JP2001325526A - 属性情報提供システム - Google Patents

属性情報提供システム

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JP2001325526A
JP2001325526A JP2000141965A JP2000141965A JP2001325526A JP 2001325526 A JP2001325526 A JP 2001325526A JP 2000141965 A JP2000141965 A JP 2000141965A JP 2000141965 A JP2000141965 A JP 2000141965A JP 2001325526 A JP2001325526 A JP 2001325526A
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JP2000141965A
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Hajime Toyama
肇 外山
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Mitsubishi UFJ NICOS Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費者の属性情報の収集を希望する企業
や店舗等の信用度に応じて、消費者は、自己の属性情報
のうち、必要な情報だけ提供することができるように
し、それによって、消費者の属性情報提供に要する負担
を減少させるとともに、自己の属性情報を有効に活用す
ることを願う消費者の信頼と、その属性情報を欲する企
業や店舗等の要求を同時に確保するシステムを提供しよ
うとする。 【解決手段】 属性情報が任意に区分けされて格納され
た記録媒体1と、被格付体の信用格付け情報が格納され
る信用センタ8から授与された信用格付け情報の信用ラ
ンクに応じて、前記記録媒体1に格納された属性情報の
うち、所定の区分範囲の属性情報のみを選択して出力す
る出力手段2とから構成される属性情報提供システムで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消費者の属性情
報を企業や店舗等に対して提供する場合のシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】企業や店舗にとって、消費者の属性情報
(氏名、住所、年齢、職業、性別、趣味嗜好、家族構成
など)は販売促進上、重要かつ価値のある情報であり、
このような属性情報をより多く集めるために、例えば、
懸賞や、特典・サービスをつけたポイントカード会員を
集める等の手法がとられている。
【0003】一方、消費者側からは、自分にとって興味
があり、かつ信用のおける優良企業や店舗に対しては、
できるだけたくさんのサービス・購買情報を欲するもの
であり、このため、そのような企業・店舗に対しては、
例えば上述したポイントカード会員になるなどして、積
極的に自己の属性情報を提供することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、企業や店舗
等における消費者の属性情報の収集は、それら企業や店
舗がそれぞれ独自に定めた方式に基づいて処理されてお
り、消費者が自己の属性情報を提供しようとする場合
は、その都度、自己の属性情報を提示(例えば入会申込
書に記載、あるいは端末から入力など)する必要があっ
た。このため、複数の企業や店舗に属性情報を提供する
場合、消費者にとっては、ほぼ同様の手続を何度もしな
ければならず煩雑で、かつ、重複する負担となってい
た。
【0005】また、消費者から見ると、企業や店舗によ
っては、どの程度の信用性があるか判別しがたい場合が
あるが、信用性の基準がないために、自己の予測におい
て属性情報を提供するかどうかを決めなければならな
い。企業や店舗等によっては、信用調査まがいの詳細な
属性情報を要求するものも見受けられるが、その基準が
ないために、消費者にとっては、提供した自己の属性情
報が確実に流出・悪用されないという安心感がないま
ま、自己の属性情報を提供してしまう事態も予想され
る。
【0006】そして、このような問題は、近時インター
ネットを中心に発達しているネットを介しての物販・サ
ービス等の通信販売やオークション(以下ネット取引と
いう)などを行う企業や店舗等に関して顕著となる。す
なわち、ネット取引においては、相手の顔が見えないこ
