JP2001336310A - ポール - Google Patents
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- JP2001336310A JP2001336310A JP2000157695A JP2000157695A JP2001336310A JP 2001336310 A JP2001336310 A JP 2001336310A JP 2000157695 A JP2000157695 A JP 2000157695A JP 2000157695 A JP2000157695 A JP 2000157695A JP 2001336310 A JP2001336310 A JP 2001336310A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B20/00—Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
- Y02B20/72—Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps in street lighting
Landscapes
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 美観性に優れているだけでなく、堅牢度にお
いても優れたポールを提供すること。 【解決手段】 金属製円筒体20と該金属製円筒体を外
被している円筒状天然石材30とを含み、該金属製円筒
体の外径に対し円筒状天然石材の内径を大きくし、金属
製円筒体に円筒状天然石材を、金属製円筒体の外周に略
一定の空間を保持して装着した。
いても優れたポールを提供すること。 【解決手段】 金属製円筒体20と該金属製円筒体を外
被している円筒状天然石材30とを含み、該金属製円筒
体の外径に対し円筒状天然石材の内径を大きくし、金属
製円筒体に円筒状天然石材を、金属製円筒体の外周に略
一定の空間を保持して装着した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、街路灯や庭園灯の
柱材、あるいは建築用の柱材等に適したポールに関す
る。
柱材、あるいは建築用の柱材等に適したポールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のポールの一例を、街路灯の場合
について説明する。これまで、街路灯の柱材としてのポ
ールは、鋼管製のものが主流である。鋼管には亜鉛メッ
キや塗装等の表面処理が施されているが、耐候性、美観
性において難点がある。また、最近では、遠心コンクリ
ート製のものが開発されている。これは、コンクリート
に自然石材粉を混入したうえで、遠心力を利用して円筒
状のポールに成形したものである。しかしながら、この
ような遠心コンクリート製のものでも、耐候性、美観性
が改善されているとは言えない。
について説明する。これまで、街路灯の柱材としてのポ
ールは、鋼管製のものが主流である。鋼管には亜鉛メッ
キや塗装等の表面処理が施されているが、耐候性、美観
性において難点がある。また、最近では、遠心コンクリ
ート製のものが開発されている。これは、コンクリート
に自然石材粉を混入したうえで、遠心力を利用して円筒
状のポールに成形したものである。しかしながら、この
ような遠心コンクリート製のものでも、耐候性、美観性
が改善されているとは言えない。
【0003】更に、美観性を向上させるために、天然石
材そのものを使用し、鋼管等による内部構造材と組合せ
て円筒状ポールを構成した例もある。即ち、天然石材を
ポールの周方向に関して分割(2〜4等分)すると共
に、長さ方向にも適寸に分割したものを用意し、これら
の分割された天然石材を、内部構造材に対して固定金具
又はモルタルあるいはこれらを併用にて組み付け、全体
として所望の長さの円筒状ポールとしたものも知られて
いる。
材そのものを使用し、鋼管等による内部構造材と組合せ
て円筒状ポールを構成した例もある。即ち、天然石材を
ポールの周方向に関して分割(2〜4等分)すると共
に、長さ方向にも適寸に分割したものを用意し、これら
の分割された天然石材を、内部構造材に対して固定金具
又はモルタルあるいはこれらを併用にて組み付け、全体
として所望の長さの円筒状ポールとしたものも知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな天然石材そのものを使用した円筒状ポールは、周方
向に分割されたものを金属製の内部構造材に組み付ける
という構造であるため、分割された天然石材の貼合せ面
が表面に現れると共に内部構造材と天然石材との熱膨張
