JP2001325356A - 在宅医療システムおよびその方法ならびに在宅医療システム用プログラム - Google Patents

在宅医療システムおよびその方法ならびに在宅医療システム用プログラム

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JP2001325356A
JP2001325356A JP2000140530A JP2000140530A JP2001325356A JP 2001325356 A JP2001325356 A JP 2001325356A JP 2000140530 A JP2000140530 A JP 2000140530A JP 2000140530 A JP2000140530 A JP 2000140530A JP 2001325356 A JP2001325356 A JP 2001325356A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 喘息等の慢性疾患を持つ患者が自分の健康情
報に基づいて 適宜医師からのアドバイスを受けられる
在宅医療システムおよびその方法を提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータに通信手段を介して
接続された端末装置を用いて医師のアドバイスを受ける
ための在宅医療システムであって、前記ホストコンピュ
ータの記憶手段には、医師を含むシステム利用者を各々
識別するための利用者識別情報と、各利用者の健康情報
と、利用者のコメント情報と、前記各利用者の健康情報
および利用者のコメント情報の入力を支援する機能と、
前記利用者の端末上での前記入力情報閲覧を可能にする
機能と、上記利用者識別情報を照合し利用者のシステム
への接続を許可する機能と、を備えたプログラムとが記
憶されているようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、慢性疾患を持つ患
者の在宅医療システムに関し、特に、医師が患者の健康
状態をインターネットを介して常時監視して的確に治療
(投薬)アドバイスを与えることのできる在宅医療シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、喘息や高血圧、糖尿病等の慢性疾
患に対する治療法として、所定の薬を継続して服用する
方法がとられ、患者は定期的に薬を服用しながら自己の
健康状態を管理することにより、病状が悪化するのを抑
えている。
【0003】例えば、喘息患者の場合は、ピークフロー
メータと呼ばれる測定器を用いて、ピークフロー値(最
大呼気流量を1分あたりのリットル数で表した数値、以
降PF値と称する)を測定し、このPF値により自己の
健康状態を把握し健康管理することができる。
【0004】具体的には、PF値とはピークフローメー
タを口にくわえて息を吐き出すことにより測定されるも
ので、吐き出された量に応じてPF値が測定され気管の
状態を客観的に知ることができる。すなわち、喘息様気
道内炎症が悪化した状態で測定されたPF値は、健康状
態の時に測定されたPF値に比べて著しく低下するよう
に、このPF値の低下の度合いによって気管の収縮の度
合いを知ることができる。
【0005】そして患者は、このPF値を定期的に測定
してPF値記録表に記入し、例えば2週間分あるいは一
ヶ月分をまとめた形で担当医に提示するとともに、その
間の体調の変化や診療履歴の報告をしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の診療方式は、リ
アルタイムに医師のアドバイスを受けることができず、
診療日に患者の報告を受けて、医師は「PF値が○○に
なったら投薬量を2倍にして、PF値が××になったら
投薬量を元に戻して下さい」というような漠然としたア
ドバイスしかできなかった。また、「この日はPF値が
異常に低かったからもっと投薬量を増やしていたら楽に
なったでしょう」というように過去の事例に対する所見
を述べざるを得ないことがあり、そのときどきにアドバ
イスできなかったことを歯がゆく感じる場合も少なくな
い。
【0007】このように、従来の診療方式によれば、患
者はPF値によって自己の健康状態をある程度把握でき
るが、PF値が低下したとき、すなわち喘息による気道
