JP2001331688A - 情報売買仲介方法及び装置 - Google Patents

情報売買仲介方法及び装置

Info

Publication number
JP2001331688A
JP2001331688A JP2000191859A JP2000191859A JP2001331688A JP 2001331688 A JP2001331688 A JP 2001331688A JP 2000191859 A JP2000191859 A JP 2000191859A JP 2000191859 A JP2000191859 A JP 2000191859A JP 2001331688 A JP2001331688 A JP 2001331688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
applicant
terminal
evaluation
payment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000191859A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kameda
剛史 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000191859A priority Critical patent/JP2001331688A/ja
Publication of JP2001331688A publication Critical patent/JP2001331688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】無形情報を最小限のリスクで流通させるマーケ
ットプレイスを創造する。 【解決手段】サービスセンタ1は、情報要求をホームペ
ージなどで通信網6に接続された情報購入希望者端末3
より収集する。次に蓄積した情報要求への情報提供とそ
の対価を情報売却希望者端末4より収集する。収集され
た情報提供の条件一覧(価格と情報売却者への評価点な
ど)を情報購入希望者端末3へ送信し、選択された物の
情報内容を情報購入希望者端末3へ送信する。その後情
報への対価を支払うか支払いを拒否するか選択させ、対
価の支払いが選択された場合には課金支払い情報を課金
情報データベース26に記録し、評価を評価データベー
ス26に記録する。支払拒否された場合には取引履歴デ
ータベース25に記録する。取引成立した情報要求と情
報提供の組み合わせを情報探求者端末5に送信し、選択
されたものの情報内容を情報探求者端末5へ送信し課金
情報を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無形情報、デジ
タルコンテンツ、ソフトウェアなどの無形財産の個人間
売買を、評価制度と支払い拒否制度を備えることによ
り、インターネットなどの広域通信網を介してかつ、売
り手と買い手のリスクを極小化させて行うことのできる
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】個人同士の無形情報流通手段は、インタ
ーネット上の掲示板のように無償にて情報交換されてい
るもの、ホームページ上に無償提供するもの、あるいは
オンラインショップを開き販売したい情報を陳列して販
売方法がある。
【0003】また、有形商品を仲介売買する手段として
は、オークション、逆オークション、売りたし買いたし
情報をマッチングさせる方法などがある(例えば、特開
平11−7467号や特開平11−66168号公報参
照。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の無償での掲示板
やホームページでは情報提供者側に金銭的なメリットが
無いために、本当に有用な情報はインターネット上に掲
載されない問題があった。
【0005】一方、金銭的な価値がある情報をオンライ
ンショップに掲載しても、情報を探している側はどこの
オンラインショップに自分の希望する情報が販売されて
いるのかがわかりにくく、情報要求者は検索サイトなど
を用いて自分の希望する情報が販売されている場所を長
時間探しつづける必要があった。
【0006】また、オンラインショップは基本的に業者
から個人への販売手段として用いられることが通常であ
り、ネットワーク上に信用基礎を築きにくい個人が情報
を販売する手段は極めて限定されていた。
【0007】さらに、オークションや逆オークションな
どの有機的商品の売買を仲介するサービスの場合には、
情報のように入手した瞬間に金銭的価値が失われてしま
う商品に対して用いることはできなかった。なぜなら、
情報は入手するまで価値があるものなのか無いものなの
かの判断が困難であるという性質から、売り手への支払
いを行なった後に情報を提供すると買い手側が無価値な
情報を提供されて詐欺に会う可能性があり、一方支払い
を行う前に買い手へ情報を提供すると売り手側が未払い
によって詐欺に会う可能性がありうるからである。
【0008】現在のネット上の個人間ネットオークショ
ンシステムにも評価システムを実装して、売り手と買い
手のリスクを軽減化させる工夫がされているが、無形情
報の販売には不十分であった。なぜなら、有形商品販売
時の売り手側のリスクは商品の発送を金銭先払い後にさ
せることにより完全に取り除くことが出来、その時に発
生しうる買い手側が詐欺に会った場合には送付された商
品が有形であるがゆえに、後から詐欺罪の立証などが可
能であったのに対し、無形情報を商品とした場合には、
売り手側が確かに価値のある情報を販売したと言い張れ
ば第三者が詐欺罪の立証することは極めて困難であり、
買い手側のリスクが軽減できず取引が成立しにくいから
である。
【0009】上記の問題点を後払い方式にして買い手側
リスクの払拭をしたとしても、依然として売り手側が未
払いによる詐欺に会う可能性は残り、その場合でも買い
手側が無価値な情報を送りつけられたと言い張ればこれ
もまた第三者による詐欺罪を立証は極めて困難である。
以上のことから、現状の個人間オークションシステムに
実装されているの評価システムでは無形情報の取引に対
しては不十分であった。
【0010】さらに、従来の逆オークション型仲介ビジ
ネスでは、一回の取引成立のみを目的としていた。現状
の仕組みのままで情報売買仲介を行なった場合は、一度
成立した取引条件をそのまま第三者との取引にも適用す
ることが不可能であり、情報のような無形で在庫の概念
の無い商品を多くの人に対して販売するには毎度オーク
ションの手続きを一から経ねばならず不満が残った。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決するために成されたものであり、ネットワーク
を通じた個人間の無形情報取引において、販売者と購入
者の双方に低リスクの取引が可能となるマーケットプレ
イスを提供することと、有用と判断される情報について
は仲介売買成立後に当事者以外の第三者へ対しても広く
流通させることにある。これにより、従来の情報流通手
段よりも質の高い情報を、より大量に流通させることが
可能となる。
【0012】
【課題を解決するための手段】(イ)情報購入希望者か
ら登録される、購入を希望する情報への要求を任意の文
字列形式にて蓄積する手段。 (ロ)(イ)によって蓄積された要求と、後述する
(ホ)によって記録された情報購入希望者の取引履歴
を、情報売却希望者端末からの検索命令に対して表示す
ることが出来、情報売却希望者の選択した情報購入希望
者からの要求に対して、情報売却希望者の売却したい情
報の題目、内容およびその情報への対価の登録を蓄積す
る手段。 (ハ)(ロ)によって登録された情報のうち、情報の題
目、情報への対価、および後述する(ヘ)によって記録
される情報売却希望者への評価履歴を情報購入希望者に
対して表示し、情報購入希望者によって選択された情報
の内容を情報購入希望者端末へ送信する手段。 (ニ)(ハ)によって提供された情報への対価を情報購
入希望者端末から情報売却希望者へ支払うか、あるいは
支払わないかを情報購入希望者端末より選択させ、その
結果を情報売却希望者へ通知する手段。 (ホ)(ニ)によって支払いが選択された場合には、情
報購入希望者と情報売却希望者の両方の取引履歴に支払
いが成立したという記録を行い蓄積し、一方(ニ)によ
って支払い拒否が選択された場合には、情報購入希望者
と情報売却希望者の両方の取引履歴に支払い拒否が発生
したという記録を、(イ)と(ロ)によって登録された
内容と共に行い蓄積する手段。 (ヘ)(ニ)によって支払いが成立した場合には、
(ハ)によって提供された情報への評価を情報購入希望
