JP2001332156A - 開閉駆動用電源装置 - Google Patents

開閉駆動用電源装置

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JP2001332156A JP2000154334A JP2000154334A JP2001332156A JP 2001332156 A JP2001332156 A JP 2001332156A JP 2000154334 A JP2000154334 A JP 2000154334A JP 2000154334 A JP2000154334 A JP 2000154334A JP 2001332156 A JP2001332156 A JP 2001332156A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作電源が得られない場合でも自動投入およ
び自動遮断の試験を可能にする。 【解決手段】 状態保持機構付自動開閉器操作電源箱1
に外部電源入力コネクタ11を備えるとともに、この外
部電源入力コネクタ11と低圧電源入力コネクタ12と
整流回路14との間に電源入力切り換えスイッチ13を
接続して、整流回路14への入力を外部電源入力コネク
タ11と低圧電源入力コネクタ12のいずれかに切り換
え可能にしておく。低圧電源が得られない場合は、電源
入力切り換えスイッチ13を外部電源入力コネクタ11
側に切り換え、前記外部電源入力コネクタ11および接
続ケーブル3を介して携帯充電器2から交流を供給して
から、手動ボタンPB1,PB2を押下して自動開閉器の
投入または遮断をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故復旧や配電機
器更新等の工事の際、自動開閉器の接点の開閉動作をす
る開閉駆動用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事故復旧あるいは配電機器更新等
の工事の際、停電区間の縮小・時間短縮はもとより、配
電線路の系統切替や分割作業を迅速化・軽減化するた
め、遠方の指令所から搬送信号を介して開閉器の入り切
り操作を行う配電自動化システムが構築されている。そ
れら配電線路に配設される自動開閉器は、下記(イ),
(ロ),(ハ)の動作状態がある。
【0003】(イ)手動操作「入」の場合 投入コイル又は保持コイルへの操作電源の供給有無にか
かわらず開閉接点「入」状態を保持する。 (ロ)手動操作「切」の場合であって操作電源が供給さ
れている場合 指令所からの入り切り指令に応じて開閉接点「入」又は
「切」状態を保持する。これを自動操作状態と言う。 (ハ)手動操作「切」の場合であって操作電源が供給さ
れていな場合 指令所からの入り切り指令があるにもかかわらず開閉接
点「切」状態を保持する。
【0004】このように、自動操作機構と手動操作機構
を兼ね備えることは無理であり、指令所から完全自動に
より開閉接点を「入」又は「切」状態に操作できるもの
ではない。そのため、一旦、手動操作「入」に切り換え
て強制的に開閉接点を「入」状態として操作電源の供給
を確保した後、手動操作「切」に切り換えて指令所から
の指令により配電線路の状況に応じて開閉接点の入り切
り操作が行われている。
【0005】ところで、接点の開閉動作をする開閉駆動
用電源装置は、例えば実公平7-35261号公報に記載され
ているように、電源用変圧器を開閉器に内蔵して、一次
巻線を配電線路と接続し、二次巻線から変圧された電圧
を取り出している。または、特願平11-119243号に記載
のように開閉器と一体的にコンデンサ分圧器が付設さ
れ、一方の電極が配電線路側に接続される第一の分圧コ
ンデンサと一方の電極が接地側に接続される第二の分圧
コンデンサとを直列に接続し、この第二の分圧コンデン
サと並列に充電回路と整流回路と充電用コンデンサとを
接続して電源を取り出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の開閉駆動用電源装置は、一般に数kVA以上の電源容量
を必要とするため、電源用変圧器や分圧コンデンサが配
電線路の電圧に応じて大型化されていた。特に、都市部
においては、地価高騰による用地取得難、生活機能集中
に伴う諸設備との共存、路上設置に対する都市景観上の
制限等のため配電設備の小型化が要請されているにもか
かわらず、開閉駆動用電源装置は小型化が困難であっ
た。
【0007】また、自動開閉器は、上述のように配電線
路の停電事故時に手動操作による接点開閉動作機構が付
加されている。しかし、現地において事故復旧または配
電設備更新等の工事の際に、配電線路が健全復帰しなけ
