JP2001320244A - 信号送信装置 - Google Patents

信号送信装置

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JP2001320244A
JP2001320244A JP2000140252A JP2000140252A JP2001320244A JP 2001320244 A JP2001320244 A JP 2001320244A JP 2000140252 A JP2000140252 A JP 2000140252A JP 2000140252 A JP2000140252 A JP 2000140252A JP 2001320244 A JP2001320244 A JP 2001320244A
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恭弘 横田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子劣化の原因となる大きな温度変化を低減
して、信頼性及び品質の向上を図る。 【解決手段】 電力増幅素子10は、電力増幅を行って
信号を送信する。温度制御手段20は、信号の送信時の
電力増幅素子10の送信状態温度T1と、信号の送信停
止時の電力増幅素子の送信停止状態温度T2との差分を
低減し、電力増幅素子10の温度を一定化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号送信装置に関
し、特に信号の送信制御を行う信号送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信等を行う通信システムの基地
局等に設置される送信装置の電力増幅器は、入出力電圧
が線形特性の直線増幅器が多く用いられている。このよ
うな電力増幅器は、出力の有無にかかわらず、消費電力
が一定である。
【0003】また、信号送信停止時でも、電源から電圧
が印加されるような電力増幅器では、送信すべき信号が
あり、出力電力がある場合は、その分だけ熱損失が減
り、出力電力がない場合は、消費電力がすべて熱損失に
なる。
【0004】図10は電力増幅器の熱損失を説明するた
めの図である。電力増幅器100には、DC28V、1
0Aの280Wの電力が常時与えられる。そして、入力
信号が10Wの時、出力信号が140Wまで増幅されて
出力されるものとする。
【0005】このような場合、信号送信時では、電力増
幅器100の熱損失量は150W(=280−140+
10)であり、信号送信停止時では、電力増幅器100
の熱損失量は280Wとなる。
【0006】したがって、従来の電力増幅器100を用
いた通信システムでは、呼量の少ない夜間では出力が少
ないため、熱損失が増加する(素子の温度が上がる)。
また、呼量の大きい昼間では出力が大きいため、熱損失
が減少する(素子の温度が下がる)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の通信システムでは、昼間と夜間(信号送信時と信
号送信停止時)の温度差が著しいため、電力増幅器の素
子が劣化しやすく、素子寿命が短くなるといった問題が
あった。特に樹脂パッケージ加工の素子では、温度差に
より吸湿が起こり、絶縁劣化を引き起こしてしまう。ま
た、温度差により生じる金属の伸縮から、金属疲労や半
田付け疲労を起こし、接続部が外れてしまう等の問題が
あった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、素子劣化の原因となる大きな温度変化を低減
して、信頼性及び品質の向上を図った信号送信装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、信号の送信制御を行
う信号送信装置1において、電力増幅を行って信号を送
信する電力増幅素子10と、信号の送信時の電力増幅素
子10の送信状態温度T1と、信号の送信停止時の電力
増幅素子10の送信停止状態温度T2との差分を低減
し、電力増幅素子10の温度を一定化させる温度制御手
段20と、を有することを特徴とする信号送信装置1が
提供される。
【0010】ここで、電力増幅素子10は、電力増幅を
行って信号を送信する。温度制御手段20は、信号の送
信時の電力増幅素子10の送信状態温度T1と、信号の
送信停止時の電力増幅素子10の送信停止状態温度T2
との差分を低減し、電力増幅素子10の温度を一定化さ
