JP2001319289A - 視覚障害者援助システム - Google Patents

視覚障害者援助システム

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JP2001319289A
JP2001319289A JP2000137171A JP2000137171A JP2001319289A JP 2001319289 A JP2001319289 A JP 2001319289A JP 2000137171 A JP2000137171 A JP 2000137171A JP 2000137171 A JP2000137171 A JP 2000137171A JP 2001319289 A JP2001319289 A JP 2001319289A
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distance
visually impaired
impaired person
obstacle
vibration
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Isamu Miya
勇 宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者が遠くの障害物を認識できる視覚
障害者援助システムを提供する。 【解決手段】 視覚障害者が障害物を検知するために利
用する視覚障害者援助システムを、距離センサ1と、距
離センサ1からの信号に応じて障害物までの距離を計算
する距離計算回路2と、距離計算回路2で得られた距離
に応じて振動の周期を変えて発振する振動発振回路3
と、振動発振回路3での発振に応じて視覚障害者に障害
物までの距離を伝える伝達手段4と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者が障害
物を検知するために利用する視覚障害者援助システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者が外出する場合、道路上の障
害物をどのように検知して障害物を避けるかが問題とな
る。盲導犬等を利用できる視覚障害者は少なく、通常、
視覚障害者は白杖を持ち、白杖を障害物に当てることに
より身近の障害物を検知して、障害物を避けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この白杖による障害物
の検知は、障害物を確実に検知するだけでなく、まわり
の人に自分が視覚障害者であることを知らせる点でも、
極めて有効な方法である。しかし、この方法では、白杖
が届く範囲の障害物しか検知できないため、突然身近に
障害物を認識することとなり、それを回避するために常
に緊張を強いられることになる。そのため、白杖の補助
として、ある程度遠くの障害物を予め認識できるシステ
ムの開発が望まれている。
【0004】本発明の目的は上述した課題を解消して、
視覚障害者が遠くの障害物を認識できる視覚障害者援助
システムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の視覚障害者援助
システムは、視覚障害者が障害物を検知するために利用
する視覚障害者援助システムであって、距離センサと、
距離センサからの信号に応じて障害物までの距離を計算
する距離計算回路と、距離計算回路で得られた距離に応
じて振動の周期を変えて発振する振動発振回路と、振動
発振回路での発振に応じて視覚障害者に障害物までの距
離を伝える伝達手段と、を具えることを特徴とするもの
である。
【0006】本発明では、ある程度遠くの障害物を距離
センサで捉え、障害物までの距離を好ましくは振動や音
などの何らかの伝達手段により視覚障害者に知らせるこ
とができ、その結果、視覚障害者がある程度遠くの障害
物を予め認識することができる。
【0007】また、本発明のシステムは、前記距離セン
サと、距離計算回路と、振動発振回路と、伝達手段とを
収納したシステム本体が、当該システムを視覚障害者の
身体に装着する手段を具える。また、伝達手段が振動板
であり、振動板から感じる振動の周期により視覚障害者
が障害物までの距離を判別するよう構成すること、およ
び、伝達手段が音源であり、音源から発生する音の周期
により視覚障害者が障害物までの距離を判別するよう構
成すること、はいずれも効果的に障害物までの距離を視
覚障害者に伝えることができるため好ましい。
【0008】システム装着手段の、好ましい態様として
は、バンドなどが考えられる。システム本体をバンドで
視覚障害者の手首に腕時計のように装着できるよう構成
すると、システムが邪魔にならず、白杖の補助として遠
くの障害物の検知ができる。特に伝達手段に振動板を用
いる場合は、振動を直接肌に感じることができるので好
ましい。なお、伝達手段が音源である場合はバンドに限
らず、ペンダント形式として首に下げたり、ピンを用い
て衣服に取り付けるようにしても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の視覚障害者援助シ
ステムの構成を示すブロック図である。図1に示す例に
おいて、本発明の視覚障害者援助システムは、障害物ま
での距離を同定する距離センサ1と、距離センサ1から
の信号に応じて障害物までの距離を計算する距離計算回
路2と、距離計算回路2で得られた距離に応じて振動の
周期を変える振動発振回路3と、振動発振回路3での発
振に応じて視覚障害者までの距離を伝える伝達手段4と
から構成されている。
【0010】上述した構成の本発明の視覚障害者援助シ
ステムにおいて、距離センサ1としては、オートフォー
カス機能を具えたもの又はレーザー、赤外線、超音波な
どを利用した公知の距離センサを使用することができ
る。また、伝達手段4としては、視覚障害者が対象であ
るため、視覚以外の方法で障害物までの距離を視覚障害
者に伝えることができるものと利用する。好適例とし
て、伝達手段4として振動板を利用する。この場合は、
振動板から感じる振動の周期又は周波数により、視覚障
