JP2001508675A - 多目的組成物と、コンタクトレンズ洗浄及び殺菌系への使用方法 - Google Patents

多目的組成物と、コンタクトレンズ洗浄及び殺菌系への使用方法

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JP2001508675A JP52671798A JP52671798A JP2001508675A JP 2001508675 A JP2001508675 A JP 2001508675A JP 52671798 A JP52671798 A JP 52671798A JP 52671798 A JP52671798 A JP 52671798A JP 2001508675 A JP2001508675 A JP 2001508675A
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Abstract

(57)【要約】 眼に受容される酵素と殺菌剤とを含有する多目的組成物の生成に有用な二区画ボトルアセンブリと、これらの組成物の製造方法と、コンタクトレンズの洗浄及び殺菌のためのこれらの組成物の使用を含む方法とを開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 多目的組成物と、コンタクトレンズ洗浄及び殺菌系への使用方法発明の背景 本発明は、コンタクトレンズの洗浄及び殺菌の分野に関する。特に、本発明は 多目的組成物と、これらの組成物の製造方法との提供を目的とする。本発明はま た、本発明の酵素と殺菌剤とを含有する多目的組成物を用いることによってコン タクトレンズを同時に洗浄し、殺菌する方法にも関する。 コンタクトレンズの洗浄用の種々な組成物及び方法が特許及び科学文献に述べ られている。これらの方法の幾つかはレンズの洗浄を促進するために界面活性剤 又は酵素を含有する組成物を用いている。コンタクトレンズを洗浄するためのタ ンパク質分解酵素の使用についての最初の考察は、Journal of Th e American Optometric Association ,40 巻,1106〜1109頁(1969)におけるLo等による文献においてであ った。タンパク質分解酵素を用いてコンタクトレンズからタンパク質付着物を除 去する方法は、Lo等による最初の文献以来、米国特許第3,910,296号 (Karageozian等)を含めた多くの刊行物に述べられている。 コンタクトレンズを殺菌するための非常に多くの組成物及び方法も述べられて いる。これらの方法は一般に、熱及び/又は化学的作用剤の使用を含むことを特 徴としている。このための代表的な化学的作用剤は例えば塩化ベンザルコニウム 及びクロルヘキシジンのような有機抗微生物剤と、例えば過酸化水素及び過酸化 物発生化合物のような無機抗微生物剤とを包含する。米国特許第4,407,7 91号と第4,525,346号(Stark)は、コンタクトレンズを殺菌し 、コンタクトレンズ・ケア製品を防腐するためのポリマー第4級アンモニウム化 合物の使用を述べている。米国特許第4,758,595号と第4,836,9 86号(Ogunbiyi)は、同じ目的のためのポリマービグアニドの使用を 述べている。 コンタクトレンズを同時に酵素洗浄し、殺菌するための種々な方法が提案され ている。コンタクトレンズを同時に洗浄し、殺菌するためにタンパク質分解酵素 と過酸化物との併用を含む方法は、米国特許第Re32,672号(Huth等 )に述べられている。タンパク質分解酵素と第4級アンモニウム化合物との使用 を含む、コンタクトレンズを同時に洗浄し、殺菌する代表的な方法は、日本特許 公開第57−24526号(Boghosian等)に述べられている。コンタ クトレンズを同時に洗浄し、殺菌するためのビグアニド(即ち、クロルヘキシジ ン)と液体酵素組成物との併用は、カナダ特許第1,150,907号(Lud wig等)に述べられている。洗浄するための溶解タンパク質分解酵素と、殺菌 するための熱との併用を含む方法は、米国特許第4,614,549号(Ogu nbiyi)に述べられている。タンパク質分解酵素とポリマービグアニド又は ポリマー第4級アンモニウム化合物との併用は、同時係属の、共通に譲渡された 米国特許出願第08/156,043号及び対応ヨーロッパ特許出願公開第04 56467A2号(Rosenthal等)と、米国特許第5,096,607 号(Mowrey−Mckee等)とに述べられている。 大抵の先行技術の酵素洗浄用製品の商業的実行可能性(commercial viability) は、安定な酵素錠剤の使用に依存している。より詳しくは、固体酵素洗浄用組成 物の使用は、使用前に酵素の安定性を保証することが必要であった。このような 組成物を用いるためには、錠剤を含有する別のパケットを開放して、錠剤を溶液 を含有する別のバイアルに入れて、酵素を溶液中に放出させるために錠剤を溶解 しなければならない。この実施は通常、厄介で、冗長な操作と、刺激及び毒性の 可能性とのために週に1回のみ行われるに過ぎない。 酵素錠剤の厄介な使用を避けようと努力して、コンタクトレンズを洗浄するた めに希釈剤と組み合わせた、濃縮液体酵素組成物の使用が試みられている。しか し、これらの試みは、濃縮水性液体酵素組成物が固有に不安定であるという事実 によって妨げられている。タンパク質分解酵素を水溶液中に長期間(即ち、数か 月間以上)入れると、酵素はそのタンパク質分解活性の全て又は実質的な部分を 失う可能性がある。組成物を安定化する工程を設けることができる。例えば、安 定剤は酵素を不活性な物理的形態にすることによって、水性液体中での保存中の 化学的不安定性の問題から酵素を保護することができる。しかし、液体酵素組成 物の使用は、上記酵素錠剤組成物の使用に関すると同様に、レンズを同時に洗浄 し、殺菌する度毎に、分離した付加的な混合工程を必要とする。さらに、希釈用 組成物中に入れる液体酵素組成物の量は使用者によって調節されるので、使用者 のエラーが結果として希釈溶液中に多すぎる又は少なすぎる濃縮物の分配を生じ る可能性がある。 濃縮液体酵素製剤を安定化する先行試みに関するさらなるバックグラウンドと して、下記特許を参照することができる:米国特許第4,462,922号(B oskamp);第4,537,706号(Severson);及び第5,0 89,163号(Aronson)。これらの特許は酵素を含有する洗剤組成物 を述べている。米国特許第5,281,277号(Nakagawa)と日本公 開特許出願第92−370197号;第92−143718号;及び第92−2 43215号とは、コンタクトレンズ処理用の液体酵素組成物を述べている。 