せる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の信号送信装置の原
理図である。信号送信装置1は、電力増幅素子10と温
度制御手段20から構成され、電力増幅を行って信号の
送信制御を行う。
【0012】電力増幅素子10は、信号の電力増幅を行
い、電力増幅後の信号を出力、送信する。電力増幅素子
10は、例えば、図10で上述したような電力増幅器で
あり、送信すべき信号があり、出力電力がある場合は、
その分だけ熱損失が減る。このため、信号送信状態時の
電力増幅素子10の送信状態温度T1は、送信停止時に
比べて温度が下がる。
【0013】また、出力電力がない場合は、消費電力が
すべて熱損失になる。このため、信号送信停止状態時の
電力増幅素子10の送信停止状態温度T2は、信号送信
時に比べて温度が上がる。
【0014】温度制御手段20は、電力増幅素子10の
送信状態温度T1と、送信停止状態温度T2との差分を
低減し、電力増幅素子10の温度を一定化させる。次に
信号送信装置1の構成及び動作について詳しく説明す
る。図2は第1の実施の形態の信号送信装置の構成を示
す図である。第1の実施の形態は、電力増幅素子10の
信号送信停止時でも、電力増幅素子10に電源から電圧
が印加されるようなシステムに対して適用されるもので
ある。このようなシステムでは従来、送信状態温度T1
<送信停止状態温度T2であり、本発明を適用すること
で送信状態温度T1=送信停止状態温度T2と制御す
る。
【0015】第1の実施の形態の信号送信装置1−1に
対し、信号変調手段2は、データ信号を受信してディジ
タル変調を施す。電力増幅素子10は、FET(電界効
果トランジスタ)で構成され、ディジタル変調後の信号
の電力増幅を行って出力する。
【0016】ゲート電圧出力手段3、ドレイン電圧出力
手段4、温度制御手段20には、一次電源が供給され
る。なお、これら各手段以外の構成要素への電源供給
は、図中省略する。
【0017】ゲート電圧出力手段3は、一次電源を変換
して、電力増幅素子10のゲート端子に印加すべき電圧
を生成し出力する。ドレイン電圧出力手段4は、一次電
源を変換して、電力増幅素子10のドレイン端子に印加
すべき電圧を生成し出力する。
【0018】温度センサ5は、電力増幅素子10の信号
送信時(動作時)の温度を検出する。放熱器6は、電力
増幅素子10で発生する熱の放熱を行う。温度制御手段
20は、A/D変換手段21と温度一定化手段22で構
成される。A/D変換手段21は、温度センサ5から送
信された温度情報のアナログ信号をディジタル信号に変
換する。
【0019】温度一定化手段22は、現在、信号を送信
しているか否か(電力増幅素子10が動作しているか否
か)の送信情報を受信して、電力増幅素子10の状態が
現在、信号送信時なのか信号送信停止時なのかを認識す
る。そして、A/D変換手段21からのディジタル信号
をもとに、ドレイン電圧出力手段4の出力を制御するた
めの制御信号を送信する。
【0020】図3は信号送信装置1−1の温度制御の動
作を示すフローチャートである。 〔S1〕電力増幅素子10の信号送信時、温度センサ5
は、電力増幅素子10の送信状態温度T1を検出し、ア
ナログ信号の温度情報を温度制御手段20へ送信する。 〔S2〕A/D変換手段21は、温度情報をディジタル
信号に変換し、そのディジタル信号を温度一定化手段2
2へ送信する。 〔S3〕温度一定化手段22は、温度情報を記憶し、電
力増幅素子10の送信停止状態温度T2が、送信状態温
度T1と同一の値に調整できるような制御信号を生成す
る。そして、温度一定化手段22は、電力増幅素子10
の信号送信停止時に、その制御信号をドレイン電圧出力
手段4へ送信する。 〔S4〕ドレイン電圧出力手段4は、電力増幅素子10
の信号送信停止時、温度一定化手段22からの制御信号
にもとづいて、信号送信時のドレイン電圧よりも低い値
のドレイン電圧を、電力増幅素子10のドレイン端子に
印加する。
【0021】このように、電力増幅素子10の信号送信
停止時には、電力増幅素子10へ印加する電圧を下げる
ことで、送信停止状態温度T2が、送信状態温度T1と
同一の値になるように調整して、電力増幅素子10の温
度を一定化させる構成とした。これにより、素子劣化の
原因となる大きな温度変化を低減することができ、装置
の信頼性及び品質の向上を図ることが可能になる。
【0022】なお、上記のステップS3、4の動作に対
して、信号送信停止時、温度一定化手段22が制御信号
としてパルス信号をドレイン電圧出力手段4に与えるこ
とで、ドレイン電圧出力手段4が電力増幅素子10への
