JP2001506574A - シクロオキシゲナーゼ―2阻害剤およびロイコトリエンa4ヒドロラーゼ阻害剤を含有する免疫抑制効果をもつ配合物 - Google Patents

シクロオキシゲナーゼ―2阻害剤およびロイコトリエンa4ヒドロラーゼ阻害剤を含有する免疫抑制効果をもつ配合物

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Abstract

(57)【要約】 移植臓器の受容者拒絶を軽減する上で有用な方法として、また自己免疫疾患の治療を目的として、シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤およびロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤による処置が記述されている。

Description

【発明の詳細な説明】 シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤およびロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害 剤を含有する免疫抑制効果をもつ配合物 発明の技術分野 本発明は、臨床免疫学の分野にあり、免疫抑制性を有する組成物に関するもの である。特に、シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤およびロイコトリエンA4ヒド ロラーゼ阻害剤の投与による、移植された細胞または臓器の受容体の急性あるい は慢性的な拒絶を軽減する方法、ならびに自己免疫疾患、急性または遅延型の過 敏性反応、アレルギー性疾患、肉芽腫、髄膜炎、および敗血性ショックの治療に 役立つ方法が関心をもたれている。 発明の背景 臓器移植を成功させるには、臓器受容体の免疫系の生理学的また薬理学的干渉 を必要とする。免疫学的機構はヒトの種の中で普遍的であるが、臓器提供者と受 容者の間の組織適合性が、恐らくは一卵性型の提供者−受容者の組合わせは別と して、受容体の免疫系の刺激により提供者組織の拒絶に導くかもしれない。臓器 移植受容体、とりわけ同種移植を目標とした受容体、における免疫応答の干渉に 対する一つの解決法は、免疫抑制薬物の使用によるものである。これら薬物は、 例えば腎臓、肝臓、心臓、肺、骨髄および膵臓の移植片を扱う場合、受容体に移 植された臓器の生存を長引かせるために使用される。移植の際の臓器拒絶反応の 軽減に使用できる幾つかの型の免疫抑制薬剤がある。このような薬剤は主な三群 、即ち、抗増殖剤、抗炎症の作用をもつ化合物、およびリンパ球活性化の抑制剤 、に分類される。 細胞毒剤あるいは抗増殖剤群の例は、アザチオプリン、シクロホスファミドお よびメトトレキセートである。化合物アザチオプリンは、プリン代謝の抑制を通 じてDNA合成を阻止することにより作用する。化合物シクロホスファミドはア ルキル化剤であって、酵素作用と細胞増殖を妨げ、細胞のDNA、RNA、およ びタンパク質に結合することによりDNA合成を阻止する。化合物メトトレキセ ートは葉酸拮抗体であって、ヌクレオチドとタンパク質の合成を妨げる。抗増殖 群の薬物は、慢性的な炎症障害をもつ患者および臓器移植受容者において、細胞 増殖を制限することにより効果的な免疫抑制剤となりうる。これらの薬剤は有糸 分裂および細胞分裂を阻止するので、例えば骨髄細胞や胃腸(GI)管内壁細胞 といった高い代謝回転速度をもつ正常な細胞集団に対して重大な細胞毒性の副作 用を及ぼす。従って、このような薬剤は重大な副作用、とりわけリンパ球減少症 、好中球減少症、骨髄減退、出血性膀胱炎、肝臓障害、悪性度発生率増加、脱毛 、GI管障害、および不妊、を有する。 移植の際に使用する第二の免疫抑制薬物群は、抗炎症作用を有する化合物によ り提供される。この薬物群の代表的なものは、一般に副腎コルチコステロイドと して知られ、全体的に全身的な細胞毒性効果を及ぼさないという長所をもつ。こ れら化合物は、通常は炎症反応を妨げるまたは阻害することにより、あるいはサ イトカイン産生を減少させることにより、あるいは走化性を減少させることによ り、あるいは好中球、マクロファージまたはリンパ球の活性化を減少させる、あ るいはエフェクターの機能を減少させることにより作用する。副腎コルチコステ ロイドの典型的な例はプレドニソンおよびプレドニソロンであり、これらは炭水 化物およびタンパク質の代謝ならびに免疫機能に影響を及ぼす。この群に属する 化合物は、時として細胞毒薬剤、例えば抗増殖群の化合物と一緒に使用される。 それはコルチコステロイドが有意に低毒性だからである。しかし、副腎コルチコ ステロイドは効果の特異性を欠き、広範囲の代謝、抗炎症および免疫上の効果を 及ぼしうる。この群の典型的な副作用の例として、臓器受容者の感染症の増加と 傷の治癒の妨害、ならびに血流力学的均衡、炭水化物および骨の代謝および鉱物 質調節の障害が挙げられる。 臓器移植の際に使用される第三の免疫抑制薬物群は、免疫修飾性があり、そし て一般に白血球の活性化を妨げるか抑制する化合物によって提供される。このよ うな化合物は、通常、活性化されたT−細胞エフェクターの機能あるいは増殖を 遮断することにより、あるいはサイトカイン産生を抑制することにより、あるい は血小板、顆粒球、B−細胞、またはマクロファージの作用の活性化、分化、ま たはエフェクターの機能を妨げるか、または抑制することにより作用する。シク ロスポリン群の化合物は、この部類の薬物の主要な例である。このような化合物 はポリペプチド真菌代謝物であって、このものは新たに出会う抗原に対する細胞 応答および体液性応答両方を減少させるようにヘルパーT−細胞を抑制する上で 非常に有効であることが分かった。シクロスポリン類は、サイトカイン産生また は分泌を減少させることにより、そして特に、抗原特異的CD4細胞の活性化を 妨害することにより、IL−2分泌および多くのT−細胞生成物の分泌を妨げる ことにより、かつまた種々な細胞型に対するこれらリンホカインに対する受容体 の発現を妨害することにより、マクロファージおよびリンパ球の活性を変化させ る。特に、シクロスポリンAは、臓器移植における免疫抑制剤として広く使用さ れてきた。他の微生物代謝物の例として、シクロスポリンBおよびシクロスポリ ンGといったシクロスポリン類およびFK−506として知られる他の微生物製 品が挙げられる。シクロスポリンAは体液性免疫ならびに細胞で媒介される反応 を抑制する。シクロスポリンAは、腎臓、肝臓、心臓、膵臓、骨髄、および心− 肺移植片における臓器拒絶に対して必要とされる。シクロスポリンAは自己免疫 および炎症性疾患、例えば慢性関節リウマチ、クローン病、グレーブス病、重篤 な乾癬、無形成性貧血、多発性硬化症、円形脱毛症、天疱瘡および類天疱瘡、皮 膚筋炎、多発性筋炎、ベーチェット病、ぶどう膜炎、肺型ザルコシジオシス(sar cocidiosis)、胆汁性肝硬変、重症筋無力症、およびアトピー性皮膚炎の治療に おいても有用である。 シクロスポリン類は幾つかの重大な欠点を有する。シクロスポリン類は臓器移 植において重要な恩恵を提供するが、シクロスポリン類は非特異的な免疫抑制剤 である。外来抗原に対抗する望ましい免疫反応を低下させることがある。許容投 薬量は拒絶応答を完全には抑制しない。従って、移植組織に対する免疫学的反応 が完全には妨げられないので、プレドニソン、メチルプレドニソロン、および( または)他の免疫抑制剤、例えばモノクローナル抗体、例えば抗−CD3または 抗−CD5/CD7による同時治療を必要とする。シクロスポリン類は多くの臓 器受容者に重大な副作用を起こし、そして肝臓、腎臓、CNSおよびGI管に対 し宿主変動性の効果を示す。有害な副作用のうちの重要なものは腎臓および肝臓 に対する損傷、歯肉組織の増殖症、難治性高血圧、および感染症および悪性度 の発生率増加である。 従って、臓器移植において、とりわけ完全には適合しない提供者−受容者対間 の移植片に対し、効験のある選択的な免疫抑制薬剤に対する要望が残されている 。 プロスタグランジン類とロイコトリエン類は、種々な炎症性疾患状態でつくり 出される脂質媒介物質である。両者ともアラキドン酸の代謝産物である。シクロ オキシゲナーゼ(COX−1とCOX−2)はアラキドン酸からプロスタグラン ジンへの変換を触媒する酵素である。5−リポキシゲナーゼ(5−LO)は、ア ラキドン酸からロイコトリエンへの変換を触媒する。両方の経路の生成物は、ヒ トおよび動物モデルの移植拒絶反応との関連において記述されてきた。これら媒 体の過剰産生は、特に腎臓における移植機能の喪失を促進する役割りを演ずるこ とがある。しかし、組織拒絶反応に対するエイコサノイドの直接の効果を決定す ることに殆ど研究が向けられたことはない。 シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に抑制する化合物が記述されている。米国 特許第5,380,738号明細書は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に抑 制するオキサゾール類を記述している。米国特許第5,344,991号明細書 は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に抑制するシクロペンテン類を記述して いる。米国特許第5,393,790号明細書は、シクロオキシゲナーゼ−2を 選択的に抑制するスピロ化合物を記述している。WO文書WO94/15932 は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に抑制するチオフェンおよびフラン誘導 体を記述している。WO94/27980は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択 的に抑制するオキサゾール類を記述している。WO95/00501は、シクロ オキシゲナーゼ−2を選択的に抑制する化合物を記述している。WO94/13 635は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に抑制する化合物を記述している 。WO94/20480は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に抑制する化合 物を記述している。WO94/26731は、シクロオキシゲナーゼ−2を選択 的に抑制する化合物を記述している。WO文書WO95/15316は、シクロ オキシゲナーゼ−2を選択的に抑制するピラゾリルスルホンアミド誘導体を記述 している。 ロイコトリエンA4ヒドロラーゼを阻害する化合物が、同時出願中の米国特許 願連続第08/321,184号明細書に記述されている。 NSAID類および他の試薬の併用療法はこの分野で公知である。コンビネー ション鎮痛剤が報告された(B.Beaver,Am.J.Med.,77,38(1984)) が、このようなコンビネーションは不利な効果を実質的に減少させない。NSA ID類とステロイドのコンビネーションが記述されている。インドメタシン、ス テロイドおよびリポ多糖類のコンビネーションが脊髄傷害の治療を目的として報 告された(L.Guth等、Proc.Natl.Acad.Sci.USA,91,12308(1 994))。G.Hughes等は日焼けの治療のためにコルチコステロイドとNSA ID類とのコンビネーションを記述している(Dermatology,184,54(1 992))。C.Stewart等(Clin.Pharmacol.Ther.,47,540(1990 ))は、ネプロキセンとメトトレキセートとのコンビネーションは安全であると して述べているが、メトトレキセートと他のNSAID類との同時投与は有毒で あり、時には致命的であると報告した。5−リポキシゲナーゼ/シクロオキシゲ ナーゼ二者の抑制剤とグルココルチコイドとのコンビネーションが皮膚障害の治 療のために記述されている(K.Tramposch,Inflammation,17,531(19 93))。NSAID類とステロイドとのコンビネーションは、患者が他の治療 に対して応答しないときにのみ強膜炎の治療に使用すべきである(S.Lightman and P.Watson,Am.J.Ophthalmol.,108,95(1989))。シクロオ キシゲナーゼ阻害剤、リポキシゲナーゼ阻害剤、コラゲナーゼ阻害剤および細胞 毒剤のコンビネーションが非小細胞性肺がんの治療に使用された(B.Teicher等 ,Cancer.Chemother.Pharmacol.,33,515(1994))。ナプロキセ ンと他のNSAID類とのコンビネーションが関節炎の治療に記述された。R.W illikensおよびE.Segre(Arthritis Rheum.,19,677(1976))は、 アスピリンとナプロキセンとのコンビネーションが、慢性関節リウマチの治療に 対してアスピリン単独よりも効果的であると記述している。ナプロキセンおよび アセトアミノフェンは共に関節炎に伴なう痛みの治療に記述された(P.Seidema n等,Acta Orthop.Scand.,64,285(1993))。しかし、ナプロキセ ンとヨードメタシンまたはイブプロフェンとのコンビネーションは、関節炎の治 療に有利でないと言われる(M.Seifert and C.Englor,Curr.Med. Res.Opin.,7,38(1980))。 テニダップはシクロオキシゲナーゼを阻害し、またサイトカイン修飾性がある と記述された〔F.Breedveld,Scand.J.Rheumatol.,23(補遺100),3 1(1994)〕。世界特許公報(WO Patent Publication)94/02448 号(1994年2月3日発行)は、ヒドロキサム酸誘導体を免疫抑制剤としての 有用性を有する二重の5−リポキシゲナーゼおよびシクロオキシゲナーゼ阻害剤 であると記述している。米国特許第4,595,699号明細書(Terada等)は 、フェニルアルカン酸誘導体を鎮痛、抗炎症および免疫調節活性を有すると記述 している。R.Bartlett等は、チアゾロ(3,2−b)(1,2,4)トリアジ ン−7−オンを、免疫修飾性を有する抗炎症剤であると記述している〔Drugs Ex ptl.Clin.Res.,15,521(1989)〕。J.ShawおよびR.Greatorex〔 Adv.Prostaglandin,Thromboxane,Leukotriene Res.,13,219(198 5)〕は、アスピリンおよびサリチル酸ナトリウムが移植片の生存を長引かせる のに対して、シクロオキシゲナーゼ抑制剤は生存期間を減少させると記述してい る。V.Fimiani等は、自己免疫疾患の治療に活性を示すことのあるいくつかのN SAID類を記述している〔EOS−Revista di Immunologia and Immunofarma cologia,13,58(1993)〕。A.Badger等は、サプレッサー細胞集団の ヨードメタシン増強を記述している〔Immunopharm.,4,149(1982)〕 。J.Shelby等〔Transplantation Proc.,19,1435(1987)〕は、ヨ ードメタシンが輸血で誘発される移植片の延長を逆転させると記述している。D .Latter等はインドメタシンが火傷後の免疫修飾剤として有効であることを示し ている〔J.Surg.Res.,43,246(1987)〕。J.Tarayre等は、イン ドメタシンを、彼等の遅延型過敏症のモデルにおいて効果を有すると記述してい る〔Arzneim.-Forsch./Drug Res.,40,1125(1990)〕。D.Brau n等は、プロスタグランジン シンターゼ阻害剤が、化学療法で誘発された免疫 反応性の減退の防止を助長しうることを示している〔Proc.Am.Soc.Clin.Onc ol.,4,21ミーティング,223(1985)〕。テポキサリン(5−LOお よびCOX二重の阻害剤)およびシクロスポリンの投与が、移植片の抑制対宿主 反応において記述された〔Eung-Leung,等,Transplantation, 60,362(1995)〕が、テポキサリンの効果はアラキドン酸代謝の抑 制と関連づけられるとは考えられなかった。 シクロオキシゲナーゼ−2選択的阻害剤とロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻 害剤とのコンビネーションが、移植片生存を有意に延長させることは報告された ことがない。 発明の説明 移植された臓器に対する受容者の拒絶反応の軽減、あるいは自己免疫または炎 症性の疾患あるいは急性または遅延型の過敏反応、アレルギー反応または喘息性 障害の治療、皮膚炎、関節炎、髄膜炎、肉芽腫、脈管炎、敗血性ショックあるい は移植片対宿主応答の治療は、受容者あるいは治療対象者における免疫応答を妨 げるか抑制する方法により達成することができる。本法は、患者を治療上有効な 量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤とロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤 との免疫抑制性コンビネーションで処置することからなる。 更にまた、本発明は治療上有効な量のロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤 とシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤とからなるコンビネーションを記述するもの であり、後者はDupont Dup 697,Taisho NS−398、メロキシカム、フ ロサリドおよび式I を有する化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩から選ばれる。上記式I中、 Aは部分的に不飽和または不飽和なヘテロシクロおよび炭素環式環から選ばれ る5−員または6−員環置換基であり; R1はヘテロシクロ、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリールから 選ばれる少なくとも1個の置換基であり、そしてR1は置換可能な位置でアルキ ル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシ ル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリール アミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキ シおよびアルキルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換され; R2はアルキル、およびアミノから選ばれ; R3はハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カルボキ シル、シアノアルキル、ヘテロシクロオキシ、アルキルオキシ、アルキルチオ、 アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロシクロ 、シクロアルケニル、アルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アシル、アルキル チオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカルボニ ル、アルアルキルカルボニル、アルアルケニル、アルコキシアルキル、アリール チオアルキル、アリールオキシアルキル、アルアルキルチオアルキル、アルアル コキシアルキル、アルコキシアルアルコキシアルキル、アルコキシカルボニルア ルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノカルボ ニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミノカル ボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルア ミノ、N−アリールアミノ、N−アルアルキルアミノ、N−アルキル−N−アル アルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、アルキ ルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アルアルキルアミノアル キル、N−アルキル−N−アルアルキルアミノアルキル、N−アルキル−N−ア リールアミノアルキル、アリールオキシ、アルアルコキシ、アリールチオ、アル アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスルホニル 、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリールスルホ ニル、N−アルキル−N−アリールアミノスルホニルから選ばれる基である。 