JP2001331754A

JP2001331754A - 代理受払決済システム

Info

Publication number: JP2001331754A
Application number: JP2000152288A
Authority: JP
Inventors: Koichi Kotani; 小谷洪一
Original assignee: Fukuchiyama Kotani Sangyo Kk
Current assignee: Fukuchiyama Kotani Sangyo Kk
Priority date: 2000-05-24
Filing date: 2000-05-24
Publication date: 2001-11-30

Abstract

(57)【要約】【課題】電子取引及びカード決済システムによる盗難、
偽造、支払人詐称、商品間違い、決済後に商品が届かな
い等の問題を防止する。【解決手段】リアル取引では写真、指紋、取引履歴照合
等で不正防止。バーチャル取引では、ユーザーと店舗が
取引を約束後に、第３者のＦ.Ｅ.Ｍ.センターがユーザ
ーから取引内容の確認を取り、商品受渡、クーリングオ
フ期間を問題なく終了後、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターから店舗
口座に振り込みする方法で、決済に第３者を介した取引
となり、悪意の者がユーザー及び店舗を詐称できない、
また、店舗も取引完了まで入金にならないので詐欺的行
為も不可能。ユーザークーリングオフ制度をカードシス
テムに取り入れることで取引の安全が保証される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】ビジネスモデル支払人と受取人とのあいだに、代理受払人を置く決済シ
ステムで前記の請求項１から４を具備したビジネスモデ
ルである。

【０００２】

【従来の技術】決済時期早い、クーリングオフ期間無しクレジットカード、キャッシュカード型デビッドカード
等は、カード番号、写真、暗証番号によるユーザー確認
であり、現在の電子取引システムの大半は、ユーザーが
商品を受取り、内容を確認する前の契約時点で支払が行
われる。クーリングオフ機能の採用や、現場端末での指
紋照合を通信回線を使用せず高度なチェックを実行する
機能を持つシステムは現在存在しない。また、現金機能
に加えてバーチャル取引と同様の機能を持ったＩＣデビ
ットカードシステムも存在しない。

【発明が解決しようとする課題】セキュリティー強化、
ユーザー保護

【０００３】現金、クレジットカード、キャッシュカ
ード型デビッドカード等の使用課題は、取り扱い手数、
盗難、偽造、支払人詐称、店舗側詐欺等の防止が必要で
あり、また、現在の電子取引システムの大半は、ユーザ
ーが商品を受取り、内容を確認する以前に支払が行われ
ることによりユーザーへの取引保証が十分に行われてい
ない。ＩＤ、暗唱番号のみにたよらない安全システムの
採用、より便利なＩＣデビッドカード機能が要望されて
いる。

【課題を解決するための手段】決済時期をクーリングオ
フ期間終了後

【０００４】リアル取引、バーチャル取引ともに、消費
者と店舗の間にユーザーエージェントとしてＦ.Ｅ.Ｍ.
センターが入り請求項１から請求項４のシステムを使用
する事で、カード偽造、盗難、詐称等の不正を防止。商
品間違い、商品が届かない等の、商品クレーム問題を解
決出来る消費者サイドの支払システムとなる。

【発明の実施の形態】

【０００５】請求項１の４．Ｆ．Ｅ．Ｍ．センター
を設置請求項１の５．Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード発行加
盟登録店募集Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード発行ユーザー募集

【０００６】対面取引(リアル取引) カードを現金として使用する場合ユーザーは預金口座からＦ.Ｅ.Ｍ.カードに預金を引
出し保有しておく。店舗で買い物をしこのカードで支払いする場合、店舗
はＦ.Ｅ.Ｍ.カードにプリントされたユーザー顔写真で
所有者確認する、また、一定額以上の商品を扱う店舗で
は、請求項２．の指紋で所有者の正否を確認の後、取引金額を端末に入力し、ユーザーは取引金額を確認
し端末にカードを挿入する。これによりＦ.Ｅ.Ｍ.カ
ードより端末側に取引金額を移動すると同時に、その取
引履歴の情報をカードに記録する。再度、Ｆ.Ｅ.Ｍ.カードＩＣに入出金する際は前回か
ら今回までの履歴照合と前回以降の履歴をＦ.Ｅ.Ｍ.カ
ードからＦ.Ｅ.Ｍ.センターユーザー履歴に転記する。Ｆ．Ｅ．Ｍカードに十分現金が無い場合や、クーリン
グオフ機能をもったＦ．Ｅ．Ｍ．センターの決済機能を
利用したい場合は、選択によりＦ．Ｅ．Ｍセンターに接
続し、バーチャル取引と同様の代理受払決済システムを
使用出来る。

