JP2001503222A - 通信ネットワークにおけるトラヒック制御 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 インテリジェント通信ネットワークのトラヒックを制御する方法は、ネットワークの各構成要素に対応するソフトウエアオブジェクトを使用する分散形処理環境を有しており、各オブジェクトは各サービス要素パラメータ（ＳＥＰ）と関係しており、そのＳＥＰを各生成された要求毎のＳＥＰフィールドに書込み、別のオブジェクトから送られた要求についてのオブジェクトにおける受取りに応答して要求が生成される際には、受取った要求のＳＥＰフィールドの内容を一緒に書込む。オブジェクトがオーバーロード状態であるときに、ＳＥＰフィールドの内容が閾値よりも小さいときは新しく受取った要求を拒絶する。オブジェクトが要求を既に処理しているときは、新しく受取った要求が一層高いＳＥＰ値をもつときに、優先されることになる。譲歩した要求は、拒絶されるか、またはその処理を中断（保留）してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 通信ネットワークにおけるトラヒック制御 本発明は、通信ネットワーク、および通信ネットワークにおけるトラヒックを 制御する方法に関する。 Stratacom,Inc.に譲渡された米国特許第5,224,099号明細書は、多数のノード を含む遠隔通信システムとインターフェイスする遠隔通信ノードの呼トラヒック を公正な待ち行列として、サービスする方法を開示している。バースト状のトラ ヒックの各セルが受取られると、受け取られたセルはバースト状のトラヒックの 各セルと関係するホップカウント（すなわち関係付けられたセルによってトラバ ースされるノード数）にしたがって各サブ（部分）待ち行列(subqueue)内に置か れる。待ち行列内のトラヒックのセルは関係するホップカウントにしたがってサ ービスされる。すなわちホップカウントの最大値に対するサブ待ち行列内のセル は最初にサービスされる。セルは、１つのサブ待ち行列内で一定の時間以上に時 間を費やすと、次に大きいサブ待ち行列に移動する。すなわち待ち行列の優先順 位は上がるが、ホップカウントは影響されない。トラヒックの各セルがサービス されるとき、トラヒックの各セルと関係するホップカウントはインクレメントさ れる。この従来技術の文献では、より多くのネットワークリソースを使用したセ ルに優先度を与えることによって到来呼にサービスすることに関する。 本発明の第１の態様にしたがって、ソフトウエアオブジェクトを使用する分散 形処理環境をもつインテリジェント通信ネットワークのトラヒックを制御する方 法であり： 該オブジェクトによって生成される要求の中に、サービス要素パラメータ（ ＳＥＰ）フィールドを含む段階と； 別のオブジェクトから送られた要求についての生成オブジェクトにおける受 取りに応答して要求が生成される場合には、受取った要求のＳＥＰフィールドの 内容と一緒に、生成オブジェクトと関係するＳＥＰをこのような要求のそれぞれ のＳＥＰフィールドに書込む段階と： オブジェクトの何れかがオーバーロード状態であるときを検出する段階と； 該オブジェクトがオーバーロード状態であるときに、該オブジェクトにおい て新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容に依存して該新しく受取った要 求が受取ることになる処理の範囲を決める段階とを含むインテリジェント通信ネ ットワークのトラヒックを制御する方法。 本発明では、呼の処理に関係するネットワーク素子の重要度にしたがってイン テリジェント通信ネットワークにおいて呼を優先させることができる。この重要 度は素子が行う処理量か、または素子が呼と関係している時問長に関係付けるこ とができ、例えば顧客がサービスにアクセスを保つために、顧客は通信ネットワ ークのインテリジェント周辺機器と対話し、音声プロンプトを聞き、口座番号、 個人識別番号、および種々のメニュー選択を入力しなければならず、したがって 、この場合にはインテリジェント周辺機器のＳＥＰは簡単な素子である、例えば わずかな時間だけ呼に関係することになるシグナリングサーバよりも高く設定さ れることになる。その代りに重要度は発呼顧客の契約状態に関係していてもよく 、例えば、素子は異なるグレードのサービス（例えば、割増し、スタンダード、 およびエコノミー）に対して異なる値のＳＥＰをもち、顧客識別子にしたがって 適切なＳＥＰ、ゆえに発呼ライン識別子を介して、顧客が契約したサービスレベ ルを与えることができる。 好ましくは、書込み段階は、受取った要求のＳＥＰフィールドの内容を生成さ れた要求のＳＥＰフィールドにコピーして、関係するＳＥＰをＳＥＰフィールド の各サブフィールドヘ書き込む。 その代りに、書込み段階は、前記関係するＳＥＰと受取った要求のＳＥＰフィ ールドの内容との和を生成し、この和を生成された要求のＳＥＰフィールドへ書 込む。 