JP2001344138A - データベースロギング方法及びデータベース回復方法 - Google Patents

データベースロギング方法及びデータベース回復方法

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JP2001344138A
JP2001344138A JP2000160823A JP2000160823A JP2001344138A JP 2001344138 A JP2001344138 A JP 2001344138A JP 2000160823 A JP2000160823 A JP 2000160823A JP 2000160823 A JP2000160823 A JP 2000160823A JP 2001344138 A JP2001344138 A JP 2001344138A
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Kazushige Asada
一繁 浅田
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
Kaoru Maeda
薫 前田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ログに記録されるデータが冗長とならず、ト
ランザクションを効率よく実行でき、すばやい障害回復
が可能なデータベースロギング装置を提供する。 【解決手段】 論理ログ及び物理ログをWALプロトコ
ルに従って記録する。必要に応じて、チェックポイント
を設定し、そのタイミングでメモリ上のログと論理ログ
ファイル14,物理ログファイル15,データベースフ
ァイル13の同期を取る。問合せ最適化手段3は論理ロ
グを記録するためのアクセスプラン11を生成する。そ
の論理ログの内容は、スキーマファイルに記録されたデ
ータベースファイル間の依存関係と、データベースファ
イルアクセス手段6によって見積もられたトランザクシ
ョンの実行時間、障害回復の実行時間、ログの記憶容
量、及び、スキーマファイルアクセス手段5と連携して
評価されたシステムの運用性に応じて最適化される。ロ
グの省略が行われた場合には、論理ログにそのことが記
録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースロギ
ング方法及びデータベース回復方法に関し、より詳細に
は、関係モデルに基づくデータベースシステムのトラン
ザクション処理及び障害回復処理を行う際のデータベー
スロギング方法及びデータベース回復方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在広く利用されているデータベースシ
ステムおける障害回復機構は、WAL(Write Ahead Lo
g:書込み先行記録)と呼ばれる方式に基づいて実現さ
れている。WALは、トランザクションの性質の1つで
あるDurabilityを保証するための方式である。Durabili
tyには以下の2つの用件がある。
【0003】(1)commitされたトランザクショ
ンのデータ操作による変更は、データベースに反映しな
ければならない。 (2)rollbackされたトランザクションのデー
タ操作による変更は、データベースから抹消しなければ
ならない。
【0004】WALは、トランザクションのデータ操作
の内容を、データベースを変更する前に、必ず永続的な
記憶媒体に記録するというトランザクションの処理手順
を規定するものである。この方式によれば、任意のタイ
ミングで障害が起こっても、ログを使って一貫性のある
データベースを復元することが可能である。
【0005】また、一般に、ログは論理ログと物理ログ
の2種類に分類される。論理ログは、トランザクション
のデータ操作の内容を表すものであり、SQLで言え
ば、INSERT,DELETE,UPDATEの各文
に応じた処理内容を記述する。一方、物理ログは、ファ
イルを構成するページ(ブロック)単位のログである。
原理的には、論理ログだけあれば、障害回復が可能であ
るが、処理の高速化とログの容量の低減を図るために、
物理ログが併用される。
【0006】なお、障害回復の基本的な考え方は、Vija
y Kumar及びMeichun Hsuの文献“RECOVERY MECHANISMS
in Database Systems, Prince Hall PTR, 1998”に記載
されている。
【0007】障害回復機構のアーキテクチャとしては、
様々なものが提案されている。それらは、同時実行制御
との関連から、以下の4つのアプローチに分類される。
なお、このアーキテクチャについては、Svein-Olaf Hva
sshovdの文献“Recovery inParallel Database System
s, VIEWEG, 1996”に記載されている。 (1)block oriented recovery approach (2)record oriented recovery approach (3)compensation oriented recovery approach (4)table oriented recovery approach
