JP2001355801A - 汽水分離用ドラム - Google Patents
汽水分離用ドラムInfo
- Publication number
- JP2001355801A JP2001355801A JP2000179960A JP2000179960A JP2001355801A JP 2001355801 A JP2001355801 A JP 2001355801A JP 2000179960 A JP2000179960 A JP 2000179960A JP 2000179960 A JP2000179960 A JP 2000179960A JP 2001355801 A JP2001355801 A JP 2001355801A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- water
- main body
- level
- window
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- Pending
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ドラム本体内における水位や泡の発生の有無
等、ドラム本体内の様子を直接確認することができ、安
定した運転を行い得る汽水分離用ドラムを提供する。 【解決手段】 ドラム本体1aの側面所要箇所に、内部
を目視するための覗窓5と、内部を照らすための照明用
窓6とを併設する。又覗窓5並びに照明用窓6を石英で
形成する。
等、ドラム本体内の様子を直接確認することができ、安
定した運転を行い得る汽水分離用ドラムを提供する。 【解決手段】 ドラム本体1aの側面所要箇所に、内部
を目視するための覗窓5と、内部を照らすための照明用
窓6とを併設する。又覗窓5並びに照明用窓6を石英で
形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汽水分離用ドラム
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、火力発電プラントのドラムボイ
ラ等には、火炉の炉壁を形成する炉壁管で加熱された高
温・高圧の蒸気を水と分離するための汽水分離用ドラム
が設けられているが、該汽水分離用ドラム内における水
位が低下しすぎると空焚きの虞があり、又、高くなりす
ぎると蒸気タービン側へ蒸気と一緒に水が混入する形と
なってタービン翼に悪影響を及ぼすため、汽水分離用ド
ラム内の水のレベルを一定に保持すべくレベル計測を行
う必要があり、このために汽水分離用ドラムにはドラム
レベル計が設けられる。
ラ等には、火炉の炉壁を形成する炉壁管で加熱された高
温・高圧の蒸気を水と分離するための汽水分離用ドラム
が設けられているが、該汽水分離用ドラム内における水
位が低下しすぎると空焚きの虞があり、又、高くなりす
ぎると蒸気タービン側へ蒸気と一緒に水が混入する形と
なってタービン翼に悪影響を及ぼすため、汽水分離用ド
ラム内の水のレベルを一定に保持すべくレベル計測を行
う必要があり、このために汽水分離用ドラムにはドラム
レベル計が設けられる。
【0003】図2は従来の汽水分離用ドラムの一例を表
わすものであって、該汽水分離用ドラム1は、ドラム本
体1aの側部に、上部接続配管2と下部接続配管3を介
してドラムレベル計4を取り付けてなる構成を有してい
る。
わすものであって、該汽水分離用ドラム1は、ドラム本
体1aの側部に、上部接続配管2と下部接続配管3を介
してドラムレベル計4を取り付けてなる構成を有してい
る。
【0004】前記ドラムレベル計4としては、従来、例
えば、二色水面計が用いられているが、これは、二枚の
硬質の平ガラスを金属の枠で押え、平ガラス面に水及び
蒸気が入るようにして、背面から光を当てることによ
り、蒸気部は赤色、水部は緑色に見えるようにして水面
の位置を見やすくした水面計である。
えば、二色水面計が用いられているが、これは、二枚の
硬質の平ガラスを金属の枠で押え、平ガラス面に水及び
蒸気が入るようにして、背面から光を当てることによ
り、蒸気部は赤色、水部は緑色に見えるようにして水面
の位置を見やすくした水面計である。
【0005】ボイラの運転時には、前記汽水分離用ドラ
ム1のドラム本体1aに対して、図示していない火炉の
炉壁を形成する炉壁管で加熱された水を含む蒸気が導入
され、該汽水分離用ドラム1のドラム本体1aにおいて
蒸気と水が分離されるが、このとき、ドラムレベル計4
の水面の位置を目視することにより、汽水分離用ドラム
1内の水のレベルが計測されるようになっている。
ム1のドラム本体1aに対して、図示していない火炉の
炉壁を形成する炉壁管で加熱された水を含む蒸気が導入
され、該汽水分離用ドラム1のドラム本体1aにおいて
蒸気と水が分離されるが、このとき、ドラムレベル計4
の水面の位置を目視することにより、汽水分離用ドラム
1内の水のレベルが計測されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、汽水分離用ドラム1のドラム本体1aの側部に、
上部接続配管2と下部接続配管3を介してドラムレベル
計4を取り付けて、汽水分離用ドラム1内の水のレベル
を計測するのでは、ドラム本体1a内の温度がおよそ3
60[℃]程度と高いのに対し、ドラムレベル計4に導
入される水の温度はおよそ150[℃]程度に低下して
いるため、温度が低い分、ドラムレベル計4に導入され
る水の密度が大きくなって、ドラムレベル計4の水位が
ドラム本体1a内の実際の水位より低くなるという不具
合が生じており、又、ドラム本体1a内に泡が生じた場
合にも、ドラムレベル計4の水位がドラム本体1a内の
