JP2001338263A - 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体Info
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- JP2001338263A JP2001338263A JP2000158906A JP2000158906A JP2001338263A JP 2001338263 A JP2001338263 A JP 2001338263A JP 2000158906 A JP2000158906 A JP 2000158906A JP 2000158906 A JP2000158906 A JP 2000158906A JP 2001338263 A JP2001338263 A JP 2001338263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特徴量の小さい文字や、正方向の文字に対し
てのみ類似文字が存在するような場合や、また更に、画
像データ中に文章がいくつかある場合にも、原稿の方向
判定を行うこと。 【解決手段】 文字の外接矩形を抽出し(ステップS
11)、外接矩形中の文字の特徴ベクトルを抽出し(ス
テップS12)、特徴ベクトルを使って文字認識を行な
い(公知技術)、認識文字と第一、二候補文字との類似
度をそれぞれ4方向について計算する(ステップS1
3、S14,S15)。認識文字が文章の方向判定に適
しているかどうかを判定し(ステップS16)、適当認
識文字の数をカウントし(ステップS17)、演算値C
(j)を求め、演算値C(j)が最大の値をとる時の
(特徴ベクトルの)角度j(方向)をその文書の方向と判
定し終了する(ステップS18)。
てのみ類似文字が存在するような場合や、また更に、画
像データ中に文章がいくつかある場合にも、原稿の方向
判定を行うこと。 【解決手段】 文字の外接矩形を抽出し(ステップS
11)、外接矩形中の文字の特徴ベクトルを抽出し(ス
テップS12)、特徴ベクトルを使って文字認識を行な
い(公知技術)、認識文字と第一、二候補文字との類似
度をそれぞれ4方向について計算する(ステップS1
3、S14,S15)。認識文字が文章の方向判定に適
しているかどうかを判定し(ステップS16)、適当認
識文字の数をカウントし(ステップS17)、演算値C
(j)を求め、演算値C(j)が最大の値をとる時の
(特徴ベクトルの)角度j(方向)をその文書の方向と判
定し終了する(ステップS18)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力された画像デー
タの方向を判定する画像処理装置及び画像処理方法並び
に記憶媒体に関するものである。
タの方向を判定する画像処理装置及び画像処理方法並び
に記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像データに含まれる文章中の文
字を認識することで、この文章(文字領域)の方向を判
定し、その結果原稿の方向を判定する従来の画像処理方
法のフローチャートを図2に示し、同図を用いて以下、
説明する。
字を認識することで、この文章(文字領域)の方向を判
定し、その結果原稿の方向を判定する従来の画像処理方
法のフローチャートを図2に示し、同図を用いて以下、
説明する。
【0003】ステップS21は、図3に示すように、画
像データから文字の外接矩形を抽出する。例えば、”
外”という文字に対しては外接矩形31を抽出する。
像データから文字の外接矩形を抽出する。例えば、”
外”という文字に対しては外接矩形31を抽出する。
【0004】ステップS22は、ステップS21で得ら
れた外接矩形中の文字の特徴ベクトルを抽出する。この
特徴ベクトルは、図4に示すように外接矩形を4×4の
領域に分割し、それぞれの領域に対して図5に示すよう
な4方向分の特徴量を持つ64次元のベクトルである。
れた外接矩形中の文字の特徴ベクトルを抽出する。この
特徴ベクトルは、図4に示すように外接矩形を4×4の
領域に分割し、それぞれの領域に対して図5に示すよう
な4方向分の特徴量を持つ64次元のベクトルである。
【0005】ステップS23は、ステップS22で得ら
れた特徴ベクトルを使って文字認識を行ない(公知技
術)、文字認識の対象の文字(認識文字)と、文字認識
の結果、候補となる第一の文字(第一候補文字)との類
似度を計算する。
れた特徴ベクトルを使って文字認識を行ない(公知技
術)、文字認識の対象の文字(認識文字)と、文字認識
の結果、候補となる第一の文字(第一候補文字)との類
似度を計算する。
【0006】ステップS24は、回転した場合に同じ文
字に類似する文字(例:田、+など)と、回転した場合
に別の文字に類似する文字(例:1、一、い、こ、な
ど)の文字コードを内容とするテーブルを参照する。こ
のテーブルの構成は、図6のようになっている。また、
前述の第一候補文字の文字コードとこのテーブルの内容
の文字コードとのマッチングを取る。
字に類似する文字(例:田、+など)と、回転した場合
に別の文字に類似する文字(例:1、一、い、こ、な
ど)の文字コードを内容とするテーブルを参照する。こ
のテーブルの構成は、図6のようになっている。また、
前述の第一候補文字の文字コードとこのテーブルの内容
の文字コードとのマッチングを取る。
【0007】ステップS25は、ステップS24でのマ
ッチングの結果により、処理フローを変える。マッチし
た場合は、この認識文字は、文章の方向を判定するため
には適当ではないと判断し、次の文字に対して上述の処
理を施すために、ステップS21に進む。一方、マッチ
しなかった場合は、この認識文字は文章の方向を判定す
るために適当であると判断し、他の角度に回転された場
合の処理を行なうために、ステップS26に進む。
ッチングの結果により、処理フローを変える。マッチし
た場合は、この認識文字は、文章の方向を判定するため
には適当ではないと判断し、次の文字に対して上述の処
理を施すために、ステップS21に進む。一方、マッチ
しなかった場合は、この認識文字は文章の方向を判定す
るために適当であると判断し、他の角度に回転された場
合の処理を行なうために、ステップS26に進む。
【0008】ステップS26は、ステップS22で得ら
れた特徴ベクトルを90°回転する。特徴ベクトルの回
転は、図7、図8に示されるように特徴ベクトル内の各
特徴量の入れ換えで行なうことが出来る。
れた特徴ベクトルを90°回転する。特徴ベクトルの回
