JP2001507777A - 熱エネルギーを転換してワークさせる方法と装置 - Google Patents

熱エネルギーを転換してワークさせる方法と装置

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ダ ベルフ,ヨハネス,ジェイチェヌス バン
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、低グレードの熱を機械的エネルギー、特に、電力に転換する方法と装置とに関する。この目的のために、ワーキング媒体をクローズド循環システム内で加熱し、該ワーキング媒体を膨張させる。この膨張が機械的エネルギーを生む。前記ワーキング媒体に留まる熱が向流の冷却媒体により抽出され、機械的エネルギー生産のために再利用される。これによって、高い効率の達成が可能になる。冷却により、前記ワーキング媒体は、収縮し、これが高い効率の達成に寄与する。前記ワーキング媒体は、パラフィンであることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 熱エネルギーを転換してワークさせる方法と装置 本発明は、熱エネルギーを装置内で機械的エネルギーに転換する方法 と装置に関するもので、前記装置は、ワーキング媒体を加熱して膨張させる第1 のパートと、ワーキング媒体を冷却して収縮させる第2のパートを備えており、 第1と第2のパートは、効率よく連結されて、ワーキング媒体を含むクローズド システムを形成し、加熱の結果、クローズドシステム内に納められているワーキ ング媒体が液相から気相への相の変化なしに第1のパート内で膨張し、ワーキン グ媒体が機械的エネルギーを作り、加熱されたワーキング媒体が熱交換プロセス を受けて熱エネルギーが回収され、この熱エネルギーが仕事を行うようにさらに 利用される。 このような方法は、技術的に知られている。特に、Maloneは、加熱さ れたワーキング媒体から熱を抽出して、これを機械的エネルギーを作るのにさら に利用する方法(1931年6月12日のジャーナル・オブ・ザ・ロイヤル・ソサエティ ・オブ・アーツの679〜703頁)を記載している。この目的のために、Maloneは、 装置(1972年のロングマン・グループ・リミテッドのザ・サーモダイナミックス ・アトラス、78,90頁)を使用しており、この装置は、第1と第2の縦長チ ャンバーを備え、これらのチャンバーは、基部が連続して加熱されるようになっ ている。この装置、及びしたがって各チャンバーにもワーキング媒体としての水 が充填され、これが加熱の結果、前記チャンバー内で膨張する。第1の垂直のチ ャンバーは、第1の駆動チャンバーと連通しており、第2の垂直のチャンバーは 、第2の駆動チャンバーと連通している。第1と第2の駆動チャンバーは、互い の延長部分に配置され、それらの対面する側面においては、可動のダブルピスト ンによりシールされている。このダブルピストンが第1の極度位置にあると、第 1の駆動チャンバーの容積は、最大になり、第2の駆動チャンバーのそれは、最 小になり、そしてまた、反対になる。第 1の垂直チャンバーにおけるワーキング媒体の膨張により、第1の駆動チャンバ ーは、満杯になり、これによってダブルピストンを動かす。これでクランクシャ フトを駆動し、作られた機械的エネルギーを伝える。ロッド状の要素を垂直方向 に動かしても長くなっているチャンバーにおけるワーキング媒体に使える容積は 、変わらない。一方の長くなっている要素が最高位置にあると、他方の長くなっ ている要素は、最下位置にある。さらに、長くなっている要素は、前記ダブルピ ストンの位置に対し90°位相がずれている。前記長くなっているチャンバーに おけるワーキング媒体が膨張すると、該媒体は、前記長くなっている要素にそっ て上昇し、前記長くなっている要素と連通している前記駆動チャンバー内に満ち る。前記クランクシャフトが前記長くなっている要素を下方位置へ回転させる。 その結果、前記長くなっているチャンバーの加熱されているパートにおけるワー キング媒体が減り、前記長くなっているチャンバーの上位パートにおいてワーキ ング媒体は、冷却される。冷却により、ワーキング媒体は、収縮し、前記長くな っているチャンバーに連通の駆動チャンバーは、空になる。このことは、また、 前記ダブルピストンの駆動に貢献する。他方の長くなっているチャンバーは、1 80°位相がずれ、同時に他方の駆動チャンバーを満たし、前記クランクシャフ トを駆動する。加熱されている前記長くなっているチャンバーのパートと冷却さ れているパートとの間には、熱交換器が設けられている。ホットなワーキング媒 体が上昇するとき、前記熱交換器に熱を与える。ワーキング媒体が下降するとき 、この熱を再吸収する。したがって前記装置が作動しているとき、前記熱交換器 の下位パートは、ホットである一方、上位パートは、コールドである。この種の 熱交換器の利点は、前記冷却媒体に対する熱損失がほとんどなく、その結果、機 械的エネルギーへの熱の転換は、極めて効率がよい。Maloneは、ワーキング媒体 として水を使用しているが、前記装置は、約700大気圧のワーキング媒体圧力 で運転されている。250℃のホット/コールドの温度差における彼の装置は、 出力23%の収率であった。 この知られた方法の欠点は、膨張及び作動フェーズにおけるワーキ ング媒体が熱を奪うコールドの熱交換器を通過しなければならない点である。こ のことは、機械的エネルギーを作る間、ワーキング媒体が収縮し、これにより効 率が落ちることを意味する。逆に、その機械的エネルギー生産収縮相の間、ワー キング媒体は、熱を吸収して膨張し、その結果、前記方法のこの相においてもま た効率が落ちる。実際のところ、エネルギーの損失はないが、熱を行き来させる ことは有用ではない。前記ロッド状の要素もまた熱交換作用を有している。それ らが熱交換器に対し移動するにつれ、特定の高さにおけるそれらの温度は、前記 熱交換器の温度と一致しない。これにより熱回収の効率が抑えられる。前記(ク ランク)シャフトに供給されるエネルギーにとって、前記装置は、大型で、大掛 かりな構造が必要になる。 本発明の目的は、効率が高まると共に低級の熱フローの利用に適して いる方法を提供することである。 この目的のために、本発明による方法は、クローズドサーキュレーシ ョンシステムを使用し、このシステム内にワーキング媒体としての液体を循環さ せ、これによって、該液体が少なくとも第2のパートにおいて、向流熱交換関係 にあり、トランスファーされた熱を機械的エネルギーの生産に使用することを特 徴とするものである。 このことで、熱交換器を少なくとも実質的に同じ温度に維持すること ができ、ワーキング媒体が機械的エネルギー生産に対し逆作用する熱交換を受け ずにすむ。 好ましい実施例によれば、前記液体を冷却媒体に対し向流で第2のパ ートへ導入し、冷却媒体を加熱し、このように加熱された冷却媒体の熱をワーキ ング媒体と共に向流で第1のパートに導入し、機械的エネルギーを作る。 このような方法を使用することにより、単純で、したがって、安価な 構造の熱交換器を使用することができる。 発明による方法の好ましい実施例によれば、使用される液体は、ワー キングレンジにおける膨張係数が少なくとも0.02%/℃、好ましくは、少な くとも0.05%/℃、最も好ましくは、少なくとも0.7%/℃である 液体である。 膨張係数が高い液体は、熱を機械的エネルギーへ転換する効率、特に 電気エネルギーの発生における効率を高める。 好ましくは、前記ワーキングレンジは、15℃から100℃の間にあ る。 効率の高さにより、発明による方法は、比較的低温度の熱源の使用に 特に適している。 