JP2001338903A - 液処理方法及び液処理装置 - Google Patents

液処理方法及び液処理装置

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JP2001338903A JP2000158423A JP2000158423A JP2001338903A JP 2001338903 A JP2001338903 A JP 2001338903A JP 2000158423 A JP2000158423 A JP 2000158423A JP 2000158423 A JP2000158423 A JP 2000158423A JP 2001338903 A JP2001338903 A JP 2001338903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化が図れ、かつ、被処理基板にダ
メージを与えることなく、処理の安全性を図れるように
した液処理方法及び液処理装置を提供すること。 【解決手段】 ウエハWに複数の処理液(NH4OH,
H2O2,純水)を混合した混合液を供給して処理するに
当たって、混合液を供給する際、ウエハWに与えるダメ
ージの少ない処理液順、純水,H2O2,NH4OHに供
給することことにより、ウエハWにダメージを与えるこ
となく、処理の安全性を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液処理方法及び
液処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば半導
体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理基板に複数の
処理液の混合液を供給して洗浄等の処理をする液処理方
法及び液処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハやLCD用ガラス
等の被処理基板(以下に基板という)の表面に形成され
る酸化膜を除去する場合、あるいは、基板表面に付着す
るパーティクル等のごみを除去する方法として基板を回
転可能に保持して、基板表面に、処理液例えばアンモニ
ア水(NH4OH)と過酸化水素水(H2O2)と純水
(H2O)との混合液、あるいは、フッ酸(HF)と純
水(H2O)との混合液等を供給して洗浄処理を行う枚
葉式の液処理方法が採用されている。
【0003】従来の上記枚葉式の液処理方法において
は、複数の処理液を予めタンク内で混合させて所定の濃
度にして、基板表面に供給する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理液
を予めタンク内で混合させて、基板表面に供給する方法
においては、混合液を均一にするには大容量のタンクが
必要となるため、コストが嵩む上、装置が大型化すると
いう問題があった。また、各処理液をミキシングバルブ
を用いて混合して基板表面に供給する方法が考えられ、
装置の小型化が図れるが、処理液が均一に混合されない
状態で基板に供給される虞があり、例えば基板表面を過
度に浸食するなど基板にダメージを与える処理液の濃度
が高いまま基板に供給されると、基板がダメージを受
け、製品歩留まりの低下を招くという問題がある。上記
基板に与えるダメージとしては、例えばアンモニア過水
(NH4OH−H2O2−H2O)での処理の場合、アンモ
ニアの濃度が濃い{過水(過酸化水素水)の混合量が少
ない}と、基板表面が粗れる現象が生じたり、また、フ
ッ酸(HF)での処理の場合、HFの濃度が変わると、
エッチング量が不均一となって均一性がとれないなどの
現象がある。この問題は、特に、混合液の供給初期時に
生じ易い。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、装置の小型化が図れ、かつ、被処理基板にダメージ
を与えることなく、処理の安全性を図れるようにした液
処理方法及び液処理装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の液処理方法は、被処理基板に複数の
処理液を供給途中で混合した混合液を供給して処理を施
す液処理方法であって、 上記混合液を供給する際、上
記被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給
することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の液処理方法は、被処理基板
に複数の処理液を供給途中で混合した混合液を供給して
処理を施す液処理方法であって、 上記混合液を供給す
る際、上記被処理基板に与えるダメージの少ない処理液
順に供給し、 上記混合液の供給を停止する際、上記被
処理体に与えるダメージの大きな処理液順に供給を停止
することを特徴とする。
【0008】上記請求項1又は2記載の液処理方法にお
いて、上記供給される処理液の流れの状況を検出手段に
て検出し、その検出信号に基いて以後の処理液の供給を
開始するようにしてもよい(請求項3)。また、上記供
給される処理液の流れの状況を検出手段にて検出し、混
合液を供給する際、その検出信号に基いて以後の処理液
の供給を開始し、混合液の供給を停止する際、上記検出
信号に基いて以後の処理液の供給を停止するようにして
もよい(請求項4)。
【0009】請求項5記載の液処理方法は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の液処理方法において、 上記
混合液を供給する際、被処理基板を保持手段にて保持し
て回転する工程を有することを特徴とする。
【0010】請求項6記載の液処理方法は、請求項5記
載の液処理方法において、 上記混合液による処理が終
了した後、被処理基板に洗浄部材を接触又は近接させて
被処理基板を処理する工程を有することを特徴とする。
【0011】請求項7記載の液処理方法は、請求項5記
載の液処理方法において、 上記混合液による処理が終
了した後、被処理基板に洗浄部材を接触又は近接させて
被処理基板を処理する工程と、上記被処理基板に洗浄液
を供給する工程と、上記被処理基板を混合液による処理
時より高速に回転して被処理基板表面に付着する洗浄液
を除去する工程と、を有することを特徴とする。
【0012】請求項8記載の液処理方法は、請求項6又
は7記載の液処理方法において、上記洗浄部材を被処理
基板に接触又は近接する際に同時に、被処理基板表面に
洗浄液を供給することを特徴とする。
【0013】請求項9記載の液処理方法は、請求項5記
載の液処理方法において、 上記混合液による処理の際
に、被処理基板の表面に洗浄部材を接触又は近接させて
被処理基板表面を処理する工程を有することを特徴とす
る。
【0014】請求項10記載の液処理方法は、請求項5
又は9記載の液処理方法において、上記混合液による処
理が終了した後、被処理基板に洗浄液を供給する工程
と、上記被処理基板を混合液による処理時より高速に回
転して被処理基板表面に付着する洗浄液を除去する工程
と、を有することを特徴とする。
【0015】請求項11記載の液処理方法は、請求項5
記載の液処理方法において、 上記混合液による処理が
終了した後、被処理基板表面に洗浄液を噴射して被処理