コンタクトレンズを洗浄し、殺菌し、保存するための多くの多目的組成物が商 業的に入手可能である。これらの製品の主要な洗浄用成分は一般に界面活性剤を 含む。種々な有機堆積物(debris)を収集することによって、またレンズ表面に累 積されたタンパク質付着物によってもソフトコンタクトレンズは汚れた状態にな る。タンパク質付着物の除去に失敗すると、レンズの不透明化とレンズの汚れが 生ずる。レンズからの有機堆積物の除去には界面活性剤が用いられるが、これら はタンパク質付着物の除去にはあまり効果がない。これとは対照的に、タンパク 質分解剤は、時間が経過する間にレンズ上に形成されるタンパク質付着物の除去 に非常に効果的である。したがって、界面活性剤を含む多目的組成物を用いる洗 浄方法(cleaning regimen)は、タンパク質付着物を除去するためにタンパク質分 解剤を用いる付加的段階を必要とする。 単一酵素を含有する多目的溶液をコンタクトレンズの洗浄と殺菌に用いること は、米国特許第5,409,546号(Nakagawa等)とヨーロッパ特許 出願第0646,641号(Nakagawa等)とに提案されている。これら の特許は、酵素が希薄な濃度で存在するので、使用前に希釈段階を必要としない 組成物を開示している。しかし、これらの組成物は酵素の限定された安定性(室 温において1又は2か月間)を生じる。これらの組成物の限定された貯蔵寿命は 一般にこれらの商品化を可能にしない。図面の簡単な説明 図1は本発明の好ましい実施態様の透視図である。 図2は本発明の好ましい実施態様の正面図である。 図3は本発明の好ましい実施態様の分解組み立て正面図である。 図4は、図3のライン4−4に沿った、本発明の好ましい実施態様の分解組み 立て断面図である。 図5は本発明の好ましい実施態様の図2のライン5−5に沿った断面図である 。 図6は、キャップ/プランジャー・アセンブリの下方回転、膜の破壊及び酵素 組成物の流出を示す、本発明の好ましい実施態様の図2のライン5−5に沿った 断面図である。 図7は本発明のハウジングの平面図である。 図8は本発明のキャップ及びカラーの底面図である。発明の概要 本発明は、コンタクトレンズを同時に洗浄し、殺菌するのに有用な多目的組成 物を生成する二部式系(two-part system)に関する。本発明はさらに、この二部 式系を用いてコンタクトレンズを同時に洗浄し、殺菌する方法にも関する。この 二部式系は酵素洗浄用組成物と、水性組成物と、1種類以上の抗微生物剤(単数 又は複数種類)とを含む。酵素組成物は濃縮量の酵素を供給する。水性組成物は 希釈用溶液を供給する。抗微生物剤は酵素組成物又は水性組成物のいずれかに含 有される。二部式系は、酵素組成物に水性組成物を混合することによって、使用 のために初期化される(initialized for use)。 この二部式系は、酵素組成物と希釈用組成物とをそれらの最初の使用前に分離 して維持することができる二区画デバイスを用いる。このデバイスの1つの特徴 は、このデバイスが単一ボトルアセンブリ中で分離成分を一緒にすることである 。この特徴は、別々の容器のより困難で、冗長かつ厄介な使用を必要としている 先行技術系を凌駕する利点を有する。酵素を殺菌用組成物に1回のみ加え、得ら れた多目的組成物を次に数か月間の期間にわたって多数回用いることができると いう事実は、この特徴に関連する。大抵の先行技術系によると、使用者がかれの レ ンズを洗浄する度毎に殺菌用組成物に酵素を加えなければならない。この特徴の 他の利点は、2組成物が無菌で混合されることである。これは、2組成物を含有 するボトルアセンブリが気密なシールによって無菌的やり方でアセンブルされる ので、無菌混合がボトルアセンブリの密閉無菌系内で行われるという事実による 。この特徴のさらに他の利点は、この特徴が希釈用溶液に不適当な量の酵素組成 物を添加することに起因する可能な使用者エラーを除外することである。このこ とは、得られる多目的溶液中の不適当な量の酵素又は賦形剤(例えば、塩)がレ ンズの無効な洗浄や殺菌及び/又は眼の毒性を生じうるので、重要である。した がって、洗浄方法の使用者の遵守が本発明では完成されて、最大の洗浄利益の実 現と不必要な眼の刺激/毒性の回避とを可能にする。 本発明の他の特徴は、酵素成分が最初の使用前に希釈用溶液から分離して維持 されることである。この特徴は、最初の使用前に酵素が可溶化される時間を最短 にすることによって、水性環境では時間の経過するうちに当然生じる酵素活性の 損失を最小にする。この特徴は周囲温度での輸送を可能にし、酵素活性の有意な 損失なしの長期貯蔵寿命を可能にする。使用者がこの系を使用する準備ができた ときに、2成分は無菌で一緒にされ、混合されて、多目的組成物を形成する。次 に、多目的組成物を約1〜3か月間の期間にわたって用いることができる。 本発明の洗浄及び殺菌用組成物は既知の洗浄又は殺菌製剤と同様な成分を用い ることができる。しかし、この多目的組成物の抗微生物効力を高めるために種々 な改変(modification)を行うことができる。混合された成分の貯蔵寿命を高める ために、例えば酵素安定剤の使用のように、他の付加的な成分を加えることもで きる。 本発明の多目的組成物と方法とはより大きな使用し易さを与える。この使用し 易さは、コンタクトレンズ使用者がかれらのレンズを毎日洗浄することによって 、かれらのレンズの最大タンパク質分解洗浄を達成することを可能にする。本発 明の多目的組成物中の液体酵素組成物の毎日の使用が、現在用いられている1週 1回酵素洗浄方法に比べて、劇的に良好な洗浄を生じることが判明している。発明の詳細な説明 本発明はコンタクトレンズの洗浄と殺菌に有用な多目的組成物を調製するため の無菌二部式系の使用に関する。本発明はさらに、本発明の二部式系を用いるこ とによってコンタクトレンズを洗浄し、殺菌する方法にも関する。第1部分(“ Part I”)は無菌の酵素を含有する固体(粉末又は錠剤)又は液体組成物 であり、第2部分(“Part II”)は無菌の希釈用組成物である。抗微生 物剤がさらに必要であり、いずれかの組成物に含めることができる。 本発明は、無菌二部式系を保存し、混合するため、及び得られた無菌多目的組 成物を分配するために二区画デバイスの使用を必要とする。種々なデバイスを用 いることができるが、デバイスの中心的な特徴は、デバイスが別々の成分貯蔵と 、1つの成分を他方の成分に無菌的に加える手段と、混合室と、分配手段とを全 て単一ボトルアセンブリ中で供給することである。 図1は、本発明の二部式/多目的組成物に用いるための好ましい二部式ボトル アセンブリを示す。好ましい二部式ボトルアセンブリ、ボトルアセンブリ1は一 般にボトル2と容器4とを含む。 図2〜4に説明するように、ボトル2はネック13、開口10、外側環12及 び内側環43を含む。