本発明は、臓器移植手順に、また種々な病気の状態に対して有用であろうが、 これらに限定されない。例えば、本発明に係るコンビネーションは、移植される 臓器の移植片の受容者を、移植片の受容者拒絶反応を減らすように、あるいは受 容者組織に対する提供者の白血球応答を減らすように処置するために有用な筈で ある。このようなコンビネーションは、とりわけ骨髄、腎臓、肝臓、心臓、心− 肺および膵臓臓器の移植片に対して有用であろう。本発明コンビネーションはま た自己免疫疾患あるいは炎症性疾患に罹り易いか、これら疾患に悩まされている ヒトまたは動物対象における免疫応答を抑制する上でも有用であろう。このよう な処置の可能な疾患の例は、移植片対宿主疾患、全身性紅斑性狼瘡、多発性硬化 症、重症筋無力症、甲状腺炎、グレーブス病、自己免疫溶血性貧血、無形成性貧 血、自己免疫性血小板減少性紫斑病、混合結合組織疾患、特発性アジソン病、シ ェーグレン症候群、インスリン依存性真性糖尿病、慢性関節リウマチ、骨関節症 、皮膚および粘膜上皮の疾患、例えば乾癬(その全形態)、苔せん、慢性湿疹、 およびひこう疹、糸球体腎炎、炎症性腸疾患、クローン病、円形脱毛症、天疱瘡 および類天疱瘡、皮膚筋炎、多発性筋炎、ベーチェット病、ぶどう膜炎、肺型ザ ルコシジオシス、胆汁性肝硬変、およびアトピー性皮膚炎である。本発明コンビ ネーションはまた、アレルギー、例えば喘息症状あるいは喘息反応、じんま疹あ るいは気道過敏性に罹り易いか、またはこれらに悩まされているヒトまたは動物 対象における免疫反応を抑制する上でも有用であろう。本発明はまた敗血性ショ ックで悩まれているか、あるいはこれに罹り易いヒトまたは動物対象における免 疫応答の抑制にも有用であろう。本発明コンビネーションはまた過敏応答から生 ずる、あるいは過敏応答と関連する急性または遅延型過敏応答または症状、例え ば接触皮膚炎、溶血性貧血、抗体誘発血小板減少症、グッドパスチャー症候群、 過敏症、肺炎、糸球体腎炎、肉芽腫、甲状腺炎、脳脊髄炎および髄膜炎、の防止 あるいは抑制にも有用である。本発明はまた癌、例えば白血病、リンパ腫、およ び固形腫瘍、例えば膵臓、乳腺、結腸、肺、上皮および黒色腫の腫瘍を含めて癌 の治療にも有用であろう。 ヒトの治療に対して有用であるだけでなく、これら化合物は、随伴動物および 農場動物、例えば(しかし、これらに限定はしない)ウマ、イヌ、ネコ、ウシ、 ヒツジおよびブタ、を含めて哺乳動物の獣医学的治療に対しても有用である。 本発明組成物は、移植前の臓器の処理にも有用であろう。例えば、提供者から 取り出した臓器は、本発明免疫抑制組成物を含む浴中に貯えることができ、ある いは浴に入れて輸送できるであろう。本免疫抑制組成物は、提供者の白血球反応 性を抑制するように作用するであろう。 本発明組成物は、典型的には、もう一つの免疫抑制剤、例えばシクロスポリン 化合物、またはFujisawa FK−506(マクロライドラクトン)化合物、また はラパマイシン、またはグルココルチコイド、または抗増殖剤、またはモノクロ ーナル抗体、例えば抗−CD3(抗−T細胞受容体抗体)または抗−CD5/C D7または抗−CD4剤、または抗−IL−2受容体(抗サイトカイン受容体抗 体)剤または抗−IL−2(抗サイトカイン抗体)、またはNippon NKT−0 1(15−デオキシスペルグアリン)またはSyntex RS−61443、との共 同投与を含む補助療法にも有用であろう。 用語「シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤」は、シクロオキシゲナーゼ−2をシ クロオキシゲナーゼ−1より以上に選択的に阻害する化合物を包含する。なるべ くは、これら化合物は約0.5μM未満のシクロオキシゲナーゼ−2 IC50を 有し、またシクロオキシゲナーゼ−1阻害を越えるシクロオキシゲナーゼ−2阻 害の選択性比少なくとも50、更に好ましくは少なくとも100を有するのがよ い。尚一層好ましくは、これら化合物は約1μMより大の、一層好ましくは20 μMより大の、シクロオキシゲナーゼ−1 IC50を有するのがよい。このよう な好ましい選択性は一般のNSAID−誘発副作用の発生を減らす能力を示すで あろう。 用語「ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤」は、約10μM未満のIC50 でロイコトリエンA4ヒドロラーゼを阻害する選択性をもつ化合物を包含する。 更に好ましくは、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は約1μM未満のIC5 0 を有する。 シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤とロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤の 使用を定義する際の「コンビネーション療法」(あるいは、「共同療法」)とい う語句は、薬物併用の有益な効果を提供する投与計画において、各薬剤を順次に 投与する療法を包含するものとする。この語句はまたこれら薬剤を実質的に同時 に、例えばこれら活性薬剤を固定された比で含む単一カプセル中に入れて、ある いは各薬剤に対し多数の別個のカプセルとして、共同投与する方法を包含するも のとする。 語句「治療上有効な」は、コンビネーション療法に使用される各薬剤の量を限 定しようとするもので、これは各薬剤自身の治療以上に重篤さおよび発生頻度を 改善するという目標を達成すると同時に、これと代わる療法に典型的に関連する 不利な副作用を避けることになろう。 シクロオキシゲナーゼ−2を阻害する特に適当な一群の化合物は、式Iを有す る化合物あるいはその製薬上容認しうる塩からなる。この場合、式I中のAはオ キサゾリル、イソオキサゾリル、チエニル、ジヒドロフリル、フリル、ピロリル 、ピラゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、イソチアゾリル、シクロペンテニル 、フェニル、およびピリジルから選ばれ;R1は5員−および6員ヘテロシクロ 、低級シクロアルキル、低級シクロアルケニルおよびアリール(フェニル、ビフ ェニルおよびナフチルから選ばれる)から選ばれるが、この場合R1は、置換可 能な位置で、低級アルキル、低級ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、低級ア ルコキシカルボニル、ヒドロキシル、低級ヒドロキシアルキル、低級ハロアルコ キシ、アミノ、低級アルキルアミノ、フェニルアミノ、ニトロ、低級アルコキシ アルキル、低級アルキルスルフィニル、ハロ、低級アルコキシおよび低級アルキ ルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換され;R2は低級アルキルおよび アミノから選ばれ;R3はハロ、低級アルキル、オキソ、シアノ、カルボキシル 、低級シアノアルキル、ヘテロアリールオキシ、低級アルキルオキシ、低級シク ロアルキル、フェニル、低級ハロアルキル、5員−または6員ヘテロシクロ、低 級ヒドロキシアルキル、低級アルアルキル、アシル、フェニルカルボニル、低級 アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシ、アルコキシカルボニル、アミノカ ルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキルアミノ、アミノアルキル、アル キルアミノアルキル、アリールオキシ、およびアルアルコキシから選ばれる基で ある。 シクロオキシゲナーゼ−2を阻害する一層適当な一群の化合物は式Iを有する 化合物あるいはその製薬上容認しうる塩からなる。この場合、式I中のAはオキ サゾリル、イソオキサゾリル、ジヒドロフリル、イミダゾリル、およびピラゾリ ルから選ばれ;R1は5員−および6員ヘテロシクロ、低級シクロアルキル、低 級シクロアルケニルおよびアリール(フェニル、ビフェニルおよびナフチルから 選ばれる)から選ばれ、そしてR1は置換可能な位置で、低級アルキル、低級ハ ロアルキル、シアノ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、ヒドロキシル 、低級ヒドロキシアルキル、低級ハロアルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ 、フェニルアミノ、ニトロ、低級アルコキシアルキル、低級アルキルスルフィニ ル、ハロ、低級アルコキシおよび低級アルキルチオから選ばれる1個以上の基で 任意 に置換され:R2はアミノであり;R3はオキソ、シアノ、カルボキシル、低級ア ルコキシカルボニル、低級カルボキシアルキル、低級シアノアルキル、ハロ、低 級アルキル、低級アルキルオキシ、低級シクロアルキル、フェニル、低級ハロア ルキル、5員または6員ヘテロシクロ、低級ヒドロキシアルキル、低級アルアル キル、アシル、フェニルカルボニル、低級アルコキシアルキル、5員または6員 ヘテロアリールオキシ、アミノカルボニル、低級アルキルアミノカルボニル、低 級アルキルアミノ、低級アミノアルキル、低級アルキルアミノアルキル、フェニ ルオキシ、および低級アルアルコキシから選ばれる基である。 シクロオキシゲナーゼ−2を阻害する尚一層好ましい一群の化合物は、式Iを 有する化合物あるいはその製薬上容認しうる塩からなる。この場合、式I中のA はオキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、およびピラゾリルから選ば れ;R1はメチル、エチル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル 、ペンチル、ヘキシル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチ ル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル 、ヘプタフルオロプロピル、フルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプ ロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、シアノ、カルボキシル、メトキシ カルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ 、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジ プロピルアミノ、N−ブチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、フェニル アミノ、ニトロ、メトキシメチル、メチルスルフィニル、フルオロ、クロロ、ブ ロモ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、ペントキシ、およびメ チルチオから選ばれる1個以上の基によって置換可能な位置で任意に置換された フェニルであり;R2はアミノであり;R3はオキソ、シアノ、カルボキシル、メ トキシカルボニル、エトキシカルボニル、カルボキシプロピル、カルボキシメチ ル、カルボキシエチル、シアノメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エ チル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル 、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジ クロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロ ピル、フルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチ ル、ジ クロロプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、ペントキシ 、シクロヘキシル、フェニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル 、フリル、ピラジニル、ヒドロキシルメチル、ヒドロキシルプロピル、ベンジル 、ホルミル、フェニルカルボニル、メトキシメチル、フリルメチルオキシ、アミ ノカルボニル、N−メチルアミノカルボニル、N,N−ジメチルアミノカルボニ ル、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジプロピルアミノ、 N−ブチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、アミノメチル、N,N−ジ メチルアミノメチル、N−メチル−N−エチルアミノメチル、ベンジルオキシ、 およびフェニルオキシから選ばれる基である。 式Iの範囲内にあり、特別に興味をもたれる一群の特定の化合物は、次の化合 物およびその製薬上容認しうる塩からなる: 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル) −2−(5H)−フラノン; 3−フェニル−4−4−メチルスルホニルフェニル)−2−(5H)−フラノン : 4−〔5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ ゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ ゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチル )−1H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 3−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフルオロメチル− 1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 2−メチル−5−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフル オロメチル−1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 4−〔2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)− 1H−イミダゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベンゼンスルホ ンアミド; 4−〔5−ヒドロキシエチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベン ゼンスルホンアミド; 〔2−トリフルオロメチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキサ ゾリル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔2−メチル−4−フェニル−5−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミド ;および 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル−2−トリフルオロメチル) −4−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミド。 特に適当なロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤の例として、Rhone-Poulen c Rorer RP−64966および式II: Ar1−Q−Ar2−Y−R−Z (II) を有する化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩、および製薬上容認しうる担 体が挙げられる。 上記式II中、Ar1は、 (i) フェニル、一、二、または三置換フェニル(前記置換基はCl,Br ,F,CF3,低級アルキル、低級アルコキシ、NH2,NO2およびO Hから選ばれる); (ii) 2−、4−または5−チアゾリル、 (iii)2−、3−または4−ピリジニル、 (iv) 2−または3−チエニル、および (v) 2−または3−フリル から選ばれるアリール部分であり; 式中、Ar2は、 から選ばれるアリール部分であり; 式中、Qは (i) −O−, (ii) −CH2−, (iii) −OCH2−, (iv) −CH2O−, (v) −NH−; (vi) −NHCH2−, (vii) −CH2NH−, (viii) −CF2−, (ix) −CH=CH−, (x) −CH2CH2−,および (xi) 炭素−炭素 単結合 から選ばれ; 式中、Yは (i) −O−, (ii) −S−, (iii) −NH−, (iv) −S(O)−,および (v) −S(O2)− から選ばれ; 式中、Rは (i)直鎖または分枝C2−C6アルキレニルおよび (ii)−C(R13)(R14)−(CH2)m− から選ばれ: 式中、Zは (viii)少なくとも1個のヘテロ原子(このヘテロ原子は窒素である)を有する 単環式または二環式ヘテロ芳香族部分、そしてこの単環式ヘテロ芳香族 部分は5員または6員環からなり、二環式ヘテロ芳香族部分は縮合9員 または10員環からなる、 から選ばれ; 上記R4およびR5は、それぞれ から選ばれ: 上記R6およびR7は、それぞれHまたは低級アルキルであり; 上記R8およびR9は、それぞれ から選ばれ: 上記R10はH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、またはヒ ドロキシであり、あるいはR10は、R13と一緒に結合して1個または2個の炭素 原子を有するアルキレニル基となり; 上記R11およびR12は、それぞれH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ シ、NH2,NO2またはOHであり; 上記R13は、Hまたは低級アルキルであり、あるいはR13は、R10と一緒に結 合して1個または2個の炭素原子を有するアルキレニル基となり; 上記R14はHまたは低級アルキルであり; 上記R15は (i) H, (ii) −OHまたは=O, (iii) −(CH2)aCOR18 (iv) −(CH2)aCONH(CH2)bCO219,および (v) −NHR20 から選ばれ; 上記R16およびR17は、それぞれ水素、または−(CH2)aCOR18であるが、 ただしR16とR17の少なくとも一つは水素であることを条件とし、 上記R18は−OR19,−NHR19または−NHNH2であり; 上記R19はH、低級アルキルまたはベンジルであり; 上記R20はH、低級アルキル、ベンジル、−COR19または−CONH2であ り; アルキル、−CONH2,−CSNH2,=COCH3または−SO2CH3であり ; 上記aとbは、それぞれ0から5の整数であり; 上記mは1,2,または3であり; 上記nは0,1,2または3であり; 上記pは1または2であり;そして 上記qは1,2または3であるが、 ただし、Rが−C(R13)(R14)−CH2m−で、R13がR10と一緒に結合し て1個か2個の炭素原子を有するアルキレニル基を形成する場合には、−Ar2 −Y−R−は(式中、Xは−CH−または−N−であり、rは1か2である)ことを条件とし ;また更に、 5の両方が−(CH2)aCOR18である場合には、aは0でないことを条件とす る。 