基板表面を処理する工程を有することを特徴とする。
【0016】請求項12記載の液処理装置は、被処理基
板に複数の処理液を供給途中で混合した混合液を供給し
て処理を施す液処理装置であって、 上記被処理基板に
混合液を供給する供給手段と、 上記各処理液の供給源
と上記供給手段とを接続する供給管路と、 上記供給管
路における上記各処理液供給源側にそれぞれ介設される
開閉手段とを具備し、 上記供給管路における上記供給
手段側に、上記被処理基板に与えるダメージの少ない処
理液供給源を接続してなることを特徴とする。
【0017】請求項13記載の液処理装置は、被処理基
板に複数の処理液を供給途中で混合した混合液を供給し
て処理を施す液処理装置であって、 上記被処理基板に
混合液を供給する供給手段と、 上記各処理液の供給源
と上記供給手段とを接続する供給管路と、 上記供給管
路における上記各処理液供給源側にそれぞれ介設される
開閉手段と、 上記処理液供給源と開閉手段との間を流
れる処理液の状況を検出する検出手段と、 上記検出手
段からの検出信号を受けて上記処理液における被処理基
板に与えるダメージの少ない処理液供給源側の上記各開
閉手段に開閉信号を送る制御手段と、を具備することを
特徴とする。
【0018】請求項14記載の液処理装置は、被処理基
板に複数の処理液を供給途中で混合した混合液を供給し
て処理を施す液処理装置であって、 上記被処理基板に
混合液を供給する供給手段と、 上記各処理液の供給源
と上記供給手段とを接続する供給管路と、 上記供給管
路における上記各処理液供給源側にそれぞれ介設される
開閉手段と、 上記処理液供給源と開閉手段との間を流
れる処理液の状況を検出する検出手段と、 上記検出手
段からの検出信号を受けて上記処理液における被処理基
板に与えるダメージの少ない処理液供給源側の上記各開
閉手段に開閉信号を送り、更に、被処理基板に与えるダ
メージの大きな処理液供給源側の上記各開閉手段に開閉
信号を送る制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0019】上記請求項12ないし14のいずれかに記
載の液処理装置において、上記被処理基板を回転可能に
保持する保持手段と、上記保持手段を回転制御する回転
制御手段を更に具備する方が好ましい(請求項15)。
この場合、上記被処理基板の表面に接触又は近接すると
共に、被処理基板に対して接離及び平行移動可能な洗浄
部材を更に具備するか(請求項16)、あるいは、上記
被処理基板の表面に付着するごみを除去すべく被処理基
板表面に洗浄液を噴射すると共に、被処理基板に対して
平行移動可能な洗浄液噴射手段を更に具備する方が好ま
しい(請求項17)。
【0020】請求項1,3又は13記載の発明によれ
ば、被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、
被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給す
ることにより、混合液供給の初期時における被処理基板
のダメージを抑制することができる。したがって、製品
歩留まりの向上及び処理の安全性を図ることができる。
また、各処理液を順次供給するので、処理液を予めタン
ク内で混合させて供給する装置に比べて装置を小型にす
ることができる。
【0021】請求項2,4又は14記載の発明によれ
ば、被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、
被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給
し、混合液の供給を停止する際、被処理基板に与えるダ
メージの大きな処理液順に供給を停止することにより、
混合液供給初期時及び混合液供給停止時の被処理基板の
ダメージを抑制することができる。したがって、更に製
品歩留まりの向上及び処理の安全性を図ることができ
る。また、各処理液を順次供給すると共に、供給を順次
停止するので、処理液を予めタンク内で混合させて供給
・停止する装置に比べて装置を小型にすることができ
る。
【0022】請求項5又は15記載の発明によれば、枚
葉処理される被処理基板に複数の処理液の混合液を供給
する際、被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順
に供給することにより、混合液供給の初期時における被
処理基板のダメージを抑制することができる。したがっ
て、製品歩留まりの向上及び処理の安全性を図ることが
できる。また、各処理液を順次供給するので、処理液を
予めタンク内で混合させて供給する装置に比べて装置を
小型にすることができる。また、混合液の供給を停止す
る際、被処理基板に与えるダメージの大きな処理液順に
供給を停止することにより、混合液供給初期時及び混合
液供給停止時の被処理基板のダメージを抑制することが
できる。したがって、更に製品歩留まりの向上を図るこ
とができる。また、各処理液を順次供給すると共に、供
給を順次停止するので、処理液を予めタンク内で混合さ
せて供給・停止する装置に比べて装置を小型にすること
ができる。
【0023】請求項6又は16記載の発明によれば、被
処理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、被処理
基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給し、混合
液の供給を停止する際、被処理基板に与えるダメージの
大きな処理液順に供給を停止した後、被処理基板表面に
洗浄部材を接触又は近接させて被処理基板表面に付着す
るごみを除去することができる。
【0024】請求項7記載の発明によれば、混合液によ
って処理された被処理基板表面に洗浄部材を接触又は近
接させて被処理基板表面に付着するごみを除去した後、
被処理基板に洗浄液を供給して被処理基板を洗浄し、更
に、被処理基板を高速回転して被処理基板表面に付着す
る洗浄液を除去することができる。したがって、混合液
による処理、洗浄処理及び乾燥処理を連続して行うこと
ができる。
【0025】請求項8記載の発明によれば、洗浄部材を
被処理基板に接触又は近接する際に同時に、被処理基板
表面に洗浄液を供給することにより、被処理基板表面に
付着するごみを除去すると共に、被処理基板表面を洗浄
することができる。したがって、処理時間の短縮化を図
ることができると共に、スループットの向上を図ること
ができる。
【0026】請求項9記載の発明によれば、混合液によ
る処理と同時に洗浄部材によって被処理基板表面に付着
するごみを除去することができる。したがって、処理時
間の短縮化を図ることができると共に、スループットの
向上及び製品歩留まりの向上を図ることができる。この
場合、例えばアンモニア水と過酸化水素水及び純水の混
合液を供給しながら洗浄部材を被処理基板表面に接触又
は近接させることにより、被処理基板表面へのごみの再
付着を防止することができる。また、フッ酸と純水の混
合液を供給する場合は、被処理基板表面の酸化膜を除去
することができる。
【0027】請求項10記載の発明によれば、混合液に
よる処理と同時に洗浄部材によって被処理基板表面に付
着するごみを除去し、洗浄液によって被処理基板を洗浄
した後、被処理基板を高速回転して被処理基板表面に付
