JP2001512910A - 熱電組成物 - Google Patents

熱電組成物

Info

Publication number
JP2001512910A
JP2001512910A JP2000506688A JP2000506688A JP2001512910A JP 2001512910 A JP2001512910 A JP 2001512910A JP 2000506688 A JP2000506688 A JP 2000506688A JP 2000506688 A JP2000506688 A JP 2000506688A JP 2001512910 A JP2001512910 A JP 2001512910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
composition according
thermoelectric
thermal power
rba
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000506688A
Other languages
English (en)
Inventor
スティリアノス パナヘ
アルセン ハクホウミアン
Original Assignee
デルタ シータ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デルタ シータ リミテッド filed Critical デルタ シータ リミテッド
Publication of JP2001512910A publication Critical patent/JP2001512910A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • H10N10/855Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising compounds containing boron, carbon, oxygen or nitrogen
    • H10N10/8552Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising compounds containing boron, carbon, oxygen or nitrogen the compounds being superconducting

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 式(RBaCu7−δ+(PrBaCu7−δ1−xによって表される組成物が開示される。式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/またはルテチウム(Lu)を含み、0<x≦1であり、δは、この組成物のRBaCu7−δ成分が金属相にあるような値である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、熱電冷却素子および発電素子として使用される組成物、およびその
調製方法に関する。
【0002】 (背景技術) 熱電冷却分野は、冷蔵庫などの用途において明らかに実用化されている重要な
分野である。ペルチエ効果を利用する半導体装置が公知であり、その代表的な例
としてはビスマス−テルル(Bi Te)型装置があげられる。このような装置
は広く実用化されており、p型およびn型半導体素子のいずれとしても適宜ドー
ピングされたビスマス−テルル合金を使用している。素子の物理的(主に熱)特
性を変えるための添加物として、アンチモン(Sb)および/またはセレン(S
e)を使用しても良い。
【0003】 このような熱電冷却装置の効果(すなわち、消費電力単位あたりに吸収される
熱)は一般に、以下の式 (式中、Sは熱電力係数またはゼーベック電圧(V/℃)、σは導電率(Ω−1 cm−1)、およびκは熱伝導率(Wcm−2または℃cm−1)を示す。) で表される良度指数または作業率Zによって示される。
【0004】 ビスマス−テルル型システムでは、これ以上Zを改善する見込みがないことは
一般に認められている。従って、より高い値のZを有する新しい材料を提供する
必要がある。米国特許第5,275,001号は、ビスマス−テルルに代わる電
熱冷却用代替材料を記載しており、この材料は、さまざまな複合ストロンチウム
−チタン(SrTi)酸化物を主成分とする。これらの材料はn型半導体である
【0005】 本発明は、上記の要求に答えるべく、より高いZを示すp型半導体を有する熱
電冷却素子を提供するものである。さらに本発明は、熱電力と導伝率との組み合
わせを最適化することによって、良度指数Zを最適化することのできる方法およ
び手段を提供する。
【0006】 Goncalvesら(A P Goncalves、I C Santos
、E B Lopes、R T Henriques、M Almeidaおよ
びM O Figueiredo、Phys.Rev.B37(1988)74
76)は、一般式Y1―xPrBaCu7−δ(式中、0≦x≦1であ
る)で表される組成物を開示している。これらの材料における超伝導性の有無を
説明する目的で熱電力および抵抗力を測定している。また、報告されている組成
物の正確な酸素欠乏δが立証されていない。さらに、組成物内においてイットリ
ウム(Y)およびプラセオジム(Pr)が均一に分布している。
【0007】 MacklinおよびMoseley(W J MacklinおよびP T
Moseley、Materials Science and Engin
eering B7(1990)111)は、多数の複合酸化銅を取り扱った際
