JP2001332756A - 太陽電池モジュール及びその施工方法及び梱包方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその施工方法及び梱包方法

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JP2001332756A
JP2001332756A JP2000154222A JP2000154222A JP2001332756A JP 2001332756 A JP2001332756 A JP 2001332756A JP 2000154222 A JP2000154222 A JP 2000154222A JP 2000154222 A JP2000154222 A JP 2000154222A JP 2001332756 A JP2001332756 A JP 2001332756A
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cell module
packing
terminal box
narrow
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JP2000154222A
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Seiki Itoyama
誠紀 糸山
Toshihiko Mimura
敏彦 三村
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Canon Inc
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置後の外観が良く、雨仕舞いが向上してお
り、さらには複数枚を重ね合わせることで梱包時の荷姿
をコンパクトにして、梱包材の廃材の削減を図ったこと
を特徴とする太陽電池モジュールを提供する。 【解決手段】 少なくとも光起電力素子を有する太陽電
池モジュールであって、前記太陽電池モジュールは両側
に受光面側に突出した壁上部を有しており、前記太陽電
池モジュールの一方の端部の前記壁上部間距離をA、他
方の端部の前記壁上部間距一離をBとした場合に、B>
Aとなるように前記壁上部が形成されたことをを特徴と
する太陽電池モジュール、および’前記太陽電池モジュ
ールの軒先側太陽電池モジュールの幅広側端部と棟側太
陽電池モジュールの幅狭側端部重ね合わせて配置し固定
することを特徴とする太陽電池モジュールの施工方法、
および前記太陽電池モジュールの端子箱が干渉しないよ
うに太陽電池モジュールをずらして重ね合わせて梱包す
ることを特徴とする太陽電池モジュールの梱包方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュール
に関しており、その中でも特に設置後の外観が良く、雨
仕舞いが向上しており、さらには複数枚を重ね合わせる
ことで梱包時の荷姿をコンパクトにして、梱包材の廃材
の削減を図ったことを特徴としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より環境問題に対する意識の高まり
が、世界的に広がりを見せている。中でも、CO2排出
に伴う地球の温暖化現象に対する危倶感は深刻で、クリ
ーンなエネルギーへの希求はますます強まってきてい
る。太陽電池は現在のところ、その安全性と扱いやすさ
から、クリーンなエネルギー源として期待のもてるもの
だということができる。
【0003】近年では、太陽電池モジュールの形態とし
て様々なタイプが提案されてきている。従来の架台設置
方式の他に、既設屋根上に架台を配置して設置する方式
や、壁上設置、あるいは建材そのものに太陽電池を組み
入れた、いわゆる建材一体型太陽電池に関する技術開発
等が行われている。その中でも屋根材と一体になった太
陽電池モジュールは設置架台を別途必要としないために
コストダウンが図れ、また設置場所は別途不要であり、
さらには屋根材と一体になっているため外観が良い等の
理由から、現在最も盛んに開発活動が行われている。
【0004】図18は従来の屋根材一体型太陽電池モジ
ュールの概略図である。図において1801は太陽電池
モジュール本体、1802は端子箱、1803はケーブ
ル線、1804はコネクター部である。図のような瓦棒
型の屋根材と一体になった太陽電池モジュールは非受光
面側の両端に端子箱を有しており、太陽電池モジュール
間の電気接続は屋根材と野地板との間の空間でコネクタ
ー1804により接続している。
【0005】図19は、上述の従来の太陽電池モジュー
ルを屋根上に配置するところを説明するための概略図で
ある。図において1901は軒先側太陽電池モジュー
ル、1902は棟側太陽電池モジュール、1903は野
地板、1904はさん木、1905はケーブル線、19
06はコネクターである。
【0006】図19のように両側を垂上曲げした瓦棒型
太陽電池モジュールは、縦方向の継ぎ合せ部では雨仕舞
い構造とするために、太陽電池モジュールを重ねあわせ
て配置する必要がある。
【0007】図19のように軒先側と棟側の太陽電池モ
ジュール同士を予めコネクター1906で結線しておい
てから、軒先側の太陽電池モジュール1901の上に重
ねるようにして棟側の太陽電池モジュール1902を重
ねて葺く必要があった。そして隣り合う太陽電池モジュ
ールも配置して、隣り合う大陽電池モジュールの垂上部
に被さるようにしてカバー部材(不図示、図20、20
04参照)を配置する。このようにして屋根面を形成
し、棟側の太陽電池モジュール面で受けた雨水は軒先側
の太陽電池モジュール面上に流すようにして雨仕舞いを
行なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の瓦棒型太陽電池モジュールでは、縦方向の継ぎ合
せ部(重なり合せ部)では上下太陽電池モジュールの間
に隙間ができてしまっていた。
【0009】図20は従来の太陽電池モジュールを屋根
面に配置したときの太陽電池の継ぎ合わせ部(重ね合わ
せ部)の断面図である。図において2001は太陽電池
モジュール、2002はさん木、2003は野地板、2
004はカバー部材である。このように従来の太陽電池
モジュールでは垂上部間の距離が等しくなるようにして
形成されているため、上下太陽電池モジュール間に隙間
ができてしまう。この隙間にシール材を介在させて双方
に接着することで雨漏りを防止しているが、長期間の屋
外設置で屋根材の熱収縮やシール材の接着力低下、ある
いは強風による振動などによりシール材と屋根材との接
着力が低下する場合があった。その場合、棟側太陽電池
モジュールの浮き上がりが発生し外観が悪くなったり、
あるいは最悪の場合、接着力低下により隙間が発生し、
雨水が浸入して雨漏りに至る場合があった。
【0010】一方、図21は従来の瓦棒型太陽電池モジ
ュールを梱包する時の重ね合わせ構成を説明するための
概略断面図である。図21は太陽電池モジュールをその
まま段重ねしたところを表す概略図である。図において
2101は太陽電池モジュール本体、2102は端子
箱、2103はスペーサーである。
【0011】図のように、段重ねごとにスペーサー21
03を配置して外梱包材(不図示)に収納して梱包して
いる。しかしながらスペーサーが多いので梱包作業が煩
雑になるだけでなく、各スペーサーは太陽電池モジュー
ルの垂上部の厚さ、あるいは端子箱2102の厚さ以上
のものでなければならないため、容積が大きく多数使用
しているため、施工後のスペーサーの廃却が問題となっ
ていた。さらには図21のように段重ねすると太陽電池
モジュールの梱包の荷姿が大きくなってしまうために輸
送時に大きなスペースを必要とし、非効率的であること
