JP2001349803A - 収差測定方法、収差測定用原板ユニット、及び収差測定用原板 - Google Patents

収差測定方法、収差測定用原板ユニット、及び収差測定用原板

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JP2001349803A
JP2001349803A JP2000170280A JP2000170280A JP2001349803A JP 2001349803 A JP2001349803 A JP 2001349803A JP 2000170280 A JP2000170280 A JP 2000170280A JP 2000170280 A JP2000170280 A JP 2000170280A JP 2001349803 A JP2001349803 A JP 2001349803A
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aberration
pinhole
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test
measurement
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Yasushi Oki
裕史 大木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検光学系の波面収差測定を簡単かつ確実に
高精度化することを目的とする。 【解決手段】 被検光学系の視野にテストパターンを有
した収差測定用原板を配置すると共に、前記テストパタ
ーンと前記被検光学系との間にピンホールプレートを配
置し、前記被検光学系を通過した測定用光線がその被検
光学系の像面に形成する有収差像を検出し、前記検出し
た有収差像を参照し、前記テストパターンの各マークの
共役点の理想位置からのずれ分布を求める収差測定方法
において、前記テストパターンからピンホールプレート
までの距離とピンホールの径との関係を、前記測定用光
線の幾何光学広がりと回折広がりとの双方が共に抑えら
れるように設定することにより、ピンホールの径が不用
に小さくなることを避ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影レンズなどの
被検光学系の波面収差を求める収差測定方法のうち、特
に、被検光学系の視野の微小領域にテストパターンを有
した収差測定用原板とピンホールプレートとを配置し
て、像面に形成される前記テストパターンの像に基づい
て被検光学系の波面収差データを求める収差測定方法
(微小パターン式収差測定方法)に関する。また、本発
明は、この収差測定方法に適用され、前記収差測定用原
板と前記ピンホールプレートとをユニット化してなる収
差測定用原板ユニット、及びその収差測定用原板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】投影レンズなどの被検光学系の波面収差
を求める収差測定方法の1つに、シャックハルトマンの
方法があり、USP5978085に開示された収差測
定方法はこのシャックハルトマンの方法を応用したもの
である。以下、USP5978085に開示された収差
測定方法の原理を説明する。なお、本明細書では、この
収差測定方法を、視野領域内の各微小領域に配置された
微小テストパターンを使用する測定原理に因んで「微小
パターン式収差測定方法」と称する。
【0003】図4、図5は、微小パターン式収差測定方
法の原理を説明する図である。なお、以下では、露光装
置に使用される投影レンズPLの波面収差を測定する場
合について説明する。また、図5では、説明を分かり易
くするために、テストレチクル4TRを部分的に拡大し
て示してある。図4に示すように、投影レンズPLの物
体面Op側には、レチクルテーブル(不図示)によって
支持されたテストレチクル(収差測定用原板ユニット、
収差測定用原板、ピンホールプレートに対応する)4T
Rが配置される。また、投影レンズPLの像面Ip側に
は、ウエハステージ(不図示)によって支持されたウエ
ハWが配置される。一般に、これらのテストレチクル4
TRとウエハWと投影レンズPLとの位置関係は、レチ
クルテーブルとウエハステージとの移動によって適宜調
整される。
【0004】なお、以下では、投影レンズPLを基準と
した物体面Op側及び像面Ip側をそれぞれ上方向及び
下方向とみなして説明する。図5に示すように、テスト
レチクル4TRは、そのレチクル面を投影レンズPLの
物体面Opに一致させており、そのレチクル面において
投影レンズPLの視野領域4E内の各微小領域4eに、
それぞれ図6(a)に示すようなテストパターン61が
形成されている。
【0005】このテストパターン61は、等間隔に複数
マークC11、・・・、Cklを有する格子状パターン等で
ある。さらに、テストレチクル4TRの下方には、各テ
ストパターン61の対向位置に1つずつピンホール43
aを配置したピンホールプレート43が取り付けられて
いる。
【0006】ピンホール43aは、対向する格子状テス
トパターン61の各マークC11、・・・、Cklからそれ
