JP2001317378A - ガスタービン発電装置 - Google Patents
ガスタービン発電装置Info
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- JP2001317378A JP2001317378A JP2000130773A JP2000130773A JP2001317378A JP 2001317378 A JP2001317378 A JP 2001317378A JP 2000130773 A JP2000130773 A JP 2000130773A JP 2000130773 A JP2000130773 A JP 2000130773A JP 2001317378 A JP2001317378 A JP 2001317378A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃熱等を利用して製造される蒸気を高効率に
利用することができるガスタービン発電装置を提供する
こと。 【解決手段】 本発明のガスタービン発電装置10は、
回転軸11aを有する空気圧縮機11と、燃料ガス圧縮
機12と、空気圧縮機11及び燃料ガス圧縮機12に接
続された燃焼器13と、を備えている。燃焼器13に
は、空気圧縮機11と同軸上の位置関係に配置された回
転軸14aを有するガスタービン14が接続されてい
る。空気圧縮機11の回転軸11aとガスタービン14
の回転軸14aとは、それぞれ回転数変換装置16に接
続されている。ガスタービン14には発電機23が接続
されている。燃料ガス圧縮機12は、空気圧縮機11の
回転数に対して独立に作動されるようになっている。
利用することができるガスタービン発電装置を提供する
こと。 【解決手段】 本発明のガスタービン発電装置10は、
回転軸11aを有する空気圧縮機11と、燃料ガス圧縮
機12と、空気圧縮機11及び燃料ガス圧縮機12に接
続された燃焼器13と、を備えている。燃焼器13に
は、空気圧縮機11と同軸上の位置関係に配置された回
転軸14aを有するガスタービン14が接続されてい
る。空気圧縮機11の回転軸11aとガスタービン14
の回転軸14aとは、それぞれ回転数変換装置16に接
続されている。ガスタービン14には発電機23が接続
されている。燃料ガス圧縮機12は、空気圧縮機11の
回転数に対して独立に作動されるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン発電
装置に係り、とりわけ、廃熱等を利用して製造される蒸
気を高効率に利用することができるガスタービン発電装
置に関する。
装置に係り、とりわけ、廃熱等を利用して製造される蒸
気を高効率に利用することができるガスタービン発電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービン発電装置の一例が、
特開平10−159586号公報に記載されている。同
公報に記載されたガスタービン発電装置の概略を、図2
に示す。
特開平10−159586号公報に記載されている。同
公報に記載されたガスタービン発電装置の概略を、図2
に示す。
【0003】図2に示すガスタービン発電装置50は、
回転軸51aを有する空気圧縮機51と、回転軸52a
を有する燃料ガス圧縮機52と、空気圧縮機51及び燃
料ガス圧縮機52に接続された燃焼器53と、を備えて
いる。空気圧縮機51の回転軸51aと燃料ガス圧縮機
52の回転軸52aとは、同軸上の位置関係に配置され
ている。
回転軸51aを有する空気圧縮機51と、回転軸52a
を有する燃料ガス圧縮機52と、空気圧縮機51及び燃
料ガス圧縮機52に接続された燃焼器53と、を備えて
いる。空気圧縮機51の回転軸51aと燃料ガス圧縮機
52の回転軸52aとは、同軸上の位置関係に配置され
ている。
【0004】燃焼器53には、空気圧縮機51の回転軸
51a及び燃料ガス圧縮機52の回転軸52aと同軸上
の位置関係に配置された回転軸54aを有するガスター
ビン54が接続されている。
51a及び燃料ガス圧縮機52の回転軸52aと同軸上
の位置関係に配置された回転軸54aを有するガスター
ビン54が接続されている。
【0005】空気圧縮機51の回転軸51aとガスター
ビン54の回転軸54aとは、それぞれカップリング5
5を介して回転数変換装置56に接続されている。一
方、空気圧縮機51の回転軸51aと燃料ガス圧縮機5
2の回転軸52aとは、直接的に接続されている。
