【発明の詳細な説明】
5−HTレセプターアンタゴニストとしてのインドール誘導体
本発明は、薬理活性を有する化合物、それらの製造方法、それらを含む組成物
およびCNS疾患の治療におけるそれらの使用に関する。
5HT2Cレセプターアンタゴニスト活性を有する化合物は、当該分野において
知られている。例えば、PCT/EP96/00368は、5HT2Cアンタゴニ
ストであるインドリン誘導体を開示する。
しかしながら、特定の5HT2Cレセプターアンタゴニストは低い溶解性を示し
、これにより活性が減じられる。特定の既知の5HT2Cレセプターアンタゴニス
トのピリジニウム誘導体が、溶解性の増加およびインビボ活性の増加を示すこと
が見出された。これらの新しい化合物は、吸収の前/間/または後で、それらの「
親」化合物に変換されるものと考えられ、「親」化合物の生物学的利用能を増加さ
せる可能性がある。それゆえ、本発明の化合物はプロドラッグとして作用し、本
明細書においてプロドラッグと称する。
それゆえ、本発明は、第一の態様において、プロドラッグが第4アンモニウム
基、特に第4ピリジニウム基を有する、5HT2Cレセプターアンタゴニストのプ
ロドラッグを提供する。
好ましくは、本発明は、式(I):
{式中、
R1およびR2基は、各々独立して、水素、NR12R13により所望により置換さ
れていてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アル
キルチオ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、CF3、C2F5、NR12R13、
CONR12R13、NR12COR13、S(O)pNR12R13、CHO、OCF3、SC
F3、COR14、CH2OR14、CO2R14またはOR14(ここで、pは、1または
2であり、R12、R13およびR14は独立して、水素、C1-6アルキル、所望によ
り置換されていてもよいアリールまたは所望により置換されていてもよいアリー
ルC1-6アルキルである)であるか、または、R1およびR2は、
N+I-R12R13CR12R13OCOR14(ここで、R12、R13およびR14は前記と
同意義であり、Iは対イオンである)であり;
nおよびmは、独立して0、1または2であり;
R3は、水素またはC1-6アルキルであり;
R4は、式(i):
[式中、
XおよびYは、ともに窒素であるか、一方が窒素で他方が炭素もしくはCR5
基であるか、または一方がCR5基で他方が炭素もしくはCR5基であり;
R5、R6、R7およびR8基は、独立して、水素、所望により1個またはそれ以
上のフッ素原子により置換されていてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル、
C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-6アルコキシ、C2-6アルキニル
、C3-6シクロアルキルオキシ、C3-6シクロアルキルC1-6アルキル、C1-6アル
キルチオ、C3-6シクロアルキルチオ、C3-6シクロアルキルC1-6アルキルチオ
、C1-6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、OCF3、SCF3、SO2
CF3、SO2F、ホルミル、C2-6アルカノイル、シアノ、所望により置換され
ていてもよいフェニルまたはチエニル、NR12R13、CONR12R13またはCO2
R14(ここに、R12、R13およびR14はR1における記載と同意義である)である
か、またはR6およびR7は、所望により置換されていてもよい5−もしくは6−
員炭素環もしくは複素環の部分を形成形成し;
R9およびR10は、独立して水素またはC1-6アルキルである]の基であるか;
または
R4は、式(ii):
[式中、
XおよびYは、ともに窒素であるか、一方が窒素で他方がCR5基であるか、
またはXおよびYは、ともにCR5基であり、R5、R6、R7およびR8は、式(I
)における記載と同意義であり;
R11は、水素またはC1-6アルキルである]の基であるか;または
R4は、式(iii):
[式中、R6、R7、XおよびYは、式(i)における記載と同意義であり、Zは、
O、S、CH2またはNR15(ここで、R15は水素またはC1-6アルキルである)で
ある]の基であり;
P1およびP2は、独立して、フェニル、芳香族または部分的に飽和した単環式
または二環式複素環(該環は、第4窒素原子、および、窒素、酸素または硫黄か
ら選択される2個までのさらなるヘテロ原子を含む)であり;
Aは、結合、C1-6アルキルにより所望により置換されていてもよい原子数1
ないし5の鎖であるか、または、所望により置換されていてよいフェニルもしく
は所望により置換されていてもよい、窒素、酸素または硫黄から選択される3個
までのヘテロ原子を含む5−ないし7−員複素環である}
で示される化合物を提供する。
単独でまたは他の基の一部としてのいずれかのC1-6アルキル基は、直鎖また
は分枝鎖であってもよい。
適当には、R1およびR2基は、各々独立して、水素、NR12R13により所望に
より置換されていてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル
、C1-6アルキルチオ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、CF3、C2F5、NR12R13
、CONR12R13、NR12COR13、S(O)pNR12R13、CHO、OCF3、S
CF3、COR14、CH2OR14、CO2R14またはOR14(ここで、pは、1また
は2であり、R12、R13およびR14は独立して、水素、C1-6アルキル、所望に
より置換されていてもよいアリールまたは所望により置換されていてもよいアリ
ールC1-6アルキルである)であるか、または、R1およびR2は、N+X-R12R13
