JP2001329750A - 造作材 - Google Patents

造作材

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JP2001329750A
JP2001329750A JP2000153091A JP2000153091A JP2001329750A JP 2001329750 A JP2001329750 A JP 2001329750A JP 2000153091 A JP2000153091 A JP 2000153091A JP 2000153091 A JP2000153091 A JP 2000153091A JP 2001329750 A JP2001329750 A JP 2001329750A
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JP
Japan
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light
luminous
energy
pigment
room
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JP2000153091A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Ikeda
和洋 池田
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Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間において照明を点灯しなくても出隅等を
認識してこれにぶつかることなく住居内の移動を容易に
することができる造作材を提供する。 【構成】 ドア枠1、幅木2、窓額縁3、及び出隅配置
部材4は、廊下5側に一部を露出させて設けられたもの
であり、当該露出面の全部又は一部に蓄光面を有してい
る。蓄光面は、蓄光顔料を含んだ透明なABS樹脂をコ
ーティングすることによって得ている。前記蓄光顔料
は、光を吸収してそのエネルギーを蓄えるとともに、こ
のエネルギーを徐々に放出して可視光に変換して出射す
る性質を有する。従って、夜間には前記蓄光面がほのか
に光ることになり、照明を点灯しなくても、造作材にぶ
つかることなく他の部屋に容易に行くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一部が室内において
露出される造作材に関する。
【0002】
【従来の技術】居住生活においては、夜、消灯就寝して
から未明の間に眠いながら起きて別の部屋に行くことが
ある。例えば、手洗所に行くような場合である。また、
幼い子供がいる家庭では、夜中に何回か子供部屋に行っ
て布団を掛けなおしてあげることもある。このような場
合には一般に廊下灯を点灯することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、暗くし
てある寝室から出ていきなり明るい光を目に受けること
は不快である。しかも、明るい光を目に受けたことによ
って、寝室に戻ってもなかなか寝つけなくなることが多
い。一方、廊下灯ではなく足元灯を配備することでかか
る不具合を解消することが考えられるが、足元灯では明
るさが不十分であるために出隅等にぶつかってしまうこ
とがある。また、消費電力は少ないものの電気エネルギ
ーを消費してしまうことになり、省エネルギー住宅設計
が要請されている観点からすれば、一層の工夫が必要で
ある。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、夜間にお
いて照明を点灯しなくても出隅等を認識してこれにぶつ
かることなく住居内の移動を容易にすることができる造
作材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の造作材は、上
記の課題を解決するために、室内露出面の全部又は一部
に蓄光顔料を含有して成る蓄光面が形成されていること
を特徴とする。
【0006】上記蓄光面は、家屋内に入ってきた太陽光
や室内の蛍光灯からの光を吸収してそのエネルギーを蓄
えるとともに、このエネルギーを徐々に放出して可視光
に変換して出射する性質を有する。従って、夜間には前
記蓄光面がほのかに光ることになり、照明を点灯しなく
ても、造作材にぶつかることなく他の部屋に容易に行く
ことができるようになる。そして、このように照明を点
灯しなくてもよいので、住宅における省エネルギー化を
促進することができる。
【0007】前記蓄光面は透明基材に蓄光顔料を含ませ
た材料にて形成されており、当該蓄光面を通して室内露
出面が見えるように構成されているのがよい。蓄光面と
しては透光性のものと非透光性のものとの両方を使用し
得る。しかし、非透光性のものでは、例えば造作材に施
された木目模様等が見えない或いは見えにくくなってし
