JP2001325593A - 自動アルバム化システムにおける重複写真検知方法 - Google Patents

自動アルバム化システムにおける重複写真検知方法

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JP2001325593A
JP2001325593A JP2001093360A JP2001093360A JP2001325593A JP 2001325593 A JP2001325593 A JP 2001325593A JP 2001093360 A JP2001093360 A JP 2001093360A JP 2001093360 A JP2001093360 A JP 2001093360A JP 2001325593 A JP2001325593 A JP 2001325593A
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Alexander C Loui
シー ルイ アレクサンダー
Eric S Pavie
エス パーヴィー エリック
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Eastman Kodak Co
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重複物検知アルゴリズムの正確性を高めるこ
と。 【解決手段】 確定され得る時刻に取り込まれた少なく
とも2つの画像を用意し、各画像に対する画像成分の傾
向を計算し、各画像の取込時刻を決定し、これら2つの
画像が重複画像であるかを判断するために画像成分の傾
向及び取込時刻を評価することによって、重複画像が検
知される。画像は、ブロックへ分割され、各ブロックに
ついてのヒストグラムから画像成分の傾向が計算され
る。その後、画像成分の傾向及び取込時刻を評価する際
に、ヒストグラム交差メトリックを用いて、一画像の一
以上のブロックを別の画像の対応するブロックと比較
し、2つの画像が重複画像であるかを判断するために取
込時刻の差を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、イベント
などによって写真を自動的に分類する画像処理システム
に関し、特に、アルバムへ配置するために写真を自動的
に分類する自動分類アルバム化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】画像は、画像の取り出し、閲覧、及びア
ルバム化の利便性のために、特定のイベント、主題など
によってしばしば分類される。これ分類は、通常、手動
若しくは画像を適切なグループに自動的に分けることに
よって達成される。手動による方法は、各画像を視覚的
に検査し、よって画像を適切なグループ内へ配置するこ
とを含む。自動アルバム化方法は、通常、画像を同様の
画像特性を有するグループへ区分化するために、カラ
ー、シャープ、若しくはテクスチャによって自動的に画
像をグループ化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在知られ、利用され
ている画像を分類する方法は、満足できるものであるに
もかかわらず、欠点もある。手動による分類方法は、明
らかに時間を消費し、自動化されたアルバム化方法は、
理論的には画像をイベント毎に分類するものの、カラ
ー、シャープ、若しくはテクスチャによる分類に含有さ
れる固有の不正確性のために誤った分類をしてしまうこ
とが多い。いずれの方法においても、2つの写真が重複
物として特定されると、それらの一つは、通常、除去さ
れ、結果として得られるアルバムに登場しない。消費者
は自動アルバム化処理がアルバムに収められるべき写真
が除去されると不満であろうから、重複物検知アルゴリ
ズムの正確性は高くなければならない。結果として、上
記欠点を克服する必要性が存在する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記述べた問
題の一以上を克服することに向けられたものである。簡
単にまとめると、本発明の一態様によれば、本発明は、
確定され得る時刻に取り込まれた少なくとも2つの画像
を用意し、各画像に対する画像成分の傾向を計算し、各
画像の取込時刻を決定し、これら2つの画像が重複画像
であるかを判断するために画像成分の傾向及び取込時刻