CR12R13OCOR14(ここで、R12、R13およびR14は前記と同意義であり、
Xは対イオンである)である。適当なアリールC1-6アルキル基の例には、ベンジ
ルが包含される。
好ましくは、R1は水素またはメチルである。
好ましくは、R2は水素、ハロゲン、メチル、CF3またはOCF3であり、最
も好ましくは、R2は水素、ハロゲンまたはメチルである。
好ましくは、R3は水素である。
好ましくは、R4は式(i)の基である。好ましくは、XおよびYは、フェニル
環の部分を形成し、すなわち、XまたはYの一方が炭素であり他方がCH基であ
るか、または、XおよびYの両方がCH基である。最も好ましくは、R4は式(A
):
(式中、R6およびR7は、式(i)における記載と同意義である)
の基である。
適当には、R6およびR7基は、独立して、水素、所望により1個またはそれ以
上のフッ素原子により置換されていてもよいC1-6アルキル、例えば、CF3また
はC2F5、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル
C1-6アルコキシ、C2-6アルキニル、C3-6シクロアルキルオキシ、C3-6シクロ
アルキルC1-6アルキル、C1-6アルキルチオ、C3-6シクロアルキルチオ、C3-6
シクロアルキルC1-6アルキルチオ、C1-6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、
ニトロ、CF3、C2F5、OCF3、SCF3、SO2CF3、SO2F、ホルミル、
C2-6アルカノイル、シアノ、所望により置換されていてもよいフェニルまたは
チエニル、NR12R13、CONR12R13またはCO2R14(ここに、R12、R13お
よびR14はR1における記載と同意義である)であるか、またはR6およびR7は所
望により置換されていてもよい5−もしくは6−員炭素環または複素環の部分を
形成する。かかる環の例には、シクロペンタンおよびジヒドロフラン環が包含さ
れる。
好ましくは、R6はトリフルオロメチルまたはハロゲンであり、R7はC1-6ア
ルコキシ、特にメトキシ、C1-6アルキルチオ、特にメチルチオ、またはC1-6ア
ルキル、特にメチルである。
適当には、nおよびmは独立して0、1または2である。好ましくは、nは0
または1である。
適当には、P1およびP2は独立してフェニル、芳香族または部分的に飽和した
単環式または二環式複素環(該環は、第4窒素原子、および、窒素、酸素または
硫黄から選択される2個までのさらなるヘテロ原子を含む)である。好ましくは
、P1および/またはP2は、式(B):
[式中、R16は、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、酸素、NR17R18、NH
CONR17R18、NHCOR19、CR17R18OCOR19、OCR17R18OCOR19
、CR17R18OCONR17R18またはOCR17R18OCONR17R18(ここで
、R17、R18およびR19は、独立して水素、C1-20アルキル、所望により置換さ
れていてもよいアリールまたは所望に
より置換されていてもよいアリールC1-6アルキルである)であり、I-は対イオ
ンである]
の第4基である。
より好ましくは、P1はR16がCR17R18OCOR19である式(A)の基である
。最も好ましくは、R17およびR18は、ともに水素である。好ましい対イオンに
は、塩素またはヨウ素などのハロゲンが包含される。
P2は、好ましくはフェニルまたはピリジルである。
尿素基は、環P2の炭素原子または利用可能な窒素原子に結合でき、好ましく
は炭素原子に結合する。環P2が5−員芳香族複素環である場合の適当な基には
、イソチアゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリルおよび
チアゾリルが包含される。環P2が6−員芳香族複素環である場合の適当な基に
は、例えば、ピリジル、ピリミジルまたはピラジニルが包含される。P1および
P2基の所望の置換基には、上記に挙げたR1およびR2基が包含される。
適当には、Aは結合または所望によりC1-6アルキルで置換されていてもよい
原子数1ないし5の鎖である。かかる鎖の例には、(CH2)pEまたはE(CH2)p
(ここで、pは1ないし4であり、EはCO、O、S(O)xであり、ここでxは0
ないし2である)が包含され、またはAは、NR、CONR、NRCO、NRC
ONR、CO、CH(OH)、C1-6アルキル、CH=CH、CH=CF、CF=
CF、O、S(O)x(ここで、xは1または2である)、NRまたはNRSO2(こ
こで、Rは水素またはC1-6アルキル)である。好ましくは、Aは結合または基C
H2O、OCH2またはOである。最も好ましくは、Aは結合またはOである。
適当には、Aは所望により置換されていてもよいフェニル基または所望により
置換されていてもよい、窒素、酸素または硫黄から選択される3個までのヘテロ
原子を含む5−または6−員複素環である。好ましくは、Aはチアゾリル、イソ
チアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、ピ
リジル、ピリミジルまたはピラジニルである。最も好ましくは、Aはチアゾリル
である。Aがフェニルまたは複素環基である場合の所望の置換基には、上記に挙
げたR1およびR2基が包含される。
本発明の特定の化合物には:
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3−フルオロ−5−[1−(ア
セチルオキシ)メチル−ピリジニウム−3−イル]フェニルカルバモイル]イン
ドリンクロライド、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3−フルオロ−4−メチル−5
−[1−(アセチルオキシ)メチルピリジニウム−3−イル]フェニルカルバモ