【0008】特開平5−233382号公報には、大部
分のUNDOログ記録をログ記録中に放棄される一方
で、回復ログ・アーカイブの単一パスで破壊的媒体故障
からトランザクション整合資源回復を実行するための
「トランザクション整合資源回復方法」が記載されてい
る。
【0009】特開平6−318165号公報には、故障
の後、トランザクションコンシステント状態にシステム
を復帰するため再起動機構を含む書き込みアヘッドロギ
ング形式のトランザクション適応データベースを提供す
る「故障後の再起動中でのトランザクション適応システ
ムにおいてデータを利用可能にする方法」が記載されて
いる。
【0010】特開平8−87510号公報には、一定間
隔おきに取得されるシンクポイント時にトランザクショ
ンを停止させる必要のないデータベース管理方法「デー
タベース管理方法」が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、ログの記録方法の最適化をしていない
ために、ログに記録されるデータが冗長となり、その結
果、トランザクションを効率よく実行できない場合があ
る。また、障害回復の実行時間が著しく長くなる場合が
ある。
【0012】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、トランザクションの実行時間、障害回
復の実行時間、ログの記憶容量、システムの運用性を考
慮し、データベースに対するトランザクションのログの
記録方法を最適化したデータベースロギング方法及びデ
ータベース回復方法を提供することをその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のデータベースロ
ギング及び回復方法は、上述した課題を解決するため
に、以下の特徴を有するものとする。: (1)論理ログ及び物理ログは、WALプロトコルにし
たがって記録する。 (2)必要に応じて、チェックポイントを設定し、その
タイミングでメモリ上のログと論理ログファイル,物理
ログファイル,データベースファイルの同期を取る。 (3)問合せ最適化手段は、論理ログを記録するための
アクセスプランを生成する。 (4)その論理ログの内容は、スキーマファイルに記録
されたデータベースファイル間の依存関係と、トランザ
クションの実行時間、障害回復の実行時間、ログの記憶
容量、システムの運用性に応じて最適化される。ログの
省略が行われた場合には、論理ログにそのことが記録さ
れる。 (5)データベースファイルアクセス手段は、自身が扱
うデータベースファイルに関して、トランザクションの
実行時間、障害回復の実行時間、ログの記憶容量を見積
もる機能を有する。 (6)システムの運用性は、問合せ最適化手段が、スキ
ーマファイルアクセス手段と連携して評価する。 (7)データベース回復手段は、障害発生後、論理ログ
と物理ログの内容に応じて、データベースの修復を行
う。ただし、ログが省略された場合には、スキーマファ
イルアクセス手段と連携して、ログを補完する。
【0014】請求項1の発明は、データベースへの問合
せ要求に応じた問合せ結果を得る過程において、論理ロ
グを書込み先行記録する際に、データベースファイル間
の依存関係、トランザクションの実行時間、障害回復の
実行時間、ログの記憶容量、システムの運用性に応じ
て、前記論理ログを最適化するアクセスプランを生成
し、該アクセスプランに従って前記論理ログを記録し、
ログの省略が行われた場合には、前記論理ログにログの
省略を記録することを特徴としたものである。
【0015】請求項2の発明は、データベースへの問合
せ要求に応じた問合せ結果を得る過程において、論理ロ
グ及び物理ログを書込み先行記録する際に、データベー
スファイル間の依存関係、トランザクションの実行時
間、障害回復の実行時間、ログの記憶容量、システムの
運用性に応じて、前記論理ログ及び物理ログを最適化す
るアクセスプランを生成し、該アクセスプランに従って
前記論理ログ及び物理ログを記録し、ログの省略が行わ
れた場合には、前記論理ログにログの省略を記録するこ
とを特徴としたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、問合せ要求に応じた問合せ処理に対して生成
されたアクセスプランで実行される処理の一部として、
前記論理ログ又は該論理ログ及び前記物理ログを最適化
するアクセスプランを実行することを特徴としたもので
ある。
【0017】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れか1の発明において、必要に応じて、チェックポイン
トを設定し、該チェックポイントのタイミングで、メモ
リ上のログと、前記論理ログを記録した論理ログファイ
ル又は該論理ログファイル及び前記物理ログを記録した
物理ログファイル、データベースのデータを記録したデ
ータベースファイルの同期を取ることを特徴としたもの
である。
【0018】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れか1の発明において、障害発生後、前記論理ログ又は
