JP2001501566A - 物品保護材並びに使用及び製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は物品保護材並びにその使用及び製造の方法に関し、特に、ガラス製の鏡等の割れ易く壊れ易い物品のための折り畳み可能な多層衝撃吸収保護材に関する。本発明によれば、衝撃吸収材料（１１，１２）の複数の層（１０，２０，３０）を有し、各層は、パネルに分割する折り線（１３，２３，３３）に関し第２のパネル（１６，２６，３６）に対して折り畳み可能な第１のパネル（１５，２５，３５）を有し、一つの層の第１のパネルは隣接する層の第１のパネルに接続された、物品の保護材であって、前記一つの層の第２のパネルは前記隣接する層の第２のパネルに接続されていないことを特徴とする保護材が提供される。また、この物品保護材の製造方法と使用方法とが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 物品保護材並びに使用及び製造方法発明の分野 物品保護材並びに使用及び製造方法に関し、特に、ガラス製の鏡等の割れ易く 壊れ易い物品のための折り畳み可能な多重衝撃吸収保護材と、その保護材の使用 及び製造方法に関する。 本発明は、平面状の物品又は端部で結合されて平坦な周縁部を形成する平行面 を有する物品に使用するのに特に適している。 発明の背景 カタログから購入される物品のように、多くの物品は郵便により又は個々の小 包配送業者によって、現在では発送されている。 このような「カタログショッピング」は、遠隔地の購入者、局所的に入手可能 なものより広い選択を望む者、及び個別の搬送について交通の便が制限されてい る者にとって、魅力的であることが知られており、従って、近年、購入者によっ て家庭に運ばれるより、家庭に配送される物品の数の方が実質的な伸びが見られ る。 しかし、この「家庭配送」の流行は、物品の製造業者と販売者に、物品は個々 にしかも衝撃を吸収するように包装しなければならなず、これにより運送中の粗 野な取り扱いの結果として生ずるダメージに対して物品を保護しなければならな いという問題を引き起こし、これは時間を浪費し費用が嵩み、しばしば保護物品 の梱包材が、購入者の住所まで運ばれる箱やプラスチック収縮包装などの「容器 」の外側内に入れられる。もし、通常のように、梱包材が梱包材製造業者により 必要な形状に予備形成されるなら、その最後の使用の準備を整えるに際して、物 品の製造業者による又はおそらく販売者による梱包材の保管は、 高価でありスペースの無駄である。 予備形成された梱包材の搬送は搬送手段の内部でのスペースの利用に際してし ばしば非能率的であるため、予備形成された梱包材は、必要な数の梱包材の断片 の配送のために、梱包材製造業者による更なる輸送手段による搬送を必要とする 。 梱包材は、それ自身滅多に再使用されないが、本発明に好適に従えば、波形の 先端で実質的に平面の紙に接着された波形の層を有する片面段ボール、さもなけ ればこれに代えた配置の波形のシートを２枚の平面の紙片で挟んだもののような 、準剛性の再使用可能な材料からなる。波形の紙は再生紙から作ることかでき、 それ自身リサイクル可能であり、このような梱包材は、地球資源の保存を望む人 にとって魅力的である。 予備形成された角部の保護材は、Shermanの米国特許第2,068,771号に開示され 、形成される端部保護材を２つの同一の断片に分割することにより作製されてい る。長手方向のベース段ボールが折り目を付けた内側の波状シートに接着されて おり、中間の側壁層が次に当てられ、更に波状の外側シートが設けられている。 このように、多くの製造工程が必要とされ、著しい製造業者の構成物の在庫リス トとなる。 また、予備形成された角部の保護材は、Markhamの米国特許第2,896,633号にも 開示され、これは、直角の足で形成されている。各足は、折り重ねた線や切り込 みによって分離されたサイドパネルとして作製された２層の波状の段ボールから なるが、奇数又は２層より多い数の層を達成する手段を教示していない。保護材 が作製される白紙は材料の無駄であり、作業を困難にする。 ユーザーによって配達される平坦でまっすぐな端部保護材は、Knowlesの米国 特許第5,040,684号に開示されている。