イル]インドリン クロライド、
5,6−ジクロロ−1−[6−[1−(アセチルオキシ)メチル−2−メチルピ
リジニウム−3−イル−オキシ]ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
、および
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3,4−ジフルオロ−5−[1
−(アセチルオキシメチル)ピリジニウム−3−イル]フェニルカルバモイル]
インドリン クロライド
が包含される。
式(I)のある化合物は、エナンチオマーを含む立体異性体として存在でき、
本発明は、これらの立体異性体およびラセミ体を包含するそれらの混合物を包含
する。異なる立体異性体を通常の方法により他のものから分離でき、所定の異性
体を立体特異的または不斉合成により得ることができる。本発明はまた、互変異
性体およびそれらの混合物をも包含する。
本発明はまた、式(I)の化合物またはそれらの医薬上許容される塩の製造方
法をであって、
(a)P1および/またはP2が式(A)または(B)の基である式(I)の化合
物の場合、式(II):
(式中、A、R1、R2、R3、R4、nおよびmは式(I)における記載と同意義
であり、P1'およびP2'は、独立して、フェニル、芳香族または部分的に飽和し
た、窒素、酸素または硫黄から選択される3個までのヘテロ原子を含む単環式ま
たは二環式複素環である)
の化合物を式(III):
I-R16σ(III)
(式中、R16は式(I)における記載と同意義であり、Iは脱離基である)の化
合物と反応させることを含む方法を提供する。
好ましくは、化合物(II)および(III)の反応をアセトニトリルなどの
不活性溶媒中、テトラフェニルボロンなどのボロン結合試薬の存在下で行う。好
ましくは、Iはハロゲンなどの脱離基である。
結合反応の間、式(II)および(III)の化合物中の特定の反応基を保護
することが必要であるかもしれないことは、当業者に明らかであろう。適当な保
護基およびそれらの結合および除去の方法は、有機化学の分野においてGreene T
.w.'Protective groups in organic synthesis’New York,Wiley(1981)に記
載されるように常套手段である。
式(I)の化合物およびそれらの医薬上許容される塩は、5TH2B/2Cレセプ
ターアンタゴニスト活性を有し、不安、鬱病、てんかん、強迫障害、偏頭痛、ア
ルツハイマー病、睡眠障害、食欲不振および病的飢餓などの摂食障害、パニック
障害、コカイン、エタノール、ニコチンおよびベンゾジアゼピンなどの薬物乱用
の禁断症状などのCNS障害、および、脊髄損傷および/または水頭症などの頭
部損傷に伴う疾患の治療または予防において潜在的に有用であると考えられる。
本発明の化合物はまた、IBSなどの特定のGI障害ならびに斑浮腫および網膜
症などの微小血管疾患の治療において有用であることが期待される。
かくして、本発明はまた、特に上記の疾患の治療または予防において、治療剤
として有用な式(I)の化合物を提供する。
さらに本発明は、ヒトを含む哺乳動物における上記疾患の治療または予防方法
であって、患者に式(I)の化合物を治療的に有効な量を投与することを含む方
法を提供する。
別の態様において、本発明は、上記疾患の治療または予防のための医薬の製造
における式(I)の化合物の使用を提供する。
本発明はまた、式(I)の化合物および医薬上許容される担体を含む医薬組成
物を提供する。
本発明の医薬組成物は、適当には周囲温度および常圧における混合により製造
してもよく、通常、経口、非経口または直腸投与に適合させ、そのようなものと
して錠剤、カプセル、経口液体調合物、粉末、顆粒、ロゼンジ、復元可能粉末、
注射可能もしくは注入可能な溶液もしくは懸濁液または坐薬の形態としてもよい
。一般的には、経口投与可能な組成物が好ましい。
経口投与用の錠剤およびカプセルは単位投与形態であってもよく、結合剤、充
填剤、錠剤滑沢剤、崩壊剤および許容される湿潤剤のごとき慣用的賦形剤を含有
していてもよい。通常の製薬方法において周知の方法により錠剤を被覆してもよ
い。
経口液体調合物は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シ
ロップまたはエリキシルの形態であってもよく、あるいは水または他の適当なビ
ヒクルで使用前に復元する乾燥製品の形態であってもよい。かかる液体調合物は
、懸濁剤、乳化剤、非水性ビヒクル(食用油を包含)、保存料、および所望ならば
慣用的な香料もしくは着色料のごとき慣用的な添加物を含有していてもよい。
非経口投与には、本発明の化合物またはその医薬上許容される塩ならびに滅菌
ビヒクルを用いて液体単位投与形態を調製する。使用するビヒクルおよび濃度に
応じ、化合物をビヒクル中に懸濁あるいは溶解することができる。溶液の調製に
おいて、化合物を注射用に溶解し、適当なバイアルまたはアンプルに充填してシ
ールする前にフィルターで滅菌することができる。有利には、局所麻酔剤、保存
料および緩衝剤のごとき添加剤をビヒクルに溶解する。安定性を向上させるため
に、組成物をバイアルに充填した後、凍結し、減圧下で水分を除去することがで
きる。化合物を滅菌ビヒクルに溶解せずに懸濁すること、濾過によって滅菌でき
ないことを除き、実質的に同じ方法で非経口懸濁液を調製する。滅菌ビヒクル中
に懸濁する前にエチレンオキサイドに暴露することで化合物を滅菌できる。有利
には、界面活性剤または湿潤剤を組成物に含ませて化合物の均一な分配を容易に
する。
投与方法に応じ、組成物は0.1重量%ないし99重量%、好ましくは10な
いし60重量%の有効成分を含有していてもよい。
上記疾患の治療に使用する化合物の用量は、疾病の重さ、患者の体重、および
他の同様の因子により、通常どおり変化するであろう。しかしながら、一般的指
針として、適当な単位用量は、0.05ないし1000mg、より適当には0.
