JP2001349673A - 木材脱水方法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱水乾燥装置 - Google Patents
木材脱水方法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱水乾燥装置Info
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- JP2001349673A JP2001349673A JP2000167309A JP2000167309A JP2001349673A JP 2001349673 A JP2001349673 A JP 2001349673A JP 2000167309 A JP2000167309 A JP 2000167309A JP 2000167309 A JP2000167309 A JP 2000167309A JP 2001349673 A JP2001349673 A JP 2001349673A
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠心力を利用することで、木材の含有水分を
効率的に短時間で脱水させることができる木材脱水技術
の提供。 【解決手段】 木材を、その長手方向に遠心力が加わる
ように回転させて脱水させる木材脱水技術である。複数
本の木材40を束ねた木材束4を、各木材の長手方向が
概ね半径方向になるように回転軸11を中心にして放射
状にセットさせる回転テーブル1を備えている。
効率的に短時間で脱水させることができる木材脱水技術
の提供。 【解決手段】 木材を、その長手方向に遠心力が加わる
ように回転させて脱水させる木材脱水技術である。複数
本の木材40を束ねた木材束4を、各木材の長手方向が
概ね半径方向になるように回転軸11を中心にして放射
状にセットさせる回転テーブル1を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材木を製材した木
材を脱水又は脱水乾燥させるのに用いられる木材脱水方
法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱
水乾燥装置に関する。
材を脱水又は脱水乾燥させるのに用いられる木材脱水方
法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱
水乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物には、長期間(一般に10年程
度)の瑕疵保証期間があり、このため、建材としての木
材についても、十分乾燥した状態で出荷することが要求
されている。
度)の瑕疵保証期間があり、このため、建材としての木
材についても、十分乾燥した状態で出荷することが要求
されている。
【0003】従来、木材の含有水分を強制的に脱水させ
る脱水技術はなく、ただ木材の乾燥技術として、天日乾
燥や乾燥室内に収容した木材に温風を当てるようにした
温風乾燥が知られている。
る脱水技術はなく、ただ木材の乾燥技術として、天日乾
燥や乾燥室内に収容した木材に温風を当てるようにした
温風乾燥が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
天日乾燥では、天候に左右されるし、又、乾燥に数日か
かるなど、木材の管理に手間がかかるし、乾燥に時間が
かかりすぎるという問題があった。
天日乾燥では、天候に左右されるし、又、乾燥に数日か
かるなど、木材の管理に手間がかかるし、乾燥に時間が
かかりすぎるという問題があった。
【0005】又、温風乾燥では、木材を据え置いた状態
で温風をあてるため、温風が木材に満遍なく行き渡ら
ず、乾燥にムラが生じるし、特に、防カビのために木材
を薬液に浸漬させたような場合、木材の含有水分が多い
ため、これに直接温風を当てると、急激な乾燥によって
割れ等の原因になることから、ある程度の期間、自然乾
燥させて水分を取り、その後に温風乾燥させるなど、作
業に時間と手間がかかるという問題があった。
で温風をあてるため、温風が木材に満遍なく行き渡ら
ず、乾燥にムラが生じるし、特に、防カビのために木材
を薬液に浸漬させたような場合、木材の含有水分が多い
ため、これに直接温風を当てると、急激な乾燥によって
割れ等の原因になることから、ある程度の期間、自然乾
燥させて水分を取り、その後に温風乾燥させるなど、作
業に時間と手間がかかるという問題があった。