このようなケースにおいて、使用される液体は、好ましくは、パラフ ィン含有液体である。 パラフィン及び例えば炭化水素溶媒におけるパラフィン溶液のような パラフィン含有液体は、比較的低い温度で膨張係数が著しく高くなり、この発明 による方法による機械的エネルギー生産に極めて好適である。 適切な装置における内部抵抗によるエネルギー損失を減らすためには 、パラフィン含有液体を液体として使用し、これに内部抵抗を低下させることが できる添加剤を含ませる。 フロー抵抗を具合良く低下させるために、Petrolad(B.R.B.,Itterv oort,オランダ)のような物質を例えば1:10,000のレシオで添加する。可動パーツの 間の抵抗を下げるために、分子潤滑剤,テフロン又は硫化モリブデンを例えば1 〜4%添加し、これら二つを平均粒径、例えば、3μmの粒状でワーキング媒体 に分散させる。 エネルギー生産にいくつかの利用できる熱源を使用したい場合、ワー キングレンジが希釈によって低温度にシフトされたパラフィン液体をパラフィン 含有液体として使用することにより、ワーキングレンジを非常に好都合に適合さ せることができる。 この発明による他の実施例においては、加熱すべきパートにおいて、 ワーキング媒体を熱源で向流中で加熱する。 この態様で、熱源に存在する熱エネルギーを最適に利用できる。 この発明は、また、この発明による方法により、熱エネルギーを機 械的エネルギーに転換するのに適した装置にも関し、装置の複数のパートは、前 記ワーキング媒体のためのクローズドシステムを形成し、このシステム内におい て、操作の間、前記ワーキング媒体は、加熱されるパートから冷却されるパート へ流れることができるようになっており、そしてさらに、前記装置は、前記ワー キング媒体で駆動されるシャフトと、機械的エネルギーに転換されていない熱エ ネルギーを回収する熱交換器とを備えている。 この種の装置は、Maloneにより記載されている(1939年、上記)。 この発明によう装置は、以下を特徴とするものであって、 −加熱されるべきパートは、冷えたワーキング媒体のための第1の入 口と、加熱されたワーキング媒体の第1の出口とを有し、 −冷却されるべきパートは、加熱されたワーキング媒体の第1の入口 と冷えたワーキング媒体のための第2の出口とを有し、 −第1の位置における第1のスイッチバルブを介し、前記第1の出口 は、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと連通し、第2の 位置において、温かいワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通し、 前記第2の入口は、第2の位置において、温かいワーキング媒体のための第1の 貯蔵チャンバーと連通し、第1の位置において、加熱されたワーキング媒体のた めの第2の貯蔵チャンバーと連通しており、 −第1の位置における第2のスイッチバルブを介し、前記第1の入口 は、コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと連通し、第2の 位置において、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通 し、前記第2の出口は、第2の位置において、コールドのワーキング媒体のため の第1の貯蔵チャンバーと連通し、第1の位置において、コールドのワーキング 媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通しており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバーは、 コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと効果的に連通してい て、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーが満杯 になると、コールドのワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバ ーが空になり、そしてまた、これらの逆になるようになっており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーは、 コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと効果的に連通してい て、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーが満杯 になると、コールドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーが空に なり、そしてまた、これらの逆になるようになっており、 −操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバ ーが満杯になると、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバ ーが空になり、そして −加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと、コー ルドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーとを満たす工程を前記 それらが空になる工程へ進み、そしてまた、これらの逆になる工程を行うための 手段が設けられ、 −加熱すべきパートが前記ワーキング媒体の流れにより駆動されるデ バイスを介して冷却すべきパートに連通し、前記デバイスは、前記シャフトを備 えている。 この装置は、駆動されるデバイスを流れるワーキング媒体の流れを実 質的にコンスタントなものにするが、Maloneの装置と対比すると、前記デバイス におけるワーキング媒体は、一方向にのみ移動する。 好ましい実施例によれば、加熱されたワーキング媒体のための前記第 1の貯蔵チャンバーと、コールドのワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャ ンバーとのそれぞれ、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャン バーと、コールドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーとのそれ ぞれは、ピストンを備えている。 これによって、前記複数の貯蔵チャンバーのヴォリュウムに適合する 実際的な手段が与えられる。 好ましい実施例によれば、この発明による装置は、前記貯蔵チャンバ ーに面していないピストンのサイドを昇温された温度に保つ手段を備えてい る一方、前記装置の操作中においては、前記手段は、前記パートにおける圧力と 等しい圧力を維持するのに適していることが好ましく、前記手段は、熱絶縁手段 である。 これで前記装置内の摩擦が低くなり、効率が増進する。 この発明を添付の図面を参照しながら以下の限定でない実施例により 説明するもので、図面において、 図1は、第1の操作位置における、この発明による装置の略図を示し ; 図2は、第2の操作位置における、この発明による装置の略図を示し ; 図3aは、この発明による装置の実施例に適した熱交換器の一部の断 面を示し、そして、図3bは、III-III線にそった断面を示し; 図4は、この発明による装置の実施例の詳細な断面側面図を表し、そ して 図5は、いくつかのパラフィン類の膨張挙動を示すグラフである。 