【発明の名称】食器洗浄機の制御装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗剤を投入して給水工程及び洗浄工程を有する洗浄処理を実行する食器洗浄機において、給水工程における給水開始より所定水位に達した時間Tに定数を乗算した給水検知時間T1を記憶し、次工程の洗浄工程において洗浄運転開始より一定時間経過後に再度給水を行ない、前記給水検知時間T1以内に前記所定水位に達しない場合を専用洗剤以外の洗剤投入と判断することを特徴とする食器洗浄機の制御装置。
【請求項2】専用洗剤以外の洗剤投入と判断した後、報知手段により報知し、以後の工程を中止することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機の制御装置。
【請求項3】専用洗剤以外の洗剤投入と判断した後、給水および排水工程を繰り返す泡除去工程を実行した後、以後の工程を中止することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の食器洗浄機の制御装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗浄水を噴射して食器類を洗浄する食器洗浄機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の食器洗浄機の処理シーケンス図である。食器洗浄機の処理工程は大きく分けると、「洗浄処理」と「すすぎ処理」とに分けられる。洗浄処理は、排水工程・給水工程・洗浄工程の順に行なわれ、すすぎ処理は、排水工程・給水工程・すすぎ工程の順に行なわれる。このような洗浄処理において、給水工程が開始すると給水弁を開け、洗浄槽内に水を給水し、洗浄槽内の水位検知をフロートスイッチにより行ない、所定水位が検知されたと判断するまで洗浄工程またはすすぎ工程を実行しないよう制御されている。所定水位を検知し、洗浄工程に進むと、洗浄ポンプにて洗浄水を加圧して洗浄槽内にある食器類に噴き付けて洗浄する。このとき、洗浄ポンプの中は、前回の排水工程によって洗浄水で満たされなくなっている。この場合洗浄ポンプの中に空気が入り込み、洗浄水と空気が混じった状態で洗浄ポンプを作動させることになる。このような状態(エアーがみ状態という)では、加圧能力が低下するため、洗浄力も著しく低下してしてしまう。このようなエアーがみ状態で、一般の台所用中性洗剤を使用すると洗浄槽内で泡が大量に発生してしまう(泡がみ状態という)ため、専用洗剤を使用するようになっている。しかし、間違って台所用中性洗剤を入れてしまうケースがある。
【0003】
このような、エアーがみや泡がみを報知するものとして、実開平2−146565号公報に示すような食器洗浄機がある。洗浄ポンプの駆動電流を測定し過少電流になるとエアーがみ、泡がみ状態と判断し、報知するものであり、洗浄処理またはすすぎ処理における給水工程では給水弁を開け、洗浄槽内に水を給水し、ここで洗浄槽に設けられている所定水位を検知するためのフロートスイッチにより、所定水位を検知したものと判断するまで、洗浄工程を実行しないように制御されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の食器洗浄機の制御方式では、洗浄ポンプ駆動電流を測定するための別の回路が必要となり、また商用電源の周波数、電圧によっても過少電流の設定値を補正して検知しなければならないという問題点があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、簡単な構造で使用者が台所用中性洗剤を誤投入した場合の異常を検知し、対処することができる食器洗浄機の制御装置を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる食器洗浄機の制御装置は、洗剤を投入して給水工程及び洗浄工程を有する洗浄処理を実行する食器洗浄機において、給水工程における給水開始より所定水位に達した時間Tに定数を乗算した給水検知時間T1を記憶し、次工程の洗浄工程において洗浄運転開始より一定時間経過後に再度給水を行ない、前記給水検知時間T1以内に前記所定水位に達しない場合を専用洗剤以外の洗剤投入と判断することを特徴とする。
【0007】
また、専用洗剤以外の洗剤投入と判断した後、報知手段により報知し、以後の工程を中止するものである。
【0008】
