JP2001334174A - 立型デカンタ式遠心分離機 - Google Patents

立型デカンタ式遠心分離機

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JP2001334174A
JP2001334174A JP2000154665A JP2000154665A JP2001334174A JP 2001334174 A JP2001334174 A JP 2001334174A JP 2000154665 A JP2000154665 A JP 2000154665A JP 2000154665 A JP2000154665 A JP 2000154665A JP 2001334174 A JP2001334174 A JP 2001334174A
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Japan
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bowl
slurry
rotating bowl
differential
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JP2000154665A
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Yoshihiro Abe
芳弘 阿部
Sadanori Ito
定則 伊藤
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NIIGATA UOSHINTON KK
Niigata Engineering Co Ltd
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NIIGATA UOSHINTON KK
Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子径が比較的小さく沈降性の悪い固形分を
含むスラリーでも好適に固形分が回収でき、且つ、設備
の後処理コストが低減できる立型デカンタ式遠心分離機
を提供することを目的とする。 【解決手段】 固形分排出口を有する截頭円錐部と、截
頭円錐部の上部大径端側に連なり、上部端板に堰板を設
けた分離液排出口を有する円筒部とからなる回転ボウル
と、回転ボウル内に同軸的に設けられ、若干の差速をも
って回転するスクリュウコンベアと、上部端板の挿管孔
から軸心部に挿入され、原液スラリーを円等部に供給す
る原液スラリー供給管と、原液スラリー供給管の下端部
に連接し、回転ボウル内半径方向に設けられる分流リブ
板とから主要部が構成される立型デカンタ式遠心分離機
において、前記差速装置の速比を三段で減速するように
構成した立型デカンタ式遠心分離機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立型デカンタ式遠
心分離機に関し、さらに詳しくは、粒子径の小さい固形
分の回収率を向上させることができる差速装置を有する
立型デカンタ式遠心分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】立型デカンタ式遠心分離機は、化学工場
での樹脂の脱水、触媒・酸化防止剤の回収、カオリンや
酸化チタンの分級等遠心力場での固液分離が必要となる
場所で多く使用されている。
【0003】従来の立型デカンタ式遠心分離機100
は、図3に示すように、截頭円錐部101Aと前記截頭
円錐部101Aの大径端側に連なる円筒部101Bとか
ら構成される回転ボウル101と、前記回転ボウル10
1内に同軸的に設けられ、若干の差速をもって回転する
スクリュウコンベア102と、前記回転ボウル101の
円筒部101Bの上部端板103の中心部に突出する挿
管孔104から挿入され、原液スラリーを回転ボウル1
01内の所定位置に供給する原液スラリー供給管105
と、前記原液スラリー供給管105の下部に連接して設
けられ、回転ボウル101内に供給されたスラリーを回
転ボウル101の内壁に均一に分配する分流リブ板10
6と、前記回転ボウル101を高速回転させる主電動機
107と、前記主電動機107の回転数と若干の差速を
持たせてスクリュウコンベア102を回転ボウル101
と同方向に回転させるための差速電動機109および差
速装置108とから主要部が構成される。
【0004】次に、これらから構成される立型デカンタ
