JP2001507450A - 重心の同時計算による核位置決定のための装置および方法、ならびにガンマカメラへの応用 - Google Patents

重心の同時計算による核位置決定のための装置および方法、ならびにガンマカメラへの応用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、N個の光検出器内で信号を誘導する事象の位置P0を決定するための方法および装置に関する。この方法は、a)各光検出器により出力される信号をデジタル化し、各光検出器により出力される信号のエネルギーを計算するステップと、b)総エネルギーに対する、事象の重心のX値および事象重心のY値に対する列の寄与を列ごとに計算するステップと、c)事象により誘導される総エネルギー、およびN個の光検出器に関して事象の重心の座標を決定するステップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 重心の同時計算による核位置決定のための装置および方法、 ならびにガンマカメラへの応用発明の技術分野 本発明は、光検出器内で発生する、信号誘導事象の位置を決定するための装置 に関し、例えば一組の光検出器に対してこの事象の位置を特定する。この位置は 、光検出器を基準とした座標系において、事象の重心により特定することができ る。 本発明は、特に、ガンマカメラで使用される光電子増倍管が出力する信号に基 づいて事象の位置を決定するために応用することができ、位置は、光電子増倍管 自体に対して特定される。ガンマカメラとは、ガンマ(γ)放射線に敏感なカメ ラである。この種のカメラは、特に医療用の撮像に使用される。従来の技術 現在、核医学で使用されるガンマカメラのほとんどは、アンガー(Anger)型 カメラの原理に基づき動作する。この技術については、米国特許第3,011,057号 を参照されたい。 ガンマカメラは、それらが、予め患者の中に注入された放射性同位元素により 標識された分子の器官内分布を表示することができるのが特徴である。 既知のガンマカメラの構造および動作を、添付の図1、図2Aおよび図2Bを 参照して以下に簡単に説明する。 図1は、放射性同位元素により標識された分子を含む器官12に向かって配置 されたガンマカメラの検出ヘッド10を示す。 検出ヘッド10は、コリメータ20、シンチレータ結晶22、光ガイド24、 および光ガイド24の1つの表面をカバーするために互いに近接して配置された 複数の光電子増倍管26を備える。例えば、シンチレータはNaI(T1)結晶 である。 コリメータ20の機能は、検出ヘッドにほぼ垂直に到達する放射線、とりわけ 器官12により放射される放射線30を選択することである。コリメータの選択 性能が、作成される画像の解像度および鮮明度を高める。ただし、解像度は、感 度を犠牲にして高められる。例えば、器官12により放射される約10,000 のガンマ線光子の内、1つの光子だけが実際に検出される。 コリメータを通過したガンマ線光子は、シンチレータ結晶22に到達し、そこ でほぼすべてのガンマ線光子が複数の発光光子に変換される。以下、本文では、 シンチレーションを引き起こすガンマ線光子の結晶との各相互作用を、事象と称 する。 光電子増倍管26は、事象ごとにシンチレータから受け取られる発光光子の数 に応じて電気パルスを発するように設計されている。 シンチレーション事象をさらに精密に位置決定するために、光電子増倍管26 は、シンチレータ結晶22に直接固定されるのではなく、光ガイド24によって シンチレータ結晶から分離される。 光電子増倍管は、振幅が、ガンマ線によりシンチレータ内で作り出される光の 総量に比例する、言い替えるとそのエネルギーに比例する信号を発生させる。た だし、各光電子増倍管からの個々の信号は、ガンマ線がシンチレータ物質と相互 作用するポイント30から光電子増倍管までの距離にも依存する。各光電子増倍 管は、受けた光束に比例した電流パルスを出力する。図1の例においては、小さ いグラフA、B、およびCが、相互作用ポイント30から異なる距離に位置する 光電子増倍管26a、26bおよび26cが、異なる振幅の信号を出力すること を示す。 ガンマ線光子の相互作用ポイント30の位置は、各光電子増倍管の寄与の重心 の加重計算を行い、光電子増倍管のセットから生じる信号に基づいてガンマカメ ラで計算される。 アンガー型カメラで使用される重心加重計算の原則を、添付の図2Aおよび図 2Bによってさらに詳細に説明する。 図2Aは、このカメラを画像表示装置に接続する、ガンマカメラ検出ヘッド1 0の電気配線を示す。検出ヘッドは、複数の光電子増倍管26を備える。 図2Bに示すように、検出ヘッドの各光電子増倍管26は、RX-、RX+、R Y-およびRY+と示される4つの抵抗に接続されている。これらの抵抗値は、各 光電子増倍管に固有の値であり、検出ヘッド10内の光電子増倍管の位置に依存 する。 各光電子増倍管内の抵抗RX-、RX+、RY-およびRY+は、図2Bでは電流 発生器記号により表される、前記光電子増倍管の出力50に接続される。それら は、それぞれ図2AではLX-、LX+、LY-、およびLY+と示される共通収集 行にも接続される。 配線LX-、LX+、LY-、およびLY+は、それぞれアナログ積算器52X- 、52X+、52Y-、および52Y+に接続され、これらの積算器を介してアナ ログ/デジタル変換器54X-、54X+、54Y-、および54Y+に接続される 。変換器54X-、54X+、54Y-、および54Y+からの出力は、デジタル処 理回路56に供給される。配線LX-、LX+、LY-、およびLY+はまた、エネ ルギーチャネルと呼ばれる1つの共通チャネルに接続される。このチャネルは、 さらに積算器57およびアナログ/デジタル変換器58を備え、その出力は処理 回路56に供給される。 図2中の装置は、以下の式(米国特許第4,672,542号)に従って相互作用の位 置を計算するために使用される: X=(X+−X-)/(X++X-) および Y=(Y+−Y-)/(Y++Y-) ここでは、XおよびYが結晶上での相互作用の位置の2つの直交方向に沿った座 標であり、X+、X-、Y+、Y-が、それぞれ積算器52X+、52X-,52Y+ 、52Y-によって出力される加重された信号を表す。 XおよびYの値、つまり結晶と相互作用したガンマ線の総エネルギーEが、デ ジタル処理回路56により算出される。さらに、この値は、例えばフランス特許 第2 669 439号に説明する方法で、画像を生成に使用される。 相互作用位置の計算は、事象ごとに、言い替えると検出されるガンマ線光子ご とに、発生する発光光子の数および光電子数に関する統計的ポアソンゆらぎに起 因する不確実性の影響を受ける。変動の標準偏差は、光子または光電子の数が増 加すると減少する。この現象のため、光は、可能な限り注意深く収集されなけれ ばならない。カメラの空間解像度は、シンチレータ結晶上に配置された同じ視準 の点光源に対して計算によって得られる光源位置の分布の中間高さ幅によって特 徴づけられる。 エネルギーが140keVであるガンマ線の解像度は、通常約3mmから4mmであ る。 検出されたガンマ線光子のエネルギーは、光を受けたすべての光電子増倍管の 寄与を合計することにより計算される。それは、統計的な変動の影響を受ける。 カメラのエネルギー解像度は、同じソースに関する、エネルギー分布の平均値に 対する計算によって得られたエネルギー分布の中間高さ幅の比率によって特徴づ けられる。 エネルギー解像度は、通常、エネルギーが140keVのガンマ線の場合約9%から 11%である。 最後に、アンガー型ガンマカメラには、それが、非常に単純な手段による光電 子増倍管信号の重心のリアルタイム計算を可能にするという利点がある。 前記システムは、構成要素の数は少ない。