また、専用洗剤以外の洗剤投入と判断した後、給水および排水工程を繰り返す泡除去工程を実行した後、以後の工程を中止するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である食器洗浄機の制御装置を示すブロック図である。なお、図において、1は制御装置で、タイマ手段2、異常判別手段3及び駆動装置制御手段4で構成され、タイマ手段2は異常判別手段3及び駆動装置制御手段4に計時を行なうための計時信号を送信する。5は洗浄槽(図示せず)の水位が所定水位になると検知信号を送信する水位検知装置、6は制御装置1の駆動装置制御手段4からの指示(給水信号)に基づいて洗浄槽へ水の給水又は停止を行なう給水装置、7は駆動装置制御手段4からの指示(洗浄信号)に基づいて食器の洗浄を行なう洗浄装置、8は駆動装置制御手段4からの指示(報知信号)に基づいて異常状態などを使用者に報知する報知装置である
【0010】
図2は図1のブロック図を具体化した構成図で、1aは制御装置1にあたるコンピュータで、演算制御部1aa、入力部1ab、出力部1ac及び記憶部1adで構成され、演算制御部1aaはタイマ手段2、異常判別手段3及び駆動装置制御手段4の処理を行なう(実際にはこれらの処理はあらかじめ定められたプログラムに基づいて行なわれる)。5aは水位検知手段5にあたるフロートスイッチ、6aは給水装置6にあたる給水弁で、リレー6bが開閉することにより開閉制御される。7aは洗浄装置7にあたる洗浄ポンプであり、給水された水を加圧して噴射するもので、リレー7bが開閉することで駆動される。8aは報知手段8にあたるブザーで、コンピュータ1aから指示信号として送信される報知制御信号に基づいて報知を行なう。9aは強制排水を行なうための排水ポンプで、リレー9bが開閉することにより駆動制御される。10はリレー駆動回路で、コンピュータ1aからの指示信号として送信されるリレー制御信号に基づいてリレー6b、リレー7b、リレー8bを開閉させる。11は商用交流電源であり、給水弁6a、洗浄ポンプ7a、排水ポンプ9aに電力供給を行なっている。
【0011】
次に、図2の構成図に基づいて、食器洗浄機の動作について説明する。なお、処理シーケンスは、従来の食器洗浄機と同様で、図4を参照する。フロートスイッチ5aは給水された水が洗浄槽の所定水位に達すると検知信号を出力する。このアナログの検知信号は入力部1abに入力され、デジタルの検知信号に変換されて演算制御部1aaに送信される。演算制御部1aaからのデジタルの指示信号は記憶部1adで一時的に記憶されるとともに出力部1acにおいてアナログの指示信号に変換され、リレー駆動回路10へ送信される。この指示信号として送信されるリレー制御信号に基づいて、リレー6b、リレー7b、リレー9bを開閉させる。
【0012】
次に、このように構成された食器洗浄機において、台所用中性洗剤が誤投入された場合の検知方式を説明する。まず、洗浄処理の排水・給水工程が実施される。この場合、台所中性洗剤が誤投入された状態であっても洗浄槽内には泡は発生しないので、フロートスイッチ5aは通常の浮力(水の浮力)で所定水位に達し、検知信号を出力する。次に、洗浄処理の洗浄工程が開始される。洗浄ポンプが動作して水と洗剤が攪拌され、洗浄槽内に大量の泡が発生する(泡がみ状態)。このまま、次のすすぎ処理の排水・給水工程を行なうと、洗浄槽に泡が大量発生している状態で給水が行なわれるので、泡で浮いているフロートスイッチ5aの浮力が減少しており、所定水位に達するまでの時間が非常に長くなる。逆にこの時点で洗浄槽内に泡が発生していない状態(専用洗剤を使用した場合)であれば、フロートスイッチ5aは水の浮力で動作し、通常の時間で所定水位に達する。すなわち、初期の給水時間は台所用中性洗剤であっても専用洗剤であっても同様の浮力であるから、この初期の給水時間Tを記憶しておく。次に、洗浄工程に入る。この洗浄工程中に、一時停止して給水を行なう。このとき、専用洗剤が使用されている場合は所定水位まで給水されている状態であるので、洗浄槽と収納されている食器類に付着した水滴分ほどの給水のみで規定水位になるため、上記記憶時間Tに0より大きく1以下の定数を乗算した時間T1を算出し、この一時停止して行なった給水で洗浄槽内の水位が時間T1以内に所定水位に達すれば正常、時間T1以内に達しなければ異常(台所用中性洗剤の誤投入)と判断し、報知手段8のブザー8aにて報知するというものである。
【0013】
