JP2001353010A - ステッキ - Google Patents

ステッキ

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JP2001353010A
JP2001353010A JP2001113025A JP2001113025A JP2001353010A JP 2001353010 A JP2001353010 A JP 2001353010A JP 2001113025 A JP2001113025 A JP 2001113025A JP 2001113025 A JP2001113025 A JP 2001113025A JP 2001353010 A JP2001353010 A JP 2001353010A
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threaded
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Shinya Iida
信也 飯田
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MARUTOKU KK
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MARUTOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取り扱い上および使用上の安全性が高く、耐久
性や外観的にも優れたステッキを提供する。 【解決手段】ステッキ本体が複数のパイプ4に分割され
たステッキであって、上記パイプ4の端部同士がねじ部
6,7で連結されるとともに、上記ねじ部6,7近傍
に、ねじ部6,7同士がら合した状態で係合することに
より両ねじ部6,7を回り止めする凹部14およびノッ
チピン15を設けたことにより、連結と分割を繰り返し
ても極めて耐久性に優れ、外観的にも良好である。ま
た、急激にパイプ4が連結してしまうようなこともな
く、取り扱い上の安全性も高い。さらに、使用中にねじ
部6,7が緩んでしまうことがほとんどなく、使用上の
安全性も高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行補助具として
好適なステッキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来に伴い、歩行補
助具として杖やステッキを使用する人が増えてきてい
る。そして、疲労が比較的少ないときはステッキが必要
のない人向けとして、複数に分割され、使用しないとき
は折り畳んでバッグ等に収容でき、使用するときに連結
してステッキとして使用することができる折畳式のステ
ッキも広く使用されている。
【0003】上記折畳式のステッキとしては、従来か
ら、図13に示すようなものが普及している。上記ステ
ッキは、下端部が下広がり状に広がった複数(この例で
は4本)のパイプ40が縦に並んで配設され、上側に位
置するパイプ40の下広がり状の下端部に、下側に位置
するパイプ40の上端部が差し込まれて連結されてい
る。そして、上記各パイプ40の中空部には、上端のグ
リップ42から下端のパイプ40に渡って伸縮性のゴム
ひも41が挿通されている。図において、43は石突き
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような折畳式ステッキでは、各パイプ40の下端が下広
がり状に形成されているため、パイプ40を連結した状
態でステッキがカブトムシの足のような外観になってし
まい、美観上好ましくないという問題がある。また、各
パイプ40の連結をゴムひも41の弾性力で保持してい
るため、ゴムひも41が強すぎるとパイプ40を外し難
くなるうえ、折り畳んだ状態から各パイプ40を連結さ
せる際にゴムひも41の弾性力でパイプ40が急激に連
結されて危険が伴う。反対にゴムひも41が弱すぎると
使用中に外れやすくなってかえって危険性が増す。さら
に、折畳みと連結を繰り返すうちにパイプ40の端部に
ゴムひも41が擦れたりゴムひも41がねじれて伸びた
りして損傷しやすく、耐久性も劣るという問題もある。
また、ゴムひも41が損傷等することにより使用時にパ
イプ40が外れやすくなって危険性も増すという問題も
生じる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、取り扱い上および使用上の安全性が高く、耐久
性や外観的にも優れたステッキの提供をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の第1のステッキは、ステッキ本体が複数の
