JP2001358758A - Atm−lanシステムおよびその負荷分散制御方法 - Google Patents
Atm−lanシステムおよびその負荷分散制御方法Info
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- JP2001358758A JP2001358758A JP2000178456A JP2000178456A JP2001358758A JP 2001358758 A JP2001358758 A JP 2001358758A JP 2000178456 A JP2000178456 A JP 2000178456A JP 2000178456 A JP2000178456 A JP 2000178456A JP 2001358758 A JP2001358758 A JP 2001358758A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 同一のIPアドレスを付与された複数のサー
バの負荷分散制御に要する時間を短縮する。 【解決手段】 負荷分散制御部8は、各サーバ1、2の
IPアドレスとATMアドレスとがそれぞれ対応付けさ
れ、各サーバ1、2に開設されているVCのトラフィッ
ク情報が管理されている内部情報テーブルを有してい
る。また、負荷分散制御部8は、ARPサーバ7がAT
Mアドレス解決要求メッセージを受信した場合に、内部
情報テーブルのトラフィック情報に基づいて各サーバ
1、2のうちの最も負荷が少ないサーバを検出し、その
サーバのATMアドレスをクライアントに送信すべきA
TMアドレスとしてARPサーバ7に通知する。
バの負荷分散制御に要する時間を短縮する。 【解決手段】 負荷分散制御部8は、各サーバ1、2の
IPアドレスとATMアドレスとがそれぞれ対応付けさ
れ、各サーバ1、2に開設されているVCのトラフィッ
ク情報が管理されている内部情報テーブルを有してい
る。また、負荷分散制御部8は、ARPサーバ7がAT
Mアドレス解決要求メッセージを受信した場合に、内部
情報テーブルのトラフィック情報に基づいて各サーバ
1、2のうちの最も負荷が少ないサーバを検出し、その
サーバのATMアドレスをクライアントに送信すべきA
TMアドレスとしてARPサーバ7に通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一のIPアドレ
スを付与された複数のサーバと接続され、各サーバの負
荷分散制御を行うアシンクロナス・トランスファー・モ
ード(以降 ATM)−ローカル・エリア・ネットワー
ク(以降 LAN)システムおよびその負荷分散制御方
法に関する。
スを付与された複数のサーバと接続され、各サーバの負
荷分散制御を行うアシンクロナス・トランスファー・モ
ード(以降 ATM)−ローカル・エリア・ネットワー
ク(以降 LAN)システムおよびその負荷分散制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM−LANの通信方式には、
アイピー・オーバ(以降IP over)ATM方式
と、LANエミュレーション方式との2つの方式があ
る。図5は、従来のIP over ATM方式のAT
M−LANシステムの構成を示すブロック図である。こ
のATM−LANシステムは、サーバ1、2と、クライ
アント3、4と、ATMスイッチ15と、ATMスイッ
チ6とから構成されている。ATMスイッチ15とAT
Mスイッチ6とは、ATM回線によって接続されてい
る。ATMスイッチ15には、サーバ1、2がATM回
線によって接続されており、ATMスイッチ6には、ク
ライアント3、4がATM回線によって接続されてい
る。ATMスイッチ15にはアドレス解決プロトコル
(以降 ARP)サーバ7が実装されており、ATMス
イッチ6は送信されるデータを中継する機能だけを有し
ている。サーバ1、2には、それぞれIP over
ATMクライアント(以降 IPoA)が実装されてお
り、ユーザの設定により同一のIPアドレスが割り当て
られている。そして、そのIPアドレスは、ARPサー
バ7に予め登録されている。サーバ1、2は負荷分散対
象のサーバであり、ATMスイッチ15は、クライアン
トからサーバ1、2への接続要求があった場合には、そ
のときのサーバ1、2の負荷状況によって接続するサー
バをサーバ1とするか、サーバ2とするかを決定する。
また、クライアント3、4にもIPoAが実装されてい
る。
アイピー・オーバ(以降IP over)ATM方式
と、LANエミュレーション方式との2つの方式があ
る。図5は、従来のIP over ATM方式のAT
M−LANシステムの構成を示すブロック図である。こ
のATM−LANシステムは、サーバ1、2と、クライ
アント3、4と、ATMスイッチ15と、ATMスイッ
チ6とから構成されている。ATMスイッチ15とAT
Mスイッチ6とは、ATM回線によって接続されてい
る。ATMスイッチ15には、サーバ1、2がATM回
線によって接続されており、ATMスイッチ6には、ク
ライアント3、4がATM回線によって接続されてい
る。ATMスイッチ15にはアドレス解決プロトコル
(以降 ARP)サーバ7が実装されており、ATMス
イッチ6は送信されるデータを中継する機能だけを有し
ている。サーバ1、2には、それぞれIP over
ATMクライアント(以降 IPoA)が実装されてお
り、ユーザの設定により同一のIPアドレスが割り当て
られている。そして、そのIPアドレスは、ARPサー
バ7に予め登録されている。サーバ1、2は負荷分散対
象のサーバであり、ATMスイッチ15は、クライアン
トからサーバ1、2への接続要求があった場合には、そ
のときのサーバ1、2の負荷状況によって接続するサー
バをサーバ1とするか、サーバ2とするかを決定する。
また、クライアント3、4にもIPoAが実装されてい
る。
【0003】図6は、LANエミュレーション方式のA
TM−LANシステムの構成を示すブロック図である。
図6のATM−LANシステムは、サーバ21、22
と、クライアント23、24と、ATMスイッチ35
と、ATMスイッチ26とから構成されている。ATM
スイッチ35とATMスイッチ26とは、ATM回線に
よって接続されている。ATMスイッチ35には、サー
バ21、22がATM回線によって接続されており、A
TMスイッチ26には、クライアント23、24がAT
M回線によって接続されている。ATMスイッチ35に
は、LAN・エミュレーション・サーバ(以降 LE
S)27、ブロードキャスト・アンノ−ン・サーバ(以
降 BUS)28、LAN・エミュレーション・コンフ
ィギュレーション・サーバ(以降 LECS)30が実
装されている。サーバ21、22には、それぞれLAN