判断段階は、新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容と所定の閾値とを 比較すること、およびＳＥＰフィールドの内容が所定の閾値よりも小さいときに 、新しく受取った要求を拒絶することとを含んでもよい。 その代りに、判断段階は新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容を、処 理がまだ完了していない先に受け取ったＳＥＰフィールドと比較することと、新 しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容が先に受取った要求のＳＥＰフィー ルドの内容よりも高い値をもつときに、前記先に受取った要求のＳＥＰフィール ドを優先して新しく受け取った要求の処理を進めることとを含んでもよい。 好ましくは、判断段階は依然として処理の保留段階中であり、かつ処理の活性 段階にまだ入っていない予め受け取られた要求とのみ比較する。 判断段階は、新しく受け取った要求を処理する一方で、先に受け取った要求の 処理の活性段階を中断（保留）することをさらに含んでもよい。 判断段階は、比較段階に関係し、かつそのＳＥＰフィールドの内容が比較段階 に含まれる新しく受け取った要求のＳＥＰフィールドよりも低い値をもつ先に受 け取った要求を拒絶することをさらに含んでもよい。 生成オブジェクトは、異なる呼形式に対応する異なるそれぞれの値をもつ複数 のＳＥＰと関係付けることができ、受け取った要求に適した呼形式を確認する段 階と、書込み段階に関係付けられたＳＥＰとして使用するために対応するＳＥＰ を得る段階とを含むことができる。 生成オブジェクトは、異なるサービスレベルに対応する異なるそれぞれの値を もつ複数のＳＥＰと関係付けることができ、受け取った要求に適したサービスレ ベルを確認する段階と、書込み段階において関係するＳＥＰとして使用するため に対応するＳＥＰを得る段階とを含むことができる。 生成オブジェクトは、異なる呼形式に対応する異なるそれぞれの値をもつ複数 の第１のＳＥＰと、異なるサービスレベルに対応する異なるそれぞれの値をもつ 複数の第２のＳＥＰとに関係付けることができ、受け取った呼に適した呼形式お よびサービスレベルを確認する段階と、対応する第１および第２のＳＥＰを得る 段階と、そこから所定の機能にしたがつて、書込み段階において関係するＳＥＰ として使用するために１つの値を導き出す段階とを含むことができる。 所定の機能は、対応する第１および第２のＳＥＰの和であってもよい。 その代りに、所定の機能は、対応する第１および第２のＳＥＰの積であっても よい。 好ましくは、サービスレベルを確認する段階は、新しく受け取った要求のアド レスフィールドの内容と、最低サービスレベルよりも高いサービスレベルを与え ることになる記憶手段内の顧客アドレスとを比較する。 好ましくは、検出段階は、オーバーロード状態の指標を与え、一方で同時に処 理される要求の瞬間的な合計が所定の閾値に等しいかそれよりも大きいかを示す 。 好ましくは、通信ネットワークの管理システムの制御のもとでオブジェクトの １以上と関係付けられた各ＳＥＰの値を変更する段階を含む。 本発明の第２の態様にしたがって、要求を送ることを含む分散処理によって呼 処理を実行するサービス要素の分散形構成をもつインテリジェント通信ネットワ ークであり、各サービス要素が： 関係する予め割当てられたサービス要素パラメータ（ＳＥＰ）を記憶する記 憶手段と； ＳＥＰフィールドを含む要求を生成する手段と； 別のサービス構成要素から送られた要求についてのサービス構成要素におけ る受け取りに応答して生成された要求が生成されるときには、受け取った要求の ＳＥＰフィールドの内容と一緒に各生成された要求のＳＥＰフィールドに関係す るＳＥＰを書込む手段と； サービス構成要素がオーバーロード状態であるときを検出する手段と； サービス構成要素がオーバーロード状態であるときには、新しく受け取った 要求がその新しく受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容に依存して受け取る ことになる処理の範囲を判断する手段とを含むインテリジェント通信ネットワー クを提供する。 好ましくは、書込み手段は受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容を生成さ れた要求のＳＥＰフィールドへコピーし、関係するＳＥＰをＳＥＰフィールドの 各サブフィールドヘ書込むようにされている。 その代りに、書込み手段は関係するＳＥＰと受け取った要求のＳＥＰフィール ドの内容との和を生成し、この和を生成された要求のＳＥＰフィールドに書込む ようにされている。 各サービス構成要素の判断手段は、新しく受け取った要求のＳＥＰフィールド の内容と所定の閾値とを比較し、そのＳＥＰフィールドの内容が前記所定の閾値 よりも小さいときは新しく受け取った要求を拒絶するようにすることができる。 