JP2001502577A - 折畳みシートディスペンサーの詰めすぎ予防システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 折り畳まれたシートの詰め込み予防システムを開示する。このシステムは1)前部パネルと、第２側部パネル及び上部パネルを含むカバーと、2)シート供給を保持し、カバーと係合するようになっており、後部パネル及び少なくとも一つの取り出し開口部を有する底部とを含む取り付けフレームと、3)取り付けフレームに可動に接続された少なくとも一つの詰め込みブラケットと、を備え、取り付けフレーム内の容量を越えたシートが詰め込めブラケットを変位させ、取り付けフレームがカバーと係合しないようになっている。システムは、カバーの変形を防ぎ、容量を越えたペーパにより変位された詰め込みブラケットの上に重なるようにする手段を含んでいてもよい。システムは、シートが詰め込みブラケットの上に配置されないようにする手段を含む，カバーが取り付け手段によって取り付けフレームにピボット運動可能に取り付けられている。折り畳まれたシートはペーパタオル、バスティッシュ等であればよい。

Description

【発明の詳細な説明】 折畳みシートディスペンサーの詰めすぎ予防システム 本発明の分野 本発明は、一般的に取り出し装置及びシステムの分野に関する。より詳細には 、本発明は、折り畳まれた材料シートを取り出すための装置とシステムの分野に 関する。発明の背景 ロール状のシート製品のディスペンサーは単純であり、信頼性がある。なぜな らば、ロール状は詰込むのが簡単であり、詰めすぎたり、詰込みすぎるのは極め て困難であるためである。しかし、ロール形態の製品ではいくつかの取り出しに 関する問題が存在する。ほぼ使い果たされたロールを有する一個のロールディス ペンサーは、不都合にも使い切られていることを回避するためにメンテナンス要 員により注意深く監視されていなければならない。部分的にしか使いきられてい ないロールを交換することは、浪費製品となってしまう。さらに、単一のロール ディスペンサーは、ロールが使い果たされて、芯だけが残された状態になるまで 取除くことができないように設計されている。 ディスペンサーは保存用ロールを保持するように設計されてきた。しかし、こ れらのディスペンサーは不便であった。これらは、より空間を必要とし、盗難に 遭うこともある。保存用ロールディスペンサーは、保存用ロールに近づくのに比 較的複雑な機構を必要とすることもある。このような機構では、ジャムが発生し たり、故障を受けることもある。保存ロールディスペンサーは、一般的に保存ロ ールにアクセスするために使用者が所定の動作を行わなければならないことがあ る。このことは、一般的に使用者が、所定の設定においては、外観又は衛生上の 理由好ましくないようなディスペンサー本体に触れたり接触しなければならない ようになる。 シングルのシート製品を取り出す装置が好ましい。なぜならば、部分的に使い 果たされたときだけカンに補充されるからである。保存用ロールが存在しないた めに、装置は盗難に遭うという可能性がほとんどなくなる。シングルのシートデ ィスペンサーも望まれる。なぜならば、ジャムが発生したり、故障しない単純な 装置となるからである。折り畳まれたシート製品を取り出す装置は、製品が連続 して、確実に取り出すことができ、ディスペンサーに触れずに近づくことができ るのであれば特に好ましい。 折り畳みシートディスペンサーの主な欠点は、詰込みすぎることである。詰込 みすぎると、ディスペンサーは、シートスタックにたいし圧力が発生させ、シー トをディスペンサーから取除くことを極めて困難にさせてしまう。例えば、スタ ックにたいする圧力はシートタブ端部に近づこうとすることを妨げ、使用者がシ ートを引き出すために、シートの一部を掴めないようにしてしまう。シートのス タックはディスペンサーの中でしっかりと押し込められており、使用者によって 掴まれたシートの一部が一枚のシートを取り出す代りに、単に裂けてしまうこと になる。取出し開口部にたいする摩擦が詰込みすぎにより増大し、取出しを不確 実で、問題のあるものにしてしまう。 