環12がネック13から環状に突出するように、ネック1 3が形成される。ボトル2は一般に成形ポリエチレンから製造されるが、例えば ポリエチレンテレフタレート(PET)とポリプロピレン(P/P)のような他 の物質が用いることもできる。 図3と4に最も良く見られるように、容器4はハウジング5、プランジャー6 、カップ8及びカラー28を含む。ハウジング5は中空シリンダー14とキャッ プ16とを含む。シリンダー14は上端部15近くに環状に突出する外側ねじ山 36と、下端部17を覆うメンブランディスク18とを有する。シリンダー14 の外側38の周囲にストップ23が環状に配置される(図7)。メンブラン18 はその外周の周囲に薄い横断面厚さ49を有する。キャップ16は突出する内側 環20を有し、シリンダー14は、上端部15と下端部17とがキャップ16か ら突出するように、キャップ16内に共軸に配置される。プランジャー6は中空 シリンダー24と、開放端部22と、分配端部25と、リブ34とを含む。開放 端部22は歯39を有し、横断面厚さが中空シリンダー24の厚さよりも薄いの で、歯39のシャープな先端41を形成する。キャップ8はピン33と、中空コ ーン 32と、内側ねじ山30と、ストップ21とを含む。図8に最も良く見られるよ うに、カラー28はタブ29と、スポーク(spoke)19と、端部31を形成する 孔27とを有する。容器4要素は一般に成形高密度ポリエチレン又はポリカーボ ネートから製造されるが、例えばP/P、PET、ポリスチレン及びアクリロニ トリル−ブタジエン−スチレン(ABS)のような他の材料及び製造方法も使用 可能である。 図4に示すように、最初に酵素洗浄用組成物7をハウジング5の中空シリンダ ー14に加え、シリンダー14上にカラー28を嵌め、プランジャー6の環34 がシリンダー14の内側を押圧するようにプランジャー6をシリンダー14中に 挿入し、プランジャー6上にキャップ8を回して取り付け、ハウジング5のねじ 山36に内側ねじ山30をねじ込むことによって、キャップ8のピン33をプラ ンジャー6のノッチ26と係合させることによって、容器4を組み立てる。この 形態では、カラー28のスポーク19がキャップ8のストップ21とハウジング 5のストップ23との両方の間に差し込まれる。この形態におけるキャップ8( 図2と5参照)は、カラー28によってキャップ8のさらなる下方回転が防止さ れるためにハウジング5のねじ山36中に部分的にのみねじ込まれる。水性組成 物9をボトル2に加え、次に、容器4をネック13上に配置し、環20がネック 13を半径方向に押圧し、外側環12がキャップ16の内側47を押圧して、気 密なシールを形成するように、キャップ16をネック13上に押し下げる。 操作時には、キャップ8をハウジング5上に下方に回し下げることによって、 カラー28を最初に容器4から取り外す。キャップ8が回転するときに、ストッ プ21がスポーク19と係合して、スポーク19を作動させ、ストップ23はス ポーク19を静止した状態に維持する。生じた応力はカラー28を孔27におい て分割させる。分割されたカラー28はタブ29を引っ張ることによって除去す ることができる。次に、キャップ8をさらにハウジング5上にねじ下げる。キャ ップ8の回転と共に、プランジャー6は同時に下方に押し下げられて、プランジ ャー6をシリンダー14に下降させる。プランジャー6がハウジング5のメンブ ラン18に達すると、シャープな先端41がメンブラン18の薄い円周49を穿 刺する。キャップ8をさらに回転すると、プランジャー6の開放端部22をさら に下降させ、パンチプレスの作用と同様に、ハウジング5からメンブラン18を その円周に沿って切り取る。この時点で、ハウジング5中に含有される酵素洗浄 用組成物はボトル2の内部11に暴露されて、ボトル2の水性希釈用組成物9中 に落下する。次に、ボトル2を逆さにし、振とうして、酵素と水性希釈用組成物 とを混合させる。メンブラン18がハウジング5から切り離されると、ボトル2 から今や開放したハウジング5、プランジャー6及び分配端部25を通るチャン ネルが形成される。得られた多目的組成物は今や、キャップ8の除去によって、 このチャンネルを通って、コンタクトレンズを洗浄し、殺菌し、すすぎ洗いし、 保存するための適当な容器に分配することができる。 二区画ボトルアセンブリの他の実施態様を本発明に用いることができる。例え ば、ボトルアセンブリのそれぞれ酵素区画及び破壊メンブラン要素として、ブリ スターポウチと穿孔手段とを用いることができる。 上述したように、本発明は、最初の使用前に一緒にされる2種類の分離した組 成物から構成される。Part Iは酵素を含み、Part IIは水性希釈用 溶液を含む。結果として得られる多目的組成物は種々な他の作用剤を含有するこ とができるが、次の成分:(1)抗微生物剤、(2)酵素、(3)緩衝剤、(4 )トニシティ剤(tonicity agent)及び(5)水を含有しなければならない。本発 明の多目的組成物は保存溶液、すすぎ洗い溶液、洗浄溶液及び殺菌溶液として機 能するように意図される。それ故、この多目的組成物は眼と生理的に適合可能で ある。 本発明のPart I無菌酵素組成物は一般に1種類以上の酵素と種々なキャ リヤーとから構成される。酵素組成物は粉末、錠剤又は液体として製剤化するこ とができる。Part I酵素組成物が液体よりも長時間安定である必要がある ときには、乾燥粉末又は錠剤組成物が好ましいと考えられる。酵素粉末組成物を 補充する賦形剤は当該技術分野において公知である。一般に、酵素粉末組成物は 、比較的少量の酵素を希釈用溶液中に導入するために増量剤(bulking agent)を 包含する。このような増量剤は典型的に、ポリオール(例えば、マンニトール又 はソルビトール)、ポリエチレングリコール(1000より大きい分子量)及び 糖を包含する。他の賦形剤は例えばNaClのような塩、例えばEDTAのよう な キレート化剤、及び例えばTrisのような緩衝剤を包含することができる。他 の添加剤は、水中に粉末を容易に分散させ、溶解するために界面活性剤を包含す ることができる。好ましい酵素粉末組成物はマンニトール及びポリエチレングリ コール−5000(PEG−5000)を含む。 酵素錠剤組成物と製造方法とは当該技術分野において公知である。酵素錠剤は 増量剤と結合剤との使用を必要とする。さらに、希釈溶液中への錠剤の溶解を促 進するために、錠剤は例えば炭酸水素塩のような起沸剤(effervescing agent)を 含むことができる。錠剤の稠度(consistency)をより大きくし、錠剤の製造をよ り容易にするために、当該技術分野において公知の他の賦形剤を加えることがで きる。