さらに、光電子増倍管からの信号を 導線に集めるために使用される抵抗は、それほど高価ではない。 しかしながら、この種のカメラには、カウント率が低いという重大な欠点も存 在する。カウント率とは、事象数、言い替えると、カメラが単位時間あたりに処 理することができるガンマ線光子とシンチレータ間の相互作用の数である。 カウント率の制限の1つは、特に、シンチレータ結晶内の別個のポイントでほ ぼ同時に発生する2つの事象をカメラが処理することができないという事実によ る。 同時に、しかし幾何学的には別の場所で発生する事象は、収集配線LX-、L X+、LY-、およびLY+に集積、区別することができない電気信号を発生させ る。これらの事象は、画像作成の場合も「失われる」ことになる。 カウント率の制限は、従来の医療イメージ技法に関しては重大な制約ではない 。前述のように、コリメータは非常に多数のガンマ線を停止するが、実際にはわ ず かな数の事象だけが検出される。 ただし、ガンマカメラは、カウント率の制限が許容できない制約となる他の2 つの医療用画像技法においても使用される。 これらの技法は、「伝達減衰の補正」および「同時PET(陽電子放射断層撮 影法)」と呼ばれる。 伝達減衰の補正技法は、医療用画像の作成中に、調べられる器官を取り囲む患 者の組織に特有な減衰を考慮することから成り立つ。この減衰を決定するために 、患者の体を通ってガンマカメラまでのガンマ線の伝達が測定される。これは、 患者を、きわめて活性の高い外部線源とガンマカメラ検出ヘッドの間に置くこと によって行う。このようにして、伝達された放射線を測定するとき、多数の事象 がシンチレータ結晶内で発生する。単位時間あたりの多数の事象が発生すると、 複数の事象がほぼ同時に発生する可能性が高くなる。したがって、従来のアンガ ー型カメラは、適していない。 PET技法は、患者に陽電子を放射することができるF18のような元素を注入 することから成り立つ。陽電子および電子の中性化により、511keVのエネルギー を持つ2つのガンマ線光子が互いに反対向きに放出される。PETイメージ技法 は、この現象を利用する。この技法では、使用される検出ヘッドには、コリメー タは装備されていない。同時処理と呼ばれる電子情報処理は、同時に発生する事 象を選択し、ガンマ線光子の軌道を計算する。 したがって、検出ヘッドは、高いガンマ線束にさらされる。従来のアンガー型 ガンマカメラのカウント率は、通常、この種の用途には制限されすぎている。 誘導のために、PETイメージにおいては、少なくとも毎秒1x106回の事 象が正常な動作に必要とされるが、アンガー型ガンマカメラは、通常、毎秒1x 105事象検出で動作する。 前記アンガー型ガンマカメラの別の制限は、事象の重心の計算が、検出ヘッド の構造により固定され、特に各光電子増倍管ごとの抵抗RX-、RX+、RY-、 RY+の選択により変更することはできないという事実である。同様に、エネル ギー計算は、1つの共通したチャネル(エネルギーチャネル)上で光電子増倍管 を配線することにより固定される。 したがって、高いカウント率のガンマカメラの使用を可能にする、装置および 方法が作成されることが必要とされる。発明の開示 本発明の対象は、N個の光検出器に信号を誘導する事象の、N個の光検出器に 対する位置P0の決定方法であり、この方法は、 a)各光検出器により出力される信号をデジタル化し、各光検出器が出力する信 号のエネルギーを表す値Ni,jを計算するステップと、 b)列iごとに、 −光検出器のセットで事象により誘導される総エネルギーに対する列の寄与、 −事象の重心のX値に対する列の寄与、 −事象の重心のY値に対する列の寄与、 を求めるステップと、 c)−事象により光検出器のセットに誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関する事象の重心の座標(X0、Y0)と、 を求めるステップと、を含む。 この種の方法は、デジタル化されたデータを処理することが可能であり、位置 信号P0、つまりより詳細には、N個の光検出器のセットに関して、事象の重心 の1組の座標(X0、Y0)を得ることができる。 この方法は、「伝達減衰補正」および「同時PET」測定の場合に非常に有利 な、カウント率の高いガンマカメラの動作に使用することができる。 高いカウント率は、光検出器読取りの数の制限なく達成される。これは、使用 される平行度および大量のパイプライン処理、言い替えると連続する単一動作に よる。 前記のように、本発明に従った方法は、この計算を並列で実施することにより 、光検出器のデジタル化された寄与の重心の計算を加速することができる。 各光検出器に対応するデジタル化されたデータが記憶された後に読み取られる 方法は、高いカウント率と矛盾しない事象の重心の計算を行うには十分ではない 。 光検出器は、直列モードで、または並列モードで読み取られてもよい。 −直列モード:光検出器は、直列バスで次々に読み取られる。 −並列モード:同じ行の複数の光検出器が、列バス上で同時に読み取られる。 例えば、100nsecが必要である(桁を示す非制限的な値)と仮定した場 合、直列モードで毎秒330,000事象という最大カウント率を示す30の光 検出器を読み取るには、3μsecが必要となる。6つの100 nsecの読 取りステップが、6つの列バスで並列モードで実施される場合、毎秒160万事 象を超えるカウント率に相当する、600 nsec以内に36個の光検出器が 読み取られる。これには、演算によってカウント率が制限されないように、この スループットを利用できることも必要となる。これは、本発明に従った方法を使 用すれば可能である。 明らかに、本発明の概念において、列は行で置換することができ、計算原理は 同じままとなるだろう。 事象の推定位置を検出するために予備ステップを実施することが可能である。 この場合、N個の光検出器の中のN1個の光検出器のサブセットが、この推定位 置の周辺で区切られ、これらのN1個の光検出器からの信号だけが前記ステップ bおよびcを実施するために使用される。 別の態様に従って、事象の重心の座標(X0、Y0)がN個の光検出器に基づい て決定された後に、 d)P0と、ステップb)およびc)で使用される各光検出器の間の距離di,jを 決定するステップと、 e)Kがdi,jの関数である場合に、考慮された各光検出器によって出力される 信号Ni,jを加重し、加重信号値Ni,j=K*i,jを取得するステップと、 を実施することができる。 さらに、 b')列iごとに、加重済み信号N’i,jの値を使用して、 −光検出器のセットにおいて、事象により誘導される総エネルギーに対する列 の寄与と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を求めるステップと、 c')加重済み信号N’i,jの値を使用して、 −光検出器のセットにおいて事象により誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に基づく事象の重心の新しい座標(X’0、Y’0)と、 を求めるステップと、を実行することが可能である。 したがって、取得される位置の値の精度が改善される。 別の態様に従って、N個の光検出器に関する事象の重心の座標P0(X0、Y0 )が決定された後に、 d')P0と、ステップb)およびc)で考慮された各光検出器の間の距離di,j を決定するステップと、 f)di,jの値ごとに、値Dと比較するステップと、 0の場合の値Ni,j *PDを求めるステップと、を実施することができる。 したがって、総エネルギーの新しい値は、値Ni,j *PDの関数として求めるこ とができる。 したがって、エネルギーの精度が改善される。 本発明の他の対象は、前述された方法を実現するための装置である。 