【0006】本発明は、上述のような従来の問題を解決
するためになされたもので、遠心力を利用することで、
木材の含有水分を効率的に短時間で脱水させることがで
きる木材脱水技術(木材脱水方法及び木材脱水装置)及
び木材脱水乾燥技術(木材脱水乾燥方法及び木材脱水乾
燥装置)を提供することを課題としている。
するためになされたもので、遠心力を利用することで、
木材の含有水分を効率的に短時間で脱水させることがで
きる木材脱水技術(木材脱水方法及び木材脱水装置)及
び木材脱水乾燥技術(木材脱水乾燥方法及び木材脱水乾
燥装置)を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の木材脱水方法(請求項1)は、木材を、
その長手方向に遠心力が加わるように回転させて脱水さ
せる構成とした。木材は、材木を製材したもので、その
内部には木材の長手方向に延長して樹液が通る樹管があ
ることから、この木材に長手方向の遠心力を加えると、
内部の含有水分が樹管を通して強制的に振り出され、こ
れにより、短時間で木材から含有水分を脱水させること
ができる。
めに、本発明の木材脱水方法(請求項1)は、木材を、
その長手方向に遠心力が加わるように回転させて脱水さ
せる構成とした。木材は、材木を製材したもので、その
内部には木材の長手方向に延長して樹液が通る樹管があ
ることから、この木材に長手方向の遠心力を加えると、
内部の含有水分が樹管を通して強制的に振り出され、こ
れにより、短時間で木材から含有水分を脱水させること
ができる。
【0008】又、本発明の木材脱水乾燥方法(請求項
2)は、前記木材脱水方法を乾燥室内で行うように構成
した。このように、遠心力による脱水を乾燥室内で行え
ば、脱水と乾燥を同時又は連続的に行うことができる。
この場合、当初から乾燥室内に温風を送風させること
で、脱水と乾燥を同時に行うようにしてもよいし、又、
遠心力によってある程度脱水させた後、温風を送風させ
ることで、脱水と乾燥を連続的に行うようにしてもよ
い。
2)は、前記木材脱水方法を乾燥室内で行うように構成
した。このように、遠心力による脱水を乾燥室内で行え
ば、脱水と乾燥を同時又は連続的に行うことができる。
この場合、当初から乾燥室内に温風を送風させること
で、脱水と乾燥を同時に行うようにしてもよいし、又、
遠心力によってある程度脱水させた後、温風を送風させ
ることで、脱水と乾燥を連続的に行うようにしてもよ
い。
【0009】又、本発明の木材脱水装置(請求項3)
は、複数本の木材を束ねた木材束を、各木材の長手方向
が概ね半径方向になるように回転軸を中心にして放射状
にセットさせる回転テーブルを備えている構成とした。
この木材脱水装置では、回転テーブルを回転させると、
木材に、長手方向の遠心力が加わるため、木材内部の含
有水分が樹管を通して強制的に振り出され、これによ
り、木材から含有水分を短時間で脱水させることができ
る。
は、複数本の木材を束ねた木材束を、各木材の長手方向
が概ね半径方向になるように回転軸を中心にして放射状
にセットさせる回転テーブルを備えている構成とした。
この木材脱水装置では、回転テーブルを回転させると、
木材に、長手方向の遠心力が加わるため、木材内部の含
有水分が樹管を通して強制的に振り出され、これによ
り、木材から含有水分を短時間で脱水させることができ
る。
【0010】又、本発明の木材脱水装置(請求項4)
は、複数体の木材セット用レールが回転中心を中心にし
て放射状に延長するように取り付けられた回転テーブル
と、回転テーブルの回転中心に向けて延長するように回
転テーブルの外方に取りつけられた木材供給用レール
と、複数本の木材を束ねた木材束を載置させると共に、
木材供給用レールと木材セット用レールを一直線に連続
させた状態で、木材供給用レールと木材セット用レール
との間を移動する木材搬送台車とを備えている構成とし
た。この木材脱水装置では、木材供給用レール上におい
て、木材搬送台車上に木材束を長手方向がレールの延長
方向になるように載置する。次に、回転テーブルを回し
て、この回転テーブルに取り付けた木材セット用レール
と木材供給用レールが一直線に連続するようにする。こ
の状態で木材搬送台車を木材供給用レールから木材セッ
ト用レールに移動させ、固定させる。このようにして、
回転テーブルに木材搬送台車を介して木材束をセット
し、この状態で回転テーブルを回転させれば、木材に長
手方向の遠心力が加わるため、木材内部の含有水分が樹
管を通して強制的に振り出され、これにより、木材から
含有水分を脱水させることができる。尚、脱水作業が完
了した後は、木材セット用レールが木材供給用レールに