者端末より複数段階評価にて選択され、その評価結果を
(ハ)にて提供された情報の登録者である情報売却希望
者に対する評価履歴と、(ハ)によって提供された情報
自体への評価履歴の両方へ記録し蓄積する手段。 (ト)(イ)、(ロ)の段階において介在する情報購入
希望者または情報売却希望者に対し登録料を課金でき、
(ニ)の段階において支払いの成立した取引に対して情
報購入希望者または情報売却希望者に対し情報売買仲介
手数料を課金することの出来る手段。 以上のごとくネットワーク上に構成された個人間無形情
報売買仲介方法および装置と、 (チ)(イ)にて蓄積された要求、(イ)の登録者に対
する「請求項1」(ハ)で記録された取引履歴、(ロ)
で蓄積された情報の題目、情報への対価、および(ロ)
の登録者に対する(ヘ)で記録された評価履歴のうち、
(ニ)によって支払いが成立したもののみを抽出し、情
報探求者端末からの検索命令に適合するものを表示する
手段。 (リ)(チ)によって表示されたもののうち、情報探求
者端末によって選択された情報の内容を情報探求者端末
へ送信する手段。 (ヌ)(リ)によって情報探求者と情報売却希望者の両
方の取引履歴に支払いが成立したという記録を行い蓄積
し、情報売却希望者へ情報探求者との取引が成立した旨
を通知する手段。 (ル)(リ)によって提供された情報への評価を情報探
求者端末より複数段階評価にて選択させ、その評価結果
を(リ)にて提供された情報の登録者である情報売却希
望者に対する評価履歴と、(リ)によって提供された情
報自体への評価履歴の両方へ記録し蓄積する手段。 (ヲ)(リ)の段階において、情報探求者または情報売
却希望者に対し情報売買仲介手数料を課金することの出
来る手段。 以上のごとくネットワーク上に構成された個人間無形情
報売買仲介方法および装置を備えることを特徴とする。
【0012】本発明では情報購入希望者側が要求した情
報を入手した後に、支払いするかどうかを判断すること
が出来、なおかつ支払い拒否された取引情報は他の情報
売却希望者に対して公開される点と、一度支払いを含む
取引の成立した情報は第三者である情報探求者からも購
入可能となる点が従来のシステムと異なる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の構成例を示す図
である。図1において、1はサービスセンタ、11は情
報要求登録手段、12はデータベース管理手段、13は
情報要求閲覧手段、14は情報提供登録手段、15は情
報提供閲覧・内容提供手段、16は利用者認証手段、1
7は課金情報管理手段、18は評価・取引履歴管理手
段、19は取引成立情報閲覧・内容提供手段、21は利
用者データベース、22は情報要求データベース、23
は情報提供データベース、24は評価データベース、2
5は取引履歴データベース、26は課金情報データベー
ス、3は情報購入希望者端末、31は情報購入希望者ア
クセス手段、4は情報売却希望者端末、41は情報売却
希望者アクセス手段、5は情報探求者端末、51は情報
探求者アクセス手段、6は通信網を表す。サービスセン
タ1、情報購入希望者端末3、情報売却希望者端末4、
情報探求者端末5は、通信網6を介して接続される。
【0014】情報要求登録手段11は、利用者認証手段
16により情報購入希望者が認証された場合に、情報購
入希望者端末3から情報要求を収集し、情報要求データ
ベース22に登録する手段である。
【0015】データベース管理手段12は、本サービス
の利用者に関する情報、不特定多数の情報購入希望者端
末3から収集した情報要求、不特定多数の情報売却希望
者端末4から収集した情報提供、情報購入希望者端末3
から収集した評価に関する情報、本サービスによって成
立した取引に関する情報、利用に伴う課金情報等をデー
タベースとして管理する手段である。
【0016】情報要求閲覧手段13は、情報要求データ
ベース22として管理されている情報要求の検索画面を
情報売却希望者端末4へ送信し、その検索結果として出
力される情報要求と取引履歴データベース25として管
理されているその情報要求登録者に対する取引履歴を閲
覧させる手段である。
【0017】情報提供登録手段14は、利用者認証手段
16により情報売却希望者が認証された場合に、情報要
求閲覧手段13によって閲覧された情報要求データベー
ス22中の情報要求への情報提供登録画面を情報売却希
望者端末4へ送信し、情報提供に関するデータを情報提
供データベース23に登録する手段である。
【0018】情報提供閲覧・内容提供手段15は、利用
者認証手段16により情報購入希望者が認証された接続
される。それは、情報購入希望者端末3に対し、情報購
入希望者自身が登録した情報要求に対する、情報提供登
録手段14によって登録されたすべての情報提供のう
ち、情報タイトルと価格、およびその評価データベース
24として管理されているその情報提供登録者に対する
評価情報を送信する手段を持つ。さらにそれは情報購入
希望者によって選択された情報提供に含まれる情報内容
を送信する手段を備えた手段である。
【0019】利用者認証手段16は、データベース管理
手段12が管理するデータベースに対する情報購入希望
者端末3と情報売却希望者端末4および情報探求者端末
5からの接続要求に対し、それぞれの利用者が正規の利
用者であるかどうかを暗号情報等により認証する手段で
ある。
【0020】課金情報管理手段17は、本サービスを利
用した情報購入希望者と、情報売却希望者と、情報探求
者に対しての課金および支払い情報を課金情報データベ
ース26にて管理する手段である。
【0021】評価・取引履歴管理手段18は、情報提供
閲覧・内容提供手段15によって情報購入希望者端末3
へ送信された情報内容に対して支払いをするか支払わな
いかの選択枝を情報購入希望者端末3に送信し、支払い
が選択された場合には課金情報管理手段17を用いた情
報提供者への支払いと、その情報提供者と送信された情
報内容への評価を複数段階にて収集して評価データベー
ス24に登録した後に取引履歴データベース25に取引
成立情報を登録し、支払わないが選択された場合には取
引履歴データベース25に取引不成立情報を登録する手
段である。
【0022】取引成立情報閲覧・内容提供手段19は、
利用者認証手段16により情報探求者が認証された場合
に、評価・取引履歴管理手段18によって支払いが選択
された情報要求とそれに対する情報提供の組みあわせの
みを検索する画面を情報探求者端末5へ送信し、特定の
項目に関するデータ(情報要求、情報提供題目、価格、
情報要求を登録した情報購入希望者の取引履歴、情報提
供を登録した情報売却希望者の評価、情報提供への評
価)を閲覧させる手段を備え、さらにその閲覧された特
定の項目に関するデータのうち、情報探求者によって選
択されたものに付随する情報の内容を情報探求者端末5
へ送信し、課金情報管理手段17によって課金をし、そ
の情報提供者と送信された情報の内容への評価を複数段
階にて収集して評価データベース24に登録する手段を
も備える手段である。
【0023】利用者データベース21は、情報購入希望
者、情報売却希望者、および情報探求者の個人情報や利
用者識別子(ID)および暗号情報(パスワード)など
を記憶するデータベースである。情報要求データベース
22は情報購入希望者によって登録される、どのような
情報が欲しいかという情報要求に関するデータを記憶す
るデータベースである。情報提供データベース23は、
情報売却希望者によって登録される、情報売却希望者の
要求に対し、このような情報があるという情報提供に関
するデータを記憶するデータベースである。評価データ
ベース24は、情報売却希望者に対する評価や情報売却
希望者の提供した情報内容への評価に関するデータを記
憶するデータベースである。取引履歴データベース25
は、情報購入希望者から情報売却希望者へ金銭が支払わ
れたかどうかに関するデータを記憶するデータベースで
ある。課金情報データベース26は、情報購入希望者、
情報売却希望者、および情報探求者への課金および支払
いのための情報を記憶するデータベースである。
【0024】情報購入希望者アクセス手段31は情報購
入希望者端末3にあって、情報要求登録手段11、情報
要求閲覧手段12、情報提供閲覧・内容提供手段15、
および評価・取引履歴管理手段18にアクセスする手段
である。情報売却希望者アクセス手段41は情報売却希
望者端末4にあって、情報提供登録手段14にアクセス
する手段である。情報探求者アクセス手段51は情報探
求者端末5にあって、取引成立情報閲覧・内容提供手段
19にアクセスする手段である。
【0025】図2は本発明の動作概要を示す図である。
以下では、本システムをインターネット上においてWo
rld Wide Webを利用して実現する場合につ
いて説明する。
