JP2001326083A - 照明制御装置 - Google Patents

照明制御装置

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JP2001326083A
JP2001326083A JP2000143301A JP2000143301A JP2001326083A JP 2001326083 A JP2001326083 A JP 2001326083A JP 2000143301 A JP2000143301 A JP 2000143301A JP 2000143301 A JP2000143301 A JP 2000143301A JP 2001326083 A JP2001326083 A JP 2001326083A
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light source
light
switch
unit
light amount
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JP2000143301A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujimoto
安廣 藤本
Yasuhiro Miyamoto
康弘 宮本
Atsushi Shimizu
敦 清水
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋の使用状態に応じた照明を行って電力が
無駄に消費されるのを防止する。 【解決手段】 光源群1の照明を制御する装置に、2個
のスイッチ部SW1,SW2を設ける。光源群1は、光
源1aの所属する第1グループと光源1bの所属する第
2グループとに分けられる。第1のスイッチ部SW1
は、自由に操作可能なスイッチであって、このスイッチ
部SW1を閉じると、第1グループのみに電源が供給さ
れ、各光源1aが点灯する。第2のスイッチ部SW2
は、特定の権利が付与されたことを示す権利等価物を用
いた操作が行われたときに作動する。このスイッチ部S
W2を閉じると、第1,第2の各グループに電源が供給
されて、光源群1の全ての光源1a,1bが点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照明装置を構成する
光源の点灯状態を制御するための技術に関するもので、
特に、人の設定操作に応じて点灯する光源の数や光量な
どを調整するための技術に関連する。
【0002】
【従来の技術】たとえば学校の教室や会社などの事務室
では、通常、天井に複数の光源が設置され、入口付近に
設置された手動スイッチを操作することにより、各光源
を一斉点灯するようにしている。また節電のために、部
屋を複数の区画に分けて各区画の光源群をそれぞれ個別
の手動スイッチにより点灯させたり、オン,オフ用のス
イッチのほかにボリュームスイッチを設置して、各光源
の照明光量を調整するようにした事例も見受けられる。
【0003】さらに近年では、無駄な照明による電力の
消費を防止するために、室内への人の出入りや周囲環境
の明るさなどを検知して自動的に光源のオン,オフの切
替えや照明光量の調整を行うような自動照明システムが
提案されている。また部屋の使用が予定される特定の時
間帯のみ光源を点灯させたり、時刻に応じて光量を調整
するような自動照明システムも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の手動スイッチ
は、誰でも自由に操作でき、また照明のオン,オフはス
イッチ操作により決定されるので、部屋が本格的に使用
される前から照明が行われたり、部屋の使用後に照明を
消し忘れるなどして、電力が無駄に消費される可能性が
高くなる。
【0005】一方、自動照明システムについては、シス
テムの導入コストが高くつくので、容易に導入できない
という問題がある。また仮にシステムを導入して、たと
えば人の入室を検知して光源を点灯するようにしても、
この状態下で必ずしも授業や仕事が行われているとは限
らず、電力の無駄な消費を防止するという目的を達成で
きない場合がある。また特定の時間帯のみ照明を行うよ
うにすると、たとえば生徒が照明の開始時刻よりも早く
教室に入った場合、暗い教室で待機しなければならなか
ったり、予定時間を延長して部屋を使用している場合に
途中で照明が消えたり、暗くなってしまうなど、部屋の
使用状態に柔軟に対応した照明を行うのが不可能とな
る。
【0006】この発明は上記問題点に着目してなされた
もので、部屋の使用状態に応じた照明を行って電力が無
駄に消費されるのを防止するとともに、このような照明
制御を行う装置を低コストで提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1〜4の発明で
は、通常は所定の照明状態を自由または自動的に設定で
きるようにしておき、特定の権利が付与された人物また
はその代行者により、前記権利が付与されていることを
示す操作が行われたことに応じて点灯する光源数を変更
したり、光量を自由に調整するなど、通常とは異なる照
明状態を設定する点を特徴とする。
【0008】ここでいう「特定の権利」とは、照明が行
われる部屋を使用する権利であって、たとえば部屋が学
校の教室であれば講義を行う教師、会社のオフィスであ
れば所属長または所定の社員、会議室であれば会議をと
りしきる議長や責任者などに、前記特定の権利が付与さ
れるものと考えられる。また管理人や警備員のように、
部屋の管理や保守・点検を行う立場にある人物に、前記
特定の権利が付与される場合もある。
