JP2001325546A - 個品割賦認証システム - Google Patents

個品割賦認証システム

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JP2001325546A
JP2001325546A JP2000140835A JP2000140835A JP2001325546A JP 2001325546 A JP2001325546 A JP 2001325546A JP 2000140835 A JP2000140835 A JP 2000140835A JP 2000140835 A JP2000140835 A JP 2000140835A JP 2001325546 A JP2001325546 A JP 2001325546A
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JP2000140835A
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Kazunori Kamo
和徳 加茂
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AKESESU KK
Axess Corp
Original Assignee
AKESESU KK
Axess Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 認証に必要な手続の簡素化並びに認証処理の
迅速化を達成し得る個品割賦認証システムを提供する。 【解決手段】 認証端末には、個品割賦申込画面を表示
する手段と、個品割賦申込画面に従って行われた入力操
作に基づいて個品割賦申込のための必要項目情報並びに
与信請求に必要な個人特定情報を生成する手段と、生成
された必要項目情報および個人特定情報を認証ホストへ
と送信して個品割賦取引の認証依頼を行う手段と、個品
割賦取引の認証依頼に対して認証ホストから返送される
回答に応じた出力処理を行う手段と、が設けられる。認
証ホストには、認証端末から個品割賦取引の認証依頼が
送信されてくるのに応答してそれに付された必要項目情
報並びに与信請求に必要な個人特定情報を認証可否判断
に供すると共に、認証可否判断がなされた場合には、そ
の判断結果を認証端末へと返送する手段、が設けられて
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、個品割賦取引の
認証に適用される個品割賦認証システムに係り、特に、
この種の認証に必要な手続の簡素化並びに認証処理の迅
速化を達成し得る個品割賦認証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家具、自動車等々のクレジッ
トカードの適用外となる高額商品の割賦購入のための取
引手段としては、個品割賦取引が広く行われている。こ
の種の取引は、クレジットカードに比べて比較的に長期
の分割払いが認められることから、大型商品乃至高額商
品の購入には消費者にとってなくてはならない制度とさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型商
品乃至高額商品を対象とすることから、個品割賦取引認
証のためには、個品割賦申込書への記入捺印、認証機関
への郵送、認証機関における認証審査、認証機関からの
審査結果の通知と言った厳格かつ多段階の手続が必要で
あり、通常、申込から認証が下りるまでには、1〜2週
間程度がかかり、消費者乃至販売者に多大なる不便を与
えていた。
【0004】この発明は、従来の個品割賦取引の認証段
階における以上の問題点に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、この種の認証に必要な手
続の簡素化並びに認証処理の迅速化を達成し得る個品割
賦認証システム、並びに、同システムに好適な認証端末
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の個品割賦認証システムは、以下の構成を
有する。
【0006】すなわち、同システムは、販売店側の認証
端末と、認証機関側の認証ホストと、それらを結ぶネッ
トワークとを有する。
【0007】認証端末には、個品割賦申込画面を表示す