ビン54の回転軸54aとは、それぞれカップリング5
5を介して回転数変換装置56に接続されている。一
方、空気圧縮機51の回転軸51aと燃料ガス圧縮機5
2の回転軸52aとは、直接的に接続されている。
【0006】このような構成により、燃料ガス圧縮機5
2及び空気圧縮機51の回転数は、回転数変換装置56
によって、ガスタービン53の回転数に対して可変に制
御され得るようになっている。
2及び空気圧縮機51の回転数は、回転数変換装置56
によって、ガスタービン53の回転数に対して可変に制
御され得るようになっている。
【0007】燃料ガス圧縮機52は、燃料ガス吸い込み
ベーン58を介して、燃料ガスホルダー57に接続され
ている。また、燃料ガス圧縮機52から燃焼器53に至
る途中から、燃料ガスホルダー57と燃料ガス吸い込み
ベーン58との間にまで、還元ベーン59aを有する分
岐管59が配置されている。
ベーン58を介して、燃料ガスホルダー57に接続され
ている。また、燃料ガス圧縮機52から燃焼器53に至
る途中から、燃料ガスホルダー57と燃料ガス吸い込み
ベーン58との間にまで、還元ベーン59aを有する分
岐管59が配置されている。
【0008】また、空気圧縮機51は、空気吸い込みベ
ーン60を介して、外界(大気)に接続されている。そ
の他、ガスタービン54の回転軸54aには、発電機6
1が接続されている。
ーン60を介して、外界(大気)に接続されている。そ
の他、ガスタービン54の回転軸54aには、発電機6
1が接続されている。
【0009】以上のような構成からなる従来のガスター
ビン発電装装置50は、以下のように作用する。
ビン発電装装置50は、以下のように作用する。
【0010】燃料ガスは、燃料ガスホルダー57から、
燃料ガス吸い込みベーン58によってガス流量を調整さ
れつつ、燃料ガス圧縮機52に送られて圧縮される。圧
縮された燃料ガスは、燃焼器53に送られる。
燃料ガス吸い込みベーン58によってガス流量を調整さ
れつつ、燃料ガス圧縮機52に送られて圧縮される。圧
縮された燃料ガスは、燃焼器53に送られる。
【0011】一方、空気は、空気吸い込みベーン60に
よって流量を調整されつつ、空気圧縮機51に送られて
圧縮される。圧縮された空気は、燃焼器53に送られ
る。
よって流量を調整されつつ、空気圧縮機51に送られて
圧縮される。圧縮された空気は、燃焼器53に送られ
る。
【0012】燃焼器53に送られた圧縮燃料ガスと圧縮
空気とは、燃焼器53内で反応し、燃焼ガスとなってガ
スタービン54に送られ、ガスタービンを駆動する。こ
の時のガスタービンの回転エネルギーが、回転軸54a
を介して発電機61に伝達され、電気エネルギーとして
取出される。
空気とは、燃焼器53内で反応し、燃焼ガスとなってガ
スタービン54に送られ、ガスタービンを駆動する。こ
の時のガスタービンの回転エネルギーが、回転軸54a
を介して発電機61に伝達され、電気エネルギーとして
取出される。
【0013】ここで、ガスタービン発電装置50を部分
負荷運転する場合、ガスタービン54に必要な燃料ガス
量及び空気量が減少する。従って、ガスタービン54の
回転数はそのままで、空気圧縮機51及び燃料ガス圧縮
機552の回転数を減少させることが好ましい(燃料ガ
ス圧縮機52及び空気圧縮機51の回転数は、回転数変
換装置56によって、ガスタービン53の回転数に対し
て可変に制御され得るようになっている)。これによ
り、部分負荷運転時の熱効率を向上させることができ
る。
負荷運転する場合、ガスタービン54に必要な燃料ガス
量及び空気量が減少する。従って、ガスタービン54の
回転数はそのままで、空気圧縮機51及び燃料ガス圧縮
機552の回転数を減少させることが好ましい(燃料ガ
ス圧縮機52及び空気圧縮機51の回転数は、回転数変
換装置56によって、ガスタービン53の回転数に対し
て可変に制御され得るようになっている)。これによ
り、部分負荷運転時の熱効率を向上させることができ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来のガスタービン発電装置50では、以下のよ
うな問題があった。
ような従来のガスタービン発電装置50では、以下のよ
うな問題があった。
【0015】例えば、ゴミ焼却熱などの廃熱を利用して
製造される多量の蒸気をガスタービン発電装置50の燃
焼器53に導入して発電効率を向上させる場合、ガスタ
ービン54の設計流量を維持すると共に空気圧縮機51
のサージを防止するため、空気流量を減少させる必要が