式遠心分離機100の作用について説明する。高速で回
転する回転ボウル101内に、原液スラリー供給管10
5を通り分流リブ板106で分配された原液スラリー
が、図3に示すように、回転ボウル101の円筒部10
1Bに供給されると、スラリー中の固形分は遠心力を受
けて回転ボウル101の内壁側に沈降する。沈降した固
形分は、スクリュウコンベア102により截頭円錐部1
01A側に掻き揚げられ脱液された後、截頭円錐部10
1Aの小径端側に設けられた固形分排出口112から排
出され、固形分排出シュート110を通って固形物とし
て外部に排出される。一方、前記回転ボウル101の円
筒部101Bで分離された清澄液は、回転ボウル101
の円筒部101Bの上部端板103に設けた分離液溢流
口103Aを通り、堰板103Bを溢流した後、分離液
排出口111から清澄した分離液として外部に排出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
立型デカンタ式遠心分離機100では、差速装置108
が二段式であるため減速比が大きくとれず(最大でも1
00)、スクリュウコンベア102の差速(通常は5m
in-1から50min-1で運転される)を小さくできな
いので、 (1)粒子径が比較的小さく(例えば5〜40マイクロ
メートル)、沈降性の悪い固形分を分離・回収しようす
ると、分離液側に漏れてしまうので後段の排水処理の負
荷が大きくなるという問題があった。 (2)また、スラリー中の固形分のうち沈降性の良い、
大きい粒子のみ脱液されて排出されてしまうので、乾燥
製品の粒径分布を調製するために粉砕処理等の後処理コ
ストが高くなるという問題があった。 (3)また、速比を二段で減速する差速装置108で
は、減速比を大きく取ろうとすると、差速装置108の
遊星歯車の径をある限界以下にはできないため、差速装
置108のコンパクト化が難しかった。
【0006】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであって、粒子径が比較的小さく沈降性の悪い
固形分を含むスラリーでも好適に固形分が回収でき、且
つ、設備の後処理コストが低減できる立型デカンタ式遠
心分離機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1に記載された発明は、下部小径端側に固形分
排出口を有する截頭円錐部と、前記截頭円錐部の上部大
径端側に連なり、上部端板に堰板を設けた分離液溢流口
を有する円筒部とからなる回転ボウルと、前記回転ボウ
ル内に同軸的に設けられ、差速装置を介して前記回転ボ
ウルと若干の差速をもって回転するスクリュウコンベア
と、前記回転ボウルの円筒部の前記上部端板から突出す
る挿管孔から軸心部に挿入され、前記円筒部に原液スラ
リーを供給する原液スラリー供給管と、前記原液スラリ
ー供給管の下端部に連接し、回転ボウル内の半径方向に
設けて前記原液スラリーを分配する分流リブ板とから主
要部が構成される立型デカンタ式遠心分離機において、
前記差速装置の速比を三段で減速するように構成したも
のである。
【0008】このように差速装置の速比を三段で減速す
ることにより、回転ボウルとスクリュウコンベアの差速
を非常に小さくすることができるので、スクリュウコン
ベアによる粒子の巻き上げ効果を小さく抑えることがで
き、原液スラリー中の小さい粒径の固形分粒子の回収率
も向上する。その結果、後段の排水処理のSS負荷が低
減され、乾燥製品の粒径分布を調製する必要もなくな
る。また、速比を三段で減速することにより、内歯車に
噛合する遊星歯車の径を小さくすることができるので、
差速装置の全体の外形を小さくコンパクトにできるので
立型スクリュウ式遠心分離機全体の軽量化が図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る立型デカンタ式遠心
分離機の一実施の形態について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係る立型デカンタ式遠心分離機の
一実施の形態を示す縦断面図、図2(a)は、本発明に
係る遊星歯車差速装置の縦断面図、図2(b)は、本発
明に係る遊星歯車差速装置の微差速機構を説明するため
の模式図である。
【0010】最初に、図1を参照して本発明に係る立型
デカンタ式遠心分離機の一実施の形態について説明す
る。本発明に係る立型デカンタ式遠心分離機は、下部小
径端側に固形分排出口13を有する截頭円錐部1Aと、