05ないし20.0mg、例えば0.2ないし5mgであり、かかる単位用量を
1日1回以上、例えば1日2または3回投与して、1日の全投与量が約0.5な
いし100mgの範囲となるようにしてもよい。かかる治療を数週間または数カ
月にわたり継続してもよい。
本発明にしたがって投与した場合、許容できない毒性は本発明の化合物では見
られない。
下記実施例は本発明の化合物の製造を説明する。
実施例1
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3−フルオロ−5−[1−(ア
セチルオキシ)メチル−ピリジニウム−3−イル]フェニルカルバモイル]イン
ドリンクロライド(E1)
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3−フルオロ−5−(ピリジ
ン−3−イル)フェニルカルバモイル]インドリン(0.5g,1.16mmo
l)のアセトニトリル(20ml)中溶液にナトリウムテトラフェニルボロン(
0.48g,1.40mmol)、ついでブロモメチルアセテート(0.14m
l,1.43mmol)を添加した。得られた混合物をアルゴン下4時間還流し
ながら加熱し、次いで室温に冷却し、珪藻土パッドを通して濾過した。濾液を濃
縮し、ピ
リジウムテトラフェニルボレート塩を黄色固体として得て、これをアセトニトリ
ル/2−プロパノール(20ml;1:1v/v)にとり、イオン交換カラム(
Dowexの2x10cm、1x2クロライド、50−100メッシュ)に約1
ml/分で通した。溶出物を濃縮し、得られた固体をジエチルエーテルでトリチ
ュレートし、乾燥後、標記化合物(E1)を黄色固体として得た(0.63g,
100%)。融点145−150℃。
マススペクトル(FAB)504(M+)。
実施例2
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3−フルオロ−4−メチル−5
−[1−(アセチルオキシ)メチルピリジニウム−3−イル]フェニルカルバモ
イル]インドリンクロライド(E2)
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3−フルオロ−4−メチル−
5−(ピリジン−3−イル)フェニルカルバモイル]インドリン(0.195g
,0.44mmol)を実施例1の方法にしたがって標記化合物(E2)に変換
し、黄色固体を得た(0.23g,95%)。融点212−4℃。
マススペクトル(FAB)518(M+)。
実施例3
5,6−ジクロロ−1−[6−[1−(アセチルオキシ)メチル−2−メチルピ
リジニウム−3−イル−オキシ]ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
クロライド(E3)
5,6−ジクロロ−1−[6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリ
ジン−3−イルカルバモイル]インドリン(0.25g,0.6mmol)を実
施例1に記載した方法にしたがって、ブロモメチルアセテートおよびテトラフェ
ニルボロンと、還流しながら、アセトニトリル(15ml)中、10時間反応さ
せ、標記化合物(E3)を得た(0.26g,80%)、融点125−135℃。
これは約15%の出発物質をオフオワイト色固体として含んだ。
実施例4
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3,4−ジフルオロ−5−[1
−(アセチルオキシメチル)ピリジニウム−3−イル]フェニルカルバモイル]
インドリン クロライド(E4)
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[3,4−ジフルオロ−5−(
ピリジン−3−イル)フェニルカルバモイル]インドリン(0.30g,0.6
7mmol)を実施例1の方法にしたがって、標記化合物(E4)に変換した。
テトラフェニルボレート塩をDowex lx8−200イオン交換レジンと、
1:
1アセトニトリル/2−プロパノール(25ml)中、24時間攪拌した。次い
で、レジンを濾別し、濾液を蒸発させて、標記化合物を得た(0.35g,94
%)。融点201−2℃。マススペクトル(FAB)522(M+)。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Indole derivatives as 5-HT receptor antagonists
The present invention relates to compounds having pharmacological activity, methods for producing them, and compositions containing them.
And their use in the treatment of CNS disorders.
