JP2001503174A - バックアップソフトウェア用の再表示エージェント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 バックアップのソフトウェアプログラムに用いられるエージェントを更新するシステムである。バックアップのソフトウェアプログラム（３１０）は、例えばサーバ（１１０）と幾つかのワークステーション（Ｃ１，Ｃ２，Ｃｎ）を有する回路網（１２０）上で作動する。バックアップのエンジン（３１０）はサーバ上で実行動作する。エージェント（３２０）はワークステーション（Ｃ１，Ｃ２，Ｃｎ）の各々の上で実行動作する。バックアップのエンジン（３１０）は、各ワークステーションへ更新されたエージェント（３１０ａ）を送信し、各ワークステーションへ実行可能な再表示モジュールを送信し、各ワークステーションにおけるエージェントへ実行命令（３３０）を送信する。各ワークステーションにおけるエージェントは更新されたエージェントおよび実行可能な再表示モジュールを記憶し、実行可能な再表示モジュールが実行作動するようにさせる。実行可能な再表示モジュール（３４０）はエージェントを削除または新命名し、更新されたエージェントをエージェントの名前へ新命名し、その後、更新されたエージェントのエージェントとしての作動を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 バックアップソフトウェア用の再表示エージェント発明の分野 本発明は、バックアップソフトウェアシステムにおいて使用されるエージェン トモジュールに関し、より特定的には、遠隔ワークステーション上のエージェン トモジュールを更新するためのシステム及び方法に関する。著作権の注意 本特許文書の開示の一部は、著作権保護に支配される材料を含んでいる。著作 権の保有者は、誰かが特許文書又は特許開示を特許商標庁の特許ファイル又は記 録内に記されているとおりにファクシミリ複製することに異議を有しないが、そ うでない場合には著作権の全ての権利を留保する。発明の背景 近代のコンピュータネットワークは往々にして、クライアント／サーバアーキ テクチャに従って組織される。クライアント／サーバアーキテクチャは、サーバ 及び個々のワークステーションの両方をインテリジェントプログラム可能な装置 として取扱うローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ_S）上で使用される１つの配 置である。代表的には、ＬＡＮは、幾つかの「前端」のクライアントコンピュー タと１つの「後端」のサーバを具備する。標準的にはパーソナルコンピュータで あるクライアントコンポーネントは、ユーザに対し、プログラムを実行するため の最大範囲のパワーと機能を提供する。 通常、クライアントコンピュータ（ここではワークステーションと呼ぶ）は独自 の処理能力及びハードディスク駆動機構又はその他の局所記憶装置をもつ。パー ソナルコンピュータ、ミニコンピュータ又はメインフレームであり得るサーバは 、データ管理、情報共有及び安全保護といったサービスを提供することにより、 クライアントコンポーネントを増強する。サーバは、例えばバックアップサービ スのようなものを含むサービスをワークステーションに提供する。 ＬＡＮのユーザ（標準的にはネットワーク管理者）はしばしば、ワークステー ションを含めＬＡＮ上のコンピュータのうちの一部又は全てのハード駆動機構上 に記憶されたデータをバックアップすることを希望する。バックアッププロセス においては、ＬＡＮのワークステーション及びサーバ上に記憶されたファイルは 、テープ駆動機構上のテープといったような中央記憶デバイス上にダウンロード される。かくして、例えば、ワークステーション上で１つのファイルが損傷を受 けた場合、ネットワーク管理者は、中央バックアップ記憶装置から失なわれたデ ータのバックアップコピーを検索することができる。 代表的なバックアッププログラムは、一定数の要素を有する。サーバ上で中心 として作動するバックアップエンジンは、（バックアップのジョブのため）バッ クアップ記憶装置へのデータの書込みを制御し、（復元のジョブのため）バック アップ記憶装置からのデータの読取りを制御し、ジョブのタスク待ち行列を管理 し、クライアントコンピュータとの通信を制御することができる。標準的にクラ イアントコンピュータ上で作動するアドミニストレータコンソールは、ワークス テーションのバックアップをネットワーク管理者が管理するのを援助する。例え は、アドミニストレータコンソールは、ジョブ実行依頼、ログファイル検分、デ ータベース管理、スケジュ ーリングなどのタスクを実行することになる。 