JP2001506324A - 濯ぎ液添加および乾燥機添加布帛柔軟化組成物、並びにエステルフレグランス誘導体の配送使用方法 - Google Patents

濯ぎ液添加および乾燥機添加布帛柔軟化組成物、並びにエステルフレグランス誘導体の配送使用方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は濯ぎ液添加および乾燥機添加布帛柔軟化組成物に関し、その乾燥機添加組成物は、(A)プロフレグランス混合エステル化合物と、(B)布帛柔軟化合物と、および(C)場合により、(1)三級アミンのカルボン酸塩および/または三級アミンエステルおよび(2)ノニオン性柔軟剤を含んでおり(好ましくは、(A)、(C)(1)および(C)(2)に存在する脂肪アシル基の総数のヨウ素価は、約3〜約60である)、上記濯ぎ液添加組成物は、好ましくは1種以上の液体キャリア、および好ましくは電解質を含んでいる。これらの組成物は、良好な静電気防止性および基材からの改善された配送性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 濯ぎ液添加および乾燥機添加布帛柔軟化組成物、並びに エステルフレグランス誘導体の配送使用方法 技術分野 本発明は、混合エステルプロフレグランス化合物を含有した濯ぎ液添加および 乾燥機活性化、例えば乾燥機添加柔軟化製品、組成物、および/またはこれら組 成物の製造方法、並びに上記組成物で処理された織物品および他の表面へのこの ような有機プロフレグランス化合物の配送を行うための方法に関する。これらの 製品および/または組成物は、固形で他の物質と混合された粒状形態、例えば錠 剤、ペレット、凝集物など、濯ぎ液添加向けには、好ましくは液体形態、乾燥機 添加向けには、好ましくは基材に結合させた形態をとる。乾燥された表面が水、 二酸化炭素ガス、湿気などのような低pH環境と後で接触したときに、フレグラ ンスはフレグランス活性形態で放出される。 発明の背景 洗濯製品を消費者がうけいれるかどうかは、これらの製品で得られる性能だけ ではなく、それに伴う審美性によっても決められる。したがって、香料系はこの ような市販製品の上手な処方にとり重要な面である。 所定の製品にどのような香料系を用いるかは、熟練した香料配合者による慎重 な考慮事項である。様々な化学物質および成分は香料配合者によって入手可能で あるが、入手性、コストおよび組成物中における他の成分との適合性のような考 慮事項が実際の選択肢を制限している。そのため、洗濯組成物にとり有用な効率 的で低コストの適合性香料物質について必要性が継続している。 更に、典型的な自動洗濯乾燥機で用いられる乾燥プロセスにおける高エネルギ ー投入および大きな空気流により、布帛柔軟剤製品により供されるほとんどの香 料の大部分は、乾燥機の通気孔から失われる。香料は、布帛がライン乾燥された ときでも、失われることがある。洗濯プロセスから布帛への香料持ち越し量はた いていわずかであって、布帛上に長く残存しない。フレグランス物質は、濯ぎ液 添加および乾燥機添加布帛柔軟剤組成物において多くが非常に高価で非効率的な 使用であり、布帛への非効率的な配送は消費者および布帛柔軟剤製造業者の双方 にとり非常に高いコストとなる。したがって、産業界では、特に、乾燥布帛への 長期持続的フレグランスの供給に関する改善のために、布帛柔軟剤製品における より効率的で有効なフレグランス配送を求め続けている。 加えて、消費製品でみられる香料は、典型的には2種以上の単一香料成分から 構成されている。たびたび、個別香料の組合せが特定の香料“アコード”(accor d)を配送するために用いられる。香料は、それらの性質そのものから、比較的揮 発性の化合物である。個別の香料は様々な程度の揮発性を有している。従って、 揮発性成分になるほど不揮発性成分より速い速度で失われるため、香料アコード は時間の経過と共に特性上変化しやすい。高度に望ましい揮発性トップノート(t op note)は、製品が使用で消費される前に失われることがある。香料アコードの 使用は、具体的なアコードのバッチ毎の整合性について変動リスクも生じる。多 成分香料は溶解面で異なる成分を有している。香料混合物の不適切な混合は、ア コードの最終香りに偏りを生じることがある。したがって、一貫して長く持続す る香料アコードを配送する、改善された手段について、産業界では関心がもたれ ている。 これらの問題はジまたはそれ以上のエステルと香料アルコールの内部ブレンド との併用で予想外に解決されることが、意外にもわかった。本発明の疎水性エス テルは、乾燥機により改善された永続性を呈する。これらの成分は、長期間にわ たり、洗濯物から香料を持続的に徐々に放出させる。エステルブレンドの使用は 、 一貫して長く持続する香料アコードを配送する、改善された手段も提供する。 背景技術 一般的エステル化学は、Carey et al.,Advanced Organic Chemistry,Part A,2 nd Ed.,pp.421-426(Plenum,N.Y.,1984)およびMarch,Advanced Organic Chemistr y,3rd Ed.,pp.346-354(Wiley,N.Y.,1985)に記載されている。 洗剤組成物および布帛コンディショニング組成物でフレグランス組成物として 用いられると言われる、(Odour Intensity Index,Malodour Reduction Value a nd Odour Reduction Valueについてある値を有する)フレグランス物質の組成物 は、Unilever PLCにより1990年12月27日付で公開された欧州特許出願公 開第404,470号明細書に記載されている。実施例1では、4.0%ゲラニ ルフェニルアセテートをそれ自体が含むフレグランス組成物0.2重量%を含有 した布帛洗浄組成物について記載している。リパーゼ含有洗剤で洗浄された布帛 に香りを付与するプロセスは、Firmenish S.A.により1995年2月16日付で 公開されたPCT出願第WO95/04809号明細書に記載されている。 発明の要旨 本発明は、改善された生分解性を有して、高い柔軟性効果および香料配送を発 揮する、濯ぎ液添加および乾燥機添加布帛柔軟化組成物および製品に関する。濯 ぎ液添加プロフレグランスは香料原料よりも永続的であり、蒸発によっては乾燥 機で失われない。乾燥機添加組成物は、香料効果に加えて、高い静電気防止性を 発揮する。 本発明の第一態様では、必須成分として、 (A)組成物に対して約0.01〜約15重量%、好ましくは約0.05〜約 10%、更に好ましくは約0.1〜約5%の、少くとも3種の親香料アルコール の混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エステ ルは下記式を有するものである。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリールまたは アリール基からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性またはアニオ ン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、前記親香料ア ルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合からなり、 sは0より大きい)と、 (B)約10〜約99.99重量%、好ましくは約15〜約90%、更に好ま しくは約30〜約85%、更に一層好ましくは約30〜約55%の、後で記載さ れるような、布帛柔軟化合物、好ましくは四級アンモニウム化合物、更に好まし くは生分解性のものと、そして (C)場合により i)三級アミンのカルボン酸塩および/またはエステルアミンである共柔軟 剤、 ii)ノニオン性柔軟剤、 iii)汚れ放出剤、 iv)シクロデキストリン/香料複合体および遊離香料、 v)安定剤、そして、 vi)織物処理組成物で常用される他の副成分、 からなる群より選択される、後で記載されるような成分と を含んでなる乾燥機添加組成物および/または製品に関する。 本発明の組成物は、 (a)組成物の約0.01〜約15重量%の、少くとも3種の親香料アルコー ルの混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エス テルは下記式を有するものである。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルアリールまたは アリール基からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性またはアニオ ン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、上記親香料ア ルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合からなり、 sは0より大きい)と、そして (b)組成物の約85〜約99.99重量%の、布帛柔軟化組成物を処方する ために有用な成分と を含んでなる濯ぎ液添加布帛柔軟化組成物に更に関する。 R’は、 1)製品マトリックスでの化学的安定性、 2)製品マトリックス中への処方性、 3)望ましい香料放出速度など、 のような、望ましい化学的および物理的性質の香料エステルを供するように選択 される。 加えて、上記R’およびR”部分の各々は、1以上のノニオン性および/また はアニオン性置換基で置換されているか、または非置換である。このような置換 基には、例えばハロゲン、ニトロ、カルボキシ、カルボニル、サルフェート、ス ルホネート、ヒドロキシ、アルコキシおよびそれらの混合がある。 プロフレグランスエステルを形成する上で混合アルコールを用いると、R’− (CO−)主鎖にアルコキシ置換基を組み込んだエステルを生じる。この組込み の仕方は、合成前における個別アルコールの比率、反応条件のバリエーションな どを調整してコントロールすることができる。ジまたはそれ以上のエステルを用 いると、アコードの何箇所かを単一分子中につなぎとめられる。こうして、望ま しい香料アコードの組込みがプロフレグランス化合物中に行われて、長期間にわ たりこのアコードを供するために用いられる。 本発明の組成物は、約1〜約80%、好ましくは約5〜約50%のカチオン性 布帛柔軟化合物を含むことが好ましい。本発明の希釈液体組成物は、好ましく、 は約5〜約15%のカチオン性布帛柔軟化合物を含有する。本発明の濃縮液体組 成物は、好ましくは約15〜約50%、更に好ましくは約15〜約35%のカヂ オン性布帛柔軟化合物を含有する。好ましくは、カチオン性布帛柔軟化合物は、 後で記載されるような生分解性四級アンモニウム化合物から選択される。 活性布帛柔軟化成分は、好ましくは、改善された静電気防止効果を発揮させる ために、不飽和を含む。組成物のヨウ素価は、好ましくは約3〜約60、更に好 ましくは約8〜約50、更に一層好ましくは約12〜約40である。組成物のヨ ウ素価は、下記の成分(B)、(C)(i)および(C)(ii)に存在する全脂 肪アシル基のヨウ素価を表している。不飽和は(B)、(C)(i)および/また は(C)(ii)の活性成分の1以上に存在していてよい。 これらのおよび他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な記載および添付さ れた請求の範囲を読むことで、当業者に明らかとなるであろう。 別記されないかぎり、すべてのパーセンテージ、比率および割合は重量による 。別記されないかぎり、すべての温度は摂氏度(℃)である。引用されたすべで の文献は、関連した箇所で、本明細書の開示の一部とされる。発明の詳細な説明 本発明の組成物は、2種の必須要素として、少くとも3種の異なる親香料アル コールから誘導されるアルコキシ基の内部ブレンドを有したプロフレグランスエ ステル化合物、および乾燥機添加布帛柔軟化組成物を処方するために有用な成分 を含んでなる。 A.プロフレグランスエステル成分 本発明の組成物は、約0.01〜約15%、好ましくは約0.05〜約10% 、更に好ましくは約0.1〜約5%のプロフレグランスエステル化合物を含んで いる。本発明に適したエステルは下記構造を有している。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニ ル、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレン およびそれらの混合からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性また はアニオン性置換または非置換アルコキシであり、前記アルコキシ基は、上記親 香料アルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合から なる;sは0より大きい。 本発明の目的にとり、置換という用語は、“鎖の1以上の水素原子をアニオン 性またはノニオン性部分で置換すること”として定義される。置換R’およびR ”単位を形成するために適した置換基の非制限例には、ハロゲン、ニトロ、カル ボキシ、カルボニル、サルフェート、スルホネート、ヒドロキシ、アルコキシお よびそれらの混合がある。 R’がC1−C30アルキレンであるとき、好ましい単位は−CH2−CH2− (エチレン)である。R’がアルケニレンであるとき、好ましい単位は−CH= CH−(エテニレン)である。R’がカルボキシで置換されたアルキルであると き、好ましい単位は−CH2−CH2−COOHである。R’がカルボキシで置換 されたアルケニルであるとき、好ましい単位は−CH=CH−COOHである。 R’がエチレンまたはエテニレンであるとき、インデックスsは2である。 プロフレグランス化合物のR’単位は、フレグランスC6−C20飽和または不 飽和、直鎖、環式または分岐、置換または非置換アルコール、およびそのアルコ ールのアルコキシレートからなる群より選択される親アルコールから誘導されて いる。ここで適したフレグランスタイプの具体的な親アルコールはArctanderに も示されており、好ましくはアミルアルコール、ウンデシレンアルコール、オシ ロール、サンダロアー、ジヒドロカルベオール、ジヒドロリナロール、ジヒドロ ミルセノール、ジヒドロテルピネオール、ジメトール、ミルセノール、α−テル ピネオール、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロムゴール、テトラヒドロミ ルセノール、アミルシンナムアルコール、デセノール、トランス−2−ヘキセノ ール、パチョミント、プレノール、クミニルアルコール、p−トリルアルコール 、フェニルエチルカルビノール、エチルバニリン、イソアミルサリチレート、p −ヒドロキシフェニルブタノン、フェネチルサリチレート、エチルリナロール、 リナロール、ジヒドロミルセノール、ネロリドール、β,γ−ヘキセノール、デ シルアルコール、ジヒドロフロラロール、ホータノール、ヘプチルアルコール、 イソアミルアルコール、イソシクロゲラニオール、イソノニルゲラニオール、メ イヨール、メチルラベンダーケトン、オクチルアルコール、フェニルプロピルア ルコール、ロジノール70、ロサルバ、キャメコールdh(camelkol dh)、シク ロヘキシルプロピルアルコール、イソブチルベンジルアルコール、ラビノール、 フェニルエチルメチルカルビノール、プロピルベンジルカルビノール、イソプレ ゴール、メントール、パチョン、ルータノール、ローゼリア、トランスデカヒド ロ β−ナフトール、ベルドール、シンナムアルコール、ファルネソール、ゲラニオ ール、ネロール、アニスアルコール、ベンジルアルコール、ウンデカベルトール 、オイゲノール、イソオイゲノールおよびバニリンがあるが、それらに限定され ない。