好ましい酵素錠剤組成物は炭酸水素ナトリウム、クエン酸、PEG−80 00、カルボキシルメチルセルロース及びラクトースを含む。 液体酵素組成物は、それらの製造し易さ、滅菌し易さ、及びボトルアセンブリ の酵素容器内への分配し易さのために、本発明の好ましいPart I組成物で ある。液体酵素組成物と製造方法とは当該技術分野において公知である。Par t I液体組成物中に含有される酵素は水性組成物中に可溶化させるか又は非水 性組成物中に分散させることができる。 水性酵素組成物は一般に、それらの製造し易さ及び滅菌し易さのために、好ま しい。水性酵素組成物は典型的に1種類以上のポリオール(単数又は複数種類) と、ホウ酸塩又はホウ酸化合物とを含む。本発明の好ましい水性酵素組成物は炭 素数2〜3のポリオールと、ホウ酸塩又はホウ酸化合物とを含む。本明細書で用 いる限り、“炭素数2〜3のポリオール(2-3carbon polyol)”なる用語は2〜3 個の炭素原子と少なくとも2個のヒドロキシ基とを有する化合物を意味する。炭 素数2〜3のポリオールの例はグリセロール、1,2−プロパンジオール(“プ ロピレングリコール”)、1,3−プロパンジオール及びエチレングリコールで ある。グリセロールは最も好ましい炭素数2〜3のポリオールである。本発明の 液体酵素組成物に使用可能であるホウ酸塩又はホウ酸化合物はホウ酸塩のアルカ リ金属塩、ホウ酸及びホウ砂を包含する。Part I水性酵素組成物に含める ことができる他の賦形剤は、例えばカルシウムのような二価イオンと、例えば安 息香酸のような酵素安定化有機酸と、例えばアルキルエトキシレートのような界 面活性剤とを包含する。 本発明のPart I組成物として用いられる非水性酵素組成物は一般に、水 溶性有機液体中に均一に分散した結晶質酵素を含む。典型的な有機液体はポリオ キシエチレン(例えば、PEG−400)と、例えばメトキシポリエチレングリ コールのようなアルコキシポリオキシエチレンとを包含する。この組成物中では 、酵素は不活性な状態であるが、本発明のPart II組成物中に溶解後に、 酵素は可溶化し、活性になる。好ましい非水性酵素組成物はPEG−400中の 酵素を含む。 上述したように、本発明の抗微生物剤(単数又は複数種類)は本明細書に述べ る任意の酵素組成物中に含めることができる。抗微生物剤の実際の量は変化する が、以下で述べるように、コンタクトレンズの有効な殺菌を生じる。 上記Part I酵素組成物は一般に液体の無菌濾過、又は固体の滅菌下での 凍結乾燥、無菌処理及び最終的ガンマー線照射(terminal gamma irradiation)に よって無菌的に処理される。液体又は固体の組成物を滅菌するためのこれらの方 法及び他の方法は当該技術分野において周知である。 本発明の組成物及び方法に使用可能である酵素は、(1)コンタクトレンズか らの付着物の除去に有効である;(2)少量の酵素が眼に接触する場合に、せい ぜい、ごく軽度な眼の刺激を生じるに過ぎない;(3)希薄な生理的食塩水溶液 中で比較的、化学的に安定で有効である;及び(4)処理されるレンズの物理的 及び化学的性質に不利な影響を与えない、全ての酵素を包含する。本発明に用い るタンパク質分解酵素は、レンズ付着物中に存在するタンパク質含有物質をより 小さい水溶性サブユニットに縮小するために、ペプチド−アミド結合を加水分解 する能力を少なくとも部分的に有さなければならない。さらに、このような酵素 はタンパク質分解活性に関連して、ある程度の脂肪分解活性、澱粉分解活性又は 関連活性を示すことができ、中性、酸性又はアルカリ性であることができる。そ の上、タンパク質分解酵素と共に、分離したリパーゼ又はカルボヒドラーゼを用 いることができる。本明細書のために、上記必要条件を満たす酵素は“眼に受容 される(ophthalmically acceptable)”と表される。 本発明に使用可能である眼に受容されるタンパク質分解酵素の例は、非限定的 に、パンクレアチン、トリプシン、スブチリシン、コラゲナーゼ、ケラチナーゼ 、カルボキシペプチダーゼ、ブロメライン、アミノペプチダーゼ、エラスターゼ 、Aspergilloペプチダーゼ、プロナーゼE(S.griseusから )、ジスパーゼ(Bacillus polymyxaから)及びこれらの混合 物を包含する。 例えばBacillusStreptomyces及びAspergill us 微生物に由来する酵素のような、微生物由来酵素(microbially derived enz yme)は、本発明に使用可能である好ましい種類の酵素を表す。このサブグループ の酵素のなかで、最も好ましいのは、一般に“スブチリシン”酵素と呼ばれる、Bacillus 由来中性又は弱アルカリ性プロテアーゼである。 酵素の同定、分離及び精製は当該技術分野において公知である。タンパク質分 解活性及び混合タンパク質分解/脂肪分解/澱粉分解活性を有する酵素を含めた 酵素の単離に関する一般的科学文献中に、多くの同定及び単離方法が存在する。 本発明によって考慮される酵素は植物、動物又は微生物ソースから既知方法によ って容易に得ることができる。 組換えDNA技術の出現によって、安定なタンパク質分解酵素の新しいソース 及び種類が入手可能になると予想される。このような酵素は、本明細書に述べる 基準を満たす限り、本発明の範囲に入ると見なすべきである。好ましい遺伝的修 飾酵素は、例えば、PCT/US94/10020(ProcterとGamb le)、WIPO公開WO95/30011(ProcterとGamble) 及び米国特許第4,990,452号(Genex社)に述べられているような 、BPN’スブチリシン変異体を包含する。特定の好ましいスブチリシンと変異 体は、スブチリシンCarlsberg、スブチリシンPB92、スブチリシン 309、スブチリシン147、スブチリシン168、スブチリシンDY並びにこ れらの切頭形(truncation)、修飾形(modification)及び変異体(variant)を包含 する。 それらのネイティブな構造から修飾された他の酵素も本発明に使用可能である 。このような修飾形は“ペギレーション(pegylation)”、即ち、酵素へのポリオ キ シエチレングリコール誘導体の共有結合と、酵素への小さい有機化合物(例えば 、メチル、エチル、スクシニル基等)のモノマー共有結合付加とを包含する。こ れらの修飾形は一般に酵素がコンタクトレンズに、特に負に荷電した親水性ソフ トレンズの場合に、イオン結合するのを阻止する。コンタクトレンズへの結合は 不必要に多量の酵素を眼に暴露させる可能性がある。一部の酵素によっては、こ の暴露が好ましくない炎症反応を引き起こす可能性がある。これらの修飾形は、 例えば本発明のPart I又は多目的組成物のような、水性環境における酵素 の安定性を改良することもできる。