JP2001509687A - 可変の補強性を有する、使用者へフィットされる身体保護具 - Google Patents

可変の補強性を有する、使用者へフィットされる身体保護具

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    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/04Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints
    • A61F5/05Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints for immobilising
    • A61F5/058Splints

Abstract

(57)【要約】 この発明は、不透湿性材料で形成され、湿度の侵入を防止するために密封可能な収納用パッケージ(13)を含み、その収納用パッケージ(13)内に配置され使用するまで湿気の侵入に対して密封された医療用部材(14)を備えた医療用包帯製品(10)である。医療用部材(14)は、当てがわれる部分のまわりでの医療用部材の成型を容易にするために端領域に小さい硬さを付与すべく予め設定された端領域を備え可変の厚みを有する基材を含む。反応性のシステムが基材に含浸又は塗布され、そのシステムが実質的に湿度なしの状態に維持されたとき安定になり、硬い自己保持構造を形成すべく十分な湿気にさらして硬化する。保護包装(18)は、部材が使用されたときに基材(16)と患者の皮膚との間にバリアを提供すべく、基材をその長さ方向に包囲する。

Description

【発明の詳細な説明】 可変の補強性を有する、使用者へフィットされる身体保護具 技術的分野および発明の背景 この発明は骨折した骨を固定するために用いられる副木および、スポーツ参加 者に対して怪我しないよう保護しスポーツ競技が継続する間に以前の怪我を保護 するために用いられる脛、腿、および腕パッドなどの使用者にフィットされる身 体保護具に関する。この出願に用いられる「使用者身体保護具」、「副木」、「 医療用部材」、および「医療用包帯部材」の用語は、実質的に同じ意味を有し、 全てが硬化させるため身体部分に対して柔軟である一方、非円周方向に成型して その後副木などの請求の範囲に記載のような保護構造を形成することのできる製 品に適用される。 本願に示された特定の実施態様は、あらかじめ切断されたロール形状の医療用 副木製品およびサッカー競技者やその他の運動競技者によって競技中用いられる タイプのプロテクターを含むものである。この発明は、保護具と身体部材との間 に正確な使用者へのフィットを必要とするかあるいはそれが望ましいようなある いは治療中に手足を固定させるために副木添えを必要とするような、スポーツに 関連しない活動を含むいかなる分野においても適用可能である。 この発明は、高分子化学を利用し、副木、保護パッドあるいはその他のプロテ クターなどの医療用部材を、保護あるいは固定されるべき身体部分にすばやく容 易に成型できるようにするものである。使用者へのフィットは広い表面領域にわ たって保護具と身体部分の間に広がり接触を提供するので、衝撃の緩和を増大さ せる。 従来技術の身体プロテクターは、脛などの身体部分の上にフィットされる多数 の種類のガードを含んでいる。通常これらの用具は皮膚の近くに位置させる柔ら かい部分と、硬い貝殻状の外側カバーとを含む。柔らかい部分は、クッションを 提供するだけでなく、いろいろな大きさおよび形状の身体部分の様々の配置にそ れ自身を適合させるように意図されている。この理由によってクッション部分の 厚さは、必要な衝撃緩和量を提供するためのみに要求される厚さよりも実質的に 大きい。そのような用具は、紐やバンドで正しい位置に支持される必要性がある という点で十分に「包括的」(generic)である。 また別の従来技術の用具は熱可塑性部材で構成されるパッドを備え、それらは 加熱され、次に加熱されながら身体に添うように形成される。これらの製品は熱 源を必要とし、加熱過剰あるいは加熱不足に影響されやすい。さらに身体の熱自 体がパッドを柔らかくしたりあるいは少なくともその柔軟性を増大させたりし、 それによってパッドにより提供される保護の効果性を減少させる。いくつかの従 来技術のパッドは、怪我を生じさせる打撃に対して空気クッションを提供する空 気袋を備えている。 また別の従来技術の用具は、限られた相互運動をするよう蝶番式に形成した複数 の一緒に結合された区画(segments)を有するが、それはそのような運動がパッ ドを身体部分により接近して適合させることを可能にするという理論に基づいて いる。これらの従来技術の用具は、真に適切で解剖学的に正しいフィットの近似 を達成するだけである。 身体部材の固定を必要とする骨折した骨などの、怪我の治療に用いられる医療 用包帯は、一般的に小片(strip)が身体部分のまわりに巻き付けられた後で硬 いの構造に硬化する物質を含浸させた織地あるいはスクリム(scrim)素材の小 片で形成される。この処置を実行するために伝統的に用いられる硬化性物質は、 焼き石膏(plaster-of-paris)である。 従来の習慣は、まず最初に手足に綿織地などでできた保護カバーをあてがい、 次に、あてがう直前に水中に浸漬することによって湿らせた焼き石膏を含浸させ た織布でカバーと手足をおおうことによって怪我した手足の上に副木を形成する ことであった。この習慣は依然として広く用いられているが、いくつかの重大な 欠点を有している。たとえば上記のあてがう処置は厄介であり時間を消費する。 いくつかの部品が必要であり、かなりの熟練が必要である。 不成功に終わりもはや市販されていない1つの従来技術の製品は、焼き石膏を 塗布した幅広で狭い織地の小片を互い違いに重畳(オーバーレイ)した層からな っていた。 焼き石膏副木の従来のあてがい処置の上記の欠点を緩和する ために、単一の副木部材が考案され、例えば米国特許第3,900,024号公報、第3,9 23,049号公報および第4,235,228号公報に開示されている。これらの特許は全部 、焼き石膏を含浸させた布の複数の層を有するパッド部材を記載している。その ような単一の副木部材はさほど厄介ではなく、より早くあてがうことができるが 、焼き石膏部材に内在するいくつかの欠点を依然として有している。