転は、図7、図8に示されるように特徴ベクトル内の各
特徴量の入れ換えで行なうことが出来る。
【0009】ステップS27ではステップS26におい
て回転した特徴ベクトルを用いてステップS23におけ
る処理と同じ処理を行う。
て回転した特徴ベクトルを用いてステップS23におけ
る処理と同じ処理を行う。
【0010】ステップS28は、4方向すべての方向に
対して文字認識が行なわれたかを判定し、まだ文字認識
が行なわれていない方向があれば、ステップS26に処
理を移行し、更に特徴ベクトルを90°回転させ文字認
識を行う。一方、すべての方向の文字認識が行なわれて
いれば、ステップS29へ処理を移行する。
対して文字認識が行なわれたかを判定し、まだ文字認識
が行なわれていない方向があれば、ステップS26に処
理を移行し、更に特徴ベクトルを90°回転させ文字認
識を行う。一方、すべての方向の文字認識が行なわれて
いれば、ステップS29へ処理を移行する。
【0011】ステップS29は、認識文字数をカウント
し、N(定数)より小さければステップS21へ進み、
NであればステップS30に進む。
し、N(定数)より小さければステップS21へ進み、
NであればステップS30に進む。
【0012】ステップS30は、特徴ベクトルを0°
(回転していない)、90°、180°、270°回転
させた場合の夫々の認識文字に対する第一候補文字の類
似度(この類似度の定義は、相関の度合いであり、その
値が高ければ高いほど、類似していることを示してい
る)の平均値を求め、一番良い平均値の角度をその文書
の方向(原稿の方向)と判定し、終了する。
(回転していない)、90°、180°、270°回転
させた場合の夫々の認識文字に対する第一候補文字の類
似度(この類似度の定義は、相関の度合いであり、その
値が高ければ高いほど、類似していることを示してい
る)の平均値を求め、一番良い平均値の角度をその文書
の方向(原稿の方向)と判定し、終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】例えばアルファベット
のように漢字に比べて比較的、特徴量の小さな文字の場
合、第一候補文字の類似度が漢字などの複雑な形の文字
に対して小さくなる。このため従来の方式の演算式では
間違った方向の確からしさの値が大きくなり結果的に誤
判定してしまっていた。また「問」や「間」のような正
方向の文字に対してのみ類似文字が存在するような場合
は下表のような演算結果となり間違った方向の演算値が
良い値となり誤判定の原因となっていた。
のように漢字に比べて比較的、特徴量の小さな文字の場
合、第一候補文字の類似度が漢字などの複雑な形の文字
に対して小さくなる。このため従来の方式の演算式では
間違った方向の確からしさの値が大きくなり結果的に誤
判定してしまっていた。また「問」や「間」のような正
方向の文字に対してのみ類似文字が存在するような場合
は下表のような演算結果となり間違った方向の演算値が
良い値となり誤判定の原因となっていた。
【表1】 本発明は上述の問題点に対して鑑みたものであり、特徴
量の小さい文字や、正方向の文字に対してのみ類似文字
が存在するような場合には、文字単位で文章の方向判定
を行うことで原稿の方向判定を行う、また更に、画像デ
ータ中に文章がいくつかある場合には、各文章毎に(各
文字領域毎に)原稿の方向判定を行う画像処理装置及び
画像処理方法並びに記憶媒体を提供しようとするもので
ある。
量の小さい文字や、正方向の文字に対してのみ類似文字
が存在するような場合には、文字単位で文章の方向判定
を行うことで原稿の方向判定を行う、また更に、画像デ
ータ中に文章がいくつかある場合には、各文章毎に(各
文字領域毎に)原稿の方向判定を行う画像処理装置及び
画像処理方法並びに記憶媒体を提供しようとするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備
える。すなわち、入力された画像データの方向を判定す
る画像処理装置であって、文字の特徴ベクトルを用い
て、当該文字に対して文字認識すると共に、この認識結
果に対する複数の候補文字の類似度を算出する文字認識
手段と、入力された文字の特徴ベクトルを、角度を変更
する毎に前記文字認識手段で認識させ、得られた各角度
における候補群をそれぞれ類似度と、各角度における第
1候補の類似度に基づいて注目文字が方向判定に適する
文字か否かを判定する第1の判定手段と、該第1の判定
手段によって方向判定に適する文字であると判定された
文字に基づいて前記文章の方向を判定する第2に判定手
段とを備える。
ために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備
える。すなわち、入力された画像データの方向を判定す
る画像処理装置であって、文字の特徴ベクトルを用い
て、当該文字に対して文字認識すると共に、この認識結
果に対する複数の候補文字の類似度を算出する文字認識
手段と、入力された文字の特徴ベクトルを、角度を変更
する毎に前記文字認識手段で認識させ、得られた各角度
における候補群をそれぞれ類似度と、各角度における第
1候補の類似度に基づいて注目文字が方向判定に適する
文字か否かを判定する第1の判定手段と、該第1の判定
手段によって方向判定に適する文字であると判定された
文字に基づいて前記文章の方向を判定する第2に判定手
段とを備える。
【0015】本発明の目的を達成するために、例えば本
発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像データの方向を判定する画像処理装置であって、文
字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認識
すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の類
似度を算出する文字認識手段と、複数の領域で構成され
る画像を入力し、各領域を構成する個々の文字について
得られた特徴ベクトルを回転する毎に、前記文字認識手
段で認識させ、各回転角毎の認識結果に基づいて当該文
字を含む領域が方向判定に適するものか否かを判定する
第1の判定手段と、前記第1の判定手段を他の領域に対
して行わせ、それぞれの判定結果に基づいて前記画像デ
ータの方向を判定する第2の判定手段とを備える。
発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像データの方向を判定する画像処理装置であって、文