熱エネルギーを機械的エネルギー、特に電気へ転換するための、図1 に示された装置は、加熱されるパート1と冷却されるパート2とを備える。加熱 されるパート1は、入口3及び出口4を有し、冷却されるパート2は、入口5及 び出口6を有している。出口4と入口5とは、出口6と入口3と同様に下記する 態様でリンクされており、クローズドシステムを形成している。該クローズドシ ステムを操作するために、非ガスの流動するワーキング媒体が使用される。本発 明におけるワーキング媒体の用語は、サスペンション類及びペースト類をも含む 液体として理解される。 ワーキングレンジにおけるワーキング媒体は、可能な限りの最高の熱 膨張係数を有していることが好ましい。以下に詳しく説明するように、前記ワー キングレンジは、下限が冷却媒体の温度、上限が熱源の温度により規定される温 度範囲として理解される。ワーキング媒体が熱吸収の影響で膨張するにつれ、ワ ーキング媒体が流れ出し、このワーキング媒体の流れで機械的エネル ギーを作り出す。前記装置には、例えば、シャフト10を有するハイドロモータ ー9のような流れエネルギーを回転エネルギーに転換する機関が設けられている 。前記シャフト10は、発電のための発電機(図示しない)に連結されているこ とが好ましい。図1と図2とに示した好ましい実施例によれば、ハイドロモータ ー9は、ワーキング媒体によって直に駆動される。 図1と図2とに示した実施例においては、冷却するパート2には、向 流理論の応用で冷却されるようになっている。図示の実施例においては、これは 、冷却すべきパート2を囲むチューブ7により行われる。装置を操作する間、冷 却媒体は、矢印の方向へチューブ7を流れる。該冷却媒体は、全部又は一部再使 用される。この目的のために、図1に示された装置には、フィードバックパイプ 30とポンプ31とが設けられている。前記冷却媒体が全部フィードバックされ る場合、該冷却媒体は、熱交換器で冷却されなければならない。前記冷却媒体の 一部のみをフィードバックする場合には、該冷却媒体にさらに新たな冷却媒体を 補充して、その温度が冷却媒体の温度を十分低くするようにしなければならない 。 有利には、加熱されるパート1は、また向流において加熱される。図 示の実施例は、チューブ8で冷却されたパート2により加熱された冷却媒体を供 給することにとり、これを有利に実現しており、ここでは、チューブ8は、加熱 されるパート1を囲んでいる。注目すべきは、これによって、装置に供給される 熱の流れの全体のエンタルピーを少なくとも実質上利用可能にしている点である 。 熱の流れと冷却媒体とを混合することは、さておいて、代替実施例( 図示せず)は、また、これらの流れを別に保つ可能性を提示している。例えば、 第1のパイプを第2のパイプに通し、加熱するワーキング媒体を搬送し、第2の パイプを第3のパイプで囲み、第3のパイプで冷却するワーキング媒体を搬送す る。この後者のパイプを冷却媒体が入っているパイプで囲むことができる。 前記冷却媒体は、冷却されるパート2におけるワーキング媒体から 可能な限りの熱を吸収することが好ましい。これによって、機械的エネルギーに 転換されなかった熱エネルギーを回収して、さらに機械的エネルギーに転換させ ることを可能にする。 機械的エネンルギーに転換される熱エネルギーは、補充されなければ ならず、これは、熱源によってなされる。この熱源は、生物ガス、オイル、木材 、石炭などのような有機物質の燃焼、原子エネルギー、ソラーエネルギー、プロ セスインダストリー又はトータルエネルギープラントからの余熱、地熱などによ り発生する熱のようなもろもろの熱源でよい。 熱は、好ましくは、ここでも加熱面領域を限定するために液体媒体の 形で供給されることが好ましい。 図示の実施例においては、前記媒体は、放出される加熱されたプロセ スウオーターのような熱源で、この熱源もまたパイプ8へ供給され、冷却された 冷却媒体と共に流出される。冷却されるパート2から熱すべてを完全に回収する ことができないから、そして、当然、熱の一部が機械的エネルギーへ転換される から、加熱された冷却媒体の温度は、前記熱源の温度より低くなることが明らか である。この発明による装置の図示の実施例においては、この点が、加熱された 冷却媒体をパイプ8へ導入するに当たり、前記熱源が導入されるポイントから下 流のポイントで導入することにより考慮されている。 図示の実施例においては、第1の位置における第1のスイッチバルブ 11を介して、加熱されるパート1の出口4が加熱されたワーキング媒体のため の第1の貯蔵チャンバー12と連通している。第1のスイッチバルブ11の前記 第1の位置においては、冷却されるパート2の入口5は、加熱されたワーキング 媒体のための第2の貯蔵チャンバー13と連通している。 同様に、第1の位置における第2のスイッチバルブ14を介して、冷 却されるパート2の出口6が冷却されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャ ンバー16と連通している。第2のスイッチバルブ14の前記第1の位置におい ては、加熱されるパート1の入口3は、冷却されたワーキング媒体のための第2 の貯蔵チャンバー15と連通している。装置の操作の間に生じる高圧 のため、前記貯蔵チャンバー12,13,15,16は、シリンドリカルになっ ている。 加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー12は、冷 却されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー15と機能的に連通して いる。同様に、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバー13は 、冷却されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバー16と機能的に連通 している。加熱されたワーキング媒体のための貯蔵チャンバーが空になれば、冷 却ワーキング媒体のための貯蔵チャンバーが満杯になり、そして、またこの逆に なる。加熱されたワーキング媒体のための一方の貯蔵チャンバーが空になれば、 加熱されたワーキング媒体のための他方の貯蔵チャンバーが満杯になり、そして 、またこの逆になる。 図示の実施例においては、上記の関係は、以下に記載のピストンによ り実現されるもので、該ピストンは、第1のギアラック17と第2のギアラック 18とに連結している。前記ピストンは、被駆動歯車19により動かされる。こ の歯車は、中間ギアボックスをオプショナルに介して、又は、介さずシャフト1 0により直に駆動され、又は、モーターにより間接的に駆動される。極めて好ま しい実施例(そして、図1と図2に示したような)により、ピストン運動による 貯蔵チャンバー12におけるヴォリュウムの絶対変化が貯蔵チャンバー15のヴ ォリュウムにおける絶対変化に等しければ、前記ワーキング媒体を動かすために 必要なパワーをある限界に保たせておくことができる。このことは、貯蔵チャン バー13,16にも当てはまる。貯蔵チャンバーにおけるピストンが該貯蔵チャ ンバーの壁を通るピストンロッドにより駆動される実施例においては、前記相補 の貯蔵チャンバーもまた該貯蔵チャンバーの壁を通るピストンロッドを備えてな ければならない。 操作の間、加熱されるパート1におけるワーキング媒体は、膨張する 。これにより、パート1に圧力が生じる。ワーキング媒体は、パート1とパート 2との間の連結部20を経てパート1から去ることができ、該連結部20は、ハ イドロモーター9を備える。表示された実施例においては、前記連結部 は、パート1とパート2とのコールドの端部の間に配置されているが、パート1 とパート2の加熱された端部を互いに同様に具合よく連結することもできるよう になっている。 