【0026】まず、サービスセンタ1はWebサーバー
等によりインターネットなどの通信網6上にWebベー
スのサービスを立ちあげる。情報購入希望者は、通信網
6に接続された情報購入希望者3のWebブラウザ31
により、サービスセンタ1のWebベースのサービスを
インターフェースとする情報要求登録手段11に利用者
認証手段16による認証を経た後に接続し、どのような
種類の情報を求めているかを平易な文章データにより登
録する。情報要求登録手段11は登録されたデータを情
報要求データベース22に書き込み管理する()。
【0027】登録された情報要求に対し情報を提供し対
価を得たい情報売却希望者は、インターネット6に接続
された情報売却希望者端末4のWebブラウザ41によ
り、サービスセンタ1のWebベースのサービスをイン
ターフェースとする情報要求閲覧手段13に利用者認証
手段16による認証を経た後に接続し、どのような情報
が求められているのか、またその情報を求めている人
は、過去にどのような取引履歴を残しているかを検索し
て閲覧する。そして、要求された情報をその情報要求登
録者である情報購入希望者へ提供し、対価を得たいと判
断した場合には情報提供登録手段14に接続し、提供し
たい情報のタイトル、その情報の価格、その情報の内容
を登録する()。
【0028】情報購入希望者は、によって登録された
情報のうち、情報のタイトルとその情報の価格のみを情
報提供閲覧・内容提供手段15によって閲覧できる。ま
たその登録された情報の登録元である情報売却希望者に
対する今までの評価を情報提供閲覧・内容提供手段15
によって評価データベース24より抽出し合わせて閲覧
できる。情報購入希望者は登録された情報のタイトル、
価格、登録者の評価から総合判断を行い、その情報を購
入したいと判断した場合には情報提供閲覧・内容提供手
段15を用いて情報の内容を入手する()。
【0029】によって情報を入手した情報購入希望者
は、評価・取引履歴管理手段18に接続し、入手した情
報を提示された価格どおりに支払うか支払わないかを選
択する。入手した情報に対し、支払う価値があると判断
した場合には支払いを選択し、情報購入希望者は課金情
報管理手段17を通じて課金される。合わせて情報購入
希望者は評価・取引履歴管理手段18によって、入手し
た情報に対する満足度を3段階ないし5段階などの段階
評価にて評価を行い、入手した情報とその情報の提供者
である情報売却希望者の評価として評価データを評価デ
ータベース24に登録すると同時に、取引履歴データベ
ース25に取引が成立した旨を記録する。しかし、情報
購入希望者は入手した情報に対し、提示された価格では
支払う価値がないと判断した場合には、評価・取引履歴
管理手段18を用いて支払いしないを選択し、取引履歴
データベース25に取引が成立しなかった旨を記録する
()。取引履歴データベース25はどのような情報要
求に対して、どのような情報提供がなされた結果支払い
が成立しなかったのかがすべて記録されていて情報要求
閲覧手段13より閲覧することができるから、の段階
において情報売却希望者は支払いが不成立だった各々の
取引履歴について、情報購入希望者側と情報要求希望者
側のどちら側に問題があって支払いが成立しなかったの
かが判断できる。また、評価データベース24は情報売
却希望者への評価データが記録されており、情報提供閲
覧・内容提供手段15によって閲覧できるから、の段
階において情報購入希望者は各々の情報提供に対して価
値のある情報をいつも提供している情報売却希望者から
登録された情報なのか、そうではないかの判断基準とで
きる。
【0030】によって支払いが選択された場合は、サ
ービスセンタ1は情報購入希望者に対して課金処理を
し、情報売却希望者に対しては課金情報管理手段17を
通じて支払い処理を行う()。
【0031】すでに登録された情報提供のうち、価値の
高い情報のみを検索して入手したい情報探求者は通信網
6に接続された情報要求者端末5のWebブラウザ51
により、サービスセンタ1のWebベースのサービスを
インターフェースとする取引成立情報閲覧・内容提供手
段19に利用者認証手段16による認証を経た後に接続
し、によって支払いの成立した取引である情報要求と
情報提供(情報の内容は読むことができない)の組みあ
わせを検索して閲覧する。閲覧した組みあわせにはすで
にによって評価がついているため、評価と価格から判
断して購入すると決定した場合には、情報の内容を入手
する。その時情報探求者は課金情報管理手段17を通じ
てサービスセンタ1から課金される。また、情報探求者
はと同様に入手した情報に対しての評価を3段階ない
し5段階などの段階的評価によって行い、評価データベ
ース24に入手した情報とその情報の提供者である情報
売却希望者への評価データを登録する()。
【0032】の発生時にサービスセンタ1は情報探求
者の購入した情報の登録者である情報売却希望者に対し
課金情報管理手段17を通じて支払い処理を行う
()。
【0033】図3は、サービスセンタ1において、デー
タベース管理手段12が管理する各データベース構造の
例を示す。利用者データベース21には、例えば図3
(a)に示すように、利用者のID(利用者の識別
子)、パスワード、e−mailアドレス、評価点合
計、支払い回数、支払い拒否回数、決済口座番号などと
いった情報が格納される。これらのデータは利用者認証
手段16によって参照されるほか、情報要求閲覧手段1
3や情報提供閲覧・内容提供手段15、取引成立情報閲
覧・内容提供手段19などによって閲覧・更新される。
【0034】情報要求データベース22には、例えば図
3(b)に示すように、情報要求ID、利用者ID、情
報要求タイトル、情報要求内容、情報要求カテゴリ、登
録日時などが格納される。これらのデータは主に情報要
求登録手段11によって書きこまれる。情報要求IDは
連番等によって自動採番される番号であり、利用者ID
は情報購入希望者の利用者IDであり、情報要求タイト
ルと情報要求内容は、どのような情報を希望しているか
を記述する項目であり、情報要求カテゴリはサービスセ
ンタ1によって予め設定される情報の分類から選択され
た値が格納される。これらは情報要求閲覧手段13など
からも参照される。
【0035】情報提供データベース23は、例えば図3
(c)に示すように、情報提供ID、情報要求ID、情
報提供者ID、情報提供タイトル、情報提供内容、情報
価格、評価ID、評価点合計、登録日時などが格納され
る。これらのデータは主に情報提供登録手段14によっ
て書きこまれる。情報提供IDは連番などによって自動
採番される番号であり、情報要求IDは情報要求データ
ベース22に格納される情報要求IDと同一項目であ
り、情報提供者IDは情報売却希望者の利用者IDであ
り、情報提供タイトル、情報提供内容、情報価格はどの
ような情報をいくらによって売却するのかが書きこまれ
る場所である。評価ID、評価点合計は登録された情報
自身への評価であり、評価・取引履歴管理手段18によ
って書きこまれる。
【0036】評価データベース24は、例えば図3
(d)に示すように、評価ID、評価者ID、被評価者
ID、被評価情報提供ID、評価点、コメントなどが格
納される。これらのデータは主に評価・取引履歴管理手
段18によって書きこまれる。評価IDは連番等によっ
て自動採番される番号であり、評価者ID、被評価者I
Dはそれぞれ対象となる利用者IDである。被評価情報
提供IDは情報提供データベース23中の情報提供ID
と同一項目である。評価点は3段階もしくは5段階など
の段階評価にて書きこまれる。
【0037】取引履歴データベース25は、例えば図3
(e)に示すように、取引履歴ID、情報提供ID、情
報要求者ID、情報提供者ID、支払いフラグ、情報要
求者コメント、情報提供者コメントなどが格納される。
これらのデータは主に評価・取引履歴管理手段18によ
って書き込まれる。取引履歴IDは連番等によって自動
採番される番号である。
【0038】課金情報データベース26は、例えば図3
(f)に示すように、課金情報ID、取引履歴ID、利
用者ID、課金金額、支払い金額など、利用者の利用状
況に応じて課金処理、支払い処理を行う為のデータが格
納される。
【0039】図4は情報購入希望者がサービスセンタ1
に接続し、情報要求を登録した後に、情報売却希望者か
らそれに対応する情報提供が登録されるまでの処理の流
れを示す。情報購入希望者は情報購入希望者端末3中の
アクセス手段31を用いてサービスセンタ1へ接続する
と(S101)サービスセンタ1では利用者認証手段1
6が起動し、情報購入希望者端末3へ認証画面を送信す
る(S102)。情報購入希望者は情報購入希望者端末
3に表示された認証画面に対し、利用者のIDとパスワ
ードを入力し、サービスセンタ1へ送信する(S10