前記截頭円錐部1Aの上部大径端側に連なり、上部端板
3に堰板3Bを設けた分離液溢流口3Aを有する円筒部
1Bとから構成される回転ボウル1と、前記回転ボウル
1内に同軸的に設けられ、差速装置8を介して前記回転
ボウル1と若干の差速をもって回転するスクリュウコン
ベア2と、前記回転ボウル1の円筒部1Bの前記上部端
板3の中心部に突出する挿管孔4から挿入され、原液ス
ラリーを回転ボウル1内の所定位置に供給できる原液ス
ラリー供給管5と、前記原液スラリー供給管5の下端部
に連接して設けられ、回転ボウル1内に供給されたスラ
リーを回転ボウル1の内壁に分配する分流リブ板6と、
前記回転ボウル1と並行に架台12上部の梁14Aに固
設され、前記回転ボウル1をプーリ7A,7Cとベルト
7Bを介して高速回転させる主電動機7と、前記回転ボ
ウル1の下部に設けられ、前記回転ボウル1の回転速度
と若干の差速を持たせてスクリュウコンベア2を回転さ
せる差速装置8と、前記差速装置8の下部に設けられ、
前記差速装置8を介して前記スクリュウコンベア2を駆
動させる差速電動機9と、これらをその上方に配設・固
定する架台12と、から主要部が構成される。
【0011】回転ボウル1は、截頭円錐部1Aと、前記
截頭円錐部1Aの大径端側と連接する円筒部1Bとを一
体化した形状をしている。截頭円錐部1A下部小径端側
には固形分排出口13が設けられ、固形分排出口13の
水平方向に固形分排出シュート10が設けられている。
スクリュウコンベア2により截頭円錐部1A側に搬送さ
れた固形分は、固形分排出口13から固形分排出シュー
ト10を通って外部に固形物として排出される。
【0012】スクリュウコンベア2は、スクリュウ軸2
Bと、前記スクリュウ軸2Bの表面を螺旋状に囲繞する
スクリュウ羽根2Aとから形成される。スクリュウコン
ベア2の駆動は、差速電動機9を駆動源として差速装置
8を介して行われ、回転ボウル1の回転速度と差速電動
機9の回転速度の差に比例する差速(最小で0.5〜3
min-1)でスクリュウコンベア2が回転できるように
なっている。
【0013】原液スラリー供給管5は、フランジ付きの
配管であり、円管でも角管でも良い。原液スラリー供給
管5のフランジは上部ケーシング14上に設けられる。
スラリーの供給方法は、ポンプで回転ボウル1内に供給
するのが望ましいが、原液スラリーをヘッドタンクから
重力により回転ボウル1内に供給しても良い。
【0014】分流リブ板6は、回転ボウル1内の半径方
向に放射状に配置された原液スラリー分配治具である。
原液スラリーの流れを縦に分割し、原液スラリーを回転
ボウル1の内壁に移送する。分流リブ板6の1枚の形状
は、平面(半径方向断面)から見ると回転ボウル1の中
心から内壁に向かって幅が略一定の配管部材であり、軸
方向に沿った正面断面図で見ると回転ボウル1の中心側
から内壁側に向かって台形(末広がりの形)をしてお
り、原液スラリー供給管5からの原液スラリーの流れを
軸方向に縦分割するための中空配管である。即ち、上底
(中心側)と下底(内壁側)は開口しており斜辺は閉口
している部材である。分流リブ板6は、中空のスクリュ
ウコンベア2に挿入される原液スラリー供給管5の下端
部に連接して設けられ、スクリュウコンベア軸2Bの半
径方向の軸方向に放射状に穿設された図示しない細溝に
挿入して固定される。原液スラリー供給管5と隣接する
分流リブ板6,6との間は連通している配管である。分
流リブ板6の開口している下底側(回転ボウル1の内壁
側)はスクリュウ軸2Bの外壁まで延びて位置してい
る。このように分流リブ板6を設けることにより、原液
スラリーの流れを軸方向から半径方向に変えて回転ボウ
ル1の内壁に確実に原液スラリーを供給することができ
るので、回転ボウル1中で原液スラリー中の固形分を分
離するのに必要な滞留時間を確保できる。
【0015】主電動機7は、全閉外扇屋外型の三相誘導
電動機又は三相の同期電動機が使用される。極数は2〜
6の電動機が使用される。主電動機7は、フランジ付き
倒立型(出力軸上向き)の電動機が使用される。主電動
機7は、架台12の柱12Aから張り出した梁14Aに
ボルト・ナットで固定して取りつけられる。主電動機7
の駆動軸にはプーリ7Aが取りつけられベルト7Bを介
して回転ボウル1側のプーリ7Cと連結しており主電動
機7の出力をベルト7Bを介して回転ボウル1に伝え
る。
【0016】差速装置8は、三段で減速を行う遊星歯車
減速機である。構成・作用については後述する。差速装