らの共役点マークC11’、・・・、Ckl’へ向かう各共
役光線(測定用光線)を、投影レンズPLの瞳面ASp
上の互いに異なるサンプリングポイントPc11、・・
・、Pcklへ導く。ここで仮に、ピンホール43aの径
r4を大きくすると、隣接するマークからの測定光線広
がって互いに悪影響を及ぼし合う「クロストーク」が生
じる可能性がある。そこで従来は、ピンホール43aの
径r4は、各マークC11、・・・、Cklからの光束の広
がりを抑えて確実に異なるサンプリングポイントP
11、・・・、Pcklへ到達させるために、可能な限り
極めて小さく設定されている。
【0007】なお、図4及び図5では、各テストパター
ン61の上方にそれぞれ集光レンズ42が形成されたテ
ストレチクル4TRを示したが、この集光レンズ42
は、各テストパターン61からの光を確実に瞳面ASp
の全域に入射させるためのレンズである。また、図4に
示すように、テストレチクル4TRには、視野領域4E
とは別の所定領域に、テストパターン61と同等の大き
さの図6(b)に示すような基準パターン62が物体面
Opに形成されている。なお、この基準パターン62の
下方は、テストパターン61の下方とは異なり、ピンホ
ールプレート43は形成されず全域開口となっている。
【0008】この基準パターン62は、収差測定の基準
となる基準像62’(後述する)を形成するためのパタ
ーンであり、テストパターン61のマークC11、・・
・、C klと同じ間隔でマークD11、・・・、Dkl(例え
ばスクエアマーク)が配置されたものである。一方、ウ
エハWは、予めレジストが塗布された表面を投影レンズ
PLの像面Ipに一致させている。
【0009】ここで、投影レンズPLの波面収差は、テ
ストレチクル4TRの各微小領域4e毎にそれぞれ測定
されるが、以下では簡単のため、1つの微小領域4eに
ついてのみ説明する。
【0010】波面収差の測定では、先ず、テストレチク
ル4TRを上方から照明することにより、テストパター
ン61の像61’をウエハW上に露光転写する(図6
(c)参照)。この像61’は、ピンホール43aを介
して瞳面ASpを個別に通過した各測定用光線が成す像
であるため、瞳面ASpの各位置における波面収差の微
分量が像面Ip上の二次元的なずれとなって現れている
像である(本明細書では、このように波面収差の情報が
二次元的に現れる像を「有収差像」と称す)。
【0011】また、この有収差像61’は、上記のピン
ホール43aを介して得られるものであるから、この露
光転写は、照明光の光量と露光時間とからなる設定露光
量を十分に大きく設定する必要がある。有収差像61’
の露光転写が終わると、テストレチクル4TRを移動さ
せること又はウエハWを移動させることにより基準パタ
ーン62を投影レンズPLの視野内に位置させた上で、
基準パターン62の像62’を先に転写された有収差像
61’に重ねてウエハW上に露光転写する(図6(c)
参照)。なお、このときには、必要に応じて不図示の視
野絞りを使用してテストパターン61からの光がウエハ
W上に入射しないようにする。
【0012】この像62’は、ピンホール43aを介さ
ずに瞳面ASpの全体を通過した光線が形成する像であ
るため、波面収差に応じた二次元的なずれが生じること
はない(本明細書では、このように波面収差の情報が二
次元的に現れることのない像を「基準像」と称す)。そ
の後、ウエハW上に焼き付けられた画像を走査型電子顕
微鏡等の検出器によって取得する。
【0013】図6(c)は、取得された画像の部分拡大
図である。図6(c)に明らかなように、テストパター
ン61による有収差像61’と、基準パターン62によ
る基準像62’とが重ね合わされており、有収差像6
1’のマークCij’(マークC ijの共役点である。)
に、基準像62’のマークDij’(マークDijの共役点
である。)が対応している。
【0014】次に、互いに対応するマークCij’とマー
クDij’との間のX方向のずれ量ΔXijとY方向のずれ
量ΔYijとを求める。そしてこれらのずれ量ΔXij,Δ
ijからなるずれベクトル(ΔXij,ΔYij)が、投影
レンズPLの瞳面ASp上のサンプリングポイントPc
ijにおける波面収差の微分量を示すので、このずれベク
トルの分布(ずれ分布)から、コンピュータなどを利用
して瞳面ASp全域に亘る波面収差を再構成することが
できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明したように、従来の微小パターン式収差測定方法で
は、クロストークを防ぐという目的でピンホール43a
の径r4(図5参照)を極めて小さく設定しているの
で、像面Ipに有収差像61’を形成するための光量が
不足しがちである。
【0016】しかも、この径r4を小さくし過ぎるとピ
ンホール43aにおける回折現象が顕著化するので、瞳
面ASpにおける各サンプリングポイントPc11、・・
・、Pcklの面積を逆に膨張させている可能性もある。
したがって、従来は、ピンホール43aの径r4を不用
に小さくすることによって、有収差像61’を高感度に
検出するための策(例えば、露光転写する際の設定露光
量を高くするなど)を要したり、波面収差測定精度が低
下するのを許容したりしている。
