JP2001504658A - 短文メッセージ肯定応答の時分割伝送システムおよびその方法 - Google Patents
短文メッセージ肯定応答の時分割伝送システムおよびその方法Info
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Abstract
(57)【要約】
第1RACHメッセージ・タイムインドウ中にランダムアクセス・チャンネル・キャリア周波数バンドで複数の無線電話から中央局へアクセス要求が伝送される。中央局から複数の無線電話へ伝送された短文メッセージに対して、第2のRACHメッセージ・タイムインドウ中に、複数の無線電話から中央局へ短文メッセージ肯定応答がランダムアクセス・チャンネル・キャリア周波数バンドで伝送される。一群のTDMA制御チャンネル・マルチフレーム内において第1RACHメッセージ・タイムウインドウに第1組のTDMAタイムスロットが含まれ、そして、上記TDMA制御チャンネル・マルチフレーム群内において第2のRACHメッセージ・タイムウインドウに第2組のTDMAタイムスロットが含まれ、それによってRACHマルチフレームが生成されることが好ましい。第1および第2のRACHメッセージ・タイムウインドウはガードタイムによって分離されることが好ましい。所定短文メッセージコードに従って符号化された短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号は、無線電話から送信することができる。この場合、中央局から無線電話へ前回送られた短文メッセージコードに従って符号化されることが好ましい。無線電話通信信号は、中央局で受信され、所定短文メッセージコードに従ってデコードされて短文メッセージ肯定応答が復元される。複数の無線電話は、それぞれに特有の短文メッセージコードを割当てたページング・グループに分離することが可能であり、また特有の短文メッセージコードを含んだ限定数の短文メッセージを任意のRACHマルチフレーム中に伝送することができる。
Description
【発明の詳細な説明】
短文メッセージ肯定応答の時分割伝送システムおよびその方法
発明の分野
本発明は通信システムおよび通信方法、特に無線通信システムおよび無線通信
方法に関するものである。
発明の背景
一般に、複数の加入者に音声およびデータ通信を提供するためにセルラー電話
システムが採用されている。例えば、AMPS、ETACS、NMT450、N
MT−900等のアナログセルラー無線電話システムが世界的に成功を収めてい
る。最近では、北米IS−54Bや全欧GSMシステム等のディジタルセルラー
無線電話システムが導入されている。これらのシステムやその他のシステムにつ
いては、例えば「セルラー無線システム」(Cellular Radio S
ystems)と題するボルストン(Balston)ほかによる著書(Art
ech House,Norwood,MA.から1993年出版)に記載され
ている。
図1は従来技術による代表的な地上セルラー無線電話通信システム20を示し
ている。このセルラー無線電話通信システムは基地局23および移動電話交換局
(MTSO)25のサービス範囲に属する複数のセルとの通信が可能な1台以上
の無線電話21を含むと考えてよい。図1に示されているセルは3つであるが、
典型的なセルラー網は、数百のセルと2個以上のMTSOを含み、数千の無線電
話に対してサービスを提供すると考えられる。
通信システム20において、セル36は一般にサービスノードとして機能し、
セル36のサービス範囲内の基地局25を介して無線電話21とMTSO25間
のリンクが確立される。各セルには少なくとも1つの専用制御チャンネルおよび
少なくとも1つのトラフィックチャンネルが割当てられている。制御チャンネル
はセル識別およびページング情報を送信するための専用チャンネルである。トラ
フィックチャンネルは音声およびデータの搬送チャンネルである。セルラー網2
0を介して、2台の移動局21の間または、無線電話21と陸線電話加入者33
の間でデュプレックス無線通信リンク32を確立することが可能である。基地局
23は一般にセルと移動局21との無線通信を処理する機能を持つ。その一つと
して、基地局は主に、データおよび音声の中継局としての機能する。
例えば広範囲にわたって人工密度が低い地域や、従来の陸線電話または地上セ
ルラー電話の基幹設備の設置が地形の関係で技術的または経済的に非実用的と考
えられる地域においては、図2に示すように、衛星110の利用によって、従来
の地上無線電話システムにおける基地局に似た機能が得られる。衛星無線電話シ
ステムには一般に、1つ以上の地上局130と無線電話21との間で中継局また
はトランスポンダーとして機能する1つ以上の衛星110が含まれる。衛星はデ
ュプレックスリンク170を介して無線電話21および地上局130との通信を
行なう。一方、地上局は一般交換電話網140に接続されており、衛星無線電話
間通信や、衛星無線電話と従来の地上セルラー無線電話または陸線電話との通信
が可能になっている。衛星無線電話システムはそのシステムの全有効エリアをカ
バーする単一アンテナビームを使用することが可能であるが、図のように、シス
テムのサービス領域内におけるそれぞれのカバレッジエリア160を地理的に明
確にした複数の最小重複ビーム150を生成するように衛星を設計することも可
能である。衛星110およびカバレッジエリア160は、地上セルラシステムに
おける基地局23およびセル36とそれぞれ同様の働きをする。
従来のアナログ無線電話システムは、通信チャンネルを作り出すために、周波
数分割多元接続(FDMA)と呼ばれるシステムを使う。当業者には周知のこと
であるが、無線電話通信信号は変調波形であって、一般的にキャリア周波数スペ
クトルの所定周波数バンドで送信される。これらの個別の周波数バンドは、セル
ラー無線電話が基地局、あるいはセルサービス中の衛星を介してセルと通信する
チャンネルとして機能する。アメリカ合衆国では、連邦当局は例えば、UHF周
波数スペクトラムのブロックをさらに狭い周波数バンド対に細分化してセルラー
の通信に割り当てたものをEIA−553またはIS−19Bとして指定した。
周波数2重構成にする結果、各ペアの送受信周波数を45MHzとするチャンネ
ルペアリングになる。現在米国ではセルラー移動通信用として832.30
kHz幅の無線チャンネルが割当てられている。
加入者の数が増すにつれて、利用できる周波数バンドの数の制限のため、いく
つかの難問が出てくる。通信品質を維持しながら総チャンネル数を増やし、セル
ラー無線電話システムの加入者の数を増やすためには、限られた利用可能周波数
スペクトラムをより効率的に利用することが要求される。しかし、加入者がシス
テムのセル内で一定分布しているとは限らないので、難しい問題である。ある時
期に潜在加入者密度が局部的に高くなる現象に対応するために特定のセルに対す
るチャンネル数を増やす必要が出る場合もある。例えば、市街地のセルでは加入
者が数百、数千と増加することは推測し得ることであり、セルで利用できる周波
数バンドの数は簡単に底をついてしまうだろう。
これらの理由で、従来のセルラーシステムは、それぞれのセルの潜在的なチャ
ンネル収容力を増やし、スペクトル効率を増やすために周波数再使用を行なって
いる。周波数再使用を行なう場合、同じ周波数を同時に異なるセルで使用して、
干渉を引き起こさずに無線電話を可能にするため、周波数を地理的に分離するよ
うな、各セルへの周波数バンド割り当てが必要になる。このようにすれば、数百
程度の周波数バンド数のシステムによって何千人もの加入者にサービスを提供す
ることができる。
さらにチャンネル容量およびスペクトル効率を増やすもう一つの技術は、時分
割多元接続(TDMA)である。図3で説明されるように、TDMAシステムは
、従来のFDMAシステムの周波数バンドを逐次タイムスロットに細分化するこ
とによって実行可能である。周波数バンドfl〜fmでの通信は一般に図のように
複数のタイムスロットtl〜tnを含む共通TDMAフレーム310で行なわれる
が、各周波数バンドでの通信は、固有のタイムスロットを持った固有のTDMA
フレームに従って行なわれる。TDMAを使うシステムの例として、一つは米国
で採用されているデュアル・アナログ/ディジタルIS−54B規格であって、
EIA−553のオリジナル周波数バンドがそれぞれ3つのタイムスロットに分
離され、もう一つはヨーロッパGSM規格であって、各周波数バンドは8つのタ
イムスロットに分離される。これらのTDMAシステムでは、それぞれのユーザ
ーは、ユーザーに割当てられたタイムスロット中に送信されるディジタルデータ
のバーストを利用して基地局と通信する。TDMAシステムのチャンネルには一
般的に、1つ以上の周波数バンドについて1つ以上のタイムスロットが含まれる
。
恒久的に無線電話にTDMAタイムスロットを割当てるのは一般に非効率的で
あるため、代表的な無線電話システムでは、そのシステムで利用し得る限られた
搬送周波数スペクトルを有効利用するため臨機応変にタイムスロットの割り当て
を行なっている。それゆえに、無線電話通信の決定的な役割は、無線電話にシス
テムへの接続を提供すること、すなわち、無線電話が他の無線電話へ、あるいは
PSTN経由で陸線電話または従来のセルラー無線電話へかけようとしたときに
、その無線電話に音声あるいはデータチャンネルに対応するタイムスロットを割
り当てることである。この役割が重要になるのは、無線電話から電話をしようと
した時、あるいは別の無線電話や従来電話からのページングに応答する時である
。
無線電話通信システムへの接続は、多くの方法で可能である。例えば、中央局