る手段と、個品割賦申込画面に従って行われた入力操作
に基づいて個品割賦申込のための必要項目情報並びに与
信請求に必要な個人特定情報を生成する手段と、生成さ
れた必要項目情報および個人特定情報を認証ホストへと
送信して個品割賦取引の認証依頼を行う手段と、個品割
賦取引の認証依頼に対して認証ホストから返送される回
答に応じた出力処理を行う手段とが設けられる。
【0008】認証ホストには、認証端末から個品割賦取
引の認証依頼が送信されてくるのに応答してそれに付さ
れた必要項目情報並びに与信請求に必要な個人特定情報
を認証可否判断に供すると共に、認証可否判断がなされ
た場合には、その判断結果を認証端末へと返送する手段
が設けられる。
【0009】同システムにおいて、与信請求に必要な個
人特定情報としては、クレジットカードデータに基づい
て生成された情報を採用することができる。
【0010】同システムにおいて、与信請求に必要な個
人特定情報としては、免許証や保険証等の公的書面デー
タに基づいて生成された情報を採用することもできる。
【0011】本発明の好ましい実施の形態においては、
認証端末と複数の認証ホストとの間には、認証端末から
の認証依頼を該当する認証ホストへと振り分けるディス
トリビュータが設けられると共に、このディストリビュ
ータには、電話番号/住所・変換テーブルが設けられて
おり、それにより、認証端末における申込人住所情報の
生成は、電話番号によるディストリビュータへの問い合
わせにより自動生成される。
【0012】本発明の好ましい他の実施の形態において
は、認証端末と複数の認証ホストとの間には、認証端末
からの認証依頼を該当する認証ホストへと振り分けるデ
ィストリビュータが設けられると共に、このディストリ
ビュータには、割賦加盟店テーブルが設けられており、
それにより、認証端末から送信される認証依頼は、ディ
ストリビュータによってもチェックされる。
【0013】本発明の好ましい他の実施の形態では、認
証端末には、販売店側のPOS端末と交信するためのデ
ータ通信機能が備えられており、それにより、認証端末
における購入商品情報の生成は、商品コードによるPO
S端末への問い合わせにより自動生成される。
【0014】本発明の好ましい他の実施の形態において
は、認証端末には、指紋読取装置や手書文字読取装置や
印鑑読取装置等のような個人特定情報入力手段が設けら
れており、それにより、個人特定情報の入力を電子的手
段により可能とする。
【0015】本発明の好ましい他の実施の形態において
は、認証端末には、CCDカメラ等のような撮影手段が
設けられており、それにより得られる申込人の表情、服
装等の画像情報を、認証ホスト側での認証可否判断に供
するようにする。ここで、言う『撮影手段』は、認証端
末と一体であっても別体であってもよい。又、『画像情
報』を得るべき対象は、申込人の表情、服装等のみに限
定される必要はなく、申込人の認証可否判断に反映可能
な種々のものが想定される。例えば、申込人の身につけ
ている装飾品、手回り品等の画像情報を認証可否判断に
供することも可能である。
【0016】本発明の好ましい他の実施の形態では、個
品割賦申込画面の表示に必要な画像データは、認証端末
側に予め格納されている。
【0017】本発明の好ましい他の実施の形態では、個
品割賦申込画面の表示に必要な画像データは、その都
度、外部から通信を介して認証端末に配信される。
【0018】本発明の個品割賦取引用の認証端末は、個
品割賦申込画面を表示する手段と、個品割賦申込画面に
従って行われた入力操作に基づいて個品割賦申込のため
の必要項目情報並びに与信請求に必要な個人特定情報を
生成する手段と、生成された必要項目情報および個人特
定情報を認証ホストへと送信して認証依頼を行う手段
と、認証依頼に対して認証ホストから返送される回答に
応じた出力処理を行う手段と、を具備する。
【0019】同認証端末の好ましい実施の形態において
は、与信請求に必要な個人特定情報の入力手段として、
クレジットカードの読み込みが可能な接触式又は非接触
式のカードリーダを有する。
【0020】同認証端末の好ましい実施の形態において
は、申込人の服装、表情等を撮影するための撮影手段
と、当該撮影手段により撮影された映像を画像情報とし
て認証ホストへと送信する手段とを有する。ここで言う
『撮影手段』としては、例えばCCDカメラを挙げるこ
とができる。また、撮影手段は認証端末と一体であって