に得られる熱電データを記載し、このような酸化物を熱電の用途に使用できるの
ではないかという見込みをおおまかに述べている。
【0008】 上述の工程を「逆転」することによって電力を発生させることができること、
すなわち、上述のようなタイプの材料を加熱することによって電力を発生させる
ことができることは公知である。
【0009】 (発明の開示) 本発明の第1の態様は、以下の式 (RBaCu7−δ+(PrBaCu7−δ1−x (式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロ
メチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム
(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)
、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/ま
たはルテチウム(Lu)を含み、 0<x≦1であり、 δは、この組成物のRBaCu7−δ成分が金属相にあるような値であ
る。) によって表される組成物を提供することにある。
【0010】 上記のように定義された組成物は、電熱冷却素子として使用してもよい。これ
らの混合酸化組成物は、良度指数Zの値が大きいことを示す。なぜなら、プラセ
オジム(Pr)酸化物(酸素欠乏に左右されない半導体)が存在する結果、熱電
力の値が高くなると同時に、金属相のイットリウム(Y)酸化物を有する結果、
導伝率の値が高くなるためである。
【0011】 xは好ましくは0.4未満であり、最も好ましくは0.10≦x≦0.25で
ある。
【0012】 本発明はまた、少なくとも1つの冷却素子が上で定義した組成物を含む熱電冷
却装置、および少なくとも1つが発電素子が上で定義した組成物を含む熱電力発
生装置を提供する。
【0013】 本発明の第2の態様は、以下の式 RBaCu7−δ (式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロ
メチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム
(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)
、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/ま
たはルテチウム(Lu)であり、 δは、この組成物が半導体相と金属相との間の遷移状態となるような値である
。) によって表される組成物を、熱電冷却素子または熱電力発生素子として使用する
方法を提供することにある。
【0014】 金属相から半導体挙動へと相が遷移するのに対応し(これに伴い斜方格子構造
から正方格子構造へと構造が遷移する)、酸素欠乏が生じる。その結果、導伝率
と熱電力との組み合わせが最適となる。
【0015】 本発明の組成物は、YBaCu7−δ、EuBaCu7−δ、ま
たはSmBaCu7−δである。
【0016】 本発明はまた、少なくとも1つの冷却素子が本発明の第2の態様に関して定義
される組成物を含む熱電冷却装置、および少なくとも1つの発電素子が本発明の
第2の態様に関して定義される組成物を含む熱電力発生装置を提供する。
【0017】 本発明の第3の態様は、上で定義した組成物の調製方法を提供することであり
、この方法は焼入れによってこの組成物を冷却する工程を含む。 焼入れ工程は、アルミナ(aluminia)板上、銅板上、または液体窒素
内で組成物の焼入れを行うことを含む。
【0018】 本発明の第4の態様は、上で定義した組成物の調製方法を提供することであり
、この方法は、所定の粒径を有する粒体を焼結する工程を含む。所定の粒径とは
、0.1〜100μm、好ましくは0.1〜30μm、より好ましくは0.1〜
2μmである。本発明の第4の態様はまた、第3の態様も含む。
【0019】 本発明の第5の態様は、超音波処理が行われる、上で定義した組成物の調製方
法を提供することにある。
【0020】 本発明の第6の態様は、少なくとも1つの冷却素子が薄膜半導体材料を含む熱
電冷却装置、または少なくとも1つの発電素子が薄膜半導体材料を含む熱電力発
生装置を提供することにある。
【0021】 本発明の薄膜は製造しやすく、また制御が容易で均一なセラミック構造を有す
る。さらにより異方性の高い電気特性、所定の粒径および構造を有する薄膜を提
供することによってさらに良度指数を最適化することも可能である。また、容量
に対する表面積の比率が本質的に高いため、熱電冷却によって発生した熱はこの
薄膜から効率よく分散される。
【0022】 薄膜の厚さは、好ましくは5μm未満であり、最も好ましくは1μm未満であ
る。
【0023】 本発明のその他の態様によると、半導体材料は上で定義した組成物を含んでも
よい。
【0024】 半導体材料はテキスチャード加工してもよい。
【0025】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、本発明の組成物および方法の実施形態を、添付の図面を参照しながら説
明する。
【0026】 本発明の態様の1つは、以下の式 (RBaCu7−δ+(PrBaCu7−δ1−x (式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロ
メチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム
(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)
、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/ま