酵素の加水分解感受性サイト(cite)のアルキ ル化が酵素の自己分解を限定すると考えられる。 スブチリシンとトリプシンとが好ましい酵素であり、遺伝的修飾スブチリシン BPN’sが本発明に用いるために最も好ましい酵素である。スブチリシンは acillus 菌に由来し、Novo Industries(Bagsvae rd,Denmark)、Fluka Biochemika(Buchs,S witzerland)及びBoehringer Mannheim(Ind ianapolis,Indiana,U.S.A.)を含めた種々な商業的ソ ースから商業的に入手可能である。トリプシンは種々な動物ソースから精製され 、Sigma Chemical社とBoehringer Mannheim とから商業的に入手可能である。上述したスブチリシンBPN’変異体は、第4 ,990,452号(Genex社)、PCT/US94/10020(Pro cterとGamble)及びWIPO公開WO95/30011(Proct erとGamble)に述べられている遺伝的修飾スブチリシンである。これら の酵素はこれらの刊行物に述べられている方法によって入手可能である。 パンクレアチンは哺乳動物の膵臓から抽出され、Scientific Pr otein Laboratories(Waunakee,Wisconsi n,U.S.A.)、Novo Industries(Bagsvaerd, Denmark)、Sigma Chemical Co.(St.Louis ,Missouri,U.S.A.)及びBoehringer Mannhe im(Indianapolis, Indiana,U.S.A.)を含めた種々なソースから商業的に入手可能で ある。パンクレアチン(米国薬局方)はプロテアーゼ、リパーゼ及びアミラーゼ の混合物であり、United States Pharmacopoeia( “米国薬局方”)によって定義されている。パンクレアチンの最も好ましい形は Pancreatin 9Xである。本明細書で用いる限り、“Pancrea tin 9X”なる用語は米国薬局方プロテアーゼ単位含量の9倍を含有する濾 過済み(0.2ミクロン)パンクレアチンである。 Part I酵素濃度は、例えば選択された酵素若しくは酵素組合せ; Part II水性組成物への酵素組成物の添加量;選択された酵素(単数又は 複数種類)の純度、特異性及び効力;Part II水性組成物の量;洗浄すべ きレンズの種類;及び各洗浄の予定期間のような種々なファクターに依存する。 貯蔵中に、貯蔵の長さ及び温度条件に依存して、酵素活性の一部が失われる可 能性がある。したがって、本発明のPart I酵素組成物は本明細書に述べる 最終多目的酵素濃度範囲に達するために必要な量を越える酵素の初期量によって 製造されうる。一般に、本発明のPart I酵素組成物は1種類以上の酵素を 約100〜100,000PAU/g又は100〜100,000PAU/ml の量で含有することが好ましい。 しかし、Part I酵素組成物は、比較的少量のPart I酵素組成物が Part II水性希釈用組成物と混合されるときに、ヒトに着用されたコンタ クトレンズ上に典型的に見い出されるタンパク質、脂質、ムコ多糖類及び他の物 質の付着物を実質的に除去するか又は有意に減ずるために充分な、1種類以上の 酵素(単数又は複数種類)の有効量を含有する。本明細書で用いる限り、本発明 の生成多目的組成物のこのような最終酵素濃度は“レンズ洗浄有効量(an amount effective to clean the lens)”と呼ばれる。しかし、本発明の洗浄方法は一 般に、Part II組成物中にPart I酵素組成物を分散した後に約1〜 100PAU/ml溶液の、多目的組成物中の最終酵素濃度を生じるために充分 な上記酵素組成物量を用いる。約5〜25PAU/mlの最終濃度が好ましい。 本明細書のために、“タンパク分解活性単位”又は“PAU”は、下記のカゼイ ン消化比色分析によって測定される、1マイクログラム(mcg)のチロシン/ 分(“mcg Tyr/分”)を産生するために必要な酵素活性量として定義さ れる。カゼインー消化分析 5.0ml部分のカゼイン基質(0.65%カゼインw/v)を37℃におい て10分間(min)±5秒間(sec)平衡させる。次に、Part I酵素 組成物から、Part I組成物をPBS緩衝剤中で可溶化し、希釈することに よって、酵素溶液を調製する。この酵素溶液(0.2mg/ml)の1.0ml 部分をカゼイン基質に加え、混合物を撹流し(vortexed)、次に37℃において1 0min±5sec間インキュベートする。インキュベーション後に、5.0m lの14%トリクロロ酢酸を加え、得られる混合物を直ちに撹流する。混合物を 少なくともさらに30分間インキュベートし、次に撹流し、15〜20分間遠心 する(約2000rpm)。遠心したサンプルの上清を血清フィルターサンプラ ー(serum filter sampler)中に濾過し、2.0mlのアリコートを取り出す。こ の2.0mlサンプルに、5.0mlの5.3%Na2CO3を加える。このサン プルを撹流し、1.0mlの0.67N Folinフェノール試薬を加える。 サンプルを再び直ちに撹流し、次に37℃において60分間インキュベートする 。次にサンプルを可視光線分光光度計で660ナノメーター(nm)において基 準としての精製水に対して読み取る。次にサンプル濃度をチロシン標準曲線との 比較によって算出する。次に、希釈比率を考慮することによって、Part I 濃度を算出する。 Part II水性組成物は本発明の多目的組成物のために必要な蒸留水量を 与える。一般に、Part II組成物は、眼に適合可能な溶液を共に形成する 、塩化ナトリウムと他の賦形剤をも含有することができる。しかし、上述したよ うに、Part I組成物はこれらの成分の一部又は全てを含有することができ 、Part II組成物はこれらの成分の一部のみを与えうるか又は全く与えな いことも可能である。当業者によって理解されるように、本発明に用いられるP art II組成物は、例えば適当な緩衝剤、キレート化剤及び/又は金属イオ ン封鎖剤(sequestering agent)並びにトニシティ調節剤のような、種々な他の成 分を含有することができる。Part II組成物は界面活性剤を含有するこ ともできる。上述したように、抗微生物剤をPart II組成物中に含めるこ ともできる。一般に、Part II組成物は1種類以上の抗微生物剤(例えば 、PHMB又はポリクォーターニウム−1)、緩衝剤(例えば、ホウ酸塩)、ク エン酸塩、トニシティ剤(例えば、NaCl、糖)、キレート化剤(例えば、E DTA)、及び界面活性剤(例えば、ブロックコポリマー)を含有する。