JP2001327479A - Mrイメージング装置 - Google Patents

Mrイメージング装置

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JP2001327479A
JP2001327479A JP2000152793A JP2000152793A JP2001327479A JP 2001327479 A JP2001327479 A JP 2001327479A JP 2000152793 A JP2000152793 A JP 2000152793A JP 2000152793 A JP2000152793 A JP 2000152793A JP 2001327479 A JP2001327479 A JP 2001327479A
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Osamu Kono
理 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライス方向に広い範囲を、各部に必要な大
きさ・解像度で順次撮像して、無駄な大きさの画像や無
駄な解像度の画像を得ることを防いで、全体の撮像スキ
ャン時間を短縮する。 【解決手段】 ディスプレイ装置23、キーボード24
などを用いてスラブグループごとにパラメータが入力さ
れたとき、コンピュータ16においてパラメータのテー
ブルが算出されて保持され、このパラメータにしたがい
順次撮像スキャンが行われるようコンピュータ16によ
る撮像スキャン制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、核磁気共鳴現象
(NMR現象)を利用して被検体(人体)内の画像を得
るMRイメージング装置に関し、とくにスライス方向
(スライス厚さ方向)に広い範囲で画像を得るMRイメ
ージング装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】MRイメージング装置において、スライ
ス方向に広い範囲で画像を得たい場合がある。たとえ
ば、大動脈弓部からウイリス動脈輪までをカバーするよ
うな広い範囲でアンジオグラフィーを行う場合がある。
このような場合、2D(2次元)TOF(Time−O
f−Flight)法を用いて多数のスライス画像を順
次得たり、マルチスラブ3D(3次元)TOF法を用い
る必要がある。従来の2D・TOF法やマルチスラブ3
D・TOF法などではスライス励起位置のステップや、
フリップアングル、FOV(Field of Vie
w)、マトリックスサイズなどのパラメータは各スキャ
ン内で一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2D・TOF法やマルチスラブ3D・TOF法などでは
パラメータが各スキャン内で一定であるため、つぎのよ
うな不都合がある。すなわち、たとえばマルチスラブ3
D・TOF法により大動脈弓部からウイリス動脈輪まで
をカバーするような広い範囲でアンジオグラフィーを行
う場合、大動脈弓部で必要なFOV、マトリックスサイ
ズ、スライス方向(スライス厚さ方向)の励起厚さ(ス
ラブ厚さ)に設定すれば、ウィルス動脈輪の部分や頚動
脈の分岐部などにおいて診断に十分な分解能の画像を得
ることはできない。逆に、ウィルス動脈輪の部分や頚動
脈の分岐部などの診断に十分な分解能の画像が得られる
ようにパラメータを設定すると、全体の撮像時間がきわ
めて長くなってしまう。
【0004】この発明は、上記に鑑み、複数スラブにつ
いての3Dスキャンなどの、複数の撮像スキャンをグル
ープ化し、そのグループで同一のパラメータにしたがい
撮像スキャンを行うとともに、他のグループでは他のパ
ラメータにしたがった撮像スキャンを行うことができる
ようにし、もってスラブ厚さ、マトリックスサイズある
いはFOVなどを部位ごとに最適にして撮像スキャンを
行い、各部の診断に十分な分解能の画像を、全体のスキ
ャン時間を徒に延長させることなく得ることができるよ
うに改善した、MRイメージング装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
被検体が配置される被検査空間内に静磁場を発生する静
磁場発生手段と、該被検査空間内に直交3軸の各方向に
磁場強度が傾斜している傾斜磁場を発生する傾斜磁場発
生手段と、該被検査空間内にRF信号を送信するRF送
信手段と、NMR信号を受信する受信手段と、撮像スキ
ャンのグループごとにパラメータを保持する手段と、該