れば自動操作機構が正常に機能するか否かを事前チェッ
クできない不都合があった。また、定期的な保守点検作
業の際も、現地で簡易的に「入」「切」操作のチェック
ができることが望まれている。
【0008】そこで本発明は、都市化の進展や用地取得
難等のため配電設備スペースが極めて限定されている状
況のなかで、開閉器本体の小型化を実現し、あわせて、
現地において事故復旧または配電設備更新等の工事の際
に、自動操作機構が正常に機能するか否か事前にチェッ
ク可能とし、また定期的な保守点検作業時でも簡易的に
「入」「切」操作のチェックを可能にする開閉駆動用電
源装置を提供することを課題とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、請求項1の発明は、制御器により入り切りす
る自動開閉器に付設される開閉駆動用電源装置であっ
て、配電線路に併設された低圧配電線路から分岐して接
続される低圧電源入力コネクタと、この低圧電源入力コ
ネクタに接続された整流回路と、この整流回路の次段に
接続され充電用コンデンサにより形成されたコンデンサ
ブロックと、自動開閉器の投入用マグネットコイルおよ
び遮断用マグネットコイルにそれぞれ接続される投入電
源出力コネクタおよび遮断電源出力コネクタと、コンデ
ンサブロックの出力端と投入電源出力コネクタおよび遮
断電源出力コネクタとの間にそれぞれあって前記制御器
の指令により入り切りされる自動投入接点および自動遮
断接点と、前記自動投入接点と並列に接続された手動投
入スイッチと、前記自動遮断接点と並列に接続された手
動遮断スイッチとを備えた開閉駆動用電源装置におい
て、外部電源入力コネクタと、この外部電源入力コネク
タと前記低圧電源入力コネクタと前記整流回路との間に
接続され、整流回路への入力を外部電源入力コネクタと
低圧電源入力コネクタのいずれかに切り換える電源入力
切り換えスイッチと、前記外部電源入力コネクタと接続
ケーブルを介して着脱自在に接続され交流を供給する携
帯充電器とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、制御器により入り切り
する自動開閉器に付設される開閉駆動用電源装置であっ
て、高圧側コンデンサと低圧側コンデンサを直列接続し
て、高圧側端部を配電線路と接続し低圧側端部を接地と
接続した分圧回路と、この分圧回路の低圧側コンデンサ
に一次巻線を接続した変圧器と、この変圧器の二次巻線
に接続された整流回路と、この整流回路の次段に接続さ
れ充電用コンデンサにより形成されたコンデンサブロッ
クと、自動開閉器の投入用マグネットコイルおよび遮断
用マグネットコイルにそれぞれ接続される投入電源出力
コネクタおよび遮断電源出力コネクタと、コンデンサブ
ロックの出力端と投入電源出力コネクタおよび遮断電源
出力コネクタとの間にそれぞれあって前記制御器の指令
により入り切りされる自動投入接点および自動遮断接点
と、前記自動投入接点と並列に接続された手動投入スイ
ッチと、前記自動遮断接点と並列に接続された手動遮断
スイッチとを備えた開閉駆動用電源装置において、外部
電源入力コネクタと、この外部電源入力コネクタと前記
変圧器の二次巻線と前記整流回路との間に接続され、整
流回路への入力を外部電源入力コネクタと変圧器二次巻
線のいずれかに切り換える電源入力切り換えスイッチ
と、前記外部電源入力コネクタと接続ケーブルを介して
着脱自在に接続され交流を供給する携帯充電器とを備え
たことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の発明において、携帯充電器内に、電池と電池の残量表
示器と電池の投入スイッチと電池電圧を所定電圧に変換
するインバータとを内蔵したことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、制御器により入り切り
する自動開閉器に付設される開閉駆動用電源装置であっ
て、自動開閉器に設けられて自動開閉器の投入用マグネ
ットコイルおよび遮断用マグネットコイルにそれぞれ接
続される投入電源入力コネクタおよび遮断電源入力コネ
クタと、これらのコネクタと接続ケーブルを介して着脱
自在に接続される携帯電源装置とを備えたことを特徴と
する。
【0013】請求項5の発明は、請求項4記載の発明に
おいて、携帯電源装置を、電池と、電池の残量表示器
と、電池の投入スイッチと、電池電圧を所定電圧に変換
するインバータと、インバータの出力を整流する整流回
路と、整流回路の次段に接続され充電用コンデンサによ
り形成されたコンデンサブロックと、コンデンサブロッ
クの端子電圧をレベル表示する電圧レベル表示器と、コ
