JP2001322007A - 耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 - Google Patents
耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削
工具を提供する。 【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒
化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
0.1〜10μmの平均層厚を有するTiの炭化物層、
窒化物層、および炭窒化物層のうちの1種の単層または
2種の複層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5
〜15μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物
層および複合炭窒化物層のうちの1種の単層または2種
の複層からなる強靭性被覆層を物理蒸着してなる表面被
覆超硬合金製切削工具において、さらにこれの表面に、
耐摩耗性被覆層として、酸化アルミニウムのもつ結晶構
造を保持したままで、Alの一部をAlとの合量に占め
る割合で5〜20原子%のTa、V、Nb、W、Moお
よびCrのうちの1種または2種以上で置換固溶してな
る酸化アルミニウム主体層を0.5〜15μmの平均層
厚で物理蒸着する。
工具を提供する。 【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒
化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
0.1〜10μmの平均層厚を有するTiの炭化物層、
窒化物層、および炭窒化物層のうちの1種の単層または
2種の複層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5
〜15μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物
層および複合炭窒化物層のうちの1種の単層または2種
の複層からなる強靭性被覆層を物理蒸着してなる表面被
覆超硬合金製切削工具において、さらにこれの表面に、
耐摩耗性被覆層として、酸化アルミニウムのもつ結晶構
造を保持したままで、Alの一部をAlとの合量に占め
る割合で5〜20原子%のTa、V、Nb、W、Moお
よびCrのうちの1種または2種以上で置換固溶してな
る酸化アルミニウム主体層を0.5〜15μmの平均層
厚で物理蒸着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、すぐれた耐摩耗
性を有し、したがって例えば鋼の連続切削や断続切削で
長期に亘ってすぐれた切削性能を発揮する表面被覆超硬
合金製切削工具(以下、被覆超硬切削工具と云う)に関
するものである。
性を有し、したがって例えば鋼の連続切削や断続切削で
長期に亘ってすぐれた切削性能を発揮する表面被覆超硬
合金製切削工具(以下、被覆超硬切削工具と云う)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、例えば図1に概略説明図
で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレ
ーティング装置を用い、ヒータで装置内を例えば700
℃の温度に加熱した状態で、アノード電極とTiまたは
所定組成を有するTi−Al合金がセットされたカソー
ド電極(蒸発源)との間にアーク放電を発生させ、同時
に装置内に反応ガスとしてメタンガスおよび/または窒
素ガスを導入し、一方炭化タングステン(以下、WCで
示す)基超硬合金または炭窒化チタン(以下、TiCN
で示す)基サーメットからなり、かつ前記アノード電極
およびカソード電極と所定間隔をもって対向配置された
工具基体(以下、これらを総称して超硬工具基体と云
う)には、例えば−120Vのバイアス電圧を印加した
条件で、前記超硬工具基体の表面に、例えば特開昭62
−56565号公報に記載されるように、0.1〜10
μmの平均層厚を有するTiの炭化物層、窒化物層、お
よび炭窒化物層(以下、それぞれTiC層、TiN層、
およびTiCN層で示す)のうちの1種の単層または2
種の複層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5〜
15μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物
[以下、(Ti,Al)Nで示す]層および複合炭窒化
物[以下、(Ti,Al)CNで示す]層のうちの1種