上記の検知方式を、図3の演算制御部1abの動作フローチャート図に基づいて詳細に説明する。洗浄処理において、演算制御部1aaは、排水ポンプ6aによる排水工程が終了したと判断すると、給水工程の実行を開始する(ステップ101)。演算制御部1aaは出力部1acを介してリレー駆動回路7にリレー制御信号を送信し、給水弁6aを開放して洗浄槽内に給水を行ない(ステップ102)、同時に計時を開始する(ステップ103)。演算制御部1aaは、入力部1abを介してフロートスイッチ5aから入力される検知信号に基づいてフロートスイッチ5aがON状態かどうか(洗浄槽の水が所定の水位に達したかどうか)を判断する(ステップ104)。ON状態でなければ、そのまま検知信号に基づいて判断を繰り返す。ON状態になったものと判断すると、計時を停止し(ステップ105)、計時した検知給水時間Tを記憶部1abに記憶させ(ステップ106)、リレー駆動回路7にリレー制御信号を出力し、給水弁6aを閉じ、給水を停止する(ステップ107)。次に、洗浄工程を開始する(ステップ108)。演算制御部1aaは、リレー駆動回路7にリレー制御信号を送信し、洗浄ポンプ4aを駆動させ(ステップ109)、同時に計時を始める(ステップ110)。その計時に基づいて所定時間(ここでは10分間)カウントを行なう(ステップ111)。所定時間カウントすると、演算制御部1aaは、計時を停止し(ステップ112)、リレー駆動回路7にリレー制御信号を送信し、洗浄ポンプ4aを停止させる(ステップ113)。
【0014】
次に、演算制御部1aaは、検知した給水検知時間Tに0より大きく1以下の定数(ここでは0.5とする)を乗算し、参照時間T1の演算を行なう(ステップ114)。ここでは定数0.5であるので、洗浄処理の排水工程で洗浄槽内の水が空であった場合、参照時間T1は所定水位になる水量の半分の水量を給水するために費やされる時間となるはずである。そして、演算制御部1aaは、リレー駆動回路7にリレー制御信号を送信し、再度給水弁6aを開放し、洗浄槽内に給水を行なう(ステップ115)と同時に、演算した参照時間T1に基づいてカウントダウンを行なう(ステップ116)。そして、演算制御部1aaは、フロートスイッチ5aから入力部1abを介して入力される検知信号に基づきフロートスイッチ5aがON状態かどうかを判断する(ステップ117)。フロートスイッチ5aがON状態になったものと判断すると、給水弁6aを閉じ、給水を停止して参照時間T1のカウントダウンも停止する(ステップ118、119)。演算制御部1aaは、再度洗浄工程を開始して(ステップ120)、リレー駆動回路7にリレー制御信号を送信し、洗浄ポンプ4aを駆動させて(ステップ121)洗浄工程を実行する。
【0015】
ステップ117において、フロートスイッチ5aがON状態でないものと判断した場合は、参照時間T1のカウントが0であるかどうか(終了したかどうか)を判断し(ステップ122)、参照時間T1のカウントが終了していないものと判断すると、引き続きカウントダウンを行ない(ステップ116)、検知信号に基づいてフロートスイッチ5aがON状態になったかどうかの判断を繰り返す(ステップ117、122)。そして、ステップ122において、フロートスイッチ5aがON状態にならないまま参照時間T1のカウントが0になった場合、リレー制御信号を出力し、給水弁6aを閉じて、給水を停止させる(ステップ123)。これは、所定水位となる量の半分の量の水を供給しても、所定水位に達しないことを意味する。すなわち、フロートスイッチ5aの浮力が泡によって低下したと判断し、異常判断手段3は駆動装置制御手段4に通知し、ブザー5aに報知制御信号を送信し、ブザー5aを鳴らして異常の旨を使用者に報知し(ステップ124)、以後の処理を中止させる。
【0016】
このように、所定水位を検知するためのフロートスイッチ5aが洗浄槽内に泡が大量発生した状態(泡がみ状態)では、給水工程を実施しても浮力が通常の状態(洗浄槽に泡がなし)より低下することを利用したものであり、洗浄槽内に所定水位まで水を供給し、給水開始から所定水位に水を供給するまでの給水検知時間Tを計時する工程と、計時した給水検知時間Tと0より大きく1以下の定数とを乗算し、参照時間T1として算出する工程と、一定時間後にさらに前記洗浄槽内に水を給水する工程と、参照時間T1内に前記洗浄槽の所定水位まで水が給水されないと判断すると、水の供給を停止し、異常を示す旨を報知してから以後の処理を中止する工程とを有する構成としたので、特別な回路を備えることなく、専用洗剤以外の例えば台所用中性洗剤を使用して泡が大量発生する泡がみ状態を報知することができる。
【0017】
なお、実施の形態1では、洗浄工程開始10分後に所定水位の半分水量を給水するために費やす時間の間給水を行なっても所定水位に達しない場合を台所用中性洗剤が誤投入されたと判断するようにしたが、給水検知時間Tに乗算する定数、検知回数・検知時間を変化させれば、台所用中性洗剤投入量に合わせた誤投入の判断を行なうことが可能となる。
【0018】
実施の形態2.