害者が障害物までの距離を判別できるようにする。例え
ば、障害物が1m離れているときには約0.2秒の周期
で振動板を振動させ、障害物が10m離れているときに
は約2秒の周期で振動板を振動させる。他の好適例とし
て、伝達手段4として音源を利用する。この場合は、音
源から発生する音の周期又は周波数により、視覚障害者
が障害物までの距離を判別できるようにする。例えば、
障害物が1m離れているときには約0.2秒の周期で一
定の音を発生させ、障害物が10m離れているときには
約2秒の周期で一定の音を発生させる。
【0011】図2は本発明の具体例として、腕時計タイ
プの視覚障害者援助システムの一例を示す図である。図
2に示す例では、視覚障害者援助システムを、本体11
とバンド12からなる腕時計形状としている。そして、
本体11内に、距離センサ1と、距離計算回路2と、振
動発振回路3と、これらの部材を駆動するためのコイン
型の電池を収納する。また、本体11の側面の腕時計の
竜頭の位置に、距離センサ1のレンズ13を設けるとと
もに、本体11の裏側の腕時計タイプの本システムを手
首に装着したとき手首と接する位置に、伝達手段4とし
ての振動板14を設ける。
【0012】図2に示す腕時計タイプの視覚障害者援助
システムの使用方法の一例は、以下の通りである。ま
ず、図2に示す腕時計タイプの視覚障害者援助システム
を、視覚障害者の手首に取り付け、腕を下げることでレ
ンズ13を自分の足元に向ける。その状態で、レンズ1
3から地面までの距離が約70cmとして、その時の振
動板14の振動を覚える。次に、自分の知りたい方向に
レンズ13を向け、その時の振動板14の振動から、そ
の方向の障害物のおよその距離を判断する。例えば、足
元の距離が約0.2秒周期の振動だとすると、振動が約
2秒間隔だと約7m離れていることとなる。
【0013】なお、図2に示す例では、伝達手段4とし
て振動板14を設けたが、音源を設けても良いことは上
述したとおりである。この場合は、同じ音の周期で距離
を知ることができる。また、距離と振動の関係が予め判
っていれば、上述した使用にあたっての地面方向の基準
振動の取得をなくし、直接知りたい方向にレンズ13を
向けることで、その時の振動から距離を求めることがで
きることも言うまでもない。
【0014】本発明は、上述した実施形態に限るもので
はなく、様々な変形例が考えられる。例えば、伝達手段
は、障害物との距離をアナウンスする音声を数種類メモ
リに記憶させておいて、距離センサで計測した距離に応
じて音声として視覚障害者に伝えるようにしても良い。
また、システムの装着手段は、バンドに限らず、衣服に
装着するものや、あるいは白杖に装着するものでも良
い。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ある程度遠くの障害物を距離センサで捉え、
障害物までの距離を好ましくは振動や音などの何らかの
方法で伝達手段により視覚障害者に知らせることができ
るため、ある程度遠くの障害物を予め認識することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の視覚障害者援助システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】 本発明の具体例として腕時計タイプの視覚障
害者援助システムの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 距離センサ 2 距離計算回路 3 振動発振回路 4 伝達手段 11 本体 12 バンド 13 レンズ 14 振動板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚障害者が障害物を検知するために利
    用する視覚障害者援助システムであって、距離センサ
    と、距離センサからの信号に応じて障害物までの距離を
    計算する距離計算回路と、距離計算回路で得られた距離
    に応じて振動の周期を変えて発振する振動発振回路と、
    振動発振回路での発振に応じて視覚障害者に障害物まで
    の距離を伝える伝達手段と、を具えることを特徴とする
    視覚障害者援助システム。
  2. 【請求項2】 前記距離センサと、距離計算回路と、振
    動発振回路と、伝達手段とを収納したシステム本体が、
    当該システムを視覚障害者の身体に装着する手段を具え
    る請求項1に記載の視覚障害者援助システム。
  3. 【請求項3】 前記伝達手段が振動板であり、振動板か
    ら生じる振動の周期により視覚障害者が障害物までの距
    離を判別する請求項1または2に記載の視覚障害者援助
    システム。
  4. 【請求項4】 前記伝達手段が音源であり、音源から発
    生する音の周期により視覚障害者が障害物までの距離を
    判別する請求項1または2に記載の視覚障害者援助シス
    テム。
JP2000137171A 2000-05-10 2000-05-10 視覚障害者援助システム Pending JP2001319289A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158472A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Akita Prefectural Univ 視覚障害者用歩行支援装置及び視覚障害者用歩行支援システム
JPWO2019240269A1 (ja) * 2018-06-14 2021-04-08 本田技研工業株式会社 報知装置、報知方法、及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010158472A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Akita Prefectural Univ 視覚障害者用歩行支援装置及び視覚障害者用歩行支援システム
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