が懸念されていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意研究開発を重ねた結果、次のような太
陽電池モジュールが最良であることを見いだした。
【0013】すなわち本発明の第1は、少なくとも光起
電力素子を有する太陽電池モジュールであって、前記太
陽電池モジュールは両側に受光面側に突出した垂上部を
有しており、前記太陽電池モジュールの一方の端部の前
記垂上部間の距離をA、他方の端部の前記垂上部間の距
離をBとした場合に、A<Bとなるように幅狭端部と幅
広端部が形成されていることを特徴とする太陽電池モジ
ュールである。
【0014】また、前記幅広端部側の前記垂上部外側に
端子箱が設けられていることが好ましい。
【0015】また、前記幅狭端部側の前記垂上部内側に
端子箱が設けられていることが好ましい。
【0016】また、前記幅広端部側の非受光面側に端子
箱が設けられていることが好ましい。
【0017】また、前記端子箱は、幅狭端部側の受光面
側に端子箱が設けられていることが好ましい。
【0018】また、前記端子箱は、一方の前記垂上部の
みに配置されていることが好ましい。
【0019】また本発明の第2は、少なくとも光起電力
素子を有する太陽電池モジュールであって、前記太陽電
池モジュールは両側に非受光面側に突出した垂下部を有
しており、前記太陽電池モジュールの一方の端部の前記
垂下部間の距離をA、他方の端部の前記垂下部間の距離
をBとした場合に、A<Bとなるように幅狭端部と幅広
端部が形成されていることを特徴とする太陽電池モジュ
ールである。
【0020】また本発明者は鋭意研究開発を重ねた結
果、次のような太陽電池モジュールの施工方法が最良で
あることを見いだした。
【0021】すなわち本発明の第3は、前述の本発明の
第1の太陽電池モジュールの施工方法において、前記太
陽電池モジュールの幅狭側端部を軒先側、幅広側端部を
棟側に配置して固定し、その上から別の太陽電池モジュ
ールの幅狭側端部を軒先側、幅広側端部を棟側に配置し
て、棟側の太陽電池モジュールを軒先側の太陽電池モジ
ュールに一部を重ね合わせて配置し固定することを特徴
とするものである。
【0022】また本発明の第4は、前述の本発明の第2
の太陽電池モジュールの施工方法において、前記太陽電
池モジュールの幅広側端部を軒先側、幅狭側端部を棟側
に配置して固定し、その上から別の太陽電池モジュール
の幅広側端部を軒先側、幅狭側端部を棟側に配置して、
棟側の太陽電池モジュールを軒先側の太陽電池モジュー
ルに一部を重ね合わせて配置し固定することを特徴とす
るものである。
【0023】また本発明者は鋭意研究開発を重ねた結
果、次のような太陽電池モジュールの梱包方法が最良で
あることを見いだした。
【0024】すなわち本発明の第5は、前述の本発明の
第1又は第2の太陽電池モジュールを、前記幅狭側端部
および前記幅広側端部が合うように複数枚重ね合わせて
梱包する太陽電池モジュールの梱包方法において、前記
端子箱が干渉しないように太陽電池モジュールをずらし
て重ね合わせて梱包することを特徴とするものである。
【0025】本発明によれば、 ・施工時に縦方向の太陽電池モジュールの重ね合せが行
い易いため施工性が向上する。 ・屋根の縦方向連結部の段差が小さくなり外観が良くな
る。 ・太陽電池モジュールの縦方向の重ね合せ部の隙間がほ
とんどなくなるため雨仕舞いが向上する。 ・重ね合わせ梱包ができるため梱包材を削減できる。 ・梱包材費を低減できる。 ・梱包材が少なくなるため梱包作業が簡単になる。 ・従来と比較して同一枚数の梱包の荷姿が小さくなるた
め、運送時の省スペース化が図れる。 ・従来と比較して梱包材の廃材が少なくなるため、廃材
処理が簡単になる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の太陽電池モジュー
ルを説明するための概略図であり、図1(a)は太陽電
池モジュールの形状を説明するための概略図、図1
(b)は太陽電池モジュールを施工する時に縦方向連結
部の重ね合わせ部の断面図を表している。
【0027】図1(a)のように太陽電池モジュールの
両側の垂上部は、その垂上部間の距離AおよびBが、A
<Bの関係を有するように形成することで太陽電池モジ
ュールがテーパー形状(以下、本発明のように幅広およ
び幅狭端部を有する形状をテーパー形状と呼ぶことにす
る)になるようにしている。即ち、幅広端部側(B)、
幅狭端部側(A)を形成している。こうすることによ
り、図1(b)のように上下の太陽電池モジュール間に
ほとんど隙間が生じることなく重ね合わせることができ
る。また、A<Bの関係を有しているので重ね合わせの
作業が行い易い。さらには、隙間がほとんどなくなるの
で縦方向連結部での段差が小さくなり、外観が良くな
る。
【0028】図2は本発明の太陽電池モジュールを梱包
する時に端子箱が干渉しないように複数の太陽電池モジ
ュールをずらして重ね合わせたところを表す概略図であ
る。図において201は太陽電池モジュール本体、20
2は端子箱、203はケーブル線、204はコネクター
である。
【0029】上述のように太陽電池モジュールがテーパ
ー形状を有しているので図2のように重ね合わせること
ができる。図2の例では端子箱は太陽電池モジュールの
幅広側垂上部外側に設けられているが、端子箱が干渉し
ないように太陽電池モジュールをずらして重ね合わせる
ことにより複数枚の太陽電池モジュールを重ね合わせて
コンパクトにすることができる。
【0030】図3は図2の太陽電池モジュールを梱包す
るところを説明するための概略図であり、図3(a)は
複数枚重ね合わせた太陽電池モジュールにスペーサーを
挿入するところを説明するための概略図、図3(b)は
スペーサーを挿入した太陽電池モジュールを梱包箱に収
納するところを説明するための概略図である。図におい
て301は太陽電池モジュール本体、302はスペーサ
ー、303は端子箱、304は中間収納材、305は梱
包箱である。図のように複数枚重ね合わせた太陽電池モ
ジュールの長さと略等しい長さのスペーサー302を太
陽電池モジュールに挿入して(図3(a))、その後、
中間収納材304、梱包箱305の順に収納していく。
この時、中間収納材304はスペーサー及び太陽電池モ
ジュールを収納できる寸法で、梱包箱305は中間収納
材を収納できる寸法としている。また、本例では端子箱
303、およびケーブル線は垂上部外側に設けられてい
るが、中間収納材に収納する時に、挟み込んだりして傷
めないように配慮する。以上のようにして梱包すること
により、従来のような図21の梱包と比較して梱包材が
少なくなるばかりでなく、梱包の荷姿をコンパクトにで
きるため、運搬時の省スペース化が図れる。
【0031】以上の本発明の実施の形態においては、両
側に垂上部を有する太陽電池モジュールを例に挙げて説
明しているが、両側に垂下部を有する太陽電池モジュー
ルにおいても同様の効果を奏するものである。
【0032】以下に、本発明の太陽電池モジュールおよ
びその梱包方法に用いられる各部材について説明する。
【0033】(太陽電池モジュール)両側に、受光面側
に突出している垂上部、あるいは非受光面側に突出して
いる垂下部を有している形状のものであれば特に限定は
ない。具体的な形態例としては屋根材一体型タイプ、既
設屋根上架台設置タイプ等がある。
【0034】太陽電池モジュールの構成は、例えば光起
電力素子を充填材で封止したものを裏面補強材上へ接着
したものや、充填材を接着剤として使用して裏面補強材
と一体成型したもの、あるいは最表面被覆材にガラスを
使用して一体成形したもの等が使用できる。
【0035】本発明では太陽電池モジュールは垂上部、
あるいは垂下部を有するが、これを形成する場合、特に