・エミュレーション・クライアント(以降 LEC)が
実装されており、ユーザの設定により同一のIPアドレ
スが割り当てられている。また、クライアント3、4に
もLECが実装されている。ATMスイッチ35は、A
TMスイッチ15と同様に、クライアントからサーバ
1、2への接続要求があった場合には、そのときのサー
バ1、2の負荷状況によって接続するサーバをサーバ1
とするか、サーバ2とするかを決定する。また、クライ
アント3、4にもIPoAが実装されている。
TM−LANシステムの構成を示すブロック図である。
図6のATM−LANシステムは、サーバ21、22
と、クライアント23、24と、ATMスイッチ35
と、ATMスイッチ26とから構成されている。ATM
スイッチ35とATMスイッチ26とは、ATM回線に
よって接続されている。ATMスイッチ35には、サー
バ21、22がATM回線によって接続されており、A
TMスイッチ26には、クライアント23、24がAT
M回線によって接続されている。ATMスイッチ35に
は、LAN・エミュレーション・サーバ(以降 LE
S)27、ブロードキャスト・アンノ−ン・サーバ(以
降 BUS)28、LAN・エミュレーション・コンフ
ィギュレーション・サーバ(以降 LECS)30が実
装されている。サーバ21、22には、それぞれLAN
・エミュレーション・クライアント(以降 LEC)が
実装されており、ユーザの設定により同一のIPアドレ
スが割り当てられている。また、クライアント3、4に
もLECが実装されている。ATMスイッチ35は、A
TMスイッチ15と同様に、クライアントからサーバ
1、2への接続要求があった場合には、そのときのサー
バ1、2の負荷状況によって接続するサーバをサーバ1
とするか、サーバ2とするかを決定する。また、クライ
アント3、4にもIPoAが実装されている。
【0004】以上述べたように、2つの方式のATM−
LANシステムでは、クライアントからサーバへの接続
要求があった場合に、ATMスイッチ15、35がその
ときの各サーバの負荷状況によって接続するサーバを決
定している。このような負荷分散制御は、通常、ATM
スイッチ15、35の第3層であるIP層以上の層で行
われている。このような負荷分散制御の方法としては、
例えば、送信されてきた宛先IPアドレスまたは宛先U
RLを有する各サーバのトラフィック量をカウントし、
パケットが送信されてくる毎にそれらのトラフィック量
を調べ、そのトラフィック量が少ないサーバを選択する
方法や、各サーバに定期的にICMPエコーリクエスト
を送信し、各サーバからそのエコーリプライが帰ってく
るまでの応答時間を各サーバ毎に測定した場合に最も応
答時間が短いサーバを選択する方法や、ラウンドロビン
方式によって各サーバを選択する方法もある。
LANシステムでは、クライアントからサーバへの接続
要求があった場合に、ATMスイッチ15、35がその
ときの各サーバの負荷状況によって接続するサーバを決
定している。このような負荷分散制御は、通常、ATM
スイッチ15、35の第3層であるIP層以上の層で行
われている。このような負荷分散制御の方法としては、
例えば、送信されてきた宛先IPアドレスまたは宛先U
RLを有する各サーバのトラフィック量をカウントし、
パケットが送信されてくる毎にそれらのトラフィック量
を調べ、そのトラフィック量が少ないサーバを選択する
方法や、各サーバに定期的にICMPエコーリクエスト
を送信し、各サーバからそのエコーリプライが帰ってく
るまでの応答時間を各サーバ毎に測定した場合に最も応
答時間が短いサーバを選択する方法や、ラウンドロビン
方式によって各サーバを選択する方法もある。
【0005】しかし、このような負荷分散制御の方法で
は、クライアントとサーバとの間でデータのやりとりが
なされる度に、ATMスイッチの第3層以上の層で負荷
分散制御が行われるため、データの送受信に時間を要し
てしまうという問題があった。
は、クライアントとサーバとの間でデータのやりとりが
なされる度に、ATMスイッチの第3層以上の層で負荷
分散制御が行われるため、データの送受信に時間を要し
てしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のATM−LANシステムでは、クライアントが同一
のIPアドレスを付与された複数のサーバと接続しよう
とする場合には、クライアントとサーバとの間でデータ
のやりとりがなされる度に、ATMスイッチの第3層以
上の層で各サーバの負荷分散制御が行われるため、デー
タの送受信に時間を要してしまうという問題があった。
来のATM−LANシステムでは、クライアントが同一
のIPアドレスを付与された複数のサーバと接続しよう
とする場合には、クライアントとサーバとの間でデータ
のやりとりがなされる度に、ATMスイッチの第3層以
上の層で各サーバの負荷分散制御が行われるため、デー
タの送受信に時間を要してしまうという問題があった。
【0007】本発明は、同一のIPアドレスを付与され
た複数のサーバの負荷分散制御に要する時間を短縮する
ことができるATM−LANシステムおよびその負荷分
散制御方法を提供することを目的とする。
た複数のサーバの負荷分散制御に要する時間を短縮する
ことができるATM−LANシステムおよびその負荷分
散制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のATM−LANシステムは、同一のIPア
ドレスを付与された複数のサーバと接続されているAT
Mスイッチが、宛先IPアドレスである前記各サーバの
IPアドレスを含むATMアドレス解決要求メッセージ
をクライアントから受信した場合に前記各サーバのうち
のいずれか1つのサーバのATMアドレスを前記クライ
アントに送信するARPサーバを備え、前記クライアン
トと前記各サーバのデータ通信の中継を行うIP ov
er ATM方式のATM−LANシステムにおいて、
前記各サーバのIPアドレス、ATMアドレス、第2層
における論理的なコネクションであるバーチャルコネク
ションのトラフィック情報が管理されている内部情報テ
ーブルを有し、前記ARPサーバがATMアドレス解決
要求メッセージを受信した場合に前記トラフィック情報
から前記各サーバのうちの最も負荷が少ないサーバを検
出して該サーバのATMアドレスを前記クライアントに
送信すべきATMアドレスとして前記ARPサーバに通
知する負荷分散制御手段を前記ATMスイッチの第2層
にさらに備えることを特徴とする。
に、本発明のATM−LANシステムは、同一のIPア
ドレスを付与された複数のサーバと接続されているAT
Mスイッチが、宛先IPアドレスである前記各サーバの
IPアドレスを含むATMアドレス解決要求メッセージ
をクライアントから受信した場合に前記各サーバのうち