ンデンサブロックの出力端を投入電源回路と遮断電源回
路とに分岐しそれぞれに接続された手動投入スイッチお
よび手動遮断スイッチと、投入電源回路および遮断電源
回路にそれぞれ接続された投入電源出力コネクタおよび
遮断電源出力コネクタとにより構成したことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1は請求項1の発明の実施形態の構成
を示す図である。図において、1は状態保持機構付きの
自動開閉器操作電源箱であり、2は携帯充電器であり、
両者は接続ケーブル3により接続される。携帯充電器2
は、電池21、電池の残量を表示する残量表示器22、
投入スイッチであるところのメインスイッチ23、イン
バータ24、通過電流表示器25等により構成され、メ
インスイッチ23が投入されると、電池21から直流電
流がインバータ24に送られ、交流に変換されてから所
定の電圧に変換され、通過電流表示器25を経て、AC
出力コネクタ26へ送られる。
【0015】なお、27はDC入力コネクタであり、シ
ガライタソケットから電源を入力させる際に用いられ
る。コネクタ26へ送られた電流は、接続ケーブル3を
介して、電源箱1の外部電源入力コネクタ11へ入力さ
れる。また、電源箱1には低圧電源入力コネクタ12が
設けられており、図示しないが、自動開閉器が接続され
ている配電線路に併設された低圧配電線路から分岐した
電源が入力される。コネクタ11およびコネクタ12に
入力された電源は、電源入力切り換えスイッチ13に入
力され、いずれか一方が整流回路14へ送られる。
【0016】整流回路14は入力された交流を整流し
て、コンデンサブロック15へ送る。コンデンサブロッ
ク15は充電用コンデンサにより形成されており、送ら
れてきた電流が蓄えられる。次にコンデンサブロック1
5の出力は2つの回路に分岐され、一方を投入電源回路
として、手動投入押しボタンPB1と自動投入接点X1
並列接続されてから投入電源出力コネクタ16に接続さ
れている。他方を遮断電源回路として、手動遮断押しボ
タンPB2と自動遮断接点X2が並列接続されてから遮断
電源出力コネクタ17に接続されている。コネクタ1
6,17は、図示しないが、自動開閉器の投入用マグネ
ットコイルおよび遮断用マグネットコイルにそれぞれ接
続されている。
【0017】次にこの電源箱1および携帯充電器2の使
用方法について説明する。最初に、電源箱1のコネクタ
16,17が、自動開閉器の投入用マグネットコイルお
よび遮断用マグネットコイルにそれぞれ接続されてい
て、かつ、電源入力切り換えスイッチ13がコネクタ1
1側に切り換えられていることを確認したら、接続ケー
ブル3を電源箱1および携帯充電器2に接続する。次
に、携帯充電器2のメインスイッチ23を投入して、イ
ンバータ24から出力された交流電流を、接続ケーブル
3を介して、電源箱1へ送る。送られた交流電流は、ス
イッチ13を介して、整流回路14へ入力されて整流さ
れ、コンデンサブロック15へ送られて蓄えられる。
【0018】ここで、自動開閉器の投入用マグネットコ
イルを駆動しようとする場合は、手動投入押しボタンP
B1を押下する。すると、コネクタ16を介して、電流
が自動開閉器の投入用マグネットコイルに流れて、接点
が投入される。また、自動開閉器の遮断用マグネットコ
イルを駆動しようとする場合は、手動遮断押しボタンP
B2を押下する。すると、コネクタ17を介して、電流
が自動開閉器の遮断用マグネットコイルに流れて、接点
が遮断される。次に、電源入力切り換えスイッチ13を
コネクタ12側に切り換えて、接続ケーブル3を電源箱
1から外して終了する。
【0019】なお、図示していないが、接続ケーブル3
をコネクタ11に接続すると、自動的に電源入力切り換
えスイッチ13がコネクタ11側に切り換えられるよう
にすることも可能である。また、図示しないが、携帯充
電器2側に電源入力切り換えスイッチ13を設置する構
成とすることも可能である。
【0020】図2は請求項2の発明の実施形態の構成を
示す図である。この実施形態は、電源箱1の一部を除い
て図1と共通の構成であるので、同一部分は同一の符号
を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。電
源箱1側において、図示しない開閉器に接続される高圧
配電線4と接地の間に、高圧側コンデンサC1と低圧側
コンデンサC2を直列接続して、分圧回路18を形成す
る。この低圧側コンデンサC2に、変圧器19の一次巻
線を接続し、二次巻線を電源入力切り換えスイッチ13
の入力に接続して、自動開閉操作の際の電源にしてい
る。この実施形態の使用方法および動作は図1の実施形
態と同一であるので説明を省略する。