限定はしないが裏面補強材に金属製補強板を使用すれば
都合がよい。金属製補強板であれば曲げ加工することで
簡単に垂上部あるいは垂下部を形成できる。一般的に長
尺金属板であればローラー成形機で曲げ加工できるが、
本発明の場合テーパー形状に太陽電池モジュールを形成
しなければならないので、ベンダーで曲げ加工した方が
形成しやすい。その場合、両端の曲げ部の高さを予め決
めておくことにより曲げ加工できる。また最表面被覆材
がガラスである場合、ガラスは受光面平面部に形成し、
曲げ部には及ばないようにしておく必要がある。
【0036】またテーパー形状を形成する時には、図1
(b)の幅狭側端部の垂上部間距離Aと幅広側端部の垂
上部間距離Bの関係がA<Bとなるようにする必要があ
る。より具体的には、内寸Bが外寸A以上であることが
好ましい。
【0037】(ケーブル線)太陽電池で発電した電気を
直列接続あるいは並列接続したり、あるいは接続箱やイ
ンバーターに接続する経路として使用する。構造として
は、ケーブル構造のものを使用するのが好ましいが、絶
縁電線を使用することも可能である。要求される性能と
しては、耐熱性、耐寒性、機械的強度、電気絶縁性、耐
水性、耐油性、耐湿性、耐侯性、耐摩耗性、耐酸性、耐
アルカリ性がある。
【0038】具体的な電線としては、JIS C360
5規格の600Vポリエチレンケーブル(EV,EE,
CV,CE)、JIS C3621規格の600VEP
ゴム絶縁ケーブル(PN,PV)、JIS C3342
規格の600Vビニル絶縁ビニルシース(平形)ケーブ
ル(VVR,VVF)等を使用することができる。
【0039】(コネクター)本発明で用いられるコネク
ターは、材料に特に限定はないが、耐熱性、耐寒性、機
械的強度、電気絶縁性、耐水性、耐油性、耐湿性、耐候
性、耐摩耗性、耐酸性、耐アルカリ性に優れたものが要
求される。
【0040】具体的な材料としては塩化ビニル、ポリエ
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、
クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコン
樹脂、フッ素樹脂、変性PPO、変性PPE、ナイロ
ン、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリプロピレン、エチレンプロピレンゴムとポリプロピ
レンの共重合体等を用いることができる。
【0041】(スペーサー)複数枚重ね合わせた太陽電
池モジュールが、梱包箱の積み上げ積み下ろしや搬送時
の外部からの振動や衝撃に対して傷まないようにするた
めに使用する。スペーサー寸法は複数枚重ね合わせた太
陽電池モジュールが変形しないように、幅と高さは受光
面平面部と垂上部もしくは垂下部と略等しくなるように
し、長さは複数枚重ね合わせた太陽電池モジュール長さ
よりやや大きくなるようにするのが好ましい。また端子
箱の位置に合わせて適宜、スペーサー寸法、形状(例え
ばLアングル等)および配置位置を変えて使用し、端子
箱、ケーブル線回りにも配置する。
【0042】材料としては、軽量、高衝撃吸収性、耐熱
性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、、耐寒性、耐油性な
どが要求される。具体的材料としては、発泡スチロール
や発泡ポリウレタン等が使用できるが、環境負荷低減を
促進するために段ボール等の紙材を使用するのが好まし
い。
【0043】(中間収納材)複数枚重ね合わせた太陽電
池モジュールが、梱包箱の積み上げ積み下ろしや搬送時
の外部からの振動や衝撃に対して傷まないようにするた
めに使用する。中間収納材はスペーサーを配置した太陽
電池モジュール全体を包んで、梱包箱中に収納される。
寸法は上記のスペーサーで保護された太陽電池モジュー
ルが、ガタつかない程度にやや大きくするのが好まし
い。
【0044】材料としては、軽量、高衝撃吸収性、耐熱
性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、耐寒性、耐油性など
が要求される。具体的材料としては、環境負荷低減を促
進するために段ボール等の紙材を使用するのが好まし
い。
【0045】(梱包箱)スペーサー、中間収納材で保護
された太陽電池モジュールを収納する最外箱である。寸
法は上記のスペーサー、中間梱包材で保護された太陽電
池モジュールがガタつかない程度にやや大きいサイズと
する。
【0046】材料としては、機械的強度、軽量、高衝撃
吸収性、耐熱性、耐湿性、耐水性、電気絶縁性、耐寒
性、耐油性などが要求される。具体的材料としては、環
境負荷低減を促進するために段ボール等の紙材を使用す
るのが好ましい。
【0047】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
【0048】(実施例1)まず、薄膜半導体(a−S
i)で構成された光起電力素子を製作した。この作成手
順を図10を用いて説明する。
【0049】図10において1001は導電性基体であ
るステンレス基板、1002は金属電極層、1003は
半導体光活性層、1004は透明導電層、1005は集
電電極である。洗浄したステンレス基板1001上に、
スパッタ法で裏面金属電極層1002としてAl層(膜
厚5000Å)とZnO層(膜厚5000Å)を順次形成
する。ついで、プラズマCVD法により、SiH4とP
3とH2の混合ガスからn型a−Si層を、SiH4
2の混合ガスからi型a−Si層を、SiH4とBF3
とH2の混合ガスからp型微結晶μc−Si層を形成
し、n層膜厚150Å/i層膜厚4000Å/p層膜厚
100Å/n層膜厚100Å/i層膜厚800Å/p層
膜厚100Åの層構成のタンデム型a−Si系光電変換
半導体層1003を形成した。次に、透明導電層100
4として、In23薄膜(膜厚700Å)をO2雰囲気
下でInを抵抗加熱法で蒸着することによって形成し
た。
【0050】この上に、集電電極1005を、銀ペース
トをスクリーン印刷機によりパターン印刷し、乾燥を行
うことにより形成した。
【0051】次に、上記作製済の光起電力素子を一体成
形処理する工程を図11を用いて説明する。図11は本
発明の太陽電池モジュールの作製方法を説明するための
概略図であり、図11(a)は太陽電池一体型屋根材を
構成する各材料を積層するところを説明するための概略
図、図11(b)は一体成形後の太陽電池モジュールの
概略断面図である。図において1101は光起電力素
子、1102は充填材、1103は最表面被覆材、11
04は最裏面被覆材である。
【0052】まず一体成形処理するために太陽電池モジ
ュールを構成する各材料を積層した(図11(a))。
最裏面被覆材1104、充填材1102、上記のように
作製した光起電力素子1101、充填材1102、最表
面被覆材1103の順に積層した。
【0053】最裏面被覆材1104は塗装鋼板(日新製
鋼製、商品名:ガルバスター、0.4mm厚)、充填材
1102はEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマ
ー耐候性グレード、ブリジストン社製、460μm)、
最表面被覆材1103はフッ素樹脂フィルム(エチレン
テトラフルオロエチレン、50μm厚、ダイキン社製、
商品名:ネオフロン EF−0050SB1)を使用し
た。
【0054】このようにして積層した材料を真空引きし
た状態で160℃に加熱し、充填材1102に熱を加え
て架橋させて一体成形処理した。その後、冷却して図1
1(b)のような平板状の太陽電池モジュールを作製し
た。
【0055】ここで各構成材料の寸法は、光起電力素子
1101は直列化することにより360mm×2400