内炎症が悪化したときにどのように対処すべきなのかは
受診時に受けた医師からのアドバイスと自己の経験をも
とに判断するしかない。
【0008】一般に、喘息による気道内炎症が悪化し、
発作が頻発するような場合は病院に行って点滴や吸入処
置をしてもらうが、それほどひどくないときは手持ちの
薬で発作を鎮めようと試みる。しかしながら、薬によっ
ては危険な副作用が生じる可能性もあるので、自分の判
断だけで投薬量を増減させたり、新たな薬を服用したり
するのは不安である。また、医師が見ると明らかに異常
と思われるPF値の変化でも、患者自身は気づかず病状
が徐々に悪化することも考えられる。
【0009】そこで本発明は、喘息等の慢性疾患を持つ
患者が自分の健康情報に基づいて適宜医師からのアドバ
イスを受けられる在宅医療システムおよびその方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ホストコンピュータに通信手段を介して
接続された端末装置を用いて医師のアドバイスを受ける
ための在宅医療システムであって、前記ホストコンピュ
ータの記憶手段には、医師を含むシステム利用者を各々
識別するための利用者識別情報と、各利用者の健康情報
と、利用者のコメント情報と、前記各利用者の健康情報
および利用者のコメント情報の入力を支援する機能およ
び前記利用者の端末装置上での前記入力情報閲覧を可能
にする機能、上記利用者識別情報を照合し利用者端末装
置のシステムへの接続を許可する機能を少なくとも備え
たプログラムと、が記憶されているようにしたものであ
る。
【0011】本発明によれば、識別情報を有する登録利
用者のみが、各々所有する端末装置を用いて自分の健康
情報を入力して、それに対して医師から的確なアドバイ
スを受けることが可能となる。また、各患者の健康情報
が他の患者にも公開され、他人の健康状態を知ることに
より患者間に連帯意識が生じ、互いに激励し合うことに
より、疾患を前向きに治療できるようになるとともに、
自己の健康管理能力も向上する。また、各患者の健康情
報を公開するにあたり、利用者に対して利用者ID(ハ
ンドル名)とパスワードからなる識別情報を付与して登
録制にすることにより患者のプライバシーを守るように
している。
【0012】また、前記システム利用者による入力は、
所定のウェブブラウザの表示画面を前記利用者の端末装
置の表示装置上に表示させた状態においてなされるよう
にするとよい。
【0013】これによれば、利用者はパーソナルコンピ
ュータを用いてウェブブラウザを起動し、インターネッ
トに接続してホームページを閲覧する要領で簡単にホス
トコンピュータに接続することができる。さらに、端末
装置からの入力情報は逐一更新されるので、医師は必要
に応じてアドバイスを即座にコメントとして書き込むこ
とができる。
【0014】具体的には、前記プログラムは、前記ウェ
ブブラウザで認識可能なHTML等のプログラム言語を
出力する電子掲示板用プログラムとする。
【0015】電子掲示板システムとは、パソコン通信に
おけるコミュニケーション機能のひとつで、 駅の伝言
板の電子版のようなものである。通常は、極めて匿名的
な1人から不特定多数への連絡,情報提供などに使われ
る。
【0016】この電子掲示板システムを利用すると、情
報の入力・更新を簡単に行うことができるので、毎日健
康情報等を更新することも手間にはならない。その結
果、本システムを使用した在宅医療を継続して行うこと
ができるので、良好な健康状態を維持することができる
とともに、日頃の生活を安心して送ることができるよう
になる。
【0017】また、前記利用者の健康情報は、少なくと
も利用者の健康状態を把握するために測定された身体に
関わる測定情報と利用者が服用した薬種及び薬量を含む
投薬情報とを含むようにする。
【0018】測定情報と投薬情報からなる患者の健康情
報により、アドバイザーである医師は患者の健康状態を
確実に把握できるので、そのときの患者の健康状態に対
して的確なアドバイスを与えることができる。なお、ア
ドバイザーである医師の端末装置は通信回線に常時接続
されており、患者の健康情報が更新されたときは、患者
名、更新時間等が通知されるようにしておくのが望まし
い。
【0019】また、前記プログラムは、利用者により入
力された経時的な健康情報をグラフ化してウェブブラウ
ザ画面上に表示させる機能を有するようにもできる。