該論理ログ及び前記物理ログの内容に応じて、データベ
ースの修復を行い、ログが省略されているときには、前
記データベース間の依存関係によってログを補完するこ
とを特徴としたものである。
【0019】請求項6の発明は、請求項1乃至4のいず
れか1のデータベースロギング方法を実行するための手
段を有することを特徴としたものである。
【0020】請求項7の発明は、請求項5のデータベー
ス回復方法を実行するための手段を有することを特徴と
したものである。
【0021】請求項8の発明は、請求項1乃至5のいず
れか1のデータベースロギング方法又はデータベース回
復方法を実行するためのプログラムを記録したことを特
徴としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のデータベースロギング方
法及び装置、加えてデータベース回復方法及び装置の概
要を説明する。本発明では、問合せ最適化において、ト
ランザクションで変更されるファイル間の依存関係を元
に、記録すべきログの内容を決定する。例えば、トラン
ザクションで更新する表をRとし、表Rの内容を格納す
るファイルをF(R)とする。また、表Rの列としてC
があるとき、表Rの列Cについての索引をIとする。索
引Iの内容を格納するファイルをF(I)とする。この
とき、F(R)に対するログがあれば、F (I)に対
するログは、障害回復時にF(R)に対するログから作
ることが可能なので、F(I)に対するログの記録を省
略する。
【0023】このようなログの記録が省略可能なファイ
ルに応じたデータベースオブジェクトとしては、索引、
複製、トリガーによって更新伝播される表又は列、デー
タ分割(水平分割または垂直分割)により構成された表
の一部が挙げられる。また、これらの組み合わせによる
データオブジェクトのファイルに対するログも省略可能
となる。例えば、索引の複製を格納するファイルに対す
るログがこれに当たる。
【0024】ただし、省略可能なログをすべて記録しな
いことにすると、障害回復の効率が著しく低下する場合
がある。例えば、表Rの列Cの値が画像データであり、
その索引Iのキー値が画像データの特徴量であるとす
る。この場合、表Rの内容を格納するファイルF(R)
に対するログが記録されていれば、索引Iの内容を格納
するファイルをF(I)に対するログの記録は省略でき
る。しかしながら、そのログの記録を省略すると、障害
回復時に画像データの特徴量を再計算する必要がある。
この特徴量は、トランザクションの実行時には、索引を
変更する際に計算済であり、また、F(I)に対するロ
グも画像データに比較すればかなり小さいので、本来
は、F(I)に対するログを記録した方が得策であると
考えられる。
【0025】トリガーについても、更新伝播先の表のロ
グを記録すれば、障害回復時にトリガーの発生条件を評
価しなおす手間が省ける。また、データ分割により構成
された表の一部のそれぞれに関するログがあれば、複数
のファイルを並行して障害回復することができる場合が
ある。さらに、複製に関するログがあれば、システムが
複数のサイトに分散管理されているとき、複製先のサイ
トが複製元のサイトとは独立に障害回復を行って、複製
先のサイトだけシステムの運用を再開することが可能な
場合がある。
【0026】そこで、本発明では、トランザクションの
実行時間、障害回復の実行時間、ログの記憶容量、シス
テムの運用性のバランスを考慮しながら、記録すべきロ
グの最適化を図る。
【0027】図1は、本発明の一実施形態におけるデー
タベースロギング装置の構成を示すブロック図である。
なお、以下の説明において、便宜上、データベース回復
方法及び回復手段を含めてデータベースロギング方法及
び装置としている。本実施形態におけるデータベースロ
ギング装置は、問合せ要求入力手段1により問合せ要求
を受け付け、問合せ要求に応じた問合せ結果を問合せ結
果出力手段2により出力する。問合せ最適化手段3は、
問合せ要求に応じた、論理ログを記録するためのアクセ
スプラン11を生成し、より処理時間の短いアクセスプ
ランに変換する。ここで、アクセスプラン11は、問合
せ要求に応じた問合せ結果を得るための処理手順であ
り、後述する。問合せ最適化手段3は、論理ログを記録
するためのアクセスプラン11を生成するが、その論理
ログの内容は、スキーマファイル12に記録されたデー
タベースファイル間の依存関係と、トランザクションの
実行時間、障害回復の実行時間、ログの記憶容量、シス
テムの運用性に応じて最適化される。ログの省略が行わ
れた場合には、論理ログにそのことが記録される。問合
せ実行手段4は、問合せ最適化手段3によって生成され
たアクセスプラン11を実行し、問合せ結果を生成す
る。
【0028】スキーマファイルアクセス手段5は、デー
タベースの構成要素及びファイル構成を記録するスキー
マファイル12に対してデータの入出力を行う。システ
ムの運用性は、問合せ最適化手段3が、このスキーマフ
ァイルアクセス手段5と連携して評価する。データファ
イルアクセス手段6は、データベースのデータを記憶す
るためのデータベースファイル13に対してデータの入
出力を行う。データベースファイルアクセス手段6は、