棒状体に分割されたステッキであって、上記棒状体の端
部同士がねじ部で連結されるとともに、上記ねじ部近傍
に、ねじ部同士がら合した状態で当接する当接部が設け
られていることを要旨とする。
【0007】すなわち、本発明の第1のステッキは、ス
テッキ本体が複数の棒状体に分割されたステッキであっ
て、上記棒状体の端部同士がねじ部で連結されている。
このため、連結と分割を繰り返しても、従来のゴムひも
を用いたステッキのようにゴムひもが劣化するようなこ
とがなく、極めて耐久性に優れるうえ、外観的にも良好
である。また、急激に棒状体が連結してしまうようなこ
ともなく、取り扱い上の安全性も高い。また、上記ねじ
部近傍に、ねじ部同士がら合した状態で当接する当接部
が設けられているため、使用中にねじ部が緩みにくくな
るうえ、ねじ部で連結された棒状体のがたつきが防止さ
れ、使用上の安全性が高くなる。
【0008】本発明の第1のステッキにおいて、上記当
接部が、一方のねじ部近傍に設けられたテーパー面と、
上記ねじ部にら合する他方のねじ部近傍に設けられて上
記テーパー面に摺接するテーパー面である場合には、テ
ーパー面同士が摺接することにより棒状体のがたつきが
効果的に抑制され、ねじ部の緩みも効果的に抑制され
る。
【0009】本発明の第1のステッキにおいて、上記当
接部が、ねじ部同士がら合した状態で係合することによ
り両ねじ部を回り止めする係合部である場合には、ねじ
部同士がら合した状態で係合部が係合して両ねじ部がし
っかりと回り止めされるため、使用中にねじ部が緩んで
しまうことがほとんどなく、使用上の安全性が高くな
る。
【0010】本発明の第1のステッキにおいて、上記棒
状体の端部同士がひも状部材で連結されることにより、
分割された状態で棒状体同士が離れ止めされている場合
には、ねじ部を外した状態で棒状体同士がひも状部材で
離れ止めされるため、棒状体同士がばらばらにならな
い。また、上記ひも状部材のところでステッキを容易に
折畳むことができ、携帯等にも便利である。
【0011】本発明の第1のステッキにおいて、上記ね
じ部が多条ねじからなるものである場合には、少ない回
転でねじ部を締め込むことができ、棒状体の連結ならび
に分割作業が極めてスピーディーに行えるようになる。
【0012】本発明の第1のステッキにおいて、上記ひ
も状部材が棒状体の端部に回動自在に取り付けられたワ
イヤである場合には、棒状体の連結および分割作業や折
畳み作業等の際にワイヤが回動して作業の支障にならな
い。また、折畳み等によって繰り返し棒状体と擦れあっ
ても、ワイヤの損傷が少なく、極めて耐久性に優れる。
【0013】本発明の第1のステッキにおいて、上記係
合部が、一方のねじ部に設けられた凹部と、上記ねじ部
にら合する他方のねじ部に設けられて上記凹部に嵌合す
る凸部とであり、上記凸部が付勢部材で付勢されて上記
凹部に嵌合するようになっている場合には、凹部と凸部
が確実に嵌合して使用中のねじ部の緩みが防止されると
ともに、ねじ部のら合を解除して棒状体を分割するとき
は、凸部が付勢部材の付勢力に抗して凹部から外れるた
め、作業が行いやすい。また、凸部が凹部に嵌合すると
きは、付勢部材の付勢力によってパチッと嵌まり込むた
め、使用者にねじ部が緩みにくいという安心感を与えら
れる。
【0014】本発明の第1のステッキにおいて、上記係
合部が、雄ねじ部の先端に設けられた溝部と、雌ねじ部
の奥側に設けられて上記溝部に嵌合するピン部材とであ
り、上記ピン部材が付勢部材で付勢されて上記溝部に嵌
合するようになっている場合には、溝部とピン部材が確
実に嵌合して使用中のねじ部の緩みが防止されるととも
に、ねじ部のら合を解除して棒状体を分割するときは、
ピン部材が付勢部材の付勢力に抗して溝部から外れるた
め、作業が行いやすい。また、ピン部材が溝部に嵌合す
るときは、付勢部材の付勢力によってパチッと嵌まり込
むため、使用者にねじ部が緩みにくいという安心感を与
えられる。
【0015】本発明の第1のステッキにおいて、上記棒
状体が金属パイプからなるものである場合には、棒状体
が連結されてできたステッキ本体が堅牢かつ軽量にな
る。
【0016】また、本発明の第2のステッキは、ステッ
キ本体が複数の棒状体に分割されたステッキであって、
上記棒状体の端部同士が多条ねじで連結されていること
を要旨とする。
【0017】すなわち、本発明の第2のステッキは、棒
状体の端部同士が多条ねじで連結されているため、連結
と分割を繰り返しても、従来のゴムひもを用いたステッ
キのようにゴムひもが劣化するようなことがなく、極め
て耐久性に優れるうえ、外観も良好である。また、急激
に棒状体が連結してしまうこともなく、取り扱い上の安
全性も高い。さらに、少ない回転で締め込むことがで
き、棒状体の連結ならびに分割作業が極めてスピーディ