パート1にコールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー 15からコールドのワーキング媒体が供給されなければ、加熱されるパート1に 存在するワーキング媒体は、完全にヒートアップし、その結果、ワーキング媒体 の流れ、そしてしたがって、機械的エネルギーの生産が中止になる。前記コール ドのワーキング媒体は、第1のピストン21と第2のピストン22を動かして供 給され、これらは、表示の実施例においては、ギアラック17を介して連結され 、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー12が満杯になれば 、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバー15が空になるよう になっている。 コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーが空になっ た後、前記第1と第2のスイッチバルブ11,14は、第2の位置におかれる( 図2)。これによって、加熱されたワーキング媒体は、満たされた第1の貯蔵チ ャンバー12からコールドのパート2へ流れ、収縮する。これによって連結部2 0を経ての加熱されたパート1からのワーキング媒体の搬送が促進される。した がって、連結部20における流れの方向は、同じ状態に留まる。記載した装置に よれば、ハイドロモーター9を流れるワーキング媒体の量は、ヴォリュウムにお ける増加で増える。 スイッチバルブ11,14の第1位置と第2位置とをシフトするとき 、それまで高圧であった貯蔵チャンバーは、圧力が突然に低下してしまう。装置 のダメージを避けるために、いくつかの手立てが可能である。例えば、ピストン 21,22を停止させるとか、あるいは、逆方向へ動かし、熱交換器を停止させ る。連結部20を経てパラフィンが流れておれば、圧力差をなくし、スイッチバ ルブ11,14を他方の位置へ切り替える。望みに応じて、冷却媒体と熱源との 供給を停止することも可能である。 装置の操作開始に当たり、ワーキング媒体のすべてがコールドで、 したがって収縮していると、該ワーキング媒体の一部が膨張する。このような装 置にダメージを与えることを防ぐために、膨張ベッセル23,24が設けられて いる。これらは、また、スイッチバルブ11,14の切り替えの間、圧力波を吸 収するバッファーとしても機能する。 記載した装置の利点は、操作の間、装置の両パートが実質的に同じ温 度にあることである。 この発明による方法においては、操作圧力は、極めて高く、通常、1 00バールから1000バールの間になっている。出力は、圧力が高ければ大き くなり、第1のパートにおける圧力は、250バール以上が有利である。第2の パートにおける圧力は、50バールである。前記装置は、ラウンドのもの、即ち 、シリンドリカルのパイプ及びシリンドリカルの貯蔵タンバーを用いて前記のよ うな圧力を使用することに適している。熱伝導を良好にするには、銅及び銅合金 で作られたものを使用すると有利である。Wieland(Ulm,ドイツ国)により市販 されている長さ35m,厚さ1mm,内径8mmの高圧に耐えることができる銅パイプが使 用に便宜である。 熱の流れは、機械的エネルギーへ転換される熱の量に対し比較的大き い。熱を機械的エネルギーに効率よく転換させるためには、熱回収を効率よくし なければならない。有利な実施例によれば、この点は、加熱されるパート1をス パイラル形状のチューブに形成し、好ましくは、マニフォールド(図4に図示) 、複数のスパイラル形状のチューブ1a,b,c,d,e,f,g(図3a,b )を使用することによって達成できる。複数のチューブ1は、これらチューブの 回りにスパイラルに巻き付けられたスペーサー25により離されている。これら は、また、前記チューブまわりを動く液体(点線で図示)の混合を促進するもの でもあり、該液体は、ワーキング媒体(実線矢印)に対し向流になっている。複 数のチューブ1及びスペーサー25の全体は、スパイラル形状のチューブ26内 に納められている。この構造は、図4で分かるものであり、加熱されるパート1 は、装置をコンパクトにするために、冷却されるパート2を囲んでいる。チュー ブ状の熱交換器を使用することにより、前記複数 のチューブの長さの選択は、熱回収をどの程度にしたいかにより定まる。専門家 であれば、前記方法を実施する適切な操作条件を選ぶことができ、該条件は、熱 源の温度に依存する。 加熱された冷却媒体の温度に応じて、該媒体をバルブ27,28,2 9の一つを介して加熱されるパートへ供給する。該冷却媒体の温度は、供給ポイ ントにおけるワーキング媒体の温度と同じか、又は、やや高いものであることが 基準になる。 前記装置は、本記述から当業者にとり明らかな通常使用されているコ ンゴロール及び計測設備によってコントロールされる。特に、圧力及び温度(P 及びT)が測定され、チューブ8を介しての熱の供給、チューブ7をを介しての 冷却媒体の供給、スイッチバルブ11,14の切り替え及びピストン21,22 の動きは、コンピューターによりコントロールされる。 図5は、異なるパラフィン類が異なる膨張挙動を示し、そして、した がって、ワーキングレンジにおいて、即ち、特定の熱源の温度に依存して、最大 の膨張を示す一つのパラフィン(該パラフィンの融点は、図に◆で示す)が使用 できることを示す。急峻なカーブ、即ち、高い膨張係数は、加熱すべき表面領域 をリミットまで保つことができることを意味し、このことは、装置のサイズとコ ストを大幅に縮小し、転換効率に好ましいものである。図5に示されたカーブは 、C18パラフィンをもつIタイプ4444(ヴォリュウムレシオ66:34)、IIタイプ4444、IIIタイ プVP858、IVタイプ5600についてのものである。他のパラフィン類と溶媒を加え ることによりパラフィンの膨張係数と融点とに影響を与えることができる(カー ブII及びIと比較せよ)。適当なワーキング媒体は、以下の四つの組成物、即ち 、C18-20、タイプ2139、C14-C17(ドイツ国ハンブルグのシューマン−サソルか らのパラフィン類)及びPetroleum Jellie Merkur 746(B.R.B.オランダ国Itte rvoort)をヴォリュウムレシオが70:20:5:5の比率になっているものである。75% C18-C20,15% タイプ2139及び10% C10-C13からなる混合物に対する操作温度は、さ らに低い(20〜55℃)。 この発明は、例えば約60℃の温度をもつ低グレードの熱源の利用 に特に適している。 種々の装置を用いて、この発明による方法が実施できることは、当業 者に明らかなことである。例えば、向流で加熱され、高圧状態にある第1のパー トにシングルループを設け、そのホットの端部をハイドロモーターを介して第2 のパート、即ち、そのホットな端部に連結する。第2のパートにおいて、ワーキ ング媒体は、向流中において冷却され、ヴォリュウムが減ったコールドの間、ハ イドロモーターにより直接又は間接に駆動されるポンプ手段により第1のパート のコールドの端部に圧入される。加熱される冷却媒体は、第2のパートを冷却す る一方、第1のパートの向流加熱に使用される。 当然のことではあるが、装置を設計するに当たり、ワーキング媒体の 内部(フロー)抵抗を考慮しなければならない。前記抵抗は、発生されるパワー に影響を与える点で、これを抑えなければならない。B.R.B(オランダ国Ittervoo rde)により市販されているザ・モルキュラー・モディファイヤーが使用に便利で ある。