
ルスを放出する、複数の刺激デバイス(g)を備えている。また、CUには、研
究対象被験者の運動的、生理学的、および言語的反応(被験者の応答)を測定す
る、複数のセンサ・デバイスが接続されている。CUは、(i)研究の実施を制
御するための命令群(プログラム)が常駐するメモリを有する汎用コンピュータ
である。このプログラムによって制御されるTPECのためのシステムの活動は
、(被験者の反応を探求する目的で考えられた)既定の設計に応じた刺激デバイ
スの活性化、EEG/MEG/EKG/MKGの獲得の制御、センサ位置の決定
、EEG/MEG/EKG/MKGと同じ時間基準系における研究対象被験者の
活動の記録、その他の生物物理学的様式(modalities)から来る機能
画像の獲得、および脳の機能状態の時間的進展の三次元統計的マップを構築する
ための被験者の研究において獲得した全情報のディジタル処理を含む。
【図4】 Talairach基準系における確率的脳図解の皮膚上に示すEEGの記録
のための標準的な10/20システムの電極。
【図5】 任意形状の表面Sに包囲された区分域Rに対する相互性の原理の図。基本電
【図6】 任意形状の表面Sに包囲された区分域に対する相互性の原理の図。a)電流I
erによる電気センサ、およびb)低周波交流電流I(ω)による付勢の結果
として、アクティブなPECがない状態で区分域Rj内部に現れるオー部電流の
密度。
【図7】 等方性個別均質立体的導体(IPHC)の図式表現)。
【図8】 被験者との処理のシーケンス。TPECを終えるための前述のシステムの使用
は、以下の動作から成る。前述のシステムに近接した着座または横臥位置へのお
被験者の配置。EEG/MEG/EKG/MKGの記録の形態で、脳および心臓
の恣意リ学的活動を表わす電気および磁気信号を検出および記録するためのセン
サ群(電極および磁気センサ)の配置。CUのメモリに格納するための、センサ
の座標および頭部または胸部の外部解剖学的構造の座標の測定のためのデバイス
の使用。CUのメモリに格納されているプログラムによって制御された、被験者
のデータ収集の開始。増幅およびアナログ/ディジタル変換のためのシステム使
用による、被験者の脳または心臓の電気的および/または時期的活動の収集およ
びアナログ/ディジタル変換。このステップは、任意に、前述のデバイスを用い
た刺激の発生、および被験者の応答の獲得を伴うことも可能である。取り込んだ
信号は、EEG/MEG/EKG/MKGの時系列の形態で格納する。システム
からの被験者の退出。アーチファクトおよび非生理学的周波数成分の除去のため
、被験者から記録した信号の予備処理。 プログラムによって用いられる動作のシーケンス。 観察データの入力(任意に、fMRI,PET,SPECTのような機能画像
のEEG/EKG;MEG/MKG)。 センサ位置の入力。 解剖図解の入力。これは、個別のまたは確率的構造画像のいずれでもよい。 センサ位置の、解剖図解の基準系への変換。 解剖図解から得た先験確率の算出。 導電特性の入力。 変更したセンサの位置を用いた、電気および磁気LFの算出。 PEC j(t)の算出。 既に予備処理した信号の観察可能な記述パラメータ(DP)の算出。これらの
DPは、確率プロセスのモデルの十分な統計である。限定するのではないが、特
に、これらの統計のインスタンス(instance)は、次の通りである。 ・時間的不変量として、または代わりに非静止として算出した、平均、分散、
共分散、または高次累積率。 ・時間的不変量として、または代わりに非静止として算出した、記録EEG/
EKGおよびMEG/MKGの全チャネルの相互多スペクトル。 ・パラメトリック(線形、二次系)および非パラメトリック双方のEEG/E
KGおよびMEG/MKGに嵌め込んだ多変量自己回帰関数。 ・EEG/EKGおよびMEG/MKG間の相関測定、相互情報、Grang
er因果律。 ・システムまたは被験者の回答によって発せられる刺激に対する前述の種類の
あらゆるパラメータの回帰係数。
【図9】 周波数ドメインにおけるTPECの正規変動を記述する式を示す。各サブ・プ
ロットは、代表的な脳格子の点に対して、周波数(x軸)および年齢(z軸)に
関するPEC(z軸)のスペクトルの対数の回帰表面を示す。
【図10】 左前頭頂領域に神経膠星状細胞腫が診断された27才の女の患者から得た、周
波数ドメインにおけるTPECcのZ画像。比較の目的のため、この患者の他の
画像方式を、b)螺旋CAT、c)SPECT、およびおよびe)T2 MRI
で示す。
【図11】 a)左およびb)右中)内側脳動脈の脳血管性災害がある2人の患者の、周波
数領域におけるTPECcの対数のZ変換の最大強度投影図。
【図12】 複合部分的発作を有する患者のEEG記録。この記録は、スパイクおよび波動
活動を示す。
【図13】 PECの主要源を示し、更に、非線形非静止作用の測定によって決定された情