ーに行えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0019】図1は、本発明のステッキの一実施の形態
を示す。このステッキは、アルミニウム製のステッキ本
体1の上端部に、略球状を呈したグリップ2が設けら
れ、下端部に、接地時の衝撃を緩和したり滑り止め作用
をもつ、硬質ゴム等からなる石突き3が着脱可能に取り
付けられている。
【0020】上記ステッキ本体1は、複数(この例では
5本)のパイプ4が連結されて構成されている。上記各
パイプ4は、図2に示すように、連結部分の上側に雌ね
じ部7が形成されるとともに、連結部分の下側に雄ねじ
部6が形成され、上記雄ねじ部6と雌ねじ部7とがら合
することにより連結されるようになっている。また、対
向する雄ねじ部6と雌ねじ部7とは、それぞれワイヤ8
で連結され、各パイプ4がばらばらに離れてしまわない
ようになっている。
【0021】上記連結部分について詳しく説明すると、
図3および図4に示すように、連結部分の下側に位置す
るパイプ4端部には、雄ねじ部6が設けられた第1連結
具11が取り付けられ、連結部分の上側に位置するパイ
プ4端部には、雌ねじ部7が設けられた第2連結具12
が取り付けられている。
【0022】上記第1連結具11は、パイプ4の端部に
嵌入される略円柱状を呈し、パイプ4の端部から露呈す
る部分に雄ねじ部6が突設されている。上記雄ねじ部6
の端面には、凹部14が形成されている。また、この第
1連結部11の中心には、パイプ4の長手方向に貫通し
てワイヤ8を挿通させるワイヤ挿通穴13が穿設されて
いる。
【0023】上記第2連結具12は、パイプ4の端部に
嵌入される略円柱状を呈し、パイプ4の端部から露呈す
る部分に、上記雄ねじ部6とら合する雌ねじ部7が凹設
されている。上記雌ねじ部7の奥面には、上記第1連結
具11の凹部14と係合するノッチピン(凸部)15が
突設されている。
【0024】上記ノッチピン15は、第2連結具12の
パイプ4内側に向いた面から雌ねじ部7の奥面に向かっ
て延びるピン穴17に挿入され、雌ねじ部7の奥面の部
分で抜け止めされている。ノッチピン15が挿入された
ピン穴17には、スプリング16が挿入されている。こ
の状態で上記ピン穴17の開口が止めワッシャ19で塞
がれることにより、ノッチピン15が雌ねじ部7に対向
する雄ねじ部6に向かって付勢されるようになってい
る。
【0025】図において、20は止めワッシャ19が係
止される係止突部である。また、上記第2連結部12の
中心には、パイプ4の長手方向に貫通してワイヤ8を挿
通させるワイヤ挿通穴13が穿設されている。図におい
て、18はワイヤ8の抜け止めである。
【0026】ここで、上記雄ねじ部6および雌ねじ部7
には、それぞれ2条ねじが用いられている。これによ
り、少ない回転で雄ねじ部6および雌ねじ部7を締め込
むことができ、パイプ4の連結ならびに分割作業が極め
てスピーディーに行える。
【0027】一方、ステッキ本体1を構成するパイプ4
のうち最上段に位置するものの上端部には、図5に示す
ように、グリップ連結具23が取り付けられている。上
記グリップ連結具23は、パイプ4の上端部に嵌入され
る略円柱状を呈し、その中心には、パイプ4の長手方向
に貫通するねじ穴25が穿設されている。上記ねじ穴2
5の下部開口はすり鉢状に座繰りされるとともに、グリ
ップ連結部23の側壁には下端から上方に向かって延び
るスリット24が形成されている。
【0028】上記ねじ穴25には、下端開口から上方に
向かって皿ねじ22がら着され、皿ねじ22がねじ込ま
れて皿ねじ22のねじ頭が座繰り部に当接することによ
りスリット24が開き、グリップ連結具23がパイプ4
に締め付け固定されるようになっている。そして、グリ
ップ連結具23の上方に突出した皿ねじ22に、グリッ
プ2がら着されるようになっている。
【0029】上記ステッキにおいて、各パイプ4を連結
するときは、図6に示すように、雄ねじ部6と雌ねじ部
7をら合させる。このとき、雄ねじ部6が雌ねじ部7内
にねじ込まれ、雄ねじ部6の先端が雌ねじ部7の奥面に
到達すると、ノッチピン15が凹部14にパチッと係合
する。これにより、使用中にねじがほとんど緩まず、使
用上の安全性が高くなる。また、ねじが緩みにくいとい
う安心感を使用者に与えられる。
【0030】一方、折畳む際には、連結されたパイプ4
を把持して結合時と逆回転させることにより、雄ねじ部
6と雌ねじ部7とのら合が解除され、パイプ4が分割さ
れる。このとき、ノッチピン15がスプリング16の付
勢力に抗して凹部14から外れるため、作業が行いやす
い。また、上記ワイヤ8がワイヤ挿通穴13に回動自在
に挿通されているため、パイプ4の連結および分割作業
や折畳み作業等の際にワイヤ8が回動して作業の支障に