粒子状潤滑剤とは対照的に、そのような分子状潤滑剤については、塊にな ったり、蓄積したりすることが実際に生じない。 例示の実施例において、前記抵抗を抑えるためには、種々の方法があ る。図1に示した実施例において使用したピストン21,22は、すぐれたシー ルを必要とし、抵抗を増やしてしまう。これに代わるものとして、貯蔵チャンバ ー12,16を連結し、例えば、熱伝導が低いチューブとして構成し、これに可 動のボディを導入する。この状態では、圧力に大きな差がなく、したがって、該 チューブの内壁に対し可動のボディをシールするのに、ほとんど力が要らず、摩 擦を抑えられる。前記可動のボディを装置の壁にそって動かす代わりに、モータ ーを装置内、例えば、貯蔵チャンバー15内に設けて、可動のボディを動かす。 スクリュウを前記可動のボディから他方の貯蔵チャンバーへ通して搬送を行う。 発電機10もまた装置内に位置できる。このようなケースにあっては、装置の壁 を通って動く可動パーツが一切ないから、リークの問題と摩擦の問題がなくなる 。 この発明による方法と装置とは、地熱源からのような低グレードの 熱(廃熱)の利用に適している。さらに可能な応用は、マイクロ−トータル・エ ネルギー・セントラル・ヒーティング・システム及びオプショナルに熱源と組み 合わされた太陽熱集熱器である。これらのケースにおいては、熱源から熱を完全 に利用することは、必要ではなく、この熱を後でスペース・ヒーティングに使用 したり、太陽熱集熱器に通す。前記装置は、自動車のような輸送手段のハイブリ ッドエンジンの開発に有用である。この発明による方法と装置は、極めて効率的 に熱を機械的エネルギーに転換できるから、ヒートポンプを用いて水又は空気か ら熱を抽出し、この発明を適用するのに十分な高い温度の加熱された流れを作る ことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月20日(1999.1.20) 【補正内容】 明細書 名称 熱エネルギーを転換してワークさせる方法と装置 本発明は、熱エネルギーを装置内で機械的エネルギーに転換する方法 と装置に関するもので、前記装置は、液体ワーキング媒体を液体媒体の形の熱源 を用いて加熱して膨張させる第1のパートと、ワーキング媒体を冷却して収縮さ せる第2のパートを備えており、第1と第2のパートは、効率よく連結されて、 ワーキング媒体を含むクローズド循環システムを形成し、これにより加熱の結果 、クローズド循環システム内に納められている前記ワーキング媒体が液相から気 相へ相が変わらずに第1のパート内で膨張し、前記ワーキング媒体が機械的エネ ルギーを作り、加熱されたワーキング媒体が熱交換プロセスを受けて熱エネルギ ーが回収され、この熱エネルギーが仕事を行うようにさらに利用され、前記液体 は、少なくとも前記第2のパートにおいて、向流熱交換関係にあり、移された熱 が機械的エネルギーの生み出しに使用される。 このような方法は、ホワイト他への米国特許4,637,211から 知られている。熱が高温、低圧のワーキング流体から低温、高圧のワーキング流 体へ伝えられ、低温、低圧のワーキング流体と高温、高圧のワーキング流体が作 られる。さらに熱は、熱源を用いて高温、高圧のワーキング流体へ伝えられる。 この発明の目的は、効率を高めた方法、特に、低グレードの熱の流れ の利用に適した効率がよい方法を提供するものである。 この目的のために、この発明による方法は、液体熱源媒体が前記第1 のパートにおいて、前記液体ワーキング媒体と向流熱交換関係にあって、前記液 体熱源媒体から熱コンテントの全部が前記第1のパートにおけるワーキング媒体 へ実質的に伝えられることを特徴とするものである。 熱が伝わりやすくしたことで、仕事をさせるための熱エネルギーの転 換を一層効率化することができる。 Maloneは、加熱されたワーキング媒体から熱を抽出して、これを機械 的エネルギーを作るのにさらに利用する方法を記載している(1931年6月12日の ジャーナル・オブ・ザ.ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツの679〜703頁)。 この目的のために、Maloneは、装置(1972年のロングマン・グループ・リミテッ ドのザ・サーモダイナミックス・アトラス、78,90頁)を使用しており、こ の装置は、第1と第2の縦長チャンバーを備え、これらのチャンバーは、基部が 連続して加熱されるようになっている。この装置、及びしたがって各チャンバー にもワーキング媒体としての水が充填され、これが加熱の結果、前記チャンバー 内で膨張する。第1の垂直のチャンバーは、第1の駆動チャンバーと連通してお り、第2の垂直のチャンバーは、第2の駆動チャンバーと連通している。第1と 第2の駆動チャンバーは、互いの延長部分に配置され、それらの対面する側面に おいては、可動のダブルピストンによりシールされている。このダブルピストン が第1の極度位置にあると、第1の駆動チャンバーの容積は、最大になり、第2 の駆動チャンバーのそれは、最小になり、そしてまた、反対になる。第1の垂直 チャンバーにおけるワーキング媒体の膨張により、第1の駆動チャンバーは、満 杯になり、これによってダブルピストンを動かす。これでクランクシャフトを駆 動し、作られた機械的エネルギーを伝える。ロッド状の要素を垂直方向に動かし ても長くなっているチャンバーにおけるワーキング媒体に使える容積は、変わら ない。一方の長くなっている要素が最高位置にあると、他方の長くなっている要 素は、最下位置にある。さらに、長くなっている要素は、前記ダブルピストンの 位置に対し90°位相がずれている。前記長くなっているチャンバーにおけるワ ーキング媒体が膨張すると、該媒体は、前記長くなっている要素にそって上昇し 、前記長くなっている要素と連通している前記駆動チャンバー内に満ちる。前記 クランクシャフトが前記長くなっている要素を下方位置へ回転させる。その結果 、前記長くなっているチャンバーの加熱されているパートにおけるワーキング媒 体が減り、前記長くなっているチャンバーの上位パートにおいてワーキング媒体 は、冷却される。冷却により、ワーキング媒体は、収縮し、前記長くなっている チャンバーに連 通の駆動チャンバーは、空になる。このことは、また、前記ダブルピストンの駆 動に貢献する。他方の長くなっているチャンバーは、180°位相がずれ、同時 に他方の駆動チャンバーを満たし、前記クランクシャフトを駆動する。加熱され ている前記長くなっているチャンバーのパートと冷却されているパートとの間に は、熱交換器が設けられている。ホットなワーキング媒体が上昇するとき、前記 熱交換器に熱を与える。ワーキング媒体が下降するとき、この熱を再吸収する。 したがって前記装置が作動しているとき、前記熱交換器の下位パートは、ホット である一方、上位パートは、コールドである。この種の熱交換器の利点は、前記 冷却媒体に対する熱損失がほとんどなく、その結果、機械的エネルギーへの熱の 転換は、極めて効率がよい。Maloneは、ワーキング媒体として水を使用している が、前記装置は、約700大気圧のワーキング媒体圧力で運転されている。25 0℃のホット/コールドの温度差における彼の装置は、出力23%の収率であっ た。 この方法の欠点は、膨張及び作動フェーズにおけるワーキング媒体が 熱を奪うコールドの熱交換器を通過しなければならない点である。このことは、 機械的エネルギーを作る間、ワーキング媒体が収縮し、これにより効率が落ちる ことを意味する。逆に、その機械的エネルギー生産収縮相の間、ワーキング媒体 は、熱を吸収して膨張し、その結果、前記方法のこの相においてもまた効率が落 ちる。