この装置は、 a)各光検出器により出力される信号をデジタル化し、各光検出器により出力さ れる信号のエネルギーを表す値Ni,jを計算するための手段と、 b)列iごとに、 −光検出器のセットにおいて、事象により誘導される総エネルギーに対する列 の寄与と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を求める手段と、 c)−光検出器のセットで事象により誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関して事象の重心の座標と、 を求める手段と、を備える。図面の簡単な説明 本発明の特徴および利点は、以下の説明によって明らかになる。この説明では 、添付の図面を参照して、実施態様について行うが、この実施態様は決して制限 的ではない。 図1は、既知の型のアンガーカメラの検出ヘッドを通る断面図である。 図2は、前述されたように、図1に従った検出ヘッドで光電子増倍管から発す る信号を収集し、符号化するための装置を示す。 図3は、光検出器のセットの相互接続を示す。 図4は、本発明の実施態様に関して、光検出器のセットを読み取るための装置 を示す。 図5は、本発明の実施態様に関して、列演算子の構造を示す。 図6は、本発明の実施態様に関して計算システムの構造を示す。 図7Aおよび図7Bは、関数Kの例である。 図8は、各光検出子の加重寄与の計算でのステップを示す。 図9は、本発明の別の実施態様の計算システムの構造を示す。 図10は、各光検出器の加重寄与の計算のステップ、およびエネルギーの計算 で考慮される光検出器を決定するためのステップを示す。 図11は、本発明の別の実施態様の計算システムの構造を示す。 図12は、本発明の別の実施態様の列演算子の構造を示す。 図13は、本発明の別の実施態様の計算システムの構造を示す。 図14は、この光検出器からのデータの処理のための光検出器に結び付いた回 路を示す。 図15Aおよび図15Bは、光検出器により出力されるアナログ信号(図15 A)、および対応するデジタル化されたアナログ信号(図15B)を示す。 図16は、事象の推定位置を決定するための装置の実施態様を示す。発明の実施態様の詳細な説明 本発明は、ガンマカメラにおける光電子増倍管に関して詳細に説明する。ただ し、この説明は必ずしもガンマカメラの一部ではない、あらゆる光検出器にも等 しく有効である。 図3は、ガンマカメラヘッドを構成する光電子増倍管60、60−1、60− 2などのセットを示す。各光電子増倍管は、光電子増倍管のセットでのその位置 (i,j)により特定される。さらに精密には、光電子増倍管の中心i,jの2 つの軸X、Yに沿った座標は、XCi,jおよびYCi,jで示される。 各光電子増倍管から出力される信号は、個別にデジタル化され、処理される( 積分、補正など)。各光電子増倍管は、事象が検出されたときに各光電子増倍管 の寄与を記憶するために使用される記憶装置レジスタレベルを備える。これらの 態様は、図13−14Bを参照して後述する。 光電子増倍管ネットワークは、行および列で編成され、同じ列の光電子増倍管 記憶装置レジスタからのすべての出力は、バス62(列バス)に接続される。列 バスは、1つの直列バス64で収集される。 手段66は、他の列に無関係に各列を選択するために使用される。例えば、こ れらの手段66は、読取りシーケンサ68(図4)により制御されてもよい。 光電子増倍管ネットワークが大きすぎないときには、光電子増倍管のセットが 使用できる。 ただし、光電子増倍管ネットワークが大きいとき(例えば、50光電子増倍管 と100光電子増倍管の間)、最初に、図15に関して後述される方法を使用し て、事象の補正されていない位置を決定する。 事象の相互作用領域を知っているという事実が、相互作用の位置およびエネル ギーを計算するために使用しなければならない光電子増倍管の数を少なくする。 通常は、相互作用が発生する光電子増倍管を取り巻く2つの光電子増倍管リング だけが重要な情報を記憶する。 推定される位置の精度が不十分であるため、多くの場合は、厳密に必要な(例 えば、多くの場合、事象あたり最高25読取りまたは30読取り)より大きな領 域を読み取る必要がある。事象を処理するために記憶装置レジスタを読み取るの に必要な時間は、機械のカウント率(毎秒処理される事象数)に直接的な影響を 及ぼす強制的な動作である。 図4は、さらに精密に、本発明の実施態様の装置を図解する。 読取りシーケンサ68は、光電子増倍管ごとに記憶装置レジスタの内容を読み 取る。光電子増倍管Ni,jを、列iおよび行jの記憶装置レジスタの内容にする 。 Ni,jは、実際には、事象に応えて光電子増倍管i,jにより出力される信号の デジタル積分を表す。 手段70は、事象の推定位置または補正されていない位置を決定する。これら の手段はさらに詳細に後述する(図15)。 読取りシーケンサ68は、マルチプレクサ74による列のアドレス指定を制御 する。総エネルギーに対する、重心のX成分(XC)に対する、および重心のY 成分(YC)に対する各列の寄与は、マルチプレクサを通して列のアドレス指定 によって、または計算シーケンサ68を通して直接的に、計算システム76に転 送される。 各推定位置の回りで使用される列および行の数は、決定の不正確さに基づいて 定める。図4においては、36(6x6)光電子増倍管が使用される。一般的に はN個の光電子増倍管のフィールドの場合、必要とされる精度に応じてN1個の 光電子増倍管(N1<N)を使用することが必要になる。図4では、N=11 X9およびNj=6 x 6である。 その結果、各事象に対応する推定位置(PP)があり、6つの連続行および6 つの連続列に位置するN1(36)個の光電子増倍管のセットが、情報が記憶さ れるすべての光電子増倍管が選択されるように、各推定位置に対応させられる。 読取りシーケンサ68は、各読取りステップ(100 nsecごと)に、推定 位置の関数として以下を供給する。 −マルチプレクサ74にとって、それが、読み取られる列バスを計算装置76に 向けることができるために必要なコマンド、 −第6読取り時間の行n+5を読み取るまで、最初の読取り時間の間、列バス上 の行nによって制御される記憶装置レジスタ、および第2の読取り時間の間、行 n+1によって制御される記憶装置レジスタなどを提示するための行選択信号、 −列バス上に提示される光電子増倍管の中心の座標XCおよびYC。 シーケンサは、EPROMの形式で作成されてよい。メモリページは、各推定 位置に対応し、計算に必要なコマンドおよび値は、このメモリページに説明され る。このページは、EPROMの低アドレスを起動するカウンタ72を使用して 、行単位で読み取られる。 事象のXおよびYでのエネルギーおよび/または位置は、以下のように要約す ることができる。 a)事象のエネルギーとは、推定される位置を取り巻くすべての光電子増倍管の 寄与の合計である。 この表現は、以下のようにも書くことができる。 この場合、 は、列iでの6つの光電子増倍管の寄与の総計であり、エネルギーEは、6つの 列で取得されるエネルギーの合計である。 b)事象の位置は、重心法を使用して計算される。 この場合、XCi,jは、列iおよび行jに位置する光電子増倍管の中心の座標で ある。この場合、YCi,jは、列iおよび行jに位置する光電子増倍管の中心の座標で ある。 前述されたように、私達は、以下のように書くこともできる。 この場合、 は、列iの6つの光電子増倍管の重心のX座標に対する寄与である。 この場合、 は、列jの6つの光電子増倍管の重心のY座標に対する寄与である。 N1個の光電子増倍管のセットが、6x6光電子増倍管の代わりにだけ考慮さ れる場合は、前記公式は依然として適用可能であり、合計は対応する行および列 に適用される。 ここでは、計算装置76の構造を、図5および6を参照してさらに詳細に説明 する。 