着する洗浄液を除去することができる。したがって、混
合液による処理、洗浄部材によるごみの除去処理、洗浄
液による洗浄処理及び乾燥処理を効率よくかつ短時間に
行うことができる。
【0028】請求項11又は17記載の発明によれば、
被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、被処
理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給し、混
合液の供給を停止する際、被処理基板に与えるダメージ
の大きな処理液順に供給を停止した後、被処理基板表面
に洗浄液を噴射して被処理基板表面に付着するごみを除
去することができる。
【0029】請求項12記載の発明によれば、被処理基
板に複数の処理液の混合液を供給する際、被処理基板に
与えるダメージの少ない処理液順に供給することによ
り、混合液供給の初期時における被処理基板のダメージ
を抑制することができる。したがって、製品歩留まりの
向上及び処理の安全性を図ることができる。また、万
一、処理液を同時に供給しても、被処理基板に与えるダ
メージの少ない処理液の供給源が供給手段側に接続され
ているため、被処理基板に与えるダメージを抑制するこ
とができ、この面でも処理の安全性が図れる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄・乾燥処理装置に適用した場合について
説明する。
【0031】◎第一実施形態 図1は、この発明に係る液処理装置の第一実施形態を示
す概略構成図、図2は、上記液処理装置の要部を示す断
面図である。
【0032】上記液処理装置は、被処理基板である半導
体ウエハW(以下にウエハWという)を回転可能に保持
する保持手段であるスピンチャック1と、このスピンチ
ャック1を回転駆動する回転駆動手段であるモータ2
と、スピンチャック1及びスピンチャック1によって保
持されたウエハWの周囲及び下部を包囲するカップ3
と、スピンチャック1によって保持されたウエハWの表
面及び裏面に複数の処理液の混合液の供給手段である上
部ノズル4及び下部ノズル5と、上部ノズル4をウエハ
Wの上方で水平移動するノズル移動手段6と、上部及び
下部ノズル4,5に供給管路7を介して接続する複数の
処理液供給源11,12,13と、処理液を供給するタ
イミングと処理液の供給を停止するタイミングを制御す
ると共に、モータ2及びノズル移動手段6を制御する制
御手段8とで主要部が構成されている。なお、上記スピ
ンチャック1及びカップ3はケーシング9内に配設され
ている。
【0033】ここでいう処理液とは、例えばアンモニア
水(NH4OH)と過酸化水素水(H2O2)等の薬液や
純水等をいい、これら複数の処理液の混合液によってウ
エハWの表面(具体的には表裏面)に付着するパーティ
クル、有機汚染物、金属不純物等のコンタミネーション
を除去することができる。
【0034】上記スピンチャック1は、水平回転自在な
回転テーブル20と、この回転テーブル20の周縁の等
間隔の複数例えば3箇所に配設される遠心力により保持
可能な保持爪21とを具備している。そして、回転テー
ブル20の回転による遠心力によって保持爪21がウエ
ハWを保持することにより、回転テーブル20と一体と
なってウエハWを回転するように構成されている。
【0035】また、回転テーブル20の下面は、回転筒
体22によって支持されており、この回転筒体22の下
方には、回転筒体22の中空部と連通する中空部を有す
る回転体23が連結されている。この回転体23には、
従動プーリ24が装着されており、この従動プーリ24
と、上記モータ2の駆動軸に装着された駆動プーリ25
との間にタイミングベルト26が掛け渡され、モータ2
の駆動によって駆動プーリ25、回転体23及び回転筒
体22を介して回転テーブル20が目的に応じた回転数
例えば低速、中速及び高速に回転し得るように構成され
ている。なお、回転筒体22の下部には、この回転筒体
22の下部及び下方の回転体23の周囲を囲繞する円筒
状のカバー27が取り付けられている。
【0036】また、回転筒体22及び回転体23の中空
部内には中空状の支持軸28が貫通しており、この支持
軸28の上端に下部ノズル5が装着されている。この下
部ノズル5は、支持軸28の上端に固着されている円柱
部材5aと、この円柱部材5aに被着されるフランジ部
材5bと、フランジ部材5bの上端に取り付けられる中
空円盤部材5cとで主要部が構成されており、中空円盤
部材5cの上部面に多数のノズル孔5dが穿設されてい
る(図3参照)。このように構成される下部ノズル5
は、静止した状態で、回転テーブル20と一体となって
回転するウエハWの裏面に混合液を供給するようになっ
ている。
【0037】また、図3に示すように、回転テーブル2
0の中心部側上面には、起立円筒30が設けられ、フラ
ンジ部材5bの外周下面には、起立円筒30の外周との
間に僅かな隙間を残して起立円筒30を被う円筒垂下片
31が設けられており、これら起立円筒30と円筒垂下
片31とで形成される迂回通路32によって処理に供さ
れた混合液が回転筒体22の中空部内に侵入するのを阻
止し得るように構成されている。一方、カバー27の上
端の中心部側上面には、隆起円筒部33が設けられ、回
転テーブル20の中心側下面には、隆起円筒部33の外
周との間に僅かな隙間を残して隆起円筒部33を被うフ
ランジ付き円筒部材34がねじ35によって固着されて
おり、これら隆起円筒部33とフランジ付き円筒部材3
4とで構成される迂回通路36によって処理に供された
混合液がカバー27内に侵入するのを阻止し得るように
構成されている。なお、図3に示すように、隆起円筒部
33の頂部に、環状溝37が設けられると共に、回転テ
ーブル20の中心側下面に、上記環状溝37内に向かっ
て突入する補助円筒垂下片34Aが設けられている。ま
た、環状溝37には、適宜間隔をおいて複数の気体導入
口38が設けられており、この気体導入口38に不活性
ガス例えば窒素(N2)ガスの供給源(図示せず)が接
続されており、このN2ガス供給源から気体導入口38
内に供給されるN2ガスによって環状溝37内に突入す
る補助円筒垂下片34Aの左右側が隔離されるようにな
っている。したがって、万一、隆起円筒部33とフラン
ジ付き円筒部材34とで構成される迂回通路36を通過
する混合液があっても、回転円筒体22側へは流れず
に、カバー27の外側へ排出することができる。
【0038】また、上記カップ3は、円筒状の胴部3a
と、この胴部3aの上端から上方に延在する縮径部3b
と、排気及び排液口3fを有する底部3cとからなり、
底部3cの内周縁には、カバー27の外周面に非接触な
液受けリング3dが装着され、上下移動手段40によっ
てスピンチャック1に対して上下移動可能に構成されて
いる。この場合、カップ3の胴部3aの外周面の複数例
えば対向する2箇所にブラケット41が延在されてお
り、これらブラケット41にそれぞれ移動棒42が垂下
固定され、両移動棒42の下端に支持部材43が連結さ
れている。また、支持部材43が、上下移動手段である
シリンダ40のピストンロッド44に連結されており、
シリンダ40の伸縮動作によって移動棒42を介してカ
ップ3が上下移動し得るように構成されている。
【0039】なお、移動棒42とケーシング9の底部9