のいずれか1つのサーバのATMアドレスを前記クライ
アントに送信するARPサーバを備え、前記クライアン
トと前記各サーバのデータ通信の中継を行うIP ov
er ATM方式のATM−LANシステムにおいて、
前記各サーバのIPアドレス、ATMアドレス、第2層
における論理的なコネクションであるバーチャルコネク
ションのトラフィック情報が管理されている内部情報テ
ーブルを有し、前記ARPサーバがATMアドレス解決
要求メッセージを受信した場合に前記トラフィック情報
から前記各サーバのうちの最も負荷が少ないサーバを検
出して該サーバのATMアドレスを前記クライアントに
送信すべきATMアドレスとして前記ARPサーバに通
知する負荷分散制御手段を前記ATMスイッチの第2層
にさらに備えることを特徴とする。
【0009】本発明のATM−LANシステムでは、同
一のIPアドレスを付与された複数のサーバのうち、V
C開設時に各サーバの負荷分散制御を行う負荷分散制御
部をATMスイッチの第2層に備え、負荷分散制御を行
ったうえでVCを開設することによって、データが送信
される度に負荷分散制御を行う必要がなくなるため、同
一のIPアドレスを付与された複数のサーバの負荷分散
制御に要する時間を短縮することができる。
一のIPアドレスを付与された複数のサーバのうち、V
C開設時に各サーバの負荷分散制御を行う負荷分散制御
部をATMスイッチの第2層に備え、負荷分散制御を行
ったうえでVCを開設することによって、データが送信
される度に負荷分散制御を行う必要がなくなるため、同
一のIPアドレスを付与された複数のサーバの負荷分散
制御に要する時間を短縮することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態のATM
−LANシステムおよびその負荷分散制御方法を図面を
参照して詳細に説明する。全図において、同一の符号が
つけられている構成要素は、すべて同一のものを示す。
−LANシステムおよびその負荷分散制御方法を図面を
参照して詳細に説明する。全図において、同一の符号が
つけられている構成要素は、すべて同一のものを示す。
【0011】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態のATM−LANシステムについて説明する。
図1は、本実施形態のIP over ATM方式のA
TM−LANシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ATM−LANシステムでは、図5
のATMスイッチ15の代わりに、ATMスイッチ5が
用いられている。ATMスイッチ5にはARPサーバ7
に加え、負荷分散制御部8が実装されている。負荷分散
制御部8は、各サーバ1、2の負荷を分散するためのも
のである。負荷分散制御部8は、各サーバ1,2にIP
アドレス、ATMアドレス、第2層における論理的なコ
ネクションであるバーチャル・コネクション(以降 V
C)単位のトラフィック情報を管理したテーブルを有し
ている。VC単位のトラフィック情報とは、単位時間当
たりにVC上に流れるデータパケット数のことである。
実施形態のATM−LANシステムについて説明する。
図1は、本実施形態のIP over ATM方式のA
TM−LANシステムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ATM−LANシステムでは、図5
のATMスイッチ15の代わりに、ATMスイッチ5が
用いられている。ATMスイッチ5にはARPサーバ7
に加え、負荷分散制御部8が実装されている。負荷分散
制御部8は、各サーバ1、2の負荷を分散するためのも
のである。負荷分散制御部8は、各サーバ1,2にIP
アドレス、ATMアドレス、第2層における論理的なコ
ネクションであるバーチャル・コネクション(以降 V
C)単位のトラフィック情報を管理したテーブルを有し
ている。VC単位のトラフィック情報とは、単位時間当
たりにVC上に流れるデータパケット数のことである。
【0012】図2は、本実施形態のATM−LANシス
テムの負荷分散制御システムの動作を示すシーケンス図
である。図2に示す動作は、クライアントからサーバ
1、2へ接続する際の動作である。まず、負荷分散制御
部8は、負荷分散の対象となっているサーバ1、2のI
Pアドレスを内部情報テーブルに登録する(ステップS
101)。各サーバ1、2に実装されているIPoA
は、予め既知となっているARPサーバ7のATMアド
レスを用いて、電源オン後の立ち上がり時にARPサー
バ7とVCの開設を行う(ステップS102)。各サー
バ1、2のIPoAとのVC開設が完了すると、ARP
サーバ7は、各サーバ1、2のIPoAに対して各サー
バ1、2のATMアドレスを問い合わせるためのインバ
ースARPリクエストを送信する(ステップS10
3)。各サーバ1、2のIPoAは、各自のATMアド
レスが格納されているインバースARPリプライをAR
Pサーバ7に送信する(ステップS104)。ARPサ
ーバ7は、ステップS104においてサーバのIPoA
からサーバのATMアドレスを含むインバースARPリ
プライを受信した後、負荷分散制御部8にそのインバー
スARPリプライを送信する(ステップS105)。ま
た、ARPサーバ7は、インバースARPリプライに格
納されている各サーバ1、2のATMアドレスを元に、
各サーバ1、2のIPアドレスとATMアドレスのテー
ブルを作成する(ステップS106)。
テムの負荷分散制御システムの動作を示すシーケンス図
である。図2に示す動作は、クライアントからサーバ
1、2へ接続する際の動作である。まず、負荷分散制御
部8は、負荷分散の対象となっているサーバ1、2のI
Pアドレスを内部情報テーブルに登録する(ステップS
101)。各サーバ1、2に実装されているIPoA
は、予め既知となっているARPサーバ7のATMアド
レスを用いて、電源オン後の立ち上がり時にARPサー
バ7とVCの開設を行う(ステップS102)。各サー
バ1、2のIPoAとのVC開設が完了すると、ARP
サーバ7は、各サーバ1、2のIPoAに対して各サー
バ1、2のATMアドレスを問い合わせるためのインバ
ースARPリクエストを送信する(ステップS10
3)。各サーバ1、2のIPoAは、各自のATMアド
レスが格納されているインバースARPリプライをAR
Pサーバ7に送信する(ステップS104)。ARPサ
ーバ7は、ステップS104においてサーバのIPoA
からサーバのATMアドレスを含むインバースARPリ
プライを受信した後、負荷分散制御部8にそのインバー
スARPリプライを送信する(ステップS105)。ま
た、ARPサーバ7は、インバースARPリプライに格
納されている各サーバ1、2のATMアドレスを元に、