図5は、各列に接続され、それ以降列演算子と称する手段80を示す。 列光電子増倍管の値Ni,jに加えて、この装置は、例えば、読取りシーケンサ 68によって出力される、対応する光電子増倍管の中心のXCi,jおよびYCi, ,も受け取る。X座標は、ガンマカメラのフィールド内の光電子増倍管の実際の 位置を考慮に入れなければならないため、必ずしも同一の列ではない。同じこと は、Y座標にも当てはまる。例においては、列バスからの各出力は、列演算子8 0の入力に接続される。 各列演算子80は、3つの動作を、好ましくは並列で実行する。 第1動作は、エネルギーに対する列の寄与を計算することから成り立つ。例え ば、シーケンスの始めに初期化された後、アキュムレータ82は、列の6つの光 電子増倍管の値Ni,jを合計し、結果をレジスタ84に記憶する(RSEcol )。6つのレジスタ(RSEcol1からRSEcol6)からの出力は、1つ の共通バスBECOL上でグループ化される。 第2動作は、重心のX値に対する列の寄与を計算することから成り立つ。例え ば、シーケンスの始めに初期化された後、掛け算器−アキュムレータ86が、列 の6つの光電子増倍管の重心のX値に対する寄与を合計し、結果をレジスタ88 (RSXcol)に記憶する。6つのレジスタ(RSXcol1からRSXco l6)の出力は、1つの共通したバスBXCOL上でグループ化される。 第3動作は、重心のY値に対する列の寄与を計算することから成り立つ。例え ば、初期化された後、第2掛け算器−アキュムレータ90は、列の6つの光電子 増倍管の重心のY値に対する寄与を合計し、結果をレジスタ92(RSYcol )に記憶する。6つのレジスタ(RSYcol1からRSYcol6)からの出 力は、1つの共通バスBYCOL上でグループ化される。 6回の読取り時間の最後に、第1読取りの結果が記憶されるため、その作業を 完了した6つの列演算子が、別の読取りに使用できるようになる。 これらの計算動作に平行して、光電子増倍管の値Ni,jおよび座標XCi,jおよ びYCi,jが、それらが後にも使用できるように、FIFO型システム94に 記憶されてもよい。 さらに、重心のX値およびY値のエネルギーに対する、および座標に対する寄 与がグループ化される。このグループ化は、参照80−1...、80−6が図5 を参照して前述された種類の6つの列演算子を示す図6を参照して説明する。 アキュムレータ96は、シーケンスの始めに初期化され、BECOLバスを通 した入力を受け取り、6つのレジスタRSEcol1からRSEcol6の合計 を計算し、結果をレジスタ98(ENERGY)に記憶する。このレジスタの内 容は、推定位置を取り囲む36の光電子増倍管のエネルギー寄与の合計、したが って事象のエネルギーを表す。 第2アキュムレータ100は、BXCOLバスを通して入力を受け取り、6つ のレジスタRSXcol1からRSXcol6の合計を計算し、結果をレジスタ 102(RXN)に記憶する。このレジスタの内容は、以下を表す。 第3アキュムレータ104は、BYCOLバスを通して入力を受け取り、6つ のレジスタRSYcol1からRSYcol6の合計を計算し、結果をレジスタ 106(RYN)に記憶する。このレジスタの内容は、以下を表す。 したがって、RSEcol1レジスタ、RSXcolレジスタおよびRSYc olレジスタは、それらが列演算子により使用できるように解放され、したがっ て、アキュムレータは別の事象を処理するために再び使用できるようになる。 最後に、事象の相互作用ポイントP0のX0座標およびY0座標は、分割器10 8を使用して以下の2つの除算、 X0=RXN/ENERGY、および Y0=RYN/ENERGY を記憶装置レジスタ98,102、106が解放できるように、6回より少ない 読取り回数計算される。市販の(例えば、レイセオン(RAYTHEON)32 11などの)積分式パイプライン分割器は、容易にこれらの性能を達成すること ができ、2つの除算を連続して行う単一パッケージを使用することも可能である 。 したがって、事象の位置P0が取得され、この位置のX0およびY0座標がレジ スタ110(RX0およびRY0)に記憶される。除算と同時に、エネルギーは、 レジスタ98を次の事象のために解放するよう、レジスタ98からレジスタ11 2にパイプライン処理される。 取得されたX0、Y0値は、特定の精度を持つ特定の結果を提供し、状況によっ ては満足のいかないものである場合がある。 しかしながら、結果の精度(言い替えれば、空間解像度)は、重心の「加重」 計算がこの計算に加えられると、大幅に改善できることが判明した。以下では、 図8から図13を参照して、この計算を前記と互換性のある並列システムにどの ように挿入するかを説明する。 以下においては、前記方法を使用して取得された結果は、加重重心と対照的に 、未加重重心と呼ぶ。 いったん未加重重心P0(X0、Y0)が算出されると、各光電子増倍管の中心 からP0までの距離di,jが計算でき、値Ni,jが、kがdi,jの関数である場合に 、N’i,j=K*(Ni,j)となるように、N’i,jと呼ばれる新しいNi,jを計算 することにより加重することができる。 関数Kは、経験に基づいて求められ、各種の光電子増倍管および各光収集ジオ メトリに対応する。 一般的には、関数Kは、 −(それがその中心に近いときに、事象を受け取る光電子増倍管の寄与を最小限 に抑えるために)小さいdi,jの場合には1より小さい。 −(第1のリング光電子増倍管、言い替えると事象を受け取る光電子増倍管に最 も近い光電子増倍管の寄与を増加するために)di,jが光電子増倍管のサイズと 同じ桁であるときに、1より大きい。 −(その寄与の信号/雑音比が悪化するため、相互作用位置から距離が増すにつ れて、光電子増倍管の寄与を削減するために)di,jが大きくなると、ほぼゼロ である。 図7Aは、関数K(d)の第1の例を示す。この第1例は、75mmの正方形 の光電子増倍管に適用可能である。(5mmピッチの)dの特定の値のKの値は 、以下の表Iに示される。 表I 図7Bは、関数K(d)の第2例を示す。この第2例は、60mmの六角形の 光電子増倍管に適用可能である。(5mmピッチの)dの特定の値のKの値を、 以下の表IIに示す。 表II 実現の観点から、加重重心の計算は、N’i,jでNi,jを置き換えた後に、未加 重重心の場合と同じように行われる。未加重重心計算の後には、加重計算と呼ば れる、関数Kを使用する加重動作が続く。前記に示した例の場合(6行および6 列で定められる光電子増倍管のセットを選択する)、このタスクは、それぞれが 、6回の読取り回数内で6つの寄与を処理することができる、6つの演算子によ り実施される。 加重重心計算の単純な例は、図8に示される。 未加重重心の計算に使用されたNi,j、Xci,j、YCi,jの値は、基準114 (Ni,jが記憶されるメモリ94(図5)はすでに前述した)として概略を示し たFIFOメモリ内に記憶されている。計算は、列上で動作する加重演算子ごと に、以下に説明されるように、ステップ116−1、...116−6で編成さ れる。−116−1:第1値Ni,j、および対応する光電子増倍管XCi,jおよび YCi,jの中心の座標(FIFOで書き込まれる第1値およびしたがって、読み 取られた第1の値)を検索し、加重演算子を入力レジスタ118に記憶する。同 時に、演算子に対する入力時での値X0およびY0は、メモリ119に記憶される 。P0は変更されないため、この記憶動作は、Ni,j、XCi,jおよびYCi,jの次 の5つの獲得には繰り返さない。 −116−2:dX=|XCi,j−X0|および同時にdY=|YCi,j−Y0|を 計 算し、dX、dY、Ni,j、XCi,jおよびYCi,jをメモリ120、122、1 24に記憶する。