一層好ましいロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤には、式IIの化合物、式 中、Ar1−Q−Ar2−Y−は (式中、Qは−O−,−CH2−,−CF2−または−CH2O−であり; R11およびR22はそれぞれH、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、NH2 またはNO2である)、 である、 が含まれる。 他の一層好ましい5−リポキシゲナーゼ阻害剤はロイコトリエンA4ヒドロラ ーゼ阻害剤を含み、そしてこれは式IIの化合物、式中Ar1−Q−Ar2−Y−は (式中、X2は−S−または−CH=N−であり;Qは−CH2−,−CF2−, −O−または−CH2O−である) である、 を包含する。 式IIの範囲内にあって、特に興味ある一群の特定の化合物は、表A中の化合物 およびその製薬上容認しうる塩からなる。 「ヒドリド」という用語は、1個の水素原子(H)を指す。このヒドリド基は 、例えば酸素原子に付いてヒドロキシル基を形成し、あるいは2個のヒドリド基 が炭素原子に付けばメチレン基(−CH2−)を形成しうる。用語「アルキル」 は、単独で使われるとき、または「ハロアルキル」、「アルキルスルホニル」、 「アルコキシアルキル」および「ヒドロキシアルキル」のように他の語の中で使 われるとき、用語「アルキル」は1から約20炭素原子あるいは、なるべくは、 1か ら約12炭素原子を有する直鎖または分枝基を包含する。一層好ましいアルキル 基は、1から約10炭素原子を有する「低級アルキル」基である。1から約6炭 素原子を有する低級アルキル基が最も好ましい。このような基の例として、メチ ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブ チル、tert−ブチル、ペンチル、イソ−アミル、ヘキシルなどが挙げられる。用 語「アルケニル」は、少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を有する2から約2 0炭素原子、なるべくは2から約12炭素原子の直鎖または分枝基を包含する。 一層好ましいアルケニル基は、2から約6炭素原子を有する「低級アルケニル」 基である。アルケニル基の例としてエテニル、プロペニル、アリル、プロペニル 、ブテニルおよび4−メチルブテニルが挙げられる。用語「アルキニル」は、少 なくとも一つの炭素−炭素三重結合を有し、そして2から約20炭素原子、ある いは、なるべくは2から約12炭素原子を有する直鎖または分枝基を指す。一層 好ましいアルキニル基は2から約10炭素原子を有する「低級アルキニル」基で ある。2から約6炭素原子を有する低級アルキニル基が最も好ましい。このよう な基の例としてプロパルギル、ブチニルなどが挙げられる。用語「アルケニル」 と「低級アルケニル」とは「cis」および「trans」配向、あるいは別の表示とし て、「E」および「Z」配向を有する基を包含する。用語「シクロアルキル」は 3から約12炭素原子を有する飽和炭素環式基を包含する。一層好ましいシクロ アルキル基は3から約8炭素原子を有する「低級シクロアルキル」基である。こ のような基の例としてシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシ クロヘキシルが挙げられる。用語「シクロアルケニル」は、3から12炭素原子 を有する部分的に不飽和な炭素環式基を包含する。一層好ましいシクロアルケニ ル基は4から約8炭素原子を有する「低級シクロアルケニル」基である。このよ うな基の例として、シクロブテニル、シクロペンテニルおよびシクロヘキセニル が挙げられる。用語「ハロ」はハロゲン類、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨ ウ素を意味する。用語「ハロアルキル」は、アルキル炭素原子のいずれか1個ま たはそれ以上が上に定義されたハロで置換された基を包含する。更に詳しく云え ば、モノハロアルキル、ジハロアルキルおよびポリハロアルキル基が包含される 。例えば、モノハロアルキル基は、その基の中に一つのヨード、ブロモ、クロロ ま たはフルオロ原子をもつことができる。ジハロおよびポリハロアルキル基は2個 以上の同じハロ原子あるいは異なるハロ基のコンビネーションをもつことができ る。「低級ハロアルキル」は1から6炭素原子を有する基を包含する。ハロアル キル基の例として、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、 クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘ プタフルオロプロピル、ジフルオロクロロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジ フルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチルおよびジクロロプロピル が挙げられる。用語「ヒドロキシアルキル」は、1から約10炭素原子を有し、 そのいずれか一つが1個以上のヒドロキシル基で置換された直鎖または分枝アル キル基を包含する。一層好ましいヒドロキシアルキル基は、1から6炭素原子と 1個以上のヒドロキシル基を有する「低級ヒドロキシアルキル」基である。この ような基の例として、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ ル、ヒドロキシブチルおよびヒドロキシヘキシルが挙げられる。用語「アルコキ シ」および「アルキルオキシ」は、各々が1から約10炭素原子のアルキル部分 を有する直鎖または分枝オキシ含有基を包含する。一層好ましいアルコキシ基は 、1から6炭素原子を有する「低級アルコキシ」基である。このような基の例と して、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシおよびtert−ブトキシが挙げ られる。「アルコキシアルキル」は、1個以上のアルコキシ基がアルキル基に付 いたアルキル基、即ちモノアルコキシアルキルおよびジアルコキシアルキル基を 形成するようにアルコキシ基を有するアルキル基を包含する。「アルコキシ」基 は、1個以上のハロ原子、例えばフルオロ、クロロ、またはブロモで更に置換さ れてハロアルコキシ基を生ずることができる。一層好ましいハロアルコキシ基は 1から6炭素原子と1個以上のハロ基を有する「低級ハロアルコキシ」基である 。このような基の例としてフルオロメトキシ、クロロメトキシ、トリフルオロメ トキシ、トリフルオロエトキシ、フルオロエトキシおよびフルオロプロポキシが 挙げられる。用語「アリール」は、単独または複合語として、1個、2個または 3個の環(このような環は、たれ下がる形で互に付くこともあれば、縮合するこ ともある)を含む炭素環式芳香族系を意味する。用語「アリール」は、芳香族基 、例えばフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダンおよびビフェニ ルを 包含する。アリール部分はまた置換可能な位置で、アルキル、アルコキシアルキ ル、アルキルアミノアルキル、カルボキシアルキル、アルコキシカルボニルアル キル、アミノカルボニルアルキル、アルコキシ、アルアルコキシ、ヒドロキシル 、アミノ、ハロ、ニトロ、アルキルアミノ、アシル、シアノ、カルボキシ、アミ ノカルボニル、アルコキシカルボニル、およびアルアルコキシカルボニルから独 立して選ばれる1個以上の置換基で置換されることがある。用語「ヘテロシクロ 」は、飽和、部分的に不飽和および不飽和なヘテロ原子含有環状基を包含し、そ して該ヘテロ原子は窒素、硫黄および酸素から選ぶことができる。飽和ヘテロシ クロ基の例として、1から4窒素原子を含む飽和3員から6員ヘテロ単環基(例 えば、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニルなど);1 から2酸素原子と1から3窒素原子を含む飽和3員から6員ヘテロ単環基(例え ば、モルホリニルなど):1から2硫黄原子と1から3窒素原子を含む飽和3員 から6員ヘテロ単環基(例えば、チアゾリジニルなど)を挙げることができる。 部分的に不飽和なヘテロシクロ基の例として、ジヒドロチオフェン、ジヒドロピ ラン、ジヒドロフラン、およびジヒドロチアゾールが挙げられる。用語「ヘテロ アリール」は不飽和ヘテロシクロ基を包含する。ヘテロアリール基の例として、 1から4窒素原子を含む不飽和3員から6員ヘテロ単環基、例えばピロリル、ピ ロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピ リダジニル、トリアゾリル(例えば、4H−1,2,4−トリアゾリル、1H− 1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリアゾリルなど)、テトラゾ リル(例えば、1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリル)など;1から5窒素 原子を含む不飽和縮合ヘテロシクロ基、例えば、インドリル、イソインドリル、 インドリジニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、インダゾリル 、ベンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル(例えば、テトラゾル〔1,5 −b〕ピリダジニル、など);一酸素原子を含む不飽和3員から6員ヘテロ単環 基、例えばピラニル、フリルなど;一硫黄原子を含む不飽和3員から6員ヘテロ 単環基、例えばチエニルなど;1から2酸素原子と1から3窒素原子を含む不飽 和3員から6員ヘテロ単環基、例えばオキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサ ジアゾリル(例えば、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジア ゾリル、 1,2,5−オキサジアゾリル、など)など;1から2酸素原子と1から3窒素 原子を含む不飽和縮合ヘテロシクロ基(例えば、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオ キサジアゾリル、など);1から2硫黄原子と1から3窒素原子を含む不飽和3 員から6員ヘテロ単環基、例えばチアゾリル、チアジアゾリル(例えば、1,2 ,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾ リル、など)など;1から2硫黄原子と1から3窒素原子を含む不飽和縮合ヘテ ロシクロ基(例えば、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、など)などが 挙げられる。用語「ヘテロアリール」は、ヘテロシクロ基がアリール基と縮合す る基も包含する。このような縮合二環式基の例として、ベンゾフラン、ベンゾチ オフェンなどが挙げられる。前記「ヘテロシクロ基」は、1から3個の置換基、 例えばアルキル、ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、オキソ、アミノおよびアル キルアミノ、をとることができる。用語「アルキルチオ」は、2価の硫黄原子に 付いた1から約10炭素原子の直鎖または分枝アルキル基を含む基を包含する。 一層好ましいアルキルチオ基は、1から6炭素原子のアルキル基を有する「低級 アルキルチオ」基である。このような低級アルキルチオ基の例はメチルチオ、エ チルチオ、プロピルチオ、ブチルチオおよびヘキシルチオである。用語「アルキ ルチオアルキル」は2価の硫黄原子を介して1から約10炭素原子のアルキル基 に付くアルキルチオ基を含む基を包含する。一層好ましいアルキルチオアルキル 基は、1から6炭素原子のアルキル基を有する「低級アルキルチオアルキル」基 である。このような低級アルキルチオアルキル基の例としてメチルチオメチルが 挙げられる。。用語「アルキルスルフィニル」は、2価の−S(=O)−基に付 く1から約10炭素原子の直鎖または分枝アルキル基を含む基を包含する。一層 好ましいアルキルスルフィニル基は、1から6炭素原子のアルキル基を有する「 低級アルキルスルフィニル」基である。このような低級アルキルスルフィニル基 の例としてメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、ブチルスルフィニルおよ びヘキシルスルフィニルが挙げられる。用語「スルホニル」は、単独で使われよ うが、あるいは他の語に結合しようが(例えば、アルキルスルホニル)、2価の 基、−SO2−を指す。「アルキルスルホニル」は、スルホニル基に付くアルキ ル基(アルキルは前に定義した通りである)を包含する。一層好ましいアルキル スル ホニル基は1から6炭素原子を有する「低級アルキルスルホニル」基である。こ のような低級アルキルスルホニル基の例として、メチルスルホニル、エチルスル ホニルおよびプロピルスルホニルが挙げられる。この「アルキルスルホニル」基 は、1個以上のハロ原子、例えばフルオロ、クロロまたはブロモで更に置換する ことによりハロアルキルスルホニル基を得ることができる。用語「スルファミル 」、「アミノスルホニル」および「スルホンアミジル」は、NH22S−を指す 。用語「アシル」は有機酸からヒドロキシルを除去した後の残基により与えられ る基を指す。このようなアシル基の例としてアルカノイル基およびアロイル基が 挙げられる。このような低級アルカノイル基の例として、ホルミル、アセチル、 プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル 、ヘキサノイル、トリフルオロアセチル、が挙げられる。用語「カルボニル」は 、単独で使用しようが、あるいは「アルコキシカルボニル」のように他の語と一 緒に使用しようが、−(C=O)−を指す。用語「アロイル」は上で定義したカ ルボニル基の付いたアリール基を包含する。アロイルの例として、ベンゾイル、 ナフトイルなどが挙げられ、そして前記アロイル中のアリールは更に置換される ことがある。用語「カルボキシ」または「カルボキシル」は、単独で使用しよう が、あるいは「カルボキシアルキル」のように他の語と一緒に使用しようが−C O2Hを指す。用語「カルボキシアルキル」は、カルボキシ基で置換されたアル キル基を包含する。「低級カルボキシアルキル」が一層好ましく、これは上に定 義された低級アルキル基を包含するが、アルキル基を更にハロで置換してもよい 。このような低級カルボキシアルキル基の例としてカルボキシメチル、カルボキ シエチルおよびカルボキシプロピルが挙げられる。用語「アルコキシカルボニル 」は、酸素原子を経てカルボニル基に付いたアルコキシ基(上で定義した通り) を含む基を意味する。一層好ましい基は、1から6炭素を有するアルキル部分を もつ「低級アルコキシカルボニル」基である。このような低級アルコキシカルボ ニル(エステル)基の例として、置換または非置換メトキシカルボニル、エトキ シカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニルおよびヘキシルオキ シカルボニルが挙げられる。用語「アルキルカルボニル」、「アリールカルボニ ル」および「アルアルキルカルボニル」は、カルボニル基に付いたアルキ ル、アリールおよびアルアルキル基(本明細書中で定義した通り)を有する基を 意味する。このような基の例として、置換または非置換メチルカルボニル、エチ ルカルボニル、フェニルカルボニル、およびベンジルカルボニルが挙げられる。 用語「アルアルキル」は、アリール置換アルキル基、例えばベンジル、ジフェニ ルメチル、トリフェニルメチル、フェニルエチルおよびジフェニルエチルを包含 する。前記アルアルキル中のアリールは、ハロ、アルキル、アルコキシ、ハロア ルキルおよびハロアルコキシで更に置換されることがある。用語ベンジルとフェ ニルメチルとは互換性がある。用語「ヘテロシクロアルキル」は、飽和および部 分的に不飽和なヘテロシクロ−置換アルキル基、例えばピロリジニルメチル、お よびヘテロアリール−置換アルキル基、例えばピリジルメチル、キノリルメチル 、チエニルメチル、フリルエチル、およびキノリルエチルを包含する。前記ヘテ ロアルアルキル中のヘテロアリールは、ハロ、アルキル、アルコキシ、ハロアル キルおよびハロアルコキシで更に置換されることがある。用語「アルアルコキシ 」は酸素原子を経て他の基に付いたアルアルキル基を包含する。用語「アルアル コキシアルキル」は、酸素原子を経てアルキル基に付いたアルアルコキシ基を包 含する。用語「アルアルキルチオ」は硫黄原子に付いたアルアルキル基を包含す る。用語「アルアルキルチオアルキル」は硫黄原子を経てアルキル基に付いたア ルアルキルチオ基を包含する。用語「アミノアルキル」はアミノ基で置換された アルキル基を包含する。「低級アミノアルキル」基が一層好ましい。このような 基の例として、アミノメチル、アミノエチルなどが挙げられる。用語「アルキル アミノ」は1個か2個のアルキル基で置換されたアミノ基を指す。1から6炭素 原子を有するアルキル部分をもつ「低級アルキルアミノ」基が特によい。適当な 低級アルキルアミノは、一置換N−アルキルアミノまたは二置換N,N−アルキ ルアミノ、例えばN−メチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジメチルアミ ノ、N,N−ジエチルアミノなどである。用語「アリールアミノ」は1個または 2個のアリール基で置換されたアミノ基、例えばN−フェニルアミノを指す。「 アリールアミノ」基は、基のアリール環部分上を更に置換できる。用語「アルア ルキルアミノ」は、1個か2個のアルアルキル基で置換されたアミノ基を包含す る。用語「N−アリールアミノアルキル」および「N−アリール−N−アルキル −ア ミノアルキル」は、それぞれ1個のアリール基で、または1個のアリール基と1 個のアルキル基で置換されたアミノアルキル基を指す。このような基の例として N−フェニルアミノメチルおよびN−フェニル−N−メチルアミノメチルがある 。用語「アミノカルボニル」は式−C(=O)NH2のアミド基を指す。