その代りに、各サービス構成要素の判断手段は新しく受け取った要求のＳＥＰ フィールドの内容を、処理がまだ完了していない先に受け取った要求のＳＥＰフ ィールドの内容と比較し、新しく受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容が先 に受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容よりも高いときに先に受け取った要 求の処理よりも新しく受け取った要求の処理を先行させるようにすることができ る。 好ましくは、各サービス構成要素の判断手段は、依然として処理の保留段階に あり、かつ処理の活性段階に入っていない先に受け取った要求に対してのみ比較 するようにされている。 判断手段はさらに、先に受け取った要求の処理の活性段階を停止し(保留状態 とし)、一方では新しく受け取った要求が処理されるようにすることができる。 判断手段はさらに、比較に関係し、かつそのＳＥＰフィールド内容は比較のと きに関係する新しく受け取った要求の値よりも小さい値をもつ前記先に受け取っ た要求を拒絶するようにすることができる。 各サービス構成要素は、異なる呼形式に対応するそれぞれ異なる値をもつ複数 のＳＥＰを記憶手段に記憶するようにすることができ、判断手段は、受け取った 要求に適切な呼形式を確認し、書込み手段によって関係するＳＥＰとして使用す るための対応するＳＥＰを得るようにすることができる。 各サービス構成要素はメモリ段階内に、異なるサービスレベルに対応するそれ ぞれ異なる値をもつ複数のＳＥＰを記憶し、判断手段は受取った要求に適したサ ービスレベルを確認し、書込み手段によって関係するＳＥＰとして使用するため に対応するＳＥＰを得るようにすることができる。 その代りに、各サービス構成要素オブジェクトは、メモリ手段に異なる呼形式 に対応するそれぞれの異なる値をもつ複数の第１のＳＥＰと、異なるサービスレ ベルに対応するそれぞれ異なる値をもつ複数の第２のＳＥＰを記憶するようにさ れており、判断手段は受け取った要求に適した呼形式およびサービスレベルを確 認し、対応する第１および第２のＳＥＰを得て、書込み手段によって関係するＳ ＥＰとして使用するために１つの値を所定の機能にしたがって、そこから導き出 すようにされている。 好ましくは、判断手段は対応する第１および第２のＳＥＰの和にしたがって１ つの値を導き出すようにされている。 その代りに、判断手段は対応する第１および第２のＳＥＰの積にしたがって１ つの値を導き出すようにすることができる。 判断手段は、新しく受け取った要求のアドレスフィールドの内容を、最小のサ ービスレベルよりも高いサービスレベルを与えられることになる記憶手段内の顧 客のアドレスと比較することによってサービスレベルを確認するようにすること ができる。 好ましくは、検出手段はオーバーロード状態の指標を与えるようにされており 、一方で同時に処理される要求の瞬間的な合計は所定の閾値に等しいかそれより も大きい。 前記オブジェクトの１以上と関係する各ＳＥＰの値を変更するようにされてい る管理システムを含んでもよい。 ここで本発明の特定の実施形態を添付の図面を参照して例示的に記載すること にする： 図１は、インテリジェントネットワーク構造の模式図である； 図２は、図１のネットワークのサービス制御ポイントの構造の模式図である； 図３は、オブジェクト要求ブローカの簡単なモデルである； 図４は、要求およびその構成フィールドを示す； 図５は、第１の形式の呼に対してオブジェクト間を通る要求を示す； 図６は、第２の形式の呼に対してオブジェクト間を通る要求を示す； 図７は、オーバーロードしているオブジェクトによる要求解決を示す図である (他の図も参照されたい)。 図１には、周知の構造をもつインテリジェントネットワーク10が示されており 、複数のサービススイッチングポイント（ＳＳＰ）12、複数のサービス制御ポイ ント（ＳＣＰ）14、複数のインテリジェント周辺機器（ＩＰ）16(1つのみを図示 した)、およびサービス管理システム（ＳＭＳ）18を含んでいる。周知のように 、ＳＳＰ12の幾つかはローカル交換局として動作し、ローカルアクセスネットワ ーク（図示されていない）を介して複数のネットワーク端末20に接続されており 、ＳＳＰ12’の幾つか（その中の１つのみを示した）はトランク交換局として動 作する。 一般的にインテリジェントネットワークに関する情報として、ネットワークイ ンテリジェンスを主題とする文献(BT Technolog Journal Vol.13 No.2 April，1 995)を参照されたい。 各ＳＣＰ14はそれぞれ点線で示した各ネットワークシグナリングリンク15を介 して複数のＳＳＰ12、およびダッシュ線で示した動作指令リンク17を介してＳＭ Ｓ18へ接続されている。各ＩＰ16は動作指令リンク17を介してＳＭＳ18へ、およ びネットワークシグナリングリンク15並びに太い実線で示したトラヒックデータ リンク19を介してＳＳＰ12の１つにそれぞれ接続されている。 図２には、ＳＣＰ14のソフトウエアアーキテクチャが示されており、オブジェ クト指向のマルチスレッド処理ソフトウエア技術を使用する分散形処理環境に基 づいている。したがって個々のオブジェクトは、多数の制御スレッドおよび多数 のメッセージ送信セッションを多くの他のオブジェクトと同時に支援できること が理解できるであろう。 