【0021】図3は、図1および図2の携帯充電器2の
内部を示すブロック図である。携帯充電器2は、電池2
1、電池の残量を表示する残量表示器22、メインスイ
ッチ23、インバータ24、通過電流表示器25等によ
り構成されている。
【0022】図4は、携帯充電器2と接続ケーブル3等
の外観を示す斜視図である。図において、20は本体上
部に取り付けられた把手であり、28は左側面下部に着
脱自在に取り付けられるカバーであり、29はその内側
に形成されている電池ボックスである。正面には、残量
表示器22、通過電流表示器25、メインスイッチ2
3、AC出力コネクタ26、DC入力コネクタ27が配
置されている。DC入力コネクタ27には、シガライタ
プラグ付外部電源コード5が接続される。なお、出願人
の試作によると、携帯充電器2の外形を縦350mm横
120mm高さ200mm重さ1.5kgとすることが
でき、充分携帯に耐えられるものであった。
【0023】図5は請求項4および5の発明の実施形態
の構成を示す図である。図において、6は状態保持機構
付きの自動開閉器であり、7は携帯電源装置であり、両
者は接続ケーブル8により接続される。携帯電源装置7
は、電池71、電池の残量を表示する残量表示器72、
メインスイッチ73、インバータ74、整流回路75、
コンデンサブロック76、電圧レベル表示器77等によ
り構成され、メインスイッチ73が投入されると、電池
71から直流電流がインバータ74に送られ、交流に変
換されてから所定の電圧に変換され、整流回路75へ送
られる。
【0024】整流回路75は入力された交流を整流し
て、コンデンサブロック76へ送る。コンデンサブロッ
ク76は充電用コンデンサにより形成されており、送ら
れてきた電流が蓄えられるとともに、電圧レベルが電圧
レベル表示器77に表示される。次にコンデンサブロッ
ク76の出力は2つの回路に分岐され、一方を投入電源
回路として、手動投入押しボタンPB3が接続されてか
らDC出力コネクタ78に接続されている。他方を遮断
電源回路として、手動遮断押しボタンPB4が接続され
てからDC出力コネクタ78に接続されている。なお、
79はDC入力コネクタであり、シガライタソケットか
ら電源を入力させる際に用いられる。
【0025】次に、携帯電源装置7の使用方法について
説明する。最初に、接続ケーブル8がコネクタ61およ
びコネクタ78に接続されていることを確認してから、
メインスイッチ73を投入して、インバータ74へ電源
を供給する。インバータ74は入力された直流を交流に
変換し所定電圧に変換してから整流回路75へ入力す
る。整流回路75へ入力された交流は整流され、コンデ
ンサブロック76へ送られて蓄えられる。電圧レベル表
示器77を確認し、100%に達したらメインスイッチ
73を切る。
【0026】ここで、自動開閉器の投入用マグネットコ
イルを駆動しようとする場合は、手動投入押しボタンP
3を押下する。すると、コネクタ78および接続ケー
ブル8を介して、電流が自動開閉器の投入用マグネット
コイルに流れて、接点が投入される。また、自動開閉器
の遮断用マグネットコイルを駆動しようとする場合は、
手動遮断押しボタンPB4を押下する。すると、コネク
タ78および接続ケーブル8を介して、電流が自動開閉
器の遮断用マグネットコイルに流れて、接点が遮断され
る。動作が終了したら押しボタンの押下を停止して、接
続ケーブル8を外して、終了する。
【0027】図6は、図5の携帯電源装置7の内部を示
すブロック図である。携帯電源装置7は、電池71、電
池の残量を表示する残量表示器72、メインスイッチ7
3、インバータ74、整流回路75、コンデンサブロッ
ク76、電圧レベル表示器77等により構成されてい
る。
【0028】図7は、携帯電源装置7と接続ケーブル8
等の外観を示す斜視図である。図において、70は本体
上部に取り付けられた把手であり、81は左側面下部に
着脱自在に取り付けられるカバーであり、82はその内
側に形成されている電池ボックスである。正面には、残
量表示器72、電圧レベル表示器77、メインスイッチ
73、手動投入押しボタンPB3、手動遮断押しボタン
PB4、DC出力コネクタ78、DC入力コネクタ79
が配置されている。DC入力コネクタ79には、シガラ
イタプラグ付外部電源コード9が接続される。なお、出
願人の試作によると、携帯電源装置7の外形を縦400
mm横150mm高さ350mm重さ5kgとすること
ができ、充分携帯に耐えられるものであった。
【0029】図8は、自動開閉器内に設置されるマグネ
ット充電方式による接点開閉駆動部の概略構成を示す図
である。図において、91は交流電源、92は整流回