一直線に連続するように回転テーブルを回し、木材搬送
台車を木材セット用レールから木材供給用レールに移動
させれば、回転テーブルから脱水後の木材束を取り下ろ
すことができる。
は、複数体の木材セット用レールが回転中心を中心にし
て放射状に延長するように取り付けられた回転テーブル
と、回転テーブルの回転中心に向けて延長するように回
転テーブルの外方に取りつけられた木材供給用レール
と、複数本の木材を束ねた木材束を載置させると共に、
木材供給用レールと木材セット用レールを一直線に連続
させた状態で、木材供給用レールと木材セット用レール
との間を移動する木材搬送台車とを備えている構成とし
た。この木材脱水装置では、木材供給用レール上におい
て、木材搬送台車上に木材束を長手方向がレールの延長
方向になるように載置する。次に、回転テーブルを回し
て、この回転テーブルに取り付けた木材セット用レール
と木材供給用レールが一直線に連続するようにする。こ
の状態で木材搬送台車を木材供給用レールから木材セッ
ト用レールに移動させ、固定させる。このようにして、
回転テーブルに木材搬送台車を介して木材束をセット
し、この状態で回転テーブルを回転させれば、木材に長
手方向の遠心力が加わるため、木材内部の含有水分が樹
管を通して強制的に振り出され、これにより、木材から
含有水分を脱水させることができる。尚、脱水作業が完
了した後は、木材セット用レールが木材供給用レールに
一直線に連続するように回転テーブルを回し、木材搬送
台車を木材セット用レールから木材供給用レールに移動
させれば、回転テーブルから脱水後の木材束を取り下ろ
すことができる。
【0011】又、本発明の木材脱水乾燥装置(請求項
5)は、前記木材脱水装置を乾燥室内に配設した構成と
した。この木材脱水乾燥装置では、遠心力による脱水を
乾燥室内で行うことができるため、脱水と乾燥を同時又
は連続的に行うことができる。
5)は、前記木材脱水装置を乾燥室内に配設した構成と
した。この木材脱水乾燥装置では、遠心力による脱水を
乾燥室内で行うことができるため、脱水と乾燥を同時又
は連続的に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳述する。ただし、本発明の具体的な構成はこの
実施の形態に限定されるものではない。図1は本発明の
実施の1形態である木材脱水乾燥装置の平面図、図2は
この木材脱水乾燥装置の側面図である。
により詳述する。ただし、本発明の具体的な構成はこの
実施の形態に限定されるものではない。図1は本発明の
実施の1形態である木材脱水乾燥装置の平面図、図2は
この木材脱水乾燥装置の側面図である。
【0013】この木材脱水乾燥装置Aは、木材脱水装置
Bの回転テーブルを乾燥室C内に配設したものである。
この乾燥室Cには、図示していないが、燃料をバーナに
より燃焼させて、その熱をファンによって乾燥室内に循
環送風させる温風供給装置が設けられている。木材脱水
装置Bは、回転テーブル1と、木材供給用レール2と、
木材搬送台車3を備えている。
Bの回転テーブルを乾燥室C内に配設したものである。
この乾燥室Cには、図示していないが、燃料をバーナに
より燃焼させて、その熱をファンによって乾燥室内に循
環送風させる温風供給装置が設けられている。木材脱水
装置Bは、回転テーブル1と、木材供給用レール2と、
木材搬送台車3を備えている。
【0014】前記回転テーブル1は、軸受10に軸支さ
れた回転軸11が下面中心に垂設され、上面には、複数
体(8体)の木材セット用レール12が回転中心Xを中
心にして等配間隔で放射状に延長するように取り付けら
れている。又、回転テーブル1の下面には、少なくとも
3個以上の支持ローラ13が取り付けられ、この支持ロ
ーラ13をベース14上で転動させることにより、回転
テーブル1を水平に安定した状態で回転させるようにし
ている。この回転テーブル1の駆動構造は、回転軸11
と駆動モータ15とを駆動ベルト16によって連動連結
させたものになっており、この場合、駆動ベルト16の
途中にクラッチ(図示せず)を設けて、駆動モータ15
から回転軸11への回転動力を入り切りできるようにし
ている。尚、この回転テーブル1は、板状の回転板で形
成してもよいし、枠材を組み合わせたフレーム構造に形
成してもよい。
れた回転軸11が下面中心に垂設され、上面には、複数
体(8体)の木材セット用レール12が回転中心Xを中
心にして等配間隔で放射状に延長するように取り付けら
れている。又、回転テーブル1の下面には、少なくとも
3個以上の支持ローラ13が取り付けられ、この支持ロ
