JP2001349912A - インピーダンス測定方法及びインピーダンス測定装置 - Google Patents

インピーダンス測定方法及びインピーダンス測定装置

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JP2001349912A
JP2001349912A JP2000169570A JP2000169570A JP2001349912A JP 2001349912 A JP2001349912 A JP 2001349912A JP 2000169570 A JP2000169570 A JP 2000169570A JP 2000169570 A JP2000169570 A JP 2000169570A JP 2001349912 A JP2001349912 A JP 2001349912A
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test pattern
impedance
contact
circuit board
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JP2000169570A
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Toru Nakashiba
徹 中芝
Yukio Matsushita
幸生 松下
Tatsumi Iwaishi
辰巳 岩石
Masanobu Taketomi
正伸 武富
Mitsuhide Nagaso
満英 長曽
Toshiyuki Akamatsu
資幸 赤松
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の回路板について精度よく短時間にイン
ピーダンスの測定を行うことができるインピーダンス測
定方法を提供する。 【解決手段】 回路板3の端面61を所定の位置にセッ
トする。回路板3の端面61と対向するようにプローブ
Aを移動した後、回路板3の端面61に露出したテスト
パターン62にプローブAを接触させる。プローブAと
接続される計測器でテストパターン62のインピーダン
スを測定する。回路板3の端面61に露出した非常に小
さなテストパターン62へのプローブAの接触を容易に
し、インピーダンス測定を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層プリント配線
板に用いられる内層回路入り銅張積層板等の回路板のイ
ンピーダンス測定方法、及び多層プリント配線板等の回
路板のインピーダンスを測定する際に用いられるインピ
ーダンス測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器などに用いられる回路板では、
回路板に設けた回路とその回路を伝送する信号とのイン
ピーダンス整合を取ることが行なわれており、特に、高
周波信号(高速信号)を伝送するための回路である場合
はこのインピーダンス整合が重要である。従って、回路
板の回路はこれを伝送する信号とインピーダンス整合が
取れるように設計されていると共に回路板は回路のイン
ピーダンス(値)が設計値から許容範囲内に収っている
か否かチェックされて製品化されており、回路のインピ
ーダンスが一定の許容範囲から外れるものは不良品とし
て破棄するようにしている。
【0003】従来より、回路板の回路のインピーダンス
を測定するにあたっては、主にTDR(Time Domain Ref
rectometry)法が用いられている。この方法は、信号回
路と電気的な基準のグランド回路とからなるテストパタ
ーンに、パルスあるいはステップ信号などの入射信号を
伝送し、テストパターン(信号回路)内での反射信号を
検知すると共に反射信号から求められる反射係数を用い
てテストパターン(信号回路)のインピーダンス値を得
るようにするものである。
【0004】上記のインピーダンス測定に必要なものと
しては、TDR用の計測器、信号伝送用のケーブル、プ
ローブ等がある。プローブは計測器及びこれと接続され
ているケーブルをテストパターンに電気的に接続するた
めの仲介役として用いられるものであり、できるだけ低
損失で入射信号や反射信号などの電気信号が流れるよう
に、ケーブルやテストパターンとのインピーダンス整合
等がとられて電気的設計がなされているものである。ま
た、ケーブルとしてはTDR測定における入射信号中に
含まれる周波数帯において、充分低損失なものを選択す
るようにしている。
【0005】このような測定器とケーブルとプローブを
用いてインピーダンスを測定するにあたっては、まず、
コンタクト面として形成されたテストパターンの端面に
プローブを接触させ、計測器を操作して測定波形を得、
次に、測定波形の中でプローブとテストパターンとの間
の反射ノイズによる測定誤差ができるだけ少なくなるよ
うな測定領域を選択し、その領域内でのテストパターン
のインピーダンス値を測定波形から読みとるようにする
のである。
【0006】このようにしてインピーダンスの測定が行
われる回路板については、テストパターンの端面がコン
タクト面として回路板の表面に露出しているものと回路
板の端面に露出しているものとを用いる必要がある。こ
のうち、テストパターンの端面が回路板の表面に露出し
ているものについては一般的であるが、回路板の端面に
露出しているものについては、あまり一般的でなくて試
みられておらず、また、そのインピーダンスを測定する
ためのシステムも作られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子機器の高周
波化、大容量化の流れから見れば、プリント基板や内層
回路入り銅張積層板等の回路板はそのすべてについて回
路(テストパターン)のインピーダンスを測定し、その
値がある設計範囲内に保証された状態で商品化されるの
が望ましい。
【0008】しかし、回路板が内層回路入り銅張積層板
である場合、内層回路のインピーダンスについては非破
壊で測定するために、回路板の端面ヘテストパターンを
露出させてインピーダンスを測定する必要があるが、従
来の技術ではインピーダンスの測定をすべて手動で行う
必要があり、インピーダンスの測定に時間と労力がかか
るため、少量の回路板をサンプリングしてインピーダン
スの測定を行いがちであった。また、テストパターンの
露出面は通常ミクロンオーダー程度で非常に小さく、プ
ローブの接触を行うのは非常に困難であった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、大量の回路板について精度よく短時間にインピー
ダンスの測定を行うことができるインピーダンス測定方
法及びインピーダンス測定装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
インピーダンス測定方法は、回路板3の端面61を所定
の位置にセットし、回路板3の端面61と対向するよう
にプローブAを移動した後、回路板3の端面61に露出
したテストパターン62にプローブAを接触させ、プロ
ーブAと接続される計測器63でテストパターン62の
インピーダンスを測定することを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明の請求項2に係るインピーダンス測