実際のところ、エネルギーの損失はないが、熱を行き来させることは有用 ではない。前記ロッド状の要素もまた熱交換作用を有している。それらが熱交換 器に対し移動するにつれ、特定の高さにおけるそれらの温度は、前記熱交換器の 温度と一致しない。これにより熱回収の効率が抑えられる。前記(クランク)シ ャフトに供給される特定のアウトプットパワーにとって、前記装置は、大型で、 大掛かりな構造が必要になる。 本発明は、熱交換器を少なくとも実質的に同じ温度に維持することが でき、ワーキング媒体が機械的エネルギー生産に対し逆作用する熱交換を受けず にすむ。 好ましい実施例によれば、前記液体を冷却媒体に対し向流で第2の この発明による他の実施例においては、加熱すべきパートにおいて、 ワーキング媒体を熱源で向流中で加熱する。 この態様で、熱源に存在する熱エネルギーを最適に利用できる。 この発明は、また、請求項1から請求項9の一つによる方法により、 熱エネルギーを機械的エネルギーに転換するのに適した装置に関するものであり 、該装置は、加熱されるパートと冷却されるパートとを備え、これらパートは、 前記ワーキング媒体のためのクローズドシステムを形成し、このシステム内にお いて、操作の間、前記ワーキング媒体は、加熱されるパートから冷却されるパー トへ流れることができるようになっており、そしてさらに、前記装置は、前記ワ ーキング媒体で駆動されるシャフトと、機械的エネルギーに転換されていない熱 エネルギーを回収する熱交換器とを備えており、以下を特徴とするもの、 −加熱されるべきパートは、冷えたワーキング媒体のための第1の入 口と、加熱されたワーキング媒体の第1の出口とを有し、 −冷却されるべきパートは、加熱されたワーキング媒体の第1の入口 と冷えたワーキング媒体のための第2の出口とを有し、 −第1の位置における第1のスイッチバルブを介し、前記第1の入口 は、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと連通し、第2の 位置において、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通 し、前記第2の入口は、第2の位置において、加熱されたワーキング媒体のため の第1の貯蔵チャンバーと連通し、第1の位置において、加熱されたワーキング 媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通しており、 −第1の位置における第2のスイッチバルブを介し、前記第1の入口 は、コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと連通し、第2の 位置において、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通 し、前記第2の出口は、第2の位置において、コールドのワーキング媒体のため の第1の貯蔵チャンバーと連通し、第1の位置において、コールドのワーキング 媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通しており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバーは、 コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと効果的に連通してい て、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーが満杯 になると、コールドのワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバーが空に なり、そしてまた、これらの逆になるようになっており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーは、 コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと効果的に連通してい て、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーが満杯 になると、コールドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーが空に なり、そしてまた、これらの逆になるようになっており、 −操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバ ーが満杯になると、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバ ーが空になり、そして −加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと、コー ルドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーとを満たす工程を前記 それらが空になる工程へ進み、そしてまた、これらの逆になる工程を行うための 手段が設けられ、 −加熱すべきパートが前記ワーキング媒体の流れにより駆動されるデ バイスを介して冷却すべきパートに連通し、前記デバイスは、前記シャフトを備 えている。 ホワイト他(米国4,637,211)は、とりわけ、膨張したワー キング媒体がアキュムレーターへ流れ、これがポンプとして作用してハイドロリ ック流体を圧送して機械的エネルギーを発生させるハイドリックモーターを駆動 する点でこの発明による装置と相違する若干類似した装置を記載している。これ と対照的に、この発明によれば、膨張するワーキング媒体がシャフトを駆動する 。 この装置は、駆動されるデバイスを流れるワーキング媒体の実質的に コンスタントな流れを作るが、Maloneの装置と対比すると、前記デバイス 請求の範囲 1. 熱エネルギーを装置内で機械的エネルギーに転換する方法であ り、前記装置は、液体媒体の形の熱源を使用して液体ワーキング媒体を加熱して 膨張させる第1のパート(1)と、前記ワーキング媒体を冷却して収縮させる第 2のパート(2)とを備えており、前記第1と第2のパート(1,2)は、効率 よく連結されて、ワーキング媒体を含むクローズド循環システムを形成し、加熱 の結果、クローズド循環システム内に納められている前記ワーキング媒体が液相 から気相への相変化なしに第1のパート(1)内で膨張し、前記ワーキング媒体 が機械的エネルギーを作り、前記加熱されたワーキング媒体が熱交換プロセスを 受けて熱エネルギーを回収し、この熱エネルギーが仕事を行うようにさらに利用 され、該液体が少なくとも第2のパート(2)において、向流熱交換関係にあり 、トランスファーされた熱を機械的エネルギーの生産に使用する方法であって、 前記液体熱源媒体が第1のパート(1)において、前記液体ワーキング媒体と向 流熱交換関係にあって、前記液体熱源媒体から熱コンテント全部を第1のパート (1)における前記ワーキング媒体へ移すことを特徴とするもの。 2. 前記液体を冷却媒体に対し向流で第2のパートへ導入し、加熱 された冷却媒体を作り、このように加熱された冷却媒体の熱を前記ワーキング媒 体に対し向流で第1のパート(1)に導入し、機械的エネルギーを作ることを特 徴とする請求項1による方法。 3. 使用される液体は、ワーキングレンジにおける膨張係数が少な くとも0.02%/℃、好ましくは、少なくとも0.05%/℃、最も好ましく は、少なくとも0.7%/℃である液体であることを特徴とする請求項1又は請 求項2による方法。 4. 