【0017】また、従来の微小パターン式収差測定方法
では、有収差像61’を形成するテストパターン61の
各マークC11、・・・、Ckl(格子点)が均等に配置さ
れているが、実際の瞳面ASp上の径方向位置と物体面
Op上の径方向位置との関係は非線形関係であるため、
瞳面ASpの中心に近づくほどサンプリングポイントP
11、・・・、Pcklの間隔が粗くなり、波面収差を再
構成しても中心近傍が粗雑にしか得られなかったり、複
雑な近似演算を要したりする可能性がある(なお、図5
では、瞳面ASp上のサンプリングポイントPc11、・
・・、Pcklの間隔が均等に描かれているが、これらを
瞳座標により示せば非均等となるはずである。)。
【0018】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
ので、被検光学系の波面収差測定を簡単かつ確実に高精
度化することができる収差測定方法、収差測定用原板ユ
ニット、及び収差測定用原板を提供することを目的と
し、特に、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
請求項5、請求項6の何れか1項に記載の発明は、ピン
ホールの位置及びサイズを最適化することによって高精
度化を図ることを目的とし、特に、請求項7、請求項
8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項12の
何れか1項に記載の発明は、テストパターンを最適化す
ることによって高精度化を図ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の収差測
定方法では、被検光学系の物体面の視野のうち収差測定
の対象とすべき微小領域に、複数マークからなるテスト
パターンを有した収差測定用原板を配置すると共に、前
記収差測定用原板と前記被検光学系との間に、前記各マ
ークからの各測定用光線を前記被検光学系の瞳面上の互
いに異なるサンプリングポイントに導くためのピンホー
ルを有したピンホールプレートを配置し、前記被検光学
系を通過した前記各測定用光線がその被検光学系の像面
に形成する有収差像を検出し、前記検出した有収差像を
参照し、前記被検光学系の波面収差データとして、前記
各マークの共役点の理想位置からのずれ分布を求める収
差測定方法において、前記テストパターンからピンホー
ルプレートまでの距離とピンホールの径との関係を、前
記測定用光線の幾何光学広がりと回折広がりとの双方が
共に抑えられるように設定することを特徴とする。
【0020】このように距離と径との関係を設定するこ
とによって測定用光線の広がりを抑える場合には、径の
縮小のみにより抑える場合と比較して、径の大きさに対
する自由度が高くなる。
【0021】そして、ピンホールの径の縮小に伴って小
さくなる幾何光学広がりと、ピンホールの径の縮小に伴
って大きくなる幾何光学広がりとを同時に抑えるので、
ピンホールの径が不用に小さくなることはない。この結
果、有収差像を形成するために必要な光量の確保と、ク
ロストーク低減とが同時に達成される。
【0022】すなわち、請求項1に記載の収差測定方法
は、テストパターンからピンホールプレートまでの距離
とピンホールの径との関係を最適化するだけで、有収差
像を高感度に検出するための高感度検出策を施すことな
く、波面収差測定を高精度化するものである。請求項2
に記載の収差測定方法では、請求項1に記載の収差測定
方法において、前記テストパターンからピンホールプレ
ートまでの距離とピンホールの径との関係を、前記測定
用光線の幾何光学広がりと回折広がりとの和(全広が
り)が抑えられるように設定することを特徴とする。こ
のような設定によれば、ピンホールの径を不用に小さく
することなく測定用光線の全広がりが確実に抑えられ
る。
【0023】請求項3に記載の収差測定方法では、請求
項1に記載の収差測定方法において、前記テストパター
ンからピンホールプレートまでの距離dと、ピンホール
の半径rとの関係を、前記テストパターンから前記ピン
ホールへ入射する光の波長λに対してr=√(λd/
2)を満たすように設定することを特徴とする。このよ
うな距離dと半径rとの関係は、全広がりのrについて
の導関数を0とおいて得られる方程式(下式(2))の
解であり、全広がりを最小とするような関係である。し
たがって、ピンホールの径を不用に小さくすることなく
測定用光線の全広がりが確実に抑えられる。
【0024】請求項4に記載の収差測定用原板ユニット
は、被検光学系の物体面の視野のうち収差測定の対象と
すべき微小領域に、複数マークからなるテストパターン
を有した収差測定用原板を配置すると共に、前記収差測
定用原板と前記被検光学系との間に、前記各マークから
の各測定用光線を前記被検光学系の瞳面上の互いに異な
るサンプリングポイントに導くためのピンホールを有し
たピンホールプレートを配置し、前記被検光学系を通過
した前記各測定用光線がその被検光学系の像面に形成す
る有収差像を検出し、前記検出した有収差像を参照し、
前記被検光学系の波面収差データとして、前記各マーク
の共役点の理想位置からのずれ分布を求める収差測定方
法に適用され、前記収差測定用原板と前記ピンホールプ
レートとをユニット化してなる収差測定用原板ユニット