折り畳まれたシートディスペンサーに関する別の問題は、内側に折られたシー トの新しいスタック即ちクリップが部分的に使用されたスタック又は相互に折り 畳まれたシートのクリップの上部に、ディスペンサーの中で詰込まれる。各スタ ックのシートが相互に折られると、部分的に使われたスタックの最後のシートと 新しいスタックの一枚目は相互に折り畳まれていない。新しいスタックの第１シ ートが取出し位置に達すると、シートの前縁即ちタブ端部は、使用者が掴むのに 困難である。なぜならば、相互に折り畳まれておらず、先のシートによって引き 出され、取出し開口部で末端を形成していないからである。 上述から、単一のシート又は相互に折られたシートディスペンサーに詰込みす ぎを防ぐためのシステムが必要である。上に重なるのが困難である詰め込み防止 システムも必要とされる。 単一のシートまたは相互に折り畳まれたシートディスペンサーの取り出しを改 善するためのシステムも必要とされ、これは、このようなディスペンサーにおい てシートの新しいスタックあるいはクリップを使い始めるときに、または製品が ディスペンサーの中で誤って配置されている場合、またはタブの端部すなわち末 端に近づけないときに直面するような問題を解決することになる。つめすぎ予防 システムの一部として改善された取り出し形状を形成するためのシステムが必要 とされる。 高容量の“触れない”取り出しを行える折り畳みシートディスペンサーの操作 を改善することが高く望まれるために、これらの必要性に応答できることが重要 である。。これらの必要性に応答することは、折り畳まれたシートディスペンサ ーの信頼性を改善するシステムを作り出すといった積極的な利点を与えることに なり、このようなディスペンサーの多くの利点を完全に利用できるようになる。本発明の概略 上述に記載した問題と必要性が、折り畳まれたシートディスペンサーのための つめすぎ防止システムを備える本発明により解決される。このシステムは、1)前 側面と、第１の側部パネルと、第２の側部パネル及び上部パネルを含むカバーと 、2)折り畳まれたシートの供給を保持して、カバーと係合するようになっており 、後部パネル及び、少なくとも一つの取り出し開口部を有する底部部分とを有す るようになっている取り付けフレームと、3)取り付けフレームに可動に接続され ている少なくとも一つの詰め込みブラケットと、から構成されており、取り付け フレーム内の容量を越えた折り畳まれたシートによって詰め込みブラケットを変 位させて取り付けフレームがカバーと係合しないようになっている。 詰め込み予防システムは、カバーの変形を防ぐ手段を含んでいてもよく、容量 を越えた折り畳まれたシートだけ変位した詰め込みブラケットの上に重なるよう になっている。例えば、少なくとも２つのリブが取付けフレームの両縁に取付け られ、カバーが、容量を超えた折り畳まれたシートによって変位した詰め込みブ ラケットの上に重なるように変形される場合に、リブによって取り付けフレーム がカバーと係合しないようになっている。 カバーが取り付け手段により取り付けフレームにピボット運動可能に取付けら れているのが好ましい。取り付け手段は、取り付けフレームの第１及び第２の側 部部分を含んでおり、各側部はピボット開口部、及びカバーに組込まれたピボッ トリンクを含んでいる。ピボットリンクは、取り付けフレームの側部のピボット 開口部に取り付けられるようになっている。 本発明の詰め込み予防システムは、折り畳まれペーパタオル、折り畳まれたバ スティッシュ、折り畳まれたワイパ、折り畳まれたナプキン等を含むがこれらに 限定されない様々な折り畳まれたシートを取出す重力作動式ディスペンサーと共 に作動するように設計されている。折り畳まれたシートは相互に折り畳まれてい るのが望ましく、１枚のシートの引き出しにより、次のシートの一部が引っ張り 出され、ディスペンサーに触れないで掴むことができるようになっている。 本発明の１実施例は、折り畳みシートディスペンサーの詰め込み防止システム に関連しており、システムは、1)前側面と、第１の側部パネルと、第２の側部パ ネル及び上部パネルを含むカバーと、2)折り畳まれたシートの供給を保持し、カ バーと係合するようになっており、後部パネル及び、少なくとも一つの取り出し 開口部を有する底部部分とを有するようになっている取り付けフレームと、3)下 側セクションと上側セクションとを有し、取り付けフレームに可動に接続されて いる少なくとも一つの詰め込みブラケットと、から構成されており、ディスペン サー内の容量を越えた折り畳まれたシートがブラケットの下側セクションを変位 させ、ブラケットの上側セクションが取り付けフレームから突出して、取り付け フレームがカバーと係合しないようになっている。 