たはルテチウム(Lu)を含み、 0<x≦1であり、 δは、この組成物のRBaCu7−δ成分が金属相にあるような値であ
る。) によって表される組成物である。
【0027】 このような材料は、熱電装置の冷却素子として特に有望である。なぜなら、熱
電力および導伝率をそれぞれ調節することによって、良度指数Zを非常に大きく
することが可能だからである。本発明の組成物の酸化物成分であるRBaCu 7−δおよびPrBaCu7−δは双方とも、歪んだペロブスカイト
型格子構造を有する。4価プラセオジム(Pr)は、δのすべての値について半
導体として作用する酸化物として存在しており、熱電力は大きいが導伝率は比較
的小さいことを示す。しかしながら、R酸化物の特性はδの関数として変動する
ことである。常温において酸素欠乏が高い結果(Y酸化物について約0.75≦
δ≦1)、半導体特有の性質、すなわち、高い熱電力と比較的低い導伝率を有す
る擬似正方格子構造となる。酸素含有量が増加するにつれて(Y酸化物について
約0.5<δ<0.7)、正方構造から斜方構造へと遷移する。酸素欠乏が低い
場合(Y酸化物について約0≦δ≦0.5)、R酸化物は金属の挙動を示し、高
い導伝率および低い熱電力を示す。
【0028】 上述のようなタイプの混合酸化組成物は、(i)酸素欠乏が低く、その結果、
R酸化物成分は「金属」相に存在することで特徴付けられる。プラセオジム(P
r)酸化物成分は、酸素欠乏が低い場合においても半導体相に存在する。さらに
(ii)この組成物が、均質ではなく、この組成物は、互いに物理的に異質なプ
ラセオジム(Pr)酸化物の粒体およびR酸化物の粒体を含んでいることで特徴
付けられる。このため、混合酸化物組成物は(プラセオジム酸化物に由来する)
高い熱電力および、(R酸化物に由来する)高い導伝率ととの双方を示すため、
非常に高い良度指数Zが得られる。事実、高い良度指数Zを有する材料は、熱電
力Sおよび導伝率σをそれぞれ調整することによって得られる。
【0029】 Prに対するRの比率は変数xによって定義づけられる。xは、好ましくは0
.4未満であり、最も好ましくは0.10〜0.25の範囲、すなわちパーコレ
ーション値に近似している。YBaCu7−δのパーコレーション値は 0.17である。
【0030】 適切な半導体材料から熱電冷却素子を製造することは、当該分野においてすで
に公知であり、例えば米国特許第5,275,001号に記載されている。ここ
に記載の組成物がまた素子を加熱することによって電力を発生させる熱電力発生
素子として使用しても良いことは、当業者にとっては明らかである。
【0031】 Goncalvesらは、混合酸化物Y1―xPrBaCu7−δ
0≦x≦1)を開示していることに注目されたい。しかしながら、調製された混
合酸化物材料の正確な酸素欠乏が記載も定義もされていない。Macklinお
よびMoseleyは熱電冷却に酸化銅を使用できるのではないかとする推察に
おいてGoncalvesらに言及している。しかしながらこの論文は、報告さ
れている抵抗力および熱電力の測定を要約しているに過ぎず、最適な酸素欠乏に
関する教示は全くない。実際、Goncalvesらの組成物が熱電素子として
適切であろうとの提案はしていない。
【0032】 さらにとても重要な点は、Goncalvesらの組成物ではYおよびPr成
分が均一に分散している点である。本発明において、材料はRBaCu −δ の粒体およびPrBaCu7−δの粒体からなる複合体である。その
結果、後により詳細に説明するように、Sおよびσに大きな影響を及ぼす粒界密
度などの因子を調整することが可能となる。
【0033】 (RBaCu7−δ+(PrBaCu7−δ1−xは、(
RBaCu7−δおよびPrBaCu7−δを固相反応することに
よって調製でき、これらの化合物の使用量は、正しいxの値が得られるように計
算される。R酸化物およびPr酸化物はそれぞれ公知の方法によって調製される
(例えば、Gonclavesらおよびそこに記載の参考文献、Mackinお
よびMoseleyおよびそこに考案されている調製方法を参照のこと)。これ
らの酸化物は好ましくは1〜2μmの粒径となるよう粉砕され、混合されたのち
ペレット状にプレス成形される。ペレットは920℃で10時間加熱され、
その後ゆっくりと冷却される。ここで、「化学」反応が起こらないこと、すなわ
ち、RおよびPrの分布が不均一なままの状態で残ることが重要である。
【0034】 本発明のさらなる態様は、以下の式 RBaCu7−δ (式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロ
メチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム
(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)
、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/ま
たはルテチウム(Lu)であり、 δは、この組成物が半導体相と金属相との間の遷移状態となるような値である
。) によって表される単一相の組成物を、熱電冷却素子または熱電力発生素子として
使用することにある。
【0035】 上述のように、これらの組成物の特性は酸素欠乏に依存する。YBaCu7−δを例にとって説明すると、0.7<δ≦1の場合、組成物は半導体の挙
動を示し、導伝率が非常に低くなるため良度指数Zの有効値を得られない。0≦
δ≦0.5の場合、これらの組成物は金属の挙動を示し、電気抵抗がゼーベック
電圧よりも急速に上昇する。これにより、十分な良度指数Zの値が得られない。