ならない。また、折畳み等によって繰り返しパイプ4と
擦れあっても、ワイヤ8は損傷しにくく、極めて耐久性
に優れる。
【0031】このように、上記ステッキでは、堅牢かつ
軽量で耐久性にも優れるうえ、携帯等にも便利で外観的
にも良好である。また、急激にパイプ4が連結してしま
うようなこともなく、取り扱い上の安全性も高い。さら
に、使用中雄ねじ部6と雌ねじ部7とのら合が緩んでし
まうことがほとんどなく、使用上の安全性も高い。
【0032】図7〜図9は、本発明の第2の実施の形態
のステッキの要部を示す説明図である。このものでは、
第1連結具11が中空状に形成され、雄ねじ部6の先端
部に、溝形成部材31が挿着固定されている。そして、
この溝形成部材31の先端面に、溝部26が形成されて
いる。上記溝形成部材31は、ステンレス鋼等の比較的
磨耗に強い材質のものが用いられる。図において32は
溝形成部材を固定する固定ピンである。
【0033】一方、第2連結具12も中空状に形成さ
れ、上記中空部30にスプリング27が後方(図示の上
側)に抜け止めされた状態で挿通されている。上記第2
連結具12の側面には、上記挿通されたスプリング27
の端部の前後に渡って前後方向に延びる一対の長穴29
が穿設され、上記長穴29にピン部材28がスライド自
在に嵌挿されている。上記ピン部材28は、上記スプリ
ング27により先端に向かって付勢されている。また、
上記ピン部材28は、ステンレス鋼等の比較的磨耗に強
い材質のものが用いられる。それ以外は、上記第1の実
施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付し
ている。
【0034】上記ステッキにおいて、各パイプ4を連結
するときは、図10に示すように、雄ねじ部6と雌ねじ
部7をら合させる。このとき、雄ねじ部6が雌ねじ部7
内にねじ込まれ、雄ねじ部6先端に取り付けられた溝形
成部材31が雌ねじ部7の奥側に到達すると、ピン部材
28が溝部26にパチッと係合する。これにより、使用
中にねじがほとんど緩まず、使用上の安全性が高くな
る。また、ねじが緩みにくいという安心感を使用者に与
えられるうえ、がたつきや磨耗にも強い。それ以外は、
上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0035】図11は、本発明の第3の実施の形態のス
テッキの要部を示す説明図である。このものでは、雄ね
じ部6および雌ねじ部7近傍に係合部が設けられていな
い。そして、第1連結具11の雄ねじ部6の根元部にテ
ーパー面36が形成されるとともに、第2連結具12の
雌ねじ部7の開口部にすり鉢上のテーパー面36が形成
されている。
【0036】また、このステッキでは、第1および第2
連結具11,12同士がワイヤ8で連結されるのではな
く、5本のパイプ4を挿通するゴムひも35で連結され
ている。37はゴムひも35が挿通される挿通穴であ
る。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様であり、
同様の部分には同じ符号を付している。
【0037】上記ステッキにおいて、各パイプ4を連結
するときは、図12に示すように、雄ねじ部6と雌ねじ
部7をら合させる。このとき、雄ねじ部6が雌ねじ部7
内にねじ込まれ、雄ねじ部6の根元に形成されたテーパ
ー面36と雌ねじ部7の開口に形成されたテーパー面3
6とが摺接する。これにより、使用中にねじがほとんど
緩まず、使用上の安全性が高くなる。また、ねじが緩み
にくいという安心感を使用者に与えられるうえ、がたつ
きにも強くなる。それ以外は、上記各実施の形態と同様
の作用効果を奏する。
【0038】なお、上記各実施の形態では、ステッキ本
体1は、アルミニウムパイプからなるものを例示した
が、これに限定するものではなく、チタン,マグネシウ
ム,ステンレス等の各種金属材料や、木、竹、樹脂、カ
ーボンファイバーやグラスファイバーが用いられたFR
P等各種の材質のものに適用することができる。また、
グリップ2の形状は、図1に示すような略球状のものに
限らず、逆L字形やT字形,U字形等の他の形状でもよ
い。また、本発明は、長さ調節機構付きのステッキに適
用することもできるし、いわゆるステッキだけでなく、
歩行補助用ステッキや登山用ステッキ等にも適用するこ
とができる。
【0039】さらに、上記各実施の形態では、ステッキ
本体1を5分割した例を示したが、これに限定するもの
ではなく、4分割以下でもよいし6分割以上でもよい。
また、上記実施の形態では、雄ねじ部6および雌ねじ部
7として2条ねじを用いた例を示したが、これに限定す
るものではなく、普通のねじでもよいし、3条以上の多
条ねじを用いることもできる。
【0040】また、上記各実施の形態では、パイプ4の