各サーバ1、2のIPアドレスとATMアドレスのテー
ブルを作成する(ステップS106)。
【0013】負荷分散制御部8は、受信したインバース
ARPリプライに含まれているIPアドレスがステップ
S101において登録されたIPアドレスに該当するか
否かをチェックし(ステップS107)、インバースA
RPリプライのIPアドレスが、ステップS101にお
いて登録されたIPアドレスに該当している場合には、
そのインバースARPリプライに含まれているIPアド
レスを内部情報テーブルに登録し(ステップS10
8)、そのIPアドレスとATMアドレスとの関連付け
を行う(ステップS109)。以上の動作によって、負
荷分散制御部8の内部情報テーブルに、負荷分散の対象
となっているサーバのIPアドレスとATMアドレスの
組のテーブルが作成される。
ARPリプライに含まれているIPアドレスがステップ
S101において登録されたIPアドレスに該当するか
否かをチェックし(ステップS107)、インバースA
RPリプライのIPアドレスが、ステップS101にお
いて登録されたIPアドレスに該当している場合には、
そのインバースARPリプライに含まれているIPアド
レスを内部情報テーブルに登録し(ステップS10
8)、そのIPアドレスとATMアドレスとの関連付け
を行う(ステップS109)。以上の動作によって、負
荷分散制御部8の内部情報テーブルに、負荷分散の対象
となっているサーバのIPアドレスとATMアドレスの
組のテーブルが作成される。
【0014】一方、クライアントから、サーバ1、2に
対して通信を行う場合には、クライアントとサーバ1、
2間のバーチャル・コネクション(以降VC)を開設し
なければならない。VCを開設するためには、クライア
ントは、まず、ARPサーバ7とのVCを開設し(ステ
ップS110)、サーバ1、2のATMアドレスを知る
ためのATMアドレス解決要求メッセージをATMスイ
ッチ7を介してATMスイッチ15のARPサーバ7に
送信する(ステップS111)。ステップS111にお
いて、クライアントからATMアドレス解決メッセージ
を受信すると、ARPサーバ7は、負荷分散制御部8に
そのATMアドレス解決メッセージを送信する(ステッ
プS112)。
対して通信を行う場合には、クライアントとサーバ1、
2間のバーチャル・コネクション(以降VC)を開設し
なければならない。VCを開設するためには、クライア
ントは、まず、ARPサーバ7とのVCを開設し(ステ
ップS110)、サーバ1、2のATMアドレスを知る
ためのATMアドレス解決要求メッセージをATMスイ
ッチ7を介してATMスイッチ15のARPサーバ7に
送信する(ステップS111)。ステップS111にお
いて、クライアントからATMアドレス解決メッセージ
を受信すると、ARPサーバ7は、負荷分散制御部8に
そのATMアドレス解決メッセージを送信する(ステッ
プS112)。
【0015】負荷分散制御部8は、ATMアドレス解決
要求メッセージに格納されているIPアドレスが各サー
バ1、2のIPアドレスに該当するか否か判断し(ステ
ップS113)、そうであった場合には、負荷分散制御
部8は、各サーバ1、2に開設されている各VC上のト
ラフィック数から最も負荷が少ないサーバを検出し(ス
テップS114)、ARPサーバ7が管理している各サ
ーバ1、2のIPアドレスとATMアドレスとの組のテ
ーブルを参照してそのサーバのATMアドレスをARP
サーバ7に通知する(ステップS115)。
要求メッセージに格納されているIPアドレスが各サー
バ1、2のIPアドレスに該当するか否か判断し(ステ
ップS113)、そうであった場合には、負荷分散制御
部8は、各サーバ1、2に開設されている各VC上のト
ラフィック数から最も負荷が少ないサーバを検出し(ス
テップS114)、ARPサーバ7が管理している各サ
ーバ1、2のIPアドレスとATMアドレスとの組のテ
ーブルを参照してそのサーバのATMアドレスをARP
サーバ7に通知する(ステップS115)。
【0016】ARPサーバ7は、サーバ1、2のうち、
負荷分散制御部8によって選択されたいずれか1つのサ
ーバのATMアドレスを、ATMアドレス解決要求レス
ポンスとして、ATMアドレス解決要求メッセージを送
信してきたクライアントに送信する(ステップS11
6)。そのATMアドレス解決要求レスポンス(ATM
アドレス)を受信したクライアントは、そのATMアド
レスを有するサーバにVC開設要求すなわちセットアッ
プメッセージを送信して、そのサーバとのVCを開設
し、以降は、開設されたVCによってサーバと通信を行
う(ステップS117)。
負荷分散制御部8によって選択されたいずれか1つのサ
ーバのATMアドレスを、ATMアドレス解決要求レス
ポンスとして、ATMアドレス解決要求メッセージを送
信してきたクライアントに送信する(ステップS11
6)。そのATMアドレス解決要求レスポンス(ATM
アドレス)を受信したクライアントは、そのATMアド
レスを有するサーバにVC開設要求すなわちセットアッ
プメッセージを送信して、そのサーバとのVCを開設
し、以降は、開設されたVCによってサーバと通信を行
う(ステップS117)。
【0017】例えば、サーバ1とクライアント3との間
にすでにVCが開設されており、それらの間で通信が行
われているものとする。その状態で、クライアント4の
IPoAがARPサーバ7にVC接続を行い、各サーバ
1、2のIPアドレスを格納したATMアドレス解決要
求メッセージをARPサーバ7に送信した場合、負荷分
散制御部8は、まだどのクライアントにもVC接続され
ていないサーバ2のATMアドレスをARPサーバ7に
送信する。したがって、クライアント4は、負荷が少な
いサーバ2のATMアドレスを取得することができる。
なお、ステップS113において、IPアドレスが負荷
分散対象となっている各サーバ1、2のIPアドレス以
外であるときには、ARPサーバ7は、通常のアドレス
解決処理を行う。
にすでにVCが開設されており、それらの間で通信が行
われているものとする。その状態で、クライアント4の
IPoAがARPサーバ7にVC接続を行い、各サーバ
1、2のIPアドレスを格納したATMアドレス解決要
求メッセージをARPサーバ7に送信した場合、負荷分
散制御部8は、まだどのクライアントにもVC接続され
ていないサーバ2のATMアドレスをARPサーバ7に
送信する。したがって、クライアント4は、負荷が少な
いサーバ2のATMアドレスを取得することができる。
なお、ステップS113において、IPアドレスが負荷
分散対象となっている各サーバ1、2のIPアドレス以
外であるときには、ARPサーバ7は、通常のアドレス
解決処理を行う。
【0018】以上述べたように、本実施形態のATM−