または基地局は、コンテンションを伴わずに順次ユーザーのアクセス要求に整然
と応えるポーリング法を使用することが可能である。しかし、典型的な無線電話
システムのユーザー数は数千人とは云わないまでも、数百人にはなると考えられ
るので、順次ポーリングは無線電話システムにとって非実用的になりつつある。
特に、多くのユーザーが接続を全然望まないかもしれず、あるいはポーリングの
瞬間に必ずしも接続を望んでいないかもしれないので、当業者は、これほど多く
のユーザーに対して順次ポーリングを行なうことは至って非能率的であると考え
るだろう。
したがって、無線電話システムは一般にランダムアクセス技術を使い、音声ま
たはデータチャンネルを望む無線電話は、ランダムに基地局あるいはハブ局にア
クセス要求を送り、それに対して中央局または基地局は、空チャンネルがあれば
、要求元無線電話との通信チャンネルを確立する。TDMA無線電話通信システ
ムのランダムアクセス技術の一例が、GSMシステムで使われている。GSMシ
ステムでは、少なくとも一つのランダムアクセス・チャンネル(RACHs)を
含む1組の共通制御チャンネル(CCCHs)がシステム内の無線電話によって
共有される。
接続試行時、無線電話は一般的に、無線電話のIDおよび相手電話のIDを含
む「RACHバースト」と呼ばれるランダムアクセス・チャンネル信号を送信す
る。図4Aに示すように、一般的にRACHバースト410は、複数のガードビ
ット420、一連の同期ビット430、および一連の情報ビット440など、い
くつかのフィールドを含む。ガードビット420は後述のように、隣接タイムス
ロットで通信のオーバーラップが起こるのを防ぐために使用される。同期シーケ
ンス430は、情報シーケンス440で含まれる情報をデコードするために、R
ACHバーストとの同期用として受信局で使用される。情報シーケンス440は
図4Bに示すように一連のサブ・フィールド、例えば、特定の無線電話からの特
定のランダムアクセス要求を識別するための「タグ」として機能するランダム参
照番号フィールド450を含むこともある。
GSMシステムでは、RACHは、無線電話が通信システムへの接続を求める
ために使用するキャリア周波数バンドの専用TDMAタイムスロットである。一
般に無線電話は、RACHに割当てられたTDMAタイムスロットに入るように
RACHバーストのタイミングを合わせるため、例えば、基地局から送信された
同期信号のトランジッション後、所定時間待ってRACHバーストを送信する。
しかし、無線電話は従来通りにRACHバーストを送信用の共通TDMAタイム
スロットを使うため、隣接する無線電話によって同時にあるいはほとんど同時に
送信されるアクセス要求間で衝突の可能性がある。これらの衝突に対処するため
に、基地局は通常、ある種のコンテンション回避プロトコルを実行する。例えば
、基地局は同時到着のアクセス要求の受け取りを拒否し、無線電話がチャンネル
確立失敗後もアクセス要求を出したいならば、再要求を指示する。コンテンショ
ン回避プロトコルは、最初の衝突に続く衝突の繰り返しを減らすために遅延設定
等、種々の方法を用いる。1992年に出版されたモーリー(M.Mouly)
およびポテット(M.B.Pautet)著「移動通信のためのGSMシステム
」(The GSM System for MobileCommunica
tions)の368〜72ページにヨーロッパのGSMシステムで使われてい
るコンテンション論理についての記述がある。これらのコンテンション回避プロ
トコルは接続失敗を補償するかもしれないが、一般的に追加的な送信および処理
が伴う。
他のRACHバーストとの衝突に加えて、RACHバーストは、他のTDMA
タイムスロットとのオーバーラップが原因で、それらのスロットを利用している
チャンネルと過大な干渉を引き起こす危険がある。チャンネルを要求する前に、
例えば、オープン・ループ式で基地局から送信された同期信号に内部時間参照を
整合させることによって、無線電話は基地局TDMAフレームと粗同期させるこ
とが可能である。しかし、正確な同期が行なわれるのは、基地局が無線電話のア
クセス要求を確認して無線電話と基地局間の伝搬遅延を決める信号を無線電話へ
送った後である。無線電話はこの情報にしたがってTDMAバーストを調整する
ことによって、他の電話から隣接TDMAスロットで基地局に到達するバースト
との衝突を避けることができる。
しかし、このような同期の前にアクセス要求を出す無線電話は、一般にカバレ
ッジ・エリアの位置によって伝播遅延が異なるので、システムの他のTDMAバ
ーストに関してタイムアンビギュイティーが増える。図5は、TDMA音声チャ
ンネル経由で基地局と粗同期状態で繋がっている第1の無線電話と、基地局から
離れた位置からシステムヘ接続しようとしている第2の無線電話とのタイミング
関係を示している。第2の無線電話はまだ粗同期であるので、図のように内部の
タイミングは、基地局のTDMAフレームに対して大幅にずれていることがある
。このタイミングのずれを補償しない限り、第2の無線電話から送信されたRA
CHバースト510が、隣接タイムスロットにおける第1無線電話からの音声ま
たはデータ通信との明らかなオーバーラップ520の原因となるかもしれない。
このオーバーラップは、無用な干渉を引き起こし、通信品質を悪化させることが
ある。
図6に示すように、従来の地上TDMAセルラー無線電話システムは、一般的
に同期、音声、データ、あるいは他の情報を搬送するデータビット620を送る
前に、各TDMAスロットにガードタイムあるいはガードビット610を挿入す
ることによってこの問題に対応することができる。ガードビットは各タイムスロ
ットに挿入され、その間の受信信号はRACHバーストや他の干渉源によって壊
されている可能性があるため、受信側は入力信号を無視する。地上無線電話シス
テムの最大タイムアンビギュイティーはTDMAフレームと比べて比較的小さい
傾向があるので、一般的に少数のガードビットで許容信号品質を満たすことがで
きる。例えば、GSMシステムでは、基地局から35キロ離れた無線電話からの
RACHバーストが他のTDMAスロットに対して著しい干渉を引き起こさない
ように、各タイムスロットに約68.25ガードビットが挿入される。
典型的な衛星のビームによってカバーされた広い範囲と、衛星から無線電話ま
での長い信号伝搬距離とがあいまって、従来の地上TDMAセルラー無線電話シ
ステムで経験されたものよりもはるかに広いタイムアンビギュイティーが生じる
ため、RACHバーストのオーバーラップを避ける目的でのガードタイムまたは
ガードビットの使用は、衛星のTDMA無線電話システムにとって実用的とは云
えない。例えば、約500キロ半径のカバレッジ・エリアを持つ衛星ビームの無
線電話通信信号は、カバレッジ周辺の無線電話にとって6ミリ秒に近い伝播遅延
差になり、RACHバーストと同等のタイムが生じる結果になる。典型的なTD
MAタイムフレームは長さが僅か数十ミリ秒で、スロット長が数マイクロ秒程度
であるから、非同期RACHバーストから干渉を防ぐために必要なガードビット
の数は、個々のタイムスロットよりもはるかに長く、TDMAフレーム全体の周
期に近い長さになる。一般に十分な数のガードビットを得るためにTDMAフレ
ーム長およびタイムスロット長を増やすことは、通信チャンネルの潜在的情報レ
ートの減少につながるので実用的な代案とは云えない。
1996年4月8日にファイルされ、本発明の譲り受け人に譲渡された米国特
許出願第08/629,358号には、ランダムアクセス・チャンネル無線電話通
信信号を送るために専用RACHキャリア周波数バンドを用いて、TDMA衛星
無線電話通信システムへ接続する技術が提案されている。図7に示すように専用
RACHキャリア周波数バンドを利用したシステムにとって、RACHメッセー
ジは、そのバンドのTDMAマルチフレーム710に含まれる任意のタイムスロ
ット720で通信が可能であり、そしてGSM等のスロット形式のRACHシス
テムで起こりがちなトラフィック・チャンネルとのオーバーラップを避けること
ができる。しかし、2台の無線電話がRACHキャリア周波数バンドで同時にR
ACH信号を送信する場合には、アクセス要求の衝突が起きる可能性がある。
衛星トランスポンダおよび移動機の電力制限のために、衛星移動通信は、大部
分が見通し内信号成分によって行なわれることが望ましい。送信条件が悪い状況
例えば、移動機のアンテナが適切に装備されていない場合、あるいはビルの陰に
入った場合、反射波が見通し内電波を上回るため、レイリーフェージングが生じ
、着信呼検出のために移動機がページング・チャンネルを監視するのが困難なほ
ど通信品質が悪化することがある。そのため、いくつかの衛星移動通信システム
では、着信呼を示すために移動機に高マージンの短い英数字メッセージを供給す
る拡張マージン「短文メッセージ・サービス」(SMS)を採用している。短文
メッセージを受けた後、移動機ユーザーは通信を確立するために、なるべく条件
の良い場所に移動することができる。短文メッセージのマージンを上げるには、
通常のトラフィック・チャンネルより高い電力レベルでの送信、移動機の受信機
で一度に読める程度の短文メッセージの繰り返し、S/N比を上げるための符号
化のいずれか、またはその組合せが考えられる。1996年3月29日にファイ
ルされ、本出願の譲り受け人に譲渡された米国特許出願シリアル番号第08/6
26,182号に、高マージンのSMSシステムに関する記述がある。
短文メッセージ通信は単方向通信にすることが可能で、その場合、移動機は、
短文メッセージの受信を示す肯定応答信号で応答すればよい。一般的に、短文メ