連結部の下側に雄ねじ部6を設け、連結部の上側に雌ね
じ部7を設けた例を示したが、パイプ4の連結部の上側
に雄ねじ部6を設け、連結部の下側に雌ねじ部7を設け
るようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1のステッキ
によれば、連結と分割を繰り返しても、従来のゴムひも
を用いたステッキのようにゴムひもが劣化するようなこ
とがなく、極めて耐久性に優れるうえ、外観的にも良好
である。また、急激に棒状体が連結してしまうようなこ
ともなく、取り扱い上の安全性も高い。さらに、使用中
にねじ部が緩んでしまうことがほとんどなく、使用上の
安全性も高い。
【0042】また、本発明の第2のステッキによれば、
連結と分割を繰り返しても、従来のゴムひもを用いたス
テッキのようにゴムひもが劣化するようなことがなく、
極めて耐久性に優れるうえ、外観も良好である。また、
急激に棒状体が連結してしまうこともなく、取り扱い上
の安全性も高い。さらに、少ない回転で締め込むことが
でき、棒状体の連結ならびに分割作業が極めてスピーデ
ィーに行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のステッキを示す正面図
である。
【図2】上記ステッキのステッキ本体を分割した状態を
示す正面図である。
【図3】連結部分を示す説明図である。
【図4】連結部分を示す断面図である。
【図5】グリップの取付部を示す説明図である。
【図6】連結部分の連結状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のステッキの連結部
分を示す説明図である。
【図8】上記連結部分を示す断面図である。
【図9】上記連結部分を示す断面図である。
【図10】上記連結部分の連結状態を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態のステッキの連結
部分を示す断面図である。
【図12】上記連結部分を示す断面図である。
【図13】従来のステッキを示す説明図である。
【符号の説明】
4 パイプ 6,7 ねじ部 14 凹部 15 ノッチピン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッキ本体が複数の棒状体に分割され
    たステッキであって、上記棒状体の端部同士がねじ部で
    連結されるとともに、上記ねじ部近傍に、ねじ部同士が
    ら合した状態で当接する当接部が設けられていることを
    特徴とするステッキ。
  2. 【請求項2】 上記当接部が、一方のねじ部近傍に設け
    られたテーパー面と、上記ねじ部にら合する他方のねじ
    部近傍に設けられて上記テーパー面に摺接するテーパー
    面である請求項1記載のステッキ。
  3. 【請求項3】 上記当接部が、ねじ部同士がら合した状
    態で係合することにより両ねじ部を回り止めする係合部
    である請求項1記載のステッキ。
  4. 【請求項4】 上記棒状体の端部同士がひも状部材で連
    結されることにより、分割された状態で棒状体同士が離
    れ止めされている請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    ステッキ。
  5. 【請求項5】 上記ねじ部が多条ねじからなるものであ
    る請求項1〜4のいずれか一項に記載のステッキ。
  6. 【請求項6】 上記ひも状部材が棒状体の端部に回動自
    在に取り付けられたワイヤである請求項3〜5のいずれ
    か一項に記載のステッキ。
  7. 【請求項7】 上記係合部が、一方のねじ部に設けられ
    た凹部と、上記ねじ部にら合する他方のねじ部に設けら
    れて上記凹部に嵌合する凸部とであり、上記凸部が付勢
    部材で付勢されて上記凹部に嵌合するようになっている
    請求項3〜6のいずれか一項に記載のステッキ。
  8. 【請求項8】 上記係合部が、雄ねじ部の先端に設けら
    れた溝部と、雌ねじ部の奥側に設けられて上記溝部に嵌
    合するピン部材とであり、上記ピン部材が付勢部材で付
    勢されて上記溝部に嵌合するようになっている請求項3
    〜6のいずれか一項に記載のステッキ。
  9. 【請求項9】 上記棒状体が金属パイプからなるもので
    ある請求項1〜8のいずれか一項に記載のステッキ。
  10. 【請求項10】 ステッキ本体が複数の棒状体に分割さ
    れたステッキであって、上記棒状体の端部同士が多条ね
    じで連結されていることを特徴とするステッキ。
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