mmの大きさのものを使用し、最裏面被覆材1104は
460mm×2600mm、充填材1102、最表面被
覆材1103は470mm×2610mmのものを使用
した。なお、一体成型処理後、最裏面被覆材1104か
らはみ出した充填材、最表面被覆材はトリミングして、
一体成形後の太陽電池モジュールの寸法は最裏面被覆材
の寸法と同じとした。なお、光起電力素子は太陽電池モ
ジュールの縦横方向の中央に配置した。
【0056】そして、次に平板状の太陽電池モジュール
をベンダーを使用して折り曲げ加工した。図1(a)の
ように太陽電池モジュールの両側長手辺を垂上曲げし
て、太陽電池モジュールの幅広端部(B)と幅狭端部
(A)を形成した。幅広端部(B)は390mm、幅狭
端部(A)は380mmとなるように垂上部を形成し
た。またこの時、垂上部の高さは両側で同じ高さとし
た。また、光起電力素子は太陽電池モジュールの中央に
配置されているため、垂上部にかからないようになって
いる。このようにして図1(a)のようなテーパー形状
を有する太陽電池モジュールを作製した。
【0057】次に端子箱とケーブル線を取り付けた。図
2は本発明の実施例1の端子箱とケーブル線が幅広端部
側の垂上部外側に取り付けられた太陽電池モジュールを
梱包する時に、端子箱が干渉しないように複数の太陽電
池モジュールをずらして重ね合わせたところの概略図を
表している(図中の符号説明は前述済)。前述の光起電
力素子は、予め太陽電池モジュールの一方の幅広側垂上
部からの端子取りだしができる(図2参照)ように、正
負極の導電部材(不図示)が幅広側垂上部に配置される
ように作製した。また最裏面被覆材は同様に幅広端部側
の垂上部から端子取りだしできるように、一体成型処理
前に予め穴(不図示)を形成しておいた。そして、前述
の一体成形処理の時には、上述の正負極の導電部材が、
最裏面被覆材の穴上に配置されるようにして積層を行っ
た。
【0058】本実施例では正負極の双方が一体となった
端子箱を使用した。固定方法は、まず最裏面被覆材の穴
において光起電力素子の正負極の導電部材上にリード線
(不図示)を半田付けした。そして端子箱202内にケ
ーブル線203を挿入して、ケーブル線の導体部を前記
リード線に半田付けして、その後端子箱202を垂上部
に接着固定した。この時端子箱内部は正負極がショート
しないよう仕切りされており、かつ双方間での電気絶縁
性を保てるように内部は絶縁シーラントで封止しておい
た。
【0059】以上のようにして作製した複数枚の太陽電
池モジュールは図2のように太陽電池モジュールのテー
パー形状が合うようにしてずらして重ね合わせることに
より、コンパクトにすることができる。なお、上記の重
ね合わせをする時、振動による太陽電池モジュール間の
擦れで傷まないように、太陽電池モジュール間に例えば
合紙等(不図示)を挟んだ方が好ましい。
【0060】図3は本実施例の太陽電池モジュールを梱
包するところを説明するための概略図である(図中の符
号説明は前述済)。図のように複数枚重ね合わせた太陽
電池モジュールの長さと略等しい長さのスペーサー30
2を太陽電池モジュールに挿入して(図3(a))、そ
の後、中間収納材304、梱包箱305の順に収納して
いく(図3(b))。
【0061】この時、中間収納材304は複数枚重ね合
わせた太陽電池モジュール、およびスペーサーを収納で
きる寸法で、梱包箱305は中間収納材を収納できる寸
法としている。また、本例では端子箱303、およびケ
ーブル線は垂上部外側に設けられているが、中間収納材
に収納する時に、挟み込んだりして傷めないように配慮
して行なう。また梱包材の材料は、スペーサー302、
中間収納材304、梱包箱305全て段ボール材のもの
を使用した。
【0062】図12は本発明の実施例1の太陽電池モジ
ュールを屋根面に設置するところを説明するための概略
図であり、図12(a)は屋根面での太陽電池モジュー
ルの設置およびその電気接続を説明するための概略図、
図12(b)は図12(a)の太陽電池モジュールを縦
方向で重ね合わせた部分の概略断面図である。図におい
て、1201は軒先側の太陽電池モジュール、1202
は棟側の太陽電池モジュール、1203は野地板、12
04はさん木、1205はケーブル線、1206はコネ
クタ、1207はカバー材、1208は横方向接続用ケ
ーブル線、1209は端子箱である。
【0063】まず、軒先側の太陽電池モジュール120
1をさん木1204に跨るように配置して、固定部材
(不図示)により固定する。次に、棟側の太陽電池モジ
ュール1202を軒先側の太陽電池モジュール1201
上に一部が重なり合うようにして配置し、同じく固定部
材(不図示)により固定する。この時、太陽電池モジュ
ール同士が重なり合う部分、即ち受光面平面部および両
垂上部にシール材(EPDM発泡体、エプトシーラー、
厚さ10mm品、日東電工(株)製)を挟んでおこなっ
た。次に、太陽電池モジュール同士の電気接続をコネク
ター1206により行ない、さらに横方向の太陽電池モ
ジュールとの電気接続は、軒先部、あるいは棟部で横方
向接続用ケーブル線1208により行った。そして太陽
電池モジュールの垂上部に被さるようにカバー材120
7を隣り合う太陽電池モジュールの垂上部上に配置し、
ボルト(不図示)止めした。このカバー材は上下のテー
パー形状を有する太陽電池モジュールの垂上部を十分に
覆うことができる寸法(太陽電池モジュールがテーパー
形状のため幅広タイプ)のものを使用した。そして最後
に軒先カバー材(不図示)、棟カバー材(不図示)を取
り付けて、ケラバ納め(不図示)をして屋根施工を行っ
た。
【0064】本発明において、太陽電池モジュールの幅
広端部(B)と幅狭端部(A)の関係はA<Bとなって
いる。しかし、その差が小さいと施工時の重ね合わせが
うまくできても、梱包時の重ね合わせがうまく行かなく
なる(コンパクトにならない)。また逆に、その差が大
きいと施工時の重ね合わせ、梱包時の重ね合わせがうま
くできても、施工時に軒先側と棟側の太陽電池モジュー
ルの重ね合わせ部でのギャップ(遊び)が大きくなって
しまうため、雨漏りが発生し易くなってしまう。
【0065】以上よりBとAとの差は、施工時の重ね合
わせができるために、太陽電池モジュールの厚さの2倍
以上である必要があり、かつ梱包時にコンパクトにする
ために太陽電池モジュールの厚さの2倍以上であるのが
好ましいが、屋根として雨仕舞いができるように上記の
シール材(EPDM発泡体)で十分にシールできる範囲
である必要がある。本実施例においては、太陽電池モジ
ュールの厚さが約1.5mmであるためBとAとの差は
3mm以上である必要がある。また、シール材の厚さが
10mmであるためBとAとの差を10mmとすること
により、シール材を十分に圧縮することができる(片側
のギャップが3.5mmになるためシール材は半分以下
の厚さに圧縮される)。シール材の材質にもよるが、シ
ール材を十分に圧縮してシールできる範囲でBとAの差
を決定する必要がある。
【0066】以上のように本実施例の太陽電池モジュー
ルはテーパー形状を有しているため、重ね合わせてコン
パクトにすることができるため、従来のような図21の
梱包と比較して梱包材を大幅に削減できる。また梱包材
が少ないので梱包作業性が向上し、梱包の荷姿をコンパ
クトにできるため、運搬時の省スペース化が図れる。さ
らには従来と比較して梱包廃材が少なくなるため、廃材
処理が簡単になる。
【0067】また、施工時は太陽電池モジュールがテー
パー形状を有しているため縦方向の重ね合わせ作業が行
い易くなり、また重ね合わせ後の上下太陽電池モジュー
ルの段差が小さくなる(図12(b)参照)ので外観が
良くなる。さらには上下太陽電池モジュールの段差が小
さくなり、上下太陽電池モジュールを重ね合わせた時に
従来のように垂上部同士が強く当たる事もないため、上