であって、前記テストパターンからピンホールプレート
までの距離とピンホールの径との関係は、前記測定用光
線の幾何光学広がりと回折広がりとの双方が共に抑えら
れるように設定されていることを特徴とする。
【0025】請求項5に記載の収差測定用原板ユニット
は、請求項4に記載の収差測定用原板ユニットにおい
て、前記テストパターンからピンホールプレートまでの
距離とピンホールの径との関係は、前記測定用光線の幾
何光学広がりと回折広がりとの和が抑えられるように設
定されていることを特徴とする。請求項6に記載の収差
測定用原板ユニットは、請求項4に記載の収差測定用原
板ユニットにおいて、前記テストパターンからピンホー
ルプレートまでの距離dと、ピンホールの半径rとの関
係は、前記テストパターンから前記ピンホールへ入射す
る光の波長λに対してr=√(λd/2)を満たすよう
に設定されていることを特徴とする。
【0026】これら請求項4、請求項5、請求項6に記
載の収差測定用原板ユニットは、テストパターンからピ
ンホールプレートまでの距離とピンホール径との関係が
最適化されているので、それぞれ請求項1、請求項2、
請求項3に記載の収差測定方法を容易に実現させること
ができる。請求項7に記載の収差測定方法は、被検光学
系の物体面の視野のうち収差測定の対象とすべき微小領
域に、複数マークからなるテストパターンを有した収差
測定用原板を配置すると共に、前記収差測定用原板と前
記被検光学系との間に、前記各マークからの各測定用光
線を前記被検光学系の瞳面上の互いに異なるサンプリン
グポイントに導くためのピンホールを有したピンホール
プレートを配置し、前記被検光学系を通過した前記各測
定用光線がその被検光学系の像面に形成する有収差像を
検出し、前記検出した有収差像を参照し、前記被検光学
系の波面収差データとして、前記各マークの共役点の理
想位置からのずれ分布を求める収差測定方法において、
前記テストパターンにおける前記複数マークの配置間隔
を、前記瞳面上の前記サンプリングポイントが等間隔と
なるように設定することを特徴とする。
【0027】一般に、光学系の物体面上の位置と瞳面上
の位置との間の対応関係は非線形であって、テストパタ
ーンにおける各マークが均等に配置されていると、瞳面
上のサンプリングポイントは非均等となる。しかしこの
収差測定方法では、テストパターンの各マークの配置間
隔を、サンプリングポイントの間隔が均等になるように
設定しているので、波面収差がその瞳面の全域に亘り同
じ分解能で求められることとなり、複雑な近似演算を要
することなく、波面収差の測定精度を高めることができ
る。
【0028】請求項8に記載の収差測定方法は、請求項
7に記載の収差測定方法において、前記テストパターン
における前記複数マークの配置間隔を、前記微小領域の
中心に近づくほど密に設定することを特徴とする。一般
に、光学系の物体面上の径方向位置と瞳面上の径方向位
置との間の関係は非線形であり、テストパターンの各マ
ークが均等に配置されていると、瞳面上のサンプリング
ポイントは中心に近づくほど粗くなる。
【0029】しかしこの収差測定方法では、テストパタ
ーンのマークの配置間隔を中心に近づくほど密にしてい
るので、サンプリングポイントの間隔を確実に均等にす
ることができる。請求項9に記載の収差測定方法は、請
求項7に記載の収差測定方法において、前記テストパタ
ーンにおける前記複数マークの位置を、等間隔格子点
(ξm,ηn)に対して、1/√(1/(1−(ξm 2+η
n 2)))(ξm,ηn)で示される各位置に設定すること
を特徴とする。
【0030】このような複数マークの位置は、瞳座標と
物体面座標との間の座標変換式に基づいたときに、瞳座
標上の等間隔格子点に対応するような各位置である。し
たがって、サンプリングポイントの間隔が確実に均等に
なる。請求項10に記載の収差測定用原板は、被検光学
系の物体面の視野のうち収差測定の対象とすべき微小領
域に、複数マークからなるテストパターンを有した収差
測定用原板を配置すると共に、前記収差測定用原板と前
記被検光学系との間に、前記各マークからの各測定用光
線を前記被検光学系の瞳面上の互いに異なるサンプリン
グポイントに導くためのピンホールを有したピンホール
プレートを配置し、前記被検光学系を通過した前記各測
定用光線がその被検光学系の像面に形成する有収差像を
検出し、前記検出した有収差像を参照し、前記被検光学
系の波面収差データとして、前記各マークの共役点の理
想位置からのずれ分布を求める収差測定方法に適用され
る収差測定用原板であって、前記テストパターンの前記
複数マークの配置間隔は、前記瞳面上の前記サンプリン
グポイントがほぼ等間隔となるように設定されているこ
とを特徴とする。
【0031】請求項11に記載の収差測定用原板は、請
求項10に記載の収差測定用原板において、前記テスト
パターンにおける前記複数マークの配置間隔は、前記微
小領域の中心に近づくほど密に設定されていることを特
徴とする。請求項12に記載の収差測定用原板は、請求
項10に記載の収差測定用原板において、前記テストパ
ターンにおける前記複数マークの位置は、等間隔格子点
(ξm,ηn)に対して、1/√(1/(1−(ξm 2+η
n 2)))(ξm,ηn)で示される各位置に設定されてい