用語「 アルキルアミノカルボニル」は、アミノ窒素原子上を1個か2個のアルキル基で 置換されたアミノカルボニル基を指す。「N−アルキルアミノカルボニル」およ び「N,N−ジアルキルアミノカルボニル」基が好ましい。一層好ましい基は、 上で定義した低級アルキル部分をもつ「低級N−アルキルアミノカルボニル」お よび「低級N,N−ジアルキルアミノカルボニル」基である。用語「アルキルア ミノアルキル」は、アミノアルキル基に付いた1個以上のアルキル基を有する基 である。用語「アリールオキシアルキル」は、2価の酸素原子を経てアルキル基 に付いたアリール基を有する基である。用語「アリールチオアルキル」は、2価 の硫黄原子を介してアルキル基に付いたアリール基を有する基である。 本発明は、治療上有効な量のロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤化合物お よびシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤化合物を、少なくとも一種の製薬上容認し うる担体、補助剤または希釈剤と共に含有してなる医薬品組成物からなる。 本発明はまた患者の免疫関連障害を治療する方法からなる。本法は、このよう な障害をもつ、あるいは障害に罹りやすい患者を、ロイコトリエンA4ヒドロラ ーゼ阻害剤およびシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤化合物で処置することからな る。本発明方法は予防処置も含む。 式Iを有する化合物群にその製薬上容認しうる塩も包含される。用語「製薬上 容認しうる塩」は、アルカリ金属塩をつくるために、そして遊離酸または遊離塩 基の付加塩をつくるために常用される塩を包含する。塩の性質は、それが製薬上 容認しうるものである限り、特に制限はない。式Iの化合物の、適当な製薬上容 認しうる酸付加塩は、無機酸から、あるいは有機酸から調製できる。このような 無機酸の例は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、炭酸、硫酸およびリン 酸である。適当な有機酸は有機酸の脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族、芳香脂肪族 、ヘテロシクロ、カルボン酸およびスルホン酸の部類から選ぶことができ、その 例はギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、 リ ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、グルキュロン酸、マレイン酸、フ マル酸、ピルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、安息香酸、アントラニル 酸、メシル酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、マンデル 酸、エムボン酸(パモン酸)、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼン スルホン酸、パントテン酸、トルエンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホ ン酸、スルファニル酸、ステアリン酸、シクロヘキシルアミノスルホン酸、アル ギン酸、β−ヒドロキシ酪酸、サリチル酸、ガラクタル酸、およびガラクツロン 酸である。式Iの化合物の、適当な製薬上容認しうる塩基付加塩の例として、ア ルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよ び亜鉛からつくられる金属塩あるいはN,N’−ジベンジルエチレンジアミン、 クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミ ン(N−メチルグルカミン)、およびプロカインからつくられる有機塩が挙げら れる。これら塩のすべては通常の手段により対応する式Iの化合物から、例えば 、適当な酸または塩基を式Iの化合物と反応させることによりつくられる。 一般合成手順 本発明に係るシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤化合物は、下記のスキームI− XIIの手順に従い合成できる。スキーム中、R1−R5置換基は、特に断らない限 り、上記式I〜IIについて定義した通りである。 スキーム I 合成スキームIは、米国特許願連続第08/223,629号(これは参考と してここに取り入れている)に記載の通り、式Iにより包含されるシクロオキシ ゲナーゼ−2阻害剤化合物を製造を示している。工程1においては、ケトン1を 塩基、なるべくはNaOMeまたはNaH、およびエステル、またはエステル等 価物で処理して中間体ジケトン2(エノール形で)をつくり、これをそれ以上精 製することなく使用する。工程2においては、ジケトン2を、無水プロトン性溶 媒、例えば無水エタノールまたは酢酸中、置換ヒドラジンの塩酸塩、または遊離 塩基で、還流下に処理することによりピラゾール3および4の混合物を得る。再 結晶またはクロマトグラフィーで3を通常は固体として得る。同様なピラゾール を、米国特許第4,146,721号、第5,051,518号、第5,134 ,142号および第4,914,121号(これらも参考として取り入れている )に記載の方法により製造できる。 スキーム II スキームIIは、米国特許願連続第08/278,297号に記載のように、ケ トン5からシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤ピラゾール8をつくる四段階手順( 式中、Raはヒドリドまたはアルキルである)を示す。工程1においては、ケト ン5を塩基、例えばリチウムビス(トリメチルシリル)アミドまたはリチウムジ イソプロピルアミド(LDA)と反応させて陰イオンをつくる。工程2において は、この陰イオンをアセチル化剤と反応させてジケトン6を得る。工程3におい ては、ジケトン6とヒドラジンまたは置換ヒドラジンと反応させてピラゾール オキシモノ硫酸カリウム)、3−クロロ過安息香酸(MCPBA)または過安息 香酸、で酸化して求める3−(アルキルスルホニル)フェニルーピラゾール8と 5−(アルキルスルホニル)フェニルーピラゾール異性体との混合物を得る。求 めるピラゾール8(通常は白色または淡黄色固体)は、クロマトグラフィーまた は再結晶により、純粋な形で得られる。 別法として、ジケトン6は、ケトン5から塩基、例えば水素化ナトリウム、で 溶媒、例えばジメチルホルムアミド、中で処理し、更にニトリルと反応させてア ミノケトンをつくることにより調製できる。このアミノケトンを酸で処理してジ ケトン6をつくる。同様なピラゾールは、米国特許第3,984,431号(参 考として取り入れた)に記載の方法によりつくられる。 スキーム III シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤ジアリール/ヘテロアリールチオフェン(式 中、TはS,Rbはアルキルである)は、米国特許第4,427,693号、第 4,302,461号、第4,381,311号、第4,590,205、およ び第4,820,827号、ならびにPCT文書WO95/00501およびW 094/15932(参考として取り入れた)に記載の方法により調製できる。 同様なピロール(TはNである)、フラノンおよびフラン(TはOである)は、 PCT文書WO95/00501およびWO94/15932に記載の方法によ り調製できる。 スキーム IV シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤ジアリール/ヘテロアリールオキサゾールは 、米国特許第3,743,656号、第3,644,499号および第3,64 7,858号ならびにPCT文書WO95/00501およびWO94/279 80(参考のため取り入れた)に記載の方法によりつくられる。 スキーム V シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤ジアリール/ヘテロアリールイソオキサゾー ルは、米国特許願連続第08/387,680号、PCT文書WO92/051 62、およびWO92/19604、ならびに欧州発行特許EP26928号( 参考のため取り入れた)に記載の方法により調製できる。スルホンアミド24は 、水和イソオキサゾール23から二段階手順でつくりうる。第一に、水和イソオ キサゾール23を約0℃で2または3当量のクロロスルホン酸で処理して対応す るスルホニルクロリドをつくる。工程2においては、このようにしてつくられた スルホニルクロリドを濃アンモニアで処理してスルホンアミド誘導体24を得る 。 スキーム VI スキームVIは、本発明に係るシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤イミダゾール2 9の三段階製造法を示す。工程1においては、トルエン、ベンゼン、およびキシ レンのような不活性溶媒の存在下、アルキルアルミニウム試薬、例えばトリメチ ルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジ エチルアルミニウムクロリドの存在下に、置換二トリル(R1CN)25を第一 級フェニルアミン26と反応させてアミジン27を得る。工程2においては、塩 基、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム または立体障害をもつ第三級アミン、例えばN,N’−ジイソプロピルエチルア ミン、の存在下、アミジン27を2−ハロケトン(XはBrまたはClである) と反応させて、4,5−ジヒドロイミダゾール28(Rbはアルキルである)を 得る。この反応に適した溶媒の若干を挙げると、イソプロパノール、アセトンお よびジメチルホルムアミドがある。反応は約20℃から約90℃の温度で実施で きる。工程3においては、4,5−ジヒドロイミダゾール28を、酸触媒、例え ば4−トルエンスルホン酸または鉱酸の存在下で脱水して本発明に係る1,2− 二置換イミダゾール29をつくる。この脱水工程に適した溶媒は、例えばトルエ ン、キシレンおよびベンゼンである。トリフルオロ酢酸をこの脱水工程に溶媒お よび触媒として使用できる。 ある場合には(例えば、R3=メチルまたはフェニルの場合)、中間体28を 容易に単離できないことがある。この反応は上記条件下で進行して直接目標とす るイミダゾールを与える。 同様に、2位にスルホニルフェニル部分が付き、1位の窒素原子にR1が付い たイミダゾールをつくることができる。ジアリール/ヘテロアリールイミダゾー ルは、米国特許第4,822,805号、米国特許願連続第08/282,39 5号およびPCT文書WO93/14082(参考として取り入れた)に記載の 方法により調製できる。 スキーム VII 本発明に係る主題のイミダゾールシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤化合物36 は、スキームVIIに概説した順序に従って合成できる。アルデヒド30を、ヨウ 化亜鉛(ZnI2)またはシアン化カリウム(KCN)といった触媒の存在下、 トリアルキルシリルシアニド、例えばトリメチルシリルシアニド(TMSCN) との反応により、保護シアノヒドリン31へ変換することができる。シアノヒド リン31を強塩基と反応させ、次いでベンズアルデヒド32(R2はアルキル) で処理し、酸および塩基両方による処理をこの順序で使用し、仕上げ処理すると ベンゾイン33が得られる。この反応に適した強塩基の例は、リチウムジイソプ ロピルアミド(LDA)およびリチウムヘキサメチルジシラザンである。ベンゾ イン33は、適当な酸化剤、例えば酸化ビスマスまたは二酸化マンガンとの反応 により、あるいはジメチルスルホキシド(DMSO)とトリフルオロ酢酸無水物 を用いるSwern酸化によりベンジル34に変換できる。ベンジル34は、シアノ ヒドリン31の陰イオンと置換安息香酸ハロゲン化物との反応により直接得るこ とができる。化合物33および34は、いずれもM.R.Grimmett,“Advances i n Imidazole Chemistry”in Advances in Heterocyclic Chemistry,12,10 4(1970)により記述された当業者により知られた化学手順に従ってイミダ ゾール35(R2はアルキル)への変換のための中間体として使用できる。34 からイミダゾール35への変換は、酢酸中酢酸アンモニウムおよび適当なアルデ ヒド(R3CHO)との反応により行なう。ベンゾイン36はホルムアミドとの 反応によりイミダゾール38へ変換できる。更に、ベンゾイン36は、先ず適当 なアシル基(R3CO−)でアシル化し、次に水酸化アンモニウムで処理するこ とによりイミダゾールへ変換できる。当業者は、スルフィド(R2はメチル)か らスルホンへの酸化は、例えば酢酸中過酸化水素、m−クロロペルオキシ安息香 試薬を用いることにより、イミダゾール38の酸化を含めて、化合物35で始ま る経路に沿ったどの点においても実施できる。 ジアリール/ヘテロアリールイミダゾールは、米国特許第3,707,475 号、第4,686,231号、第4,503,065号、第4,472,422 号、第4,372,964号、第4,576,958号、第3,901,908 号、米国特許願連続第08/281,903号、欧州発行特許EP372,44 5号およびPCT文書WO95/00501号(参考として取り入れた)に記載 の方法により製造できる。 スキーム VIII ジアリール/ヘテロアリールシクロペンテンシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤 は、米国特許第5,344,991号およびPCT文書WO95/00501( 参考としてここに取り入れた)に記載の方法により製造できる。 スキーム IX 同様に、合成スキームIXは、2−ブロモビフェニル中間体43(合成スキーム VIIIに記載の方法と同様にして調製)および適当な置換フェニルボロン酸からの 1,2−ジアリールベンゼンシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤44の調製手順を 示す。Suzuki等〔Synth.Commun.,11,513(1981)〕により開発され た手順と同様のカップリング手順を用いることにより、トルエン/エタノール中 Pd0触媒、例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、 および2M炭酸ナトリウムの存在下、還流状態で中間体43をボロン酸と反応さ せて本発明に係る対応1,2−ジアリールベンゼン抗炎症剤44を得る。このよ うなターフェニル化合物は米国特許願連続第08/346,433号(参考とし て取り入れた)に記載の方法により調製できる。 スキームX ジアリール/ヘテロアリールチアゾールシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、 米国特許第4,051,250号、第4,632,930号、米国特許願連続第 08/281,288号、欧州特許願EP592,664号、およびPCT文書 WO95/00501(参考として取り入れた)に記載の方法により製造できる 。イソチアゾールはPCT文書WO95/00501に記載のようにして製造で きる。 ジアリール/ヘテロアリールピリジンシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、米 国特許第5,169,857号、第4,011,328号、第4,533,66 6号、米国特許願連続第08/386,843号および米国特許願連続第08/ 387,150号(参考として取り入れた)に記載の方法により製造できる。 スキーム XI スキームXIは、式Ar1−O−Ar2(式中、Ar1は置換フェノールである) を有するフェノールの一般製造法を示す。Ar1は置換アリールフェノールのど れでもよく、そしてこのものはUllmanカップリング反応において、4−ヨードア ニソールと反応することができる。A.Moroz等、Russ.Chem.Rev.43,67 9(1974)参照。Ullman反応は、活性化された銅またはヨウ化銅の存在下、 約150℃から200℃の温度で従来から行なわれている。置換Ar1部分を有 する本発明化合物を得るために特に適した置換フェノールは4−フルオロフェノ ールである。 スキーム XII スキームXIIは、式IIを有する化合物の更にもう一つの製造法を記述するもの であり、化合物48を、NaHの存在下にDMF中ブロモジメチルアセタール5 2でアルキル化してアセタール49を得る。その後、THF/H2O中トルエン −4−スルホン酸で脱保護して中間体アルデヒド50を得、このものを式HNR45のアミンで還元的にアミノ化(EtOH,KOH,NaBH3CN)するこ とにより式11の化合物である化合物51を得る。 式IIを有するロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤化合物は、米国特許願連 続第08/321,184号(参照のため取り入れた)に記載された他の方法に 従って合成できる。 下記の例は、式Iの化合物とのコンビネーションの製造法の詳細な説明である 。 これらの詳細な説明は、本発明の一部を構成する前記一般合成手順の範囲内にあ り、例示に役立つ。これらの詳細な説明は、例示を目的としてのみ提供するので あって、本発明の範囲に対する制限としての意図はない。特に断らない限り、す べての部数は重量部であり、温度は摂氏度で表わしてある。全化合物は、帰属さ れた構造と一致するNMRスペクトルを示した。 例 1 4−〔5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラ ゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド工程1:4,4,4−トリフルオロ−1−〔4−(クロロ)フェニル〕−ブタン −1,3−ジオンの製造 トリフルオロ酢酸エチル(23.52g,166ミリモル)を、メチルtert− ブチルエーテル(75ml)に溶かした。このかきまぜた溶液へ、25重量%のナ トリウムメトキシド(40ml,177ミリモル)を加えた。4’−クロロアセト フェノン(23.21g,150ミリモル)をメチルtert−ブチルエーテル(2 0ml)に溶かし、反応物へ滴加した。一晩かきまぜた後(15.75時間)、3 N HCl(70ml)を加えた。有機層を集め、食塩水(75ml)で洗浄し、M gSO4上で乾燥し、濾過し、真空で濃縮して黄−橙色固体を得た。この固体を イソオクタンから再結晶してジオン(31.96g,85%)、mp66−67 ℃を得た。工程2:4−〔5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1 H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミドの製造 工程1から得た4,4,4−トリフルオロ−1−〔4−(クロロ)フェニル〕 −ブタン−1,3−ジオン(1.00g,4.0ミリモル)をエタノール(50 ml)中でかきまぜた溶液へ、4−スルホンアミドフェニルヒドラジン塩酸塩(9 82mg,4.4ミリモル,1.1当量)を加えた。反応物を加熱して還流させ、 20時間かきまぜた。室温まで冷却後、反応混合物を真空で濃縮した。