ＳＣＰ14は、複数のＯＳＳサーバ24を介して外部動作および支援システムドメ イン（ＯＳＳ）22、並びにＣＣＩＴＴ Ｎｏ．７として知られている国際シグナ リングシステムにしたがうシグナリングメッセージを処理するようにされている 、複数のシグナリングインターフェイスサーバ（Ｃ７サーバと記載されている） 28を介して外部トランスポートネットワークドメイン（ＴＮ）26へ接続されてい る。ＳＣＰ14は複数のＩＰサーバ30、および複数のアプリケーションサーバ32を 介して、ＴＮ26にも接続されている。 ＳＣＰ14の分散形処理環境は、複数のデータベース3Lおよび複数のデータベー スサーバ33（データサーバとしても知られている）を含み、各サーバ33は各複数 のデータベース33に結合されており、さらにサーバ24、28、30、32、33(ＡＰＰ ＮＳはAPPLICATIONS)、複数のアプリケーションプロセッサ（ＡＰ）36、および ＳＣＰ管理システム（ＭＳ）38に接続されていて、共通のオブジェクト要求ブロ ーカアーキテクチャ（ＣＯＲＢＡ）として知られているアーキテクチャの規格と 一致する１組のソフトウエア機構（オブジェクト）によって実現される。このＳ ＣＰ14の構造はインテリジェントネットワークの技術としてよく知られている。 この環境では、図３に示したように、クライアントオブジェクト40は多数のフ ィールド48（図４参照）を含む要求（メッセージとしても知られている）44を、 ＣＯＲＢＡのメッセージングパート（オブジェクト要求ブローカコア（ＯＲＢ Ｃｏｒｅ）として知られている）46を通すようにすることによって、サーバオブ ジェクト42上で方法を呼出す。図４に示したように要求44の全体的な構造は当業 者にはよく知られており、詳細な情報は本発明を理解するのに必要ない。しかし ながら、読者がもっと情報を要求するときは、ＣＯＲＢＡの公開文献を参照され たい。 本発明によると、各オブジェクトは、サービス内のオブジェクトの各要素の呼 処理値を表す各サービス要素パラメータ（ＳＥＰ）と関係していて、呼によって 呼出されるサービス内で呼処理のためにクライアントとして動作するときは、要 求44内に付加的なフィールド49(図４参照)、すなわちＳＥＰフィールドを含むよ うにされている。 各オブジェクトは、クライアントとして動作する別のオブジェクトから受け取 った要求44のＳＥＰフィールド49を読取り、その関係するＳＥＰを受け取った要 求44のＳＥＰフィールド49のから読取った値へ加え、またその特定のオブジェク トがサービスの呼処理の各要素のためのクライアントとして動作するときに生成 される要求のＳＥＰフィールド49へ結果として得られた和を挿入するようにされ ている。したがって、呼処理が段々に多くなるオブジェクトを次第に含む成るよ うにつれて、ＳＥＰフィールド49の内容は対応して呼に投入される処理の累積量 、したがって呼における財政的投資、またはその重要度を表す。 ＳＥＰは、時折はネットワークオペレータと呼ばれることもあるネットワーク 管理者によってそれぞれの最初の値にプリセットされる。 図４に示した要求44は４つのフィールド48をもつが、実際にはフィールド数は 使用される伝送プロトコルおよび送られる情報内容に依存し、４つ程度である。 変形例では、結果の和をＳＥＰフィールド49へ書込むオブジェクトの代りに、 関係するＳＥＰ値を含む各ＳＥＰサブフィールドを加え、受け取った要求のサブ フィールドの総計値を得るために、オブジェクトは全てのサブフィールドを読取 り、各ＳＥＰを加算する。 図５を参照して、ユーザが０８００番、すなわちネットワークが実際のネット ワーク識別番号を識別するために番号変換を行ない、呼を特定の０８００口座( 被呼パーティ(当事者)、サービスプロバイダとも呼ばれる)に課金する番号をダ イヤルする呼の第１の形式について検討する。 関係するＳＳＰ12はダイヤルされたディジットを受取り、それが接続されてい るＳＣＰ14の指定されたものに対する番号を含む適切なシグナリングメッセージ 50を送る。このメッセージ50はＳＣＰ14内のＣ７サーバによって受け取られ、そ のサーバ機能を実現しかつ１のＳＥＰ値をもつオブジェクト52によって処理され る。種々のオブジェクトの予め割当てられたＳＥＰの各値は例示的な実施形態に おいて使用されるように整数値に制限されず、サービス管理システム(ＳＭＳ)18 およびＳＣＰ管理システム（ＭＳ）38を介してネットワークオペレータによって 変更することができる。 ここでオブジェクト52は１に設定されたＳＥＰフィールドで要求54を生成し、 ルーティングデータを得るために、ＡＰ36内にあり、かつオブジェクト56（ネッ トワークオペレータによってそのＳＥＰを１にプリセットされている）によって 実現される対応する０８００アプリケーションヘ要求54を送る。 