も別体であってもよい。このような態様によれば、認証
可否判断に必要な映像を、画像情報として認証端末側か
ら認証ホスト側へと送信することが可能となる。
【0021】同認証端末の好ましい実施の形態において
は、市中の無線基地局との交信が可能な携帯端末として
構成される。
【0022】以上説明した本発明の個品割賦認証システ
ムによれば、個品割賦申込書の作成を電子的に行うこと
ができると共に、認証機関とのやり取りを通信を介して
行うことができるため、この種の認証に必要な手続の簡
素化並びに認証処理の迅速化を達成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施の
一形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0024】本発明に係る個品割賦認証システムの全体
が図1のブロック図に概略的に示されている。同図にお
いて、一点鎖線で囲まれた販売店A内には、2台の認証
端末1,1と1台のPOSサーバ2とが設けられてい
る。この例では、認証端末1,1は、それぞれクレジッ
トカード取引の認証と本発明に係る個品割賦取引の認証
との双方に兼用可能な構成とされている。又、認証端末
1,1は、それぞれ市中に設置された無線基地局3と無
線交信が可能な携帯端末として構成されている。又、認
証端末1,1は、それぞれPOSサーバ2とも無線交信
が可能とされ、後述するように、認証端末1でバーコー
ドリーダなどから商品コードを読み込んだ場合、この商
品コードによりPOSサーバ2に商品情報を照会するこ
とによって、商品名や価格などの商品情報を認証端末1
がPOSサーバ2から取得することができる。
【0025】市中に設置される無線基地局3は、ディス
トリビュータ4並びにネットワーク5を経由して、クレ
ジットカード取引や個品割賦取引などを扱う各認証会社
の認証ホスト61,62,…6nに接続される。
【0026】ディストリビュータ4は、本発明者等が先
に提案したものであり、無線基地局3を経由する専用回
線により各販売店の認証端末1,1に接続される。ディ
ストリビュータ4は、認証端末1,1から何らかの認証
依頼が到来すると、これを該当する認証会社の認証ホス
ト61,62,…6nに宛ててネットワーク5へと送出
する。すなわち、認証端末1,1の側では、認証会社宛
てに直接にデータを伝送するのではなく、認証会社別の
データ振り分けはディストリビュータ4が代行してこれ
を行う。
【0027】ディストリビュータ4のデータベースサー
バ4aには、各認証会社へデータを振り分けるための各
種アドレスデータや、その他様々なデータベースが格納
されている。本発明に関連して、新たに設けられたもの
としては、それらデータベースの中には電話番号/住所
変換テーブルや割賦加盟店テーブルなどが設けられる。
【0028】電話番号/住所変換テーブルは、認証端末
1において顧客から電話番号を取得した場合、これに基
づきディストリビュータ4に顧客の住所を照会できるよ
うにしたものである。すなわち、ディストリビュータ4
では、認証端末1から顧客の住所照会が到来すると、電
話番号/住所変換テーブルを検索して、電話番号から住
所を求め、これを認証端末1へと返送する。
【0029】又、割賦加盟店テーブルは認証端末1から
何らかの認証依頼が到来した場合、その認証依頼を有効
とするか無効とするかの判断を行うために使用される。
すなわち、認証端末1から認証依頼が到来しても、その
認証端末の端末IDで判明する加盟店が割賦加盟店テー
ブルに登録されていなければ、そのような認証依頼を無
効とすることができる。
【0030】ネットワーク5は、従来公知のCAFIS
などに相当するものであり、ディストリビュータ4から
伝送先認証ホストを指定してネットワーク5へデータを
送れば、ネットワーク5の作用により、それらのデータ
は該当する認証ホスト61,62,…6nへと送出され
る。逆に、それらの認証ホスト61,62,…6nから
の返送データは、ネットワーク5、ディストリビュータ
4、無線基地局3を逆に経由して、端末装置1へと返送
される。
【0031】後に詳細に説明するが、認証端末1側に
は、個品割賦申込画面を表示する手段と、個品割賦申込
画面に従って行われた入力操作に基づいて個品割賦申込
のための必要項目情報並びに与信請求に必要な個人特定