下太陽電池モジュールの間に挟んだシール材の接着部が
剥がれ難くなる。このように縦方向の太陽電池モジュー
ルの重ね合わせ部の長期信頼性が向上するため、風雨に
よる水の浸入が発生し難くなり雨仕舞いが良くなる。
【0068】また、端子部を一方の垂上部側のみに配置
することで縦方向の電気接続は片側で行なうことができ
て、かつ一つのカバー材内部に収めることができるた
め、電気接続の作業性が良くなる。また本実施例では、
端子箱が垂上部外側に配置されているので、コネクター
の結線作業、ケーブル線の納め、およびカバー材の取り
付け作業性が向上する。
【0069】(実施例2)本実施例は、太陽電池モジュ
ールの端子箱の位置を、幅狭端部側の垂上部の内側に設
けたものである。それ以外は実施例1と同様にして作製
した。
【0070】図4は本発明の実施例2の太陽電池モジュ
ールを梱包する時に端子箱が干渉しないように複数の太
陽電池モジュールをずらして重ね合わせたところの概略
図を表している。図において401は太陽電池モジュー
ル本体、402は端子箱、403はケーブル線、404
はコネクターである。尚、太陽電池モジュール作製時
に、光起電力素子の正負極の導電部材の位置を、太陽電
池モジュールの幅狭端部側の垂上部の内側から取り出せ
るように変更し、裏面被覆材に穴開けしなかった以外は
実施例1と同様に作製した。
【0071】図4のように、太陽電池モジュールのテー
パー形状を合せて、ずらして重ね合わせることにより複
数枚をコンパクトにすることができる。
【0072】図5は本実施例の太陽電池モジュールを梱
包するところを説明するための概略図であり、図5
(a)は複数枚重ね合わせた太陽電池モジュールにスペ
ーサーを挿入するところを説明するための概略図、図5
(b)はスペーサーを挿入した太陽電池モジュールを梱
包箱に収納するところを説明するための概略図である。
図において501は太陽電池モジュール本体、502は
スペーサー、503は端子箱、504は中間収納材、5
05は梱包箱である。端子箱503の位置が違うために
スペーサー形状が異なるだけで、梱包方法は実施例1と
同じである。
【0073】以上にようにして梱包することにより、従
来のような図21の梱包と比較して梱包材が少なくなる
ばかりでなく、梱包の荷姿をコンパクトにできるため、
運搬時の省スペース化が図れる。
【0074】図13は本発明の実施例2の太陽電池モジ
ュールを屋根面に設置するところを説明するための概略
図であり、図13(a)は屋根面での太陽電池モジュー
ルの設置およびその電気接続を説明するための概略図、
図13(b)は図13(a)の太陽電池モジュールを縦
方向で重ね合わせた部分の概略断面図である。図におい
て、1301は軒先側の太陽電池モジュール、1302
は棟側の太陽電池モジュール、1303は野地板、13
04はさん木、1305はケーブル線、1306はコネ
クター、1307はカバー材、1308は横方向接続用
ケーブル線、1309は端子箱である。
【0075】本実施例2においては、端子箱1309と
ケーブル線1305、コネクター1306とを垂上部の
内側に含むようにしてカバー材1307を被せるところ
が実施例1と異なっている。カバー材1307は軒先側
より挿入するようにして取り付けた。それ以外は実施例
1と同様にして施工することができる。
【0076】以上のように本実施例の太陽電池モジュー
ルはテーパー形状を有しているため、重ね合わせてコン
パクトにすることができるため、従来のような図21の
梱包と比較して梱包材を大幅に削減できる。また梱包材
が少ないので梱包作業性が向上し、梱包の荷姿をコンパ
クトにできるため、運搬時の省スペース化が図れる。さ
らには従来と比較して梱包廃材が少なくなるため、廃材
処理が簡単になる。
【0077】また、施工時は太陽電池モジュールがテー
パー形状を有しているため縦方向の重ね合わせ作業が行
い易くなり、また重ね合わせ後の上下太陽電池モジュー
ルの段差が小さくなる(図13(b)参照)ので外観が
良くなる。さらには上下太陽電池モジュールの段差が小
さくなり、上下太陽電池モジュールを重ね合わせた時に
従来のように垂上部同士が強く当たる事もないため、上
下太陽電池モジュールの間に挟んだシール材の接着部が
剥がれ難くなる。このように縦方向の太陽電池モジュー
ルの重ね合わせ部の長期信頼性が向上するため、風雨に
よる水の浸入が発生し難くなり雨仕舞いが良くなる。
【0078】また、端子部を一方の垂上部側のみに配置
することで縦方向の電気接続は片側で行なうことができ
て、かつ一つのカバー材内部に収めることができるた
め、電気接続の作業性が良くなる。
【0079】また本実施例2の太陽電池モジュールで
は、端子箱は垂上部内側に設けられているため、実施例
1と比較して横方向の太陽電池モジュール間に電気接続
用の空間を開ける必要がないので、この空間を狭くする
ようにして太陽電池モジュールの配置を行なうことで、
屋根面における光起電力素子面の比率が高くできる。
【0080】(実施例3)本実施例は、太陽電池モジュ
ールの端子箱の位置を、幅広端部側の非受光面側に設け
たものである。それ以外は実施例1と同様にして作製し
た。
【0081】図6は本発明の実施例3の太陽電池モジュ
ールを梱包する時に端子箱が干渉しないように複数の太
陽電池モジュールをずらして重ね合わせたところの概略
図を表している。図において601は太陽電池モジュー
ル本体、602は端子箱、603はケーブル線、604
はコネクターである。尚、太陽電池モジュール作製時
に、光起電力素子の正負極の導電部材の位置、および裏
面被覆材の穴位置を、太陽電池モジュールの幅広側の非
受光面から取り出せるように変更した以外は実施例1と
同様に作製した。また、本実施例3では正負両極を独立
した端子箱602より取り出す構造とした。
【0082】図6のように、太陽電池モジュールのテー
パー形状を合せて、ずらして重ね合わせることにより複
数枚をコンパクトにすることができる。
【0083】図7は本実施例の太陽電池モジュールを梱
包するところを説明するための概略図であり、図7
(a)は複数枚重ね合わせた太陽電池モジュールにスペ
ーサーを挿入するところを説明するための概略図、図7
(b)はスペーサーを挿入した太陽電池モジュールを梱
包箱に収納するところを説明するための概略図である。
図において701は太陽電池モジュール本体、702は
受光面側スペーサー、703は非受光面側スペーサー、
704は端子箱、705は中間収納材、706は梱包箱
である。図のように受光面側スペーサー702、非受光
面側スペーサー703の2種類のスペーサーを使用する
以外は実施例1と同様にして梱包した。
【0084】以上のようにして梱包することにより、従
来のような図21の梱包と比較して梱包材が少なくなる
ばかりでなく、梱包の荷姿をコンパクトにできるため、
運搬時の省スペース化が図れる。
【0085】図14は本発明の実施例3の太陽電池モジ
ュールを屋根面に設置するところを説明するための概略
図であり、図14(a)は屋根面での太陽電池モジュー
ルの設置およびその電気接続を説明するための概略図、
図14(b)は図14(a)の太陽電池モジュールを縦
方向で重ね合わせた部分の概略断面図である。図におい
て、1401は軒先側の太陽電池モジュール、1402
は棟側の太陽電池モジュール、1403は野地板、14
04はさん木、1405はケーブル線、1406はコネ
クター、1407はカバー材、1408は横方向接続用
ケーブル線、1409は端子箱である。
【0086】本実施例3においては、端子箱1409が
非受光面側に配置されているために、ケーブル線140
5の電気接続は太陽電池モジュール1402と野地板1
403との間の空間で行った。それ以外は実施例1と同
様にして施工することができる。