実施の形態1では、異常判断手段3が異常と判断した場合、ブザー5aを鳴らして使用者に報知し、以後の処理を中止させたが、このままの状態では洗浄槽内に大量の泡が発生した状態のままで、使用者は再度洗浄処理を開始することができない。そこで、異常判断手段3が異常と判断した場合、以後の処理を中止する前に、泡除去工程に移行させて給水工程から排水工程を数回繰り返すようにして洗浄槽内の泡除去を実施してから、以後の処理を中止するようにすれば、使用者はすぐに食器洗浄機の使用を再開することができる。なお、泡除去工程における給水工程から排水工程の繰り返しは通常4〜5回程度で洗浄槽の泡除去が可能となる。
【0019】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されるので、以下に示すような効果を奏する。
【0020】
洗剤を投入して給水工程及び洗浄工程を有する洗浄処理を実行する食器洗浄機において、給水工程における給水開始より所定水位に達した時間Tに定数を乗算した給水検知時間T1を記憶し、次工程の洗浄工程において洗浄運転開始より一定時間経過後に再度給水を行ない、前記給水検知時間T1以内に前記所定水位に達しない場合を専用洗剤以外の洗剤投入と判断するので、新たな装置を必要とせず、従来から用いられている検知手段のみで洗剤の誤投入を検知でき、複雑な回路を使用せずに洗剤の誤投入を検知できる。
【0021】
また、専用洗剤以外の洗剤投入と判断した後、報知手段により報知し、以後の工程を中止するので、洗剤誤投入のまま最後まで工程が行なわれることがなく、早い時期に洗剤誤投入を知ることができ、新たな装置を必要としない使い勝手の良い食器洗浄機の制御装置を得ることができる。
【0022】
また、専用洗剤以外の洗剤投入と判断した後、給水および排水工程を繰り返す泡除去工程を実行した後、以後の工程を中止するので、泡除去工程を実行するようにしたことで、使用者がすぐに再使用でき、使い勝手の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す食器洗浄機の制御装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す食器洗浄機の制御装置の構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1を示す食器洗浄機の制御装置の動作フローチャート図である。
【図4】従来の食器洗浄機を示す処理シーケンス図である。
【符号の説明】
1 制御装置、1a コンピュータ、1aa 演算制御部、1ab 入力部、1ac 出力部、1ad 記憶部、2 タイマ手段、3 異常判断手段、4 駆動装置制御手段、5 水位検知装置、5a フロートスイッチ、6 給水装置、6a 給水弁、6b リレー、7 洗浄装置、7a 洗浄ポンプ、7b リレー、8 報知装置、8a ブザー、9a 排水ポンプ、9b リレー、10 リレー駆動回路、11 商用交流電源。Patent application title: Control device for a dishwasher
1. A dishwasher to execute a washing process the detergent was dosed with a water supply and washing steps, the water supply detection time obtained by multiplying a constant to the time reaches a predetermined water level from the Contact Keru water starts to feed water process T T1 is stored, water is supplied again after a predetermined time has elapsed from the start of the washing operation in the washing step of the next step , and it is determined that the case where the predetermined water level is not reached within the water feeding detection time T1 is a detergent input other than the exclusive detergent. Control device of the dishwasher characterized.