情報を生成する手段と、生成された必要項目情報及び個
人特定情報を認証ホストへ送信して個品割賦取引の認証
依頼を行う手段と、個品割賦取引の認証依頼に対して認
証ホストから返送される回答に応じた出力処理を行う手
段とが設けられる。
【0032】このとき、個品割賦申込画面を表示するた
めの画像データは、認証端末1それ自体の内部に、ある
いはディストリビュータ4のデータベースサーバ4a内
に格納される。すなわち、認証端末1側にそれらの画像
データを格納しておけば、電源投入と共に、直ちに後述
する画像表示器の画面上に個品割賦申込画面を表示する
ことができる。一方、データベースサーバ4a内にそれ
らの画像データを格納し、必要に応じて無線で各認証端
末1にそれらの画像データを配信するように構成すれ
ば、認証端末1側に想定される全ての認証会社の画像デ
ータを予め用意する必要がなくなり、同時に新たな認証
会社が出現したような場合にも、認証端末1側において
その都度画像データを更新する必要もなくなる。
【0033】認証端末1の外観の一例が図2に示されて
いる。同図に示されるように、認証端末1は携帯可能な
小型機として構成され、その前面側には、個品割賦申込
画面を表示するためのタッチパネル式ディスプレイ1a
が設けられている。このタッチパネル式ディスプレイ1
a上には、図8を参照して後に詳細に説明するように、
個品割賦申込書に相当する画像が表示される。
【0034】図では、氏名、住所、認証のそれぞれに相
当するタッチ領域11,12,13と、それぞれのタッ
チ領域に相当する項目内容表示部11a,11b,11
cが描かれている。
【0035】又、タッチパネル式ディスプレイ1aの最
下部には、画面の操作に必要なスクロールキー14、前
画面戻りキー15、次画面進みキー16、トップ戻りキ
ー17がそれぞれ描かれている。
【0036】さらに、認証端末1のケース最下部には、
カードリーダ部に対応するカードスロット1bが設けら
れると共に、ケースの側面にはオプション接続部1c
が、またケースの最上部には無線交信用のアンテナ1d
が、さらにケースの上端にはレシートや契約証書となる
プリンタ用紙1eが送り出し可能となされている。尚、
符号18が付されているのは、認証端末1に備え付けら
れた撮影手段としてのCCDカメラであり、必要に応じ
て申込人の表情、服装等を撮影し、それにより得られる
画像情報を個人認証の際に参照するために使用される。
【0037】個人特定情報入力のためのオプションのい
くつかの例が図3に示されている。先ほど説明したオプ
ション接続部1cには、図3(a)に示されるように、
バーコードや免許証の読取りに使用されるスキャナやバ
ーコードリーダ104a、図3(b)に示される指紋の
読取りに使用される指紋読取器104b、図3(c)に
示される手書き文字の読取りに使用されるタブレット1
04cなどが任意に接続可能となされている。
【0038】スキャナやバーコード104aは、例えば
免許証などから個人特定情報を入力する際に使用され
る。指紋読取器104bは、個人特定情報として指紋を
利用する場合に使用される。タブレット104cは個人
特定情報としてサインを利用する場合に使用される。
【0039】認証端末1のハードウェア構成が図4のブ
ロック図に示されている。同図に示されるように、この
認証端末のハードウェア構成は、制御部101と、表示
部102と、入力部103と、特殊入力部104と、映
像入力部105と、カードリーダ部106と、電源部1
07と、印刷部108と、メモリ部109と、通信部1
10とを含んでいる。
【0040】制御部101はマイクロプロセッサを主体
として構成され、認証端末の全体を統括制御するもので
ある。表示部102はタッチパネル式ディスプレイ1a
などを構成するものであり、液晶ディスプレイや薄型C
RTディスプレイなどで構成される。入力部103は、
画面切替用のスクロールキー14、前ページ戻りキー1
5、次ページ進みキー16、トップ戻りキー17や図示
しないテンキー、キャラクターキーなどで構成するもの
である。この入力部103は、タッチパネル式ディスプ
レイ1aとそのときの表示画像データのアドレスとから
入力データを認識するが、この入力部103には図示し
ないテンキーやバーコードリーダなども含まれている。
【0041】特殊入力部104は、主として、個人特定
情報の入力に使用されるもので、図3に示される指紋読