前記ワーキングレンジは、15℃から100℃の間にあること を特徴とする請求項3による方法。 5. 使用される液体は、パラフィン含有液体であることを特徴とす る請求項2から請求項4の一つによる方法。 6. 前記パラフィン含有液体として液体を使用し、該液体は、内部 抵抗を低下させることができる添加剤を含んでいることを特徴とする請求項5に よる方法。 7. 内部抵抗を低下させるために、分子状潤滑剤,テフロン又は硫 化モリブデンを1〜4%添加することを特徴とする請求項5による方法。 8. パラフィン液体をパラフィン含有液体として添加し、希釈によ り低温度にシフトされたワーキングレンジを有することを特徴とする請求項5か ら請求項7の一つによる方法。 9. 加熱すべきパートにおいて、ワーキング媒体を熱源に対する向 流で加熱することを特徴とする前記請求項の一つによる方法。 10. 請求項1から請求項8の一つによる方法により、熱エネルギー を機械的エネルギーに転換するのに適した装置であり、該装置は、加熱されるパ ート(1)と冷却されるパート(2)とを備え、これらパート(1,2)は、前 記ワーキング媒体のためのクローズド循環システムを形成し、このシステム内に おいて、操作の間、前記ワーキング媒体は、加熱されるパート(1)から冷却さ れるパート(2)へ流れることができるようになっており、そしてさらに、前記 装置は、前記ワーキング媒体で駆動されるシャフト(10)と、機械的エネルギ ーに転換されていない熱エネルギーを回収する熱交換器とを備 えており、以下を特徴とするもの、 −加熱されるべきパート(1)は、コールドのワーキング媒体のため の第1の入口(3)と、加熱されたワーキング媒体の第1の出口(4)とを有し 、 −冷却されるべきパート(2)は、加熱されたワーキング媒体のため の第2の入口(5)とコールドのワーキング媒体のための第2の出口(8)とを 有し、 −第1の位置における第1のスイッチバルブ(11)を介し、前記第 1の出口(4)は、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー( 12)と連通し、第2の位置において、加熱されたワーキング媒体のための第2 の貯蔵チャンバー(13)と連通し、前記第2の入口(5)は、第2の位置にお いて、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー(12)と連通 し、第1の位置において、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャン バー(13)と連通しており、 −第1の位置における第2のスイッチバルブ(14)を介し、前記第 1の入口は、コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー(16) と連通し、第2の位置において、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵 チャンバー(15)と連通し、前記第2の出口(6)は、第2の位置において、 コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー(16)と連通し、第 1の位置において、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバー( 15)と連通しており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバー(1 2)は、コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー(16)と効 果的に連通していて、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵 チャンバー(12)が満杯になると、コールドのワーキング媒体のための前記第 1の貯蔵チャンバー(16)が空になり、そしてまた、これらの逆になるように なっており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバー (13)は、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバー(15) と効果的に連通していて、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第2の 貯蔵チャンバー(13)が満杯になると、コールドのワーキング媒体のための前 記第2の貯蔵チャンバー(15)が空になり、そしてまた、これらの逆になるよ うになっており、 −操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバ ー(12)が満杯になると、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵 チャンバー(15)が空になり、そして −加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバー(12) と、コールドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバー(16)とを 満たす工程を前記それらが空になる工程へ進み、そしてまた、これらの逆になる 工程を行うための手段が設けられ、 −加熱すべきパート(1)が前記ワーキング媒体の流れにより駆動さ れるデバイス(9)を介して冷却すべきパート(2)に連通し、前記デバイスは 、前記シャフト(10)を備えている。 11. 加熱されたワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバー (12)と、コールドのワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバー(1 6)とのそれぞれ、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバ ー(15)と、コールドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバー( 16)とのそれぞれは、ピストンを備えていることを特徴とする請求項10によ る装置。 12. 前記貯蔵チャンバーに面していないピストンのサイドを昇温さ れた温度に保つ手段を備えている一方、前記装置の操作中においては、前記手段 は、前記パートにおける圧力と等しい圧力を維持するのに適していることが好ま しく、前記手段は、熱絶縁手段であることを特徴とする請求項11による装置。 13. ピストン運動により生じる加熱されたワーキング媒体のための 貯蔵チャンバーにおけるヴォリュウムの絶対変化がコールドのワーキング媒体の ための貯蔵チャンバーのヴォリュウムにおける絶対変化に等しいものであること を特徴とする請求項11又は請求項12による装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 バン ダ ベルフ,ヨハネス,ジェイチェ ヌス オランダ国 エヌエル―2645 ビーイー デルフガウ ツァイデインゼベグ 39

