JP2001357332A - 電子通貨流通システム - Google Patents

電子通貨流通システム

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JP2001357332A
JP2001357332A JP2000219873A JP2000219873A JP2001357332A JP 2001357332 A JP2001357332 A JP 2001357332A JP 2000219873 A JP2000219873 A JP 2000219873A JP 2000219873 A JP2000219873 A JP 2000219873A JP 2001357332 A JP2001357332 A JP 2001357332A
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Shigekichi Nagasaka
重吉 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 認証又は料金決済における情報及び取引シス
テムを高い利便性と低コストで迅速かつ安全で確実にす
る。 【解決手段】 情報機器に所有者限定送受信手段と無線
通信機能を持たせることで固有のアクセス番号を持た
せ、更に金融情報である電子通貨の保存及び出入管理手
段を持たせて、アクセス番号に認証機能及び電子通貨管
理番号としての機能を発揮させる。更に現金・電子通貨
両替装置や電子通貨偽造防止システムの支援により電子
通貨を円滑に流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機能を有
した情報機器に所有者限定送受信手段、電子通貨の保存
・出入管理手段とその情報を取り扱う機能を持たせ、そ
のアクセス番号により、所有者を認証する方法と金融情
報である電子通貨の出し入れを可能とする方法と電子通
貨を流通させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子通貨の流通システムは開発さ
れていないが、電子通貨による商品購入代金の決済シス
テムが開発されている。その例を以下に記述する。何ら
かのサービスを希望する人は前もってそのサービスに対
応するサービス提供業者や金融機関、クレジット会社な
どに個人認証情報を提出し、それらサービス提供業者や
決済機関はその情報をデータベースに入力保存し、サー
ビス希望者との間にそれぞれの支払条件などの契約書を
交わす。そしてその個人認証情報や使用金額の限度など
を記録したカードをサービス契約者に作成発行する。
【0003】例えば、サービス契約者が商店で商品を購
入してカードによる決済サービスを受けようとすると
き、料金所の店員にカード支払の意思表示を行って当該
カードを店員に渡す。店員は店の情報機器にそのカード
を挿入するとともに各購入商品明細を打ち出し、サービ
ス契約者にその明細書を渡して購入商品及び購入代金の
確認を求め、サービス契約者が確認後クレジット決済書
にサインをし、そのサインによって本人確認を行う。更
に商店の情報機器とカード会社の情報機器が接続されて
いない場合、カード会社の情報機器にカードを挿入して
カードの使用可否を確認して、可能であれば商品を渡
す。商店は未収代金であるカード使用者の代金をカード
会社に請求してカード会社から受け取る。購入代金を立
替払いしたカード会社は、契約に基づきサービス契約者
に利用明細書と料金支払請求書を書面で送る。サービス
契約者は契約書に基づいた金融機関の口座に請求金額を
入金し、金融機関が所定の手続きをしてカード会社は立
替金を回収する。
【0004】また、電子財布機能を持たせたカードを使
って契約者が決済サービスを受けようとするとき、指定
された金融機関のATMを使いATMの指示に従って必
要な情報を入力・操作して預金口座の残高のうち必要な
金額をカードにお金の機能を持った情報である電子通貨
として入力し、前記商店で商品購入したのと同様な手続
きを行ってサービスを受ける。指定金融機関は商店に設