ることを特徴とする。
【0032】請求項10、請求項11、請求項12に記
載の収差測定用原板は、テストパターンの各マークの配
置が最適化されているので、それぞれ請求項7、請求項
8、請求項9に記載の収差測定方法を容易に実現させる
ことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について説明する。 <第1実施形態>先ず、図1、図4、図5に基づいて本
発明の第1実施形態について説明する。本実施形態の収
差測定方法は、上述した従来の微小パターン式収差測定
方法(図4、図5参照)において、テストレチクル4T
Rに代えて、以下に説明するテストレチクルTRが適用
されたものに等しい。
【0034】図1は、本実施形態のテストレチクルTR
を説明する図である。なお、図1では、図4及び図5に
示すものと同じものについては同一の符号を付して示
し、ここでは従来との相違点についてのみ説明する。先
ず、本実施形態のテストレチクルTRは、テストレチク
ル4TRにおいて、ピンホールプレート43に代えてピ
ンホールプレート13が取り付けられたものに等しい。
【0035】なお、テストレチクルTRのレチクル面に
は、テストレチクル4TRと同様の各微小領域4eにそ
れぞれテストパターン11が形成されている。このテス
トパターン11は、テストパターン61と同様に二次元
的に複数のマークA11,・・・,Aklが配置されてなる
ものである。上記ピンホールプレート13のピンホール
13aは、ピンホールプレート43におけるピンホール
43aと同様に、各テストパターン11に対向する位置
にそれぞれ配置されている。
【0036】したがって、各ピンホール13aは、対向
するテストパターン11の各マークA11,・・・,Akl
からそれらの共役点マークA11’、・・・、Akl’へ向
かう各共役光線(測定用光線)を、投影レンズPLの瞳
面ASp上の互いに異なるサンプリングポイントP
11、・・・、Paklへ導く。但し、本実施形態では、
ピンホール13aの半径rと、テストパターン11から
ピンホールプレート13までの距離dとの関係は、テス
トパターン11からの測定用光線がピンホール13aを
通過した後の幾何光学広がりNAgと、回折広がりNA
dとの双方が共に抑えられるように(例えば双方が同じ
程度となるように、又は双方の和が抑えられるように)
設定される。
【0037】このように距離dと径rとの関係によって
測定用光線の広がりを抑える場合には、ピンホールの径
rを縮小することだけで抑える場合よりも、径rの大き
さに対する自由度は高くなる。ここで一般に、幾何光学
広がりNAg、回折広がりNAdはそれぞれ、r/d、
λ/(2r)で表される(但し、λはテストパターン1
1からピンホール13aに入射する光の波長、すなわち
テストパターン11の有収差像11’をウエハW上に露
光転写する際の照明光の波長である。)。因みに本実施
形態では、照明光として、例えば、KrF(λ=248
nm)、ArF(λ=193nm)、F2(λ=153
nm)などが使用される。
【0038】また、測定用光線の全広がりNA0は、こ
れらの和(NAg+NAd)によって表される。そこ
で、本実施形態では、このピンホール13aのテストパ
ターン11からの距離dとピンホール13aの半径rと
の関係を、具体的に次式(1)のように最適化すること
によって、測定用光線の全広がりNA0を抑える。
【0039】r=√(λd/2) ・・・(1) なお、式(1)が示す距離dと半径rとの関係は、全広
がりNA0のrについての導関数を0とおいて得られる
方程式(2)の解であり、全広がりNA0を最小とする
ような関係である。 (d/dr)NA0=0 ・・・(2) したがって、ピンホールの半径rを不用に小さくするこ
となく、測定用光線の全広がりNA0が抑えられる。
【0040】さらに、本実施形態では、半径rと距離d
との値を、サンプリングポイントPa11、・・・、Pa
klの面積が確実にクロストークを生じない程度の大きさ
となるように、必要分解能Cに応じて次式(3)を満た
すように決定するとよい。 2×NA0<C ・・・(3) 但し、必要分解能Cは、サンプリングポイントPa11
・・・、Paklのピッチ(テストパターン11マークA
11,・・・,Aklの配置により決まる)に相当する。例
えば、投影レンズPLの入射側開口数がNAであり、開
口数NAをm分割する程度のピッチとする場合、必要分
解能CはNA/mである。
【0041】以上のように、式(1)及び式(3)に基
づいて測定用光線の全広がりNA0を必要分解能Cに対
応する程度に抑えれば、ピンホール13aの半径rの大
きさが最適化されるので、有収差像11’を形成するた
めに必要な光量の確保と、クロストーク低減とを同時に
達成することができる。すなわち、本実施形態は、有収
差像11’を投影露光する際の高感度検出策を施すこと
なく、距離dと半径rとの関係を最適化するだけで、従
来の微小パターン式波面収差測定方法を高精度化するも
のである。
【0042】例えば、仮に、従来と同じ精度で収差測定
を行うのであれば、有収差像11’を露光転写する際の
上記照明光のパワーを低減することができる。 <第2実施形態>次に、図2、図3に基づいて本発明の