の単層または2種の複層からなる強靭性被覆層を物理蒸
着することにより製造された被覆超硬切削工具が知られ
ている。
で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレ
ーティング装置を用い、ヒータで装置内を例えば700
℃の温度に加熱した状態で、アノード電極とTiまたは
所定組成を有するTi−Al合金がセットされたカソー
ド電極(蒸発源)との間にアーク放電を発生させ、同時
に装置内に反応ガスとしてメタンガスおよび/または窒
素ガスを導入し、一方炭化タングステン(以下、WCで
示す)基超硬合金または炭窒化チタン(以下、TiCN
で示す)基サーメットからなり、かつ前記アノード電極
およびカソード電極と所定間隔をもって対向配置された
工具基体(以下、これらを総称して超硬工具基体と云
う)には、例えば−120Vのバイアス電圧を印加した
条件で、前記超硬工具基体の表面に、例えば特開昭62
−56565号公報に記載されるように、0.1〜10
μmの平均層厚を有するTiの炭化物層、窒化物層、お
よび炭窒化物層(以下、それぞれTiC層、TiN層、
およびTiCN層で示す)のうちの1種の単層または2
種の複層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5〜
15μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物
[以下、(Ti,Al)Nで示す]層および複合炭窒化
物[以下、(Ti,Al)CNで示す]層のうちの1種
の単層または2種の複層からなる強靭性被覆層を物理蒸
着することにより製造された被覆超硬切削工具が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の切削加工
のFA化および高速化はめざましく、かつ切削加工の省
力化および省エネ化に対する要求もつよく、これに伴
い、切削工具には使用寿命の延命化が強く望まれている
が、上記の従来被覆超硬切削工具の場合、これを構成す
る(Ti,Al)N層および(Ti,Al)CN層から
なる強靭性被覆層はすぐれた強度および靭性を有し、良
好な耐チッピング性(工具切刃に微小欠けが発生しにく
い性質)を示すものの、耐摩耗性が十分でないために、
比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
のFA化および高速化はめざましく、かつ切削加工の省
力化および省エネ化に対する要求もつよく、これに伴
い、切削工具には使用寿命の延命化が強く望まれている
が、上記の従来被覆超硬切削工具の場合、これを構成す
る(Ti,Al)N層および(Ti,Al)CN層から
なる強靭性被覆層はすぐれた強度および靭性を有し、良
好な耐チッピング性(工具切刃に微小欠けが発生しにく
い性質)を示すものの、耐摩耗性が十分でないために、
比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、上記の従来被覆超硬切削工具の
耐摩耗性向上を図るべく研究を行なった結果、 (a)物理蒸着法により形成された通常のAl2 O3被
覆層は、耐熱性にすぐれ、かつ高硬度を有することか
ら、耐摩耗性向上を図る上で望ましいものであるが、前
記Al2 O3被覆層は上記の従来被覆超硬切削工具を構
成する強靭性被覆層である(Ti,Al)N層および
(Ti,Al)CN層との密着性に劣るものであること
から、前記従来被覆超硬切削工具の表面に前記Al2 O
3 層を被覆してなる被覆超硬切削工具においては、特に
工具切刃に高い負荷のかかる断続切削を高切込みや高送
りなどの重切削条件で行った場合に前記Al2 O3被覆
層に剥離が発生し易く、実用に供することができないこ
と。
上述のような観点から、上記の従来被覆超硬切削工具の
耐摩耗性向上を図るべく研究を行なった結果、 (a)物理蒸着法により形成された通常のAl2 O3被
覆層は、耐熱性にすぐれ、かつ高硬度を有することか
ら、耐摩耗性向上を図る上で望ましいものであるが、前
記Al2 O3被覆層は上記の従来被覆超硬切削工具を構
成する強靭性被覆層である(Ti,Al)N層および
(Ti,Al)CN層との密着性に劣るものであること
から、前記従来被覆超硬切削工具の表面に前記Al2 O
3 層を被覆してなる被覆超硬切削工具においては、特に
工具切刃に高い負荷のかかる断続切削を高切込みや高送
りなどの重切削条件で行った場合に前記Al2 O3被覆
層に剥離が発生し易く、実用に供することができないこ
と。
【0005】(b)上記の従来被覆超硬切削工具の強靭
性被覆層を構成する(Ti,Al)N層および(Ti,
Al)CN層の表面に、上記Al2 O3 層を物理蒸着法