パラメータにしたがい上記傾斜磁場発生手段とRF送信
手段とを制御してパルスシーケンスを繰り返して撮像ス
キャンをグループごとに順次行っていく制御手段とが備
えられることが特徴となっている。
【0006】スラブ厚さやマトリックスサイズ、FOV
などのパラメータが、撮像スキャンのグループごとにメ
モリなどにおいてテーブルの形式で保持される。これら
のパラメータは、たとえば、入力に応じて自動的に算出
したものである。これらのパラメータは撮像スキャンの
グループごとに保持されている。そして、これらパラメ
ータにしたがい傾斜磁場発生とRF送信とが制御されて
パルスシーケンスが繰り返され、撮像スキャンがグルー
プごとに順次行われる。そのため、複数の撮像スキャン
が順次行われていくとき、撮像スキャングループごとに
スラブ厚さやマトリックスサイズ、FOVなどのパラメ
ータが変えられるため、これらを撮像部位ごとに最適に
し、各部の診断に十分な分解能の画像を、全体の撮像ス
キャン時間を延長させることなく、得ることができるよ
うになる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。この発明に
かかるMRイメージング装置は図1に示すように構成さ
れる。この図1において、マグネットアセンブリ11に
は、静磁場を発生するための主マグネットと、この静磁
場に重畳する傾斜磁場Gx,Gy,Gzを発生する傾斜
磁場コイルが含まれる。傾斜磁場Gx,Gy,Gzは、
X、Y、Zの直交3軸方向に磁場強度が傾斜している磁
場である。この静磁場及び傾斜磁場が加えられる空間に
は、検査対象たる被検者31が検査台32に載せられて
挿入される。この被検者31には、RFパルスを被検者
31に照射するとともにこの被検者31で発生したNM
R信号を受信するためのRFコイル12が取り付けられ
ている。
【0008】マグネットアセンブリ11の傾斜磁場コイ
ルに傾斜磁場用電流を供給する回路として、磁場制御回
路13が設けられる。この磁場制御回路13には波形発
生回路14からの波形信号が送られる。この波形発生回
路14には、傾斜磁場Gx、Gy、Gzの各パルス波形
に関する情報が、あらかじめコンピュータ16によって
セットされている。シーケンスコントローラ15から指
示されたタイミングで波形発生回路14から傾斜磁場G
x、Gy、Gzの各々についての波形信号が生じ、これ
が磁場制御回路13に送られることにより、所定の波形
のパルスとされた傾斜磁場Gx、Gy、Gzがそれぞれ
発生することになる。スライス(スラブ)選択用傾斜磁
場Gs、読み出し用傾斜磁場Gr、位相エンコード用傾
斜磁場Gpはこれらの傾斜磁場Gx、Gy、Gzを組み
合わせて任意の方向のものとすることができる。
【0009】RF発振回路19により発生させられたR
F信号は振幅変調回路18に送られ、これがキャリア信
号となり、波形発生回路14から送られてくるRF波形
信号に応じて振幅変調される。この振幅変調後のRF信
号は、RF電力増幅器17を経て増幅された後、RFコ
イル12に加えられる。このRF発振回路19の発振周
波数はコンピュータ16によって制御され、被検者31
の身体組織の共鳴周波数に一致させられる。上記の変調
信号の波形に関する情報はコンピュータ16から波形発
生回路14にあらかじめ与えられる。波形発生回路14
やRF発振回路19のタイミングはシーケンスコントロ
ーラ15により定められる。
【0010】RFコイル12によって受信されたNMR
信号は前置増幅器20を経て位相検波回路21に送られ
て位相検波される。この位相検波のためのリファレンス
信号として上記のRF発振回路19からのRF信号が送
られている。位相検波によって得られた信号は、シーケ
ンスコントローラ15によって制御されたA/D変換器
22により所定のサンプリングタイミングでサンプルさ
れ、デジタルデータに変換される。A/D変換器22か
ら得られたデータはコンピュータ16に取り込まれる。
コンピュータ16は、そのデータを2次元(あるいは3
次元)フーリエ変換して各ピクセルの画像データを再現
する処理などを行う。
【0011】このコンピュータ16にはディスプレイ装
置23、キーボード24、マウス25、記録装置26が
接続されている。ディスプレイ装置23により、再構成
されたMR画像などが表示される。キーボード24、マ
ウス25などによって撮像シーケンスや撮像パラメータ
等の入力・設定が行なわれる。このパラメータの入力の
ため、ディスプレイ装置23に入力ウインドウが表示さ
れる。記録装置26は光磁気ディスク装置などからな
り、収集された生データや再構成後の画像データ等を記