第2実施形態について説明する。本実施形態の収差測定
方法は、従来の微小パターン式収差測定方法において、
テストレチクル4TRに代えて、以下に説明するテスト
レチクルTRが適用されたものに等しい。
【0043】図2、図3は、本実施形態のテストレチク
ルTRを説明する図である。なお、図2において、図4
及び図5に示すものと同じものについては同一の符号を
伏して示し、ここでは従来との相違点についてのみ説明
する。先ず、本実施形態のテストレチクルTRは、従来
のテストレチクル4TRにおいて、テストパターン61
に代えて図3(a)に示すようなテストパターン11が
形成されたものである。
【0044】テストパターン11は、従来のテストパタ
ーン61と同様に二次元的に配置されたマークA11、・
・・、Aklからなる。但し、これらマークA11、・・
・、Aklの配置間隔は、瞳面ASpのサンプリングポイ
ントPa11、・・・、Paklが等間隔となるよう、例え
ば、中心に近づくほど密に(例えば糸巻き状に)配置さ
れる。
【0045】図2では、テストパターン11の各マーク
11、・・・、Aklからそれらの共役点に向かう各共役
光線(測定用光線)を示した。但し、物体面Opにおい
てはXY直交座標(X,Y)、瞳面ASpにおいては瞳
座標(ξ、η)を採用している(ここでは、X軸とξ軸
とを同じ方向にとる。)。この図2に明らかなように、
中心に近づくほど密に配置されたマークA11、・・・、
klによれば、瞳面ASp上のサンプリングポイントP
11、・・・、Paklの間隔は、均等になる。
【0046】ここで、投影レンズPLが正弦条件を満た
すときには、次式が成立する。 sinθ=√(ξ2+η2) ・・・(4) 但し、θは物体面Op上の位置(X,Y)からその共役
点へ向かう光線が主軸と成す仰角である(図2参照)。
したがって、物体面Op上のXY直交座標(X,Y)
と、瞳面ASp上の瞳座標(ξ,η)との間には、次式
(5)が成立する。
【0047】 (X,Y)=1/(√(1−(ξ2+η2)))(ξ,η) ・・・(5) そこで、本実施形態では、テストパターン11における
複数マークA11、・・・、Aklの位置を、等間隔格子点
(ξm,ηn)に対して次式(6)で示される各位置に設
定する。 1/(√(1−(ξm 2+ηn 2)))(ξm,ηn) ・・・(6) 但し、XY直交座標(X,Y)の原点はテストパターン
11の中央にとる。
【0048】このようにすれば、瞳面ASp上のサンプ
リングポイントPa11、・・・、Paklが確実に均等に
なる。また、本実施形態では、このようなテストパター
ン11を適用するのに伴い、テストレチクルTRに、図
3(b)に示すような基準パターン12を形成する。な
お、テストレチクルTRにおける基準パターン12の形
成箇所は、テストレチクル4TRにおける基準パターン
62の形成箇所と同じである(図4参照)。
【0049】基準パターン12におけるマークB11、・
・・、Bklは、テストパターン11におけるマーク
11、・・・、Aklと同様に、上式(6)で示される各
位置に配置される(但し、XY直交座標(X,Y)の原
点は基準パターン12の中央にとる)。図3(c)は、
ウエハW上に焼き付けられた画像の部分拡大図である。
【0050】図3(c)に明らかなように、本実施形態
では、テストパターン11による有収差像11’と、基
準パターン12による基準像12’とが重ね合わされて
おり、有収差像11’のマークAij’(マークAijの共
役点である。)に、基準像12’のマークBij’(マー
クBijの共役点である。)が対応している。したがっ
て、波面収差データであるずれベクトル(ΔXij,ΔY
ij)についても、均等なサンプリングポイントPa11
・・・、Paklのそれぞれについて得ることができる。
この結果、波面収差を再構成するための波面収差データ
が、瞳面ASpの全域に亘って一様に得られる。
【0051】すなわち、本実施形態によれば、テストパ
ターン11の各マークA11、・・・、Aklを最適化する
だけで、複雑な近似演算を要することなく、波面収差の
測定精度を高めることができる。なお、本実施形態にお
いては、半径r及び距離dとは、従来例と同じとしても
よいが、収差測定の精度をより高くするためには、第1
実施形態で示したものと同じにすることが好ましい。
【0052】また、図3では、テストパターン11のマ
ークAを十字型とし、基準パターン12のマークBをス
クエア型としているが、これらのマークについては、所
望の精度で各マークの位置を特定することができるので
あれば、如何なる形状としてもよい。また、上記各実施
形態では、有収差像11’の各マークA11’、・・・、
kl’の理想位置からのずれ分布として、基準像12’
の各マークB11’、・・・、Bklからのずれ分布を求め
ているが、精度が十分に許容されるのであれば、この基
準パターン12を使用せずに演算上の理想的位置からの
ずれ分布を求めてもよい。
【0053】また、第2実施形態では、基準パターン1
2における各マークB11、・・・、Bklの位置関係を、
テストパターン11における各マークA11、・・・、A
klの位置関係と同じにしているが、マークB11、・・
・、Bklの位置関係が少なくとも既知であれば、十分な