酸素欠乏が0.5≦δ≦0.7の範囲では、斜方相から正方相への相遷移がみら
れ、これに伴い、金属の挙動から半導体型挙動へと遷移する。この遷移範囲にお
いて熱電力および導伝率は、高い良度指数Zが得られるような値である。
【0036】 歪んだペロブスカイト構造を有する酸化金属組成物であるRBaCu −δ は、高温超伝導体として広く知られている。このため、これらの材料に関す
る文献は主に、その観察された超伝導性を理解するのに役立つ特性に焦点が当て
られている。MacklinおよびMoseleyは、そのような複合酸化銅の
役立つ熱電に関するデータを考察し、これらの材料に関する良度指数は熱電素子
として実用化するには低すぎると結論づけている。MacklinおよびMos
eleyは、酸素化学量論レベルおよびドーピングレベルを変動させることによ
って良度指数を改善できるのではないかという仮説を立てている。しかしながら
、MacklinおよびMoseleyは、そのような改善を達成するような方
策または理論的根拠については開示していない。実際には、非常に高い酸素欠乏
を有する試料を使用することをほのめかしている。
【0037】 以下により詳細に説明するように、本発明は良度指数Zを最適化できる方法およ
び方策を提供する。このような方法および方策は、試料調製時の条件や、電力お
よび導伝率に影響を与える因子を綿密に検討した結果得られたものである。
【0038】 実施例1 EuBaCu7−δおよびSmBaCu7−δの試料グループを
3つ、固相反応によって調製した。
【0039】 グループ「A」は、Eu/O/Sm、BaCO、およびCuOの
粉末から調製した。すなわち、これらの粉末を混合粉砕し、900℃で20時間
焼結した。得られた組成物をさらに粉砕しペレット状にプレス成形した後、92
0℃で10時間焼結した。
【0040】 グループ「B」は、グループ「A」と同じ原料から調製した。ただし、グルー
プBの調製においては、原料の混合、粉砕、再粉砕および900℃で10時間の
焼結を二度行った。得られた組成物をペレット状にプレス成形し、その後920
℃で30時間焼結した。
【0041】 グループ「C」は、グループ「B」で得られた試料をさらに処理することによ
って調製した。この処理は、粒体を20〜100μmの粒径にふるいわけし、そ
れらをペレット状にプレス成形した後920℃で20時間焼結することを含む。
【0042】 さまざまな冷却技術を採用した。すなわち、アルミナ板上、銅板上および液体
窒素中での自然炉中冷却、及び焼入れを行った。
【0043】 抵抗値は通常の四探針法により測定した。熱電力は鉛に対する差動法によって
測定した。熱電力の測定を行った装置が図1に示され、ペルチエ装置10、熱電
対12、14、および温度センサ16、18を備える。温度センサ16、18は
示差温度計20に接続され、これにより暖温側と冷温側との間の温度差がわかる
。さらにこの装置は、直流源2および電流切替え手段24を備えている。電流切
替え手段24により、いかなる極性の電流が印可されても熱電力が測定できる。
【0044】 表1は、室温抵抗およびそれより得られる絶対ゼーベック電圧、およびZ
/ρ量を示す。ここで、Zは「部分的」良度指数、Sはゼーベック電圧、
およびρは抵抗を示す。完全な良度指数2を計算するためには、熱伝導率kを知
る必要がある。しかしながら、kは存在する希土類金属または酸素欠乏にはあま
り左右されず、典型的には2〜4Wm−1−1の範囲の値をとる。表1から、
i)調製条件を正しく選択すればZの値が飛躍的に改善されること、およびi
i)抵抗力は、熱電力よりも調製条件に対してより大きく変動することがわかる
。これは、導伝率(抵抗力)は主に、弱い粒界メディアリンクによって決まり、
一方熱電力は粒体の状態によって決まるからである。従って、これらのセラミッ
ク半導体においては、導伝率および熱電力はほとんど別々に調整することが可能
である。 図2は、高品質セラミックの、酸素欠乏に対する導伝率およびゼーベック電圧
を正確に測定した結果を示す。このデータは、通常の半導体挙動を説明する単な
る熱活性化メカニズム(図2の直線1g(e/k)に示される)では説明できな
い。これは、おそらくホッピングメカニズムなど他のメカニズムが作用している
ことを意味する。熱活性型挙動からの逸脱は、半導体挙動から金属挙動への遷移
領域に対応している。
【0045】 良度指数Zに影響を及ぼす他の因子としては、グループ「C」の試料に異方性
抵抗力が存在することである。ここでρ‖=1.45×10−4Ωcmであり、
ρ⊥=1.25×10−3Ωcmである。ρ‖およびρ⊥は、圧力軸に対してそ
れぞれ平行および垂直な抵抗力を示す。グループ「B」の試料を再粉砕した後の
粒体は、高い異方性抵抗力(ρab/ρ〜100−1000)を有する単結晶
であることがわかった。ふるい分けした後、より大きな粒径の粒体は一軸圧縮に
よって異方性を示すペレットにされた。焼結後のビスマス−テルル(Bi Te
)セラミックについても、小粒径の単結晶から同様の結果が得られた。
【0046】 実施例2 3種類のYBaCu7−δ、すなわち単結晶、コピー結晶、および(無
方向性)多結晶からなる薄膜を製造した。
【0047】 単結晶薄膜を、高周波マグネトロンスパッタリング法によってLaAlO基板
の単結晶面(100)上に積層し、約0.5〜0.6μmの厚さの膜を製造した
。これらの膜の表面を光学走査型電子顕微鏡(SEM)によって識別(inte
rrogate)した結果、この膜は粒径の大きい(200μm)縦方向に規
則正しくならんだ粒体からなることがわかった(図3を参照のこと)。YBa Cu6.93の試料は抵抗力ρが300μΩcm、超伝導遷移温度TCO2 が93K、遷移幅ΔTが0.2K、臨界電流密度Jc(77K)が1.6×1
Acm−2であった。