詰め込み予防システムは、カバーの変形を防いで、容量を越えた折り畳まれた シートで変位した詰め込みブラケットの上に重なるようにするための手段を含ん でいればよい。詰め込み予防システムは、折り畳まれたシートが詰め込みブラケ ットの上に配置されないようにする手段を含んでいてもよい。カバーが、取り付 け手段によって取り付けフレームにピボット運動可能に取付けられているのが好 ましい。 本発明の１態様において、カバーは、上部パネルの内部に凹部を含んでいれば よく、凹部は、ディスペンサー内で容量を越えた折り畳まれたシートがない状態 で詰め込みブラケットが早い時機に係合しないように、詰め込みブラケットの上 に嵌まるように配置されている。 本発明の詰め込み予防システムは改善された取り出し幾何形状特性も含んでい る。取り出し開口部を備える取り付けフレームの底部は、約５度から約２０度の 範囲の角度で設定されており、取り出し開口部は、ディスペンサーの上から前側 に向かって開くようになっている。例えば、取り出し開口部を備える取り付けフ レームの底部は、約７度から１８度の角度に設定されてもよい。別の例として、 取り出し開口部を備える取り付けフレームの底部は、約１０度から１５度の角度 に設定されてもよい。 取り出し開口部は、丸みの付いたエッジを有するほぼ三角形状を有していれば よい。三角形の高さは、三角形の底辺の約０．５から約０，８５倍であるのが望 ましい。例えば、三角形の高さは、三角形の底辺の約０．６から約０，７５倍で あればよい。別の例では、三角形の高さは、三角形の底辺の約０．６７から約０ ，７倍であればよい。 本発明を特徴づけるこれらの利点および、様々な別の利点及び新規性の特徴は 、本明細書の一部である請求の範囲に詳細に指摘されている。しかし、本発明を より理解するために、使用によって得られる利点と目的は、本明細書の一部を形 成する図面と、本発明の好ましい実施例に図示され記載された図面に伴う詳細な 説明を参照することによって得られる。本発明の簡単な説明 図１は、例示的詰め込み予防システムのカバーの斜視図である。 図２は、例示的詰め込み予防システムの取り付けフレームの斜視図である。 図３は、例示的詰め込み予防システムの詰め込みブラケットの斜視図である。 図４は、例示的詰め込み予防システムの詰め込みブラケットの側面図である。 図５は、折り畳まれたシートが通常に完全に供給された状態の詰め込みブラケ ットの側面図である。 図６は、容量を越えた折り畳まれたシートを有する詰め込みブラケットの側面 図である。 図７は、例示的詰め込み予防システムの取り付けフレームの側面図である。 図８Ａは、カバーの変形を防ぐ手段を含む例示的詰め込みシステムの１実施例 の側面図である。 図８Ｂは、図８Ａの詳細を表す図である。 図９は、例示的詰めすぎ予防システムの取り付けフレームの前面図である。 図１０は、例示的詰めすぎ予防システムのカバーの前面図である。 図１１Ａは、詰めすぎブラケットに対し押したり、押し戻すことを防ぐ手段を 含む例示的詰めすぎ予防システムの側面図である。 図１１Ｂは、詰めすぎブラケットに対し押したり、押し戻すことを防ぐ手段を 含む例示的詰めすぎ予防システムのカバーの斜視図である。 図１２は、例示的詰めすぎ予防システムの取り出し開口部を表す図である。本発明の詳細な説明 図面を参照すると、同一の参照符号は図面を通し対応する構造を表しており、 特に図１と図２を参照すると、折り畳まれたシートディスペンサーの例示的詰め すぎ予防システムが図示されている。図１を参照すると、システムは、前面１２ 、第１側部パネル１４、第２側部パネル１６及び上部パネル１８から構成されて いる。カバーは、装飾用ストリップを保持し、使用者とメンテナンス要員がシー トの供給程度をチェックできるような観察用レンズとして機能するようなレンズ (図示せず)を保持するための任意的長方形切り抜き部分２０を含んでいてもよい 。