しかし、 その端部保護材は互いにラミネートされるべき複数の（繊維板の）シートを必要 とし、次に、物品に接触する複数の部材の間の単一の連続ラミネートにより、折 り畳み得るようにミシン目を入れて切断することを必要とする。外側層は、それ ぞれ足部分を直立した状態に保持するために板バネとして機能するようにされた 部分を有している。従って、この配置もまた、多くの製造ステップを必要とし、 著しい製造業者の構成物の在庫リストとなる。板バネの機能に依存する配置の使 用は、効果的である。直立した場合には、物品の保護を減少させると共に保護材 の「スペース」が存在する。発明の要旨 さて、我々は、ガラス製の鏡などの割れ易い物品のための多層衝撃吸収保護材 を提案し、各層は、第２のパネルに対して蝶番又はこれらのパネルを分離する折 り畳みラインの周りに折り畳み可能な第１のパネルを有し、一つの層の第１及び 第２のパネルの一方は、第２の層の第１及び第２の対応する一方に接続され、そ して、第１の層の第１及び第２のパネルの他方は、第２の層の第１及び第２の対 応する他方に接続されてはいない（即ち、それは直接にはそれに接続されてはい ない）。 保護材は３層を有し得、第１及び第２の層の第１のパネルは相互に接続され、 第２及び第３の層の第１のパネルは相互に接続されている。より好ましさの少な い実施形態では、第１及び第２の層の第１のパネルと、第２及び第３の層の第２ のパネルとが相互に接続されている。 上記の配置は、アングルとして（各層は２つのパネルを有し、通常は直角であ る）、又は溝（各層は３つのパネルを有している）として使用され得る。 従って、保護材は３つのパネルを有し得、第２の（中間の） 層の第１のパネルは、隣接する第１及び第３の層の対応する第１のパネルに接続 され、残りのパネルは他の層のパネルに接続されていない。このような保護材は 、溝形状の保護材を形成するために、それぞれの第１のパネルに対して蝶番状に 動き得る「自由な」第２のパネルと、それぞれ第２のパネルに対して蝶番状に動 き得る「自由な」第３のパネルとを有している。 好ましくは、層は片面の波状の紙からなり、各波状部は内側に例えば溝形状に 折り畳まれ、従って、実質的に平面の紙が例えば封筒、箱又は収縮ラップ等の「 容器」の方に外側に面する。 我々はまた、調節可能な多層衝撃吸収保護材の作成方法を提案し、これは、衝 撃吸収材料の２枚のシートの選択と、各シートに折り線を形成し、折り線が平行 でしかしオフセットするようにシートを重ね、そして、折り線の一方の側にのみ シートを互いに固定して、これにより、それぞれの折り線に関してシートが蝶番 式に動いたときに、折り線の他方の側でのシートの間の相対的な動きが存在し、 この相対的な動きは折り線に対して直角となるようにするものである。 我々は更に、容器の２つの内側表面によって規定される開口部を有する物品の 容器の内部の多層衝撃吸収保護材の使用方法を提案し、これは、各層は、第１、 第２及び第３のパネルを規定する２つの平行な折り線を有し、これらの層はそれ らの第１のパネルによって相互に接続されているが、第２又は第３のパネルによ っては接続されておらず、第２のパネルを開口部上に位置させ、物品を第２のパ ネルに揃えるように位置させ、そして物品を第２のパネルに接触させるように送 り出し、これにより、第２のパネルを開口部に押圧し、第１及び第３のパネルが 前記内側表面にスライドするステップを包含している。 我々はまた、容器の２つの内側表面によって規定される開口 部を有する物品の容器の内部の多層衝撃吸収保護材の他の使用方法を提案し、こ れは、各層が、第１、第２及び第３のパネルを規定する２つの平行な折り線を有 し、これらの層はそれらの第１のパネルによって相互に接続されているが、第２ 又は第３のパネルによっては接続されておらず、第２のパネルを物品の端部に係 合させ、前記端部の周りに第１及び第３のパネルを曲げて層の第２及び第３のパ ネルの相対的な動きを生じさせ、、そして、物品とフィットした保護材を開口部 に送り出し、第１及び第３のパネルを前記内側表面に相対的にスライドするステ ップを包含している。 内側表面は図３に示されている位置にパネルを保持する。