定方法は、請求項1の構成に加えて、端面カメラ64で
回路板3の端面に露出したテストパターン62の位置を
撮像してテストパターン62の位置座標を検出し、この
検出結果に基づいてプローブAを移動することを特徴と
するものである。
【0012】本発明の請求項3に係るインピーダンス測
定方法は、請求項2の構成に加えて、プローブAと端面
カメラ64の相関位置ずれを検出し、検出された相関位
置ずれの値をテストパターン62の位置座標に付与した
後、付与後の値に基づいてプローブAを移動することを
特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項4に係るインピーダンス測
定方法は、請求項1乃至3のいずれかの構成に加えて、
テストパターン62にプローブAを接触させた後、接触
状況を補間カメラ65にて観察してテストパターン62
とプローブAの接触の位置ずれを確認することを特徴と
するものである。
【0014】本発明の請求項5に係るインピーダンス測
定方法は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、
テストパターン62とプローブAの接触の位置ずれを値
として検出し、その値に基づいてプローブAの再移動及
び再接触を行うことを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項6に係るインピーダンス測
定方法は、請求項1乃至4のいずれかの構成に加えて、
テストパターン62に接触させるためのコンタクトピン
6を有してプローブAを形成し、テストパターン62に
接触させる直前までコンタクトピン6が振れないように
振れ防止爪66で挟持することを特徴とするものであ
る。
【0016】本発明の請求項7に係るインピーダンス測
定方法は、請求項6の構成に加えて、振れ防止爪66で
テストパターン62の除電を行った後、テストパターン
62のインピーダンスを測定することを特徴とするもの
である。
【0017】本発明の請求項8に係るインピーダンス測
定方法は、請求項6又は7の構成に加えて、テストパタ
ーン62にコンタクトピン6を接触させると共にプロー
ブAと計測器63の間でコンタクトピン6につながる信
号入出力ライン67をグランドに接続することによって
テストパターン62の除電を行った後、テストパターン
62のインピーダンスを測定することを特徴とするもの
である。
【0018】本発明の請求項9に係るインピーダンス測
定装置は、回路板3のテストパターン62のインピーダ
ンスを測定するための計測器63と、回路板3の端面6
1に露出したテストパターン62に接触させるためのプ
ローブAと、計測器63とプローブAを接続するケーブ
ル69と、所定の位置にセットされた回路板3の端面6
1と対向するようにプローブAを移動するためのプロー
ブ移動手段70を備えて成ることを特徴とするものであ
る。
【0019】本発明の請求項10に係るインピーダンス
測定装置は、請求項9の構成に加えて、回路板3の端面
61に露出したテストパターン62の位置を撮像してテ
ストパターン62の位置座標を検出するための端面カメ
ラ64を具備し、端面カメラ64の検出結果に基づいて
プローブ移動手段70によりプローブAを移動自在に形
成して成ることを特徴とするものである。
【0020】本発明の請求項11に係るインピーダンス
測定装置は、請求項9又は10の構成に加えて、プロー
ブAと端面カメラ64の相関位置ずれを検出するための
位置ずれ検出カメラ71を備えて成ることを特徴とする
ものである。
【0021】本発明の請求項12に係るインピーダンス
測定装置は、請求項9乃至11のいずれかの構成に加え
て、テストパターン62にプローブAを接触させた後、
接触状況を観察してテストパターン62とプローブAの
接触の位置ずれを確認するための補間カメラ65を備え
て成ることを特徴とするものである。
【0022】本発明の請求項13に係るインピーダンス
測定装置は、請求項9乃至12のいずれかの構成に加え
て、テストパターン62に接触させるためのコンタクト
ピン6を有してプローブAを形成し、テストパターン6
2に接触させる直前までコンタクトピン6が振れないよ
うに挟持するための振れ防止爪66を備えて成ることを
特徴とするものである。
【0023】本発明の請求項14に係るインピーダンス
測定装置は、請求項13の構成に加えて、振れ防止爪6
6を導電性材料で形成すると共に振れ防止爪66をグラ
ンドに接続して成ることを特徴とするものである。
【0024】本発明の請求項15に係るインピーダンス
測定装置は、請求項13又は14の構成に加えて、コン
タクトピン6と計測器63を接続するケーブル69の信
号入出力ライン67をグランドに切り替えて接続するた
めの切り替え手段72を備えて成ることを特徴とするも
のである。
【0025】本発明の請求項16に係るインピーダンス
測定装置は、請求項9乃至15のいずれかの構成に加え
て、回路板3をほぼ水平方向に移動させるXYテーブル
73を備えて成ることを特徴とするものである。
【0026】本発明の請求項17に係るインピーダンス
測定装置は、請求項9乃至16のいずれかの構成に加え
て、プローブ移動手段70によりプローブAをほぼ鉛直
に移動自在に形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0028】本発明のインピーダンス測定方法は、図1
に示すように、プローブAを矢印アの方向に移動させる
と共に、回路板3を矢印イの方向に移動させることによ
って、回路板3の端面61に露出したテストパターン6
2のインピーダンスを測定するものである。テストパタ
ーン62は回路板3の内部に設けた信号回路4と回路板
3の表面や内部に設けたグランド層7から形成されるも
のである。回路板3の表面に設けたグランド層7は銅箔
等の金属べた面で形成されている。また、インピーダン
スを測定するために専用に設けられたテスト用回路を信
号回路4の代わりに用いても良い。
【0029】回路板3の端面61におけるテストパター
ン62の露出部分は通常ミクロンオーダーの非常に小さ
い領域であるために、予め、回路板3及びその端面61
の位置を固定してその位置にプローブAを移動させてイ
ンピーダンスの測定を行なうようにするものである。こ
のことにより、テストパターン62へのプローブAの接
触を容易に行なうことができるものである。
【0030】図2に上記のようなインピーダンスの測定
を行なうためのインピーダンス測定装置を示す。このイ
ンピーダンス測定装置には、パーソナルコンピュータ
(PC)75、プローブ移動手段70、計測器63、端
面カメラ64、補間カメラ65、位置ずれ検出カメラ7
1、XYテーブル73、振れ防止爪66などを備えて形
成されている。パーソナルコンピュータ75はモニター
80やキーボード81、マウス82などを備えたもので
あって、計測器63を動作させてインピーダンスの測定
の波形を得たり、この波形からのインピーダンス(値)
の読み取り、データ処理など、インピーダンス測定装置
の全体の制御を行なうものである。従って、インピーダ
ンスの測定に係る一連の動作を通常PCによる制御を用
いて行なうことができ、自動インピーダンス測定システ
ムの構築が可能である。
【0031】プローブ移動手段70はプローブAの位置
を微調整するサーボ機構を備えて形成されるものであっ
て、プローブA及び端面カメラ64を鉛直方向(Z方