ドレイン電圧をON/OFFして、電力増幅素子10の
信号送信時と停止時の温度を一定化させてもよい。
【0023】図4は第2の実施の形態の信号送信装置の
構成を示す図である。第2の実施の形態は、電力増幅素
子10aの信号送信停止時には、電力増幅素子10aに
電源から電圧が印加されないシステムに対して適用され
るものである。このようなシステムでは従来、送信状態
温度T1>送信停止状態温度T2であり、本発明を適用
することで送信状態温度T1=送信停止状態温度T2と
制御する。
【0024】第2の実施の形態の信号送信装置1−2
は、信号送信装置1−1に熱交換素子7が新たに付加さ
れた構成をとる。熱交換素子7には、例えば、ペルチェ
素子が使用され、電力増幅素子10aと放熱器6との間
の熱経路に設置される。
【0025】また、温度制御手段20内の温度一定化手
段22は、信号の送信時、熱交換素子7を放熱回路とし
て動作させ、信号の送信停止時には、熱交換素子7を加
熱回路として動作させて、電力増幅素子10aの温度を
一定化させる。
【0026】図5は信号送信装置1−2の温度制御の動
作を示すフローチャートである。 〔S10〕電力増幅素子10aの信号送信時、温度セン
サ5は、電力増幅素子10aの送信状態温度T1を検出
し、アナログ信号の温度情報を温度制御手段20へ送信
する。 〔S11〕A/D変換手段21は、温度情報をディジタ
ル信号に変換し、そのディジタル信号を温度一定化手段
22へ送信する。 〔S12〕温度一定化手段22は、温度情報を記憶し、
電力増幅素子10aの送信状態温度T1が、温度T0
(T0<T1)に調整できるような制御信号を生成す
る。そして、温度一定化手段22は、電力増幅素子10
aの信号送信時、その制御信号を熱交換素子7へ送信す
る。 〔S13〕熱交換素子7は、電力増幅素子10aの信号
送信時、温度一定化手段22からの制御信号にもとづい
て、放熱回路となって電力増幅素子10aの送信状態温
度T1を温度T0まで低減させる。 〔S14〕一方、電力増幅素子10aの信号送信停止
時、温度センサ5は、電力増幅素子10aの送信停止状
態温度T2を検出し、アナログ信号の温度情報を温度制
御手段20へ送信する。 〔S15〕A/D変換手段21は、温度情報をディジタ
ル信号に変換し、そのディジタル信号を温度一定化手段
22へ送信する。 〔S16〕温度一定化手段22は、温度情報を記憶し、
電力増幅素子10aの送信停止状態温度T2が、温度T
0(T0>T2)に調整できるような制御信号を生成す
る。そして、温度一定化手段22は、電力増幅素子10
aの信号送信停止時、その制御信号を熱交換素子7へ送
信する。 〔S17〕熱交換素子7は、電力増幅素子10aの信号
送信停止時、温度一定化手段22からの制御信号にもと
づいて、加熱回路となって電力増幅素子10aの送信停
止状態温度T2を温度T0まで上昇させる。
【0027】このように、熱交換素子7を用いて、電力
増幅素子10aの信号送信時と信号送信停止時との温度
を一定化させる構成とした。これにより、素子劣化の原
因となる大きな温度変化を低減することができ、装置の
信頼性及び品質の向上を図ることが可能になる。
【0028】なお、温度制御手段20は、電力増幅素子
10aの温度を温度T0に一定化する際、温度T0を電
力増幅素子10aの最適な動作温度に設定する。すなわ
ち、電力増幅素子10aの耐用年数が長くなるような動
作温度に設定する。
【0029】次に第2の実施の形態の電力増幅素子10
aの周辺回路について詳しく説明する。図6は電力増幅
素子10aの周辺回路を示す図である。電力増幅素子1
0aは、増幅部がFETトランジスタTr1で構成され
る素子である。入力端子には、整合回路31aが接続
し、整合回路31aはRFC(高周波チョークコイル接
合回路)32aと、FETトランジスタTr1のゲート
端子が接続する。なお、整合回路31aは接地し、RF
C32aは電源Vggを介して接地する。
【0030】出力端子には、整合回路31bが接続し、
整合回路31bはRFC32bと、FETトランジスタ
Tr1のドレイン端子が接続する。なお、整合回路31
bは接地し、RFC32bは電源Vddを介して接地す
る。
【0031】温度一定化手段22−1は、ゲート電圧制
御手段22aとFETトランジスタTr2と加熱電源2
2bから構成される。FETトランジスタTr1のソー
ス端子には熱交換素子7と、FETトランジスタTr2
のドレイン端子が接続する。
【0032】ゲート電圧制御手段22aは、送信情報
と、A/D変換手段21(図示せず)から送信された温