好ましくは、各層は 片面の波状紙からなり、各層は、波状部が内側の物品の方向に面するように折り 畳まれる。 通常、そのように与えられる一方、物品の容器側の面は、その側面に対面して 保持され、物品がそれに与えられるように容器内に受容された第２及び第３の独 立した保護材によって支持されている。 層は使用に際しては断面形状の溝に形成されるので、これらは平坦な状態に戻 ろうとし、堅く、しかし内側の容器の壁にスライドするように係合する。特に、 容器を入れるための第１の保護材は、結果として生ずる摩擦の握持により、容器 の内壁が物品から離れ、そしておそらく容器内に落ちるのを防止し、これによっ て更に物品の挿入動作を続けることによりそのように強いたときにのみ、容器内 に更に移動する。図面の簡単な説明 添付の図面を参照しながら、例示の方法により本発明を更に説明する。 図１は、シートが蝶番の動作又は折り畳みを始めた直後に於 ける本発明の一実施形態の側面図である。 図２は、片面の波状紙からなるときの図１の実施形態の斜視図である。 図３は、直立し完全に蝶番動作を行った又は組み立てられた状態の図１の実施 形態の側面図である。 図４は、深さの小さい容器に使用する直前に於ける、図２の実施形態の斜視図 である。 図５は、図４の深さの小さい容器の内側に於ける、容器の端壁を除去した、保 護されている物品の端部の図である。 図６は、深さの大きい容器に使用する直前に於ける、図２の実施形態の斜視図 である。 図７は、容器の側壁を除去した、図６の深さの大きい容器の内側の保護されて いる物品の側面図である。実施例 複雑な端部形状を有する物品の保護に適したパネル配置と同様に、アングルの 断面形状に適した２つのパネル配置が理解し得るであろうけれど、溝状の断面形 状を形成するのに適した３つのパネル配置に関連して本発明を説明する。 保護材１は、片面の波状紙の別々のシート１０，２０，３０から形成された３ 層からなる。 本実施形態では、シート１０は、シート２０より僅かに広く（図１に見られる ように、左から右にかけて）、そして、シート２０はシート３０より僅かに広く 、これにより、図３の完全に折り畳んだ状態ではこれらのシートは同じ高さで終 結する。 他の実施形態では、これらのシートは同じ幅である。例えば、もし、これらの シートが図２に示すように片面の波状紙であるなら、そして波状片１１がその頂 部で単一の実質的に平坦な紙１２の断片に接着されているなら、保護材の３つの シートは、 同じ波状紙のロールから切り出され得る。 シート１０は、波状紙片１１の窪み又は切り欠きであり得る２つの切込線１３ ，１４を有している。また、シート３０が２つの切込線３３，３４を有している のと同様に、シート２０は２つの切込線２３，２４を有している。これらの切込 線は、図１に示すように紙内に伸び、平行している。図１に示すように、これら の切込線は蝶番を提供し、シートを分離し、しかし長手方向のパネルを相互接続 し、即ち、シート１０に対してはパネル１５，１６，１７に、シート３０に対し てはパネル２５，２６，２７に、シート３０に対してはパネル３５，３６，３７ に分離し、それぞれの場合にパネル１６，２６，３６がそれぞれのパネル１５， ２５，３５に対して相対的に蝶番動作をすることができ、パネル１７，２７，３ ７がパネル１６，２６，３６に対して相対的に蝶番動作をすることができるよう に分割される。 それぞれの左側の端部１８，２８，３８は揃えられ、端部３８からの切込線３ ３よりも、切込線２３は長手方向の端部２８から更にシート１０，２０，３０の 厚さ「ｗ」だけオフセットされ、一方、切込線１３は、端部１８から更にシート の厚さ「ｗ」だけオフセットされている。切込線２４は、切込線３４に比較して 、端部２８から距離「ｗ」の２倍オフセットされ、一方、切込線１４は、切込線 ３４に比較して、端部１８から距離「ｗ」の４倍オフセットされている。このよ うに、シートは図３の形成された状態に折り畳まれ得る。 好ましい実施形態では、切込線３３，３４は３ｍｍ隔てられ、そのため、保護 材はそれに対応して薄い物品の端部の周囲にフィットされ得、他の実施形態では 、間隔は大きく、保護されるべき物品の端部の寸法に従って決定される。 