オブジェクト56は、要求54を受け取り、最初に検査（ａ）を行ってそれがオー バーロード状態であるか否かを調べ、そうであれば検査（ｂ）を行って、要求54 のＳＥＰがオブジェクト56（この例では１に設定されている）に対するそれぞれ の閾値に等しいかまたは大きいかを調べ、最後に検査（ｃ）を行って、依然とし て処理の保留段階であり、かつまだ処理の動作状態に入っていないその他の受け 取った要求に関係してこの要求を優先する必要があるか否かを調べる。検査（ａ ）は、それが支援できるスレッドの合計数の少なくとも７５％が占められている ことを検出すると設定されるフラグを参照することによって行われ、検査（ｂ） および（ｃ）は受け取った要求54のＳＥＰフィールド49の内容に基づいて行われ る。実際には、オブジェクト56は、同時に処理されるスレッドの瞬間的な動いて いる合計と、この割合の閾値に対応する数値とを比較して、オーバーロード（過 負荷）状態を検出する。 オブジェクト56がオーバーロード状態でないと仮定すると、要求54のＳＥＰ フィールド49の内容に関係なく要求54を受け取って処理することになる。要求54 は処理の保留段階に入り、同じく動作段階に入るのを待っている処理の保留段階 中にある先に受け取った要求の待ち行列（保留待ち行列）の後につく。要求54は 待ち行列の先頭に到達し、処理の動作状態に入るときには、オブジェクト56はこ こで要求54を評価し、要求の中に含まれている０８００番に対応するルーティン グデータをデータベース31から検索する必要があると判断し、受け取ったＳＥＰ とそれ自身のＳＥＰの和、この場合は２に設定されたＳＥＰフィールド49で要求 58を生成する。ここでオブジェクト56は要求58を、オブジェクト60内に含まれる データベースサーバ33へ送る。 オブジェクト60は要求58を受け取り、同様に検査（ａ）を行ない、必要であれ ば、検査（ｂ）および（ｃ）を行なう。再び、オブジェクト60が処理要求58を処 理することを許可されていると仮定すると、オブジェクト60は、要求58が処理活 性段階にあるときは、データベース31から要求されたルーティングデータを検索 し、オブジェクト56へ正規の戻りを生成し、次にそれがオブジェクト52へ正規の 戻りを生成し、所望のサービスプロバイダへの呼の完了のために、ルーティング データを送信元のＳＳＰ12へ送る。 ここで図６を参照して、第２の形式の呼、すなわちBritish Telecommunicatio nsplc.によって提供されている発呼カードサービスへアクセスするためにユーザ がディジット144をダイヤルする呼について検討する。関係するＳＳＰ12はダイ ヤルしたディジットを受取り、それが接続されているＳＣＰ14の指定された１つ への番号を含む適切なシグナリングメッセージ50を送る。このメッセージ50は、 ＳＣＰ14内のＣ７サーバ28によって受け取られ、オブジェクト52によって処理さ れる。 ここでオブジェクト52は１に設定されたＳＥＰフィールドで要求66を生成し、 それをＡＰ36内に存在する対応する１４４アプリケーションヘ送り、このアプリ ケーションを含むオブジェクト68によって処理する。 オブジェクト68は要求66を受取り、検査（ａ）を実行し、必要であれば検査（ ｂ）および（ｃ）を実行する。 オブジェクト68がオーバーロード状態でないと仮定すると、受取った要求66 を処理するように進める。要求66が処理の動作状態であるとき、オブジェクト68 は要求66を評価して、要求70をオブジェクト72に含まれているＩＰ16へ送り、Ｉ Ｐ16へ呼の制御を送る必要があると判断する。ここでオブジェクト68は２に設定 されたＳＥＰフィールド（オブジェクト52および68に対するＳＥＰ値の和）で要 求70を生成する。 オブジェクト72は、ネットワークオペレータによって予め設定されたＳＥＰ値 ２でＩＰ16が実行しなければならないもっと大きな処理量を表しており、要求70 を受取って、検査（ａ）を実行し、必要であれば検査（ｂ）および（ｃ）を実行 する。 オブジェクト72がオーバーロード状態でないとし、かつ受取った要求70の処理 を進めることになると仮定する。要求70が処理の動作状熊であるときは、オブジ ェクト72は要求70を評価し、データベース31から“ウエルカム（歓迎）”音声ア ナウンスメントを検索する必要があると判断し、要求74を受取ったＳＥＰ（２） とそれ自身のＳＥＰ（２）との和、この場合は４に設定されたＳＥＰフィールド で生成する。ここでオブジェクト72は要求74を、オブジェクト60を含むデータベ ースサーバ31へ送る。 オブジェクト60は要求74を受取り、検査（ａ）を実行し、必要であれば検査（ ｂ）および（ｃ）を実行する。再び、オブジェクト60がオーバーロード状態でな く、受取った要求74の処理を進めることになるとする。要求74が処理の動作状態 であるときは、オブジェクト60はデータベース31から要求された音声アナウンス メントを検索し、オブジェクト72への正規の戻り78を生成し、音声アナウンスメ ントを生成し、ユーザヘ送るためにそれを伝送リンクを介して送信元のＳＳＰ12 へ送る。オブジェクト72はさらに、オブジェクト68への正規の戻りを生成して、 呼に対する処理を終了し、次にオブジェクト68はオブジェクト52への正規の戻り 82を生成する。 