焼き石膏副 木はすべて相対的に低い強度対重量比(strength to weight ratio)を有し、そ の結果得られる副木は非常に重くかさ高いものとなる。焼き石膏副木は硬化する のが遅く、最大の強度に達するまでに24時間から72時間を必要とする。焼き 石膏は水中で崩壊するため、入浴やシャワーを浴びたりすることが困難である。 これらの原因による湿潤を避けることができたとしても、長期間におよぶ発汗は 焼き石膏を崩壊させ、匂いと痒みで重大な問題を引き起こす可能性がある。 副木技術における重要な進歩が米国特許第4,411,262号公報および第4,502,479 号公報および出願人の先願の米国特許第4,770,299号公報、第4,869,046号公報お よび第5,003,970号公報に開示されている。これらの特許に開示されている部材 は、湿気のない不透湿性パッケージの中に密閉された湿分硬化性の樹脂を含浸さ せた柔軟な織地からなる。焼き石膏に比べるとこれらの製品は非常に軽量であり 、非常に高い強度対重量比を有し、比較的多孔質のものとすることができて空気 が副木部材を貫通して流れることができるようにする。 従来技術の湿分硬化のシステムは、湿分硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維な どの複数の織地層を中に包含しているパッケージを備えている。いくつかの従来 技術のシステムにおいて、パッケージを再び閉じる用意がまったくなされておら ず、そのような湿分硬化性樹脂は大気中の湿気と接触するだけで比較的短期間に 硬化するため、パッケージから取り出した後に部材全体を非常にすばやく使用し なければならない。 以上の議論から、従来の焼き石膏の方法も、より最近の湿分硬化性樹脂副木方 法も、利点と欠点の両方を備えていることが理解される。一方では焼き石膏製品 はかさ高くて重く、あてがうのが困難であるが、他方では湿分硬化性樹脂製品は 軽量で耐久性がありあてがうのが比較的容易である。焼き石膏は完全に湿らせて しまわない限り比較的長い棚もち期間を有するので、非常に容易に保存し必要に 応じて使用することができる。それに対し、湿分硬化性樹脂は、ごくわずかの量 の湿気の存在にも非常に影響を受けやすく、部材をすばやく防湿性容器に再密封 しさまざまの異なった形状および大きさのものに包装するか、あるいは未使用の 部分を破棄する必要があり、相当な量の無駄を生じ製品の実効コストを増大させ る結果となる。 さらに湿分硬化性樹脂を含有する複数の厚みを有する医療用部材は、その部材 の端の領域を手足に完全に添わせるような態様で手足の周りに形成することがし ばしば困難である。もし相対的に薄い構造が用いられるならば、強度や衝撃分散 性や硬さが犠牲になる。もし厚い構造が用いられるならば、強度や衝撃 分散性や硬さが高められるが、柔軟性およびそれによる部材を手足に添わせるこ との容易性について妥協しなければならない。 この発明は、焼き石膏システムと湿分硬化性樹脂システムの両方について、そ れぞれの欠点を避けつつ、それらの利点を組み合わせるものである。これは強度 と至便性を改良した単一の医療用部材を提供することにより達成することができ る。使用のため所望の長さの医療用部材が取り出された後に湿気が入らないよう にパッケージを再密封する手段をもつ不透湿性パッケージとともに湿分硬化性樹 脂部材を使用することを備えた医療用部材が提供される。このようにして不透湿 性のパッケージに残存する医療用部材の硬化を防ぐことができ、システムのコス ト実効性をかなり増大させることができる。 この医療用部材に対する可変の補強性を提供することにより、医療用部材を更 に高めることができ、したがって端部における柔軟性を保ちつつ、強度や衝撃分 散性や硬さが高められる。 この発明は、使用者への真のフィットを達成するような態様で身体部分に保護 パッドをすばやく容易にあてがうことを可能にする。用いられる湿分硬化性樹脂 システムは非常に硬さの部材をもたらす。加熱は必要とせず、水分の供給源が硬 化を達成するために必要なただ1つの追加物である。大気中の湿気のみでも比較 的短期間に部材をその硬化した状態に硬化させるが、部材中のあるいはその上の 樹脂は通常、水に浸漬することにより活性化するものである。発明の概要 かくしてこの発明の目的は、副木又は身体保護パッドのごとき、保護される身 体部分に成型しうる医療用部材を提供することである。 この発明のもう1つの目的は、パッドのある領域に他の領域より大きい硬さを 付与する可変の補強を有する医療用部材を提供することである。 この発明のもう1つの目的は、湿気の存在下で硬化しきわめて硬いがきわめて 軽い構造を形成する医療用部材を提供することである。 この発明のもう1つの目的は、保護される身体部分に当てがう準備ができるま で耐湿性の小袋に収納される医療用部材を提供することである。 この発明のもう1つの目的は、コイル状に巻き取れる耐湿性の細長いスリーブ で収納された医療用部材の1本の長いロールから切断される医療用部材を提供す ることである。 この発明のもう1つの目的は、けがから保護し、更なる損傷からけが部分を保 護し、かつ治療中の保護領域を固定するのに適した医療用部材を提供することで ある。 この発明のこれらの及び他の目的は、下で開示される好ましい実施態様で不透 湿性材料で形成され湿気の侵入を防止するために密封できる収納用パッケージを 含む医療用包帯製品を提供することによって達成され、該製品は、収納用パッケ ージ内に配置され、使用するまで湿気の侵入に対して内部を密封された医療用部 材を備えている。医療用部材は、硬さを付与するため に比較的厚い予め設定された中央領域と当てがう部分のまわりに医療用部材を成 型するのに容易なように端領域により小さな硬さを付与するために比較的薄い予 め設定された端領域とを備えた可変の厚みを有する基材を含む。反応システムは 基材に含浸されるか塗布され、実質的に湿気のない状態に維持されたときに安定 を保持し、十分な湿気にさらされた時に硬化して、硬い自己保持性の構造を形成 する。保護包装が基材をその長さ方向に沿って取り囲み、部材が使用される時基 材と患者の皮膚の間にバリアを形成する。 この発明の1つの好ましい実施態様によれば、基材は織地からなる複数のオー バーレイ層からなりその織地からなる複数のオーバーレイ層のいくつかは、他の 層より大きい幅を有し、全体として、可変の厚さの基材を形成する。 この発明のもう1つの好ましい実施態様によれば、織地層はガラス繊維からな る。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、少なくとも織地層のい くつかが織ったガラス繊維からなる。