他の実施形態では、保護材は２つの層を有し、更に他の実施形態では、保護材 は、必要な保護と衝撃吸収の程度に依存して、４つから１０の間の層を有してい る。 製造の一つの方法では、切込線に平行しパネル１５から直立した波状部の先端 に、一又はそれ以上の接着剤のラインが適用され、そして端部１８上に横たわる 端部２８とともに、パネル２５は、パネル２５の部分を有する実質的に平面の紙 片１２を介してそれに固定される。次に、再び切込線に平行しパネル２５から直 立した波状部に、一又はそれ以上の接着のラインが適用され、実質的に平面のシ ート３０がそれに（パネル３５）固定される。 更に他の実施形態では、接着剤のラインは、表面下の平面の紙に、波状部の先 端の幾つかにのみ、一又はそれ以上のラインというよりエリア「スポット」とし て、塗布される。多少好ましい実施形態では、パネル１５，２５，３５は、接着 テープにより、「袋に綴じる」ことにより、一又はそれ以上のステープルにより 、又は他の適当な方法により、互いに固定される。 第２のパネルが第１のパネルに対して蝶番となったとき、そして第３のパネル が第２のパネルに対して蝶番となったとき、図３に示す保護材が形成された状態 でそれぞれの切込線とシート１０，２０，３０の自由端とが揃うように、第２の パネルは互いに動き、第３のパネルは互いに動くことは理解されるであろう。 図４に示すように、使用の一つの方法では、組み立てられた保護材は（一般的 には図２に示されているように）、容器４１の開いた開口部４０上にパネル１６ を位置する。この実施形態では矩形の外形の容器４１の高さｈより僅かに小さい 高さの平坦なパネル（例えば鏡）である物品４２は、パネル３６にそれ が接触するまで下方に移動させ、更に物品を下方に移動させてパネル１５，２５ ，３５及び１７，２７，３７を容器４１入れ、図３に示されている形状とする。 パネル１５，２５，３５及び１７，２７，３７は、パネル４２の各側面に３層の 保護を提供し、組み立てられた保護材の状態が容器４１の高さｈに等しいか僅か に小さくなるように選択される。 図５は、容器４１内の単一の保護材１によって保護されているパネル４２の端 部の図であり、容器の端壁は除去されている。容器４１は組み立てられた状態に 保護材１を、この実施形態では箱である図示されている形状に保持するように機 能し、しかし他の実施形態ではプラスチックの収縮ラップ又は一若しくはそれ以 上のバンドであることが理解されるであろう。この配置は、あまり若しくは全く 端部の保護を必要としない、又は（図示されているように）下端部の端部保護を 必要としている、例えば金属などの端部を有する物品に適している。上部の端部 も端部保護を必要としている他の実施形態では、本発明に従う保護材の長さが、 容器が閉じられるに先だって物品の上部上にフィットされ得る。 図６に示すように、もう一つの使用の方法では、組み立てられた保護材１（一 般的には、図２に示すように再び平坦に横たえた状態で）は、深い容器５１の開 口部５０上に位置している。この実施形態では、保護材１は、物品の挿入により 容器内に押し込まれたとき、容器の高さＨのほんの一部のみである高さを有して いる。従って、図７に示すように、物品が挿入されている間保護するための、そ れぞれ物品の左端及び右端を保護する第２の保護材２及び第３の保護材３と、こ の実施形態では容器５１に物品を最後まで挿入する直前に物品の上端部に宛われ る保護材４とが存在する。 他の実施形態では、容器は、物品が挿入されている間、異なる角度、例えば水 平であり、このような場合には、上述した方向の用語（「高さ」、「上」等）は 、それに伴って変更される。 他の実施形態では、パネル１５，２５，３５は、容器に物品を挿入するに先立 って、保護材のユーザによって相互に接続され得、そのため、シート１０，２０ ，３０はユーザに別々に供給される。 もし保護材のユーザが、予備形成された保護材を好み、又は相対的なスライデ ィングとこれによる物品挿入の間のパネル１６，２６，３６及び１７，２７，３ ７の自己調節の容易さを避けることを希望する場合は、パネル１７，２７，３７ （パネル１５，２５，３５と同様に）は、図３の形成された状態に初めから接着 剤（液体又はテープ）、縫いつけ、又はステープルにより、パネルの相対的な動 きを防止するために結合され得、これにより、シート１０，２０，３０の実質的 に平坦な状態になろうとする傾向を抑制する。