録する。これらは、コンピュータ16によって制御され
る。
【0012】このように構成されたMRイメージング装
置が、たとえばマルチスラブ3D・TOF法によるアン
ジオグラフィに適用される場合、図2に示すような動作
が行われる。まず、ディスプレイ装置23を見ながらキ
ーボード24やマウス25などを操作して検査部位など
に応じた撮像パラメータを設定する。最初のステップ4
1で、ディスプレイ装置23に、スラブグループ数とス
ラブグループ間のギャップを入力するための入力ウイン
ドウが表示される。この入力ウインドウの表示にしたが
ってユーザがスラブグループ数の値とスラブグループ間
のギャップの値を入力する。
【0013】スラブグループ数は、マルチスラブ法によ
り連続する複数のスラブの撮像を行う場合に、同じパラ
メータを適用すべきスラブを1つのグループにまとめる
というようにしてグループ分けしたときの、グループの
数である。つまり、複数のスラブを撮像するとき、スラ
ブによって、視野サイズ、画像マトリックスサイズ、励
起厚さ(スラブ厚さ)、スライス方向のマトリックス
数、フリップアングル等のいずれかのパラメータを変化
させたいスラブがある場合に、そのパラメータが異なっ
ているスラブグループの数である。スラブグループ間の
ギャップというのは、スラブグループとスラブグループ
との間の距離であり、通常は0(mm)の数値を入力す
るが、グループ間で距離を置きたい場合にプラスの数値
を、グループ間をオーバーラップさせたい場合はマイナ
スの数値を、それぞれ入力することも可能である。
【0014】このような数値の入力が終わると、つぎの
ステップ42に移る。ここでは、上記のように設定した
スラブグループの数だけ、種々のパラメータを入力する
ための入力ウインドウがディスプレイ装置23につぎつ
ぎに表示されることになる。すなわち、入力されるべき
パラメータとして入力ウインドウに表示されるバラメー
タは、つぎのようなものである。各々のグループ内のス
ラブ数m、周波数方向の視野(FOV)Lf(単位;m
m)、位相方向の視野Lp(単位;mm)、周波数方向
のマトリックスサイズNf、位相方向のマトリックスサ
イズNp、励起厚さLs(単位;mm)、スライス方向
のマトリックスサイズNs、フリップアングルαであ
る。
【0015】これらのパラメータがスラブグループごと
に順次入力されると、コンピュータ16は、つぎのよう
なテーブルをそのメモリ内に作成する。つまり、周波数
方向の傾斜磁場波高値Gfテーブル、位相方向の傾斜磁
場波高値Gpテーブル、周波数方向のサンプリング数N
fテーブル、位相方向のエンコード数Npテーブル、ス
ライス方向の選択傾斜磁場波高値テーブルGsテーブ
ル、スライス方向のエンコード数Nsテーブル、フリッ
プアングルαテーブルである。
【0016】周波数方向の傾斜磁場波高値Gfテーブル
は、サンプリング定理より、磁気回転比γn、サンプリ
ング時間間隔Δt、周波数方向の視野サイズLfを用い
て、つぎの式を用いて計算される。 Gf=1/(γn・Lf・Δt) γnは、水の原子核の場合、42.5679(MHz/
T)であることが知られている。
【0017】位相エンコード傾斜磁場は、位相エンコー
ドステップごとに、その傾斜磁場波高値が変化する。位
相方向の傾斜磁場波高値Gpテーブルを位相エンコード
傾斜磁場の最大波高値テーブルと定義し、傾斜磁場の波
形の方形波に換算したときの有効印加時間をΔTとした
上で、位相方向のマトリックスサイズNp、位相方向の
視野サイズLpを用いて、つぎの式のように計算する。 Gp=Np/(2・γn・Lp・ΔT)
【0018】スライス方向の選択傾斜磁場波高値Gsテ
ーブルは、高周波パルスの帯域をΔfとして、スラブ厚
さLsを用い、つぎの式のように求める。 Gs=Δf(γn・Ls)
【0019】周波数方向のサンプリング数Nfテーブ
ル、位相方向のエンコード数Npテーブル、スライス方
向のエンコード数Nsテーブルには、周波数方向のマト
リックスサイズ入力値Nf、位相方向のマトリックスサ
イズ入力値Np、スライス方向のマトリックスサイズ入
力値Nsがそれぞれ与えられ、フリップアングルαテー
ブルは入力された値そのものとなる。
【0020】このようにテーブルが作成されると、スラ
ブグループごとにこのテーブルがメモリから読み出され
て、パラメータ制御が行われながら、マルチスラブ法に
よる撮像スキャンが、スラブグループごとに順次行われ
ていく。
【0021】具体的には、たとえば、頭頚胸部の大動脈
弓部からウイリス動脈輪までをカバーするような広い範
囲でMRアンジオグラフィーを行う場合にこれを適用す
る。この場合、頭頚胸部の血管は図3のような解剖学的