置された情報機器からの電子通貨の支払情報に基づいて
商店の預金口座に代金を振りこむ。
【0005】また、携帯電話を自動販売機の料金決済に
使用する方法がフィンランドで2000年1月より実用
化された。サービス希望者が自動販売機により提供され
る商品の枠番号に携帯電話をかけ、自動販売機によるサ
ービス提供業者はアクセス番号から加入者の金融機関決
済口座を確認して自動販売機に商品引渡し又はサービス
提供操作情報を送り商品又はサービスを携帯電話による
アクセス者に提供する。料金決済は通話料金とともに加
入者の届出金融機関口座から引き落とされる。
【0006】また2000年5月30日付日本経済新聞
の記事に、携帯電話を使って自動販売機の代金決済をす
るシステムを日本の企業が開発したと紹介された。それ
によるとサービス希望者が決済システムセンターに携帯
電話でアクセスするとともに暗証番号と自動販売機のナ
ンバーを送信し、自動販売機の機能を制御する装置を取
り付けた自動販売機に携帯電話のコネクターを接続する
事で制御装置を作動させ商品提供を受けられるようにす
る。代金は携帯電話会社が通話料金に上乗せして携帯電
話加入者に請求するか、銀行口座から引き落とすことを
検討中と記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では認証を必
要とするサービスにおいてその料金決済システムにさま
ざまな工夫がなされてきた。しかし、認証システム・料
金決済システムにおいて、従来技術の例で示したように
前もって取引先毎に認証手続きをする手間の多さ、使用
範囲や用途の限定による利便性の低さ・金融機関を介す
るコストの高さ・手続きの多さによるサービス提供まで
の所要時間の長さ・カード所有者と使用者及び携帯電話
加入者と使用者が異なったときの安全性の確保・介在業
者の多さから正確な情報確保に支障があるなどの問題が
ある。
【0008】本発明の目的は、前記問題を解決もしくわ
軽減するために、簡易な認証システムと金融機関を介さ
ずに電子通貨を流通させるシステムを構築して認証また
は料金決済における情報及び取引システムを高い利便性
と低コストで迅速かつ安全で確実にする事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子通貨流通システムは、指紋照合送受信装
置を内蔵するなど所有者限定送受信機能を有し、電子通
貨の保存・出入管理機能及び無線通信機能を有した情報
機器のアクセス番号による認証及び電子通貨の管理シス
テムを使い、料金決済を直接当事者間で電子通貨によっ
て行う仕組みである。その補助手段として現金と電子通
貨を両替する現金・電子通貨両替装置があり、更に公的
機関によるアクセス番号を利用した電子通貨の偽造及び
不正使用防止を実行する仕組みを伴う。
【0010】指紋照合発信装置を内蔵するなど所有者限
定送受信手段を有した情報機器から送受信される情報は
送受信操作を所有者だけに限定するのでその送受信情報
は内容の如何を問わず全て所有者の自己責任を伴ったも
のである事をアクセス番号によって示す。これは、前記
特徴を有した情報機器から送受信されたアクセス番号が
認証機能を有するだけでなく、情報の発信者権限と責任
を有する事を表している。
【0011】前記特徴を有した情報機器のうち携帯型の
情報機器所有者は、金融機関に設置された現金・電子通
貨両替装置を使って現金または預金通帳残高を電子通貨
に変換しその情報機器に保存することができるととも
に、その情報機器に保存された電子通貨の一部もしくわ
全部を現金化して現金を受け取るか現金化して預金通帳
残高に記帳できる。
【0012】また前記特徴を有した情報機器所有者は、
遠隔地においても、その情報機器から現金・電子通貨両
替装置にアクセスして預金通帳残高の一部もしくわ全部
を電子通貨に変換してその情報機器に保存する事ができ
るとともに、その情報機器に保存された電子通貨の一部
もしくわ全部を現金化して預金通帳残高に入金できる。
【0013】そして前記特徴を有した携帯型情報機器所
有者が商店で商品を購入するとき料金所に購入したい商