バックアッププログラムは往々にしてエージェントを包含する。エージェント というのは、サーバのためのスレーブタスクを実施するため各ワークステーショ ン上に記憶され各ワークステーションにより処理される小さいソフトウェアの小 片である。かくして、エージェントは、バックアップ対象の各コンピュータ上で 作動する。エージェントは、１つの完全なコンピュータプログラムではなく、む しろ、エージェントが作動中であるワークステーションのために定義された１つ のタスクを完遂する上でサーバを支援するためのソフトウェアの小片である。バ ックアッププログラム内における、エージェントの１つのジョブは、ワークステ ーションからサーバへとデータを移動させ、サーバからデータを受理してそれを ワークステーションで記憶することである。 バックアップ及び復元プロセスの補助のためにエージェントを使用することに は、数多くの利点がある。各ワークステーション上で１つのエージェントが作動 していることから（又各ワークステーションは当然その独自のプロセッサを有し ていることから）、処理は各ワークステーション上で同時に起こり得る。エージ ェントは例えば、ワークステーション上に記憶されたファイルリストをサーバに 提供する必要はなく、ワークステーションの記憶装置の中味を見極めバックアッ プ対象のファイルについて決定を下すことができるため、通信オーバーヘッドは 減少し、ネットワークの安全保護は増強される。 バックアッププログラムにおける現在のエージェント技術の１つの欠点は、エ ージェントが各ワークステーションに位置づけされているという事実の結果とし てもたらされるものである。かくして、ネットワークアドミニストレータは、最 新リリースのプログラムに 合わせて更新したいと考えた場合、往々にして各ワークステーション上で各エー ジェントを見つけだして更新を行なう必要がある。数多くの物理的場所に数多く のワークステーションが位置付けられている可能性があることから、これは困難 でかつ時間のかかるタスクであり得る。 特に、分散形アプリケーションにおいては、複数のワークステーション上のエ ージェントの更新を同期化することは困難である。 エージェントを更新する必要性は、今後はさらに一般的なものとなる可能性が 高いと思われる。例えば、さまざまなバックアッププログラムのためのエージェ ントは往々にして、ワークステーションのためのオペレーティングシステムプロ グラムと一括されている。このときユーザはバックアップエンジンとアドミニス トレータコンソールを含むバックアッププログラムを購入することになる。バッ クアップエンジンは、各ワークステーションがオペレーティングシステムを伴っ て予め設置されたエージェントを有することから、各ワークステーションと通信 することになる。しかし、バックアッププログラムが新しいリリースに合わせて 更新されるとき、バックアップエンジン及びアドミニストレータコンソールは容 易に置換／更新され得るが、各エージェントを変換／更新することは困難でかつ 時間のかかる作業である。 同様に、更新を応用し同時に更新済みエージェントをバックアップエンジンが 使用できる状態にする必要性も存在する。発明のサマリー 本発明は、遠隔コンピュータ、特にクライアント／サーバネットワーク内のワ ークステーション上で記憶されたエージェントを更新又は置換し実行するための 方法及びシステムに関する。代表的な実 施形態においては、エージェントはバックアップソフトウェアプログラムの中で 利用され、中央サーバ上で作動するバックアップエンジンのためのストレーブタ スクを実施する。 各エージェントは、各ワークステーション上に記憶され、そのワークステーシ ョンのために定義づけされたタスクを完遂する上でバックアップエンジンを支援 するよう実行する小さいソフトウェア片である。従って、要約すると、各エージ ェントは、バックアップ又は復元されつつあるワークステーション上に常駐しそ のワークステーション上で例えばファイル処理を実施するモジュールである。 代表的な実施形態においては、本発明を利用するバックアッププログラムは３ つの主要なコンポーネントを有する。サーバ上に位置設定されたバックアップエ ンジンは、（バックアップジョブのため）バックアップ記憶装置へのデータの書 込みを制御し、（復元ジョブのため）バックアップ記憶デバイスからのデータの 読取りを制御し、ジョブのタスク待ち行列を管理し、クライアントコンピュータ との通信を制御する。クライアントコンピュータ上で作動するアドミニストレー タコンソールは、バックアップの管理を有効化し、オペレーションを復元する。 