構造を有している。このように大動脈弓部81からウイ
リス動脈輪91までをカバーするような広い範囲の撮像
を行う場合に有効である。つぎの表に、入力されたパラ
メータの例を示す。 表 ====================================================================== スラブ m Lf Lp Nf Np Ls Ns α group (mm) (mm) (mm) (°) ====================================================================== G1 2 200 200 512 384 50 50 20 ---------------------------------------------------------------------- G2 2 150 150 256 192 30 15 30 ---------------------------------------------------------------------- G3 1 150 150 256 192 30 30 30 ---------------------------------------------------------------------- G4 2 150 150 256 192 30 15 30 ---------------------------------------------------------------------- G5 1 300 300 256 128 30 15 25 ---------------------------------------------------------------------- G6 2 300 300 256 128 30 10 25 ======================================================================
【0022】この表では、スラブグループ数6であり、
図3に示すように、第1グループG1は頭部に、第2グ
ループG2、第3グループG3、第4グループG4は頚
部に、第5グループG5、第6グループG6は胸部に、
それぞれ割り当てられている。
【0023】第3図に示すように、頭頚胸部において、
大動脈弓81から左鎖骨下動脈82と右鎖骨下動脈83
とが分岐しており、さらに総頚動脈84、84、椎動脈
88、88が分岐している。総頚動脈84、84は外頚
動脈85、85と内頚動脈86、86とに分岐し、内頚
動脈86、86は頚動脈サイフォン87、87を経てウ
ィルス輪91に達する。ウィルス輪91では、内頚動脈
86、86と、2つの椎骨動脈88が合流した脳底動脈
89とがいったん合流した後、前大脳動脈92、92
と、後大脳動脈93、93と、中大脳動脈94、94と
に分岐していく。
【0024】頭部に割り当てられた第1グループG1
は、グループ内スラブ数は2であり、スラブ励起厚さが
50mmであることから、合計100mmの厚さで頭部
をカバーすることになる。頭部は、頚部、胸部に比較し
て細かい精密な検査を必要とする領域である。そのた
め、頭部領域では、周波数方向のマトリックスサイズを
512、位相方向のマトリックスサイズを384とし
て、高分解能の画像が得られるようにしている。また、
スラブ厚さは比較的厚い(50mm)ので、フリップア
ングルαは20°に設定され、流入血流が飽和してしま
う影響が少なくなるようにされる。
【0025】第2〜第4グループG2〜G4が割り当て
られた頚部では、スラブ内で走行する血流はそのスラブ
面に直角な方向となっている。そして、第2〜第4グル
ープG2〜G4では、スラブ厚さは30mmと比較的薄
く設定される。そのため、このグループG2〜G4のス
ラブに流入する血流の飽和は少ないものと考えられるの
で、より強い信号を得るために、フリップアングルαは
30°に設定される。この第2〜第4グループG2〜G
4でカバーされる頚部では、スラブ数が合計で5である
ため、3つのグループ全体で150mmとなっている。
【0026】一般に、頚部の横断面積は、頭部や胸部の
それに比べて小さいため、小さい領域の撮像で十分であ
る。そのため視野サイズは150mmと頭部や胸部と比
べて小さくされ、マトリックスサイズも、周波数方向で
256、位相方向で192となっていて小さい。すなわ
ち、視野サイズが必要・十分な大きさとされ、無駄な領
域を撮像しないようにされるので、撮像時間が短縮で
き、および分解能向上に役立つ。