実際の水位と等しくならず、正しいレベルを認識できな
くなるという不具合が生じていた。
如く、汽水分離用ドラム1のドラム本体1aの側部に、
上部接続配管2と下部接続配管3を介してドラムレベル
計4を取り付けて、汽水分離用ドラム1内の水のレベル
を計測するのでは、ドラム本体1a内の温度がおよそ3
60[℃]程度と高いのに対し、ドラムレベル計4に導
入される水の温度はおよそ150[℃]程度に低下して
いるため、温度が低い分、ドラムレベル計4に導入され
る水の密度が大きくなって、ドラムレベル計4の水位が
ドラム本体1a内の実際の水位より低くなるという不具
合が生じており、又、ドラム本体1a内に泡が生じた場
合にも、ドラムレベル計4の水位がドラム本体1a内の
実際の水位と等しくならず、正しいレベルを認識できな
くなるという不具合が生じていた。
【0007】本発明は、斯かる実情に鑑み、ドラム本体
内における水位や泡の発生の有無等、ドラム本体内の様
子を直接確認することができ、安定した運転を行い得る
汽水分離用ドラムを提供しようとするものである。
内における水位や泡の発生の有無等、ドラム本体内の様
子を直接確認することができ、安定した運転を行い得る
汽水分離用ドラムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高温・高圧の
蒸気を水と分離するための汽水分離用ドラムにおいて、
ドラム本体の側面所要箇所に、内部を目視するための覗
窓と、内部を照らすための照明用窓とを併設したことを
特徴とする汽水分離用ドラムにかかるものである。
蒸気を水と分離するための汽水分離用ドラムにおいて、
ドラム本体の側面所要箇所に、内部を目視するための覗
窓と、内部を照らすための照明用窓とを併設したことを
特徴とする汽水分離用ドラムにかかるものである。
【0009】前記汽水分離用ドラムにおいては、覗窓並
びに照明用窓を石英で形成することができる。
びに照明用窓を石英で形成することができる。
【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0011】前述の如く、ドラム本体の側面所要箇所
に、内部を目視するための覗窓と、内部を照らすための
照明用窓とを併設すると、照明用窓からドラム本体の内
部を照らした状態で、覗窓からドラム本体の内部を目視
することにより、ドラム本体内における水位や泡の発生
の有無等、ドラム本体内の様子を直接確認することが可
能となる。
に、内部を目視するための覗窓と、内部を照らすための
照明用窓とを併設すると、照明用窓からドラム本体の内
部を照らした状態で、覗窓からドラム本体の内部を目視
することにより、ドラム本体内における水位や泡の発生
の有無等、ドラム本体内の様子を直接確認することが可
能となる。
【0012】この結果、従来のように、汽水分離用ドラ
ムのドラム本体の側部に、上部接続配管と下部接続配管
を介してドラムレベル計を取り付けて、汽水分離用ドラ
ム内の水のレベルを計測するのとは異なり、ドラム本体
内の温度と、ドラムレベル計に導入される水の温度との
差に伴う水の密度差により、ドラムレベル計の水位がド
ラム本体内の実際の水位より低くなるという不具合が生
じることはなく、又、ドラム本体内に泡が生じた場合
に、ドラムレベル計の水位がドラム本体内の実際の水位
と等しくならず、正しいレベルを認識できなくなるとい
う不具合も生じない。
ムのドラム本体の側部に、上部接続配管と下部接続配管
を介してドラムレベル計を取り付けて、汽水分離用ドラ
ム内の水のレベルを計測するのとは異なり、ドラム本体
内の温度と、ドラムレベル計に導入される水の温度との
差に伴う水の密度差により、ドラムレベル計の水位がド
ラム本体内の実際の水位より低くなるという不具合が生
じることはなく、又、ドラム本体内に泡が生じた場合
に、ドラムレベル計の水位がドラム本体内の実際の水位
と等しくならず、正しいレベルを認識できなくなるとい
う不具合も生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【0014】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図2に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示
す如く、ドラム本体1aの側面所要箇所に、内部を目視
するための覗窓5と、内部を照らすための照明用窓6と
を併設した点にある。
て、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、基本的な構成は図2に示す従来のものと同
様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示
す如く、ドラム本体1aの側面所要箇所に、内部を目視
するための覗窓5と、内部を照らすための照明用窓6と
を併設した点にある。
【0015】前記覗窓5並びに照明用窓6は、高温・高
圧に耐えるために、例えば、石英等を用いるようにして
ある。
圧に耐えるために、例えば、石英等を用いるようにして
ある。
【0016】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0017】前述の如く、ドラム本体1aの側面所要箇
所に、内部を目視するための覗窓5と、内部を照らすた
めの照明用窓6とを併設すると、照明用窓6からドラム
本体1aの内部を照らした状態で、覗窓5からドラム本
体1aの内部を目視することにより、ドラム本体1a内
における水位や泡の発生の有無等、ドラム本体1a内の
様子を直接確認することが可能となる。
所に、内部を目視するための覗窓5と、内部を照らすた