ッセージ肯定応答信号はRACHキャリア周波数バンドで送信される。中央局に
到達する確率を上げるため、肯定応答は高電力、ビット繰り返し、符号化を実行
して送信、すなわち高マージンのRACH(HMRACH)として送信される。
不都合なことに、一般にメッセージ繰り返し回数を増やすと、HMRACHバー
ストの数が増加し、したがってランダムアクセス・チャンネル・キャリア周波数
バンドのバースト・レートが増加する。バースト・レートが増加すると、RAC
Hバンドでの衝突の確率を増すことになる。例えば、スロットなしのALOHA
ランダムアクセス方式の場合、次の式で衝突確率Pcolが与えられる。
ただし、TDMAフレームのスロット周期をTslot、RACHバーストの受信局
への平均到達率をRburstとする。上記式から分るように、到達率Rburstが増加
するにしたがって、一般にRACHの衝突確率も増加する。
発明の要約
上記にかんがみて、本発明の目的は、無線電話通信システムのランダムアクセ
ス・チャンネル(RACH)キャリア周波数バンドで短文メッセージ・サービス
(SMS)メッセージに対する肯定応答を伝送するためのシステムおよび方法を
提供することであり、それにより、肯定応答とアクセス要求の間に生じる衝突の
確率を小さくする。
本発明によれば、無線電話通信システムおよび無線電話を用い、さらに、無線
電話通信システムのRACHキャリア周波数バンドの第1RACHメッセージ・
タイムインドウでアクセス要求が伝送され、そしてRACHキャリア周波数バン
ドの第2RACHメッセージ・タイムインドウで短文メッセージ肯定応答が伝送
される方法を実施することによって、上記および他の目的、特徴、利点が得られ
る。それぞれが複数のTDMAタイムスロットを含む複数のTDMA制御チャン
ネルマルチフレーム中に中央局と複数の無線電話との間の制御メッセージ伝送を
複数のキャリア周波数バンドで行なう時分割多元接続(TDMA)無線電話通信
システムを使用する場合、一群のTDMA制御チャンネルマルチフレームにおい
て第1のRACHメッセージ・タイムインドウに第1組のTDMAタイムスロッ
トが含まれ、そして上記TDMA制御チャンネルマルチフレーム群内において第
2のRACHメッセージ・タイムインドウに第2組のTDMAタイムスロットが
含まれることが好ましく、それにより、第1のRACHメッセージ・タイムイン
ドウおよび第2のRACHメッセージ・タイムインドウを含むRACHマルチフ
レームが形成される。タイムウインドウはガードタイムによって分離されること
が好ましく、アクセス要求と短メッセージ肯定応答の衝突を防ぐために十分なガ
ードタイムで分離されることが更に好ましい。所定短文メッセージコードに従っ
て符号化された短文メッセージ肯定応答、更に好ましくはページング・グループ
に個別に割当てられ、限られた台数の無線電話によって任意のRACHマルチフ
レームに使用されるスプレディングコードに従って符号化された短文メッセージ
肯定応答を送信することによって短文メッセージ間の衝突の確率を低くすること
ができる。
特に、本発明による無線電話通信システムには中央局と、複数の無線電話が含
まれる。中央局から複数の無線電話への英数字メッセージは短文メッセージ通信
手段によって伝送される。無線電話通信システムへの接続を要求するため、第1
のRACHメッセージ・タイムインドウ中にランダムアクセス・チャンネル(R
ACH)キャリア周波数バンドで複数の無線電話から中央局へ送られるアクセス
要求はアクセス要求通信手段によって伝送される。短文メッセージが無線電話に
伝送されると、第2のRACHメッセージ・タイムインドウ中に短文メッセージ
肯定応答通信手段は短文メッセージに対して、複数の無線電話から中央局への短
文メッセージ肯定応答をRACHキャリア周波数バンドで伝送する。
第1および第2のRACHメッセージ・タイムインドウはガードタイムによっ
て分離されることが好ましく、アクセス要求と短メッセージ肯定応答の衝突を防
ぐために十分なガードタイムで分離されることが好ましい。システムは、それぞ
れが複数のTDMAタイムスロットを含む複数のTDMA制御チャンネルマルチ
フレーム中に中央局と複数無線電話との間の制御メッセージ伝送を複数のキャリ
ア周波数バンドで行なう時分割多元接続(TDMA)制御メッセージ通信手段を
含むことが好ましい。アクセス要求伝送手段は一群のTDMA制御チャンネルマ
ルチフレーム内において第1組のTDMAタイムスロットを含む第1のRACH
メッセージ・タイムインドウ中にアクセス要求を伝送し、そして短メッセージ肯
定応答伝送手段は上記TDMA制御チャンネルマルチフレーム群内において第2
組のTDMAタイムスロットを含む第2のRACHメッセージ・タイムインドウ
中に短メッセージ肯定応答を伝送することが好ましい。それにより、第1のRA
CHメッセージ・タイムインドウおよび第2のRACHメッセージ・タイムイン
ドウを含むRACHマルチフレームがRACHキャリア周波数バンドに形成され
る。
本発明の好ましい実施例によれば、無線電話通信システムには、中央局と複数
の無線電話の間で無線電話通信信号を搬送する無線電話通信メディアが含まれる
。複数の無線電話のそれぞれには、所定短文メッセージコードに従って符号化し
た短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を送信するための短文メッセ
ージ肯定応答送信手段が含まれる。中央局には無線電話通信信号を無線電話通信
メディアから受信するための手段と、受信した第2の無線電話通信を所定短文メ
ッ
セージコードに従ってデコードして短文メッセージを復元するための手段とが含
まれる。短文メッセージ通信手段は、所定短文メッセージコードを含む短文メッ
セージを中央局から無線電話へ伝送することかできる。短文メッセージ肯定応答
の衝突の可能性を少なくするため、短文メッセージコードを無線電話のページン
グ・グループに個別に割当てることが可能である。RACHマルチフレーム中に
短文メッセージ通信手段は、ページング・グループに割当てられた独自の短文メ
ッセージ・グループを含む短文メッセージをページング・グループ内の所定数(
1台が好ましい)の無線電話へ伝送することができる。
本発明による無線電話には短文メッセージを中央局から受信するための短文メ
ッセージ受信手段と、第1のRACHメッセージ・タイムインドウ中に無線電話
通信システムへの接続を求める無線電話からのアクセス要求をランダムアクセス
・チャンネル(RACH)キャリア周波数バンドで送信するアクセス要求送信手
段とが含まれる。短文メッセージ送信手段は短文メッセージ受信手段に対応する
ものであって、無線電話で受信した中央局からの各短文メッセージに対して、第
2のRACHメッセージ・タイムウインドウ中に無線電話からの短文メッセージ
肯定応答を(RACH)キャリア周波数バンドで送信する。アクセス要求送信手
段は、一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDM
Aタイムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウ中にアクセ
ス要求を送信することが好ましい。短文メッセージ肯定応答送信手段は、RAC
Hマルチフレームの上記TDMA制御チャンネルマルチフレーム群内において第
2組のTDMAタイムスロットを含む第2RACHメッセージ・タイムウインド
ウ中にRACHキャリア周波数バンドで短文メッセージ肯定応答を送信すること
が好ましい。なお、第1RACHメッセージ・タイムウインドウおよび第2RA
CHメッセージ・タイムウインドウはRACHマルチフレームに含まれているが
、それらはガードタイムで分離されることが好ましい。好ましい実施例によれば
、短文メッセージ肯定応答送信手段は、所定短文メッセージコードにしたがって
符号化された短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を送信する手段を
備えており、また短文メッセージ受信手段は所定短文メッセージコードを含む短
文メッセージを送信する手段を備えている。
本発明の方法によれば、無線電話システムへの接続を求める複数の無線電話か
ら中央局へのアクセス要求は第1RACHメッセージ・タイムウインドウ中にラ
ンダムアクセス・チャンネル・キャリア周波数バンドで伝送される。中央局から
複数の無線電話へ伝送された短文メッセージに対して、第2のRACHメッセー
ジ・タイムウインドウ中のランダムアクセス・チャンネル・キャリア周波数バン
ドで複数の無線電話から中央局へ短文メッセージ肯定応答が伝送される。本発明
の方法によれば、アクセス要求は、1群のTDMA制御チャンネル・マルチフレ
ーム内において第1組のTDMAタイムスロットを含む第1RACHメッセージ
・タイムウインドウ中に伝送され、そして短文メッセージ肯定応答は、上記TD
MA制御チャンネル・マルチフレーム群内において第2組のTDMAタイムスロ
ットを含む第2RACHメッセージ・タイムウインドウ中に伝送され、それによ
ってRACHキャリア周波数バンドにRACHマルチフレームが形成される。な
お、第IRACHメッセージ・タイムウインドウおよび第2RACHメッセージ
・タイムウインドウはRACHマルチフレームに含まれる。第1および第2のR
ACHメッセージ・タイムウインドウは、アクセス要求および短文メッセージ肯
定応答の衝突を回避するために十分なガードタイムによって分離されることが好
ましい。
もう一つの好ましい方法によれば、中央局と複数の無線電話の間で無線電話通
信信号を伝送するための無線電話通信メディアが無線電話通信システムに含まれ
、そして、ある無線電話へ短文メッセージが送られた時に、所定短文メッセージ