【0009】この特定の権利が付与されたことは、前記
特定の権利を有する人物に与えた媒体(以下、これを
「権利等価物」という。)を用いて示すことができる。
権利等価物としては、たとえば所定形状の鍵やその代替
物(特定のIDコードが記録された記録媒体など)など
が考えられる。権利等価物が鍵であれば、その鍵を鍵穴
に差し込む操作が前記特定の権利が付与されていること
を示す操作となる。また権利等価物が記録媒体であれ
ば、その記録媒体を専用の読取装置に挿入する操作が特
定の権利が付与されていることを示す操作となる。また
権利等価物が非接触式の記録媒体である場合は、読取装
置にカードの情報記録面を向けて提示する操作により前
記特定の権利が付与されたことが示されることになる。
【0010】さらに権利等価物を用いた操作以外にも、
特定の権利が付与されたことを示す操作が存在する。た
とえばIDコードなど特定の権利に付随して付与された
認証情報を入力する操作や、指紋などの個人情報を入力
する操作などが、これに相当する。
【0011】請求項1の発明にかかる照明制御装置は、
光源群の一部を点灯させるための第1のスイッチ部と、
前記光源群全体を点灯させるための第2のスイッチ部と
を具備するもので、前記第2のスイッチ部を、特定の権
利が付与されたことを示す操作により作動して前記光源
群の点灯回路を閉路するように構成した。
【0012】前記した権利等価物を用いて前記特定の権
利が付与されたことを示す場合、第2のスイッチ部に
は、使用する権利等価物に応じた構成が設定される。た
とえば権利等価物が鍵であれば、第2のスイッチ部は、
前記鍵の形状に応じた鍵穴やスロットを有するキースイ
ッチとして構成される。また権利等価物が記録媒体であ
れば、第2のスイッチ部は、記録媒体を受け付けてその
記録情報を読み取り、読み取った情報が適正であること
を判別した上で点灯回路を閉路するように構成される。
また記録媒体に換えて、権利が付与されたことを示す認
証情報や権利が付与された人の個人情報を入力する場
合、第2のスイッチ部には、テンキーや指紋照合器な
ど、情報入力のための操作部を設ける必要がある。
【0013】請求項2の発明では、前記第2のスイッチ
部に、認証情報が記録された記録媒体の提示を受け付け
る入力手段を設け、この入力手段が特定の認証情報が記
録された記録媒体の提示を受け付けたことに応じて作動
して前記点灯回路を閉路するように構成する。前記入力
手段は、前記記録媒体の記録情報を読み取るための読取
機構を具備する。記録媒体の代表的なものは、磁気カー
ドやICカードなどのカード状の媒体であり、この場
合、入力手段としてカードリーダが用いられる。またこ
の種のカードは接触式のものに限らず、非接触式カード
であってもよい。
【0014】前記入力手段に特定の認証情報が記録され
た記録媒体が提示されたことによって前記点灯回路を閉
路するために、前記第2のスイッチ部は、入力手段によ
り読み取られた認証情報の適否を判別するための判別機
構を具備する必要がある。このような判別機構は、マイ
クロコンピュータにより構成するのが望ましいが、論理
回路によって構成することも可能である。
【0015】請求項3の発明にかかる照明制御装置は、
光源または光源群を点灯させるためのスイッチ部と、前
記スイッチ部により点灯した光源の光量を調整するため
の光量設定部とを具備する。前記光量設定部には、光量
設定のための操作を行う操作部と、特定の権利が付与さ
れたことを示す操作により作動して前記操作部による設
定を有効化する制御手段とが設けられる。光量設定のた
めの操作を行う操作部は、ボリュームスイッチのような
手動の設定スイッチにより構成される。制御手段は、請
求項1の発明と同様に、特定の権利が付与されたことを
示す操作の内容に応じた構成を具備し、その操作を受け
付けた場合のみ前記操作部による設定を有効化して照明
光量を可変設定する。
【0016】請求項4の発明にかかる照明制御装置で
は、前記制御手段は、前記特定の権利が付与されたこと
を示す操作が行われていない状態下において、前記点灯
した光源の光量を所定の基準値に設定する。なおこの基
準値は、光源が配置される部屋においてその部屋を本格
的に使用する場合の照明光量よりも低い所定値に設定す
るのが望ましい。
【0017】請求項5の発明にかかる照明制御装置は、
光源または光源群の光量を時刻に応じて自動的に調整す
る光量設定部を具備する。前記光量設定部は、光量を設
定する操作を行うための操作部と、特定の権利が付与さ
れたことを示す操作により、前記時刻に応じた自動的な
光量調整から前記操作部による設定に応じた光量調整に
切り替える制御手段とを具備するように構成される。前
記光量の自動調整は、部屋の使用予定などに応じて、た
とえば時間軸上に光量(またはその光量を得るための調
光比や、調光比設定用の制御信号の電圧レベルなど)を
設定した制御データに基づいて行われる。光量設定のた
めの操作を行う操作部は、請求項3の発明と同様、ボリ
ュームスイッチのような手動の設定スイッチにより構成
される。
【0018】請求項6の発明にかかる照明制御装置は、
特定の権利が付与されたことを示す情報および明るさを
指定する情報が記録された記録媒体の提示を受け付けて
作動し、制御対象の光源に前記明るさを指定する情報に
応じた光量を設定する光量設定部を具備する。前記特定
の権利が付与されたことを示す情報とは、IDコードの
ような特定の権利を有する人物に与えられた認証情報を
意味する。また明るさを指定する情報としては、設定し
たい明るさを具体的に表す数値、またはその明るさを得
るために光源に設定する調光比や光源に対する制御信号
の設定条件(デューティ比など)などをあげることがで
きる。また装置内に明るさレベルを段階的に設定した参