【０００７】非対面取引(バーチャル取引) 電話、インターネット等、遠隔地決済の場合、ユー
ザーが店舗と通信で契約し、ユーザーがＦ.Ｅ.Ｍ.カー
ドＩＤを店舗に通知し、店舗側から加盟店舗ＩＤと、そ
の取引番号をユーザーに伝える。店舗は、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターにｅメール、FAX等で
Ｆ.Ｅ.Ｍ.ＩＤ、加盟店舗ＩＤ、その取引番号を通知す
る。Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターからユーザーにＦ.Ｅ.Ｍ.カード
発行時に取り決めた方法(ｅメール、FAX、電話等)、場
所に加盟店舗コート゛を通知し、その取引番号をユーザーか
ら聞き取る事で、取引確認を取る。または一定期間をユ
ーザーと定めその期間中に取引中止の通知がなければ次
のステップに入る。ユーザーにの了解または通知終了後、ユーザー口
座より代金をＦ.Ｅ.Ｍ.センター口座(センター加盟金融
機関の代表金融機関にＦ.Ｅ.Ｍ.センターの口座を設け
る)に振り替える。同時にＦ.Ｅ.Ｍ.センターは、店舗にクーリングオフ
期間後に支払う条件でｅメール等で商品発送を指示す
る。Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターは、ユーザー口座より代金をＦ.
Ｅ.Ｍ.センター口座に振り替えた通知をユーザーのｅ
メールアドレスに通知する。店舗は、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターの支払い保証により商品
を発送する。ユーザーが商品を受領。Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターは、クーリングオフ期間中にユー
ザーからクレーム等がなければ、自動的にＦ.Ｅ.Ｍ.セ
ンターより店舗の口座に代金を振込む。ユーザーから支
払い停止依頼などのクレームがある場合は、Ｆ.Ｅ.Ｍ.
センターに問題解決のための調整委員を置き、問題点を
調整解決する。

【０００８】他市の？.Ｅ.Ｍ.カード使用の場合ユーザーカードがＦ.Ｅ.Ｍ.カードでなく、他市の？.
Ｅ.Ｍ.カードを使用した場合、現在普及し始めているキ
ャッシュカード式デビッドカードの決済手順である店舗→情報処理センター→クリアリングセンター
ではなく、店舗→Ｆ.Ｅ.Ｍ.センター→情報処理センター→
クリアリングセンターの順で決済し、取引時のクリアリングセンターよりの相
殺入金をＦ.Ｅ.Ｍ.口座に入金した後、クーリングオフ
期間終了後 → 店舗口座に振込みする。

【０００９】Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード決済は、ユーザーに対
する与信ではなく、ユーザー預金引き落としによる決済
であり、代金相当の預金残高があるか、または、加盟金
融機関とのローン契約により代金引き落としが出来れ
ば、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターから店舗に対し商品発送を指示
する。

【実施例】

【００１０】対面取引(リアル取引)でカードを現金と
して使用する場合

【発明の実施の形態】[0006]の対面取引(リアル取引)の
項と同じく。

【００１１】非対面取引(バーチャル取引)での決済を
する場合

【発明の実施の形態】[0007]の非対面取引(バーチャル
取引)の項と同じく。

【発明の効果】

【００１２】紛失、盗難等に対しての安全性Ｆ.Ｅ.Ｍ.カードに請求項３の７．Ａ．セキュリティー
機能を持たせ、リアル取引においては、カードにプリン
トの顔写真でまづ本人確認し、さらにカードが記憶して
いる指紋データと端末の指紋照合機のデータを照合する
ことで確実な本人確認が出来る。これらの確認作業が端
末サイドのみで可能な為、Ｆ．Ｅ．Ｍ．センターへの電
話回線使用が不要となり接続スピード・コストが削減出
来る。

【００１３】利便性Ｆ．Ｅ．Ｍカードに請求項３の７．のＢ．様々なカード
機能を持たせ、現金とカードそれぞれの長所を生かし
た、少額から高額取引までユーザーのニーズにマッチし
たカードの利用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ローカル単位の金融機関がユーザーと店舗の中
間に入り、支払いを保証して、料金を後払いするＦ.Ｅ.
Ｍ.カードシステムの図面。

【符号の説明】

※ Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターの関係者Ａ、ユーザーＢ、リアル店舗Ｃ、バーチャル店舗
Ｄ、ユーザー金融機関Ｅ、店舗金融機関Ｆ、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センター＆口座
Ｇ、情報処理センターＨ、クリアリングセンター