字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認識
すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の類
似度を算出する文字認識手段と、複数の領域で構成され
る画像を入力し、各領域を構成する個々の文字について
得られた特徴ベクトルを回転する毎に、前記文字認識手
段で認識させ、各回転角毎の認識結果に基づいて当該文
字を含む領域が方向判定に適するものか否かを判定する
第1の判定手段と、前記第1の判定手段を他の領域に対
して行わせ、それぞれの判定結果に基づいて前記画像デ
ータの方向を判定する第2の判定手段とを備える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明を
好適な実施形態に従って詳細に説明する。
好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0017】[第1の実施形態]本実施形態では原稿の
画像データに含まれる文章中の文字を認識することで、
この文章の方向を判定し、結果的に原稿の方向を判定す
る画像処理を行う画像処理装置及び画像処理方法を示
す。
画像データに含まれる文章中の文字を認識することで、
この文章の方向を判定し、結果的に原稿の方向を判定す
る画像処理を行う画像処理装置及び画像処理方法を示
す。
【0018】図1は図9に示した構成を備える本実施形
態における画像処理装置が行う、画像処理方法のフロー
チャートであり、以下このフローチャートに基づいて説
明する。なお図1に示したフローチャートに従ったプロ
グラムコードはROM902に格納され、このプログラ
ムコードはCPU901によってRAM903をワーク
エリアとして用いることで実行される。
態における画像処理装置が行う、画像処理方法のフロー
チャートであり、以下このフローチャートに基づいて説
明する。なお図1に示したフローチャートに従ったプロ
グラムコードはROM902に格納され、このプログラ
ムコードはCPU901によってRAM903をワーク
エリアとして用いることで実行される。
【0019】ユーザが文章の方向を判定する旨の入力を
操作部904を介して入力すると、以下の処理が実行さ
れる。又、以下で用いる画像データは外部記憶装置やC
D−ROMなどの記憶媒体のドライブ等により構成され
る入力部906を介して画像処理装置に入力されるもの
とする。また図9において907は、901から906
の各部を繋ぐバスである。
操作部904を介して入力すると、以下の処理が実行さ
れる。又、以下で用いる画像データは外部記憶装置やC
D−ROMなどの記憶媒体のドライブ等により構成され
る入力部906を介して画像処理装置に入力されるもの
とする。また図9において907は、901から906
の各部を繋ぐバスである。
【0020】ステップS11は、図3に示すように、画
像データから文字の外接矩形を抽出する。
像データから文字の外接矩形を抽出する。
【0021】ステップS12は、ステップS11で得ら
れた外接矩形中の文字の特徴ベクトルを抽出する。この
特徴ベクトルは、図4に示すように外接矩形を4×4の
領域に分割し、それぞれの領域に対して図5に示すよう
な4方向分の特徴量を持つ64次元のベクトルである。
れた外接矩形中の文字の特徴ベクトルを抽出する。この
特徴ベクトルは、図4に示すように外接矩形を4×4の
領域に分割し、それぞれの領域に対して図5に示すよう
な4方向分の特徴量を持つ64次元のベクトルである。
【0022】ステップS13は、ステップS12で得ら
れた特徴ベクトルを使って文字認識を行ない(公知技
術)、文字認識の対象の文字(認識文字)と、文字認識
の結果、候補となる第一、二の文字(第一候補文字、第
二候補文字)との類似度を、それぞれ計算し、RAM9
03に格納する。なお、この類似度の定義は、相関の度
合いであり、その値が高ければ高いほど、類似している
ことを示している。
れた特徴ベクトルを使って文字認識を行ない(公知技
術)、文字認識の対象の文字(認識文字)と、文字認識
の結果、候補となる第一、二の文字(第一候補文字、第
二候補文字)との類似度を、それぞれ計算し、RAM9
03に格納する。なお、この類似度の定義は、相関の度
合いであり、その値が高ければ高いほど、類似している
ことを示している。
【0023】ステップS14は、4方向すべての方向に
対して文字認識が行なわれたか(特徴ベクトルを0°,
90°,180°,270°回転させて、夫々文字認識
されたか)を判定し、まだ文字認識が行なわれていない
方向があれば、ステップS15へ処理を移行する。一
方、すべての方向について文字認識が行なわれていれ
ば、ステップS16へ処理を移行する。
対して文字認識が行なわれたか(特徴ベクトルを0°,
90°,180°,270°回転させて、夫々文字認識
されたか)を判定し、まだ文字認識が行なわれていない
方向があれば、ステップS15へ処理を移行する。一
方、すべての方向について文字認識が行なわれていれ
ば、ステップS16へ処理を移行する。
【0024】ステップS15は、ステップS12で得ら
れた特徴ベクトルを90°回転する。特徴ベクトルの回
転は、図7、図8に示されるようにベクトル内の各特徴
量の入れ換えで行なうことが出来る。そして90°回転
した特徴ベクトルを用いて、再度ステップS13におい
て文字認識を行う。
れた特徴ベクトルを90°回転する。特徴ベクトルの回
転は、図7、図8に示されるようにベクトル内の各特徴
量の入れ換えで行なうことが出来る。そして90°回転
した特徴ベクトルを用いて、再度ステップS13におい
て文字認識を行う。
【0025】ステップS16は、認識文字が文章の方向
判定に適しているかどうかを判定し、適当と判定される
とステップS17へ処理を移行し、不適当だと判定され
るとステップS11へ処理を移行し、次の文字に対して
再度上述の処理を施す。なお、ステップS16における
処理の詳細については後述する。
判定に適しているかどうかを判定し、適当と判定される
とステップS17へ処理を移行し、不適当だと判定され
るとステップS11へ処理を移行し、次の文字に対して
再度上述の処理を施す。なお、ステップS16における
処理の詳細については後述する。
【0026】ステップS17は、ステップS16におい
て適当であると判定された認識文字(以下、適当認識文
字)の数をカウントし、適当認識文字数がN(定数)よ
り小さければステップS11に処理を移行し、適当認識
文字数がN以上であればステップS18に処理を移行す
る。
て適当であると判定された認識文字(以下、適当認識文