照用のテーブルを保持するのであれば、記録媒体内に、
前記明るさを指定する情報として、前記参照用テーブル
内の所定のデータを指し示す『インデックス情報』を記
録するようにしてもよい。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、特定の権利が付与さ
れたことを示す操作が行われるまでは、第1のスイッチ
部を閉じることにより光源群の一部を点灯させて、一定
の照明状態を設定することができる。一方、特定の権利
が付与されたことを示す操作により第2のスイッチ部が
点灯回路を閉路すると、光源群全体が点灯する。
【0020】請求項2の発明によれば、特定の認証情報
が記録された記録媒体が提示されることにより点灯回路
が閉路し、光源群全体が点灯する。
【0021】請求項3の発明によれば、通常はスイッチ
部を閉じることにより光源または光源群を点灯させるこ
とができるが、光量設定部の操作部を操作しても、その
設定は無効化され、自由に光量を調整することは不可能
である。ここで特定の権利が付与されたことを示す操作
が行われると、操作部による設定が有効化され、その設
定に応じて光源の光量を可変設定することが可能にな
る。
【0022】請求項4の発明によれば、特定の権利が提
示されたことを示す操作が行われていない状態下では、
スイッチ部が閉じて光源が点灯しても、所定の基準光量
を越える照明を行うことは不可能である。
【0023】請求項5の発明によれば、通常は、時刻に
応じて光量を自動調整するが、予定外の時間に部屋を使
用する場合などに特定の権利が提示されたことを示す操
作が行われると、操作部による手動調整モードに切り替
えられ、任意の光量を設定することが可能となる。
【0024】請求項6の発明によれば、記録媒体を提示
することにより、制御対象の光源に対し、記録媒体に記
録された明るさを指示する情報に応じた光量が設定され
る。したがって明るさを指示する情報が異なる複数種の
記録媒体を作成すれば、多様な照明状態を設定すること
が可能となる。
【0025】
【実施例】図1は、この発明が適用された照明制御装置
の構成例を示す。この照明制御装置は、複数の光源(図
中、1a,1bで示す)より成る光源群1の点灯状態を
制御するためのもので、商用電源より成る電源部2,2
個のスイッチ部SW1,SW2,リレー3,4,OR回
路5などにより構成される。電源部2を除く各構成は、
ケース体などに組み込まれて前記光源群1を設置した部
屋の壁面などに取り付けられる。
【0026】各光源1a,1bには蛍光灯や白熱灯など
が用いられる。各光源1a,1bは、設置位置などに応
じて所定数(図示例では3個)ずつ直列に接続される。
これら直列接続された光源の組は2つのグループに分け
られ、一方のグループ(図中、2列目,4列目の塗りつ
ぶしされた各光源1a)は前記OR回路5に、他方のグ
ループ(図中、1列目,3列目,5列目の白抜きの各光
源1b)は第2のリレー4の接点r2に、それぞれ接続
される。(以下、OR回路5に接続される光源1aのグ
ループを「第1グループ」、接点r2に接続される光源
1bのグループを「第2グループ」という。)
【0027】各リレー3,4のコイルC1,C2は、そ
れぞれスイッチ部SW1,SW2が閉じることにより直
流電源の供給を受けて励磁し、接点r1,r2を閉路す
る。各接点r1,r2は、前記OR回路5の入力端子に
接続され、さらに第2のリレー4の接点r2は、第2グ
ループの各光源1bに接続される。
【0028】上記構成において、第1のスイッチ部SW
1が閉じてリレー3のコイルC1が励磁されると、接点
r1が閉じ、この接点r1および前記OR回路5を介し
て前記第1グループの各光源1aに電源が供給される。
つぎに第2のスイッチ部SW2が閉じた場合も同様にし
て第2のリレー4の接点r2が閉じ、この接点r2およ
びOR回路5を介して第1グループの各光源1aに電源
が供給される。さらに第2のリレー4の接点r2が閉じ
た場合は、この接点r2を介して第2グループの各光源
1bにも電源が供給される。すなわち第1のスイッチ部
SW1を閉じた場合は、第1グループの光源1aのみが
点灯し、第2のスイッチ部SW2を閉じた場合は、光源
群1の全ての光源1a,1bが点灯することになる。
【0029】この実施例では、第1のスイッチ部SW1
として、通常の手動スイッチを採用することにより、こ
のスイッチ部SW1を誰でも自由に操作して第1グルー
プの光源1aを点灯できるようにしている。一方、第2
のスイッチ部SW2については、特定の人物によっての
み操作が可能となるように構成することにより、光源群
1全体が許可なく点灯されて電力が無駄に消費されるの
を防止するようにしている。
【0030】なおスイッチ部SW2を操作できるのは、
前記光源群1が設置されている部屋の使用を許可された
人物(学校の教室であれば講義を行う教師、会社のオフ
ィスであれば所属長など)や、部屋の管理や保守・点検
を行う必要のある人物(管理人,警備員など)である。
【0031】図2は、前記第2のスイッチ部SW2の具
体例を示す。この実施例のスイッチ部SW2は、カード
状のキー6の挿入により作動して前記リレー4のコイル
C2を通電する構成のもので、本体部8には、キー6を
挿入するための挿入孔7が形成される。さらに挿入孔7
内には、リミットスイッチのようなスイッチ素子9が、
前記リレー4のコイルC2への通電回路に接続された状
態で配備される。
【0032】前記スイッチ素子9は、キー6の挿入によ
り閉じて前記コイルC2を励磁し、これにより接点r2
が閉じて第1,第2の各グループの光源1a,1bに電
源が供給される。この状態下でキー6を引き抜くとスイ
ッチ素子9の接点は開放され、これに応じてコイルC2