により形成するに際して、Alよりイオン半径の大きい
Ta、V、Nb、W、MoおよびCr、すなわちイオン
半径が0.57オングストロームのAlに対して、それ
ぞれイオン半径が0.68オングストロームのTa、同
0.69オングストロームのNb、および同0.65オ
ングストロームのV、同0.64オングストロームのC
r、同0.68オングストロームのMo、同0.68オ
ングストロームのWのうちの1種または2種以上を、A
l2 O3 の結晶構造におけるAl原子の一部をAlとの
合量に占める割合で5〜20原子%、望ましくは7〜1
5原子%の割合で置換した形で固溶含有させると、この
結果のAl2 O3のもつ結晶構造を保持したままのAl
2 O3 主体層は、大きなイオン半径差による格子内歪み
の増大によって、通常の物理蒸着形成されたAl2 O3
被覆層が層厚にも影響されるが0.2〜0.8GPaの
圧縮残留応力をもつのに対して、1〜2GPaの圧縮残
留応力をもつようになり、このように圧縮残留応力の高
いAl2 O3 主体層は上記(Ti,Al)N層および
(Ti,Al)CN層に著しく強固に密着し、かつAl
2 O3の具備する特性をそのまま保持することから、前
記(Ti,Al)N層および(Ti,Al)CN層の表
面にさらに前記Al2 O3 主体層を物理蒸着してなる被
覆超硬切削工具は、例えば鋼の断続切削を、特に工具切
刃に高い負荷のかかる高切込みや高送りなどの重切削条
件で行っても前記Al2 O3 主体層に剥離の発生なく、
長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するようになるこ
と。以上(a)および(b)に示される研究結果を得た
のである。
性被覆層を構成する(Ti,Al)N層および(Ti,
Al)CN層の表面に、上記Al2 O3 層を物理蒸着法
により形成するに際して、Alよりイオン半径の大きい
Ta、V、Nb、W、MoおよびCr、すなわちイオン
半径が0.57オングストロームのAlに対して、それ
ぞれイオン半径が0.68オングストロームのTa、同
0.69オングストロームのNb、および同0.65オ
ングストロームのV、同0.64オングストロームのC
r、同0.68オングストロームのMo、同0.68オ
ングストロームのWのうちの1種または2種以上を、A
l2 O3 の結晶構造におけるAl原子の一部をAlとの
合量に占める割合で5〜20原子%、望ましくは7〜1
5原子%の割合で置換した形で固溶含有させると、この
結果のAl2 O3のもつ結晶構造を保持したままのAl
2 O3 主体層は、大きなイオン半径差による格子内歪み
の増大によって、通常の物理蒸着形成されたAl2 O3
被覆層が層厚にも影響されるが0.2〜0.8GPaの
圧縮残留応力をもつのに対して、1〜2GPaの圧縮残
留応力をもつようになり、このように圧縮残留応力の高
いAl2 O3 主体層は上記(Ti,Al)N層および
(Ti,Al)CN層に著しく強固に密着し、かつAl
2 O3の具備する特性をそのまま保持することから、前
記(Ti,Al)N層および(Ti,Al)CN層の表
面にさらに前記Al2 O3 主体層を物理蒸着してなる被
覆超硬切削工具は、例えば鋼の断続切削を、特に工具切
刃に高い負荷のかかる高切込みや高送りなどの重切削条
件で行っても前記Al2 O3 主体層に剥離の発生なく、
長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するようになるこ
と。以上(a)および(b)に示される研究結果を得た
のである。
【0006】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、超硬工具基体の表面に、0.1
〜10μmの平均層厚を有するTiC層、TiN層、お
よびTiCN層のうちの1種の単層または2種以上の複
層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5〜15μ
mの平均層厚を有する(Ti,Al)N層および(T
i,Al)CN層のうちの1種の単層または2種の複層
からなる強靭性被覆層を物理蒸着してなる被覆超硬切削
工具において、上記強靭性被覆層の表面に、さらに耐摩
耗性被覆層として、Al2 O3もつ結晶構造を保持した
ままで、Alの一部をAlとの合量に占める割合で5〜
20原子%のTa、V、Nb、W、MoおよびCrのう
ちの1種または2種以上で置換固溶してなるAl2 O3
主体層を0.5〜15μmの平均層厚で物理蒸着してな
る耐摩耗性のすぐれた被覆超硬切削工具に特徴を有する
ものである。
なされたものであって、超硬工具基体の表面に、0.1
〜10μmの平均層厚を有するTiC層、TiN層、お