LANシステムでは、VC開設時に各サーバ1、2の負
荷分散制御を行う負荷分散制御部8を第2層に備え、そ
の負荷分散制御部8で負荷分散処理を行ったうえでVC
を開設することによって、データが送信される度に負荷
分散制御を行う必要がなくなるため、同一のIPアドレ
スを付与された複数のサーバ1、2の負荷分散制御に要
する時間を短縮することができる。
LANシステムでは、VC開設時に各サーバ1、2の負
荷分散制御を行う負荷分散制御部8を第2層に備え、そ
の負荷分散制御部8で負荷分散処理を行ったうえでVC
を開設することによって、データが送信される度に負荷
分散制御を行う必要がなくなるため、同一のIPアドレ
スを付与された複数のサーバ1、2の負荷分散制御に要
する時間を短縮することができる。
【0019】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態のATM−LANシステムについて説明する。
図3は、本実施形態のLANエミュレーション方式のA
TM−LANシステムの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、このATM−LANシステムでは、
図6のATMスイッチ35の代わりに、ATMスイッチ
25が用いられている。ATMスイッチ25にはLES
27、BUS28、LECS30に加え、負荷分散制御
部29が実装されている。
実施形態のATM−LANシステムについて説明する。
図3は、本実施形態のLANエミュレーション方式のA
TM−LANシステムの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、このATM−LANシステムでは、
図6のATMスイッチ35の代わりに、ATMスイッチ
25が用いられている。ATMスイッチ25にはLES
27、BUS28、LECS30に加え、負荷分散制御
部29が実装されている。
【0020】負荷分散制御部29は、各サーバ21、2
2の負荷を分散するためのものである。負荷分散処理部
29は、各サーバ21、22のIPアドレス、ATMア
ドレス、MACアドレス、各サーバ21、22に開設さ
れているVC単位のトラフィック情報を管理したテーブ
ルを有している。VC単位のトラフィック情報とは、単
位時間当たりにVC上に流れるデータパケット数のこと
である。負荷分散制御部29は、そのVC単位のトラフ
ィック情報を管理している。また、負荷分散制御部29
には、各サーバ21、22に割り当てられているIPア
ドレスが登録されている。
2の負荷を分散するためのものである。負荷分散処理部
29は、各サーバ21、22のIPアドレス、ATMア
ドレス、MACアドレス、各サーバ21、22に開設さ
れているVC単位のトラフィック情報を管理したテーブ
ルを有している。VC単位のトラフィック情報とは、単
位時間当たりにVC上に流れるデータパケット数のこと
である。負荷分散制御部29は、そのVC単位のトラフ
ィック情報を管理している。また、負荷分散制御部29
には、各サーバ21、22に割り当てられているIPア
ドレスが登録されている。
【0021】図4は、本実施形態のATM−LANシス
テムの負荷分散制御方法を示すシーケンス図である。図
4には、クライアントからサーバ21、22に接続する
際の動作が示されている。まず、負荷分散制御部29
は、負荷分散の対象となっているサーバ21、22のI
Pアドレスを内部情報テーブルに登録する(ステップS
201)。サーバ21、22に実装されているLEC
は、電源オン後などの立ち上がり時に、自身が直接接続
されているATMスイッチ25のLECS30との間で
VCの開設を行う(ステップS202)。LECS30
とのVC開設が完了すると、サーバ21、22のLEC
は、LECS30に対しLE・コンフィギュア・リクエ
ストを送信し(ステップS203)、その応答であるL
E・コンフィギュア・レスポンスによってLES27の
ATMアドレスを取得する(ステップS204)。
テムの負荷分散制御方法を示すシーケンス図である。図
4には、クライアントからサーバ21、22に接続する
際の動作が示されている。まず、負荷分散制御部29
は、負荷分散の対象となっているサーバ21、22のI
Pアドレスを内部情報テーブルに登録する(ステップS
201)。サーバ21、22に実装されているLEC
は、電源オン後などの立ち上がり時に、自身が直接接続
されているATMスイッチ25のLECS30との間で
VCの開設を行う(ステップS202)。LECS30
とのVC開設が完了すると、サーバ21、22のLEC
は、LECS30に対しLE・コンフィギュア・リクエ
ストを送信し(ステップS203)、その応答であるL
E・コンフィギュア・レスポンスによってLES27の
ATMアドレスを取得する(ステップS204)。
【0022】そして、サーバ21、22のLECは、取
得したLES27のATMアドレスに基づいてLES2
7とVCの開設を行う(ステップS205)。次に、サ
ーバ21、22のLECは、LES27へLE・レジス
タ・リクエストを送信して、自身のATMアドレスの登
録を行い、新規追加されたタイプ・オブ・レングス・バ
リュー(以降 TLV)を用いて、自身のIPアドレ
ス、MACアドレスもLES27に通知する(ステップ
S206)。TLVとは、送信されるデータのエリアの
うちの任意の内容のデータを付加可能なエリアのことで
あり、LANエミュレーション方式の通信に特有のもの
である。LE・レジスタ・リクエストは、負荷分散制御
部29にも送信される(ステップS207)。負荷分散
制御部29は、送信されたIPアドレス、MACアドレ
ス、ATMアドレスに基づいて内部情報テーブルの作成
を行う(ステップS208)。
得したLES27のATMアドレスに基づいてLES2
7とVCの開設を行う(ステップS205)。次に、サ
ーバ21、22のLECは、LES27へLE・レジス
タ・リクエストを送信して、自身のATMアドレスの登
録を行い、新規追加されたタイプ・オブ・レングス・バ
リュー(以降 TLV)を用いて、自身のIPアドレ
ス、MACアドレスもLES27に通知する(ステップ
S206)。TLVとは、送信されるデータのエリアの
うちの任意の内容のデータを付加可能なエリアのことで
あり、LANエミュレーション方式の通信に特有のもの
である。LE・レジスタ・リクエストは、負荷分散制御
部29にも送信される(ステップS207)。負荷分散
制御部29は、送信されたIPアドレス、MACアドレ
ス、ATMアドレスに基づいて内部情報テーブルの作成
を行う(ステップS208)。
【0023】一方、クライアントのLECは、まず、サ
ーバのMACアドレスを知るためのARP要求メッセー
ジをATMスイッチ26を介してATMスイッチ25の
BUS28に送信する(ステップS209)。そのAR