それから、ステップ116−1に使用されるレジスタが解放さ れてから、次の光電子増倍管の値を記憶するために使用することができる。それ から、次の光電子増倍管は、6番目まで、前記の光電子増倍管と同じように処理 される。 −116−3:(dX)2=dX*dX、および同時に(dY)2=DY*DYを計 算し、(dX)2、(dY)2、Ni,j、XCi,j、およびYCi,jをメモリ126 ,128、130に記憶する。それから、ステップ116−2出力レジスタが解 放される。 −116−4:d2=(dX)2+(dY)2を計算し、d2、Ni,j、XCi,j、お よびYCi,jをレジスタ132、134に記憶する。それから、ステップ116 −3出力レジスタが解放される。 −116−5:関数K=f’(d2)を含むEPROM136を、d2を含むレジ スタを通してアドレス指定する。K=f(d)が既知であるときにはK=f’( d2)を取得することが容易であることを理解すれば、これにより、d2の平方根 を抽出する必要性が回避される。それから、K、Ni,j、XCNi,j、およびYCi,j は、レジスタ138および140に記憶されてから、ステップ116−4出 力レジスタが解放される。 −116−6:N’i,j=K*i,jを計算し、N’i,jJ、XCi,j、およびYCi ,j をレジスタ142および144に記憶する。それから、ステップ116−5レ ジスタが解放される。 各計算ステップが、1回の読取りステップ(通常は100 nsec)の間に 実施されるには十分に単純であるため、このようにして分解され、パイプライン 処理された後、N’i,jを計算することは容易である。 図9は、未加重重心、およびそれから加重重心の計算を実現するための、本発 明に従った計算システムを図式により示す。この計算システムは、 −未加重重心を計算するための第1計算サブシステム146を備える。この第1 サブシステムは、エネルギーの計算値および未補正位置の座標を記憶するために レジスタ110および112(図6を参照)を備える。 −加重を計算するための第2計算サブシステム148を備える。この第2サブシ ステムは、図8に関して前述されたタイプである。 −加重重心X1、Y1を計算するための第3計算サブシステム150を備える。こ の第3サブシステムは、図5および図6に関係して説明される型のアーキテクチ ャを有する。 加重重心の出力は、事象の位置の新しい座標X1、Y1を示す。エネルギーの値 は、計算が実施されているのと同時に求めることができる。事象のエネルギーお よび座標は、同じレジスタ152内の最終出力として得られる。 加重重心を計算することにより、位置精度を高めることができる。 P0から求められた値より少ない距離にある光電子増倍管だけを使用して計算 する場合、エネルギー計算の精度も高めることができる。このようにして、N1 光電子増倍管の間で、本質的には雑音から構成される寄与を行う光電子増倍管を 排除することができる。これらの光電子増倍管の数が、位置P0が光電子増倍管 フィールドの縁に近いときにより大きくなることに注意を要する。図10は、加 重重心およびフィルタリングされたエネルギーの計算の実現を示す。 図8の参照番号と同一の参照番号は、同一のまたは対応する要素を示す。 ステップ156−1、156−2、156−3、156−4は、ステップ11 6−1、116−2、116−3、116−4と同一である。さらに、ステップ 156−5の間に、d2は値D2と比較され、この場合、Dは、それを越えると光 電子増倍管の寄与の信号/雑音比が低すぎると考えられる、相互作用ポイントP0 からの距離である。PDと呼ばれる、比較の結果は、以下の値に等しい。d2タ133に記憶される。 ステップ156−6の間、値N’i,j *PD(実際には、d2>D2のときには 加えてレジスタ143内に記憶される。 図11は、未加重重心の計算、それから加重重心の計算の実現のための本発明 に基づく計算システムを示す。この計算システムは、以下を含む。 −未加重重心を計算するための第1計算サブシステム166を含む。この第1サ ブシステムは、図9に示されるサブシステム146に類似する。それは、未補正 位置の座標の計算された値を記憶するためのレジスタ110(図6を参照)を備 える。 −加重を計算するための計算サブシステム168を含む。この第2サブシステム は、図10に関して前述される型となる。それは、N’i,j、XCi,j、YCi,j およびNi,j *PDも計算する。 −加重重心X1、Y1およびエネルギーの新しい値を計算するための第3計算サブ システム170を含む。この第3サブシステムのアーキテクチャは、図12およ び図13に関して後述する。 図12は、列演算子180を表す。列光電子増倍管の値Ni,jおよびNi,j *P Dに加えて、計算サブシステム168によって出力される対応する光電子増倍管 の中心の座標XCi,jおよびYCi,jがこの列演算子の中に入力される。 各列演算子180は、好ましくは並列で4つの動作を実行する。 第1動作は、エネルギーに対する列の寄与を計算することから成り立つ。例え ば、シーケンスの始めに初期化された後、アキュムレータ191は、列の6つの 光電子増倍管の値Ni,j *PDを合計し、結果をレジスタ193(RSENcol )に記憶する。6つのレジスタ(RSENcol1からRSENcol6)から の出力は、1つの共通バスBENCOLでグループ化される。 第2動作は、対応する列の合計ΣN’i,jを計算することから成り立つ。例え ば、シーケンスの始めで初期化された後、アキュムレータ182は列の6つの光 電子増倍管の合計ΣN’i,jを取り、結果をレジスタ184に記憶する。 第3動作は、重心のX値に対する列の寄与を計算することから成り立つ。例え ば、シーケンスの始めで初期化された後、掛け算器−アキュムレータ186が、 列の6つの光電子増倍管の重心のX値に対する寄与を合計し、結果をレジスタ1 88(RSXcol)に記憶する。6つのレジスタ(RSXcol1からRSX col6)からの出力を、1つの共通のバスBXCOL上でグループ化する。 第4の動作は、重心のY値に対する列の寄与を計算することから成り立つ。例 えば、初期化された後、第2掛け算器−アキュムレータ190は、列の6つの光 電子増倍管の重心のY値に対する寄与を合計し、結果をレジスタ192(RSY col)に記憶する。6つのレジスタ(RSYcol1からRSYcol6)か らの出力を、1つの共通のバスBYCOL上でグループ化する。 6回の読取り時間の最後に、第1の読取りの結果が記憶されるため、その作業 を完了した6つの列演算子が、別の読取りに使用できるようになる。 それから、重心のX値およびY値のエネルギーに対する、および座標に対する 寄与がグループ化される。このグループ化は、参照180−1、…180−6が 図12に関して前述された型の6つの列演算子を示す、図13。を参照して説明 する。 アキュムレータ195は、シーケンスの始めに初期化され、BENCOLバス を通して入力を受け取り、6つのレジスタRSENcol1からRSENcol 6の合計を計算し、結果をレジスタ197(ENERGY)に記憶する。このレ ジスタの内容は、推定位置を取り囲む36の光電子増倍管の補正済み寄与Ni,j *P Dの合計、したがって事象のエネルギーを表す。 第2アキュムレータ196は、シーケンスの始めに初期化され、BECOLバ スを通して入力を受け取り、6つのレジスタRSEcol1からRSEcol6 の合計を計算し、結果をレジスタ198に記憶する。 第3アキュムレータ200は、BXCOLバスを通して入力を受け取り、6つ のレジスタRSXcol1からRSXcol6の合計を計算し、結果をレジスタ 202(RXN)に記憶する。このレジスタの内容は、以下を表す。 第4アキュムレータ204は、BYCOLバスを通して入力を受け取り、6つ のレジスタRSYcol1からRSYcol6の合計を計算し、結果をレジスタ 206(RYN)に記憶する。