品を運び、店員は料金所に設置された前記特徴を有した
情報機器に購入者の携帯型情報機器のアクセス番号を入
力してその携帯型情報機器に送信し携帯型情報機器所有
者が受信することで携帯型情報機器所有者と商品購入者
が同一である認証を行うとともに双方向の情報交換を可
能にする。
【0014】そして購入商品明細を商店の前記特徴を有
した情報機器に入力すると商店・購入者双方の情報機器
の表示装置に入力ごとに入力情報が表示され、入力完了
後その課金情報が双方に表示される。
【0015】購入者が表示情報を順次確認して支払承諾
の情報を入力すると商店の前記特徴を有した情報機器の
電子通貨保存・出入管理手段と購入者の前記特徴を有し
た携帯型情報機器の電子通貨保存・出入管理手段との間
で電子通貨の移動がなされ、購入者は購入した商品を受
け取る。
【0016】また前記特徴を有した自動販売機で商品を
購入するとき、その自動販売機のアクセス番号に購入者
が前記特徴を有した携帯型情報機器からアクセスすると
商品選択承諾情報が購入者の携帯型情報機器の表示装置
に表示され、その自動販売機の商品選択装置を操作す
る。このとき代金として電子通貨がその自動販売機の電
子通貨保存・出入管理手段に購入者の携帯型情報機器の
電子通貨保存・出入管理手段から移動することでその自
動販売機の商品払い出し機能が働いて、商品を取り出し
口から受け取る。
【0017】また通信ネットワーク上のサービス提供者
から商品やサービスを購入するとき、そのサービス提供
者の指定する電子通貨保存・出入管理手段を有した情報
機器のアクセス番号に購入希望者の前記特徴を有した情
報機器からアクセスしてサービス提供者が受信すると購
入希望者の認証が完了するとともに双方向の情報交換が
可能となる。
【0018】そして商品を購入するときは、商品購入予
約情報が購入希望者の情報機器に送信され、購入希望者
が希望する商品の情報を入力すると購入予約が完了し、
希望した商品が購入希望者の指定した場所に届けられ
る。その時、購入者はサービス提供者の指定した電子通
貨保存・出入管理手段を有した情報機器のアクセス番号
にアクセスして、代金としての電子通貨を自分の電子通
貨保存・出入管理手段からサービス提供者の電子通貨保
存・出入管理手段に移動する情報を送信し、サービス提
供者が受信すると料金決済が完了する。
【0019】また通信ネットワーク上のサービスを購入
するときは、認証が完了した時点でサービス提供情報が
送信され、購入希望者が希望するサービスを選択して情
報を入力すると、次に課金情報が送信され、支払承諾情
報を入力すると購入希望者の電子通貨保存・出入管理手
段からサービス提供者の電子通貨保存・出入管理手段に
代金としての電子通貨が移動して、希望したサービスを
受信する。
【0020】また会社が社員に給与を支払う際、会社の
前記特徴を有した情報機器から社員の前記特徴を有した
情報機器にアクセスして電子通貨による給与支払情報と
ともに給与明細情報を送信する。社員の前記特徴を有し
た情報機器の情報選択手段が働き金融情報である電子通
貨を電子通貨出入記憶手段に会社の前記特徴を有した情
報機器のアクセス番号と一緒に記録するとともにその電
子通貨を残高に加算したデータを電子通貨残高記憶手段
に記録した時点で電子通貨の移動が完了する。このとき
金融機関の関与を必要としない。
【0021】ただし、社員が必要とする現金があると
き、金融機関に設置された現金・電子通貨両替装置を使
って社員は自分の前記特徴を有した情報機器に保存され
た電子通貨を現金に交換することができる。
【0022】金融情報である電子通貨は、偽造される危
険が高いので、防止策が必要とされる。アクセス番号を
電子通貨管理番号とした前期特徴を有した情報機器にお
いては、その電子通貨出入記憶手段にアクセス順の電子
通貨出入情報がアクセス番号を伴って記憶されている。
また電子通貨残高記憶手段には電子通貨の残高情報が数
字の変化の連続で記憶されている。電子通貨偽造防止シ
ステムとはこの2つの情報を公的機関の情報機器により
連続性を照合することで電子通貨の偽造及び不正使用を