路、93は充電用コンデンサ、94はスイッチ、95は
投入用マグネットコイル、96は投入用バネである。ス
イッチ94が投入されると、マグネットコイル95が作
動し、左方向に吸引され、それにより投入用バネ96が
右方向に引き延ばされて蓄勢される。ここで、電源部の
電圧降下がないと仮定すると、投入時に必要なエネルギ
ーWc1は、数式1のように表される。
【0030】
【数1】Wc1=V×I×s〔J〕
【0031】ここで、Vはマグネット端子電圧〔V〕、
Iは実効通電電流〔A〕、sは通電時間〔sec〕であ
り、通電電流を30Aピーク値、0.25秒通電時間の
矩形波として概略計算すると、エネルギーWc1は、数式
2のように表せる。
【0032】
【数2】Wc1=90×30×0.25=675〔J〕
【0033】また、一般的にコンデンサに蓄えられるエ
ネルギーWc1は、数式3のように表せる。
【0034】
【数3】Wc1=1/2×C×Vc 2〔J〕
【0035】但し、Cはコンデンサ容量〔F〕、Vc
コンデンサ充電電圧〔V〕である。ここでVcを100
〔V〕とすると、数1、数3により、マグネット充電方
式の場合に自動投入に必要なコンデンサ容量Cは、0.
135〔F〕あれば、十分投入可能であることがわか
る。なお実施形態の携帯充電器2および携帯電源装置7
に収納される電池としては、乾電池、ニッカドバッテ
リ、鉛シールバッテリ等が用いられる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、携帯
充電器または携帯電源装置を備えることで、その分、開
閉駆動用電源装置が小型になるとともに、操作用電源が
得られない場合でも、現地において事故復旧または配電
設備更新等の工事の際に、自動開閉器の入り切り操作が
円滑に行える。また、自動操作機構が正常に機能するか
否かを事前にチェックすることが可能になるとともに、
定期的な保守点検作業時にも簡易的に「入」「切」の操
作チェックが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る実施形態の構成を示す図
である。
【図2】請求項2の発明に係る実施形態の構成を示す図
である。
【図3】図1および図2の携帯充電器の内部を示すブロ
ック図である。
【図4】図1および図2の携帯充電器と接続ケーブル等
の外観を示す斜視図である。
【図5】請求項4および5の発明に係る実施形態の構成
を示す図である。
【図6】図5の携帯電源装置の内部を示すブロック図で
ある。
【図7】図5の携帯電源装置と接続ケーブル等の外観を
示す斜視図である。
【図8】マグネット充電方式による接点開閉駆動部の概
略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 自動開閉器操作電源箱 2 携帯充電器 3 接続ケーブル 4 高圧配電線 5 シガライタプラグ付外部電源コード 6 状態保持機構付自動開閉器 7 携帯電源装置 8 接続ケーブル 9 シガライタプラグ付外部電源コード 11 外部電源入力コネクタ 12 低圧電源入力コネクタ 13 電源入力切り換えスイッチ 14 整流回路 15 コンデンサブロック 16 投入電源出力コネクタ 17 遮断電源出力コネクタ 18 分圧回路 19 変圧器 20 把手 21 電池 22 残量表示器 23 メインスイッチ 24 インバータ 25 通過電流表示器 26 AC出力コネクタ 27 DC入力コネクタ 28 カバー 29 電池ボックス 61 コネクタ 70 把手 71 電池 72 残量表示器 73 メインスイッチ 74 インバータ 75 整流回路 76 コンデンサブロック 77 電圧レベル表示器 78 DC出力コネクタ 79 DC入力コネクタ 81 カバー 82 電池ボックス 91 交流電源 92 整流回路 93 充電用コンデンサ 94 スイッチ 95 投入用マグネットコイル 96 投入用バネ C1 高圧側コンデンサ C2 低圧側コンデンサ PB1 手動投入押しボタン PB2 手動遮断押しボタン PB3 手動投入押しボタン PB4 手動遮断押しボタン X1 自動投入接点 X2 自動遮断接点
フロントページの続き (72)発明者 松岡 正憲 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号 東 光電気株式会社内 Fターム(参考) 5G028 AA04 FC04 5G034 AE00 5H030 AA00 AS03 AS18 BB08 BB09 FF44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御器により入り切りする自動開閉器に
    付設される開閉駆動用電源装置であって、 配電線路に併設された低圧配電線路から分岐して接続さ