の差等により貼合せた石材が部分的に剥離を生じやす
い。特に、剥離は、事故につながるというおそれがある
ため、街路灯のような公共物用のポールには致命傷であ
る。
うな天然石材そのものを使用した円筒状ポールは、周方
向に分割されたものを金属製の内部構造材に組み付ける
という構造であるため、分割された天然石材の貼合せ面
が表面に現れると共に内部構造材と天然石材との熱膨張
の差等により貼合せた石材が部分的に剥離を生じやす
い。特に、剥離は、事故につながるというおそれがある
ため、街路灯のような公共物用のポールには致命傷であ
る。
【0005】そこで、本発明の課題は、美観性に優れて
いるだけでなく、堅牢度においても優れたポールを提供
することにある。
いるだけでなく、堅牢度においても優れたポールを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、金属製
の柱体と、該柱体を外被する筒状天然石材とより成り、
柱体の外径に対し筒状天然石材の内径を大きくし、前記
柱体に前記筒状天然石材を、柱体の外周に略一定の空間
を保持して装着したことを特徴とするポールが提供され
る。
の柱体と、該柱体を外被する筒状天然石材とより成り、
柱体の外径に対し筒状天然石材の内径を大きくし、前記
柱体に前記筒状天然石材を、柱体の外周に略一定の空間
を保持して装着したことを特徴とするポールが提供され
る。
【0007】なお、前記柱体は円筒体である一方、前記
筒状天然石材は円筒状天然石材であり、該円筒状天然石
材は複数の天然石材円筒体をつなぎ合わせて形成され、
該天然石材円筒体のつなぎ目に対応する前記柱体の外周
位置に少なくとも3個のL形の金具が取り付けられてお
り、該L形の金具の一部が前記天然石材円筒体のつなぎ
目に介在していることを特徴とする。
筒状天然石材は円筒状天然石材であり、該円筒状天然石
材は複数の天然石材円筒体をつなぎ合わせて形成され、
該天然石材円筒体のつなぎ目に対応する前記柱体の外周
位置に少なくとも3個のL形の金具が取り付けられてお
り、該L形の金具の一部が前記天然石材円筒体のつなぎ
目に介在していることを特徴とする。
【0008】また、前記天然石材円筒体のつなぎ目に介
在している前記L形の金具の一部には穴が設けられてお
り、前記天然石材円筒体のつなぎ目においてはその下側
に位置する天然石材円筒体の上端部内から前記穴を通し
て上側に位置する天然石材円筒体の下端部内に至るピン
が設けられていることを特徴とする。
在している前記L形の金具の一部には穴が設けられてお
り、前記天然石材円筒体のつなぎ目においてはその下側
に位置する天然石材円筒体の上端部内から前記穴を通し
て上側に位置する天然石材円筒体の下端部内に至るピン
が設けられていることを特徴とする。
【0009】前記柱体の外周面と前記筒状天然石材との
間の空間の一部には弾性充填材が充填される。
間の空間の一部には弾性充填材が充填される。
【0010】特に、前記天然石材円筒体のつなぎ目から
所定距離下がった前記柱体の外周面と前記天然石材円筒
体との間の空間にリング状シール部材が介在しており、
前記つなぎ目を通して前記リング状シール部材よりも上
方の空間に弾性充填材が充填されていることを特徴とす
る。
所定距離下がった前記柱体の外周面と前記天然石材円筒
体との間の空間にリング状シール部材が介在しており、
前記つなぎ目を通して前記リング状シール部材よりも上
方の空間に弾性充填材が充填されていることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の好ましい実施の形態について説明する。図1におい
て、本形態による円筒状ポール10は、街路灯用のポー
ルとして使用される。円筒状ポール10は、金属製円筒
体20に、円筒状天然石材30を外被して構成される。
特に、円筒状天然石材30は、複数の天然石材円筒体3
1を長さ方向につなぎ合わせて構成される。後で詳しく
説明するように、円筒状天然石材30の内径は、金属製
円筒体20との間に適当な空間ができるように、金属製
円筒体20の外径に比べて大きくされる。
の好ましい実施の形態について説明する。図1におい
て、本形態による円筒状ポール10は、街路灯用のポー
ルとして使用される。円筒状ポール10は、金属製円筒
体20に、円筒状天然石材30を外被して構成される。
特に、円筒状天然石材30は、複数の天然石材円筒体3
1を長さ方向につなぎ合わせて構成される。後で詳しく
説明するように、円筒状天然石材30の内径は、金属製
円筒体20との間に適当な空間ができるように、金属製
円筒体20の外径に比べて大きくされる。
【0012】金属製円筒体20の材料としては、強度及
び耐食性のある金属が望ましい。例えばステンレスが好