自身が扱うデータベースファイルに関して、トランザク
ションの実行時間、障害回復の実行時間、ログの記憶容
量を見積もる機能を有する。
【0029】論理ログ記録手段7は、トランザクション
のデータ操作単位のログである論理ログを論理ログファ
イル14に記録する。物理ログ記憶手段8は、ファイル
を構成するページ(ブロック)単位のログである物理ロ
グを物理ログファイル15に記録する。本実施形態にお
いては、論理ログ記録手段7及び物理ログ記録手段8
は、WALプロトコルにしたがって、ログを記録する。
必要に応じて、チェックポイントを設定し、そのタイミ
ングでメモリ上のログと論理ログファイル14,物理ロ
グファイル15,データベースファイル13の同期を取
る。
【0030】データベース回復手段9は、障害発生後、
ログファイル(論理ログと物理ログ)の内容に応じて、
データベースの修復を行う。ただし、ログが省略された
場合には、スキーマファイルアクセス手段5と連携し
て、ログを補完する。
【0031】次に、アクセスプランについて詳細に説明
する。アクセスプランとは、問合せ要求に応じた問合せ
結果を得るための処理手順である。関係モデル(リレー
ショナルモデル)に基づくデータベースシステムでは、
問合せ要求は、一般にSQL文で表現される。例えば、
表Rから列Cが100である行を検索するには、以下の
SQL文が問合せ要求として発行される。 select * from R where C =
100;
【0032】本発明では、問合せ要求入力手段1が、こ
の問合せ要求を受け付け、問合せ最適化手段3にその要
求を渡す。問合せ最適化手段3は、表Rが格納されてい
るデータベースファイル13を調べる処理をスキーマフ
ァイルアクセス手段5に依頼する。スキーマファイルア
クセス手段5は、スキーマファイル12に記録された表
Rの定義から、表Rが格納されているデータベースファ
イルを求め、そのファイル名を問合せ最適化手段3に返
す。このデータベースファイルの名前をF(R)とす
る。
【0033】問合せ最適化手段3は、以下の処理手順を
表すアクセスプランを生成する。アクセスプランA: (A1) F(R)からすべての行を取得する。 (A2) A1で取得した行のうち列Cの値が100で
あるものを選択する。 (A3) A2で選択した行を出力する。
【0034】また、問合せ最適化手段3は、列Cに関す
る索引の名前とその索引が格納されたデータベースファ
イル13を検索する処理をスキーマファイルアクセス手
段5に依頼する。スキーマファイルアクセス手段5は、
スキーマファイル12に記録された列Cに関する索引定
義から、索引の名前と索引が格納されたデータベースフ
ァイルの名前を問合せ最適化手段3に返す。この索引の
名前をI、索引が格納されたデータベースファイルの名
前をF(I)とする。これらの情報を使って、問合せ最
適化手段3は、以下のアクセスプランを生成する。
【0035】アクセスプランB: (B1) F(I)から列Cの値が100である行の識
別子を取得する。 (B2) B1で取得した識別子に応じた行をF(R)
から取得する。 (B3) B2で取得した行を出力する。
【0036】さらに、問合せ最適化手段3は、これらの
アクセスプランのコストを見積もり、そのコストが小さ
いものを問合せ実行手段4に渡し、問合せ実行手段4
は、アクセスプランを実行する。ここで、アクセスプラ
ンA,Bのコストは、以下の式で計算される。
【0037】アクセスプランAのコスト=F(R)から
1行を取得するコスト ×F(R)に格納された行の総数+1行に対して列Cの
値が100であることを計算するコスト ×F(R)に格納された行の総数+F(R)の1行を出
力するコスト ×F(R)に格納された行の列Cの値が100である確
率×F(R)に格納された行の総数
【0038】アクセスプランBのコスト=F(I)から
列Cの値が100である行を選択する選択するコスト+
F(I)から1行取得するコスト ×F(I)に格納された行の列Cの値が100である確
率×F(I)に格納された行の総数+F(R)から行の
識別子を指定して1行取得するコスト ×F(I)に格納された行の列Cの値が100である確
率×F(I)に格納された行の総数+F(R)の1行を
出力するコスト ×F(I)に格納された行の列Cの値が100である確
率×F(I)に格納された行の総数
【0039】次に、ログの記録方法の最適化について詳
細に説明する。例えば、以下のSQL文が問合せ要求と
して発行されたとする。 insert into R(C) values(2
00);このとき、問合せ最適化手段3は、以下のアク
セスプランを生成する。アクセスプランCはF(I)の
行を登録したことを記録する場合のプランであり、アク
セスプランDはその記録を省略したプランである。
【0040】アクセスプランC: (C1) 論理ログに、列Cの値が200である行をF
(R)に登録することを記録する。 (C2) C1で論理ログに記録したF(R)の行に関
する物理ログが存在するかどうか調べ、存在しなけれ
ば、物理ログを記録する。 (C3) F(R)に、C1で論理ログに記録したF
(R)の行を登録する。 (C4) 論理ログに、列Cの値が200であり、C3
で登録したF(R)の行の識別子を保持した行をF