ある。しかし、この時、燃料ガスは、ガスタービン54
の入口温度を維持するために、その流量を減少させるこ
とが不適な場合がある。空気流量と燃料ガス流量とを同
時に増減させる前記のガスタービン発電装置50では、
そのような場合に対応することが不可能である。
製造される多量の蒸気をガスタービン発電装置50の燃
焼器53に導入して発電効率を向上させる場合、ガスタ
ービン54の設計流量を維持すると共に空気圧縮機51
のサージを防止するため、空気流量を減少させる必要が
ある。しかし、この時、燃料ガスは、ガスタービン54
の入口温度を維持するために、その流量を減少させるこ
とが不適な場合がある。空気流量と燃料ガス流量とを同
時に増減させる前記のガスタービン発電装置50では、
そのような場合に対応することが不可能である。
【0016】また、一般に、ガスタービン及び空気圧縮
機は高速(1万回転以上)で回転するのに対し、燃料ガ
ス圧縮機はそれ程に高速回転させる必要がないため、例
えば周波数変換器を各系統に接続するようなガスタービ
ン発電装置では、効率が良くない。
機は高速(1万回転以上)で回転するのに対し、燃料ガ
ス圧縮機はそれ程に高速回転させる必要がないため、例
えば周波数変換器を各系統に接続するようなガスタービ
ン発電装置では、効率が良くない。
【0017】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、廃熱等を利用して製造される蒸気を高効
率に利用することができるガスタービン発電装置を提供
することを目的とする。
たものであり、廃熱等を利用して製造される蒸気を高効
率に利用することができるガスタービン発電装置を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸を有す
る空気圧縮機と、燃料ガス圧縮機と、空気圧縮機及び燃
料ガス圧縮機に接続された燃焼器と、燃焼器に接続され
ると共に、空気圧縮機と同軸上の位置関係に配置された
回転軸を有するガスタービンと、空気圧縮機の回転軸と
ガスタービンの回転軸とにそれぞれ接続された回転数変
換装置と、ガスタービンに接続された発電機と、を備
え、燃料ガス圧縮機は、空気圧縮機の回転数に対して独
立に作動されるようになっていることを特徴とするガス
タービン発電装置である。
る空気圧縮機と、燃料ガス圧縮機と、空気圧縮機及び燃
料ガス圧縮機に接続された燃焼器と、燃焼器に接続され
ると共に、空気圧縮機と同軸上の位置関係に配置された
回転軸を有するガスタービンと、空気圧縮機の回転軸と
ガスタービンの回転軸とにそれぞれ接続された回転数変
換装置と、ガスタービンに接続された発電機と、を備
え、燃料ガス圧縮機は、空気圧縮機の回転数に対して独
立に作動されるようになっていることを特徴とするガス
タービン発電装置である。
【0019】本発明によれば、燃料ガス圧縮機が、空気
圧縮機の回転数に対して独立に作動されるようになって
いるため、例えば多量の蒸気を燃焼器に導入するような
場合において、極めて高効率な発電が可能である。
圧縮機の回転数に対して独立に作動されるようになって
いるため、例えば多量の蒸気を燃焼器に導入するような
場合において、極めて高効率な発電が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態によるガス
タービン発電装置を示す構成概略図である。図1に示す
ように、本発明の一実施の形態のガスタービン発電装置
10は、回転軸11aを有する空気圧縮機11と、回転
軸12aを有する燃料ガス圧縮機12と、空気圧縮機1
1及び燃料ガス圧縮機12に接続された燃焼器13と、
を備えている。本実施の形態では、空気圧縮機11の回
転軸11aと燃料ガス圧縮機12の回転軸12aとは、
同軸上の位置関係に配置されているが、必ずしもその必
要はない。
タービン発電装置を示す構成概略図である。図1に示す
ように、本発明の一実施の形態のガスタービン発電装置
10は、回転軸11aを有する空気圧縮機11と、回転
軸12aを有する燃料ガス圧縮機12と、空気圧縮機1
1及び燃料ガス圧縮機12に接続された燃焼器13と、
を備えている。本実施の形態では、空気圧縮機11の回
転軸11aと燃料ガス圧縮機12の回転軸12aとは、
同軸上の位置関係に配置されているが、必ずしもその必
要はない。
【0022】燃焼器13には、空気圧縮機11の回転軸
11aと同軸上の位置関係に配置された回転軸14aを
有するガスタービン14が接続されている。