【0020】グラフを週単位、月単位、年単位で表示可
能に構成すれば、病状が悪化しやすくなる季節あるいは
天候等を容易に把握することもできる。
【0021】また、本発明の在宅医療システムを用い
て、利用者としての医師または患者は端末装置を使用し
てホストコンピュータに接続して各利用者に与えられた
利用者識別情報を入力し、ホストコンピュータは入力さ
れた識別情報を照合してシステムへの介入を許可し、患
者は健康情報およびコメント情報を入力してホストコン
ピュータに記憶されている情報を更新し、医師は前記更
新された患者の健康情報を閲覧して必要に応じて前記情
報を更新した患者に対するアドバイスを入力し、患者は
医師が入力した情報を閲覧してアドバイスを受けるよう
にするとよい。
【0022】また、インターネットを介して複数の端末
装置と接続可能とされ、上記端末装置から慢性疾患患者
の健康情報を収集するとともに、端末装置により個々の
慢性疾患患者に対するアドバイスを配信する在宅医療シ
ステムを構成するホストコンピュータ上で実行されるプ
ログラムであって、医師を含むシステム利用者を各々識
別するための利用者識別情報、各利用者の健康情報およ
び利用者のコメント情報が記憶されたファイルを管理す
る機能と、所定のウェブブラウザを利用して前記各利用
者の健康情報および利用者のコメント情報の入力を支援
する機能と、前記利用者の端末装置上での前記入力情報
の閲覧を可能にする機能と、上記利用者識別情報を照合
し利用者端末装置のシステムへの接続を許可する機能
と、利用者により入力された経時的な健康情報をグラフ
化してウェブブラウザ画面上に表示させる機能とを備
え、所定の識別情報を有するすべての利用者に対して各
利用者が上記端末装置を用いて入力した情報を公開可能
なプログラムにより、在宅医療システムを容易に実現す
ることができる。なお、医師(特定のパスワードを有す
る利用者)が入力した特定の情報等は公開しないように
することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の在宅医療システム
の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。まず、図
1に基づき本発明を実現するためのシステム構成につい
て説明する。
【0024】図1はそのシステム構成を示す概略構成図
であり、図中、符号1は在宅医療システムに利用する電
子掲示板システムのプログラムを実行可能なホストコン
ピュータである。このホストコンピュータ1は、利用者
が入力したデータを電子掲示板上に表示させる処理等を
行うCPU2と、利用者の識別情報(利用者ID及びパ
スワード)を含む利用者ファイルや健康情報および利用
者の入力したコメント等を含む掲示板ファイルを記憶し
ておく記憶装置3と、利用者の端末装置5a,5bと電
話回線6を介して接続するためのモデム等の通信装置4
とで構成されている。
【0025】なお、本実施形態では、一般のプロバイダ
のコンピュータをホストコンピュータとして利用してい
る。すなわち、プロバイダとプロバイダの有するコンピ
ュータ上でホームページを開設する契約をして、そのホ
ームページ上で電子掲示板のプログラムを実行すること
により本発明の在宅医療システムは実現可能である。し
かし本来は、一般のプロバイダが有する通信設備に、専
用のホストコンピュータを接続し、ウェブサーバープロ
グラムにて許可された電子掲示板のプログラムを実行す
ることにより本発明の在宅医療システムを実現すること
が望ましい。
【0026】利用者は各々の端末装置上で例えばマイク
ロソフト社製の「インターネットエクスプローラ」のよ
うなウェブブラウザを起動し、ウェブブラウザの表示画
面で前記電子掲示板を閲覧したり書き込みを行うことに
より、容易に医師からのアドバイスを受けることができ
る。
【0027】符号5は患者と医師からなる利用者グルー
プであり、5a,5bは各利用者宅に設置される通信装
置を備えた端末装置である。端末装置5a,5bは、モ
デムを備えた一般のパーソナルコンピュータでよく、こ
の実施例では各パソコンに既存のウェブブラウザをイン
ストールしておいて、ウェブブラウザ上に電子掲示板が
表示されるようにしている。ただし、在宅医療システム
専用の通信回線と通信プログラムからなるシステムを使
用することも可能である。
【0028】前記ホストコンピュータ1と端末装置5