置3の高速軸と低速軸は同一芯上にあって、しかも同方
向に回転するのでレイアウトや設置の場所に便利であ
る。遊星歯車機構は、平行軸歯車に比較して小形軽量
で、取り扱いが便利であるという特徴がある。
【0017】差速電動機9は、全閉外扇屋外型の三相誘
導電動機又は三相同期電動機が使用される。極数は2〜
6の電動機が使用される。差速電動機9は、フランジ付
き倒立型(出力軸上向き)の電動機が使用され。差速電
動機9は、差速装置8の下部に設けられる。差速装置8
を運転していない時には主電動機7と同期するようにな
っており主電動機7と同じ回転速度で回転するようにな
っている。差速電動機9の回転数は、スクリュウコンベ
ア2の差速の設定値を決めれば主電動機7の回転数に対
して差速電動機9の回転速度が決定できる(但し、差速
装置8の減速比を一定とする)。
【0018】架台12は、前記主要構成機器・配管類を
その上方に配設・固定するための台であり、平面形状が
三角形をしているが四角形でも良い。架台12は、上部
には、柱12Aおよび主電動機7を固設するための梁1
4Aが設けられている。下部には、立型デカンタ式遠心
分離機本体の振動を工場の床(基礎)に伝えないように
するため複数の振動防止機12B(例えば防振ゴム内蔵
振動防止機)が設けられている。
【0019】次に、前記構成からなる立型デカンタ式遠
心分離機の作用について説明する。高速(例えば300
0〜5000min-1)で回転する回転ボウル1内に、
原液スラリー供給管5と分流リブ板6を介して、原液ス
ラリーが所定の位置に供給される。分流リブ板6から回
転ボウル1の円筒部1Bに供給されたスラリー中の固形
分は、遠心力を受けて円筒部1Bの内壁側に沈降する。
沈降した固形分は、スクリュウコンベア2のスクリュウ
羽根2Aにより截頭円錐部1A側に掻き揚げられ固形分
排出口13に搬送されるまでの間に脱液される、脱液さ
れた固形分は、回転ボウル1の截頭円錐部1Aの小径端
側に設けられた固形分排出シュート10から固形物とし
て外部に排出される。一方、前記回転ボウル1内で分離
された分離液は、円筒部1Bの上部端板3に設けた分離
液溢流口3Aを通り、堰板3Bを溢流して分離液排出口
11から分離液として外部に排出される。
【0020】次に、本発明に係る差速装置の構成・作用
について、図2を参照して説明する。本発明に係る差速
装置8は、図2(a)に示すように三段の遊星歯車伝達
装置である。本発明に係る差速装置8の動力の伝達方法
について図2(a)および図2(b)を参照して説明す
る。主電動機5より差速装置8に伝達された動力は、差
速装置8本体の内歯車RGを回転させ、内部の遊星歯車
PG1,PG2,PG3を介して出力軸(スクリュウコ
ンベア軸)に伝達される。一方、差速装置8の減速比の
値から、スクリュウコンベア2を所定の差速で回転させ
るように差速電動機9からの入力軸の回転数を制御し、
太陽歯車SG1,SG2,SG3を介して前記遊星歯車
PG1,PG2,PG3に伝達された差速電動機9の動
力は、遊星歯車PG1,PG2,PG3により調速され
出力軸に遅れを与える。第一段目で減速された動力は第
二段目の太陽歯車SG2に伝達される。前記と同様にし
て、さらに第二段目で減速された動力は、第三段目の太
陽歯車SG3を経由して出力軸(スクリュウコンベア
軸)に伝達される。このように減速すると、差速の発生
に伴う固形分の抵抗によりスクリュウコンベア2を連れ
廻そうとする力である回生力が出力軸中心に対しトルク
として加わる。従って、低速で高トルクの動力がスクリ
ュウコンベア軸2Bに伝達できる。
【0021】
【実施例】本発明の差速装置8は、例えば出力トルク:
235kg・mで設計されている。このように構成され
る差速電動機9の回転数は以下の計算式から求められ
る。 差速電動機9の回転数=主電動機7の回転数―(速比×差速)----------(1) また、差速は(1)式から以下のように求められる。 差速=(主電動機7の回転数―差速電動機9の回転数)÷速比----------(2) (2)式を使用してRc:速比、Za:内歯車の歯数、
Zs:太陽歯車の歯数、Zp:遊星歯車の歯数、遊星歯
車の段数を三段としたときの差速の計算例を示す。最初
に速比を求める。今、Za=105,Zs=21,Zp
=42とすれば、速比Rc=(Za/Zs+1)3=63
216となる。例えば、主電動機の回転数=3500m
in-1、差速電動機の回転数=2852min-1とする
と、(2)式から差速=(3500−2852)/21
6=3min-1となる。