例えば アミノアルコール及びアルキルアミンのような、組成物の抗微生物効力を強化す る他の作用剤も加えることができる。好ましいPart II組成物はポリクォ ーターニウム−1、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸、プロピレングリコール及びPl uronic P−103を含む。最も好ましいPart II組成物はホウ酸 、ソルビトール、95%2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(“AMP −95”)、クエン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、エデト酸ナトリウム(di sodium edetate)、ポリクォーターニウム−1、Tetroni c 1304及びミリスタミドプロピルジメチルアミン(“MAPDA”)を含 む。 多目的組成物は硬質ガス透過性(“RGP”)レンズとソフトレンズとを含め た種々なコンタクトレンズに対して用いるように意図される。洗浄すべきレンズ の種類に依存して、眼の刺激/毒性の可能性を最小にしながら最大の洗浄利益を もたらすように多目的組成物を最適化することができる。例えば、ソフトコンタ クトレンズは電気的陰性に荷電されるので、ソフトコンタクトレンズは高い等電 点を有する(即ち、多目的組成物のpHにおいてより大きく正に荷電された)酵 素を結合する傾向がある。眼に対するこの大きな酵素暴露は、酵素負荷レンズを 介して、眼の刺激/毒性を生じる恐れがある。したがって、低い等電点を有する (例えば、スブチリシンBPN’変異体)、したがってソフトレンズとの相互作 用傾向の低いネイティブ又は修飾酵素の使用が好ましい。RGPレンズを処理す る場合には、一般にRGPレンズの酵素結合力が弱いために、酵素選択を考慮す る必要性が少ない。 本発明の液体酵素組成物によって得られる洗浄は時間の関数である。用いられ る浸漬時間は一般に約1時間から一晩まで変化する。しかし、長い浸漬時間(例 えば、24時間)を用いる場合には、上述した濃度よりも低濃度を用いることが できる。 本発明の洗浄方法は、コンタクトレンズからタンパク質及び他の付着物の除去 を促進するために少量の上記酵素組成物の使用を含む。本発明の特定の実施態様 における酵素組成物の使用量は、上述したように、酵素濃度並びに例えば酵素の 純度、組成物へのレンズの提案された暴露時間、レンズケア方法の性質(例えば 、レンズ殺菌及び洗浄の頻度)、処理すべきレンズの種類、及び補助的洗浄剤( 例えば、界面活性剤)の使用のような、種々な他のファクターに依存して変化す ることができる。一般に、約1gの粉末、1錠又は1mlのPart I組成物 が約120mlのPart II組成物に加えられるが、これより多い又は少な い量も本発明によって考えられる。 本発明の酵素組成物は、抗微生物剤の抗微生物活性に対する最小の不利な影響 、又はより好ましくは、抗微生物活性に対する強化された効果を示しながら、効 果的な洗浄効力を実証する。殺菌剤、特にポリマー第4級アンモニウム化合物( 例えば、ポリクォーターニウム−1)の抗微生物活性は高濃度の塩化ナトリウム 又は他のイオン性溶質によって不利に影響される。より詳しくは、ポリマー第4 級アンモニウム化合物、特に以下の式(I)のポリマー第4級アンモニウム化合 物は、多目的組成物中のイオン性溶質の濃度が高すぎると、抗微生物活性を失う 。一般に、本発明の多目的組成物は、低張性〜等張性の範囲内の、より好ましく は150〜350ミリオスモル/キログラム(mOs/kg)の範囲内のトニシ ティ/オスモラリティ(tonicities/osmolalities)を有する。200〜300m Os/kgの範囲が特に好ましく、約220mOs/kgのオスモラリティが最 も好ましい。 本発明の洗浄及び殺菌方法は、抗微生物剤を含有する本発明の多目的組成物を 用いる。抗微生物剤は一般に、それらの抗微生物活性を生物との化学的又は物理 化学的相互作用によって導出する非酸化性ポリマー抗微生物剤である。本明細書 において用いる限り、“ポリマー抗微生物剤”なる用語は、抗微生物活性を有す る、任意の窒素含有ポリマー又はコポリマーを意味する。好ましいポリマー抗微 生物剤は、ポリマー第4級アンモニウム化合物であるポリクォータニウム−1と 、ポリマービグアニドであるポリヘキサメチレンビグアニド(“PHMB”)又 は ポリアミノプロピルビグアニド(“PAPB”)とを包含する。これらの好まし い抗微生物剤はStarkに発行された米国特許第4,407,791号及び第 4,525,346号と、Ogunbiyiに発行された米国特許第4,758 ,595号及び第4,836,986号とにそれぞれ開示されている。上記刊行 物の全内容は本明細書に援用される。本発明の方法に適した他の抗微生物剤は、 例えばベンザルコニウムハライドのような他の第4級アンモニウム化合物又は例 えばクロルヘキシジンのような他のビグアニドを包含する。本発明に用いられる 抗微生物剤は例えばチメロサールのような水銀含有化合物の不存在下で用いるこ とが好ましい。 最も好ましい抗微生物剤は構造式:[式中、 R1とR2は同じ又は異なる基であることができ、 N+(CH2CH2OH)3-、 N(CH32又はOHから選択される; X-は薬剤学的に受容されるアニオン、好ましくはクロリドであり; nは1〜50の整数である] を有するポリマー第4級アンモニウム化合物である。 この構造の最も好ましい化合物は、Onamer MTM(Onyx Chemi cal Corporationの登録商標)又はPolyquad(登録商標 )(Alcon Laboratories,Inc.の登録商標)としても知 られるポリクォータニウム−1である。ポリクォータニウム−1は上記化合物[ X-がクロリドであり、R1、R2及びnは上記で定義した通りである]の混合物 である。 上記抗微生物剤は本発明の方法に、例えば合衆国食品医薬品局のような政府規 制当局の要求に従って、コンタクトレンズ上に見い出される生育可能な微生物の 数を実質的に排除するか又は有意に減ずるために有効な量で用いられる。本発明 の目的のために、この量は“殺菌有効量(an amount to disinfect)”又は“抗微 生物有効量(an anti-microbially effective amount)”と表される。抗微生物剤 の使用量は、この方法を適用されるレンズケア方法の種類のようなファクターに 依存して変化する。例えば、レンズケア方法における強力なデイリークリーナー (daily cleaner)の使用は、微生物を含めた、レンズ上の付着物質の量を実質的 に減じることによって、レンズを殺菌するために必要な抗微生物剤量を少なくす ることができる。