めの照明用窓6とを併設すると、照明用窓6からドラム
本体1aの内部を照らした状態で、覗窓5からドラム本
体1aの内部を目視することにより、ドラム本体1a内
における水位や泡の発生の有無等、ドラム本体1a内の
様子を直接確認することが可能となる。
【0018】この結果、従来のように、汽水分離用ドラ
ム1のドラム本体1aの側部に、上部接続配管2と下部
接続配管3を介してドラムレベル計4を取り付けて、汽
水分離用ドラム1内の水のレベルを計測するのとは異な
り、ドラム本体1a内の温度と、ドラムレベル計4に導
入される水の温度との差に伴う水の密度差により、ドラ
ムレベル計4の水位がドラム本体1a内の実際の水位よ
り低くなるという不具合が生じることはなく、又、ドラ
ム本体1a内に泡が生じた場合に、ドラムレベル計4の
水位がドラム本体1a内の実際の水位と等しくならず、
正しいレベルを認識できなくなるという不具合も生じな
い。
ム1のドラム本体1aの側部に、上部接続配管2と下部
接続配管3を介してドラムレベル計4を取り付けて、汽
水分離用ドラム1内の水のレベルを計測するのとは異な
り、ドラム本体1a内の温度と、ドラムレベル計4に導
入される水の温度との差に伴う水の密度差により、ドラ
ムレベル計4の水位がドラム本体1a内の実際の水位よ
り低くなるという不具合が生じることはなく、又、ドラ
ム本体1a内に泡が生じた場合に、ドラムレベル計4の
水位がドラム本体1a内の実際の水位と等しくならず、
正しいレベルを認識できなくなるという不具合も生じな
い。
【0019】こうして、ドラム本体1a内における水位
や泡の発生の有無等、ドラム本体1a内の様子を直接確
認することができ、安定した運転を行い得る。
や泡の発生の有無等、ドラム本体1a内の様子を直接確
認することができ、安定した運転を行い得る。
【0020】尚、本発明の汽水分離用ドラムは、上述の
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の汽水分離
用ドラムによれば、ドラム本体内における水位や泡の発
生の有無等、ドラム本体内の様子を直接確認することが
でき、安定した運転を行い得るという優れた効果を奏し
得る。
用ドラムによれば、ドラム本体内における水位や泡の発
生の有無等、ドラム本体内の様子を直接確認することが
でき、安定した運転を行い得るという優れた効果を奏し
得る。
【図1】本発明を実施する形態の一例の全体概要構成図
である。
である。
【図2】従来例の全体概要構成図である。
1 汽水分離用ドラム 1a ドラム本体 5 覗窓 6 照明用窓
Claims (2)
- 【請求項1】 高温・高圧の蒸気を水と分離するための
汽水分離用ドラムにおいて、 ドラム本体の側面所要箇所に、内部を目視するための覗
窓と、内部を照らすための照明用窓とを併設したことを
特徴とする汽水分離用ドラム。 - 【請求項2】 覗窓並びに照明用窓を石英で形成した請
求項1記載の汽水分離用ドラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000179960A JP2001355801A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 汽水分離用ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000179960A JP2001355801A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 汽水分離用ドラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001355801A true JP2001355801A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=18681140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000179960A Pending JP2001355801A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 汽水分離用ドラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001355801A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008534909A (ja) * | 2005-04-05 | 2008-08-28 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | ボイラ |
-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000179960A patent/JP2001355801A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008534909A (ja) * | 2005-04-05 | 2008-08-28 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | ボイラ |
JP4833278B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2011-12-07 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | ボイラ |
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