コードに従って符号化された短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を
その無線電話から送信するステップが、短文メッセージ肯定応答伝送ステップに
含まれる。無線電話通信信号は中央局で受信され、短文メッセージコードに従っ
てデコードされて短文メッセージ肯定応答が復元される。短文メッセージコード
は、前回中央局から無線電話へ伝送されたものとすることができる。無線電話が
属しているページング・グループに特有の短文メッセージコードを割当て、その
特有短文メッセージコードを含む短文メッセージをその無線電話に伝送すること
が可能である。短文メッセージ肯定応答間で衝突の可能性を減らすために、特有
の短文メッセージコードはRACHマルチフレーム中にページング・グループ内
の所
定台数(好ましくは1台のみ)の無線電話に伝送することもできる。
図面の簡単な説明
本発明に関する上記目的および特長、その他について理解を深めるため、下記
の付図を用いて更に詳細な説明を行なう。
図1は従来技術によるセルラー無線電話通信システムを説明する図。
図2は従来技術による衛星移動無線電話通信システムを説明する図。
図3は従来技術による無線電話通信システムのキャリア周波数バンドのタイム
スロットを説明する図。
図4A〜図4Bは従来技術によるランダムアクセス・チャンネル(RACH)
バースト成分を説明する図。
図5は従来技術による無線電話通信システムにおけるランダムアクセス・チャ
ンネル・バーストのタイムアンビギュイティーを説明する図。
図6は従来技術による無線電話通信システムにおけるTDMAフレームを説明
する図。
図7は従来技術によるTDMA無線電話通信システムにおいてアクセス要求R
ACHバーストを送信する専用ランダムアクセス・チャンネル(RACH)キャ
リア周波数バンドを説明する図。
図8は本発明による無線電話通信システムを説明する図。
図9は本発明によるRACHマルチフレームの実施例を説明する図。
図10は本発明による無線電話通信システムの好ましい実施例を説明する図。
図11は本発明による望ましい方法で短文メッセージおよび短文メッセージ肯
定応答の伝送動作を説明する図。
好ましい実施例の詳細説明
発明の実施例が示されている付図を参照しながら本発明の詳細説明を行なう。
この発明は多くの異なる形態で具体化が可能であり、ここに開示された実施例に
制限されるものではなく、開示実施例は発明を明確にすると共に当業者に発明の
範囲を伝えるためのものである。なお、付図において同一部材は同一参照符号に
て表される。
図8は本発明による無線電話通信システムを示しており、中央局810と、複
数のキャリア周波数バンドで中央局と通信する少なくとも1つの無線電話820
とが含まれる。更に、中央局810から無線電話820へ英数字メッセージを伝
送する短文メッセージ通信手段830と、無線電話820から中央局810へア
クセス要求を伝送するアクセス要求通信手段840と、中央局810から無線電
話820へ短文メッセージが伝送された時に無線電話820から中央局810へ
短文メッセージ肯定応答を伝送する短文メッセージ肯定応答通信手段850が示
されている。
当業者には明らかなことであるが、多くの無線電話システムでは、システム内
の無線電話が短い英数字メッセージ通信を行なえるようにした短文メッセージ・
サービス(SMS)が提供されている。このサービスは、多くの異なる方法で実
行可能である。例えば、GSMシステムにおいて、短文メッセージは専用キャリ
ア周波数バンドで無線電話に送信することが可能であるが、その他に、1つ以上
の共通制御チャンネル(CCCH)のスロットを利用して短文メッセージを送る
ことも可能である。このように、短文メッセージ通信手段830は様々な技術を
利用して中央局810から無線電話820へ短文メッセージを伝送し得ることは
、当業者には明らかであろう。
さらに、当業者には明らかであろうが、無線電話通信メッセージの伝送に使用
される典型的な無線電話通信部材を短文メッセージ通信手段830に含めること
が可能である。例えば、衛星が中央局810として機能する衛星ベースのシステ
ムでは、短文メッセージ通信手段として、衛星側に信号プロセッサー、送信機、
アンテナ、制御器および他の通信装置、そして無線電話820側にアンテナ、受
信機、信号プロセッサー、制御器および他の通信装置を配置し、更に短文メッセ
ージを表す無線電話通信信号を伝送する自由空間通信媒体を設けることが可能で
ある。同様に、中央局810は、衛星ベースのトランスポンダを介して動作する
地球局とし、そして短文メッセージ通信手段830として、地球局および衛星の
双方に受信機、送信機、アンテナ、信号プロセッサーおよび他の通信装置を配置
することができる。これらの部材の動作は周知であるので、ここで詳細に説明す
る必要はないと考える。当業者には明らかであろうが、短文メッセージ通信手段
830は一般に、特別仕様のハードウェアや、汎用データプロセッサー用ソフト
ウェア、あるいはその組合せを使って実現することができる。
また当業者には明らかであろうが、GSM等の時分割多元接続(TDMA)無
線電話通信システムにおいては、アクセス要求、すなわち無線電話システム80
0に接続するために無線電話820から中央局810へ送信されるメッセージは
、ランダムアクセス・チャンネル(RACH)キャリア周波数バンドで伝送され
る。衛星移動通信システムでは、システム800への接続を求める無線電話から
のアクセス要求が十分にシステムと同期されず、音声または他のトラフィックに
利用されるキャリア周波数バンドのタイムスロット中に通信が不能な場合がある
ので、RACHキャリア周波数を専用キャリア周波数バンドにすることがある。
アクセス要求通信手段840は、無線電話820から中央局810へのアクセス
要求をRACHキャリア周波数バンドで伝送する。アクセス要求通信手段840
は、RACHキャリア周波数バンドで「バースト」としてアクセス要求を伝送す
る。当業者には明らかであろうが、本発明に従ってアクセス要求を伝送するため
に、拡張マージン・コーディングやビット繰り返し等の付加的技術が使用可能で
ある。
当業者には明らかであろうが、アクセス要求を表す無線電話通信を信号を専用
キャリア周波数バンドで伝送するための通信部材をアクセス要求通信手段840
に含めることができる。例えば、衛星が中央局810として機能する衛星ベース
のシステムにおいて、アクセス要求通信手段840として、無線電話820側に
信号プロセッサー、送信機、アンテナ、制御器およびその他の通信装置、そして
衛星中央局810側にアンテナ、受信機、信号プロセッサー、制御器およびその
他の通信装置を配置し、更に短文メッセージを表す無線電話通信信号を伝送する
自由空問通信媒体を設けることが可能である。同様に、中央局810は、衛星ベ
ースのトランスポンダを介して動作する地球局とし、そしてアクセス要求通信手
段840として、地球局および衛星の双方に受信機、送信機、アンテナ、信号プ
ロセッサおよび他の通信装置を配置することができる。これらの部材の動作は周
知であるので、ここで詳細に説明する必要はないと考える。当業者には明らかで
あろうが、アクセス要求通信手段840は一般に、特別仕様のハードウェアや、
汎用データプロセッサー用ソフトウェア、あるいはその組合せを使って実現する
ことができる。
中央局810および無線電話820から短文メッセージが送られると、短文メ
ッセージ肯定応答通信手段850は、無線電話820と中央局810との間の短
文メッセージ肯定応答の伝送をRACHキャリア周波数バンドで行なう。当業者
には明らかであろうが、短文メッセージ肯定応答通信手段850は符号化、ビッ
ト繰り返しおよびメッセージ繰り返しのようなマージン拡張技術を使うことかで
きる。
当業者には明らかであろうが、アクセス要求を表す無線通信信号を伝送する電
話通信部材を短文メッセージ肯定応答通信手段850に含めることが可能である
。例えば、衛星が中央局810として機能する衛星ベースのシステムでは、短文
メッセージ肯定応答通信手段850として、無線電話820側に信号プロセッサ
ー、送信機、アンテナ、制御器および他の通信装置、そして衛星無線電話中央局
810側にアンテナ、受信機、信号プロセッサー、制御器および他の通信装置を
配置し、更に短文メッセージを表す無線電話通信信号を伝送する自由空間通信媒
体を設けることが可能である。同様に、中央局810は、衛星ベースのトランス
ポンダを介して動作する地球局とし、そして短文メッセージ肯定応答通信手段8
50として、地球局および衛星の双方に受信機、送信機、アンテナ、信号プロセ
ッサーおよび他の通信装置を配置することができる。これらの部材の動作は周知
であるので、ここで詳細に説明する必要はないと考える。当業者には明らかであ
ろうが、短文メッセージ肯定応答通信手段850は一般に、特別仕様のハードウ
ェアや、汎用データプロセッサー用ソフトウェア、あるいはその組合せを使って
実現することができる。
図9は、本発明によるRACHマルチフレーム900の好ましい実施例のタイ
ミング・ダイヤグラムであって、本発明による無線電話システムにおいてアクセ
ス要求および短文メッセージ肯定応答を伝送する動作を示している。アクセス要
求と短文メッセージ肯定応答の間の衝突確率を減らすために、図8のアクセス要
求通信手段840および短文メッセージ肯定応答通信手段850は、それぞれ第
1および第2のRACHメッセージ・タイムインドウ910、920の時間内に
RACHキャリア周波数バンドでアクセス要求および短文メッセージ肯定応答を
伝送する。第1および第2のRACHメッセージ・ウインドウ910、920が