もちろんカバーは、ラッチ機構２２と取り付け手段２４に制限されないが、こ れを含む別の特徴が設けられていてもよい。 折り畳まれたシート(図示せず)の補充し続け、カバー１０と係合するようにな っている取り付けフレーム２６を表す、システムの別の成分が図２に図示されて いる。取り付けフレーム２６は、後部パネル２８およびこの斜視図では見えない が少なくとも一つの取り出し開口部を有する底部３０を含む。取り付けフレーム ２６は、任意的にビューウィンドー３２を有していてもよく、使用者とメンテナ ンス要員が折畳みシートの供給をチェックするようになる。 図２に図示されているように、詰め込みブラケット３４が取り付けフレーム２ ６に可動に接続されている。詰込みブラケット３４は、取り付けフレーム内の容 量を越えた折畳みシート(図示せず)が詰込みブラケットを変位させ、取り付けフ レームがカバーと係合するのを防ぐように、取り付けフレーム２６に接続されて いる。 図３は、ベース３６、上側セクション３８及び下側セクション４０を表す例示 的詰め込みブラケット３４の前面図である。任意的スロットＸが波線で示されて いる。 図４は、ベース３６、上側セクション３８及び下側セクション４０を表す例示 的詰め込みブラケット３４の側面図である。任意的スロットＸが波線で示されて いる。 詰込みブラケット３６は、取り付けフレームの後部パネル２８に可動に取付け られている。図５は、通常に折り畳まれたシート４２が完全に供給された状態の 取り付けフレーム２６を表している。図から明白なように、取り付けフレーム２ ６が折畳みシート４２の通常に完全に供給された状態を維持する場合、詰込みブ ラケット３４の下側セクション４０は折畳みシート４２の上部と接触しているが 、垂直方向に変位しないので、詰込みブラケット３４の上側部分３８は取り付け フレーム２６の上側縁４４を超えて突出しない。折畳みシート４２の十分ではな い供給が取り付けフレーム２６で起きている場合には、詰込みブラケット３４は 、スナップ、チャネル、溝及び、詰込みブラケット３４を取り付けフレーム２６ の後部パネル２８に可動に接続する従来の成分によって詰め込みブラケット３４ がこの位置に維持される。 図６は折畳みシート４６の容量を越えた取り付けフレーム２６を表している。 図示からわかるように、容量を越えた折畳みシート４６は詰め込みブラケット３ ４の下側セクション４０を垂直方向に変位させ、詰め込みブラケット３４の上側 部分３８が取り付けフレーム２６の上側縁４４を超えて突出しないようになって いるので、取り付けフレーム２６がカバー１０と接触しないようになる。すなわ ち、詰め込みブラケット３４の上側部分３８は、カバー１０が取り付けフレーム ２６にたいしぴったりとフィットしないようにする。 本発明の態様において、詰め込み予防システムは、カバーの変形を防いで、折 畳みシートの越えた容量によって変位された詰め込みブラケットの上に重なるよ うにする手段を含んでいてもよい。例えば、カバー１０と、容量を越えた折畳み シートを保持している取り付けフレーム２６を合わせようとしている人が、詰め 込みブラケット３４の上部面３８をクリアにするために、カバー１０の側部を挟 んだり、圧迫して、カバー１０の上部パネル１８を垂直方向に曲げてしまおうと する。従って、本発明の１実施例において、後部パネル２８の縁４８に取付けら れた、図２に図示したような１つか、２つ以上のリブ４６が、カバー１０の挟ま れたり圧迫された側部が取り付けフレーム２６と適切に係合しないようにする。 即ちリブ４６は、固体面を形成しており、カバー１０が取り付けフレーム２６上 に完全に着座しないようにする。このように、ディスペンサーを閉じることがで きない状態で、ディスペンサーの使用者や、メンテナンス要員が入れすぎたシー トを取除こうとし、適切な取り出しを継続できることになる。 図８Ａを参照すると、カバー１０の変形を防ぎ、容量を越えたシートだけ変位 された詰め込み予防システムの別の実施例の側面図が図示されている。例えば、 カバー１０と、容量を越えたシーと４６を有する取り付けフレーム２６とを合わ せようとする人は、カバー１０の上部パネル１８を方向Ｂに垂直方向に留めよう とする際に、力Ａをカバー１０にかけ、カバー１０が取り付けフレーム２６にた いし閉じられるときに、カバーは詰め込みブラケット３４の上側部分３８の上を 摺動する。