度情報とが入力する。ゲート電圧制御手段22aの出力
端子は、FETトランジスタTr2のゲート端子にし、
FETトランジスタTr2のソース端子は電源Vppの
マイナス端子に接続し、電源Vppのプラス端子はGN
Dに接続する。なお、温度センサ5及びその他の構成要
素は図中省略する。
【0033】次に動作について説明する。 〔S20a〕電力増幅素子10aの信号送信時、温度一
定化手段22−1へ送信情報と温度情報(送信状態温度
T1)が通知される。 〔S21a〕ゲート電圧制御手段22aは、FETトラ
ンジスタTr2をOFFにする。 〔S22a〕FETトランジスタTr1のすべてのソー
ス電流は、熱交換素子7側へ流れることになり、熱交換
素子7は電力増幅素子10aに対して放熱回路になる。 〔S20b〕一方、電力増幅素子10aの信号送信停止
時、温度一定化手段22−1へ送信情報と温度情報(送
信停止状態温度T2)が通知される。 〔S21b〕ゲート電圧制御手段22aは、FETトラ
ンジスタTr2をONにする。 〔S22b〕FETトランジスタTr1のすべてのソー
ス電流は、FETトランジスタTr2側へ流れる。すな
わち、熱交換素子7を介して放熱器6で放熱されなくな
り、電力増幅素子10aは、信号送信停止時には加熱さ
れることになる。
【0034】図7は電力増幅素子10aの周辺回路の変
形例を示す図である。図の変形例は、温度一定化手段2
2−2が、ゲート電圧制御手段22aとFETトランジ
スタTr3(分流器)で構成される場合である。その他
の構成は図6と同様である。
【0035】次に動作について説明する。 〔S30a〕電力増幅素子10aの信号送信時、温度一
定化手段22−2へ送信情報と温度情報(送信状態温度
T1)が通知される。 〔S31a〕ゲート電圧制御手段22aは、FETトラ
ンジスタTr3をOFFにする。 〔S32a〕FETトランジスタTr1のすべてのソー
ス電流は、熱交換素子7側へ流れることになり、熱交換
素子7は電力増幅素子10aに対して放熱回路になる。 〔S30b〕一方、電力増幅素子10aの信号送信停止
時、温度一定化手段22−2へ送信情報と温度情報(送
信停止状態温度T2)が通知される。 〔S31b〕ゲート電圧制御手段22aは、FETトラ
ンジスタTr3をONにする。 〔S32b〕FETトランジスタTr1のソース電流
は、熱交換素子7とFETトランジスタTr3の両方へ
分流する。このように、ソース電流を分流して、放熱能
力を低下させることにより、電力増幅素子10aは、信
号送信停止時には加熱されることになる。
【0036】図8は電力増幅素子10aの周辺回路の変
形例を示す図である。図9は極性反転器の極性状態を示
す図である。図8の変形例は、温度一定化手段22−3
が、極性反転制御手段22cと極性反転器22dと電源
Vddで構成される。また、FETトランジスタTr1
のソース端子にダイオードDのアノードが接続し、カソ
ードがRFC32bと極性反転器22dに接続する。そ
の他の構成は図6と同様である。
【0037】次に動作について説明する。 〔S40a〕電力増幅素子10aの信号送信時、温度一
定化手段22−3へ送信情報と温度情報(送信状態温度
T1)が通知される。 〔S41a〕極性反転制御手段22cは、極性反転器2
2dの極性が送信状態極性Ka(図9)になるように指
示する。 〔S42a〕極性反転器22dは、極性を送信状態極性
Kaにする。 〔S43a〕FETトランジスタTr1のすべてのソー
ス電流は、熱交換素子7側へ流れることになり、熱交換
素子7は電力増幅素子10aに対して放熱回路になる。 〔S40b〕一方、電力増幅素子10aの信号送信停止
時、温度一定化手段22−3へ送信情報と温度情報(送
信停止状態温度T2)が通知される。 〔S41b〕極性反転制御手段22cは、極性反転器2
2dの極性が送信停止状態極性Kb(図9)になるよう
に指示する。 〔S42b〕極性反転器22dは、極性を送信停止状態
極性Kbにする。 〔S43b〕FETトランジスタTr1のソース電流は
ゼロとなり、熱交換素子7への電流は、電源Vddのプ
ラス端子からアース、熱交換素子7、ダイオードDを介
して極性反転器22d側へ流れる。すなわち、熱交換素
子7と放熱器6で加熱動作となり、電力増幅素子10a
は、信号送信停止時には加熱されることになる。
【0038】以上説明したように、本発明の信号送信装
置は、電力増幅素子の送信状態温度T1と、送信停止状
態温度T2との差分を低減し、電力増幅素子の温度を一
定化させる構成とした。これにより、素子劣化の原因と
なる大きな温度変化を低減して、温度を一定化すること
