JP2001342474A - 粘度を向上させた圧縮点火機関用液化ガス燃料 - Google Patents

粘度を向上させた圧縮点火機関用液化ガス燃料

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JP2001342474A
JP2001342474A JP2000161506A JP2000161506A JP2001342474A JP 2001342474 A JP2001342474 A JP 2001342474A JP 2000161506 A JP2000161506 A JP 2000161506A JP 2000161506 A JP2000161506 A JP 2000161506A JP 2001342474 A JP2001342474 A JP 2001342474A
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liquefied
compression ignition
ignition engine
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Shozo Tamura
昌三 田村
Shinichi Goto
新一 後藤
Koseki Sugiyama
宏石 杉山
Masataka Kajiwara
昌高 梶原
Makoto Sagara
信 相良
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Iwatani International Corp
Original Assignee
Iwatani International Corp
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L10/00—Use of additives to fuels or fires for particular purposes
    • C10L10/02—Use of additives to fuels or fires for particular purposes for reducing smoke development

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液化ガス燃料でありながらリーク量を減少さ
せて、燃料の使用効率を向上させることのできる圧縮点
火機関用の液化ガス燃料を提供する。 【解決手段】 液化ガスに、流動パラフィン、ノルマル
パラフィン、軽油の少なくとも１つを添加することによ
り粘度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在使用されてい
る圧縮点火機関を作動させることのできる液化石油ガス
やジメチルエーテル等の液化ガス燃料に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、圧縮点火機関は、高い熱効率が
得られることから大きな出力を必要とする産業用機器類
の動力源、あるいは、トラックや産業用車輌の駆動源と
して使用されており、その燃料として軽油、重油等のデ
ィーゼル油を使用している。
【０００３】従来の軽油、重油等のディーゼル油を燃料
としている圧縮点火機関は、黒煙が発生したり、ＮＯｘ
やＳＯｘ等の大気汚染物質の発生が多いという問題があ
る。そこで、圧縮点火機関の燃料としてプロパンやブタ
ン等の液化石油ガスを使用することが検討されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】液化石油ガスやジメチ
ルエーテル等の液化ガス燃料はその排気ガスがクリーン
になるという利点はあるが、従来のディーゼル油に比べ
て粘度が低いので、圧縮点火機関の燃料として使用する
場合には、燃料噴射ポンプや燃料噴射ノズル等の燃料供
給系での燃料リークが大きくなり、燃料使用効率の低下
という問題がある。
【０００５】本発明はこのような点に着目して、液化石
油ガスやジメチルエーテルを燃料トしながらリーク量を
減少させて、燃料の使用効率を向上させることのできる
圧縮点火機関用の液化ガス燃料を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、液化石油ガスにラジカル発生剤を添加
したものやジメチルエーテル等の液化ガスに、流動パラ
フィン、ノルマルパラフィン、軽油の少なくとも１つを
添加することにより粘度を向上させたことを特徴として
いる。
【０００７】
【発明の作用】本発明は、液化石油ガスにラジカル発生
剤を添加したものやジメチルエーテル等の液化ガスに流
動パラフィン、ノルマルパラフィン、軽油の少なくとも
一種を添加しているので、液化ガスの粘度があがってシ
ール性が向上し、燃料の使用効率を向上させることがで
きる.。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、ディーゼル油を燃料と
し、熱効率の高い圧縮点火機関を液化石油ガス等の液化
ガス燃料で運転できるようにするために、液化石油ガス
に従来からラジカル発生剤として知られている硝酸エス
テル、亜硝酸エステル、有機過酸化物、アゾ化合物のう
ち少なくとも１種類以上を１〜数wt％の範囲で添加混合
させるとともに、流動パラフィンを混合させたものであ
る。
【０００９】排気量１８５８cc、圧縮比１７、回転数１
５００rpm、プランジャ径１２mm、燃料噴射圧２５.５MP
a、燃料噴射タイミングを上死点前２７度に設定した圧
縮点火機関に、ラジカル発生剤としてジ-ｔ-ブチルパー
オキサイド(有機過酸化物)(DTBP)を５wt％添加した液化
ブタンガスに流動パラフィンの添加量を変化させて添加
したものを燃料として使用した場合のブタンガスリーク
量を測定した。その結果を図１に示す。
【００１０】図１から明らかなように、流動パラフィン
を添加しない状態では、４リットル／mim程度のガスリ
ーク量であったが、１wt％の流動パラフィンを添加した
場合には、３.７リットル／mim程度のガスリーク量とな