(I)に登録することを記録する。 (C5) C4で論理ログに記録したF(I)の行に関
する物理ログが存在するかどうか調べ、存在しなけれ
ば、物理ログに記録する。 (C6) F(I)に、C4で論理ログに記録した行を
登録する。
【0041】アクセスプランD: (D1) 論理ログに、列Cの値が200である行をF
(R)に登録することと、F(I)に関する論理ログは
省略することを記録する。 (D2) D1で論理ログに記録したF(R)の行に関
する物理ログが存在するかどうか調べ、存在しなけれ
ば、物理ログを記録する。 (D3) F(R)に、D1で論理ログに記録した行を
登録する。 (D4) D1で論理ログへの記録を省略したF(I)
の行に関する物理ログが存在するかどうか調べ、存在し
なければ、物理ログを記録する。 (D5) F(I)に、D1で論理ログへの記録を省略
したF(I)の行を登録する。
【0042】問合せ実行手段4によるトランザクション
の実行時間は、アクセスプランDの方がアクセスプラン
Cより短い。なぜなら、F(I)の行の登録に関する論
理ログを記録するコストが、アクセスプランDの方がア
クセスプランCより小さく、その他のコストは互いに等
しいからである。
【0043】一方、データベース回復手段9による障害
回復の実行時間は、アクセスプランCの方がアクセスプ
ランDより短い。なぜなら、アクセスプランDでは、F
(R)に登録された行の論理ログからF(I)に登録さ
れた行の論理ログを生成する処理が必要であり、アクセ
スプランCでは、その処理が不要であるからである。
【0044】問合せ最適化手段3では、これらのアクセ
スプランのうち、トランザクションの実行時間が優先す
る場合には、アクセスプランCを選択し、障害回復の実
行時間が優先する場合には、アクセスプランDを選択す
る。
【0045】アクセスプランC,DともF(R)及びF
(I)の物理ログを記録するプランである。物理ログの
記録の有無は、アクセスプランごとに選択することはで
きない。しかしながら、システム全体として、物理ログ
の記録の有無を選択することは可能である。この選択
は、問合せ最適化手段3が行うものではなく、本発明の
請求の範囲外である。
【0046】図2は、本発明によるデータベースロギン
グを実施するためのハードウェア環境を説明するための
図である。本発明は、上述した各手段をハードモジュー
ルとして構成することによっても実現することは可能で
あるが、図2及び以下の説明に示すように、上述した各
手段を構成モジュールとするプログラム及びそのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体と
しても実現可能である。
【0047】図2において、端末20は、システムの利
用者が問合せ要求を入力したり、問合せ結果を出力した
りするために利用する計算機である。一般的には、端末
20には、問合せ要求を入力するためのキーボード24
及びポインティングデバイス(例えばマウス)25が装
備される。また、端末20には、問合せ結果を表示する
ためのディスプレイ26が装備される。また、端末20
は、CPU21,メモリ22,ハードディスク23を備
え、ソフトウェアによるプログラムが実行可能である。
端末20では、図1の問合せ要求入力手段1及び問合せ
結果出力手段2がプログラムとして実行される。
【0048】サーバ30は、端末20他から入力された
問合せ要求を受け取り、それに応じた問合せ処理を行
い、問合せ結果を端末に返すための計算機である。端末
20とサーバ30は、通信ネットワーク(後述)で接続
される。サーバ30は、CPU31,メモリ32,ハー
ドディスク33を備え、ソフトウェアによるプログラム
が実行可能である。サーバ30では、図1の問合せ最適
化手段3,問合せ実行手段4,スキーマファイルアクセ
ス手段5,データベースファイルアクセス手段6,論理
ログ記録手段7,物理ログ記録手段8,データベース回
復手段9がプログラムとして実行される。また、アクセ
スプラン11はメモリ32に記録される。論理ログ,物
理ログも一時的にメモリ32に記録される。スキーマフ
ァイル12,データベースファイル13,論理ログファ
イル14,物理ログファイル15は、ハードディスク3
3に記録される。
【0049】通信ネットワークは、端末20及びサーバ
30をつなぐための伝送路である。一般的には、ケーブ
ルで実現され、通信プロトコルには、TCP/IPが使
われる。ただし、ケーブルに限らず、端末20とサーバ
30との通信プロトコルが一致すれば、無線LANや放
送波を使ったネットワークでも構わない。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、運用形態や利用者の要
求に応じてログの記録方法を制御することにより、トラ
ンザクションの実行時間、障害回復の実行時間、ログの
記憶容量、システムの運用性の優先度を決めることがで
きる。
【0051】本発明によれば、さらに、索引などの扱う
データベースファイルアクセス手段におけるログを記録
する機能が十分でない場合でも、問合せ最適化手段との
連携によって、ログを補完できるので、新たなデータベ
ースファイルアクセス手段を追加することや、あとか