5HT2CCompounds having receptor antagonist activity are known in the art.
Are known. For example, PCT / EP96 / 00368 is 5HT2CAntagoni
An indoline derivative is disclosed.
However, certain 5HT2CReceptor antagonists show low solubility
, Which reduces activity. Specific known 5HT2CReceptor antagonis
Pyridinium derivatives show increased solubility and increased in vivo activity
Was found. These new compounds may have their "before / during / or after absorption"
It is considered to be converted to a "parent" compound, increasing the bioavailability of the "parent" compound.
Could be Therefore, the compounds of the present invention act as prodrugs,
It is referred to as a prodrug in the specification.
Therefore, the present invention relates to the first aspect, wherein the prodrug is a quaternary ammonium
5HT having a group, especially a quaternary pyridinium group2CReceptor antagonist
Provide Lodrugs.
Preferably, the present invention provides a compound of formula (I):
中
R1And RTwoThe groups are each independently hydrogen, NR12R13Optionally substituted by
C that may be1-6Alkyl, C2-6Alkenyl, C2-6Alkynyl, C1-6Al
Kirthio, cyano, nitro, halogen, CFThree, CTwoFFive, NR12R13,
CONR12R13, NR12COR13, S (O)pNR12R13, CHO, OCFThree, SC
FThree, COR14, CHTwoOR14, COTwoR14Or OR14(Where p is 1 or
2 and R12, R13And R14Is independently hydrogen, C1-6Alkyl, if desired
Optionally substituted aryl or optionally substituted aryl
Le C1-6Alkyl) or R1And RTwoIs
N+I-R12R13CR12R13OCOR14(Where R12, R13And R14Is
And I is a counter ion);
n and m are independently 0, 1 or 2;
RThreeIs hydrogen or C1-6Alkyl;
RFourIs given by the formula (i):
[Where,
X and Y are both nitrogen or one is nitrogen and the other is carbon or CRFive
Or one of them is CRFiveThe other being carbon or CRFiveGroup;
RFive, R6, R7And R8The groups are independently hydrogen, optionally one or more.
C which may be substituted by the above fluorine atom1-6Alkyl, C2-6Alkenyl,
C3-6Cycloalkyl, C3-6Cycloalkyl C1-6Alkoxy, C2-6Alkynyl
, C3-6Cycloalkyloxy, C3-6Cycloalkyl C1-6Alkyl, C1-6Al
Kircio, C3-6Cycloalkylthio, C3-6Cycloalkyl C1-6Alkylthio
, C1-6Alkoxy, hydroxy, halogen, nitro, OCFThree, SCFThree, SOTwo
CFThree, SOTwoF, formyl, C2-6Alkanoyl, cyano, optionally substituted
Optionally phenyl or thienyl, NR12R13, CONR12R13Or COTwo
R14(Where R12, R13And R14Is R1Is the same as the description in
Or R6And R7Is optionally substituted 5- or 6-
Forming and forming a membered carbocyclic or heterocyclic moiety;
R9And RTenIs independently hydrogen or C1-6Alkyl]];
Or
RFourIs given by the formula (ii):
[Where,
X and Y are both nitrogen or one is nitrogen and the other is CRFiveGroup or
Or X and Y are both CRFiveAnd R isFive, R6, R7And R8Is the formula (I
) Is the same as described in
R11Is hydrogen or C1-6Alkyl]; or
RFourIs the formula (iii):
[Wherein, R6, R7, X and Y are as defined in formula (i), and Z is
O, S, CHTwoOr NRFifteen(Where RFifteenIs hydrogen or C1-6Is alkyl)
Is] group;
P1And PTwoIs independently phenyl, aromatic or partially saturated monocyclic
Or a bicyclic heterocycle, wherein said ring is a quaternary nitrogen atom and nitrogen, oxygen or sulfur
Up to two further heteroatoms selected from
A is a bond, C1-61 atom optionally substituted by alkyl
A phenyl or an optionally substituted phenyl or 5 chain
Is three optionally selected from nitrogen, oxygen or sulfur
A 5- to 7-membered heterocycle containing up to heteroatoms.
Is provided.
Any C alone or as part of another group1-6Alkyl groups can be straight chain or
May be branched.
Suitably, R1And RTwoThe groups are each independently hydrogen, NR12R13By desired
A more optionally substituted C1-6Alkyl, C2-6Alkenyl, C2-6Alkynyl
, C1-6Alkylthio, cyano, nitro, halogen, CFThree, CTwoFFive, NR12R13
, CONR12R13, NR12COR13, S (O)pNR12R13, CHO, OCFThree, S
CFThree, COR14, CHTwoOR14, COTwoR14Or OR14(Where p is 1 or
Is 2 and R12, R13And R14Is independently hydrogen, C1-6Alkyl, as desired
Optionally substituted aryl or optionally substituted aryl
C1-6Alkyl) or R1And RTwoIs N+X-R12R13
CR12R13OCOR14(Where R12, R13And R14Is as defined above,
X is a counter ion). Suitable aryl C1-6Examples of alkyl groups include benzyl
Is included.