精度でずれ分布を求めることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6の何れか
1項に記載の発明によれば、ピンホールの位置及びサイ
ズを最適化することによって収差測定の高精度化が図ら
れる。
【0055】また、請求項7、請求項8、請求項9、請
求項10、請求項11、請求項12の何れか1項に記載
の発明によれば、テストパターンを最適化することによ
って収差測定の高精度化が図られる。したがって本発明
は、収差測定を簡単かつ確実に高精度化することができ
る。露光装置の製造工程において、上記第1実施形態、
第2実施形態で説明した収差測定を、露光装置の投影レ
ンズPLに対して行えば、投影レンズPLの波面収差の
状態を高精度に計測することができる。この高精度な計
測結果に基づいて、投影レンズの製造時に生じる製造誤
差などをなくすように、投影レンズPLを構成する複数
の光学素子(レンズ、ミラー)の光学素子間の間隔調
整、又は光学素子の面加工を施す。かかる計測、光学素
子間の間隔調整、光学素子の面加工を数回施すことによ
り、波面収差が抑えられた高精度な投影レンズPLを製
造することができる。
【0056】さらに、露光装置を使って半導体素子、液
晶素子、薄膜磁気ヘッドなどを長い間製造していると、
投影レンズPLの波面収差が変化してくることがある。
このような経時的な変化を、第1実施形態、第2実施形
態で説明した収差測定方法を使い、投影レンズPLの波
面収差の状態を高精度に計測することができ、この結果
に基づいてサービスマンが投影レンズPLの調整を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のテストレチクルTRを説明する
図である。
【図2】第2実施形態のテストレチクルTRを説明する
図である。
【図3】第2実施形態のテストレチクルTRを説明する
図である。
【図4】微小パターン式収差測定方法の原理を説明する
図である。
【図5】微小パターン式収差測定方法の原理を説明する
図である。
【図6】従来のテストレチクル4TRを説明する図であ
る。
【符号の説明】
PL 投影レンズ TR,4TR テストレチクル 42 集光レンズ 11,61 テストパターン 12,62 基準パターン 4e 微小領域 4E 視野領域 13,43 ピンホールプレート 13a,43a ピンホール W ウエハ 11’,61’ 有収差像 12’,62’ 基準像 Op 物体面 ASp 瞳面 Ip 像面

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検光学系の物体面の視野のうち収差測
    定の対象とすべき微小領域に、複数マークからなるテス
    トパターンを有した収差測定用原板を配置すると共に、
    前記収差測定用原板と前記被検光学系との間に、前記各
    マークからの各測定用光線を前記被検光学系の瞳面上の
    互いに異なるサンプリングポイントに導くためのピンホ
    ールを有したピンホールプレートを配置し、 前記被検光学系を通過した前記各測定用光線がその被検
    光学系の像面に形成する有収差像を検出し、 前記検出した有収差像を参照し、前記被検光学系の波面
    収差データとして、前記各マークの共役点の理想位置か
    らのずれ分布を求める収差測定方法において、前記テス
    トパターンからピンホールプレートまでの距離とピンホ
    ールの径との関係を、 前記測定用光線の幾何光学広がりと回折広がりとの双方
    が共に抑えられるように設定することを特徴とする収差
    測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の収差測定方法におい
    て、 前記テストパターンからピンホールプレートまでの距離
    とピンホールの径との関係を、 前記測定用光線の幾何光学広がりと回折広がりとの和が
    抑えられるように設定することを特徴とする収差測定方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の収差測定方法におい
    て、 前記テストパターンからピンホールプレートまでの距離
    dと、ピンホールの半径rとの関係を、 前記テストパターンから前記ピンホールへ入射する光の
    波長λに対してr=√(λd/2)を満たすように設定
    することを特徴とする収差測定方法。
  4. 【請求項4】 被検光学系の物体面の視野のうち収差測
    定の対象とすべき微小領域に、複数マークからなるテス
    トパターンを有した収差測定用原板を配置すると共に、
    前記収差測定用原板と前記被検光学系との間に、前記各
    マークからの各測定用光線を前記被検光学系の瞳面上の
    互いに異なるサンプリングポイントに導くためのピンホ
    ールを有したピンホールプレートを配置し、 前記被検光学系を通過した前記各測定用光線がその被検
    光学系の像面に形成する有収差像を検出し、 前記検出した有収差像を参照し、前記被検光学系の波面
    収差データとして、前記各マークの共役点の理想位置か
    らのずれ分布を求める収差測定方法に適用され、 前記収差測定用原板と前記ピンホールプレートとをユニ