最も好ましくは、フレグランス親アルコールはβ,γ−ヘキセノール、デ シルアルコール、ジヒドロフロラロール、ホータノール、ヘプチルアルコール、 イソアミルアルコール、イソシクロゲラニオール、イソノニルゲラニオール、メ イヨール、メチルラベンダーケトン、オクチルアルコール、フェニルプロピルア ルコール、ロジノール70、ロサルバ、キャメコールdh、シクロヘキシルプロ ピルアルコール、イソブチルベンジルアルコール、ラビノール、フェニルエチル メチルカルビノール、プロピルベンジルカルビノール、イソプレゴール、メント ール、パチョン、ルータノール、ローゼリア、トランスデカヒドロβ−ナフトー ル、ベルドール、シンナムアルコール、ファルネソール、ゲラニオール、ネロー ル、アニスアルコール、ベンジルアルコール、ウンデカベルトール、オイゲノー ル、イソオイゲノールおよびバニリンからなる群より選択される。 具体的な好ましいプロフレグランスエステル化合物は下記で例示されるが、そ れらに限定されない。β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールお よびフェノキサノールの混合物のマレイン酸エステル;β,γ−ヘキセノール、 ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノールの混合物のコハク酸エス テル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニオールおよびフェノキサノール の混合物のマレイン酸エステル。 B.布帛柔軟化合物 本発明の組成物は、約10〜約99.99%、好ましくは約15〜約90%、 更に好ましくは約30〜約85%、更に一層好ましくは約30〜約55%の布帛 柔軟化合物、好ましくはエステル四級アンモニウム化合物(モノエステル)を含 有してなる。 本発明による好ましい布帛柔軟活性剤は、下記式を有するアミン、 下記式を有する四級アンモニウム化合物、 およびそれらの混合物である。上記式中各Rは独立してC1−C6アルキル、C1 −C6ヒドロキシアルキル、ベンジルおよびそれらの混合である;R1は好ましく はC11−C22直鎖アルキル、C11−C22分岐アルキル、C11−C22直鎖アルケニ ル、C11−C22分岐アルケニルおよびそれらの混合である;Qは下記式を有する 単位から独立して選択されるカルボニル部分である。 上記式中R2は水素、C1−C4アルキル、好ましくは水素である;R3はC1−C4 アルキル、好ましくは水素またはメチルである;好ましくはQは下記式を有する 。 Xは柔軟剤適合性アニオン、好ましくは強酸のアニオン、例えばクロリド、ブロ ミド、メチル硫酸、エチル硫酸、硫酸、硝酸およびそれらの混合、更に好ましく はクロリドおよびメチル硫酸である。アニオンは、さほど好ましくはないが、二 価であってもよく、その場合にX(-)は半分の基を表す。インデックスmは1〜 3の値を有する;インデックスnは1〜4、好ましくは2または3、更に好まし くは2の値を有する。 本発明の一態様は、分子当たりインデックスnに2以上の異なる値を有するア ミンおよび四級アミン、例えば出発アミンのメチル(3−アミノプロピル)(2 −ヒドロキシエチル)アミンから作られる柔軟活性剤に関する。 本発明による更に好ましい柔軟活性剤は下記式を有している。 上記において、下記式を有する単位、 は脂肪アシル部分である。本発明の柔軟活性剤で使用に適した脂肪アシル部分は 、トリグリセリド源、例えば獣脂、植物油および/または部分的に水素添加され た植物油、例えば特にカノーラ油、サフラワー油、ピーナツ油、ヒマワリ油、コ ーン油、大豆油、トール油、米ぬか油から誘導されている。 R1単位は典型的には飽和および不飽和双方の脂肪族脂肪酸の直鎖および分岐 鎖の混合であり、その例(カノーラ油)は下記表Iに記載されている。 処方者は、最終布帛柔軟活性剤の望ましい物性および性能に応じて、いずれの 上記脂肪アシル部分源を選択してもよく、あるいは処方者は“注文生産ブレンド ”を形成するためにトリグリセリド源を混合してもよい。しかしながら、油脂業 者は、脂肪アシル組成が植物油の場合のように作物毎にまたは植物油源の種類毎 に異なることをわかっている。天然源由来の脂肪酸を用いて製造されたDMONOEST ERが好ましい。 本発明の好ましい態様では、R1単位が少くとも約3%、好ましくは少くとも 約5%、更に好ましくは少くとも約10%、最も好ましくは少くとも約15%の 、ポリアルケニル(多不飽和)単位、特にオレイン、リノール、リノレンを含め たC11−C22アルケニルを有した、柔軟活性剤を提供する。 本発明の目的にとり、“混合鎖脂肪アシル単位”という用語は“カルボニル炭 素原子を含めた10〜22の炭素原子、およびアルケニル鎖の場合には1〜3つ の二重結合、好ましくはシス配置ですべて二重結合を有した、アルキルおよびア ルケニル鎖を含めた脂肪アシル単位の混合”として定義される。本発明のR1単 位に関して、少くとも実質的割合の、例えば約25%〜、好ましくは約50〜約 70%、好ましくは〜65%の脂肪アシル基は不飽和であることが好ましい。多 不飽和脂肪アシル基を含んだ布帛柔軟活性剤の総レベルは、約3%〜、好ましく は約5%〜、更に好ましくは約10〜約30%、好ましくは〜約25%、更に好 ましくは〜約18%である。前記のようにシスおよびトランス異性体が使用でき 、好ましくはシス/トランス比は1:1、好ましくは少くとも3:1、更に好ま しくは約4:1〜約50:1、更に好ましくは約20:1であるが、しかしなが ら最少は1:1である。 獣脂、カノーラまたは他の脂肪アシル単位鎖内に含まれる不飽和のレベルは対 応脂肪酸のヨウ素価(IV)により調べることができ、本発明の場合には、好ま しくは5〜100の範囲内にあるべきであり、25より低いまたは高いIVを有 する2つのカテゴリーに化合物は区分される。 実際には、獣脂脂肪酸から誘導される下記式を有した化合物、 において、ヨウ素価が5〜25、好ましくは15〜20である場合には、約30 /70以上、好ましくは約50/50以上、更に好ましくは約70/30以上の シス/トランス異性体重量比であれば、最良の濃縮性を発揮するとわかった。 25を超えるヨウ素価を有した獣脂脂肪酸から作られるこのタイプの化合物に おいて、非常に高い濃度が要されないかぎり、シス対トランス異性体の比率はさ ほど重要でないことがわかった。本発明の更に好ましい態様は、R1の平均ヨウ 素価が約45であるDMONOESTERからなる。 本発明の等方性液体で使用に適したR1単位は親脂肪酸のヨウ素価(IV)で 更に特徴付けられ、上記IVは好ましくは約10〜、更に好ましくは約50〜、 最も好ましくは約70〜であって、〜約140、好ましくは〜約130、更に好 ましくは〜約115の値である。しかしながら、処方者は、彼らが実施する上で 選択する本発明の態様に応じて、上記範囲外のヨウ素価を有する脂肪アシル単位 の量を増やそうとしてもよい。例えば、“硬化ストック”(約10以下のIV) も最終柔軟活性剤の性質を調整するために脂肪酸源混合物と混ぜてよい。 脂肪アシル単位、特に一級アルキル鎖に沿って置換された分岐、例えば“Guer bet分岐”、メチル、エチルなどの単位を有する脂肪アシル単位の好ましい供給 源、脂肪アシル単位の合成源も適切である。例えば、処方者は“非天然”位、例 えばC17鎖の3番目の炭素にメチル分岐を有する1以上の脂肪アシル単位を加え ようとすることがある。“非天然”という用語は、“有意(約0.1%超)量で 存在しないアシル単位が、本明細書に記載されたトリグリセリド源の原料として 働く一般的な油脂である”ことを意味する。望ましい分岐鎖脂肪アシル単位が簡 単に入手しうる天然原料から得にくいならば、合成脂肪酸が他の合成物質または 他の天然トリグリセリド由来のアシル単位源と適切に混合しうる。 本発明の好ましい布帛柔軟活性剤を調整するために用いられるアミンは、下記 式を有している。 上記式中Rは前記と同義である;各Zは独立して−OH、−CHR3OH、−C H(OH)CH2OH、−NH2およびそれらの混合、好ましくは−OH、−NH2 およびそれらの混合からなる群より選択される;R3はC1−C4アルキル、好ま しくはメチルである;インデックスmおよびnは前記と同義である。 本発明によるDMONOESTER布帛柔軟活性剤を形成するために用いられる好ましい アミンの非制限例には、下記式を有するメチルビス(2−ヒドロキシエチル)ア ミン、 下記式を有するメチルビス(2−ヒドロキシプロピル)アミン、 下記式を有するメチル(3−アミノプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アミン 、 下記式を有するメチルビス(2−アミノエチル)アミン、 下記式を有するトリエタノールアミン、 下記式を有するビス(2−アミノエチル)エタノールアミン、 がある。 上記例には、対称および非対称、および混合のアミンがある。本発明の目的に とり、“混合”アミンという用語は“2以上の分岐で異なる炭素鎖長を有したア ミン”として定義され、即ちインデックスnの値が鎖毎に異なることを意味して いる。混合アミンの例はメチル(3−アミノプロピル)(2−ヒドロキシエチル )アミンである。本発明の目的にとり、“非対称アミン”という用語は“ある鎖 とその次とで異なる置換基を有したアミン”として定義され、即ちある鎖はヒド ロキシ単位を有して、他の鎖はアミン単位を有していることを意味する。 本発明の目的にとり、四級化ステップ中に導入されるR部分は好ましくはメチ ルである。下記式を有するアミンの場合に、Rは好ましくは同様の部分(即ち、メチル)であって、四級化ステップ中に導入 される。例えば、下記式を有するメチルアミン、 は、適切な脂肪アシル単位源との反応後に、下記一般式を有する柔軟活性剤に四 級化されることが好ましい、 本発明の1つの態様において、布帛柔軟活性剤前駆体アミン混合物は完全には 四級化されておらず、即ち下記一般式を有する一部の遊離アミン、 が最終布帛柔軟剤混合物中になお存在している。 本発明の更に別な態様は下記式のアミンに関する、 上記式中においてすべてのZ単位が脂肪アシル部分と完全に反応するわけではな く、そのため未反応であってエステルまたはアミドに変換されていない1以上の Z単位を有したアミンおよび/または四級化アンモニウム化合物を最終布帛柔軟 活性剤混合物中に残存させている。 置換基RおよびR1はアルコキシルまたはヒドロキシル基のような様々な基で 場合により置換しうることが、理解されるであろう。好ましい化合物は、汎用布 帛柔軟剤であるジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート(DTDMA MS)のジエステル(DMONOESTER)バリエーションであると考えることができる 。DMONOESTERの少くとも80%がジエステル形であり、0〜約20%、好ましく は約10%未満、更に好ましくは約5%未満がモノエステル(例えば、1つだけ の−Q−R2基)であってもよい。 本明細書において、ジエステルが記載されているとき、それには通常存在する モノエステルを含める。最良の静電気防止効果のためには、モノエステルの%は できるだけ低く、好ましくは約2.5%未満にすべきである。存在するモノエス テルのレベルは柔軟活性剤の製造に際してコントロールすることができる。 完全飽和アシル基で作られたモノエステルは、速やかな生分解性の優れた柔軟 剤である。しかしながら、少くとも部分的に不飽和のアシル基で作られた化合物 は利点(即ち、静電気防止効果)を有しており、ある条件が満たされたときに消 費製品として高度に許容される。 不飽和アシル基を用いた効果を得るように調整しなければならない可変要素に は、脂肪酸のヨウ素価、脂肪酸出発物質および/またはモノエステルの臭気があ る。以下でヨウ素価に言及するときは脂肪アシル基のヨウ素価に関するものであ り、得られたモノエステル化合物に関するものではない。 静電気防止効果は、布帛がタンブル乾燥機で乾燥される場合、および/または 静電気を生じる合成物質が用いられる場合に、特に重要である。ヨウ素価が高く なると、臭気問題の可能性が生じる。 獣脂のような脂肪酸の一部の高度に望ましい入手可能源は、原料獣脂を最終モ ノエステルに変換する化学的および機械的処理ステップにもかかわらず、化合物 モノエステルに臭気を残存させている。このような供給源は、当業界で周知のよ うに、例えば吸収、蒸留(スチームストリッピングのようなストリッピングを含 む)等により脱臭しなければならない。加えて、酸化防止剤、抗菌剤などを加え ることにより、酸素および/または細菌への得られた脂肪アシル基の接触を最少 に抑える注意を払わなければならない。不飽和脂肪アシル基にかけた余分な費用 および努力は、認識されていなかった優れた性能により正当なものであると理解 される。 通常、多不飽和を減少させかつヨウ素価を低下させて、良好な色および臭気安 定性を保証するような、脂肪酸の水素添加は、分子中で高度なトランス配置とす る傾向がある。したがって、低ヨウ素価を有する脂肪アシル基から誘導されたジ エステル化合物は、約3〜約60のヨウ素価にする比率で完全水素添加脂肪酸を 低水素添加脂肪酸と混合することにより得られる。低硬化脂肪酸の多不飽和分は 約5%未満、好ましくは約1%未満にすべきである。低度の硬化に際しては、シ ス/トランス異性体の重量比は、例えば最適の混合により特別な触媒を用いて高 H2利用を行うなどの、当業界で知られた方法によりコントロールされる。 溶媒は、モノエステルおよび/またはモノエステルを含有した布帛柔軟化組成 物の処理を促すために、用いてよいことがわかった。可能な溶媒には、C130 アルコール、二級および三級アルコール、例えばイソプロパノールが好ましい、 およびC8−C30脂肪酸がある。 溶融貯蔵中におけるジエステル四級化合物の良好な化学安定性にとり、原料中 における水分レベルは好ましくは約1%未満、更に好ましくは約0.5%未満で 最少に抑えねばならないこともわかった。貯蔵温度はできるだけ低く保って、理 想的には約45〜約70℃の範囲内に流体物質として維持すべきである。安定性 および流動性にとり最良の貯蔵温度は、ジエステル四級化合物を作るために用い られる脂肪酸の具体的なヨウ素価と、選択される溶媒のレベル/タイプに依存し ている。しかも、酸素への暴露は、不飽和基を酸化から守る上で、最少に抑える べきである。したがって、窒素ブランケットのような低酸素雰囲気下で物質を貯 蔵することが重要である。製造操作で物質の標準輸送/貯蔵/取扱い中にさほど 分解しない市販の適切な原料を提供できるように、良好な溶融貯蔵安定性を付与 することが重要である。 以下はモノエステルの非制限例である(すべての長鎖アルキル置換基は直鎖で ある)。飽和 上記において−C(O)R2は飽和獣脂から誘導されている。不飽和 上記において−C(O)R2は本明細書に記載された特徴を有する部分的水素添 加獣脂または修飾獣脂から誘導されている。 本発明の濯ぎ液添加および乾燥機添加布帛柔軟剤組成物を構成する別なモノエ ステルは、Zが式−CH(OH)CH2OHを有する単位である、アミンから誘 導される活性剤である。例えば、下記式を有する。 上記式中R、R1、Q、Xおよびnは前記と同義であり、好ましくはRはメチル であり、Qは−OC(O)−であり、Xはメチルサルフェートアニオンを表す。 直鎖または分岐アルキルまたはアルケニル鎖R1は、約8〜約30の炭素原子 、好ましくは約14〜約18の炭素原子を有しており、更に好ましくは約14〜 約18の炭素原子を有した直鎖である。 獣脂が長鎖アルキルおよびアルケニル物質の便利で安価な供給源である。 本布帛柔軟化組成物で使用に適した、このタイプの生分解性モノエステルの具 体例は、1,2−ビス(タローイルオキシ)−3−トリメチルアンモニオプロパ ンメチルサルフェート(DTTMAPMS)である。 