aとの間には、外部シール機構45が介設されている。
この外部シール機構45は、図4に示すように、底部9
aに設けられた貫通孔9b内に嵌合固定される外部筒部
46と、移動棒42を遊嵌する内部筒部47と、これら
外部筒部46と内部筒部47の下端部を連結する底部4
8とからなる固定二重筒体49と、ブラケット41の下
面から移動棒42を包囲するように垂下されると共に、
固定二重筒体49の外部筒部46と内部筒部47との間
に挿入される可動筒体50と、固定二重筒体49と可動
筒体50との間に貯留されるシール媒体としての水51
とで構成されている。このように外部シール機構45を
構成することにより、ケーシング内の雰囲気が外部に漏
れることなく、あるいは、外部の雰囲気がケーシング9
内に侵入することなくカップ3をケーシング9の外側に
配設されたシリンダ40によって上下移動することがで
きる。
【0040】一方、上記処理液供給源11,12,13
のうちの1つである純水供給源11は、上記供給管路7
に第1の開閉バルブV1を介して上部ノズル4及び下部
ノズル5に接続されている。また、供給管路7には第2
の開閉バルブV2介設する第1の分岐管路14をを介し
て過酸化水素水(H2O2)供給源12が接続され、供給
管路7における第1の分岐管路14より純水供給源11
側には、第3の開閉バルブV3を介設する第2の分岐管
路15を介してアンモニア水(NH4OH)供給源13
が接続されている。
【0041】また、第1の開閉バルブV1と純水供給源
11との間に、純水の流れの状況を検出する検出手段例
えば第1の圧力スイッチPS1が介設されている。ま
た、第1及び第2の分岐管路14,15における第2、
第3の開閉バルブV2,V3と過酸化水素水(H2O2)供
給源12又はアンモニア水(NH4OH)供給源13と
の間には、それぞれ第2の圧力スイッチPS2,第3の
圧力スイッチPS3が介設されて、過酸化水素水(H2O
2)又はアンモニア水(NH4OH)の流れの状況が検出
できるようになっている。上記圧力スイッチPS1,P
S2,PS3によって検出された検出信号は制御手段例え
ば中央演算処理装置8(以下にCPU8という)に伝達
され、CPU8からの制御信号が上記第1,第2,第3
の開閉バルブV1,V2,V3に伝達され、処理液(純
水,H2O2,NH4OH)を供給するタイミングと処理
液(純水,H2O2,NH4OH)の供給を停止するタイ
ミングを制御し得るように構成されている。
【0042】この場合、まず、ウエハWに対して最もダ
メージの少ない純水が供給されると、第1の圧力スイッ
チPS1が純水の流れを検出してON状態となり、その
検出信号をCPU8に伝達し、CPU8からの制御信号
によって第2の開閉バルブV2が開放され、過酸化水素
水(H2O2)供給源12からウエハWに対して純水の次
にダメージの少ないH2O2が供給管路7を介してノズル
4,5に供給される。このとき、第2の圧力スイッチP
S2がH2O2の流れを検出してON状態となり、その検
出信号をCPU8に伝達し、CPU8からの制御信号に
よって第3の開閉バルブV3が開放され、アンモニア水
(NH4OH)供給源13からウエハWに対して最もダ
メージの大きいNH4OHが供給管路7を介してノズル
4,5に供給される。以後、純水,H2O2,NH4OH
の混合液がノズル4,5に供給されて、ウエハWの表裏
面に適宜処理が施される。したがって、ウエハWに混合
液を供給する際、ウエハWに与えるダメージの少ない処
理液順、すなわち純水,H2O2,NH4OHの順に供給
するので、混合液供給初期時のウエハWのダメージを抑
制することができ、歩留まりの向上及び処理の安全性を
図ることができる。
【0043】また、所定時間処理を行った後、混合液の
供給を停止する場合は、上記とは逆に、まず、CPU8
からの制御信号によって第3の開閉バルブV3が閉じて
ウエハWに対して最もダメージの大きいNH4OHの供
給が停止される。このとき、第3の圧力スイッチPS3
がOFF状態となり、その検出信号をCPU8に伝達
し、CPU8からの制御信号によって第2の開閉バルブ
V2が閉じて、NH4OHの次にウエハWに与えるダメー
ジが大きなH2O2の供給が停止される。このとき、第2
の圧力スイッチPS2がOFF状態となり、その検出信
号をCPU8に伝達し、CPU8からの制御信号によっ
て第1の開閉バルブV1が閉じて、ウエハWに与えるダ
メージが最も少ない純水の供給が停止される。したがっ
て、ウエハWへの混合液の供給を停止する際、ウエハW
に与えるダメージの大きな処理液順、すなわちNH4O
H,H2O2,純水の順に供給を停止するので、更にウエ
ハWのダメージを抑制することができ、歩留まりの向上
及び処理の安全性を図ることができる。
【0044】なお、CPU8からの制御信号によって上
記モータ2の始動、停止及び回転数が制御されると共
に、上部ノズル4のノズル移動手段6が制御されるよう
になっている。
【0045】次に、第一実施形態の液処理装置を用いた
液処理方法について、図1、図5及び図6を参照して説
明する。
【0046】まず、シリンダ40が収縮動作してカップ
3を下方に移動する。この状態で、図示しない搬送手段
によってウエハWをスピンチャック1上に搬送し、ウエ
ハWをスピンチャック1にて保持する。次に、ノズル移
動手段6の駆動により上部ノズル4をウエハWの中心部
上方に移動した後、シリンダ40を伸長動作してカップ
3を上方に移動する。そして、モータ2の駆動によりス
ピンチャック1及びウエハWを低速回転例えば300r
pmの回転数で回転すると、遠心力によって保持爪21
がウエハWを確実に保持した状態となり、スピンチャッ
ク1とウエハWが一体となって回転する。この状態で、
まず、ウエハWに与えるダメージの最も少ない純水がノ
ズル4,5に供給される。すると、第1の圧力スイッチ
PS1が純水の流れを検出してON状態となり、その検
出信号をCPU8に伝達し、CPU8からの制御信号に
よって第2の開閉バルブV2が開放され、過酸化水素水
(H2O2)供給源12からウエハWに対して純水の次に
ダメージの少ないH2O2が供給される。このとき、第2
の圧力スイッチPS2がH2O2の流れを検出してON状
態となり、その検出信号をCPU8に伝達し、CPU8
からの制御信号によって第3の開閉バルブV3が開放さ
れ、アンモニア水(NH4OH)供給源13からウエハ
Wに対して最もダメージの大きいNH4OHが供給され
る。
【0047】以後、純水,H2O2,NH4OHの混合液
がノズル4,5に供給されて、ウエハWの表裏面に適宜
処理が施される。
【0048】上記処理を所定時間行った後、混合液の供
給を停止する場合は、まず、CPU8からの制御信号に
よって第3の開閉バルブV3が閉じてウエハWに対して
最もダメージの大きいNH4OHの供給が停止される。
このとき、第3の圧力スイッチPS3がOFF状態とな
り、その検出信号をCPU8に伝達し、CPU8からの
制御信号によって第2の開閉バルブV2が閉じて、NH4
OHの次にウエハWに与えるダメージが大きなH2O2の
供給が停止される。このとき、第2の圧力スイッチPS
2がOFF状態となり、その検出信号をCPU8に伝達
し、CPU8からの制御信号によって第1の開閉バルブ
V1が閉じて、ウエハWに与えるダメージが最も少ない
純水の供給が停止されて、処理が終了する。