と、しかも機械的要素にゆだねる比重の大きい取引であ
ることから、企業や店舗等の信用確認がますます困難に
なってしまうのである。したがって、消費者がネット取
引に付随して自己の属性情報を提供しようとした場合、
その情報の流出・悪用はもとより、取引自体が確実に行
われるかどうかについても安心できないことになってい
る。
【0007】もっとも、このようなネット取引の企業や
店舗等の信頼問題に対しては、信用ある企業のWEBモ
ールに出店しているのかどうかで判断したり、あるい
は、認証機関が発行する保証マークが表示されているか
どうかで判断したりする手法はあるが、これらでは、取
引の安全性については一応確認できることになる一方、
これらの保証が基本的に誰にでもオープンな評価である
という限界から、信用の度合いについてまで判断できる
ものでなく、属性情報を提供する場合にどの程度まで提
示してよいのかという問題は依然として解消しないもの
となっている。また、マークを表示するだけとすると、
偽造表示が完全に防げないという問題もある。
【0008】この発明は、以上のような問題に鑑み創案
されたもので、消費者の属性情報の収集を希望する企業
や店舗等の信用度に応じて、消費者は、自己の属性情報
のうち、必要な情報だけ提供することができるように
し、それによって、消費者の属性情報提供に要する負担
を減少させるとともに、自己の属性情報を有効に活用す
ることを願う消費者の信頼と、その属性情報を欲する企
業や店舗等の要求を同時に確保するシステムを提供しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る属性情報提供システムは、属性情報が任意に区分けさ
れて格納された記録媒体と、被格付体の信用格付け情報
が格納される信用格付け付与手段から授与された信用格
付け情報の信用ランクに応じて、前記記録媒体に格納さ
れた属性情報のうち、所定の区分範囲の属性情報のみを
選択して出力する出力手段とからなることを特徴とする
ものである。
【0010】前記属性情報とは、ある消費者を特定する
ための情報や、その人が有する種々の情報をいい、氏
名、住所のほか、例えば性別、年齢、電話番号、e-mail
アドレス、携帯電話番号、生年月日、勤務先、勤務先住
所、資格、特技、趣味嗜好、家族構成などよりなる。
【0011】前記記録媒体は、通常、消費者がもつこと
になる。また現在の取引においては、現金の代わりにカ
ード形態のもの(例えばクレジット・カード、電子マネ
ーカード、デビットカード、プリペイドカードなど)が
対価支払い手段として用いられており、さらにそれらカ
ードには、情報を読み書き自在な記録媒体を備えたもの
が近時汎用されていることから、それらカードに備えら
れた記録媒体が利用形態としては好ましいことになる。
記録媒体としては、特に限定しないが、書き込みできる
許容量とそのセキュリティから、現状ではCPU搭載型
のICチップが好ましい。
【0012】記録媒体においては、これらの属性情報を
任意に区分けして格納する。区分けの仕方は、あくまで
任意であるが、階層的に区分けするのが好ましい。また
少なくとも、その消費者を最低限特定する情報(例えば
氏名、住所)と、きわめてプライベートな情報(例えば
趣味嗜好、特技など)は異なる区分に格納されるのが好
ましく、また対面取引では推測できるような簡易な情報
(例えば性別、年代)についても、ネット取引などを考
慮して区分けして格納しても良い。さらに、これら情報
において、さらに細かく区分けして格納することは当然
任意である。
【0013】前記信用センタは、それ自身によって、被
格付け体である企業や店舗等の信用ランクをあらかじめ
決定しても良い。信用センタに相当する機関としては、
公的機関であると私的機関であるとを問わないが、ある
程度の公共性ある機関が望ましく、現在においては、例
えば、信用保証機関、格付け機関、クレジットカードや
デビットカードのカード発行会社などを想定している。
【0014】次に、この発明に係るシステムの動作を、
記録媒体が、クレジット機能を備えたICカードのIC
チップである場合のカード取引を例にとって説明する。
【0015】クレジット機能を有するICカードが利用
できる店舗等(インターネット上の仮想店舗を含む、以
下「加盟店」という)において、ICカードの利用者
(以下「会員」という)が、そのICカードで取引をす
る際、例えば、ICカードのICチップに対して情報を
読み書きできる決済用端末を用いて与信情報や決済情報
を、ICカードとカード発行機関等とでオンラインを介