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、ガラス繊維の複数の織 地層の少なくともいくつかは織ったガラス繊維からなり、ガラス繊維の複数の織 地層の少なくともいくつかは織っていないガラス繊維からなる。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、ガラス繊維の複数層は 少なくとも5層からなる。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、ガラ ス繊維のオーバーレイ層は、医療用部材が保護される身体部分の周りに形成され る際、保護パッドに安定性を付与するために共にステッチで縫い付けられる。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、ステッチは、医療用部 材が保護される身体部分のまわりに形成される際に、相互に独立層の実質的な移 動を許容するために基材に十分ゆるく配置される。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、医療用部材は一回の使 用に適した長さに予め切断され、収納用パッケージは一回の使用の医療用部材を 受け入れる大きさに作られる。好ましくは、医療用包帯製品は、所定の医療用に 適した使用者の設定した長さに供給されるためロール形態であり、収納用パッケ ージは不透湿性材料から形成され、湿気の侵入を防止すべく密封可能な細長いス リーブからなる。医療用部材は、スリーブの中に配置され、その中に使用まで湿 気の侵入から密封された、スリーブと実質的に同じ長さの細長い基材からなる。 それに代わって、医療用包帯製品は、所定の医療用に適した使用者の設定した 長さに供給されるためロール形態であり、収納用パッケージは不透湿性材料から なり、ある長さが供給されて後、湿気の侵入を防止するために再密封可能な小袋 状容器からなる。医療用部材は、小袋状容器に密封されたコイル状の細長い基材 からなる。 好ましくは、保護包装(ラッピング)は、部材が使用されているときに基材と 患者の皮膚との間にクッション性のバリアを 付与するために長手方向に沿って少なくとも基材の片側を覆う、やわらかくて柔 軟な材料からなる。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、保護包装が基材をその 長さ方向に包囲する。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、手段が、包帯製品の使 用者の設定した長さが使用のために供給された後、スリーブに残る基材の硬化を 防止すべく湿気の侵入に対してスリーブを再び密封するために提供される。 この発明の医療用部材の実施態様では、基材が、硬さを備えるべく比較的厚い 予め設定された中央領域と、包帯を当てがう部分のまわりに医療用部材を成型す るのを容易にするために端領域に小さい硬さを付与すべく比較的薄い予め設定さ れた端領域とを持って可変の厚さで提供される。反応性のシステムが基材に含浸 又は塗布され、そのシステムが実質的に湿気なしの状態に維持されたときに安定 であり、十分な湿気にさらされた時に硬化して硬い自己保持構造を形成する。保 護包装は、部材が使用されるときに基材と患者の皮膚との間にバリアを付与すべ く、基材をその長さ方向に包囲する。 医療用部材の1つの好ましい実施態様によれば、基材は複数のオーバーレイ織 地層からなり、そのオーバーレイ織地層のいくつかは他の層より大きな幅を有し 、全体として可変の厚さの基材を形成する。 医療用部材のもう1つの好ましい実施態様によれば、層がガラス繊維からなる 。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、織地層の少なくとも いくつかが織ったガラス繊維からなる。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、複数のガラス繊維織 地層の少なくともいくつかが織ったガラス繊維からなり、複数のガラス繊維織地 層の少なくともいくつかが織っていないガラス繊維からなる。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、複数のガラス繊維の 層が少なくとも5層からなる。 この発明の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、ガラス繊維のオーバー レイ層は、医療用部材が保護される身体部分のまわりに形成される際保護パッド に安定性を付与するために共にステッチで縫い付けられる。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、ステッチは、医療用 部材が保護される身体部分のまわりに形成される際、相互に独立層の実質的な移 動を許容するために基材に十分ゆるく配置される。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、医療用部材が一回の 使用に適した長さに予め切断され、収納用パッケージは一回の使用の医療用部材 を受け入れる大きさに作られる。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、医療用包帯製品が所 定の医療用に適した使用者の設定した長さに供給されるためにロール形態であり 、収納用パッケージは不透湿性材料から形成され、湿気の侵入を防止すべく密封 可能な細 長いスリーブからなり、医療用部材は、スリーブの中に配置され、その中に使用 まで湿気の侵入から密封された、スリーブと実質的に同じ長さの細長い基材から なる。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、保護包装は、部材が 使用されている時に基材と患者の皮膚との間にクッション性のバリアを付与する ために長さ方向に沿って少なくとも基材の片側を覆うやわらかい柔軟な材料から なる。 医療用部材の更にもう1つの好ましい実施態様によれば、保護包装は基材をそ の長さ方向に包囲する。図面の簡単な説明 この発明の目的のいくつかは既に上で示されている。この発明の他の目的や利 点は以下の図面に関連して考慮されときにこの発明が進むにつれて明らかになる であろう。 図1はディスペンサーより供給された医療用包帯製品を示す概略斜視図である。 