向)に移動させるためのものである。プローブ移動手段
70は図3に示すように、昇降ベース25に上下一対の
取付板26を設けると共に取付板26の間に一対のガイ
ド柱27を設け、このガイド柱27にシリンダ等で上下
駆動される昇降ブロック28を設け、昇降ブロック28
にプローブAの外側導体1を前後駆動させる外側導体駆
動機29を設けると共に外側導体駆動機29の下側にお
いて昇降ブロック28に端面カメラ64を設け、外側導
体駆動機29とほぼ同じ高さ位置において昇降ブロック
28の前面に振れ防止機35を設けることによって構成
されている。
【0032】外側導体駆動機29はシリンダ等で前後方
向に駆動される上下一対の係着片37が設けられてい
る。また、図4に示すように、振れ防止機35には上下
に長い溝部38が設けられており、この溝部38に上下
一対の振れ防止爪66が摺動自在に設けられている。各
振れ防止爪66は振れ防止機35に内蔵されているシリ
ンダなどで溝部38に沿って上下駆動自在に形成されて
いる。また、振れ防止爪66はステンレス鋼等の導電性
材料で略L字状に形成されていると共に振れ防止爪66
はグランドに電気的に接続(アース)されている。ま
た、上下の係着片37の間において昇降ブロック28に
は取付コネクタ39が設けられており、取付コネクタ3
9の後側には同軸ケーブルなどのケーブル69の一端が
接続されている。また、ケーブル69の他端は計測器6
3に接続されている。計測器63はオシロスコープや測
定用の信号を発生する入力信号発生器を備えたものであ
る。
【0033】図5に示すように、ケーブル69の途中に
は切り替え手段(除電装置)72が設けられている。切
り替え手段72は、ケーブル69の芯線により計測器6
3と電気的に接続される計測器側端子52と、グランド
と電気的に接続されるグランド端子49と、計測器側端
子52とグランド端子49のいずれか一方に接続される
スイッチ部48とを備えて形成されており、スイッチ部
48はケーブル69の芯線によりプローブAのコンタク
トピン6に電気的に接続されている。そして、スイッチ
部48が計測器側端子52と接続されることにより信号
入出力ライン67が形成されてインピーダンスの測定可
能状態となり、スイッチ部48がグランド端子49と接
続されることにより、コンタクトピン6がアースされた
状態となるものである。スイッチ部48の切り替えは、
パーソナルコンピュータ75により自動的に切り替えて
も良いし、手動により切り替えても良い。
【0034】端面カメラ64、補間カメラ65、位置ず
れ検出カメラ71は全てテストパターン62へのプロー
ブAの接触をより確実に行うために設けられているもの
であって、例えば、CCDカメラなどを用いることがで
きる。端面カメラ64は上記のように外側導体駆動機2
9の下側において昇降ブロック28に設けられているも
のであり、回路板3の端面61におけるテストパターン
62の露出面を撮像してテストパターン62の重心の位
置座標を検出するために設けられている。位置ずれ検出
カメラ71は外側導体駆動機29の前側に配設されるも
のであって、プローブAと端面カメラ64の相関位置ず
れを検出するために設けられている。この位置ずれ検出
カメラ71の前側(外側導体駆動機29側)には照明具
90が設けられており、この照明具90には基準スケー
ル91が描かれたガラス板等で形成されるスケール板9
6が設けられている。
【0035】補間カメラ65は昇降ブロック28の下側
に配設されるものであって、テストパターン62にプロ
ーブAを接触させた後、その接触状況を観察してテスト
パターン62とプローブAの接触の位置ずれを確認する
ために設けられている。端面カメラ64と補間カメラ6
5と位置ずれ検出カメラ71で撮像された画像はCRT
を備えたモニター84に映し出されるものである。
【0036】図6に示すように、XYテーブル73は回
路板3を載せて固定すると共に載せられた回路板3を水
平方向に移動させて回路板3の端面61を所定の位置に
セットするために設けられており、プローブ移動手段7
0の前側で位置ずれ検出カメラ71の下側に配設されて
いる。また、XYテーブル73は、インピーダンス測定
装置の幅方向(X方向)に平行に配設される一対のX軸
レール85と、各X軸レール85に二個ずつ取り付けら
れたX軸レールガイド86と、前側のX軸レール85に
設けたX軸レールガイド86の上面と後側のX軸レール
85に設けたX軸レールガイド86の上面とに亘って取
り付けられる一対のY軸レール87と、各Y軸レール8
7に二個ずつ取り付けられたY軸レールガイド88と、
全てのY軸レールガイド88の上面に亘って取り付けら
れる吸着テーブル89とで構成されている。Y軸レール
87は前後方向(Y方向)に平行に配設されるものであ
って、このことで、XYテーブル73の吸着テーブル8
9をプローブ移動手段70に取り付けられたプローブA
に対して近接離間駆動することができるものである。ま
た、吸着テーブル89はその略半分が吸引作用を有する
ものであって、この吸引作用により吸着テーブル89に
載置された回路板3を固定してXYテーブル73が動作
しても回路板3が載置した所定の位置からずれないよう
にすることができるものである。
【0037】本発明で用いるプローブAは図7、8に示
すように、外側導体1と内側導体2とプローブ本体40
を具備して形成されており、上記のケーブル69と同じ
インピーダンス(例えば、10GHzの通過特性Zo=
50Ω±1Ω)となるように設計されてインピーダンス
整合がとられている。図8(a)に示すように、外側導
体1は前部を構成する前部材42と後部を構成する後部
材43及び前部材42と後部材43の間に設けられる連
結部材44とで形成されている。前部材42は銅やステ
ンレス鋼やニッケルなど、一般的に電気部品に用いられ
ているあらゆる導電性を有する金属材料、あるいは金属
材料と同程度の導電率で同程度の形状安定性を有するあ
らゆる材料で形成することができる。前部材42はその
略中央部に前後方向に貫通する前側挿着孔56が設けら
れて略円筒状に形成されている。また、前部材42の後
部は連結部53として形成されており、連結部53の外
周面には複数本の断面略三角形状の突条54が全周に亘
って突設されている。
【0038】後部材43は上記の導電性を有する金属材
料などで形成されるものであって、その略中央部に前後
方向に貫通する後側挿着孔57が設けられて略円筒状に
形成されている。また、後部材43の前部は結合部58
として形成されており、結合部58の外周面には複数本
の断面略三角形状の突条59が全周に亘って突設されて
いる。さらに、後部材43の外周面には、本発明を他の
部材(例えば、後述のシリンダなど)に取り付けるため
の取付片18が全周に亘って突設されている。連結部材
44は上記の導電性を有する金属材料などで形成され、
且つクッション性(弾性)を有するものであって、コイ
ル状のバネを連結部材44として用いることができる。
【0039】そして、連結部材44の前端の内側に前部
材42の連結部53を差し込んで嵌合すると共に連結部
材44の後端の内側に後部材43の結合部58を差し込
んで嵌合し、連結部材44の前端に前部材42を、連結
部材44の後端に後部材43をそれぞれ設けることによ
って、前部材42と後部材43が連結部材44で連結さ
れた外側導体1を形成することができる。この時、突条
54、59は連結部材44に食い込んでおり、このこと