Preferably, R1Is hydrogen or methyl.
Preferably, RTwoIs hydrogen, halogen, methyl, CFThreeOr OCFThreeAnd the most
Also preferably, RTwoIs hydrogen, halogen or methyl.
Preferably, RThreeIs hydrogen.
Preferably, RFourIs a group of formula (i). Preferably, X and Y are phenyl
Form part of a ring, i.e. one of X or Y is carbon and the other is CH
Or both X and Y are CH groups. Most preferably, RFourIs the formula (A
):
(Where R6And R7Is as defined in formula (i))
It is a group of.
Suitably, R6And R7The groups are independently hydrogen, optionally one or more.
C which may be substituted by the above fluorine atom1-6Alkyl, for example CFThreeAlso
Is CTwoFFive, C2-6Alkenyl, C3-6Cycloalkyl, C3-6Cycloalkyl
C1-6Alkoxy, C2-6Alkynyl, C3-6Cycloalkyloxy, C3-6Cyclo
Alkyl C1-6Alkyl, C1-6Alkylthio, C3-6Cycloalkylthio, C3-6
Cycloalkyl C1-6Alkylthio, C1-6Alkoxy, hydroxy, halogen,
Nitro, CFThree, CTwoFFive, OCFThree, SCFThree, SOTwoCFThree, SOTwoF, formyl,
C2-6Alkanoyl, cyano, optionally substituted phenyl or
Thienyl, NR12R13, CONR12R13Or COTwoR14(Where R12, R13You
And R14Is R1Is the same as described in the above) or R6And R7Place
An optionally substituted 5- or 6-membered carbocyclic or heterocyclic moiety
Form. Examples of such rings include cyclopentane and dihydrofuran rings.
It is.
Preferably, R6Is trifluoromethyl or halogen;7Is C1-6A
Alkoxy, especially methoxy, C1-6Alkylthio, especially methylthio, or C1-6A
Alkyl, especially methyl.
Suitably, n and m are independently 0, 1 or 2. Preferably, n is 0
Or 1.
Suitably, P1And PTwoAre independently phenyl, aromatic or partially saturated
A monocyclic or bicyclic heterocycle, wherein the ring is a quaternary nitrogen atom and nitrogen, oxygen or
And up to two further heteroatoms selected from sulfur). Preferably
, P1And / or PTwoIs the formula (B):
[Wherein, R16Is C1-6Alkyl, C1-6Alkoxy, oxygen, NR17R18, NH
CONR17R18, NHCOR19, CR17R18OCOR19, OCR17R18OCOR19
, CR17R18OCONR17R18Or OCR17R18OCONR17R18(here
, R17, R18And R19Is independently hydrogen, C1-20Alkyl, optionally substituted
Aryl or optionally
Aryl C which may be further substituted1-6Alkyl) and I-Is for Io
Is]
Is the fourth group.
More preferably, P1Is R16Is CR17R18OCOR19Is a group of formula (A)
. Most preferably, R17And R18Are both hydrogen. Preferred counter ion
Includes halogens such as chlorine or iodine.
PTwoIs preferably phenyl or pyridyl.
The urea group is a ring PTwoPreferably binds to a carbon atom or to an available nitrogen atom.
Is attached to a carbon atom. Ring PTwoA suitable group when is a 5-membered aromatic heterocycle is
, Isothiazolyl, isoxazolyl, thiadiazolyl, oxadiazolyl and
Thiazolyl is included. Ring PTwoA suitable group when is a 6-membered aromatic heterocycle,
Includes, for example, pyridyl, pyrimidyl or pyrazinyl. P1and
PTwoThe desired substituents for the group include R1And RTwoGroups are included.
Suitably, A is a bond or optionally C1-6Optionally substituted with alkyl
It is a chain having 1 to 5 atoms. Examples of such chains include (CHTwo)pE or E (CHTwo)p
(Where p is 1 to 4 and E is CO, O, S (O)xWhere x is 0
Or A is NR, CONR, NRCO, NRC
ONR, CO, CH (OH), C1-6Alkyl, CH = CH, CH = CF, CF =
CF, O, S (O)x(Where x is 1 or 2), NR or NRSOTwo(This
Where R is hydrogen or C1-6Alkyl). Preferably, A is a bond or a group C
HTwoO, OCHTwoOr O. Most preferably, A is a bond or O.
Suitably, A is an optionally substituted phenyl group or optionally
Up to three hetero atoms optionally selected from nitrogen, oxygen or sulfur
5- or 6-membered heterocycle containing atoms. Preferably, A is thiazolyl, iso
Thiazolyl, oxazolyl, isoxazolyl, thiadiazolyl, thiazolyl,
Lysyl, pyrimidyl or pyrazinyl. Most preferably, A is thiazolyl
It is. Desirable substituents when A is phenyl or a heterocyclic group include those listed above.
Geeta R1And RTwoGroups are included.