Wherein after determining that detergent projecting entry other than special detergent, notified by the notification means, the control device of the dishwasher according to claim 1, characterized in that to stop the subsequent steps.
Wherein after determining that detergent projecting entry other than special detergent, after performing the suds removal process of repeated water supply and drainage process, any of claim 1 or 2, characterized in that to stop the subsequent step controller of the dishwasher crab according.
Detailed Description of the Invention
[0001]
Field of the Invention
BACKGROUND OF THE INVENTION Field of the Invention The present invention relates to a control device of a dishwasher which sprays washing water to wash dishes.
[0002]
[Prior Art]
FIG. 4 is a process sequence diagram of a conventional dishwasher. The processing steps of the dishwasher are roughly divided into "cleaning processing" and "rinsing processing". The cleaning process is performed in the order of the drainage process, the water supply process, and the cleaning process, and the rinse process is performed in the order of the drainage process, the water supply process, and the rinse process. In such cleaning process, when the water supply process starts, the water supply valve is opened, water is supplied into the cleaning tank, the water level in the cleaning tank is detected by the float switch, and the cleaning process is performed until it is determined that the predetermined water level is detected. It is controlled not to carry out the rinsing process. When a predetermined water level is detected and the process proceeds to the washing step, the washing water is pressurized by the washing pump and sprayed onto the dishes in the washing tank for washing. At this time, the inside of the washing pump is not filled with washing water by the previous drainage process. In this case, air gets into the washing pump, and the washing pump is operated in a state where the washing water and the air are mixed. In such a state (referred to as a state where air is seen), the pressing ability is reduced, and the cleaning power is also significantly reduced. With this kind of airy condition, when a general kitchen detergent is used, a large amount of foam is generated in the washing tank (the foam is observed), so a dedicated detergent is used. . However, there are cases in which kitchen detergents are accidentally added.
[0003]
A dish washer as shown in Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 2-146565 is known as a device that reports such air spots or foam spots. The drive current of the cleaning pump is measured, and if the current is too low, the air will be found and it will be judged that the foam is seen, and notification will be given. In the water supply process in the cleaning process or the rinsing process, the water supply valve is opened to It is controlled not to execute the cleaning process until it is determined that the predetermined water level has been detected by the float switch for supplying water and detecting the predetermined water level provided in the cleaning tank here.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional control method for a dishwasher causes a separate circuit to measure the cleaning pump drive current, and the correction value of the undercurrent is also detected by the frequency and voltage of the commercial power supply. There was a problem of having to
[0005]
This invention was made in order to solve the above problems, and it is a simple structure, and a dish washer which can detect and cope with abnormalities when a user misfeeds kitchen neutral detergent by mistake. To obtain a control device of
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The control device of the dish washer according to the present invention is a dish washer for charging the detergent and performing the washing process including the water feeding process and the washing process, wherein the time T reached a predetermined water level from the water feeding start in the water feeding process is constant. The multiplied water supply detection time T1 is stored, and water supply is performed again after a predetermined time has elapsed from the start of the cleaning operation in the cleaning step of the next step, and when the water level does not reach the predetermined water level within the water supply detection time T1 It is characterized in that
[0007]
In addition, after determining that the detergent other than the exclusive detergent is to be added, the notification means notifies and the subsequent steps are stopped.