図７を参照すると、オブジェクト60（データサーバ33）が、それが支援できる スレッドの総数の７５％の占有率にちょうど到達し、それに応答して、オーバー ロードフラグを設定した状態について検討する。次にオブジェクト60（データベ ースサーバ）がオブジェクト56（０８００アプリケーション）から要求58を その後に受取り、検査(ａ)、（ｂ）を実行して、それがオーバーロード状態であ ったと判断しても、その後に受取った要求58のＳＥＰ値が各閾値２に等しいので 、要求58を受取ることができる。さらに、要求58が処理の動作状態に入る前であ ったとしても、オブジェクト60がオブジェト72（ＩＰ）から要求を受取る。 要求74を受取ると、オブジェクト60は検査（ａ）を実行し、それがオーバーロ ード状態であることを見付けることになり(この検査からオーバーロードフラグ の状態を読取るだけで、フラグが設定されている（真）かまたは設定されていな い（偽）であるかを見る)、検査（ｂ）を実行し、要求74に対するＳＥＰ値が各 閾値２よりも大きいことを見付け、最後に検査（ｃ）を実行し、要求58が依然と して処理の保留段階であることを見付ける。ここでオブジェクト60は要求58およ び74の各ＳＥＰフィールドを比較し、何れの要求が優先度をもっているかを見極 め、そのＳＥＰフィールドが一層高いことに基いて要求74を処理し、オブジェク ト56に対する拒絶の戻り84を送り、保留段階の待ち行列から要求58を取除くこと によって要求58を拒絶する。 要求74が要求58よりも高いＳＥＰ値をもたないとき、オブジェクト60は要求58 の処理を続けることになり、要求74を保留待ち行列に加えないことによってそれ を拒絶することになる。 オブジェクト56が拒絶の戻り84を受取ると、反復要求86を生成し、それをデー タベースサーバオブジェクト60’の別の段階にそれを送る。オブジェクト60’が 反復要求86を拒絶しないと仮定すると、要求86を処理して、オブジェクト56へ正 規の戻し88を送り、次に要求オブジェクト52’（Ｃ７サーバ）へ正規の戻し90を 送る。 MS38は、オーバーロードの閾値を超えた占有量の関数として検査（ｂ）に対す るＳＥＰ閾値を変更するようにされている。したがって、オーバーロードのレベ ルが増加するのにしたがって、ＳＥＰ閾値は増加し、最終的にオブジェクトは全 ての受取った要求を拒絶する。 上述の実施形態において、各オブジェクトは、固定される単一の各ＳＥＰと関 係付けられ、オブジェクトによって処理される異なる要求とは無関係である。変 形例では、アプリケーションオブジェクトは特定の顧客との間の呼に関する要求 を検出し、サービスレベルに関係するＳＥＰに、顧客がエコノミー（低い）サー ビスレベルとは対照的に、割増し（高い）サービスレベルまたは標準（中間）サ ービスレベルを準備するか否かに依存する値を与えるようにされている。このや り方では、ネットワークオペレータとの間で、例えば割増しサービスレベルを契 約している顧客との間の呼は、より低いサービスレベルに対して、ＳＥＰフィー ルド内に比較的に高い値を蓄積し、それがオブジェクトを通るとき、オブジェク トのオーバーロードの際に、より低いサービスレベルの他の呼に対する優先度お よび等価の処理履歴をもち、オブジェクトが検査（ｂ）を実行するときに拒絶さ れる可能性は低くなる。 その代りにまたは付加的に、アプリケーションオブジェクトは呼タイプに関係 するＳＥＰを供給するようにされている。 変形例では、オブジェクト60はその代りにまたは付加的に、変更した検査(ｃ' )を実行して、処理の活性段階が依然として進行している他の受取った要求に関 係して、受取った要求に優先度を与える必要があるか否かを検査するようにされ ている。１つのこのような変形例では、新しく受取った要求が優先度をもってい るときは、オブジェクト60は受取った要求を処理する活性段階を終了し、拒絶の 戻しを送る。他のこのような変形例では、オブジェクト60は優先要求の処理が完 了するまで、受取った要求の処理の活性段階を中断する。検査（ｃ）を実行する 幾つかの変形例では、オブジェクト60は、検査（ｃ）の結果が正であるときに前 に受取った要求を拒絶する、すなわち保留待ち行列から先に受取った要求を取除 く代りに、依然として保留待ち行列にある先に受取った要求より前に、保留待ち 行列の先頭に優先要求を入れる。 上述の実施形熊では、ＳＭＳ18はネットワークの他の構成要素部分に指令信号 を送って、各ＳＥＰの予め割当てられた値を設定し、個々のＳＥＰ値を変更する ようにされている。これらの指令信号は所定のネットワーク状態の発生に応答し て、またはネットワークオペレータによって指令を入力するときに、ＳＭＳ18に よって自動的に生成することができる。