【0087】以上のように本実施例の太陽電池モジュー
ルはテーパ形状を有しているため、重ね合わせてコンパ
クトにすることができるため、従来のような図21の梱
包と比較して梱包材を大幅に削減できる。また梱包材が
少ないので梱包作業性が向上し、梱包の荷姿をコンパク
トにできるため、運搬時の省スペース化が図れる。さら
には従来と比較して梱包廃材が少なくなるため、廃材処
理が簡単になる。
【0088】また、施工時は太陽電池モジュールがテー
パー形状を有しているため縦方向の重ね合わせ作業が行
い易くなり、また重ね合わせ後の上下太陽電池モジュー
ルの段差が小さくなる(図14(b)参照)ので外観が
良くなる。さらには上下太陽電池モジュールの段差が小
さくなり、上下太陽電池モジュールを重ね合わせた時に
従来のように垂上部同士が強く当たる事もないため、上
下太陽電池モジュールの間に挟んだシール材の接着部が
剥がれ難くなる。このように縦方向の太陽電池モジュー
ルの重ね合わせ部の長期信頼性が向上するため、風雨に
よる水の浸入が発生し難くなり雨仕舞いが良くなる。
【0089】また本実施例の太陽電池モジュールでは、
実施例2と同様に横方向の太陽電池モジュール間に電気
接続用の空間を開ける必要がないので、この空間を狭く
するようにして太陽電池モジュールの配置を行なうこと
で、屋根面における光起電力素子面の比率が高くなる。
また本実施例では、太陽電池モジュールと野地板との空
間が大きいのでケーブル線、コネクター、その他横方向
接続ケーブル線、延長ケーブル線の納め作業が行い易
い。
【0090】(実施例4)本実施例は、太陽電池モジュ
ールの端子箱の位置を、幅狭端部側の受光面側に設けた
ものである。それ以外は実施例1と同様にして作製し
た。
【0091】図8は本発明の実施例4の太陽電池モジュ
ールを梱包する時に端子箱が干渉しないように複数の太
陽電池モジュールをずらして重ね合わせたところの概略
図を表している。図において801は太陽電池モジュー
ル本体、802は端子箱、803はケーブル線、804
はコネクターである。尚、太陽電池モジュール作製時
に、光起電力素子の正負極の導電部材の位置を、太陽電
池モジュールの幅狭側の受光面から取り出せるように変
更し、裏面被覆材に穴開けしなかった以外は実施例1と
同様に作製した。
【0092】図8のように、太陽電池モジュールのテー
パ形状を合せて、ずらして重ね合わせることにより複数
枚をコンパクトにすることができる。
【0093】図9は本実施例の太陽電池モジュールを梱
包するところを説明するための概略図であり、図9
(a)は複数枚重ね合わせた太陽電池モジュールにスペ
ーサーを挿入するところを説明するための概略図、図9
(b)はスペーサーを挿入した太陽電池モジュールを梱
包箱に収納するところを説明するための概略図である。
図において901は太陽電池モジュール本体、902は
スペーサー、903は端子箱、904は中間収納材、9
05は梱包箱である。図のように受光面側の端子箱の位
置に合わせてスペーサー902の寸法と配置位置を変更
した以外は実施例1と同様にして梱包した。
【0094】以上のようにして梱包することにより、従
来のような図21の梱包と比較して梱包材が少なくなる
ばかりでなく、梱包の荷姿をコンパクトにできるため、
運搬時の省スペース化が図れる。
【0095】図15は本発明の実施例4の太陽電池モジ
ュールを屋根面に設置するところを説明するための概略
図であり、図15(a)は屋根面での太陽電池モジュー
ルの設置およびその電気接続を説明するための概路図、
図15(b)は図15(a)の太陽電池モジュールを縦
方向で重ね合わせた部分の概略断面図である。図におい
て、1501は軒先側の太陽電池モジュール、1502
は棟側の太陽電池モジュール、1503は野地板、15
04はさん木、1505はケーブル線、1506はコネ
クター、1507はカバー材、1508は横方向接続用
ケーブル線、1509は端子箱である。
【0096】本実施例4においては、端子箱1509が
幅狭端部側の受光面側に配置されているために、ケーブ
ル線1505およびコネクター1506は、カバー材1
507内部に収納して縦方向に隣接する太陽電池モジュ
ールと電気接続している。なお、カバー部材1507は
ケーブル線1505が収納される部分は必要に応じて切
り欠き(不図示)を入れている。それ以外は実施例1と
同様にして施工することができる。
【0097】以上のように本実施例の太陽電池モジュー
ルはテーパー形状を有しているため、重ね合わせてコン
パクトにすることができるため、従来のような図21の
梱包と比較して梱包材を大幅に削減できる。また梱包材
が少ないので梱包作業性が向上し、梱包の荷姿をコンパ
クトにできるため、運搬時の省スペース化が図れる。さ
らには従来と比較して梱包廃材が少なくなるため、廃材
処理が簡単になる。
【0098】また、施工時は太陽電池モジュールがテー
パー形状を有しているため縦方向の重ね合わせ作業が行
い易くなり、また重ね合わせ後の上下太陽電池モジュー
ルの段差が小さくなる(図15(b)参照)ので外観が
良くなる。さらには上下太陽電池モジュールの段差が小
さくなり、上下太陽電池モジュールを重ね合わせた時に
従来のように垂上部同士が強く当たる事もないため、上
下太陽電池モジュールの間に挟んだシール材の接着部が
剥がれ難くなる。このように縦方向の太陽電池モジュー
ルの重ね合わせ部の長期信頼性が向上するため、風雨に
よる水の浸入が発生し難くなり雨仕舞いが良くなる。
【0099】また本実施例の太陽電池モジュールでは、
実施例2と同様に横方向の太陽電池モジュール間に電気
接続用の空間を開ける必要がないので、この空間を狭く
するようにして太陽電池モジュールの配置を行なうこと
で、屋根面における光起電力素子面の比率が高くなる。
また本実施例では、受光面側に端子箱があるので施工後
の発電検査が行い易い。
【0100】(実施例5)本実施例は、太陽電池モジュ
ールの端子箱の位置を、非受光面側の両端(幅広端部側
と幅狭端部側)に設けたものである。それ以外は実施例
1と同様にして作製した。
【0101】図16は本発明の実施例5の太陽電池モジ
ュールの概略図(非受光面側から見た図)を表してい
る。図において1601は太陽電池モジュール本体、1
602は端子箱、1603はケーブル線、1604はコ
ネクターである。尚、太陽電池モジュール作製時に、光
起電力素子の正負極の導電部材の位置を、太陽電池モジ
ュールの両端から取り出せるように変更し、裏面被覆材
は両端に穴(不図示)を開けておいた以外は実施例1と
同様に作製した。
【0102】図17は本発明の実施例5の太陽電池モジ
ュールを屋根面に設置するところを説明するための概略
図であり、図17(a)は屋根面での太陽電池モジュー
ルの設置およびその電気接続を説明するための概略図、
図17(b)は図17(a)の太陽電池モジュールを縦
方向で重ね合わせた部分の流れ方向の概略断面図であ
る。図において、1701は軒先側の太陽電池モジュー
ル、1702は棟側の太陽電池モジュール、1703は
野地板、1704はさん木、1705はケーブル線、1
706はコネクター、1707aは幅狭側の端子箱、1
707bは幅広側の端子箱である。
【0103】図のように、軒先側の太陽電池モジュール
1701を配置し、固定部材(不図示)により固定して
から、縦方向の電気接続をコネクター1706で行い、
その後棟側の太陽電池モジュール1702を配置して、
同じく固定部材(不図示)により固定した。また図17
(b)のように縦方向重ね合わせ部において、太陽電池
モジュールの幅狭側の端子箱1707aの位置は、太陽
電池モジュール幅狭端部側から端子箱1707aの端部
までの距離をC、太陽電池モジュール同士の重ね合わせ
幅をDとした場合に、C>Dとなるようにして端子箱を