3,S104)。サービスセンタ1は送信されたID、
パスワードを利用者データベース21と照らし合わせて
間違いがなければ情報要求登録手段11を起動する(S
105)。
【0040】情報要求登録手段11はまず情報要求登録
画面をサービスセンタ1から情報購入希望者端末31へ
情報要求登録画面を送信し(S106)、情報購入希望
者は、表示された情報要求登録画面に対してどのような
情報を求めているのかを入力し、サービスセンタ1へ送
信する(S107,S108)。その情報をサービスセ
ンタ1は情報要求データベース22に登録する(S10
9)。
【0041】一方、情報売却希望者は、情報売却希望者
端末4中のアクセス手段41を用いてサービスセンタ1
に接続要求し(S110)、サービスセンタ1は利用者
認証手段16を経て情報売却希望者を認証した後に、情
報要求閲覧手段13を起動する。情報要求閲覧手段13
はまず、情報要求検索画面を情報売却希望者端末4へ送
信し(S111)、情報売却希望者は情報要求を検索す
る条件を入力してサービスセンタ1へ返送する(S11
2,S113)。サービスセンタ1は情報売却希望者の
入力した検索要求に適合する情報要求を情報要求データ
ベース22から検索し、該当する情報要求に関する情報
要求タイトル、情報要求内容、登録者の取引実績などを
情報要求データベース22と取引履歴データベース2
5、利用者データベース21から抽出し、情報売却希望
者端末4へ送信し表示させる。(S114,S11
5)。
【0042】情報売却希望者は情報売却希望者端末4に
表示された情報要求から、情報提供を行いたい情報要求
を選択し、サービスセンタ1へ送信する(S116)。
サービスセンタ1は情報提供登録手段14を起動し、情
報提供登録画面を送信し(S117)、情報売却希望者
端末4に表示させる(S118)。情報売却希望者は情
報を提供したい内容、タイトルや価格を入力し、サービ
スセンタ1に送信する(S119)。サービスセンタ1
は送信されたデータを情報提供データベース23に登録
し(S120)、新規に情報提供が登録された旨を情報
購入希望者にメールにて送信する(S121)。
【0043】図5は情報購入希望者がサービスセンタ1
に接続し、情報提供を入手し、情報売却希望者への支払
いの選択や評価付けまでの処理の流れを示す。情報購入
希望者は、情報購入希望者端末3中のアクセス手段31
を用いてサービスセンタ1に接続要求し(S201)、
サービスセンタ1は利用者認証手段16を経て情報購入
希望者を認証した後に、情報提供閲覧・内容提供手段1
5を起動する。情報提供閲覧・内容提供手段15はまず
情報提供検索画面を情報購入希望者端末へ送信し表示さ
せる(S202,S203)。情報購入希望者は自分で
情報要求を登録したもののうち、どの情報要求に対する
情報提供を閲覧するのかを選択してサービスセンタ1に
送信する(S204)。サービスセンタ1は選択された
情報要求に対して登録された情報提供を情報提供データ
ベース23から抽出し、その情報提供に関連する利用者
情報や評価情報を利用者データベース21や評価データ
ベース24と紐付けして、情報購入希望者端末3へ送信
し、表示させる(S205,S206)。この時点では
情報提供タイトル、価格などは表示されるものの、情報
内容自体は表示されない。情報購入希望者3は表示され
た内容から好ましいと思われる情報提供を選択し、サー
ビスセンタ1へ送信する(S207)。選択された情報
提供に登録された情報内容を、情報提供データベース2
3より抽出し、情報購入希望者端末3へ送信し、情報を
提供する(S208,S209)。
【0044】情報提供を受けた情報購入希望者は、提供
された情報が提示された価格に見合う内容であったかど
うかを判断し、支払いまたは支払い拒否を選択する(S
210)。支払いが選択された場合には、課金情報管理
手段17が起動し、課金情報データベース23に情報購
入希望者への課金情報と情報売却希望者への支払い情報
記録及び取引履歴データベース25へ取引履歴の記録が
行われ(S211)、情報売却希望者へ支払い情報がメ
ールで送信される(S212)。その後、評価記録画面
を送信し(S213)、情報購入希望者より入力された
の評価(S214)を情報提供データベース23と評価
データベース24に記録する(S215)。一方、情報
購入希望者により支払い拒否が選択された場合には、支
払い拒否された旨が取引履歴データベースに記録され
(S216)、支払い拒否がされた通知が情報売却希望
者へメールで通知される(S217)。情報購入希望者
と情報売却希望者は、支払い拒否に関するコメントを書
きこむことができる(S218,S219,S22
0)。
【0045】図6は情報探求者がサービスセンタ1に接
続し、取引成立済みの情報提供を入手し、情報売却希望
者への支払いと評価付けまでの処理の流れを示す。情報
探求者は、情報探求者端末5中のアクセス手段51を用
いてサービスセンタ1に接続要求し(S301)、サー
ビスセンタ1は利用者認証手段16を経て情報探求者を
認証した後に、取引成立情報閲覧・内容提供手段19を
起動する。取引成立情報閲覧・内容提供手段19はまず
取引成立情報要求検索画面を送信し(S302)、検索
条件を入力させる(S303,S304)。サービスセ
ンタ1は検索条件に対応した、すでに取引成立情報要求
と取引成立情報提供のセット、及びそれらに関連する取
引履歴や評価などを利用者データベース21、情報要求
データベース22、情報提供データベース23、評価デ
ータベース24、取引履歴データベース25から抽出し
て情報探求者端末5へ送信し、表示させる(S305,
S306)。情報探求者は入手したい情報提供を選択し
(S307)、サービスセンタ1は選択された情報提供
の情報内容を情報提供データベース23より抽出して情
報探求者端末5へ送信する(S308,S309)。そ
の後サービスセンタ1は、情報探求者へ課金情報管理手
段17を通じて課金を行い、情報売却希望者へ支払い情
報をメールで通知し(S310)、評価記録画面を情報
探求者端末5へ送信する(S311)。情報探求者は入
手した情報の評価を入力しサービスセンタ1へ送信する
(S312)。サービスセンタ1は送信された評価を情
報提供データベース23と評価データベース24に記録
する(S313)。
【0046】
【実施例】本発明は、電子データに変換できるあらゆる
ものが取り扱い対称となる。単純なテキストによる情報
でもかまわないし、音楽や画像、動画やソフトウェアま
ですべての電子データが取り扱い可能であるが、本発明
の実施例としてテキスト情報とバイナリファイルの取り
扱い例を取りあげる。
【0047】質問掲示板を本発明を利用して運用する。
従来のボランティア的な応答ではなく、ユーザーに金銭
的なメリットがある上での応答となるため、より迅速で
詳細な情報の入手が期待できる。利用者に身分詐称など
が無いように、あらかじめIDとパスワードにより認証
を行う。
【0048】まず、本システムのサービスセンタは、イ
ンタフェースとなるホームページを立ちあげる。このホ
ームページから情報を探し求めているユーザー(情報購
入希望者)が自由にニーズ(○○について教えて欲しい
等)を登録することが出来る他、携帯電話端末などから
もアクセスし登録することが出来る。
【0049】図7は、情報要求登録画面の例を示す図で
ある。情報を探し求めている者は自分の求めている情報
の題目、内容を記述し登録する。情報提供側の検索が容
易となるように求めている情報の分類を合わせて選択さ
せたり、情報提供が登録されたときに合わせて要求者へ
メールが来るようにさせたりしても良い。
【0050】この情報のニーズを蓄積したデータベース
は、サービスセンタに会員登録されたものであれば誰で
も閲覧することが出来る。ニーズに対して提供を行う者
(情報売却希望者)の登録情報は、あらかじめ銀行振り
込み口座番号を登録させるなどユーザーの認証をしっか
りとさせることも可能であるし、インターネット上の仮
想口座などを開設しある程度の匿名性を認めることも可
能である。匿名性を認めることによる人物詐称のリスク
は、本発明に実装されている評価システム及び支払い拒
否が可能なシステムによって極小化できる。
【0051】図8および図9は、情報要求を検索して選
択し、その要求に対しての情報を登録するまでの画面例
の図である。図8は、情報購入希望者によって登録され
た情報要求を検索し、その検索結果を表示した画面であ
る。本実施例のように情報要求を分類している場合に
は、情報要求の情報分類に属した情報要求を閲覧できる
ことにより、情報売却希望者の得意分野の情報要求のみ
を閲覧することが可能である。支払い履歴の欄は、情報
購入希望者が過去の取引において何回支払いを行ったか
の履歴が表示されている。本発明では情報提供を受けた