字)の数をカウントし、適当認識文字数がN(定数)よ
り小さければステップS11に処理を移行し、適当認識
文字数がN以上であればステップS18に処理を移行す
る。
【0027】ステップS18は、特徴ベクトルを0°
(回転していない)、90°、180°、270°に回
転させた場合、式(1)で計算される演算値C(j)
(j=0°,90°,180°,270°)を求め、演
算値C(j)が最大の値をとる時の(特徴ベクトルの)角
度j(方向)をその文書の方向と判定し終了する。
(回転していない)、90°、180°、270°に回
転させた場合、式(1)で計算される演算値C(j)
(j=0°,90°,180°,270°)を求め、演
算値C(j)が最大の値をとる時の(特徴ベクトルの)角
度j(方向)をその文書の方向と判定し終了する。
【0028】 C(j)=Σ(b(i、j)−a(i、j))/a(i、j) (式1) a(i,j)はi番目の適当認識文字に対して、特徴ベ
クトルをjだけ回転させた場合の第一候補文字の類似
度、b(i,j)はi番目の適当認識文字に対して、特
徴ベクトルをjだけ回転させた場合の第二候補文字の類
似度、iは適当認識文字のインデックス、jは特徴ベク
トルの回転角度である。なお、(式1)においての総和
計算はiについて、1からMまでの総和を計算する。又
本実施形態においてはM=Nである。なお、上述の処理
が終了した際には、その旨(文章の方向をテキストで表
示する等)を表示部905に表示する。
クトルをjだけ回転させた場合の第一候補文字の類似
度、b(i,j)はi番目の適当認識文字に対して、特
徴ベクトルをjだけ回転させた場合の第二候補文字の類
似度、iは適当認識文字のインデックス、jは特徴ベク
トルの回転角度である。なお、(式1)においての総和
計算はiについて、1からMまでの総和を計算する。又
本実施形態においてはM=Nである。なお、上述の処理
が終了した際には、その旨(文章の方向をテキストで表
示する等)を表示部905に表示する。
【0029】次に、ステップS16の認識文字が文章の
方向判定に適当かどうかの判定を行う処理について説明
する。
方向判定に適当かどうかの判定を行う処理について説明
する。
【0030】「問」や「間」のような正方向の文字に対
してのみ類似文字が存在するような認識文字を含み、一
般には以下の式(2)を用いて計算し、 D(j)=(b(j)−a(j))/a(j) (式2) 特徴ベクトルをjだけ回転させた場合に、認識文字に対
する第一の候補文字の類似度a(j)が最大となる時の
角度j1と、D(j)が最大となる時の角度j2とが一
致しない場合には、この認識文字は文章の方向判定には
不適当な文字(適当認識文字ではない)であるとする。
してのみ類似文字が存在するような認識文字を含み、一
般には以下の式(2)を用いて計算し、 D(j)=(b(j)−a(j))/a(j) (式2) 特徴ベクトルをjだけ回転させた場合に、認識文字に対
する第一の候補文字の類似度a(j)が最大となる時の
角度j1と、D(j)が最大となる時の角度j2とが一
致しない場合には、この認識文字は文章の方向判定には
不適当な文字(適当認識文字ではない)であるとする。
【0031】また、各角度の第一候補文字の類似度の差
が小さい場合は、「口」や「田」等のように、回転して
も同じ形の文字や、「い」や「こ」のように回転すると
別の文字や同じ文字に形の似ている文字であるため、こ
れも文章の方向判定には不適当な文字であるとする。
が小さい場合は、「口」や「田」等のように、回転して
も同じ形の文字や、「い」や「こ」のように回転すると
別の文字や同じ文字に形の似ている文字であるため、こ
れも文章の方向判定には不適当な文字であるとする。
【0032】以上の説明により、画像処理方法、及びこ
の方法を実行する画像処理装置は、文字単位で文章の方
向判定を行うことで、特徴量の小さい文字や、正方向の
文字に対してのみ類似文字が存在するような場合にでも
文章の方向判定を行い、結果的に原稿の方向判定を行う
ことができることを示した。
の方法を実行する画像処理装置は、文字単位で文章の方
向判定を行うことで、特徴量の小さい文字や、正方向の
文字に対してのみ類似文字が存在するような場合にでも
文章の方向判定を行い、結果的に原稿の方向判定を行う
ことができることを示した。
【0033】[第2の実施形態]本実施形態では、入力
された原稿の画像データ中に文章(文字領域)がいくつか
ある場合、つまり、画像データにおいて、文字領域や、
表中の文字領域がいくつかある場合には、これらの領域
を検知して、この文字領域単位で原稿の方向判定を行う
画像処理方法を示す。なお、本実施形態で用いる画像処
理装置の構成は、図9に示した構成と同じである。又、
以下で用いる類似度の定義については第1の実施形態と
同じである。
された原稿の画像データ中に文章(文字領域)がいくつか
ある場合、つまり、画像データにおいて、文字領域や、
表中の文字領域がいくつかある場合には、これらの領域
を検知して、この文字領域単位で原稿の方向判定を行う
画像処理方法を示す。なお、本実施形態で用いる画像処
理装置の構成は、図9に示した構成と同じである。又、
以下で用いる類似度の定義については第1の実施形態と
同じである。
【0034】図10に本実施形態における画像処理方法
のフローチャートを示し、このフローチャートに従って
説明する。なお同図に示したフローチャートに従ったプ
ログラムコードはROM902に格納され、このプログ
ラムコードはCPU901によってRAM903をワー
クエリアとして用いることで実行される。
のフローチャートを示し、このフローチャートに従って
説明する。なお同図に示したフローチャートに従ったプ
ログラムコードはROM902に格納され、このプログ
ラムコードはCPU901によってRAM903をワー
クエリアとして用いることで実行される。
【0035】ステップS101は、入力部906を介し
て入力された画像データを、文字、写真、線画、表など
の領域に分ける。
て入力された画像データを、文字、写真、線画、表など
の領域に分ける。
【0036】ステップS102は、ステップS101で
得られた領域で、文字(本文、タイトル、キャプション
など)領域や表中の文字領域があればステップS103
に、なければステップS113に移る。
得られた領域で、文字(本文、タイトル、キャプション
など)領域や表中の文字領域があればステップS103
に、なければステップS113に移る。
【0037】ステップS103は、ステップS101、
S102で得られた文字領域から1文字分の矩形を抽出