報の流れの方向を示す、図12の記録の時間ドメインにおけるTPECc。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オーベルト バスケズ、フランシスコ エ ドアルド キューバ国 シー、ハバナ、プラザ デ ラ レボリューション、 ベダド、カル 1 ナンバー306 エントレ 15 イ 17、 アプト、24 (72)発明者 ビルエス アルバ、トリニダッド キューバ国 シー、ハバナ、ラ ライザ、 レパルト サン アグスチン、 カル 29 ナンバー23810、エントレ 238 イ 240 (72)発明者 モラレス アグイレラ、フランク キューバ国 シー、ハバナ、10 デ オク チュブレ、イー/エンセナダ イ フォメ ント、 カルザダ デ リュヤノ ナンバ ー13 (72)発明者 トルジロ バレット、ネルソン ジーザズ キューバ国 サンクティ スピリトウス、 タグアスコ、ラ ラーナ ナンバー100 (72)発明者 フェンテス モンテロ、マリア エレナ キューバ国 シー、ハバナ、プラザ デ ラ レボリュシオン、 ヌエボ ベダド、 カル 30 ナンバー773、 イー/41 イ クホリイ (72)発明者 ソーラー マッコック、ジョルジュ ミグ エル キューバ国 シー、ハバナ、プラヤ、 ア ベニュー 41 ナンバー3008 イー/30 イ 34 (72)発明者 リエラ ディアズ、ジョルジュ ジャビエ ル キューバ国 ラ ハバナ、 カル 82 ナ ンバー8910 ギュイラ デ メレナ Fターム(参考) 4C027 AA02 AA10 BB05 DD01 DD02 DD03 FF01 GG10 GG13 HH11 KK03 KK05 4C096 AB41 AC01 AC04 DC36 DD20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脳(TPECc)および心臓(TPECk)の一次電流断層撮影(TPEC)
    システムであって、以下の要素、即ち、 ・被験者身体に近接して配置され、増幅サブシステムに接続された複数の外部
    電界および/磁界センサであって、TPECcの場合前記被験者の頭蓋骨に近接
    して配置され、TPECkの場合前記被験者の胸部に近接して配置される、前記
    センサと、 ・前置増幅器と電子増幅器とから成り、前記センサが検出した信号を記録し、
    そのアナログ/ディジタル変換のために前記信号の予備調整を行う増幅サブシス
    テムと、 ・前記増幅信号を二進数o(t)のシーケンスに変換し、該シーケンスを、制
    御ユニット(CU)として機能する汎用ディジタル・コンピュータのメモリに格
    納するアナログ/ディジタル変換サブシステムであって、前記TPECcの場合
    、前記電気センサから得た時系列は電気脳撮影図(EEG)であり、一方前記T
    PECkの場合、前記電気センサから得た時系列は心電図(EKG)であり、前
    記磁気センサから得た時系列が磁気心臓記録図(MKG)である、アナログ/デ
    ィジタル変換サブシステムと、 ・前記CUに結合され、脳または心臓の解剖図解の頭部および胸部それぞれの
    基準系への入力、ならびに、当該図解に記載されている組織に関連する導電性値
    、電気および磁気浸透性の入力を可能にする外部ディジタル記憶サブシステムで
    あって、脳の基準系の特定でかつ排他的でないインスタンスが、″Talair
    ach″国際系である、外部ディジタル記憶サブシステムと、 ・前記CUに結合された外部ディジタル記憶サブシステムであって、前記CU
    が、機能的磁気共鳴撮像(fMRI)、ポジトロン放出断層撮影(PET)およ
    び単一光子放出断層撮影光子(SPECT)のような他の生物物理的手順によっ
    て得られた被験者の脳または心臓の機能的状態の画像の入力を可能とし、前記機
    能画像が、前記頭部または胸部の基準系において定義される、外部ディジタル記
    憶サブシステムと、 ・ディジタル形態で、前記センサの座標および前記被験者の頭部または胸部の
    外部解剖学的構造の座標を伝達する、センサ位置検出デバイスであって、前記座
    標が、前記頭部または胸部の基準系において定義され、前記CUに格納されてい
    る、センサ位置検出デバイスと、 ・前記CUに接続され、聴覚視覚的刺激、および患者の神経または心臓血管系
    を刺激する目的のための熱、電気、および磁気パルスを放出する、複数の刺激デ
    バイスと、 ・研究対象被験者の運動的、生理学的、および言語的反応(被験者の応答)を
    測定する、複数のセンサ・デバイスと、 ・前記研究の実施を制御するための命令群(プログラム)が常駐するメモリを
    有するCUであって、該プログラム動作領域が、既定の設計に応じた前記刺激デ
    バイスの活性化、前記EEG/MEG/EKG/MKGの獲得の制御、前記セン
    サ位置の決定、研究対象被験者の活動の記録、その他の生物物理学的様式から来
    る機能画像の獲得、および脳の機能状態の時間的進展の三次元統計的マップを構
    築するための被験者の研究において獲得した全情報のディジタル処理を含む、C
    Uと、 から成ることを特徴とする一次電流断層撮影システム。
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