a,5bとは電話回線6を介してインターネットで接続
される。なお、電話回線6を介して接続する代わりに、
ISDN回線やCATVまたは専用回線を介して接続す
るようにもできる。
【0029】次に、図2に基づき本実施形態の在宅医療
システムを端末装置で表示させたときの表示画面につい
て説明する。
【0030】利用者は端末装置5a,5bを使用して電
話回線6を介してホストコンピュータ1に接続し、端末
装置上でウェブブラウザを起動させ、本在宅医療システ
ムを実現するホームページのURLを入力することによ
りプログラムが実行され図2に示す表示画面を得る。
【0031】この表示画面は、利用者の身元を認証する
ための利用者認証欄10と、本実施形態の在宅医療シス
テムに登録されている利用者のリストを表示する利用者
リスト20と、メイン画面30とで構成される。さら
に、メイン画面30は、患者の健康状態を表示する健康
状態表示欄40と、健康情報(PF値、投薬情報)やコ
メント等を入力する入力欄50と、前記入力されたコメ
ントが表示されるコメント表示欄60とで構成される。
【0032】ただし、本在宅医療システムに登録してい
る利用者グループ以外の利用者が本システムに侵入する
のを禁止するため、利用者がホストコンピュータに接続
した時点では利用者認証欄10のみが表示されるように
なっている。また、メイン画面30には利用者の電子掲
示板ではなく、本在宅医療システムの使用方法や利用者
登録方法等の説明が表示されるようにしておいてもよ
い。
【0033】そして、利用者が自分の利用者識別情報を
入力して、その識別情報が正規の情報であると認証され
てはじめて図2のような表示画面を得る。ここで、各利
用者(患者)ごとに自分の電子掲示板、すなわち自分の
健康情報等を管理している電子掲示板が設定されてお
り、利用者リスト20から閲覧したい利用者を選択する
とその利用者の電子掲示板がメイン画面30に表示され
る。なお、初期状態では、自分の電子掲示板がメイン画
面30に表示されるようになっている。
【0034】なお、利用者の登録方法は特に限定されな
いが、本システムの管理者(例えば、アドバイザーとな
る医師)が電子メール等により利用者登録の申込みを受
け付け、登録可能か否かの判断をした後、利用者IDお
よびパスワードを発行するようにすればよい。
【0035】次に図3のフローチャートをもとに適宜図
4〜図7の表示画面説明図を参照して、本実施形態の在
宅医療システムの動作概要を説明する。図3は、本実施
形態の在宅医療システムを実現する電子掲示板プログラ
ムが端末装置のウェブブラウザ上で実行されたときの動
作概要を示すフローチャートである。図4は図2左側の
利用者認証欄10と利用者リスト20の説明図で、図5
はメイン画面30上段の健康状態表示欄40の説明図
で、図6はメイン画面30中段の入力欄50の説明図
で、図7はメイン画面30下段のコメント表示欄60の
説明図である。
【0036】まず、利用者がパーソナルコンピュータを
使用して電話回線を介して本実施形態の電子掲示板プロ
グラムが格納されているホストコンピュータに接続する
と、パーソナルコンピュータのウェブブラウザ上で前記
電子掲示板プログラムが実行される。次に、ステップS
1で本在宅医療システムは登録制になっているので利用
者はIDとパスワードを要求される。図4の符号10は
利用者認証欄であり、本実施形態では利用者IDとして
の名前(ハンドル名)とパスワードを入力するようにな
っている。
【0037】次に、ステップS2でパーソナルコンピュ
ータより利用者が上記利用者認証欄10に自分のIDと
パスワードを入力する。図4には、利用者の名前がaa
で、パスワードが****である場合の利用者認証欄1
0の状態が示されている。
【0038】次に、ステップS3でホストコンピュータ
が利用者ファイルを検索して入力された利用者のIDお
よびパスワードが正規に登録されているものかどうか認
証される。ここで、IDおよびパスワードが認証される
まで本システムを利用することはできず、ステップS1
からS3が繰り返される。
【0039】次に、ステップS3で利用者IDおよびパ
スワードが認証されると、図4の利用者リスト欄20に
本システムに登録している利用者のリストが表示される
とともに、掲示板ファイルから自分の電子掲示板が読み
出されてメイン画面30に表示される(ステップS
4)。このとき利用者リスト20の最上段には、接続し