ましく、鉄製鋼管の場合には、メッキ、塗装のような表
面処理を施して耐食性を持たせる。一方、円筒状天然石
材30は、御影石、大理石等のように、表面光沢のある
ものが望ましい。
び耐食性のある金属が望ましい。例えばステンレスが好
ましく、鉄製鋼管の場合には、メッキ、塗装のような表
面処理を施して耐食性を持たせる。一方、円筒状天然石
材30は、御影石、大理石等のように、表面光沢のある
ものが望ましい。
【0013】図2、図3をも参照して、円筒状ポール1
0の製造及び組み立て工程の一例について説明する。天
然石材円筒体31は、天然石材を円筒形状になるように
切削、研磨加工して作られる。特に、長さは、短いと長
さ方向のつなぎ合わせ数が増え、長いと加工が難しくな
るので、経済加工限界長を考慮して決められる。通常、
この経済加工限界長は、1100(mm)である。天然
石材円筒体31の表面は、研磨加工により光沢がでるよ
うに処理される。金属製円筒体20に下の方から順に天
然石材円筒体31を組み付ける。
0の製造及び組み立て工程の一例について説明する。天
然石材円筒体31は、天然石材を円筒形状になるように
切削、研磨加工して作られる。特に、長さは、短いと長
さ方向のつなぎ合わせ数が増え、長いと加工が難しくな
るので、経済加工限界長を考慮して決められる。通常、
この経済加工限界長は、1100(mm)である。天然
石材円筒体31の表面は、研磨加工により光沢がでるよ
うに処理される。金属製円筒体20に下の方から順に天
然石材円筒体31を組み付ける。
【0014】この組み付けに際しては、2つの天然石材
円筒体31を以下のようにしてつなぐ。2つの天然石材
円筒体31のつなぎ目に対応する金属製円筒体20の外
周位置には周方向に等角度間隔をおいて3個のL形の金
具34がボルト35により取り付けられている。そし
て、これらのL形の金具34の水平部分が2つの天然石
材円筒体31の間の数mm程度のつなぎ目に介在するよ
うにされている。従って、円筒状天然石材30はL形の
金具34を介して円筒状ポール10に円周方向に略一定
の隙間を有するように嵌合される。また、このつなぎ目
から所定距離(20〜300mm)下がった金属製円筒
体20の外周面と下側の天然石材円筒体31との間の空
間にリング状シール部材36を介在させている。このリ
ング状シール部材36は以下に述べる弾性充填材28を
充填した時、弾性充填材28が更に下方に流れ込むのを
防止する。つまり、2つの天然石材円筒体31のつなぎ
目を通してリング状シール部材36よりも上方の空間に
発泡ウレタン等の弾性充填剤28が充填される。その結
果、天然石材円筒体31は金属製円筒体20と一体化さ
れる。
円筒体31を以下のようにしてつなぐ。2つの天然石材
円筒体31のつなぎ目に対応する金属製円筒体20の外
周位置には周方向に等角度間隔をおいて3個のL形の金
具34がボルト35により取り付けられている。そし
て、これらのL形の金具34の水平部分が2つの天然石
材円筒体31の間の数mm程度のつなぎ目に介在するよ
うにされている。従って、円筒状天然石材30はL形の
金具34を介して円筒状ポール10に円周方向に略一定
の隙間を有するように嵌合される。また、このつなぎ目
から所定距離(20〜300mm)下がった金属製円筒
体20の外周面と下側の天然石材円筒体31との間の空
間にリング状シール部材36を介在させている。このリ
ング状シール部材36は以下に述べる弾性充填材28を
充填した時、弾性充填材28が更に下方に流れ込むのを
防止する。つまり、2つの天然石材円筒体31のつなぎ
目を通してリング状シール部材36よりも上方の空間に
発泡ウレタン等の弾性充填剤28が充填される。その結
果、天然石材円筒体31は金属製円筒体20と一体化さ
れる。
【0015】天然石材円筒体31のつなぎ目に介在して
いるL形の金具34の水平部分には穴34−1が設けら
れている。天然石材円筒体31のつなぎ目においてはそ
の下側に位置する天然石材円筒体31の上端部内から穴
34−1を通して上側に位置する天然石材円筒体31の
下端部内に至るピン37が設けられている。このような
ピン37の設置は、はじめに下側に位置する天然石材円
筒体31の上端部に設けた穴に、穴34−1を通してピ
ン37を装着して接着剤等により固着する。次に、上側
に位置する天然石材円筒体31の下端部に設けた穴にピ
ン37が入るようにして接着剤等により固着する。
いるL形の金具34の水平部分には穴34−1が設けら
れている。天然石材円筒体31のつなぎ目においてはそ
の下側に位置する天然石材円筒体31の上端部内から穴
34−1を通して上側に位置する天然石材円筒体31の
下端部内に至るピン37が設けられている。このような
ピン37の設置は、はじめに下側に位置する天然石材円