残留物を 酢酸エチルにとり、水そして食塩水で洗浄した。残留物をMgSO4上で乾燥し 、濾過し、真空で濃縮して淡褐色固体を得た。この固体を酢酸エチルとイソオク タンから再結晶してピラゾール(1.28g,80%):mp143−145℃ ; EI GC−MSM+=401,を得た。 例 2 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチル )−1H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド工程1:3’−フルオロ−4’−メトキシアセトフェノンの製造 塩化アルミニウム(80.0g,0.6モル)とクロロホルム(750ml)と のかきまぜた溶液へ、温度を5−10℃に保ちながら、塩化アセチル(51.0 g,0.65モル)を滴加した。混合物を5℃で10分かきまぜた後、2−フル オロアニソール(62.6g,0.5モル)を滴加した。混合物を0−10℃で 1時間かきまぜ、氷(1l)の中に注いだ。生じた層を分け、水層をジクロロメ タン(2×250ml)で抽出した。合わせた有機層を水(2×150ml)洗し、 無水MgSO4上で乾燥し、濾過し、300mlの体積まで真空で濃縮した。ヘキ サンを加え、生じた白色固体を濾別し、風乾した。この物質をジクロロメタンと ヘキサンとの混合物から再結晶して次工程での使用に適した物質を得た(77. 2g,92%)。mp92−94℃。工程2:4,4−ジフルオロ−1−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)− ブタン−1,3−ジオンの製造 ジフルオロ酢酸エチル(4.06g,32.7ミリモル)をメチルtert−ブチ ルエーテル(50ml)に溶かした。このかきまぜた溶液へ、25重量%ナトリウ ムメトキシド(7.07g,32.7ミリモル)を加え、次いで工程1から得た 3’−フルオロ−4’−メトキシアセトフェノン(5.0g,29.7ミリモル )を加えた。16時間かきまぜた後、1N HCl(50ml)を加えた。有機 層を集め、水(2×50ml)洗し、無水MgSO4上で乾燥し、濾過し、ヘキ サンに加えて黄褐色固体(7.0g,96%)を沈殿させた。mp70−72℃ 。工程3:4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオ ロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミドの製造 工程2から得た4,4−ジフルオロ−1−(3−フルオロ−4−メトキシフェ ニル)−ブタン−1,3−ジオン(7.0g,28.4ミリモル)をエタノール (150ml)に溶かした。かきまぜた混合物へ、4−スルホンアミドフェニルヒ ドラジン塩酸塩(7.4g,33ミリモル)を加え、還流下で一晩(16時間) かきまぜた。混合物を冷却し、結晶が徐々に現われるまで水を加えた。生成物を 濾別し、風乾して望む生成物を淡黄褐色固体として得た(9.8g,87%): mp159−161℃。分析:C17143SO33に対する計算値:C,51 .38;H,3.55;N,10.57。実測値:C,51.46;H,3.5 2;N,10.63。 例 3 3−〔メチル〔3−〔4−フェニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミノ〕プ ロパン酸 3−〔メチル〔3−〔4−フェニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミノ〕 プロパン酸を四段階法により調製した。4−ヒドロキシジフェニルメタンを、炭 酸カリウムの存在下70℃で16時間3−クロロブロモプロパンでアルキル化し て1−クロロ−3−〔4−フェニルメチル)フェノキシ〕プロパンをつくった。 このクロロプロパンをParrボンベ中200ポンド/平方インチで60℃において 20時間メチルアミンと縮合させた。第二アミンを塩酸塩として単離した。この 第二アミンを酢酸ベンジルとエタノール中室温で3時間縮合させることによりβ −アミノ酸誘導体を得た。この誘導体を直接水素化(Pd/C,H2,エタノー ル、2ポンド/平方インチ)することにより3−〔メチル〔3−〔4−フェニル メチル)フェノキシ〕プロピル〕−アミノ〕プロパン酸を得た。 生物学的評価 シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤とLTA4ヒドロラーゼ阻害剤とのコンビネ ーションを下記試験に記載のように評価した。移植および移植片拒絶の評価 用いた皮膚移植の方法は以前に記述されている〔D.Steinmuller,Skin Graft ing.Surgical Techniques in Immunology,Methods Enzymol.108,20( 1984)〕。簡単に言えば、生後8−12週の雄BIO.Brマウスから尾の 皮膚を採り、冷食塩水中に貯蔵した。雄C57BL/10マウスを麻酔し、背を 剃った。背をアルコールでこすり、皮膚1cm2片を取り除いた。同様な寸法の皮 膚片をBIO.Brマウスの尾の皮膚から切り取り、C57BL/10マウ スの背の削り取った区域に置いた。ワセリン被覆した包帯を移植片に置き、包帯 でその場に固定した。化合物は0.5%メチルセルロース(Sigma,セントルイス , 合物を0.1mlの体積で腹腔内注射により投与し、これを皮膚移植の日に開始し 、移植片拒絶まで続けた。シクロスポリンA(csa)は、薬局で「Sandimmune Inje ction」として購入した。化合物は単独で、あるいはCOX−2およびLTA4 ヒドロラーゼ阻害剤のコンビネーションとして投与した。包帯は移植後8日間ま でその位置に殖した。この時点で包帯を取り除き、移植片を拒絶反応の徴候につ いて毎日観察した。拒絶反応は、移植した皮膚が完全に黒くなるか、かさぶたを 生じることにより決定した。動物に、下記の用量範囲のいずれかで投与した。 例 1 @ M,W,F @10mpk/日; 例 2 @ 30mpk/日,q.d.; 例 3 @ 10mpk/日,q.d.; csa @ 5mpk/日,b.d. COX−2阻害剤またはLTA4ヒドロラーゼ阻害剤のコンビネーションは、 体重1kg当り約10−20mgの投薬量で、移植片の拒絶を遅らせる点で活性化で あるに違いない。COX−2阻害剤またはLTA4ヒドロラーゼ阻害剤と、低用 量の免疫抑制剤シクロスポリンAとの共同投与は、移植片の生存の延長を促進す るに違いなく、シクロスポリンと併用したとき、加成的あるいは相乗的な効果を 生じうる。 例 4 下記成分: シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤700mgおよびLTA4ヒドロラーゼ阻害剤 700mg を含む製剤を調製した。 例 5 下記成分: 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチ ル)−1H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド350mgおよび3 −〔メチル〔3−〔4−フェニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミノ〕プロ パン酸700mg を有する製剤を調製した。 また本発明の範囲内に、本コンビネーション療法の活性化合物を、一種以上の 無毒性、製薬上容認しうる担体および(または)希釈剤および(または)補助剤 (総括して、本明細書中では「担体」物質と呼ぶ)、および必要に応じ、他の活 性成分と共に含有してなる一群の医薬品組成物が包含される。本発明に係わる活 性化合物は、適当な経路により、なるべくはそのような経路に適合する医薬品組 成物の形で、そして企図する治療に対し有効な量で投与できる。活性化合物およ び組成物は、例えば、経口、血管内、腹腔内、皮下、筋肉内または局所的に投与 できる。 経口投与に対しては、本医薬品組成物は、例えば錠剤、カプセル、懸濁系また は液体の形をとりうる。本医薬品組成物は、特定量の活性成分を含む投薬単位の 形につくるのがよい。このような投薬単位の例は錠剤またはカプセルである。活 性成分はまた、例えば食塩水、ブドウ糖または水を適当な担体として使用する組 成物として、注射により投与することもできる。 療法上活性のある化合物の投与量および本発明化合物および(または)組成物 を用いて病気状態を処置する投与計画は、患者の年令、性別、および医学的状態 、病気の重篤さ、投与経路と頻度、および用いる個々の化合物を含めて、種々な 因子に依存し、従って広く変化しうる。医薬品組成物は、約0.1から2000 mgの範囲内、なるべくは約0.5から500mgの範囲内、そして最も好ましくは 約1から100mgの活性成分を含みうる。体重1kg当り約0.01から100mg 、なるべくは体重1kg当り約0.5から約20mg、そして最も好ましくは体重1 kg当り約0.1から10mgの一日用量が適当である。この一日分量は一回分/日 から四回分/日として投与できる。 乾癬および他の皮膚症状の場合には、本発明化合物の局所用製剤を患部へ、一 日に二回から四回適用することが好ましい。 眼または他の外部組織、例えば口および皮膚、の炎症に対しては、製剤をなる べくは、例えば0.075から30%w/w、なるべくは0.2から20%w/ w、そして最も好ましくは0.4から15%w/wの全量で、活性成分を含む局 所用軟膏またはクリームとして、あるいは坐剤として適用するのがよい。軟膏と して処方するとき、活性成分をパラフィン性あるいは水混和性の軟膏基剤と共に 使用できる。別法として、活性成分を水中油型クリーム基剤と共にクリームとし て処方できる。必要に応じ、クリーム基剤の水相は、例えば少なくとも30%w /wの多価アルコール、例えばプロピレングリコール、ブタン−1,3−ジオー ル、マンニトール、ソルビトール、グリセロール、ポリエチレングリコール、お よびその混合物を含むことができる。局所製剤は、望ましくは、皮膚または他の 患部を通して活性成分の吸収または浸透を促進する化合物を含むことができる。 このような皮膚浸透促進剤の例として、ジメチルスルホキシドおよび関連類縁物 質が挙げられる。本発明化合物は、経皮装置により投与することもできる。局所 投与は、なるべくは、リザーバー型および多孔質膜型の、あるいは充実したマト リックス変形材のいずれかの貼用薬を用いることにより達成されるであろう。い ずれの場合においても、活性薬剤は、患者の皮膚または粘膜と接触している活性 薬剤透過性接着材の中に、膜を経てリザーバーから、あるいはマイクロカプセル から絶えず送り込まれる。もし活性薬剤が皮膚から吸収されると、制御された、 かつあらかじめ定められた活性薬剤の流れが患者に投与されることになる。マイ クロカプセルの場合には、カプセル化剤も膜として働くことができる。 本発明乳濁系の油相は、公知の仕方で公知の成分から構成できる。この相は、 乳化剤だけから成ることもあるが、少なくとも一種の乳化剤と脂肪または油との 混合物、あるいは脂肪および油両方との混合物から成ることもある。なるべくは 、親水性乳化剤を、安定剤として働く親油性乳化剤と一緒に含めるのがよい。ま た、油と脂肪の両方を含めることも好ましい。乳化剤(複数のことがある)は安 定剤(複数のことがある)と共に、あるいは安定剤無しに、いわゆる乳化ワック スを形成し、そしてこのワックスは油および脂肪と共にいわゆる乳化性軟膏基剤 を形成し、これがクリーム製剤の油状に分散した相を形づくる。本発明製剤への 使用に適した乳化剤および乳化安定剤の例として、とりわけTween60,Span8 0, セトステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、グリセリルモノステアレー ト、およびラウリル硫酸ナトリウムが挙げられる。 製剤に適した油または脂肪の選択は、望む美容上の特性の達成に基づいている 。それは、本活性化合物が、医薬品としての乳濁系製剤に使用されがちな大抵の 油類に非常に溶けにくいからである。従って、クリームは、チューブまたは他の 容器からの漏れを避ける適当なコンシステンシィーをもつ非油性の、他のものを 汚しにくい洗浄可能な製品とすべきことが好ましい。直鎖または分枝鎖、一塩基 性または二塩基性アルキルエステル、例えばジイソアジペート、イソセチルステ アレート、ココナッツ脂肪酸のプロピレングリコールジエステル、イソプロピル ミリステート、デシルオレエート、イソプロピルパルミテート、ブチルステアレ ート、2−エチルヘキシルパルミテートまたは分枝鎖エステルの配合物を使用で きる。これらは要求される性質により、単独であるいはコンビネーションとして 使用できる。別法として、高融点脂質、例えば白色軟質パラフィンおよび(また は)流動パラフィンまたは他の鉱油を使用できる。 眼の局所投与に適した製剤には点眼薬があり、その場合には活性成分を適当な 担体、とりわけ活性成分に適した水性溶媒中に溶かすか、または懸濁させる。抗 炎症性活性成分は、かかる製剤中に、0.5から20%、有利な濃度としては0 .5から10%、そして特に約1.5%w/wの濃度で存在することが好ましい 。 治療の目的に対しては、本発明に係るコンビネーションの活性化合物を、指示 された投与経路に適した一種以上の補助剤と併用するのが普通である。経口投与 の場合には、化合物を乳酸ショ糖、デンプン粉、アルカン酸のセルロースエステ ル、セルロースアルキルエステル、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネ シウム、酸化マグネシウム、リン酸および硫酸のナトリウム塩およびカルシウム 塩、ゼラチン、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、 および(または)ポリビニルアルコールと混合し、次に投与に都合よいように打 錠するかカプセル化する。このようなカプセルまたは錠剤は、制御放出製剤を含 むことがあり、例えばこれはヒドロキシプロピルメチルセルロース中の活性化合 物の分散系で得られる。非経口投与に適した製剤は、水性または非水性の等張無 菌注射溶液または懸濁液の形にある。これら溶液および懸濁液は、経口投与に適 した製剤に使用することを目的として述べた一種以上の担体または希釈剤を有す る無菌粉末または顆粒から調製できる。化合物を水、ポリエチレングリコール、 プロピレングリコール、エタノール、とうもろこし油、綿実油、落花生油、胡麻 油、ベンジルアルコール、塩化ナトリウム、および(または)各種緩衝液に溶か すことができる。他の補助剤および投与様式は、製薬分野で十分に、かつ広く知 られている。 本発明を特別な具体例に関して記述したが、これら具体例の詳細を制限と解釈 すべきでない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年2月9日(1998.2.9) 【補正内容】 請求の範囲 1. (補正後)患者における免疫性、急性あるいは遅延型の過敏性応答を抑制 するための医薬品の調製のためのロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤および シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤の使用において、後者はDupont Dup 697,T aisho NS−398、メロキシカム、フロサリドおよび式I: 式中、Aは部分的に不飽和または不飽和なヘテロシクロおよび炭素環式環から 選ばれる5員または6員環置換基であり; 式中、R1はヘテロシクロ、シクロアルキル、シクロアルケニル、およびアリ ールから選ばれる少なくとも一種の置換基であり;そしてR1は、置換可能な位 置で、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル 、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミ ノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハ ロ、アルコキシ、およびアルキルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換さ れ; 式中、R2はアルキルおよびアミノから選ばれ;そして 式中、R3はハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カ ルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクロオキシ、アルキルオキシ、アルキル チオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロ シクロ、シクロアルケニル、アルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アシル、ア ルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカ ルボニル、アルアルキルカルボニル、アルアルケニル、アルコキシアルキル、ア リールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アルアルキルチオアルキル、ア ルアルコキシアルキル、アルコキシアルアルコキシアルキル、アルコキシカルボ ニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノ カルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールア ミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、ア ルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アルアルキルアミノ、N−アルキル− N−アルアルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル 、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アルアルキルア ミノアルキル、N−アルキル−N−アルアルキルアミノアルキル、N−アルキル −N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アルアルコキシ、アリールチ オ、アルアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノス ルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリー ルスルホニル、N−アルキル−N−アリールアミノスルホニルから選ばれる基で ある、を有する化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩から選ばれる上記使用 。 2. (補正後)ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤およびシクロオキシゲ ナーゼ−2阻害剤を順次に投与する、請求項1記載の使用。 3. (補正後)ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤およびシクロオキシゲ ナーゼ−2阻害剤を実質的に同時に投与する、請求項1記載の使用。 