してやりとりをすることになるが、そのとき加盟店がそ
の会員の属性情報を希望する場合には、例えば、属性情
報要求付の決済要求を決済用端末装置に対して行う。決
済用端末装置では、ICカードの会員識別情報を読み取
り必要な暗証確認をして、例えば属性情報開示要求付の
決済要求電文をカード発行機関へ送信する。例えばカー
ド発行機関が各加盟店の信用ランクを格付けしかつその
格付情報を格納している場合に、そのカード発行機関は
決済承認電文を返す時に、例えばその加盟店の信用格付
情報(必要であれば要注意情報と開示許容レベル情報
も)を付加する。その電文を受け取った決済用端末装置
ではICカード内の格納情報を読み、信用ランクに応じ
た区分範囲の属性情報だけを出力させる。出力させた属
性情報は、例えば決済用端末装置から加盟店側へ転送
し、加盟店の所定の記録媒体にロードしたり、さらにオ
ンラインを介して加盟店の本部(例えば本社)に送信し
たりすることになる。なお、加盟店の信用レベルが一定
以下で要注意情報があるとき、端末装置においては、会
員へ警告を発して取引続行可否の再確認をさせることも
でき、またそのようなシステムであれば、会員は自動的
に加盟店チェックへのガードが働くので安心して取引を
行うこともできる。
【0016】なお、この動作例では、属性情報は加盟店
からの開示請求を受けて返答する方式を想定している
が、無条件で送出しても良いし、本機能を有しないカー
ドの場合は回答不能としても良い。また、加盟店ランク
の自動チェックや、消費者信頼度の自動チェックなどの
機能は、前記段階別属性表示の開示請求の有無に拘ら
ず、本機能を果たせる構成が整っている場合には、自動
的に機能する仕様が好ましい。また、ICカードに他の
暗号化された情報を記録させ、その情報を読み取るよう
な構成や、決済用端末にICカード以外のカード処理の
機能を付加してもよく、さらに、この属性情報と加盟店
システムなどで採番した顧客番号などを結合させてもよ
いし、既に入手済みの属性情報であることを識別し、属
性情報を要求しない方法などの手法を採用してもよい。
【0017】この例における動作により、加盟店にとっ
ては、例えばその都度入力される信頼度の低い情報に代
わって、カード発行機関が保証する個人属性情報を入手
できることになるものであり、この例からも本システム
の有意性が明らかである。
【0018】さらに付言すれば、この例において、決済
端末には属性情報開示レベルを会員が自己判断で1ラン
ク上下するなどの調整機能をつけてもよい。会員が、手
間を省きたい時は自動的に開示するとしても、この店舗
には用心したい、または他の個人的理由などから、そこ
に意志を示せる機能があって良いし、また事前登録で一
律そういう調整機能を使うこともあってよい。また、会
員の属性情報のうち、店頭で店員が普通に認識できるレ
ベルの情報、すなわち性別や年代の属性情報や、プラチ
ナ・ゴールド・一般などのカード・ランクに類する情報
などを、いろいろな基準で加盟店に開示してもよい。こ
れも、上記の都度ないし一律の調整機能や開示拒否仕様
を備えることで、カード発行機関と会員との様々な取決
めを受け入れ易くするものと考えられる。また、インタ
ーネット通販やオークションなどのネット取引の場合
と、一般のカタログ通販などで電話対応のオペレータな
どが介在する場合と、携帯決済端末を持参した訪問集金
や訪問修理などの場合と、実在店舗で店員が対面応対す
る場合とでは、双方の信頼性確認ニーズと属性記入負荷
回避ニーズの強さは異なるものであり、このため上記例
においても、それぞれのシステム対応に調整を依存する
ことになる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を具体的に実施するにあた
っての一形態例を図面に基づき説明する。
【0020】この形態例は、ネット取引において本発明
が利用される形態である。また、本形態例では、記録媒
体はICカードに取り付けられたICチップであり、そ
のICカードはクレジット機能またはデビット機能を有
するカードであって、信用センタはICカード発行機関
が担当している。
【0021】図1は、システム全体の構成図である。図
中、1は属性情報を階層的に格納記録したICカード、2
はICカード読み書き手段付の決済端末装置、3はネッ
ト端末、4はインターネット、5はインターネット・シ
ョッピング用のWEBセンタ(以下加盟店WEBとい
う)、6はクレジット等決済処理ができる端末対応セン
タ、7はクレジットカードやデビットカードの決済用中
継ネットワーク(例えばNTT社が開発したCAFIS