際に、情報要求をした者がその情報が本人にとって支払
う価値があるか無いかを判断し、支払い価値があると判
断したもののみを選択して支払うことが可能である。こ
の仕組みは情報購入希望者にとっては有利な条件である
が、一方で情報売却希望者にとっては、せっかく希少な
情報を提供したにもかかわらず、支払いとならないがあ
るために不利な条件となってしまう。その情報売却希望
者へのリスクを回避するために、情報購入希望者が支払
い拒否をした過去の取引内容は、情報売却希望者全員に
公開されている。それらの過去の取引において、情報購
入希望者が支払い拒否した理由は妥当であったかどうか
を情報売却希望者は判断し、確かに情報購入希望者は支
払いに価する情報の提供を受けていなかったから支払い
を拒否しただけだと判断すれば、その情報購入希望者の
情報要求に対して自分の持つ情報を登録・提供すれば良
いし、一方でその情報購入希望者は支払いに価するよう
な情報を提供受けていたにも関わらず、支払いをしなか
った正当ではない人物であると判断した場合には、その
情報購入希望者の情報要求を無視して自分の持つ情報を
登録・提供しなければ良い。特に情報提供回数が多いに
も関わらず支払い件数が極端に少ない人物は、多くの人
から不当な情報ばかりを受けている不運な人物である
か、支払いを行わない不当な人物であるかのどちらかで
あるため、慎重に過去の取引実績を調べて判断する必要
がある。過去の支払い拒否をした取引実績は図13の画
面例のように閲覧できる。
【0052】図9は情報提供登録画面の例を示す図であ
る。図8の画面で情報を提供するに価する人物であると
判断した場合には、その人物の求める情報要求に対して
情報提供を登録する。登録内容は、題目、提供金額、内
容である。添付ファイルを登録することも認めるように
すれば、テキスト情報だけでなくバイナリ情報も提供可
能となる。
【0053】図8、図9によって情報売却希望者(A)
から情報提供が登録された後に、情報購入希望者は登録
された情報を引き出して情報提供受けることが可能とな
る。図10、図11は情報提供を検索し、選択した情報
提供の内容を閲覧するまでの画面である。図10によっ
て、情報購入希望者は情報売却希望者から登録された情
報提供を一覧することが出来る。情報提供タイトルと価
格によって購入したい情報を検討できるほか、評価点情
報及び取引実績によっても価格に見合う情報でありうる
かどうかを判断できる。図14は情報売却希望者の評価
履歴を閲覧する画面例を示す図である。ここに表示され
る過去の情報購入者からの評価点およびコメントによっ
て、情報提供を受けた過去の情報購入希望者は情報売却
希望者をどのように評価しているかを判断できる。ま
た、過去の取引実績は図13と同様の画面によって過去
の取引が公開されるため、情報の提供が過去の情報購入
希望者にとって支払いに価する内容であったかどうかが
判断できる。ただし、情報提供内容まで公開すると、情
報売却希望者の提供した過去の商品そのものまで公開さ
れてしまうため、過去の取引で公開されるものは、情報
要求題目、情報要求内容、情報提供題目、情報提供価
格、情報購入希望者側支払い拒否理由のコメント、それ
に対する情報売却希望者側のコメントまでに留めること
も可能である。
【0054】図11は図10に陳列された情報提供の中
から購入すると決定した情報提供の内容を入手する画面
である。情報提供内容に添付ファイルが含まれていれば
ダウンロードすることも出来る。情報を入手した後に、
入手した情報内容と価格を比較し、支払いを選択したり
支払い拒否を選択したりできる。支払いを選択した場合
にはその情報への満足度を段階的に評価できる。またコ
メントを登録することも出来る。ここで登録された評価
点は、情報売却希望者へ対する評価と提供受けた情報内
容への評価の両方として登録される。情報を入手した
が、評価及び支払いの選択をせずに終わらせてしまうユ
ーザーもいると考えられるため、入手後数時間以内に選
択をしない場合には任意の選択が自動的に行われるよう
にすることも可能である。本実施例では自動的に支払い
となるように設定しているが、自動的に支払い拒否とす
ることも可能である。
【0055】情報を探している者は、情報購入希望者と
して必要な情報要求を登録し、情報売却希望者からの情
報提供を受けることが可能であるが、要求を登録してか
ら情報要求が登録されるまでに数時間ないし数日のリー
ドタイムが発生する上に、情報売却希望者から情報が支
払いに価しないような粗末な情報を提供されてしまうリ
スクも発生する。その問題点を回避するために情報探求
者となって過去の情報要求とそれに対する情報提供の
内、情報購入希望者から支払いに価すると判断された情
報提供のみを選択して購入することが出来る。その画面
例が図12で示す取引成立情報要求閲覧画面である。図
12に表示される情報要求は、その要求に対して登録さ
れた情報提供が要求者から見て支払いに価すると判断さ
れて支払いが成立したもののみが選別されて掲載されて
いる。これらの情報要求の中で情報探求者の求めている
情報要求に最も近いと思われる情報要求を選択し、その
情報要求に登録された情報提供を選択して購入すること
が出来ることにより、即座に情報を入手できる。取引成
立情報要求検索機能にて検索される情報要求は、情報探
求者の求めている情報と必ずしも一致するとは限らない
が、情報を即座にかつ比較的安全な情報を入手したいと
思う人物には便利な機能である。ただし、情報購入希望
者と情報売却希望者が結託することにより、価値の無い
情報をあたかも価値があったかのように取引自体を作り
出すことも可能である。このことによる情報探求者のリ
スクは、図15の画面例のように登録された情報自体へ
の評価と情報提供者への評価を閲覧することが可能であ
るため、登録された情報提供に対し、他の情報探求者は
どのような評価を付けたかを閲覧することが可能である
ため極小化できる。価格と評価点などを比較検討し、情
報を購入すると決定した場合には図16のような画面例
によって入手する。この場合選択の余地が無く情報売却
希望者へ課金してもよいし、情報購入希望者と同様に支
払いを選択可能にしてもことよいが、情報探求者のリス
クは本発明の仕組みによって十分に極小化されているた
め前者の方が望ましい。
【0056】本発明を運用するサービスセンタ1は、情
報購入希望者、情報売却希望者、情報探求者の誰からも
利用料金を徴収することが可能である。毎月固定の利用
料や利用時間に応じた利用料を徴収したり、情報要求登
録料や情報提供登録料などを徴収したりすることも出来
るが、最もビジネスとして成功する可能性が高いのは、
情報購入希望者と情報探求者から支払いが選択された場
合に、手数料を差し引いて情報売却希望者へ支払いをす
る手数料ビジネスモデルであると考えられる。決済手段
も選ばず、クレジットカード、現金振り込み、電子マネ
ー、インターネット接続業者や携帯電話キャリアによる
決済などが考えられるが、小額決済に適した決済手段が
望ましい。また、情報売却希望者への支払い方法は、前
記の決済手段の他にポイント制を導入し、金額相当商品
や金券の送付による支払いも可能である。本システムで
は、下記の点で従来のシステムと異なる。
【0057】情報購入希望者側 従来、情報を捜し求めるものはロボット型検索サイトな
どを用いて、膨大なインターネットの情報の海から、針
のように小さい自分のニーズに適合する情報を入手する
ことに多大な時間を費やしていたが、本システムに情報
要求を登録するだけで、簡単に様々な情報提供を受ける
ことが出来る。情報は有料であるがゆえに、より質の高
い情報を入手できることが期待できる。さらに本発明の
支払い拒否機能や評価機能などによりリスクは極小化さ
れている。ここでいう質の高い情報とは、情報の新鮮
さ、正確さ、わかりやすさなどが高度である情報を言
う。
【0058】情報売却希望者側 従来、情報を提供する側には有償の情報を提供する手段
が限定されており、オンラインショップを開設して情報
を陳列し、多くのマーケティングコストをかけて顧客を
獲得するしか方法が無かった。しかし本システムには情
報のニーズが既に登録されており、その者に対して情報
提供すれば見返りを得られる可能性が極めて高くなる。
また、従来のオークション形ビジネスモデルまたは逆オ
ークション型ビジネスモデルでは、一回一回の取引が独
立しており、一度成立した取引と同条件で再度取引する
ことが出来なく、情報のような在庫の概念が無い商品を
売却したいと思う場合に問題があった。しかし本システ
ムでは情報を売却した後に購買者からの評価が高くけれ
ば、ますます情報探求者に対して再販しやすくなり、質
の高い情報は何度でも売上も期待できるようになる。
【0059】情報探求者側 評価点の高い情報に付いては、従来の情報流通手段では