ある程度オーバーラップしている場合でも、本発明によれば衝突率の軽減が可能
であるが、第1および第2のRACHメッセージ・タイムインドウ910、92
0はガードタイム930によって分離されることが好ましい。これらのガードタ
イムは、アクセス要求と短文メッセージ肯定応答との衝突を回避するだけの十分
な持続時間を持つことが好ましい。衝突回避に必要なガードタイム930の長さ
は一般に、特定の中央局のサービスエリアに属する無線電話間における伝播時間
の変化に依存する。衛星移動無線電話通信システムにおいて中央局を乗せた衛星
軌道が、そのサービスエリアに属する無線電話の上空数千マイル(数千キロ)ま
では高くないにしても、例えば数百マイル(数百キロ)の高度とすれば、衝突回
避に必要なガードタイム930の長さは数ミリ秒のオーダーであって、これは例
えばシステムのスポットビーム内に位置する移動無線電話間の信号伝搬時間変動
に相当する。対照的に、比較的近距離に中央局を設けた無線電話システムでは、
衝突回避に必要なガードタイム930は比較的短くなる。
図9に示すように、第1および第2のRACHメッセージ・ウインドウ910
、920は、第1のRACHメッセージ・ウインドウ910および第2のRAC
Hメッセージ・ウインドウ920と、それらを分離する2つのガードタイムとを
含む周期を1サイクルとして構成される。当業者には明らかであろうが、これ以
外の構成を本発明で使用することも可能である。例えば、アクセス要求送信のた
めのマルチウインドウに、サイクル中の短文メッセージ肯定応答送信用の1つの
ウインドウを対応させてもよい。同様に、あるタイプのメッセージ用に偶数個、
他のタイプのメッセージ用に奇数個のウインドウを含むサイクルを構成すること
もできる。さらに、図9の実施例では、ウインドウ間のガードタイムが同じ長さ
として示されているが、本発明では異なる長さのガードタイムを使用することが
できる。
図9に示される好ましい実施例によると、第1および第2のRACHメッセー
ジ・ウインドウ910、920は2つのダウンリンク制御チャンネルマルチフレ
ーム940と一致するRACHマルチフレーム900を形成する。当業者には明
らかであろうが、RACHマルチフレームが無線電話システムの全TDMAフレ
ーム構造とある程度同期することが好ましいが、一般的にRACHマルチフレー
ム900は、ダウンリンク制御チャンネルマルチフレームまたは他のマルチフレ
ームの任意の倍数に一致するように形成される。RACHマルチフレーム900
は、また、特定のフレーム、マルチフレーム、スーパーフレーム、あるいはそれ
らのマルチフレームのいずれとも一致しないように形成することが可能であり、
例えば特定のマルチフレームに対して攝動するRACHマルチフレームを形成す
ることができる。さらに、第1および第2のRACHメッセージ・タイムイウン
ドウ910、920の持続時間は、サイクルごとに固定状態を維持する必要がな
い。例えば、ウインドウの持続時間は、ネットワーク・パラメーターに応じて動
的に調節することができる。
発明のもう一つの側面によると、図10で示されるように、中央局810から
無線電話820へ送られる短文メッセージに含まれた状態で送られる所定短文メ
ッセージコードか、あるいは、例えば所定ページング・グループまたは同様の識
別を利用して無線電話820で確認される所定短文メッセージコードに従って、
無線電話820から中央局810への短文メッセージ肯定応答を伝送することが
可能である。無線電話820には、短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信
信号を無線電話通信メディア1000で送信する短文メッセージ肯定応答送信手
段822を設け、また、中央局には、送信無線電話通信信号を受信する手段81
2および受信した無線電話通信信号を所定短文メッセージコードに従ってデコー
ドする手段814を設けることが好ましい。所定短文メッセージコードを含む短
文メッセージを中央局810から無線電話820へ伝送する手段、例えば、短文
メッセージを含む無線電話通信信号を無線電話通信メディア1000で送信する
手段816を中央局810に設置し、そして、送信された短文メッセージを受信
する手段824を設けることができる。短文メッセージコードは、例えば所定ペ
ージング・グループまたは同様の識別から、無線電話820で取り出すことがで
きる。他の上記手段と同様に、送受信手段812、816、822、824およ
び復号手段814は受信機、送信器、信号プロセッサ、アンテナ、制御器などの
通信部材を備えているが、それらの動作については周知であるので、ここで説明
の必要はないと思われる。当業者には明らかであろうが、これら部材は一般に、
特別仕様のハードウェアや、汎用データプロセッサー用ソフトウェア、あるいは
その組合せを使って実現することができる。
短文メッセージ肯定応答の通信状態を改良するためのマージン拡張コーディン
グと上記コーディングを組合せることが可能である。例えば、短文メッセージコ
ードは、中央局での短文メッセージ肯定応答の受信確率を改良するためのスプレ
ディングシーケンス・コードを表すことがある。特定の短文メッセージが特定の
RACHマルチフレーム中に、グループ内の所定数の無線電話に届くように、短
文メッセージコードは無線電話ページング・グループに個別に割当てられること
が好ましい。コードに従って符号化された唯一の短文メッセージ肯定応答が短文
メッセージ肯定応答伝送用として割当てられたRACHメッセージ・タイムイン
ドウ中に送信されるように、グループの1台のみの無線電話があるRACHマル
チフレーム中にコードを受信することが好ましく、それにより、短文メッセージ
肯定応答間での衝突の可能性が減少する。
短文メッセージと、それに対する肯定応答との伝送動作を説明するフローチャ
ートが図11(ブロック1100)に示されている。所定短文メッセージコード
を含む短文メッセージは、中央局から送信され(ブロック1110)、無線電話
で受信される(ブロック820)。その後、短文メッセージコードに従って符号
化された短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号が無線電話から送信さ
れる(ブロック1130)。その無線電話通信信号は中央局で受信され(ブロッ
ク1140)、短文メッセージ肯定応答を復号するために短文メッセージコード
に従ってデコードされる(ブロック1150)。当業者には明らかであろうが、
本発明によれば、これら基本動作の変形が可能であり、例えば中央局から送られ
る短文メッセージおよび無線電話から送られる短文メッセージ肯定応答に対して
追加のコーディング、ビットの繰り返し、メッセージの繰り返しを実行すること
ができる。
付図および明細書には本発明の代表的実施例が記載され、具体的な術語が使用
されているが、それらは何ら限定的な意図を持たず、一般的かつ説明上の理由か
ら使用されたものであって、発明の範囲は添付「請求の範囲」に記載された通り
である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成10年10月22日(1998.10.22)
【補正内容】
請求の範囲
1. 中央局(810)と複数の無線電話(820)とを含み、前記中央局から
前記複数の無線電話へ短文メッセージを伝送する短文メッセージ伝送サービス(
SMS)を提供する無線通信システムにおいてアクセス要求および短文メッセー
ジ肯定応答を複数のキャリアー周波数バンドで伝送する方法であって、
第1のRACHメッセージ・タイムウインドウ(910)内において前記無線
電話システムへの接続を求める前記複数の無線電話からのアクセス要求をランダ
ムアクセス・チャンネル・キャリア(RACH)周波数バンドで前記中央局へ伝
送するステップ(840)と、
第2のRACHメッセージ・タイムウインドウ(920)内において前記複数
の無線電話から前記中央局への短文メッセージ肯定応答をRACHキャリア周波
数バンドで伝送するステップ(850)とを含むことを特徴とする前記方法。
2.請求項1において、前記無線電話通信システムが、複数のTDMAタイム
スロットをそれぞれが含む複数のTDMA制御チャンネルマルチフレーム(94
0)内において前記中央局と前記複数の無線電話との間の制御メッセージ伝送を
複数のキャリア周波数バンドで行なう時分割多元接続(TDMA)無線電話通信
システムであり、
アクセス要求を伝送する前記ステップが、一群のTDMA制御チャンネルマル
チフレーム内において第1組のTDMAタイムスロットを含む第1RACHメッ
セージ・タイムウインドウ中にアクセス要求を伝送するステップを包み、
短文メッセージ肯定応答を伝送する前記ステップが、前記TDMA制御チャン
ネルマルチフレーム群内において第2組のTDMAタイムスロットを含む第2R
ACHメッセージ・タイムウインドウ中に短文メッセージ肯定応答を伝送するス
テップを含むことにより、第1RACHメッセージ・タイムウインドウおよび第
2のRACHメッセージ・タイムウインドウを含むRACHマルチフレーム(9
00)がRACHキャリアー周波数バンドに形成される前記方法。
3. 請求項1において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイムウ
インドウがガードタイム(930)によって分離されている前記方法。
4. 請求項2において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイムウ
インドウがガードタイムによって分離されている前記方法。
5. 請求項2において、前記無線電話通信システムが、前記中央局と前記複数