P要求メッセージは負荷分散制御部29にも送信され
(ステップS210)、負荷分散制御部29は、ARP
要求メッセージの宛先IPアドレスが、負荷分散対象と
なっているサーバのIPアドレスに合致するか否かチェ
ックする(ステップS211)。合致した場合には、内
部管理テーブルの中の一番先頭のMACアドレスをBU
S28に送信する(ステップS212)。BUS28
は、そのMACアドレスをARP要求メッセージを行っ
たクライアントのLECに送信する(ステップS21
3)。
ーバのMACアドレスを知るためのARP要求メッセー
ジをATMスイッチ26を介してATMスイッチ25の
BUS28に送信する(ステップS209)。そのAR
P要求メッセージは負荷分散制御部29にも送信され
(ステップS210)、負荷分散制御部29は、ARP
要求メッセージの宛先IPアドレスが、負荷分散対象と
なっているサーバのIPアドレスに合致するか否かチェ
ックする(ステップS211)。合致した場合には、内
部管理テーブルの中の一番先頭のMACアドレスをBU
S28に送信する(ステップS212)。BUS28
は、そのMACアドレスをARP要求メッセージを行っ
たクライアントのLECに送信する(ステップS21
3)。
【0024】次に、クライアントのLECは、そのMA
Cアドレスに基づいてLES27に、LE・ARP・リ
クエストを送信してサーバのATMアドレスを問い合わ
せる(ステップS214)。LES27は、負荷分散制
御部29にそのLE・ARP・リクエストを送信する
(ステップS215)。負荷分散制御部29は、LE・
ARP・リクエストに格納されている送信先MACアド
レスが、内部情報テーブルの一番先頭のMACアドレス
と合致するか否かをチェックする(ステップS21
6)。合致する場合には、内部情報テーブルに管理され
ている各サーバ21、22のVCのトラフィック情報に
よって、各サーバ21、22のうち、負荷が最も少ない
サーバを検出し(ステップS217)、そのサーバのA
TMアドレスをLES27に通知する(ステップS21
8)。
Cアドレスに基づいてLES27に、LE・ARP・リ
クエストを送信してサーバのATMアドレスを問い合わ
せる(ステップS214)。LES27は、負荷分散制
御部29にそのLE・ARP・リクエストを送信する
(ステップS215)。負荷分散制御部29は、LE・
ARP・リクエストに格納されている送信先MACアド
レスが、内部情報テーブルの一番先頭のMACアドレス
と合致するか否かをチェックする(ステップS21
6)。合致する場合には、内部情報テーブルに管理され
ている各サーバ21、22のVCのトラフィック情報に
よって、各サーバ21、22のうち、負荷が最も少ない
サーバを検出し(ステップS217)、そのサーバのA
TMアドレスをLES27に通知する(ステップS21
8)。
【0025】LES27は、そのATMアドレスが格納
されているLE・ARP・レスポンスをクライアントの
LECに送信する(ステップS219)。そして、クラ
イアントのLECは、そのサーバのATMアドレスに基
づいて、サーバのLECとVCを開設する(ステップS
220)。
されているLE・ARP・レスポンスをクライアントの
LECに送信する(ステップS219)。そして、クラ
イアントのLECは、そのサーバのATMアドレスに基
づいて、サーバのLECとVCを開設する(ステップS
220)。
【0026】なお、本実施形態のATM−LANシステ
ムでは、ステップS211において、ARP要求メッセ
ージの宛先IPアドレスが、負荷分散対象となっている
サーバのIPアドレスに合致しなかったときには、負荷
分散制御を行わない通常のLEC間通信が行われる。ま
た、ステップS216において、LE・ARP・リクエ
ストの送信先MACアドレスが負荷分散対象となってい
る各サーバ21、22のMACアドレス以外であるとき
には、負荷分散制御部8はなにも行わず、BUS28
は、LANエミュレーション方式のATM−LANにお
ける通常のアドレス解決処理を行う。
ムでは、ステップS211において、ARP要求メッセ
ージの宛先IPアドレスが、負荷分散対象となっている
サーバのIPアドレスに合致しなかったときには、負荷
分散制御を行わない通常のLEC間通信が行われる。ま
た、ステップS216において、LE・ARP・リクエ
ストの送信先MACアドレスが負荷分散対象となってい
る各サーバ21、22のMACアドレス以外であるとき
には、負荷分散制御部8はなにも行わず、BUS28
は、LANエミュレーション方式のATM−LANにお
ける通常のアドレス解決処理を行う。
【0027】以上の動作により、本実施形態のATM−
LANシステムでは、負荷分散対象となっている各サー
バ21、22にクライアントのLECより接続要求があ
った場合、クライアントのLECは最も負荷が少ないサ
ーバに接続される。例えば、サーバ21のLECとクラ
イアント23のLECとの間にすでにVCが開設されて
おり、相当なデータ量の通信が行われているものとす
る。その状態で、クライアント24が、サーバ21のM
ACアドレスを送信先MACアドレスとして格納したL
E・ARPリクエストをLES27に送信してきた場合
には、負荷分散制御部29は、どのクライアントにもV
C接続されていないサーバ22のATMアドレスをLE
S27に返却する。
LANシステムでは、負荷分散対象となっている各サー
バ21、22にクライアントのLECより接続要求があ
った場合、クライアントのLECは最も負荷が少ないサ
ーバに接続される。例えば、サーバ21のLECとクラ
イアント23のLECとの間にすでにVCが開設されて
おり、相当なデータ量の通信が行われているものとす
る。その状態で、クライアント24が、サーバ21のM
ACアドレスを送信先MACアドレスとして格納したL
E・ARPリクエストをLES27に送信してきた場合
には、負荷分散制御部29は、どのクライアントにもV
C接続されていないサーバ22のATMアドレスをLE
S27に返却する。
【0028】以上述べたように、本実施形態のLANエ
ミュレーション方式のATM−LANシステムでは、V
C開設時に各サーバ21、22の負荷分散制御を行う負
荷分散制御部29を第2層に備え、その負荷分散制御部
29で負荷分散処理を行ったうえでVCを開設すること
によって、データが送信される度に負荷分散制御を行う
必要がなくなるため、同一のIPアドレスを付与された
複数のサーバ21、22の負荷分散制御に要する時間を
短縮することができる。
ミュレーション方式のATM−LANシステムでは、V
C開設時に各サーバ21、22の負荷分散制御を行う負
荷分散制御部29を第2層に備え、その負荷分散制御部
29で負荷分散処理を行ったうえでVCを開設すること
によって、データが送信される度に負荷分散制御を行う