発見する方法の事である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1は電子通貨流通システムの、前記特徴
を有した携帯型情報機器10と据え置き型情報機器2
0、前記特徴を有した情報機器対応の商店情報機器30
と自動販売機40と通信ネットワーク80上のサービス
提供者の情報機器50と現金・電子通貨両替機60及び
公的機関の電子通貨偽造・不正使用を調査・摘発する情
報機器70が無線送受信局81と82及び有線送受信局
83と84により通信ネットワーク80上で結ばれた全
体のイメージを示す構成図である。
【0025】図2は、前記特徴を有した携帯型情報機器
10の構成図である。所有者限定送受信手段11と電子
通貨出入記憶手段12と電子通貨残高記憶手段13は従
来の情報機器が持っていない機構である。
【0026】前記携帯情報機器10と前記商店情報機器
30との間における電子通貨流通システムの一実施形態
を図1と図2を使って説明する。
【0027】前記携帯型情報機器10の所有者が商店で
商品を購入するとき、図1の前記商店情報機器30に店
員が前記携帯型情報機器10のアクセス番号を入力して
前記携帯型情報機器10へアクセスすると前記商店情報
機器30が加入する無線送受信局82と前記携帯型情報
機器10が加入する無線送受信局81を経由して前記携
帯型情報機器10の送受信アンテナ101と情報選択手
段104を通して前記商店情報機器30のアクセス番号
が表示手段102に表示されるとともに記憶手段105
内の着信記憶手段106のメモリーに記憶され、着信情
報が音声入出力手段108によって出される。この着信
情報の通知方法は振動や光線による事もある。
【0028】その時、所有者限定送受信手段11を操作
して双方向の情報交換を可能にするとともに前記携帯型
情報機器10の電子通貨管理番号であるアクセス番号が
送受信アンテナ101を通し無線送受信局81と無線送
受信局82を経由して前記商店情報機器30に送信さ
れ、認証を完了する。
【0029】認証確認後、前記商店情報機器30に入力
された購入商品明細情報及びその課金情報は同様にして
表示手段102により表示されるとともに記憶手段10
5内にある取引情報記憶手段107のメモリーに記憶さ
れる。前記携帯型情報機器10の所有者が表示された情
報に対し承諾情報を入力手段103により入力すると入
力情報は同様にして前記商店情報機器30により受信さ
れる。承諾情報には前記携帯型情報機器10の電子通貨
管理番号であるアクセス番号と購入商品の料金分の電子
通貨が含まれている。
【0030】この電子通貨に関する情報分類は情報選択
手段104によって行われ、記憶手段105内の電子通
貨出入記憶手段12にあるメモリーに前記商店情報機器
30の電子通貨管理番号であるアクセス番号と購入商品
料金分の電子通貨支払情報が記録され、電子通貨残高記
憶手段13にあるメモリーに新しい残高が追加記録され
る。前記携帯型情報機器10内の一連の流れは制御手段
109によって制御される。
【0031】次に前記携帯型情報機器10と前記自動販
売機40との間で行われる電子通貨流通システムの一実
施形態を図1と図3を使って説明する。
【0032】前記携帯型情報機器10の所有者が前記自
動販売機40の商品またはサービスを受けようとすると
き、前記自動販売機40に明示された前記自動販売機の
アクセス番号を前記携帯型情報機器10の入力手段10
3に入力すると表示手段102にそのアクセス番号が表
示され、所有者限定送受信手段11を操作すると前記自
動販売機40に無線送受信局81と前記自動販売機40
が加入する無線送受信局82を通して前期携帯情報機器
10のアクセス番号が送信される。
【0033】前記自動販売機40は自動送受信システム
を有しており、前記携帯型情報機器10のアクセス番号
の受信により双方向の情報交換が可能となり、商品また
はサービスの選択情報を前記携帯型情報機器10に転送
する。その情報は無線送受信局82と無線送受信局81
を経由し前記携帯型情報機器10の送受信アンテナ10
1を通して情報選択手段104の指示に従い、着信記憶