で、前部材42と連結部材44及び後部材43と連結部
材44を強固に係合することができる。また、前側挿着
孔56と後側挿着孔57と連結部材44の内側の空間が
連通することによって、外側導体1の内側には前後方向
に貫通する挿着孔60が形成されている。さらに、前部
材42と後部材43は連結部材44により電気的に接続
されている。
【0040】上記の外側導体1の前面にはコンタクト部
8が突設されている。コンタクト部8は導電性ゴムを用
いて略円枠状(略円筒状)に形成されており、挿着孔6
0の前側開口を囲うようにして外側導体1の前面に凹設
された溝部55にコンタクト部8の後部を挿着すること
によって、挿着孔60の前側開口を囲うようにコンタク
ト部8が外側導体1の前部材42に取り付けられてい
る。従って、コンタクト部8は外側導体1の周方向に連
続する略円枠状に形成されている。導電性ゴムは圧力な
どによる歪みが無い状態であっても通常のゴムよりも低
い抵抗値を有して導電性金属と同程度の導電性を有する
ものであり、圧縮による抵抗値の変化が小さいものであ
る。具体的には、信越化学工業(株)製の「EC−A」
などを用いることができる。また、導電性ゴムの代わり
に加圧導電ゴムを用いてコンタクト部8を形成すること
ができる。加圧導電ゴムは通常では一般のゴムと同程度
の導電性質を有しているものであるが、圧縮することに
より抵抗値が下がり、導電性金属と同程度の導電率を持
つに至るものである。具体的には、日本合成ゴム(株)
製の「PCR」などを用いることができる。コンタクト
部8を加圧導電ゴムで形成すると、高い測定精度が得る
ためにコンタクト部8の抵抗値が充分小さな値まで低下
するように、コンタクト部8をグランド層7に充分な圧
力(コンタクト圧)で押しつける必要がある。
【0041】プローブ本体40は上記の導電性を有する
金属材料などで形成される。図8(b)に示すように、
プローブ本体40はその前部が前後方向に長い外側導体
取付部50として形成されていると共にプローブ本体4
0の後部は外側導体取付部50よりも外径の大きいケー
ブル接続部51として形成されている。プローブ本体4
0には外側導体取付部50とケーブル接続部51を貫く
ように貫通孔11が形成されており、プローブ本体40
の外側導体取付部50の前端面における貫通孔11の開
口はピン突出口15として形成されていると共にプロー
ブ本体40のケーブル接続部51の後端面における貫通
孔11の開口はケーブル挿入口16として形成されてい
る。また、プローブ本体40の後部の外周面にはネジ山
17が形成されており、後述する同軸ケーブルの端部に
設けたコネクタをこのネジ山17に螺合させることがで
きるものであり、同軸ケーブルとの接続を容易に行なう
ことができるものである。
【0042】内側導体2はコンタクトピン6と接続導体
30と固定ソケット22で構成されている。コンタクト
ピン6は銅やニッケルなどの導体金属で形成されるもの
であって、図9に示すように、針状のピン本体21と、
前面が開口し後面が閉塞された筒形状の支持ソケット2
4と、コイルバネなどのバネ23とを備え、これらを一
体化して形成されている。ピン本体21はその先端が支
持ソケット24の前面開口から突出した状態で支持ソケ
ット24に差し込まれており、ピン本体21の先端部以
外に支持ソケット24が被さった状態に形成されてい
る。また、バネ23はピン本体21の後端と支持ソケッ
ト24の底面の間に設けられている。さらに、ピン本体
21は支持ソケット24に対して前後方向にスライド移
動自在に形成されている。加えて、ピン本体21の外周
面と支持ソケット24の内周面が接触することにより、
ピン本体21と支持ソケット24は電気的に接続されて
いる。尚、ピン本体21の先端は鋭利に尖らせてあって
も良い。また、ピン本体21としては、例えば、図10
に示すように、テストパターン62の信号回路4の厚み
が18μmの場合、ピン本体21の先端の径が100μ
m、ピン本体21の先端以外の径が300μm、ピン本
体21の先端角が30°に形成することができる。
【0043】上記のコンタクトピン6は、ピン本体21
が支持ソケット24に対して前後方向にスライド移動自
在に形成されているので、支持ソケット24からピン本
体21が大きく突出する状態と、ピン本体21がバネ2
3の弾性力に抗して支持ソケット24に深く差し込まれ
る状態との間で伸縮自在に形成されている。また、上記
のコンタクトピン6は、バネ23がピン本体21の後端
と支持ソケット24の底面の間に設けられているので、
クッション性を有することになり、ピン本体21を回路
板3の被測定回路4に弾接させることができるものであ
る。本発明におけるクッション性とは、回路板3の被測
定回路4のインピーダンスの測定時に、ピン本体21の
先端やコンタクト部8の先端あるいは被測定回路4のコ
ンタクトピン6の接触部分への過加重を防ぐために、あ
る閾値以上の加重を吸収する性質を指す。そして、上記
のコンタクトピン6ではバネ23が収縮することにより
このクッション性が発揮されることになり、ピン本体2
1及び被測定回路4へのダメージの低減及びピン本体2
1の被測定回路4への接触性を向上させることができる
ものである。
【0044】接続導体30と固定ソケット22はコンタ
クトピン6とケーブル挿入口16から貫通孔11に差し
込まれた同軸ケーブルの芯線とを電気的に接続するため
のものであって、コンタクトピン6や外側導体1と同種
の材料で形成することができる。接続導体30にはその
前面に開口してソケット接続穴31が設けられており、
このソケット接続穴31に固定ソケット22の後部が差
し込まれて接続導体30の前側に固定ソケット22が取
り付けられている。固定ソケット22は前面が開口し後
面が閉塞された筒形状であって、コンタンクトピン6の
支持ソケット24の外径よりもやや大きめの内径を有
し、支持ソケット24とほぼ同じ長さを有して形成され
ている。また、接続導体30には芯線接続穴32が設け
られており、芯線接続穴32は接続導体30の後面に開
口して形成されている。そして、固定ソケット22の内
側にコンタクトピン6の後部(支持ソケット24の部
分)を差し込むことによって、コンタクトピン6が固定
ソケット22に抜き差し可能に取り付けられていると共
にコンタクトピン6と固定ソケット22と接続導体30
とが電気的に接続されて内側導体2が形成されることに
なる。
【0045】そして、プローブAは上記の外側導体1と
内側導体2をプローブ本体40に取り付けることによっ
て図11に示すように形成されている。外側導体1はそ
の挿着孔60にプローブ本体40の外側導体取付部50
を後側から差し込むことによって、プローブ本体40の
外側導体取付部50の外側に取り付けられている。この
時、外側導体取付部50の外周面と前部材42の内周面
が密着すると共に外側導体取付部50の外周面と後部材
43の内周面が密着するものであり、このことで、プロ
ーブ本体40と外側導体1が電気的に接続されることに
なる。また、外側導体1は外側導体取付部50に沿って
前後方向にスライド移動するようにプローブ本体40に
取り付けられている。
【0046】一方、図8(b)に示すように、内側導体
2はコンタクトピン6のピン本体21の先部をピン突出
口15からプローブ本体40の外側(前側)に突出させ
た状態で、すなわち、固定ソケット22と接続導体30
を貫通孔11内に配置した状態でプローブ本体40の貫