図2は湿気の侵入を防ぐために再密封された医療用包帯製品の未使用部分を示す 、図1に類似する図である。 図3は切断された1本の医療用部材のの一部破断斜視図である。 図4は図3のほぼ4−4線に沿う拡大縦断面図である。 図5は明瞭になるように基材層を露出させた、ある長さの医療用部材の斜視図で ある。 図6は細長い外側スリーブの積層構造を図示する斜視図である。 図7は湿らせることによるこの発明の湿分硬化樹脂の活性化を 図示する。 図8は大気水分に触れることによるこの発明の反応性硬化システムの活性化を図 示する。 図9は身体の一部の輪郭にフィットするように形成されたスリーブから取り出し た後の医療用部材を示す。 図10は被覆包装により身体の一部へ固定された硬化性医療用部材の斜視図であ る。 図11はこの発明による保護パッドが使用されるまで収納されるパッケージング を示す斜視図である。 図12は保護パッドが1てがら前に水で湿らされたことを図示する。 図13、14及び15は脚の下部に対し成型されたこの発明の一実施態様による 保護パッドの連続する斜視図である。 図16はこの発明の一実施態様による部分的に分解された保護パッドの実施態様 の斜視図である。 図17はこの発明の一実施態様による保護パッドにおけるガラス繊維の中間層の 単純化された縦断面図である。 図18はこの発明の他の実施形態の斜視図である。 図19はこの発明の更に他の実施形態の一部破断斜視図である。 図20は追加補強部を示すために外層の部分を破断した図19において示される この発明の実施態様の斜視図である。 図21はパッドカバー内で置換可能な保護パッド挿入物の働きをするこの発明の 一実施態様の斜視図である。 図22は図11において示されるようなこの発明の一実施態様 の一部破断斜視図である。 図23はこの発明によるアキレスのかかとのプロセクターの一部破断斜視図であ る。 図24A、24B、25A、25B、26A、26B、及び27A、27Bはそ れぞれの成型前・後の状態で示されたいくつかの変形によるこの本発明の保護パ ッドの中間層の単純化された縦断面図である。 好ましい実施態様と最適な態様の説明 医療用包帯製品の実施態様 具体的に図を参照し、この発明の医療用包帯製品は一般的に図1の10として 示される。包帯製品10は、例えば15フィートのような都合のよいどのような 長さでも販売でき、コイルに巻かれ適当なディスペンサー11内に置かれる。デ ィスペンサー11は、包帯製品10が延伸するとき通る溝穴12を一つの低い位 置の隅に備えている。 包帯製品10は一般に、不透湿性の材料からなる外部細長スリーブ13からな っている。スリーブ13は、両側の平行な延伸する側部に沿ってヒートシールさ れ、細長チューブを形成する。細長医療用部材14は、以下に詳細に述べるよう に、スリーブ13の内部に位置し、供給されるまでは実質的には湿気のない状態 で維持されている。 図2に示すように、スリーブ13の端は水分不透湿性テープ15のようなシー ル手段でシールされている。 例えば、スリーブ13中への湿気の侵入を防ぐために、ばね を詰め込んだ圧縮、てこの締め付けまたは十分な強さのネジの作用を有する柔ら かくて順応性の詰め物装置のような他の種類のシール機構も可能である。特に適 切な装置(図示せず)の一つは、ばねが詰め込まれた二つのローラーで、圧縮が 起こるとわずかに逆向きに回転し、医療用部材14をスリーブ13内へわずかに 押し戻し、よりよいシールを可能にする。 他の可能なシール手段(図示せず)は、医療用部材14をスリーブ13中に十 分な長さだけ(約1インチ)押し戻し、それによってスリーブ13の開いた端は もう一度ヒートシールされることができる装置である。 医療用部材14の適当な長さは、計量により決定されるのが一番よいため、計 量の印「M」は、図3に一番良く示されているが、スリーブ13の一方の端に印 刷される。いったん適切な長さの医療用部材14が供給されロールから切断され たら、スリーブ13から削除されスリーブ13は破棄される。 図4と5を参照し、医療用部材14は、適切な数、例えば6枚の織ったまたは 編まれた比較的目の粗い織地一好ましくはガラス繊維のオーバーレイされた層1 6A−16Fからなる基材16からなる。基材16は、ポリプロピレンまたは他 の適当な疎水性繊維のような、柔らかい曲げやすい不織繊維から作られている管 状の包み18内に含まれている。これによりクッション保護層が患者の皮膚と基 材16の間に提供される。基材16の層16A−16Fは、実質的に湿気のない 条件下で維持したときに安定で、しかし十分な湿気にさらされると硬化し、固い 自己保持性の構造を形成する反応性のシステムで含浸または塗布される。反応シ ステムの典型的な配合は、以下の表に示す:典型的な配合 : アイソネート(Isonate)l 143Lまたは マンジュラ(Mondur)l CDまたはポリイソシアネート 50.0% ルビネート(Rubinate)l XI168 プルラコール(Pluracol)l P1010 ポリオール 46.6% DC-200シリコーン 脱泡剤 0.30% ベンゾイルクロライド 安定剤 0.10% サンカット(Thancat)l DM-70 触媒 3.0% 100% 使用する反応性のシステムのパラメーター、製造方法および変数についての完 全な議論は、先に参照した米国特許第4,411,262号に見られる。 図6に示すように、スリーブ13は位置合わせした二つの積層細長シートから 形成され、その両側に沿ってヒートシールされ管を形成する。外部層13aは耐 開裂性プラスチック フィルムから形成されている。中間層13bはアルミホイ ルからなり、湿気障壁として作用する。内部層13cは、確実に湿気に 対してスリーブ13の内部をヒートシールするのに適した熱可塑性性質を有する プラスチックフィルムである。 図7に示すように、湿分硬化は製品14を水に浸すことにより促進される。そ の後、過剰な湿気は構造物から絞られる。 その代わりに、湿分硬化は図8に示すように、基材16上の反応性のシステム と大気中の湿気を接触させることにより、より長い期間にわたって起こさせるこ とができる。 また図5を参照し、ガラス織地層16A−F層は打ち抜かれ(die-cut)形づ くられるかまたは他の従来の方法により成形することができる。以下に述べるよ うに、様々な織地層16A−Fは異なる幅を有し、これらの異なる幅から生じる 部分的重複および非重複の度合いは、増大した硬さが好ましい比較的厚い予め決 められた領域と増大した柔軟性が好ましい比較的薄い領域を有する可変の厚さを 提供する効果を有する。