【0022】このように、スクリュウコンベア2の差速
を三段で減速する差速装置で調整することにより、初め
て低差速(例えば、0.5〜3min-1)の設定が可能
となる。スクリュウコンベア2の差速を低く抑えること
ができる結果、原液スラリー中の比較的粒子径の小さい
沈降性の悪い固形分をスクリュウコンベア2のスクリュ
ウ羽根2Aが巻き上げて分離液側に大量に排出すること
がなくなる。その結果、後段の水処理装置のSS負荷が
低減される。遊星歯車の径を小さくできるので二段の差
速装置と比較して小型化が図れる。その結果、立型スク
リュウ式遠心分離機全体の軽量化が図れる。
【0023】
【発明の効果】(1)本発明のうちの請求項1の発明に
よれば、差速装置の速比を三段で減速することにより、
回転ボウルとスクリュウコンベアの差速を非常に小さく
することができるので、スクリュウコンベアによる粒子
の巻き上げ効果を小さく抑えることができ、原液スラリ
ー中の小さい粒径の固形分粒子の回収率も向上する。そ
の結果、後段の排水処理のSS負荷が低減され、乾燥製
品の粒径分布を調整する必要もなくなる。 (2)また、速比を三段で減速することにより、内歯車
に噛合する遊星歯車の径を小さくすることができるの
で、差速装置の全体の外形を小さくコンパクトにできる
ので立型スクリュウ式遠心分離機全体の軽量化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立型デカンタ式遠心分離機の一実
施の形態を示す縦断面図である。
【図2】(a)本発明に係る遊星歯車差速装置の縦断面
図である。 (b)本発明に係る遊星歯車差速装置の微差速機構を説
明するための模式図である。
【図3】従来の立型デカンタ式遠心分離機の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 回転ボウル 1A 截頭円錐部 1B 大径円筒部 2 スクリュウコンベア 2A スクリュウ羽根 2B スクリュウ軸 3 上部端板 3A 分離液溢流口 3B 堰板 4 挿管孔 5 原液スラリー供給管 6 分流リブ板 7 主電動機 8 差速装置 9 差速電動機 10 固形分排出シュート 11 分離液排出口 12 架台 12A 柱 13 固形分排出口 14 上部ケーシング 14A 梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 定則 新潟県加茂市大字下条戊405番地 新潟コ ンバーター株式会社加茂工場内 Fターム(参考) 4D057 AA07 AB01 AC01 AC06 AD01 AE02 AF05 BA11 BB14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部小径端側に固形分排出口を有する截
    頭円錐部と、前記截頭円錐部の上部大径端側に連なり、
    上部端板に堰板を設けた分離液溢流口を有する円筒部と
    からなる回転ボウルと、 前記回転ボウル内に同軸的に設けられ、差速装置を介し
    て前記回転ボウルと若干の差速をもって回転するスクリ
    ュウコンベアと、 前記回転ボウルの円筒部の前記上部端板から突出する挿
    管孔から軸心部に挿入され、前記円筒部に原液スラリー
    を供給する原液スラリー供給管と、 前記原液スラリー供給管の下端部に連接し、回転ボウル
    内の半径方向に設けて前記原液スラリーを分配する分流
    リブ板とから主要部が構成される立型デカンタ式遠心分
    離機において、 前記差速装置の速比を三段で減速するように構成したこ
    とを特徴とする立型デカンタ式遠心分離機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6589154B2 (en) * 2001-05-30 2003-07-08 Alfa Laval Inc. Decanter centrifuge with a gear box mounted on the bowl

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6589154B2 (en) * 2001-05-30 2003-07-08 Alfa Laval Inc. Decanter centrifuge with a gear box mounted on the bowl

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