通孔11内に保持されている。この内側導体2は貫通孔
11内を通るプローブ本体40の中心線に沿って配設さ
れており、このことで、内側導体2と外側導体1とプロ
ーブ本体40は同軸線路形状(同芯軸状)に配置されて
いる。また、コンタクトピン6のピン本体21の先部は
プローブ本体40の前面よりも約3mm程度前側に突出
させるようにするが、コンタクトピン6のピン本体21
の突出寸法は任意に設定することができる。また、コン
タクトピン6は伸縮自在に形成されているので、前側か
ら加重を受けるとピン本体21が外側導体1のプローブ
本体40に対して前後方向に移動することになる。ま
た、接続導体30の芯線接続穴32は貫通孔11のケー
ブル挿入口16の方に向いてケーブル挿入口16と連通
した状態になっている。
【0047】上記のようにして配置された内側導体2の
固定ソケット22と接続導体30の外周面とプローブ本
体40の内周面(貫通孔11の壁面)の間には誘電体層
9が形成されている。誘電体層9はこれを挟んで隣接す
る外側導体1及びプローブ本体40と内側導体2との絶
縁を確保すると共に内側導体2の固定ソケット22と接
続導体30を貫通孔11内に保持するためのものであ
る。誘電体層9は高周波での特性の向上を図るために低
誘電率で低誘電正接の材料で形成することが好ましく、
例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)など
のフッ素樹脂やPPO(ポリフェニレンオキサイド)、
PPE(ポリフェニレンエーテル)等の樹脂を用いるこ
とができるが、フッ素樹脂と同程度の低誘電率で低誘電
正接を有し、しかもフッ素樹脂と同程度の形状安定性を
有するあらゆる材料を用いることができる。上記のよう
にして内側導体2を誘電体層9で保持すると、固定ソケ
ット22と接続導体30は貫通孔11内に固定される
が、コンタクトピン6は固定ソケット22に対して抜き
差し可能に形成されているので、コンタクトピン6をプ
ローブ本体40から抜き差しすることができる。従っ
て、被測定回路4への接触によりピン本体21が摩耗す
るなどして寿命となったコンタクトピン6を固定ソケッ
ト22から抜き出し、新しいコンタクトピン6を固定ソ
ケット22に差し込むようにしてコンタクトピン6のみ
を交換することができる。つまり、インピーダンスの測
定の際にはコンタクトピン6(のピン本体21)の先端
が回路板3の被測定回路4との接触を繰り返すために、
コンタクトピン6の劣化が避けられず、従来のプローブ
ではプローブごと交換しなければならず、無駄が多くな
るという問題があったが、本発明ではコンタクトピン6
のみを交換することができるので、ランニングコストの
低下を図ることができるものである。
【0048】上記のように形成されるプローブAは、取
付コネクタ39にネジ山17を螺合することによって取
付コネクタ39に取り付けられてプローブ移動手段70
に設けられるものである。プローブAを取付コネクタ3
9に取り付けると、ケーブル69の一端がケーブル挿入
口16から貫通孔11に差し込まれ、差し込まれたケー
ブル69の一端の芯線(中心導体)が内側導体2の接続
導体30の芯線接続穴32に差し込まれて接触すると共
に貫通孔11に差し込まれたケーブル69の一端の被覆
導体(外側導体)が貫通孔11の壁面に接触する。そし
て、このようにケーブル69の端部をプローブAに接続
することによって、ケーブル69の芯線をコンタクトピ
ン6のピン本体21に電気的に接続することができると
共にプローブ本体40を介してケーブル69の被覆導体
を外側導体1に電気的に接続することができるものであ
り、さらに、ケーブル69を介して計測器63とプロー
ブAが電気的に接続されることになる。また、プローブ
Aの外側導体1の取付片18には外側導体駆動機29の
係着片37の先端を係合するようにし、一対の係着片3
7で取付片18を上下から挟んでプローブAを保持する
ようにする。さらに、プローブAの前側に突出するコン
タクトピン6のピン本体21は一対の振れ防止爪66の
間に配置された状態となっている。
【0049】次に、上記のインピーダンス測定装置を用
いた回路板3のテストパターン62(信号回路4)のイ
ンピーダンスを測定するにあたっては、図12のフロー
チャートに従って、次のようにして行う。まず、回路板
3の種類など、どのようなインピーダンス測定を行うか
を測定タイプとしてパーソナルコンピュータ75に入力
する。次に、基準抵抗の測定を行って装置全体を初期化
する。次に、XYテーブル73の吸着テーブル89の上
に回路板3を載置して吸着により固定する。この時、イ
ンピーダンスを測定するテストパターン62がプローブ
A側に向くようにする。また、吸着テーブル89の外側
にはガイドピン(ストッパーピン)100が吸着テーブ
ル89の上側に突出するように設けられており、このガ
イドピン100に回路板3の端面61を当接させて位置
決めする。
【0050】次に、回路板3へのプローブAの接続位置
を決定する補正を行う。この補正は、端面カメラ64と
プローブAの間の補正量(距離)を求め、次に、回路板
3のテストパターン62の信号回路4の位置補正量を求
め、次に、テストパターン62にプローブAを接続する
ための誤差を求め、最後に、Z方向における微量の誤差
を求め、これらを総合して回路板3へのプローブAの接
続位置を決定する補正を行う。
【0051】まず、端面カメラ64とプローブAの間の
補正量は、昇降ブロック28を上動させて基準スケール
91を挟んで端面カメラ64と位置ずれ検出カメラ71
を対向させて配置し、この後、図14(a)に示すよう
に、基準スケール91を原点にして、Z方向における端
面カメラ64の位置と位置ずれ検出カメラ71の位置の
差△Z1と、X方向における端面カメラ64の位置と位
置ずれ検出カメラ71の位置の差△X1を求める。次
に、図13に示すように、昇降ブロック28を下動させ
て基準スケール91を挟んでプローブAと位置ずれ検出
カメラ71を対向させて配置し、この後、図14(b)
に示すように、位置ずれ検出カメラ71でプローブAを
撮像することによって、基準スケール91を原点にし
て、Z方向におけるプローブAの位置と位置ずれ検出カ
メラ71の位置の差△Z2と、X方向におけるプローブ
Aの位置と位置ずれ検出カメラ71の位置の差△X2を
求める。そして、図14(c)に示すように、このよう
にして求めた△Z1と△Z2からZ方向における端面カ
メラ64とプローブAの位置の誤差△Z3を算出すると
共に△X1と△X2からX方向における端面カメラ64
とプローブAの位置の誤差△X3を算出することによっ
て、プローブAと端面カメラ64の相関位置ずれを検出
する。
【0052】次に、ガイドピン100を下動させて回路
板3の端面61の当接状態から逃がす。次に、端面カメ
ラ64で回路板3の端面61の撮像を行う。この撮像は
図15の矢印ウで示すように、XYテーブル73の吸着
テーブル89をX方向に移動させることによって、回路
板3を端面カメラ64に対してX方向の一端から他端の
方に向かって移動させて行う。そして、認識範囲(図1
6に点々模様の枠で示す)内に予めパーソナルコンピュ
ータ75に登録したテストパターン62の断面形状と同
じ断面形状を発見すると、そのテストパターン62の信
号回路4の重心の位置座標を信号回路4の位置補正量
(△X4,△Z4)として求める。この△X4はX方向
における端部カメラ64の視野101と信号回路4の重
