JP2001318322A - 管内検査装置 - Google Patents

管内検査装置

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JP2001318322A
JP2001318322A JP2000139267A JP2000139267A JP2001318322A JP 2001318322 A JP2001318322 A JP 2001318322A JP 2000139267 A JP2000139267 A JP 2000139267A JP 2000139267 A JP2000139267 A JP 2000139267A JP 2001318322 A JP2001318322 A JP 2001318322A
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JP2000139267A
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Toshio Toshima
敏雄 戸島
Yoshitane Kado
善胤 嘉戸
Kazushige Ikeda
一繁 池田
Yuji Izuno
有司 泉野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管内検査装置において、結露にもとづくくも
りの発生により画像が不鮮明になることを効果的に防止
する。 【解決手段】 透明な窓14を備えるとともに管内の水
中で推進されるケーシング12の内部に、窓14を通し
て管内におけるケーシング12外の被写体を観察するた
めのカメラ16と、このカメラ16での撮影のために窓
14を通してケーシング12外の被写体を照らす光源1
7とを備える。窓14とカメラ16との間に、このカメ
ラ16により撮影されてその画像中に被写体と一緒に映
し出されることで、この被写体の上下左右の方向を表示
する水準器31を設ける。この水準器31を、重力の作
用により上下方向を指示する手段が透明容器32の内部
に設けられた構成とする。透明容器32を窓14に密着
状態で取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通水状態の管内を
検査するための管内検査装置に関し、特に既設の上水道
の管路における通水状態の管の内面をテレビカメラなど
によって検査することで、老朽管路の更新や管路の維持
管理に供することができる管内検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄製の管にて構成された上水路は、地
中に埋設して設置されるのが通例である。したがって、
この上水路の管内を検査する場合には、地上から開削工
事を行い、しかも管内を断水状態としなければならな
い。このため費用が多くかかり、夜間の作業が中心とな
ってしまい、さらに検査を実施しようとする地域の住民
に迷惑がかかるという問題点がある。
【0003】このため、従来から、このような上水路の
内部を非開削かつ不断水で検査しようとする試みがなさ
れている。このための通水状態の管内を検査するための
装置として、たとえば特願平11−155826号にお
いては、ケーシングと、このケーシングの内部に設けら
れた管内観察用のカメラと、前記ケーシングに設けられ
てこのケーシングに水中での推進力を発生させる手段と
を備えたものが提案されている。
【0004】図4は、この特願平11−155826号
において提案された管内検査装置を示す。ここで、11
は推進体で、円筒状の密閉構造の樹脂製のケーシング1
2を有する。ケーシング12の先端には開口13が形成
され、この開口13はガラスなどによって形成された透
明な窓14にて塞がれている。この窓14よりもケーシ
ング13の内部には円柱状の空間15が形成され、この
空間15の中心部には窓14を通して外側の領域を撮影
可能なカラーテレビカメラ16が設けられている。テレ
ビカメラ16の周囲には、このテレビカメラ16にて撮
影しようとする領域の照明のための環状の光源としての
照明装置17が設けられている。テレビカメラ16より
も後方には基板18が設けられ、この基板18には、テ
レビカメラ16や照明装置17のための電力変換および
通信制御や、テレビカメラ16によって得られた映像の
長距離伝送などを行う電子回路が実装されている。
【0005】管内検査装置の後部には、推進体11を推
進させるための推進部21が設けられている。この推進
部21において、22は回転駆動源としてのDCモー
タ、23はマグネットカップリング、24は回転シャフ
ト、25はジェット水流噴出手段としてのインペラ、2
6はインペラ25への水の吸込流路、27はジェット水
流の吐出口としてのノズル装置である。
【0006】この管内検査装置の推進体11は通水状態
の管内へ送り込まれるが、そのコントロールは上述のよ
うに管外のたとえば地上において行われる。そして、そ
のコントロール部と推進体11との間に、伝送用のケー
ブル28がわたされている。このケーブル28は、電源
線や映像信号線などの複数の電線29を有する。
【0007】ケーシング12の内部におけるカメラ16
と透明な窓14との間には、水準器31が固定状態で設
けられており、この水準器31は、被写体とともにカメ