このタイプの適切なモノエステルの他の例は、例えば、上記化合物において“ タローイル”としてのR1を、例えばココイル、ラウリル、オレイル、ステアリ ル、パルミチルなどで置き換え、Rをこれら基のエチル、プロピル、イソプロピ ル、ブチル、イソブチル、t−ブチルまたはヒドロキシ置換アナログに変え、メ チルサルフェートアニオンをクロリド、エチルサルフェート、ブロミド、ホルメ ート、サルフェート、ラクテート、ニトレートなどで置き換えることにより得ら れるが、しかしながらメチルサルフェートが好ましい。 上記例に加えて、本発明の組成物および製品は、mが3と等しく、出発アミン のZ単位のうち2つだけがエステル、アミドまたはそれらの混合に変換されたモ ノエステル、例えば下記式を有する化合物、 (上記式中R、R1、Q、X、Zおよびnは前記と同義である)も含有している 。本布帛柔軟化組成物で使用に適した、このタイプの柔軟剤の具体例は、N−メ チル N,N−ジ〔2−(C14−C18アシルオキシ)エチル〕,N−2−ヒドロ キシエチルアンモニウムメチルサルフェートである。好ましい化合物は、N−メ チル,N,N−ジ(2−オレイルオキシエチル)N−2−ヒドロキシエチルアン モニウムメチルサルフェートである。 好ましい柔軟活性剤の別なタイプは、例えばメチルビス(オレイルアミドエー チル)2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェートである。 本化合物は、容易に入手しうる出発物質を用いて、標準エステル化および四級 化反応により製造できる。一般的な製造方法は、引用することにより本明細書の 開示の一部とされる米国特許第4,137,180号明細書に開示されている。任意成分 布帛コンディショニング組成物中に含有される周知の任意成分は、引用するこ とにより本明細書の開示の一部とされる、“布帛トリートメント組成物”に関す る1978年7月25日付で発行されたZakiらの米国特許第4,103,047 号明細書に開示されている。 共柔軟剤 本発明の組成物で有用な柔軟剤には、好ましくはカチオン性布帛柔軟剤と併用 される、ノニオン性布帛柔軟剤物質もある。典型的には、このようなノニオン性 布帛柔軟剤物質は約2〜約9、更に典型的には約3〜約7のHLBを有する。こ のようなノニオン性布帛柔軟剤物質は、単独で、または後で詳細に記載される単 一長鎖アルキルカチオン性界面活性剤のような他の物質と併用したときに、容易 に分散する傾向がある。分散性は、更に、単一長鎖アルキルカチオン性界面活性 剤、後記のような他の物質との混合物、熱水の使用および/または更に撹拌によ り改善することができる。一般的に、選択される物質は、比較的結晶性、高い融 点(例えば、>40℃)で、比較的非水溶性にすべきである。 本組成物中における任意ノニオン性柔軟剤のレベルは、典型的には約0.1〜 約10%、好ましくは約1〜約5%である。 好ましいノニオン性柔軟剤は多価アルコールの脂肪酸部分エステルまたはその 無水物であり、その場合にアルコールまたは無水物は2〜18、好ましくは2〜 8の炭素原子を有し、各脂肪酸部分は12〜30、好ましくは16〜20の炭素 原子を含む。典型的には、このような柔軟剤は1〜3、好ましくは2つの脂肪酸 基を1分子当たりで含む。 エステルの多価アルコール部分には、エチレングリコール、グリセロール、ポ リ(例えば、ジ、トリ、テトラ、ペンタおよび/またはヘキサ)グリセロール、 キシリトール、スクロース、エリトリトール、ペンタエリトリトール、ソルビト ールまたはソルビタンがある。ソルビタンエステルおよびポリグリセロールモノ ステアレートが特に好ましい。 エステルの脂肪酸部分は12〜30、好ましくは16〜20の炭素原子を有す る脂肪酸から通常誘導され、上記脂肪酸の典型例はラウリン酸、ミリスチン酸、 パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸およびベヘン酸である。 本発明で使用上高度に好ましい任意のノニオン性柔軟剤は、ソルビトールのエ ステル化脱水産物であるソルビタンエステル、およびグリセロールエステルであ る。 市販ソルビタンモノステアレートが適切な物質である。約10:1〜約1:1 0のステアレート/パルミテート重量比を有するソルビタンステアレートおよび ソルビタンパルミテートの混合物、および1,5−ソルビタンエステルも有用で ある。 グリセロールおよびポリグリセロールエステル、特にグリセロール、ジグリセ ロール、トリグリセロールおよびポリグリセロールモノおよび/またはジエステ ル、好ましくはモノ−も、ここでは好ましい(例えば、商品名Radiasurf 724 8のポリグリセロールモノステアレート)。 有用なグリセロールおよびポリグリセロールエステルには、ステアリン酸、オ レイン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ミリスチン酸および /またはベヘン酸のモノエステル、並びにステアリン酸、オレイン酸、パルミチ ン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸および/またはミリスチン酸の ジエステルがある。典型的なモノエステルは、わずかなジおよびトリエステル等 を含有することが知られている。 “グリセロールエステル”には、ポリグリセロール、例えばジグリセロール〜 オクタグリセロールエステルも含む。ポリグリセロールポリオールは、グリセリ ンまたはエピクロロヒドリンを一緒に縮合させて、エーテル結合でグリセロール 部分を連結させることにより形成される。ポリグリセロールポリオールのモノお よび/またはジエステルが好ましく、脂肪アシル基は、典型的にはソルビタンお よびグリセロールエステルについて前記されたものである。 ここで有用な追加布帛柔軟剤は、Toan Trinh,Errol H.Wahl,Donald M.Swartle y and Ronald L.Hemingwayの名で1987年4月28日付で発行された米国特許 第4,661,269号;1984年3月27日付で発行されたBurnsの米国特 許第4,439,335号;Edwards and Diehlの米国特許第3,861,87 0号;Cambreの第4,308,151号;Bemardinoの第3,886,075号 ;Davisの第4,233,164号;Verbruggenの第4,401,578号;Wie rsema and Riekeの第3,974,076号;Rudkin,Clint and Youngの第4, 237,016号;および、Yamamuraらの欧州特許出願公開第472,178号 明細書に記載されており、上記文献のすべてが引用することにより本明細書の開 示の一部とされる。 例えば、本発明で有用な適切な布帛柔軟剤は、下記布帛柔軟剤の1種、2種ま たは3種すべてである: (a)ヒドロキシアルキルアルキレンジアミン、ジアルキレントリアミンおよ びそれらの混合物からなる群より選択されるポリアミンと高級脂肪酸との反応産 物(好ましくは約10〜約80%)、および/または (b)1つの長鎖非環式脂肪族C15−C22炭化水素基だけを有するカチオン性 含窒素塩(好ましくは約3〜約40%)、および/または (c)2以上の長鎖非環式脂肪族C15−C22炭化水素基または1つの上記基と アリールアルキル基とを有するカチオン性含窒素塩(好ましくは約10〜約80 %) 上記(a)、(b)および(c)の好ましいパーセンテージは本発明組成物の布 帛柔軟剤成分の重量による。 以下は、上記(a)、(b)および(c)柔軟剤成分の一般的記載である(あ る具体例を含んでいるが、それは本発明を説明するもので、制限するものではな い)。 成分(a):本発明の柔軟剤(活性剤)は、ヒドロキシアルキルアルキレンジ アミン、ジアルキレントリアミンおよびそれらの混合物からなる群より選択され るポリアミンと高級脂肪酸との反応産物である。これらの反応産物は、ポリアミ ンの多官能性構造からみて、いくつかの化合物の混合物である。 好ましい成分(a)は、反応産物混合物または混合物の一部選択成分からなる 群より選択される含窒素化合物である。更に詳しくは、好ましい成分(a)は、 下記式を有する置換イミダゾリン化合物からなる群より選択される化合物である 。 7は非環式脂肪族C15−C21炭化水素基であり、R8は二価C1−C3アルキレン 基である。 ルコイルジエチレントリアミン;1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾ リン(先の構造において、R1は脂肪族C15−C17炭化水素基であり、R8は二価 エチレン基である)として市販されている。 ある成分(a)は、約4以下のpKa値を有するブレンステッド酸分散助剤に 最初に分散させることもできるが、但し最終組成物のpHは約6以下である。一 部の好ましい分散助剤は塩酸、リン酸またはメチルスルホン酸である。 N,N”−ジタローアルコイルジエチレントリアミンおよび1−タロー(アミ ドエチル)−2−タローイミダゾリンの双方は、獣脂脂肪酸とジエチレントリア ミンとの反応産物であって、カチオン性布帛柔軟剤メチル−1−タローアミドエ チル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェートの前駆体である("Catio nic Surface Active Agents as Fabric Softeners",R.R.Egan,Journal of the A merican Oil Chemical's Society,January 1978,pages 118-121参照)。N,N ”−ジタローアルコイルジエチレントリアミンおよび1−タローアミドエチル− 2−タローイミダゾリンは、実験化合物としてWitco Chemical Companyから得ら れる。メチル−1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチル れている。 成分(b):好ましい成分(b)は、好ましくは下記式を有する非環式四級ア ンモニウム塩から選択される、1つの長鎖非環式脂肪族C15−C22炭化水素基を 有したカチオン性含窒素塩である。 上記式中R9は非環式脂肪族C15−C22炭化水素基であり、R10およびR11はC1 −C4飽和アルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、A-はアニオンである。 アルキルトリメチルアンモニウム塩、例えばモノタロートリメチルアンモニウム クロリド、モノ(水素添加タロー)トリメチルアンモニウムクロリド、パルミチ ルトリメチルアンモニウムクロリドおよびソヤトリメチルアンモニウムクロリド である。これらの塩において、R9は非環式脂肪族C16−C18炭化水素基であり 、R10およびR11はメチル基である。モノ(水素添加タロー)トリメチルアンモ ニウムクロリドおよびモノタロートリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。 成分(b)の他の例は、R9がC22炭化水素基であって、Witco Chemical Cor 売されている、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド;R9がC16−C18炭 化水素基、R10がメチル基、R11がエチル基、A-がエチル硫酸アニオンであっる、ソヤジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート;R9がC18炭化水素 基、R10が2−ヒドロキシエチル基、R11がメチル基であって、Armak Company シエチル)オクタデシルアンモニウムクロリドである。 から販売されている1−エチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イソヘプ タデシルイミダゾリニウムエチルサルフェート;モノ(タローイルオキシエチル )ヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロリド、即ち獣脂脂肪酸とジ(ヒド ロキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドとのモノエステル、獣脂脂肪酸と ジ(ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド、即ちジ(タローイルオ キシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドとのジエステルを作るプロセスの副 産物である。 成分(c):単独でまたは混合物の一部として使用できる、2以上の長鎖非環 式脂肪族C15−C22炭化水素基または1つのその基、およびアリールアルキル基 を有した、好ましいカチオン性含窒素塩は、下記式からなる群より選択される。 (i)下記式を有する非環式四級アンモニウム塩 上記式中R12は非環式脂肪族C15−C22炭化水素基であり、R13はC1−C4飽和 アルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、R14はR12およびR13基からなる 群より選択され、A-は前記のようなアニオンである。 (ii)下記式を有するジアミド四級アンモニウム塩上記式中R15は非環式脂肪族C15−C21炭化水素基であり、各R16は1〜3の炭 素原子を有する同一または異なる二価アルキレン基であり、R17およびR18はC1 −C4飽和アルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、A-はアニオンである 。 (iii)下記式を有するジアミノアルコキシル化四級アンモニウム塩 上記式中nは1〜約5であり、R15、R16、R17およびA-は前記のとおりであ る。 上記式中R19は非環式脂肪族C15−C21炭化水素基であり、R20は1〜3の炭素 原子を有する同一または異なる二価アルキレン基であり、R21はC1−C4飽和ア ルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、A-はアニオンであり、R20は他の R20と同一であるかまたは異なる、 (v)それらの混合物。 成分(c)の例は、周知のジアルキルジメチルアンモニウム塩、例えばジタロ ージメチルアンモニウムクロリド、ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフ ェート、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジ メチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジメチルアンモニウムクロリドである 。ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリドおよびジタロージメチル アンモニウムクロリドが好ましい。本発明で使用しうる市販ジアルキルジメチル アンモニウム塩の例は、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド( 商 A−100)であり、すべてWitco Chemical Companyから市販されている。ジベ ヘニルジメチルアンモニウムクロリドは、Witco Chemical CorporationのHumko 成分(c)の他の例は、メチルビス(タローアミドエチル)(2−ヒドロギシ エチル)アンモニウムメチルサルフェートおよびメチルビス(水素添加タローア ミドエチル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート(これ ている、ジメチルステアリルベンジルアンモニウムクロリドである。 