の無線電話との間で無線電話通信信号を伝送する無線電話通信メディア(100
0)を含み、短文メッセージ肯定応答を伝送する前記ステップが下記ステップ、
すなわち
1台の無線電話に短文メッセージが伝送された時、所定短文メッセージコード
にしたがって符号化された短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を前
記1台の無線電話から送信するステップと、
前記中央局で前記無線電話通信信号を受信するステップ(812)と、
前記中央局で受信した前記無線電話通信信号を復号して短文メッセージ肯定応
答を復元するステップ(814)とを含む前記方法。
6. 請求項5において、前記送信ステップに先立って、
所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを前記中央局から前記1台の
無線電話へ伝送するステップ(816)を実行する前記方法。
7. 請求項6において、前記複数の無線電話が複数のページング・グループに
分離され、
所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを前記1台の無線電話に伝送
する前記ステップが、それぞれのページング・グループに特有の短文メッセージ
コードを割当てるステップに先立って実行され、
所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを伝送する前記ステップが、
前記1台の無線電話の所属ページング・グループに割当てられた特有の短文メッ
セージコードを含む短文メッセージを伝送するステップを包む前記方法。
8. 請求項7において、特有の短文メッセージコードを含む短文メッセージを
伝送する前記ステップが、前記1台の無線電話の所属ページング・グループに割
当てられた特有の短文メッセージコードを含む短文メッセージをRACHマルチ
フレーム内においてページング・グループ中の所定数の無線電話に伝送するステ
ップを含む前記方法。
9. 請求項7において、特有の短文メッセージコードを含む短文メッセージを
伝送する前記ステップが、ページング・グループに割当てられた特有の短文メッ
セージコードを含む短文メッセージをRACHマルチフレーム内においてページ
ング・グループ内の唯一の無線電話に伝送するステップを含む前記方法。
10.請求項1において、前記無線電話通信システムが前記中央局と前記複数の
無線電話との間の通信を行なう時分割多元接続(TDMA)無線電話通信システ
ムを含み、アクセス要求および短文メッセージ肯定応答が複数のキャリア周波数
バンドで伝送され、前記複数の無線電話から前記中央局へのアクセス要求がラン
ダムアクセス・チャンネル(RACH)キャリア周波数バンドで伝送される方法
であって、前記中央局からの英数字のメッセージを前記複数の無線電話へ伝送し
、また短文メッセージ受信時に前記複数の無線電話から前記中央局への短文メッ
セージ肯定応答をRACHキャリア周波数バンドで伝送する短文メッセージサー
ビス(SMS)が前記無線電話通信システムによって提供される前記方法におい
て、
RACHキャリア周波数バンドでのアクセス要求および短文メッセージ肯定応
答を第1RACHメッセージ・タイムウインドウ(910)および第2RACH
メッセージ・タイムウインドウ(920)にそれぞれ時分割多元化するステップ
を含む前記方法。
11.請求項10において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイム
ウインドウがガードタイム(930)によって分離されている前記方法。
12.請求項10において、前記無線電話通信システムが、複数のTDMAタイ
ムスロットをそれぞれ含む複数のTDMA制御チャンネルマルチフレーム(94
0)内において前記中央局と前記複数の無線電話との間の制御メッセージ伝送を
複数のキャリア周波数バンドで行なう前記方法であって、前記時分割多元化ステ
ップが、
一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDMAタ
イムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウと、前記TDM
A制御チャンネルマルチフレーム群内において第2組のTDMAタイムスロット
を含む第2RACHメッセージ・タイムウインドウとに、アクセス要求と短文メ
ッセージ肯定応答をそれぞれ時分割多元化することにより、第1RACHメッセ
ージ・タイムウインドウおよび第2RACHメッセージ・タイムウインドウを含
むRACHマルチフレーム(900)をRACHキャリア周波数バンド内に形成
するステップを含む前記方法。
13.請求項12において、第1および第2のRACHメッセージ・タイムウイ
ンドウがガードタイムによって分離されている前記方法。
14.中央局(810)と、複数の無線電話(820)とを含む無線電話通信シ
ステムであって、
前記中央局から前記複数の無線電話へ英数字メッセージを伝送する短文メッセ
ージ通信手段(830)と、
第1RACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記無線電話通信シス
テムへの接続を求める前記複数の無線電話から前記中央局へのアクセス要求をラ
ンダムアクセス・チャンネル(RACH)キャリア周波数バンドで伝送するアク
セス要求通信手段(840)と、
第2のRACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記短文メッセージ
に対する前記複数の無線電話から前記中央局への短文メッセージ肯定応答をRA
CHキャリア周波数バンドで伝送する手段(850)とを有することを特徴とす
る前記無線電話通信システム。
15.請求項14において、
複数のTDMAタイムスロットをそれぞれ含む複数のTDMA制御チャンネル
マルチフレーム内において前記中央局と前記複数の無線電話との間の制御メッセ
ージ伝送を複数のキャリア周波数バンドで行なう時分割多元接続(TDMA)制
御メッセージ通信手段を追加し、
一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDMAタ
イムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウ(910)中に
アクセス要求を伝送する手段を前記アクセス要求手段に設け、
第1RACHメッセージ・タイムウインドウおよび第2RACHメッセージ・
タイムウインドウを含むRACHマルチフレーム(900)をRACHキャリア
周波数バンドに形成するため、前記TDMA制御チャンネル・マルチフレーム(
940)群内において第2組のTDMAタイムスロットを含む第2RACHメッ
セージ・タイムウインドウ(920)中に短文メッセージ肯定応答を伝送する
手段を、前記短文メッセージ肯定応答通信手段に設けた前記無線電話通信システ
ム。
16.請求項14において、第1および第2のRACHメッセージ・タイムウイ
ンドウがガードタイム(930)によって分離されている前記無線電話通信シス
テム。
17.請求項15において、第1および第2のRACHメッセージ・タイムウイ
ンドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話通信システム。
18.請求項15において、前記中央局と前記複数の無線電話の間で無線電話通
信信号を伝送するための無線電話通信メディア(1000)を追加し、
前記無線電話通信メディアで所定短文メッセージコードに従って符号化された
短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を送信するための短文メッセー
ジ肯定応答送信手段(822)を、前記複数の無線電話のそれぞれに設け、
前記中央局が
前記無線電話通信メディアに応答して、前記無線電話通信メディアから無線電
話通信信号を受信する手段(812)と、
前記受信手段に応答して、受信した無線電話通信信号を所定短文メッセージコ
ードに従ってデコードすることによって短文メッセージ肯定応答を復元する手段
(814)とを備えた前記システム。
19.請求項18において、所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを
前記中央局から無線電話へ伝送する手段(816)を、前記短文メッセージ通信
手段に追加した前記無線電話通信システム。
20.請求項19において、
それぞれに特有の短文メッセージコードを割当てた複数のページング・グルー
プに前記複数の無線電話を分離した前記無線電話通信システムであって、
ページング・グループに割当てられた特有の短文メッセージコードを含む短文
メッセージを伝送する手段を、前記短文メッセージ通信手段に設け、
伝送された特有の短文メッセージコードに従って符号化された短文メッセージ
肯定応答を表す無線電話通信信号を送信する手段を、前記短文メッセージ肯定応
答送信手段に設けた前記無線電話通信システム。
21.請求項20において、ページング・グループに割当てられた特有の短文メ
ッセージコードを含む短文メッセージを伝送する前記手段が、RACHマルチフ
レーム内において前記グループ中の所定数の無線電話に特有の短文メッセージコ
ードを含む短文メッセージを伝送する手段を備えた前記無線電話通信システム。
22.請求項20において、ページング・グループに割当てられた特有の短文メ
ッセージコードを含む短文メッセージを伝送する前記手段が、RACHマルチフ
レームにおいて前記グループ中の1台のみの無線電話に、特有の短文メッセージ
コードを含む短文メッセージを伝送する手段を備えた前記無線電話通信システム