を評価する重複画像検知方法に属する。
【0005】本発明の別の態様においては、画像はブロ
ックに分割され、画像成分の傾向が各ブロックに対して
計算される。特に、画像成分の傾向は、ヒストグラムか
ら、各ブロックに対して計算される。それから、画像成
分の傾向及び取込時刻を評価する際に、ヒストグラム交
差メトリック(histogram intersec
tion metric)を用いて、一画像の一以上の
ブロックを別の画像の対応するブロックと比較し、2つ
の画像が重複画像であるかを判断するために取込時刻の
差を用いる。更に、画像成分の傾向を計算する際に、一
以上のブロックが画像のフォアグラウンドを表すように
各ブロックをブロックへ分割し、各ブロック及び各画像
のフォアグラウンドエリアにおける画像成分の傾向を計
算する。
【0006】結果として、この方法によると、画像成分
は、画像成分及び露光時刻の類似性によって重複を判断
するために、解析される。画像成分が類似し、露光時刻
の差が所定値以内であれば、それらの画像は重複物であ
る。時刻及び日付情報が有効でない場合、画像成分のみ
が用いられ得る。
【0007】本発明のこれら及び他の態様、目的、機
能、及び利点は、以下の好ましい実施形態の詳細な説
明、請求項、及び添付図面によってより明確に明らかに
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下の説明において、本発明は、
ソフトウェア・プログラムとして、その好ましい実施形
態が説明される。当業者は、このようなソフトウェアと
同等物はハードウェアにおいても構成可能であることを
容易に認識するであろう。以下に図示及び説明する本発
明に係るシステム及び方法によれば、本発明の実施に用
いられ得るが、ここに特段に図示、説明若しくは提案さ
れていないソフトウェアは、従来通り及び本分野の一般
的な技術の範囲内である。更に、ここで用いられるもの
として、コンピュータ可読記録媒体は、例えば、(フロ
ッピィ・ディスク若しくはハード・ドライブなどの)磁
気ディスクや磁気テープなどの磁気記録媒体、光ディス
ク、光テープ、若しくは機械可読バーコードなどの光学
式記録媒体、ランダム・メモリ・アクセス(RAM)や
リード・オンリ・メモリ(ROM)などの固体状の電子
記録装置、又は、コンピュータプログラムを格納する他
のあらゆる物理的装置若しくは媒体を含み得る。
【0009】ここで図1を参照する。図1には本発明の
概観を図示するフローチャートが示されている。ディジ
タル化された画像は、工程S10において、コンピュー
タ・システムに入力され、ソフトウェア・プログラムに
よって明確なカテゴリに分類される。例えば、画像は、
各画像の取込時刻を解析することによって、古い順に並
べられる。時刻を日によって区別するために、日付も用
いられ得る。時刻が無い場合、日付のみが古い順の概算
を与え得る。各写真の取込時刻は、例えば、アドバンス
ド・フォト・システム(Advanced Photo
System;APS)のフィルム・ストリップ上の
エンコード化された情報から抽出することができる。
又、ディジタルカメラから情報を得られる場合もある。
更に、各画像は、N×Nブロック(典型的な実施例では
Nは2、3、若しくは4)に分割される。好ましい実施
形態において、画像は、図4に示される要に、3×3ブ
ロックに分割される。各ブロックに対して、画像成分の
傾向が計算され、特に、各ブロックに対してカラーヒス
トグラムが計算される。例として、2つの同じような画
像についての中央のブロックのヒストグラムが図5A及
び5Bに示される。次いで、一画像の各ブロックは、別
の画像の対応するブロックと、従来通りのヒストグラム
交差メトリックを用いて比較される。ヒストグラム交差
メトリックは、ここに組み込まれる前述のシリアル・ナ
ンバー09/163,618に説明されている。
【0010】処理の開始において、2つのフラグ:Is
Dup及びForegroundDupが、工程S11
において、それぞれ真(true)及び偽(fals
e)に設定される。次いで、工程S12において、各ブ
ロックに対する個別の交差値が、所定の閾値Tより大
きいか否かが判断されるためにチェックされ、該閾値T
を下回る交差値の数が数えられる。閾値Tを下回る
交差値を有するブロックの数が所定値Nより大きいこと
が工程S14において判明すると、フラグIsDupは