無し得ない質の高い情報であると期待でき、評価制度に
よって比較的安全に質の高い情報を迅速に入手すること
が可能となる。
【0060】
【発明の効果】取引成立しなかった取引の内容が他の情
報売却希望者から閲覧可能となるために、その取引に介
在した情報購入希望者側と情報売却希望者側のどちらに
問題があったのかを他の情報売却希望者は判断可能とな
り、全体の買い手側リスクと売り手側リスクを縮小でき
る。また、一度情報購入希望者によって支払う価値のあ
ると判断された情報は第三者である情報探求者からも購
入可能かつ評価可能であるために、評価の良い情報は再
登録作業をすることなしにより多くの人々から購入され
る。さらに、取引実績の多い情報購入希望者と評価の高
い情報売却希望者の間で取引された情報は、その情報自
体の評価がまだ高くなかったとしても有用な情報取引で
会った可能性が高く、第三者である情報探求者が購入す
る際のリスクが縮小される。
【0061】これらの効果が複合し、従来のシステムで
は成し得なかった、質の高い情報を大量に流通させるこ
とを促し、現在の情報化社会に多大なる貢献を果たすこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示す図である。
【図2】本発明の動作概要を示す図である。
【図3】本発明の各データベースの構造の例を示す図で
ある。
【図4】情報購入希望者がサービスセンタに接続し、情
報要求を登録した後に、情報売却希望者からそれに対応
する情報提供が登録されるまでの処理の流れを示す図で
ある。
【図5】情報購入希望者がサービスセンタに接続し、情
報提供を入手し、情報売却希望者への支払いの選択や評
価付けまでの処理の流れを示す図である。
【図6】情報探求者がサービスセンタに接続し、取引成
立済みの情報提供を入手し、情報売却希望者への支払い
と評価付けまでの処理の流れを示す図である。
【図7】情報要求登録画面の例を示す図である。
【図8】情報要求検索画面の例を示す図である。
【図9】情報提供登録画面の例を示す図である。
【図10】情報提供検索画面の例を示す図である。
【図11】情報入手・支払い選択・評価画面の例を示す
図である。
【図12】取引成立情報要求検索画面の例を示す図であ
る。
【図13】支払い拒否履歴閲覧画面の例を示す図であ
る。
【図14】評価履歴閲覧画面の例を示す図である。
【図15】取引成立情報提供閲覧画面の例を示す図であ
る。
【図16】情報探求者用情報入手・評価画面の例を示す
図である。
【符号の説明】
1 サービスセンタ 11 情報要求登録手段 12 データベース管理手段 13 情報要求閲覧手段 14 情報提供登録手段 15 情報提供閲覧・内容提供手段 16 利用者認証手段 17 課金情報管理手段 18 評価・取引履歴管理手段 19 取引成立情報閲覧・内容提供手段 21 利用者データベース 22 情報要求データベース 23 情報提供データベース 24 評価データベース 25 取引履歴データベース 26 課金情報データベース 3 情報購入希望者端末 31 情報購入希望者アクセス手段 4 情報売却希望者端末 41 情報売却希望者アクセス手段 5 情報探求者端末 51 情報探求者アクセス手段 6 通信網
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月24日(2001.1.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 情報売買仲介方法及び装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 情報購入希望者端末と情報売却希望者端
末とサービスセンタとを通信網を介して接続して情報売
買を仲介する装置において、(j) 情報購入希望者端
末からの、購入希望情報の要求をサービスセンタにおい
て蓄積する手段と(k) (j)にて蓄積された購入希
望情報の要求と、記録、登録されている情報購入希望者
端末の取引履歴を、情報売却希望者端末からの検索命令
に応じて表示可能とする手段と(l) 情報売却希望者
端末の選択した情報購入希望者端末からの要求に対し
て、情報売却希望者端末の売却したい情報の題目、内容
およびその情報に対する対価の登録をサービスセンタに
蓄積する手段と(m) (l)にて登録された情報のう
ち、情報の題目、情報に対する対価、および後述する
(q)によって記録される情報売却希望者端末に対する
評価履歴を情報購入希望者に対して表示可能とする手段
と(n) 情報購入希望者端末が購入を選択した情報の
内容をサービスセンタから情報購入希望者端末へ送信す
る手段と(o) (n)にて提供された情報に対する対
価を支払うか、あるいは支払わないかを情報購入希望者
端末より選択させ、その結果を情報売却希望者へ通知す
る手段と(p) (o)にて支払いが選択された場合に
は、情報購入希望者端末と情報売却希望者端末の両方の
取引履歴に支払いが成立したという記録を行い蓄積し、
一方(o)にて支払い拒否が選択された場合には、情報
購入希望者端末と情報売却希望者端末の両方の取引履歴
に、支払い拒否が発生したという記録を、(j)と
(l)によって登録された内容と共に記録を行い蓄積す
る手段と(q) (o)によって支払いが成立した場合
には、(n)によって提供された情報に対する評価を、
情報購入希望者端末より複数段階評価にて選択させ、そ
の評価結果を(n)にて提供された情報の登録者である
情報売却希望者端末に対する評価履歴と、(n)によっ
て提供された情報自体に対する評価履歴の両方へ記録し
蓄積する手段と(r) (o)の段階において支払いの
成立した取引に対して情報購入希望者端末および情報売
却希望者端末の少なくとも一方に情報売買仲介手数料を
課金する手段とを具備することを特徴とする、情報売買
仲介装置。
【請求項】 情報購入希望者端末と情報売却希望者端
末と価値の高い情報を検索して入手したい情報探求者端
末とサービスセンタとを通信網を介して接続して情報売
買を仲介する方法において、(s) 情報購入希望者端
末からの購入希望情報の要求をサービスセンタに送信し
て登録し、(t) 情報購入希望者端末ないし情報探求
者端末と、情報売却希望者端末との取引履歴をサービス
センタに登録し、(u) 情報売却希望者端末は売却し
たい情報の題目、情報に対する対価及び情報の内容をサ
ービスセンタに送信して登録し、(v) 情報購入希望
者端末ないし情報探求者端末と情報売却希望者端末との
間で情報の売買が成立した情報および情報売却希望者端
末に対して、情報売却希望者端末及び情報探求者端末が
それぞれ複数の評価段階で評価し、評価履歴としてサー
ビスセンタに登録し、蓄積し、(w) 情報探求者端末
において売買が成立し且つ支払いが成立したものの情報
の題目、対価、及び評価履歴をサービスセンタの登録か
ら検索抽出可能とし、そのうち情報探求者端末が選出し
た情報の内容をサービスセンタに要求し、(x) サー
ビスセンタにおいて、情報探求者端末から要求された情
報内容を送信し、情報内容を送信した直後もしくは送信
した情報内容に対する対価の支払いが情報探求者端末に
より選択された時点で、情報探求者端末及び情報売却希
望者端末の両方の取引履歴に支払いの成立の記録を行
い、蓄積し、情報売却希望者端末と売買取引が成立した
ことを通知し、(y) サービスセンタにおいて、情報
探求者端末へ情報内容の送信した段階、もしくは送信し
た情報内容に対する対価の支払いが情報探求者端末によ
り選択された段階で、情報探求者端末および情報売買希
望者端末の少なくとも一方に対して情報売買仲介手数料
を課金することを特徴とする、情報売買仲介方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の、情
報購入希望者端末と情報売却希望者端末とサービスセン
タとを通信網を介して接続して情報売買を仲介する方法
により、(a) 情報購入希望者端末からの購入希望情
報の要求をサービスセンタに送信し、登録し、(b)
サービスセンタに登録されている購入希望者端末の購入
希望情報の要求と購入希望者端末の取引履歴とを、情報
売却希望者端末の検索に応じて情報売却希望者端末へ送
信し、(c) 情報売却希望者端末は、検索により供給
された情報購入希望者端末の要求と情報購入希望者端末
の取引履歴とから、情報購入希望者端末を選択し、選択
した情報購入希望者端末の要求に対して情報売却希望者
の売却したい情報の題目、内容および対価を前記サービ
スセンタに送信、登録し、(d) 前記(c)にて登録
された情報のうち、情報の題目、情報に対する対価、及
び情報売却希望者端末に対する過去の登録されている評
価履歴を情報購入希望者端末にて表示可能とし、(e)
情報購入希望者端末が購入を選択した場合、その情報
内容をサービスセンタから情報購入希望者端末へ送信