取器や手書き文字読取用のタブレットなどがこれに相当
する。
【0042】映像入力部105は、申込人の表情、服装
等の映像を得るために使用されるもので、図2中符号1
8で示されるCCDカメラがこれに相当する。
【0043】カードリーダ部106は、認証端末のカー
ドスロット1bから投入されたクレジットカードなどか
らその記録データを読み取るためのものであり、磁気カ
ードリーダや接触/非接触のICカードリーダで構成す
ることができる。
【0044】電源部107は、認証端末全体の電源を供
給するためのものであり、この例ではバッテリと商用電
源の双方が切替使用可能となされている。
【0045】印刷部108は、レシートや契約証書の発
行に使用されるものであり、感熱プリンタやインクジェ
ットプリンタなどで構成することができる。
【0046】メモリ部109は、プログラム、アプリケ
ーション、OSなどを格納するためのものであり、半導
体、RAM、ROMさらにはハードディスクなどで構成
することができる。
【0047】通信部110は、アンテナ1dを介して市
中無線基地局並びに店内のPOSサーバと交信するため
のものである。
【0048】次に図5並びに図6のフローチャート、さ
らには図7並びに図8の説明図を参照しながら、認証端
末の動作を系統的に説明する。
【0049】認証端末側の制御部101で実行される処
理の概略が図5並びに図6のフローチャートに示されて
いる。図5において、電源投入により処理が開始される
と、まず認証端末のタッチパネル式ディスプレイ1a上
には店舗情報が表示される(ステップ501)。この店
舗情報は予め各認証端末毎にメモリに登録されている。
この店舗情報を表示させるのは、当該端末がその販売店
に登録されていることを確認するためのものである。
【0050】続くステップ502では、購入商品の入力
を待機する状態となる。この状態において、購入しよう
とする商品に付された商品コードは、例えばバーコード
リーダを介して読み取ると、読み込まれた商品コードは
購入商品として登録される。
【0051】続くステップ503では、購入商品として
登録された商品バーコードに基づいて、店内のPOSサ
ーバ2と交信することにより、商品コードに相当する商
品名や価格などの商品情報の取得が行われ、この取得さ
れた商品情報はタッチパネル式ディスプレイ1aの画面
上に表示される。
【0052】その後、係員が購入商品の個数情報をテン
キーなどで入力すると(ステップ504)、タッチパネ
ル式ディスプレイ1aの画面上には金額合計が表示され
る(ステップ505)。
【0053】このようにして、ステップ502〜505
を実行することにより、購入商品情報を取得し、これを
タッチパネル式ディスプレイ1aの画面上に表示させる
ことができる。
【0054】その後、認証端末の側から支払方法に関す
る問いかけが行われ(ステップ506)、これが通常の
クレジット決済であれば、公知のクレジット決済のため
の認証要求処理へと移行する。
【0055】これに対して、本発明に係る個品割賦取引
と判定されると(ステップ506YES)、電話番号の
入力要求が行われ、これに基づき電話番号を係員が入力
すると(ステップ507)、認証端末1とディストリビ
ュータ4との間で交信が行われ、入力された電話番号に
基づき住所情報の照会がなされ、取得された住所情報は
タッチパネル式ディスプレイ1aの画面上に表示される
(ステップ508)。
【0056】続いて、図6のフローチャートに移って、
認証手段確認の問いかけが行われ、これに対して係員は
認証手段(個人特定手段)としてクレジットカードによ
るかあるいは免許証などの公的書類によるかの指定を行
う(ステップ601)。
【0057】ここで、認証手段としてクレジットカード
を使用するものと判定されると(ステップ602YE
S)、クレジットカードデータの読込みを待機する状態
となり、この状態でカードリーダにクレジットカードを
挿入すれば、カードデータが読み取られる(ステップ6
03)。
【0058】その後、購入された商品情報と、購入者の
住所などの情報と、クレジットカードデータ情報とは、
無線基地局3、ディストリビュータ4、ネットワーク5
を経由して該当する認証ホスト61,62,…6nへと
送られ、認証可否判断に供せられる。
【0059】該当する認証ホストの側では、認証端末1
から個品割賦取引の認証依頼が送信されてくるのに応答