処理すべきレンズの種類(例えば、“ハード”レンズ対“ソフ ト”レンズ)もファクターの1つになりうる。一般に、約0.00001重量% 〜約0.01重量%の範囲内の濃度の1種類以上の上記抗微生物剤が用いられる 。式(I)のポリマー第4級アンモニウム化合物の最も好ましい濃度は約0.0 01重量%である。 本発明の方法は、約2〜10mlの本発明の多目的組成物をレンズケースに加 え、分配した多目的組成物中に汚れたレンズを入れ、レンズを洗浄し、殺菌する ために有効な時間にわたってレンズを浸漬することを典型的に含む。任意に、コ ンタクトレンズを、本発明の多目的組成物中に浸漬する前に、最初にこの多目的 組成物又は界面活性剤クリーナーによって摩擦する。レンズを典型的に一晩浸漬 するが、これより短い又は長い時間も本発明の方法によって考慮に入れられる。 4〜8時間の浸漬時間が好ましい。本発明の方法は上記方法を毎日実施すること を可能にする。 本発明のさらに種々な態様を説明するために下記実施例を呈示するが、下記実 施例は本発明の範囲を如何なる意味でも限定するように意図されない。 実施例1 本発明の二部式ボトルアセンブリ/多目的組成物に用いるための、好ましいP art I酵素組成物と好ましいPart II抗微生物剤含有水性組成物とを 以下で説明する。A.Part I液体トリプシン組成物 下記液体酵素組成物は本発明の好ましい酵素組成物を表す: 塩化カルシウムとホウ酸とを精製水量の30%中に分散させる。次に、PEG とグリセロールとを加える。溶液のpHを調節して、次に、酵素を溶液中に溶解 した後に、精製水によって最終的に量を調節する。組成物を0.2μmフィルタ ーを用いて無菌濾過する。B.Part II水性組成物 下記製剤は好ましい水性組成物を表す: 成分を精製水量の90%によって溶解し、pHを調節し、次に量を100%量 にする。次に、組成物は0.2μmメンブランフィルターを用いて無菌濾過する 。 本発明の二部式ボトルアセンブリには、種々な量の上記酵素と水性組成物を用 いることができる。好ましい量は1mlの酵素組成物と120mlの水性組成物 とを包含する。 実施例2 下記は本発明の液体酵素組成物の例である: 上記製剤は、最初にプロピレングリコール、精製水、塩酸及びホウ酸ナトリウ ムを逐次一緒に混合することによって調製される。次に、トリプシンの必要量( 約0.3w/v)を上記混合物に溶解し、pHを調節し、溶液を100%量にす る。次に、酵素組成物を無菌濾過する(0.2μmフィルター)。上記製剤の最 適pHは5〜7の範囲内であり;pH6が最も好ましい。 実施例3 下記は本発明の好ましいPart I固体酵素組成物の例である。I.Part Iトリプシン錠剤組成物 II.Part IIスブチリシン錠剤組成物 錠剤は一般に、適当量の各成分を最初に混合し、次にこの混合物を、20メッ シュハードスクリーンを備えた振動グラニュレーターに通すことによって調製さ れる。ふるい分けした成分を次に、適当な大きさのブレンダーに加え、30分間 混合する。次に、適当量のPEGと酵素とを20メッシュハードスクリーンに通 して、この混合物をブレンダーに加える。一緒にしたふるい分け済み成分を次に さらに15分間ブレンドする。次に、5/32”成形型(tooling)を備えた錠剤 プレスを用いて、ブレンド済み成分を50〜80mgの目標重量と8SCUの硬 度とを有する錠剤に圧縮成形する。次に、錠剤をγ線滅菌方法によって滅菌する ことができる。III.Part Iトリプシン粉末組成物 酵素とラクトースとを水中に溶解し(1mlの水につき1gの酵素/ラクトー ス)、0.2μmフィルターを用いて無菌濾過する。この無菌酵素溶液を次に無 菌下で凍結乾燥する。実施例4 下記は本発明のPart II水性組成物の例である:I.Part II水性組成物 II.Part II水性組成物 これらのPart II組成物は上記実施例1の組成物と同様な方法で調製す る。 上記実施例に述べたPart I組成物とPart II組成物とを、単一ボ トルアセンブリ中に種々な量で一緒にし、保存し、混合する。一般に、好ましい 量は次の量である: Part I:1gの粉末若しくは1錠の固体酵素組成物、又は1mlの液体酵 素組成物。 Part II:約120ml (同様に、2gの粉末若しくは2錠、又は2mlの液体が約240mlのPar t IIと一緒にされる。) 最終多目的溶液中の好ましい酵素活性は約5〜25PAU/mlである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02C 13/00 G02C 13/00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. コンタクトレンズの洗浄、殺菌、すすぎ洗い及び保存に用いるための二区 画無菌多目的組成物生成ボトルアセンブリであって、 (a)水性組成物含有ボトルと; (b)破壊メンブランを含み、酵素を含有する酵素組成物を含む密閉容器と; (c)レンズ殺菌有効量の抗微生物剤と を含み、 該抗微生物剤が水性組成物中か又は酵素組成物中に含まれ、該容器が該ボトル に固定されるか、又は該ボトル内に部分的に固定されて、内部的に無菌の二区画 ボトルアセンブリを形成し、該メンブランの破壊が該酵素組成物の、該ボトル内 の該水性組成物中への無菌侵入を可能にして、レンズ洗浄有効量の酵素と、レン ズ殺菌有効量の抗微生物剤とを含有する多目的組成物が形成される上記ボトルア センブリ。 2. 該容器がさらにハウジングと、プランジャーと、取り外し可能なキャップ 及びカラーとを含み; 該ハウジングが酵素組成物含有中空シリンダーと、固定手段と、外側ねじ山と 、該ハウジングのシリンダーの1端部を覆うメンブランとを含み; 該プランジャーが中空シリンダーと、分配端部と、斜角反対端部とを含み; 該キャップが内側ねじ山を含み; 該ボトルがさらに開放端部と、ネックと、該容器を受容して固定するための受 容手段とを含み; 該プランジャーが該ハウジングの中空シリンダー内に受容され、該キャップが プランジャー分配端部を覆い、該キャップの内側ねじ山が該ハウジングの外側ね じ山と係合し、該容器が開放端部上で、該ボトルのネック内に受容され、固定さ れて、気密なボトルアセンブリを形成している、請求項1記載のボトルアセンブ リ。 3. 酵素がトリプシン、スブチリシン又はスブチリシンBPN’変異体である 、請求項1記載のボトルアセンブリ。 4. 抗微生物剤がポリクォーターニウム−1である、請求項1記載のボトルア センブリ。 5. 