。
23.無線電話通信システムで中央局(810)と通信するための無線電話(8
20)であって、
短文メッセージを前記中央局から受信する短文メッセージ受信手段(824)
と、
第1RACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記無線電話通信シス
テムへの接続を求める無線電話からのアクセス要求をランダムアクセス・チャン
ネル(RACH)キャリア周波数バンドで送信するアクセス要求送信手段と、
短文メッセージ肯定応答送信手段に対する応答手段であって、前記中央局から
の短文メッセージを無線電話で受信した時、第2のRACHメッセージ・タイム
ウインドウ内において無線電話からの短文メッセージ肯定応答を(RACH)キ
ャリア周波数バンドで送信する短文メッセージ肯定応答送信手段(822)とを
備えたことを特徴とする前記無線電話。
24.請求項23において、複数のTDMAタイムスロットをそれぞれが含む複
数のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内に前記中央局から複数のキャリア
周波数バンドで送られた制御メッセージを受信する時分割多元接続(TDMA)
制御メッセージ受信手段を追加した前記無線電話であって、
一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDMAタ
イムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウ中にアクセス要
求を送信するための手段を、前記アクセス要求送信手段に設け、
RACHキャリア周波数バンドの第1RACHメッセージ・タイムウインドウ
および第2RACHメッセージ・タイムウインドウを含むRACHマルチフレー
ムの前記TDMA制御チャンネルマルチフレーム群内において第2組のTDMA
タイムスロットを含む第2RACHメッセージ・タイムウインドウ中に短文メッ
セージ肯定応答を送信するための手段を、前記短文メッセージ肯定応答送信手段
に設けた前記無線電話。
25.請求項23において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイム
ウインドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話。
26.請求項24において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイム
ウインドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話。
27.請求項23において、前記無線電話通信システムには、前記中央局と無線
電話との間で無線電話通信信号を伝送するための無線電話通信メディアが含まれ
、前記短文メッセージ肯定応答送信手段が、
所定短文メッセージコードに従って符号化された短文メッセージ肯定応答を表
す無線電話通信信号を送信する手段を備えた前記無線電話。
28.請求項27において、
所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを受信する手段を、前記短文
メッセージ受信手段に設け、
受信した所定短文メッセージコードに従って符号化された無線電話通信信号を
送信する手段を、前記短文メッセージ肯定応答送信手段に設けた前記無線電話。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,HU,ID,IL,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,
UG,US,UZ,VN,YU,ZW
【要約の続き】
央局から無線電話へ前回送られた短文メッセージコード
に従って符号化されることが好ましい。無線電話通信信
号は、中央局で受信され、所定短文メッセージコードに
従ってデコードされて短文メッセージ肯定応答が復元さ
れる。複数の無線電話は、それぞれに特有の短文メッセ
ージコードを割当てたページング・グループに分離する
ことが可能であり、また特有の短文メッセージコードを
含んだ限定数の短文メッセージを任意のRACHマルチ
フレーム中に伝送することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 中央局と複数の無線電話とを含み、前記中央局から前記複数の無線電話へ 短文メッセージを伝送する短文メッセージ伝送サービス(SMS)を提供する無 線通信システムにおいてアクセス要求および短文メッセージ肯定応答を複数のキ ャリアー周波数バンドで伝送する方法であって、 第1のRACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記無線電話システ ムへの接続を求める前記複数の無線電話からのアクセス要求をランダムアクセス ・チャンネル・キャリア(RACH)周波数バンドで前記中央局へ伝送するステ ップと、 第2のRACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記複数の無線電話 から前記中央局への短文メッセージ肯定応答をRACHキャリア周波数バンドで 伝送するステップとを含む前記方法。 2. 請求項1において、前記無線電話通信システムが、複数のTDMAタイム スロットをそれぞれが含む複数のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内にお いて前記中央局と前記複数の無線電話との間の制御メッセージ伝送を複数のキャ リア周波数バンドで行なう時分割多元接続(TDMA)無線電話通信システムで あり、 アクセス要求を伝送する前記ステップが、一群のTDMA制御チャンネルマル チフレーム内において第1組のTDMAタイムスロットを含む第IRACHメッ セージ・タイムウインドウ中にアクセス要求を伝送するステップを包み、 短文メッセージ肯定応答を伝送する前記ステップが、前記TDMA制御チャン ネルマルチフレーム群内において第2組のTDMAタイムスロットを含む第2R ACHメッセージ・タイムウインドウ中に短文メッセージ肯定応答を伝送するス テップを含むことにより、第1RACHメッセージ・タイムウインドウおよび第 2のRACHメッセージ・タイムウインドウを含むRACHマルチフレームがR ACHキャリアー周波数バンドに形成される前記方法。 3. 請求項1において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイムウ インドウがガードタイムによって分離されている前記方法。 4. 請求項2において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイムウ インドウがガードタイムによって分離されている前記方法。 5. 請求項2において、前記無線電話通信システムが、前記中央局と前記複数 の無線電話との間で無線電話通信信号を伝送する無線電話通信メディアを含み、 短文メッセージ肯定応答を伝送する前記ステップが下記ステップ、すなわち 1台の無線電話に短文メッセージが伝送された時、所定短文メッセージコード にしたがって符号化された短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を前 記1台の無線電話から送信するステップと、 前記中央局で前記無線電話通信信号を受信するステップと、 前記中央局で受信した前記無線電話通信信号を復号して短文メッセージ肯定応 答を復元するステップとを含む前記方法。 6. 請求項5において、前記送信ステップに先立って、 所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを前記中央局から前記1台の 無線電話へ伝送するステップを実行する前記方法。 7. 請求項6において、前記複数の無線電話が複数のページング・グループに 分離され、 所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを前記1台の無線電話に伝送 する前記ステップが、それぞれのページング・グループに特有の短文メッセージ コードを割当てるステップに先立って実行され、 所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを伝送する前記ステップが、 前記1台の無線電話の所属ページング・グループに割当てられた特有の短文メッ セージコードを含む短文メッセージを伝送するステップを包む前記方法。 8. 請求項7において、特有の短文メッセージコードを含む短文メッセージを 伝送する前記ステップが、前記1台の無線電話の所属ページング・グループに割 当てられた特有の短文メッセージコードを含む短文メッセージをRACHマルチ フレーム内においてページング・グループ中の所定数の無線電話に伝送するステ ップを含む前記方法。 9. 請求項7において、特有の短文メッセージコードを含む短文メッセージを 伝送する前記ステップが、ページング・グループに割当てられた特有の短文メッ セージコードを含む短文メッセージをRACHマルチフレーム内においてページ ング・グループ内の唯一の無線電話に伝送するステップを含む前記方法。 10.