ラ16にて撮影されるようになっている。この水準器3
1は、図5に示すように円形の透明容器32の中に純水
33と空気34とが封入されたものである。詳細には、
透明容器32は、2枚の平行な透明円板35の間に透明
リング36を挟み込むことによって内部に空間を形成し
たものであり、この空間における約70%の部分に純水
33が入れられ、残りの約30%が空気34となるよう
にされている。これにより、図示のように、純水33と
空気34との境界部である水面37が形成されている。
透明円板35や透明リング36は、アクリルやポリカー
ボネートやガラスなどの透明な素材によって形成されて
いる。
【0008】このような構成であると、ケーシング12
が軸心まわりに回転したときには、水準器31の水面3
7は、純水33が重力方向にくるように変化する。した
がって、カメラ16の映像においては、常に空気34の
部分が上、純水33の部分が下になるように映る。ただ
し実際にはカメラ16の映像において水面37が顕著に
現れ、上述のように透明容器32の約70%の部分に純
水33が入れられることにより、この水面37が画像の
中央からずれて映る。
【0009】このため、ケーブル28のねじれなどが原
因して推進体11のケーシング12すなわちカメラ16
が回転してしまい、これに伴って図6に示すモニタ画面
上での画像が回転しても、その画面における水面37の
画像38の位置にもとづいて、その画面における実際の
上下左右の方向がわかる。なお、このモニタ画面におい
て、39は管内における堆積物である。このモニタ画面
には、水準器31の透明容器32と純水33と空気34
が一緒に映っているが、これらは本来透明であるため、
画像上で観察することはできない。これに対し水面37
は、この水面37で反射した光が画像38となって白っ
ぽく表示されることで、図示のように明確に観察され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような管内検査装
置において、光源としての照明装置17は発熱を伴うた
め、ケーシング12の内部におけるこの照明装置17の
近傍すなわち窓14を含む領域は、比較的高温の状態と
なる。しかし窓14は、その外面側が管内の水に接して
いるため、この水と同様の比較的低温の状態となる。こ
のため、窓14の表面に結露によるくもりが生じるおそ
れがあり、その場合にはカメラ16により撮影した画像
が不鮮明になることがある。
【0011】くもり防止の対策としては、発熱する照明
装置17と低温の窓14とを離して設置するのがよい
が、管内検査装置のように大きさに制約がある場合は、
このような対策は困難である。このため、ケーシング1
2の内部の空気を窒素などの気体で完全に置き換えた
り、ケーシング12の内部を乾燥した環境で組み立てた
りして、ケーシング12の内部にできるだけ水分が残ら
ないようにする対策をとることが適当である。しかし、
ケーシング12の内部の水分を完全に除去するのは困難
であり、結露によるくもりを完全に防止することは困難
である。
【0012】そこで本発明は、管内検査装置において結
露にもとづくくもりの発生により画像が不鮮明になるこ
とを効果的に防止できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、透明な窓を備えるとともに管内の水中で推進
されるケーシングの内部に、前記窓を通して管内におけ
るケーシング外の被写体を観察するためのカメラと、こ
のカメラでの撮影のために前記窓を通してケーシング外
の被写体を照らす光源とを備え、前記窓とカメラとの間
に、このカメラにより撮影されてその画像中に被写体と
一緒に映し出されることで、この被写体の上下左右の方
向を表示する水準器を設け、この水準器を、重力の作用
により上下方向を指示する手段が透明容器の内部に設け
られた構成とし、前記透明容器を窓に密着状態で取り付
けたものである。
【0014】このような構成であると、透明容器を窓に
密着状態で取り付けたため、この窓と透明容器との合計
の厚さが、窓だけの厚さに比べて大きくなる。すると、
窓の外面は低温であるとともに、ケーシング内における
透明容器の表面は光源の熱によって高温となるにもかか
わらず、窓だけを設けた場合に比べてその温度勾配が小
さくなり、したがって結露にもとづくくもりが発生しに
くく、このためカメラによる画像が不鮮明になることを
効果的に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の管内
検査装置について、図1〜図3にもとづき、図4〜図5
に示したものと同一の部材には同一の参照番号を付し
て、詳細に説明する。
【0016】図示のように、窓14を構成するガラスな
どの材料に、水準器31の透明容器32が、光学接着剤
40により接着されている。これにより、透明容器32
は、窓14に密着状態で取り付けられて、この窓14と
一体化されている。
【0017】光学接着剤40は、透明度が高く、しかも
屈折率に影響を及ぼさないもので、たとえば米国のエポ
キシテクノロジー社から販売されているものなどを好適
に使用できる。
【0018】このような構成であると、透明容器32を
窓14に密着状態で取り付けたため、この窓14と透明
容器32との合計の厚さが、窓14だけの厚さに比べて
大きくなる。すると、窓14の外面は低温であるととも