    れる低圧電源入力コネクタと、 この低圧電源入力コネクタに接続された整流回路と、 この整流回路の次段に接続され充電用コンデンサにより
    形成されたコンデンサブロックと、 自動開閉器の投入用マグネットコイルおよび遮断用マグ
    ネットコイルにそれぞれ接続される投入電源出力コネク
    タおよび遮断電源出力コネクタと、 コンデンサブロックの出力端と投入電源出力コネクタお
    よび遮断電源出力コネクタとの間にそれぞれあって前記
    制御器の指令により入り切りされる自動投入接点および
    自動遮断接点と、 前記自動投入接点と並列に接続された手動投入スイッチ
    と、 前記自動遮断接点と並列に接続された手動遮断スイッチ
    と、 を備えた開閉駆動用電源装置において、 外部電源入力コネクタと、 この外部電源入力コネクタと前記低圧電源入力コネクタ
    と前記整流回路との間に接続され、整流回路への入力を
    外部電源入力コネクタと低圧電源入力コネクタのいずれ
    かに切り換える電源入力切り換えスイッチと、 前記外部電源入力コネクタと接続ケーブルを介して着脱
    自在に接続され交流を供給する携帯充電器と、 を備えたことを特徴とする開閉駆動用電源装置。
  2. 【請求項2】 制御器により入り切りする自動開閉器に
    付設される開閉駆動用電源装置であって、 高圧側コンデンサと低圧側コンデンサを直列接続して、
    高圧側端部を配電線路と接続し低圧側端部を接地と接続
    した分圧回路と、 この分圧回路の低圧側コンデンサに一次巻線を接続した
    変圧器と、 この変圧器の二次巻線に接続された整流回路と、 この整流回路の次段に接続され充電用コンデンサにより
    形成されたコンデンサブロックと、 自動開閉器の投入用マグネットコイルおよび遮断用マグ
    ネットコイルにそれぞれ接続される投入電源出力コネク
    タおよび遮断電源出力コネクタと、 コンデンサブロックの出力端と投入電源出力コネクタお
    よび遮断電源出力コネクタとの間にそれぞれあって前記
    制御器の指令により入り切りされる自動投入接点および
    自動遮断接点と、 前記自動投入接点と並列に接続された手動投入スイッチ
    と、 前記自動遮断接点と並列に接続された手動遮断スイッチ
    と、 を備えた開閉駆動用電源装置において、 外部電源入力コネクタと、 この外部電源入力コネクタと前記変圧器の二次巻線と前
    記整流回路との間に接続され、整流回路への入力を外部
    電源入力コネクタと変圧器二次巻線のいずれかに切り換
    える電源入力切り換えスイッチと、 前記外部電源入力コネクタと接続ケーブルを介して着脱
    自在に接続され交流を供給する携帯充電器と、 を備えたことを特徴とする開閉駆動用電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の開閉駆動用電源
    装置において、 携帯充電器内に、電池と電池の残量表示器と電池の投入
    スイッチと電池電圧を所定電圧に変換するインバータと
    を内蔵したことを特徴とする開閉駆動用電源装置。
  4. 【請求項4】 制御器により入り切りする自動開閉器に
    付設される開閉駆動用電源装置であって、 自動開閉器に設けられて自動開閉器の投入用マグネット
    コイルおよび遮断用マグネットコイルにそれぞれ接続さ
    れる投入電源入力コネクタおよび遮断電源入力コネクタ
    と、 これらのコネクタと接続ケーブルを介して着脱自在に接
    続される携帯電源装置と、 を備えたことを特徴とする開閉駆動用電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の開閉駆動用電源装置にお
    いて、 携帯電源装置を、 電池と、 電池の残量表示器と、 電池の投入スイッチと、 電池電圧を所定電圧に変換するインバータと、 インバータの出力を整流する整流回路と、 整流回路の次段に接続され充電用コンデンサにより形成
    されたコンデンサブロックと、 コンデンサブロックの端子電圧をレベル表示する電圧レ
    ベル表示器と、 コンデンサブロックの出力端を投入電源回路と遮断電源
    回路とに分岐しそれぞれに接続された手動投入スイッチ
    および手動遮断スイッチと、 投入電源回路および遮断電源回路にそれぞれ接続された
    投入電源出力コネクタおよび遮断電源出力コネクタと、 により構成したことを特徴とする開閉駆動用電源装置。
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