配置した。こうすることにより端子箱1707aは隣り
合う太陽電池モジュールと干渉することなく配置でき
る。
【0104】以上のように本実施例の太陽電池モジュー
ルはテーパー形状を有しているため、縦方向の重ね合わ
せ作業が行い易くなり、また重ね合わせ後の上下太陽電
池モジュールの段差が小さくなるので外観が良くなる。
さらには上下太陽電池モジュールの段差が小さくなり、
上下太陽電池モジュールを重ね合わせた時に従来のよう
に垂上部同士が強く当たる事もないため、上下太陽電池
モジュールの間に挟んだシール材の接着部が剥がれ難く
なる。このように縦方向の太陽電池モジュールの重ね合
わせ部の長期信頼性が向上するため、風雨による水の浸
入が発生し難くなり雨仕舞いが良くなる。
【0105】(実施例6)本実施例は、太陽電池モジュ
ールに結晶系セルを使用し、最表面被覆材にガラスを使
用した例である。それ以外は実施例1と同様にして作製
した。まず光起電力素子の作製手順を説明する。
【0106】P型単結晶シリコン基板(サイズ100m
m×100mm)を脱脂洗浄する。次にリンを800〜
900℃で熱拡散し、n型領域を形成する。そして裏面
の一部に銀ペーストを印刷、焼成(600〜700℃)
してn型用電極を形成する。そして裏面のn型領域を、
一部弗硝酸によりエッチングし、p型表面を露出させ
る。そして裏面の露出させたp型面上にアルミペースト
を印刷、焼成(700〜800℃)してp型用電極を形
成する。そして各光起電力素子を、アルミ線の超音波ボ
ンディングにより直列接続した。光起電力素子のサイズ
は350mm×2300mmとした。
【0107】次に一体成形処理した。最表面被覆材に白
板強化ガラス(AFG製、Solatex,サイズ37
0mm×2420mm)を使用し、また充填材のサイズ
も370mm×2420mmとし、ガラスは前記結晶系
光起電力素子を完全に覆っているようにして配置した。
それ以外は実施例1と同じようにして太陽電池モジュー
ルを作製した。
【0108】以上のように本実施例の太陽電池モジュー
ルはテーパー形状を有しているため、施工性が良くな
り、雨漏りし難くなる。そして梱包の荷姿をコンパクト
にできる。また、本実施例のように、最表面側にガラス
を使用した太陽電池モジュールでも他の実施例と同様の
効果が期待できる。
【0109】
【発明の効果】本発明の太陽電池モジュール、すなわ
ち、少なくとも光起電力素子を有する太陽電池モジュー
ルであって、前記太陽電池モジュールは両側に受光面側
に突出した垂上部を有しており、前記太陽電池モジュー
ルの一方の端部の前記垂上部間の距離をA、他方の端部
の前記垂上部間の距離をBとした場合に、A<Bとなる
ように幅狭端部と幅広端部が形成されていることを特徴
とする太陽電池モジュール、あるいは、少なくとも光起
電力素子を有する太陽電池モジュールであって、前記太
陽電池モジュールは両側に非受光面側に突出した垂下部
を有しており、前記太陽電池モジュールの一方の端部の
前記垂下部間の距離をA、他方の端部の前記垂下部間の
距離をBとした場合に、A<Bとなるように幅狭端部と
幅広端部が形成されていることを特徴とする太陽電池モ
ジュールによれば以下の効果が得られる。 ・施工時に縦方向の太陽電池モジュールの重ね合せが行
い易いため施工性が向上する。 ・屋根の縦方向連結部の段差が小さくなり外観が良くな
る。 ・太陽電池モジュールの縦方向の重ね合せ部の隙間がほ
とんどなくなるため雨仕舞いが向上する。 ・重ね合わせ梱包ができるため梱包材を削減できる。 ・梱包材費を低減できる。 ・梱包材が少なくなるため梱包作業が簡単になる。 ・従来と比較して同一枚数の梱包の荷姿が小さくなるた
め、運送時の省スペース化が図れる。 ・従来と比較して梱包材の廃材が少なくなるため、廃材
処理が簡単になる。 ・垂上部を有する太陽電池モジュールの場合、垂上部に
端子箱を配置する時、一方の垂上部側のみに配置するこ
とで縦方向の電気接続は片側で行なうことができて、か
つ一つのカバー材内部に収めることができるため、電気
接続の作業性が良くなる。 ・垂上部を有する太陽電池モジュールの場合、端子箱を
幅広端部側の垂上部外側に設けることにより、コネクタ
ーの結線作業、ケーブル線の納め、およびカバー材の取
り付け作業性が向上する。 ・垂上部を有する太陽電池モジュールの場合、端子箱を
幅狭端部側の垂上部内側に設けることにより、横方向の
太陽電池モジュール間の間隔を狭くするようにして配置
できるので、屋根面における光起電力素子面の比率が高
くすることができる。 ・垂上部を有する太陽電池モジュールの場合、端子箱を
幅広端部側の非受光面側に設けて、さん木を使用して設
置することにより、太陽電池モジュールと野地板の空間
が大きいので、ケーブル線、コネクター、その他横方向
接続ケーブル線、延長ケーブル線の納め作業性が向上す
る。 ・垂上部を有する太陽電池モジュールの場合、端子箱を
幅狭端部側の受光面側に設けることにより、受光面側に
端子箱があるため施工後の結線確認および発電検査が行
い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールを説明するための
概略図であり、(a)は太陽電池モジュールの形状を説
明するための概略図、(b)は太陽電池モジュールを施
工する時に縦方向連結部の重ね合わせ部の概略断面図で
ある。
【図2】本発明の実施態様例、及び実施例1の太陽電池
モジュールを梱包する時に端子箱が干渉しないように複
数の太陽電池モジュールをずらして重ね合わせたところ
を表す概略図である。
【図3】図2の太陽電池モジュールを梱包するところを
説明するための概略図であり、(a)は複数枚重ね合わ
せた太陽電池モジュールにスペーサーを挿入するところ
を説明するための概略図、(b)はスペーサーを挿入し
た太陽電池モジュールを梱包箱に収納するところを説明
するための概略図である。
【図4】本発明の実施例2の太陽電池モジュールを梱包
する時に端子箱が干渉しないように複数の太陽電池モジ
ュールをずらして重ね合わせたところを表す概略図であ
る。
【図5】図4の太陽電池モジュールを梱包するところを
説明するための概略図であり、(a)は複数枚重ね合わ
せた太陽電池モジュールにスペーサを挿入するところを
説明するための概略図、(b)はスペーサを挿入した太
陽電池モジュールを梱包箱に収納するところを説明する
ための概略図である。
【図6】本発明の実施例3の太陽電池モジュールを梱包
する時に端子箱が干渉しないように複数の太陽電池モジ
ュールをずらして重ね合わせたところを表す概略図であ
る。
【図7】図6の太陽電池モジュールを梱包するところを
説明するための概略図であり、(a)は複数枚重ね合わ
せた太陽電池モジュールにスペーサーを挿入するところ
を説明するための概略図、(b)はスペーサーを挿入し
た太陽電池モジュールを梱包箱に収納するところを説明
するための概略図である。
【図8】本発明の実施例4の太陽電池モジュールを梱包
する時に端子箱が干渉しないように複数の太陽電池モジ
ュールをずらして重ね合わせたところを表す概略図であ
る。
【図9】図8の太陽電池モジュールを梱包するところを
説明するための概略図であり、(a)は複数枚重ね合わ
せた太陽電池モジュールにスペーサーを挿入するところ
を説明するための概略図、(b)はスペーサーを挿入し
た太陽電池モジュールを梱包箱に収納するところを説明
するための概略図である。
【図10】薄膜半導体(a−Si)で構成された光起電
力素子の作製手順を説明するための図である。
【図11】本発明の太陽電池モジュールの作製方法を説
明するための概略図である。
【図12】実施例1の太陽電池モジュールを屋根面に設
置するところを説明するための概略図であり、(a)は
屋根面での太陽電池モジュールの設置およびその電気接
続を説明するための概略図、(b)は(a)の太陽電池