た利用者の情報が表示され、メイン画面30には自分の
電子掲示板が表示されるようになっている。
【0040】なお、本実施形態では利用者リスト20の
各欄は、利用者の登録日、利用者のハンドル名、基本情
報とからなる上段と、更新日、書き込んだ利用者のハン
ドル名、書き込みのタイトルからなる下段とで構成され
ている。例えば、利用者リスト20の1段目20aにつ
いて、上段からは3/28(火)に登録した利用者aa
の掲示板であることと利用者aaの基本情報は「630
/660−170−37−男」であることがわかり、下
段からはこの掲示板は4/11(火)に健康情報「41
0−400−a−0−400−0」を入力した状態にな
っていることがわかる。なお、基本情報、健康情報の詳
細については後述する。
【0041】このように、利用者が健康情報を入力した
場合には、健康情報がコメントのタイトルとして表示さ
れるようになっている。これより、医師は利用者リスト
20を見るだけでどの患者の健康状態が悪いのか簡単に
知ることができ、アドバイスを必要としている患者にの
みコメントすることもできる。
【0042】一方、3段目20b、4段目20cについ
ては、それぞれの下段からこれらの掲示板は4/11
(火)に医師(ハンドル名:Dr)がコメントを書き込
んだ状態になっていることがわかる。
【0043】また、自分以外の掲示板情報の順番は、更
新された順に並べ替えるようにしてもよい。これによ
り、医師Drは更新された掲示板の中で、どの掲示板を
チェックしていないか把握しやすくなる。具体的には、
最上段の掲示板情報を選択してその掲示板をメイン画面
30に表示させておくようにすればよい。そうすれば、
新たに更新された掲示板があると、その利用者情報が利
用者リスト20の最上段に来て医師Drのメイン画面3
0に表示されている掲示板の掲示板情報は2段目にずれ
るので、他の利用者の掲示板が新たに更新したことに簡
単に気づき、即座にその更新された掲示板をチェックす
ることができる。
【0044】次にステップS5で、利用者が健康情報を
入力したか否か判定され、利用者が健康情報を入力して
いればステップS6で健康情報を更新してステップS7
に移行し、健康情報を入力していなければそのままステ
ップS7に移行する。健康情報の入力は、図6(a)に
示す健康情報入力欄51において行われる。図2の入力
欄50は自分の掲示板がメイン画面に表示されていて、
かつPF値入力モードボタン54が“ON”になってい
るときのみ図6(a)のように表示され、自分の掲示板
がメイン画面に表示されていてPF値入力モードボタン
54が“OFF”のとき、または他人の掲示板がメイン
画面に表示されているときは図6(b)のように表示さ
れ図6(a)における健康情報入力欄53の部分がタイ
トル欄53になる。
【0045】健康情報入力欄51は、上段左からその日
の午前のPF値、午後のPF値、健康状態(a〜e:5
段階評価)が入力され、下段にはそれぞれの薬の服用量
が入力されるようになっている。
【0046】例えば、図6(a)の入力例は、午前中の
PF値が410で、午後のPF値が400で、健康状態
はすこぶる快調aで、薬は吸入ステロイドを400μg
服用したことを示している。
【0047】患者が入力したこれらの健康情報は「41
0−400−a−0−400−0」という表示で、図4
における利用者リスト20の各欄の下段右側にタイトル
として表示される。そして、この情報をもとに医師は患
者がアドバイスを必要とするかしないかある程度わか
る。このとき、PF値は顕著に低下していないが利用者
の健康状態によっては医者からアドバイスを受けたいと
きもあるので、本実施形態では患者の主観ではあるがそ
の日の健康状態を5段階評価する欄も設けられている。
【0048】ステップS5で入力された健康情報は、ス
テップS6で更新され図2における健康情報表示欄40
に反映され、図5のような表示が行われる。
【0049】図5中符号41は、患者の入力したPF値
の変化を表したグラフで、患者の健康状態を経時的に知
ることができる。符号42はグラフ41の表示を制御す
るグラフ制御欄であり、表示するグラフの種類を選択す
る。図5(a)においては、グラフ制御欄42の一番左
で「週」を選択しているのでグラフは週単位で表示さ
れ、β刺激剤、吸入ステロイド、経口ステロイドの欄に
チェックマークはないので薬の服用状況はグラフに表示
されない。