必要がなくなるため、同一のIPアドレスを付与された
複数のサーバ21、22の負荷分散制御に要する時間を
短縮することができる。
【0029】また、第1、第2の実施形態のATM−L
ANシステムでは、各サーバ1、2、21、22に負荷
分散通知部を備えてもよい。負荷分散通知部は、各サー
バ1、2、21、22のCPU使用率などの付加情報を
検出して、その情報を定期的にATMスイッチのARP
サーバ7若しくはLES27を介して負荷分散制御部
8、29に通知するものである。負荷分散制御部8、2
9は、各サーバ1、2、21、22のトラフィック情報
に加え、負荷分散通知部から通知される情報に基づいて
サーバの選択を行う。こうすることによって、第1、第
2の実施形態の負荷分散制御システムでは、VCのトラ
フィック量だけでなく、各サーバ1、2、21、22の
内部のリソースの負荷状況をも考慮して各サーバ1、
2、21、22の負荷分散制御を行うことができる。ま
た、第1、第2の実施形態のATM−LANシステム
は、既存のATM−LANシステムのATMスイッチだ
けを改造したものであるため、コストをかけずに実現す
ることができる。
ANシステムでは、各サーバ1、2、21、22に負荷
分散通知部を備えてもよい。負荷分散通知部は、各サー
バ1、2、21、22のCPU使用率などの付加情報を
検出して、その情報を定期的にATMスイッチのARP
サーバ7若しくはLES27を介して負荷分散制御部
8、29に通知するものである。負荷分散制御部8、2
9は、各サーバ1、2、21、22のトラフィック情報
に加え、負荷分散通知部から通知される情報に基づいて
サーバの選択を行う。こうすることによって、第1、第
2の実施形態の負荷分散制御システムでは、VCのトラ
フィック量だけでなく、各サーバ1、2、21、22の
内部のリソースの負荷状況をも考慮して各サーバ1、
2、21、22の負荷分散制御を行うことができる。ま
た、第1、第2の実施形態のATM−LANシステム
は、既存のATM−LANシステムのATMスイッチだ
けを改造したものであるため、コストをかけずに実現す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のATM−L
ANシステムでは、VC開設時に各サーバの負荷分散制
御を行う負荷分散制御部を第2層に備え、その負荷分散
制御部で負荷分散処理を行ったうえでVCを開設するこ
とによって、データが送信される度に負荷分散制御を行
う必要がなくなるため、同一のIPアドレスを付与され
た複数のサーバの負荷分散制御に要する時間を短縮する
ことができる。
ANシステムでは、VC開設時に各サーバの負荷分散制
御を行う負荷分散制御部を第2層に備え、その負荷分散
制御部で負荷分散処理を行ったうえでVCを開設するこ
とによって、データが送信される度に負荷分散制御を行
う必要がなくなるため、同一のIPアドレスを付与され
た複数のサーバの負荷分散制御に要する時間を短縮する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施形態のATM−LANシス
テムの構成を示すブロック図である。
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のATM−LANシス
テムの負荷分散制御方法を示すブロック図である。
テムの負荷分散制御方法を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のATM−LANシス
テムの構成を示すブロック図である。
テムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のATM−LANシス
テムの負荷分散制御方法を示すブロック図である。
テムの負荷分散制御方法を示すブロック図である。
【図5】従来のIP over ATM方式のATM−
LANシステムの構成を示すブロック図である。
LANシステムの構成を示すブロック図である。
【図6】従来のLAN・エミュレーション方式のATM
−LANシステムの構成を示すブロック図である。
−LANシステムの構成を示すブロック図である。
1、2、21、22 サーバ 3、4、23、24 クライアント 5、6、15、25、26、35 ATMスイッチ 7 ARPサーバ 8 負荷分散制御部 27 LAN・エミュレーション・サーバ(LES) 28 ブロードキャスト・アンノーン・サーバ(BU
S) 29 負荷分散制御部 30 LAN・エミュレーション・コンフィギュレー
ション・サーバ(LECS)
S) 29 負荷分散制御部 30 LAN・エミュレーション・コンフィギュレー
ション・サーバ(LECS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 昌宏 東京都港区芝浦三丁目18番21号 日本電気 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA03 HA10 HB29 HC15 HD06 JA11 KA01 KA13 LB07 LE03 MA04
Claims (4)
- 【請求項1】 同一のIPアドレスを付与された複数の
サーバと接続されているATMスイッチが、宛先IPア
ドレスである前記各サーバのIPアドレスを含むATM
アドレス解決要求メッセージをクライアントから受信し
た場合に前記各サーバのうちのいずれか1つのサーバの
ATMアドレスを前記クライアントに送信するARPサ
ーバを備え、前記クライアントと前記各サーバのデータ
通信の中継を行うIP over ATM方式のATM
−LANシステムにおいて、 前記各サーバのIPアドレス、ATMアドレス、第2層
における論理的なコネクションであるバーチャルコネク
ションのトラフィック情報が管理されている内部情報テ
ーブルを有し、前記ARPサーバがATMアドレス解決
要求メッセージを受信した場合に前記トラフィック情報
から前記各サーバのうちの最も負荷が少ないサーバを検
出して該サーバのATMアドレスを前記クライアントに
送信すべきATMアドレスとして前記ARPサーバに通
知する負荷分散制御手段を前記ATMスイッチの第2層
にさらに備えることを特徴とするIP over AT
M方式のATM−LANシステム。 - 【請求項2】 同一のIPアドレスを付与された複数の
サーバと接続されたATMスイッチが、宛先アドレスで
ある前記各サーバのIPアドレスを含むARP要求メッ
セージをクライアントから受信した場合に前記各サーバ
のうちのいずれか1つのサーバのMACアドレスを前記
クライアントに送信するブロードキャスト・アンノ−ン
・サーバと、前記クライアントから前記各サーバのMA
Cアドレスを含むLE・ARP・リクエストを受信した