(Credit and Finance Information Switching Syste
m)が代表的)、8はICカード発行機関のセンタであ
る。
【0022】このシステムのネット取引は、クレジット
機能またはデビット機能(カードによる即時決済機能を
いう)のあるICカード1を用いて、消費者(以下会員
という)が個々に、自己のネット端末3(例えばPC
等)から、そのネット4上の加盟店WEB5のモールにア
クセスして所望の商品またはサービスを指定するととも
に、ICカード1と、そのICカード1のICチップに対
して情報を読み書きできる決済端末装置2とにより、そ
の決済情報または与信情報をカード発行機関センタ8と
の間でやりとりし、ネット4上でクレジットカードサー
ビスまたはデビットカードサービスによる決済取引を行
うものである。このため、前記決済端末装置2は、ネッ
ト4にアクセス中のネット端末3に連動して、そのネット
端末3を介して加盟店WEB5及び端末対応センタ6との
間で情報を授受する。もっとも、このようなシステム構
成については、他の種々の構成形態がとることができ、
例えば決済端末装置2とネット端末3の一体化もあるであ
ろうし、インターネット4を介さない別ネット経由もあ
ろうし、また加盟店WEB5や端末対応センタ6を介さず
決済ネット7自身がそれら機能を果たすケースや、カー
ド発行機関センタ8がその一部または全部の機能を果た
すケースもあってよい。
【0023】なお、このシステム中の端末対応センタ6
は、地域・業態ごとまたは所定数の決済端末装置2に対
応して設置されるものであり、図1では1個のみ配置さ
れているが、複数配置されるのがむしろ一般的である。
この端末対応センタ6は、決済端末装置2から送信され
た情報を受領し、暗号化データを解読して決済端末装置
2の正当性認証を行い、特にカード発行機関IDに基づ
き、そのICカード1の発行機関元のセンタ8に向け、決
済ネット7を選択して決済要求情報を振り分け送信する
機能を有する。このため、端末対応センタ6には、カー
ド発行機関管理マスタが備えられる。また、端末対応セ
ンタ6では、この端末装置2に備えられた付加機能を合わ
せ持たすことも可能である。すなわち、このICカード
1への当該加盟店ないし提携や共通のポイント更新であ
るとか、当該加盟店ないし提携や共通の割引き優待券な
どのダウンロードを含む処理とか、さらには当該加盟店
の例えば顧客管理や請求・売上管理などの一部業務代行
や、端末利用料管理・会費徴収管理などの機能を備えさ
せても良い。さらに、本形態例では決済端末装置2を接
続するのに端末対応センタ6を介在させているが、端末
対応センタ6を介在させずに加盟店WEB5から決済ネッ
ト7経由でカード発行機関センタ8へ直接接続させても良
い。ただし、この場合は、電文内の会員セキュリティに
関する情報部分につき、特別な暗号化を行い加盟店WE
B5における解読が不能な仕様とする必要がある。
【0024】次に、このような取引システムにおける本
形態例の特徴を説明する。
【0025】前記ICカード1のICチップ内には、暗
号化された会員の属性情報が、ランクに応じて区分けさ
れながら階層的に格納されている。本形態例では、図2
に示すように、6ランクに区分けされ、ランク0から5
までの6段階となっている。この階層ランクは、後述す
るカード発行機関センタ8内に格納されるカード加盟店
の信用度ランク(図3参照)に対応するものであり、そ
の信用度ランクは、ランクが大きくなるほどその加盟店
の信用が大きくなるというものであることから、属性ラ
ンクも信用度ランクに応じて、大きくなるほどよりプラ
イベートな情報となるように設定されている。なお、カ
ード加盟店からの開示要求(詳しくは後述する)に基づ
く信頼度ランクがカード発行機関センタ8から示されれ
ば、それより低位階層の情報をすべて出力する仕様とな
っている(例えば、信用度ランクが4のときは、属性ラ
ンク0〜4の情報をすべて出力する)。もちろん、開示
要求を加盟店の指定対応の複数ランク情報に限定する仕
様などの工夫を加えて行っても良い。
【0026】カード発行機関センタ8では、あらかじめ
加盟店の信用ランクを格付けしており、その格付け情報
がセンタ8内の外部記憶装置(図示なし)に格納されて
いる。信用ランクは、図3に示すように、6つのランク
に区分けされており、前記ICチップに格納される属性
ランクに対応するものとなっている。図示のように、ラ
ンク分けされた加盟店マークが、その加盟店WEB5に
表示されれば、それを見ることにより会員はその加盟店
からの購入判断を行う一助にできる。ここで、信用ラン