更に一層好ましい組成物は、成分(a):約2モルの水素添加獣脂脂肪酸と約 1モルのN−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンとの反応産物(本発明組成 物の布帛柔軟化成分の約20〜約70重量%のレベルで存在している);成分( b):本発明組成物の布帛柔軟化成分の約3〜約30重量%のレベルで存在して いるモノ(水素添加タロー)トリメチルアンモニウムクロリド;成分(c):ジ (水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド、ジタロージメチルアンモニ ウムクロリド、メチル−1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリニウム メチルサルフェート、ジエタノールエステルジメチルアンモニウムクロリドおよ びそれらの混合物からなる群より選択される(成分(c)は本発明組成物の布帛 柔軟化成分の約20〜約60重量%のレベルで存在している)を含有しており、 上記ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド:上記メチル−1−タ ローアミドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェートの重量比は 約2:1〜約6:1である。 前記されたカチオン性含窒素塩において、アニオンA-は電荷中性をもたらす 。最も多くは、これらの塩で電荷中性をもたらすために用いられるアニオンはハ ライド、例えばクロリドまたはブロミドである。しかしながら、メチル硫酸、エ チル硫酸、ヒドロキシド、酢酸、ギ酸、クエン酸、硫酸、炭酸などのような他の アニオンも使用できる。クロリドおよびメチル硫酸がアニオンA-としてここで は好ましい。 本発明の好ましい布帛柔軟化合物は前記のようなIおよびIIによる生分解性四 級アンモニウム化合物であり、好ましくは、脂肪アシル基は約5より大きく約1 00より小さなヨウ素価(IV)、好ましくは、IVが約25未満であるとき、 約30/70より大きなシス/トランス異性体重量比、好ましくは約65重量% 未満の不飽和レベルを有している。好ましくは、約10より大きなIVを有する 化合物は、その化合物の原料または添加された電解質中に存在する通常の極性有 機溶媒以外には粘度調整剤を含まずに、約13重量%より大きな濃度で濃縮水性 組成物を形成することができ、獣脂からのいかなる脂肪アシル基も特にそれらの 臭気を減少させるために修飾することが好ましい。 脂肪アシル基のIVが約20より大きいとき、柔軟剤は優れた静電気防止効果 を発揮する。静電気防止効果は、布帛がタンブル乾燥機で乾燥される場合、およ び/または静電気を生じる合成物質が用いられる場合に、特に重要である。最大 の静電気抑制は、約20より大きい、好ましくは約40より大きいIVで生じる 。完全飽和柔軟剤化合物が組成物で用いられる場合には、静電気抑制が乏しい。 しかも、後で記載されるように、濃縮性はIV増加と共に増加する。濃縮性の効 果には、パッケージング物質の使用量減少、有機溶媒、特に揮発性有機溶媒の使 用量減少、性能には典型的に何も影響しない濃縮助剤の使用量減少などがある。 IVが上がると、臭気問題が生じる。意外にも、獣脂のような脂肪酸の一部の 高度に望ましい入手容易源は、原料獣脂を最終活性剤に変換させる化学的および 機械的処理ステップにもかかわらず、柔軟剤化合物に臭気を残存させてしまう。 このような供給源は、当業界で周知のように、例えば吸収、蒸留(スチームスト リッピングのようなストリッピングを含む)等により脱臭されねばならない。加 えて、酸化防止剤、抗菌剤などを加えることにより、酸素および/または細菌に よって得られる脂肪アシル基の接触を最少に抑える注意が払われねばならない。 不飽和脂肪アシル基にかけた余分な費用および努力は、優れた濃縮性および/ま たは性能により正当化される。例えば、約10より大きなIVを有する不飽和脂 肪アシル基をもつジエステル四級アンモニウム塩(DEQA)は、追加の濃縮助 剤、特に後で記載するような界面活性濃縮助剤の必要性なしに、約13%を超え て濃縮することができる。 高度不飽和脂肪アシル基(即ち約65重量%を超えた全不飽和率を有する脂肪 アシル基)から誘導された上記柔軟活性剤は、静電気防止効果にとりいかなる追 加的な改善も行えない。しかしながら、それらは布帛の改善された水吸収性のよ うな他の効果を呈することがある。一般的に、約40〜約65のIV範囲が、濃 縮性、脂肪アシル源の最大化、優れた柔軟性、静電気抑制などにとり好ましい。 これら柔軟剤化合物の高濃縮水性分散液は低温(5℃)貯蔵中にゲル化および /または増粘化しうる。不飽和脂肪酸のみから作られた柔軟剤化合物はこの問題 を最少に抑える一方で、悪臭形成をもっと起こしやすくなる。意外にも、約5〜 約25、好ましくは約10〜約25、更に好ましくは約15〜約20のIV、お よび約30/70より大きな、好ましくは約50/50より大きな、更に好まし くは約70/30より大きなシス/トランス異性体重量比を有する脂肪酸から作 られたこれらの柔軟剤化合物からの組成物は低温で貯蔵安定性であり、臭気形成 も最少である。これらのシス/トランス異性体重量比はこれらのIV範囲で最良 濃縮性を示す。約25を超えるIV範囲のとき、シス対トランス異性体の比率は もっと高い濃度が必要とされないかぎりさほど重要でない。IVと濃縮性との関 係は後で記載する。いかなるIVでも、水性組成物で安定である濃度は、安定性 に関する基準(例えば、約5℃まで安定;0℃まで安定;ゲル化しない;ゲル化 しても、加熱で回復するなど)および存在する他成分に依存するが、安定である 濃度は、望ましい安定性を得るために、更に詳細に後で記載される濃縮助剤を加 えることで高めることができる。 通常、多不飽和を減少させかつIVを低下させて、良好な色を保証し、かつ臭 気および臭気安定性を改善するような、脂肪酸の水素添加は、分子中で高度のト ランス配置になる。したがって、低IV価を有する脂肪アシル基から誘導された ジエステル化合物は、約5〜約25のIVにする比率で完全水素添加脂肪酸を低 水素添加脂肪酸と混合することにより得られる。低硬化脂肪酸の多不飽和分は約 5%未満、好ましくは約1%未満にすべきである。低硬化中に、シス/トランス 異性体重量比は、例えば最適の混合により特別な触媒を用いて高H2利用を行う などの、当業界で知られた方法によりコントロールされる。高いシス/トランス 異性体重量比の低硬化脂肪酸は市販されている(即ち、FINAからのRadiacid 406) 。 溶融貯蔵中におけるジエステル四級化合物の良好な化学安定性にとり、原料の 水分レベルは好ましくは約1%未満、更に好ましくは約0.5%未満の水分に抑 制および最少化されねばならないこともわかった。貯蔵温度はできるだけ低く保 って、理想的には約49〜約66℃の範囲内に流体物質を維持すべきである。安 定性および流動性にとり最良の貯蔵温度は、柔軟剤化合物を作るために用いられ る脂肪酸の具体的IV、および選択される溶媒のレベル/タイプに依存している 。製造操作で物質の標準輸送/貯蔵/取扱い中にさほど分解しない市販の適切な 原料を提供できるように、良好な溶融貯蔵安定性を付与することが重要である。 置換基RおよびR1はアルコキシルまたはヒドロキシル基のような様々な基で 場合により置換しうることが理解されるであろう。好ましい化合物は、汎用布帛 柔軟剤であるジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMAC)のジエス テルバリエーションであると考えることができる。柔軟剤化合物、即ちDEQA の少くとも80%が好ましくはジエステル形であり、0〜約20%、好ましくは 約10%未満、更に好ましくは約5%未満がモノエステル、即ちDEQAモノエ ステル(例えば、1つだけの−Y−R1基を有する)である。 本明細書において、ジエステルが記載されているとき、それには通常製造に際 して存在するモノエステルを含める。柔軟化の場合、無/低洗剤キャリーオーバ ー洗濯条件下において、モノエステルの%はできるだけ低く、好ましくは約2. 5%以下にすべきである。しかしながら、高洗剤キャリーオーバ一条件下であっ ても、少しのモノエステルであれば好ましい。ジエステル対モノエステルの全体 比率は約100:1〜約2:1、好ましくは約50:1〜約5:1、更に好まし くは約13:1〜約8:1である。高洗剤キャリーオーバー条件下では、ジ/モ ノエステル比は好ましくは約11:1である。存在するモノエステルのレベルは 、柔軟剤化合物の製造に際してコントロールすることができる。 式Iで表される好ましい化合物は下記式を有している。 上記式中、各Y=−O−(O)C−または−C(O)−O−;m=2または3; 各n=1〜4;各R22置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3アルキル基、 例えばメチル(最も好ましい)、エチル、プロピルなど、ベンジル、C16好ま しくはC1−C3ヒドロキシアルキル基、例えば2−ヒドロキシエチル、2−ヒド ロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピルなど、またはそれらの混合である;各 R23はC11−C22ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル置換基であり、R23 は好ましくは一部不飽和(約5より大きく約100より小さなヨウ素価(IV) )である;対イオンX-はいずれか適切な柔軟剤適合性アニオン、例えばクロリ ド、ブロミド、メチル硫酸、ギ酸、硫酸、硝酸などである。 以下は式Iの非制限例である(すべての長鎖アルキル置換基は直鎖である)。飽和 上記において−C(O)R2は飽和獣脂から誘導されている。不飽和 上記において−C(O)R2は、本明細書に記載された特徴を有する部分的水素 添加獣脂または修飾獣脂から誘導されている。 加えて、前記化合物(ジエステル)は加水分解に対してやや不安定であるため 、それらは、本組成物を処方するために用いられるときには、むしろ慎重に取り 扱われるべきである。例えば、安定な本液体組成物は約2〜約5、好ましくは約 2〜約4.5、更に好ましくは約2〜約4の範囲内のpH(ニート)で処方され る。最良の製品臭気安定性にとり、IVが約25より大きいとき、ニートpHは 特にやや香りのある製品の場合で約2.8〜約3.5である。これは上記すべて の柔軟剤化合物にあてはまるらしく、本明細書に記載された好ましいDEQA、 即ち約20より大きな、好ましくは約40より大きなIVを有したものに特にあ てはまる。限界はIVが増加するほど重要である。pHはブレンステッド酸の添 加により調整できる。ジエステル四級アンモニウム布帛柔軟化合物を含有した化 学的に安定な柔軟剤組成物を作るためのpH範囲は、引用することにより本明細 書の開示の一部とされる、1988年8月30日付で発行されたStraathofらの 米国特許第4,767,547号明細書に開示されている。 適切なブレンステッド酸の例には、無機鉱酸、カルボン酸、特に低分子量(C1 −C5)カルボン酸およびアルキルスルホン酸がある。適切な無機酸にはHCl 、H2SO4NHNO3およびH3PO4がある。適切な有機酸にはギ酸、酢酸、メ チルスルホン酸およびエチルスルホン酸がある。好ましい酸は塩酸、リ ン酸およびクエン酸である。 式IIのジエステル四級アンモニウム布帛柔軟化合物(DEQA)は、下記一般 式で別に規定することができる。 上記式中、各R24置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3アルキル基、例え ばメチル(最も好ましい)、エチル、プロピルなど、ベンジル、C1−C6、好ま しくはC1−C3ヒドロキシアルキル基、例えば2−ヒドロキシエチル、2ーヒド ロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピルなど、またはそれらの混合である;各 R25はC11−C22ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル置換基であり、R25 は好ましくは一部不飽和(約5より大きく約100より小さなヨウ素価(IV) )である;対イオンX-はいずれか適切な柔軟剤適合性アニオン、例えばクロリ ド、ブロミド、メチル硫酸、ギ酸、硫酸、硝酸などである。このような化合物に は、下記式を有するものがある。 (CH33 +N(CH2CH(CH2OC(O)R25) OC(O)R25)Cl- 上記式中、−OC(O)R25は硬化獣脂から誘導されている。 好ましくは、各R24はメチルまたはエチル基であり、好ましくは各R25はC15 −C19の範囲内である。ある程度の分岐、置換および/または不飽和がアルギル 鎖に存在しうる。分子中におけるアニオンX-は好ましくは強酸のアニオンであ り、例えばクロリド、ブロミド、ヨージド、サルフェートおよびメチルサルフェ ートである;アニオンは二価の電荷を有することができ、その場合にX-は半分 の基を表す。これらの化合物は、一般的に、安定な濃縮液体組成物として処方す ることが困難である。 これらタイプの化合物およびそれらを作る一般的方法は、引用することにより 本明細書の開示の一部とされる、1979年1月30日付で発行されたNaikらの 米国特許第4,137,180号明細書に開示されている。 本発明の液体組成物は、典型的には、約1〜約80%、好ましくは約5〜約5 0%、更に好ましくは約4〜約32%の生分解性ジエステル四級アンモニウム柔 軟活性剤を含有している。濃縮組成物は1993年12月17日付で出願された Swartleyらの許可された米国特許出願第08/169,858号明細書に開示さ れており、その出願は引用することにより本明細書の開示の一部とされる。 下限は、家庭洗濯実施に慣例的な手法で洗濯濯ぎ浴に加えられたときに、有効 な布帛柔軟化性能を発揮する上で必要な量である。上限は、パッケージングおよ び分配コストの減少のおかげで、より経済的に消費者が使えるようになる、濃縮 製品の場合にあてはまる。 任意のノニオン性柔軟剤 本発明の任意柔軟剤はノニオン性布帛柔軟剤物質である。典型的には、このよ うなノニオン性布帛柔軟剤物質は約2〜約9、更に典型的には約3〜約7のHL Bを有する。一般的に、選択される物質は比較的結晶性で高い融点(例えば、> 25℃)にすべきである。 固形組成物中における任意ノニオン性柔軟剤のレベルは、典型的には約10〜 約50%、好ましくは約15〜約40%である。 好ましいノニオン性柔軟剤は多価アルコールの脂肪酸部分エステルまたはその 無水物であり、その場合にアルコールまたは無水物は約2〜約18、好ましくは 約2〜約8の炭素原子を有し、各脂肪酸部分は約8〜約30、好ましくは約12 〜約20の炭素原子を含む。典型的には、このような柔軟剤は約1〜約3、好ま しくは約2つの脂肪酸基を1分子当たりに含む。 エステルの多価アルコール部分には、エチレングリコール、グリセロール、ポ リ(例えば、ジ、トリ、テトラ、ペンタおよび/またはヘキサ)グリセロール、 キシリトール、スクロース、エリトリトール、ペンタエリトリトール、ソルビト ールまたはソルビタンがある。 エステルの脂肪酸部分は約8〜約30、好ましくは約12〜22の炭素原子を 有する脂肪酸から通常誘導される。上記脂肪酸の典型例は、ラウリン酸、ミリス チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸およびベヘン酸である。 本発明で使用上高度に好ましい任意のノニオン性柔軟剤は、C10−C26アシル ソルビタンエステルおよびポリグリセロールモノステアレートである。ソルビタ ンエステルはソルビトールのエステル化脱水産物である。好ましいソルビタンエ ステルは、C10−C26アシルソルビタンモノエステル、C10−C26アシルソルビ タンジエステル、それらのエステルにおける未エステル化ヒドロキシル基のうち 1以上が1〜約6のオキシエチレン単位を有する、上記エステルのエトキシレー ト、およびそれらの混合物からなる群より選択されるメンバーである。本発明の 目的からみて、不飽和を有するソルビタンエステル(例えば、ソルビタンモノオ レエート)も利用できる。 