【0050】一方、図5(b)のようにグラフ制御欄4
2のβ刺激剤の欄にチェックマークを付ければ、PF値
グラフ41の下にβ刺激剤服用グラフ45が表示される
ようになる。同様に、吸入ステロイド剤、経口ステロイ
ド剤の欄にチェックマークを付ければβ刺激剤服用グラ
フ45の下に、吸入ステロイド剤服用グラフおよび経口
ステロイド剤服用グラフが表示されるようになる。
【0051】符号43は、期間内に服用した薬の量を示
す投薬状況表示欄である。図5における投薬状況表示欄
43の表示は、25日間に、β刺激剤を0.24回/日
で合計6回服用しており、吸入ステロイドは736μg
/日で計18400μg服用しており、経口ステロイド
は期間中服用していないことを示している。そして、こ
こに示される薬の服用量が前述した各薬の服用グラフに
反映されている。また、患者はβ刺激剤のように中身が
見えずに残量が不明であるものでも投薬状況表示欄43
をもとに残量を計算して適当な時期に新たに薬を投与し
てもらうことができるし、医師はどの薬を服用させるか
指示するときの参考にすることができる。
【0052】図5(b)において、PF値のグラフ41
とβ刺激剤の服用グラフ45から、最初の4日(グラフ
の左から4番目まで)はPF値が400〜430で若干
低いために、この間β刺激剤を6回服用して復調したこ
とがわかる。これより利用者は、PF値が400付近ま
で低下したらこのようにして薬を服用すれば順調に回復
することが分かり、今後は万一医師のアドバイスがなく
ても安心して薬を服用することができるようになる。
【0053】一方、医師はこれらのグラフを見て、「P
F値が最近低下しているから投薬量を増やしましょう」
とか、「○日間薬を服用し続けてもPF値が上昇しない
ようなので早急に病院に受診して下さい」とかそのとき
の患者の健康状態に応じてアドバイスすることができ
る。
【0054】また、病歴の長い患者においては、PF値
の変化により自分で服用する薬を選択することもある
が、その場合にも「服用する量を○○mgに減らして下
さい」とか細かなアドバイスをすることもできる。
【0055】符号44は利用者情報であり、「3/28
(火)|aa|630/660−170−37−男」
は、この掲示板の利用者は3/28に登録した利用者a
aであり、利用者aaはPF値比が630/660で、
身長170cm、37歳の男性であることを示してい
る。
【0056】なお、この利用者の基本情報を含んだ「3
/28(火)|aa|630/660−170−37−
男」という表示は、図4における利用者リスト20の各
欄の上段に表示され、各々の利用者を区別するために用
いられている。
【0057】また、利用者情報44は、利用者aaはP
Fメータとしてミニライトを使用しており、薬はメプチ
ンエアー(β刺激剤)、フルタイド(吸入ステロイド)、メ
ドロール(経口ステロイド)を服用または与えられている
ことも示している。
【0058】これらの利用者情報44も医師が患者にア
ドバイスを与えるときの参考になる。例えば、体長や年
齢によっては服用量を増減させる必要があるし、薬の種
類によっては服用量や服用方法も当然異なってくるから
である。
【0059】次に、ステップS7で、利用者がコメント
を入力したか否か判定され、利用者がコメントを入力し
ていればステップS8でコメントを更新してステップS
9に移行し、コメントを入力していなければそのままス
テップS9に移行する。図6において、コメント入力欄
52には入力してもしなくてもかまわないが、その日の
自分の体調等を書き込んでおけば、医師もより的確な指
示を与えることができる。また、体調がよくないときは
健康情報を入力するだけでなく、同時に医師にアドバイ
スを仰ぐコメントを入力して積極的にアドバイスを受け
るようにしてもよい。
【0060】また、図6のコメント入力欄52において
入力されたコメントは、図2におけるメイン画面30下
段のコメント表示欄60に表示される。図7は、コメン
ト表示欄60を拡大した説明図であり、コメント入力
日、ハンドル名、タイトルおよびコメント内容が表示さ
れる、いわゆる一般の電子掲示板の表示形態である。各
欄の上段には「日付|利用者|タイトル」が表示され、
下段にはコメント入力欄52に入力されたコメントが表
示される。なお、利用者が健康情報入力欄51にのみ入
力して、コメント入力欄31に何も入力しなければ、タ