11aと同軸上の位置関係に配置された回転軸14aを
有するガスタービン14が接続されている。
【0023】空気圧縮機11の回転軸11aとガスター
ビン14の回転軸14aとは、それぞれカップリング1
5を介して回転数変換装置16に接続されている。この
ような構成により、空気圧縮機11の回転数は、ガスタ
ービン14の回転数に対して可変に制御され得るように
なっている。
ビン14の回転軸14aとは、それぞれカップリング1
5を介して回転数変換装置16に接続されている。この
ような構成により、空気圧縮機11の回転数は、ガスタ
ービン14の回転数に対して可変に制御され得るように
なっている。
【0024】燃料ガス圧縮機12は、燃料ガス吸い込み
ベーン18を介して、燃料ガスホルダー17に接続され
ている。燃料ガスとしては、例えば都市ガスが利用され
得る。この場合、燃料ガスの流量調整弁19aが、燃料
ガス圧縮機12から燃焼器13に至る途中に設けられい
る。
ベーン18を介して、燃料ガスホルダー17に接続され
ている。燃料ガスとしては、例えば都市ガスが利用され
得る。この場合、燃料ガスの流量調整弁19aが、燃料
ガス圧縮機12から燃焼器13に至る途中に設けられい
る。
【0025】また、空気圧縮機11は、空気吸い込みベ
ーン20を介して、外界(大気)に接続されている。こ
の場合、空気圧縮機11から燃焼器13に至る途中に、
ガスタービン14からの排気ガスと熱交換するための再
生器21が設けられている。
ーン20を介して、外界(大気)に接続されている。こ
の場合、空気圧縮機11から燃焼器13に至る途中に、
ガスタービン14からの排気ガスと熱交換するための再
生器21が設けられている。
【0026】また、燃焼器13には、ゴミ焼却等の廃熱
を利用する蒸気製造装置22が接続されており、多量の
蒸気が燃焼器13に導入され得るようになっている。
を利用する蒸気製造装置22が接続されており、多量の
蒸気が燃焼器13に導入され得るようになっている。
【0027】その他、ガスタービン14の回転軸14a
には、発電機23が接続されている。発電機23には、
周波数変換装置24が接続されている。周波数変換装置
24には、電力系統(図示せず)が接続されている。
には、発電機23が接続されている。発電機23には、
周波数変換装置24が接続されている。周波数変換装置
24には、電力系統(図示せず)が接続されている。
【0028】以上のような構成からなる本実施の形態の
ガスタービン発電装装置10は、以下のように作用す
る。
ガスタービン発電装装置10は、以下のように作用す
る。
【0029】燃料ガスは、燃料ガスホルダー17から、
燃料ガス吸い込みベーン18によってガス流量を調整さ
れつつ、燃料ガス圧縮機12に送られて圧縮される。圧
縮された燃料ガスは、燃焼器13に送られる。
燃料ガス吸い込みベーン18によってガス流量を調整さ
れつつ、燃料ガス圧縮機12に送られて圧縮される。圧
縮された燃料ガスは、燃焼器13に送られる。
【0030】一方、酸化剤である空気は、空気吸い込み
ベーン20によって流量を調整されつつ、空気圧縮機1
1に送られて圧縮される。圧縮された空気は、再生器2
1によってガスタービン14からの排気ガスと熱交換を
行った後、燃焼器13に送られる。
ベーン20によって流量を調整されつつ、空気圧縮機1
1に送られて圧縮される。圧縮された空気は、再生器2
1によってガスタービン14からの排気ガスと熱交換を
行った後、燃焼器13に送られる。
【0031】燃焼器13に送られた圧縮燃料ガスと圧縮
空気とは、燃焼器13内で反応し、燃焼ガスとなってガ
スタービン14に送られ、ガスタービン14を駆動す
る。この時のガスタービン14の回転エネルギーが、回
転軸14aを介して発電機23に伝達され、周波数変換
装置24を介して電気エネルギーとして取出される。
空気とは、燃焼器13内で反応し、燃焼ガスとなってガ
スタービン14に送られ、ガスタービン14を駆動す
る。この時のガスタービン14の回転エネルギーが、回
転軸14aを介して発電機23に伝達され、周波数変換
装置24を介して電気エネルギーとして取出される。
【0032】ガスタービン14からの排気ガスの熱エネ
ルギーは、再生器21にて、圧縮空気の加熱のために利
用される。
ルギーは、再生器21にて、圧縮空気の加熱のために利
用される。
【0033】ここで、ガスタービン発電装置10を部分
負荷運転する場合、ガスタービン14に必要な燃料ガス
量及び空気量が減少する。本実施の形態では、空気圧縮
機11の回転数は、回転数変換装置16によって、ガス