グルコースの接触水素添加により典型的に製造されるソルビトールは、1,4 −および1,5−ソルビトール無水物と少量のイソソルビドとの混合物を形成す るために周知の手法で脱水できる(引用することにより本明細書の開示の一部と される、1943年6月29日付で発行されたBrownの米国特許第2,322, 821号明細書参照)。 ソルビトールの無水物の前記タイプの複合混合物は、ここでは包括的に“ソル ビタン”と称される。この“ソルビタン”混合物は、わずかな遊離非環化ソルビ トールを含有していてもよい。 本発明で用いられるタイプの好ましいソルビタン柔軟剤は、標準手法で“ソル ビタン”混合物を脂肪アシル基でエステル化することにより、例えば脂肪酸ハラ イド、脂肪酸エステルおよび/または脂肪酸との反応により製造できる。エステ ル化反応はどの利用しうるヒドロキシル基でも生じて、様々なモノ、ジ等のエス テルが製造できる。事実、モノ、ジ、トリ等のエステルの混合物はほぼいつもに のような反応から得ており、反応剤の化学量論比は望ましい反応産物にとり有利 となるように簡単に調整できる。 ソルビタンエステル物質の商業的生産の場合、エーテル化およびエステル化は 通常同様の処理ステップでソルビトールを直接脂肪酸と反応させることにより行 われる。このようなソルビタンエステル製造方法はMacDonald,"Emulsifiers",P rocessing and Quality Control,Joumal of the American Oil Chemists'Societ y,Vol.45,October1968で更に詳しく記載されている。 好ましいソルビタンエステルの式を含めた詳細は、引用することにより本明細 書の開示の一部とされる米国特許第4,128,484号明細書でみられる。 好ましいソルビタンエステルのある誘導体、特にその“低級”エトキシレート (即ち、1以上の非エステル化−OH基が1〜約20のオキシエチレン部分を含 る。したがって、本発明の目的にとり、“ソルビタンエステル”という用語には このような誘導体を含む。 本発明の目的にとり、有意な量のジおよびトリソルビタンエステルがエステル 混合物中に存在することが好ましい。20〜50%モノエステル、25〜50% ジエステル、10〜35%トリおよびテトラエステルを有するエステル混合物が 好ましい。 ソルビタンモノエステルとして市販される物質(例えば、モノステアレート) は事実上有意な量のジおよびトリエステルを含有しており、ソルビタンモノステ アレートの典型的分析ではそれが約27%モノ、32%ジ、30%トリおよびテ トラエステルを含むことを示している。したがって、市販ソルビタンモノステア レートは好ましい物質である。10:1〜1:10のステアレート/パルミテー ト重量比を有するソルビタンステアレートおよびソルビタンパルミテートの混合 物、および1,5−ソルビタンエステルが有用である。1,4−および1,5− ソルビタンエステルの双方が本発明では有用である。 本柔軟化組成物で使用上他の有用なアルキルソルビタンエステルには、ソルビ タンモノラウレート、ソルビタンモノミリステート、ソルビタンモノパルミテー ト、ソルビタンモノベヘネート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンジラウ レート、ソルビタンジミリステート、ソルビタンジパルミテート、ソルビタンジ ステアレート、ソルビタンジベヘネート、ソルビタンジオレエートおよびそれら の混合物、並びに混合タローアルキルソルビタンモノおよびジエステルがある。 このような混合物は、簡単なエステル化反応において前記ヒドロキシ置換ソルビ タン、特に1,4−および1,5−ソルビタンを対応酸、エステルまたは酸クロ リドと反応させることにより、容易に製造される。もちろん、こうして製造され た市販物質は、非環化ソルビトール、脂肪酸、ポリマー、イソソルビド構造など を少ない割合で通常含有した混合物からなることがわかるであろう。本発明にお いて、このような不純物はできるだけ低いレベルで存在することが好ましい。 本発明で用いられる好ましいソルビタンエステルは、約15重量%以内のC20 −C26およびそれ以上の脂肪酸のエステル、並びに少量のC8以下の脂肪エステ ルを含有することができる。 グリセロールおよびポリグリセロールエステル、特にグリセロール、ジグリセ ロール、トリグリセロールおよびポリグリセロールモノおよび/またはジエステ ル、好ましくはモノ−も本発明では好ましい(例えば、商品名Radiasurf724 8のポリグリセロールモノステアレート)。グリセロールエステルは、通常の抽 出、精製および/またはエステル交換プロセス、あるいはソルビタンエステルに ついて前記されたタイプのエステル化プロセスにより、天然トリグリセリドから 製造できる。グリセリンの部分エステルも、“グリセロールエステル”という用 語内に含まれる、使用しうる誘導体を形成するためにエトキシル化できる。 有用なグリセロールおよびポリグリセロールエステルには、ステアリン酸、オ レイン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ミリスチン酸および /またはベヘン酸のモノエステル、およびステアリン酸、オレイン酸、パルミチ ン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸および/またはミリスチン酸の ジエステルがある。典型的なモノエステルは、わずかなジおよびトリエステル等 を含有していることがわかっている。 “グリセロールエステル”にはポリグリセロール、例えばジグリセロール〜オ クタグリセロールエステルも含む。ポリグリセロールポリオールは、グリセリン またはエピクロロヒドリンを一緒に縮合させて、エーテル結合鎖でグリセロール 部分を連結させることにより形成される。ポリグリセロールポリオールのモノお よび/またはジエステルが好ましく、脂肪アシル基は典型的にはソルビタンおよ びグリセロールエステルについて前記されたものである。液体キャリア 本発明の濯ぎ液添加組成物にとり、もう1つの任意であるが、好ましい成分は 、液体キャリアである。本組成物で用いられる液体キャリアは、その低コスト、 相対的に容易な入手性、安全性および環境適合性のために、少くとも主として水 であることが好ましい。液体キャリア中における水のレベルは、好ましくはキャ リアの少くとも約50重量%、最も好ましくは少くとも約60%である。水と、 低分子量、例えば<約200の有機溶媒、例えばエタノール、プロパノール、イ ソプロパノールまたはブタノールのような低級アルコールとの混合物も、液体ギ ャリアとして有用である。低分子量アルコールには一価、二価(グリコール等) 、三価(グリセロール等)およびそれ以上の多価(ポリオール)アルコールがあ る。濃縮助剤 本発明の濃縮組成物は、他の成分に応じて、一層高い濃度にするために、およ び/または高い安定性標準に合わせるために、有機および/または無機濃縮助剤 を要することがある。界面活性剤濃縮助剤は、単一の長鎖アルキルカチオン性界 面活性剤、ノニオン性界面活性剤、アミンオキシド、脂肪酸またはそれらの混合 物からなる群より典型的に選択され、典型的には組成物の0〜約15%のレベル で用いられる。 界面活性濃縮助剤のように作用できるかまたはその効果を増強できる無機粘度 /分散性調節剤には、水溶性のイオンしうる塩があり、これも本発明の組成物中 に場合により配合することができる。様々なイオンしうる塩が使用できる。適切 な塩の例は、元素の周期律表のIAおよびIIA族金属のハライド、例えば塩化カ ルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、臭化カリウムおよび塩化リチウ ムである。イオンしうる塩は、諸成分を混合して本組成物を調製してから望まし い粘度を得るプロセスに際して、特に有用である。用いられるイオンしうる塩の 量は組成物に用いられる活性成分の量に依存しており、業者の希望に従い調整で きる。組成物粘度をコントロールするために用いられる塩の典型的レベルは、組 成物の重量で約20〜約20,000部/百万(ppm)、好ましくは約20〜 約11,000ppmである。 アルキレンポリアンモニウム塩も、上記の水溶性のイオンしうる塩に加えて、 またはその代わりに、粘度調節するために組成物中に配合できる。加えて、これ らの剤はスカベンジャーとして作用でき、主洗浄液からすすぎ液および布帛ヘキ ャリーオーバーされたアニオン性洗剤とイオン対を形成して、柔軟性能を改善し うる。これらの剤は、無機電解質と比較して、広範囲の温度にわたり、特に低温 で、粘度を安定化させる。 アルキレンポリアンモニウム塩の具体例には、1−リジン一塩酸塩および1, 5−ジアンモニウム 2−メチルペンタン二塩酸塩がある。 他の成分 更に他の任意成分には、汚れ放出剤、香料、保存剤/安定剤、キラント、殺菌 剤、着色料、蛍光増白剤、消泡剤などがあるが、それらに限定されない。汚れ放出剤 汚れ放出剤が本発明の布帛柔軟化組成物に用いられることが望ましい。適切な 汚れ放出剤には、1990年11月6日付J.J.ScheibelおよびE.P.Gosselinkの U.S.4,968,451のもの(このようなエステルオリゴマーは(a)ア リルアルコールをエトキシル化させ、(b)(a)の生成物をジメチルテレフタ レート(“DMT”)および1,2−プロピレングリコール(“PG”)と2段 階エステル交換/オリゴマー化操作で反応させ、(c)(b)の生成物を水中で メタ重亜硫酸ナトリウムと反応させることにより製造できる);1987年12 月8日付GosselinkらのU.S.4,711,730のノニオン性末端キャップ 化1,2−プロピレン/ポリオキシエチレンテレフタレートポリエステル、例え ばポリ(エチレングリコール)メチルエーテル、DMT、PGおよびポリ(エチ レングリコール)(“PEG”)のエステル交換/オリゴマー化により作られる もの;1988年1月26日付GosselinkのU.S.4,721,580の部分 および完全アニオン性末端キャップ化オリゴマーエステル、例えばエチレングリ コール(“EG”)、PG、DMTおよび3,6−ジオキサ−8−ヒドロキシオ クタンスルホン酸Naからのオリゴマー;例えばDMT、Meキャップ化PEG およびEGおよび/またはPG、あるいはDMT、EGおよび/またはPG、M eキャップ化PEGおよびNa−ジメチル−5−スルホイソフタレートの組合せ から作られる、1987年10月27日付GosselinkのU.S.4,702,8 57のノニオン性キャップ化ブロックポリエステルオリゴマー化合物;1989 年10月31日付Maldonado,GosselinkらのU.S.4,877,896号のア ニオン性、特にスルホアロイル、末端キャップ化テレフタレートエステルがある (後者は洗濯および布帛コンディショニング製品の双方に有用なSRAの典型例 であり、その例にはm−スルホ安息香酸一ナトリウム塩、PGおよびDMTから 作られたエステル組成物があるが、場合により、但し好ましくはPEG、例えば PEG3400を更に加える)。もう1つの好ましい汚れ放出剤は、U.S.5 ,415,807に記載されたスルホネート末端キャップ化タイプである。香料 本発明のプロフレグランスは単独で用いても、必須の布帛柔軟化成分、最も多 くは界面活性剤と単純に混合してもよいが、それらは望ましくは(a)1種以上 の合成布帛柔軟剤を含む非フレグランス布帛柔軟化ベース、(b)本発明による 1種以上のプロフレグランスエステル、および(c)完全処方フレグランスを混 合した3パート処方物に混ぜられる。後者は望ましいパッケージ時および使用時 (洗浄時)フレグランスを発するが、プロフレグランスは洗濯された織物布帛に 長期フレグランスを付与する。 本布帛柔軟化組成物を処方する場合に、完全処方フレグランスは天然または合 成源の多くの公知香気成分を用いて調製できる。天然原料の範囲には、易揮発性 だけでなく、中度揮発性およびやや揮発性の成分を含み、合成物の場合には、下 記例示から明らかなように、実際上すべてのクラスのフレグランス物質からの代 表例:天然産物、例えばツリー.モス・アブソルート(tree moss absolute)、 バジル油、シトラスフルーツ油(例えばベルガモット油、マンダリン油など)、 マスチックス・アブソルート(mastix absolute)、ミルテ油、パルマローザ油 、パチョリ油、プチグレン油パラグアイ、ニガヨモギ油、アルコール類、例えば ファルネソール、ゲラニオール、リナロール、ネロール、フェニルエチルアルコ ール、ロジノール、シンナミルアルコール、アルデヒド類、例えばシトラール、 HelionalTM)α−ヘキシルシンナムアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、 LilialTM(p-tert−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド)、メチ ルノニルアセトアルデヒド、ケトン類、例えばアリルヨノン、α−ヨノン、β− ヨノン、イソラルデイン(イソメチル−α−ヨノン)、メチルヨノン、エステル 類、例えばフェノキシ酢酸アリル、サリチル酸ベンジル、プロピオン酸シンナミ ル、酢酸シトロネリル、シトロネリルエトキシレート、酢酸デシル、ジメチルベ ンジルカルビニルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルブチレート、アセト 酢酸エチル、アセチル酢酸エチル、イソ酪酸ヘキセニル、酢酸リナリル、メチル ジヒドロジャスモネート、酢酸スチラリル、酢酸ベチベリルなど、ラクトン類、 例えばγ−ウンデカラクトン、香料によく用いられる様々な成分、例えばムスク ケトン、インドール、p−メンタン−8−チオール−3−オンおよびメチルオイ ゲノールを含む。同様に、当業界で知られるいかなる慣用的なフレグランスアセ タールまたはケタールも、慣用的に処方される香料(c)の任意成分として本組 成物に加えてよい。このような慣用的フレグランスアセタールおよびケタールに は、周知のメチルおよびエチルアセタールおよびケタール、並びにベンズアルデ ヒドをベースにしたアセタールまたはケタール、フェニルエチル部分を含んだも の、または"Acetals and Ketals of Oxo-Tetralins and Oxo-Indanes"と題され た米国特許明細書(1992年1月28日付で発行され、Givaudan Corp.に譲 渡された、米国特許第5,084,440号参照)に記載されたような、最近開 発された特殊品がある。もちろん、他の最近の合成特殊品も完全処方布帛柔軟化 組成物向けの香料組成物中に含有させることができる。これらには、Givaudanに 譲渡された1994年7月26日付の米国特許第5,332,725号明細書に 記載されたようなアルキル置換オキソテトラリンおよびオキソインダンのエノー ルエーテル;またはGivaudanに譲渡された1991年12月9日付米国特許第5 ,264,615号明細書に記載されたようなシッフ塩基がある。プロフレグラ ンス物質は、慣用的なフレグランスとは別に、本発明の布帛柔軟化組成物に加え られる ことが好ましい。 安定剤 安定剤も本発明の組成物中に存在できる。ここで用いられる“安定剤”という 用語には、酸化防止剤および還元剤を含む。これらの剤は0〜約2%、好ましく は約0.01〜約0.2%、酸化防止剤の場合で更に好ましくは約0.035〜 約0.1%、還元剤の場合で更に好ましくは約0.01〜約0.2%のレベルで 存在する。これらは、溶融形で貯蔵される組成物および化合物にとり、長期貯蔵 条件下で良好な香気安定性を保証する。酸化防止剤および還元剤である安定剤の 使用は、低香製品(低香料)の場合に特に重要である。 Tenox S−1でEastman Chemical Products,Inc.から市販されているアスコルビ ン酸、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピルの混合物;商品名Tellox −6でEastman Chemical Products,Inc.