【表1】
【0048】 焼入れを行った試料の、ρ値と酸素含有量との関係を図4に示す。これらの値
は、Tとδとの関係、およびρとTcoとの関係から間接的に得られたもので
ある。
【0049】 パルスレーザー積層法によって、同じ化学量論のペレットからイットリウム安
定化ZrO基板上にYBaCu7−δコピー多結晶薄膜を成長させた。
その結果、(100)面の積層用基板を使用して厚さ0.3μmの膜を製造した
。さらに、無方向性基板表面を使用し、同様の工程によって無方向性膜を製造し
た。SEMによる形態分析を行った結果、ふぞろいな形をした粒径2〜3μmの
粒体が観察された。プリバレンス(prevalence)のコピー膜中には、
c軸方向に傾いた粒体が観察された。また、以下の典型的なパラメータが確認さ れた。すなわちコピー膜については、ρ(300K)−0.9mΩcm、T
91K、ΔTco=2K、およびJc=10Acm−2であり、無方向性多結
晶薄膜については、ρ(300K)=2.4mΩcm、Tco=81K、ΔT =10K、およびJc=10Acm−2であった。
【0050】 4探針法によって抵抗力を測定した。金のペーストを燃焼させて接触させた結
果、100mΩcm−2という典型的な抵抗力が観察された。また、図1に示す
装置を使用して熱電力を測定した。切替え手段24によってペルチエ装置10を
流れる直流電流の方向を切り替えた結果、温度勾配が逆転した。印可した電流の
およびSそれぞれの方向について測定を行った結果、平均熱電力S=(S −S.)/2であった。測定は、熱電対12、14からの寄生による影響が多
少でた。
【0051】 熱電力に対してρδ/ρ6.93を測定した場合に得られる結果を図5に示す
。ここでρδ/ρ6.93は、測定された抵抗力の、δ=0.07を有する試料
から得られる抵抗力に対する比率である。図5中の数字の意味は次の通りである
。(1)は、粒体の長さ方向に沿って測定した単結晶膜に対応し、(2)は、粒
体の長さに垂直な方向に沿って測定した以外は(1)と同様であり、(3)はコ
ピー膜に対応し、(4)は多結晶膜に対応する。 図5は、温度勾配が単結晶膜に対して平行な場合と垂直な場合とでは熱電力に
大きな差があることを立証する。平行な場合であっても、熱電力の値が比較的小
さいことがある。このような現象は、二次元層モデルによって説明できる。すな
わち、温度勾配が粒体に対して垂直な場合は、粒界が熱電力を決定づけることを
意味する。
【0052】 コピー膜のように粒径が小さい場合は、熱電力が大きくなる。コピー膜表面に
おいては粒体があらゆる方向に傾いているため熱電力異方性はない。
【0053】 コピー膜は単結晶薄膜に比べて粒径が小さいため、熱電力を増加させる。粒界
密度が高いため、抵抗力の測定値もやはり高い。しかしながら、ミクロ割れによ
って抵抗力も同様に高くなることに注目されたい。YBaCu7−δにお
けるミクロ割れの粒径しきい値は約1μmと推定される。
【0054】 実施例3 顆粒を30kHzの超音波処理によって、単軸成形によってペレット状に成形
してバルク状YBaCu7−δセラミックを調製した。δの最終値は
.6であった。プレス軸に対して平行および垂直な断面に沿ってX線反射分光お
よびSEMにより観察した結果、(ab)面のプリバレンスが層状粒子であるこ
とがわかった。これは、熱電力の異方性がS>>Sabと高いことを意味する
ため望ましい。調製した試料は、熱電力Sが130μVK−1、抵抗力ρが4×
10−3Ωcm、(上述のごとく定義する)部分良度指数Zが4225000
(μV)Ω−1cm−1−2であった。
【0055】 試料の典型的な粒径は5〜30μmであった。さらに粒径のより小さいりゅう
粒体を用いれば、さらなる改善が期待できる。これはまず第1に上述のミクロ割
れ現象のためであり、第2に三次元バルクの場合、粒径が小さくなるにつれて導
電性が大きくなるためである。酸化物を粉砕するなどの機械的手段、または酸化
物を低温液相で調製することによってより小さい粒径とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱電力を測定する装置の模式図である。
【図2】 多数のセラミックの、S/(μV)K−1に対するlogσを示す図である。
【図3】 YBaCu7−δ単結晶薄膜の粒体構造を示す図である。
【図4】 多数のYBaCu7−δ薄膜試料の、酸素含有量に対するP/μΩcm
を示す図である。
【図5】 多数の薄膜試料の、ρδ/ρ6.93とS/(μV)K−1との関係を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ハクホウミアン アルセン アルメニア 378410 アシュタラク アシ ュタラク―2 アリハニアン ブラザーズ ストリート アイアールピーエイチイー (番地なし)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 (RBaCu7−δ+(PrBaCu7−δ1−x 式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロメ
    チウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム(
    Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、
    エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/また
    はルテチウム(Lu)含み、 0<x≦1であり、 δは、この組成物のRBaCu7−δ成分が金属相にあるような値であ
    ることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 xが0.4未満であることを特徴とする、請求項1に記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 0.10≦x≦0.25であることを特徴とする、請求項2
    に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物を熱電冷却素子また
    は熱電力発生素子として使用する方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの冷却素子が請求項1〜3のいずれかに記載 の組成物を含むことを特徴とする熱電冷却装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの発電装置が請求項1〜3のいずれかに記載
    の組成物を含むことを特徴とする熱電力発生装置。
  7. 【請求項7】 式 RBaCu7−δ 式中、Rはイットリウム(Y)、セリウム(Ce)、ネオジム(Nd)、プロメ
    チウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユーロビウム(Eu)、ガドリニウム(
    Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、
    エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)および/また
    はルテチウム(Lu)を含み、 δは、この組成物が半導体相と金属相との間の遷移状態となるような値である
    ことを特徴とする組成物を熱電冷却装置または熱電力発生素子として使用する方
    法。
  8. 【請求項8】 前記組成物はYBaCu7−δであることを特徴とす
    る、請求項7に記載の使用方法。
  9. 【請求項9】 前記組成物はEuBaCu7−δであることを特徴と
    する、請求項7に記載の使用方法。
  10. 【請求項10】 前記組成物はSmBaCu7−δであることを特徴
    とする、請求項7に記載の使用方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの冷却素子が請求項7〜10のいずれかに
    記載の組成物を含むことを特徴とする熱電冷却装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも1つの発電素子が請求項7〜10のいずれかに
    記載の組成物を含むことを特徴とする熱電力発生装置。
  13. 【請求項13】請求項1〜3および7〜10のいずれかに記載の組成物を調
    製する方法であって、焼入れによって該組成物を冷却する工程を含む方法。
  14. 【請求項14】 前記焼入れ工程は、アルミナ板上、銅板上、または液体窒
    素中で前記組成物の焼入れを行うことを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】請求項1〜3およ7〜10のいずれかに記載の組成物を調製
    する方法であって、所定の粒径を有する粒体を焼結する工程を含む方法。
  16. 【請求項16】 前記所定の粒径は、0.1〜100μmであり、好ましく
    は0.1〜30μmであり、より好ましくは0.1〜2μmであることを特徴と
    する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 さらに請求項13または14に従うことを特徴とする、請
    求項15または16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 超音波処理が行われることを特徴とする、請求項1〜3ま
    たは7〜10のいずれかに記載の組成物を調製する方法。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの冷却素子が薄膜半導体材料を含むことを
    特徴とする電熱冷却装置。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの発電素子が薄膜半導体材料を含むことを
    特徴とする熱電力発生装置。
  21. 【請求項21】 前記薄膜の厚さが5μm未満であり、好ましくは1μm未
    満であることを特徴とする、請求項19または20に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記半導体材料が、請求項1〜3または7〜10のいずれ
    かに記載の組成物を含むことを特徴とする、請求項19〜21のいずれかに記載
    の装置。
  23. 【請求項23】前記半導体材料がテキスチャード加工されていることを特徴
    とする、請求項19〜22のいずれかに記載の装置。
JP2000506688A 1997-08-08 1998-08-06 熱電組成物 Withdrawn JP2001512910A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9716718.3A GB9716718D0 (en) 1997-08-08 1997-08-08 Thermoelectric cooling
GB9716718.3 1997-08-08
PCT/GB1998/002372 WO1999008329A1 (en) 1997-08-08 1998-08-06 Thermoelectric compositions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001512910A true JP2001512910A (ja) 2001-08-28