り、１０wt％の流動パラフィンを添加すると、２.７リ
ットル／min程度のガスリーク量となる。
【００１１】また、図１に示すように、ノルマルパラフ
ィンや軽油を添加しても、ガスリーク量を低減すること
が可能であるが、軽油、ノルマルパラフィン、流動パラ
フィンの順でシール性が高まる。なお、この流動パラフ
ィンや、ノルマルパラフィン、軽油は、液化ガスとの相
溶性が高いことから、液化ガスでの混合を均一化するこ
とができる。
【００１２】さらに、流動パラフィンやノルマルパラフ
ィンは炭化水素系で、硫黄成分、金属成分を含まないた
め、燃焼に悪影響を及ぼすことがない。これにより、燃
焼性を維持したまま、燃料供給系でのリークを低減させ
て、燃料使用効率の向上を図ることができる。
【００１３】上述の実施形態では、液化ガスの一例とし
て液化ブタンを例に説明したが、液化ガスは、液化ブタ
ンと液化プロパンの混合物であってもよく、また、ジメ
チルエーテルであってもよい。また、圧縮点火機関用液
化ガス燃料に添加する粘度向上剤としては、上述の流動
パラフィンのほかに、ノルマルパラフィンや軽油を使用
することができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、液化ガス燃料に流動パラフィ
ン、ノルマルパラフィン、軽油の少なくとも一つを添加
しているので、液化ガス燃料の粘度が上がってシール性
が向上し、燃料の使用効率の向上が図れるので、燃料噴
射ポンプや燃料噴射ノズルにコーティング等の特別な処
理を施すことなく、液化ガス燃料を圧縮点火機関の燃料
として使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】液化ブタンへの流動パラフィンの添加量とブタ
ンガスリーク量との関係を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年７月７日（２０００．７．７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】本発明はこのような点に着目して、液化石
油ガスやジメチルエーテルを燃料としながらリーク量を
減少させて、燃料の使用効率を向上させることのできる
圧縮点火機関用の液化ガス燃料を提供することを目的と
する。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】図１から明らかなように、流動パラフィン
を添加しない状態では、４リットル／min程度のガスリ
ーク量であったが、１wt％の流動パラフィンを添加した
場合には、３.７リットル／mim程度のガスリーク量とな
り、１０wt％の流動パラフィンを添加すると、２.７リ
ットル／min程度のガスリーク量となる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１２年７月７日（２０００．７．７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】図１から明らかなように、流動パラフィン
を添加しない状態では、４リットル／min程度のガスリ
ーク量であったが、１wt％の流動パラフィンを添加した
場合には、３.７リットル／min程度のガスリーク量とな
り、１０wt％の流動パラフィンを添加すると、２.７リ
ットル／min程度のガスリーク量となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 新一 茨城県北相馬郡守谷町松前台３−４−12 (72)発明者 杉山 宏石 東京都港区西新橋３丁目21番８号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 梶原 昌高 東京都港区西新橋３丁目21番８号 岩谷産 業株式会社東京本社内 (72)発明者 相良 信 東京都港区西新橋３丁目21番８号 岩谷産 業株式会社東京本社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 圧縮点火機関の燃焼室に供給する液化ガ
    スであって、流動パラフィン、ノルマルパラフィン、軽
    油の少なくとも１つを添加したことを特徴とする粘度を
    向上させた圧縮点火機関用液化ガス燃料。
  2. 【請求項２】 液化ガスが液化ブタンや液化プロパン
    等、あるいはこれらの混合物である液化石油ガスにラジ
    カル発生剤を添加したものである請求項１に記載の粘度
    を向上させた圧縮点火機関用液化ガス燃料。
  3. 【請求項３】 液化ガスがジメチルエーテルである請求
    項１に記載の粘度を向上させた圧縮点火機関用液化ガス
    燃料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2413824A (en) * 2004-05-07 2005-11-09 Statoil Asa Operating diesel-cycle i.c. engines on gaseous fuels with ignition-improvers
KR20160114216A (ko) * 2015-03-23 2016-10-05 사단법인 대한엘피지협회 경유와 ｌｐｇ를 함유한 혼합 연료

Cited By (3)

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GB2413824A (en) * 2004-05-07 2005-11-09 Statoil Asa Operating diesel-cycle i.c. engines on gaseous fuels with ignition-improvers
KR20160114216A (ko) * 2015-03-23 2016-10-05 사단법인 대한엘피지협회 경유와 ｌｐｇ를 함유한 혼합 연료
KR101671398B1 (ko) 2015-03-23 2016-11-02 사단법인 대한엘피지협회 경유와 ｌｐｇ를 함유한 혼합 연료

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