4. (補正後)ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、Rhone-Poulenc Ro rer RP−64966および式II: Ar1−Q−Ar2−Y−R−Z (II) 式中、Ar1は (i) フェニルおよび置換フェニル、即ちCl、Br、F、CF3、低級ア ルキル、低級アルコキシ、NH2、NO2およびOHから選ばれる置 換基で、一、二、または三置換されたフェニル; (ii) 2−、4−または5−チアゾリル、 (iii)2−、3−または4−ピリジニル、 (iv) 2−または3−チエニル、および (v) 2−または3−フリル から選ばれるアリール部分であり; 式中、Ar2から選ばれるアリール部分であり; 式中、Qは (i) −O−、 (ii) −CH2−、 (iii) −OCH2−、 (iv) −CH2O−、 (v) −NH−; (vi) −NHCH2−、 (vii) −CH2NH−、 (viii) −CF2−、 (ix) −CH=CH−、 (x) −CH2CH2−、および (xi) 炭素−炭素 単結合 から選ばれ; 式中、Yは (i) −O−、 (ii) −S−、 (iii) −NH−、 (iv) −S(O)−、および (v) −S(O2)−、 から選ばれ; 式中、Rは (i) 直鎖または分枝C2−C6アルキレニル、および (ii) −C(R13)(R14)−(CH2)m− から選ばれ; 式中、Zは (viii) 少なくとも1個のヘテロ原子を有する単環式または二環式ヘテロ芳 香族部分(該ヘテロ原子は窒素であり;単環式ヘテロ芳香族部分は 5員または6員環からなり、二環式ヘテロ芳香族部分は縮合9員ま たは10員環からなる) から選ばれ; 式中、R4およびR5は、それぞれ (i) H、 (ii) 低級アルキルまたはアリル、 (iii) ベンジル、 (iv) −(CH2)aCOR18 (vi) −(CH2)a−OH; から選ばれ; 式中、R6およびR7はそれぞれHまたは低級アルキルであり; 式中、R8およびR9はそれぞれ から選ばれ; 式中、R10はH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、またはヒ ドロキシであり、あるいはR10はR13と一緒に結合して1個または2個の炭素原 子を有するアルキレニル基となり; 式中、R11およびR12はそれぞれH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ 、NH2、NO2またはOHであり; 式中、R13はHまたは低級アルキルであり、あるいはR13はR10と一緒に結合し て1個または2個の炭素原子を有するアルキレニル基となり; 式中、R14はHまたは低級アルキルであり; 式中、R15は (i) H、 (ii) −OHまたは=O、 (iii) −(CH2)aCOR18 (iv) −(CH2)aCONH(CH2)bCO219、および (v) −NHR20; から選ばれ; 式中、R16およびR17は、それぞれ水素または−(CH2)aCOR18であるが、た だしR16とR17の少なくとも一つは水素であることを条件とし; 式中、R18は−OR19、−NHR19または−NHNH2であり; 式中、R19はH、低級アルキルまたはベンジルであり; 式中、R20はH、低級アルキル、ベンジル、−COR19または−CONH2であ り; ルキル、−CONH2、−CSNH2、−COCH3または−SO2CH3であり; 式中、aおよびbは、それぞれ0から5の整数であり; 式中、mは1、2または3であり; 式中、nは0、1、2または3であり; 式中、pは1または2であり;そして 式中、qは1、2または3であるが、 ただし、Rが−C(R13)(R14)−(CH2)m−、そしてR13はR10と一緒に結 合して1または2炭素原子を有するアルキレニル基を形成する場合には、 −Ar2−Y−R−は (式中、Xは−CH−または−N−であり;式中、rは1または2である)であ ることを条件とし、両方が−(CH2aCOR18である場合には、aは0でないことを条件とする、 を有する化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩、および製薬上容認しうる担 体から選ばれる、請求項1記載の使用。 5. (補正後)ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、式II: 式中、Qは−O−、−CH2−、−CF2−または−CH2O−であり; R11およびR22は、それぞれH、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、N H2またはNO2である、 を有する化合物から選ばれる、請求項4記載の使用。 6. (補正後)ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、Ar1−Q−Ar2 −Yが 式中、X2は−S−または−CH=N−であり、Qは−CH2−、−CF2−、 −O−または−CH2O−である、 である式IIの化合物から選ばれる、請求項4記載の使用。 7. (補正後)ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、 エチル−1−〔2−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕エチル〕−4−ピペ リジン−カルボキシレート; 1−〔2−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕エチル〕−2−メチル−4− テトラゾリルピペリジン; 1−〔2−〔4−(4−(2−オキサゾリル)フェノキシ)フェノキシ〕エチル 〕ピロリジン; 3−〔メチル〔3−〔4−(2−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミ ノ〕プロパン酸; メチル−3−〔メチル〔3−〔4−(2−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピ ル〕アミノ〕プロパノエート; 3−〔メチル〔3−〔4−(3−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミ ノ〕プロパン酸; メチル−3−〔メチル〔3−〔4−(3−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピ ル〕アミノ〕プロパノエート; 3−〔メチル〔3−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミノ〕 プロパン酸; 3−〔メチル〔3−〔4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕プロピル〕 アミノ〕プロパン酸; および 3−〔メチル〔3−〔4−(4−ビフェニルオキシ)フェノキシ〕プロピル〕ア ミノ〕プロパン酸 からなる群の化合物、それらのプロドラッグおよびそれらの製薬上容認しうる塩 から選ばれる、請求項4記載の使用。 8. (補正後)Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル、ジヒドロフリル、イミ ダゾリル、およびピラゾリルから選ばれ;R1は5員および6員ヘテロシクロ、 およびアリール(フェニル、ビフェニルおよびナフチルから選ばれる)から選ば れ、そしてR1は、置換可能な位置で、低級アルキル、低級ハロアルキル、シア ノ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、低級ヒドロキシ アルキル、低級ハロアルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、フェニルアミノ 、ニトロ、低級アルコキシアルキル、低級アルキルスルフィニル、ハロ、低級ア ルコキシおよび低級アルキルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換され; R2はアミノであり:R3はオキソ、シアノ、カルボキシル、低級アルコキシカル ボニル、低級カルボキシアルキル、低級シアノアルキル、ハロ、低級アルキル、 低級アルキルオキシ、低級シクロアルキル、フェニル、低級ハロアルキル、5員 または6員ヘテロシクロ、低級ヒドロキシルアルキル、低級アルアルキ ル、アシル、フェニルカルボニル、低級アルコキシアルキル、5員または6員ヘ テロアリールオキシ、アミノカルボニル、低級アルキルアミノカルボニル、低級 アルキルアミノ、低級アミノアルキル、低級アルキルアミノアルキル、フェニル オキシ、および低級アルアルコキシから選ばれる基である化合物あるいはその製 薬上容認しうる塩から選ばれる、請求項1記載の使用。 9. (補正後)Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、および ピラゾリルから選ばれ;R1は、置換可能な位置で、メチル、エチル、イソプロ ピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、トリフルオロ メチル、シアノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキ シメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチ ルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジプロピルアミノ、N−ブチルアミノ、 N−メチル−N−エチルアミノ、ニトロ、メトキシメチル、メチルスルフィニル 、フルオロ、クロロ、ブロモ、メトキシ、エトキシ、プロボキシ、n−ブトキシ 、ペントキシ、およびメチルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換された フェニルであり;R2はアミノであり;R3はオキソ、シアノ、カルボキシル、メ トキシカルボニル、エトキシカルボニル、カルボキシプロピル、カルボキシメチ ル、カルボキシエチル、シアノメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エ チル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル 、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジ クロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロ ピル、フルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチ ル、ジクロロプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、ペン トキシ、シクロヘキシル、フェニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサ ゾリル、フリル、ピラジニル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシプロピル、ベンジ ル、ホルミル、フェニルカルボニル、メトキシメチル、フリルメチルオキシ、ア ミノカルボニル、N−メチルアミノカルボニル、N,N−ジメチルアミノカルボ ニル、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジプロピルアミノ 、N−ブチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、アミノメチル、N,N− ジメチルアミノメチル、N−メチル−N−エチルアミノメチル、ベンジルオ キシ、およびフェニルオキシから選ばれる基である化合物あるいはその製薬上容 認しうる塩から選ばれる、請求項8記載の使用。 10.(補正後)シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル )−2−(5H)−フラノン; 3−フェニル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−(5H)−フラ ノン; 4−〔5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ ラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ ラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチ ル)−1H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 3−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフルオロメチル −1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 2−メチル−5−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフ ルオロメチル−1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 4−〔2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル) −1H−イミダゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベンゼンスル ホンアミド; 4−〔5−ヒドロキシエチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベ ンゼンスルホンアミド; 〔2−トリフルオロメチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキ サゾリル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔2−メチル−4−フェニル−5−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミ ド;および 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル−2−トリフルオロメチル )−4−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミド からなる群中の化合物、それらのプロドラッグおよびそれらの製薬上容認しうる 塩から選ばれる、請求項9記載の使用。 22.(補正後)請求項1記載の使用において、患者に移植された臓器の拒絶反 応を起こしやすいか、拒絶反応に悩まされている患者における免疫応答、即ち移 植片対宿主疾患、自己免疫疾患、炎症性疾患、あるいは根底にある自己免疫また は炎症反応性または応答に関する症状、アレルギー、喘息、気道過敏性、敗血性 ショック、重症筋無力症、自己免疫性甲状腺炎、グレーヴス病、自己免疫性溶血 性貧血、自己免疫性血小板減少性紫斑病、混合結合組織病、特発性アジソン病、 シェーグレン症候群、じんま疹、急性過敏性応答あるいは遅延性過敏性応答、グ ッドパスチャー症候群、溶血性貧血、接触性皮膚炎、肉芽腫、抗体誘発性血小板 減少症、過敏性肺炎、糸球体腎炎、甲状腺炎、脳脊髄炎、あるいは髄膜炎を抑制 することによる上記使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/422 A61K 31/422 31/454 31/454 45/00 45/00 A61P 7/00 A61P 7/00 25/00 25/00 35/00 35/00 37/06 37/06 37/08 37/08 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN,YU (72)発明者 イサクソン,ピーター,シー. アメリカ合衆国63005 ミズーリ州クラー クソン バレイ,リッジレイ ウッズ ド ライブ 2292 (72)発明者 アンダーソン,ゲイリイ アメリカ合衆国63043 ミズーリ州メリー ランド ハイツ,マッケルベイ ヒル ド ライブ 1885,アパートメント 311

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 患者における免疫性、急性または遅延型過敏性応答を抑制する方法におい て、前記患者を治療上有効な量のロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤および シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤で治療することからなり、そして後者はDupont Dup697,Taisho NS−398、メロキシカム、フロサリドおよび式I: 式中、Aは部分的に不飽和または不飽和なヘテロシクロおよび炭素環式環から 選ばれる5員または6員環置換基であり、 式中、R1はヘテロシクロ、シクロアルキル、シクロアルケニル、およびアリ ールから選ばれる少なくとも1種の置換基であり、そして 式中、R1は、置換可能な位置で、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボ キシル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアル コキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキ ル、アルキルスルフィニル、ハロ、アルコキシおよびアルキルチオから選ばれる 1個以上の基で任意に置換され; 式中、R2はアルキルおよびアミノから選ばれ;そして 式中、R2は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、 カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクロオキシ、アルキルオキシ、アルキ ルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテ ロシクロ、シクロアルケニル、アルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アシル、 アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリール カルボニル、アルアルキルカルボニル、アルアルケニル、アルコキシアルキル、 アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アルアルキルチオアルキル、 アルアルコキシアルキル、アルコキシアルアルコキシアルキル、アルコキシカル ボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミ ノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールア ミノカルボニル、アルキル、アミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、 アルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アルアルキルアミノ、N−アルキル −N−アルアルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキ ル、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アルアルキル アミノアルキル、N−アルキル−N−アルアルキルアミノアルキル、N−アルキ ル−N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アルアルコキシ、アリール チオ、アルアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノ スルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリ ールスルホニル、N−アルキル−N−アリールアミノスルホニルから選ばれる基 である、 を有する化合物あるいはその製薬上容認しうる塩から選ばれる上記方法。 2. ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤とシクロオキシゲナーゼ−2阻害 剤とを順次に投与する、請求項1記載の方法。 3. ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤とシクロオキシゲナーゼ−2阻害 剤とを実質的に同時に投与する、請求項1記載の方法。 4. ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、Rhone-Poulenc Rorer RP− 64966および式II: Ar1−Q−Ar2−Y−R−Z (II) 式中、Ar1は (i) フェニル;ならびに Cl、Br、F、CF3、低級アルキル、低級アルコキシ、NH2、 NO2およびOHから選ばれる置換基で一、二、または三置換された フェニル; (ii) 2−、4−または5−チアゾリル、 (iii)2−、3−または4−ピリジニル、 (iv) 2−または3−チエニル、および (v) 2−または3−フリル から選ばれるアリール部分であり; 式中、Ar2から選ばれるアリール部分であり; 式中、Qは (i) −O−、 (ii) −CH2−、 (iii) −OCH2−、 (iv) −CH2O−、 (v) −NH−、 (vi) −NHCH2−、 (vii) −CH2NH−、 (viii) −CF2−、 (ix) −CH=CH−、 (x) −CH2CH2−、および (xi) 炭素−炭素 単結合 から選ばれ; 式中、Yは (i) −O−、 (ii) −S−、 (iii) −NH−、 (iv) −S(O)−、および (v) −S(O2)−、 から選ばれ; 式中、Rは (i) 直鎖または分枝C2−C6アルキレニル;および (ii) −C(R13)(R14)−(CH2)m− から選ばれ;そして 式中、Zは (vii) 少なくとも1個のヘテロ原子を有する単環または二環式ヘテロ芳香族 部分(ヘテロ原子は窒素であり、単環式ヘテロ芳香族部分は5員また は6員環からなり、二環式ヘテロ芳香族部分は縮合9員または10員 環からなる) から選ばれ; 式中、R4およびR5は、それぞれ (i) H、 (ii) 低級アルキルまたはアリル、 (iii) ベンジル、 (iv) −(CH2)aCOR18 (v) および (vi) −(CH2)a−OH から選ばれ; 式中、R6およびR7は、それぞれHまたは低級アルキルであり; 式中、R8およびR9は、それぞれ から選ばれ; 式中、R10はH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロまたはヒ ドロキシであり、あるいはR10はR13と一緒に結合して1または2炭素原子を有 するアルキレニル基となり; 式中、R1およびR12は、それぞれH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコ キシ、NH2、NO2またはOHであり; 式中、R13はH、または低級アルキルであり、あるいはR13はR10と一緒に結 合して1または2炭素原子を有するアルキレニル基となり; 式中、R14はHまたは低級アルキルであり; 式中、R15は (i) H、 (ii) −OH または =O、 (iii) −(CH2)aCOR18 (iv) −(CH2)aCONH(CH2)bCO219、および (v) −NHR20 から選ばれ; 式中、R16およびR17は、それぞれ水素、または−(CH2)aCOR18であるが 、ただしR16とR17の少なくとも一つは水素であることを条件とし; 式中、R18は−OR19、−NHR19または−NHNH2であり; 式中、R19はH、低級アルキルまたはベンジルであり; 式中、R20はH、低級アルキル、ベンジル、−COR19または−CONH2で あり; アルキル、−CONH2、−CSNH2、−COCH3または−SO2CH3であり ; 式中、aおよびbは、それぞれ0から5の整数であり; 式中、mは1、2または3であり; 式中、nは0、1、2または3であり; 式中、pは1または2であり;そして 式中、qは1、2または3であるが、 ただし、Rが−C(R13)(R14)−(CH2)m−で、R13がR10と一緒に結合し て1または2炭素原子を有するアルキレニル基を形成する場合には、−Ar2− Y−R−は (式中、Xは−CH−または−N−であり;rは1または2である)であること を条件とし;更にまた、 よびR5両方が−(CH2aCOR18である場合には、aは0でないことを条 件とする、 を有する化合物またはその製薬上容認しうる塩、および製薬上容認しうる担体か ら選ばれる、請求項1記載の方法。 5. ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、式II: 式中、Qは−O−、−CH2−、−CF2−または−CH2O−であり;R11お よびR22は、それぞれH、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、NH2ま たはNO2である、 を有する化合物から選ばれる、請求項4記載の方法。 6. ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、Ar1−Q−Ar2−Yが 式中、X2は−S−または−CH=N−であり、Qは−CH2−、−CF2−、 −O−または−CH2O−である、 である式IIの化合物から選ばれる、請求項4記載の方法。 7. ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、 エチル−1−〔2−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕エチル〕−4−ピペ リジン−カルボキシレート; 1−〔2−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕エチル〕−2−メチル−4− テトラゾリルピペリジン; 1−〔2−〔4−(4−(2−オキサゾリル)フェノキシ)フェノキシ〕エチル 〕ピロリジン; 3−〔メチル〔3−〔4−(2−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミ ノ〕プロパン酸; メチル−3−〔メチル〔3−〔4−(2−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピ ル〕アミノ〕プロパノエート; 3−〔メチル〔3−〔4−(3−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミ ノ〕プロパン酸; メチル−3−〔メチル〔3−〔4−(3−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピ ル〕アミノ〕プロパノエート; 3−〔メチル〔3−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミノ〕 プロパン酸; 3−〔メチル〔3−〔4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕プロピル〕 アミノ〕プロパン酸; および 3−〔メチル〔3−〔4−(4−ビフェニルオキシ)フェノキシ〕プロピル〕ア ミノ〕プロパン酸 からなる群の化合物、それらのプロドラッグおよびそれらの製薬上容認しうる塩 から選ばれる、請求項4記載のコンビネーション。 8. Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル、ジヒドロフリル、イミダゾリル、 およびピラゾリルから選ばれ;R1は5員および6員ヘテロシクロ、およびアリ ール(フェニル、ビフェニルおよびナフチルから選ばれる)から選ばれ、そして R1は、置換可能な位置で、低級アルキル、低級ハロアルキル、シアノ、カルボ キシル、低級アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、低級ヒドロキシアルキル、 低級ハロアルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、フェニルアミノ、ニトロ、 低級アルコキシアルキル、低級アルキルスルフィニル、ハロ、低級アルコキシお よび低級アルキルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換され;R2はアミ ノであり;R3はオキソ、シアノ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、 低級カルボキシアルキル、低級シアノアルキル、ハロ、低級アルキル、低級アル キルオキシ、低級シクロアルキル、フェニル、低級ハロアルキル、5員または6 員ヘテロシクロ、低級ヒドロキシルアルキル、低級アルアルキル、アシル、フェ ニルカルボニル、低級アルコキシアルキル、5員または6員ヘテロアリールオキ シ、アミノカルボニル、低級アルキルアミノカルボニル、低級アルキルアミノ、 低級アミノアルキル、低級アルキルアミノアルキル、フェニルオキシ、および低 級アルアルコキシから選ばれる基である化合物あるいはその製薬上容認しうる塩 で処置する、請求項1記載の方法。 9. Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、およびピラゾリル から選ばれ;R1は、置換可能な位置で、メチル、エチル、イソプロピル、ブチ ル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、トリフルオロメチル、シ アノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、 トリフルオロメトキシ、アミノ、N−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、 N−エチルアミノ、N,N−ジプロピルアミノ、N−ブチルアミノ、N−メチル −N−エチルアミノ、ニトロ、メトキシメチル、メチルスルフィニル、フルオロ 、クロロ、ブロモ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、ペントキ シ、およびメチルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換されたフェニルで あり;R2はアミノであり;R3はオキソ、シアノ、カルボキシル、メトキシカル ボニル、エトキシカルボニル、カルボキシプロピル、カルボキシメチル、カルボ キシエチル、シアノメチル、フルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、エチル、イソ プロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、フルオロ メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチ ル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、フル オロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロプロピル、ジクロロエチル、ジクロ ロプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、ペントキシ、シ クロヘキシル、フェニル、ピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、フ リル、ピラジニル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシプロピル、ベンジル、ホルミ ル、フェニルカルボニル、メトキシメチル、フリルメチルオキシ、アミノカルボ ニル、N−メチルアミノカルボニル、N,N−ジメチルアミノカルボニル、N, N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジプロピルアミノ、N−ブチ ルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、アミノメチル、N,N−ジメチルア ミノメチル、N−メチル−N−エチルアミノメチル、ベンジルオキシ、およびフ ェニルオキシである化合物あるいはその製薬上容認しうる塩で処置する、請求項 8記載の方法。 10.シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル )−2−(5H)−フラノン; 3−フェニル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−(5H)−フラ ノン; 4−〔5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ ラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ ラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチ ル)−1H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 3−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフルオロメチル −1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 2−メチル−5−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフ ルオロメチル−1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 4−〔2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル) −1H−イミダゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベンゼンスル ホンアミド; 4−〔5−ヒドロキシエチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベ ンゼンスルホンアミド; 〔2−トリフルオロメチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキ サゾリル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔2−メチル−4−フェニル−5−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミ ド;および 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル−2−トリフルオロメチル )−4−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミド からなる群中の化合物、それらのプロドラッグおよびそれらの製薬上容認しうる 塩から選ばれる、請求項9記載の方法。 11.治療上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤、ロイコトリエンA4 ヒドロラーゼ阻害剤および免疫抑制性薬剤(抗増殖剤、抗炎症作用化合物、およ び白血球活性化の阻害剤から選ばれる)からなる配合剤。 12.シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、Dupont Dup−697,Taisho NS −398、メロキシカム、フロサリドおよび式I: 式中、Aは、部分的に不飽和または不飽和なヘテロシクロおよび炭素環式環か ら選ばれる5員または6員環置換基であり; 式中、R1はヘテロシクロ、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリー ルから選ばれる少なくとも1種の置換基であり、そしてR1は、置換可能な位置 で、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル、 ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ 、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハロ 、アルコキシおよびアルキルチオから選ばれる1個以上の基で任意に置換され; 式中、R2はアルキルおよびアミノから選ばれ;そして 式中、R3はハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、カ ルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクロオキシ、アルキルオキシ、アルキル チオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロ シクロ、シクロアルケニル、アルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アシル、ア ルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリールカ ルボニル、アルアルキルカルボニル、アルアルケニル、アルコキシアルキル、ア リールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アルアルキルチオアルキル、ア ルアルコキシアルキル、アルコキシアルアルコキシアルキル、アルコキシカルボ ニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミノ カルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールアミ ノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アル キルアミノ、N−アリールアミノ、N−アルアルキルアミノ、N−アルキル−N −アルアルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル、 アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アルアルキルアミ ノアルキル、N−アルキル−N−アルアルキルアミノアルキル、N−アルキル− N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アルアルコキシ、アリールチオ 、アルアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノスル ホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリール スルホニル、N−アルキル−N−アリールアミノスルホニルから選ばれる基であ る、を有する化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩から選ばれる、請求項1 1記載の配合剤。 