Specific compounds of the invention include:
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3-fluoro-5- [1- (A
Cetyloxy) methyl-pyridinium-3-yl] phenylcarbamoyl] yne
Drink loride,
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3-fluoro-4-methyl-5
-[1- (acetyloxy) methylpyridinium-3-yl] phenylcarbamo
Ill] indoline chloride,
5,6-dichloro-1- [6- [1- (acetyloxy) methyl-2-methylpi
Lydinium-3-yl-oxy] pyridin-3-ylcarbamoyl] indoline
,and
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3,4-difluoro-5- [1
-(Acetyloxymethyl) pyridinium-3-yl] phenylcarbamoyl]
Indoline chloride
Is included.
Certain compounds of formula (I) can exist as stereoisomers, including enantiomers,
The present invention includes these stereoisomers and their mixtures including the racemates
I do. Different stereoisomers can be separated from others by conventional methods and
The body can be obtained by stereospecific or asymmetric synthesis. The invention also relates to tautomers
It also includes sex forms and mixtures thereof.
The present invention also relates to a process for preparing a compound of formula (I) or a pharmaceutically acceptable salt thereof.
The law,
(A) P1And / or PTwoIs a compound of formula (I) wherein is a group of formula (A) or (B)
In the case of a product, formula (II):
(Where A, R1, RTwo, RThree, RFour, N and m are as defined in formula (I)
And P1 'And P2 'Are independently phenyl, aromatic or partially saturated
Also monocyclic or up to three heteroatoms selected from nitrogen, oxygen or sulfur
Or a bicyclic heterocycle)
With a compound of formula (III):
I-R16σ (III)
(Where R16Is the same as described in formula (I), and I is a leaving group.
A method comprising reacting with a compound.
Preferably, the reaction of compounds (II) and (III) is carried out with acetonitrile or the like.
The reaction is performed in an inert solvent in the presence of a boron-binding reagent such as tetraphenylboron. Good
Preferably, I is a leaving group such as halogen.
Protect certain reactive groups in compounds of formulas (II) and (III) during the coupling reaction
It may be apparent to one skilled in the art that it may be necessary to Proper protection
Protecting groups and methods for their attachment and removal are described by Greene T in the field of organic chemistry.
. w. 'Protective groups in organic synthesis' New York, Wiley (1981)
Conventional means as described.
Compounds of formula (I) and their pharmaceutically acceptable salts are 5TH2B/2CReception
Has antagonist activity, anxiety, depression, epilepsy, obsessive-compulsive disorder, migraine,
Eating disorders such as Ruzheimer's disease, sleep disorders, anorexia and pathological hunger, panic
Disorders, substance abuse such as cocaine, ethanol, nicotine and benzodiazepines
CNS disorders, such as withdrawal symptoms of the head, and head, such as spinal cord injury and / or hydrocephalus
It is considered potentially useful in the treatment or prevention of diseases associated with head injury.
The compounds of the present invention may also be useful for certain GI disorders such as IBS and plaque edema and retina
Is expected to be useful in the treatment of microvascular diseases such as infectious diseases.
Thus, the present invention also provides a therapeutic agent, particularly in the treatment or prevention of the above-mentioned diseases.
Provides a compound of formula (I) useful as
Further, the present invention provides a method for treating or preventing the above disease in mammals including humans.
A method comprising administering to a patient a therapeutically effective amount of a compound of formula (I).
Provide the law.
In another aspect, the present invention relates to the manufacture of a medicament for treating or preventing the above diseases.
Provides the use of a compound of formula (I) in
The present invention also provides a pharmaceutical composition comprising a compound of formula (I) and a pharmaceutically acceptable carrier.
Offer things.
The pharmaceutical compositions of the invention are suitably prepared by mixing at ambient temperature and pressure.
And is usually adapted for oral, parenteral or rectal administration and should be
Tablets, capsules, oral liquid formulations, powders, granules, lozenges, reconstitutable powders,
It may be in the form of an injectable or injectable solution or suspension or suppository.
. Generally, orally administrable compositions are preferred.
Tablets and capsules for oral administration may be in unit dosage form, containing binders, fillers and
Contains conventional excipients such as fillers, tablet lubricants, disintegrants and acceptable wetting agents
It may be. Tablets may be coated by well-known methods in ordinary pharmaceutical methods.
No.
Oral liquid preparations include, for example, aqueous or oily suspensions, solutions, emulsions,
It may be in the form of a rop or elixir, or may be water or other suitable vehicle.
It may be in the form of a dried product that is reconstituted with the vehicle before use. Such a liquid formulation is
Suspending agents, emulsifying agents, non-aqueous vehicles (including edible oils), preservatives and, if desired,
It may contain conventional additives such as conventional fragrances or colorings.
For parenteral administration, compounds of the present invention or pharmaceutically acceptable salts thereof and sterile
A liquid unit dosage form is prepared using the vehicle. Depending on the vehicle and concentration used
Where appropriate, compounds can be suspended or dissolved in the vehicle. For solution preparation
Dissolve the compound for injection and fill in an appropriate vial or ampoule to seal.