筒体31の上端部に設けた穴に、穴34−1を通してピ
ン37を装着して接着剤等により固着する。次に、上側
に位置する天然石材円筒体31の下端部に設けた穴にピ
ン37が入るようにして接着剤等により固着する。
【0016】なお、天然石材円筒体31に設けられるピ
ン37用の穴は、天然石材円筒体31の周方向の位置決
めを容易にするために、ピン37の径よりも大きな穴、
いわゆるダボ穴とするのが好ましい。また、L形の金具
34は、金属製円筒体20に対する周方向の取り付け位
置が微調整できるように、その垂直部分に設けられたボ
ルト35挿通用の穴34−2が長穴にされている。
ン37用の穴は、天然石材円筒体31の周方向の位置決
めを容易にするために、ピン37の径よりも大きな穴、
いわゆるダボ穴とするのが好ましい。また、L形の金具
34は、金属製円筒体20に対する周方向の取り付け位
置が微調整できるように、その垂直部分に設けられたボ
ルト35挿通用の穴34−2が長穴にされている。
【0017】弾性充填材28を充填した後、天然石材円
筒体31のつなぎ目部分には弾性シール材38が充填さ
れる。この弾性シール材38の材料は、天然石材円筒体
31と同様の色や光沢を持つものが好ましい。以上のよ
うな組み立てを、最上部の天然石材円筒体31に至るま
で行う。
筒体31のつなぎ目部分には弾性シール材38が充填さ
れる。この弾性シール材38の材料は、天然石材円筒体
31と同様の色や光沢を持つものが好ましい。以上のよ
うな組み立てを、最上部の天然石材円筒体31に至るま
で行う。
【0018】図4〜図9をも参照して、金属製円筒体2
0は、その下端部に、円筒状ポール10をアンカーボル
ト41により基礎部40に固定するための台座21を持
つ。台座21には天然石材円筒体31を受けるための石
受け座21−1が設けられている。一方、金属製円筒体
20の上端部には、照明器具50を取り付けるための台
板22が設けられている。台板22には、照明器具50
をねじにより固定するためのタップ付き穴22−1と、
台板22を金属製円筒体20に固定するための座ぐり穴
22−2が複数個設けられている。照明器具50は、照
明灯保持金具51、照明灯52、傘53等から成るが、
これは本発明を構成する部分ではないので、詳しい説明
は省略する。
0は、その下端部に、円筒状ポール10をアンカーボル
ト41により基礎部40に固定するための台座21を持
つ。台座21には天然石材円筒体31を受けるための石
受け座21−1が設けられている。一方、金属製円筒体
20の上端部には、照明器具50を取り付けるための台
板22が設けられている。台板22には、照明器具50
をねじにより固定するためのタップ付き穴22−1と、
台板22を金属製円筒体20に固定するための座ぐり穴
22−2が複数個設けられている。照明器具50は、照
明灯保持金具51、照明灯52、傘53等から成るが、
これは本発明を構成する部分ではないので、詳しい説明
は省略する。
【0019】金属製円筒体20の下部寄りには、ジョイ
ントボックス及び安定器を取り付けるのための開口20
aが設けられている。図示していないが、ジョイントボ
ックスは、台座21を通して金属製円筒体20内に導入
される電気配線と、照明灯52のための電気配線や安定
器との電気接続を行うためのもので、金属製円筒体20
内に固定された取付板24に取り付けられる。このため
に、天然石材円筒体31において、開口20aに対応す
る箇所にも開口31aが設けられる。
ントボックス及び安定器を取り付けるのための開口20
aが設けられている。図示していないが、ジョイントボ
ックスは、台座21を通して金属製円筒体20内に導入
される電気配線と、照明灯52のための電気配線や安定
器との電気接続を行うためのもので、金属製円筒体20
内に固定された取付板24に取り付けられる。このため
に、天然石材円筒体31において、開口20aに対応す
る箇所にも開口31aが設けられる。
【0020】開口31aは、美観上の観点から塞ぐ必要
がある。図7、図9において、開口31aは、天然石材
円筒体31と同じ材料の蓋石25−1を持つ蓋部材25
で塞がれる。蓋部材25は、蓋石25−1を蓋石金具2
5−2に組み合わせて構成される。蓋石金具25−2
は、開口20aよりやや大きめ、開口31aと同じ大き
さに作られ、上下方向の両端に設けられた立上げフラン
ジ部25−21で蓋石25−1を挟むことができる。蓋
石金具25−2の主面には、金属製円筒体20において
開口20aの上下に設けられた穴20bに対応する位置
に、ボルト26を挿通するための穴25−2aが設けら
れている。
がある。図7、図9において、開口31aは、天然石材
円筒体31と同じ材料の蓋石25−1を持つ蓋部材25
で塞がれる。蓋部材25は、蓋石25−1を蓋石金具2