する。図11に示した文字領域からの矩形の抽出の例で
は、文字領域1101に含まれる「特許事務所」の文字
列から1文字分の矩形1102をステップS103にお
いて抽出する。
S102で得られた文字領域から1文字分の矩形を抽出
する。図11に示した文字領域からの矩形の抽出の例で
は、文字領域1101に含まれる「特許事務所」の文字
列から1文字分の矩形1102をステップS103にお
いて抽出する。
【0038】ステップS104は、ステップS103で
矩形が得られたらステップS105に処理を移行し、得
られなかったらステップS110に処理を移行する。
矩形が得られたらステップS105に処理を移行し、得
られなかったらステップS110に処理を移行する。
【0039】ステップS105は、1文字の4方向分
(上下左右)の文字認識を行う。この文字認識の処理に
ついては第1の実施形態と同じである。
(上下左右)の文字認識を行う。この文字認識の処理に
ついては第1の実施形態と同じである。
【0040】ステップS106は、文字認識した文字
(以下、認識文字)が原稿の方向判定に適当な文字(適
当認識文字)であるかどうかの判定を行う。この判定の
方法は、第1の実施形態におけるステップS16と同じ
でもよいが、図6に示したテーブルを用いて、認識文字
の文字コードがそのテーブル内に見つかった場合には不
適当な文字であるとしてもよい。その際には、各種の文
字コードのテーブルをROM902に格納し、文字認識
の処理に認識文字に対する文字コードをROM902に
格納された各種の文字コードのテーブルから特定する処
理を付加する必要がある。又このほかにも、この認識文
字の第一候補文字の各方向の類似度の差が所定の数より
も小さい場合は不適当な文字であるとしてもよい。
(以下、認識文字)が原稿の方向判定に適当な文字(適
当認識文字)であるかどうかの判定を行う。この判定の
方法は、第1の実施形態におけるステップS16と同じ
でもよいが、図6に示したテーブルを用いて、認識文字
の文字コードがそのテーブル内に見つかった場合には不
適当な文字であるとしてもよい。その際には、各種の文
字コードのテーブルをROM902に格納し、文字認識
の処理に認識文字に対する文字コードをROM902に
格納された各種の文字コードのテーブルから特定する処
理を付加する必要がある。又このほかにも、この認識文
字の第一候補文字の各方向の類似度の差が所定の数より
も小さい場合は不適当な文字であるとしてもよい。
【0041】ステップS107は、ステップS106で
適当であると判定された場合に行われ、適当認識文字数
をカウントすると共に、このカウント数をMとして、式
(1)を計算する。
適当であると判定された場合に行われ、適当認識文字数
をカウントすると共に、このカウント数をMとして、式
(1)を計算する。
【0042】ステップS108は、ステップS106で
不適当であると判定された場合に行われ、不適当な文字
であると判定された文字数をカウントする。
不適当であると判定された場合に行われ、不適当な文字
であると判定された文字数をカウントする。
【0043】ステップS109は、対象としている文字
領域の処理を続けるか否かを判定する。判定の方法は、
所定の数Nを設定し、対象としている文字領域での認識
文字数がN未満の場合処理を続ける。なおこの所定の数
Nは操作部904からユーザが入力してもよいし、予め
ROM902に格納していてもよい。
領域の処理を続けるか否かを判定する。判定の方法は、
所定の数Nを設定し、対象としている文字領域での認識
文字数がN未満の場合処理を続ける。なおこの所定の数
Nは操作部904からユーザが入力してもよいし、予め
ROM902に格納していてもよい。
【0044】ステップS110は、処理した文字領域が
方向判定に適当であったか否かの判定を行う。本ステッ
プにおける判定方法は、4方向の演算値C(j)の差が
所定の数よりも小さい場合には、この領域の結果を捨て
て、次の文字領域の処理に移行する(ステップS102
へ処理を移行する)。
方向判定に適当であったか否かの判定を行う。本ステッ
プにおける判定方法は、4方向の演算値C(j)の差が
所定の数よりも小さい場合には、この領域の結果を捨て
て、次の文字領域の処理に移行する(ステップS102
へ処理を移行する)。
【0045】ステップS111は、ステップS110で
求まった演算値C(j)を、過去に加算してきた演算値
C(j)に対して各方向毎に加算する。
求まった演算値C(j)を、過去に加算してきた演算値
C(j)に対して各方向毎に加算する。
【0046】ステップS112は、認識した文字数や領
域数、全体の認識結果から処理を続行するか否かを判定
する。この判定方法は、認識文字数がK(定数)文字未
満であれば処理を続行する。このほかにも、認識した文
字領域数をカウントし、このカウントがL(定数)未満
であれば処理を続行する。なお定数KまたはLはユーザ
が操作部904を介して入力してもよいし、予めROM
902に格納していてもよい。
域数、全体の認識結果から処理を続行するか否かを判定
する。この判定方法は、認識文字数がK(定数)文字未
満であれば処理を続行する。このほかにも、認識した文
字領域数をカウントし、このカウントがL(定数)未満
であれば処理を続行する。なお定数KまたはLはユーザ
が操作部904を介して入力してもよいし、予めROM
902に格納していてもよい。
【0047】なお、本ステップ終了の時点で、これまで
処理してきたすべての文字領域の演算値C(j)が加算さ
れてきたので、その結果、処理したすべての文字領域を
代表する演算値(代表値)Ca(j)が求まる。ここで演
算値Ca(j)は処理した全ての文字領域の演算値C
(j)の総和である。
処理してきたすべての文字領域の演算値C(j)が加算さ
れてきたので、その結果、処理したすべての文字領域を
代表する演算値(代表値)Ca(j)が求まる。ここで演
算値Ca(j)は処理した全ての文字領域の演算値C
(j)の総和である。
【0048】ステップS113は、得られた代表値Ca
(j)が最大の値を示すjを原稿の方向として判定す
る。
(j)が最大の値を示すjを原稿の方向として判定す
る。
【0049】以上の説明により、画像処理方法及びこの
画像処理方法を実行する画像処理装置は、入力された原
稿の画像データにおいて、文字領域や、表中の文字領域
を検知して、この文字領域単位で原稿の方向判定を行え
ることを示した。
画像処理方法を実行する画像処理装置は、入力された原
稿の画像データにおいて、文字領域や、表中の文字領域