[0008]
In addition, after it is determined that the detergent other than the exclusive detergent is added, the foam removal process is repeated to repeat the water supply and drainage processes, and then the subsequent processes are stopped.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiment 1
FIG. 1 is a block diagram showing a control device of a dishwasher according to a first embodiment of the present invention. In the figure, reference numeral 1 denotes a control device, which comprises timer means 2, abnormality determination means 3 and drive device control means 4, and the timer means 2 counts time for counting the abnormality determination means 3 and drive device control means 4. Send a signal. 5 is a water level detection device that transmits a detection signal when the water level in the washing tank (not shown) reaches a predetermined water level; 6 is water to the washing tank based on an instruction (water supply signal) from the drive device control means 4 of the controller 1 Water supply device for supplying water or stopping water, 7 is a washing device for cleaning dishes based on an instruction (washing signal) from the drive device control means 4, 8 is based on an instruction (notification signal) from the drive device control means 4 Notification device for notifying the user of an abnormal condition or the like.
FIG. 2 is a block diagram embodying the block diagram of FIG. 1. Reference numeral 1a is a computer corresponding to the control device 1, which comprises an arithmetic control unit 1aa, an input unit 1ab, an output unit 1ac and a storage unit 1ad. The processes of the timer means 2, the abnormality judging means 3 and the drive device control means 4 are carried out (in fact, these processes are carried out based on a predetermined program). Reference numeral 5a denotes a float switch corresponding to the water level detection means 5, and 6a denotes a water supply valve corresponding to the water supply device 6. The relay 6b is opened and closed by opening and closing the relay 6b. Denoted at 7a is a cleaning pump corresponding to the cleaning device 7, which pressurizes the water supplied and injects it, and is driven by opening and closing the relay 7b. Reference numeral 8a denotes a buzzer corresponding to the notification means 8, which performs notification based on a notification control signal transmitted as an instruction signal from the computer 1a. Denoted at 9a is a drainage pump for forced drainage, which is controlled by opening and closing the relay 9b. A relay driving circuit 10 opens and closes the relay 6b, the relay 7b, and the relay 8b based on a relay control signal transmitted as an instruction signal from the computer 1a. A commercial alternating current power supply 11 supplies power to the water supply valve 6a, the cleaning pump 7a, and the drainage pump 9a.
[0011]
Next, based on the block diagram of FIG. 2, the operation of the dishwasher will be described. The processing sequence is the same as that of the conventional dish washer, and reference is made to FIG. The float switch 5a outputs a detection signal when the supplied water reaches a predetermined water level in the washing tank. This analog detection signal is input to the input unit 1 ab, converted into a digital detection signal, and transmitted to the arithmetic control unit 1 aa. The digital instruction signal from the operation control unit 1 aa is temporarily stored in the storage unit 1 ad, is converted into an analog instruction signal in the output unit 1 ac, and is transmitted to the relay drive circuit 10. The relay 6b, the relay 7b, and the relay 9b are opened and closed based on the relay control signal transmitted as the instruction signal.
[0012]
Next, in the dish washer configured as described above, a detection method in the case where the neutral detergent for kitchen is erroneously introduced will be described. First, the drainage and water supply process of the cleaning process is carried out. In this case, no bubbles are generated in the washing tank even if kitchen neutral detergent is erroneously introduced, so the float switch 5a reaches a predetermined water level with normal buoyancy (water buoyancy) and outputs a detection signal Do. Next, the cleaning process of the cleaning process is started. The washing pump operates to stir the water and the detergent, and a large amount of foam is generated in the washing tank (the foam is observed). If the next rinsing and draining / water-feeding steps are carried out while this is done, water is supplied in the state where a large amount of foam is generated in the washing tank, so the buoyancy of the float switch 5a floating with foam is reduced. It takes a very long time to reach the water level. On the other hand, if no foam is generated in the washing tank at this time (if a dedicated detergent is used), the float switch 5a operates with the buoyancy of water and reaches a predetermined water level in normal time. That is, since the initial water supply time is the same buoyancy whether it is a kitchen detergent or a dedicated detergent, the initial water supply time T is stored. Next, the washing process is started. During this cleaning process, water supply is stopped temporarily. At this time, when the special detergent is used, the water is supplied to a predetermined water level, and the water level becomes the specified water level only by the amount of water supplied to the washing tank and the stored dishes. The time T1 is calculated by multiplying the storage time T by a constant greater than 0 and not more than 1 and calculating the time T1. If the water level in the washing tank reaches the predetermined water level within the time T1 with this temporarily stopped water supply, normal, within the time T1 If it does not reach, it is judged as abnormal (incorrect input of neutral detergent for kitchen), and notification is made by the buzzer 8 a of the notification means 8.