上述のとおり、エージェントは、バックアップすべき各ワークステーション上で 作動する。 説明を容易にするため、ここで使用される「バックアップ」という語には「復 元」の意味が含まれ、「更新」という語には「置換」及び「修正」の意味が含ま れ、又「ＬＡＮ」という語には、広域ネットワーク（ＷＡＮ）及び企業内広域ネ ットワークが含まれる。 １つのエージェントの更新は、本発明の代表的な実施形態に従うと、以下のよ うに行なわれる。各エージェントがＡ１と命名されたと仮定する。バックアップ エンジンは、ネットワークを横断し各ワークステーションに対して、エージェン トがＡ１を置換するための 実行可能コードを含む置換用エージェントファイル（Ａ２）を電子的に伝送する 。バックアップエンジンは同様に、例えばSwapitという名の実行可能な再生モジ ュールを各ワークステーションに電子的に伝送する。Ａ１及びSwapitは、ワーク ステーションでＡ１により記憶される。 任意には、各エージェントＡ１は、Ａ２及びSwapitの受信成功を確認するメッ セージをバックアップエンジンに伝送する。 その後、バックアップエンジンは各ワークステーション（すなわち各ワークス テーション上のＡ１に対して）、「実行／終結」指令を伝送する。各エージェン トＡ１は次に、Swapitモジュールをロードし、そのワークステーションにそれを 実行させ、その後各エージェントＡ１は独自のオペレーションを終結する。 各ワークステーション上で実行するSwapitモジュールは、Ａ１のコピーを保存 するためＡ１を再命名する。このときSwapitモジュールはＡ２を実行に適した名 前、例えばＡ１に再命名する。SwapitモジュールはＡ１に実行させるか又はＡ１ を例えばバックアップエンジンからの指令の受理時点まで実行できる状態にする 。 望ましい場合には、本発明は、ＬＡＮ上でエージェントのサブセットを更新す るために使用することができる。 各ワークステーションは、複数のバックアップエンジンを有していてよい。本 発明は、スケーリング可能であり、１つのワークステーション上に記憶された複 数のエージェントの更新に容易に対応できる。 更新オペレーションが成功しなかった場合、本発明は、プロセスをいさぎよく バックアウトし、古いエージェント（例えば上述の例中のＡ１）を復元させるこ とのできる能力をもつ。 本発明は、更新のタイミングを調整することができる。例えば、 大型ＬＡＮについては、新しいエージェント（例えばＡ２）の伝送は、幾晩かに わたり行われる可能性があり、Swapitモジュールの実行は全てのワークステーシ ョンで同時に発生しうる。 本発明のバックアップエージェントは、ネットワーク上の全てのワークステー ション上での記憶デバイスの効率の良いバックアップを可能にする能力をもつ。 更新プロセスと合わせて使用した場合、ネットワークの通信オーバヘッドは低減 させられる。 例えば、バックアップエンジンには、ワークステーションと通信する必要のあ る機会が２度しかない（新しいエージェント及びSwapitモジュールを転送すると き及び「実行／終結」命令を発生するとき）ということに注意が払われるであろ う。全ての処理は、サーバからの一連の指令に応えてではなくむしろ、共にワー クステーション上で実行する「旧」エージェント又はSwapitモジュールのいずれ かによって「自動的に」実施される。 伝送時間及び中間記憶コストを削減させるべく、圧縮及び圧縮及び圧縮解除技 術も使用することが可能である。図面の簡単な説明 本発明の以上の及びその他の技術特徴は、添付図面に関連させつつ以下の実施 例の詳細な記述を読むことにより、より容易に明らかになるであろう。 図１は、本発明により利用されるネットワークアーキテクチャのシステムの線 図である。 図２は、クライアントシステムの説明的なハードウェア形態のブロック線図で ある。 図３は、本発明の代表的実施例による例示的な更新プロセスの流れ図である。 図４は、例示的な更新モジュールの作動の流れ図である。詳細な説明 ここで図面それもまず最初に図１を参照すると、本発明と合わせて使用される 代表的ネットワークのダイヤグラムが例示されている。 ネットワーク１２０を通して、サーバ１１０がクライアントコンピュータＣ₁ −Ｃ_nに結合されている。ネットワーク１２０は、ＴＣＰ／ＩＰ，Eternet，Ｘ， ２５などといった任意の範囲のプロトコルを支援する公衆置換回線網（ＰＳＮ） 又は広域ネットワーク（ＷＡＮ），ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）とい ったようなコンピュータ同士の通信を支援するあらゆるタイプのネットワークで あってよい。