してそれに付された必要項目情報(購入商品情報、購入
者住所情報など)並びに与信請求に必要な個人特定情報
(クレジットカード情報など)を認証可否判断に供する
と共に、認証可否判断がなされた場合には、その判断結
果を認証端末1へと返送する。なお、認証可否判断はコ
ンピュータを用いて自動的に行うものと、人間が間に介
在するものとの双方が含まれるであろう。いずれにし
も、従前の書面による審査の場合に比べ、審査所要時間
を短縮できることは言うまでもない。
【0060】このようにして、個品割賦取引が認証され
ると(ステップ604YES)、続いて顧客の所持する
印鑑の読取処理(又はサインでも可)が実行される(ス
テップ605)。この印鑑読取処理(又はサイン読取処
理)は、個品割賦取引において現在不可欠なものである
ため、これについては図3(b)に示される指紋読取装
置と同様な印鑑読取装置で読み取るものとする。なお、
サイン読取の場合には、図3(c)に示されるタブレッ
トを使用して読み取ることができる。
【0061】その後、残余の入力項目を係員が入力し
(ステップ609)、顧客との間で約款確認並びに配達
日の確認などが行われると(ステップ610)、個品割
賦契約は成立する。
【0062】その後、所定の完了ボタンの操作などによ
り、印刷部108が駆動されて、レシート並びに個品割
賦契約証書が認証端末1から発行される(ステップ61
1)。
【0063】なお、認証手段として免許証などの公的書
類を選択した場合には(ステップ602NO)、図3
(a)に示されるスキャナによって免許証を読み取り、
読み取られた個人データを先ほどと同様にして、無線基
地局3、ディストリビュータ4、ネットワーク5を経由
して該当する認証ホスト61,62,…6nへと送信し
て、それらの個人データ並びに商品情報などに基づいて
個品割賦取引の認証依頼を行う(ステップ606)。
【0064】この場合には、通常2〜3日程度の審査期
間が必要であるため、認証にその程度の時間がかかる旨
を顧客に説明して処理は終了する(ステップ607)。
【0065】その後、認証が得られれば(ステップ60
8)、先に説明した印鑑読取処理(ステップ605)、
残余情報入力処理(ステップ609)、約款確認並びに
配達日確認処理(ステップ610)を経て、証書を発行
する(ステップ611)。
【0066】尚、本実施例では、CCDカメラ18を使
用することにより、認証可否判断の際に、申込人の表
情、服装等の画像情報を参照することもできる。このと
き、CCDカメラ18により撮影された顧客の表情、服
装等の映像は、画像データに変換され、通信部110か
ら、無線基地局3、ディストリビュータ4、ネットワー
ク5を経由して該当する認証ホスト61,62,…6n
へと送信される。この場合には、認証可否判断には、人
間が介在することとなるが、このように顧客の表情、服
装等を認証可否判断に参照することにより、当該判断を
より的確に行うことが可能となる。
【0067】個品割賦申込書の一例が図7に示されてお
り、それに対応してタッチパネル式ディスプレイに表示
される個品割賦申込書の表示例が図8に示されている。
【0068】それらの図から明らかなように、個品割賦
申込書の一般的な例としては、『販売店名』、『担当
者』、『購入商品』、『型式』、『個数』、『価格』、
『支払方法』、『ボーナス払い』、『支払開始日』、
『最終支払日』、『申込者名』、『郵便番号並びに住
所』、『認証(印影)』、『配達日』などの項目が申込
書の表に表示されており、裏には通常各種の約款が表記
されている。
【0069】これに対して、図8に示されるように、認
証端末のタッチパネル式ディスプレイの画面上には、図
7の申込書に対応して、『販売店名』、『担当者』、
『購入商品』、『型式』、『個数』、『価格』、『支払
方法』、『ボーナス』、『申込者名』、『郵便番号並び
に住所』、『認証(印影)』、等々の欄が設けられ、そ
れぞれの欄の右側に図では括弧で囲んで示されるように
該当する項目データが入力されて表示されるのである。
【0070】そのため、販売店側の係員並びに顧客のい
ずれにおいても、従前の申込用紙に筆記用具で書き込ん
で書類を作成する方法に比べ、この種の個品割賦申込書
の作成に要する手間を大幅に省くことができ、同時に認
証会社への送付並びに回答の返送はいずれも通信を介し
てほぼオンラインで行われるため、認証に要する期間を