クの格付けの評価替えの厳正運用や定義も、カード発行
機関センタ8次第で当然異なることができるものであ
る。また、信用ランクの格付けは、専門の格付け機関の
他、公的機関に委託させてももちろん良い。
【0027】前記決済端末装置2は、基本的に、クレジ
ットまたはデビットオンラインシステムにおいてクレジ
ットまたはデビットカードからカード番号等の会員情報
を読み取ったりするための端末装置であり、例えば現在
稼働している上記CAFISにおけるCAT(Credit A
uthorization Terminal)に相当する。したがって、決
済端末装置2は、基本的に、搭載したリーダライタによ
りICカード1のICチップ内に記録されている情報を
読み取るとともにそこに新たな情報を書き込む機能、読
み書きする情報の暗号キー等の暗復合化を行う機能、内
蔵プリンタから決済処理の結果を印字する機能、前記端
末対応センタ6またはICカード発行機関8との間で情報
を授受することで決済処理を実行する機能をそれぞれ有
し、それらの機能を実行する手段を備える。もっとも、
この決済端末装置2の本形態における特徴は、前記カー
ド発行機関センタ8から加盟店の信用格付け情報を受信
すると、その信用格付け情報の信用ランクに応じて、I
Cカード1のICチップ内に格納された所定の属性ラン
クの情報を読み取り、出力することにある。この出力様
式は、具体的には、例えば最上位の信用ランク(ランク
5)の場合は、格納された全ての区分(属性ランク5以
下すべて)の属性情報を、一般(ランク2)として評価
された信用ランクの場合は、氏名・住所レヘ゛ルの属性(属
性ランク2以下)を自動的に読み取り出力するものであ
る。
【0028】次に、図4及び図5により本システムのI
Cカード1の処理例を説明する。
【0029】本システムを使用するインターネット上の
仮想店舗X(加盟店WEB5の1つ)において、そこの
商品を購入しようとする会員がその支払い時に、現金の
代わりにICカード1を使用する場合を想定する(事前
の属性情報格納、工程)。まず会員は、ネット端末
3により仮想店舗Xの商品に欲しいものがあるか検索
し、商品の写真や金額などの画面表示での選択、加盟店
が信頼できるかカード加盟店マーク掲示などで確認をし
て、さらに他の購入商品や購入点数を決め注文を出す
(工程〜)。このとき、加盟店によっては、支払確
実な優良会員の場合、前払い割引的な優待扱いをしても
良い。
【0030】会員が、加盟店WEB5に対し支払手段
を、例えばICカード1によるクレジット支払いと通知
すると、ネット端末3には商品明細と請求代金を含む決
済関係情報(ここに、加盟店の顧客番号や新規顧客の場
合に属性情報開示要求を付すことになる)が表示される
(工程)。決済端末装置2は、決済関係情報を受け取
り、会員はICカード1を決済端末2に挿入して暗証入
力などで本人認証を受ける。ICカード確認と本人認証
確認を終えると、決済関係情報を組合わせ、決済電文に
必要な情報を抽出し組み立て、属性情報開示要求があれ
ばその情報も付加する。このとき、会員による属性情報
開示調整機能が付いている決済端末装置2の場合、会員
は、例えば開示するとしてもランク2までとか、逆に1
ランク上の属性情報まで開示するとかするような調整を
してもよい(工程〜(12))。
【0031】この決済要求電文は、通常暗号化されて端
末対応センタ6に送信され、そこで復合化されて端末確
認や担当決済ネット7の選択がなされ、再度決済ネット7
用に暗号化されて送信され、カード発行機関センタ8に
届ける。カード発行機関センタ8では、クレジットなら
承認・否認を判定し、加盟店の信用格付け情報を含む回
答電文を作って、決済ネット7経由で端末対応センタ6へ
返信する。端末対応センタ6では、その回答電文を復号
化し、その他必要な処理や情報保存を行って、回答電文
を組み上げ暗号化した後、決済端末装置2へ返信する
(工程(13)〜(14))。
【0032】情報を受領した決済端末装置2では、例え
ば要注意加盟店の場合は会員に注意を喚起し、それでも
取引を行うかどうかの意志確認を行うが、特に問題ない
場合は、ICカード1のICチップから許容される区分
範囲の属性情報を出力させ(会員による任意のランク調
整入力がある場合はその許容限度で出力させ)、顧客番
号などの入っている当該決済関連情報に完了情報ととも
に、出力した属性情報を付加してネット端末3へ返信
し、ネット端末3はその返信情報を加盟店WEB5に送信
する(工程(15)〜(18))。
【0033】このような工程の中で、ICカード1から
出力した属性情報をネット端末3経由で加盟店WEB5に