[0013]
The above detection method will be described in detail based on the operation flowchart of the arithmetic control unit 1ab of FIG. In the cleaning process, when it is determined that the drainage process by the drainage pump 6a is finished, the arithmetic control unit 1aa starts execution of the water supply process (step 101). The arithmetic control unit 1aa transmits a relay control signal to the relay drive circuit 7 through the output unit 1ac, opens the water supply valve 6a, supplies water into the cleaning tank (step 102), and simultaneously starts timing (step 103). ). The arithmetic control unit 1aa determines whether the float switch 5a is in the ON state (whether the water in the washing tank has reached a predetermined water level) based on the detection signal input from the float switch 5a via the input unit 1ab. (Step 104). If it is not in the ON state, the determination is repeated based on the detection signal. If it is determined that it has become ON, clocking is stopped (step 105), and the detected water supply time T measured is stored in the storage unit 1ab (step 106), and a relay control signal is output to the relay drive circuit 7 to supply water. The valve 6a is closed to stop the water supply (step 107). Next, the cleaning process is started (step 108). The arithmetic control unit 1aa transmits a relay control signal to the relay drive circuit 7 to drive the cleaning pump 4a (step 109), and simultaneously starts timing (step 110). A predetermined time (10 minutes in this case) is counted based on the clock (step 111). After counting for a predetermined time, the arithmetic control unit 1aa stops clocking (step 112), transmits a relay control signal to the relay drive circuit 7, and stops the cleaning pump 4a (step 113).
[0014]
Next, the arithmetic control unit 1aa multiplies the detected water supply detection time T by a constant (here, 0.5) larger than 0 and not more than 1 to calculate the reference time T1 (step 114). Here, since it is a constant of 0.5, when the water in the washing tank is empty in the drainage process of the washing process, the reference time T1 is the time spent for supplying a half of the water amount to reach the predetermined water level and It should be. Then, the arithmetic control unit 1aa transmits a relay control signal to the relay drive circuit 7, opens the water supply valve 6a again, supplies water into the cleaning tank (step 115), and at the same time, based on the calculated reference time T1. Count down (step 116). Then, the arithmetic control unit 1aa determines whether the float switch 5a is in the ON state based on the detection signal input from the float switch 5a via the input unit 1ab (step 117). If it is determined that the float switch 5a is in the ON state, the water supply valve 6a is closed, the water supply is stopped, and the countdown of the reference time T1 is also stopped (steps 118 and 119). The arithmetic control unit 1aa starts the cleaning process again (step 120), transmits a relay control signal to the relay drive circuit 7, drives the cleaning pump 4a (step 121), and executes the cleaning process.
[0015]
If it is determined in step 117 that the float switch 5a is not in the ON state, it is determined whether the count of the reference time T1 is 0 (whether or not it has ended) (step 122), and the count of the reference time T1 is completed. If it is determined that the float switch 5a has not been operated, the countdown is continued (step 116), and it is repeated based on the detection signal whether or not the float switch 5a has been turned on (steps 117 and 122). Then, in step 122, when the count of the reference time T1 becomes 0 while the float switch 5a is not in the ON state, the relay control signal is output, the water supply valve 6a is closed, and the water supply is stopped (step 123). This means that even if half the amount of water to be the predetermined water level is supplied, the predetermined water level is not reached. That is, it is determined that the buoyancy of the float switch 5a is reduced by the bubbles, the abnormality determination means 3 notifies the drive device control means 4, transmits a notification control signal to the buzzer 5a, rings the buzzer 5a, and uses the effect of abnormality. The user is notified (step 124), and the subsequent processing is stopped.