よびTiCN層のうちの1種の単層または2種以上の複
層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5〜15μ
mの平均層厚を有する(Ti,Al)N層および(T
i,Al)CN層のうちの1種の単層または2種の複層
からなる強靭性被覆層を物理蒸着してなる被覆超硬切削
工具において、上記強靭性被覆層の表面に、さらに耐摩
耗性被覆層として、Al2 O3もつ結晶構造を保持した
ままで、Alの一部をAlとの合量に占める割合で5〜
20原子%のTa、V、Nb、W、MoおよびCrのう
ちの1種または2種以上で置換固溶してなるAl2 O3
主体層を0.5〜15μmの平均層厚で物理蒸着してな
る耐摩耗性のすぐれた被覆超硬切削工具に特徴を有する
ものである。
【0007】なお、この発明の被覆超硬切削工具におい
て、密着性下地被覆層、強靭性被覆層、および耐摩耗性
被覆層の平均層厚を上記の通りに限定した理由を説明す
る。 (a)密着性下地被覆層 その平均層厚が0.1μm未満では超硬工具基体と強靭
性被覆層との間に強固な密着性を確保することができ
ず、一方その平均層厚が10μmを越えると切削時に発
生する高熱によって熱塑性変形を起し、切刃に偏摩耗が
発生し、これが原因で摩耗進行が急激に促進されるよう
になることから、その平均層厚を0.1〜10μmと定
めた。
て、密着性下地被覆層、強靭性被覆層、および耐摩耗性
被覆層の平均層厚を上記の通りに限定した理由を説明す
る。 (a)密着性下地被覆層 その平均層厚が0.1μm未満では超硬工具基体と強靭
性被覆層との間に強固な密着性を確保することができ
ず、一方その平均層厚が10μmを越えると切削時に発
生する高熱によって熱塑性変形を起し、切刃に偏摩耗が
発生し、これが原因で摩耗進行が急激に促進されるよう
になることから、その平均層厚を0.1〜10μmと定
めた。
【0008】(b)強靭性被覆層 その平均層厚が0.5μm未満では所望のすぐれた強靭
性を発揮することができず、この結果切刃に欠けやチッ
ピング(微小欠け)が発生し易くなり、一方その平均層
厚が15μmを越えると、上記密着性下地被覆層と同様
に切削時に発生する高熱によって熱塑性変形を起し、切
刃に偏摩耗が発生し、これが原因で摩耗進行が急激に促
進されるようになることから、その平均層厚を0.5〜
15μmと定めた。
性を発揮することができず、この結果切刃に欠けやチッ
ピング(微小欠け)が発生し易くなり、一方その平均層
厚が15μmを越えると、上記密着性下地被覆層と同様
に切削時に発生する高熱によって熱塑性変形を起し、切
刃に偏摩耗が発生し、これが原因で摩耗進行が急激に促
進されるようになることから、その平均層厚を0.5〜
15μmと定めた。
【0009】(c)耐摩耗性被覆層(Al2 O3 主体
層) その平均層厚が0.5μm未満では所望のすぐれた耐摩
耗性を確保することができず、一方その平均層厚が15
μmを越えると切刃に欠けやチッピングが発生し易くな
ることから、その平均層厚を0.5〜15μmと定め
た。
層) その平均層厚が0.5μm未満では所望のすぐれた耐摩
耗性を確保することができず、一方その平均層厚が15
μmを越えると切刃に欠けやチッピングが発生し易くな
ることから、その平均層厚を0.5〜15μmと定め
た。
【0010】また、上記耐摩耗性被覆層におけるAlの
Ta、V、Nb、W、MoおよびCrによる置換含有割
合を5〜20原子%としたのは、その含有割合が5原子
%未満では前記耐摩耗性被覆層に上記強靭性被覆層との
間に十分な密着性を確保することのできる圧縮残留応力
を形成することができず、一方その含有割合が20原子
%を越えると圧縮残留応力が大きくなりすぎて自己破壊
を起こし易くなるという理由にもとづくものである。さ
らに、上記耐摩耗性被覆層の上に、必要に応じてTiN
層を0.1〜2μmの平均層厚で形成してもよく、これ
はTiN層が黄金色の色調を有し、この色調によって切
削工具の使用前と使用後の識別が容易になるという理由
からで、この場合その層厚が0.1μm未満では前記色
調の付与が不十分であり、一方前記色調の付与は2μm
までの平均層厚で十分である。
Ta、V、Nb、W、MoおよびCrによる置換含有割
合を5〜20原子%としたのは、その含有割合が5原子
%未満では前記耐摩耗性被覆層に上記強靭性被覆層との
間に十分な密着性を確保することのできる圧縮残留応力
を形成することができず、一方その含有割合が20原子
%を越えると圧縮残留応力が大きくなりすぎて自己破壊
を起こし易くなるという理由にもとづくものである。さ
らに、上記耐摩耗性被覆層の上に、必要に応じてTiN
層を0.1〜2μmの平均層厚で形成してもよく、これ
はTiN層が黄金色の色調を有し、この色調によって切