    ット化してなる収差測定用原板ユニットであって、 前記テストパターンからピンホールプレートまでの距離
    とピンホールの径との関係は、 前記測定用光線の幾何光学広がりと回折広がりとの双方
    が共に抑えられるように設定されていることを特徴とす
    る収差測定用原板ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の収差測定用原板ユニッ
    トにおいて、 前記テストパターンからピンホールプレートまでの距離
    とピンホールの径との関係は、 前記測定用光線の幾何光学広がりと回折広がりとの和が
    抑えられるように設定されていることを特徴とする収差
    測定用原板ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の収差測定用原板ユニッ
    トにおいて、 前記テストパターンからピンホールプレートまでの距離
    dと、ピンホールの半径rとの関係は、 前記テストパターンから前記ピンホールへ入射する光の
    波長λに対してr=√(λd/2)を満たすように設定
    されていることを特徴とする収差測定用原板ユニット。
  7. 【請求項7】 被検光学系の物体面の視野のうち収差測
    定の対象とすべき微小領域に、複数マークからなるテス
    トパターンを有した収差測定用原板を配置すると共に、
    前記収差測定用原板と前記被検光学系との間に、前記各
    マークからの各測定用光線を前記被検光学系の瞳面上の
    互いに異なるサンプリングポイントに導くためのピンホ
    ールを有したピンホールプレートを配置し、 前記被検光学系を通過した前記各測定用光線がその被検
    光学系の像面に形成する有収差像を検出し、 前記検出した有収差像を参照し、前記被検光学系の波面
    収差データとして、前記各マークの共役点の理想位置か
    らのずれ分布を求める収差測定方法において、前記テス
    トパターンにおける前記複数マークの配置間隔を、 前記瞳面上の前記サンプリングポイントが等間隔となる
    ように設定することを特徴とする収差測定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の収差測定方法におい
    て、 前記テストパターンにおける前記複数マークの配置間隔
    を、 前記微小領域の中心に近づくほど密に設定することを特
    徴とする収差測定方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の収差測定方法におい
    て、 前記テストパターンにおける前記複数マークの位置を、 等間隔格子点(ξm,ηn)に対して、1/(√(1−
    (ξm 2+ηn 2)))(ξ m,ηn)で示される各位置に設
    定することを特徴とする収差測定方法。
  10. 【請求項10】 被検光学系の物体面の視野のうち収差
    測定の対象とすべき微小領域に、複数マークからなるテ
    ストパターンを有した収差測定用原板を配置すると共
    に、前記収差測定用原板と前記被検光学系との間に、前
    記各マークからの各測定用光線を前記被検光学系の瞳面
    上の互いに異なるサンプリングポイントに導くためのピ
    ンホールを有したピンホールプレートを配置し、 前記被検光学系を通過した前記各測定用光線がその被検
    光学系の像面に形成する有収差像を検出し、 前記検出した有収差像を参照し、前記被検光学系の波面
    収差データとして、前記各マークの共役点の理想位置か
    らのずれ分布を求める収差測定方法に適用される収差測
    定用原板であって、 前記テストパターンの前記複数マークの配置間隔は、 前記瞳面上の前記サンプリングポイントがほぼ等間隔と
    なるように設定されていることを特徴とする収差測定用
    原板。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の収差測定用原板に
    おいて、 前記テストパターンにおける前記複数マークの配置間隔
    は、 前記微小領域の中心に近づくほど密に設定されているこ
    とを特徴とする収差測定用原板。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の収差測定用原板に
    おいて、 前記テストパターンにおける前記複数マークの位置は、 等間隔格子点(ξm,ηn)に対して、1/√(1/(1
    −(ξm 2+ηn 2)))(ξm,ηn)で示される各位置に
    設定されていることを特徴とする収差測定用原板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030043587A (ko) * 2001-11-22 2003-06-02 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 수차 계측용 포토 마스크, 수차 계측 방법, 수차 계측용장치 및 이 장치의 제조 방법

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