このレジスタの内容は、以下を表す。 次に、RSEcolレジスタ、RSXcolレジスタおよびRSYcolレジ スタは、それらが列演算子により使用できるように解放され、したがって、アキ ュムレータは、もう一度別の事象を処理するために使用できるようになる。 最 後に、事象の相互作用ポイントのRX1およびRY1座標は、分割器208を使用 して2つの除算、 RX1=RXN/ΣN’i,j、および RY1=RYN/ΣN’i,j をレジスタ198,202,206が解放できるように、6読取り時間を下回つ て行うことにより訃算される。市販の(レイセオン3211などの)積分式パイ プライン処理された分割器は、容易にこれらの性能を達成することができ、直列 で2つの除算を行う単一パッケージも使用できる。 したがって、事象の位置が取得され、この位置のRX1およびRY1座標がレジ スタ210(RX1およびRY1)内に記憶される。除算と同時に、エネルギーは 、次の事象のためにレジスタ197を解放するために、レジスタ197からレジ スタ212にパイプライン処理される。 したがって、レジスタ210および212は、補正された座標の値、および事 象の補正されたエネルギーの値を記憶する。 前述された発明に従ったシステムの汎用バージョンには大量の電子部品が必要 になるが、プログラムによって動作可能な計算手段(マイクロプロセッサやDS P)を使用するシステムと比較すると、依然として非常に競争力がある。特に、 いくつかの構成においては、その構造は、大幅に簡略化される。例えば、これは 、光電子増倍管の中心が、規則正しい正方形のメッシュ上にあると仮定される、 正方形の光電子増倍管から構成されるガンマカメラヘッドの場合である。この場 合、大部分の演算子を簡略化するピッチの概念(2つの連続する光電子増倍管の 中心の間のXとYでの距離)が使用できる。 ここでは、各光電子増倍管から出力される信号がどのようにして検出され、処 理されるか、特に事象の推定位置がどのようにして計算されるかを説明する。 図14は、単一の光電子増倍管60に接続された装置の部分である。光電子増 倍管60は、電流電圧変換器262に接続される。光電子増倍管により検出され る事象に応えて、信号が、例えば、図15Aに図示される型の電流電圧変換機2 62からの出力264として取得される。 図15Aのグラフの栂座標は、パルスに対応する信号の振幅を示し、横座標は 時間を示す。信号の振幅および時間は、任意の目盛りで示される。t0は、光検 出器により出力されるパルスの開始時刻を示し、t1は、パルスが最大を通りす ぎた後に、ほぼゼロに低下する時点を示す。誘導のため、間隔t1−t0に対応す る期間は、NaI(TI)結晶に結合されるガンマカメラの光電子増倍管のケー スでは、約1マイクロ秒である。 出力端末264上で存在するアナログ信号は、アナログ−デジタル変換器26 6に送られる。この変換器は、図15Bに示されるようにサンプルの数nを採取 する各信号パルスをサンプリングする。2つの連続サンプルが、ステップまたは クロックの間隔p(クロックは1/p Hzで動作する)だけ、分けられる。 例えば、変換器は、n=10サンプルを使用して各信号パルスをサンプリング する。したがって、1マイクロ秒信号の場合、サンプルは100ナノ秒ごとに採 取される。 アナログ−デジタル変換器266は、約10メガヘルツから20メガヘルツの 周波数で動作することができる「フラッシュ」型の高速変換器であるのが好まし い。 アナログ−デジタル変換器266から出力されるデジタル信号は、デジタル加 算器268に送られる。この加算器は、アナログ−デジタル変換器266により それに送信されるサンプルの変化する合計を取る。変化する合計は、指定数のサ ンプルで実施される。例えば、この所定数は、10に等しくてもよい。 各光検出器i,jの場合、この変化する合計、または事象に応えて出力される 信号のデジタル積分は、すでに前述された規模Ni,jに相当する。 同時に、手段268により行われる総和の結果は、レジスタ271に記憶され る。記憶装置関数は、非常に近い時間間隔での複数の事象が記憶できるように、 複数のレジスタから構成されてもよい。 変化する合計の値は、比較手段270に送られる。これらの手段は、変化する 合計の値を、コンパレータ270の入力272での所定の固定されたしきい値と 比較する。このコンパレータは、バイナリ信号を、比較の結果を表す出力274 に送る(例えば、変化する合計の値が設定された基準値より小さい場合には0、 および変化する合計の値が基準値より大きい場合には1)。 このオーバシュートの期間を制限するために、それは、変化する合計の最大と なる時を中心とした時間期間中だけ作動する。これにより、時間的に近いが、検 出器フィールドでは幾何的に異なる事象が分離される。 このウィンドウは、符号化された信号が、基準として、最大を通過する時間を 使用することにより位置決定される。この検出は、エンコーダ出力の現在値を前 記の値に比較することにより、手段288によって行われる。現在値が前記の値 より小さいときには、コンパレータ288がパルスを出力する。このパルスは、 オフセットレジスタ290に送られ、遅延n1が調整され、変化する合計の最大 を中心とする時間ウィンドウを作成する。符号化された信号の最大位置に関する 不正確さ(ほぼ1つのサンプリングステップ)を考慮に入れるためには、時間ウ ばn0=3)であり、3つの内の最小のこの選択が、同じ事象により起動される 光電子増倍管の間のしきい値を超える同時信号を最小限に抑える。 コンパレータ270からの出力で取得される信号、およびオフセットレジスタ 290からの出力信号が、ANDゲート292への入力として適用され、最大を 通りすぎるデジタル信号に関して、必要とされる瞬間でのその出力294に対す るしきい値オーバシュート信号を作成する。 図16は、複数の光検出器60、60−1、60−2から出力される信号を処 理するための、本発明に従った装置を示す。この図では、図10の参照番号に同 一の参照番号が、類似または対応する要素を示す。 この図では、図15Aに関して前述されたタイプのアナログ信号300が、電 流−電圧変換器262の出力から得られることが分かる。図16では、基準30 2は、他の電流−電圧変換器262−1、262−2などから採取されるすべて のアナログ信号の概略を示す。これらのすべての信号は、指定された数の光検出 器、例えば全光検出器などによって出力されるすべてのアナログ信号の合計であ る信号Sを出力する、アナログ加算器298の中に入力される。装置304は、 信号Sがその最大を通過するとき、パルスIを出力する。例えば、この装置30 4は、微分器(コンデンサ、増幅器および増幅器入力と出力の間の抵抗)を備え る。この微分器からの出力は、微分器出力が0に変化するときを検出するコンパ レータに入力される。パルスIは、クロックHによって制御されるステップpを 使用するオフセットレジスタ306に入力される。このレジスタからの出力30 7は、記憶装置パルスと呼ばれ、特に記憶装置レジスタ271を、光検出器60 に対応してトリガする。これは、各光検出器に接続された各記憶装置レジスタも トリガする。オフセットレジスタ306での遅延は、記憶装置信号307の立上 り前部が、合計がレジスタ271の中に記憶されなければならない瞬間と同期す るように調整される。 例えば、光検出器60、60−1、60−2...は、二次元ネットワーク内で 分散されてもよい。 二次元光検出器ネットワークに関して事象の推定位置(つまり補正されていな い位置)を記憶するためには、光検出器内の第1座標方向と読取りアクセスメモ リを接続し、光検出器ネットワークの第2座標方向と読取りアクセスメモリを接 続することが有利である。