偽に設定される。次に、フォアグラウンド平均ヒストグ
ラム交差値が、画像のフォアグラウンドエリアに対し
て、工程S15において、計算される。ここで、フォア
グラウンドとは、図4に示すように、3×3ブロックの
ために、ブロック5及び8として定義される。フォアグ
ラウンド平均ヒストグラム交差値が所定の閾値Tより
小さいことが工程S16において判明すると、フラグI
sDupは偽に設定される。フォアグラウンド平均ヒス
トグラム交差値が所定の閾値T より大きいことが工程
S18において判明すると、フラグForegroun
dDupは真に設定される。
【0011】次に、各画像のすべてのブロックに対する
ヒストグラム交差値の平均が計算され、この平均ヒスト
グラム交差値が閾値Tより大きいか否かを判断するた
めに工程S20においてチェックされる。大きければ、
フラグIsDupは真に設定される。更に、平均ヒスト
グラム交差値が別の閾値T5より大きいか否かを判断す
るために工程S22においてチェックされる。ここで、
<Tであり、大きければ、フラグForegro
undDupは真に設定される。これらの条件をいずれ
も満たさない場合、次いで、画像は重複画像でないとの
決定が為される。いずれかの条件を満たす場合、この時
点では重複に関する決定は為されない。次いで、工程S
24において、2つの画像の時刻の違いが所定の閾値T
より小さいか否かのチェックが為され、更に工程S2
8において、別の閾値T(ここでT<T)より小
さいか否かのチェックが為される。工程24における条
件が満たされる場合、又は、工程28における条件が満
たされ、且つすべてのヒストグラム交差値のフォアグラ
ウンド平均が工程26において別の閾値T(ここで、
<T<T)より大きいことが判明している場
合、画像は重複画像であるとの決断が為される。上記2
つの条件をいずれも満たさない場合、画像は重複画像で
ないと判断される。
【0012】まとめると、ある画像が別の画像の重複物
であるか否かを判断する規則は、以下の通りである。 a) S14及びS16が満たされず、且つS20及び
S24が満たされる場合、2つの写真は重複物である。 b) S14及びS16が満たされず、且つS20、S
26、及びS28が満たされる場合、2つの写真は重複
物である。 c) S18、S22、及びS24が満たされる場合、
2つの写真は重複物である。 d) S18、S22、及びS28が満たされる場合、
2つの写真は重複物である。 e) いずれの条件も満たさない場合、2つの写真は重
複物ではない。
【0013】図1に概要が示された重複物検知アルゴリ
ズムの目標は、消費者がそのうちの一枚のみをアルバム
に張るくらい同様の2枚の写真を特定することである。
重複物の実効的な定義は、以下の通りである。重複物と
は、同じアングル及びレンジから撮影された、同一の内
容及び組成を有する2つの写真のことであると定義され
る。通常、重複物を生成するには、アングル及び/若し
くはレンジについては小さい変動は許容され得るもの
の、内容及び組成についてはほぼ正確に一致することが
要求される。その結果、重複物検知方法は、「ほとんど
同一」の写真を再現することである。即ち2つの写真
は、ほぼ同位置においてほぼ同一のカラーを有するピク
セルを有するべきである。ピクセル対ピクセルの比較は
功を奏しないであろうことは明らかである。なぜなら、
そこには常に微小のずれが存在するからである。他方、
全体的なカラーヒストグラムによるアプローチは、ピク
セルの位置についての情報に欠け、十分に正確とは言え
ないであろう。ブロック・ヒストグラムによるアプロー
チは、ピクセル・カラーについての半局所的な情報及び
画像内の位置情報を与える。ブロックは、画像間の微小
のずれが正確性に影響を与えないように、大きい過ぎて
はならない。以下の述べる実験において、我々は、画像
を図4に示すように3×3ブロックに分割することとし
た。
【0014】以下、本実施形態の実験について述べる。
我々は、日付及び時刻情報は重複物検知アルゴリズムの
目標を達成するにあたって非常に有益なものとなり得る
ことを発見した。実際、前述の重複物の定義によれば、
そのような写真は、通常、短い時間内に撮影されること
は明らかである。図1に関連して図示及び説明したよう
に、画像の類似する度合に応じて異なる閾値を設定する
ことによって、我々は、重複物検知の質を大幅に向上さ
せることができた。
【0015】本アルゴリズムの性能評価及び検証のため