ができるので、装置の信頼性及び品質の向上を図ること
が可能になる。
【0039】なお、上記の第1の実施の形態の説明で
は、FETで構成される電力増幅素子10のドレイン電
圧を調整して温度制御を行ったが、ゲート電圧を調整し
て温度制御を行ってもよい。
【0040】また、本発明の信号送信装置は、信号送信
の動作・停止によって温度変化を生じるような回路に対
して広く適用できる。例えば、移動通信システムに代表
される無線基地局のディジタル変調用の電力増幅素子を
含む送信装置などに適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の信号送信
装置は、電力増幅素子の送信状態温度と、送信停止状態
温度との差分を低減し、電力増幅素子の温度を一定化さ
せる構成とした。これにより、素子劣化の原因となる大
きな温度変化を低減して、温度を一定化することができ
るので、装置の信頼性及び品質の向上を図ることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号送信装置の原理図である。
【図2】第1の実施の形態の信号送信装置の構成を示す
図である。
【図3】信号送信装置の温度制御の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】第2の実施の形態の信号送信装置の構成を示す
図である。
【図5】信号送信装置の温度制御の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】電力増幅素子の周辺回路を示す図である。
【図7】電力増幅素子の周辺回路の変形例を示す図であ
る。
【図8】電力増幅素子の周辺回路の変形例を示す図であ
る。
【図9】極性反転器の極性状態を示す図である。
【図10】電力増幅器の熱損失を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 信号送信装置 10 電力増幅素子 20 温度制御手段 T1 送信状態温度 T2 送信停止状態温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA02 CA56 CN03 FN07 HA00 HA09 HA19 HA33 HA39 HA43 KA04 KA29 KA34 KA65 SA14 TA01 TA07 5J091 AA01 AA41 CA02 CA56 HA00 HA09 HA19 HA33 HA39 HA43 KA04 KA29 KA34 KA65 SA14 TA01 TA07 5K060 BB03 HH06 LL24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の送信制御を行う信号送信装置にお
    いて、 電力増幅を行って信号を送信する電力増幅素子と、 前記信号の送信時の前記電力増幅素子の送信状態温度
    と、前記信号の送信停止時の前記電力増幅素子の送信停
    止状態温度との差分を低減し、前記電力増幅素子の温度
    を一定化させる温度制御手段と、 を有することを特徴とする信号送信装置。
  2. 【請求項2】 前記温度制御手段は、温度センサで検出
    した温度にもとづいて、前記電力増幅素子の温度を一定
    化させることを特徴とする請求項1記載の信号送信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記電力増幅素子と放熱器との間の熱経
    路に熱交換素子を設けることを特徴とする請求項1記載
    の信号送信装置。
  4. 【請求項4】 前記温度制御手段は、前記熱交換素子を
    用いて、前記信号の送信時には放熱制御、前記信号の送
    信停止時には加熱制御を行って、前記電力増幅素子の温
    度を一定化させることを特徴とする請求項3記載の信号
    送信装置。
  5. 【請求項5】 前記温度制御手段は、前記電力増幅素子
    の温度を一定化する際に、前記温度を前記電力増幅素子
    の最適な動作温度に設定することを特徴とする請求項1
    記載の信号送信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009019736A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Fujitsu Limited 無線通信装置

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