Before filtering, it can be sterilized with a filter. Advantageously, local anesthetic, storage
Additives, such as fillers and buffers, are dissolved in the vehicle. To improve stability
After filling the vial with the composition, it is possible to freeze and remove water under reduced pressure.
Wear. Suspend the compound in a sterile vehicle without dissolving it and sterilize by filtration.
A parenteral suspension is prepared in substantially the same manner except that it is not. In sterile vehicle
The compound can be sterilized by exposure to ethylene oxide before suspending in water. advantageous
Include a surfactant or wetting agent in the composition to facilitate uniform distribution of the compound.
I do.
Depending on the mode of administration, the composition may comprise from 0.1% to 99% by weight, preferably 10%.
It may contain 60% by weight of the active ingredient.
The dose of the compound used to treat the above-mentioned diseases depends on the severity of the disease, the weight of the patient, and
Other similar factors will vary as usual. However, common fingers
As a needle, a suitable unit dose is between 0.05 and 1000 mg, more suitably 0.5 mg.
05 to 20.0 mg, for example 0.2 to 5 mg, such a unit dose
Administer once or more times a day, for example 2 or 3 times a day, for a total daily dose of about 0.5.
The size may be in the range of 100 mg. Weeks or weeks of such treatment
May last for months.
No unacceptable toxicity is seen with the compounds of the present invention when administered in accordance with the present invention.
I can't.
The following examples illustrate the preparation of the compounds of the present invention.
Example 1
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3-fluoro-5- [1- (A
Cetyloxy) methyl-pyridinium-3-yl] phenylcarbamoyl] yne
Drink Loride (E1)
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3-fluoro-5- (pyridi
N-3-yl) phenylcarbamoyl] indoline (0.5 g, 1.16 mmol
l) in acetonitrile (20 ml) was added to sodium tetraphenylboron (
0.48 g, 1.40 mmol), followed by bromomethyl acetate (0.14 m
1, 1.43 mmol) was added. The resulting mixture was refluxed under argon for 4 hours.
While cooling to room temperature and filtered through a pad of diatomaceous earth. Concentrate the filtrate
Shrink
Rhidium tetraphenylborate salt was obtained as a yellow solid, which was
And 2-propanol (20 ml; 1: 1 v / v) and an ion exchange column (
Dowex 2x10cm, 1x2 chloride, 50-100 mesh)
It was passed at ml / min. The eluate was concentrated, and the resulting solid was tritiated with diethyl ether.
After drying and drying, the title compound (E1) was obtained as a yellow solid (0.63 g,
100%). 145-150 ° C.
Mass spectrum (FAB) 504 (M+).
Example 2
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3-fluoro-4-methyl-5
-[1- (acetyloxy) methylpyridinium-3-yl] phenylcarbamo
Ill] Indolink chloride (E2)
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3-fluoro-4-methyl-
5- (pyridin-3-yl) phenylcarbamoyl] indoline (0.195 g
, 0.44 mmol) was converted to the title compound (E2) according to the method of Example 1.
To give a yellow solid (0.23 g, 95%). 212-4 [deg.] C.
Mass spectrum (FAB) 518 (M+).
Example 3
5,6-dichloro-1- [6- [1- (acetyloxy) methyl-2-methylpi
Lydinium-3-yl-oxy] pyridin-3-ylcarbamoyl] indoline
Chloride (E3)
5,6-dichloro-1- [6- (2-methylpyridin-3-yloxy) pyri
Zin-3-ylcarbamoyl] indoline (0.25 g, 0.6 mmol)
According to the method described in Example 1, bromomethyl acetate and tetraphen
Reaction with nilborone in acetonitrile (15 ml) at reflux for 10 hours
To give the title compound (E3) (0.26 g, 80%), mp 125-135 ° C.
It contained about 15% of the starting material as an off-white solid.
Example 4
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3,4-difluoro-5- [1
-(Acetyloxymethyl) pyridinium-3-yl] phenylcarbamoyl]
Indoline chloride (E4)
5-methoxy-6-trifluoromethyl-1- [3,4-difluoro-5- (
Pyridin-3-yl) phenylcarbamoyl] indoline (0.30 g, 0.6
7 mmol) was converted to the title compound (E4) according to the method of Example 1.
Tetraphenyl borate salt with Dowex lx8-200 ion exchange resin,
1:
Stirred in 1 acetonitrile / 2-propanol (25 ml) for 24 hours. Next
The resin was filtered off and the filtrate was evaporated to give the title compound (0.35 g, 94
%). Melting point 201-2 [deg.] C.Mass spectrum (FAB) 522 (M+).
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 25/22 A61P 25/22
25/24 25/24
25/28 25/28
25/30 25/30
43/00 111 43/00 111
C07D 401/14 C07D 401/14 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continued on the front page (51) Int.Cl. 7 Identification symbol FI Theme coat ゛ (Reference) A61P 25/22 A61P 25/22 25/24 25/24 25/28 25/28 25/30 25/30 43 / 00 111 43/00 111 C07D 401/14 C07D 401/14