【0049】上記のようにしてウエハWの液処理が完了
した後、モータ2の駆動が停止され、ウエハWの回転が
停止される。次に、シリンダ40が収縮動作してカップ
3を下方に移動する。すると、図示しない搬送手段がス
ピンチャック1上に移動してきて、保持爪21による保
持が解除された状態のスピンチャック1上のウエハWを
受け取り、液処理装置からウエハWを搬出する。
【0050】上記説明では、ウエハWに純水,H2O2,
NH4OHの混合液を供給して処理を施す場合のみにつ
いて説明したが、上記処理と共に、洗浄処理と乾燥処理
を行うようにする方が好ましい。すなわち、図7に示す
ように、上記混合液の供給を停止する際、NH4OH,
H2O2の順に供給を停止した後、純水のみを供給してウ
エハWの表裏面を洗浄し、その後、純水の供給を停止し
た後、スピンチャック1及びウエハWを高速回転例えば
1200rpmの回転数で回転して、ウエハWの表裏面
に付着する純水を飛散(除去)させてウエハWの乾燥処
理を行うようにする方が好ましい。
【0051】◎第二実施形態 図8は、この発明に係る液処理装置の第二実施形態を示
す概略構成図、図9は、上記液処理装置の要部平面図、
図10は、上記液処理装置におけるウエハの保持状態を
示す要部側面図、図11は、ウエハの保持解除状態を示
す要部側面図である。なお、第二実施形態における処理
液の供給系は、上記第一実施形態と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0052】第二実施形態は、この発明に係る液処理装
置をスクラバに適用した場合である。この場合、スクラ
バ60は、ウエハWを回転可能に保持する保持手段であ
るスピンチャック1Aと、このスピンチャック1Aを回
転駆動する回転駆動手段であるモータ2Aと、スピンチ
ャック1A及びスピンチャック1Aによって保持された
ウエハWの周囲及び下部を包囲するカップ3Aと、スピ
ンチャック1Aによって保持されたウエハWの上面(裏
面)に複数の処理液の混合液の供給手段を兼用する洗浄
液噴射手段であるメガソニックノズル70と、メガソニ
ックノズル70をウエハWの上方で平行(水平)移動す
るノズル移動手段6Aと、ウエハWの上面(裏面)に接
触してウエハW表面に付着するごみを除去する洗浄部材
である洗浄ブラシ80と、洗浄ブラシ80をウエハWに
対して接離及び平行(水平)移動するブラシ移動手段9
0と、メガソニックノズル70に供給管路7を介して接
続する複数の処理液供給源11,12,13と、処理液
を供給するタイミングと処理液の供給を停止するタイミ
ングを制御すると共に、モータ2A及びメガソニックノ
ズル70の移動手段6Aを制御する制御手段8Aとで主
要部が構成されている。なお、上記スピンチャック1A
及びカップ3Aはケーシング9A内に配設されている。
【0053】上記スピンチャック1Aは、水平回転自在
な回転テーブル20と、この回転テーブル20の周縁の
等間隔の複数例えば3箇所に配設されるメカニカルチャ
ックからなる保持機構200とを具備している。
【0054】また、回転テーブル20の下面は、上端に
フランジ部101を有する回転軸100に取り付けられ
ており、回転軸100に連結されるモータ2Aによって
所定の回転数に制御されるようになっている。
【0055】上記保持機構200は、フランジ部101
から半径方向に等間隔に延在される複数個例えば3個の
アーム102に枢軸107をもって垂直方向に起倒可能
に枢着される略L字状のリンク部材103と、このリン
ク部材103の上側の先端部に突設される保持爪21A
と、リンク部材103を常時起立方向(図10における
時計方向)に回転すべく付勢するばね部材104と、回
転軸100の外周に取り付けられる円弧状の支持部材1
05と、この支持部材105の上面の3箇所に取り付け
られて上下方向に伸縮動作するエアーシリンダ106と
で主に構成されている。
【0056】上記のように構成される保持機構200に
おいて、ウエハWを保持する場合は、図10に示すよう
に、エアーシリンダ106が収縮動作すると、ばね部材
104の付勢力により、リンク部材103が図10に矢
印で示すように時計方向に回転され、リンク部材103
の先端側の保持爪21AがウエハWの周縁を上側から押
圧して保持することができる。また、ウエハWの保持を
解除する場合は、図11に示すように、エアーシリンダ
106が伸長動作すると、リンク部材103がばね部材
104の弾性力に抗して反時計方向に回転され、リンク
部材103の上側先端の保持爪21AがウエハWの周縁
から離間され、ウエハWの保持が解除される。
【0057】上記洗浄ブラシ80は、水平方向に回転可
能に形成されると共に、ブラシ移動手段90によってス
ピンチャック1A上のウエハWに対して接離(上下)移
動及び平行(水平)移動可能に形成されている。
【0058】また、メガソニックノズル70は、ノズル
移動手段6AによってウエハWの半径方向に平行(水
平)移動可能に形成されている。
【0059】上記ブラシ移動手段90とノズル移動手段
6Aは、CPU8によって移動のタイミングが制御され
るようになっている。
【0060】なお、上記カップ3Aは、上記第一実施形
態と同様に図示しない上下移動手段例えばシリンダによ
って上下移動し得るように構成されている。また、ケー
シング9の側壁には、ウエハWの搬送手段の出入口10
が設けられている。
【0061】第二実施形態において、その他の部分は、
上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一
符号を付して説明は省略する。
【0062】次に、第二実施形態のスクラバ60の液処
理方法について、図12,図13を参照して説明する。
【0063】図12に示す液処理方法は、上記第一実施
形態と同様な手順で、混合液供給工程→処理工程→混合
液供給停止工程を行った後、洗浄ブラシ80を用いてウ
エハWの表面に付着するごみを除去すると共に、ウエハ
Wを洗浄し、その後、乾燥する液処理方法である。
【0064】上記スクラバ60を用いて液処理を行う場
合には、まず、カップ3Aを下方に移動した状態で、ウ
エハWが搬送手段によってケーシング9の出入口10か
ら装置内に搬入され、ウエハWの周縁がスピンチャック
1Aの保持爪21Aにより保持されるようにスピンチャ
ック1AにウエハWを受け渡し、保持機構200の保持
爪21AにてウエハWを保持した後、カップ3Aが上方
へ移動する。この状態で、上記第一実施形態と同様の手
順で、混合液供給工程→処理工程→混合液供給停止工程
を行う。
【0065】上記液処理が終了した後、洗浄ブラシ80
がウエハWの中心部上方に移動し、下降してウエハWの
表面に接触又は近接する。そして、ウエハWを回転する
と共に、洗浄ブラシ80を水平方向に回転させながら回
転するウエハWの半径方向に移動させて、ウエハWの表
面に付着するごみを除去する。この洗浄ブラシ80によ
る処理中には純水は供給されている。洗浄ブラシ80に
よってウエハWに付着するごみを除去した後、洗浄ブラ
シ80をウエハWから後退させる一方、メガソニックノ
ズル70をウエハWの中心側上方に移動し、メガソニッ
クノズル70を回転するウエハWの半径方向に移動させ
ながら第1の開閉バルブV1のみを開放してメガソニッ
クノズル70から純水を噴射してウエハWの洗浄を行っ