が消磁されて接点r2が開き、第2グループへの電源供
給が遮断される。ただしこのとき第1のスイッチ部SW
1が閉じた状態にあれば、第1グループの各光源1a
は、引き続き電源の供給を受け、点灯状態で保持され
る。なおスイッチ部SW2は、カード状のキーを受け付
けるタイプに限らず、通常の回転式のキースイッチであ
ってもよい。またリモコン式のキーにより作動するスイ
ッチ装置を導入してもよい。
【0033】図3は、スイッチ部SW2の第2の構成例
を示す。この実施例のスイッチ部SW2は、マイクロコ
ンピュータを制御主体とするもので、特定の認証コード
(IDコード)が書き込まれた権利等価物の提示を受け
付けて作動する。図中、10は、前記マイクロコンピュ
ータのCPU、11はメモリである。メモリ11には、
制御プログラムのほか、特定の人物に付与したIDコー
ド(1つであっても、複数でもよい。)が格納される。
【0034】前記マイクロコンピュータには、前記権利
等価物の提示を受け付けるための特定権利取得手段1
2,前記リレー4のコイルC2の励磁、消磁を切り替え
るためのスイッチ機構14(以下これを「内部スイッチ
14」という。)などが組み込まれる。また図中の13
は、前記内部スイッチ14をCPU10に接続するため
のインターフェース回路である。なおこの実施例および
続く第3の実施例においては、権利等価物が磁気カード
やICカードのようなカード状の記録媒体(以下単に
「カード」という。)であり、前記特定権利取得手段1
2が前記カードを受け付けるためのカードリーダ12で
あるとして説明する。ただしカードリーダは、カードを
挿入されてその記録情報を読み取るタイプのものに限ら
ず、非接触式のカードに対応するものであってもよい。
【0035】図4は、図3の構成のスイッチ部SW2に
おいて実行される制御手順を示す。前記特定権利取得手
段12となるカードリーダー(以下、単に「カードリー
ダ12」と記す。)にカードが挿入されるとST1が
「YES」となる。CPU10はこの判定を受けて、カ
ードリーダ12に対し、前記挿入されたカードに記録さ
れたIDコードの読取りを指示する(ST2)。そして
IDコードが読み取られると、そのコードを前記メモリ
11内に登録されたコードと照合し、登録されたコード
であることを確認すると、前記内部スイッチ14のアク
チュエーターを駆動してスイッチ接点を閉じる(ST
3,4)。これにより前記リレー4の接点r2も閉じて
第1、第2の各グループの光源1a,1bが点灯する。
【0036】この点灯状態は、カードリーダー12から
カードが抜き取られるまで維持される。CPU10は、
ST5でカードが抜き取られたことを確認すると、ST
6に進んで前記内部スイッチ14を開放する。これに応
じて前記リレー5の接点r2も開放されて第2グループ
の光源1bへの電源供給は遮断され、このグループの光
源1bは消灯する。
【0037】図5は、スイッチ部SW2の第3の構成を
示す。なお図5において、図3と共通する構成は同一の
符号により示す。この実施例のスイッチ部SW2は、適
正なカードの挿入により光源群1全体を点灯した後、カ
ードが抜き取られてから所定時間後に音声による消灯予
告を行い、さらに所定時間後に内部スイッチ14を開放
して第2グループの光源1bを消灯するようにしたもの
で、図3の構成に加えて、音声出力部16,タイマ1
7,タイマ設定部18などを具備する。なお、図中の1
5は、音声出力部16とCPU10とを接続するための
インターフェイス回路である。
【0038】前記消灯予告に用いられる音声情報はメモ
リ11に記憶されており、音声出力部16は、音声情報
を音声信号に変換する回路や音声出力のためのスピーカ
ーなどを含む。前記タイマ設定部18には、前記カード
リーダー12へのカード挿入を受け付けてから消灯予告
を行うまでの時間、および消灯予告の後に内部スイッチ
14を開放するまでの待ち時間が設定される。なおこの
タイマ設定部18をディップスイッチにより構成して装
置内部の適所に配置すれば、各時間を可変設定すること
が可能となる。
【0039】図6は、上記図5の構成のスイッチ部SW
2において実行される制御手順を示す。図中のST1〜
4の手順は、前記図4のST1〜4と同様であり、適正
なカードの挿入により内部スイッチ14が閉じ、光源群
1全体に電源が供給されて、各光源1a,1bが点灯す
る。この点灯状態下でカードが抜き取られたことを検知
すると、CPU10はST5からST6に進み、前記タ
イマ設定部18にセットされた設定時間を読み取った
後、続くST7で前記タイマ17をスタートさせる。そ
してタイマ17の計時時刻が設定された消灯予告の時期
に達すると、前記メモリ11より音声情報を読み出して
音声出力部16に与えることにより、消灯予告を行う
(ST8,9)。さらにタイマの計時時刻が消灯時期に
達すると、ST10からST11に進んで、前記内部ス
イッチ14を開放する。
【0040】なおこの第3の実施例では、内部スイッチ
14を開放する前に消灯予告を行うので、前記第1のス
イッチ部SW1を自動的に開放するスイッチ開放機構を
スイッチ部SW2内に組み込み、内部スイッチ14と第
1のスイッチ部SW1とを同時に開放するようにしても
よい。この場合、カードの抜き取りから所定時間後に、
光源群1全体を自動消灯することが可能となるので、仮
にカードの抜き取り後に第1のスイッチ部SW1を消し
忘れても、電力が無駄に消費されるのを防止することが
できる。
【0041】なお上記第2,第3の実施例のスイッチ部
SW2は、いずれも特定のIDコードが記録された権利
等価物を受け付けて、光源群1の点灯回路を閉じるよう
に構成されているが、特定権利取得手段としてテンキー