心位置の距離であり、また、△Z4はZ方向における端
部カメラ64の視野101と信号回路4の重心位置の距
離である。そしてこの信号回路4の位置補正量をパーソ
ナルコンピュータ75に送って保存する。このような信
号回路4の位置補正量は、X方向においてインピーダン
スを測定する回路板3の全ポイントについて行う。
【0053】次に、上記のようにして求めた端面カメラ
64とプローブAの補正量(△X3,△Z3)と信号回
路4の位置補正量(△X4,△Z4)とを足し算(付
与)することによって、テストパターン62にプローブ
Aを接続するための誤差を求める。そして、次に、テス
トパターン62にプローブAを接続するための誤差に基
づいて昇降ブロック28を下動させてプローブAと回路
板3の端面61を対向させて配置する。次に、一対の振
れ防止爪66を互いに近づけてプローブAのコンタクト
ピン6のピン本体21を振れ防止爪66で上下から挟持
する。このようにしてピン本体21の振れを振れ防止爪
66で防止することができ、回路板3の端面61に露出
した信号回路4にピン本体21の先端を接触させやすく
なるものである。
【0054】次に、XYテーブル73の吸着テーブル8
9をY方向のプローブA側に移動させることによって、
図17(a)に示すように、プローブAのコンタクトピ
ン6のピン本体21の先端を回路板3の端面61に露出
したテストパターン62の信号回路4の露出面に接触さ
せる。この時、外側導体駆動機29の係着片37は後退
させた状態であり、このことで外側導体1はプローブ本
体40に対して後退した状態である。従って、コンタク
トピン6のピン本体21の先端が外側導体1で覆われ
ず、コンタクトピン6のピン本体21の先端と回路板3
の端面61に露出した信号回路4との接触状態を容易に
確認することができる。
【0055】また、上記のようにピン本体21の先端が
信号回路4の露出面に接触する直前あるいは接触の瞬間
に、一対の振れ防止爪66を互いに離れる方向に移動さ
せることによって、振れ防止爪66によるピン本体21
の振れ防止を解除する。また、ピン本体21の先端が信
号回路4の露出面に接触した瞬間に振れ防止を解除する
と、導電性材料であるピン本体21及び振れ防止爪66
を通じてテストパターン62の信号回路4に帯電した静
電気を除去(除電)することができるものである。ま
た、ピン本体21の先端が信号回路4の露出面に接触す
る時には、切り替え手段72のスイッチ部48がグラン
ド端子49と接続された状態であって、信号入出力ライ
ン67が途中でグランドと接続された状態である。従っ
て、ピン本体21を通じてテストパターン62の信号回
路4に帯電した静電気を除去(除電)することができる
ものである。このように本発明では振れ防止爪66によ
る除電と切り替え手段72による除電の二重の保護によ
り計測器63に静電気が流れ込まないようにすることが
でき、計測器63の静電気による破壊を防止することが
できる。
【0056】また、上記のように、テストパターン62
にプローブAを接続するための誤差を求めてからプロー
ブAを移動させているので、ほぼ正確な位置にプローブ
Aを移動させてピン本体21の先端と信号回路4の露出
面とを接触させることができるが、プローブ移動手段7
0のピッチングやヨーイング等でプローブAの位置がず
れ、ピン本体21の先端と信号回路4の露出面とを接触
させることができない場合がある。そこで、ピン本体2
1の先端と信号回路4の露出面とが接触していない場合
は、補間カメラ65でその接触状況を観察してテストパ
ターン62とプローブAの接触の位置ずれを確認してZ
方向における微量の誤差を求め、これに基づいてプロー
ブAをプローブ移動手段70のサーボ機構で移動(再移
動)させてプローブAの位置を補正する。そして、この
補正によりピン本体21の先端と信号回路4の露出面と
を確実に接触(再接触)させることができる。
【0057】次に、切り替え手段72のスイッチ部48
を計測器側端部52と接続すると共に、外側導体駆動機
29の係着片37を前進させてプローブ本体40に対し
て外側導体1を前進(回路板3側に移動)させ、図17
(b)に示すように、コンタクト部8の先端をテストパ
ターン62のグランド層7の端部の表面に接触させる。
次に、計測器63からケーブル69、信号入出力ライン
67及び内側導体2を通じてパルスあるいはステップ信
号などの入射信号を伝送し、テストパターン62(信号
回路4)内での反射信号を検知すると共にケーブル6
9、信号入出力ライン67及び内側導体2を通じて反射
信号を計測器63に導入し、この反射信号から求められ
る反射係数を用いてテストパターン62(信号回路4)
のインピーダンス(値)を計測器63で測定する。次
に、この測定結果を判定して良好な結果が得られれば、
外側導体駆動機29の係着片37を後退させて外側導体
1を後退させてグランド層7からコンタクト部8を離す
と共にXYテーブル73の吸着テーブル89をY方向の
プローブAと反対側に移動させることによって、ピン本
体21の先端と信号回路4の接触を解除する。次に、X
Yテーブル73の吸着テーブル89をX方向(図15に
矢印エで示す)に移動させて次の測定ポイントとプロー
ブAを対向させて配置する。この後、上記と同様の工程
で一枚の回路板3の全測定ポイントのインピーダンスを
順次測定してパーソナルコンピュータ75に保存して一
枚の回路板3のインピーダンス測定を終える。尚、一カ
所の測定ポイントで判定結果が不良な場合は3回の再測
定を行う。このようにして回路板3の全測定ポイントの
インピーダンスを測定した後、XYテーブル(基板セッ
トテーブル)73を回路板3の取り出し位置に移動して
回路板3を取り出すようにする。
【0058】本発明では上記のように、回路板3の端面
61に露出したテストパターン62のインピーダンスの
測定において、端面カメラ64、補間カメラ65、位置
ずれ検出カメラ71、振れ防止爪66、切り替え手段7
2、XYテーブル73、プローブ移動手段70などを用
いたインピーダンスの測定がパーソナルコンピュータ7
5やシーケンサ等により制御可能にシステム化されてい
るものであり、これら全てを統合することにより、端面
61にテストパターン62が露出した任意の回路板3の
インピーダンスの測定をに対応したインピーダンス自動
計測システムの構築が可能である。
【0059】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、回路板の端面を所定の位置にセットし、回路板の端
面と対向するようにプローブを移動した後、回路板の端
面に露出したテストパターンにプローブを接触させ、プ
ローブと接続される計測器でテストパターンのインピー
ダンスを測定するので、回路板の端面に露出した非常に
小さなテストパターンへのプローブの接触を容易にし、
インピーダンス測定を容易に行うことができ、大量の回
路板について精度よく短時間にインピーダンスの測定を
行うことができるものである。
【0060】本発明の請求項2の発明は、端面カメラで
回路板の端面に露出したテストパターンの位置を撮像し
てテストパターンの位置座標を検出し、この検出結果に
基づいてプローブを移動するので、回路板の端面と対向
するようにプローブを正確に移動することができ、プロ
ーブのテストパターンへの接触を正確に行うことができ
るものである。
【0061】本発明の請求項3の発明は、プローブと端