た後、純水の供給を停止する(洗浄工程)。その後、上
記第一実施形態と同様に、スピンチャック1A及びウエ
ハWを高速回転して、ウエハWの表面に付着する純水を
飛散(除去)する(乾燥工程)。
【0066】上記説明では、洗浄ブラシ80によってウ
エハWの表面のごみを除去した後に、メガソニックノズ
ル70から純水を噴射してウエハWを洗浄する場合につ
いて説明したが、逆の処理手順としてもよい。すなわ
ち、メガソニックノズル70から純水を噴射してウエハ
Wを洗浄した後、ウエハ表面に洗浄ブラシ80を接触又
は近接すると共に、純水を供給してブラシ洗浄してもよ
い。あるいは、図12に想像線で示すように、洗浄ブラ
シ80によるブラシ洗浄と共に、メガソニックノズル7
0から純水を噴射してブラシ洗浄と純水による洗浄とを
同時に行い、その後、純水のみの供給によってウエハW
を洗浄するようにしてもよい。
【0067】また、図13に示す液処理方法は、混合液
供給後の処理工程の際に、ブラシ洗浄を同時に行うよう
にした場合である。すなわち、上記第一実施形態と同様
に、ウエハWに与えるダメージの少ない処理液順、すな
わち純水,H2O2,NH4OHの順に供給した後、洗浄
ブラシ80をウエハWの表面に接触又は近接し、ウエハ
Wを回転すると共に、洗浄ブラシ80を水平方向に回転
させながら回転するウエハWの半径方向に移動させると
共に、第1〜第3の開閉バルブV1〜V3を開放してメガ
ソニックノズル70から混合液を供給して、ブラシ洗浄
(第1洗浄)と同時に液処理を行うようにした場合であ
る。このようにして、処理工程(第1洗浄工程)を行っ
た後、上述と同様に、ウエハWに与えるダメージの大き
い処理液順、すなわちNH4OH,H2O2の順に供給を
停止する(混合液停止工程)。その後、第1の開閉バル
ブV1のみ開放し純水の供給を続行して、ウエハWの洗
浄を行った後、純水の供給を停止する(第2洗浄工
程)。第2洗浄工程が終了した後、ウエハWを高速回転
してウエハWに付着する純水を遠心力によって飛散させ
てウエハWを乾燥する(乾燥工程)。
【0068】◎第三実施形態 図14は、この発明に係る液処理装置の第三実施形態を
示す概略構成図、図15は、第三実施形態における液処
理装置を用いた液処理方法の工程を示すフロー図(説明
図)である。
【0069】第三実施形態は、この発明に係る液処理装
置をスクラバに適用した別の形態の場合である。この場
合、スクラバ60Aは、上記第二実施形態のスクラバ6
0とほぼ同様に構成されており、第二実施形態の洗浄ブ
ラシ80と、ブラシ移動手段90を除いた構造となって
いる。すなわち、スクラバ60Aは、ウエハWを回転可
能に保持する保持手段であるスピンチャック1Aと、こ
のスピンチャック1Aを回転駆動する回転駆動手段であ
るモータ2Aと、スピンチャック1A及びスピンチャッ
ク1Aによって保持されたウエハWの周囲及び下部を包
囲するカップ3Aと、スピンチャック1Aによって保持
されたウエハWの上面に複数の処理液の混合液の供給手
段を兼用する洗浄液噴射手段であるメガソニックノズル
70と、メガソニックノズル70をウエハWの上方で水
平移動するノズル移動手段6Aと、メガソニックノズル
4,5に供給管路7を介して接続する複数の処理液供給
源11,12,13と、処理液を供給するタイミングと
処理液の供給を停止するタイミングを制御すると共に、
モータ2A及びメガソニックノズル70の移動手段6A
を制御する制御手段であるCPU8とで主要部が構成さ
れている。なお、第三実施形態において、その他の部分
は、上記第一実施形態及び第二実施形態と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0070】次に、第三実施形態のスクラバ60Aを用
いた液処理方法の工程について、図15を参照して説明
する。
【0071】図15に示す液処理方法は、上記第一実施
形態及び第二実施形態(図12に示す液処理方法)と同
様に、混合液供給工程→処理工程→混合液供給停止工程
を行った後、メガソニックノズル70をウエハWの中心
側上方に移動し、メガソニックノズル70を回転するウ
エハWの半径方向に移動させながら第1の開閉バルブV
1のみを開放してメガソニックノズル70から純水を噴
射してウエハWの表面に付着するごみを除去した後、純
水の供給を停止する(洗浄工程)。その後、上記第一、
第二実施形態と同様に、スピンチャック1A及びウエハ
Wを高速回転して、ウエハWの表面に付着する純水を飛
散(除去)する(乾燥工程)。
【0072】◎その他の実施形態 (1)上記実施形態では、混合液が、純水,H2O2,N
H4OHの3種類の混合液である場合について説明した
が、混合液は、純水を含む複数の処理液の混合であれ
ば、2種類であってもよく、例えば、フッ酸(HF)と
純水(H2O)との混合液により液処理方法にも適用で
きるものである。
【0073】(2)上記実施形態では、処理液の流れの
状況を検出する手段が圧力スイッチPS1,PS2,PS
3である場合について説明したが、圧力スイッチに代え
てセンサ付きのフローメータを用いることも可能であ
る。
【0074】(3)上記第二実施形態及び第三実施形態
においてはメガソニックノズル70を用いた場合につい
て説明したが、メガソニックノズルに代えてジェットノ
ズルを用いてもよい。
【0075】(4)上記実施形態では、この発明に係る
液処理方法及び液処理装置を半導体ウエハの液処理シス
テムに適用した場合について説明したが、半導体ウエハ
以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿論
である。
【0076】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような効
果が得られる。
【0077】1)請求項1,3又は13記載の発明によ
れば、被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する
際、被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供
給することにより、混合液供給の初期時における被処理
基板のダメージを抑制することができる。したがって、
製品歩留まりの向上及び処理の安全性を図ることができ
る。また、各処理液を順次供給するので、処理液を予め
タンク内で混合させて供給する装置に比べて装置を小型
にすることができる。
【0078】2)請求項2,4又は14記載の発明によ
れば、被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する
際、被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供
給し、混合液の供給を停止する際、被処理基板に与える
ダメージの大きな処理液順に供給を停止することによ
り、混合液供給初期時及び混合液供給停止時の被処理基
板のダメージを抑制することができる。したがって、上
記1)に加えて更に製品歩留まりの向上及び処理の安全
性を図ることができる。また、各処理液を順次供給する
と共に、供給を順次停止するので、処理液を予めタンク
内で混合させて供給・停止する装置に比べて装置を小型
にすることができる。
【0079】3)請求項5又は15記載の発明によれ