中央局と複数の無線電話との間で通信を行なう時分割多元接続(TDMA )無線電話通信システムにおいてアクセス要求および短文メッセージ肯定応答が 複数のキャリア周波数バンドで伝送され、前記複数の無線電話から前記中央局へ のアクセス要求がランダムアクセス・チャンネル(RACH)キャリア周波数バ ンドで伝送される方法であって、前記中央局からの英数字のメッセージを前記複 数の無線電話へ伝送し、また短文メッセージ受信時に前記複数の無線電話から前 記中央局への短文メッセージ肯定応答をRACHキャリア周波数バンドで伝送す る短文メッセージサービス(SMS)が前記無線電話通信システムによって提供 される前記方法において、 RACHキャリア周波数バンドでのアクセス要求および短文メッセージ肯定応 答を第1RACHメッセージ・タイムウインドウおよび第2RACHメッセージ ・タイムウインドウにそれぞれ時分割多元化するステップを含む前記方法。 11.請求項10において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイム ウインドウがガードタイムによって分離されている前記方法。 12.請求項10において、前記無線電話通信システムが、複数のTDMAタイ ムスロットをそれぞれ含む複数のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内にお いて前記中央局と前記複数の無線電話との間の制御メッセージ伝送を複数のキャ リア周波数バンドで行なう前記方法であって、前記時分割多元化ステップが、 一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDMAタ イムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウと、前記TDM A制御チャンネルマルチフレーム群内において第2組のTDMAタイムスロット を含む第2RACHメッセージ・タイムウインドウとに、アクセス要求と短文メ ッセージ肯定応答をそれぞれ時分割多元化することにより、第1RACHメッセ ージ・タイムウインドウおよび第2RACHメッセージ・タイムウインドウを含 むRACHマルチフレームをRACHキャリア周波数バンド内に形成するステッ プを含む前記方法。 13.請求項12において、第1および第2のRACHメッセージ・タイムウイ ンドウがガードタイムによって分離されている前記方法。 14.無線電話通信システムであって、 中央局と、 複数の無線電話と、 前記中央局から前記複数の無線電話へ英数字メッセージを伝送する短文メッセ ージ通信手段と、 第1RACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記無線電話通信シス テムへの接続を求める前記複数の無線電話から前記中央局へのアクセス要求をラ ンダムアクセス・チャンネル(RACH)キャリア周波数バンドで伝送するアク セス要求通信手段と、 第2のRACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記短文メッセージ に対する前記複数の無線電話から前記中央局への短文メッセージ肯定応答をRA CHキャリア周波数バンドで伝送する手段とを有する前記無線電話通信システム 。 15.請求項14において、 複数のTDMAタイムスロットをそれぞれ含む複数のTDMA制御チャンネル マルチフレーム内において前記中央局と前記複数の無線電話との間の制御メッセ ージ伝送を複数のキャリア周波数バンドで行なう時分割多元接続(TDMA)制 御メッセージ通信手段を追加し、 一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDMAタ イムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウ中にアクセス要 求を伝送する手段を前記アクセス要求手段に設け、 第1RACHメッセージ・タイムウインドウおよび第2RACHメッセージ・ タイムウインドウを含むRACHマルチフレームをRACHキャリア周波数バン ドに形成するため、前記TDMA制御チャンネル・マルチフレーム群内において 第2組のTDMAタイムスロットを含む第2RACHメッセージ・タイムウイン ドウ中に短文メッセージ肯定応答を伝送する手段を、前記短文メッセージ肯定応 答通信手段に設けた前記無線電話通信システム。 16.請求項14において、第1および第2のRACHメッセージ・タイムウイ ンドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話通信システム。 17.請求項15において、第1および第2のRACHメッセージ・タイムウイ ンドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話通信システム。 18.請求項15において、前記中央局と前記複数の無線電話の間で無線電話通 信信号を伝送するための無線電話通信メディアを追加し、 前記無線電話通信メディアで所定短文メッセージコードに従って符号化された 短文メッセージ肯定応答を表す無線電話通信信号を送信するための短文メッセー ジ肯定応答送信手段を、前記複数の無線電話のそれぞれに設け、 前記中央局が 前記無線電話通信メディアに応答して、前記無線電話通信メディアから無線電 話通信信号を受信する手段と、 前記受信手段に応答して、受信した無線電話通信信号を所定短文メッセージコ ードに従ってデコードすることによって短文メッセージ肯定応答を復元する手段 とを備えた前記システム。 19.請求項18において、所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを 前記中央局から無線電話へ伝送する手段を、前記短文メッセージ通信手段に追加 した前記無線電話通信システム。 20.請求項19において、 それぞれに特有の短文メッセージコードを割当てた複数のページング・グルー プに前記複数の無線電話を分離した前記無線電話通信システムであって、 ページング・グループに割当てられた特有の短文メッセージコードを含む短文 メッセージを伝送する手段を、前記短文メッセージ通信手段に設け、 伝送された特有の短文メッセージコードに従って符号化された短文メッセージ 肯定応答を表す無線電話通信信号を送信する手段を、前記短文メッセージ肯定応 答送信手段に設けた前記無線電話通信システム。 21.請求項20において、ページング・グループに割当てられた特有の短文メ ッセージコードを含む短文メッセージを伝送する前記手段が、RACHマルチフ レーム内において前記グループ中の所定数の無線電話に特有の短文メッセージコ ードを含む短文メッセージを伝送する手段を備えた前記無線電話通信システム。 22.請求項20において、ページング・グループに割当てられた特有の短文メ ッセージコードを含む短文メッセージを伝送する前記手段が、RACHマルチフ レームにおいて前記グループ中の1台のみの無線電話に、特有の短文メッセージ コードを含む短文メッセージを伝送する手段を備えた前記無線電話通信システム 。 23.無線電話通信システムで中央局と通信するための無線電話であって、 短文メッセージを前記中央局から受信する短文メッセージ受信手段と、 第1RACHメッセージ・タイムウインドウ内において前記無線電話通信シス テムへの接続を求める無線電話からのアクセス要求をランダムアクセス・チャン ネル(RACH)キャリア周波数バンドで送信するアクセス要求送信手段と、 短文メッセージ肯定応答送信手段に対する応答手段であって、前記中央局から の短文メッセージを無線電話で受信した時、第2のRACHメッセージ・タイム ウインドウ内において無線電話からの短文メッセージ肯定応答を(RACH)キ ャリア周波数バンドで送信する短文メッセージ肯定応答送信手段とを備えた前記 無線電話。 24.請求項23において、複数のTDMAタイムスロットをそれぞれが含む複 数のTDMΛ制御チャンネルマルチフレーム内に前記中央局から複数のキャリア 周波数バンドで送られた制御メッセージを受信する時分割多元接続(TDMA) 制御メッセージ受信手段を追加した前記無線電話であって、 一群のTDMA制御チャンネルマルチフレーム内において第1組のTDMAタ イムスロットを含む第1RACHメッセージ・タイムウインドウ中にアクセス要 求を送信するための手段を、前記アクセス要求送信手段に設け、 RACHキャリア周波数バンドの第1RACHメッセージ・タイムウインドウ および第2RACHメッセージ・タイムウインドウを含むRACHマルチフレー ムの前記TDMA制御チャンネルマルチフレーム群内において第2組のTDMA タイムスロットを含む第2RACHメッセージ・タイムウインドウ中に短文メッ セージ肯定応答を送信するための手段を、前記短文メッセージ肯定応答送信手段 に設けた前記無線電話。 25.請求項23において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイム ウインドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話。 26.請求項24において、前記第1および第2のRACHメッセージ・タイム ウインドウがガードタイムによって分離されている前記無線電話。 27.請求項23において、前記無線電話通信システムには、前記中央局と無線 電話との間で無線電話通信信号を伝送するための無線電話通信メディアが含まれ 、前記短文メッセージ肯定応答送信手段が、 所定短文メッセージコードに従って符号化された短文メッセージ肯定応答を表 す無線電話通信信号を送信する手段を備えた前記無線電話。 28.請求項27において、 所定短文メッセージコードを含む短文メッセージを受信する手段を、前記短文 メッセージ受信手段に設け、 受信した所定短文メッセージコードに従って符号化された無線電話通信信号を 送信する手段を、前記短文メッセージ肯定応答送信手段に設けた前記無線電話。
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