場合に前記各サーバのうちのいずれか1つのサーバのA
TMアドレスを前記クライアントに送信するLAN・エ
ミュレーション・サーバとを備え、前記クライアントと
該各サーバのデータ通信の中継を行うLANエミュレー
ション方式のATM−LANシステムにおいて、 前記各サーバのIPアドレス、ATMアドレス、MAC
アドレス、第2層における論理的なコネクションである
バーチャルコネクションのトラフィック情報が管理され
ている内部情報テーブルを有し、前記ブロードキャスト
・アンノ−ン・サーバがARP要求メッセージを受信し
た場合に、該ARP要求メッセージに格納されている宛
先IPアドレスが前記各サーバのIPアドレスに該当す
る場合には、前記各サーバのうちいずれか1つのサーバ
のMACアドレスを前記ブロードキャスト・アンノーン
・サーバに送信し、前記LAN・エミュレーション・サ
ーバが前記MACアドレスが格納されているLE・AR
P・リクエストを受信したときに、前記トラフィック情
報に基づいて前記各サーバのうちの最も負荷が少ないサ
ーバを検出し、該サーバのATMアドレスを前記クライ
アントに送信すべきATMアドレスとして前記LAN・
エミュレーション・サーバに通知する負荷分散制御手段
を前記ATMスイッチの第2層にさらに備えることを特
徴とするLANエミュレーション方式のATM−LAN
システム。 - 【請求項3】 同一のIPアドレスを付与された複数の
サーバと接続されているATMスイッチが、宛先IPア
ドレスである前記各サーバのIPアドレスを含むATM
アドレス解決要求メッセージをクライアントから受信し
た場合に前記各サーバのうちのいずれか1つのサーバの
ATMアドレスを前記クライアントに送信するARPサ
ーバを備え、前記クライアントと前記各サーバのデータ
通信の中継を行うIP over ATM方式のATM
−LANシステムにおいて前記各サーバの負荷を分散制
御するための負荷分散制御方法であって、 前記ARPサーバがATMアドレス解決要求メッセージ
を受信した場合に第2層における論理的なコネクション
であるバーチャルコネクションのトラフィック情報から
前記各サーバのうちの最も負荷が少ないサーバを検出し
て該サーバのATMアドレスを前記クライアントに送信
すべきATMアドレスとして前記ARPサーバに通知す
るIP over ATM方式のATM−LANシステ
ムの負荷分散制御方法。 - 【請求項4】 同一のIPアドレスを付与された複数の
サーバと接続されたATMスイッチが、宛先アドレスで
ある前記各サーバのIPアドレスを含むARP要求メッ
セージをクライアントから受信した場合に前記各サーバ
のうちのいずれか1つのサーバのMACアドレスを前記
クライアントに送信するブロードキャスト・アンノ−ン
・サーバと、前記クライアントから前記各サーバのMA
Cアドレスを含むLE・ARP・リクエストを受信した
場合に前記各サーバのうちのいずれか1つのサーバのA
TMアドレスを前記クライアントに送信するLAN・エ
ミュレーション・サーバとを備え、前記クライアントと
該各サーバのデータ通信の中継を行うLANエミュレー
ション方式のATM−LANシステムにおいて前記各サ
ーバの負荷を分散制御する負荷分散制御方法であって、 前記ブロードキャスト・アンノ−ン・サーバがARP要
求メッセージを受信した場合に、該ARP要求メッセー
ジに格納されている宛先IPアドレスが前記各サーバの
IPアドレスに該当する場合には前記各サーバのうちい
ずれか1つのサーバのMACアドレスを前記ブロードキ
ャスト・アンノーン・サーバに送信し、 前記LAN・エミュレーション・サーバが前記MACア
ドレスが格納されているLE・ARP・リクエストを受
信したときに、第2層における論理的なコネクションで
あるバーチャルコネクションのトラフィック情報に基づ
いて前記各サーバのうちの最も負荷が少ないサーバを検
出し、 該サーバのATMアドレスを前記クライアントに送信す
べきATMアドレスとして前記LAN・エミュレーショ
ン・サーバに通知するLANエミュレーション方式のA
TM−LANシステムの負荷分散制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000178456A JP3522193B2 (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | Atm−lanシステムおよびその負荷分散制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000178456A JP3522193B2 (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | Atm−lanシステムおよびその負荷分散制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001358758A true JP2001358758A (ja) | 2001-12-26 |
JP3522193B2 JP3522193B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=18679881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000178456A Expired - Fee Related JP3522193B2 (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | Atm−lanシステムおよびその負荷分散制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3522193B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006287286A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Saxa Inc | Ip通信方法およびip通信装置 |
-
2000
- 2000-06-14 JP JP2000178456A patent/JP3522193B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006287286A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Saxa Inc | Ip通信方法およびip通信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3522193B2 (ja) | 2004-04-26 |
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