に、ケーシング12内における透明容器32の表面は光
源としての照明装置17の熱によって高温となるにもか
かわらず、窓14だけを設けた場合に比べてその温度勾
配が小さくなる。
【0019】ケーシング12の内部への組み付けを行う
際には、上述のようにこのケーシング12の内部にでき
るだけ水分が残らないようにする対策をとることが必要
であるが、その際に5%RH程度の多少の水分が残って
しまっても、透明容器32の部分は温度勾配が小さくな
るため、その表面には結露にもとづくくもりが発生しに
くく、このためカメラ16による画像が不鮮明になるこ
とを効果的に防止できる。
【0020】なお本発明において、水準器31は、上記
の構成に限定されるものではなく、透明容器32の内部
に球状のおもりを入れたものなど、他の構成を採用する
こともできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によると、透明な窓
を備えるとともに管内の水中で推進されるケーシングの
内部に、前記窓を通して管内におけるケーシング外の被
写体を観察するためのカメラと、このカメラでの撮影の
ために前記窓を通してケーシング外の被写体を照らす光
源とを備え、前記窓とカメラとの間に、このカメラによ
り撮影されてその画像中に被写体と一緒に映し出される
ことで、この被写体の上下左右の方向を表示する水準器
を設け、この水準器を、重力の作用により上下方向を指
示する手段が透明容器の内部に設けられた構成とし、前
記透明容器を窓に密着状態で取り付けたため、この窓と
透明容器との合計の厚さが、窓だけの厚さに比べて大き
くなり、すると、窓の外面は低温であるとともに、ケー
シング内における透明容器の表面は光源の熱によって高
温となるにもかかわらず、窓だけを設けた場合に比べて
その温度勾配が小さくなり、したがって結露にもとづく
くもりが発生しにくく、このためカメラによる画像が不
鮮明になることを効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の管内検査装置の断面図で
ある。
【図2】図1における要部を拡大して示す図である。
【図3】図2に示す部分の斜視図である。
【図4】従来の管内検査装置の断面図である。
【図5】図4における水準器の詳細図である。
【図6】図4の管内検査装置による検査画像の一例を示
す図である。
【符号の説明】
12 ケーシング 14 窓 16 カラーテレビカメラ 17 照明装置 31 水準器 32 透明容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01B 11/30 G01B 11/30 H (72)発明者 池田 一繁 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 泉野 有司 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ電子技術センター内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA60 BB08 DD13 DD17 FF04 FF65 GG13 JJ03 JJ26 PP26 2G051 AA82 AB20 BA00 CA03 CA04 FA10 2H040 AA02 BA14 BA23 CA03 GA02 5C022 AA02 AB15 AC61 AC65 AC78 5C054 AA01 CA04 CC02 CD00 CD01 CE04 CF06 EA01 EA05 HA05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な窓を備えるとともに管内の水中で
    推進されるケーシングの内部に、前記窓を通して管内に
    おけるケーシング外の被写体を観察するためのカメラ
    と、このカメラでの撮影のために前記窓を通してケーシ
    ング外の被写体を照らす光源とを備え、前記窓とカメラ
    との間に、このカメラにより撮影されてその画像中に被
    写体と一緒に映し出されることで、この被写体の上下左
    右の方向を表示する水準器を設け、この水準器を、重力
    の作用により上下方向を指示する手段が透明容器の内部
    に設けられた構成とし、前記透明容器を窓に密着状態で
    取り付けたことを特徴とする管内検査装置。
JP2000139267A 2000-05-12 2000-05-12 管内検査装置 Withdrawn JP2001318322A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113014889A (zh) * 2021-03-17 2021-06-22 山东通维信息工程有限公司 一种用于停车场巡检的设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113014889A (zh) * 2021-03-17 2021-06-22 山东通维信息工程有限公司 一种用于停车场巡检的设备
CN113014889B (zh) * 2021-03-17 2021-11-09 山东通维信息工程有限公司 一种用于停车场巡检的设备

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