返信せずに、端末対応センタ6が決済関連情報と共に保
存しておいて、例えば1ヶ月単位でまとめて、加盟店W
EB5に一括して送信することでもよい。また、この決
済端末装置2などの構成がすべて本機能を有していて
も、本機能を持たないカードが挿入されることもある。
もちろん、そのときには、本機能は実現されないので、
ICカード1を読んだ直後または決済結果情報返信電文
と伴に、加盟店WEB5にもその機能不備エラーを返す
ことになる。
【0034】また、カード発行機関センタ8には、IC
カード1や会員のブラック・リストがあって、受領した
決済要求電文と照合の結果、緊急の場合は決済端末にI
Cカード1の情報破壊を命じることもある。このような
緊急指示が届くと、決済端末では会員の挿入しているI
Cカード1が使用不能となる様に、一部ないし全部の情
報破壊やIC機能停止等の処置を行う。
【0035】以上のように、このシステムの形態によれ
ば、会員にとっては、ネット上の仮想店舗などの加盟店
信用レベルが自動的にチェックできるので安心して取引
が行え、かつ属性情報の提供が行える。一方、加盟店に
とっては会員の信用レベルがオンライン・オーソリの支
払安全性の確認だけでなく、信用できる氏名・住所など
の顧客管理情報を得られることになる。このため、この
システムは、会員と加盟店の相互の信頼性を自動的に確
認できるものとなる。このため、ネット商取引の安全性
を高めることができ、さらに従来からの種々の不正使用
行為を未然にかつ有効に防止できるので、ネット上さら
には通常の商取引をも快適化でき、会員・加盟店相互の
利便性を高めることができるものとなる。
【0036】また、属性情報の提供はICカード1のI
Cチップからの自動読み取りにより行えるので、従来、
会員または加盟店で必要だった、配達伝票などへの氏名
・住所の都度の漢字を含む入力・転記の作業負荷も省力
化され、会員の負担が格段に低減する。このため、役所
や学校などでの書面記入など、商取引や決済を伴わない
場面でも有効に機能することができる。
【0037】なお、本処理例ではインターネット経由決
済の例で説明したが、通常電話網や無線電話網での店頭
決済端末や携帯決済端末のシステム構成でもよいし、ま
た、決済を伴わず信用確認や属性開示だけの処理フロー
でも同様である。また、ここでいうICカード決済端末
装置は、ネット接続用端末のみならず、店頭用総合決済
端末、多機能自動販売機への組込みや携帯用決済端末、
発券端末などと一体化されることも想定している。いず
れの場合も、この端末装置は内蔵するソフトや扱う情報
のセキュリティー確保のため、密閉型セキュリティ対策
(例えば、耐タンパ機能やセンター間通信暗号化、ソフ
トウェアの一部チップ化など)を備えることが望まし
い。
【0038】さらに、本処理例では属性開示請求を伴う
例で説明したが、属性開示請求を伴わなくても、全取引
で自動的に会員に加盟店要注意を警告する機能を働かせ
ることが望ましい。
【0039】なお、ここでいう段階別属性情報の変更作
業を、新カード発行の替りに、ネット経由でカード発行
機関センタ8で受け付け、本ICカード決済端末装置2に
より、その一部を更新可能とすることもできる。すなわ
ち、決済用ICカード1の多機能化に伴う各種処理を可
能とする機能ならびにセキュリティの強化を、この端末
装置2は具備するすることが望ましい。
【0040】そして、加盟店に渡された会員属性情報
は、加盟店の顧客管理などに利用されるわけであるが、
情報入手年月日を記録しておいて時々変更発生の有無確
認を取るようにすることが望ましい。この際、DM等で
の確認方法も考えるが、本システム上で、例えば新規扱
いで情報をもらい直して更新するとか、あるいはカード
発行機関センタ8にバッチで情報確認を行うなどの方法
が好ましい。
【0041】また、上記システムについては、他の種々
の構成形態でも良い。例えば、決済端末2とネット端末3
の一体化もあるであろうし、インターネットを介さない
別ネット経由もあろうし、また加盟店WEB5または端
末対応センタ6を介さず決済ネット7自身がそれら機能を
果たすケースや、カード発行機関8がその一部または全
部の機能を果たすケースもあってよい。
【0042】また、会員がなんの注意も払わずに、本件
ICカード1で決済要求をしても、未加盟や不良査定の
加盟店であった場合は、カード会社で自動的に支払い拒
絶をしても良いし、要注意店舗の場合も一度会員に注意
喚起を行って続行意志を再確認後に支払うなどの、自動
信用確認コントロールを可能としても良い。さらに、I