従って、本発明の１実施例において、図３、４及び８Ａに図示するよ うにカバーに面する詰め込みブラケット３４の上側部分３８にスロットＸが配置 されており、カバー１０の上部パネル１８の前縁が、変位された詰め込みブラケ ット３４を通って摺動できないようにする。スロットＸは、カバー１０の上部パ ネル１８の前端縁をトラップする。このことは、カバー１０が取り付けフレーム ２６に適切に着座することを防ぐ。従ってディスペンサーを閉じることができな いので、ディスペンサーの使用者又はメンテナンス要貢は、入れすぎのシートを 力で取除き、適切な取り出しが継続されるようになる。 本発明の別の態様において、詰め込み予防システムは、折畳みシートが詰め込 みブラケット３４上に配置されることを防ぐための手段を含んでいてもよい。所 定の状況では、ディスペンサーに入れる人は、詰め込みブラケット３４の上部と カバー１０の上部パネルとの間の小さな空間に余分な折り畳まれたシートを保存 するようになっていればよい。図１０を参照すると、１か、２以上のリブ５０が カバー１０の上部パネル１８の内面に取付けられており、リブ５０が詰込みブラ ケット３４の上に配置されたシートと接触するように配置され、取り付けフレー ム２６がカバー１０と係合しないようになっている。さらに、詰め込みブラケッ ト３４は図４からわかるように勾配になった面を有し、詰め込みブラケット上に 配置された余分のシートが落ちる。 本発明の別の実施例において、詰め込み予防システムは、上に重なろうする際 に、折り畳まれたシート４６の容量を越えた分だけ変位された詰め込みブラケッ ト３４にたいし押したり、押し戻すことを防ぐ手段を含んでいればよい。図１１ Ａを参照すると、カバー１０と、容量を越えたシーと４６を保持する取り付けフ レーム２６を係合しようとする人は、指Ｆを使って、あるいは詰込みブラケット ３４の上側部分３８にたいし押したり、押し下げるための対象物を同時に使って 、カバー１０と取り付けフレーム２６を係合させるために取り付けフレーム２６ にたいしカバー１８を閉める。従って、一本発明の実施例において、フランジす なわち隆起部分Ｒがカバー１０の上部パネル１８に加えられる。フランジ即ち隆 起Ｒは約３／８インチから１インチか、それ以上(例えば、２，３インチまたは それ以上)の高さを有していればよい。ディスペンサーが壁に、即ち支持部材Ｗ にたいし取付けられている場合、フランジ即ち隆起Ｒが指即ち詰込みブラケット ３４にたいし押し付ける対象物を追跡し、詰め込みブラケット３４が変位位置に 戻ることができるのに充分な程度に、指すなわち対象物の引き出しを遅くし、カ バー１０が取り付けフレーム２６に着座しないようにする。例示的なフランジ即 ち隆起Ｒが図１１Ｂに図示されており(斜視図で)、カバー１０の上部パネル１８ に及んでいる。もちろん、フランジ、すなわち隆起Ｒが、詰め込みブラケット３ ４の上に重なるための野茂のを妨害するような場合には、カバーの一部だけを横 切って延びるように構成されていればよい。 上に重なるための詰め込みブラケット３４にたいし押し付けるための指又は対 象物を使用することは、容量を越えたシートのスタックを圧縮することになる。 指又は対象物が取除かれ、詰め込みブラケット３４にたいする下方の力または圧 力が減少するので、容量を越えたシートスタックが押し戻され、詰め込みブラケ ット３４を変位位置に押し戻すようになる。 本発明の１態様において、カバー１０が取り付けフレーム２６に取付けられて いる。カバー１０は取り付けフレームい２６に取り付け手段２４によってピボッ ト運動可能に取付けられているのが望ましい。取り付け手段２４は、取り付けフ レームの第１の側部５２と第２の側部５４(図２参照)を含んでいればよい。各側 部５２，５４は、ピボット開口部５６(図２及び７参照)を含む。ピボットリンク ５８がカバーに組込まれた(図１０参照)。ピボットリンク５８が取り付けフレー ム５６の側部５２，５４内のピボット開口部５６に取付けられるようになってい る。 本発明の１態様において、カバー１０は上部パネル１８の内面の凹部セクショ ンを含んでいればよい。