ーラ13をベース14上で転動させることにより、回転
テーブル1を水平に安定した状態で回転させるようにし
ている。この回転テーブル1の駆動構造は、回転軸11
と駆動モータ15とを駆動ベルト16によって連動連結
させたものになっており、この場合、駆動ベルト16の
途中にクラッチ(図示せず)を設けて、駆動モータ15
から回転軸11への回転動力を入り切りできるようにし
ている。尚、この回転テーブル1は、板状の回転板で形
成してもよいし、枠材を組み合わせたフレーム構造に形
成してもよい。
【0015】前記木材供給用レール2は、回転テーブル
1の外方に、回転テーブル1の回転中心Xに向けて延長
する状態で機枠20上に取り付けられている。
1の外方に、回転テーブル1の回転中心Xに向けて延長
する状態で機枠20上に取り付けられている。
【0016】前記木材搬送台車3は、台座30の下面に
車輪31が取り付けられ、複数本の木材40をバンド4
1により束ねた木材束4を台座30上に載置させて、木
材供給用レール2と木材セット用レール12を一直線に
連続させた状態で、木材供給用レール2と木材セット用
レール12との間を車輪31によって移動するようにな
っている。
車輪31が取り付けられ、複数本の木材40をバンド4
1により束ねた木材束4を台座30上に載置させて、木
材供給用レール2と木材セット用レール12を一直線に
連続させた状態で、木材供給用レール2と木材セット用
レール12との間を車輪31によって移動するようにな
っている。
【0017】次に、この木材脱水乾燥装置Aを用いて木
材40を乾燥させる場合の手順を説明する。まず、木材
供給用レール2上において、木材搬送台車3上に木材束
4を長手方向が木材供給用レール2の延長方向になるよ
うに載置し固定する。
材40を乾燥させる場合の手順を説明する。まず、木材
供給用レール2上において、木材搬送台車3上に木材束
4を長手方向が木材供給用レール2の延長方向になるよ
うに載置し固定する。
【0018】次に、駆動構造のクラッチを切って回転テ
ーブル1を手動で回し、図1のように回転テーブル1に
取り付けた木材セット用レール12と木材供給用レール
2が一直線に連続するようにする。この状態で木材搬送
台車3を、木材束4を載置させたまま木材供給用レール
2から木材セット用レール12に移動させ、固定させ
る。この場合、図2で示すように、木材束4の外端を受
け止めるように回転テーブル1の外周部に網状体17を
取り付けると共に、この網状体17と回転テーブル1の
中心に立設した支持部材18の上端を固定用バー19に
より連結して、回転テーブル1の回転による遠心力で木
材束4を載置させた木材搬送台車3が回転テーブル1上
から転落するのを防止している。又、各木材セット用レ
ール12に木材搬送台車3をセットさせた状態で、回転
テーブル1の重量バランスに偏りが生じないようにす
る。
ーブル1を手動で回し、図1のように回転テーブル1に
取り付けた木材セット用レール12と木材供給用レール
2が一直線に連続するようにする。この状態で木材搬送
台車3を、木材束4を載置させたまま木材供給用レール
2から木材セット用レール12に移動させ、固定させ
る。この場合、図2で示すように、木材束4の外端を受
け止めるように回転テーブル1の外周部に網状体17を
取り付けると共に、この網状体17と回転テーブル1の
中心に立設した支持部材18の上端を固定用バー19に
より連結して、回転テーブル1の回転による遠心力で木
材束4を載置させた木材搬送台車3が回転テーブル1上
から転落するのを防止している。又、各木材セット用レ
ール12に木材搬送台車3をセットさせた状態で、回転
テーブル1の重量バランスに偏りが生じないようにす
る。
【0019】このようにして、回転テーブル1に木材搬
送台車3を介して木材束4をセットし、この状態でクラ
ッチを入れて駆動モータ15により回転テーブル1を回
転させれば、木材40に長手方向の遠心力が加わるた
め、木材内部の含有水分が樹管を通して強制的に振り出
され、これにより、木材40から含有水分を脱水させる
ことができる。
送台車3を介して木材束4をセットし、この状態でクラ
ッチを入れて駆動モータ15により回転テーブル1を回
転させれば、木材40に長手方向の遠心力が加わるた
め、木材内部の含有水分が樹管を通して強制的に振り出
され、これにより、木材40から含有水分を脱水させる
ことができる。
【0020】尚、回転テーブル1が一定の回転状態にな
ると、慣性によって回転力が得られるため、適宜にクラ
ッチを入り切りさせて、駆動モータ15及び駆動ベルト
16の負担を軽減させるようにしている。又、木材束4