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 熱エネルギーを装置内で機械的エネルギーに転換する方法であ り、前記装置は、ワーキング媒体を加熱して膨張させる第1のパートと、ワーキ ング媒体を冷却して収縮させる第2のパートを備えており、第1と第2のパート は、効率よく連結されて、ワーキング媒体を含むクローズドシステムを形成し、 加熱の結果、クローズドシステム内に納められているワーキング媒体が液相から 気相への相変化無しに第1のパート内で膨張し、ワーキング媒体が機械的エネル ギーを作り、加熱されたワーキング媒体が熱交換プロセスを受けて熱エネルギー が回収され、この熱エネルギーが仕事を行うようにさらに利用される構成になっ ているもので、クローズドサーキュレーションシステムを使用し、このシステム 内にワーキング媒体としての液体を循環させ、これによって、該液体が少なくと も第2のパートにおいて、向流熱交換関係にあり、トランスファーされた熱を機 械的エネルギーの生産に使用することを特徴とする前記方法。 2. 前記液体を冷却媒体に対し向流で第2のパートへ導入し、冷却 媒体を加熱し、このように加熱された冷却媒体の熱をワーキング媒体と共に向流 で第1のパートに導入し、機械的エネルギーを作ることを特徴とする請求項1に よる方法。 3. 使用される液体は、ワーキングレンジにおける膨張係数が少な くとも0.02%/℃、好ましくは、少なくとも0.05%/℃、最も好ましく は、少なくとも0.7%/℃である液体であることを特徴とする請求項1又は請 求項2による方法。 4. 前記ワーキングレンジは、15℃から100℃の間にあること を特徴とする請求項3による方法。 5. 使用される液体は、パラフィン含有液体であることを特徴とす る請求項2から請求項4の一つによる方法。 6. 前記パラフィン含有液体として液体を使用し、該液体は、内部 抵抗を低下させることができる添加剤を含んでいることを特徴とする請求項5に よる方法。 7. 内部抵抗を低下させるために、分子状潤滑剤,テフロン又は硫 化モリブデンを1〜4%添加することを特徴とする請求項5による方法。 8. パラフィン含有液体として、パラフィン液体を添加し、希釈に より低温度にシフトされたワーキングレンジを有することを特徴とする請求項5 から請求項7の一つによる方法。 9. 加熱すべきパートにおいて、ワーキング媒体を熱源に対する向 流で加熱することを特徴とする前記請求項の一つによる方法。 10. 請求項1から請求項9の一つによる方法により、熱エネルギー を機械的エネルギーに転換するのに適した装置であり、該装置は、加熱されるパ ートと冷却されるパートとを備え、これらパートは、前記ワーキング媒体のため のクローズドシステムを形成し、このシステム内において、操作の間、前記ワー キング媒体は、加熱されるパートから冷却されるパートへ流れることができるよ うになっており、そしてさらに、前記装置は、前記ワーキング媒体で駆動される シャフトと、機械的エネルギーに転換されていない熱エネルギーを回収する熱交 換器とを備えており、以下を特徴とするもの、 −加熱されるべきパートは、コールドのワーキング媒体のための第1 の入口と、加熱されたワーキング媒体の第1の出口とを有し、 −冷却されるべきパートは、加熱されたワーキング媒体の第1の入 口とコールドのワーキング媒体のための第2の出口とを有し、 −第1の位置における第1のスイッチバルブを介し、前記第1の出口 は、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと連通し、第2の 位置において、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通 し、前記第2の入口は、第2の位置において、加熱されたワーキング媒体のため の第1の貯蔵チャンバーと連通し、第1の位置において、加熱されたワーキング 媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通しており、 −第1の位置における第2のスイッチバルブを介し、前記第1の入口 は、コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと連通し、第2の 位置において、コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通 し、前記第2の出口は、第2の位置において、コールドのワーキング媒体のため の第1の貯蔵チャンバーと連通し、第1の位置において、コールドのワーキング 媒体のための第2の貯蔵チャンバーと連通しており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバーは、 コールドのワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと効果的に連通してい て、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーが満杯 になると、コールドのワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバーが空に なり、そしてまた、これらの逆になるようになっており、 −加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーは、 コールドのワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーと効果的に連通してい て、操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第2の貯蔵チャンバーが満杯 になると、コールドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーが空に なり、そしてまた、これらの逆になるようになっており、 −操作の間、加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバ ーが満杯になると、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバ ーが空になり、そして −加熱されたワーキング媒体のための第1の貯蔵チャンバーと、コー ルドのワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーとを満たす工程を 前記それらが空になる工程へ進み、そしてまた、これらの逆になる工程を行うた めの手段が設けられ、 −加熱すべきパートが前記ワーキング媒体の流れにより駆動されるデ バイスを介して冷却すべきパートに連通し、前記デバイスは、前記シャフトを備 えている。 11. 加熱されたワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバー と、コールドのワーキング媒体のための前記第1の貯蔵チャンバーとのそれぞれ 、加熱されたワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーと、コールドの ワーキング媒体のための前記第2の貯蔵チャンバーとのそれぞれは、ピストンを 備えていることを特徴とする請求項10による装置。 12. 前記貯蔵チャンバーに面していないピストンのサイドを昇温さ れた温度に保つ手段を備えている一方、前記装置の操作中においては、前記手段 は、前記パートにおける圧力と等しい圧力を維持するのに適していることが好ま しく、前記手段は、熱絶縁手段であることを特徴とする請求項11による装置。 13. ピストン運動により生じる加熱されたワーキング媒体のための 貯蔵チャンバーにおけるヴォリュウムの絶対変化がコールドのワーキング媒体の ための貯蔵チャンバーのヴォリュウムにおける絶対変化に等しいものであること を特徴とする請求項11又は請求項12による装置。
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