Family

ID=10817133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000506688A Withdrawn JP2001512910A (ja) 1997-08-08 1998-08-06 熱電組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6459031B1 (ja)
EP (1) EP1012887B1 (ja)
JP (1) JP2001512910A (ja)
AT (1) ATE359603T1 (ja)
AU (1) AU8640598A (ja)
DE (1) DE69837547D1 (ja)
GB (1) GB9716718D0 (ja)
WO (1) WO1999008329A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047885A1 (fr) 2006-10-17 2008-04-24 Sumitomo Chemical Company, Limited Matériau de conversion thermoélectrique, procédé de production de ce dernier, élément de conversion thermoélectrique et procédé d'augmentation de résistance d'un matériau de conversion thermoélectrique
WO2008066189A1 (fr) 2006-11-28 2008-06-05 Sumitomo Chemical Company, Limited Matériau de conversion thermoélectrique et élément de conversion thermoélectrique

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090227923A1 (en) * 2008-03-07 2009-09-10 Markus Christopher A Cooling system for orthopedic cast
US11362253B1 (en) * 2017-09-29 2022-06-14 United States Of America As Represented By The Administrator Of Nasa Thermoelectric material

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5006505A (en) * 1988-08-08 1991-04-09 Hughes Aircraft Company Peltier cooling stage utilizing a superconductor-semiconductor junction
DE4306497C2 (de) * 1993-03-03 1995-01-05 Hans Dr Lengfellner Thermoelektrischer Detektor zur Detektion von kontinuierlicher und gepulster Strahlung und Verfahren zur Herstellung
DE4434904A1 (de) * 1994-09-29 1996-06-05 Max Planck Gesellschaft Thermoelektrische Strahlungsdetektoren auf der Basis perovskitartiger dotierter Schichten und Übergitter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047885A1 (fr) 2006-10-17 2008-04-24 Sumitomo Chemical Company, Limited Matériau de conversion thermoélectrique, procédé de production de ce dernier, élément de conversion thermoélectrique et procédé d'augmentation de résistance d'un matériau de conversion thermoélectrique
WO2008066189A1 (fr) 2006-11-28 2008-06-05 Sumitomo Chemical Company, Limited Matériau de conversion thermoélectrique et élément de conversion thermoélectrique

Also Published As

Publication number Publication date
EP1012887B1 (en) 2007-04-11
EP1012887A1 (en) 2000-06-28
WO1999008329A1 (en) 1999-02-18
ATE359603T1 (de) 2007-05-15
GB9716718D0 (en) 1997-10-15
US6459031B1 (en) 2002-10-01
DE69837547D1 (de) 2007-05-24