ば、枚葉処理される被処理基板に複数の処理液の混合液
を供給する際、被処理基板に与えるダメージの少ない処
理液順に供給することにより、混合液供給の初期時にお
ける被処理基板のダメージを抑制することができると共
に、製品歩留まりの向上及び処理の安全性を図ることが
できる。また、各処理液を順次供給するので、処理液を
予めタンク内で混合させて供給する装置に比べて装置を
小型にすることができる。また、混合液の供給を停止す
る際、被処理基板に与えるダメージの大きな処理液順に
供給を停止することにより、混合液供給初期時及び混合
液供給停止時の被処理基板のダメージを抑制することが
できる。したがって、更に製品歩留まりの向上を図るこ
とができる。また、各処理液を順次供給すると共に、供
給を順次停止するので、処理液を予めタンク内で混合さ
せて供給・停止する装置に比べて装置を小型にすること
ができる。
【0080】4)請求項6又は16記載の発明によれ
ば、被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、
被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給
し、混合液の供給を停止する際、被処理基板に与えるダ
メージの大きな処理液順に供給を停止した後、被処理基
板表面に洗浄部材を接触又は近接させて被処理基板表面
に付着するごみを除去することができる。したがって、
上記3)に加えて更に製品歩留まりの向上を図ることが
できる。
【0081】5)請求項7記載の発明によれば、混合液
によって処理された被処理基板表面に洗浄部材を接触又
は近接させて被処理基板表面に付着するごみを除去した
後、被処理基板に洗浄液を供給して被処理基板を洗浄
し、更に、被処理基板を高速回転して被処理基板表面に
付着する洗浄液を除去することができる。したがって、
上記3)に加えて混合液による処理、洗浄処理及び乾燥
処理を連続して行うことができる。
【0082】請求項8記載の発明によれば、洗浄部材を
被処理基板に接触又は近接する際に同時に、被処理基板
表面に洗浄液を供給することにより、被処理基板表面に
付着するごみを除去すると共に、被処理基板表面を洗浄
することができる。したがって、上記4),5)に加え
て処理時間の短縮化を図ることができると共に、スルー
プットの向上を図ることができる。
【0083】6)請求項9記載の発明によれば、混合液
による処理と同時に洗浄部材によって被処理基板表面に
付着するごみを除去することができる。したがって、上
記3)に加えて処理時間の短縮化を図ることができると
共に、スループットの向上及び製品歩留まりの向上を図
ることができる。この場合、例えばアンモニア水と過酸
化水素水及び純水の混合液を供給しながら洗浄部材を被
処理基板表面に接触又は近接させることにより、被処理
基板表面へのごみの再付着を防止することができる。ま
た、フッ酸と純水の混合液を供給する場合は、被処理基
板表面の酸化膜を除去することができる。
【0084】7)請求項10記載の発明によれば、混合
液による処理と同時に洗浄部材によって被処理基板表面
に付着するごみを除去し、洗浄液によって被処理基板を
洗浄した後、被処理基板を高速回転して被処理基板表面
に付着する洗浄液を除去することができる。したがっ
て、上記3),6)に加えて混合液による処理、洗浄部
材によるごみの除去処理、洗浄液による洗浄処理及び乾
燥処理を効率よくかつ短時間に行うことができる。
【0085】8)請求項11又は17記載の発明によれ
ば、被処理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、
被処理基板に与えるダメージの少ない処理液順に供給
し、混合液の供給を停止する際、被処理基板に与えるダ
メージの大きな処理液順に供給を停止した後、被処理基
板表面に洗浄液を噴射して被処理基板表面に付着するご
みを除去することができる。したがって、上記3)に加
えて更に製品歩留まりの向上を図ることができる。
【0086】9)請求項12記載の発明によれば、被処
理基板に複数の処理液の混合液を供給する際、被処理基
板に与えるダメージの少ない処理液順に供給することに
より、混合液供給の初期時における被処理基板のダメー
ジを抑制することができる。したがって、製品歩留まり
の向上及び処理の安全性を図ることができる。また、万
一、処理液を同時に供給しても、被処理基板に与えるダ
メージの少ない処理液の供給源が供給手段側に接続され
ているため、被処理基板に与えるダメージを抑制するこ
とができ、この面でも処理の安全性が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液処理装置の第一実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】上記液処理装置の要部を示す断面図である。
【図3】上記液処理装置における回転テーブルのシール
構造を示す断面図である。
【図4】上記液処理装置におけるカップの上下移動部の
シール構造を示す断面図である。
【図5】上記液処理装置を用いた液処理方法の工程を示
す説明図である。
【図6】上記液処理方法の手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】上記この発明に係る液処理方法の別の工程を示
す説明図である。
【図8】この発明に係る液処理装置の第二実施形態を示
す概略構成図である。
【図9】上記液処理装置の要部を示す平面図である。
【図10】上記液処理装置における被処理基板の保持状
態を示す要部側面図である。
【図11】上記液処理装置における被処理基板の保持解
除状態を示す要部側面図である。
【図12】第二実施形態の液処理装置を用いた液処理方
法の工程を示す説明図である。
【図13】第二実施形態の液処理装置を用いた液処理方
法の別の工程を示す説明図である。
【図14】この発明に係る液処理装置の第三実施形態を
示す概略構成図である。
【図15】第三実施形態の液処理装置を用いた液処理方
法の工程を示す説明図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理基板) V1 第1の開閉バルブ(開閉手段) V2 第2の開閉バルブ(開閉手段) V3 第3の開閉バルブ(開閉手段) PS1 第1の圧力スイッチ(検出手段) PS2 第2の圧力スイッチ(検出手段) PS3 第3の圧力スイッチ(検出手段) 1,1A スピンチャック(保持手段) 2,2A モータ 4 上部ノズル(供給手段) 5 下部ノズル(供給手段) 6,6A ノズル移動手段 7 供給管路 8 CPU(制御手段) 11 純水供給源(処理液供給源) 12 過酸化水素水(H2O2)供給源(処理液供給源) 13 アンモニア水(NH4OH)供給源(処理液供給
源) 14 第1の分岐管路 15 第2の分岐管路 70 メガソニックノズル(供給手段・洗浄液噴射手
段) 80 洗浄ブラシ(洗浄部材) 90 ブラシ移動手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA03 AB08 AB33 AB44 AB48 BA02 BA15 BA34 BB05 BB25 BB44 BB55 BB93 BB94 CB12 CB25 CC13 5F046 MA01 MA10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に複数の処理液を供給途中で