手段106に記憶されるとともに表示手段102に表示
される。
【0034】表示された商品またはサービスの選択情報
から商品またはサービスを入力手段103により入力し
て選択すると課金情報が表示手段102に表示され、支
払承諾情報を入力手段102より入力すると情報選択手
段104の指示で電子通貨残高記憶手段13の電子通貨
残高記録に支払によって減少した電子通貨の残高が追加
記録され、電子通貨出入記憶手段12に前記自動販売機
40のアクセス番号と移動した電子通貨が記録される。
【0035】そして前記自動販売機40の電子通貨出入
記憶手段に前記携帯型情報機器10のアクセス番号と料
金分の電子通貨が記録され、電子通貨残高記憶手段に新
しく加算された電子通貨残高が記録されると商品の払い
出しまたはサービスの実行が行われる。
【0036】次に前記据置型情報端末20と前記通信ネ
ットワーク80上のサービス提供業者情報機器50との
間における電子通貨流通システムの一実施形態を図1を
使って説明する。
【0037】前記据置型情報機器20の所有者がその情
報機器の受信する通信ネットワーク80上のサービス広
告情報を見て商品を購入しようとしたとき、その受信さ
れたサービス広告情報内にあるサービス提供者の前記情
報機器50のアクセス番号を前記携帯型情報機器10と
同様な所定の操作をして入力・送信すると前記据置型情
報機器20の加入する有線送受信局83とサービス提供
者の加入する有線送受信局84を経由してサービス提供
者の前記情報機器50に前記据置型情報機器20の電子
通貨管理番号であるアクセス番号が受信される。
【0038】その時双方向の情報交換が可能となるとと
もに前記据置型情報機器20の所有者の認証が完了し、
商品・サービス選択情報がサービス提供者の前記情報機
器50から前記据置型情報機器20に転送され表示手段
によって表示画面に表示される。希望する商品を選択し
てその情報を入力指示に従い入力すると次に商品予約情
報が表示され、予約確認情報を入力すると、商品購入予
約が完了する。
【0039】そして商品を受け取ったとき、サービス提
供者の前期情報機器50の電子通貨管理番号であるアク
セス番号に前記据置型情報機器20から料金としての電
子通貨支払情報を送信し、サービス提供者の前記情報機
器50がその情報を受信し受け取り情報を転送して決済
が完了する。
【0040】図3は金融機関に設置された現金・電子通
貨両替装置60の構成図である。前記特徴を有した情報
機器との間で現金または預金通帳に記載された現金を電
子通貨に、あるいはその逆を行う装置である。
【0041】前記携帯型情報機器10の保有する電子通
貨の一定額を現金・電子通貨両替装置50で現金に交換
する一実施形態を図1と図2と図3を使って説明する。
【0042】前記携帯型情報機器10のアクセス番号を
その所有者または金融機関の店員が現金・電子通貨両替
装置60の案内手段608に従い入力手段609内の音
声入力手段610かパネル入力手段611のどちらかで
入力して送受信手段602を使い送受信アンテナ601
を通して前期携帯型情報機器10に送信するとこの両替
装置60が加入する有線送受信局83と前記携帯型情報
機器10が加入する無線送受信局81を経由して前記現
金・電子通貨両替装置60のアクセス番号が前記携帯型
情報機器10に着信する。前記携帯型情報機器10の所
有者が所有者限定送受信手段11によって着信を受信す
ると前記携帯型情報機器10のアクセス番号が無線送受
信局81と有線送受信局84を経由して前記現金・電子
通貨両替装置の送受信アンテナ601を通して情報選択
手段603に受信されて双方向の情報交換が可能となる
とともに情報選択手段603に受信されたアクセス番号
が記憶手段606にある取引情報記憶手段607に記憶
され認証が完了する。
【0043】そして前記携帯型情報機器10の表示手段
102には前記両替装置60の表示手段613に表示さ
れた案内手段608からの両替依頼選択画面が表示され
る。
【0044】前記携帯型情報機器10または前記両替装
置60どちらかの入力手段を使い両替依頼情報を入力す