普通は、部材14の端の領域がより薄い一方、一番厚い 領域は部材14の中央の部分にある。 代わりに、層16A−Fのいくつかはポリプロピレンのような他の材料から作 られてもよく、それにより、材料に更なる柔軟性を与えいくらかの費用節約を可 能とする。層16A−Fの様々な幅の様々なパターンが使用される。図5に示す パターンに加えて、他の適当なパターンが図24A−27Bに示されており、そ れらは発明の保護パッド態様にも適用される。 図9を参照し、適切な長さの部材14は固定される身体部分の形に形成される 。後部短下肢副木として知られているこの特 別な種類の副木は、足の上やかかとの上方やふくらはぎへある長さの製品14を 成形することにより形成する。層14A−Fが様々の幅を有することは手足の周 りに部材14を確実に巻きその材料を手足にぴったりと順応させることにおいて 手助けとなる。この構造により非常に軽量であるが強い包帯部材14が可能とな る。部材14を手足にあてがった後、図10に示すように従来の弾性包帯で上包 みする。部材が完全に硬化して手足に丈夫な支えを提供する固い副木構造になる まで、弾性包帯は部材14を手足に確実にかつ順応して保持させる。 保護的パッドの実施態様 特に図を参照すると、図11−15は発明の他の実施態様による保護的パッド アセンブリを示している。一般に、本出願中に開示された特定の実施態様のいず れかによるあつらえた身体保護装置を生み出すために、保護パッドアセンブリ1 00が使用される。不透湿性ホイルとプラスチックを積層した小袋101は、図 11に示すようにはさみかナイフで開けられ、保護パッド102は取り除かれる 。図12に示すように、パッド102は水に浸漬され、パッドに含浸または塗布 された湿分硬化性樹脂を活性化する。湿ったパッド102はその後保護されるべ き身体部分にあてがう。図13に示されているように、パッド102は脚の脛に あてがい、図14に示すように例えば弾包帯で包まれる間、そこに保持される。 パッド102はおおよそ数分内で硬化し、硬化するあいだ保持されていた形状で 維持される。 パッド102は、直接皮膚の上および例えば競技用ソックスの下に身につける ことができる。パッド102は皮膚の上で直接成形されたため、フィット性は実 質的には完璧であり、よくフィットするのでひもやベルトは通常必要ない。パッ ド102は相当する脛の形にソックスとパッド102の密着によりその場所に保 持される。 その代わりに、パッド102は図15に示すようにアンダーソックス「U」の 上で競技用ソックス「S」の下に身に付けることができる。普通、パッド102 はたとえ直接皮膚上で成形されたとしても、アンダーソックス「U」の上で受容 可能にフィットする。しかし、パッド102はアンダーソックスの上に着用され るならば、着用者がアンダーソックスを着用しているあいだ、パッド102は脛 の上へ成形されることができる。 その代わりに、細長パッド部材の形の一体の長い細片の多層素材は、防湿性の 小袋(図示せず)中に構成した後、シールすることができる。小袋は使用と使用 の間、湿気の侵入に対しクランプによりシールすることができる。 必要なとき、クランプははずされ細長パッド部分が小袋開口から引き出され、 切断されて細長パッド部材から単一の身体保護パッドを切り離す。その後、パッ ド部材は図12−15を参照し上述したように使用される。 図16を参照し、パッド102は図示されより明確に説明されている。パッド 102は図11−15を参照し上述されたように処置を行なった後の成形された 構成で示されている。パッ ド102は、保護されるべき身体部分、例えば脚の脛にフィットするようあつら えられた多層保護的パッドである。柔軟な内部クッション層103は身体部分に 一番近いところに位置されている。内部クッション層103は、ティテック(Ti etex)として知られる製品のような、びっしりと編まれたおおいを有する積層し た1/8インチ、6ポンドEVA(エチレンビニルアセテート)が好ましい。他 の厚さと重さのクッションも、積層品および非積層品とも使用できる。穴104 は通気のため設けられた。クッションは皮膚の上またはソックスの下に気持ちの よい表面を提供する。EVAは、パッド102の他の部品とともにたやすく曲が る程度に十分柔軟である。 当初は柔軟性な中間層105は、内部クッション層103と結合する。中間層 105は、硬化のあいだその上で成形する身体部分の形を保持する硬い構造物を 硬化により形成する湿分硬化性樹脂で含浸させた繊維ガラス織地で形成されるの が好ましい。 この発明よれば、中間層105は、打ち抜いて形づくるのが好ましい幾つかの 個々のガラス繊維の織地層105A−Fからなる。以下に述べるように、様々な 織地層105A−Fは様々な幅を有し、これら様々な幅から生じる部分的な重複 または非重複の度合いは、増大した硬さが好ましい比較的厚いあらかじめ決めら れた領域と増大した柔軟性が好ましい比較的薄い領域を有する可変の厚さを提供 する効果を有する。 その代わりに、層105A−Fの幾つかは、ポリプロピレン のような材料に更なる柔軟性を与えいくらかの費用節約を可能にする他の材料で もよい。 図16に示すように、柔軟な外部層106は中間層105に結合し、中間層1 05と同じである、身体部分によって形成された形で、中間層105により保持 されている。外部層106は「全方向」伸びを有するポリエステル二重編み物織 地が好ましい。 保護パッド102の二つの外部成分−内部クッション層103と外部層106 −は一緒に縫い合わされ、比較的近い余分な端の縫い目107で閉じられた包み 内に位置させ、中間ガラス織地層105を縫い目内に中間のガラス織地層が実際 にはさまれることなく内部に納める。 図17を参照し、図16に示される中間層105は、さらに説明するために概 略的な断面図で示した。上述のように、中間層105は六つのガラス織地層10 5A−Fからなっている。層105A−Fの相対的な幅と寸法は変えることがで きる。一般に、最も外部の層105A−Cが一番広い一端から端まで約5インチ 程度である。105A−C層は、柔軟性をいくらか与える一方、端から端までパ ッド102に基本的な強度を供与する。 層105Dと105Eはより狭い−4インチ程度の幅であり、幾分かの残余の 柔軟性を提供する一方、パッド102の中央部に更なる強度を提供する。 単層105Fはさらに狭く−3インチ−パッド102の中央 に更なる補強を提供する。