このように、保護材１はユーザに よって、物品に宛うのを待つその図３の状態に形成され得る。 図７に示すように、保護材１及び４は、その長さが第２の保護材２及び３より 大きく（即ちそれらの切込線に平行に）、そのため、保護材１，２，３，４は互 いに矩形の物品５２に対して全体の端部保護を提供する。また、保護材１，２， ３，４はパネルの側面５３を全体的にはカバーしていない（これらの面一つしか 示されていない）。他の実施形態では、保護材２及び３は延伸し、それらのそれ ぞれのパネル１５，２５，３５及び１７，２７，３７は、それらが面５３をカバ ーするように伸張し得、この場合には、フィットした端部の保護材は、パネル５ ２に対して全体的な衝撃吸収を提供する。 組み立てられた状態では、図３に示すように、それぞれのシ ート１０，２０，３０の波状部は、平行であり、そして全て蝶番のラインに直角 である。パネル１５，２５，３５及び１７，２７，３７については、波状部は見 たとおり垂直に走り、一方、パネル１６，２６，３６についてのそれは、見たと おり左から右に走り、これらのそれぞれの方向に於ける強い円柱強度と、それに 垂直の衝撃に対する衝撃吸収力とを与える。図７の保護材１，２，３，４のサイ ズ及び位置は、それぞれの保護材が曝されると予想される応力に従って変更され 得る。 一方、我々は、我々の保護材が、波状の紙などの容易にリサイクル可能な材料 からなることを好み、押しつぶせる又は波状にし得るプラスチック材料等の殆ど 又は全くリサイクル不可能な材料の使用を、このような材料は特定のユーザに望 まれるが、我々は考慮していない。 製造の他の方法では、２つの保護材か並行して製造され得る。例えば、２つの ３層保護材については、３枚のシート（等しい又は等しくない幅の）の波状紙は 、中心線の両側で互いに接着され、これらのシートは続いて中心線に沿って切断 される（切断中心線は、図１の保護材の端部１８，２８，３８に相当する。この シートは、切込線の形成の前及び後の何れかでこのように切断することができる 。 また、我々は、我々の端部保護材を、一つより多い物品を保護し分離するのに 使用することを予想している。例えば、３層の保護材は、窓枠と窓ガラス又は窓 ガラス板以外の関連物との保護に使用することができ、枠を３層の保護材の主た る溝で支持し、ガラスのパネルは層の間に保持され、即ち、保護されるべき窓枠 は図５の物品４２であり、ガラスの板は第３のパネル２７及び３７の間に保護さ れ、（必要なら）ガラスのもう一枚の板は第３のパネル１７及び２７の間で保護 される。このよう な実施形態では、保護材の形成された状態では、第３のパネルの全てが互いに横 たわるのではなく、これにより、形成された保護材は一つより多い溝を提供する ことか理解されるであろう。このような保護材の切込線の幾つかは、隣接する第 ３のパネルの間の必要なキャップを提供するために、先に示したものより大きな 間隔で形成されることが理解されるであろう。 与えられた保護材は、異なる厚さの物品に使用されるように所望され得、これ により、多くの切込線が各シート又は層に提供され得、保護される物品に適合し た切込線の特定のセットをユーザが使用することもまた予想される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．衝撃吸収材料（１１，１２）の複数の層（１０，２０，３０）を有し、各 層は、パネルに分割する折り線（１３，２３，３３）に関し第２のパネル（１６ ，２６，３６）に対して折り畳み可能な第１のパネル（１５，２５，３５）を有 し、一つの層の第１のパネルは隣接する層の第１のパネルに接続された、物品の 保護材であって、前記一つの層の第２のパネルは前記隣接する層の第２のパネル に接続されていないことを特徴とする物品保護材。 ２．請求項１記載の保護材であって、３つの層（１０，２０，３０）が存在し 、前記第１及び第２の層の前記第１のパネル（１５，２５，３５）は互いに接続 され、前記第２及び第３の層の第１のパネルは互いに接続されていることを特徴 とする保護材。 ３．