し、(f) 前記(e)にて提供された情報に対する対
価を支払うか、支払わないかを情報購入希望者端末によ
って選択させ、サービスセンタは、その結果を情報売却
希望者端末へ通知し、(g) 前記(f)において支払
いが選択された場合には、情報購入希望者端末と情報売
却希望者端末の両方の取引履歴に支払いが成立したとい
う記録を行い、蓄積し、前記(f)において支払い拒否
が選択された場合には、情報購入希望者端末と情報売却
希望者端末の両方の取引履歴に支払い拒否が発生したと
いう記録を、(a)と(c)にて登録された内容と共に
記録し、蓄積し、(h) 前記(g)によって支払いが
成立した場合には、(e)によって提供された情報に対
する評価を、情報購入希望者端末より複数段階評価にて
選択させ、サービスセンタはその評価結果を、(e)に
て提供された情報の登録者である情報売却希望者に対す
る評価履歴と、(e)によって提供された情報自体に対
する評価履歴の両方へ記録し、蓄積し、(i) (g)
の段階において支払いの成立した取引に対してサービス
センタは、情報購入希望者および情報売却希望者の少な
くとも一方に情報売買仲介手数料を課金することにより
解決される。また、本発明の、情報購入希望者端末と情
報売却希望者端末とサービスセンタとを通信網を介して
接続して情報売買を仲介する装置において、(j) 情
報購入希望者端末からの、購入希望情報の要求をサービ
スセンタにおいて蓄積する手段と(k) (j)にて蓄
積された購入希望情報の要求と、記録、登録されている
情報購入希望者端末の取引履歴を、情報売却希望者端末
からの検索命令に応じて表示可能とする手段と(l)
情報売却希望者端末の選択した情報購入希望者端末から
の要求に対して、情報売却希望者端末の売却したい情報
の題目、内容およびその情報に対する対価の登録をサー
ビスセンタに蓄積する手段と(m) (l)にて登録さ
れた情報のうち、情報の題目、情報に対する対価、およ
び後述する(q)によって記録される情報売却希望者端
末に対する評価履歴を情報購入希望者に対して表示可能
とする手段と(n) 情報購入希望者端末が購入を選択
した情報の内容をサービスセンタから情報購入希望者端
末へ送信する手段と(o) (n)にて提供された情報
に対する対価を支払うか、あるいは支払わないかを情報
購入希望者端末より選択させ、その結果を情報売却希望
者へ通知する手段と(p) (o)にて支払いが選択さ
れた場合には、情報購入希望者端末と情報売却希望者端
末の両方の取引履歴に支払いが成立したという記録を行
い蓄積し、一方(o)にて支払い拒否が選択された場合
には、情報購入希望者端末と情報売却希望者端末の両方
の取引履歴に、支払い拒否が発生したという記録を、
(j)と(l)によって登録された内容と共に記録を行
い蓄積する手段と(q) (o)によって支払いが成立
した場合には、(n)によって提供された情報に対する
評価を、情報購入希望者端末より複数段階評価にて選択
させ、その評価結果を(n)にて提供された情報の登録
者である情報売却希望者端末に対する評価履歴と、
(n)によって提供された情報自体に対する評価履歴の
両方へ記録し蓄積する手段と(r) (o)の段階にお
いて支払いの成立した取引に対して情報購入希望者端末
および情報売却希望者端末の少なくとも一方に情報売買
仲介手数料を課金する手段とを具備している。さらに、
本発明の、情報購入希望者端末と情報売却希望者端末と
価値の高い情報を検索して入手したい情報探求者端末と
サービスセンタとを通信網を介して接続して情報売買を
仲介する方法において、(s) 情報購入希望者端末か
らの購入希望情報の要求をサービスセンタに送信して登
録し、(t) 情報購入希望者端末ないし情報探求者端
末と、情報売却希望者端末との取引履歴をサービスセン
タに登録し、(u) 情報売却希望者端末は売却したい
情報の題目、情報に対する対価及び情報の内容をサービ
スセンタに送信して登録し、(v) 情報購入希望者端
末ないし情報探求者端末と情報売却希望者端末との間で
情報の売買が成立した情報および情報売却希望者端末に
対して、情報売却希望者端末及び情報探求者端末がそれ
ぞれ複数の評価段階で評価し、評価履歴としてサービス
センタに登録し、蓄積し、(w) 情報探求者端末にお
いて売買が成立し且つ支払いが成立したものの情報の題
目、対価、及び評価履歴をサービスセンタの登録から検
索抽出可能とし、そのうち情報探求者端末が選出した情
報の内容をサービスセンタに要求し、(x) サービス
センタにおいて、情報探求者端末から要求された情報内
容を送信し、情報内容を送信した直後もしくは送信した
情報内容に対する対価の支払いが情報探求者端末により
選択された時点で、情報探求者端末及び情報売却希望者
端末の両方の取引履歴に支払いの成立の記録を行い、蓄
積し、情報売却希望者端末と売買取引が成立したことを
通知し、(y) サービスセンタにおいて、情報探求者
端末へ情報内容の送信した段階、もしくは送信した情報
内容に対する対価の支払いが情報探求者端末により選択
された段階で、情報探求者端末および情報売買希望者端
末の少なくとも一方に対して情報売買仲介手数料を課金
するようになっている。本発明では情報購入希望者側が
要求した情報を入手した後に、支払いするかどうかを判
断することが出来、かつ支払い拒否された取引情報は他
の情報売却希望者に対して公開され、一度支払いを含む
取引の成立した情報は第三者である情報探求者からも購
入可能である。また、本発明では情報購入希望者端末は
購入情報自体に対する評価を情報売却希望者端末の評価
とは別個に行い、サービスセンタに登録して蓄積してい
るので、購入したい情報の内容を従来の売却希望者の評
価のみによる場合に比して良好に判別できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)情報購入希望者から登録される、購
    入を希望する情報への要求を任意の文字列形式にて蓄積
    する手段。 (ロ)(イ)によって蓄積された要求と、後述する
    (ホ)によって記録された情報購入希望者の取引履歴
    を、情報売却希望者端末からの検索命令に対して表示す
    ることが出来、情報売却希望者の選択した情報購入希望
    者からの要求に対して、情報売却希望者の売却したい情
    報の題目、内容およびその情報への対価の登録を蓄積す
    る手段。 (ハ)(ロ)によって登録された情報のうち、情報の題
    目、情報への対価、および後述する(ヘ)によって記録
    される情報売却希望者への評価履歴を情報購入希望者に
    対して表示し、情報購入希望者によって選択された情報
    の内容を情報購入希望者端末へ送信する手段。 (ニ)(ハ)によって提供された情報への対価を情報購
    入希望者端末から情報売却希望者へ支払うか、あるいは
    支払わないかを情報購入希望者端末より選択させ、その
    結果を情報売却希望者へ通知する手段。 (ホ)(ニ)によって支払いが選択された場合には、情
    報購入希望者と情報売却希望者の両方の取引履歴に支払
    いが成立したという記録を行い蓄積し、一方(ニ)によ
    って支払い拒否が選択された場合には、情報購入希望者
    と情報売却希望者の両方の取引履歴に支払い拒否が発生
    したという記録を、(イ)と(ロ)によって登録された
    内容と共に行い蓄積する手段。 (ヘ)(ニ)によって支払いが成立した場合には、
    (ハ)によって提供された情報への評価を情報購入希望
    者端末より複数段階評価にて選択させ、その評価結果を
    (ハ)にて提供された情報の登録者である情報売却希望
    者に対する評価履歴と、(ハ)によって提供された情報
    自体への評価履歴の両方へ記録し蓄積する手段。 (ト)(イ)、(ロ)の段階において介在する情報購入
    希望者または情報売却希望者に対し登録料を課金でき、
    (ニ)の段階において支払いの成立した取引に対して情
    報購入希望者または情報売却希望者に対し情報売買仲介
    手数料を課金することの出来る手段。 以上のごとくネットワーク上に構成された個人間無形情
    報売買仲介方法および装置。
  2. 【請求項2】(イ)「請求項1」(イ)にて蓄積された
    要求、「請求項1」(イ)の登録者に対する「請求項
    1」(ハ)で記録された取引履歴、「請求項1」(ロ)
    で蓄積された情報の題目、情報への対価、および「請求
    項1」(ロ)の登録者に対する「請求項1」(ヘ)で記
    録された評価履歴のうち、「請求項1」(ニ)によって
    支払いが成立したもののみを抽出し、情報探求者端末か
    らの検索命令に適合するものを表示する手段。 (ロ)(イ)によって表示されたもののうち、情報探求