モジュールを縦方向で重ね合わせた部分の概略断面図で
ある。
【図13】実施例2の太陽電池モジュールを屋根面に設
置するところを説明するための概略図であり、(a)は
屋根面での太陽電池モジュールの設置およびその電気接
続を説明するための概略図、(b)は(a)の太陽電池
モジュールを縦方向で重ね合わせた部分の概略断面図で
ある。
【図14】実施例3の太陽電池モジュールを屋根面に設
置するところを説明するための概略図であり、(a)は
屋根面での太陽電池モジュールの設置およびその電気接
続を説明するための概略図、(b)は(a)の太陽電池
モジュールを縦方向で重ね合わせた部分の概略断面図で
ある。
【図15】実施例4の太陽電池モジュールを屋根面に設
置するところを説明するための概略図であり、(a)は
屋根面での太陽電池モジュールの設置およびその電気接
続を説明するための概略図、(b)は(a)の太陽電池
モジュールを縦方向で重ね合わせた部分の概略断面図で
ある。
【図16】実施例5の太陽電池モジュールの概略図であ
る。
【図17】実施例5の太陽電池モジュールを屋根面に設
置するところを説明するための概略図であり、(a)は
屋根面での太陽電池モジュールの設置およびその電気接
続を説明するための概略図、(b)は(a)の太陽電池
モジュールを縦方向で重ね合わせた部分の流れ方向の概
略断面図である。
【図18】従来の屋根材一体型太陽電池モジュールの概
略図である。
【図19】従来の太陽電池モジュールを屋根上に配置す
るところを説明するための概略図である。
【図20】従来の太陽電池モジュールを屋根面に配置し
たときの太陽電池の継ぎ合わせ部(重ね合わせ部)の断
面図である。
【図21】従来の瓦棒型太陽電池モジュールを梱包する
時の重ね合わせ構成を説明するための概略断面図であり
太陽電池モジュールをそのまま段重ねしたところを表す
概略図である。
【符号の説明】
201、301、401、501、601、701、8
01、901、1201、1202、1301、130
2、1401、1402、1501、1502、160
1、1701、1702 太陽電池モジュール本体 202、303、402、503、602、704、8
02、903、1209、1309、1409、150
9、1602、1707a、1707b 端子箱 203、403、603、803、1205、130
5、1405、1505、1603、1705 ケーブ
ル線 204、404、604、804、1206、130
6、1406、1506、1604、1706 コネク
ター 302、502、702、703、902 スペーサー 304、504、705、904 中間収納材 305、505、706、905 梱包箱 1001 ステンレス基板 1002 金属電極層 1003 半導体活性層 1004 透明導電層 1005 集電電極 1101 光起電力素子 1102 充填材 1103 最表面被覆材 1104 最裏面被覆材 1203、1303、1403、1503、1703
野地板 1204、1304、1404、1504、1704
さん木 1207、1307、1407、1507 カバー材 1208、1308、1408、1508 横方向接続
用ケーブル線
フロントページの続き Fターム(参考) 2E108 KK04 LL03 MM00 NN07 5F051 AA05 BA03 BA11 BA18 CA15 DA04 FA02 FA06 FA10 FA14 FA18 GA02 JA02 JA03 JA04 JA05 JA08 JA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光起電力素子を有する太陽電
    池モジュールであって、前記太陽電池モジュールは両側
    に受光面側に突出した垂上部を有しており、前記太陽電
    池モジュールの一方の端部の前記垂上部間の距離をA、
    他方の端部の前記垂上部間の距離をBとした場合に、A
    <Bとなるように幅狭端部と幅広端部が形成されている
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記幅広端部側の前記垂上部外側に端子
    箱が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記幅狭端部側の前記垂上部内側に端子
    箱が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記幅広端部側の非受光面側に端子箱が
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽
    電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記端子箱は、幅狭端部側の受光面側に
    端子箱が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記端子箱は、一方の前記垂上部のみに
    配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載
    の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 少なくとも光起電力素子を有する太陽電
    池モジュールであって、前記太陽電池モジュールは両側
    に非受光面側に突出した垂下部を有しており、前記太陽
    電池モジュールの一方の端部の前記垂下部間の距離を
    A、他方の端部の前記垂下部間の距離をBとした場合
    に、A<Bとなるように幅狭端部と幅広端部が形成され
    ていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の太陽
    電池モジュールの施工方法において、前記太陽電池モジ
    ュールの幅狭側端部を軒先側、幅広側端部を棟側に配置
    して固定し、その上から別の太陽電池モジュールの幅狭
    側端部を軒先側、幅広側端部を棟側に配置して、棟側の
    太陽電池モジュールを軒先側の太陽電池モジュールに一
    部を重ね合わせて配置し固定することを特徴とする太陽
    電池モジュールの施工方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の太陽電池モジュールの
    施工方法において、前記太陽電池モジュールの幅広側端
    部を軒先側、幅狭側端部を棟側に配置して固定し、その
    上から別の太陽電池モジュールの幅広側端部を軒先側、
    幅狭側端部を棟側に配置して、棟側の太陽電池モジュー
    ルを軒先側の太陽電池モジュールに一部を重ね合わせて
    配置し固定することを特徴とする太陽電池モジュールの
    施工方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至7のいずれかに記載の太
    陽電池モジュールを、前記幅狭側端部および前記幅広側
    端部が合うように複数枚重ね合わせて梱包する太陽電池
    モジュールの梱包方法において、前記端子箱が干渉しな
    いように太陽電池モジュールをずらして重ね合わせて梱
    包することを特徴とする太陽電池モジュールの梱包方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10483907B2 (en) 2015-05-26 2019-11-19 Arcelormittal Electrical connection device for a photovoltaic system

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