タービン14の回転数に対して可変に制御され、燃料ガ
ス圧縮機12は、ガスタービン14とは無関係に作動さ
れ得る。従って、ガスタービンの回転数はそのままで、
空気圧縮機11及び燃料ガス圧縮機12の回転数を適宜
に減少させることができる。これにより、部分負荷運転
時の熱効率を向上させることができる。
負荷運転する場合、ガスタービン14に必要な燃料ガス
量及び空気量が減少する。本実施の形態では、空気圧縮
機11の回転数は、回転数変換装置16によって、ガス
タービン14の回転数に対して可変に制御され、燃料ガ
ス圧縮機12は、ガスタービン14とは無関係に作動さ
れ得る。従って、ガスタービンの回転数はそのままで、
空気圧縮機11及び燃料ガス圧縮機12の回転数を適宜
に減少させることができる。これにより、部分負荷運転
時の熱効率を向上させることができる。
【0034】また、蒸気製造装置22からの蒸気が燃焼
器13に導入される場合であって、蒸気の流入によりガ
スタービン14の通過流量が増加して、タービンの設計
流量を大きく上回る可能性がある場合、空気流量を減少
させる必要がある。本実施の形態では、空気吸い込みベ
ーン20の開度調整に加えて、空気圧縮機11の回転軸
11aの回転数を減少させることによって、タービンを
通過する空気流量を所望の流量に調整可能である。これ
により、空気圧縮機11のサージを防止することができ
る。
器13に導入される場合であって、蒸気の流入によりガ
スタービン14の通過流量が増加して、タービンの設計
流量を大きく上回る可能性がある場合、空気流量を減少
させる必要がある。本実施の形態では、空気吸い込みベ
ーン20の開度調整に加えて、空気圧縮機11の回転軸
11aの回転数を減少させることによって、タービンを
通過する空気流量を所望の流量に調整可能である。これ
により、空気圧縮機11のサージを防止することができ
る。
【0035】この時、燃料ガスは、ガスタービン入口温
度またはガスタービン出口温度を所定の温度に維持する
ように導入される。従って、流入する蒸気の温度によっ
ては、燃料ガス流量が増加することも減少することもあ
り得る。このため、この場合、燃料ガス圧縮機12は一
定の回転数での運転を行って、流量調整弁19aの開閉
によって燃料ガス流量を調整する。これにより、適切な
燃料ガス流量を常に燃焼器13に供給することができ、
ガスタービン14による高効率な発電を維持することが
できる。
度またはガスタービン出口温度を所定の温度に維持する
ように導入される。従って、流入する蒸気の温度によっ
ては、燃料ガス流量が増加することも減少することもあ
り得る。このため、この場合、燃料ガス圧縮機12は一
定の回転数での運転を行って、流量調整弁19aの開閉
によって燃料ガス流量を調整する。これにより、適切な
燃料ガス流量を常に燃焼器13に供給することができ、
ガスタービン14による高効率な発電を維持することが
できる。
【0036】なお、本実施の形態において、燃料器13
に導入される蒸気は、ゴミ焼却等の廃熱を利用して製造
される蒸気に限定されない。例えば、ガスタービン14
の排気通路の再生器21の下流に排熱回収ボイラを設置
して、これを用いて製造した蒸気を導入するようにして
もよい。
に導入される蒸気は、ゴミ焼却等の廃熱を利用して製造
される蒸気に限定されない。例えば、ガスタービン14
の排気通路の再生器21の下流に排熱回収ボイラを設置
して、これを用いて製造した蒸気を導入するようにして
もよい。
【0037】また、空気吸い込みベーン20は、空気圧
縮機11のタイプに応じて、空気圧縮機11の入口に設
置するのが困難である時には、空気圧縮機11の出口に
設置したり、あるいは、設置を省略してもよい。
縮機11のタイプに応じて、空気圧縮機11の入口に設
置するのが困難である時には、空気圧縮機11の出口に
設置したり、あるいは、設置を省略してもよい。
【0038】回転数変換装置16は、例えば、トルクコ
ンバータや、クラッチ及びギアを有するトランスミッシ
ョンなどを用いることができる。これらにより、例え
ば、ガスタービン14と空気圧縮機11との回転数の比
率を予め設定した比率で変化させることにより、定常運
転時の回転数変換による損失を低減することができる。
ンバータや、クラッチ及びギアを有するトランスミッシ
ョンなどを用いることができる。これらにより、例え
ば、ガスタービン14と空気圧縮機11との回転数の比
率を予め設定した比率で変化させることにより、定常運
転時の回転数変換による損失を低減することができる。