イトルとしてその日の健康情報が表示されるだけとな
る。
【0061】次に、他の利用者の掲示板を閲覧したい場
合は利用者リスト20から閲覧したい利用者情報を選択
すれば(ステップS9)、メイン画面30に選択された
利用者の掲示板が表示される(ステップS11)。一
方、他の利用者の掲示板を閲覧しない場合はステップS
10で通信が切断されるまでステップS5からステップ
S10が繰り返される。
【0062】ステップS12では、ステップS9で選択
した掲示板が自分の掲示板かどうかを判定して、自分の
掲示板であるときにはステップS5に移行する。自分以
外の利用者の掲示板を表示させたときの入力欄50は図
6(b)のようになる。図6(a)に比べて健康情報入
力欄51がタイトル入力欄になっている。これは他の利
用者が誤って健康情報を入力しないようにするためであ
る。
【0063】次に、ステップS13で、利用者がコメン
トを入力したか否か判定され、利用者がコメントを入力
していればステップS14でコメントを更新してステッ
プS15に移行し、コメントを入力していなければその
ままステップS15に移行する。このように、他の利用
者の掲示板にコメントできることにより、お互いに激励
しあって慢性疾患と前向きにつき合っていけるようにな
る。また、お互いに健康情報を閲覧しあえることによ
り、自分の健康情報と他人の健康情報を比較して病気と
闘うための励みとすることができるようになる。上記一
連の動作はステップS10またはステップS16で通信
が切断されるまで繰り返される。
【0064】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではない。例えば、本実施形態では、喘
息患者の場合についてPF値で患者の健康状態を把握す
るようにした在宅医療システムについて説明したが、高
血圧患者の場合は血圧で、糖尿病患者の場合は血糖値で
患者の健康状態を把握するようにすれば、本発明を高血
圧や糖尿病等他の慢性疾患の在宅医療システムに適用す
ることができる。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明によれば、
自宅に設置される端末装置を用いて、インターネットに
接続する要領でホストコンピュータに接続し、自分の健
康情報を入力するだけで医師からのアドバイスを頻繁に
受けることができる。また、各患者の健康情報が他の患
者にも公開され、他人の健康状態を知ることにより患者
間に連帯意識が生じ、互いに激励し合うことにより、疾
患を前向きに治療できるようになるとともに、自己管理
能力も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の在宅医療システムの構成を示す概
略構成図である。
【図2】本実施形態の在宅医療システムを端末装置で表
示させたときの表示画面である。
【図3】本実施形態の在宅医療システムを実現する電子
掲示板プログラムが端末装置のウェブブラウザ上で実行
されたときの動作概要を示すフローチャートである。
【図4】図2左側の利用者認証欄1と掲示板リスト2の
説明図である。
【図5】メイン画面30上段の健康状態表示欄40の説
明図である。
【図6】メイン画面30中段の入力欄50の説明図あ
る。
【図7】メイン画面30下段のコメント表示欄60の説
明図ある。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 CPU 3 記憶装置 4 通信装置 5 利用者グループ 10 利用者認証欄 20 利用者リスト 30 メイン画面 40 健康情報表示欄 50 入力欄 60 コメント表示欄

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータに通信手段を介して
    接続された端末装置を用いて医師のアドバイスを受ける
    ための在宅医療システムであって、 前記ホストコンピュータの記憶手段には、 医師を含むシステム利用者を各々識別するための利用者
    識別情報と、 各利用者の健康情報と、利用者のコメント情報と、 前記各利用者の健康情報および利用者のコメント情報の
    入力を支援する機能および前記利用者の端末装置上での
    前記入力情報閲覧を可能にする機能、上記利用者識別情
    報を照合し利用者端末装置のシステムへの接続を許可す
    る機能を少なくとも備えたプログラムと、が記憶されて