のような入力部を設置し、この入力部からIDコードを
入力するようにしてもよい。また特定権利取得手段とし
て指紋照合器を設置し、スイッチを操作した人物の指紋
を検出して点灯回路の開閉を制御するようにしてもよ
い。
【0042】上記図1の構成によれば、授業や会議の開
始前などの待機時間には、最初の入室者などの任意の人
物によるスイッチ部SW1の操作によって、所定レベル
の照明状態が設定され、部屋の本格的な使用を開始する
時点で、部屋を使用する権利が付与された人物によるス
イッチ部SW2の操作により、光源群1全体による照明
に切り替えられる。このように部屋の使用状態に応じた
効率の良い照明を行うことができるので、電力の無駄な
消費を防止することができる。また照明の設定は、人の
操作によって行われるので、装置の導入にも、さほどの
コストを掛けずに済む。
【0043】なお図1の構成では、第1のスイッチ部S
W1を手動操作するようにしているが、常時、室内を照
明することが求められるような場合には、時間などの条
件に応じて開閉するような自動スイッチを導入してもよ
い。また図1に示した光源群1は、一般的には、一部屋
に配備される全ての光源を含むものであるが、これに限
定されるものではない。たとえば、一部屋の光源群を複
数の区画に分け、所定の区画に対してのみ上記の照明制
御を行ったり、上記の照明制御を各区画で個別に行うよ
うにしてもよい。
【0044】図7は、この発明が適用された照明制御装
置の第2の構成を示す。この実施例も、複数の光源(図
中、1cと示す。)より成る光源群1を制御対象とす
る。ただしこの実施例および後記する図9,11の構成
による実施例については、単独の光源を制御対象とする
ことも可能である。
【0045】この実施例の照明制御装置は、電源部2の
ほか、前記図1と同様の手動操作可能なスイッチ部SW
1,このスイッチ部SW1により開閉動作するリレー
3,光量設定部20などを構成として含んでいる。なお
この実施例のスイッチ部SW1も、時間などに応じて開
閉する自動スイッチにしてもよい。
【0046】この実施例では、前記光源群1の各光源1
cは、いずれもリレー3の接点r1を介して電源を供給
される。各光源1cは、図示しない調光回路を具備する
蛍光灯であって、それぞれ前記光量設定部20からの制
御信号に応じた光量の光を点灯する。前記光量設定部2
0は、特定の人物(代行者であってもよい。)による設
定操作のみを受け付けて各光源の光量を調整し、この特
定の人物による設定操作が行われていない状態下では、
各光源の光量を一定の基準光量に維持するように構成さ
れる。
【0047】なおこの図7の構成と前記図1の構成とを
組み合わせて、通常は、光源群の一部の光源を基準光量
で点灯させておき、特定の権利が付与されていることを
示す操作によって、光源群全体を点灯させるとともに、
各光源の光量を自由に調整できるような照明制御装置を
提供することも可能である。
【0048】図8は、前記光量設定部20の構成例を示
す。この光量設定部20は、CPU21,メモリ22な
どから成るマイクロコンピュータを制御主体とし、前記
図3や図5のスイッチ部SW2と同様に、特定のIDコ
ードが記録された権利等価物を受け付けるための特定権
利取得手段23や、前記マイクロコンピュータの制御下
で開閉動作する内部スイッチ25などを具備する。さら
にこの光量設定部20は、光源群1に対する光量設定の
ためのボリュームスイッチ28,切替器26,各光源の
調光動作を制御するための調光制御回路27,前記内部
スイッチ25をCPU21に接続するためのインターフ
ェイス回路24などを構成として含む。なおこの実施例
ならびに続く図9,図11の各実施例においても、特定
権利取得手段23としてカードリーダーを用いるものと
する。
【0049】前記切替器26は、ボリュームスイッチ2
8の設定に応じた電圧または基準電圧のいずれかによる
信号を調光制御回路27に与える。調光制御回路27
は、切替器26より与えられた電圧に応じたデューティ
ー比によるパルス状の制御信号(以下、これを「調光制
御信号」という。)を生成し、これを各光源1cの調光
回路に与える。各光源1cの調光回路は、調光制御回路
27からの調光制御信号のデューティー比に応じた調光
比を設定することにより、各光源1cの光量を調整す
る。
【0050】前記切替器26は、内部スイッチ25の開
閉動作に応じて切り替えられるもので、内部スイッチ2
5が閉じているときはボリュームスイッチ28側に、内
部スイッチ25が開放されているときは基準電圧の設定
回路(図示せず)側に、それぞれ切り替えられる。なお
この実施例における基準電圧は、各光源1cを前記基準
光量に調光するための調光制御信号を生成するのに必要
な値である。基準光量は、たとえば最大光量の1/2の
光量とする。ただし基準光量は、光源の数や設置条件に
応じて最大光量よりも小さい任意の値を設定すればよ
く、特に待機者への影響がないならば、最小レベルの光
量を設定するのが望ましい。
【0051】上記構成の光量設定部20では、CPU2
1は、前記図4に示したのと同様の手順で内部スイッチ
25の開閉動作を制御する。したがって手動のスイッチ
部SW1のみが操作された時点では、内部スイッチ25
は開放された状態にあるから、調光制御回路27は、前
記基準電圧に応じたデューティー比の調光制御信号を出
力し、この結果、各光源1cは基準光量で点灯する。な
おこの状態下で、カードリーダー23にカードを挿入せ
ずにボリュームスイッチ28のみを操作しても、その操
作による設定は無効化され、各光源1cの光量を変更す
るのは不可能である。
【0052】つぎに前記カードリーダー23に適正なI
Dコードが記録されたカードが挿入されると、内部スイ