大幅に短縮することができるのである。
【0071】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
ほんの一例に過ぎないことは言うまでもなく、本発明シ
ステムで使用可能な認証端末の外観並びにディスプレイ
の構成や入出力操作部の構成については様々な変形ない
し応用が可能である。
【0072】又、以上の実施形態では、認証端末とネッ
トワークとの間にディストリビュータを介在させて、認
証端末側に各認証ホストの電話番号ないしアドレスを格
納することを不要としたが、これについては、従前通り
に認証端末1から直接にネットワーク5へと認証依頼デ
ータを送出するようにしてもよいことは勿論である。
【0073】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、個品割賦申込書の作成を電子的に行うことがで
きると共に、認証機関とのやり取りを通信を介して行う
ことができるため、この種の認証に必要な手続の簡素化
並びに認証処理の迅速化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】個品割賦認証システムの全体を示す図である。
【図2】認証端末の外観を示す図である。
【図3】個人特定情報入力のためのオプションの例を示
す図である。
【図4】認証端末のハードウェア構成を示す図である。
【図5】認証端末の処理(その1)を示すフローチャー
トである。
【図6】認証端末の処理(その2)を示すフローチャー
トである。
【図7】個品割賦申込書の一例を示す図である。
【図8】画像表示器上の個品割賦申込書の表示例を示す
図である。
【符号の説明】
1 認証端末 2 POSサーバ 3 無線基地局 4 ディストリビュータ 4a データベースサーバ 5 ネットワーク 61,62,…6n 認証ホスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 B42D 15/10 501 B42D 15/10 501L 501E 521 521 G07G 1/00 331 G07G 1/00 331Z 1/12 321 1/12 321L G09C 1/00 660 G09C 1/00 660B H04L 9/32 H04L 9/00 673A 673D 673E Fターム(参考) 2C005 HB03 JA01 JA15 JB06 JB07 LA33 LB53 TA21 TA22 3E042 AA01 CC02 CC10 CD04 CD10 CE06 EA01 5B049 AA05 BB11 BB46 CC05 CC36 DD00 DD04 EE09 EE10 EE23 EE24 FF03 FF04 GG01 GG03 GG04 GG06 GG07 5B055 BB10 BB12 CA05 CB05 CC11 EE03 EE06 EE13 EE21 EE27 HA04 HB02 HB04 HB05 HB06 JJ05 KK01 KK09 KK19 MM01 MM14 PA05 PA36 5J104 AA07 KA01 KA16 KA17 PA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 販売店側の認証端末と、認証機関側の認
    証ホストと、それらを結ぶネットワークとを有し、 認証端末には、 個品割賦申込画面を表示する手段と、 個品割賦申込画面に従って行われた入力操作に基づいて
    個品割賦申込のための必要項目情報並びに与信請求に必
    要な個人特定情報を生成する手段と、 生成された必要項目情報および個人特定情報を認証ホス
    トへと送信して個品割賦取引の認証依頼を行う手段と、 個品割賦取引の認証依頼に対して認証ホストから返送さ
    れる回答に応じた出力処理を行う手段と、が設けられ、 認証ホストには、 認証端末から個品割賦取引の認証依頼が送信されてくる
    のに応答してそれに付された必要項目情報並びに与信請
    求に必要な個人特定情報を認証可否判断に供すると共
    に、認証可否判断がなされた場合には、その判断結果を
    認証端末へと返送する手段、が設けられている、個品割
    賦認証システム。
  2. 【請求項2】 与信請求に必要な個人特定情報が、クレ
    ジットカードデータに基づいて生成される、請求項1に