まい、造作材の意匠性が低下してしまう。蓄光面として
透光性のものを用いることにより、造作材の意匠性低下
を回避することができる。
【0008】造作材は衝撃吸収構造を有して成るのがよ
い。これによれば、前記蓄光面の発光によって造作材に
人がぶつかるのを極力少なくしつつ、たとえぶつかった
としても衝撃吸収構造によって人への衝撃を和らげるこ
とができる。
【0009】造作材は中空形状を有しているのがよい。
これによれば、軽量化が図れるとともに、中空スペース
内に配線を通すことが可能になる。更に、中空形状によ
って衝撃吸収構造を持ち得ることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1
及び図2に基づいて説明する。図1は室内の造作材配置
箇所の一例を示した斜視図であり、図2は室内の出隅構
造の詳細を示した斜視図である。
【0011】造作材は、建物内の仕上げ部分を成すもの
である。図1では、造作材としてドア枠1、幅木2、窓
額縁3、及び出隅配置部材4を示している。これらドア
枠1、幅木2、窓額縁3、及び出隅配置部材4は、廊下
5側に一部を露出させて設けられており、当該露出面の
全部又は一部に蓄光面を有している。
【0012】蓄光面は、蓄光顔料を含んだ例えば透明な
ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン及びスチレ
ンの3成分を有して成る樹脂)から成る(厚み2mm〜
5mm程度)。前記蓄光顔料は、光を吸収してそのエネ
ルギーを蓄えるとともに、このエネルギーを徐々に放出
して可視光に変換して出射する性質を有するものであ
る。この蓄光顔料としては、例えば、硫化亜鉛:銅(Z
nS:Cu)などの非酸化物材料から成るもの、或い
は、酸化ストロンチウムや酸化アルミニウム等の化合物
に希土類元素を添加した酸化物材料から成るもの等を用
いることができる。かかる蓄光顔料としては、できるだ
け長時間に渡って発光を続けるものを用いるのが望まし
い。
【0013】図2は出隅配置部材4の取付構造を示して
いる。この出隅配置部材4は桟木6との間で間仕切りパ
ネル7,7の縁部分を挟持して、当該間仕切りパネル
7,7を支持するとともに出隅部分を保護するものとし
て配置された部材である。前記桟木6の互いに交わる二
側面の部分には係止部材8が取り付けられている。係止
部材8は略十文字形状を成しており、その第一直角面8
aを前記桟木6の二側面の部分に当接させている。係止
部材8の前記第一直角面8aに隣接する第二直角面8b
および第三直角面8cには、各々間仕切りパネル7,7
における室外側面(裏面)の縁部および縁面が当接され
る。そして、係止部材8の第一直角面8aに向かい合う
位置の第四直角面8dの側においては、当該係止部材8
の端部が屈曲されており、当該第四直角面8dにおいて
係合突起収容空間部およびこの空間部への係合突起挿入
間隙が形成されている。
【0014】出隅配置部材4は、室内に露出する側(表
側)において曲面部を有し、裏側において段状部を有し
ている。この段状部(裏側)には、間仕切りパネル7,
7における室内側面(表面)の縁部および縁面が当接す
る面部と、係止部材8における第四直角面8d側の屈曲
部に当接する面部と、係合突起4aとが形成されてい
る。この係合突起4aが前記第四直角面8d側の係合突
起挿入間隙を通って係合突起収容空間部に収容されるこ
とで、出隅配置部材4が係止部材8を介して桟木6に連
結され、間仕切りパネル7,7が出隅配置部材4と桟木
6との間で挟持されることになる。この実施形態の出隅
はかかる構造を有するので、前記係合突起4aを係合突
起挿入間隙に当てて出隅配置部材4を押し込むだけで当
該出隅配置部材4を簡単に装着することができる。
【0015】出隅配置部材4における室内に露出する側
(表側)の全部又は一部に蓄光面が形成されている。蓄
光面は、前述と同様、蓄光顔料を含んだ透明なABS樹
脂をコーティングすることによって得ている。出隅配置
部材4は、押出成形によって製造された人工木材から成
り、且つ、中空構造を有している。
【0016】以上説明したごとく、造作材であるドア枠
1、幅木2、窓額縁3、及び出隅配置部材4は、その室
内露出面の全部又は一部に蓄光面を有している。この蓄
光面は、家屋内に入ってきた太陽光や室内の蛍光灯から
の光を吸収してそのエネルギーを蓄えるとともに、この
エネルギーを徐々に放出して可視光に変換して出射する
性質を有する。従って、夜間には前記蓄光面がほのかに
光るから、照明を点灯しなくても、ドア枠1、幅木2、
窓額縁3、及び出隅配置部材4にぶつかることなく手洗
所や子供部屋などの他の部屋に容易に行くことができる
ようになる。このように、照明を点灯しなくてもよいの
で、住宅における省エネルギー化を促進することができ
る。
【0017】前記蓄光面としては透光性のもの及び非透
光性のもの両方を使用し得る。しかし、非透光性のもの
では、造作材に施された木目模様等が見えない或いは見
えにくくなってしまい、造作材の意匠性が低下してしま