削工具の使用前と使用後の識別が容易になるという理由
からで、この場合その層厚が0.1μm未満では前記色
調の付与が不十分であり、一方前記色調の付与は2μm
までの平均層厚で十分である。
【0011】
【発明の実施の形態】ついで、この発明の被覆超硬切削
工具を実施例により具体的に説明する。原料粉末とし
て、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、
TiC粉末、ZrC粉末、VC粉末、TaC粉末、Nb
C粉末、Cr3 C2 粉末、TiN粉末、TaN粉末、
およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示
される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混
合し、乾燥した後、1.5×108Paの圧力で圧粉体
にプレス成形し、この圧粉体を真空中、温度:1400
℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分に
R:0.05のホーニング加工を施してISO規格・S
PGA120408のチップ形状をもったWC基超硬合
金製の超硬工具基体A1〜A8を形成した。
工具を実施例により具体的に説明する。原料粉末とし
て、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、
TiC粉末、ZrC粉末、VC粉末、TaC粉末、Nb
C粉末、Cr3 C2 粉末、TiN粉末、TaN粉末、
およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示
される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混
合し、乾燥した後、1.5×108Paの圧力で圧粉体
にプレス成形し、この圧粉体を真空中、温度:1400
℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分に
R:0.05のホーニング加工を施してISO規格・S
PGA120408のチップ形状をもったWC基超硬合
金製の超硬工具基体A1〜A8を形成した。
【0012】また、原料粉末として、いずれも0.5〜
2μmの平均粒径を有するTiCN(質量比でTiC/
TiN=50/50)粉末、Mo2 C粉末、ZrC粉
末、NbC粉末、TaC粉末、WC粉末、Co粉末、お
よびNi粉末を用意し、これら原料粉末を、表2に示さ
れる配合組成に配合し、ボールミルで24時間湿式混合
し、乾燥した後、9.8×107Paの圧力で圧粉体に
プレス成形し、この圧粉体を1.3×103Paの窒素
雰囲気中、温度:1540℃に1時間保持の条件で焼結
し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加工
を施してISO規格・CNMG120406のチップ形
状をもったTiCN基サーメット製の超硬工具基体B1
〜B6を形成した。
2μmの平均粒径を有するTiCN(質量比でTiC/
TiN=50/50)粉末、Mo2 C粉末、ZrC粉
末、NbC粉末、TaC粉末、WC粉末、Co粉末、お
よびNi粉末を用意し、これら原料粉末を、表2に示さ
れる配合組成に配合し、ボールミルで24時間湿式混合
し、乾燥した後、9.8×107Paの圧力で圧粉体に
プレス成形し、この圧粉体を1.3×103Paの窒素
雰囲気中、温度:1540℃に1時間保持の条件で焼結
し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加工
を施してISO規格・CNMG120406のチップ形
状をもったTiCN基サーメット製の超硬工具基体B1
〜B6を形成した。
【0013】ついで、これら超硬工具基体A1〜A8お
よびB1〜B6を、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥し
た状態で、それぞれ図1に示されるアークイオンプレー
ティング装置に装入し、一方カソード電極(蒸発源)と
して、密着性下地被覆層形成にはTiを、また強靭性被
覆層形成には種々の成分組成をもったTi−Al合金を
それぞれ装着し、装置内を排気して1.3×10-3Pa
の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に
加熱した後、Arガスを装置内に導入して2.5Paの
Ar雰囲気とし、この状態で超硬工具基体に−800v
のパルスバイアス電圧を印加して超硬工具基体表面をA
rガスボンバート洗浄し、ついで装置内に反応ガスとし
てメタンガスおよび/または窒素ガスを導入しての2.