面カメラの相関位置ずれを検出し、検出された相関位置
ずれの値をテストパターンの位置座標に付与した後、付
与後の値に基づいてプローブを移動するので、回路板の
端面と対向するようにプローブをより正確に移動するこ
とができ、プローブのテストパターンへの接触をより正
確に行うことができるものである。
【0062】本発明の請求項4の発明は、テストパター
ンにプローブを接触させた後、接触状況を補間カメラに
て観察してテストパターンとプローブの接触の位置ずれ
を確認するので、テストパターンとプローブの接触の位
置ずれが確認しやすくなり、テストパターンとプローブ
の位置ずれを容易に修正して接触させることができるも
のである。
【0063】本発明の請求項5の発明は、テストパター
ンとプローブの接触の位置ずれを値として検出し、その
値に基づいてプローブAの再移動及び再接触を行うの
で、プローブをテストパターンに確実に接触させること
ができ、テストパターンのインピーダンスの測定を確実
に行うことができるものである。
【0064】本発明の請求項6の発明は、テストパター
ンに接触させるためのコンタクトピンを有してプローブ
を形成し、テストパターンに接触させる直前までコンタ
クトピンが振れないように振れ防止爪で挟持するので、
コンタクトピンの振れを防止することができ、テストパ
ターンへのコンタクトピンの接触を安定して行うことが
できるものである。
【0065】本発明の請求項7の発明は、振れ防止爪で
テストパターンの除電を行った後、テストパターンのイ
ンピーダンスを測定するので、インピーダンスの測定以
前にテストパターンの除電を行うことができ、計測器を
静電気から保護することができるものである。
【0066】本発明の請求項8の発明は、テストパター
ンにコンタクトピンを接触させると共にプローブと計測
器の間でコンタクトピンにつながる信号入出力ラインを
グランドに接続することによってテストパターンの除電
を行った後、テストパターンのインピーダンスを測定す
るので、インピーダンスの測定以前にテストパターンの
除電を行うことができ、計測器を静電気から保護するこ
とができるものである。
【0067】本発明の請求項9の発明は、回路板のテス
トパターンのインピーダンスを測定するための計測器
と、回路板の端面に露出したテストパターンに接触させ
るためのプローブと、計測器とプローブを接続するケー
ブルと、所定の位置にセットされた回路板の端面と対向
するようにプローブを移動するためのプローブ移動手段
を備えるので、プローブ移動手段でプローブを移動する
ことによって、回路板の端面に露出した非常に小さなテ
ストパターンへのプローブの接触を容易にし、インピー
ダンス測定を容易に行うことができ、大量の回路板につ
いて精度よく短時間にインピーダンスの測定を行うこと
ができるものである。
【0068】本発明の請求項10の発明は、回路板の端
面に露出したテストパターンの位置を撮像してテストパ
ターンの位置座標を検出するための端面カメラを具備
し、端面カメラの検出結果に基づいてプローブ移動手段
によりプローブを移動自在に形成するので、端面カメラ
でテストパターンの位置座標を検出することによって、
この検出結果を用いて回路板の端面と対向するようにプ
ローブを正確に移動することができ、プローブのテスト
パターンへの接触を正確に行うことができるものであ
る。
【0069】本発明の請求項11の発明は、プローブと
端面カメラの相関位置ずれを検出するための位置ずれ検
出カメラを備えるので、位置ずれ検出カメラでプローブ
と端面カメラの相関位置ずれを検出することによって、
この検出結果を用いて回路板の端面と対向するようにプ
ローブをより正確に移動することができ、プローブのテ
ストパターンへの接触をより正確に行うことができるも
のである。
【0070】本発明の請求項12の発明は、テストパタ
ーンにプローブを接触させた後、接触状況を観察してテ
ストパターンとプローブの接触の位置ずれを確認するた
めの補間カメラを備えるので、補間カメラによりテスト
パターンとプローブの接触の位置ずれが確認しやすくな
り、テストパターンとプローブの位置ずれを容易に修正
して接触させることができるものである。
【0071】本発明の請求項13の発明は、テストパタ
ーンに接触させるためのコンタクトピンを有してプロー
ブを形成し、テストパターンに接触させる直前までコン
タクトピンが振れないように挟持するための振れ防止爪
を備えるので、振れ防止爪でコンタクトピンを挟持する
ことによって、コンタクトピンの振れを防止することが
でき、テストパターンへのコンタクトピンの接触を安定
して行うことができるものである。
【0072】本発明の請求項14の発明は、振れ防止爪
を導電性材料で形成すると共に振れ防止爪をグランドに
接続するので、振れ防止爪を用いてインピーダンスの測
定以前にテストパターンの除電を行うことができ、計測
器を静電気から保護することができるものである。
【0073】本発明の請求項15の発明は、コンタクト
ピンと計測器を接続するケーブルの信号入出力ラインを
グランドに切り替えて接続するための切り替え手段を備
えるので、切り替え手段で信号入出力ラインをグランド
に切り替えて接続してからコンタクトピンをテストパタ
ーンに接触することによって、インピーダンスの測定以
前にテストパターンの除電を行うことができ、計測器を
静電気から保護することができるものである。
【0074】本発明の請求項16の発明は、回路板をほ
ぼ水平方向に移動させるXYテーブルを備えるので、回
路板をXYテーブルに載せてほぼ水平に移動させること
によって、一つの回路板のほぼ水平方向に形成された複
数のテストパターンに対応して順次プローブとの接触位
置まで移動させることができ、複数のテストパターンに
ついてインピーダンスの測定を連続して行うことができ
るものである。
【0075】本発明の請求項17の発明は、プローブ移
動手段によりプローブをほぼ鉛直に移動自在に形成する
ので、一つの回路板のほぼ鉛直方向に形成された複数の
テストパターンに対応して順次プローブを接触位置まで
移動させることができ、また、積載された複数の回路板
に形成されたテストパターンに対応して順次プローブを
接触位置まで移動させることができ、複数のテストパタ
ーンについてインピーダンスの測定を連続して行うこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】同上のインピーダンス測定装置を示す斜視図で
ある。
【図3】同上の一部を示す斜視図である。
【図4】同上の一部を示す斜視図である。
【図5】同上の一部を示す概略図である。
【図6】同上の一部を示す断面図である。
【図7】同上のプローブを示す断面図である。
【図8】(a)は同上の外側導体を示す斜視図、(b)
はプローブ本体と内側導体を示す斜視図である。
【図9】同上のコンタクトピンを示す断面図である。
【図10】同上の一部を示す拡大図である。
【図11】同上のプローブを示す斜視図である。
【図12】同上の工程を示すフローチャートである。
【図13】同上の一部の概略図である。
【図14】(a)〜(c)はプローブの位置の補正の手
順を示す説明図である。
【図15】同上の回路板の端面を示す正面図である。
【図16】同上の一部を示す拡大図である。
【図17】(a)(b)は同上のプローブと回路板の接
触状態を示す断面図である。
【符号の説明】