ッチ25が閉じて切替器26が切り替えられ、調光制御
回路27はボリュームスイッチ28の設定レベルに応じ
た調光制御信号を出力する。よって前記ボリュームスイ
ッチ28の設定が有効化され、ボリュームスイッチ28
の操作により各光源1cの光量を自由に調整することが
可能となる。前記カードがカードリーダー23から抜き
取られると、内部スイッチ25は再び開放されて切替器
26が切り替えられる。これにより前記ボリュームスイ
ッチ28の設定は再び無効化され、基準光量による照明
状態に復帰する。
【0053】なお前記図7の構成において、時刻や周囲
環境の明るさなどに応じて光量を自動調整するようにし
た場合、特定の権利が付与されていることを示す操作
(この場合、カードリーダ23にカードを挿入する操作
をいう。)により、自動的な光量調整から手動操作によ
る光量調整に切り替えるようにすれば、設定外の部屋の
使用にも柔軟に対応することができる。
【0054】図9は、光量の自動調整と手動調整との切
替えを実現した光量設定部20の構成を示す。この実施
例の光量設定部20は、通常は、時刻に応じて光量を自
動調整するもので、図8と同様の構成のほか、調光制御
用データ記憶部29や制御信号生成部30が組み込まれ
て成る。なお調光制御用データ記憶部29は、メモリ2
2内に含ませることも可能である。
【0055】前記調光制御用データ記憶部29には、各
光源1cの調光比を時刻に応じて調整するのに必要な制
御データとして、図10に示すような調光比のタイムテ
ーブルや、調光制御回路27が各調光比に対応する調光
制御信号を生成するのに必要な電圧値が設定された変換
テーブルのほか、CPU21が内部時計および前記各テ
ーブルの設定データを用いて現時点の調光制御を行うた
めのプログラムなどが格納される。制御信号生成部30
は、内部スイッチ25の開放時に切替器26に与えられ
る信号を生成するためのもので、信号格納用レジスタ3
1,D/A変換器32,増幅器33などにより構成され
る。
【0056】CPU21は、前記図8の実施例と同様の
手順で内部スイッチ25の開閉動作を制御する。また内
部スイッチ25が開放されている状態下では、CPU2
1は、前記調光制御用データ記憶部29のタイムテーブ
ルに基づき、各光源1cに現在時刻に応じた調光制御信
号を生成するのに必要な電圧レベルを示すディジタル制
御信号を出力する。このディジタル制御信号は、前記制
御信号生成部30の信号格納用レジスタ31に保存され
るとともに、D/A変換器32によりアナログ変換さ
れ、さらに前記増幅器33,切替器26を介して調光制
御回路27に与えられる。調光制御回路27は、与えら
れた信号の電圧値に応じたデューティ比を有する調光制
御信号を生成して各光源1cの調光回路に出力するもの
で、これにより各光源1cに現在時刻に応じた光量を設
定することができる。
【0057】図10に示すタイムテーブルは、会社のオ
フィスにおける照明状態を想定して設定されたもので、
業務時間および残業時間の調光比は80%に、昼休み、
残業に入る前の休憩時間は、調光比が20%になるよう
に、それぞれ設定されている。また終業時間帯について
は、基本的に消灯状態となり、始業時刻(9時)の所定
時間前より徐々に明るくなり、午後7時から8時の間に
徐々に暗くなるように設定される。このような設定にお
いて、規定どおりの業務を行う場合は、各光源1cの光
量を自動制御しても業務に支障は生じない。しかしなが
ら残業が長時間に及んだり、早出出勤した場合などに
は、適正なIDコードが記録されたカードをカードリー
ダー23に挿入することによりボリュームスイッチ28
の操作を有効化して、所望の光量による照明を行うこと
ができる。
【0058】図11は、光量設定部20の第3の構成を
示す。この実施例の光量設定部20は、照明の明るさを
指示するデータ(以下これを「明るさ指示データ」とい
う。)が書き込まれたカードを受け付けて、各光源1c
の光量を自動調整するもので、前記図9と同様の構成の
ほか、操作量検出回路34を具備して成る。
【0059】この実施例の切替器26は、制御信号生成
部30からの調光指示信号および所定の基準電圧のいず
れかを選択して調光制御回路27に出力する。ボリュー
ムスイッチ28は、現時点の光量を所定量だけ増加また
は減少するための操作部として構成され、操作量検出回
路34は、このボリュームスイッチ28の設定値を検出
する。なお切替器26は、内部スイッチ25が開放され
ている状態下では基準電圧を選択し、内部スイッチ25
が閉じたときに制御信号生成部30側に切り替えられる
ように設定されている。
【0060】前記明るさ指示データは、具体的には、所
定の照明光量を表す数値、または各光源1cをその光量
で点灯させるための調光比や調光制御信号を表すデータ
などにより示される。調光制御用データ記憶部29に
は、カードから読み取った明るさ指示データの内容を判
別し、その光量を各光源1cに設定するための設定デー
タやプログラムが格納される。
【0061】CPU21は、カードリーダ23に適正な
IDコードを有するカードが挿入されると、そのカード
に記録された明るさ指示データに応じて調光制御信号の
デューティ比を決定する。そしてその調光制御信号を生
成するのに必要な電圧レベルを示すディジタル制御信号
を制御信号生成部30の信号格納用レジスタ31に格納
するとともに、内部スイッチ25のスイッチ接点を閉じ
る。これにより、制御信号生成部30からの出力信号が
切替器26を介して調光制御回路27に与えられ、前記
明るさ指示データに応じた調光制御が行われることにな
る。さらにCPU21は、この状態下において、操作量
検出回路34により前記ボリュームスイッチ28の操作
量を検出している。そしてボリュームスイッチ28が操