このネットワークが行および列によって特定されると 、1つの読取りアクセスメモリは、このようにして「行」座標を特定するために 使用することができ、1つの読取りアクセスメモリは「列」座標を識別するため に使用することができる。 さらに詳細には、図6に図示する本発明に従った装置では、(出力がアクティ ブであるときに)相互作用の中心で光検出器を表す出力294は、以下のように 使用される。 −OR回路(402)は、その入力の少なくとも1つがアクティブであるときに 、単一列の光検出器から294型出力を記憶し、アクティブ信号432を作成す る。列ごとに1つの402型回路がある。 −OR回路(412)は、その入力の少なくとも1つがアクティブであるときに 、単一行の光検出器から294型出力を記憶し、アクティブ信号422を作成す る。行ごとに1つの412型回路がある。 422型信号は、列に関して推定位置の座標(280)を出力するようにプロ グラミングされるPROM276のアドレスである。同様に、432型信号は、 行に関して推定位置の座標(281)を出力するようにプログラミングされる第 2PROM277のアドレスである。1組の値(280、281)によって表さ れる推定位置は、すべての光検出器の寄与が、その対応するレジスタ(271) に記憶されるのと同時に、レジスタ322に記憶される。この記憶動作は、レジ スタ306により作成される信号307によりトリガされる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月10日(1998.12.10) 【補正内容】 エネルギーが140 keVであるガンマ光線の解像度は、通常約3mmから 4mmである。 検出されたガンマ線光子のエネルギーは、光を受けたすべての光電子増倍管の 寄与の合計を取ることにより計算される。それは、統計上の変動によっても影響 を受ける。カメラのエネルギー解像度には、計算されたエネルギーの分布の中間 高さでの幅の、同じソースに対する分布の平均値に対する比率によって特徴づけ られる。 エネルギー解像度は、通常、エネルギーが140 keVであるガンマ光線の 場合 約9%から11%である。 最後に、アンガー型ガンマカメラには、それが非常に単純な手段を用いて光電 子増倍管信号の重心のリアルタイム計算を可能にするという利点がある。 前述されたシステムは、限られた数の構成要素を備える。さらに、光電子増倍 管信号を収集行に注入するために使用される抵抗はそれほど高価ではない。 アンガー型カメラに対する他に類のない改善策が提案されてきた。米国特許第 A−5 576 547号は、検出器により受け取られる総エネルギーの計算を 補正し、それを使用し事象の補正位置を演繹する方法を提案する。 既知の事象位置に関して、多様な検出器により捉えられるエネルギーのヒスト グラムを構築することにより、補正表が作成された。 これらの表は、事象の位置を補正するために使用される。特許中の説明は、特 に、表を作成し、使用するこの問題を志向するものである。その結果、説明には 、計算について記載はなく、情報はセンサから移送する。特に、それには、事象 カウント率を高める手段については記載されていない。 しかしながら、ANGERカメラには、低カウント率であるという重大な欠点 がある。カウント率とは、事象数、言い替えると、カメラが単位時間あたりに処 理することができる、ガンマ線光子とシンチレータの間の相互作用の数である。 カウント率の制限の1つは、特に、カメラが、シンチレータ結晶内の別個のポ イントでほぼ同時に発生する2つの事象を処理することができないという事実に よる。 同時では有るが、幾何学的に別個の事象は、LX-、LX+、LY-、およびL Y+収集行に集積され、もはや区別することができない電気信号を作成する。こ れらの事象は、イメージの形成の場合にも「失われる」。 この、集積を考慮し、それを補正する問題は、欧州特許出願第0 252 5 66号に記載されている。 この出願で説明される装置は、各検出器により出力される信号をデジタル化す る手段を備え、各検出器からのエネルギーは、現在の事象が発生している間に発 生する事象により追加されるエネルギーを考慮するための補正によって計算され る。 カウント率の制限は、従来の医療イメージ技法では重大な制約ではない。前述 されたように、コリメータが非常に多数のガンマ光線を停止するので、実際には 少数の事象だけが検出される。 ただし、ガンマカメラは、カウント率の制限が許容できない制約となっている 2つのそれ以外の医療イメージ技法でも使用される。 これらの技法は、「伝達減衰補正」および「同時PET(陽電子放射断層撮影法 )と呼ばれる。 伝達減衰技法の補正は、医療イメージの形成中に、調べられる器官の回りにあ る患者の器官に固有の減衰を考慮することから成り立つ。この減衰を求めるため に、ガンマ放射線の患者の体を通ってガンマカメラまでの伝達が測定される。こ れは、大いにアクティブな外部ソースとガンマカメラ検出ヘッドの間に患者を置 くことによって実行される。したがって、伝達された放射線を測定するとき、多 数の事象が、シンチレータ結晶で発生する。単位時間あたりの多数の事象は、複 数の事象を有する確率も高める。 1.行および列単位で行列状に配置されたN個の光検出器のセットを利用して、 X、Y座標系内で事象の位置P0(X0、Y0)を決定するための方法であって、 i番目の列、およびj番目の行の検出器が、座標系で特定可能であり、事象がN 個の光検出器において信号を誘導し、各光検出器により出力される信号のサンプ リング、デジタル化、およびデジタル化されたサンプルの総和を含み、 a)デジタル化されたサンプルの変化する合計が記憶され、現在の総計が、その サンプルが追加されるたびに記憶され、最終合計が、i番目の列、およびj番目 の行で光検出器ごとにセンサにより出力されるエネルギ−Ni,jを表すステップ と、 b)i番目の列ごとに、 −光検出器のセット内の事象により誘導される総エネルギーに対する列の寄与 と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を求めるステップと、 c)−ステップbで計算される列ごとの寄与の総和により、光検出器のセット内 での事象により誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関して、事象の重心の座標(X0、Y0)と、 を、求めるステップとを、 含むことを特徴とする方法。 2.事象の推定位置の検出のための予備ステップを含む、請求項1に記載の方法 。 3.また、事象の推定位置の近傍のN個の光検出器のセットの間で、N1個の光 検出器のサブセットの範囲設定のためのステップを含み、このサブセットのN1 個の光検出器からの信号だけを、ステップb)およびc)に従って処理する、請 求項2に記載の方法。 10.光検出器が、ガンマカメラの光電子増倍管である、請求項1から9のいず れか1項に記載の方法。 11.請求項10に従った方法を実現する、伝達減衰の補正でのイメージング方 法。 12.請求項10に従った方法を実現する、PET同時イメージング方法。 13.N個の光検出器のセットに関して、事象の位置P0を決定するための装置 であって、この事象がN個の光検出器、各光検出器(60)により出力される信 号をデジタル化し、各光検出器により出力される信号のエネルギーを表す値Ni, j を計算する手段(126,268)で信号を誘導し、デバイスが、 b)列iごとに、 −光検出器のセット内で事象により誘導される総エネルギーに対する列の寄与 と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を求める手段(82,86,90)と、 c)−光検出器のセット内で事象により誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関して事象の重心の座標(X0、Y0)と、 を決定する手段(96、100,104,108)と、 を備えることを特徴とする装置。 14.事象の推定位置を検出する手段(70)を備える、請求項13に記載の装 置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノカ,アラン フランス国 F―38610 ジエール,リュ ドゥ ラ フォンテーヌ 42