に、第三者グラウンドトゥルース・データベースがセッ
トアップされた。443枚の写真がデータベースから慎
重に選択された。これらの写真はすべて、人間の目から
見ると明らかに重複物ではないが、機械式読み取り装置
にとっては重複物に見え得る写真(同じ写真だが写って
いる人々が異なる、など)を多く含んだ重複物候補であ
る。データベースは、約270組の写真を含む。第三者
グラウンドトゥルースは、10人のオブザーバの参加に
基づく。各オブザーバには、重複写真とは何かの定義
と、決定する方法についての説明が為された。加えて、
オブザーバには自らを消費者の立場に立たせないよう
に、即ち画像に対する好き嫌いを持たず、自らを第三者
の立場に置くように説明が為された。理想的には、オブ
ザーバに対する写真についての関心が彼らの画像が重複
物であるか否かの決断に影響を与えるべきではない。オ
ブザーバには、彼らの入力は重複検知システムの性能評
価に用いられることが伝えられた。
【0016】重複検知方法の出力は2進数であり、写真
には重複物であるか、若しくは重複物でないかのフラグ
が立てられる。それにもかかわらず、グラウンドトゥル
ース調査が各写真のペアに対して提供するものは、重複
物であるペアの確率である。本方法の性能評価に用いら
れたメトリックは、下記式(1)に示す再現率変数対適
合率変数に基づく。
【0017】
【数1】 第一の工程は、画像が分割されて成るブロックの数を決
定することであった。前述のシリアルナンバ09/16
3,618において、ブロックの基づくヒストグラム技
術はイベント分類に用いられたが、非常に多くのブロッ
クを含んだ。図2の比較図解において、2×2ブロッ
ク、3×3ブロック、4×4ブロック、及びより多くの
ブロック数を含むブロックに基づくヒストグラム技術に
ついての再現率対適合率曲線が生成された。これらいく
つかのN×Nブロック技術に対して、ヒストグラム交差
の平均が計算され、閾値が適用される。曲線は各技術に
対する閾値を変化させることによって得られる。比較結
果を図2に示す。図2は、より少ないブロックを用いる
新しい方法の方が、より多くのブロック数を含むブロッ
クに基づいたヒストグラム技術よりも重複物検知に対し
て良好であることを示す。3×3ブロック及び4×4ブ
ロックを用いる方法の結果は、2×2ブロックを用いる
方法の結果を超えることも明らかである。我々は、以下
の理由により、3×3ブロックを用いる方法を採用する
ことを決めた。理由1)4×4ブロックを用いる方法よ
りも若干結果が良好であったこと、2)3×3ブロック
を用いる方法は、ほとんどの写真についてその主題を含
むであろう中間的なブロックを有するという利点を有す
る。
【0018】次の工程は、結果の品質に対する日付及び
時刻情報の影響を決定することである。日付及び時刻情
報は、写真の57%しか日付及び時刻情報を有していな
いにもかかわらず、非常に関連した情報であることが判
明し、結果の正確性を大幅に向上させることを可能にし
た。このデータベース用にすべて最適化された時刻につ
いての適応閾値がセットアップされた。
【0019】図3は、時刻情報を使用しない場合の3×
3ブロック技術と時刻情報を使用した場合の3×3ブロ
ック技術との比較結果を示す。図3は、適正な再現率
(0.65から0.75の間)について、含まれる日付
及び時刻によって得られた正確性は、平均向上量0.0
65若しくは平均向上率9%をより上回った。最後に、
我々は各ブロックについての閾値設定技術を最適化し
た。平均ヒストグラム交差についての閾値に加えて、各
ヒストグラム交差についての閾値及びブロック5及び8
の平均ヒストグラム交差についての閾値を設定する。ブ
ロック5及び8は、主題を含む可能性が非常に高い。そ
れらは、通常、画像のフォアグラウンドを表す。図4
は、ブロック5及び8によってカバーされるエリアを示
す。
【0020】図5A及び5Bは、各画像のブロックがカ
ラーヒストグラムを用いてどのように比較されるのかを
図示しており、特に各写真の中央のブロックのRGBカ
ラーヒストグラムがどのように比較されるのかを示して
いる。2つの画像間に若干のずれがあっても、これらの
図は中央のブロックについてのカラーヒストグラムは基
本的には同じであることを示している。唯一の注目すべ
き差異は、写真B(図5B)のブロックのヒストグラム
の右側部分における可観測ピークである。このピーク
は、写真Bの中央のブロックに存在する少量の水に対応