より薄い側の端の領域により、成形のあいだに身体部 分にパッド102がよりよくフィットさせることができる。硬化が完了した後、 パッド102の端は圧力を直接働かせたらごくわずか動くのに十分な柔軟性を維 持する一方、パッド102の中央の縦に伸びる領域は完全に硬く、実質的な衝撃 耐性を提供する。図16に示されるように、脚の一番近くに一番狭い織地層10 5Fがくるようにパッド102が脚にあてがわれる。 その代わりに、織地層105A−Fのそれぞれ異なる幅は、5インチ、3イン チおよび2インチでもよい。 図17に示すように、縫い目109が6層105A−Fを一つに結び付けて、 身体部分にあてがわれる際に縦の配列を維持する、ゆるく保持された単位にする 。中間層105A−Fは弓形に曲げられるはずなので、ゆるんでいることは好ま しい。層105A−Fの全体の厚みは、織地層105A−Fが互いに関して実質 的に横に移動する結果になる。縫い目109は、ほんのわずかな張りで織地層1 05A−Fにつけられ比較的広い間隔をあけて置かれる。1インチあたり6から 10の縫い目のひと目の長さが十分なゆるみを提供し、層105A−Fが全体の 縦の配置を維持しながら互いに関して横に移動できるようにする。織地層105 A−Fが縫い目109により互いに内側に引っ張られる傾向がなく、逆に織地層 105A−Fが織地表面の硬さ、厚さおよび不規則さにより自然に生じる互いの 間の間隔を維持するために、張りは十分ゆるくすべきである。縫い目 が縫い目線に沿ってガラス繊維織地層に穴をあける傾向がなくなるように縫い目 は十分ゆるく取り付けられる。 縫い目109は非対称に使用される、つまり縫い目109は、中間層105の 一つの側の端への距離が、反対側の端への距離よりも大きいようにパッド102 の長さ方向に沿って延伸していることに注意してほしい。これにより織地層10 5A−Fが、縫い目が中間層105の中央に沿って走っているよりより大きな度 合いで移動することができる。 一般には「ピラミッド構造」と呼ばれるこの構造は、すべて同じ幅の多層から なるパッドよりも効率的に身体部分の幅方向にわたって衝撃を散らすことが知ら れている。 図18−23を参照し、応用によるこの発明の幾つかの異なる構造が示されて いる。これら構造の各々は、図面11−17を参照してすでに詳細に説明したパ ッド102と同じ基本三成分−内部層103、中間層105および外部層106 −を含む。 図18は、比較的狭い中心部分121と、脛の両端を保護する中心部分121 から外に向かって伸びている二つの一体に形成された側部分122と123とを 有する脛ガード120を示している。ひも124は脛ガード120を肢の上に気 持ちよく保持するために使用されてもよい。ひも124は、脛ガード120が足 の上に置かれた時、十分伸びて足がつきぬけることができる:両方の側部122 と123につながれた重い弾性ひもであるかあるいは、端部122または123 の一つに取り付けられたフックまたはループの小さいパッチと、そのパッチと? 合するように取り付けられたある長さの相補的素材を有するひもを備えたフック およびループシステムであってもよい。 図18に示すように、脛ガード120の本体は3つの比較的幅広のガラス繊維 層126A、BおよびCと、2つのより狭い層126DおよびEと、狭い中心層 126Fからできている中間層126を有している。このように脛ガード120 は中央部分よりも両端側に沿った所でより大きな柔軟性を示すものである。 中間層は、実質的に上記のように内部のクッション層127と外部の層128 に挟持されている。 図19は、比較的狭い中心部分131と、脛の両端側を保護するため中央部分 131から外方へ延伸する2つの一体に形成された側方部分132および133 を有する脛ガード130を示している。脛ガード120を脚にうまく保持するた めに紐134を用いることができる。 脛ガード130の本体は、3つの比較的幅広のガラス繊維層135A、Bおよ びCと、2つのより狭い層135DおよびEと、狭い中心層135Fからできて いる中間層135を有している。このように脛ガード130は、中央部分よりも 両端側に沿った所でより大きな柔軟性を示すものである。 中間層135は、実質的に上記のように内部のクッション層136と外部の層 137に挟持されている。 さらに、足の頂部のすぐ上にある脛の領域にある脛ガード130の前方部分に 、追加の補強パッド138があてがわれる。 図20に示すように補強パッド138はガラス繊維織地の更なる4つの層13 8A−Dで形成されている。層138A−Dのそれぞれは同じ大きさであり、実 質的に互いに位置あわせ(registration)されて重畳されている。層138A− Dのガラス繊維織地は、本願の出願人の米国特許第4,770,299号公報および上に 十分に記載されているようなポリイソシアネートなどの湿分硬化性樹脂を含浸さ せるか塗布している。反応性のシステムは実質的に湿気のない状態に維持されて いるときは安定であるが、十分な湿気にさらされると硬化し、中間層135のそ の他のガラス繊維層136A−Fとともに硬さの自己保持性の構造を形成する。 このように補強パッド138の領域内では、10枚の重畳したガラス繊維層があ り、6枚は中間層135の中にあり4つは衝撃パッド138の中にある。 図21および22を参照すると脛ガード140が示されている。表および裏の 織地層141および142が、たとえば縫い付けなどにより底部および側部にお いて互いに結合され、ポケットを形成する二重層の織地構造をなしている。ポケ ットは頂部のアクセス開口部143から入ることができ、この発明による保護パ ッド145のパッドカバーの挿入および脱離を可能にしている。パッド145は 、上記のような湿分反応性樹脂システムを含浸させた複数のガラス繊維織地層1 48A−Fで形成された中間層148を取り囲む内部および外部のカバー層14 6および147を備えている。保護パッド145は上記のように脚に別々に成型 してから脛ガード140とともに用いても よいし、まず最初まだ柔軟なうちに脛ガード140のポケットに入れたのち、脛 ガード140に入れた状態で脚に成型してもよい。湿分反応性システムはパッド 145のみに影響するだけなので、脛ガード140の柔軟性には影響がない。 図22に示されるように、保護パッド145は、表および裏の織地層142お よび141によって形成されるポケットの中に挿入される。表および裏の織地層 142および141の上に縫い付けられた相補的な雄および雌のフックとループ ファスナー部材148Aおよび148Bによって、パッド145を中に挿入した ままポケットを閉じることができる。 