    混合した混合液を供給して処理を施す液処理方法であっ
    て、 上記混合液を供給する際、上記被処理基板に与えるダメ
    ージの少ない処理液順に供給することを特徴とする液処
    理方法。
  2. 【請求項2】 被処理基板に複数の処理液を供給途中で
    混合した混合液を供給して処理を施す液処理方法であっ
    て、 上記混合液を供給する際、上記被処理基板に与えるダメ
    ージの少ない処理液順に供給し、 上記混合液の供給を停止する際、上記被処理体に与える
    ダメージの大きな処理液順に供給を停止することを特徴
    とする液処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液処理方法におい
    て、 上記供給される処理液の流れの状況を検出手段にて検出
    し、その検出信号に基いて以後の処理液の供給を開始す
    ることを特徴とする液処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の液処理方法において、 上記供給される処理液の流れの状況を検出手段にて検出
    し、混合液を供給する際、その検出信号に基いて以後の
    処理液の供給を開始し、 上記混合液の供給を停止する際、上記検出信号に基いて
    以後の処理液の供給を停止することを特徴とする液処理
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の液
    処理方法において、 上記混合液を供給する際、被処理基板を保持手段にて保
    持して回転する工程を有することを特徴とする液処理方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の液処理方法において、 上記混合液による処理が終了した後、被処理基板に洗浄
    部材を接触又は近接させて被処理基板を処理する工程を
    有することを特徴とする液処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の液処理方法において、 上記混合液による処理が終了した後、被処理基板に洗浄
    部材を接触又は近接させて被処理基板を処理する工程
    と、上記被処理基板に洗浄液を供給する工程と、上記被
    処理基板を混合液による処理時より高速に回転して被処
    理基板表面に付着する洗浄液を除去する工程と、を有す
    ることを特徴とする液処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の液処理方法におい
    て、 上記洗浄部材を被処理基板に接触又は近接する際に同時
    に、被処理基板表面に洗浄液を供給することを特徴とす
    る液処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の液処理方法において、 上記混合液による処理の際に、被処理基板の表面に洗浄
    部材を接触又は近接させて被処理基板表面を処理する工
    程を有することを特徴とする液処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項5又は9記載の液処理方法にお
    いて、 上記混合液による処理が終了した後、被処理基板に洗浄
    液を供給する工程と、上記被処理基板を混合液による処
    理時より高速に回転して被処理基板表面に付着する洗浄
    液を除去する工程と、を有することを特徴とする液処理
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の液処理方法において、 上記混合液による処理が終了した後、被処理基板表面に
    洗浄液を噴射して被処理基板表面を処理する工程を有す
    ることを特徴とする液処理方法。
  12. 【請求項12】 被処理基板に複数の処理液を供給途中
    で混合した混合液を供給して処理を施す液処理装置であ
    って、 上記被処理基板に混合液を供給する供給手段と、 上記各処理液の供給源と上記供給手段とを接続する供給
    管路と、 上記供給管路における上記各処理液供給源側にそれぞれ
    介設される開閉手段とを具備し、 上記供給管路における上記供給手段側に、上記被処理基
    板に与えるダメージの少ない処理液供給源を接続してな
    ることを特徴とする液処理装置。
  13. 【請求項13】 被処理基板に複数の処理液を供給途中
    で混合した混合液を供給して処理を施す液処理装置であ
    って、 上記被処理基板に混合液を供給する供給手段と、 上記各処理液の供給源と上記供給手段とを接続する供給
    管路と、 上記供給管路における上記各処理液供給源側にそれぞれ
    介設される開閉手段と、 上記処理液供給源と開閉手段との間を流れる処理液の状
    況を検出する検出手段と、 上記検出手段からの検出信号を受けて上記処理液におけ
    る被処理基板に与えるダメージの少ない処理液供給源側
    の上記各開閉手段に開閉信号を送る制御手段と、を具備
    することを特徴とする液処理装置。
  14. 【請求項14】 被処理基板に複数の処理液を供給途中
    で混合した混合液を供給して処理を施す液処理装置であ
    って、 上記被処理基板に混合液を供給する供給手段と、 上記各処理液の供給源と上記供給手段とを接続する供給
    管路と、 上記供給管路における上記各処理液供給源側にそれぞれ
    介設される開閉手段と、 上記処理液供給源と開閉手段との間を流れる処理液の状
    況を検出する検出手段と、 上記検出手段からの検出信号を受けて上記処理液におけ
    る被処理基板に与えるダメージの少ない処理液供給源側
    の上記各開閉手段に開閉信号を送り、更に、被処理基板
    に与えるダメージの大きな処理液供給源側の上記各開閉
    手段に開閉信号を送る制御手段と、を具備することを特
    徴とする液処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし14のいずれかに記
    載の液処理装置において、 上記被処理基板を回転可能に保持する保持手段と、上記
    保持手段を回転制御する回転制御手段を更に具備するこ
    とを特徴とする液処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の液処理装置におい
    て、 上記被処理基板の表面に接触又は近接すると共に、被処
    理基板に対して接離及び平行移動可能な洗浄部材を更に
    具備することを特徴とする液処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の液処理装置におい
    て、 上記被処理基板の表面に付着するごみを除去すべく被処
    理基板表面に洗浄液を噴射すると共に、被処理基板に対
    して平行移動可能な洗浄液噴射手段を更に具備すること
    を特徴とする液処理装置。
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