するものである。この水は、ずれのため、写真A(図5
A)の中央のブロックには存在しない。この差異は、こ
れらヒストグラム間の交差値全体に対して重要な影響を
与えるものではない。
【0021】図6は、いくつかの3×3ブロックを用い
たヒストグラム技術間での比較を示すものであり、その
うち一つは時刻情報を用いないものであり、他のもの
は、時刻情報を9つのヒストグラム交差値の平均と共に
用いるものか、若しくは時刻情報を図1との関連で既に
述べた結果の集合(若しくは部分集合)と共に用いるも
のである。特に、図1に示されたプロセスを辿る図6に
おいて「3×3+time.3」とラベリングされた曲
線は、図1に関連して前述した規則群の適用によって実
現された向上を示している。最良の解決は、以下の閾値
群を用いることによって得られる;T=0.54、T
=0.43、T=0.57、T=0.495、T
=0.62、T=2、T=0.62、T=8、
及びN=2。達成された結果は、再現率=0.68、及
び適合率=0.81である。これは、時刻情報を用いた
基本的な技術を用いた場合と比べて、同じ再現率におけ
る適合率において0.045若しくは6%の向上を表
す。
【0022】図7は、本重複物検知方法によって為され
る向上をまとめた表を示す。図7は、特に、本発明に係
る技術がブロックに基づくヒストグラム技術を用いる場
合よりも大幅な向上を達成する(再現率において5.4
%、適合率において23.8%の増加が観察され得る)
ことを示している。
【0023】別の実施形態において、時刻及び日付情報
がいずれも使用可能でなかった場合、ブロック・ヒスト
グラム解析のみが自動アルバム化システムにおける重複
物判断方法を提供する。図1における工程の一部につい
てみると、工程S10において画像が入力された後、工
程S12において、各個別ヒストグラム交差値が所定の
閾値Tより大きいか否かを判断し、該閾値を下回る交
差値の数をカウントする。該閾値を下回る交差値の数が
所定数Nより大きいことが工程S14で判明されるか否
かをチェックする。工程S15においては、ブロック5
及び8の平均ヒストグラム交差を計算する。工程S16
においては、上記平均値が所定の閾値T より小さいか
否かをチェックし、工程S18においては、上記平均値
が所定の閾値Tより大きいか否かをチェックする。工
程S20においては、すべてのヒストグラム交差値の平
均を計算し、すべてのヒストグラム交差値の平均が閾値
より大きいか否かをチェックする。最後に、工程S
22においては、すべてのヒストグラム交差値の平均が
閾値T(T<T)より大きいか否かをチェックす
る。次いで、これら多様な計算値は、入力画像が重複物
であるか否かを判断するために、図1の適切な部分に示
されるように適用される。
【0024】本発明に係る方法論全体は上述の通りであ
るが、本発明は当業者によって知られるように、多くの
異なるタイプのシステムにおいて具体化されることが可
能であり、多くの異なる方法によって実行されることが
可能である。理解を容易にするために述べると、本発明
は、パーソナルコンピュータのようなよく知られたコン
ピュータシステム上で実現されることが好ましい。画像
は、コンピュータシステムに(例えばディジタルカメラ
から)直接的に入力されることも可能であり、又はコン
ピュータシステムに入力される前に(例えばスキャナ
で)ディジタル化されていることも可能である。例え
ば、図8に図示するように、本発明を実施するのに有益
な情報処理コンピュータシステムの典型的なハードウェ
ア構成は、少なくとも一つのプロセッサ若しくは中央演
算装置(CPU)100を有していることが好ましい。
CPU100は、システムバス101を介して、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)102、リード・オン
リ・メモリ(ROM)103、ディスクユニット105
やテープ装置106などの周辺機器をバス101に接続
するための入出力(I/O)アダプタ104、情報処理
システムをインターネットなどのデータ処理ネットワー
クに接続するための通信アダプタ107、キーボード、
マウス、スキャナやカメラなどのディジタル画像入力ユ
ニット、マイク、スピーカ、及び/若しくは他のユーザ
・インターフェース装置などの周辺機器109、11
0、及び111をバス101へ接続するためのユーザ・
インターフェース・アダプタ108、プリンタ112、