作されたことが検出されると、CPU21は、検出され
た操作量に応じて前記信号格納用レジスタ31内のデー
タ値を書き換える。
【0062】したがって各光源1cは、カードリーダ2
3にカードが挿入されていない状態下では、前記図8の
実施例と同様に一定の基準光量により点灯し、カードの
挿入によってそのカードに記録された明るさ指示信号に
応じた光量に切り替えられる。さらにこの状態下におい
て、ボリュームスイッチ28により、各光源1cの光量
を手動で調整することも可能である。なお、この実施例
を図7の構成に適用した場合、スイッチSW1の操作に
より基準光量による照明が行われることになるが、これ
に代えて、カードの挿入、カードの抜き取りによって、
各光源1cを自動的に点灯または消灯するように構成し
てもよい。
【0063】図12は、図11の光量設定部20におけ
る一連の処理手順を示す。CPU21は、ST1で前記
カードリーダー23にカードが挿入されたことを判別す
ると、つぎのST2で、カードリーダー23に、前記カ
ードからIDコードおよび明るさ指示データを読み取る
ように指示する。
【0064】CPU21は、読み取ったIDコードが適
正であると判別すると、ST3からST4に進み、前記
制御信号生成部30の信号格納用レジスタ31に、前記
明るさ指示データに応じたディジタル制御信号を格納す
る。さらにつぎのST5で、前記内部スイッチ25を閉
じることにより、切替器25を制御信号生成部30側に
切り替える。これにより前記制御信号生成部30から出
力された信号の電圧値に応じた調光制御、すなわち前記
明るさ指示データに応じた調光制御が行われ、各光源1
cは、カードにより指示された光量で点灯することにな
る。
【0065】つぎにカードが挿入されたままボリューム
スイッチ28が操作されると、ST6が「YES」とな
り、つぎのST7で、CPU21は、前記信号格納用レ
ジスタ31内のデータ値を、前記操作量検出回路34に
よる検出値に応じた値だけ増加または減少させる。これ
により調光制御回路27からは、前記ボリュームスイッ
チ28の操作に応じた調光制御信号が出力され、各光源
1cの光量が調整される。
【0066】このようにカードの挿入により、各光源1
cに、カードに記録された明るさ指示データに応じた光
量が設定された後、ボリュームスイッチ28を操作する
ことにより、各光源1cは、適宜、所望の光量に調整さ
れる。前記カードが抜き取られると、ST8が「YE
S」となり、ST9で内部スイッチ25が開放されるこ
とにより、各光源1cの光量は基準光量に復帰する。
【0067】上記の実施例によれば、たとえば、講義を
行う場合は800ルクス、実験や設計を行う場合は10
00ルクス、PC環境を設定する場合は300ルクスな
ど、用途別に異なる明るさ指示データが記録されたカー
ドを用意することにより、用途に応じた照明を簡単に設
定することができる。またこのカード挿入によって設定
された照明は、ボリュームスイッチ28の操作により調
整できるから、周囲環境の明るさや個人の感覚にも柔軟
に対応することができる。
【0068】なお図8,9,11の各実施例に示した光
量設定部20においても、前記図5,6の実施例のよう
に、カードがカードリーダ23から抜き取られてから所
定時間後に、各光源1cを自動消灯するように構成する
ことができる。またカードリーダー23は、接触式のカ
ードに対応するものに限らず、非接触式のカードに対応
するものであってもよい。さらに図8,9の実施例につ
いては、特定権利取得手段を、IDコードを入力した
り、操作者の指紋を照合するように構成したり、前記図
2に示したようなキースイッチにより構成することも可
能である。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明では、特定の権利が付与
されたことを示す操作が行われるまでは、第1のスイッ
チ部を閉じることにより光源群の一部を点灯させ、その
後に特定の権利が付与されたことを示す操作が行われる
ことにより、光源群全体を点灯させるので、特定の権利
が付与された人物が到着していない状態、すなわち部屋
を本格的に使用していない状態下での照明にかかるコス
トを削減できる。また特定の権利が付与された人物を待
つ間に第1のスイッチ部を閉じて一部光源による照明を
行うことができるので、待機者を暗がりで待機させるこ
とがない一方で、部屋を本格的に使用するまでは照明光
量を抑えることができるなど、部屋の使用状態に柔軟に
対応することができ、照明状態を自動制御するシステム
よりもはるかに使い勝手が良い。また人の出入りを検知
したり、周囲環境の明るさを検知して照明状態を自動制
御するシステムに比べ、装置の導入コストを大幅に削減
することができる。
【0070】請求項2の発明では、特定の認証情報が記
録された記録媒体の提示により光源群全体を点灯させる
ので、第2のスイッチ部の不正な操作を防止することが
できる。
【0071】請求項3の発明では、特定の権利が付与さ
れたことを示す操作により照明光量を調整できるので、
部屋を使用している状況下において、時間帯や天候状態
などに柔軟に対応して適度な照明状態を設定することが
できる。
【0072】請求項4の発明では、特定の権利が付与さ
れたことを示す操作が行われていない状態下では、所定
の基準光量を越える照明を行うことが禁止されるから、
電力の無駄な消費を確実に抑えることができる。
【0073】請求項5の発明では、光量を時刻に応じて
自動調整する場合に、特定の権利が付与されたことを示
す操作により、手動で光量を調整する動作モードに切り
替えることができるので、予定外の時間に部屋を使用す
る場合にも、照明に支障が生じる虞がなく、利便性の高