    いることを特徴とする在宅医療システム。
  2. 【請求項2】 前記システム利用者による入力は、所定
    のウェブブラウザの表示画面を前記利用者の端末装置の
    表示装置上に表示させた状態において可能とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の在宅医療システム。
  3. 【請求項3】 前記プログラムは、前記ウェブブラウザ
    で認識可能なプログラム言語を出力する電子掲示板用プ
    ログラムであることを特徴とする請求項2に記載の在宅
    医療システム。
  4. 【請求項4】 前記利用者の健康情報は、少なくとも利
    用者の健康状態を把握するために測定された身体に関わ
    る測定情報と利用者が服用した薬種および薬量を含む投
    薬情報であることを特徴とする請求項1から請求項3の
    何れかに記載の在宅医療システム。
  5. 【請求項5】 前記プログラムは、利用者により入力さ
    れた経時的な健康情報をグラフ化してウェブブラウザ画
    面上に表示させる機能を有することを特徴とする請求項
    1から請求項4の何れかに記載の在宅医療システム。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータと、該ホストコンピ
    ュータにインターネットを介して接続された端末装置と
    からなるネットワークシステムを用いた在宅医療方法で
    あって、 利用者としての医師または患者は、端末装置を使用して
    ホストコンピュータに接続して、 各利用者に与えられた利用者識別情報を入力し、 ホストコンピュータは入力された識別情報を照合してシ
    ステムへの介入を許可し、 患者は健康情報およびコメント情報を入力してホストコ
    ンピュータに記憶されている情報を更新し、 医師は前記更新された患者の健康情報を閲覧して必要に
    応じて前記情報を更新した患者に対するアドバイスを入
    力し、 患者は医師が入力した情報を閲覧してアドバイスを受け
    ることを特徴とする在宅医療方法。
  7. 【請求項7】 インターネットを介して複数の端末装置
    と接続可能とされ、上記端末装置から慢性疾患患者の健
    康情報を収集するとともに、端末装置により個々の慢性
    疾患患者に対するアドバイスを配信する在宅医療システ
    ムを構成するホストコンピュータ上で実行されるプログ
    ラムであって、 医師を含むシステム利用者を各々識別するための利用者
    識別情報と、 各利用者の健康情報と、利用者のコメント情報が記憶さ
    れたファイルを管理する機能と、 所定のウェブブラウザを利用して前記各利用者の健康情
    報および利用者のコメント情報の入力を支援する機能
    と、 前記利用者の端末装置上での前記入力情報の閲覧を可能
    にする機能と、 上記利用者識別情報を照合し利用者端末装置のシステム
    への接続を許可する機能と、 利用者により入力された経時的な健康情報をグラフ化し
    てウェブブラウザ画面上に表示させる機能とを備え、 所定の識別情報を有するすべての利用者に対して各利用
    者が上記端末装置を用いて入力した情報を公開するよう
    にしたことを特徴とする在宅医療システム用プログラ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005025747A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Becton Dickinson & Co 医療装置から受信したデータを管理する方法および装置
JP2008047035A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Fujifilm Corp 医療コミュニケーションシステム
JP2019003572A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 オムロンヘルスケア株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

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