う。この実施形態では、透明基材である透明ABS樹脂
に蓄光顔料を含ませることで、当該蓄光面を通してドア
枠1、幅木2、窓額縁3、及び出隅配置部材4の室内露
出面が見えるように構成している。このように、蓄光面
として透光性のものを用いることにより、造作材の意匠
性低下を回避することができる。
【0018】ドア枠1、幅木2、窓額縁3、出隅配置部
材4等の造作材の表面にゴムやウレタン等から成る衝撃
吸収材を設け、この衝撃吸収材上に蓄光面を形成した構
造、或いはドア枠1、幅木2、窓額縁3、出隅配置部材
4等の造作材の表面に衝撃吸収性と蓄光性の両方を有す
るシート部材を貼付した構造を採用してもよい。このよ
うな構造であれば、前記蓄光面の発光によって造作材に
人がぶつかるのを極力少なくしつつ、たとえぶつかった
としても衝撃吸収によって人への衝撃を和らげることが
できる。
【0019】図2に示した出隅配置部材4は、中空構造
を有する。この中空構造によって衝撃吸収の機能を持ち
得るものである。また、中空構造によって軽量化が図れ
るとともに、中空スペース内に配線を通すことが可能に
なる。
【0020】なお、上記の実施形態では、造作材として
ドア枠1、幅木2、窓額縁3、出隅配置部材4を示した
が、階段、階段の手すり、引き戸のレール部、カウンタ
ー等、あらゆる造作材に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、夜間には前記蓄光面がほのかに光ることになり、照
明を点灯しなくても、造作材にぶつかることなく他の部
屋に容易に行くことができるようになる。従って、暗く
してある寝室から出ていきなり明るい光を目に受けると
いった不快感や、明るい光を目に受けたことによって寝
室に戻ってもなかなか寝つけなくなるといった不具合を
解消して快適な居住生活を提供できるようになる。ま
た、このように照明を点灯しなくてもよいので、住宅に
おける省エネルギー化を促進することができる。蓄光面
としては透光性のものと非透光性のものとの両方を使用
し得るが、透光性のものを用いる場合には、例えば造作
材に施された木目模様等を蓄光面を通して見ることがで
きるから、造作材の意匠性低下を回避することができ
る。また、造作材が衝撃吸収構造を有する場合には、前
記蓄光面の発光によって造作材に人がぶつかるのを極力
少なくしつつ、たとえぶつかったとしても衝撃吸収構造
によって人への衝撃を和らげることができる。また、造
作材が中空形状を有する場合には、軽量化が図れるとと
もに、中空スペース内に配線を通すことが可能になる。
更に、中空形状によって衝撃吸収構造を持ち得ることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の造作材(ドア枠、幅木、
窓額縁)が設けられた箇所を示した斜視図である。
【図2】この発明の実施形態の造作材(出隅配置部材)
が設けられた箇所の詳細を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア枠 2 幅木 3 窓額縁 4 出隅配置部材 5 廊下 6 桟木 7 間仕切りパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内露出面の全部又は一部に蓄光顔料を
    含有して成る蓄光面が形成されていることを特徴とする
    造作材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の造作材において、前記
    蓄光面は透明基材に蓄光顔料を含ませた材料にて形成さ
    れており、当該蓄光面を通して室内露出面が見えるよう
    に構成されていることを特徴とする造作材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の造作材に
    おいて、衝撃吸収構造を有していることを特徴とする造
    作材。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の造作材に
    おいて、中空形状を有していることを特徴とする造作
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525166A (ja) * 2002-05-10 2005-08-25 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 耐浸食性端部を有するプロテーゼ修復用繊維

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525166A (ja) * 2002-05-10 2005-08-25 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 耐浸食性端部を有するプロテーゼ修復用繊維
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