[0016]
As described above, when the float switch 5a for detecting the predetermined water level generates a large amount of bubbles in the washing tank (the bubbles are observed), the buoyancy is normal even if the water supply process is performed (foam in the washing tank And supplying water to a predetermined level in the washing tank and measuring the water supply detection time T from the start of water supply to the supply of water to the predetermined water level; A step of calculating the reference time T1 by multiplying the feed water detection time T by a constant greater than 0 and not more than 0, a step of supplying water into the washing tank after a predetermined time, and the washing tank within the reference time T1. If it is determined that the water is not supplied to the predetermined water level, the process of stopping the water supply and notifying of an abnormality and then stopping the subsequent processing is included, and therefore, no special circuit is provided. For example, other than special detergents Foam bubbles are a large amount generated using the Shoyo neutral detergent can be notified only state.
[0017]
In the first embodiment, when the predetermined water level is not reached even if water is supplied during the time taken to supply half the water amount of the predetermined water level 10 minutes after the start of the washing step, the kitchen neutral detergent is erroneously added Although the determination is made, if the constant for multiplying the water supply detection time T, the number of times of detection, and the detection time are changed, it is possible to make a determination of an incorrect input in accordance with the kitchen detergent load.
[0018]
Second Embodiment
In the first embodiment, the buzzer 5a is sounded to notify the user when abnormality is determined to be abnormal, and the subsequent processing is stopped. However, in this state, a large amount of foam is generated in the cleaning tank In this condition, the user can not start the cleaning process again. Therefore, if the abnormality determination means 3 determines that there is an abnormality, the foam removal step is shifted to the foam removal step, and the drainage step is repeated several times from the water supply step before the subsequent processing is stopped. After that, the user can immediately resume the use of the dishwasher by stopping the subsequent processing. In addition, as for the repetition of a water supply process in a bubble removal process to a drainage process, the bubble removal of a washing tank is attained in about 4-5 times normally.
[0019]
【Effect of the invention】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
[0020]
In a dish washing machine which performs washing processing having a water supply process and a washing process by injecting a detergent, a water supply detection time T1 obtained by multiplying a time T when a predetermined water level is reached from the water supply start in the water supply process is stored. In the cleaning process, water is supplied again after a predetermined time has passed from the start of the cleaning operation, and the case where the predetermined water level is not reached within the water supply detection time T1 is determined as the addition of detergent other than the exclusive detergent, and a new device is not necessary. The erroneous introduction of the detergent can be detected only by the detection means conventionally used, and the erroneous introduction of the detergent can be detected without using a complicated circuit.
[0021]
In addition, after judging that the detergent other than the exclusive detergent has been added, the notification means notifies it and the subsequent steps are stopped. Therefore, the process is not performed until the end with the incorrect detergent input, and the detergent erroneous input is known early. It is possible to obtain an easy-to-use control device for a dishwasher that does not require a new device.
[0022]
In addition, after the foam removal process is repeated by repeating the water supply and drainage processes after judging that the detergent other than the special detergent is added, the subsequent processes are stopped, so the user can execute the foam removal process. It can be reused quickly and is easy to use.
Brief Description of the Drawings
FIG. 1 is a block diagram of a control device of a dishwasher according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a control device of the dishwasher, showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an operation flowchart of the control device of the dishwasher, showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a process sequence diagram showing a conventional dishwasher.
[Description of the code]
Reference Signs List 1 controller, 1a computer, 1aa arithmetic control unit, 1ab input unit, 1ac output unit, 1ad storage unit, 2 timer means, 3 abnormality determination means, 4 drive device control means, 5 water level detection device, 5a float switch, 6 water supply Device, 6a water supply valve, 6b relay, 7 washing device, 7a washing pump, 7b relay, 8 notification device, 8a buzzer, 9a drainage pump, 9b relay, 10 relay drive circuit, 11 commercial AC power supply.