は、回転テーブル1上にセットされた状態で、各木材4
0の元口側が回転テーブル1の中心側になり、先口側が
回転テーブル1の外周側になるように木材搬送台車3上
に載置される。これは、木材40の樹管が樹液を元口側
から先口側に向けて通るようになっていることに対応さ
せたもので、これにより、脱水に伴う含有水分の流れが
スムーズになり、脱水効率を向させることができる。
ると、慣性によって回転力が得られるため、適宜にクラ
ッチを入り切りさせて、駆動モータ15及び駆動ベルト
16の負担を軽減させるようにしている。又、木材束4
は、回転テーブル1上にセットされた状態で、各木材4
0の元口側が回転テーブル1の中心側になり、先口側が
回転テーブル1の外周側になるように木材搬送台車3上
に載置される。これは、木材40の樹管が樹液を元口側
から先口側に向けて通るようになっていることに対応さ
せたもので、これにより、脱水に伴う含有水分の流れが
スムーズになり、脱水効率を向させることができる。
【0021】又、この脱水作業に際し、同時に乾燥室C
内に温風を供給して、脱水と乾燥を同時に行うようにし
てもよいし、又、遠心力によってある程度脱水させた
後、回転テーブル1を緩慢に回転させながら温風を送風
させることで、脱水と乾燥を連続的に行うようにしても
よい。又、温風を送風させることなく、遠心力による脱
水のみを行うことができるのは勿論であるし、逆に、乾
燥を主目的として、当初から回転テーブル1を緩慢に回
転させながら温風を送風させるようにした使い方も可能
である。
内に温風を供給して、脱水と乾燥を同時に行うようにし
てもよいし、又、遠心力によってある程度脱水させた
後、回転テーブル1を緩慢に回転させながら温風を送風
させることで、脱水と乾燥を連続的に行うようにしても
よい。又、温風を送風させることなく、遠心力による脱
水のみを行うことができるのは勿論であるし、逆に、乾
燥を主目的として、当初から回転テーブル1を緩慢に回
転させながら温風を送風させるようにした使い方も可能
である。
【0022】そして、脱水作業又は脱水乾燥作業が完了
した後は、回転テーブル1を停止し、クラッチを切って
木材セット用レール12が木材供給用レール2に一直線
に連続するように回転テーブル1を回し、木材搬送台車
3を木材セット用レール12から木材供給用レール2に
移動させれば、回転テーブル1から脱水又は脱水乾燥後
の木材束4を取り下ろすことができる。
した後は、回転テーブル1を停止し、クラッチを切って
木材セット用レール12が木材供給用レール2に一直線
に連続するように回転テーブル1を回し、木材搬送台車
3を木材セット用レール12から木材供給用レール2に
移動させれば、回転テーブル1から脱水又は脱水乾燥後
の木材束4を取り下ろすことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の木材
脱水方法(請求項1)及び木材乾燥装置(請求項3、
4)によれば、遠心力を利用するため、木材の含有水分
を効率的に短時間で脱水させることができる。
脱水方法(請求項1)及び木材乾燥装置(請求項3、
4)によれば、遠心力を利用するため、木材の含有水分
を効率的に短時間で脱水させることができる。
【0024】又、本発明の木材脱水乾燥方法(請求項
2)及び木材脱水乾燥装置(請求項5)によれば、脱水
させながら同時又は連続的に脱水乾燥させることがで
き、木材を効率的に短時間で脱水乾燥させることができ
る。
2)及び木材脱水乾燥装置(請求項5)によれば、脱水
させながら同時又は連続的に脱水乾燥させることがで
き、木材を効率的に短時間で脱水乾燥させることができ
る。
【図1】本発明の実施の1形態である木材脱水乾燥装置
の平面図である。
の平面図である。
【図2】この木材脱水乾燥装置の側面図である。
A 木材脱水乾燥装置 B 木材脱水装置 C 乾燥室 X 回転中心 1 回転テーブル 10 軸受 11 回転軸 12 木材セット用レール 13 支持ローラ 14 ベース 15 駆動モータ 16 駆動ベルト 17 網状体 18 支持部材 19 固定用バー 2 木材供給用レール 20 機枠 3 木材搬送台車 30 台座 31 車輪 4 木材束 40 木材 41 バンド
Claims (5)
- 【請求項1】 木材を、その長手方向に遠心力が加わる
ように回転させて脱水させることを特徴とした木材脱水
方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の木材脱水方法を乾燥室内
で行うようにしたことを特徴とした木材脱水乾燥方法。 - 【請求項3】 複数本の木材を束ねた木材束を、各木材