ると双方の表示手段にその内容が表示されて、内容を確
認して確認情報を入力する。そのとき前記携帯型情報機
器10の情報選択手段104の指示により記憶手段10
5内の取引情報記憶手段107に両替依頼に関する情報
が記録され、電子通貨残高記憶手段13に現金と交換す
る額の電子通貨分を減少させた電子通貨残高が記録さ
れ、電子通貨出入記憶手段12に前記両替装置60のア
クセス番号と電子通貨支払分が記録される。
【0045】そして前記両替装置60においては情報選
択手段603の指示により記憶手段606内の取引情報
記憶手段607に取引内容が記録され、電子通貨出入記
憶手段61に前記携帯型情報機器10のアクセス番号と
電子通貨入金分が記録され、電子通貨残高記憶手段62
のメモリーに入金された電子通貨加算額が記録される。
そして金銭取り扱い機構604より指定された現金(取
り扱い手数料を差し引いた)を払い出し、前記携帯型情
報機器10の所有者がその現金を受け取ると金銭取り扱
い機構604は払い出しを確認後ふたを閉じ、取引情報
記憶手段607にその情報が記憶される。これらの作業
は制御手段614の制御の下に行われる。
【0046】次に社員の保有する前記携帯型情報機器1
0へ会社が前記据置型情報機器20を使って給料を電子
通貨で支払う一実施の形態を図2を使って説明する。
【0047】会社に登録された社員の前期携帯型情報機
器10のアクセス番号を使って会社の前期据置型情報機
器20から社員の給料を電子通貨で支給するとき、前記
据置型情報機器20に給与明細情報と電子通貨支給情報
と登録された電子通貨管理番号である前記携帯型情報機
器10のアクセス番号を入力して前記携帯型情報機器1
0に送信する。このとき前記据置型情報機器20の電子
通貨残高は給与支給額分減少する。
【0048】社員が前記据置型情報機器20からの着信
を社員の前記携帯型情報選択手段104が働き電子通貨
出入記憶手段12と電子通貨残高記憶手段13へ電子通
貨を移動させる場合は、会社には送信情報及び着信情報
しか残らないので社員より受け取り情報を受けるのが望
ましい。
【0049】図4は、前記特徴を有した情報機器に対応
した公的機関の情報機器70に送られた電子通貨の偽造
及び不正使用を防止するための資料の一部であるアクセ
ス番号が00622715555である前記携帯型情報
機器10の電子通貨出入記憶手段12に記録された電子
通貨出入記録の一部121と電子通貨残高記憶手段13
に記録された残高推移の記録の一部131とアクセス番
号が00615368811である据置型情報機器20
の電子通貨出入記録の一部221である。
【0050】次に図4を使って電子通貨偽造防止システ
ムの仕組みを説明する。
【0051】前記公的機関の情報機器70は管轄する地
域内の電子通貨流通に関る全ての情報機器の電子通貨出
入記録と電子通貨残高記録を一定期間毎にその所有者に
伝送させ、この二つの記録を検索し連続性を照合する。
電子通貨出入記録121のデータ分類番号1211には
F00615368811 250000と記録されて
いる。Fは入金を示し、00615368811は相手
のアクセス番号を示し、250000は電子通貨の額を
示す。また分類番号1212のT0056124523
1 7568のTは出金を示す。従って、データ分類番
号1211の入金額250000に対応した電子通貨残
高記録131のデータはデータ分類番号1312と13
11の差額250000となり、1212の出金額75
68に対応したのは1313と1312の差額−756
8となり連続性が照合できる。
【0052】また電子通貨出入記録121のデータ分類
番号1211であるF006153688112500
00とアクセス番号00615368811の情報機器
から前記公的機関の情報機器70に送られた電子通貨出
入記録221のうちからT00622715555 2
50000の記録の有無を検索し電子通貨の移動記録の
連続性を照合する。さらに必要に応じてほかの地域を管
轄する公的機関の情報機器のデータと照合を行う。
【0053】図5は、本発明の電子通貨流通システムに