サーバ１１０は、バックアップエンジンプログラムを実行する。サ ーバ１１０は、バックアップ記憶デバイス（図示せず）に結合される。 クライアントコンピュータＣ１−Ｃｎの各々は、例えばウィンドウズ９５又は ウィンドウズＮＴオペレーティングシステムといったようなオペレーティングシ ステムプログラムをもつワークステーションである。各クライアントコンピュー タＣ１−Ｃｎは、１つのエージェントを記憶し、（バックアップエンジンによる その命令を受けた時点で）それを実行することができる。各エージェントは、各 々のクライアントコンピュータＣ１−Ｃｎにおいてバックアップエンジンのため のいくつかのタスクを実施する。エージェントは、例えば、ソケットを開放及び ／又はソケットに接続し、サーバ１１０上でバックアップエンジンからそれに向 けられた指令を「受聴する」ように構成されている。例えば、バックアップエン ジンは、サーバ１１０が（バックアップエンジンの制御下で）バックアップ記憶 デバイスにファイルをコピーできるような形で、各エージェントがサーバ１１０ に対し選択されたファイルを「プッシュする」ように要求することができる。 以下に述べることは、本発明のエージェントにより実施されうるいくつかの機 能のさらに詳細な例示的な説明である。１つのバックアップジョブが、バックア ップすべき特定のファイル又はバックアップすべきファイルについての基準（例 えばＢobにより新規作成された全てのファイル、全てのWord Perfectファイルな ど）を特定することができる。バックアップジョブは、クライアントコンピュー タ（例えばＣ２）上で作動するアドミニストレータコンソールにて新規作成され 、サーバ１１０上でバックアップエンジンにより実行される。特定されたファイ ルをバックアップしなければならない場合、バックアップエンジンは、そのファ イルが位置付けられているクライアントコンピュータ上で作動するエージェント に対し要求を送り、エージェントは、そのファイルがバックアップのために利用 可能であるか否かを検査し、バックアップエンジンにそのファイルのコピーを送 る。バックアップ対象のファイルを識別するために基準が使用される場合、バッ クアップエンジンは、該当するクライアントコンピュータ上のエージェントに対 しその基準を提供する。このとき、かかるエージェントは記憶デバイスのディレ ルトリ構造をトラバースすることになる。その基準に整合するファイルがエージ ェントにより位置設定された場合、エージェントによりバックアップエンジンに 対しそのファイルのコピーが送られる。代替的には、循環バッファを使用するこ とができる。すなわち、エージェントＡは基準に整合するファイル名をバッファ に付加し、エージェントＢは、そのファイルをバックアップエンジンに送るべく 読取り／書込みオペレーションを実施する。かくして、エージェントが、その クライアントコンピュータのために定義されたタスクを完遂する上で、スレーブ としてサーバを支援することがわかるであろう。 図２は、図１のクライアントコンピュータ（例えばＣ１）のハードウェア構成 をさらに詳細に例示している。代表的実施形態においては、クライアントコンピ ュータＣ１は、（本発明に従ったエージェントを含む）コンピュータプログラム を実行し、クライアントコンピュータＣ１のオペレーションを管理し制御するた めの中央処理ユニット２１０を含んで成る。フロッピーディスク駆動機構といっ た記憶デバイス２２０が中央処理ユニット２１０に結合されている。中央処理ユ ニット２１０に結合された記憶デバイス２３０も同様に、コンピュータプログラ ム及びデータを記憶するための手段を提供する。記憶デバイス２３０は、好まし くは、高い記憶容量をもつハードディスクである。ＲＡＭといったダイナミック メモリデバイス２４０が中央処理ユニット２１０に結合されている。クライアン トコンピュータＣ１は、例えば、キーボード２５０，マウス２６０及びモニター ２７０といった標準的入出力デバイスを内含する。残りのクライアントコンピュ ータＣ₂−Ｃｎの各々は類似の要領で構成されていてよい。サーバ１１０は同様 に類似の形で構成されていてよいが、さらに複数の高容量記憶媒体への接続を包 含することが可能である。 本発明に従うと、各々のクライアントコンピュータＣ１−Ｃｎ上のエージェン トはサーバ１１０から更新される。かくして、「新しい」エージェントはサーバ 上で記憶デバイスから受理される。代替的には、この「新しい」エージェントは 、ネットワーク１２０に接続されクライアントコンピュータＣ１〜Ｃｎと通信す るその他の何らかのコンピュータ上に当初記憶されていてよく、従ってそこから 受理されることも可能である。 