AU8640598A (en) 1999-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Muné et al. Influence of the compacting pressure on the dependence of the critical current with magnetic field in polycrystalline (Bi–Pb) 2Sr2Ca2Cu3Ox superconductors
Zhou et al. Thermoelectric properties of highly grain-aligned and densified Co-based oxide ceramics
Mueller et al. Functionally graded materials for sensor and energy applications
Shin et al. Thermoelectric properties of (Bi, Pb)–Sr–Co–O oxide
Garnier et al. Relationship among synthesis, microstructure and properties in sinter-forged Bi-2212 ceramics
Guner et al. A detailed research for determination of Bi/Ga partial substitution effect in Bi-2212 superconducting matrix on crucial characteristic features
Han et al. High temperature thermoelectric properties and energy transfer devices of Ca3Co4− xAgxO9 and Ca1− ySmyMnO3
JP3874365B2 (ja) 熱電変換デバイス、およびこれを用いた冷却方法および発電方法
Ivanov et al. Microstructure and thermoelectric properties of the medium-entropy block-textured BiSbTe1. 5Se1. 5 alloy
Brabers et al. Annealing experiments on and high-temperature behaviour of the superconductor YBa2Cu3Ox
Choi et al. Thermoelectric properties of higher manganese silicide consolidated by flash spark plasma sintering technique
Awad Study of the Influence of MgO Nano-Oxide Addition on the Electrical and Mechanical Properties of (Cu 0.25 Tl 0.75)-1234 Superconducting Phase
Takami et al. Thermoelectric Properties of An+ 2Con+ 1O3n+ 3 (A= Ca, Sr, Ba, n= 1–5)
Kurtul et al. Support of polaronic states and charge carrier concentrations of YBa2Cu3O7‐y ceramics by oxygen and Mn2O3 impurity
JP2001512910A (ja) 熱電組成物
JP4592209B2 (ja) 結晶配向バルクZnO系焼結体材料の製造方法およびそれにより製造された熱電変換デバイス
EP0800494B1 (en) LOW TEMPERATURE (T LOWER THAN 950 oC) PREPARATION OF MELT TEXTURE YBCO SUPERCONDUCTORS
JPH0780710B2 (ja) 酸化物高温超電導体の製造法
Kim et al. Formation of YCrO3 thin films using radio-frequency magnetron sputtering method for a wide range thermistor application
Ulgen et al. Degradation in fundamental characteristic features of Bi-2212 superconducting ceramic material with Sr/Ti partial substitution
Zeng et al. Anisotropic transport properties of single-crystal (La, Ca) MnO δ thin films
Al Azzawi et al. Improvement in organization of Cu–O coordination and super-electrons in Bi-2212 ceramic matrix with Ag/Sr partial substitution
JP3336872B2 (ja) 結晶配向性セラミックス及びその製造方法
Wannasut et al. Effect of annealing temperature on thermoelectric properties of YBa2Cu3O7-x ceramic
Thompson et al. Magnetization studies of the high-Tc compound Y 1Ba2Cu3Oz

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101