5Paの反応雰囲気とすると共に、前記超硬工具基体に
印加するパルスバイアス電圧を−200vに下げて、前
記カソード電極とアノード電極との間にアーク放電を発
生させ、もって前記超硬工具基体A1〜A8およびB1
〜B6のそれぞれの表面に、表3、4に示される目標組
成および目標層厚の密着性下地被覆層および強靭性被覆
層を形成することにより従来被覆超硬工具基体1〜22
をそれぞれ製造した。
よびB1〜B6を、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥し
た状態で、それぞれ図1に示されるアークイオンプレー
ティング装置に装入し、一方カソード電極(蒸発源)と
して、密着性下地被覆層形成にはTiを、また強靭性被
覆層形成には種々の成分組成をもったTi−Al合金を
それぞれ装着し、装置内を排気して1.3×10-3Pa
の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に
加熱した後、Arガスを装置内に導入して2.5Paの
Ar雰囲気とし、この状態で超硬工具基体に−800v
のパルスバイアス電圧を印加して超硬工具基体表面をA
rガスボンバート洗浄し、ついで装置内に反応ガスとし
てメタンガスおよび/または窒素ガスを導入しての2.
5Paの反応雰囲気とすると共に、前記超硬工具基体に
印加するパルスバイアス電圧を−200vに下げて、前
記カソード電極とアノード電極との間にアーク放電を発
生させ、もって前記超硬工具基体A1〜A8およびB1
〜B6のそれぞれの表面に、表3、4に示される目標組
成および目標層厚の密着性下地被覆層および強靭性被覆
層を形成することにより従来被覆超硬工具基体1〜22
をそれぞれ製造した。
【0014】ついで、これら従来被覆超硬切削工具1〜
22のそれぞれの表面に、同じく図1のアークイオンプ
レーティング装置にて、カソード電極(蒸発源)とし
て、Ta、V、Nb、W、MoおよびCrのうちの1種
または2種以上を所定量含有したAl−(Ta、V、N
b、W、Mo、Cr)合金を装着し、装置内を排気して
1.3×10-3Paの真空に保持しながら、ヒーターで
装置内を620〜720℃の範囲内の所定の温度に加熱
した状態で、超硬基体に印加するパルスバイアス電圧を
−700Vとし、ついで装置内に反応ガスとして酸素ガ
スを導入しながら、前記カソード電極とアノード電極と
の間にアーク放電を発生させ、もって表5に示される目
標組成および目標層厚のAl2 O3 主体層からなる耐摩
耗性被覆層を形成することにより本発明被覆超硬切削工
具1〜22をそれぞれ製造した。上記本発明被覆超硬切
削工具1〜22の耐摩耗性被覆層を構成するAl2 O3
主体層におけるTa、V、Nb、W、MoおよびCrの
含有量を、エネルギー分散型X線測定装置を用いて定量
分析したところ、表5の目標含有量と実質的に同じ含有
量を示し、また前記Al2 O3 主体層の圧縮残留応力を
X線応力測定法を用いて測定したところ、同じく表5に
示される結果を示した。さらに各種被覆層の組成および
層厚についてもオージェ分光分析法および光学顕微鏡に
て測定したところ、表3〜5の目標組成および目標層厚
と実質的に同じ組成および平均層厚(任意5ヶ所の平均
値)を示した。
22のそれぞれの表面に、同じく図1のアークイオンプ
レーティング装置にて、カソード電極(蒸発源)とし
て、Ta、V、Nb、W、MoおよびCrのうちの1種
または2種以上を所定量含有したAl−(Ta、V、N
b、W、Mo、Cr)合金を装着し、装置内を排気して
1.3×10-3Paの真空に保持しながら、ヒーターで
装置内を620〜720℃の範囲内の所定の温度に加熱
した状態で、超硬基体に印加するパルスバイアス電圧を
−700Vとし、ついで装置内に反応ガスとして酸素ガ
スを導入しながら、前記カソード電極とアノード電極と
の間にアーク放電を発生させ、もって表5に示される目
標組成および目標層厚のAl2 O3 主体層からなる耐摩
耗性被覆層を形成することにより本発明被覆超硬切削工
具1〜22をそれぞれ製造した。上記本発明被覆超硬切
削工具1〜22の耐摩耗性被覆層を構成するAl2 O3
主体層におけるTa、V、Nb、W、MoおよびCrの
含有量を、エネルギー分散型X線測定装置を用いて定量
分析したところ、表5の目標含有量と実質的に同じ含有
量を示し、また前記Al2 O3 主体層の圧縮残留応力を
X線応力測定法を用いて測定したところ、同じく表5に
示される結果を示した。さらに各種被覆層の組成および
層厚についてもオージェ分光分析法および光学顕微鏡に
て測定したところ、表3〜5の目標組成および目標層厚
と実質的に同じ組成および平均層厚(任意5ヶ所の平均
値)を示した。
【0015】ついで、この結果得られた各種の被覆超硬
切削工具のうち、本発明被覆超硬切削工具1〜16およ
び従来被覆超硬切削工具1〜16について、 被削材:JIS・S50Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:300m/min.、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:3.2mm、 切削時間:10分、 の条件での炭素鋼の乾式断続高切込み切削試験、およ
び、 被削材:JIS・SNCM440の長さ方向等間隔4本
縦溝入り丸棒、 切削速度:320m/min.、 送り:0.46mm/rev.、 切込み:1.5mm、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式断続高送り切削試験を行ない、