図３は、本発明に従った代表的な更新プロセスを例示する流れ図である。 本発明の実施例に従うと、バックアップエンジンはまず第１に、各々のクライ アントコンピュータＣ１−Ｃｎ（又はそのサブセット）に対し、更新済みエージ ェントを含むファイルを伝送する（又は伝送させる）（ステップ３１０）。同様 に伝送されるのは、図４の流れ図に関連して詳述するSwapitモジュールである（ ステップ３１０）。 （各クライアントコンピュータＣ１−Ｃｎ上で実行する）「旧」エージェント は、ワークステーションによって伝送されたファイルを受理し記憶する（ステッ プ３１０）。受理されたファイルは、クライアントコンピュータＣ１−Ｃｎにお いて局所的に記憶され（例えば記憶デバイス２３０内で），新しいファイルを表 わすためｎｅｗのファイル拡張を有する可能性がある。かくして例えばagent．n ewは、新しい実行可能エージェント（後に再命名されるべきもの）を表わすこと ができる。「旧」エージェントはこのとき、ファイルが成功裡に受信され記憶さ れたことを確認するメッセージを、任意にバックアップエンジンに伝送し戻すこ とができる。 次に、バックアップエンジンは、該当するクライアントコンピュータＣ１−Ｃ ｎに対し「実行／終結」指令を伝送する（ステップ３３０）。この実行／終結指 令は、クライアントコンピュータＣ１−Ｃｎが実行するための手段を識別するパ ラメータを包含していてよい（例えば、この場合においては、Swapit）。これに 応答して、エージェントは、例えばSwapitといったパラメータ内で識別されたプ ログラムをロードし実行させ（ステップ３４０），次に自ら遮断する（ステップ ３５０）。 図４の流れ図は、図３のステップ３１０及び３４０のSwapitモ ジュールのプログラムの流れの例の詳細を提供している。Swapitモジュールは、 各クライアントコンピュータＣ１−Ｃｎ上で実行する。Swapitモジュールは同時 に各クライアントコンピュータＣ１−Ｃｎ上で実行可能である。実行開始時点で 、Swapitモジュールは、エージェントのそのバージョンのコピーを保存するべく 、「旧」エージェントを新しい名前に再命名する（ステップ４１０）。例えば、 「agent．exe」を「agent．old.」と再命名することができる。（代替として、S wapitモジュールは単に旧エージェントを削除することもできる。このとき、Swa pitモジュールは、更新済みエージェントと結びつけられたファイルを、実行に 適した新しい名前に再命名する（ステップ４１０）。例えば，「agent．new」を 「agent．exe.」に再命名される。 ひとたび更新されると、新しいエージェントは、バックアップエンジンのスレ ーブとしていつでも作用できる状態にとどまることができる。代替的には、更新 プロセスの終了時点で新しいエージェントを実行させることが望まれる可能性が ある。従って、クライアントコンピュータにおいて以下の付加的ステップが起こ る。該当する全てのファイルの再命名に続いて、Swapitモジュールは、旧エージ ェントがなおも実行中であるか否かを決定する（ステップ４２０）。これは例え ば、実行モジュールの「ハンドル」を戻すウィンドウズＮＴ指令を呼出すことに よって達成可能である。エージェントモジュールのためのハンドルが要求された 時点でハンドルが戻された場合、エージェントはなおも実行中である。この時、 Swapitモジュールは予め定められた長さの時間だけ待機し（ステップ４３０）， その後再び「ハンドル」について検査する（ステップ４２０）。ハンドルが戻さ れない場合、旧エージェントは終結してしまっている。その場合、Swapitモジュ ールは、エージェントソフトウェアすな わち更新済みエージェントを開始させる（ステップ４４０）。 例えば、ネットワークの利用が低いとき、一定の時間にわたりステップ３１０ 〜３２０を実施できるということがわかるだろう。全てのクライアントコンピュ ータＣ１〜Ｃｎがひとたび更新済みエージェント及びSwapitモジュールを受理し たならば、そのとき、更新が行なわれる予定の全てのクライアントコンピュータ Ｃ１−Ｃｎに対して実質的に同時に「実行／終結」指令を送ることができる。 望まれる場合、新エージェントとSwapitモジュールを１つのパッケージに入れ て又は代替的には別々のファイル内で別々の時間に、クライアントコンピュータ Ｃ１−Ｃｎに伝送することができる。 選択的には、新エージェントは、Swapitモジュールを削除することができる。 上述のものの一変形形態は、置換エージェントではなくむしろエージェントに 対するソフトウェアパッチの伝送を内含することができる。