から市販されているBHT(ブチル化ヒ ドロキシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、没食子酸ブロ から市販されているブチル化ヒドロキシトルエン;Tenox TBHQとしてEastma n Chemical Products,Inc.の三級ブチルヒドロキノン;Tenox GT−1/GT− 2としてEastman Chemical Products,Inc.の天然トコフェロール類;BHAとし てEastman Chemical Products,Inc.のブチル化ヒドロキシアニソール;没食子酸クエン酸イソプロピルのような他のキレーターと混合された、または単独のIrg ている化学名4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンスルホン酸/ナトリウム塩の ンバーは下記表IIに掲載されている。表II びそれらの混合物がある。他の任意成分 本発明は織物処理組成物で常用される他の任意成分(副成分)、例えば着色剤 、保存剤、蛍光増白剤、不透明剤、グアーガムおよびポリエチレングリコールの ような安定剤、縮み防止剤、しわ防止剤、布帛クリスピング(crisping)剤、シミ 抜き剤、殺菌剤、殺真菌剤、腐蝕防止剤、消泡剤などを含有することができる。 基材物品 好ましい乾燥機添加態様において、本発明には製品もある。代表品は、197 6年11月2日付で発行されたMarsanの米国特許第3,989,631号;19 77年10月25日付で発行されたMarsanの第4,055,248号;1978 年2月14日付で発行されたBedenkらの第4,073,996号;1977年5 月10日付で発行されたZakiらの第4,022,938号;1988年8月16 日付で発行されたTrinhの第4,764,289号;1989年2月28日付で 発行されたEvansらの第4,808,086号;1978年7月25日付で発行 されたZakiらの第4,103,047号;1973年6月5日付で発行されたDi llarstoneの第3,736,668号;1972年10月31日付で発行されたC ompaらの第3,701,202号;1972年1月18日付で発行されたFurgal の第3,634,947号;1972年1月11日付で発行されたHoeflinの第 3,633,538号;1969年4月1日付で発行されたRumseyの第3,43 5,537号;および1976年12月28日付で発行されたMurphyらの第4, 000,340号明細書に開示されたタイプの、自動洗濯乾燥機で布帛を柔軟化 させるように適合させたものであり、上記すべての特許は引用することにより本 明細書の開示の一部とされる。 好ましい基材物品態様において、布帛トリートメント組成物は、自動洗濯(衣 類)乾燥機で組成物を有効に放出する、フレキシブル基材のような分配手段と組 み合わせた製品として提供される。このような分配手段は1回の使用または多数 回の使用向けにデザインすることができる。分配手段は布帛柔軟剤組成物を放出 する“キャリア物質”であってもよく、乾燥機から分散および/または排出され る。 分配手段は有効量の布帛トリートメント組成物を通常保有している。このよう な有効量であれば、自動洗濯乾燥機で最少の洗濯物の少くとも1回の処理向けに 、十分な布帛コンディショニング/静電気防止剤および/またはアニオン性ポリ マー汚れ放出剤を典型的に供せる。多数回、例えば約30回以内での使用向けの 布帛トリートメント組成物の量が用いられる。単一物品向けに典型的な量は、約 0.25〜約100g、好ましくは約0.5〜約20g、最も好ましくは約1〜 約10gである。 ここで有用な高度に好ましい紙の織布または不織布“吸収”基材は、引用する ことにより本明細書の開示の一部とされる、1972年8月22日付で発行され たMortonの米国特許第3,686,025号明細書に詳しく開示されている。ほ とんどの基材は液体物質をある程度吸収しうることが知られている;しかしなが ら、ここで用いられる“吸収材”という用語は、その重量の4〜12倍、好まし くは5〜7倍の水の吸収能(即ち、液体を取込んで留める基材能を表すパラメー ター)を有した物質を意味している。 もう1つの物品は、衣類の数回のサイクル中に布帛汚れ放出、静電気防止およ び/または柔軟効果を有効に付与するために十分な布帛トリートメント組成物を 放出しうるように取り込んだスポンジ物質からなる。この多数回使用向け物品は 、中空スポンジに約20gの布帛トリートメント組成物を満たすことにより作ら れる。 E.用法 本発明の基材態様は、自動洗濯乾燥機で布帛に柔軟化および/または静電気防 止効果を付与しうるように、布帛に上記布帛トリートメント組成物を供する上で 用いられる。通常、本発明の組成物を用いる方法では、自動衣類乾燥機で加熱し ながら有効量の布帛トリートメント組成物と共に布帛をタンブルすることにより 、湿った布帛を混ぜ合わせる。少くとも連続相の上記組成物は約35℃を超える 融点を有しており、組成物は乾燥機操作温度で流動性である。この組成物は、約 10〜約99.99%、好ましくは約15〜約90%の前記カチオン性布帛柔軟 剤およびその混合物から選択される四級アンモニウム剤、および約0〜約95% 、好ましくは約20〜約75%、更に好ましくは約20〜約60%の前記共柔軟 剤を含んでいる。 本発明は、(A)組成物を例えば基材上にのせて製品中に配合させるか、また は(B)粒子の形態(適宜に、その粒子の凝集物、ペレットおよび錠剤を含む) をとる、改善された固形乾燥機活性化布帛柔軟剤組成物に関する。このような組 成物は、有効量の不飽和を含んだ、通常固形の乾燥機で柔軟化しうる物質、典型 的には布帛柔軟剤約30〜約95%を含有している。 本明細書および例において、すべてのパーセンテージ、比率および部は別記さ れないかぎり重量により、すべての数値限定は通常の概算である。 下記例は本発明のエステルおよび組成物について示しているが、それを限定す るためではない。プロ香料エステルブレンド 例1 β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノール のジエステルマレエート β,γ−ヘキセノール1.55g(0.015mol)、ロサルバ38.35g (0.245mol)、β−シトロネロール230.05g(1.472mol)、フ ェノキサノール230.05g(1.290mol)、無水マレイン酸98.99 g(1.01mol)およびトルエン300mlを、Dean-Starkトラップ、コンデ ンサーおよびアルゴン導入口を備えた丸底フラスコで混合した。混合物を18時 間にわたり加熱還流して、その際に理論量の水を集めた。冷却された混合物をロ ータリー蒸発で最初に濃縮させて溶媒を除去し、その後Kugelrohr蒸留(85〜 90℃、0.02mmHg)で未反応の出発物質を除去した。ジエステル混合物とし てほぼ無色の油状物を単離した。生成物の純度は薄層クロマトグラフィーにより 調べ、構造は1Hおよび13C NMRで確認した。 例2 β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノール のジエステルサクシネート β,γ−ヘキセノール1.55g(0.015mol)、ロサルバ38.35g (0.245mol)、β−シトロネロール230.05g(1.472mol)、フ ェノキサノール230.05g(1.290mol)、無水コハク酸101.07 g(1.01mol)およびトルエン300mlを、Dean-Starkトラップ、コンデ ンサーおよびアルゴン導入口を備えた丸底フラスコで混合した。混合物を18時 間にわたり加熱還流して、その際に理論量の水を集めた。冷却された混合物をロ ータリー蒸発で最初に濃縮させて溶媒を除去し、その後Kugelrohr蒸留(85〜 90℃、0.02mmHg)で未反応の出発物質を除去した。ジエステル混合物と してほぼ無色の油状物を単離した。生成物の純度は薄層クロマトグラフィーによ り調べ、構造は1Hおよび13C NMRで確認した。 例3 β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニオールおよびフェノキサノールのジエ ステルマレエート β,γ−ヘキセノール0.138g(1.38mol)、ロサルバ2.05g( 0.0131mol)、ゲラニオール10.26g(0.0665mol)、フェノキ サノール23.94g(0.134mol)、マレイン酸ジエチル12.74g( 0.0718mol)およびナトリウムメトキシド0.41g(7.20mmol)を 、テークオフ(take-off)コンデンサー、アルゴン導入口および内部温度計を備え たフラスコで混合した。混合物を24時間にわたり105〜115℃に加熱した 。冷却された混合物をロ過し、Kugelrohr蒸留(90℃、0.04mmHg)により 濃縮して、黄褐色油状物を得た。油状物を、シリカゲルのカラムクロマトグラフ ィーにより、石油エーテル中酢酸エチルの3%溶液で溶出させて精製した。淡黄 色油状物を単離した。生成物の純度は薄層クロマトグラフィーにより調べ、構造 は1Hおよび13C NMRおよび質量スペクトル測定で確認した。 以下は本発明による乾燥機シート組成物の例である。(1)ジ(オレイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムメチルサルフェート (2)ジ(ソフトタローイルオキシエチル)ヒドロキシエチルメチルアンモニウ ムメチルサルフェート (3)ジ(ソフトタローイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムメチルサルフ ェート (4)ジ(ソフトタローイルオキシ)トリメチルアンモニオプロパンメチルサル フェート (5)ジタロージメチルアンモニウムメチルサルフェート (6)1:2比のステアリルジメチルアミン:トリプルプレスド(triple-presse d)ステアリン酸 (7)Lonza市販のポリエトキシル化ソルビタンモノステアレート (8)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルマレエート (9)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルサクシネート (10)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニオールおよびフェノキサノー ルのジエステルマレエート (11)1996年10月15日付で発行されたWatsonらのU.S.5,565 ,145による、約1800の分子量および窒素当たり平均7エトキシ単位を有 するエトキシル化ポリエチレンイミン コーティングミックス(処方物A)の調製 約200gのバッチを次のように調製する。共柔軟剤約99.2gおよびDMON OESTER(1)約88.5gを約80℃で別々に溶融させる。それらを熱水浴に浸し た容器で高剪断ミックスしながら混合して、70〜80℃の温度を維持する。カ ルシウムベントナイトクレー(8g)をミックスして、望ましい粘度を得る。例 2の生成物(1.0g)および香料(3.3g)を処方物に加えて、均一になる までミックスする。 処方2〜8のコーティングミックスも、上記表に示された物質を用いて、同様 に調製する。布帛コンディショニングシートの製造 コーティング混合物を約6.75×12インチ(約17×30cm)寸法の既 知重量基材シートに塗布する。基材シートは約4デニールのスパンボンデッドポ リエステルから構成されている。少量の処方物をスパチュラで加熱金属プレート 上におき、その後ワイヤ金属ロッドで均一に広げる。基材シートを金属プレート 上において、コーティング混合物を吸収させる。次いでそのシートを加熱金属プ レートから取出し、室温まで冷却させると、コーティングミックスは固化する。 そのシートを秤量して、シート上におけるコーティング混合物の量を測定する。 目標シート重量は3.5gである。重量が目標重量を超えるならば、そのシート を加熱金属プレート上に戻して、コーティング混合物を再溶融させ、過剰分を取 除く。重量が目標重量より少ないならば、そのシートを加熱金属プレート上に戻 して、コーティン混合物を追加する。 以下は、プロ香料ブレンドを含んだ、本発明による液体布帛柔軟剤組成物の例 である。 (1)ジ(ソフトタローイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (2)ジエチレントリアミン五酢酸 (3)Dow-Corning販売のDC−2310 (4)Rohm & Haas販売のKathon CG (5)プロピレンテレフタレートおよびエチレンオキシドのコポリマー (6)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルマレエーート (7)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルサクシネート (8)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニオールおよびフェノキサノール のジエステルマレエート プロセス:例9は次のように作る:DEQA(1)250gおよびエタノール 40gの混合物を約70℃で溶融させる。HCl 40gの25%水溶液を、消 泡剤を含有した70℃の脱イオン水約700gに加える。DEQA/アルコール 混合液を非常に激しく撹拌しながら約5分間かけて水/HClに加える(IKA Paddle Mixer,モデルRW20DZM、1500rpm)。CaCl213.8g の25%水溶液を分散液に1分間かけて滴下し、その後IKA Ultra Turrax T −50高剪断ミルで5分間にわたりミル処理する。次いで分散液をプレート・お よびフレーム熱交換機に通すことで室温まで冷却する。冷却後に、汚れ放出ポリ マーを40%溶液の形で分散液中に加えて、10分間撹拌する。例1(6)の生 成物8.3gを適度に撹拌しながら分散液中に混合する。最後に、25%CaC l24.6gを分散液中に混合して、数時間撹拌する。 例12も同様に作ったが、但しプロ香料物質を香料成分と混合して、得られた 混合物を冷却された生成物に加える。 例10は次のように作る:DEQA(1)233gおよびエタノール36.5 gの混合液を約75℃で溶融させる。HCl 0.3gの25%水溶液を、消泡 剤を含有した75℃の脱イオン水約680gに加える。DEQA/アルコール混 合液を非常に激しく撹拌しながら約2分間かけて水/HClに加える(IKA P adel Mixer,モデルRW20DZM、1500rpm)。CaCl22.5gの 2.5%水溶液を分散液に5分間かけて滴下する。一方、キラントの41%水溶 液61gをHClの25%溶液の添加により測定pH3になるまで酸性化させる 。少量で約8gの酸性キラント溶液を分散液中に撹拌し、その後IKA Ultra T urrax T−50高剪断ミルで5分間にわたりミル処理する。次いで分散液を室温 まで冷却する。冷却後に、汚れ放出ポリマーを40%溶液の形で分散液中に加え て、10分間撹拌する。得られた酸性キラント溶液を3分間かけて加える。例2 (6)の生成物10.0gを加え、その後20%水溶液の形で塩化アンモニウム を加える。最後に、残りのCaCl2を25%溶液の形で加える。 例11も同様に作るが、但しプロ香料物質を香料成分と混合して、得られた混 合物を冷却された生成物に加える。 (1)ジ(ハードタローイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (5)プロピレンテレフタレートおよびエチレンオキシドのコポリマー (6)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルマレエート (7)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルサクシネート (8)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニオールおよびフェノキサノール のジエステルマレエート (1)ジ(ハードタローイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド (2)Dow-Corning販売のシリコーンDC−2310 (3)Rohm & Haas販売のKathon CG (6)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルマレエーート (7)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサ ノールのジエステルサクシネート (8)β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニオールおよびフェノキサノール のジエステルマレエート実験操作: バッチプロセスを用いる。操作を2つのパートに分ける:ベース品の調製(香 料およびテクノロジーなしに実験室で調製)と、香料およびテクノロジーの付加ベース品(ベース17kgのバッチを作るため) i)メインタンクに必要な水(15.1kg)を入れ、43℃に加熱する。 800rpmで撹拌を始め、青色色素を混ぜる。用いられるミキサーは LightninモデルLIU08である。 ii)手でHCl(3.8g)(31%活性)を加える。 iii)75℃でDEQA(1)/エタノール(85%活性レベルで1760g)を予 め加熱し、22ml/minの速度で水と共にタンクに注入する。 iv)低塩Kathon(3.4g)およびシリコーン消泡剤(25.7g)を手で加え る。 v)約5分間混合する。最終製品調製(最終製品組成物0.250kgを製造するため) vi)例1の生成物(1.9g)を、IKA Ultra Turrax T−50で15分間に わたり6000rpmで混合することにより、上記調製物の一部249gに加 える。 例LおよびMも同様に作るが、但しプロ香料物質を所要量で加える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジル、ボンハム、コスタ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ブリッジタウン、ロード、7492 (72)発明者 ミカエル、ジョセフ、アーウィン アメリカ合衆国オハイオ州、ラブランド、 ドンワイドル、ドライブ、11352 (72)発明者 フレデリック、アンソニー、ハートマン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ディアフィールド、ロード、10347

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (A)組成物に対して0.01〜15重量%の、親香料アルコールの混 合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エステルは 下記式を有するものである。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐鎖またはアルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニル 、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレンお よびそれらの混合からなる群より選択される、R”はC6−C30ノニオン性また はアニオン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、前記 親香料アルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合を 含んでなり、sは0より大きい)と、そして (B)10〜99.99%の布帛柔軟化合物と を含んでなる、乾燥機活性化布帛柔軟化組成物。 2. R’がノニオン性またはアニオン性置換または非置換C6−C20直鎖、 分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニル 、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレンお よびそれらの混合からなる群より選択され、R”がノニオン性またはアニオン性 置換または非置換C6−C20アルコキシ基からなる群より選択され、前記置換基 がハロゲン、ニトロ、カルボキシ、カルボニル、サルフェート、スルホネート、 ヒドロキシ、アルコキシおよびそれらの混合からなる群より選択される、請求項 1に記載の組成物。 3. 前記プロフレグランスエステルの親香料アルコールが、アミルアルコー ル、ウンデシレンアルコール、オシロール、サンダロアー、ジヒドロカルベオー ル、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジヒドロテルピネオール、ジ メトール、ミルセノール、α−テルピネオール、テトラヒドロリナロール、テト ラヒドロムゴール、テトラヒドロミルセノール、アミルシンナムアルコール、デ セノール、トランス−2−ヘキセノール、パチョミント、プレノール、クミニル アルコール、p−トリルアルコール、フェニルエチルカルビノール、エチルバニ リン、イソアミルサリチレート、p−ヒドロキシフェニルブタノン、フェネチル サリチレート、エチルリナロール、リナロール、ジヒドロミルセノール、ネロリ ドール、β,γ−ヘキセノール、デシルアルコール、ジヒドロフロラロール、ホ ータノール、ヘプチルアルコール、イソアミルアルコール、イソシクロゲラニオ ール、イソノニルゲラニオール、メイヨール、メチルラベンダーケトン、オクチ ルアルコール、フェニルプロピルアルコール、ロジノール70、ロサルバ、キャ メコールdh、シクロヘキシルプロピルアルコール、イソブチルベンジルアルコ ール、ラビノール、フェニルエチルメチルカルビノール、プロピルベンジルカル ビノール、イソプレゴール、メントール、パチョン、ルータノール、ローゼリア 、トランスデカヒドロβ−ナフトール、ベルドール、シンナムアルコール、ファ ルネソール、ゲラニオール、ネロール、アニスアルコール、ベンジルアルコール 、ウンデカベルトール、オイゲノール、イソオイゲノールおよびバニリンからな る群より選択される、請求項1または2に記載の組成物。 4. R’が−CH2−CH2−、−CH2−CH2−COOH、−CH=CH− および−CH=CH−COOHからなる群より選択され、sが0より大きく2以 下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。 5. 前記プロフレグランスエステル成分が、β,γ−ヘキセノール、ロサル バ、β−シトロネロールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステル 、β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノー ルの混合物のサクシネートエステル、β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラニ オールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステルからなる群より選 択される1種以上のエステルからなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組 成物。 6. A)組成物に対して0.01〜15重量%の、親香料アルコールの混合 物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エステルは下 記式を有するものである。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニ ル、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレン およびそれらの混合からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性また はアニオン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、前記 親香料アルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合を 含んでなり、sは0より大きい)と、そして B)10〜95%重量%の、下記式を有する四級アンモニウム化合物 または下記式を有するアミン前駆体 (上記式中、各Rは独立してC1−C6アルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、 ベンジルおよびそれらの混合であり、R1はC1−C22アルキル、C3−C22アル ケニルおよびそれらの混合であり、Qは下記式を有するカルボニル部分である。上記式中、R2は水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキルおよび それらの混合であり、R3は水素、C1−C4アルキルおよびそれらの混合であり 、Xは柔軟剤適合性アニオンであり、mは1〜3であり、nは1〜である)と を含んでなる、乾燥機活性化布帛コンディショニング組成物。 7. C) i)汚れ放出ポリマー0〜10重量%、 ii)シクロデキストリン/香料包接複合体および/または遊離香料0〜60重 量%、そして iii)アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピル、クエ ン酸、ブチル化ヒドロキシトルエン、三級ブチルヒドロキノン、天然トコフェロ ール類、ブチル化ヒドロキシアニソールおよびそれらの混合からなる群より選択 される安定剤0〜2重量% から選択される補助成分を更に含んでなる、請求項6に記載の組成物。 8. R’がノニオン性またはアニオン性置換または非置換C6−C20直鎖、 分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニル 、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレンお よびそれらの混合からなる群より選択され、R”がノニオン性またはアニオン性 置換または非置換C6−C20アルコキシ基からなる群より選択され、上記置換基 がハロゲン、ニトロ、カルボキシ、カルボニル、サルフェート、スルホネート、 ヒドロキシ、アルコキシおよびそれらの混合からなる群より選択される、請求項 6または7に記載の組成物。 9. 前記プロフレグランスエステルの親香料アルコールが、アミルアルコー ル、ウンデシレンアルコール、オシロール、サンダロアー、ジヒドロカルベオー ル、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジヒドロテルピネオール、ジ メトール、ミルセノール、α−テルピネオール、テトラヒドロリナロール、テト ラヒドロムゴール、テトラヒドロミルセノール、アミルシンナムアルコール、デ セノール、トランス−2−ヘキセノール、パチョミント、プレノール、クミニル アルコール、p−トリルアルコール、フェニルエチルカルビノール、エチルバニ リン、イソアミルサリチレート、p−ヒドロキシフェニルブタノン、フェネチル サリチレート、エチルリナロール、リナロール、ジヒドロミルセノール、ネロリ ドール、β,γ−ヘキセノール、デシルアルコール、ジヒドロフロラロール、ホ ータノール、ヘプチルアルコール、イソアミルアルコール、イソシクロゲラニオ ール、イソノニルゲラニオール、メイヨール、メチルラベンダーケトン、オクチ ルアルコール、フェニルプロピルアルコール、ロジノール70、ロサルバ、キャ メコールdh、シクロヘキシルプロピルアルコール、イソブチルベンジルアルコ ール、ラビノール、フェニルエチルメチルカルビノール、プロピルベンジルカル ビノール、イソプレゴール、メントール、パチョン、ルータノール、ローゼリア 、トランスデカヒドロβ−ナフトール、ベルドール、シンナムアルコール、ファ ルネソール、ゲラニオール、ネロール、アニスアルコール、ベンジルアルコール 、ウンデカベルトール、オイゲノール、イソオイゲノールおよびバニリンからな る群より選択される、請求項6〜8のいずれか一項に記載の組成物。 10. R’が−CH2−CH2−、−CH2−CH2−COOH、−CH=CH −および−CH=CH−COOHからなる群より選択され、sが0より大きく2 以下である、請求項6〜9のいずれか一項に記載の組成物。 11. 前記プロフレグランスエステル成分が、β,γ−ヘキセノール、ロサ ルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステ ル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノ ールの混合物のサクシネートエステル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラ ニオールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステルからなる群より 選択される1種以上のエステルを含んでなる、請求項6〜10のいずれか一項に 記載の組成物。 12. 柔軟活性剤が硬化獣脂から誘導されるジメチルビス(タローイルオキ シエチル)アンモニウムメチルサルフェートである、請求項6〜11のいずれか 一項に記載の組成物。 13. R’が8〜50のヨウ素価を有する柔軟剤化合物15〜90%を含ん でなる、請求項6〜12のいずれか一項に記載の組成物。 14. 柔軟活性剤が、C8−C30脂肪酸のジメチルビス(アシルオキシエチ ル)アンモニウムメチルサルフェート誘導体、およびそれらの混合物である、請 求項6〜13のいずれか一項に記載の組成物。 15. 柔軟活性剤が、ジメチルビス(タローイルオキシエチル)アンモニウ ムメチルサルフェート、ジメチルビス(オレイルオキシエチル)アンモニウムメ チルサルフェート、ジメチルビス(ココイルオキシエチル)アンモニウムメチル サルフェートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項6〜14 のいずれか一項に記載の組成物。 16. 共柔軟剤のカルボン酸塩形成アニオン部分が、乳酸、ミリスチン酸、 パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸およびそれらの混合物からなる群より 選択される、請求項6〜11のいずれか一項に記載の組成物。 17. アミン塩が、オレイルジメチルアミンステアレート、ジオレイルメチ ルアミンステアレート、リノレイルジメチルアミンステアレート、ジリノレイル メチルアミンステアレート、ステアリルジメチルアミンステアレート、ジステア リルメチルアミンミリステート、ステアリルジメチルアミンパルミテート、ジス テアリルメチルアミンパルミテート、ジステアリルメチルアミンミリステート、 ジステアリルメチルアミンパルミテート、ジステアリルメチルアミンラウレート 、ジオレイルジステアリルメチルアミンオレエート、ジステアリルメチルアミン オレエートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項6〜16の いずれか一項に記載の組成物。 18. A)組成物に対して0.01〜15重量%の、少くとも3種の親香料 アルコールの混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル( 前記エステルは下記式を有するものである。