を検知して、この文字領域単位で原稿の方向判定を行え
ることを示した。
【0050】[第3の実施形態]第1又は2の実施形態
で示した画像処理方法はコンピュータ上においても実行
でき、本実施形態では画像処理装置として機能するコン
ピュータを示す。
で示した画像処理方法はコンピュータ上においても実行
でき、本実施形態では画像処理装置として機能するコン
ピュータを示す。
【0051】図12に本実施形態におけるコンピュータ
の構成を示すブロック図を示す。
の構成を示すブロック図を示す。
【0052】1201はCPUで、ROM1202に格
納されたプログラムコードやデータを用いてコンピュー
タ全体の制御を行う。また、RAM1203に格納され
たプログラムコードを実行すると共に、RAM1203
に格納されたデータを用いる。
納されたプログラムコードやデータを用いてコンピュー
タ全体の制御を行う。また、RAM1203に格納され
たプログラムコードを実行すると共に、RAM1203
に格納されたデータを用いる。
【0053】1202はROMで、コンピュータの起動
の際に必要となるプログラムコードやデータなどを格納
する。又、コンピュータの起動後に必要となる文字デー
タなども格納している。
の際に必要となるプログラムコードやデータなどを格納
する。又、コンピュータの起動後に必要となる文字デー
タなども格納している。
【0054】1203はRAMで、外部記憶装置120
4や、インターフェース部(以下、I/F部)1209
を介して外部のコンピュータからロードしたプログラム
コードやデータなどを格納すると共に、CPU1201
がプログラムコードを実行する際にワークエリアとして
も用いられる。
4や、インターフェース部(以下、I/F部)1209
を介して外部のコンピュータからロードしたプログラム
コードやデータなどを格納すると共に、CPU1201
がプログラムコードを実行する際にワークエリアとして
も用いられる。
【0055】1204は外部記憶装置で、CD−ROM
やフロッピー(登録商標)ディスクなどの記憶媒体から
プログラムコードやデータ等を保存することができる。
やフロッピー(登録商標)ディスクなどの記憶媒体から
プログラムコードやデータ等を保存することができる。
【0056】1205は操作部で、キーボードやマウス
などのポインティングデバイスなどにより構成されてお
り、コンピュータに対して各種のコマンドを入力するこ
とができる。
などのポインティングデバイスなどにより構成されてお
り、コンピュータに対して各種のコマンドを入力するこ
とができる。
【0057】1206は表示部で、CRTや液晶画面な
どにより構成されており、コンピュータからのシステム
メッセージや帳票/表の画面等を表示することができ
る。
どにより構成されており、コンピュータからのシステム
メッセージや帳票/表の画面等を表示することができ
る。
【0058】1207はスキャナで、コンピュータに第
1,2の実施形態で用いた画像データ等を入力すること
ができる。
1,2の実施形態で用いた画像データ等を入力すること
ができる。
【0059】1208はプリンタで、表示部1206に
表示される画面データを外部記憶装置に格納されている
プリンタドライバを用いてプリントデータとして紙にプ
リントすることができる。
表示される画面データを外部記憶装置に格納されている
プリンタドライバを用いてプリントデータとして紙にプ
リントすることができる。
【0060】1209は上述のI/F部である。
【0061】1210はNCUで、通信回線を介してネ
ットワークにアクセスして、コンピュータにプログラム
コードやデータなどをダウンロードすることができる。
また、このコンピュータから外部のコンピュータに向け
てプログラムコードやデータ、またこのプログラムコー
ドの実行結果などをNCU1210から通信回線を介し
て外部のコンピュータなどに出力することができる。
ットワークにアクセスして、コンピュータにプログラム
コードやデータなどをダウンロードすることができる。
また、このコンピュータから外部のコンピュータに向け
てプログラムコードやデータ、またこのプログラムコー
ドの実行結果などをNCU1210から通信回線を介し
て外部のコンピュータなどに出力することができる。
【0062】1211は上述の各部を繋ぐバスである。
【0063】以上の構成を備えるコンピュータは図1,
10に示したプログラムコードを実行することができ、
その結果、第1又は2の実施形態で示した画像処理装置
として機能することができる。
10に示したプログラムコードを実行することができ、
その結果、第1又は2の実施形態で示した画像処理装置
として機能することができる。
【0064】[他の実施形態]なお、上述の実施形態
は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフ
ェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシ
ステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例え
ば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよ
い。
は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフ
ェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシ
ステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例え
ば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよ
い。
【0065】また、上述の実施形態の目的は、前述した
実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システ
ムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置の
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶
媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は上述の実施形態を構成する
ことになる。また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システ
ムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置の
コンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶
媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は上述の実施形態を構成する
ことになる。また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0067】上述の実施形態を上記記憶媒体に適用する
場合、その記憶媒体には、先に説明した(図1又は10
に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが
格納されることになる。
場合、その記憶媒体には、先に説明した(図1又は10
に示す)フローチャートに対応するプログラムコードが
格納されることになる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特徴量の小さい文字や、正方向の文字に対してのみ類似
文字が存在するような場合や、また更に、画像データ中
に文章がいくつかある場合にも、原稿の方向判定を行う
ことができる効果がある。
特徴量の小さい文字や、正方向の文字に対してのみ類似
文字が存在するような場合や、また更に、画像データ中
に文章がいくつかある場合にも、原稿の方向判定を行う
ことができる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施形態における画像処理方法
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図2】原稿の方向を判定する従来の画像処理方法のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】画像データからの文字の外接矩形の抽出を説明
する図である。
する図である。
【図4】4×4の領域に分割した外接矩形を説明する図
である。
である。
【図5】特徴ベクトルを説明する図である。
【図6】テーブルの内容を説明する図である。
【図7】特徴ベクトルの回転を説明する図である。
【図8】特徴ベクトルの回転を説明する図である。
【図9】本発明の第1の実施形態における画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における画像処理方
法のフローチャートである。
法のフローチャートである。
【図11】文字領域からの矩形の抽出の例を示す図であ
る。
る。
【図12】本発明の第3の実施形態におけるコンピュー
タの構成を示すブロック図である。
タの構成を示すブロック図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 入力された画像データの方向を判定する
画像処理装置であって、 文字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認
識すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の
類似度を算出する文字認識手段と、 入力された文字の特徴ベクトルを、角度を変更する毎に
前記文字認識手段で認識させ、得られた各角度における
候補群をそれぞれ類似度と、各角度における第1候補の
類似度に基づいて注目文字が方向判定に適する文字か否
かを判定する第1の判定手段と、 該第1の判定手段によって方向判定に適する文字である
と判定された文字に基づいて前記文章の方向を判定する
第2に判定手段とを備えることを特徴とする画像処理装
置。 - 【請求項2】 前記角度の変更は、0°から90°毎に
4方向であることを特徴とする請求項1に記載の画像処
理装置。 - 【請求項3】 前記第1の判定手段は、前記文字認識手
段による前記複数の候補文字のうち、第1及び第2の候
補文字の類似度を用いて、それらの差を前記第1の候補
文字の類似度で割った式の値が最大となるときの特徴ベ
クトルの回転角と、前記第1の候補文字の類似度が最大
となるときの特徴ベクトルの回転角とが一致すれば、前
記認識文字は前記文章の方向判定に適していると判定す
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装
置。 - 【請求項4】 前記第2の判定手段は、前記方向判定に
適する文字と判定された文字に対する前記式の値を所定
の個数の当該文字に対して加算することで、前記特徴ベ
クトルの回転角に応じた演算値を算出し、当該演算値が
最大の値を示すような前記特徴ベクトルの回転角を、前
記文章の方向であると判定することを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 画像データの方向を判定する画像処理装
置であって、 文字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認
識すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の
類似度を算出する文字認識手段と、 複数の領域で構成される画像を入力し、各領域を構成す
る個々の文字について得られた特徴ベクトルを回転する
毎に、前記文字認識手段で認識させ、各回転角毎の認識
結果に基づいて当該文字を含む領域が方向判定に適する
ものか否かを判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段を他の領域に対して行わせ、それぞ
れの判定結果に基づいて前記画像データの方向を判定す
る第2の判定手段とを備えることを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項6】 前記第1の判定手段は、各方向の前記類
似度の差が、所定の数よりも小さい場合、前記各領域が
前記画像データの方向判定には適していないと判定する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 【請求項7】 前記第2の判定手段は、前記文字認識手
段による前記複数の候補文字のうち、第1及び第2の候
補文字の類似度を用いて、それらの差を前記第1の候補
文字の類似度で割った式の値を、前記第1の判定手段に
より適していると判定されたすべての領域に対して加算
することで、この加算値が最大の値を示すような前記特
徴ベクトルの回転角を、前記文章の方向であると判定す
ることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装