【0027】この頚部において、グループG3が割り当
てられた領域には、総頚動脈84が内頚動脈86と外頚
動脈85とに別れる分岐部が含まれるため、乱流による
信号欠損を防ぐためにスライス厚さが1mmとなるよう
にスラブ厚さLs=30mmに対してスライス方向のマ
トリックス数を30としている。他方、グループG2、
G4が割り当てられた領域では、スライス方向のマトリ
ックス数は15に設定され、撮像時間を短縮するように
している。
【0028】胸部にはグループG5、G6が割り当てら
れているが、このグループG5、G6ではスラブ厚さは
30mmであり、合計のスラブ数が3であるため、グル
ープG5、G6の全体で90mmの範囲がカバーされる
ことになる。グループG5が割り当てられた部分には、
左右の鎖骨下動脈82、83と椎骨動脈88、88との
分岐部が存在するため、薄いスライス厚さを得るために
スライス方向のマトリックス数は、グループG6が10
であるのに対して、15に設定されている。
【0029】このようにたとえば頭頚胸部の大動脈弓部
からウイリス動脈輪までをカバーするような広い範囲で
MRアンジオグラフィーを行う場合に、スラブグループ
ごとにパラメータが自動的に変わって撮像スキャンを行
っていくので、無駄な領域をスキャンしたり、余計な解
像度の画像を得たりすることなく、各部において過不足
なく必要な画像を得ることができて、撮像時間が徒に長
くなることを防ぐことができる。
【0030】なお、上は3D撮像スキャンを行う場合に
ついての説明であるが、2D撮像スキャンの場合も同様
に適用可能である。この場合、スラブグループ数はスラ
イスグループ数に、スラブグループギャップはスライス
グループギャップに、それぞれ置き換える。さらに、ス
ラブグループ内スラブ数はスライスグループ内スライス
数に置き換えるなど、上の3D撮像での説明のスラブを
スライスに置き換えればよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置によれば、スラブ(スライス)厚さやマ
トリックスサイズ、FOVなどのパラメータが、撮像ス
キャンのグループごとに保持され、これらのパラメータ
にしたがい撮像スキャンがグループごとに順次行われる
ため、複数の撮像スキャンが順次行われていくとき、撮
像スキャングループごとにスラブ(スライス)厚さやマ
トリックスサイズ、FOVなどのパラメータが変えられ
るため、これらを撮像部位ごとに最適なものとし、各部
の診断に十分な分解能の画像を得ることができるように
するとともに、全体の撮像スキャン時間を延長させるこ
とがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示すブロック図。
【図2】同実施形態における動作を示すためのフローチ
ャート。
【図3】頭頚胸部の血管の解剖学的構造およびそれに対
して設定したスラブグループを示す図。
【符号の説明】
11 マグネットアセンブリ 12 RFコイル 13 磁場制御回路 14 波形発生回路 15 シーケンスコントローラ 16 コンピュータ 17 RF電力増幅器 18 振幅変調回路 19 RF発振回路 20 前置増幅器 21 位相検波回路 22 A/D変換器 23 ディスプレイ装置 24 キーボード 25 マウス 26 記録装置 31 被検者 32 検査台 41〜44 ステップ 81 大動脈弓 82 左鎖骨下動脈 83 右鎖骨下動脈 84 総頚動脈 85 外頚動脈 86 内頚動脈 87 頚動脈サイフォン 88 椎骨動脈 89 脳底動脈 91 ウィルス輪 92 前大脳動脈 93 後大脳動脈 94 中大脳動脈

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体が配置される被検査空間内に静磁
    場を発生する静磁場発生手段と、該被検査空間内に直交
    3軸の各方向に磁場強度が傾斜している傾斜磁場を発生
    する傾斜磁場発生手段と、該被検査空間内にRF信号を
    送信するRF送信手段と、NMR信号を受信する受信手
    段と、撮像スキャンのグループごとにパラメータを保持
    する手段と、該パラメータにしたがい上記傾斜磁場発生
    手段とRF送信手段とを制御してパルスシーケンスを繰
    り返して撮像スキャンをグループごとに順次行っていく
    制御手段とを具えることを特徴とするMRイメージング
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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