脚の上に脛ガード140をうまく保持するために紐149を用いてもよい さて図23を参照すると、アキレス鍵プロテクター150が示されており、足 の背部のアキレス鍵の領域において成型されるように企図されている。プロテク ター150は内部クッション層151と外部層152と中間層153を備えてい る。中間層は上記のような「ピラミッド」形状の個々のガラス繊維層153A− Fからなる。 層153A−Fのガラス繊維織地は本願の出願人の米国特許第4,770,299号公 報および上に十分に記載されているようなポリイソシアネートなどの湿分硬化性 樹脂を含浸させるか塗布している。反応性のシステムは実質的に湿気のない状態 に維持されているときは安定であるが、十分な湿気にさらされると硬化し、硬さ の自己保持性の構造を形成する。 プロテクター150は、図11から15を参照して上に記載したように、柔軟 なうちに足のアキレス腱領域にあてがわれる。いったん硬化すると、足の背部、 特にアキレス腱を衝撃による損傷から保護するために靴下の上でかつ競技用靴下 の下の所で足に再装着することができる。上記のパッドは、パッドの長手方向を 脚の長手方向に沿って軸方向に延伸させて脚に装着されるが、アキレス腱プロテ クター150は足の背後部分の周りに放射状に(radially)延伸するように足に 装着されることに注目してほしい。上記の同じピラミッドの構造がアキレス腱プ ロテクター150において用いられ、上記のパッドと同様に、ガラス繊維の層が 長手方向に延伸している。したがって図23によればアキレス腱プロテクターの 頂部および底部は、プロテクターの周りに足の一方の側から他方の側へ延伸して いる中央部分よりも相対的に柔軟である。 上に開示された特定の実施態様は説明の目的のためである。この発明の範囲に 入る多くの他の変形例が可能である。この発明による中間層のいくつかの他の可 能な構成が図24Aから27Bに示されている。それぞれのケースにおいて、「 A」の図面はガラス繊維織地の多重層の配置を示し、「B」の図面は同じ構成で 脚などの身体部分のまわりに形成された状態にあるものを示している。 図24AおよびBは元の形成された配置にある中間層160を示している。中 間層160は、相対的に狭いガラス繊維層160D、EおよびFを交互に挟んだ 分離した相対的に幅広のガ ラス繊維層160A、BおよびCを備えている。これらの層160AからFは本 願の出願人の米国特許第4,770,299号公報および上に十分に記載されているよう なポリイソシアネートなどの湿分硬化性樹脂を含浸させるか塗布している。反応 性のシステムは実質的に湿気のない状態に維持されているときは安定であるが、 十分な湿気にさらされると硬化し、硬さの自己保持性の構造を形成する。 図25AおよびBは元の形成された配置にある中間層170を示している。中 間層170は、2つの狭いガラス繊維層170EおよびFを層170の中央でガ ラス繊維層170BおよびCの間に置いた分離した相対的に幅広のガラス繊維層 170A、B、CおよびDを備えている。ガラス繊維層170AからFは本願の 出願人の米国特許第4,770,299号公報および上に十分に記載されているようなポ リイソシアネートなどの湿分硬化性樹脂を含浸させるか塗布している。反応性の システムは実質的に湿気のない状態に維持されているときは安定であるが、十分 な湿気にさらされると硬化し、硬さの自己保持性の構造を形成する。 図26AおよびBは元の形成された配置にある中間層180を示している。中 間層180は図16および17に示されたものに非常に類似しているが、中間層 の全体の配置が同じであっても様々の層の相対的寸法が互いに変化しうるという ことを示すために含めている。図26Aおよび26Bにおいて、狭い方の層は、 図16および17に示した例よりも幅が大きく減少し ている。図16および17においては層はそれぞれ5インチと4インチと3イン チの幅であるが、図26Aおよび26Bにおいては層180A、BおよびCは5 インチであり、一方層80DおよびEは3インチであり最内部の層80Fは2イ ンチの幅である。層80AからFは本願の出願人の米国特許第4,770,299号公報 および上に十分に記載されているようなポリイソシアネートなどの湿分硬化性樹 脂を含浸させるか塗布している。反応性のシステムは実質的に湿気のない状態に 維持されているときは安定であるが、十分な湿気にさらされると硬化し、硬さの 自己保持性の構造を形成する。 図27AおよびBは元の形成された配置にある中間層190を示している。中 間層190は、2つの相対的に幅広のガラス繊維層190EおよびFを層190 の中央でガラス繊維層190Aと190Bの間および190Cと190Dの間に それぞれ置いた分離した相対的に狭いガラス繊維層190A、B、CおよびDを 備えている。ガラス繊維層190AからFは本願の出願人の米国特許第4,770,29 9号公報および上に十分に記載されているようなポリイソシアネートなどの湿分 硬化性樹脂を含浸させるか塗布している。反応性のシステムは実質的に湿気のな い状態に維持されているときは安定であるが、十分な湿気にさらされると硬化し 、硬さの自己保持性の構造を形成する。 中間層内のガラス繊維層の数は、予期される使用状態を考慮に入れるため変化 させることができる。また、上に記載したようにポリプロピレンなどのその他の 素材を、これらの層のいく つかの代替物として用いることができる。またこれらの層をいっしょに保持して いる縫い目1(Stitches)が図面24Aから27Bに示されていないが、パッド が成型される身体部分の湾曲にこれらの層を沿わせることができるために必要な 移動(shifting)を可能にしながらこれらの層を一体のものとして一緒にしてお くため幅広のゆるい縫い目でこれらの層が縫い合わされることが理解される。 保護されるべき身体部分の上に成型されるためのいくつかの様々の実施態様に よる保護パッドが上に記載されている。この発明の種々の詳細を、その範囲から 逸脱することなく変更することが可能である。さらにこの発明の好ましい実施態 様の上の記載およびこの発明を実施するための最良の態様は説明の目的のための みに挙げられており、限定する目的のためではなく、この発明は請求の範囲によ って規定されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 デュバック,ジェフリィ イー. アメリカ合衆国 ノースカロライナ 28036、ダヴィドソン ホブス ストリー ト 203 (72)発明者 ヴァウグター,エリック ディー. アメリカ合衆国 ノースカロライナ 28215、チャロット コールド スプリン グス ロード 5518