例としてネットワーククオペレータは、 特定の範囲の音声アナウンスメントを与えるＩＰ16の１つは、他のＩＰ16よりも 高いＳＥＰをもつト判断できる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ソフトウエアオブジェクトを使用する分散形処理環境をもつインテリジェン ト通信ネットワークのトラヒックを制御する方法であり： 前記オブジェクトによって生成される要求の中に、サービス要素パラメータ （ＳＥＰ）フィールド）を含む段階と； 別のオブジェクトから送られた要求についての生成オブジェクトにおける受 取りに応答して要求が生成される場合には、受取った要求のＳＥＰフィールドの 内容とを一緒に生成オブジェクトと関係するＳＥＰをこのような前記要求のそれ ぞれのＳＥＰフィールドに書込む段階と； オブジェクトの何れかがオーバーロード状態であるときを検出する段階と； 該オブジェクトがオーバーロード状態であるときに、オブジェクトにおいて 新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容に依存して該新しく受取った要求 が受取ることになる処理の範囲を決める段階とを含むインテリジェント通信ネッ トワークのトラヒックを制御する方法。 ２．書込み段階は、受取った要求のＳＥＰフィールドの内容を生成された要求の ＳＥＰフィールドにコピーして、前記関係するＳＥＰをＳＥＰフィールドの各サ ブフィールドヘ書き込む請求項１記載の方法。 ３．書込み段階は、前記関係するＳＥＰおよび受取った要求のＳＥＰフィールド の内容との和を生成し、この和を生成された要求のＳＥＰフィールドヘ書込む請 求項１記載の方法。 ４．前記判断段階は、前記新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容と所定 の閾値とを比較すること、およびＳＥＰフィールドの内容が前記所定の閾値より も小さいときに、前記新しく受取った要求を拒絶することとを含む請求項１乃至 ３の何れか１項記載の方法。 ５．前記判断段階は、前記新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容を、処 理がまだ完了していない先に受け取っていたＳＥＰフィールドと比較することと 、前記新しく受取った要求のＳＥＰフィールドの内容が前記先に受取った要求の ＳＥＰフィールドの内容よりも高い値をもつときに、前記先に受取った要求のＳ ＥＰフィールドを優先して前記新しく受け取った要求の処理を進めることとを含 む 請求項１乃至３の何れか１項記載の方法。 ６．前記判断段階は依然として処理の保留段階中であり、かつ処理の活性段階に まだ入っていない予め受け取った要求に対してのみ比較する請求項５記載の方法 。 ７．前記判断段階は、前記新しく受け取った要求を進める一方で、前記先に受け 取った要求の処理の活性段階を中断することをさらに含む請求項５記載の方法。 ８．前記判断段階は、前記比較段階に関係し、かつそのＳＥＰフィールドの内容 は前記比較段階に関係する新しく受け取った要求のＳＥＰフィールドよりも低い 値をもつ前記先に受け取った要求を拒絶することをさらに含む請求項５または６ 記載の方法。 ９．生成オブジェクトは、異なる呼形式に対応する異なるそれぞれの値をもつ複 数のＳＥＰと関係付けられ、受け取った要求に適した呼形式を確認する段階と、 前記書込み段階において前記関係付けられたＳＥＰとして使用するための対応す るＳＥＰを得る段階とを含む請求項１乃至８の何れか１項記載の方法。 １０．生成オブジェクトは、異なるサービスレベルに対応する異なるそれぞれの 値をもつ複数のＳＥＰと関係付けられ、受け取った要求に適したサービスレベル を確認する段階と、前記書込み段階において前記関係付けられたＳＥＰとして使 用するための対応するＳＥＰを得る段階とを含む請求項１乃至８の何れか１項記 載の方法。 １１．生成オブジェクトは、異なる呼形式に対応する異なるそれぞれの値をもつ 複数の第１のＳＥＰと、異なるサービスレベルに対応する異なるそれぞれの値を もつ複数の第２のＳＥＰとに関係付けられ、受け取った要求に適した呼形式およ びサービスレベルを確認する段階と、対応する第１および第２のＳＥＰを得る段 階と、そこから所定の機能にしたがって、前記書込み段階において前記関係する ＳＥＰとして使用する１つの値を導き出す段階とを含む請求項８記載の方法。 １２．前記所定の機能は、前記対応する第１および第２のＳＥＰの和である請求 項１１記載の方法。 １３．前記所定の機能は、前記対応する第１および第２のＳＥＰの積である請求 項１１記載の方法。 １４．サービスレベルを確認する前記段階では、新しく受け取った要求のアドレ スフィールドの内容と、最低サービスレベルよりも高いサービスレベルを与えら れることになる記憶手段内の顧客アドレスとを比較する請求項１０乃至１３の何 れか１項記載の方法。 １５．前記検出段階では、オーバーロード状態の指標を与え、一方で同時に処理 される要求の瞬間的合計が所定の閾値に等しいかそれよりも大きいかを示す請求 項１乃至１４の何れか１項記載の方法。 １６．通信ネットワークの管理システムの制御のもとで前記オブジェクトの１以 上と関係付けられた各ＳＥＰの値を変更する段階を含む請求項１乃至１５の何れ か１項記載の方法。 １７．