また本発明被覆超硬切削工具17〜22および従来被覆
超硬切削工具17〜22については、 被削材:JIS・S45Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:380m/min.、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:3.0mm、 切削時間:10分、 の条件での炭素鋼の乾式断続高切込み送り切削試験、お
よび、 被削材:JIS・SNCM440の長さ方向等間隔4本
縦溝入り丸棒、 切削速度:400m/min.、 送り:0.48mm/rev.、 切込み:1.5mm、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式断続高送り切削試験を行ない、
いずれの切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
この測定結果を表6に示した。
切削工具のうち、本発明被覆超硬切削工具1〜16およ
び従来被覆超硬切削工具1〜16について、 被削材:JIS・S50Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:300m/min.、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:3.2mm、 切削時間:10分、 の条件での炭素鋼の乾式断続高切込み切削試験、およ
び、 被削材:JIS・SNCM440の長さ方向等間隔4本
縦溝入り丸棒、 切削速度:320m/min.、 送り:0.46mm/rev.、 切込み:1.5mm、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式断続高送り切削試験を行ない、
また本発明被覆超硬切削工具17〜22および従来被覆
超硬切削工具17〜22については、 被削材:JIS・S45Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:380m/min.、 送り:0.3mm/rev.、 切込み:3.0mm、 切削時間:10分、 の条件での炭素鋼の乾式断続高切込み送り切削試験、お
よび、 被削材:JIS・SNCM440の長さ方向等間隔4本
縦溝入り丸棒、 切削速度:400m/min.、 送り:0.48mm/rev.、 切込み:1.5mm、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式断続高送り切削試験を行ない、
いずれの切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
この測定結果を表6に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】
【発明の効果】表3〜6に示される結果から、本発明被
覆超硬切削工具1〜22は、いずれも耐摩耗性被覆層を
構成するAl2 O3 主体層がAlに比してイオン半径の
大きいTa、V、Nb、W、MoおよびCrのうちの1
種以上を置換含有し、これによって高い圧縮残留応力を
保持するようになって、強靭性被覆層を構成する(T
i,Al)N層および(Ti,Al)CN層に対して強
固に密着するようになるので、鋼の断続切削を高切込み
および高送りの重切削条件で行っても前記Al2 O3 主
体層に剥離の発生なく、すぐれた耐摩耗性を発揮するの
に対して、従来被覆超硬切削工具1〜22は、いずれも
これの強靭性被覆層の耐摩耗性不足が原因で、上記のよ
うな苛酷な条件下では摩耗進行が速いことが明らかであ
る。上述のように、この発明の被覆超硬切削工具は、耐
摩耗性被覆層を構成するAl2 O3 主体層のもつすぐれ
た耐摩耗性および密着性によって、通常の条件での各種
鋼の連続切削および断続切削は勿論のこと、きわめて苛
酷な切削条件である断続切削を高切り込みおよび高送り
の重切削条件で行っても前記Al2 O3 主体層に剥離の
発生なく、かつ切刃に欠けやチッピングの発生もなく、
すぐれた耐摩耗性を示し、長期に亘ってすぐれた切削性
能を発揮するものであり、切削加工の省エネ化および省
力化に十分満足に対応できるものである。
覆超硬切削工具1〜22は、いずれも耐摩耗性被覆層を
構成するAl2 O3 主体層がAlに比してイオン半径の
大きいTa、V、Nb、W、MoおよびCrのうちの1
種以上を置換含有し、これによって高い圧縮残留応力を
保持するようになって、強靭性被覆層を構成する(T
i,Al)N層および(Ti,Al)CN層に対して強
固に密着するようになるので、鋼の断続切削を高切込み
および高送りの重切削条件で行っても前記Al2 O3 主
体層に剥離の発生なく、すぐれた耐摩耗性を発揮するの
に対して、従来被覆超硬切削工具1〜22は、いずれも
これの強靭性被覆層の耐摩耗性不足が原因で、上記のよ
うな苛酷な条件下では摩耗進行が速いことが明らかであ
る。上述のように、この発明の被覆超硬切削工具は、耐
摩耗性被覆層を構成するAl2 O3 主体層のもつすぐれ
た耐摩耗性および密着性によって、通常の条件での各種
鋼の連続切削および断続切削は勿論のこと、きわめて苛
酷な切削条件である断続切削を高切り込みおよび高送り
の重切削条件で行っても前記Al2 O3 主体層に剥離の
発生なく、かつ切刃に欠けやチッピングの発生もなく、
すぐれた耐摩耗性を示し、長期に亘ってすぐれた切削性
能を発揮するものであり、切削加工の省エネ化および省
力化に十分満足に対応できるものである。
【図1】アークイオンプレーティング装置の概略説明図
である。