上記式中、R’は−CH2−CH2−、−CH2−CH2−COOH、−CH=CH −および−CH=CH−COOHからなる群より選択され、sは0より大きく2 以下であり、R”はβ,γ−ヘキセノール、デシルアルコール、ジヒドロフロラ ロール、ホータノール、ヘプチルアルコール、イソアミルアルコール、イソシク ロゲラニオール、イソノニルゲラニオール、メイヨール、メチルラベンダーケト ン、オクチルアルコール、フェニルプロピルアルコール、ロジノール70、ロサ ルバ、キャメコールdh、シクロヘキシルプロピルアルコール、イソブチルベン ジルアルコール、ラビノール、フェニルエチルメチルカルビノール、プロピルベ ンジルカルビノール、イソプレゴール、メントール、パチョン、ルータノール、 ローゼリア、トランスデカヒドロβ−ナフトール、ベルドール、シンナムアルコ ール、ファルネソール、ゲラニオール、ネロール、アニスアルコール、ベンジル アルコール、ウンデカベルトール、オイゲノール、イソオイゲノールおよびバニ リンからなる群より選択される前記親香料アルコールから誘導されるアルコキシ 基である)と、 B)ジメチルビス(タローイルオキシエチル)アンモニウムメチルサルフェー ト、ジメチルビス(オレイルオキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート、 ジメチルビス(ココイルオキシエチル)アンモニウムメチルサルフェートおよび それらの混合物からなる群より選択される四級アンモニウム化合物30〜85% と、 C)i)オレイルジメチルアミンステアレート、ジステアリルメチルアミンミ リステートおよびそれらの混合物からなる群より選択される共柔軟剤20〜 75%と、そして ii)C10−C26アシルソルビタンモノエステル、ジエステルおよびそれら の混合物からなる群より選択されるノニオン性柔軟剤15〜40%と、 を含んでなるものであり、かつ、35〜100℃の熱軟化点を有しているもの である、前記乾燥機活性化布帛柔軟化組成物。 19. (C)(ii)がソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノステアレ ートおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項18に記載の組成 物。 20. 組成物が8〜50のヨウ素価を有するジエステル四級アンモニウム柔 軟活性剤15〜90%を含んでいる、請求項18または19に記載の組成物。 21. 柔軟活性剤が、1,2−ビス(タローイルオキシ)−3−トリメチル アンモニウムメチルサルフェート、1,2−ビス(オレイルオキシ)−3−トリ メチルアンモニウムメチルサルフェート、1,2−ビス(ココイルオキシ)−3 −トリメチルアンモニウムメチルサルフェートおよびそれらの混合物からなる群 より選択される、請求項18〜20のいずれか一項に記載の組成物。 22. C) i)汚れ放出ポリマー0〜10%と、 ii)シクロデキストリン/香料包接複合体および/または遊離香料0〜60 %と、そして iii)アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピル、 クエン酸、ブチル化ヒドロキシトルエン、三級ブチルヒドロキノン、 天然トコフェロール類、ブチル化ヒドロキシアニソールおよびそれらの混 合からなる群より選択される安定剤0〜2%と を更に含んでなる、請求項18〜21のいずれか一項に記載の組成物。 23. (A)組成物に対して0.01〜15重量%の、親香料アルコールの 混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エステル は下記式を有するものである。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニ ル、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレン およびそれらの混合からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性また はアニオン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、前記 親香料アルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合か らなり、sは0より大きい)と、 (B)布帛柔軟化合物10〜99.99%と、 (C)i)場合により、三級アミンのカルボン酸塩、三級アミンエステルまた はそれらの混合からなる共柔軟剤0〜95%、 ii)場合により、ノニオン性柔軟剤0〜50%、 iii)場合により、汚れ放出ポリマー0〜10%、 vi)場合により、シクロデキストリン/香料包接複合体および/または遊 離香料0〜60%、そして v)場合により、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、 没食子酸プロピル、クエン酸、ブチル化ヒドロキシトルエン、三級ブチルヒ ドロキノン、天然トコフェロール類、ブチル化ヒドロキシアニソールおよび それらの混合からなる群より選択される安定剤0〜2%と を含んでなる乾燥機活性化布帛柔軟化組成物0.5〜20gを含有した、たわみ 性基材を具備してなる物品。 24. 自動洗濯乾燥機で布帛と請求項23に記載された製品とを接触させる ステップを含んでなる、布帛に高い柔軟性を付与するための方法。 25. (a)組成物に対して0.01〜15重量%の、親香料アルコールの 混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エステル は下記式を有するものである。上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニ ル、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレン およびそれらの混合からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性また はアニオン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、前記 親香料アルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合か らなり、sは0より大きい)と、 (b)組成物に対して85〜99.99重量%の、布帛柔軟化組成物を処方す るために有用な成分と を含んでなる、濯ぎ液添加布帛柔軟化組成物。 26. R’がノニオン性またはアニオン性置換または非置換C6−C20直鎖 、分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニ ル、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレン およびそれらの混合からなる群より選択され、R”がノニオン性またはアニオン 性置換または非置換C6−C20アルコキシ基からなる群より選択され、置換基が ハロゲン、ニトロ、カルボキシ、カルボニル、サルフェート、スルホネート、ヒ ドロキシ、アルコキシおよびそれらの混合からなる群より選択される、請求項2 5に記載の組成物。 27. 前記プロフレグランスエステルの親香料アルコールが、アミルアルコ ール、ウンデシレンアルコール、オシロール、サンダロアー、ジヒドロカルベオ ール、ジヒドロリナロール、ジヒドロミルセノール、ジヒドロテルピネオール、 ジメトール、ミルセノール、α−テルピネオール、テトラヒドロリナロール、テ トラヒドロムゴール、テトラヒドロミルセノール、アミルシンナムアルコール、 デセノール、トランス−2−ヘキセノール、パチョミント、プレノール、クミニ ルアルコール、p−トリルアルコール、フェニルエチルカルビノール、エチルバ ニリン、イソアミルサリチレート、p−ヒドロキシフェニルブタノン、フェネチ ルサリチレート、エチルリナロール、リナロール、ジヒドロミルセノール、ネロ リドール、β,γ−ヘキセノール、デシルアルコール、ジヒドロフロラロール、 ホータノール、ヘプチルアルコール、イソアミルアルコール、イソシクロゲラニ オール、イソノニルゲラニオール、メイヨール、メチルラベンダーケトン、オク チルアルコール、フェニルプロピルアルコール、ロジノール70、ロサルバ、キ ャメコールdh、シクロヘキシルプロピルアルコール、イソブチルベンジルアル コール、ラビノール、フェニルエチルメチルカルビノール、プロピルベンジルカ ルビノール、イソプレゴール、メントール、パチョン、ルータノール、ローゼリ ア、トランスデカヒドロβ−ナフトール、ベルドール、シンナムアルコール、フ ァルネソール、ゲラニオール、ネロール、アニスアルコール、ベンジルアルコー ル、ウンデカベルトール、オイゲノール、イソオイゲノールおよびバニリンから なる群より選択される、請求項25または26に記載の組成物。 28. R’が−CH2−CH2−、−CH2-CH2−COOH、−CH=CH −および−CH=CH−COOHからなる群より選択され、sが0より大きく2 以下である、請求項25〜27のいずれか一項に記載の組成物。 29. 前記プロフレグランスエステル成分が、β,γ−ヘキセノール、ロサ ルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステ ル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノ ールの混合物のサクシネートエステル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラ ニオールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステルからなる群より 選択される1種以上のエステルを含んでなる、請求項25〜28のいずれか一項 に記載の組成物。 30. 成分(B)が、カチオン性布帛柔軟剤、ノニオン性布帛柔軟剤、液体 キャリア、濃縮助剤、汚れ放出剤、香料および保存剤/安定剤からなる群より選 択される1種以上の成分からなる、請求項25〜29のいずれか一項に記載の組 成物。 31. 組成物に対して0.05〜10重量%のプロフレグランスエステルを 含んでなる、請求項25〜30のいずれか一項に記載の組成物。 32. 成分(B)に1〜80%のカチオン性布帛柔軟剤を含んでなる、請求 項25〜31のいずれか一項に記載の組成物。 33. 成分(b)が、 i)カチオン性布帛柔軟剤5〜50%と ii)液体キャリア少くとも50%、と、そして iii)場合により、濃縮助剤0〜15%と を含んでなる、請求項25〜32のいずれか一項に記載の組成物。 34. 前記カチオン性布帛柔軟剤が、下記式を有する四級アンモニウム化合 物 または下記式を有するアミン前駆体 (上記式中、各Rは独立してC1−C6アルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、 ベンジルおよびそれらの混合であり、R1はC1−C22アルキル、C3−C22アル ケニルおよびそれらの混合であり、Qは下記式を有するカルボニル部分であり、 上記式中、R2は水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキルおよび それらの混合であり、R3は水素、C1−C4アルキルおよびそれらの混合であり 、Xは柔軟剤適合性アニオンであり、mは1〜3であり、nは1〜である)10 〜95重量%である、請求項25〜33のいずれか一項に記載の組成物。 35. (a)組成物に対して0.01〜15重量%の、少くとも3種の親香 料アルコールの混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル (前記エステルは下記式を有するものである。 上記式中、R’は−CH2−CH2−、−CH2−CH2−COOH、−CH=CH −および−CH=CH−COOHからなる群より選択され、sは0より大きく2 以下であり、R”はβ,γ−ヘキセノール、デシルアルコール、ジヒドロフ ロラロール、ホータノール、ヘプチルアルコール、イソアミルアルコール、イソ シクロゲラニオール、イソノニルゲラニオール、メイヨール、メチルラベンダー ケトン、オクチルアルコール、フェニルプロピルアルコール、ロジノール70、 ロサルバ、キャメコールdh、シクロヘキシルプロピルアルコール、イソブチル ベンジルアルコール、ラビノール、フェニルエチルメチルカルビノール、プロピ ルベンジルカルビノール、イソプレゴール、メントール、パチョン、ルータノ− ル、ローゼリア、トランスデカヒドロβ−ナフトール、ベルドール、シンナムア ルコール、ファルネソール、ゲラニオール、ネロール、アニスアルコール、ベン ジルアルコール、ウンデカベルトール、オイゲノール、イソオイゲノールおよび バニリンからなる群より選択される前記親香料アルコールから誘導されるアルコ キシ基である)と、 (b) i)カチオン性布帛柔軟剤5〜50%と、 ii)液体キャリア少くとも50%と、そして iii)場合により、濃縮助剤0〜15%と を含んでなる布帛柔軟化組成物を処方するために有用な成分が組成物に対して8 5〜99.99重量%と を含んでなる、濯ぎ液添加布帛柔軟化組成物。 36. 前記プロフレグランスエステル成分が、β,γ−ヘキセノール、ロサ ルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステ ル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、β−シトロネロールおよびフェノキサノ ールの混合物のサクシネートエステル;β,γ−ヘキセノール、ロサルバ、ゲラ ニオールおよびフェノキサノールの混合物のマレエートエステルからなる群より 選択される1種以上のエステルからなり、カチオン性布帛柔軟剤が、下記式を有 する四級アンモニウム化合物 または下記式を有するアミン前駆体 (上記式中、各Rは独立してC1−C6アルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル、 ベンジルおよびそれらの混合であり、R1はC1−C22アルキル、C3−C22アル ケニルおよびそれらの混合であり、Qは下記式を有するカルボニル部分であり、 上記式中、R2は水素、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキルおよび それらの混合であり、R3は水素、C1−C4アルキルおよびそれらの混合であり 、Xは柔軟剤適合性アニオンである;mは1〜3である;nは1〜である)10 〜95重量%である、請求項35に記載の組成物。 37. (a)組成物に対して0.01〜15重量%の、親香料アルコールの 混合物のノニオン性またはアニオン性プロフレグランスエステル(前記エステル は下記式を有するものである。 上記式中、R’はノニオン性またはアニオン性置換または非置換C1−C30直鎖 、分岐または環式アルキル、アルキレン、アルケニル、アルケニレン、アルキニ ル、アルキニレン、アルキルアリール、アルキルアリレン、アリール、アリレン およびそれらの混合からなる群より選択され、R”はC6−C30ノニオン性また はアニオン性置換または非置換アルコキシ基であり、前記アルコキシ基は、上記 親香料アルコールから誘導される、少くとも3つの異なるアルコキシ基の混合か らなり、sは0より大きい)と、そして (b)組成物に対して85〜99.99重量%の、布帛柔軟化組成物を処方す るために有用な成分とを含んでなる布帛柔軟化有効量の濯ぎ液添加布帛柔軟化組 成物と、 織物とを洗濯機で接触させるステップを含んでなる、洗濯機の濯ぎサイクルで 織物を処理するための方法。
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