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)不透湿材料で形成され、湿気の侵入を防止するために密閉できる収納 用パッケージと、 (b)前記収納用パッケージ内に配置され、使用するまで湿気の侵入に対して 内部を密封された医療用部材とからなり、 前記医療用部材が (i)硬さを付与するために比較的厚い予め設定された中央領域と、当てがう 部分のまわりに医療用部材を成型するのに容易なように小さな硬さを付与するた めに比較的薄い予め設定された端領域とを備えた可変の厚みを有する基材と、 (ii)前記基材に含浸されるか塗布され、実質的に湿気のない状態に維持され たときに安定を保持し、十分な湿気にさらされた時に硬化して、硬い自己保持性 の構造を形成する反応性のシステムと、 (iii)前記基材をその長さ方向に沿って取り囲み、部材が使用される時基材と 患者の皮膚の間にバリアを形成する保護包装とからなる、 医療用包帯製品。 2.基材が、織地からなる複数のオーバーレイ層からなり、その織地からなる複 数のオーバーレイ層のいくつかは、他の層より大きい幅を有し、全体として可変 の厚さの基材を形成する請求の範囲第1項記載の医療用包帯製品。 3.織地層がガラス繊維からなる請求の範囲第2項記載の医療 用包帯製品。 4.織地層の少なくともいくつかが織ったガラス繊維からなる請求の範囲第2項 の医療用包帯製品。 5.ガラス繊維の複数の織地層の少なくともいくつかが織ったガラス繊維からな り、ガラス繊維の複数の織地層の少なくともいくつかが織っていないガラス繊維 からなる請求の範囲第3項の医療用包帯製品。 6.ガラス繊維の複数の層が少なくとも5層からなる請求の範囲第5項の医療用 包帯製品。 7.ガラス繊維のオーバーレイ層は医療用部材が保護される身体部分のまわりに 形成される際に、保護パッドに安定性を付与するために共にステッチで縫い付け られる請求の範囲第2項の医療用包帯製品。 8.ステッチは、医療用部材が保護される身体部分のまわりに形成される際に、 相互に独立層の実質的な移動を許容するために基材に十分にゆるく配置される請 求の範囲第7項の医療用包帯製品。 9.医療用部材が一回の使用に適した長さに予め切断され、収納用パッケージが 一回の使用の医療用部材を受け入れる大きさに作られる請求の範囲第2項の医療 用包帯製品。 10.医療用包帯製品が所定の医療用に適した使用者の設定し長さに供給される ためロール形態であり、収納用パッケージが不透湿性材料から形成され、湿気の 侵入を防止すべく密封可能な細長いスリーブからなり、医療用部材がスリーブの 中に配置 され、その中に使用まで湿気の侵入から密封された、スリーブと実質的に同じ長 さを有する細長い基材からなる請求の範囲第2項の医療用包帯製品。 11.前記保護包装が部材が使用されているときに基材と患者の皮膚との間にク ッション性のバリアを付与するために長手方向に沿って少なくとも基材の片側を 覆う、やわらかくて柔軟な材料からなる請求の範囲第1,2,9又は10項記載 の医療用包帯製品。 12.保護包装が基材をその長さ方向に包囲する請求の範囲第11項の医療用包 帯製品。 13.包帯製品の使用者の設定した長さが使用のために供給された後、スリーブ に残る基材の硬化を防止すべく湿気の侵入に対してスリーブを再密封する手段を 含む請求の範囲第10項の医療用包帯製品。 14.(a)硬さを備えるべく比較的厚い予め設定された中央領域と、包帯を当 てがう部分のまわりに医療用部材を成型するのを容易にするために端領域に小さ い硬さを付与すべく比較的薄い予め設定された端領域とを持って可変の厚さで提 供される基材と、 (b)基材に含浸又は塗布され、実質的に湿気なしの状態に維持されたときに 安定であり、十分な湿気にさらされた時に硬化して硬い自己保持構造を形成する 反応性のシステムと、 (c)部材が使用されるときに基材と患者の皮膚との間にバリアを付与すべく 、基材をその長さ方向に包囲する保護包装と からなる医療用部材。 15.基材が、複数のオーバーレイ織地層からなり、そのオーバーレイ織地層の いくつかは他の層より大きな幅を有し、全体として可変の厚さの基材を形成する 請求の範囲第14項記載の医療用部材。 16.織地層がガラス繊維からなる請求の範囲第15項の医療用部材。 17.織地層の少なくともいくつかが織ったガラス繊維からなる請求の範囲第1 5項の医療用部材。 18.複数のガラス繊維織地層の少なくともいくつかが織ったガラス繊維からな り、複数のガラス繊維織地層の少なくともいくつかが織っていないガラス繊維か らなる請求の範囲第15項の医療用部材。 19.複数のガラス繊維の層が少なくとも5層からなる請求の範囲第18項の医 療用部材。 20.ガラス繊維のオーバーレイ層は、医療用部材が保護される身体部分のまわ りに形成される際に、保護パッドに安定性を付与するために共にステッチで縫い 付けられる請求の範囲第15項の医療用部材。 21.ステッチは、医療用部材が保護される身体部分のまわりに形成される際に 、相互に独立層の実質的な移動を許容するために基材に十分ゆるく配置される請 求の範囲第20項の医療用部材。 22.医療用部材が一回の使用に適した長さに予め切断され、 かつ収納用パッケージが一回の使用の医療用部材を受け入れる大きさに作られる 請求の範囲第15項の医療用部材。 23.医療用包帯製品が、所定の医療用に適した使用者の設定した長さに供給さ れるためにロール形態であり、収納用パッケージは不透湿性材料から形成され、 湿気の侵入を防止すべく密封可能な細長いスリーブからなり、医療用部材が、ス リーブの中に配置され、その中に使用まで湿気の侵入から密封された、スリーブ と実質的に同じ長さの細長い基材からなる請求の範囲第15項の医療用包帯製品 。 24.保護包装は、部材が使用されている時に基材と患者の皮膚との間にクッシ ョン性のバリアを付与するために長さ方向に沿って少なくとも基材の片側を覆う やわらかい柔軟な材料からなる請求の範囲第14、15、22又は23の医療用 包帯製品。 25.保護包装が、基材をその長さ方向に包囲する請求の範囲第24項の医療用 包帯製品。
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