請求項１記載の保護材であって、各層１０，２０，３０）は３つのパネル （１５，１６，１７；２５，２６，２７；３５，３６，３７）を有し、各層の第 ３のパネル（１７，２７，３７）は他の層の両方の第３のパネルに接続されてお らず、それぞれの第１及び第２のパネルを分離している折り線（１３，２３，３ ３）が第１の折り線であり、各パネルの第２の折り線（１４，２４，３４）がそ れぞれの第２のパネル（１６，２６，３６）から第３のパネル（１７，２７，３ ７）を分離し、第３のパネルは、前記保護材が溝状に折り畳み可能なように、そ れぞれの第２のパネルに対して折り畳み可能であることを特徴とする保護材。 ４．請求項３記載の保護材であって、３つの層（１０，２０，３０）が存在し 、各層は厚さ（ｗ）を有し、各層の長手方向の一端（１８，２８，３８）が揃っ ており、第２の層（２０）の 第１の折り線（２３）は、前記第３の層（３０）の第１の折り線（３３）より長 手方向の端部から更に前記層厚（ｗ）だけオフセットされており、第１の層（１ ０）の第１の折り線（１３）は長手方向の端部から更に前記層厚（ｗ）だけオフ セットされており、そして、第２の層の第２の折り線（２４）は、第３の層の第 ２の折り線（３４）より長手方向の端部から更に前記層厚（ｗ）の２倍だけオフ セットされ、第３の層の第２の折り線（３４）より長手方向の端部から更に前記 層厚（ｗ）の４倍だけオフセットされていることを特徴とする保護材。 ５．請求項１記載の保護材であって、前記層（１０，２０，３０）は片面波状 紙（１１，１２）であり、波状部は組み立てられた保護材の内側に面しているこ とを特徴とする保護材。 ６．２つから１０層を有する請求項１記載の保護材。 ７．物品保護材（１）の製造方法であって、（ｉ）衝撃吸収材料からなる２枚 のシート（１０，２０）を選択し、（ii）各シートに折り線（１３，２３）を形 成し、（iii）前記が平行でしかしオフセットされるように前記シートを重ね、 そして、（iv）折り線の一方の側でのみ互いに固定され、これにより、それぞれ の折り線のに関してシートを蝶番のように動くに際して、前記折り線の他方の側 でシートの間の相対的な動きが存在し、前記相対的な動きは、実質的に前記折り 線に垂直となる、製造方法。 ８．容器の２つの内側の面によって規定される開口部（４０，５０）を有する 物品の容器（４１，５１）の内部で請求項３記載の物品保護材（１）を使用する 方法であって、（ｉ）前記第２のパネルを前記開口部の上に位置させ、（ii）前 記物品（４２，５２）を前記第２のパネルに揃えて位置させ、前記物品を第２の パネル（３６）に接触させて送り出し、これにより、前 記第２のパネルを前記開口部に押し込み、そして、一つの層（１０）の第１及び 第３のパネル（１５，１７）を前記内側の面にスライドさせて接触させるステッ プ、を含む方法。 ９．容器の２つの内側の面によって規定される開口部（４０，５０）を有する 物品の容器（４１，５１）の内部で請求項３記載の物品保護材（１）を使用する 方法であって、（ｉ）第２のパネル（３６）を物品（４２，５２）の端部に係合 させ、（ii）第１（１５，２５，３５）及び第３（１７，２７，３７）のパネル を前記端部の周囲に曲げてそれぞれの層（１０，２０，３０）の前記第２及び第 ３の相対的動きを生じさせ、（iii）物品を送り出して保護材を開口部にフィッ トさせて、一つの層（１０）の第３のパネル（１５，１７）を前記内側の面に相 対的にスライドさせるステップ、を含む方法。 １０．請求項１記載の物品保護材（１）の製造方法であって、（ｉ）前記第１ の層（１０）の第１のパネル（１５）に１又はそれ以上の接着剤のラインを塗布 し、前記接着剤のラインは実質的に前記折り線（１３）に平行であり、（ii）前 記第２の層（２０）の第１のパネル（２５）を前記接着剤に束縛して、前記第２ の層の前記長手方向の端部（２８）を前記第１の層の前記長手方向の端部（１８ ）と実質的に重ね合わせ、（iii）接着剤が固まるまで前記束縛を保持するステ ップ、により特徴づけられる製造方法。 １１．請求項１０記載の製造方法であって、第３の層の追加により、前記第３ の層の前記第１のパネルが、前記第２の層の前記第１の層に、前記第２の層の前 記第１の層への接着と実質的に同時に、又はそれに続いて接着されることを特徴 とする製造方法。