    記載の個品割賦認証システム。
  3. 【請求項3】 与信請求に必要な個人特定情報が、免許
    証や保険証等の公的書面データに基づいて生成される、
    請求項1に記載の個品割賦認証システム。
  4. 【請求項4】 認証端末と複数の認証ホストとの間に
    は、認証端末からの認証依頼を該当する認証ホストへと
    振り分けるディストリビュータが設けられると共に、こ
    のディストリビュータには、電話番号/住所・変換テー
    ブルが設けられており、 それにより、認証端末における申込人住所情報の生成
    は、電話番号によるディストリビュータへの問い合わせ
    により自動生成される、請求項1に記載の個品割賦認証
    システム。
  5. 【請求項5】 認証端末と複数の認証ホストとの間に
    は、認証端末からの認証依頼を該当する認証ホストへと
    振り分けるディストリビュータが設けられると共に、こ
    のディストリビュータには、割賦加盟店テーブルが設け
    られており、 それにより、認証端末から送信される認証依頼は、ディ
    ストリビュータによってもチェックされる、請求項1に
    記載の個品割賦認証システム。
  6. 【請求項6】 認証端末には、販売店側のPOS端末と
    交信するためのデータ通信機能が備えられており、 それにより、認証端末における購入商品情報の生成は、
    商品コードによるPOS端末への問い合わせにより自動
    生成される、請求項1に記載の個品割賦認証システム。
  7. 【請求項7】 認証端末には、指紋読取装置や手書文字
    読取装置や印鑑読取装置等のような個人特定情報入力手
    段が設けられており、 それにより、個人特定情報の入力を電子的手段により可
    能とする、請求項1に記載の個品割賦認証システム。
  8. 【請求項8】 認証端末には、CCDカメラ等のような
    撮影手段が設けられれており、 それにより得られる申込人の表情、服装等の画像情報
    を、認証ホスト側での認証可否判断に供するようにし
    た、請求項1に記載の個品割賦認証システム。
  9. 【請求項9】 個品割賦申込画面の表示に必要な画像デ
    ータは、認証端末側に予め格納されている、請求項1に
    記載の個品割賦認証システム。
  10. 【請求項10】 個品割賦申込画面の表示に必要な画像
    データは、その都度、外部から通信を介して認証端末に
    配信される、請求項1に記載の個品割賦認証システム。
  11. 【請求項11】 個品割賦申込画面を表示する手段と、 個品割賦申込画面に従って行われた入力操作に基づいて
    個品割賦申込のための必要項目情報並びに与信請求に必
    要な個人特定情報を生成する手段と、 生成された必要項目情報および個人特定情報を認証ホス
    トへと送信して認証依頼を行う手段と、 認証依頼に対して認証ホストから返送される回答に応じ
    た出力処理を行う手段と、 を具備する個品割賦取引用の認証端末。
  12. 【請求項12】 与信請求に必要な個人特定情報の入力
    手段として、クレジットカードの読み込みが可能な接触
    式又は非接触式のカードリーダを有する、請求項11に
    記載の個品割賦取引用の認証端末。
  13. 【請求項13】 申込人の服装、表情等を撮影するため
    の撮影手段と、 当該撮影手段により撮影された映像を画像情報として認
    証ホストへと送信する手段と、 を有する、請求項11に記載の個品割賦取引用の認証端
    末。
  14. 【請求項14】 市中の無線基地局との交信が可能な携
    帯端末として構成された、請求項11に記載の個品割賦
    認証システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020009401A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 鴻發國際科技股▲ふん▼有限公司 現金取扱システムおよび現金取引方法
JP7421986B2 (ja) 2020-03-31 2024-01-25 株式会社日本総合研究所 口座取引をガードする金融機関システム及びその方法

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