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｆ 17/60 ５１２Ｇ０６Ｆ 17/60 ５１２Ｂ４２Ｄ 15/10 ５２１Ｂ４２Ｄ 15/10 ５２１Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｑ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】支払人と受取人とのあいだに、取引確
認、クーリングオフ期間を設け、決済を行う代理人を置
く決済システム１．代理受払人消費者保護の立場で、地方(ローカル)の金融機関が決済
の為の協業化センターを組織化し、店舗とユーザーの間
に代理受払人（ユーザーエージェント）として協業化セ
ンターが入る。２．取引確認ユーザー店舗間で非対面取引(バーチャル取引)取引が発
生すると、店舗から取引発生の通知を受けたセンターか
らユーザーに取引確認を行う。３．クーリングオフ期間を設定ユーザー取引内容了承確認後、店舗に商品発送指示、商
品到着、その後に取引代金決済を行うまでの間に、クー
リングオフ期間を設定し、期間終了後に通信販売代金を
決済することで、商品間違い、返品、クレームを減少
し、消費者保護を第一とする代理受払決済システムとす
る。４．Ｆ．Ｅ．Ｍ．センター１．の代理受払人(ユーザーエージェント)とは、基本的
に金融機関が都市毎に共同で設置する決済協業化センタ
ーであり、支払人と受取人とのあいだに入り決済に関わ
るあらゆる処理、ユーザーの購入意志確認、ユーザーと
店舗間のクレ−ム仲裁処理等を実行する。このセンター
には都市毎に呼称をつけ？．Ｅ．Ｍセンターとする。
（？のところには地方都市を表す文字がはいる。）今申
請においては、例として、金融機関決済協業化センター
のローカル範囲を福知山に限定し、Ｆ．Ｅ．Ｍ．センタ
ー（福知山電子マネーセンター＝Fukutiyama Electroni
c Money Center）と称する。５．Ｆ．Ｅ．Ｍ．カードＦ.Ｅ.Ｍ.センターは、多機能を具備したＩ．Ｃデビッ
トカード＝Ｆ．Ｅ．Ｍ．カード（福知山電子マネーカー
ド＝Fukutiyama Electronic Money Card）を発行する。
Ｆ．Ｅ．Ｍ．カードは顔写真、指紋データ、暗唱番号等
のセキュリティー機能を具備し、ＩＣデビッドカード決
済システムを付加し現金用途機能をもつ。ユーザー口座
からＦ.Ｅ.Ｍ.カードＩＣへ預金を引き出す場合、写
真取引履歴暗証番号入力に加えて指紋デー
タにより、振替引出し可能ととする。将来Ｆ.Ｅ.Ｍ.カ
ードが普及した時点で、一定規模以上の店舗に於ては現
金メンテナンスの必要が無いＡＴＭを設置する。６．Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード番号Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード番号は預金の口座番号や暗証番号では
なく、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターが店舗に代わって、Ｆ.Ｅ.Ｍ.
カード発行時のユーザー指定の通信方法、場所へＦ.Ｅ.
Ｍ.センターから本人及び購入意志確認をするためのも
のであり、Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード番号だけではその機能は使
えない。
【請求項２】指紋データをＩＣカードに記録・指紋端末
読とり指紋データ照合請求項１におけるセキュリティー
機能のうち指紋データによるチェック機能は次の通り。
Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード作成時に所有者の指紋データをＩＣカ
ードに記録しておき、店舗またはＡＴＭの指紋端末から
読みとりする指紋データを照合する機能を持たせる事
で、Ｆ.Ｅ.Ｍ.センターに接続せずにカードの正否を確
認し、偽造を防止する。店舗等(リアル取引)では、所有
者本人の顔写真(運転免許証サイズをＦ.Ｅ.Ｍ.カードに
プリントしたもの）で本人確認し、さらに高額取引の店
舗では指紋照合も併用する事で本人確認および購入意志
確認をして不正を防止する。
【請求項３】ＩＣカードとＦ.Ｅ.Ｍ.センターに取引履
歴記録、照合取引履歴によるチェックはＦ.Ｅ.Ｍ.センターとＦ.Ｅ.
Ｍ.カードＩＣに、前回のＦ.Ｅ.Ｍ.センター接続時迄の
入出金履歴情報を記録しておき、再度カードに入出金
時、ユーザーのＩＣカードが持つ前回までの履歴とＦ.
Ｅ.Ｍ.センターの持つ履歴を照合し、不正引出を防止す
る。同時に前回接続時以降の履歴をカードよりセンター
履歴に記録し、カード履歴もＡＴＭ接続毎に前回履歴を
更新する。(偽造防止) ７．Ａ．セキュリティー機能Ｂ．様々なカード機能Ｆ.Ｅ.Ｍ.カードの機能は下記のような機能を付加し、
高度なセキュリティーとカード１枚で現金及から様々な
カード機能までの多用途性を持たせる。Ａ．セキュリティー機能Ｆ.Ｅ.Ｍ.カード番号ユーザーのプリント顔写真、
指紋データ記録、取引の履歴を記録、暗唱番
号Ｂ．様々なカード機能ＩＣデビッド現金機能ＩＣカードへ現金引出しリ
ミットを少額に設定現在利用されているキャッシュカード機能(預貯金カ
ード) 消費者ローン機能(ローカル金融機関の消費者ローン) クレジットカード機能(現在のワールドクレジットカ
ード機能)
【請求項４】非対面取引(バーチャル取引)用決済機能Ｆ．Ｅ．Ｍカードに十分ＩＣ現金が無い場合や、クーリ
ングオフ機能をもったＦ．Ｅ．Ｍ．センターの決済機能
を利用したい場合は、選択によりＦ．Ｅ．Ｍセンターに
接続し、バーチャル取引と同様の代理受払決済システム
を使用出来る。