この場合、Swapitモ ジュールは、ｉ）旧エージェントのバックアップコピーを作り、ii）旧エージェ ントにソフトウェアパッチを適用し、iii)エージェントを実行のために利用可能 にする。 １つの変形実施形態においては、Swapitモジュールを、例えば予め定められた 時間に自己実行しているような構成にすることができる。かくして、ステップ３ ３０の必要性は全く無くなる。Swapitモジュールは、ステップ３５０で、エージ ェントが実行中であったか否かを見極め、エージェントが実行中でなかった時点 までオペレーションを休止することになる。 本発明の原理は、バックアップエージェントだけでなく遠隔システム上で実行 しているあらゆるエージェントの更新に応用することができることが了解される であろう。 本発明のエージェント及びSwapitモジュールは、コンピュータ プログラムといったようなコード化されたコンピュータ読取り可能な命令を含む コンピュータメモリ又は論理回路を利用して実現することができる。この論理回 路又はコンピュータメモリの機能性については、以上に詳述されている。 本発明はその実施例を参考にして特定的に図示され記述されてきたが、本発明 の精神及び範囲から逸脱することなく形状及び細部のさまざまな変更をそれに加 えることが可能であることが当業者により理解されるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ロング，ミグウェル アメリカ合衆国，ニューヨーク 11220, ブルックリン，フィフティーサード スト リート 352 (72)発明者 シー，ウィリアム アメリカ合衆国，ニューヨーク 11791, ショセット，ロベルタ レーン 21 【要約の続き】 ジェントとしての作動を可能にする。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．バックアップソフトウェアのプログラムにおいて使用されるエージェント を更新する方法であって、バックアップソフトウェアのプログラムは、サーバ及 び複数のワークステーションを有するネットワーク上で動作し、バックアップソ フトウェアのプログラムはサーバ上で実行するバックアップエンジン及びバック アップ対象の各ワークステーション上で実行するエージェントを包含し、該方法 は、 バックアップエンジンの制御の下に、更新されたエージェントを各ワークステ ーションのエージェントまで伝送する段階； バックアップエンジンの制御の下に、実行可能な再表示モジュールを各ワーク ステーションのエージェントまで伝送する段階； 各ワークステーションのエージェントの制御の下に、各ワークステーションに おいて更新済みエージェント及び実行可能な再表示モジュールを記憶する段階； バックアップエンジンの制御下で、各ワークステーションエージェントに実行 指令を伝送する段階； 各ワークステーションのエージェントの制御の下に、実行可能な再表示モジュ ールを実行させる段階； エージェントの動作を終結させる段階； 各ワークステーションの実行可能な再表示モジュールの制御の下に、エージェ ントを削除する段階； 各ワークステーションの実行可能な再表示モジュールの制御の下に、更新され たエージェントをそのエージェントの名前に新命名する段階；及び 各ワークステーションの実行可能な再表示モジュールの制御の下 に、更新済みエージェントのエージェントとしての動作を有効化する段階； を包含する方法。 ２．各ワークステーションのエージェントの制御の下に、更新済みエージェン ト及び実行可能な再生モジュールの受信成功についてバックアップエンジンに通 知する段階をさらに包含する、請求項１記載の方法。 ３．実行可能な再生モジュールを削除する段階をさらに包含する、請求項１記 載の方法。 ４．各エージェントの同時更新を有効化する目的で、各ワークステーションの エージェントに対し実行指令を伝送する段階が行なわれる、請求項１記載の方法 。 ５．