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.N個の光検出器のセットに関して事象の位置P0を求めるための方法であっ て、この事象がN個の光検出器内で信号を誘導し、 a)各光検出器により出力される信号をデジタル化し、各光検出器によって出力 される信号のエネルギーを表す値Ni,jを計算するステップと、 b)列iごとに、 −光検出器のセット内で事象により誘導される総エネルギーに対する列の寄与と 、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を求めるステップと、 c)−光検出器のセット内での事象により誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関して事象の重心の中心の座標(X0,Y0)と、 を求めるステップとを備える方法。 2.事象の推定される位置の検出のための予備ステップを含む、請求項1に記載 の方法。 3.事象の推定位置の回りのN個の光検出器のセットの間でN1個の光検出器の サブセットの範囲設定のためのステップを備え、このサブセットのN1個の光検 出器からの信号だけをステップb)およびc)に従って処理する、請求項2に記 載の方法。 4.事象の重心の座標(X0、Y0)をN個の光検出器に関して決定した後に、 d)P0と、ステップb)およびc)で信号が使用される光検出器のそれぞれの 間での距離di,jを決定するステップと、 e)Kがdi,jの関数である場合に、加重信号値N’i,j=K*i,jを取得するた めに信号がステップb)およびc)で使用される各光検出器により出力される信 号Ni,jを加重するステップと、を備える、請求項1から3のいずれか1項に記 載の方法。 5.関数Kが、 −di,jが光検出器のサイズより小さい場合に1より小さく、 −di,jが、光検出器のサイズより大きい桁または同じ桁である場合に1より 大きく、 −di,jが、光検出器のサイズに比較して大きい場合に、ほぼ0に等しい、 請求項4に記載の方法。 6.b’)−光検出器のセット内の事象により誘導される総エネルギーに対する 列の寄与と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を、列iごとに、加重信号、N‘i,jの値を使用して求めるステップと、 c’)光検出器のセット内の事象によって誘導される総エネルギーと、 ―N個の光検出器に関して事象の重心(X‘0、Y’0)の中心の新しい座標と、 を、加重信号N’i,jの値を使用して求めるステップと、 を含む、請求項4また5のいずれか1項に記載の方法。 7.N個の光検出器に関して、事象の重心P0の座標(X0,Y0)を決定した後 に、 d’)P0と、ステップb)およびc)で使用される信号の各光検出器の間の距 離di,jを求めるステップと、 f)di,jの各値に関して、値Dと比較するステップと、 場合にPD≠0である場合に、値Ni,j *PDを求めるステップと、 を含む、請求項1から6の1つに記載される方法。 8.h)値Ni,j *PDの関数として、総エネルギーの新しい値を求めるステップ と、 を含む、請求項7に記載の方法。 9.ステップh)に従ったエネルギーの新しい値が、 b")光検出器のセット内の事象により誘導される総エネルギーに対する各列の寄 与を、値Ni,j *PDの関数として求めるステップと、 c")多様な列に関してb")で取得される寄与を合計することによって、光検出 気のセット内での事象により誘導される総エネルギーを求めるステップと、 で求められる、請求項8に記載の方法。 10.光検出器が、ガンマカメラの光電子増倍管である、請求項1から9のいず れか1項に記載の方法。 11.請求項10に従った方法を実現する、伝送減衰の補正でのイメージ方法。 12.請求項10に従った方法を実現する、PET同時イメージ方法。 13.N個の光検出器のセットに関して事象の位置P0を求めるための装置であ って、この事象がN個の光検出器内で信号を誘導し、 a)各光検出器(60)により出力される信号をデジタル化し、各光検出器によ って出力される信号のエネルギーを表す値Ni,jを計算する手段(266,26 8)と、 b)列iごとに、 −光検出器のセット内での事象により誘導される総エネルギーに対する列の寄 与と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を求める手段(82,86,90)と、 c)−光検出器のセットで事象によって誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関して事象の重心の座標(X0,Y0)と、 を求める手段(96,100,104,108)と、 を備える装置。 14.さらに事象の推定位置を検出する手段(70)を備える、請求項13に記 載の装置。 15.事象の推定位置の近傍のN個の光検出器のセットの間でN1個の光検出器 のサブセットを区切る手段(68,74)を備える、請求項14に記載の装置。 16.d)P0と、信号がエネルギーおよび重心を計算するために使用される各 光検出器の間の距離di,jを決定し、 e)Kがdi,jの関数である場合に加重信号値Ni,j=K*i,jを取得するために 、エネルギーおよび重心を計算するために信号が使用される各光検出器により出 力される信号Ni,jを加重する、ための手段(148)を含む、請求項13か ら15のいずれか1項に記載の装置。 17.関数Kが、 −di,jが光検出器のサイズ小さい場合に、1より小さく、 −di,jが光検出器のサイズより大きい桁または同じ桁である場合に、1より 大きく、 −di,jが光検出器のサイズと比較して大きい場合に、0にほぼ等しい、 請求項16に記載の装置。 18.b')加重信号N’i,jの値を利用する列iごとに、 −光検出器のセット内での事象により誘導される総エネルギーに対する列の寄 与と、 −事象の重心のX値に対する列の寄与と、 −事象の重心のY値に対する列の寄与と、 を決定し、 c')b')で取得される寄与の値を利用して、 −光検出器のセット内の事象により誘導される総エネルギーと、 −N個の光検出器に関して事象の重心の新しい座標(X1,Y1)と、 を求める、手段(150)を含む、請求項16または17のいずれか1項に記載 の装置。 19.d‘)信号が重心およびエネルギーを計算するために使用される、P0お よび各光検出器の間の距離di,jを求め、 f)di,jの各値を値Dと比較し、 g)信号が、重心およびエネルギーを計算するために使用される、光検出器ごと 値Ni,j *PDを求める 手段を備える、請求項13から18のいずれか1項に記載の装置。 20.総エネルギーの新しい値を値Ni,j *PDの関数として求める手段も備える 、請求項19に記載の装置。 21.エネルギーの新しい値を求める手段が、 b")値Ni,j *PDの関数として、光検出器のセット内での事象により誘導され る総エネルギーに対する各列の寄与を決定する手段(191)と、 c")光検出器内の事象により誘導される総エネルギーを決定する手段(195 )と、 を備える、請求項20に記載の装置。 22.光検出器が、ガンマカメラの光電子増倍管である、請求項11から21の いずれか1項に記載の装置。
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