5−2に組み合わせて構成される。蓋石金具25−2
は、開口20aよりやや大きめ、開口31aと同じ大き
さに作られ、上下方向の両端に設けられた立上げフラン
ジ部25−21で蓋石25−1を挟むことができる。蓋
石金具25−2の主面には、金属製円筒体20において
開口20aの上下に設けられた穴20bに対応する位置
に、ボルト26を挿通するための穴25−2aが設けら
れている。
【0021】蓋石25−1にも、穴25−2aに対応す
る位置にボルト26挿通用の座ぐり穴25−1aが設け
られている。ここでは、ボルト26の頭部は、美観上の
観点から座ぐり穴25−1a内に埋没させており、この
ような状態でも回転可能にするために六角穴付きボルト
を使用している。また、金属製円筒体20の内径側であ
って穴20bに対応する箇所にはあらかじめナットが固
定されている。このようにして、蓋石25−1と蓋石金
具25−2とから成る蓋部材25を2本のボルト26に
より一体に金属製円筒体20に取り付け、取り外しでき
るようにしている。取り外しは、照明器具50の点検の
際に必要である。ここで、蓋石25−1の表面側は、天
然石材円筒体31の円筒面と同じ径の面になるようにし
ている。このような蓋石25−1は、前に説明した方法
で作製した天然石材円筒体31の穴31aをくりぬきに
より形成し、その時にできる部材をそのまま利用するこ
とにより実現できる。なお、蓋石25−1の周縁部ある
いは蓋石金具25−2の周縁部には防水パッキンを取り
付けることが好ましい。
る位置にボルト26挿通用の座ぐり穴25−1aが設け
られている。ここでは、ボルト26の頭部は、美観上の
観点から座ぐり穴25−1a内に埋没させており、この
ような状態でも回転可能にするために六角穴付きボルト
を使用している。また、金属製円筒体20の内径側であ
って穴20bに対応する箇所にはあらかじめナットが固
定されている。このようにして、蓋石25−1と蓋石金
具25−2とから成る蓋部材25を2本のボルト26に
より一体に金属製円筒体20に取り付け、取り外しでき
るようにしている。取り外しは、照明器具50の点検の
際に必要である。ここで、蓋石25−1の表面側は、天
然石材円筒体31の円筒面と同じ径の面になるようにし
ている。このような蓋石25−1は、前に説明した方法
で作製した天然石材円筒体31の穴31aをくりぬきに
より形成し、その時にできる部材をそのまま利用するこ
とにより実現できる。なお、蓋石25−1の周縁部ある
いは蓋石金具25−2の周縁部には防水パッキンを取り
付けることが好ましい。
【0022】照明器具50の取り付けは、現地搬入前、
あるいは現地搬入後のいずれでも良い。現地では、あら
かじめ作られている基礎部40にアンカーボルト41で
金属製円筒体20を固定する。その際、通常、基礎部4
0から導出されている電気配線を金属製円筒体20内に
通し、開口20aにおけるジョイントボックスで照明器
具50側の電気配線との接続を行う。接続を終了した
ら、開口31aを蓋部材25で塞ぐ。
あるいは現地搬入後のいずれでも良い。現地では、あら
かじめ作られている基礎部40にアンカーボルト41で
金属製円筒体20を固定する。その際、通常、基礎部4
0から導出されている電気配線を金属製円筒体20内に
通し、開口20aにおけるジョイントボックスで照明器
具50側の電気配線との接続を行う。接続を終了した
ら、開口31aを蓋部材25で塞ぐ。
【0023】以上の説明で明らかなように、本形態によ
る円筒状ポールは、以下の点に特徴を有する。
る円筒状ポールは、以下の点に特徴を有する。
【0024】(1)ポールは機能面から、風圧荷重に対
する機械的強度を確保するために、内部構造材に十分な
機構的強度を持つ金属製円筒体20を用いている。
する機械的強度を確保するために、内部構造材に十分な
機構的強度を持つ金属製円筒体20を用いている。
【0025】(2)天然石材は円筒形に加工して円周方
向の分割を無くし、つなぎ目を無くしている。また、長
さ方向については、ポールと略同長としても良いが、経
済的には経済加工限界長にして長さ方向に複数本つなぎ
合わせても良い。
向の分割を無くし、つなぎ目を無くしている。また、長
さ方向については、ポールと略同長としても良いが、経
済的には経済加工限界長にして長さ方向に複数本つなぎ
合わせても良い。
【0026】(3)金属製円筒体20、天然石材円筒体
31のサイズについては、一例を言えば、金属製円筒体
20の場合、耐強度面での必要性から外径139.8
(mm)、厚さ5.0(mm)とする。そして、金属製
円筒体20と天然石材円筒体31との間の弾性充填材2
8の充填代を約10(mm)とし、天然石材円筒体31
は万一の割れ等の事故を考慮して厚さ25(mm)以上