要求を送ることを含む分散処理によって呼処理を実行するサービス要素の 分散形構成をもつインテリジェント通信ネットワークであり、各サービス要素が ： 関係する予め割当てられたサービス要素パラメータ（ＳＥＰ）を記憶する記 憶手段と； ＳＥＰフィールドを含む要求を生成する手段と； 別のサービス構成要素から送られた要求についてのサービス構成要素におけ る受け取りに応答して生成された要求が生成されるときには、受け取った要求の ＳＥＰフィールドの内容と一緒に各生成された要求のＳＥＰフィールドに関係付 けられたＳＥＰを書込む手段と； サービス構成要素がオーバーロード状態であるときを検出する手段と； サービス構成要素がオーバーロード状態であるときには、新しく受け取った 要求が前記新しく受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容に依存して、受け取 ることになる処理の範囲を判断する手段とを含むインテリジェント通信ネットワ ーク。 １８．書込み手段は、受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容を生成された要 求のＳＥＰフィールドへコピーし、前記関係するＳＥＰをＳＥＰフィールドの各 サブフィールドへ書込むようにされている請求項１７記載のネットワーク。 １９．書込み手段は、前記関係するＳＥＰと受け取った要求のＳＥＰフィールド の内容との和を生成し、この和を生成された要求のＳＥＰフィールドに書込むよ うにされている請求項１７記載のネットワーク。 ２０．各サービス構成要素の前記判断手段は、前記新しく受け取った要求のＳＥ Ｐフィールドの内容と所定の閾値とを比較し、そのＳＥＰフィールドの内容が前 記所定の閾値よりも小さいときは、前記新しく受け取った要求を拒絶するように されている請求項１７乃至１９の何れか１項記載のネットワーク。 ２１．各サービス構成要素の前記判断手段は、前記新しく受け取った要求のＳＥ Ｐフィールドの内容を、処理がまだ完了していない先に受け取った要求のＳＥＰ フィールドの内容とを比較し、前記新しく受け取った要求のＳＥＰフィールドの 内容が前記先に受け取った要求のＳＥＰフィールドの内容よりも高いときに前記 先に受け取った要求の処理よりも前記新しく受け取った要求の処理を先行させる ようにされている請求項１７記載のネットワーク。 ２２．各サービス構成要素の前記判断手段は、依然として処理の保留段階にあり 、かつ処理の活性段階に入っていない先に受け取った要求に対してのみ比較する ようにされている請求項２１記載のネットワーク。 ２３．前記判断手段はさらに、前記先に受け取った要求の処理の活性段階を停止 し、一方では前記新しく受け取った要求が処理されるようにされている請求項２ １記載のネットワーク。 ２４．前記判断手段は、比較に関係し、かつそのＳＥＰフィールド内容が比較に 関係する新しく受け取った要求の値よりも小さい値をもつ前記先に受け取った要 求を拒絶するようにされている請求項２３記載のネットワーク。 ２５．各サービス構成要素は、異なる呼形式に対応するそれぞれ異なる値をもつ 複数のＳＥＰを記憶手段に記憶するようにされており、判断手段は、受け取った 要求に適切な呼形式を確認し、書込み手段によって前記関係するＳＥＰとして使 用するために対応するＳＥＰを得るようにされている請求項１７乃至２４の何れ か１項記載のネットワーク。 ２６．各サービス構成要素はメモリ段階内に、異なるサービスレベルに対応する それぞれ異なる値をもつ複数のＳＥＰを記憶するようにされており、判断手段は 受取った要求に適したサービスレベルを確認し、書込み手段によって前記関係す るＳＥＰとして使用するための対応するＳＥＰを得るようにされている請求項１ ７乃至２４の何れか１項記載のネットワーク。 ２７．各サービス構成要素オブジェクトは、メモリ手段に異なる呼形式に対応す るそれぞれの異なる値をもつ複数の第１のＳＥＰと、異なるサービスレベルに対 応するそれぞれ異なる値をもつ複数の第２のＳＥＰを記憶するようにされており 、判断手段は受け取った要求に適した呼形式およびサービスレベルを確認し、対 応する第１および第２のＳＥＰを得て、書込み手段によって前記関係するＳＥＰ として使用するために１つの値を所定の機能にしたがって、そこから導き出すよ うにされている請求項２４記載のネットワーク。 ２８．前記所定の機能が、前記対応する第１および第２のＳＥＰの和である請求 項２７記載のネットワーク。 ２９．前記所定の機能が、前記対応する第１および第２のＳＥＰの積である請求 項２７記載のネットワーク。 ３０．前記判断手段は、新しく受け取った要求のアドレスフィールドの内容を、 最小のサービスレベルよりも高いサービスレベルを与えられることになる記憶手 段内の顧客のアドレスと比較することによってサービスレベルを確認するように されている請求項２６乃至２９の何れか１項記載のネットワーク。 ３１．前記検出手段はオーバーロード状態の指標を与えるようにされており、一 方で同時に処理される要求の瞬間的な合計は所定の閾値に等しいかそれよりも大 きい請求項１７乃至３０の何れか１項記載のネットワーク。 ３２．前記オブジェクトの１以上と関係する各ＳＥＰの値を変更するようにされ ている管理システムを含む請求項１７乃至３１の何れか１項記載のネットワーク 。