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 14/08 C23C 14/08 A 14/16 14/16 B
Claims (1)
- 【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒
化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
0.1〜10μmの平均層厚を有するTiの炭化物層、
窒化物層、および炭窒化物層のうちの1種の単層または
2種の複層からなる密着性下地被覆層を介して、0.5
〜15μmの平均層厚を有するTiとAlの複合窒化物
層および複合炭窒化物層のうちの1種の単層または2種
の複層からなる強靭性被覆層を物理蒸着してなる表面被
覆超硬合金製切削工具において、上記強靭性被覆層の表
面に、さらに耐摩耗性被覆層として、 酸化アルミニウムのもつ結晶構造を保持したままで、A
lの一部をAlとの合量に占める割合で5〜20原子%
のTa、V、Nb、W、MoおよびCrのうちの1種ま
たは2種以上で置換固溶してなる酸化アルミニウム主体
層を0.5〜15μmの平均層厚で物理蒸着したことを
特徴とする耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削
工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000140659A JP2001322007A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000140659A JP2001322007A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001322007A true JP2001322007A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18647912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000140659A Pending JP2001322007A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 耐摩耗性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001322007A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005205583A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-08-04 | Mitsubishi Materials Corp | 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具 |
WO2006046462A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
KR101307125B1 (ko) * | 2005-07-29 | 2013-09-10 | 스미또모 덴꼬오 하드메탈 가부시끼가이샤 | 날끝 교환형 절삭 팁 및 그 제조 방법 |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000140659A patent/JP2001322007A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005205583A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-08-04 | Mitsubishi Materials Corp | 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具 |
WO2006046462A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
JPWO2006046462A1 (ja) * | 2004-10-29 | 2008-05-22 | 住友電工ハードメタル株式会社 | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
US7544024B2 (en) | 2004-10-29 | 2009-06-09 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Coated cutting insert and manufacturing method thereof |
JP2011177890A (ja) * | 2004-10-29 | 2011-09-15 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp | 刃先交換型切削チップおよびその製造方法 |
KR101307125B1 (ko) * | 2005-07-29 | 2013-09-10 | 스미또모 덴꼬오 하드메탈 가부시끼가이샤 | 날끝 교환형 절삭 팁 및 그 제조 방법 |
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Effective date: 20080722 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090203 |