バックアップソフトウェアプログラム内で使用されるエージェントを更新 する方法であって、バックアップソフトウェアプログラムは、サーバと複数のワ ークステーションをもつネットワーク上で動作し、このサーバはバックアップ記 憶デバイスに結合されており、該方法は、 サーバ上での実行用のバックアップエンジンを提供する段階； バックアップエンジンのスレーブとして該複数のワークステーションの各々の 上での実行用のエージェントを提供する段階； バックアップエンジンの制御の下に、更新されたエージェントを各ワークステ ーションまで伝送する段階； バックアップエンジンの制御の下に、実行可能な再表示モジュールを各ワーク ステーションまで伝送する段階； 各ワークステーションのエージェントの制御下で、各ワークステーションにお いて更新済みエージェント及び実行可能な再表示モジュールを記憶する段階； バックアップエンジンの制御の下に、各ワークステーションエージェントに実 行指令を伝送する段階； 各ワークステーションのエージェントの制御の下に、実行可能な再表示モジュ ールの実行をひき起こす段階； エージェントの動作を終結させる段階； 各ワークステーションの実行可能な再表示モジュールの制御の下に、エージェ ントを回復の名前に新命名する段階； 各ワークステーションの実行可能な再表示モジュールの制御の下に、更新され たエージェントをそのエージェントの名前に新命名する段階；及び 各ワークステーションの実行可能な再表示モジュールの制御の下に、更新済み エージェントのエージェントとしての動作を有効化する段階； を包含する方法。 ６．ワークステーション上に記憶されたファイルがネットワークを横断してバ ックアップ記憶デバイスにバックアップされるバックアップ動作においてバック アップエンジンを補助するべくワークステーションでエージェントを実行する段 階をさらに包含する、請求項５記載の方法。 ７．各ワークステーションのエージェントの制御の下に、更新済みエージェン ト及び実行可能な再表示モジュールの受信成功についてバックアップエンジンに 通知する段階をさらに包含する、請求項６記載の方法。 ８．実行可能な再表示モジュールを削除する段階をさらに包含する、請求項６ 記載の方法。 ９．各エージェントの同時更新を有効化するために、各ワークステーションの エージェントに対し実行指令を伝送する段階が行なわ れる、請求項６記載の方法。 10．回復の名前をもつエージェントをそのエージェントの名前となるよう新命 名することによりこのエージェントを復元する段階をさらに包含する請求項５記 載の方法。 11．バックアップソフトウェアプログラムにおいて使用されるエージェントを 更新するシステムであって、バックアップソフトウェアプログラムは、サーバ及 び複数のワークステーションをもつネットワーク上で動作し、該システムは、 サーバ上で実行するバックアップエンジン；及び バックアップすべき複数のワークステーションの各々の上で実行するエージェ ント； を含んで成り、 バックアップエンジンは各ワークステーションに更新済みエージェントを伝送 し、各ワークステーションに実行可能な再生モジュールを伝送し、かつ各ワーク ステーションのエージェントに実行指令を伝送し； 各ワークステーションのエージェントは、各ワークステーションで更新済みエ ージェント及び実行可能な再生モジュールを記憶し、実行可能な再生モジュール を実行させ； 各ワークステーションの実行可能な再生モジュールは、エージェントを削除し 、エージェントの名前に更新済みエージェントを再命名し、その後更新済みエー ジェントのエージェントとしての動作を有効化する、エージェント更新のシステ ム。 12．バックアップソフトウェアプログラムにおいて使用されるエージェントを 更新するシステムであって、バックアップソフトウェアプログラムが、サーバ及 び複数のワークステーションをもつネットワーク上で動作し、サーバがバックア ップ記憶デバイスに結合さ れており、該システムは、 各ワークステーションに更新済みエージェントを伝送するための手段， 各ワークステーションに実行可能な再生モジュールを伝送する手段；及び 各ワークステーションのエージェントに対し実行指令を伝送する手段； を内含する、サーバ上での実行のためのバックアップエンジン；及び 各ワークステーションで更新されたエージェント及び実行可能な再表示モジュ ールを記憶し； 実行可能な再生モジュールの実行をひき起こすための手段； を包含する、各ワークステーションのエージェント； を包含し、各ワークステーションの実行可能な再生モジュールが、エージェント を回復の名前に新命名し、更新済みエージェントをそのエージェントの名前に新 命名し、更新済みエージェントのエージェントとしての動作を有効化する、エー ジェント更新のシステム。 13．ワークステーション上に記憶されたファイルがネットワークを横断してバ ックアップ記憶デバイスにバックアップされるバックアップ動作においてバック アップエンジンを補助するようワークステーションでエージェントを実行するた めの手段をさらに包含する、請求項１２記載のシステム。 14．更新済みエージェント及び実行可能な再生モジュールの受信成功について バックアップエンジンに通知する手段をさらに包含する、請求項１２記載のシス テム。