この凹部セクションは、詰め込みブラケット３４の上に 嵌まるように配置でき、詰め込みブラケット３４は、ディスペンサーの中に容量 を越えたシートがない状態で、早めに閉まることがないようになる。 本発明の詰込み予防システムは、改善された取り出し幾何形状特性も含む。図 ７を参照すると、取り出し開口部６０を有する取り付けフレーム２６の底部３０ は、約５度から２０度の角度に設定され、取り出し開口部６０がディスペンサー の前部に向かって上方に開く。例えば、取り出し開口部６０を有する取り付けフ レーム２６の底部３０は、約７度から約１８度の角度に設定され、取り出し開口 部６０がディスペンサーの前部に向かって上方に開く。取り付けフレーム２６の 底部は、約１０度から約１５度の角度に設定されていればよい。 図１２を参照すると、取り出し開口部６０は、丸みの付いたエッジ６２を有す るほぼ三角形状を有していればよい。線64−64’によって表されている三角形の 高さが線66−66’で表されている三角形の底辺の約0.50から約0.85倍であればよ い。例えば、三角形の高さは三角形の底辺の約0.6から約0.75倍であればよい。 別の例では、三角形の高さは三角形の底辺の約0.67から約0.7倍であればよい。 本発明の多くの特徴と利点と共に構造の詳細と本発明の機能が上述に記載され てきたが、この記載は例示にすぎず、特に、部品の形状、大きさ及び配列に関す る詳細に関し、本発明の原則の範囲で、請求の範囲が開示する広い概略的意味に より表される全範囲にわたり変更できることがわかるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，Ａ Ｚ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ， ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，Ｋ Ｇ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ， ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，Ｓ Ｇ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 前側面と、第１側部パネルと、第２側部パネル及び上部パネルと、を含む カバーと、 折り畳まれたシート供給を保持し、前記カバーと係合するようになっており、 後部パネルと、少なくとも一つの取り出し開口部とを有する底部とを含む取り付 けフレームと、 該取り付けフレームにおいて容量を越えたシートが詰込みブラケットを変位さ せて、前記取り付けフレームが前記カバーと係合しないように前記取り付けフレ ームに可動に接続されている少なくとも一つの詰込みブラケットと、 から構成された折畳みシートディスペンサーの詰込み予防システム。 ２． 前記カバーの変形を防ぎ、容量を越えた折畳みシートによって変位された 詰込みブラケットの上に重ねるようにする手段を備えていることを特徴賭する請 求項１に記載の詰込み予防システム。 ３． 前記カバーの変形を防く前記手段が，前記取り付けフレームの対向した両 縁に取付けられた少なくとも２つのリブを備え、前記カバーが、容量を越えた折 畳みシートだけ変位された詰込みブラケットの上に重なるように変形されると、 前記リブは、前記取り付けフレームが前記カバーと係合しないようになっている ことを特徴とする請求項２に記載の詰込み予防システム。 ４． 折畳みシートが前記詰込ブラケットの上に配置されないようにするための 手段を備えることを特徴とする請求項１に記載の詰込み予防システム。 ５． 折畳みシートが前記詰込みブラケット上に配置されないようにするための 前記手段は、前記カバーの前記上部パネルの内面に取付けられたリブから構成さ れており、前記リブは前記詰込みブラケットの上には位置されたシートと接触す るように配置され、前記取り付けフレームが前記カバーと係合しないようになる ことを特徴とする請求項４に記載の詰込み予防システム。 ６． 前記カバーは取り付け手段によって前記取り付けフレームにピボット運動 可能に取付けられていることを特徴とする請求項１に記載の詰込み予防システム 。 ７． 前記取り付け手段は、ピボット開口部をそれぞれ含む、前記取り付けフレ ームの第１及び第２の側部部分と、 前記カバーに組込まれ、前記取り付けフレームの前記側部の前記ピボット開口 部に取付けられるようになっているピボットリンクと、 を備えていることを特徴とする請求項６に記載の詰込み呼ぼうシステム。 ８． 前記折り畳まれたシートが折り畳まれたペーパタオルであることを特徴と する請求項１に記載の詰込み予防システム。 ９． 前記折り畳まれたシートが折り畳まれたバスティッシュであることを特徴 とする請求項１に記載の詰込み予防システム。 10．折り畳みシートディスペンサーの詰め込み予防システムであって、 前側面と、第１側部パネルと、第２側部パネル及び上部パネルと、を含むカバ ーと、 折り畳まれたシート供給を保持し、前記カバーと係合するようになっており、 後部パネルと、少なくとも一つの取り出し開口部とを有する底部とを含む取り付 けフレームと、 下側セクション及び上側セクションとを有する少なくとも一つの詰め込みブラ ケットと、から構成され、前記ディスペソサーにおいて容量を越えたシートが前 記ブラケットの前記下側セクションを変位させて、前記ブラケットの前記上側セ クションが前記取り付けフレームから突出させて前記取り付けフレームが前記カ バーと係合しないように前記取り付けフレーム可動に接続されるようになってい る折畳みシートディスペンサーの詰込み予防システム。 11．前記カバーの変形を防ぎ、容量を越えた折畳みシートによって変位され詰込 みブラケットの上に重ねるようにする手段を備えていることを特徴とする請求項 １０に記載の詰込み予防システム。 12．前記カバーの変形を防く前記手段が，前記取り付けフレームの対向した両縁 に取付けられた少なくとも２つのリブを備え、前記カバーが、容量を越えた折畳 みシートだけ変位された詰込みブラケットの上に重なるように変形されると、前 記リブは、前記取り付けフレームが前記カバーと係合しないようにすることを特 徴とする請求項１１に記載の詰込み予防システム。 13．折り畳みシートが前記詰め込みブラケットの上に配置されないようする手段 を備えていることを特徴とする請求項11に記載の詰め込み予防システム。 14．折畳みシートが前記詰込みブラケット上に配置されないようにするための前 記手段は、前記カバーの前記上部パネルの内面に取付けられたリブから構成され ており、前記リブは前記詰込みブラケットの上に配置されたシートと接触するよ うに配置され、前記取り付けフレームが前記カバーと係合しないようになること を特徴とする請求項１３に記載の詰込み予防システム。 15．前記カバーは取り付け手段によって前記取り付けフレームにピボット運動可 能に取付けられていることを特徴とする請求項10に記載の詰込み予防システム。 16．前記取り付け手段は、ピボット開口部をそれぞれ含む、前記取り付けフレー ムの第１及び第２の側部部分と、 前記カバーに組込まれ、前記取り付けフレームの前記側部の前記ピボット開口 部に取付けられるようになっているピボットリンクと、 を備えていることを特徴とする請求項１５に記載の詰込み予防システム。 17．前記カバーは、前記上部パネルの内部に凹部を含んでおり、該凹部は前記詰 め込みブラケットの上でフィットするように配置されて、前記詰め込みブラケッ トが、前記ディスペンサーの中に容量を越えたシートがない状態で早期に係合し ないようになっていることを特徴とする請求項10に記載の詰込み予防システム。 18．詰め込みブラケットを押し戻さないようにし、折り畳まれたシートの容量を 越えた分だけ変位した詰め込みブラケットの上に重なるようにする手段を含むこ とを特徴とする請求項１０に記載の詰め込み予防システム。 19．前記取り出し開口部を備えた前記取り付けフレームの前記底部が約５度から 約20度の範囲の角度で設定され、前記取り出し開口部が前記ディスペンサーの前 部に向かって開くようになっている改善された幾何形状からなることを特徴とす る請求項10に記載の詰め込み予防システム。 20．前記取り出し開口部は、丸くなった縁を有するほぼ三角形状を有しており、 該三角形の高さがこれのベースの約0.5から約0.85倍であることを特徴とする請 求項10に記載の詰め込み予防システム。