3 回路板 6 コンタクトピン 61 端面 62 テストパターン 63 計測器 64 端面カメラ 65 補間カメラ 66 振れ防止爪 67 信号入出力ライン 69 ケーブル 70 プローブ移動手段 71 位置ずれ検出カメラ 72 切り替え手段 73 XYテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01R 31/28 H (72)発明者 岩石 辰巳 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 武富 正伸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 長曽 満英 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 赤松 資幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G011 AA09 AB01 AB05 AC06 AC14 AC31 AD01 AE01 AF06 2G014 AA02 AA03 AB59 AC06 AC09 AC10 AC12 2G028 AA04 BB00 BC01 CG08 HN01 2G032 AA00 AB00 AD03 AE08 AF04 AG07 AK03 AL03 5E346 GG32 GG34

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路板の端面を所定の位置にセットし、
    回路板の端面と対向するようにプローブを移動した後、
    回路板の端面に露出したテストパターンにプローブを接
    触させ、プローブと接続される計測器でテストパターン
    のインピーダンスを測定することを特徴とするインピー
    ダンス測定方法。
  2. 【請求項2】 端面カメラで回路板の端面に露出したテ
    ストパターンの位置を撮像してテストパターンの位置座
    標を検出し、この検出結果に基づいてプローブを移動す
    ることを特徴とする請求項1に記載のインピーダンス測
    定方法。
  3. 【請求項3】 プローブと端面カメラの相関位置ずれを
    検出し、検出された相関位置ずれの値をテストパターン
    の位置座標に付与した後、付与後の値に基づいてプロー
    ブを移動することを特徴とする請求項2に記載のインピ
    ーダンス測定方法。
  4. 【請求項4】 テストパターンにプローブを接触させた
    後、接触状況を補間カメラにて観察してテストパターン
    とプローブの接触の位置ずれを確認することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載のインピーダンス測
    定方法。
  5. 【請求項5】 テストパターンとプローブの接触の位置
    ずれを値として検出し、その値に基づいてプローブの再
    移動及び再接触を行うことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載のインピーダンス測定方法。
  6. 【請求項6】 テストパターンに接触させるためのコン
    タクトピンを有してプローブを形成し、テストパターン
    に接触させる直前までコンタクトピンが振れないように
    振れ防止爪で挟持することを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載のインピーダンス測定方法。
  7. 【請求項7】 振れ防止爪でテストパターンの除電を行
    った後、テストパターンのインピーダンスを測定するこ
    とを特徴とする請求項6に記載のインピーダンス測定方
    法。
  8. 【請求項8】 テストパターンにコンタクトピンを接触
    させると共にプローブと計測器の間でコンタクトピンに
    つながる信号入出力ラインをグランドに接続することに
    よってテストパターンの除電を行った後、テストパター
    ンのインピーダンスを測定することを特徴とする請求項
    6又は7のいずれかに記載のインピーダンス測定方法。
  9. 【請求項9】 回路板のテストパターンのインピーダン
    スを測定するための計測器と、回路板の端面に露出した
    テストパターンに接触させるためのプローブと、計測器
    とプローブを接続するケーブルと、所定の位置にセット
    された回路板の端面と対向するようにプローブを移動す
    るためのプローブ移動手段を備えて成ることを特徴とす
    るインピーダンス測定装置。
  10. 【請求項10】 回路板の端面に露出したテストパター
    ンの位置を撮像してテストパターンの位置座標を検出す
    るための端面カメラを具備し、端面カメラの検出結果に
    基づいてプローブ移動手段によりプローブを移動自在に
    形成して成ることを特徴とする請求項9に記載のインピ
    ーダンス測定装置。
  11. 【請求項11】 プローブと端面カメラの相関位置ずれ
    を検出するための位置ずれ検出カメラを備えて成ること
    を特徴とする請求項9又は10に記載のインピーダンス
    測定装置。
  12. 【請求項12】 テストパターンにプローブを接触させ
    た後、接触状況を観察してテストパターンとプローブの
    接触の位置ずれを確認するための補間カメラを備えて成
    ることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載
    のインピーダンス測定装置。
  13. 【請求項13】 テストパターンに接触させるためのコ
    ンタクトピンを有してプローブを形成し、テストパター
    ンに接触させる直前までコンタクトピンが振れないよう
    に挟持するための振れ防止爪を備えて成ることを特徴と
    する請求項9乃至12のいずれかに記載のインピーダン
    ス測定装置。
  14. 【請求項14】 振れ防止爪を導電性材料で形成すると
    共に振れ防止爪をグランドに接続して成ることを特徴と
    する請求項13に記載のインピーダンス測定装置。
  15. 【請求項15】 コンタクトピンと計測器を接続するケ
    ーブルの信号入出力ラインをグランドに切り替えて接続
    するための切り替え手段を備えて成ることを特徴とする
    請求項13又は14のいずれかに記載のインピーダンス
    測定装置。
  16. 【請求項16】 回路板をほぼ水平方向に移動させるX
    Yテーブルを備えて成ることを特徴とする請求項9乃至
    15のいずれかに記載のインピーダンス測定装置。
  17. 【請求項17】 プローブ移動手段によりプローブをほ
    ぼ鉛直に移動自在に形成して成ることを特徴とする請求
    項10乃至16のいずれかに記載のインピーダンス測定
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107632253A (zh) * 2017-09-20 2018-01-26 广东金弘达自动化科技股份有限公司 一种阻抗测试机
JP7476926B2 (ja) 2017-12-26 2024-05-01 ニデックアドバンステクノロジー株式会社 検査治具

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