とし、美観的要求である最小外径と経済性の両面から外
径210(内径160)(mm)、厚さ25(mm)と
している。
31のサイズについては、一例を言えば、金属製円筒体
20の場合、耐強度面での必要性から外径139.8
(mm)、厚さ5.0(mm)とする。そして、金属製
円筒体20と天然石材円筒体31との間の弾性充填材2
8の充填代を約10(mm)とし、天然石材円筒体31
は万一の割れ等の事故を考慮して厚さ25(mm)以上
とし、美観的要求である最小外径と経済性の両面から外
径210(内径160)(mm)、厚さ25(mm)と
している。
【0027】(4)弾性充填材28は、2つの天然石材
円筒体31のつなぎ目近くであって下側の天然石材円筒
体31の上部と金属製円筒体20との間に充填すれば十
分である。そして、天然石材円筒体31と金属製円筒体
20の熱膨脹係数の違いにより、それぞれの径に温度変
化に起因した変化が生じたとしてもこれは弾性を呈する
弾性充填材28により吸収されるので、天然石材円筒体
31が破損してしまうようなことは無い。
円筒体31のつなぎ目近くであって下側の天然石材円筒
体31の上部と金属製円筒体20との間に充填すれば十
分である。そして、天然石材円筒体31と金属製円筒体
20の熱膨脹係数の違いにより、それぞれの径に温度変
化に起因した変化が生じたとしてもこれは弾性を呈する
弾性充填材28により吸収されるので、天然石材円筒体
31が破損してしまうようなことは無い。
【0028】なお、金属製円筒体20の外周面と天然石
材円筒体31との間に介在させたリング状部材63は、
弾性充填材28の栓材としての機能だけでなく、金属製
円筒体20に対して天然石材円筒体31を芯合わせする
位置決めの機能をも持たせている。この位置決めを確実
にするためには、金属製円筒体20の外周面に、周方向
及び軸方向に間隔をおいて長手方向に沿うリブを設ける
ようにしても良い。
材円筒体31との間に介在させたリング状部材63は、
弾性充填材28の栓材としての機能だけでなく、金属製
円筒体20に対して天然石材円筒体31を芯合わせする
位置決めの機能をも持たせている。この位置決めを確実
にするためには、金属製円筒体20の外周面に、周方向
及び軸方向に間隔をおいて長手方向に沿うリブを設ける
ようにしても良い。
【0029】以上、本発明を街路灯用のポールとして適
用する場合の形態を説明したが、本発明は街路灯用のポ
ールに限らず、他の照明灯用のポール、例えば庭園灯用
のポールや、パーゴラ材、建築用の柱材としても利用す
ることができる。また、円筒状の天然石材円筒体と金属
製円筒体に代えて、角筒状のものを使用したり、金属製
円筒体に代えて、コンクリート製の柱を使用するような
ことも考えられる。
用する場合の形態を説明したが、本発明は街路灯用のポ
ールに限らず、他の照明灯用のポール、例えば庭園灯用
のポールや、パーゴラ材、建築用の柱材としても利用す
ることができる。また、円筒状の天然石材円筒体と金属
製円筒体に代えて、角筒状のものを使用したり、金属製
円筒体に代えて、コンクリート製の柱を使用するような
ことも考えられる。
【0030】
【発明の効果】本発明によるポールは、従来の金属製の
ポールの寿命に比べて、半永久的に取替えが不要であ
る。また、金属製円筒体と天然石材とを組み合わせたこ
とにより、十分な堅牢度、耐候性が得られると共に、質
感が不変であり、いつまでも美観が損なわれないという
効果がある。
ポールの寿命に比べて、半永久的に取替えが不要であ
る。また、金属製円筒体と天然石材とを組み合わせたこ
とにより、十分な堅牢度、耐候性が得られると共に、質
感が不変であり、いつまでも美観が損なわれないという
効果がある。
【図1】本発明によるポールを、街路灯用のポールとし
て適用する場合の形態を一部破断して示した図である。
て適用する場合の形態を一部破断して示した図である。
【図2】本発明によるポールの組み立て工程を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
【図3】図2のつなぎ目部分を上方から見た図である。
【図4】本発明によるポールを構成している金属製円筒
体の一例を示した図である。
体の一例を示した図である。
【図5】図1の線C−Cによる矢視図である。
【図6】図1の線A−Aによる矢視図である。
【図7】図1の線B−Bによる矢視図である。
【図8】図4に示された金属製円筒体に設けられる開口
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図9】図8に示された開口を塞ぐために設けられる蓋
部材を説明するための図である。
部材を説明するための図である。