い照明制御装置を提供することができる。
【0074】請求項6の発明では、用途に応じて明るさ
を指示する情報を変更して、複数種の記録媒体を作成す
ることにより、記録媒体を提示するだけで部屋の使用状
態に応じた適度な照明を行うことができ、電力の無駄な
消費を抑え、実用に適した光量調整を行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された照明制御装置および制御
対象の光源群の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第2のスイッチ部の構成例を示す説明図であ
る。
【図3】第2のスイッチ部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】図3のスイッチ部の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】第2のスイッチ部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図6】図5のスイッチ部の動作手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】照明制御装置の第2の構成例およびその制御対
象となる光源群の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の光量設定部の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】通常時に時刻に応じて光量を自動設定する場合
の光量設定部の構成を示すブロック図である。
【図10】調光比のタイムテーブルの設定例を示す説明
図である。
【図11】カードの記録情報に応じて光量調整を行う場
合の光量設定部の構成を示すブロック図である。
【図12】図11の光量設定部における処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
SW1,SW2 スイッチ部 1 光源群 1a,1b,1c 光源 3,4 リレー 10,21 CPU 12,23 カードリーダ 20 光量設定部 28 ボリュームスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 康弘 京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水670 番地 オムロンファシリティクリエイツ株 式会社内 (72)発明者 清水 敦 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 3K073 AA02 AA14 AA52 AA82 AB01 AB07 CC12 CE06 CF16 CG06 CG42 CH22 CM07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源群の一部を点灯させるための第1の
    スイッチ部と、前記光源群全体を点灯させるための第2
    のスイッチ部とを具備し、 前記第2のスイッチ部は、特定の権利が付与されたこと
    を示す操作により作動して前記光源群の点灯回路を閉路
    することを特徴とする照明制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のスイッチ部は、認証情報が記
    録された記録媒体の提示を受け付ける入力手段を具備
    し、この入力手段が特定の認証情報が記録された記録媒
    体の提示を受け付けたことに応じて作動して前記点灯回
    路を閉路する請求項1に記載された照明制御装置。
  3. 【請求項3】 光源または光源群を点灯させるためのス
    イッチ部と、前記スイッチ部により点灯した光源の光量
    を調整するための光量設定部とを具備し、 前記光量設定部は、光量を設定する操作を行うための操
    作部と、特定の権利が付与されたことを示す操作により
    作動して前記操作部による設定を有効化する制御手段と
    を具備する照明制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記特定の権利が付与
    されたことを示す操作が行われていない状態下におい
    て、前記点灯した光源の光量を所定の基準値に設定する
    請求項3に記載された照明制御装置。
  5. 【請求項5】 光源または光源群の光量を時刻に応じて
    自動的に調整する光量設定部を具備する照明制御装置に
    おいて、 前記光量設定部は、光量を設定する操作を行うための操
    作部と、特定の権利が付与されたことを示す操作によ
    り、前記時刻に応じた自動的な光量調整から前記操作部
    による設定に応じた光量調整に切り替える制御手段とを
    具備する照明制御装置。
  6. 【請求項6】 光源または光源群の光量を調整するため
    の照明制御装置において、 特定の権利が付与されたことを示す情報および明るさを
    指定する情報が記録された記録媒体の提示を受け付けて
    作動し、制御対象の光源に前記明るさを指定する情報に
    応じた光量を設定する光量設定部を具備する照明制御装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012164439A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Kuwagata:Kk 発光システムおよび発光指示装置

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