おける図1が示す通信ネットワーク80上のサービスを
受けようとする前記据置型情報機器20と通信ネットワ
ーク80上のサービス提供者の前記情報機器50との取
引一実施例を示すフローチャートである。
【0054】通信ネットワーク80上のサービス提供者
は各送受信局を通じて通信ネットワーク80に接続する
情報機器にサービス広告情報を一方的に送信する(ステ
ップ501)。
【0055】前記据置型情報機器20の所有者が電源を
入れ、周波数(チャンネル)をサービス提供者にあわせ
るか検索によってサービス提供者に接続してサービス広
告を受信する(ステップ201)。
【0056】次に前記据置型情報機器20にサービス提
供者の前記情報機器50のアクセス番号を入力・送信す
る(ステップ202)。
【0057】サービス提供者の前記情報機器50は前記
据置型情報機器20のアクセス番号を受信する(ステッ
プ502)。アクセス番号の受信により前記据置型情報
機器20の所有者の認証が完了するとともに双方向の情
報交換が可能となる。
【0058】サービス提供者の前記情報機器50の表示
画面にサービス選択情報が表示される(ステップ50
3)。
【0059】前記据置型情報機器20の表示画面にサー
ビス選択情報が表示される(ステップ203)。
【0060】前期据置型情報機器20の表示画面に希望
するサービスを入力する(ステップ204)。
【0061】サービス提供者の前記情報機器50にステ
ップ204の情報が入力される(ステップ504)。
【0062】サービス提供者の前記情報機器50の表示
画面に課金情報が表示される(ステップ505)。
【0063】前記据置型情報機器20の表示画面に課金
情報が表示される(ステップ205)。
【0064】前期据え置き型情報機器20の表示画面に
課金情報を確認して承諾情報を入力する(ステップ20
6)。
【0065】サービス提供者の前記情報機器50にステ
ップ206の情報が入力される(ステップ506)。
【0066】前記据置型情報機器20はステップ206
によりその情報選択手段が作動して、電子通貨残高記憶
手段に保存された電子通貨の残高記録に課金によって生
じた減少分の残高記録を追加するとともに、電子通貨残
高記憶手段からサービス提供者の前記情報機器50に移
動する電子通貨をサービス提供者の前記情報機器50の
アクセス番号とともに電子通貨出入記憶手段に記録し
て、情報としての電子通貨をサービス提供者の情報機器
50に送信する(ステップ207)。
【0067】サービス提供者の前記情報機器50は情報
としての電子通貨を受信する事でその情報選択手段が作
動して、電子通貨出入記憶手段に前記据え置き型情報機
器のアクセス番号とともに受信した電子通貨を記録し、
電子通貨残高記憶手段に増加した残高を追加する(ステ
ップ507)。
【0068】サービス提供者の前記情報機器50はサー
ビス料金の入金によりその表示画面にステップ204で
指定されたサービス情報を表示して前記据置型情報機器
20にサービス情報の送信を行う(ステップ508)。
【0069】前記据置型情報機器20の表示画面にサー
ビス情報が表示される(ステップ208)。
【0070】ステップ204で指定されたサービスがす
べてサービス提供者の情報機器50から提供されるとサ
ービスは終了する(ステップ509)。
【0071】それにより前記据置型情報機器20のサー
ビス提供者から送られるサービスも終了する(ステップ
209)。
【0072】以上説明した実施の形態によれば、所有者
に情報の送受信を限定した情報機器にはそのアクセス番
号そのものに認証機能が発生するので前もって取引相手
ごとに認証手続きを行う必要が無くなりコストの低減と
迅速性及び高い利便性が確保される。また電子通貨は情
報であるので残高記憶手段と出入記憶手段を情報機器に
付加する事で電子通貨の保存・出し入れ機能が加わり、
あらかじめ決められた使用限度や用途制限などによる低
利便性と使用の不確実性が解消される。さらにアクセス
番号を出入記憶手段の電子通貨出入記録に併記する事で
アクセス番号が電子通貨管理番号となり、電子通貨は金
融機関の介在なしに流通を始めるので料金決済に低コス