Cカード1のICチップに他の暗号化された情報を記録
させ、その情報を読み取るような構成でも、前記決済用
端末装置2にICカード1以外のカード処理の機能を付加
する構成(本出願人が特願2000-50674号において別途提
案した携帯決済システム端末も含む)でもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るシ
ステムによれば、消費者の属性情報は記録媒体から信号
情報として企業や店舗等に提供されることになるので、
消費者の負担は格段に低減することになる。
【0044】また、属性情報を欲する企業や店舗等の信
用度に応じた属性情報が提供されるので、消費者にとっ
ては、その属性情報の不正利用や流出などを心配するこ
とがまったくなくなる。そして、信用度がわかることか
ら取引自体も安心して行うことができ、特に対面式では
ないネット取引においてはきわめて有意なシステムとな
る。
【0045】さらに、属性情報を欲する企業や店舗等に
とっては、確実に消費者の属性情報が収集でき、余分な
サービスを付加する必要のあったポイントカードサービ
スや懸賞等を行う負担が低減されるものとなる。
【0046】しかも、信用度が増せば増すほど、より多
くの属性情報が収集できることになるため、企業や店舗
等を消費者の利益を優先させる方向に導かせることがで
き、ひいては取引全体の信頼向上にも寄与するものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的形態例を示すシステム概要図で
ある。
【図2】本形態例のICカード内へ格納する会員の属性
情報ランク別の一例を示す説明図である。
【図3】本形態例の加盟店信用度ランク(信用格付情
報)の一例を示す説明図である。
【図4】図1に示すシステムの決済端末装置における処
理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すシステムにおける属性情報要求処理
時の動作フローを示した説明図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 決済端末装置 3 ネット端末装置 4 ネット回線 5 加盟店WEB 6 端末対応センタ 7 決済ネット 8 カード発行機関センタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 G07G 1/12 321P G07G 1/12 321 G06K 19/00 Q Fターム(参考) 3E042 BA18 CC03 CD04 EA01 5B035 BB09 BC00 CA00 5B049 AA01 AA05 BB11 CC00 CC05 CC10 CC39 DD04 EE00 EE21 GG02 GG05 GG07 GG10 9A001 BB03 EE01 FF03 JJ01 JJ63 JJ71

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 属性情報が任意に区分けされて格納され
    た記録媒体と、被格付体の信用格付け情報が格納される
    信用センタから授与された信用格付け情報の信用ランク
    に応じて、前記記録媒体に格納された属性情報のうち、
    所定の区分範囲の属性情報のみを選択して出力する出力
    手段とからなることを特徴とする属性情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 記録媒体がICカードに取り付けられた
    ICチップであることを特徴とする請求項1の属性情報
    提供システム。
JP2000141965A 2000-05-15 2000-05-15 属性情報提供システム Pending JP2001325526A (ja)

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JP2000141965A JP2001325526A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 属性情報提供システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010079635A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Nec Corp 個人情報管理システム、方法及びプログラム

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