の長手方向が概ね半径方向になるように回転軸を中心に
して放射状にセットさせる回転テーブルを備えているこ
とを特徴とした木材脱水装置。 - 【請求項4】 複数体の木材セット用レールが回転中心
を中心にして放射状に延長するように取り付けられた回
転テーブルと、 回転テーブルの回転中心に向けて延長するように回転テ
ーブルの外方に取りつけられた木材供給用レールと、 複数本の木材を束ねた木材束を載置させると共に、木材
供給用レールと木材セット用レールを一直線に連続させ
た状態で、木材供給用レールと木材セット用レールとの
間を移動する木材搬送台車とを備えていることを特徴と
した木材脱水装置。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載の木材脱水装置を乾
燥室内に配設したことを特徴とした木材脱水乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167309A JP2001349673A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 木材脱水方法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱水乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167309A JP2001349673A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 木材脱水方法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱水乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349673A true JP2001349673A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18670481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000167309A Pending JP2001349673A (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | 木材脱水方法及び木材脱水乾燥方法並びに木材脱水装置及び木材脱水乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349673A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101347502B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2014-01-03 | (주)쎌포 | 목재 건조장치 |
JP2016101566A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | シブヤマシナリー株式会社 | ワーク洗浄装置 |
CN107185732A (zh) * | 2017-07-07 | 2017-09-22 | 合肥佳粮机械科技有限公司 | 一种固定旋转式瓶子水分脱离结构装置 |
CN112123493A (zh) * | 2020-10-31 | 2020-12-25 | 江西仁文消防设备有限公司 | 一种木质防火门浸泡脱水装置 |
CN114440603A (zh) * | 2021-11-01 | 2022-05-06 | 靖州县靖友木业有限公司 | 一种可旋转角度的木材加工用干燥装置 |
-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000167309A patent/JP2001349673A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101347502B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2014-01-03 | (주)쎌포 | 목재 건조장치 |
JP2016101566A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | シブヤマシナリー株式会社 | ワーク洗浄装置 |
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