ト、迅速性、確実性と高い利便性をもたらす。そして現
金と電子通貨を両替する方法により必要に応じて現金と
電子通貨の使い分けができ、電子通貨の利便性を増す。
さらに電子通貨の偽造・不正使用を防止する方法により
電子通貨の流通に安全性を加える事ができる。
【0073】
【本発明の効果】本発明によれば、前もって取引相手ご
とに認証手続きをする手間を省き、電子通貨が現金と同
じ機能を持ち流通するだけでなく、遠距離間のサービス
授受に対する決済をその場でしかも当事者間だけで行う
ことができる画期的な効果をもたらす。また公共機関が
電子通貨の偽造・不正使用を防止する方法による電子通
貨の流通を安全にする効果とは別に、窃盗、脱税、不正
取引など経済犯罪の防止効果を生む効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関るアクセス番号により認証・電
子通貨管理を行う情報機器の通信ネットワーク構成図で
ある。
【図2】 認証・電子通貨管理を行う携帯型情報機器
の構成図である。
【図3】 現金・電子通貨両替機の構成図である。
【図4】 電子通貨偽造防止システムに使うデータで
ある電子通貨出入記録の一部2片と、電子通貨残高記録
の一部1片である。
【図5】 通信ネットワークを介したサービス取得と
料金決済の工程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・通信ネットワーク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月11日(2001.5.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】そして商品を受け取ったとき、サービス提
供者の前記情報機器50の電子通貨管理番号であるアク
セス番号と前記据置型情報機器20から料金としての電
子通貨支払い情報を送信し、サービス提供者の前記情報
機器50がその情報を受信し、受け取り情報を転送して
決済が完了する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信機能を持ちその情報の送受信を所
    有者だけに限定した固有のアクセス番号を有したコンピ
    ューターや自動販売機やPOS端末やゲーム機及び携帯
    電話に情報である電子通貨の保存・出入管理手段を持た
    せ、アクセス番号により電子通貨の出し入れを可能とす
    る方法。
  2. 【請求項2】前記特徴を有した情報機器から発信された
    情報は既存の携帯電話と同様に受信者に発信者のアクセ
    ス番号とともに届けられる。しかし、所有者限定送受信
    手段を使って発せられる送受信情報は内容の如何を問わ
    ず全て所有者の自己責任を伴ったものであり、また、情
    報交換中の相手から送信され表示された情報に所有者が
    新たな情報を入力した場合も同様である。この特性を活
    用し、前記特徴を有した情報機器のアクセス番号により
    所有者を取引相手に認証する方法。
  3. 【請求項3】前記特徴を有した情報機器の特性を活用
    し、アクセス番号を電子通貨管理番号として機能を発揮
    させ、電子通貨を流通させる方法。
  4. 【請求項4】前記特徴を有した情報機器と金融機関の情
    報端末との間で現金と電子通貨の両替を行う方法。
  5. 【請求項5】電子通貨の出入記録と残高記録との連続性
    を公的機関で一定期間ごとに調査して電子通貨の偽造及
    び不正使用を防止する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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CN1324492C (zh) * 2003-02-07 2007-07-04 日本电气株式会社 电子货币系统、电子货币交换服务器以及便携终端

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