【0039】以上のように、本実施の形態によれば、燃
焼器13に蒸気を導入する際に、燃料ガス流量と空気流
量とをそれぞれ独立に制御することができるため、ガス
タービン14の流量を所定の範囲内に維持すると共に、
高効率な発電を維持することができる。
焼器13に蒸気を導入する際に、燃料ガス流量と空気流
量とをそれぞれ独立に制御することができるため、ガス
タービン14の流量を所定の範囲内に維持すると共に、
高効率な発電を維持することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、燃料ガス圧縮機が、空
気圧縮機の回転数に対して独立に作動されるようになっ
ているため、例えば多量の蒸気を燃焼器に導入するよう
な場合において、極めて高効率な発電が可能である。
気圧縮機の回転数に対して独立に作動されるようになっ
ているため、例えば多量の蒸気を燃焼器に導入するよう
な場合において、極めて高効率な発電が可能である。
【図1】本発明の一実施の形態によるガスタービン発電
装置を示す構成概略図。
装置を示す構成概略図。
【図2】従来のガスタービン発電装置を示す構成概略
図。
図。
10 ガスタービン発電装置 11 空気圧縮機 11a 回転数 12 燃料ガス圧縮機 12a 回転数 13 燃焼器 14 ガスタービン 14a 回転軸 15 カップリング 16 回転数変換装置 17 燃料ガスホルダー 18 燃料ガス吸い込みベーン 19a 流量調整弁 20 空気吸い込みベーン 21 再生器 22 蒸気製造装置 23 発電機 24 周波数変換装置
Claims (5)
- 【請求項1】回転軸を有する空気圧縮機と、 燃料ガス圧縮機と、 空気圧縮機及び燃料ガス圧縮機に接続された燃焼器と、 燃焼器に接続されると共に、空気圧縮機と同軸上の位置
関係に配置された回転軸を有するガスタービンと、 空気圧縮機の回転軸とガスタービンの回転軸とにそれぞ
れ接続された回転数変換装置と、 ガスタービンに接続された発電機と、を備え、 燃料ガス圧縮機は、空気圧縮機の回転数に対して独立に
作動されるようになっていることを特徴とするガスター
ビン発電装置。 - 【請求項2】空気圧縮機の回転数は、回転数変換装置に
よって、ガスタービンの回転数に対して可変に制御され
るようになっていることを特徴とする請求項1に記載の
ガスタービン発電装置。 - 【請求項3】回転数変換装置は、トルクコンバータであ
ることを特徴とする請求項1または2に記載のガスター
ビン発電装置。 - 【請求項4】回転数変換装置は、クラッチ及びギアから
なるトランスミッションであることを特徴とする請求項
1または2に記載のガスタービン発電装置。 - 【請求項5】発電機には、周波数変換装置が接続されて
いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
のガスタービン発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000130773A JP2001317378A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | ガスタービン発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000130773A JP2001317378A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | ガスタービン発電装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000130773A patent/JP2001317378A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008540983A (ja) * | 2005-04-30 | 2008-11-20 | ▲鴻▼元 ▲張▼ | 飛翔体用空気圧縮型エンジン |
US7980058B2 (en) | 2005-04-30 | 2011-07-19 | Stanley Chang | Air compression type engine for aviation |
JP4870750B2 (ja) * | 2005-04-30 | 2012-02-08 | ▲鴻▼元 ▲張▼ | 飛翔体用空気圧縮型エンジン |
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