13.ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤は、Rhone-Poulenc Rorer RP− 64966および式II: Ar1−Q−Ar2−Y−R−Z (II) 式中、Ar1は (i) フェニル、および置換フェニル、即ちCl、Br、F、CF3、低級 アルキル、低級アルコキシ、NH2、NO2およびOHから選ばれる 置換基で一、二、または三置換されたフェニル; (ii) 2−、4−または5−チアゾリル、 (iii)2−、3−または4−ピリジニル、 (iv) 2−または3−チエニル、および (v) 2−または3−フリル から選ばれるアリール部分であり; 式中、Ar2から選ばれるアリール部分であり; 式中、Qは (i) −O−、 (ii) −CH2−、 (iii) −OCH2−、 (iv) −CH2O−、 (v) −NH−; (vi) −NHCH2−、 (vii) −CH2NH−、 (viii) −CF2−、 (ix) −CH=CH−、 (x) −CH2CH2−、および (xi) 炭素−炭素 単結合 から選ばれ; 式中、Yは (i) −O−、 (ii) −S−、 (iii) −NH−、 (iv) −S(O)−、および (v) −S(O2)−、 から選ばれ; 式中、Rは (i)直鎖または分枝C2−C6アルキレニル、および (ii)−C(R13)(R14)−(CH2)m− から選ばれ; 式中、Zは (viii)少なくとも1個のヘテロ原子を有する単環式または二環式ヘテロ芳香族 部分(該ヘテロ原子は窒素であり;単環式ヘテロ芳香族部分は5員また は6員環からなり、二環式ヘテロ芳香族部分は縮合9員または10員環 からなる) から選ばれ; 式中、R4およびR5は、それぞれ (i) H、 (ii) 低級アルキルまたはアリル、 (iii) ベンジル、 (iv) −(CH2)aCOR18 (v) および (vi) −(CH2)a−OH; から選ばれ; 式中、R6およびR7はそれぞれHまたは低級アルキルであり; 式中、R8およびR9はそれぞれ から選ばれ; 式中、R10はH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、またはヒ ドロキシであり、あるいはR10はR13と一緒に結合して1個または2個の炭素原 子を有するアルキレニル基となり; 式中、R11およびR12はそれぞれH、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ 、NH2、NO2またはOHであり; 式中、R13はHまたは低級アルキルであり、あるいはR13はR10と一緒に結合し て1個または2個の炭素原子を有するアルキレニル基となり; 式中、R14はHまたは低級アルキルであり; 式中、R15は (i) H、 (ii) −OH または =O、 (iii) −(CH2)aCOR18 (iv) −(CH2)aCONH(CH2)bCO219、および (v) −NHR20; から選ばれ; 式中、R16およびR17は、それぞれ水素または−(CH2)aCOR18であるが、た だしR16とR17の少なくとも一つは水素であることを条件とし; 式中、R18は−OR19、−NHR19または−NHNH2であり; 式中、R19はH、低級アルキルまたはベンジルであり; 式中、R20はH、低級アルキル、ベンジル、−COR19または−CONH2であ り; ルキル、−CONH2、−CSNH2、−COCH3または−SO2CH3であり; 式中、aおよびbは、それぞれ0から5の整数であり; 式中、mは1、2または3であり; 式中、nは0、1、2または3であり; 式中、pは1または2であり;そして 式中、qは1、2または3であるが、 ただし、Rが−C(R13)(R14)−(CH2)m−、そしてR13はR10と一緒に結 合して1または2炭素原子を有するアルキレニル基を形成する場合には、 −Ar2−Y−R−は (式中、Xは−CH−または−N−であり;式中、rは1または2である)であ ることを条件とし、 の両方が−(CH2aCOR18である場合には、aは0でないことを条件とす る、 を有する化合物、あるいはその製薬上容認しうる塩、および製薬上容認しうる担 体から選ばれる、請求項12記載の配合剤。 14.請求項13記載の配合剤において、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害 剤は、Rhone-Poulenc Rorer RP−64966、 エチル−1−〔2−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕エチル〕−4−ピペ リジン−カルボキシレート; 1−〔2−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕エチル〕−2−メチル−4− テトラゾリルピペリジン; 1−〔2−〔4−(4−(2−オキサゾリル)フェノキシ)フェノキシ〕エチル 〕ピロリジン; 3−〔メチル〔3−〔4−(2−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミ ノ〕プロパン酸; メチル−3−〔メチル〔3−〔4−(2−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピ ル〕アミノ〕プロパノエート; 3−〔メチル〔3−〔4−(3−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミ ノ〕プロパン酸; メチル−3−〔メチル〔3−〔4−(3−チエニルメチル)フェノキシ〕プロピ ル〕アミノ〕プロパノエート; 3−〔メチル〔3−〔4−(フェニルメチル)フェノキシ〕プロピル〕アミノ〕 プロパン酸; 3−〔メチル〔3−〔4−(4−フルオロフェノキシ)フェノキシ〕プロピル〕 アミノ〕プロパン酸; および 3−〔メチル〔3−〔4−(4−ビフェニルオキシ)フェノキシ〕プロピル〕ア ミノ〕プロパン酸 から選ばれる上記配合剤。 15.請求項12記載の配合剤において、Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル 、チエニル、ジヒドロフリル、フリル、ピロリル、ピラゾリル、チアゾリル、イ ミ ダゾリル、イソチアゾリル、シクロペンテニル、フェニルおよびピリジルから選 ばれ;R1は5員、および6員ヘテロシクロ、低級シクロアルキル、低級シクロ アルケニルおよびアリール(フェニル、ビフェニルおよびナフチルから選ばれる )から選ばれそしてR1は、置換可能な位置で、低級アルキル、低級ハロアルキ ル、シアノ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、低級ヒ ドロキシアルキル、低級ハロアルコキシ、アミノ、低級アルキルアミノ、フェニ ルアミノ、ニトロ、低級アルコキシアルキル、低級アルキルスルフィニル、ハロ 、低級アルコキシおよび低級アルキルチオから選ばれる一つ以上の基で任意に置 換され;R2は低級アルキルおよびアミノから選ばれ;R3はハロ、低級アルキル 、オキソ、シアノ、カルボキシル、低級シアノアルキル、ヘテロアリールオキシ 、低級アルキルオキシ、低級シクロアルキル、フェニル、低級ハロアルキル、5 員または6員ヘテロシクロ、低級ヒドロキシアルキル、低級アルアルキル、アシ ル、フェニルカルボニル、低級アルコキシアルキル、ヘテロアリールオキシ、ア ルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルキル アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、アリールオキシ、およびア ルアルコキシから選ばれる基である化合物あるいはその製薬上容認しうる塩を含 有する上記配合剤。 16.請求項15記載の配合剤において、Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル 、ジヒドロフリル、イミダゾリル、およびピラゾリルから選ばれ;R1は5員お よび6員ヘテロシクロ、およびアリール(フェニル、ビフェニルおよびナフチル から選ばれる)から選ばれ、そしてR1は、置換可能な位置で、低級アルキル、 低級ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、ヒドロ キシル、低級ヒドロキシアルキル、低級ハロアルコキシ、アミノ、低級アルキル アミノ、フェニルアミノ、ニトロ、低級アルコキシアルキル、低級アルキルスル フィニル、ハロ、低級アルコキシおよび低級アルキルチオから選ばれる一つ以上 の基で任意に置換され;R2はアミノであり:R3はオキソ、シアノ、カルボキシ ル、低級アルコキシカルボニル、低級カルボキシアルキル、低級シアノアルキル 、ハロ、低級アルキル、低級アルキルオキシ、低級シクロアルキル、フェニル、 低級ハロアルキル、5員または6員ヘテロシクロ、低級ヒドロキシアルキル、低 級 アルアルキル、アシル、フェニルカルボニル、低級アルコキシアルキル、5員ま たは6員ヘテロアリールオキシ、アミノカルボニル、低級アルキルアミノカルボ ニル、低級アルキルアミノ、低級アミノアルキル、低級アルキルアミノアルキル 、フェニルオキシ、および低級アルアルコキシから選ばれる基である化合物ある いはその製薬上容認しうる塩を含有する上記配合剤。 17.請求項16記載の配合剤において、Aはオキサゾリル、イソオキサゾリル 、イミダゾリル、およびピラゾリルから選ばれ:R1は、置換可能な位置で、メ チル、エチル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチル、ペンチル、 ヘキシル、トリフルオロメチル、シアノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、 ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、N−メチル アミノ、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、N,N−ジプロピルアミ ノ、N−ブチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、ニトロ、メトキシメチ ル、メチルスルフィニル、フルオロ、クロロ、ブロモ、メトキシ、エトキシ、プ ロポキシ、n−ブトキシ、ペントキシ、およびメチルチオから選ばれる一つ以上 の基で任意に置換されたフェニルであり;R2はアミノであり;R3はオキソ、シ アノ、カルボキシル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、カルボキシプ ロピル、カルボキシメチル、カルボキシエチル、シアノメチル、フルオロ、クロ ロ、ブロモ、メチル、エチル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、イソブチ ル、ペンチル、ヘキシル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメ チル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ペンタフルオロエチ ル、ヘプタフルオロプロピル、フルオロメチル、ジフルオロエチル、ジフルオロ プロピル、ジクロロエチル、ジクロロプロピル、メトキシ、エトキシ、プロポキ シ、n−ブトキシ、ペントキシ、シクロヘキシル、フェニル、ピリジル、チエニ ル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、ピラジニル、ヒドロキシメチル、ヒド ロキシルプロピル、ベンジル、ホルミル、フェニルカルボニル、メトキシメチル 、フリルメチルオキシ、アミノカルボニル、N−メチルアミノカルボニル、N, N−ジメチルアミノカルボニル、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルアミノ、 N,N−ジプロピルアミノ、N−ブチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ 、アミノメチル、N,N−ジメチルアミノメチル、N−メチル−N−エチルアミ ノメチ ル、ベンジルオキシ、およびフェニルオキシから選ばれる基である化合物あるい はその製薬上容認しうる塩を含有する上記配合剤。 18.請求項17記載の配合剤において、シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル )−2−(5H)−フラノン; 3−フェニル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−(5H)−フラ ノン; 4−〔5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ ラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ ラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(ジフルオロメチ ル)−1H−ピラゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 3−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフルオロメチル −1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 2−メチル−5−〔1−〔4−(メチルスルホニル)フェニル〕−4−トリフ ルオロメチル−1H−イミダゾール−2−イル〕ピリジン; 4−〔2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル) −1H−イミダゾール−1−イル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベンゼンスル ホンアミド; 4−〔5−ヒドロキシエチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル〕ベ ンゼンスルホンアミド; 〔2−トリフルオロメチル−5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−オキ サゾリル〕ベンゼンスルホンアミド; 4−〔2−メチル−4−フェニル−5−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミ ド; および 4−〔5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル−2−トリフルオロメチル ) −4−オキサゾリル〕ベンゼンスルホンアミド からなる群中の化合物、それらのプロドラッグおよび製薬上容認しうる塩から選 ばれる上記配合剤。 19.白血球活性化阻害剤はシクロスポリンである、請求項11記載の配合剤。 20.シクロスポリンはシクロスポリンAである、請求項19記載の配合剤。 21.製薬上容認しうる担体ならびに治療上有効な量のロイコトリエンA4ヒド ロラーゼ阻害剤、シクロスポリンおよびシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤からな る医薬組成物において、前記シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤はDupont Dup 6 97,Taisho NS−398、メロキシカム、フロサリドおよび式I を有する化合物あるいはその製薬上容認しうる塩から選ばれ、そして 式中、Aは部分的に不飽和、または不飽和なヘテロシクロおよび炭素環式環か ら選ばれる5員または6員環置換基であり; 式中、R1は、ヘテロシクロ、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびアリ ールから選ばれる少なくとも一つの置換基であり;そしてR1は、置換可能な位 置で、アルキル、ハロアルキル、シアノ、カルボキシル、アルコキシカルボニル 、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミ ノ、アリールアミノ、ニトロ、アルコキシアルキル、アルキルスルフィニル、ハ ロ、アルコキシおよびアルキルチオから選ばれる一つ以上の基で任意に置換され ; 式中、R2はアルキルおよびアミノから選ばれ;そして 式中、R3は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、オキソ、シアノ、 カルボキシル、シアノアルキル、ヘテロシクロオキシ、アルキルオキシ、アルキ ルチオ、アルキルカルボニル、シクロアルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテ ロシクロ、シクロアルケニル、アルアルキル、ヘテロシクロアルキル、アシル、 アルキルチオアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシカルボニル、アリール カルボニル、アルアルキルカルボニル、アルアルケニル、アルコキシアルキル、 アリールチオアルキル、アリールオキシアルキル、アルアルキルチオアルキル、 アルアルコキシアルキル、アルコキシアルアルコキシアルキル、アルコキシカル ボニルアルキル、アミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、アルキルアミ ノカルボニル、N−アリールアミノカルボニル、N−アルキル−N−アリールア ミノカルボニル、アルキルアミノカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、ア ルキルアミノ、N−アリールアミノ、N−アルアルキルアミノ、N−アルキル− N−アルアルキルアミノ、N−アルキル−N−アリールアミノ、アミノアルキル 、アルキルアミノアルキル、N−アリールアミノアルキル、N−アルアルキルア ミノアルキル、N−アルキル−N−アルアルキルアミノアルキル、N−アルキル −N−アリールアミノアルキル、アリールオキシ、アルアルコキシ、アリールチ オ、アルアルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アミノス ルホニル、アルキルアミノスルホニル、N−アリールアミノスルホニル、アリー ルスルホニル、N−アルキル−N−アリールアミノスルホニルから選ばれる基で ある、上記配合剤。 22.請求項1記載の方法において、患者に移植された臓器の拒絶反応を起こし やすいか、拒絶反応に悩まされている患者における免疫応答、即ち移植片対宿主 疾患、自己免疫疾患、炎症性疾患、あるいは根底にある自己免疫または炎症反応 性または応答に関する症状、アレルギー、喘息、気道過敏性、敗血性ショック、 重症筋無力症、自己免疫性甲状腺炎、グレーヴス病、自己免疫性溶血性貧血、自 己免疫性血小板減少性紫斑病、混合結合組織病、特発性アジソン病、シェーグレ ン症候群、じんま疹、急性過敏性応答あるいは遅延性過敏性応答、グッドパスチ ャー症候群、溶血性貧血、接触性皮膚炎、肉芽腫、抗体誘発性血小板減少症、過 敏性肺炎、糸球体腎炎、甲状腺炎、脳脊髄炎、あるいは髄膜炎を抑制することに よる上記方法。
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