水性組成物がポリクォーターニウム−1、ホウ酸、ソルビトール、塩化ナ トリウム、クエン酸ナトリウム、Tetronic 1304、エデト酸ナトリ ウム、AMP−95、MAPDA、水酸化ナトリウム、塩酸及び水を含み;酵素 組成物がホウ酸、グリセロール、PEG−400、塩化カルシウム、水並びに、 トリプシン、スブチリシン及びスブチリシンBPN’変異体から成る群から選択 される酵素を含む、請求項1記載のボトルアセンブリ。 6. 水性組成物が、 約0.001%w/vのポリクォーターニウム−1と; 約0.6%w/vのホウ酸と; 約1.2%w/vのソルビトールと; 約0.65%w/vのクエン酸ナトリウムと; 約0.1%w/vの塩化ナトリウムと; 約0.05%w/vのTetronic 1304と; 約0.05%w/vのエデト酸ナトリウムと; 約0.45%w/vのAMP−95と; 約0.0005%w/vのMAPDAと;水とを含み;該水性組成物が水酸化ナ トリウムと塩酸とによってpH7〜8に調節される、請求項5記載のボトルアセ ンブリ。 7. 無菌多目的組成物の製造方法であって、 (a)水性組成物含有ボトルと、(b)破壊メンブランを含み、酵素を含有す る酵素組成物を含む密閉容器と、(c)抗微生物剤とを含み、該抗微生物剤が水 性組成物中か又は酵素組成物中に含まれ、該容器が該ボトルに固定されるか、又 は該ボトル内に部分的に固定されて、内部的に無菌の二区画ボトルアセンブリを 形成している二区画ボトルアセンブリを用いることと;該メンブランを破壊し、 該容器の酵素組成物を該水性組成物中へ侵入させることと;該酵素組成物と該水 性組成物とを一緒に混合することと; レンズ洗浄有効量の酵素と、レンズ殺菌有効量の抗微生物剤とを含有する多目 的組成物を形成することと を含む上記方法。 8. 該容器がさらにハウジングと、プランジャーと、取り外し可能なキャップ 及びカラーとを含み; 該ハウジングが酵素組成物含有中空シリンダーと、固定手段と、外側ねじ山と を含み、該ハウジングのシリンダーの1端部をメンブランが覆っている; 該プランジャーが中空シリンダーと、分配端部と、斜角反対端部とを含み; 該キャップが内側ねじ山を含み; 該ボトルがさらに開放端部と、ネックと、該容器を受容して固定するための受 容手段とを含み; 該プランジャーが該ハウジングの中空シリンダー内に受容され、該キャップが 該プランジャー分配端部を覆い、該キャップの内側ねじ山が該ハウジングの外側 ねじ山と係合し、該容器が開放端部上で、該ボトルのネック内に受容され、固定 されて、気密なボトルアセンブリを形成している、請求項7記載の方法。 9. 酵素がトリプシン、スブチリシン又はスブチリシンBPN’変異体である 、請求項7記載の方法。 10.抗微生物剤がポリクォーターニウム−1である、請求項7記載の方法。 11.水性組成物がポリクォーターニウム−1、ホウ酸、ソルビトール、塩化ナ トリウム、クエン酸ナトリウム、Tetronic 1304、エデト酸ナトリ ウム、AMP−95、MAPDA、水酸化ナトリウム、塩酸及び水を含み;酵素 組成物がホウ酸、グリセロール、PEG−400、塩化カルシウム、水並びに、 トリプシン、スブチリシン及びスブチリシンBPN’変異体から成る群から選択 される酵素を含む、請求項7記載の方法。 12.水性組成物が、 約0.001%w/vのポリクォーターニウム−1と; 約0.6%w/vのホウ酸と; 約1.2%w/vのソルビトールと; 約0.65%w/vのクエン酸ナトリウムと; 約0.1%w/vの塩化ナトリウムと; 約0.05%w/vのTetronic 1304と; 約0.05%w/vのエデト酸ナトリウムと; 約0.45%w/vのAMP−95と; 約0.0005%w/vのMAPDAと;水とを含み;該水性組成物が水酸化ナ トリウムと塩酸とによってpH7〜8に調節される、請求項7記載の方法。 13.コンタクトレンズの洗浄及び殺菌方法であって、 (a)水性組成物含有ボトルと、(b)破壊メンブランを含み、酵素を含有す る酵素組成物を含む密閉容器と、(c)抗微生物剤とを含み、該抗微生物剤が水 性組成物中か又は酵素組成物中に含まれ、該容器が該ボトルに固定されるか、又 は該ボトル内に部分的に固定されて、内部的に無菌の二区画ボトルアセンブリを 形成している二区画ボトルアセンブリを用いて、該メンブランを破壊し、該容器 の酵素組成物を該水性組成物中へ侵入させて、該酵素組成物と該水性組成物とを 一緒に混合して、レンズ洗浄有効量の酵素と、レンズ殺菌有効量の抗微生物剤と を含有する多目的組成物を形成することによって、多目的組成物を調製する工程 と; 該多目的組成物を受器中に分配する工程と; レンズを該受器の多目的組成物中に、レンズを洗浄し、殺菌するために充分な 時間浸漬する工程と を含む上記方法。 14.該容器がさらにハウジングと、プランジャーと、取り外し可能なキャップ 及びカラーとを含み; 該ハウジングが酵素組成物含有中空シリンダーと、固定手段と、外側ねじ山と を含み、該ハウジングのシリンダーの1端部をメンブランが覆っている; 該プランジャーが中空シリンダーと、分配端部と、斜角反対端部とを含み; 該キャップが内側ねじ山を含み; 該ボトルがさらに開放端部と、ネックと、該容器を受容して固定するための受 容手段とを含み; 該プランジャーが該ハウジングの中空シリンダー内に受容され、該キャップが 該プランジャー分配端部を覆い、該キャップの内側ねじ山が該ハウジングの外側 ねじ山と係合し、該容器が開放端部上で、該ボトルのネック内に受容され、固定 されている、請求項13記載の方法。 15.酵素がトリプシン、スブチリシン又はスブチリシンBPN’変異体である 、請求項13記載の方法。 16.抗微生物剤がポリクォーターニウム−1である、請求項13記載の方法。 17.水性組成物がポリクォーターニウム−1、ホウ酸、ソルビトール、塩化ナ トリウム、クエン酸ナトリウム、Tetronic 1304、エデト酸ナトリ ウム、AMP−95、MAPDA、水酸化ナトリウム、塩酸及び水を含み;酵素 組成物がホウ酸、グリセロール、PEG−400、塩化カルシウム、水並びに、 トリプシン、スブチリシン及びスブチリシンBPN’変異体から成る群から選択 される酵素を含む、請求項13記載の方法。 18.水性組成物が、 約0.001%w/vのポリクォーターニウム−1と; 約0.6%w/vのホウ酸と; 約1.2%w/vのソルビトールと; 約0.65%w/vのクエン酸ナトリウムと; 約0.1%w/vの塩化ナトリウムと; 約0.05%w/vのTetronic 1304と; 約0.05%w/vのエデト酸ナトリウムと; 約0.45%w/vのAMP−95と; 約0.0005%w/vのMAPDAと;水とを含み;該水性組成物が水酸化ナ トリウムと塩酸とによってpH7〜8に調節される、請求項17記載の方法。
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