及びディスプレイ装置114にバス101を接続するデ
ィスプレイ・アダプタ113と内部接続されている。本
発明は、例えば記録装置105上に記録されたコンピュ
ータ・プログラム内に本発明に係る方法を含ませること
によって図8に示した構成を用いて実施され得る。この
ようなコンピュータ・プログラムは、重複物を検知する
ために、インターフェース・アダプタ108若しくはネ
ットワーク接続107を通じて供給される時系列の画像
フレームに対して働く。すると、このシステムは、重複
物を含まない所望のディジタル画像フレーム出力をディ
スプレイ114若しくはプリンタ112上に生成する
か、又はネットワーク107へ送り返す。
【0025】
【発明の効果】2つの写真が重複物であると特定された
場合、それらのうちの一つは除去され、アルバムには登
場しない。消費者は、アルバムに収められるべき写真が
自動アルバム化処理によって除去されると不満であるか
ら、重複物検知アルゴリズムの正確性は高くなければな
らない。本発明は、このような高い正確性を有する自動
アルバム化処理を提供するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概観を図示するブロック図である。
【図2】2×2、3×3、及び4×4ブロックを含む、
異なるブロックサイズに対して決定された再現率対適合
率曲線の比較を示す図である。
【図3】3×3ブロック技術において時刻情報を用いる
場合と用いない場合との比較結果を示す図である。
【図4】ブロック5及び8によって表されるフォアグラ
ウンドエリアを含んだ、3×3のブロック配置によって
カバーされるエリアを示す図である。
【図5A】図4に示されるブロック5によってカバーさ
れる中央エリアについてのカラーヒストグラムの例を示
す図である。
【図5B】図4に示されるブロック5によってカバーさ
れる中央エリアについてのカラーヒストグラムの例を示
す図である。
【図6】時刻情報を用いる(及び用いない)ことの効
果、9つのヒストグラム交差値の平均を用いることの効
果、及び図1に関連して示された規則を用いることの効
果を示す多様な3×3ブロック技術間の比較を示す図で
ある。
【図7】本発明によって重複物検知方法に与えられる向
上をまとめた表を示す図である。
【図8】本発明を実施するためのコンピュータ・システ
ムのブロック図である。
【符号の説明】
100 CPU 101 バス 102 RAM 103 ROM 104 I/Oアダプタ 105 ディスクユニット 106 テープ装置 107 通信アダプタ 108 インターフェース・アダプタ 109 キーボード 110 マウス 111 ディジタル画像入力ユニット 112 プリンタ 113 ディスプレイ・アダプタ 114 ディスプレイ装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 確定され得る時刻に取り込まれた少なく
    とも2つの画像を用意し、 各画像に対する画像成分の傾向を計算し、 各画像の取込時刻を決定し、 これら2つの画像が重複画像であるかを判断するために
    画像成分の傾向及び取込時刻を評価することを特徴とす
    る重複画像検知方法。
  2. 【請求項2】 画像成分の傾向を計算する際に、 各画像をブロックへ分割し、 各ブロックにおける画像成分の傾向を計算することを特
    徴とする請求項1記載の重複画像検知方法。
  3. 【請求項3】 画像成分の傾向を計算する際に、各ブロ
    ックのヒストグラムを計算することを特徴とする請求項
    2記載の重複画像検知方法。
  4. 【請求項4】 画像成分の傾向及び取込時刻を評価する
    際に、ヒストグラム交差メトリックを用いて、一画像の
    一以上のブロックを別の画像の対応するブロックと比較
    し、2つの画像が重複画像であるかを判断するために取
    込時刻の差を用いることを特徴とする請求項3記載の重
    複画像検知方法。
  5. 【請求項5】 画像成分の傾向を計算する際に、 一以上のブロックが画像のフォアグラウンドを表すよう
    に各ブロックをブロックへ分割し、 各ブロック及び各画像のフォアグラウンドエリアにおけ
    る画像成分の傾向を計算することを特徴とする請求項1
    記載の重複画像検知方法。
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