10 円筒状ポール 20 金属製円筒体 21 台座 22 台板 24 取付板 25 蓋部材 26 ボルト 28 弾性充填材 30 円筒状天然石材 31 天然石材円筒体 34 L形の金具 35 ボルト 36 リング状シール部材 37 ピン 38 弾性シール材 40 基礎部 41 アンカーボルト 50 照明器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21S 8/08 E01F 9/01 // F21W 131:103 F21S 1/10 E
Claims (5)
- 【請求項1】 金属製の柱体と、該柱体を外被する筒状
天然石材とより成り、柱体の外径に対し筒状天然石材の
内径を大きくし、前記柱体に前記筒状天然石材を、柱体
の外周に略一定の空間を保持して装着したことを特徴と
するポール。 - 【請求項2】 前記柱体は円筒体である一方、前記筒状
天然石材は円筒状天然石材であり、該円筒状天然石材は
複数の天然石材円筒体をつなぎ合わせて形成され、該天
然石材円筒体のつなぎ目に対応する前記柱体の外周位置
に少なくとも3個のL形の金具が取り付けられており、
該L形の金具の一部が前記天然石材円筒体のつなぎ目に
介在していることを特徴とする請求項1記載のポール。 - 【請求項3】 前記天然石材円筒体のつなぎ目に介在し
ている前記L形の金具の一部には穴が設けられており、
前記天然石材円筒体のつなぎ目においてはその下側に位
置する天然石材円筒体の上端部内から前記穴を通して上
側に位置する天然石材円筒体の下端部内に至るピンが設
けられていることを特徴とする請求項2記載のポール。 - 【請求項4】 前記柱体の外周面と前記筒状天然石材と
の間の空間の一部に弾性充填材を充填したことを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載のポール。 - 【請求項5】 前記天然石材円筒体のつなぎ目から所定
距離下がった前記柱体の外周面と前記天然石材円筒体と
の間の空間にリング状シール部材が介在しており、前記
つなぎ目を通して前記リング状シール部材よりも上方の
空間に弾性充填材が充填されていることを特徴とする請
求項2又は3記載のポール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000157695A JP2001336310A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | ポール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000157695A JP2001336310A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | ポール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001336310A true JP2001336310A (ja) | 2001-12-07 |
Family
ID=18662282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000157695A Withdrawn JP2001336310A (ja) | 2000-05-29 | 2000-05-29 | ポール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001336310A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011133645A2 (en) * | 2010-04-20 | 2011-10-27 | Conett, Inc. | Composite pole and method for making the same |
-
2000
- 2000-05-29 JP JP2000157695A patent/JP2001336310A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011133645A2 (en) * | 2010-04-20 | 2011-10-27 | Conett, Inc. | Composite pole and method for making the same |
WO2011133645A3 (en) * | 2010-04-20 | 2012-02-23 | Conett, Inc. | Composite pole and method for making the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070807 |