ら、データベースファイルアクセス手段のログ機能を拡
張することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるデータベースロ
ギング装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明によるデータベースロギングを実施す
るためのハードウェア環境を説明するための図である。
【符号の説明】
1…問合せ要求入力手段、2…問合せ結果出力手段、3
…問合せ最適化手段、4…問合せ実行手段は、5…スキ
ーマファイルアクセス手段、6…データファイルアクセ
ス手段、7…論理ログ記録手段、8…物理ログ記憶手
段、9…データベース回復手段、11…アクセスプラ
ン、12…スキーマファイル、13…データベースファ
イル、14…論理ログファイル、15…物理ログファイ
ル、20…端末、21,31…CPU、22,32…メ
モリ、23,33…ハードディスク、24…キーボー
ド、25…ポインティングデバイス、26…ディスプレ
イ、30…サーバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 薫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B082 DD00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースへの問合せ要求に応じた問
    合せ結果を得る過程において、論理ログを書込み先行記
    録する際に、データベースファイル間の依存関係、トラ
    ンザクションの実行時間、障害回復の実行時間、ログの
    記憶容量、システムの運用性に応じて、前記論理ログを
    最適化するアクセスプランを生成し、該アクセスプラン
    に従って前記論理ログを記録し、ログの省略が行われた
    場合には、前記論理ログにログの省略を記録することを
    特徴とするデータベースロギング方法。
  2. 【請求項2】 データベースへの問合せ要求に応じた問
    合せ結果を得る過程において、論理ログ及び物理ログを
    書込み先行記録する際に、データベースファイル間の依
    存関係、トランザクションの実行時間、障害回復の実行
    時間、ログの記憶容量、システムの運用性に応じて、前
    記論理ログ及び物理ログを最適化するアクセスプランを
    生成し、該アクセスプランに従って前記論理ログ及び物
    理ログを記録し、ログの省略が行われた場合には、前記
    論理ログにログの省略を記録することを特徴とするデー
    タベースロギング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のデータベースロ
    ギング方法において、問合せ要求に応じた問合せ処理に
    対して生成されたアクセスプランで実行される処理の一
    部として、前記論理ログ又は該論理ログ及び前記物理ロ
    グを最適化するアクセスプランを実行することを特徴と
    するデータベースロギング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1に記載のデ
    ータベースロギング方法において、必要に応じて、チェ
    ックポイントを設定し、該チェックポイントのタイミン
    グで、メモリ上のログと、前記論理ログを記録した論理
    ログファイル又は該論理ログファイル及び前記物理ログ
    を記録した物理ログファイル、データベースのデータを
    記録したデータベースファイルの同期を取ることを特徴
    とするデータベースロギング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1に記載のデ
    ータベースロギング方法によって記録されたログを用い
    たデータベース回復方法において、障害発生後、前記論
    理ログ又は該論理ログ及び前記物理ログの内容に応じ
    て、データベースの修復を行い、ログが省略されている
    ときには、前記データベース間の依存関係によってログ
    を補完することを特徴とするデータベース回復方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1に記載のデ
    ータベースロギング方法を実行するための手段を有する
    ことを特徴とするデータベースロギング装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のデータベース回復方法
    を実行するための手段を有することを特徴とするデータ
    ベース回復装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれか1に記載のデ
    ータベースロギング方法又はデータベース回復方法を実
    行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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