    者端末によって選択された情報の内容を情報探求者端末
    へ送信する手段。 (ハ)(ロ)によって情報探求者と情報売却希望者の両
    方の取引履歴に支払いが成立したという記録を行い蓄積
    し、情報売却希望者へ情報探求者との取引が成立した旨
    を通知する手段。 (ニ)(ロ)によって提供された情報への評価を情報探
    求者端末より複数段階評価にて選択させ、その評価結果
    を(ロ)にて提供された情報の登録者である情報売却希
    望者に対する評価履歴と、(ロ)によって提供された情
    報自体への評価履歴の両方へ記録し蓄積する手段。 (ホ)(ロ)の段階において、情報探求者または情報売
    却希望者に対し情報売買仲介手数料を課金することの出
    来る手段。 以上のごとくネットワーク上に構成された個人間無形情
    報売買仲介方法および装置。
JP2000191859A 2000-05-23 2000-05-23 情報売買仲介方法及び装置 Pending JP2001331688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191859A JP2001331688A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 情報売買仲介方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191859A JP2001331688A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 情報売買仲介方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001331688A true JP2001331688A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18691080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000191859A Pending JP2001331688A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 情報売買仲介方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001331688A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018142765A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 学習済みモデル提供方法および学習済みモデル提供装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018142765A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 学習済みモデル提供方法および学習済みモデル提供装置
JPWO2018142765A1 (ja) * 2017-02-03 2019-11-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 学習済みモデル提供方法および学習済みモデル提供装置
JP7149459B2 (ja) 2017-02-03 2022-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 学習済みモデル提供方法および学習済みモデル提供装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8473353B2 (en) Conducting commerce between individuals
JP5362902B2 (ja) インターネット仲介サイトを利用したインターネットショッピングサービス提供方法及びシステム
US20100153278A1 (en) Web sites that introduce a seller to a universe of buyers, web sites that receive a buyer's listing of what he wants to buy, other introduction web sites, systems using introduction web sites and internet-based introductions
US20020120537A1 (en) Web based system and method for managing business to business online transactions
US20010037261A1 (en) Agent purchase method, agent purchase system and record medium containing transaction management program
US20070239556A1 (en) System and method for facilitating transactions through a network portal
US20020016745A1 (en) Settlement intermediation processing apparatus, storage medium in which a program for settlement intermediation processing is stored, computer program for settlement intermediation, online shop apparatus, and on-line shopping method and system
US20020019817A1 (en) Method and system for trading in personal information and storage medium therefor
WO2000034842A2 (en) Method and apparatus for detecting and deterring the submission of similar offers in a commerce system
JP2004192437A (ja) 電子商取引に係わる代金の決済サービス方法、決済システム、コンピュータプログラム、プログラム格納媒体
US20020010636A1 (en) Incentive system for use with a system using a network to facilitate transactions between a buyer and at least one seller
KR20000054383A (ko) 인터넷 정보 거래 서비스 시스템 및 그 방법
CN112184398A (zh) 一种多模块的知识产权网络交易平台
EP1313047A1 (en) Commodity selling or buying method using network
KR20090022083A (ko) 공동구매와 역경매 방식을 이용한 전자상거래 시스템 및방법
AU7212400A (en) Method and system for membership sales in internet shopping mall
US20030225680A1 (en) Escrow management system
JP2003122946A (ja) 受託購入方式での仲介取引を成立させる電子商取引装置
JP3923951B2 (ja) ネットワークを利用した商品販売または購入の方法
US20060085300A1 (en) Systems and methods for auctioning government items
JP2001331688A (ja) 情報売買仲介方法及び装置
KR100415120B1 (ko) 전자상거래의 구매와 결제에 관한 통합 의사 전달 서비스사업 방법 및 이를 구현할 수 있는 프로그램이 수록된컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체
US20040267631A1 (en) Match promoting system and method
JP2005174281A (ja) バイヤー端末、買付代行方法、委託買付システムおよび委託買付方法
KR20020071144A (ko) 지불유보 은행계좌를 이용한 대금지불 방법 및 시스템