置。 - 【請求項8】 入力された画像データの方向を判定する
画像処理方法であって、 文字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認
識すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の
類似度を算出する文字認識工程と、 入力された文字の特徴ベクトルを、角度を変更する毎に
前記文字認識工程で認識させ、得られた各角度における
候補群をそれぞれ類似度と、各角度における第1候補の
類似度に基づいて注目文字が方向判定に適する文字か否
かを判定する第1の判定工程と、 該第1の判定工程によって方向判定に適する文字である
と判定された文字に基づいて前記文章の方向を判定する
第2に判定工程とを備えることを特徴とする画像処理方
法。 - 【請求項9】 画像データの方向を判定する画像処理方
法であって、 文字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認
識すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の
類似度を算出する文字認識工程と、 複数の領域で構成される画像を入力し、各領域を構成す
る個々の文字について得られた特徴ベクトルを回転する
毎に、前記文字認識工程で認識させ、各回転角毎の認識
結果に基づいて当該文字を含む領域が方向判定に適する
ものか否かを判定する第1の判定工程と、 前記第1の判定工程を他の領域に対して行わせ、それぞ
れの判定結果に基づいて前記画像データの方向を判定す
る第2の判定工程とを備えることを特徴とする画像処理
方法。 - 【請求項10】 入力された画像データの方向を判定す
る画像処理装置として機能するプログラムコードを格納
する記憶媒体であって、 文字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認
識すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の
類似度を算出する文字認識工程のプログラムコードと、 入力された文字の特徴ベクトルを、角度を変更する毎に
前記文字認識工程で認識させ、得られた各角度における
候補群をそれぞれ類似度と、各角度における第1候補の
類似度に基づいて注目文字が方向判定に適する文字か否
かを判定する第1の判定工程のプログラムコードと、 該第1の判定工程によって方向判定に適する文字である
と判定された文字に基づいて前記文章の方向を判定する
第2に判定工程のプログラムコードとを備えることを特
徴とする記憶媒体。 - 【請求項11】 画像データの方向を判定する画像処理
装置として機能するプログラムコードを格納する記憶媒
体であって、 文字の特徴ベクトルを用いて、当該文字に対して文字認
識すると共に、この認識結果に対する複数の候補文字の
類似度を算出する文字認識工程のプログラムコードと、 複数の領域で構成される画像を入力し、各領域を構成す
る個々の文字について得られた特徴ベクトルを回転する
毎に、前記文字認識工程で認識させ、各回転角毎の認識
結果に基づいて当該文字を含む領域が方向判定に適する
ものか否かを判定する第1の判定工程のプログラムコー
ドと、 前記第1の判定工程を他の領域に対して行わせ、それぞ
れの判定結果に基づいて前記画像データの方向を判定す
る第2の判定工程のプログラムコードとを備えることを
特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158906A JP2001338263A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000158906A JP2001338263A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001338263A true JP2001338263A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18663306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000158906A Withdrawn JP2001338263A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | 画像処理装置及び画像処理方法並びに記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001338263A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008282327A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Sharp Corp | 文字対称性判定方法及び文字対称性判定装置 |
JP2016163142A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ブラザー工業株式会社 | プログラム及び画像処理装置 |
CN106485193A (zh) * | 2015-09-02 | 2017-03-08 | 富士通株式会社 | 文档图像的方向检测装置及方法 |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000158906A patent/JP2001338263A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008282327A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Sharp Corp | 文字対称性判定方法及び文字対称性判定装置 |
JP2016163142A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | ブラザー工業株式会社 | プログラム及び画像処理装置 |
CN106485193A (zh) * | 2015-09-02 | 2017-03-08 | 富士通株式会社 | 文档图像的方向检测装置及方法 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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